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獣人世界大戦②〜リボルバーの罠

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●2024年5月1日 アルプス国家要塞 地下迷宮区画
「いよいよ我らがギガンティック|総統《フューラー》が動いたか……!」

 ゾルダートグラード幼女総統『ギガンティック』の命令を伝える放送を無線で聞きながら、その兎の獣人──バニー・ザ・キッドは歓喜で打ち震えた。

「ではこちらも始めるとするか……俺がアルプス方面軍、バニー・ザ・キッド!」

 手元の二丁のリボルバーをガンスピンさせ、構える。そして、発砲。

 狭い迷宮内で銃弾は縦横無尽に跳弾し、やがて壁に描かれた「×」印の中央を撃ち抜いてみせた。跳弾を自由に操ることで、迷宮内のどこにいても彼の銃弾が追ってくる。まさに、バニー・ザ・キッドが仕掛けた銃弾の罠だ。

「どこに隠れようと無駄なこと! 俺の跳弾は|革命《レボリューション》だ!」

●アルプス国家要塞攻略作戦
「獣人世界大戦が勃発した。状況は理解しているな」

 グリモアベースに集まった猟兵たちを見回しながら、モーラットの傭兵・アレクセイ・マキシモフ(歴戦の|もふもふ傭兵《ファーリー・ラット》・f36415)は単刀直入にミッション内容の説明を始めた。

「ではミッションの内容を説明する。今回の目的はスイス・ドイツ国境付近に位置する西アルプス山脈にて起動したアルプス国家要塞の攻略だ」

 アルプス山間部の地下に、異常なほど巨大な「迷宮要塞」が発見された。これがドイツを中心に西欧本土を支配する超大国、ゾルダートグラードの重要拠点であるアルプス国家要塞である。地下深くに位置するため空爆は難しい上、山間部ということもあって大規模な部隊での攻囲が難しい。地の利を活かした難攻不落の要塞であった。

「大軍勢での攻略は困難であり、小規模な部隊での潜入・破壊工作を行う必要がある。そこで猟兵の出番というわけだ。奴等の要塞も俺達のユーベルコードの前では張り子の虎であることを教えてやれ」

 ただし、とアレクセイは続ける。

「要塞を仕切っているバニー・ザ・キッドには要注意だ。奴は要塞内の猟兵をその優れた感覚で探り当て、リボルバーの跳弾を使って確実に仕留めてくる。もちろん直接相対しても厄介な敵だ。奴は早撃ちの名手であり、同時に銃の腕もかなりのもの……俺に言わせれば、『良い|センス《SENSE》』をしている、というやつだ」

 敵陣の只中である迷宮の中を探索しながら跳弾を回避しつつバニー・ザ・キッドを探し出し、撃破する。単純だが、非常に困難な任務となることは間違いない。

「以上が今回の任務の概要だ。この作戦で獣人戦線の戦況は大きく変わる。行くぞ」

 INT-BOYを操作し、グリモアのポータルを開く。目的地は要塞にほど近い山道だ。猟兵たちは装備を整え、ひとりまたひとりと要塞攻略に出撃するのであった。


バートレット
 どうも、バートレットです。
 獣人戦線の戦争シナリオとなります。よろしくお願いいたします。

 今回はゾルダートグラードの要塞攻略シナリオです。敵の跳弾による攻撃を回避しながら、要塞の守りを担当する「バニー・ザ・キッド」を倒しましょう。

 では、戦争恒例のプレイングボーナスの発表から。

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 プレイングボーナス:機械迷宮の危険な罠に対処する。
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 今回の敵は接敵前から猟兵側の位置を把握しており、跳弾を使って確実に仕留めてきます。よって、「危険な罠」は跳弾による絶え間ない攻撃となります。油断しているところに跳弾での攻撃が飛んできますので、何らかの対処を行い、バニー・ザ・キッドのもとにたどり着きましょう。

 OP公開と同時にプレイング募集を開始します。プレイング締切は「システム的に締まるまで」となりますが、募集状況の最新状況はタグにてご確認頂ければ幸いです。ただし、今回の戦争の特性上早期に締め切りをさせていただく場合がありますことご了承くださいませ。また、諸注意をMSページに記載しておりますので併せてご確認ください。

 では、皆様からのアツいプレイングをお待ちしております!
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第1章 ボス戦 『バニー・ザ・キッド』

POW   :    ガンマンスタイル
【2丁拳銃】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    早撃ち
レベル分の1秒で【実弾】を発射できる。
WIZ   :    超炸裂弾
レベル秒間、毎秒1回づつ、着弾地点から半径1m以内の全てを消滅させる【大爆発を起こす炸裂弾】を放つ。発動後は中止不能。

イラスト:くらりん

👑11
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアレクサンダー・ライオンハートです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

サーシャ・エーレンベルク
随分と手癖の悪いウサギのようね。
……白兵剣戟士に対して、跳弾狙撃を企んだことを後悔させてあげましょう。

【凍冰戦域】を発動、私のオーラに振れたあらゆる全ての害悪は、私に命中するまで極限にまで停滞する。
幾らでも撃ってもらって結構よ。けれど……どれほど執拗な銃撃も、命中しなければ全て些事。
跳弾を竜騎兵サーベルで叩き斬りながら、バニー・ザ・キッドに接近しましょう。

逃げても無駄よ。
『瞬間思考力』で跳弾方向を逆算して居場所を特定、『銀霜纏』の氷結のオーラで対象の足と地面を凍らせて行動を阻害。
竜騎兵サーベルで、そのおめでたい頭蓋ごと叩き斬ってあげるわ!


夜刀神・鏡介
跳弾使いか。相手にするとなると厄介だけど、微妙に無駄っぽさを感じるというか……
この感覚はなんなんだろうな?

利剣を構え、聞き耳を立てて迷宮を進む
銃声そのものは聞こえずとも跳弾(と思しき)音が聞こえたと思ったなら刻の型【瞬久】
知覚と思考を加速して防ぐ

銃弾を防いだら、ひとまず弾が飛んできた方向に向かって進む
自在に跳弾を扱えると言っても、迷路を延々と回り込ませて背中から撃ってくる事は流石にないだろうし
とはいえ勿論、警戒は欠かさないけれど

ある程度でも接近できれば、銃声や気配でより正確に敵の位置を把握できる
バニー・ザ・キッドを発見したなら、相手に撃たせてそれを防ぎ。リロード中に距離を詰めて斬る



●剣は銃よりも強し
「随分と手癖の悪いウサギのようね」
「相手にするとなると厄介だけど、微妙に無駄っぽさを感じるというか……この感覚はなんなんだろうな?」

 サーシャ・エーレンベルク(白き剣・f39904)、そして夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)は迷宮に潜入すると、気配を殺しながら注意深く進む。

 サーシャが持ち込んだ策、それはユーベルコード「|凍冰戦域《フリーレン》」による護りだ。白銀のオーラによって敵からの攻撃の「時間の流れ」を極限まで遅くする。代償として仮に自身に攻撃が当たった場合は致命傷となるが、その前に敵の攻撃に気づくことができれば対処は容易い。ましてや、今は剣士が2人いる。サーシャの見落としは鏡介が拾うことができるのだ。

 一方、鏡介は対象的に自身の思考速度を加速させる。結果として周囲の時間の流れが相対的に1/151となり、どこから跳弾が来ても対処が可能だ。

 果たして、銃声が木霊する。と、同時に弾丸の跳弾。

「……やはり、かなり反響するな」
「音から特定するのは無理ね」

 飛んできた弾丸を一刀のもとに斬り捨てながら鏡介は頭を振った。であれば、とサーシャと鏡介は跳弾方向を確認する。

「流石に自在に跳弾を扱えると言っても、迷路を延々と回り込ませて背中から撃ってくる事なんてあると思うか?」
「跳弾の結果弾丸の威力は減衰するものね。となると、跳弾方向から逆算していけば居場所を特定できるのは容易いわね」
「問題は奴も移動可能なところだな……まぁ、距離を詰める方法はいくらでもある」

 次々と撃ち込まれる弾丸を淡々と対処しながら、彼らは程なくしてバニー・ザ・キッドの居場所を特定する。

「……っ! 良くぞここまで来た。流石は猟兵……だが! 銃は剣よりも強し!」

 キッドは凄まじい速度の早撃ちでサーシャと鏡介それぞれを狙う。2人を同時に、しかも正確に狙って二丁拳銃の弾丸を叩き込む腕前はまさに達人の域であった。サーシャも鏡介も、油断をしていればおそらく眉間を撃ち抜かれていたことだろう。

 だが、2人もまた剣の達人。サーベルと刀で、それぞれ銃弾を斬り落とし、鋭敏な感覚で射線から逃れる。

「何……っ」

 12発を撃ち尽くし、弾丸のリロードを始めるキッド。それを見たサーシャはこれが好機と氷結のオーラを放つ。地面を伝って氷が走り、キッドの足元を捉えた。

「っ!? 足がぁっ……!」
「今だ!」
「そのおめでたい頭蓋ごと叩き斬ってあげるわ!」

 狼狽するキッドが最後に見たのは、自身に向けて振るわれる二筋の剣の煌めきであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

瞳ヶ丘・だたら
アドリブ等歓迎

はん、迷宮要塞攻略戦ね。悪くはないが今一つ燃えん響きだ。
あたしは少々|蒸気魔導《アルダワン》に傾倒しているゆえ、言わせてもらおう。
技師に取って迷宮とは、踏破するものではなく構築するものなのだ、とな。

ユーベルコードによって迷宮をあたし好みに|再築《リビルド》する。
通路は愛用の戦車も通れるよう広く、且つ不規則な凹凸を付けて。
元より構造からして変わってしまえば跳弾の狙いも付けられまい。
まして大型の蒸気兵器が索敵しつつ障害物として歩き回る中ならば。
不壊の城壁、不壊の兵器。自慢の炸裂弾も時間稼ぎにさえ使えはしない。

あとはゆっくり爆発音の方に進めばいい。
残弾の尽きたガンマンを狩り立てよう。


尾守・夜野
流石に生身で鉛玉に当たって蜂の巣になるのは嫌だな
…すでに死んでるけど

というわけでラスティに乗っての移動だな
例えどんな弾丸であろうと実弾である以上触れた瞬間脆くなるんだよ

これが貫通弾とかビーム兵装なら無理だが跳弾してる以上ないと踏んだ

賭けには…勝てたらしい
元のボロのままだったらやばかったかもしれんがな
御生憎様今のボディは特別性なもんでよ!

索敵とか解析とかlostにそんな丁寧な事は出来ねぇので
全部自力で弾丸の方向と跳ね返った時の威力から直前にいた方向・今までの傾向とか分析して追い詰め攻撃に巻き込むぜ

…生き物相手にゃ実弾だとこっちのもカスダメになるから最大火力をぶっ放す

アドリブ連携お任せ


天山・睦実
●SPD

ほーん、うさぎのガンマンと獣人戦線ならではやな
せやけど、うさぎと言えばあれやわなぁ
ほら、関東野球のマスコット
今セ・リーグで関西野球は大勝ちやけど、油断してると抜かれてしまうねん
せやから、うちもガンマンとしてうさ公には負けへん意地を見せたる!

しかしまぁ、曲芸撃ちの跳弾をぎょうさん撃つわ撃つわ
こうも多いと相手が何処から撃ってきたか分からへんやろうし、うちも『跳弾射撃』しおって何処に居るか勘違いさせながら前進やな

うちのバトロワ式リボルバーは6発、相手も6発やろうけど二丁拳銃で12発
せやなら、超人的なリロードでうちも12発以上あると勘違いさせたろ
うちのリロードは|革命《レボリューション》やで!


神酒坂・恭二郎
こいつは強敵だね
なんとか頑張ってみるとするかね

迫りくる跳弾に対し、要塞の壁や通路の天井を蹴り付け、あるいはパイプに布操術で伸ばした「スペース手拭い」を巻き付け、香港映画めいたトリッキーなアクションで「危険な罠」を攻略したい
こちらの位置を把握しても、こちらの動きや体勢までは中々に読みにくいだろう

姿が見えれば、布操術でスペース手拭による【ロープワーク、早業、捕縛】を試みる
捉えたら、間髪入れずに足元でフォースを弾けさせ、【推力移動】からのスペース【功夫】をお見舞いしたい



●迷宮要塞、敗れたり
「はん、迷宮要塞攻略戦ね。悪くはないが今一つ燃えん響きだ」

 鼻を鳴らして吐き捨てるように口にする瞳ヶ丘・だたら(ギークでフリークな単眼妖怪・f28543)。|蒸気魔導《アルダワン》に傾倒している彼女には要塞についてこだわりがあった。それ即ち。

「|技師《ガジェッティア》に取って迷宮とは、踏破するものではなく構築するものなのだ」

 で、あればと。だたらは工具箱からレンチやハンマーを取り出し、構える。

「では刮目してもらおうか。あたしが作り出す迷宮を」

 次の瞬間、迷宮自体が軋み、崩れ、ねじ曲がり……壁が動き、構造物が変動し、だたらの思うがままに|再構築《リビルド》を始めていく。その中を通る1機のキャバリア。尾守・夜野(自称バブ悪霊な犬神と金蚕蠱モドキ混合物・f05352)の駆るラスティバーゲストだ。

「派手なことするもんだな。だがお陰で俺も広々と行けるもんだ、感謝するぜ」
「おいおい、通るのは良いがまた剣呑なものを持ってきたもんだ。酸化作用を加速させる呪詛持ちかい。あたし自慢の迷宮を崩れさせちゃたまったもんじゃないね。防錆コーティングを施さんと」
「そいつは済まない……だがこいつは奴の無力化に役立つはずだ」

 次の瞬間、跳弾してきた弾丸がラスティバーゲストの装甲に当たり……腐食し、砂のように崩れ落ちる。

「例えどんな弾丸であろうと実弾である以上触れた瞬間腐食で脆くなるんだよ」
「そしてあんたの機体のフレームは無事……なるほど、酸化作用を応用した黒錆加工で腐食を防いでるってわけかい。その案買った」
「そいつはどうも。元のボロのままだったらやばかったかもしれんが、今のボディは特別性なもんでよ。ついでにこいつは俺の案じゃねぇ。大枚叩いてこいつのカスタムを施したメカニックの業物だ」

 だたらと夜野が軽口を叩きながら迷宮を作り変えつつ歩を進める一方で、別方面からの進軍を行う猟兵が2人いた。バトロワシューターの天山・睦実(ナニワのドン勝バトロワシューター・f38207)、そして剣豪の神酒坂・恭二郎(スペース剣豪・f09970)である。

「恭二郎さん、自分剣豪やろ? 無手でええのん?」
「無手ではないよ。正確にはこのスペース手拭いが得物になっている」

 バトロワ式リボルバーを構えながら迷宮内を進む睦実は、恭二郎の装備を見て目を丸くする。彼の言葉通り、その手には剣の代わりに手拭いが握られていた。

「いやそんなん言うて自分手拭いでどう戦うんよ」
「見てなって」

 跳弾が襲いかかる。反射的に身構える睦実の横で、恭二郎はスペース手拭いをロープのように近くにあったパイプに巻き付けて跳躍。壁を蹴って不規則に動きながらアクロバティックな回避を見せる。

「おぉ……やるやん……」
「こう言うのも結構得意なのさね。そも、剣豪は剣のみにて戦うにあらず。剣が折れれば鞘で、鞘が砕ければ素手で戦うことも意識する流派は多い」
「なるほどなぁ。バトロワにも通ずるものはあるんやな」

 だが、と睦実は不意に獰猛な笑みを浮かべた。

「うちもガンマンとしてうさ公には負けへん意地を見せたる! 曲芸撃ちの跳弾をぎょうさん撃つ相手の回答は……これや!」

 なんと、睦実もまた跳弾を利用した射撃を開始した。片手で6発、両手で12発。しかしリロード速度は睦実に一日の長があった。バトロワでは一瞬の隙が敗北に直結する。どんなに達人級の腕前を持つガンマンでも、バトロワでは意識外の敵に撃破されるのは日常茶飯事だ。故に、リロード速度も必然的に鍛えられるというもの。

「っ……あちらはオートマチックか? 明らかに16発近く撃っている。二丁拳銃であることを考慮しても弾倉には8発以上入っているな……?」

 果たして、キッドは誤認した。だからこそ、リロードタイミングがずれる。

「ほな、終いや」
「っ……!?」
「うちのリロードは|革命《レボリューション》やで!」

 キッドの手から吹き飛ぶリボルバー。そこにはいつの間にか接敵していた睦実のリボルバーが硝煙をたなびかせていた。

「馬鹿な……リボルバーであの速度のリロードを……?!」
「さぁ、終わりだよ!」

 スペース手拭いで身体を拘束され、さらに迷宮を改造しながらやってくるだたらと夜野がゆっくりと迫る。

「もはやこれまで、というところかね。弾丸が尽きたガンマンは無力だ」
「さぁて……そんじゃトドメだ」
「なるほど……迷宮を改造した上、その呪詛……全てにおいて上回れていてはどうしようもない。私もついに年貢の納めどきか」

 夜野が一声命ずる。

「lost!! やれ!!」

 ラスティバーゲストから武装が展開し、弾丸やミサイルの雨が襲いかかる。爆風に飲まれる中、キッドは最後に指で銃を作り、4人を指差す。

「──いい、|センス《SENSE》だ!!」

 かくして、迷宮要塞の主は滅び。
 ここに要塞攻略は成ったのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年05月02日


挿絵イラスト