獣人世界大戦⑤〜空を制する者
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「お疲れ様ですの。皆様、次はお空での戦いになりますの!」
集まってくれた猟兵達に向けてエミーリア・アーベントロート(|毒吐き淑女《Poison Lady》・f35788)が今回の戦場について説明してくれた。
イタリア半島。現在はゾルダートグラードの勢力下にあり、この戦争となって更にその苛烈さは増していた。
地上も空も四六時中砲撃の音を響かせて、数多の命が散っていくが……それも国を護るためのこと。
中でも多くの飛行機乗りの獣人達が瓦礫の中から反旗を翻し、ゾルダートグラード空軍への根強い反抗を続けているそうだ。
現在、空戦は拮抗状態。少しでも別の力が加われば、一気に形勢逆転出来るかもしれないとエミーリアは言う。
「航空レジスタンスの皆さんは持てる力を尽くし、ゾルダートグラード軍への反抗しています。これに皆さんが力を貸すことで、一気に形勢逆転に持っていけると思うですの!」
ゾルダートグラードの勢力を低減させるには、この空戦を制する必要がある。
そのために飛行機乗りの獣人達と連携を取り共に敵軍の制空戦闘機の集団を落として行かなければならない。
飛行機乗りの獣人達は皆、卓越した技術の持ち主。故に飛行能力を持たなかったり、キャバリア等の機体を持たない者に対しては己の機体を足場にしてくれるそうだ。
「制空飛行機はかなりの数ですの。なので、すぐにでも迎撃開始ですのー!」
ガンガン行こうぜ! というようにガッツポーズをするエミーリア。
飛行機乗りの獣人達と共に、ゾルダートグラードを押し返そう。
御影イズミ
閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
獣人戦線ってことで欲叫びます。
猫の獣人まだああああああぁぁぁぁぁ!!!???(6回目)
初めての方はMSページを読んで頂ければと思います。
またMS自身は過去作未履修なため、過去作に関するネタが出た場合はプレイングを流させていただきます。
この点についてはご了承くださいませ。
●採用について
「シナリオの成功数に到達する🔵の確保が確定した時点」で締め切ります。
現時点では全員採用を目標にしていますが、戦線ルールが発生しているためタイミングによっては採用されない可能性もあります。
ただし、人数や内容によっては採用の確約が出来ません。
また採用が難しいと判断したプレイングはお返し致しますのでご了承ください。
●場所:イタリア半島上空
高高度での戦いになります。
基本的に空の上での戦いになりますが、空で戦えない方は後述のプレイングボーナスを利用することで足場を作る事が可能になります。
キャバリア・飛行共に有効です。
●プレイングボーナス:飛行機乗り達と協力し、空中戦で戦う。
飛行機乗りの獣人達は戦闘機に乗って共に戦ってくれます。
彼らは運転技術に自信があり、伝えれば足場として隊列を組むことも可能です。
その他、機関銃による援護も行ってくれます。
皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
第1章 集団戦
『制空戦闘機』
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POW : ワンショット・ワンキル
【機銃弾】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD : ダイブアンドズーム
敵より【高い高度、または良好な速力を有する】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。
WIZ : 編隊空中戦闘
【同じ目的を持つ僚機】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[同じ目的を持つ僚機]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
イラスト:滄。
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
風吹・香織
アドリブ連携歓迎
へぇ、空中戦ね。そりゃ戦闘機乗りとして出ないわけにはいかない。
いくよ、|P-38 ライトニング《相棒》!
UCを発動。あっちは単発機だが、こっちは双発機、この利点を活かそうじゃないか。
まずは敵より高高度を取って、シンプルに上から機関銃と機関砲で攻撃を仕掛ける。
この一撃離脱を繰り返したいところだが、そうは許してくれないだろうね。
おそらく高高度の取り合いになるだろう。こっちの方が出力は上だから抜かれないが、さりとて攻撃にも移れない。ひたすら上を取り合う羽目になる。
逆に言うと、低高度から見れば敵は尻を向けている状態だ。
「今だよ、友軍のみんな」
低高度から強襲してもらおう。
●機体の利点を活かせ!
「空中戦か。それなら、戦闘機乗りとして出ないわけには行かないね。相棒、行くよ!」
P-38 ライトニングに乗り込み、上空の戦場へと向かった風吹・香織(怠惰な「双胴の悪魔」乗り・f39889)。郵便配達の仕事を終えた彼女はすぐさま舵を取り、大勢の飛行機乗り達が戦う現場へと直行。いくつもの戦闘機が入り乱れる場を大きく円を描くように飛んでいた。
「相手の機体は……単発機か。それなら、少しだけ無理を言うよ相棒!」
舵を切りながらユーベルコード『アルティテュード・アドバンテージ』を発動。制空戦闘機が動きを緩やかに変えたその瞬間、急上昇していくP-38 ライトニング。エンジン音が高鳴って香織共々上空へと走ると、香織の指示に従って機関銃を連射。
敵よりも高高度を維持していれば機関銃の精度も格段に上がっていくこのユーベルコード。敵が多数存在する場合、目標が幾つも並んでくれるため狙いやすさは段違いだ。
「っ! まっずい!」
だが敵も黙って低高度を選ぶわけがない。香織が打ち込んだ機関銃の嵐を抜けた一部の制空戦闘機はすぐさま陣形を組み、能力強化。簡単には退かない鉄壁を作り出してカウンターの機関銃を放ってくる。
統率があればあるほど能力が強化されるようで、制空戦闘機は一致団結した状態で香織よりも上を取ろうと動き回っていた。
「……だけど、私の相棒ばかりに目を向けてていいのかな?」
ニヤリと笑みを浮かべ、P-38 ライトニングをより高く移動させ続けていく香織。
制空戦闘機のほとんどが自分に対して注目しており、他の飛行機乗り達の動きから視線を外してしまっている。
それはつまり、視界の外からの攻撃には――……。
「今だよ、友軍のみんな!」
通信機を仲間達に繋げ、一斉射撃を促した香織。彼女と飛行機乗り達の間に挟まれた制空飛行機は瞬く間に低高度からの攻撃に貫かれ、一瞬にしていくつもの穴を開けて落ちていく。
中でも動力源を貫かれた制空飛行機は浮力すらも失い、そのまま地上へと落ちていくのが伺える。
「よし、この調子でガンガン倒していこう!」
墜落を確認した香織はそのまま、次の制空飛行機めがけて舵を切る。
この空を護るのは、誰よりも自分達だと告げるように。
大成功
🔵🔵🔵
ニクロム・チタノ
みんな力の限り反抗しているならボクが戦わないわけにはいかない
反抗の空を
反抗の翼があればボクも空中戦は可能だよ、戦闘機乗りのみんなよろしくね
機銃で攻撃して来たね、だけど護りの蒼焔を纏って防御するよ
蒼焔は反抗の意志を持つ者達全てを護る、仲間の戦闘機も蒼焔が防御しているから機銃の弾程度簡単に熔解して防いでしまうよ
体勢を立て直す前に超重力領域を敵の側に展開して動きを封じるよ
空中で強力な重力が掛かった状態じゃあまともに戦闘機を操縦できないでしょ
みんな今だよ、飛ぶのにも苦労している敵戦闘機にガンガン攻撃を仕掛けて行こう!
この世界の空に反抗の解放を
●この空を護るという反抗の意志を
「……皆が力の限り反抗しているなら、ボクが戦わないわけにはいかない。――反抗の空を!」
ユーベルコード『反抗の意志を翼に変えて』を使い、反抗の翼を広げて空を舞うはニクロム・チタノ(反抗者・f32208)。共に戦う飛行機乗り達に向けて味方であることを示しつつ、共に戦おうと誓う。
最初は怪訝な顔をされたが、敵である制空戦闘機がニクロムを狙っていることからすぐさま味方だと判断。彼らもニクロムに協力する流れになった。
空を制するためには、何をすれば良いのか。制空戦闘機は知っている。
翼を撃ち、パイロットを撃ち、行動を起こされる前に落とせば良い。故に制空戦闘機は連続して機銃弾で飛行機乗り達を狙い、各個撃破で隊列を崩そうとしていた。
「させない」
だがそれを阻むのは、蒼い焔を操るニクロム。守護のために展開した蒼焔は飛行機乗り達の飛行機を包み込み、制空戦闘機の視界から外される。放った銃弾も狙った通りの位置には当たらずに、虚空を貫いて落ちていく。
更にニクロムは超重力領域を操り、制空戦闘機の動きを鈍らせていく。上空へと移動しようものなら超重力がそれを阻み、無理に動こうとすれば機体を真っ二つにへし折って使えなくさせて。
空で抵抗するならば、まずはこの超重力を超えてみろと言わんばかりの圧を降り注がせていた。
「みんな、今だよ」
超重力で足止めをする間、ある調節をかけていたニクロム。
それは仲間である飛行機乗り達の戦闘機を超重力から除外し、身動きが取れるようにする調整。
飛ぶことに苦労するのは敵の制空戦闘機だけでいい。空を護るために戦う者達には、反抗の意志と共に剣を振るって欲しいからと。
動きが鈍っている制空戦闘機めがけ、飛行機乗り達はそれぞれ機関銃を連射。機体の心臓部とも呼べる機構を全て穴だらけにして動きを停止させ、更に超重力で押しつぶしていった。
どんなに拮抗しようと、そこに反抗の意志があるのならいつだって駆けつける。
それが、|反抗者《彼女》。
大成功
🔵🔵🔵
夜刀神・鏡介
抵抗勢力って事はゾルダートグラードに比べて装備や補給が万全とは言えないだろうに
それでも拮抗状態とは、彼らの実力は相当なものがあるな
神刀の封印を解除して、神気によって身体能力を強化。
戦闘機を足場にする形で高空へ
敵の機銃は斬撃波で叩き落としつつタイミングを図り。敵機と接近するタイミングで、並んだ味方機体を足場に助走して跳躍
敵機に飛び移ったら、直接一撃を食らわせて叩き落としてやろう
その後はまた味方機に戻って、再度敵機へ飛び移るのを繰り返す
移動は先と同様にジャンプで飛び移るか、上から飛び降りて飛び乗る形にするか
神脚【無依】によって空中で再度のジャンプも含めれば、ある程度の無茶は可能だな
●その足で空を駆け抜けろ!
「抵抗勢力……か」
ある戦闘機の翼に転移し、そのまま飛行機乗り達と共闘することになった夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)。拮抗状態の現在、彼らはゾルダートグラードよりも装備や補給が万全ではない状態だと言えるはずなのに、そこまで持って行けているのは彼らの実力あってのものだと実感する。
制空戦闘機がこちらに銃を向ければ、間髪入れず銃の軌道を読み切って急上昇と急降下を使い分け、うまく弾丸を避けていく。鏡介を乗せていたとしても、回避行動の際には別の機体が彼を拾う形で移動してくるため、鏡介自身にも被害は無く。
「これなら、上手く乗り継いでいけば敵機を落とせそうだな」
神刀【無仭】の封印を解き、身体能力を向上させた鏡介は味方の戦闘機を足場にして次々に空を乗り継いでいく。
飛行機乗り達も鏡介が次にどの敵を狙っているか瞬時に判断を下せているようで、上手く足場になるように一定の距離を保ちながら隊列を組んだ。
制空戦闘機側はその隊列を崩そうと高高度からの攻撃を向けてくるが、高さで勝負をしようと味方の戦闘機の上空を通り抜けた瞬間にはその翼は断ち切られ、機構を失った制空戦闘機は爆発を起こして地上へと落とされていく。
「今のは少し無理があったか。地上と違って距離感が難しいな……」
試行錯誤を繰り返し、飛行機乗り達との連携を繰り返して制空戦闘機を落としていく。神脚【無依】のおかげで乗り継ぎに失敗しても、空中跳躍が少し役に立ってギリギリを保てるのがなんともハラハラするところ。
しかも空の上、生身1つ故にちょっとでも失敗すれば戦闘機のプロペラに巻き込まれて自分がばらばらになりかねないため、慎重に、しかし的確に味方の戦闘機を乗り継いでいった。
しばらくすれば、地上と変わらぬ動きで制空戦闘機を叩き落としている鏡介。
彼が叩き落とした戦闘機の数は味方の戦闘機が銃で撃つよりも多く、幾つもの残骸が地上へと転がっていた。
大成功
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エドゥアルト・ルーデル
敵味方スロウリィで困るでござる
べらぼうに速い戦闘機で度肝を抜きてぇんだ!そういうのができる【航空機】を召喚しようぜ
見ろよこの戦闘機を…ダーツみたいだろ…F-104でござるよアホ程スゴイハヤイ!
レジスタンスを置き去りにしながら全速でぶっ飛ばすでござるよ!
撃ちまくりながら一直線に敵中突破しようぜ!|ダイブ《降下》&|ズーム《再上昇》なんぞさせねぇでござるよ拙者よりも速い奴はいない!
拙者が荒らしまわって敵陣を突き抜けたらちょうどレジスタンスが混乱した敵に喰いつく頃合いでござるな!
反転してもっかい襲おうぜ!
貴様らには情熱、技量、エトセトラエトセトラ…
そして何よりも――速 さ が 足 り な い !!
●空に速度制限なんて無いから
拮抗していたレジスタンスとゾルダートグラードの航空戦。
ある程度猟兵達が味方に加わったことで、有利な状況を持ち込んでいる。
そんな中、2つの陣営を断ち切るように割って入った影がいた。
「遅い……遅いでござるよ!!」
あれはなんだ? 鳥か? 飛行機か?
いいや、超速度の戦闘機に乗って戦場にやってきたエドゥアルト・ルーデル(黒髭・f10354)だ!
しかも彼が乗っているのはとある国で作られた超音速ジェット戦闘機。それに比べればレジスタンスの戦闘機も制空戦闘機も亀のようなもの。気づいたらいつの間にかエドゥアルトの戦闘機が敵陣を駆け抜けており、より一層混乱した現場になっていた。
「地上は速度制限がなんだー最高速度がなんだーとか言われるでござるが! 空は!! 無法地帯だ!!!」
全速力で駆け抜けるせいか、制空戦闘機が頑張ってエドゥアルトの高度よりも高く飛び上がろうとしても、それを上回るせいでなかなか高度を保つことが出来ない。むしろ、攻撃よりも上昇を優先しているためにエドゥアルトの連射撃から逃れることが出来ていない。
それなら攻撃をして撃ち落とせばいいんじゃろと制空戦闘機が機銃を向けても、超音速は伊達ではなく。何度も銃を向けても気づいたら背後を取られて撃ち落とされる、なんてことも。
そんな大混乱の中、レジスタンス側は呆けてしまっていたが、『これってチャンスなんじゃないか?』と気づいたので混乱している制空戦闘機に向けて銃で乱射。エドゥアルトの混乱を利用して次々に制空戦闘機を撃ち落としていった。
「貴様らには情熱、技量、エトセトラエトセトラ……」
突然、レジスタンス側にも制空戦闘機側にも聞こえる通信が割って入る。
エドゥアルトからの通信。それはまるで、上官が部下を叱責するような……。
あれやこれやを並べ立てた彼は最後の最後、何が足りないかを彼らに告げた。
――速さが足りない!! と。
大成功
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