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獣人世界大戦②〜危険なアイス・トラップ

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●アルプス国家要塞
 スイスを中心とするアルプス山間部の地下に、異常なほど巨大な「迷宮要塞」が存在することが予知された。恐らくゾルダートグラード軍の何らかの「巨大戦力」の為に存在すると思われるが、詳細は不明である。しかも中身は罠だらけで、異常なほどに広大な機械迷宮となっている。「侵入者を必ず危険な罠の中へ誘導して殺す」設計として作られたようだが――。

『ウォォォォォォン!!! 暇だぁ!! かき氷持って来い!! |罠じゃない《・・・・・》やつ!!』
 クマ並の巨体を誇るオオカミの将軍が吠えている。どうやら、前にここを任されていたクマの将軍の後任らしく、氷を好む彼は思いっきり蜂蜜迷宮から氷の迷宮に作り替えてしまったようだ。

 罠じゃない氷というとどういう事かと言うと、踏めば落下するクレバス氷床、氷の雪崩が自動発生し道を埋めながら出口へと押し戻される氷の薄型スイッチ、極めつけには氷漬けにされてしまう射出される氷属性武器などなど。

『あーこれだこれ、やっぱりメロン味が一番だな』
 そんな中、かき氷を食べている凍瞳氷狼『クレバス将軍』であった。

●グリモアベース
「皆様、戦線の維持は順調でしょうか」
 グリモア猟兵のスリー・サクセス(猟兵サポート型AIプログラム・f34842)がバーチャルビジョンに氷のトラップを映し出す。

「蜂蜜から氷に作り直された事により対処法は大きく変わりましたが、全く別物になった事により、前回の機構を理解していなくても対処可能かと思われます。氷の迷宮を越えた先に凍瞳氷狼『クレバス将軍』がいますので、撃破をお願いします」
 そう言って、グリモアでの転移を開始するサクセスだった。


椿油
 椿油です。前回のシナリオに未参加でも攻略可能なアイスメイズです。
 戦争なので1章構成、『ベアゾルダート』とのボス戦……なのですが、その前の氷がクレバスとか雪崩とか氷漬け武器射出装置だったりするので、それをまず切り抜けましょう。

 プレイングボーナスは、「機械迷宮の危険な罠に対処する」ことです。

 皆様のアツいプレイング、お待ちしております!
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第1章 ボス戦 『凍瞳氷狼『クレバス将軍』』

POW   :    120mm迫撃弾
【120mm迫撃弾】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    アイスクロー
【機械の手】からレベル個の【触れると凍る氷の爪】を射出する。射出後も個々の威力を【機械の手】で調節でき、低威力ほど視認困難。
WIZ   :    広範囲式氷結弾
【背部120mm迫撃砲】から【広範囲式氷結弾】を放ち、【凍結】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠テフラ・カルデラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アレクサンダー・ライオンハート
氷の迷宮じゃと…道理で寒いわけじゃ。
罠だらけか…ならば。
マグマゴーレム、貴様の出番じゃ。
呼び出したと同時に突っ込ませて罠ごと破壊する。
わしはその後ろを走っていくのじゃ。
そのままマグマゴーレムは倒すべき敵までやっつけれるか。
まぁ、もしもの場合は、このわしが後ろから襲い掛かるがな。



「氷の迷宮じゃと……道理で寒いわけじゃ」
 アレクサンダーは多少の身震いをしながら、氷の床を見つめる。
「罠だらけか……ならば。マグマゴーレム、貴様の出番じゃ」
 そう言ってUC《溶岩人形召喚》発動により、召喚されたのは3mを超えるマグマの身体を持ったゴーレム。

 そして、マグマゴーレムは氷の床もろとも溶かす勢いで進んでいった。クレバスは表面が融けて滑らかな段差に、氷の武器群も溶けて使い物にならなくなり、氷のスイッチをマグマゴーレムが押しても雪崩をマグマゴーレムが水に変えていく。

『な、どうやってここを進んできた!?』
 凍瞳氷狼『クレバス将軍』が思わずかき氷を落とす勢いで驚愕する。そのかき氷も溶けそうである。
「そのまま突撃じゃ、マグマゴーレム」
 後ろに着いて来ていたアレクサンダーがマグマゴーレムに突貫の指示を出す。
『ぐぬっ! 氷の爪とかき氷が溶けるだろうがッ!!』
 射出された氷の爪も溶けていき、マグマゴーレムのアツいハグによって凍瞳氷狼『クレバス将軍』は悶えるのだった。

『じ、自律神経がおかしくなるぅぅぅ!!!』
 氷を含んだ後に熱を浴びるとどうなるか。自律神経の乱れが発生するのである。すぐさま倒れるようにヘトヘトになる凍瞳氷狼『クレバス将軍』であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

チル・スケイル
氷の罠ですか。私に効く筈が
(次の瞬間、氷の武器でガッチガチの氷漬けにされるチル)

(魔力に干渉して氷を細かく砕く)
…ない、という訳にはいかないようですね
ゴリ押しでは何日もかかってしまいそうなので、氷の罠に協力してもらいます

アイスチャーム…氷の視線で罠を魅了します
逞しい氷の皆様、こんな場所に閉じ込められるより、傲慢な主に反旗を翻しましょう…

クレバスは鋼のように硬化し、雪崩は私を乗せて将軍のもとに突き進み、氷の武器達はオオカミを貫き氷塊に閉じ込める
あらあら、そんなに固く凍ってしまって…自分の氷から出られないようでは、氷使いは務まりませんよ。

ボスオブリビオン、思いの外個体差がありますよね。



「氷の罠ですか。私に効く筈が」
 キーン! 一瞬にしてナックル系の氷武器に氷にされるチル。魔力に干渉してすぐさま砕いたが。
「……ない、という訳にはいかないようですね」

 ゴリ押ししていては攻略期限に間に合わない可能性もあるので、協力をしてもらう事にした。何にかと言うと、氷の罠達にである。
 UC《氷術・魅》を発動し、氷達へと語りかけるチル。
「逞しい氷の皆様、こんな場所に閉じ込められるより、傲慢な主に反旗を翻しましょう……」
 ――その瞬間、氷達がキラリと光った。

 クレバスは硬くなり落ちる事もなくなり、敢えて発生した雪崩がチルを正しいルートへと押し流してくれる。

『な、お前氷を味方につけたのか!?』
 雪崩に流されてきたチルと共に乗って来た氷の武器は、氷結弾を凍瞳氷狼『クレバス将軍』が放つ前に反旗を翻すが如く襲い掛かって、彼を氷漬けにしていった。

「あらあら、そんなに固く凍ってしまって……自分の氷から出られないようでは、氷使いは務まりませんよ」
 一向に出られる気配の無い、凍った凍瞳氷狼『クレバス将軍』を見つめる、チルだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月夜・玲
うーむ、暑くなってきたからカキ氷は羨ましい…
いやそう言ってる場合ではないんだけど、言いたくなるじゃん?
とはいえ、氷特化の罠って言うなら対処のしようもある!

《RE》IncarnationとBlue Birdを抜刀
氷タイプには炎タイプ!
【偽書・焔神】起動
剣から炎を掃射、前面の氷を蒼炎で溶かしながら突き進む!
武器が飛んで来たら剣で斬り払い『武器受け』

へいへい、かき氷食ってないで出て来いよ!
氷の迷宮を全部溶かされたくないなら、勝負だ勝負!
クレバス将軍が出てきたら即!蒼炎放射!
そっちが氷を使うなら、こっちは炎!
サウナでととのっていこうぜ将軍!

『オーラ防御』シールド展開
迫撃砲に対して斜めに展開して逸らす!



「うーむ、暑くなってきたからカキ氷は羨ましい……」
 時は5月、初夏の気候である。
「いやそう言ってる場合ではないんだけど、言いたくなるじゃん? とはいえ、氷特化の罠って言うなら対処のしようもある!」
 玲は黒剣【《RE》Incarnation】とフォースセイバー【Blue Bird】の二振りを抜刀し、UC《偽書・焔神》を発動する。

「氷タイプには炎タイプ!」
 剣から炎を掃射し、前面の氷を蒼炎で溶かしながら進んでいく玲。氷武器もとろける。やはり氷と言えば炎はお約束なのだろうか。

「へいへい、かき氷食ってないで出て来いよ! 氷の迷宮を全部溶かされたくないなら、勝負だ勝負!」
『何ィ、また溶かしやがったか!! 氷を張り直すのだって大変だっ』
 即座に蒼炎が凍瞳氷狼『クレバス将軍』を包んだ。
『この野郎ッ!!!』
 凍瞳氷狼『クレバス将軍』が反撃に120mm迫撃弾を放つも、シールド展開により玲は避ける。

「そっちが氷を使うなら、こっちは炎! サウナでととのっていこうぜ将軍!」
 かき氷が水になる勢いで、将軍を圧倒する玲であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

印旛院・ラビニア
寒いね。さて、どう切り抜けたものか
「ここは先に進んで調べてきて!」
カードから【召喚術】で戦乙女達を召喚。宙に浮いてクレバスやボタンを回避しつつ進んでもらい、氷結武器で凍りついても【浄化】【回復力】で無事だった戦乙女が治療して進ませる。ある程度進んだら
「裏技的使い方だけど……ランドガルダ、任せたよ」
盾の戦乙女を召喚。彼女と一緒に自分も先行している戦乙女の元へテレポート。それを繰り返して進む。別の先行してる猟兵と合流もいいけど

「ランドガルダ、守りは任せた」
ボス戦はランドガルダに敵の攻撃を吸い寄せさせ、その隙に自分はサーベルで攻撃後の隙をつくように斬り伏せる
「ここはこれで大丈夫かな?」



「(寒いね。さて、どう切り抜けたものか)」
 ラビニアは【戦乙女達の行進シリーズ】のカードから戦乙女を召喚する。
「ここは先に進んで調べてきて!」

 宙に浮いた戦乙女達は、クレバスを回避し、スイッチを踏まずに、氷武器は攻撃を受けずに凍らなかった戦乙女が治癒しながら行進していく。

「裏技的使い方だけど……ランドガルダ、任せたよ」
 ここでUC《盾の戦乙女・ランドガルダ》を発動したラビニアは、盾の戦乙女であるランドガルダを召喚し、先行した戦乙女の所へとテレポートしていった。

 そして何回もテレポートを繰り返し、やがて凍瞳氷狼『クレバス将軍』の所へと辿り着いたラビニア。
『何ィ、浮いてきやがった! その戦法いつか誰かが取ると思ってたぞ!! これでも喰らえっ!!』
「ランドガルダ、守りは任せた」

 氷の爪の攻撃はランドガルダが全て収束して引き受ける。隙を縫って、【竜騎兵サーベル】の一撃で斬るラビニア。
「ここはこれで大丈夫かな?」

 傷口を抑え、抗うように吠える凍瞳氷狼『クレバス将軍』であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ロビ・シートン
氷の罠とは狡い手を使いおって。
ならば、発動する前に走り抜けるのみ。
シーブズ・ギャンビット使う。
首飾りなど気にしてられん。一旦捨て置く。
そうして一気に加速して奴の首を嚙みちぎってやる。
狼とはいえオブリビオン。こうなれば滅するのみ。



「氷の罠とは狡い手を使いおって。ならば、発動する前に走り抜けるのみ」
 ロビは強行突破をと、UC《シーブズ・ギャンビット》を発動して素早く動き罠を発動前に回避していく。

「(首飾りなど気にしてられん)」
 飾りを脱いで更に身軽になったロビは加速し、氷武器は標的を捉えた次の瞬間に標的を見失う。スイッチは踏んだかもしれないが、そこは既にロビが通り過ぎた後。雪崩が迷路の壁にぶつかる頃にはロビは最奥の方へと進んでいた。

『強行突破だと!? そんな手段……いや、階梯0ならいける……か?』
 凍瞳氷狼『クレバス将軍』は訝しんだ。まさか無理やり突破してくる者が居ようとは想定していなかったのだろう。

「狼とはいえオブリビオン。こうなれば滅するのみ」
 氷の爪を凍瞳氷狼『クレバス将軍』が発射するより前に、ガブリと思いっきり首元に噛みつくロビ。
『痛ってぇぇぇッ!!』

 じわじわと傷口が増えていく。後ずさりする凍瞳氷狼『クレバス将軍』を見て、満足したかのようにロビは牙を剥いて笑んだのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

梅桃・鈴猫
アドリブ連携◎
あらあらまぁまぁ!こちらは涼しゅう感じますわね♪
UC発動しておきますわ。雪崩やクレバスは、春雷輪で簡易な足場を作って回避、武器射出されるものは霊糸を繰って、悉く阻止を試みます
あ、武器射出装置は、仙術で何もなかったように施しておきますわ。

それから……属性攻撃で氷の器と特大のかき氷を作りましょう!
敵に塩を送る、というわけではございませんわ?それを仙術で浮かせます。

攻撃してきましたら、回避後、待てをさせるように霊糸による「捕縛」で組み伏せます。早まってはいけませんわ?(威圧
落ち着いたところで、美味しい美味しいふわふわかき氷をお見せしましょう。まぁ、近寄れば撃たれるでしょうけれど♪



「あらあらまぁまぁ! こちらは涼しゅう感じますわね♪」
 涼しい迷宮内を踏破すべく、UC《練武・影仙花》を発動する鈴猫。出したのは雷公鞭【春雷輪】と鋼糸【霊糸】。

 スイッチがあろう物なら、春雷輪で足場を作りその奥のクレバスごと飛び越えていく鈴猫。氷武器が射出すれば、霊糸を操りピタッとその場で止めていく。

「それから……氷の器と特大のかき氷を作りましょう!」
 敢えて、作っている特大かき氷。そう、恐らくかき氷が大好きそうな凍瞳氷狼『クレバス将軍』への餞別である。なお、与える気はない。

『監視カメラで見てたぞ、足場を作って突……うっひゃぁ!! かき氷!!!』
 凍瞳氷狼『クレバス将軍』はまだ見せてもいないかき氷に食いついて、空中へとダイブして氷の爪を射出する用意をしながら食いつこうとする。だが、霊糸が抑える。
「――早まってはいけませんわ?」
 強制的に待てをさせられる凍瞳氷狼『クレバス将軍』。

『屈辱ッ……圧倒的屈辱だぞッ!!! この小娘がッ!!』
 待てをしながら氷の爪を勢いよく射出した所で、回避する鈴猫。そして、かき氷は目の前に。
「もう、この美味しい美味しいふわふわかき氷、とっておきでしたのに……監視カメラなんてズルは無しですわ」
 巨大かき氷を前にして何も出来ない凍瞳氷狼『クレバス将軍』は、涎を垂らす暇もなく、捕縛されたままかき氷を見つめる羽目になるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

鳳凰院・ひりょ
うわっ、寒っ!
要塞の内外でどれだけ気温差がある事やら…
体壊さない内に任務を終えたい所だね(汗

UCによって斬撃・投擲・盾受けの合計3本の太刀を召喚
今回はそれぞれに火属性を付与
こうして盾受け用は念動力で操作し常時自分の周囲を浮遊する形にしておく

氷の床に関しては飛翔衣を纏えば床を踏まずに移動が可能かな?
雪崩や射出武器は盾受けと投擲用で氷を溶かしつつ斬撃で切り裂き、何とか切り抜けよう

敵と交戦に入ったら盾受けで氷結弾から身を守る
投擲用を念動力で操作し追撃砲の破壊を狙う
それが無理でも砲撃への牽制にはなるだろう
投擲しつつ自身は斬撃用を手に肉薄、接近戦に持ち込む
この距離なら追撃砲を放つ暇など与えない!喰らえ!



「うわっ、寒っ!」
 ひりょは迷宮要塞に入った途端、身震いして腕で身体を抑えた。
「要塞の内外でどれだけ気温差がある事やら……体壊さない内に任務を終えたい所だね」
 特にこの時期、自律神経に気を付けたいものである。

 UC《精霊王乃太刀召喚》を発動し、精霊王の太刀を3本召喚したひりょ。全て火属性だ。【飛翔衣】を纏って浮遊しつつ、盾受け用に1本の太刀を自分の周りに浮かせておく。射出された氷武器は火属性で斬りつつ溶かす。
「思ったより急に出て来るな……」
 驚きつつ、飛んで進むひりょ。

『監視カメラで見てたが、火と浮遊両方使ってくるとは思わなかったぞ!!』
 背部120mm迫撃砲を構えて待っていた凍瞳氷狼『クレバス将軍』は、広範囲式氷結弾を撃たんと襲い掛かる。ひりょは盾受け用の太刀で氷結弾を抑え、投擲用の太刀で迫撃砲を壊そうとする。
『やめろ! 兵装が壊れたらどうする!!』

 そしてひりょは、斬撃用の太刀を構えて接敵していく。
「この距離なら追撃砲を放つ暇など与えない! 喰らえ!」

 ザシュッと音がすると、凍瞳氷狼『クレバス将軍』は迫撃砲の重みに耐えられないぐらいのダメージを受けたのだろうか、足を崩して地に伏せたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

神酒坂・恭二郎
おいおい、聞いてるだけでこっちが寒くなるな
困ったもんだと思いつつ、こう言う時は頼れら相棒鮫五郎の出番だ
巧みなシャークサーフィングで、迷宮の数々のギミックを人鮫一体でから抜けて行こう
昔やったアステロイドベルト突入を思い出すな

近くに寄ったら、シャークトルネード。氷の壁を螺旋に駆け上がるトリックで、奴の氷の爪を回避しつつ、奴が冷静になる前に愛刀でズンバラリンと行こう



「おいおい、聞いてるだけでこっちが寒くなるな」
 グリモア猟兵の説明も寒気がしたが、現場も相当寒い。
「(困ったもんだ……)」
 UC《口寄せ:星白鮫》を発動した恭二郎は、【鮫印のスペース絵馬ホルダー】を変形させスペースシャークの鮫五郎を呼び出す。

「こう言う時は頼れる相棒、鮫五郎の出番だ」

 人馬ならぬ、人鮫一体でサメにライドし進んでいく恭二郎。巧みで華麗なシャークサーフィングで、雪崩も氷武器もクレバスも通り抜けていく。
「(昔やったアステロイドベルト突入を思い出すな)」

 そして、最奥に居た凍瞳氷狼『クレバス将軍』は目を丸くして驚いていた。
『階梯0でも無しに強行突破してきただと……って、鮫に乗ってるのか!!』
 色んな突破方法に将軍も驚きの連続である。

 そして氷の爪を飛ばす凍瞳氷狼『クレバス将軍』。シャークトルネード、螺旋状の駆け上がりで回避する。

「喰らえ!」
 【銀河一文字】を上から叩き斬るように喰らわせる恭二郎。
『無……ね……んッ!!』
 ドサリと倒れた凍瞳氷狼『クレバス将軍』を見て、鞘に銀河一文字を収納する恭二郎であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年05月06日


挿絵イラスト