獣人世界大戦⑤〜アドリア海の空に自由を
●アドリア海の空
「多くの地で争いが起きている。今こそ決起の時!!」
「このアドリア海の空を取り戻す時がきた!」
ウマやシカの飛行機乗りの獣人達がプロペラ飛行機に乗り込んで気勢を上げる。
これまでもずっとレジスタンスはイタリア半島を取り戻そうと抵抗を続け、絶好の好機が到来したと目を輝かせていた。
「各地のレジスタンスが動き出している! 我々も続くぞ!」
「「おお!!」」
「俺たちの空を! 自由を取り戻すんだ!!」
プロペラ飛行機が次々と地上から飛び立つ。その先にはゾルダートグラードの操る『制空戦闘機』の部隊は飛翔し、空からイタリアを支配するように威圧的に飛び交っていた。
●グリモアベース
「ゾルダートグラードの勢力下であるイタリア半島で、レジスタンスがアドリア海の制空権を奪取しようと戦闘機を駆り、ゾルダートグラード空軍の戦闘機部隊に攻撃を仕掛けるようだ。だが数に劣るレジスタンスだけでは勝つのは困難だ。そこで諸君に加勢し勝利をもたらしてもらいたい」
地図を示したバルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)が新たな作戦の説明を始める。
「戦場となるのはアドリア海の空となる。派手に戦っても下が海ならば一般人の被害は出ない。存分に力を振るえるだろう」
海の上ならば敵を墜落させたり、外れた攻撃が落ちても被害は出ない。
「敵の方が戦闘機の数は多く、レジスタンスの戦闘機は性能でも敵に劣っているが、反抗を続けてきただけあって腕は確かなベテランパイロットばかりのようだ。上手く共闘すれば有利に戦えるだろう」
敵の数と性能に対抗しなければならない。レジスタンスとの共闘が勝敗に大きく影響するだろう。
「ドッグファイトを制し、アドリア海の空を取り戻せ!」
バルモアは青く広がる空の戦場へと猟兵を送り出す。
天木一
こんにちは天木一です。
イタリア半島の東側、アドリア海での空中戦となります。
レジスタンスの複座式の後部に乗せてもらうことも可能です。
飛行機乗り達と協力し、空中戦で戦うとプレイングボーナスを得られます。
複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
プレイングの締め切り日などは決まり次第タグにて。
空の戦いです。派手なドッグファイトを繰り広げ勝利を手にしましょう!
第1章 集団戦
『制空戦闘機』
|
POW : ワンショット・ワンキル
【機銃弾】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD : ダイブアンドズーム
敵より【高い高度、または良好な速力を有する】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。
WIZ : 編隊空中戦闘
【同じ目的を持つ僚機】が自身の元へ多く集まるほど、自身と[同じ目的を持つ僚機]の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。
イラスト:滄。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
シリン・カービン
「よろしく頼みます」
マントとチュニックを脱ぎ捨てて、
精霊護衣のみの軽装で戦闘機の後部座席へ。
「何か?」と相手の狼狽は気にも止めず。
操縦士に求めることは一つ。
「ひたすら上をとって下さい」
敵機の上を取れれば強化を妨げ、
敵機が上に行けば無防備な背後を取れる。
「攻撃は私がします。操縦に専念を」
風防を開き、銃座の代わりに精霊猟銃を構えます。
狙撃なら負けはしない。敵機が編隊で来ても、
時の精霊の加護で動作を高速化して対応します。
「あなたは私の獲物……とっ」
自機の機動で数機が背を晒す。
「ふふ、私たちの獲物、でしたね」
敵機に火を吹かせながら、操縦士の腕前を賞賛します。
さあ、もう一狩りいきましょうか。
●ドッグファイト!
「よろしく頼みます」
挨拶しながらシリン・カービン(緑の狩り人・f04146)はマントとチュニックを脱ぎ捨てて、精霊護衣のみの軽装となって狭い戦闘機の後部座席へ座る。
「え? え?? どちらさん?」
「何か?」
見知らぬ人物が当たり前のように乗ってきたことに狼狽するウマ獣人。だがそんな様子を気にも止めずに出発を促す。
「おいっ、何してる! 後ろがつっかえてるんだ、さっさと発進しろ!!」
「ああ、いや、発進する!!」
後ろで待機してるパイロットからどやされ、自分が間違っているのかと首を傾げながら、ともかく仲間に遅れる訳にはいかないとウマ獣人は戦闘機を空へと飛ばす。
「ひたすら上をとって下さい」
「もちろんだ。空中戦では相手より高度を取るのが常道だからな」
シリンがそう指示すると、頷いたパイロットが機体を上昇させていく。
「我々の上を取ろうというのか」
「すぐに墜としてやろう!」
ゾルダートの制空戦闘機がそれに気付き高度を上げて迫ってくる。
「接近してくるぞ!」
「攻撃は私がします。操縦に専念を」
焦るパイロットにシリンは落ち着いた声を向け、風防を開くと強風を浴びながら銃座の代わりにして【精霊猟銃】を構える。
(敵機の上を取れれば強化を妨げ、敵機が上に行けば無防備な背後を取れる――)
ユーベルコード『シャドウ・ステップ』を発動し、時の精霊の加護を得て一瞬にして高速で飛ぶ敵を狙い定めると引金を引く。狙い通りに放たれた弾丸がゾルダートパイロットの頭部を正確に撃ち抜いた!
「がっ?」
何が起きたかも理解する間もなく、即死して飛行機はそのまま飛んでいき墜落した。
「あなたは私の獲物……とっ」
さらに上昇していく機体にも銃弾を見舞い、機体を貫きその中のパイロットを仕留め、力なく機体は上昇態勢のまま失速して落ちていった。
「なんだ?!」
「狙撃されてる!! 回避せよ!」
仲間がやられると制空戦闘機が旋回し背を向けて距離を取ろうとする。
「背中ががら空きだぜ!」
そこへウマ獣人のパイロットが機関銃の弾を撃ち込み、穴だらけにしてエンジンが燃え上がらせ撃墜した。
「ふふ、私たちの獲物、でしたね」
ウマ獣人の腕前を賞賛してシリンは次の獲物に目を向けた。
「さあ、もう一狩りいきましょうか」
「了解だ!」
シリンとウマ獣人は協力し、ゾルダートの戦闘機を蹴散らしていった。
大成功
🔵🔵🔵
天城・千歳
ここにきてユーラシア大戦ですか。余程「はじまりの猟兵」の情報が欲しいんですね。
サテライトドローン群を戦闘空域外周に展開、通信・観測網を構築開始。
本艦の電子・光学系観測機器及びドローン群による【索敵・偵察】で【情報収集】し、収集した情報を元に【戦闘知識・情報検索・瞬間思考力】で分析後UCで最適の迎撃パターンを構築します。
構築した迎撃パターンに従って戦闘を開始後、【情報伝達】で戦闘空域内の味方の管制と誘導を行いつつ、敵に対し【ジャミング】を行い連携を妨害します。
無人騎兵隊と自立砲台群は【自動射撃・遊撃・空中戦】で味方を支援
向かって来る敵は搭載火器の【一斉発射・範囲攻撃・弾幕・対空戦闘】で迎撃
「ここにきてユーラシア大戦ですか。余程「はじまりの猟兵」の情報が欲しいんですね」
【航宙巡洋戦艦 天城】に搭乗した天城・千歳(自立型コアユニット・f06941)はゾルダートグラード空軍の戦闘機の情報を掌握するため、【サテライトドローン群】を戦闘空域外周に展開し、通信・観測網を構築開始する。
「本艦の電子・光学系観測機器及びドローン群による索敵・偵察で情報収集すれば、戦闘機の動きを予測可能です」
得たデータを元にユーベルコード『ラプラス・プログラム』を発動する。
「ラプラス・プログラム起動、状況の予測演算を開始します」
収集した戦闘機のデータから最適な迎撃パターンを構築し、戦闘域へと突入する。
「なんだあの巨大な航空機は!?」
「大きいなら簡単に当てられる! 墜としてやれ!」
ゾルダートの制空戦闘機が高度を取って頭上から加速しアタックしようとする。
「こっちは左から回り込む……? おい、聞こえているか?!」
「な、んガガガ――き、こえ………――」
突然通信機が故障したように雑音が漏れる。
「ジャミング成功。敵機の連携は妨害しました。こちらは連携を密にして戦いましょう」
続けて戦闘空域内のレジスタンスに通信を入れて伝達する。
「ゾルダートグラード空軍の通信を妨害しました。支援機を出すので連携して撃墜してください」
「了解した!」
「援軍感謝する!」
【A-2P型無人装甲騎兵隊】と【自立浮遊砲台群】を発進させ、空中に展開してレジスタンスの支援に当たらせる。そして管制と誘導を行い有利の状況へと持っていく。
「よし、背後を取った!」
「撃てっ!! 奴らから空を取り戻すんだ!!」
獣人達の戦闘機が発砲し、機関銃の弾が制空戦闘機の後部に命中した!
「なにぃっ!?」
「後ろを取られてる!!」
制空戦闘機は煙を上げながら落下し、海上で爆発した。
「やりやがったな!!」
仲間をやったレジスタンスに制空戦闘機が上から襲いかかる。
「迎撃開始」
だがそこにカバーに入る無人騎兵隊と自立砲台群げ射撃し、穴だらけにして撃墜した。
「馬鹿なっ!!」
海に落ちた制空戦闘機が爆散する。
「相手が連携できないなら数の差を覆せるぞ!」
「次だっ!」
勢いに乗ったレジスタンスはさらなる敵戦闘機に攻撃を仕掛けた。
大成功
🔵🔵🔵
久留米・圓太郎
■WIZ
[空中戦]なら、オレのお手の物だぜ!
(空飛ぶ箒を掲げ)
プロペラ機よりもヘタすればオレの方が速そうだが、単独でいったら
的になりにいくようなもん
それこそオレが七面鳥になっちまうからな
[コミュ力]使ってレジスタンスの方々とのすりあわせは怠らない
「正直地形とか、敵の特性とかはオレよりも貴方方の方が詳しいのは間違い無いからな。配下に入って指揮下で動きたいのだが、構わないだろうか?」
■戦闘
(【UC】発動と[オーラ防御、結界術]は怠らない)
魔法弾の数を[高速詠唱、全力魔法、2回攻撃]で増やしておいて、敵の数に対抗する
飛行機の扱いは正直分からないが、飛ぶことに関しては負けてないぜ
※連携・アドリブ共歓迎
「空中戦なら、オレのお手の物だぜ!」
久留米・圓太郎(自称魔法使いの一番弟子・f00447)は空飛ぶ箒を掲げて気合を入れる。だが単独では飛び出さずに、これから出発しようとしているレジスタンス達に話しかけた。
「オレも一緒に叩かせてもらうぜ! だけど正直地形とか、敵の特性とかはオレよりも貴方方の方が詳しいのは間違い無いからな。配下に入って指揮下で動きたいのだが、構わないだろうか?」
「ああ! 構わないがその翼で飛ぶのか? ぶつけられないように気を付けていけよ!」
シカ獣人のパイロットから心配そうな声をかけられる。
「大丈夫! 飛ぶのには自信があるからな!」
そんな不安を吹き飛ばすように圓太郎は自信満々の笑顔を返した。
(プロペラ機よりもヘタすればオレの方が速そうだが、単独でいったら的になりにいくようなもん。それこそオレが七面鳥になっちまうからな)
レジスタンスと共闘しようと作戦を話し合い、飛行機が飛び立ったのに続いて自分も空飛ぶ箒に跨って空へと飛び上がる。
「俺たちが注意を引く! そうすれば奴らは背後を取ろうとするだろう。生身の君は見つかりにくいはずだから、その隙を狙ってくれ!」
「少しでも敵の注意を引いてくれればこっちが攻撃するチャンスになるからな!」
作戦通りにレジスタンスの戦闘機が敵に攻撃を仕掛ける。するとゾルダートの制空戦闘機が散開して攻撃を躱し背後を取ろうと動き出す。
「飛行機の扱いは正直分からないが、飛ぶことに関しては負けてないぜ」
そんな敵の背後に圓太郎は回り込み、ユーベルコード『アグダート』を発動して魔法使いとしての盛装姿に変身し、ウィザードロッドから魔法弾をばら撒く!
「背後から攻撃が!?」
「回避――間に合わなっ」
その直撃を受けた制空戦闘機が爆発炎上して落下していく。
「おおっ! あっさり墜としちまった!」
「生身なのにやるな! それなら俺たちが囮、君が攻撃担当だ! 任せたぞ!!」
レジスタンス達が身振りで圓太郎の活躍を称え、そして自分達は囮となるべく敵の攻撃を受けやすいように背を見せて飛び始めた。
「任されたなら期待に応えないとな! やってやるぜ!」
圓太郎は期待を受けて任せろと胸を叩き、杖を手に仲間の戦闘機を狙う敵機に魔法弾をぶち込んでいった。
大成功
🔵🔵🔵
ソニア・シルヴァーヌ
残酷な光翼の【推力移動】で空を飛び、此方の戦いに参戦します。
飛行機乗りの皆さん、自由を取り戻す為の戦い、助勢させて頂きますね。
【オーラ防御】で魔力の気流を生み出し、それで以て敵の銃弾を受け流せるようにしつつ敵の挙動を観察。
敵はどうやら数が揃う程に強化される傾向にある様子。数が揃えば連携も整うでしょうし、手が付けられなくなる前に数を減らしていく必要がありますね。
故に、天から降り注ぐもので攻撃を仕掛けていきます。
敵群全体へ光を降り注がせ、群全体の密度を減らすことを意識して攻撃対象を選択。
密度が減れば強化量も落ち残った個体も無傷ではないはず。
其処を飛行機乗りの皆さんに追撃して貰おうかと。
「飛行機乗りの皆さん、自由を取り戻す為の戦い、助勢させて頂きますね」
ソニア・シルヴァーヌ(玻璃の白百合ラスボス仕立て・f31357)がレジスタンス達にそう呼びかけると、異形の肉塊である下半身背部【残酷な光翼】を使って空に飛び上がる。
「なんの獣人だ? まあいい、こっちも続くぞ!」
「おうっ! ゾルダートの奴らをこの海から追い出してやる!」
獣人の操る戦闘機も空へ飛翔し、ゾルダートの制空戦闘機へと戦闘を挑む。
「反乱分子め、生意気にも空の戦いを挑むつもりか!」
「ロッテ戦術でいくぞ。数が増さっているこちらが負ける理由はない!」
二機一組で制空戦闘機は数の利を生かして撃ち落とそうと攻撃を開始した。
「落ちろ!」
上を取った制空戦闘機が機銃から弾をばら撒く。
「お任せを。私が防ぎましょう」
ソニアが射線に魔力の気流を生み出して銃弾の軌道を変えて受け流した。
「ちっ、外れたか!」
「それなら数を増やせばいいだけだ! 頭を押さえつけるぞ!」
高度を取った制空戦闘機達が連携し、数による銃撃で攻撃する。
「敵はどうやら数が揃う程に強化される傾向にある様子。数が揃えば連携も整うでしょうし、手が付けられなくなる前に数を減らしていく必要がありますね」
敵の挙動を観察したソニアが銃弾をいなしながら冷静に判断し、数が集まる前に叩こうとユーベルコード『|天から降り注ぐもの《ザ・ヒュージ・フレイム》』を発動する。
「頭上を取ったつもりでしょうが、天の光は空から降り注ぐものです」
眩い光の雨が青空から降り注ぎ、敵の編隊を覆いつくすように叩きこまれた!
「なっ!!」
「光りが降って――」
直撃を受けた制空戦闘機が爆散し、海へと落下していく。
「散開!!」
集まっていた制空戦闘機は慌てて散り散りに逃げ惑う。
「道度が減れば強化量も落ちます。損傷を負っていれば機動力も落ちるでしょう。今が追撃の好機です」
ソニアが仲間の戦闘機の方へ振り向き、指揮棒のように日傘を振るう。
「わかった! 攻めろってことだな。今がチャンスだ! 追撃するぞ!!」
「おうっ!!」
レジスタンスはその機を逃さず、攻撃に打って出て制空戦闘機を撃墜していった。
大成功
🔵🔵🔵
霧島・絶奈
◆心情
愉しみましょう
この『逢瀬』を
◆行動
レジスタンスと共闘
私は【Evolution】に搭乗し【空中浮遊】を活用
空中での静止を含め、航空機とは異なる機動で翻弄するとしましょう
【罠使い】の技を活かし「魔法で敵を識別する浮遊機雷」を複数設置
掛かる間抜けは少ないでしょうけれど…
飛行経路を制限されては折角の機動力も形無しでしょう
敵が集結の動きを見せたら『涅槃寂静』にて「死」属性の「熱界雷」を行使し【範囲攻撃】
暴風雨を伴う雷は見てからでは避けられません
集まれば餌食となるのみです
更に【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】し駄目押し
負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復
「空の戦いですか。愉しみましょう。この『逢瀬』を」
量産型キャバリア【Evolution】に搭乗した霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は笑みを浮かべ、機体を浮かべて戦場に入る。
「此方は空中で静止できます。航空機とは異なる機動で翻弄するとしましょう」
移動しながら空中に浮遊機雷を幾つも設置していく。
「此の空域に罠を仕掛けました。巻き込まれないように注意してください」
「了解した!」
絶奈はレジスタンスに注意喚起し、キャバリアを敵のいる方向へと向ける。
「掛かる間抜けは少ないでしょうけれど……飛行経路を制限されては折角の機動力も形無しでしょう」
浮遊機雷のある場所を避けようとすれば、おのずと攻撃する為のルートが限られてくる。
「なにか浮かんでいるぞ?」
「罠かっ! 避けろ!」
ゾルダートの制空戦闘機は浮遊機雷に気づきその場所を避けて飛ぶ。
「罠があると分かっていても、行かざるを得ない状況を作るとしましょう」
絶奈はユーベルコード『|涅槃寂静《ヨクト》』を発動し、森羅万象に干渉して濃密な死の気配を宿す熱界雷を行使する。黒い雲が空を覆いゴロゴロと雷が鳴り響く。
「なんだっ? 急に天気が悪くなった」
「雨が降ってきたぞ!」
突然の豪雨が降り注ぎ、空が光ったと思った瞬間には雷が落ちて制空戦闘機の片翼をもいでいた。
「な、ああああああああ!!!」
バランスを崩しぐるぐる回転した制空戦闘機が海に落ちていく。
「暴風雨を伴う雷は見てからでは避けられません。集まれば餌食となるのみです」
雷が次々と落ち、制空戦闘機が破損して煙を上げる。
「少し離れれば雷雲から逃れられる! 退避するんだ!!」
制空戦闘機は慌てて散開し逃げ出していく。だが慌てるあまりに浮遊機雷原へと突っ込むものも出てくる。
「しまっ――」
浮遊機雷が爆発し、制空戦闘機が吹き飛んで海に撒き散らされた。
「そして散開してしまえば各個撃破の好機というものです」
絶奈はキャバリアから衝撃波を飛ばし、制空戦闘機をなぎ払う。
「敵が逃げ惑っている! 行くぞ!!」
「雷雨から飛び出してきた敵を叩く!」
さらにはレジスタンスも襲い掛り、制空戦闘機を追い込んで撃墜していった。
大成功
🔵🔵🔵
ヴィゼア・パズル
「イタリアの空を取り戻す戦い、助太刀させて貰おうか。」
声は届かなくて構わない
この<技能>が伊達では無い事を証明しよう
「フロゥラ、鈍ってはいないか?」
当然の様に翼を広げ空間への影響力を広げる。
星脈精霊術発動
空中戦の技能を応用し敵の位置と大凡の動きを把握
ひと所に纏まり陣形を組む集団を一気に竜巻に巻き込み範囲攻撃。逃れた機体をも2回攻撃で巻き込み破壊。バラバラにしたそれごと遥か彼方へ吹き飛ばし、或いは海へと叩き落とす。
「調子はどうだ?」
傍に戻った梟を労う様に笑いかけよう。
「イタリアの空を取り戻す戦い、助太刀させて貰おうか」
空中にふわりと浮かぶヴィゼア・パズル(風詠う猟犬・f00024)は、風の吹き抜ける空の戦場でそう告げる。声は誰にも届かないが、それでも構わないとただ一人空を見渡す。
「フロゥラ、鈍ってはいないか?」
梟のような姿をした風の精霊フロゥラに問いかけると、当然の様に翼を広げ空間への影響力を広げていく。
「反乱分子どもが調子に乗っているぞ!」
「数の力というものを教えてやる!」
ゾルダートの制空戦闘機は編隊を組んで整然と空を飛行し、レジスタンスの戦う空域へと迫っていた。
「ではこの<技能>が伊達では無い事を証明しよう」
ヴィゼアは敵の位置と大凡の動きを把握すると、ユーベルコード『|星脈精霊術《ポゼス・アトラス》』を発動し、フロゥラが風となってそれは竜巻へと変化し制空戦闘機の編隊を呑み込んだ!
「なんだっ風がっ!!」
「竜巻だと!?」
機体が強風に押されコントロール不能になる。抗おうとすれば機体が耐え切れずにバラバラになって海に撒き散らされる。
「うわぁああああああ!!」
放り出されたパイロットが悲鳴を上げ、海に落ちると衝撃で潰れた。
「竜巻から離れろ!」
「巻き込まれたらお終いだ!!」
慌てて制空戦闘機が旋回して竜巻から離れる。
「逃がしはしない。もう一つプレゼントしよう」
ヴィゼアはさらに竜巻を起こし、逃げようとする制空戦闘機を巻き込んで遥か彼方へと吹き飛ばした。
「敵部隊が乱れてるぞ!」
「よし、各個撃破するぞ!!」
竜巻によって生き残った制空戦闘機が散り散りになっていた。そこへレジスタンスの戦闘機が襲い掛かって確実に仕留めていく。
「後は任せて良さそうだ」
戦いを眺めるヴィゼアの元にフロゥラが梟の姿となって戻ってくる。
「調子はどうだ?」
労う様に笑いかけると、フロゥラはその肩に止まって翼を広げてまだまだ戦えるとアピールした。
大成功
🔵🔵🔵
エドゥアルト・ルーデル
たまには旋回戦もいいよね!拙者も大好きだ!
拙者も【航空機】をお出しせざるを得ない
今日は零式艦上戦闘機でござるよ!このわざとらしい空戦味!
レジスタンスは機会が来るまで高度を取りな、拙者は正面からバトッてくるから
ある程度横旋回戦をしたら敵機を引き連れたまま突然急上昇でござるよ
当然上昇し続けると速度を失っていくでござる…くぉ~!失速する!ここでスロットル全開、操縦桿を右に!
これぞ左捻り込みでござる、初めてやってみたが案外楽しいでござるね
初見殺しみたいなもんでござるが一戦だけの使いきりなら十分でござろうよ
後は上昇につきあって失速した敵機しかいないぞ
レジスタンス共の機体でも楽に襲い掛かれるでござるよ
「たまには旋回戦もいいよね! 拙者も大好きだ!」
エドゥアルト・ルーデル(黒髭・f10354)がレジスタンスの発着場から、ご機嫌に空の戦いを見上げる。
「拙者も【航空機】をお出しせざるを得ない。今日は零式艦上戦闘機でござるよ! このわざとらしい空戦味!」
ユーベルコード『|Luftflotte《ルフトフロッテ》』を発動し、電脳魔術で召喚した零式艦上戦闘機を強化して乗り込むとレジスタンスと共に発進する。
「レジスタンスは機会が来るまで高度を取りな、拙者は正面からバトッてくるから」
そう告げると出力を最大にして敵陣を目指す。
「了解した! 俺たちは上から仕掛けるタイミングを待つぞ!」
「了解!!」
エドゥアルトを見送ると、レジスタンス達はどんどんと戦闘機の高度を上げていった。
「こっちに単騎で突っ込んでくる奴がいる」
「自殺願望か? さっさと落としてやろう!」
ゾルダートの制空戦闘機が零式の迎撃に動き出す。
「やる気は十分のようでござるな!」
エドゥアルトは飛んでくる機銃の銃弾を機体を傾け旋回して躱す。それを追って制空戦闘機達が後ろについた。
「釣れたでござるな。ここからは上に向かうでござるよ!」
そうして迫る敵の攻撃を躱し続け、後ろに敵を率いながら突然急上昇を始める。
「逃がすか!」
追う制空戦闘機達も次々と上昇していく。
「当然上昇し続けると速度を失っていくでござる……くぉ~! 失速する! ここでスロットル全開、操縦桿を右に!」
エドゥアルトの操縦で失速寸前の機体を捻ってあっという間に機首を下に向け、速度を上げながら急下降する!
「なにっ!?」
「速い!!」
「これぞ左捻り込みでござる、初めてやってみたが案外楽しいでござるね」
敵機体を高高度に置いてけぼりにして零式は距離を離す。
「初見殺しみたいなもんでござるが一戦だけの使いきりなら十分でござろうよ」
実戦ならば初見殺しは大いに役立つ。一度の敗北で次などないのだから。
「後は上昇につきあって失速した敵機しかいないぞ。レジスタンス共の機体でも楽に襲い掛かれるでござるよ」
「敵が失速した! 攻撃を仕掛けるぞ!」
「撃ちまくれ! 今なら当て放題だ!!」
そこへ高高度で待ち構えていたレジスタンスが突っ込み、機銃を撃ちまくって撃墜していった。
大成功
🔵🔵🔵
風吹・香織
アドリブ連携歓迎
へぇ、空中戦ね。そりゃ戦闘機乗りとして出ないわけにはいかない。
いくよ、|P-38 ライトニング《相棒》!
UCを発動。あっちは単発機だが、こっちは双発機、この利点を活かそうじゃないか。
まずは敵より高高度を取って、シンプルに上から機関銃と機関砲で攻撃を仕掛ける。
この一撃離脱を繰り返したいところだが、そうは許してくれないだろうね。
おそらく高高度の取り合いになるだろう。こっちの方が出力は上だから抜かれないが、さりとて攻撃にも移れない。ひたすら上を取り合う羽目になる。
逆に言うと、低高度から見れば敵は尻を向けている状態だ。
「今だよ、友軍のみんな」
低高度から強襲してもらおう。
「へぇ、空中戦ね。そりゃ戦闘機乗りとして出ないわけにはいかない。いくよ、|P-38 ライトニング《相棒》!」
レジスタンスの基地から、風吹・香織(怠惰な「双胴の悪魔」乗り・f39889)が双発機【P-38 ライトニング】に乗って空の戦場へと舞い上がる。
「あっちは単発機だが、こっちは双発機、この利点を活かそうじゃないか」
二つのエンジンによる出力で一気に上昇して敵よりも高高度を取る。
「なにっこっちよりも高度を取られただとっ!」
ゾルダートの制空戦闘機が慌てて高度を上げようとするが、それよりも速く香織は機首を下げて攻撃態勢に入った。
「高高度、取った! 私の相棒の方が……|高《強》い!」
香織はユーベルコード『アルティテュード・アドバンテージ』を発動し、高度の有利を生かし12.7mm機関銃と20mm機関砲を撃ちこんで穴らだけにした!
「制御がっ」
錐揉み状態となって制空戦闘機は真っ逆さまに海に墜落していった。
「この一撃離脱を繰り返したいところだが、そうは許してくれないか」
攻撃により高度が下がると、制空戦闘機が高度を取って反撃してくる。
「次はこちらの番だ!!」
制空戦闘機がお返しとばかりに機銃で銃撃すると、香織は機体を傾けて回避行動を取ってすれ違い、高度を下げた敵と反対に上昇していく。だがその周囲に他の敵機も集まり始め、高高度の取り合いが始まった。
「やっぱり高高度の取り合いになったか」
こうなる展開はわかっていたと、香織は風圧でガタガタ揺れる機体を加速させる。お互いが高度の取り合いとなり攻撃に移れない状態となる。
「だが逆に言うと、低高度から見れば敵は尻を向けている状態だ。今だよ、友軍のみんな」
敵の注意を上へと集中させ、下への警戒をがら空きにした。
「あの助っ人が注意を引いている今がチャンスだ!」
「ケツに一発ぶちかましてやれ!!」
レジスタンスの戦闘機が機首を上げ、一斉に機関銃を連射して制空戦闘機のケツに穴を開けて煙を上げさせた。
「下からだっ!!」
「しまった! 誘われたか!」
制空戦闘機は慌てて機首を下げ、レジスタンスを迎撃しようとする。
「高度を下げたね」
その隙を見逃さず、上を取った香織は攻撃に移り、敵の後部へと銃撃を浴びせて撃墜する。
「挟まれたっ!」
「ぐあっ! 墜ちる!!」
上下からの攻撃を受け、制空戦闘機は次々と海に墜落していった。
「そんな馬鹿な! このゾルダートグラード空軍が空で負けるなど!!」
最後の一機となった制空戦闘機が逃げようとする。
「悪いけど、まだ戦いは続くからね。一機でも敵戦力を逃がすわけにはいかない――」
香織が機体を下降させながら加速し、トリガーを引いて機銃を発射し制空戦闘機の後部を撃ち抜いた!
「被弾っ、コントロール不能!! うああっ!!!」
姿勢を崩した制空戦闘機が海へと墜落し爆発した。
「やったぞ! ゾルダートどもをアドリア海から叩きだしてやった!」
「この空の自由を取り戻したぞーーー!!!」
レジスタンスの戦闘機が空を飛び回り、自由に飛べる喜びに歓声を上げた!
大成功
🔵🔵🔵