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人食いコトリバコ

#UDCアース #ネットロアUDC #プレイング受付中

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 ――コトリバコ。
 とあるオカルト掲示板が発祥とされ、ここではとうてい言い表せないなかなかどうしてエグい方法で作られるという呪いアイテム。
 それが、ひとりでに動き、人を喰らうという、新しいネットロアが爆誕していた――。

 ●
「いや、コトリバコは設置型トラップだろ」
 あながち間違いではないかもしれない言い方をする区切・終(飢餓文学・f42796)は、デカめのため息をつきながらことの顛末を説明する。
 昨今ネットロアUDCと呼ばれる、ネットで噂が成されているUDCの動きが活発になり、人的被害が出ているという。
「で、この人食いコトリバコは、夜な夜な色んなところに出没しては人を食べる、という噂になっているそうだ。本来は人を広い範囲とはいえ呪うだけのものなんだがな……」
 明確に既存の噂とは異なる噂、これはUDCではないかと検討をつけたという次第だ。
「この噂がSNSに出てから、妙な話がしばしば出ている。突然声をかけられたと思ったら誰も居ないだとか、夜の廃病院で肝試しをしたら何かに噛まれた、だとか」
 これが人食いコトリバコだとさ、と終は肩をすくめてみせる。
「胡散臭いものだが、先に言った通り人が噛まれているという被害も出ている。更に危険が及ぶ前に、対処して欲しい」
 ただし、相手に悟られると逃げられてしまうから、噂の対処については素人のような態度をとってくれ、とも付け足した。

 ●
「コーッコッコッ……これで私も恐るべき都市伝説、いや……これはもう超都市伝説バコよォ……」
 ――廃病院の中、胡乱に嗤う影が、一つ――。


tk
 tkです!在りし日の影と同じく、ネットロアUDCに対抗するシナリオとなります。
 あえて失敗するような行動を取ると、本物のネットロアUDCが出て来るようになります。
 逆に、失敗行動が無い場合に発生したネットロアUDCは、偽物として出現してしまい、再び同じことが起こるでしょう。
 つまり、本格的すぎる対策を取ると相手は警戒してしまい、本物が出てこなくなってしまいます。
 こちらも是非にご参加ください!
29




第1章 冒険 『夜の街の探索』

POW   :    裏通りで情報通の人達へ聞きに 度胸または、威圧を行うことも必要になる

SPD   :    店に紛れ込んで情報収集 素早く入り込み、素早く撤収が求められる

WIZ   :    ネットや聞き込みで情報探索 手掛かりを紐付ける観察力と推理力が頼り

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

花菱・真紀
WIZ
ネットロアと言えば俺!と言うことで久々に猟兵さんのお仕事させて貰おう。
グリモア猟兵さんが言うようにコトリバコってどちらかと言うと設置方トラップなんだよ…なのにどうしてそうなった。
まぁ、面白いって言えば面白いから俺的にはOKだけど。なんて言うかB級映画っぽい感じがするよな。
素人ぽさかぁ…自分で言うのもなんだけど俺めちゃくちゃ一般人ぽいからな…ゆるーい感じでやってればいいか。
とりあえず噂を追っかけながらUDCが釣れるのを待てばいい?

アドリブ歓迎



 ネットロアと言えば……俺!
 花菱・真紀(都市伝説蒐集家・f06119)は、都市伝説蒐集家に恥じない動きをしようと努める。
 ……とはいえ、あまりにも張り切ると相手が逃げてしまうのも事実、これはゆるくやっていくのが正解か。
「あえて大きなドジを踏んでもいいし、それなりに普通にやっていく……っていうのもアリなのか……」
 しかし好奇心がおのれを突き動かすのがサガとも言えるか。そのとおりにやっていこう。

 ●
 ネット掲示板のオカルト板で、『人食いコトリバコ』の噂に、あえて無知のように食いついてみる。
 ――さっきから、コトリバコって、そもそも何?
 そう送信して様子を見る。
 ――知らないのかよ。
 ――無知乙~。
 ――最近流行ってるのは自分から襲いかかってくるんだってさ。
 ――怪我人が出たって聞いたけどマジ?
 だんだんと噂はきな臭くなってくる。
 実害が出た情報についてはニュースにもなっているリンクが出るが、あくまで表向きとしては野生動物に噛まれた、とのこと。
「なるほどなぁ……」
 尾ひれがついていると言えばそれまで、しかしそうでなければ……。
 警戒は必要だろうな、と思いつつも、ネットの書き込みはあくまでズブの素人のように装う。
 情報としては概ねすでに得られている情報ばかりだが、『相手』がこれで油断してくれるのなら儲けものだ。
 噂の廃病院の具体的な情報は流石に出ず。当たり前か。突っ込みすぎてもいけない、今回はここまで、とスマホを閉じた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミュジー・ララ
tkマスターにおまかせします。

 ミレナリィドールのフランケンシュタインの花嫁×殺人鬼、40歳の男です。
 口調は女性的《わたし、あなた、~さん、ね、よ、なの、なの?》
時々男性的《俺、お前、呼び捨て、か、だろ、かよ、~か?》(※基本は女性的であり、男性的になる口調は稀で、男性的な口調になったとしても短時間のみ)です。
 動きとしましては、基本、幼い少女のような考え方・動き方をします。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「ネットロア……って、どう調べればいいのかしら……」
 小首を傾げるはミュジー・ララ(血塗れの花嫁・f42914)だ。確か『インターネット』、というもので調べればよかったのかしら。『オーナー』から渡された携帯端末を手に、おろおろとしながら、噂の出どころと聞いているところをタップする。
「ええと……ええと……」
 本当の名前を出したりだとか、住んでいるところを出してはいけないのだっけ。とインターネットを利用する際に注意されたことを気をつけながら、ぽちぽちと人差し指で質問をゆっくり、慎重に入力していく。まずは挨拶が大事で……それから短く、わかりやすく質問を……。
 ――はじめまして。こういうところで質問するのははじめてです。コトリバコの噂について知りたいです。
 ――ガチ初見?
 ――囲め囲め!
 ――コトリバコは設置トラップだぞォ! 気をつけろォ!
「しょ、初見……? ええっ、わたし囲まれてるの……? せ、設置トラップって……?」
 おろおろとインターネットの悪い言葉を言葉通りに受け止めて、ひとつひとつ返信していく。
 ――はじめてです。わたしは誰に囲まれているんでしょうか? トラップとは、どういう意味でしょうか?
 ――ガチのネット初心者か?
 ――コトリバコ、危ないぞ……。
 ――結構グロいしなぁ。
 ――大丈夫? バーボン要る?
 ……と、続々とインターネット初心者もミュジーを心配する声が寄せられる。インターネットも捨てたものではない。バーボンは要らない。とはいえ情報はなかなかどうして集まることがない。すでに聞いている情報ばかりだ。
「む……むむぅ……なかなか、難しいのね……」
 そしてこの唇を尖らせるミュジーである。
 でも、確かこの依頼って、なんにも知らない素人のふりをしたほうがよかったはず!
 ふんすと両手を握るミュジー、実際、本当に素人であるのだけれども。
 ……うん! わたし、一生懸命頑張ったわよね! これで褒めてもらえるかしら……。

 ●
「コーッコッコッ……とんだトーシロも居たものバコねぇ……そのままここに来るが良いバコよ……!」
 ネットの中を見ながら笑う姿がひとつ。ミュジーの成果は確かに芳しくないが、しかし、このような油断を誘うことが正解なのである――。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

柳・依月
(SPDかWIZで都合のいい方でお願いします)

設置型トラップとはまた端的な言い方を…(苦笑)。
まあ元は同胞のようなものだとはいえ、人間に過剰に害をなすのは頂けない。
長い目で見たら人間とは仲良くした方がいいぞ?

探索は…いつも通り、ただのオカルト好きの大学生、ただし知識はあんまりない、て感じで振る舞えばいいか?
一応、民俗学専攻てのは伏せるか。

アドリブ歓迎



「設置型トラップとは、また端的な言い方を……」
 苦笑いを浮かべながら、柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・f43523)は手元のスマホですいすいと調べ始める。
 さて、相手はこちらが『苦戦』するほど油断するという。ならば今回はズブのネット素人のフリをしてみるか。といっても、慣れている人間が不慣れな人間の仕草をするのは意外と難しい。どうするべきか……。
 ――コトリバコ探してます。対戦よろしくお願いします。
 ――草。
 ――そうそう見つかってたまるか!
 まずはふざけるところから。ネットはそこそこ使えるけど、ロクに調べず顔を出したという『設定』にしよう。ただのオカルト好きの大学生、ただし知識はあんまりない……って感じで振る舞えばいいか?
 ――コトリバコって、なんかヤバいんでしたっけ。
 ――フワッフワしてて草。
 ――物見遊山で行くところじゃないからな?
 ――一回マジで怪我人出たんじゃなかったっけ?
 ――はいこの話題二度目な気がするー!
 やはり噂についてはわざと素人のフリをしていれば良さそうだ。――と。
 ――この廃墟らしい。
 ――スパムか?
 ――いやらしい……。
 ぺたりとリンクが貼られる。ウィルスチェックは万全、見てみれば廃病院の様子である。
 かなりのボロボロ加減で、入るには怪我の注意なども必要そうだった。
「ふむ……成果はそれなり、か」
 柳は目を細めた。先に調べてくれた両名の活躍もあり、引き出せたことだろう。
 
 ●
「コーっコッコッコ……またトーシロが……ここで一気に釣りあげるバコーッ!」
 忍び笑いが聞こえる廃病院、行くか否かは、貴方達次第……。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

羆嵐・来海(サポート)
好奇心で色んなものを触ったり、観察したりしています。
でも、危なそうなモノは怖くて触れません。
それなりにヘタレです。
登場時はキャンプ地を作ろうとしたりしています。


マロン・ビネガー(サポート)
◎連携・アドリブ歓迎
知的好奇心旺盛で少し不思議+ひんやり系な性質の僕っ子。思考は理系寄り
戦場ルールと他者の意志は尊重する方
現地住民や先輩には「礼儀作法」で丁寧な対応を心掛ける

◆戦闘傾向
エキセントリック+トリックスター
属性魔法や精神攻撃/誘惑、地形の利用等で撹乱するタイプ

主な得物は蓬莱の玉枝orレイピア、弩

技能は主に「天候操作」、
特に雨・雪系を好む

攻撃系UCに合わせて「電撃」+「貫通攻撃」、
回復系UCに「浄化」を載せる等

勝利の為なら代償・取引系UCも躊躇いませんが
保護対象や共闘する方々を攻撃に巻き込む事は極力避けます
必要なら「結界術」等で防御、場所感知等
臨機応変に支援行動も可

後は基本お任せです


ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。

口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。

食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆

※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。


隣・人(サポート)
『目が回るほど殺してやるわ』
バーチャルキャラクターの殺人鬼 × ヴィジランテ
年齢 25歳 女
外見 158.4cm 赤い瞳 茶色の髪 色白の肌
特徴 囚われていた 奴隷だった 改造制服 アンニュイ 不健康な顔立ち
口調 ビハインド(私、アンタ、ね、よ、なの、かしら?)
嘘をつく時は 幽閉中(自分の名前+ちゃん、てめぇ、ね、よ、なの、かしら?)

人型のオブリビオンを相手にする事を好みます
好きな殺し方は撲殺、得意な殺し方は斬殺
相手の平衡感覚を奪って一方的に殺したい

ギャグっぽいユーベルコードの際は口調・幽閉中
🌈シャワーも好いぞ

あとはおまかせ、宜しくお願い致します



 ――ここをキャンプ地とします。
 ――ここは別に北の大地じゃねぇぞ!
「はて、ネット掲示板とは面妖な。何故北の大地なのか」
「軽いネットミームを天然で繰り出すの、それはそれである意味天才の域かもしれないわね……」
 はてさて、ネットロアUDCに挑むは羆嵐・来海(大体腹ペコなクマの軍令暗殺者・f43414)、隣・人(22章39節・f13161)であり、また覗き込むようにスマホを見ているのはマロン・ビネガー(くりまろん・f37213)とミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)だ。
「考えてみればネットロアもネットミームの一つですよね。今回のコトリバコも、面白おかしく書かれていることもありますし……」
「うにゃー、噂は噂を呼ぶと大変! って感じなのかにゃ?」
「まぁだいたいそんな感じね」
 今回はすでに先行している三名が相手の油断を充分に誘っていることだろう、ここはさくさくと情報収集をするに限る。それぞれ端末を手に、書き込みを開始した。
 ――コトリバコの噂の場所、廃病院だっけ?
 ――そそ。怪我したって聞いたけど、野生動物じゃない?
 ――でも人間の歯に似てたって話もあって……。
 ――怖すぎて草。
 などと胡乱な書き込みが続いていく。とはいえ、どのオカルト系サイトでも、『人食いコトリバコ』の話でもちきりのようであった。それも決まって廃病院が舞台だという。その位置の特定も先の調査でできそうであったから、マロンはさらに書き込みを続けた。
 ――住所はどこにあるんです?
 ――バラしたらまずいっしょ。
 ――いやでも大体写真で見れば分かるんじゃね?
 成程、と写真を見れば廃病院の表札が見える。名前で調べてみれば確かに廃墟地帯となっている、過疎化した集落の病院らしい。
「しかし、なんで廃病院にコトリバコなのかにゃ?」
 ミーヤの当然の疑問に、全員は首を傾げるのみである。その横ですいすいと隣が書き込みを続け。
 ――病院に怪しい噂とかあったん?
 ――いや、普通に人居なくなったのと後継ぎいなくて消滅したパターンらしい?
 ――特にいわくもないのにコトリバコ!
 ……個人情報も何もあったものではないが、情報はそれなりに集まってくる。
 ――コトリバコといえば、恨みがある人が持つものじゃなかったっけ?
 ――なんか最近の若い人だとSNSだと『恨みを持つ呪いのアイテム』扱いらしい。
 ――アイテム扱いは草。
 ふむ、と全員は顔を見合わせた。

 ●
 次に見るのは古き良きオカルト板ではなくSNSだ、キラキラ系ではオカルトネタはあんまりなようなのでこちらは除外。
「――さて、と……」
 羆嵐がタイムラインに流れてくる食事の写真に目を取られつつも、捨て垢でハッシュタグを付けて『コトリバコの情報求む!』……と入れてみる。続々と掲示板の既出の情報が出てくる他、個人情報にいたずらに手をつけるなだの、廃墟は遊びに行くなだのという注意も紛れる中、気になることがいくつか見当たった。
 ――その廃墟、女の子が遊び場にしてるらしいから、見かけたら注意して上げて欲しいなー……。
 ――和服の女の子が居るらしいので、注意してあげください。
「女の子の姿が見えることもある、かにゃ?」
「そういうことでしょうね」
 遊びに来る若者の他は『女の子』が目立って注意を促されている。
「しかしこれは当たり……でしょうかね」
「そうだろうね」
 羆嵐に対して、隣が腕を組む。情報を出させすぎると相手は警戒してしまう――情報集めは、ここまでか。
「あとは現地に行くしかなさそうですね」
 マロンの言葉に、ミーヤは頷く。
「コトリバコを退治にゃーっ!」
「本来はお祓い、が正しい手順なんだけどねぇ……」
 隣のぼやきはふうと消えるようだった。

 ●
 「コーッコッコッ……さあ、この恐怖の廃墟ランドに集まれ、愚かな若人どもバコ……!」
 暗がりの中、携帯端末を手に忍び笑うは和服の少女――はてさて、これがどう転ぶかやら。
 しかし、相手は完全に油断しきっている。この様子ならば、或いは――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 冒険 『夜の病院に潜む闇』

POW   :    建物全体をしらみつぶしに探索する

SPD   :    フロア案内等の情報から対象を絞って探索する

WIZ   :    勘や気配などを頼りに探索する

イラスト:黒江モノ

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ――深夜の廃病院。
 思いの外綺麗ではあったが、やはり朽ちている部分もあり、怪我をしないように注意して進む必要がありそうだ。
 また、内密に地主と手続きを踏んだとはいえ、器物を破損させるのはもってのほか。猟兵達は慎重に歩を進めていく。
 
 コーッコッコッコッ……。
 
 女の子のような高笑いが響き渡ると同時に、周辺の小さな瓦礫がわずかに震えあがり、また天井もギシギシと何故か音を鳴らす。
 ――所謂ポルターガイスト、ラップ現象というもの。浮いているものは猟兵達に時折襲いかかるだろう。
 威圧するようなそれに臆さず、前に進むことはできるだろうか……。

 ●
「せいぜい怖がるといいバコよ……それでも尚、ここをうろつくのならば……」
 ――この箱に、閉じ込めてしまいましょう。
セラー・ミメシス
女の姿だと?メインが箱じゃねえのに箱としてキャーキャー言われてんのが気にくわねえな……おびき出すためにクッソ愚かな下っ端の雰囲気を出していくか。
「ヒェー 箱系の噂を聞いてたけど、どこもかしこもふいんき怖いし、とてもじゃないけどオイラとは違う次元の存在がいるとしか思えないでヤンスぅ……」
飛んできたものなんかは、ビビッて走りだしたフリをして避けてえな。痛いの嫌だし。
あとは前もって案内板を見て、敢えて同じ所をぐるぐる回って無限ループに陥ってると思い込んでるフリするか……そのルートしか探索できねえが、愚か度は上がるはずだぜ。
「ヒエッ、またここでヤンス!おばけのせいに違いねぇでヤンスぅ~!」


柳・依月
WIZ

これはまたいかにもな廃病院だことで。まあこういうのも話としては嫌いじゃないが、勝手にホラースポットにされる地主さんには同情してしまうなあ。
今更怖がることもないが、怖がる振りはしながら慎重に進むとするか。
興味本位でのこのこ肝試しにやってきた大学生、って設定でもいいだろう。

アドリブ歓迎



「ヒェー……オヤビン~。箱系の噂を聞いてたけど、どこもかしこもフンイキ怖いし、とてもじゃないけど、オイラとは違う次元の存在がいるとしか思えないでヤンスぅ……」
 うわぁ、知的生命体はこんなクッソ愚かそうな演技ができるのか……と半ば驚愕の目で見ているのは柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・f43523)だ。当のセラー・ミメシス(異界渡りの菫色・f43527)はもみ手をしながらオヤビン~! いろいろ調べるでヤンスよ~! と意気込んでいる。意気込みは本物だが、しかし先程から言っているそのオヤビンとは一体。
「しゃーねーなー、ここは俺にどーんと任せておけよー」
「さっすがオヤビン! 頼りになるでヤンス~!」
 
 ●
「ドッヒェェエエ! こいつぁおっかないでヤンスよぉ!」
 特濃の愚か度を出しながら腰を抜かしたフリをして、目の前を横切った瓦礫をしれっと回避したセラーに、それを悟りつつも大丈夫か? と手を差し伸べる柳。
「これ、本当に『あの箱の仕業』でヤンスかねぇ……」
「どうだろうなぁ……たまたま空中浮遊しているだけかもしれないし……ほら、石だって浮きたい気分もあるだろ……?」
「どれだけ愚かバコ!?」
 ド級のボケをしてみれば突っ込む声が響き渡り、こほんこほんと誤魔化すようにむせる声が聞こえる。本命はここで合っているようだ。
「オヤビン~! オイラもう帰りたいでヤンスよ~!」
「ダメだ! 面白くなってきやがった、かかってこい怪奇現象!」
「オヤビン~! 置いていかないで~!」
 ずんずんと歩いていく柳に、セラーももたつくフリをしながらついていく。これは相手の油断を誘うのに上々であろう。

 ●
「予想以上の愚かものがいるめバコね……アレは面白いから逃がした方がいい餌になるかもしれないバコ……」
 病棟をウロつく二人を見る影が、ひとつ……。
「――コーッコッコッ……ここでとっくりと恐怖を味わっていくがいいバコよ……!」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

羆嵐・来海
やっぱり廃病院なだけあって雰囲気ありますねえ……私、幽霊とか苦手なんですよねえ……物も浮いていますし。ポルターガイストってやつでしょうか?

でも怖さよりもお腹が減ってきて仕方ないです。体も若干ヒグマっぽくなってきましたし。
このままいくと、幽霊よりもお腹を空かせたヒグマが仕留められそうです。
「GUUUU……」
現に飢えた獣みたいに唸っていますし。獣ですけども。

というわけでWIZ : 匂いや音を頼りにうろついてみます。
誰かが片付けなかった食べ残しとか、落ちてるといいなあ……あるかなあ?

アドリブ大歓迎です!



 廃病院なだけに雰囲気はたっぷりと、それはもう存分にある。何かが『出る』と言われたら納得がいくぐらいの何らかの迫力。しかしその正体を預かり知ることは未だ叶わない。相手がどのような相手か、見定めようにも、相手もまたこちらを見定めているのは確かで――であるからこそ油断は誘わねばなるまい。と、いう思考もなきにしもあらずだが、恐怖よりも空腹が勝るのが羆嵐・来海(大体腹ペコなクマの軍令暗殺者・f43414)であった。唸り声にも聞こえる腹の虫を抱えながら、さてどうしたものかと考える。ここに何か生活の痕跡でもあるだろうか――例えばネットロアの主の食事だとか。
「まぁ、そんなもの、都合よくあるはずが――」
 と、そこまでつぶやいて、すんと鼻にかおるもの。
 ――これは醤油のかおり?
 相手に見られいる可能性もある、体が若干ヒグマのそれへと変貌するのを抑えつつ、まさかぁと思いつつも探してみると、汁が残ったままのカップ麺、が、残っていた。
「……え。カップ麺……?」
 思わず見たものを事実のまま感想として述べる。
 さて、これは誰が食べたものだろう? 確かホームレスや不審者などの類はいないと地主は言っていた、とすると食べたのは――。
「……」
 ジ、と見つめる。
 ここには、明確に、異物がいる。

 ●
「おかわりバコ~……」
 女の影は満足満足と行った風に食べたカップ麺のおかわりを用意していた。カセットコンロでお湯を入れて少し固めの麺でいただく、これがよい。
 ――このネットロア、完全に……ナメくさっている。

成功 🔵​🔵​🔴​

子豚・オーロラ(サポート)
人間の妖剣士×寵姫、22歳の女です。
普段の口調は「豚房流の女(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」、リラックス中は「子豚家の女(わたし、あなた、呼び捨て、ねぇ、ねぇん、でしょお、なのぉ?)」です。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません

五刀流と一刀流を使い分け、相手のや依頼のタイプに合わせお色気行動と剣士としての真剣な動きを使い分けます

武人タイプには敵でも敬意を払いますが、騙し討ち等の戦術を嫌っているわけではありません

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


宙音・ナナシ(サポート)
あまり感情は表に出ないタイプだけど・・・好奇心旺盛な方ってよく言われる・・・かな。

興味本位で痛い目を見たこともあるよ。
・・・体が頑丈で良かった。

戦闘する際は勿論前衛は任せてよ。

会話は苦手だけど仲良くなりたいから頑張るよ。

ツッコミは任せて。
アドリブ、絡み、連携、お色気展開、何でもOK。



「さてと、調査ね……」
 子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)は、廃病院に入り込みながら周辺を伺う。あくまで今回は素人のフリ、油断を誘うようにしなければならぬ。
「どうしたものでしょうか」
 宙音・ナナシ(異能改造体格闘少女・f42852)もまたホラースポットに物見遊山で来た一般人のテイでいる、とはいえ『普通に調べろ』もしくは『失敗するように調べろ』というほど存外難しいものはない。
「ふむ! 例えば、こういう状況で二手に分かれてみるとか?」
「ああ……いかにもこういうところでやってはいけないことっぽいね」
 子豚の提案に宙音は頷き、懐中電灯の灯りがつくことをしっかりと確認すると、そのように進めることにする。
 ――ホラー映画とかで、ほぼほぼやってはいけないとされる、一人行動。さて、どう出るか。

 ●
 実際に一人行動をしてみても、何か劇的なことが起きるわけ――がないわけではなく、浮遊する瓦礫や唸り声のような音。
 ポルターガイストとラップ音か、いかにもそれらしい――そう判断しつつ、適切に回避しつつも相手の痕跡を見る。
 確か先に入った者は食事の痕跡を見つけただとか、だとするとより痕跡があるところに居るはずである、ここを居城としているのならば、そう頻繁に移動することはあるまい――別の場所ながらもそのように判断した二人は、すぐさまに行動を開始した。

 ●
「……やっぱり」
「奥に行くほど生活感があるわね」
 障害物を避けながら進めば合流し、奥に行くほど座布団や布団、マットレスなども見受けられ、明らかにここに住んでいることが分かる。
「……そろそろ顔を出してみたらどうかしら、コトリバコさん」
 宙音がそう口にしてみた。隠れているつもりの相手を見透かすような、どこか挑発するような、そんな声音で。
 
 ――どう出る? コトリバコよ。
 
 二人は身構える。出てくるなら出てこい、どんなのが相手だとしても、打倒してみせようとも!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『『都市伝説』コトリバコ』

POW   :    カゴメ、カゴメ
全身を【囲む様に子供の霊を召喚、内部を安全領域】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD   :    そして皆いなくなった
【コトリバコから敵対者を追尾する無数の小鳥】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    【常時発動型UC】子取りの箱
【自身から半径レベル三乗mの一般の女性、子】【供を対象に寿命を奪い衰弱させる状態異常を】【付与。また、奪った寿命でレベルを上げる事】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。

イラスト:ALEC

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアララギ・イチイです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「バコーッ!? どうして私のことが分かるバコよー!?」
 完全に猟兵達に見透かされているとは思っていなかった『コトリバコ』が声を荒げながら姿を現す。
「油断していたり愚かだと思っていたら、よ、よ、よりによって名指しバコ!? こんなの、想定してないバコよ! 私をよくも騙したバコね……!」
 騙したも何もそちらが人に危害を加えるから調査をしていただけなのだけれども。
 コトリバコはキレ散らかしながらも、箱からは小鳥が飛び、彼女の周りを守るようにして群れを形成しはじめる。
「――こうなったら、力技で分からせてやるバコ……ネットロアの力を思い知るが良いバコ!」
 分からせるのはこちらだ! 『コトリバコ』を、撃滅せよ!
柳・依月
ようやっとお出ましか?待ちくたびれたぞ。
さあて、ネットロア同士の対決と行こうか。

……って、流石に強さはガチか。
まあいい、数には数、鳥には鳥だ。
UC起動……厄介そうな鳥たちは任せたぞ。
基本は呪髪糸で【捕縛】し【呪詛】も使って抑えるが……距離を取っても無駄そうなら仕込み番傘を盾にして邪魔な鳥を切り捨てながらスピードで強行突破するしかないか。
何にせよ、こいつはここで抑えなければ。

同胞のようなものだからな、やりたいことは正直に言ってわからなくもない。
しかし人間に過剰に害をなすのはいただけないな。
…あとだな、大変言いにくいんだが…見た目と能力は申し分なくとも、口調がちょっと…全然怖くないんだよな…



 ――元は、とある民俗学系のネットロア。それが柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・f43523)である。
 対峙するコトリバコも似たような存在だ、けれども、人と愛しながら相対するのと、人をただ害するのと、それは決定的な違いである。
「……流石に強さはガチか」
 身構え、『伝承顕現:闇鴉』を顕現――鴉達はカアカアと鳴きながら、コトリバコの呼び出す鳥とぶつかりあう。赤い羽、黒い羽が舞い散る中、コトリバコは柳を見て、柳はコトリバコを見た。
「そちらも同胞のようバコねぇ」
「……そうだな」
「もうこうしている間で声をかけても無駄とは思っているバコが……どうバコね? 今から『こちら側』に寝返ってみる、というのは」
 両手を広げ、うっそりと笑うネットロア、コトリバコ。それは確かに恐ろしく、確かに強大であるのだが――こちらにだって理由と流儀というものがある。
「お断りだね、言いたいことはわからないでもないけれども」
 絡め手を試みてみるが、鳥にどうしても妨害される。そうすると強行突破か、番傘を手に突き進む。
「確かに俺達ネットロアは、場合によっては人を怖がらせてナンボだ。でも、人間に過剰に害をなすのは、いただけない!」
「コーコッコッコッ……そういうことなら潰し合うのみバコねぇ!」
 番傘で鳥を盾にしながら、鴉を押しのけながら進む。今は前へ、前へ! 今は一人でも、増援が来ればもうなんとでもなろう……!
 ……それからどうしても気になっていることをつい口にしてしまった。
「……あとだな、大変言いにくいんだが……見た目と能力は申し分なくとも、口調がちょっと……いや全然怖くないんだよな……」
「バッバコーッ!? この私のファイナルオリジナルホラー語尾が怖くないとでもバコーッ!?」

大成功 🔵​🔵​🔵​

セラー・ミメシス
いやぁ、オヤビンは流石でヤンスね!……下っ端はここまで。油断をこの場面までかせげりゃ十分だ。

仮称オヤビン殿が押し合っている上で、相手の恐怖の根幹を揺さぶることで霊的にもダメージを与えている……って事は不意打ちチャンスだな。
先を拓いた猟兵の影に隠れてUC【ミミックトレジャー】を起動。除霊Lv100の大幣(神主さんとかが持ってるアレ)を作成してそいつでこの箱騙りネットロアをブチ祓う一撃をくれてやる。

すぐにでも子供の霊で防御を固めてくるだろうが、相手が動けないうちに召喚されたこのガキどもの霊を全力で祓っていくぜ。
次の猟兵の攻撃を通すための隙作り兼、本物の霊ならこのアホの使役から解放してやるためだな。



「いやぁ、オヤビンは流石でヤンスね! ……なーんて」
 そろそろ下っ端も終わり! この場面まで油断を稼げれば上々だ。
 先を拓いた猟兵の影に隠れ、セラー・ミメシス(異界渡りの菫色・f43527)は『ミミックトレジャー』を発現させる。
 さーて、どんなマジックアイテムがいいか……ネットロアなら、やっぱりアレがいいか……?
「バコーッ!?」
 奇っ怪な悲鳴と同時に、コトリバコが凄まじい勢いで吹き飛ばされた。
「っし! 除霊Lv100の大幣、効果バツグンじゃねぇか!」
「かっ、隠れて汚いバコね……!?」
「それお前が言うことか?」
 思わずツッコミまれつつ、コトリバコは自身の守りを固めはじめる。しかし、除霊Lv100の年季入りのマジックアイテムは、近年生まれたばかりとされるネットロアには効果は絶大過ぎた。霊験あらたかなものであるからして、コトリバコなんて目ではない、他の妖異だって相手取ることができるだろう。
「くっそぉ~! 卑怯バコ……!」
 文句を付けながらコトリバコは攻勢に出ようとするが、しかし大幣を前に明らかに消耗している。
 ――この幽霊達、やっぱり本物か。このアホ使役から開放してやらねぇとな。
 ……セラーは決断しつつ、攻勢を止めない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

柳・依月(サポート)
 俺は人間じゃない、ネットロアだ。だが人間は物語が好きで、俺も人間が好きだ。だから人々の日常を脅かす者は許してはおけない——それが俺が戦う理由ってことになるのかな。
戦闘時は基本仕込み番傘での近接戦だが、中長距離や支援に回る時などは呪髪糸も使用する。
非戦闘なら情報収集が得意だ。主にネットだが、聞き込みとかもする。【化術】も得意だからな。

以下PL
ギャグ系の状況でもノリはいい方です。
 UCは指定した物をどれでも使用し(詠唱ご自由に)、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。



「やっとお姿、ご開帳ってか――」
 『ただのオカルト大好き大学生』。その姿をかぶるは柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・f43523)。
 その正体はずばり眼前のコトリバコと同じネットロア。ネットロアは人によってかたちも中身もうつろう。だからこそ、人間を愛しく思い、時として残酷なことができてしまう。時として愛され、時としておそれられる――そうしなければ、ネットロアは途絶えてしまう。人間とは、持ちつ持たれつであるべきなのである。
 ――目の前のネットロアの名乗るモノは、ただの破壊衝動と悪辣さの塊。無論、持ちつ持たれつとは離れた『なにか』だ。
「新手バコね……」
「見過ごすことはできねえなあ、コトリバコさん」
「――同類バコか」
「冗談、お前なんかと一緒にしないでくれ」
 コトリバコはそれに無言で荒れ狂う小鳥を放った。無差別的な攻撃、何もかもを傷つけるような、派手なもの。
「駄目だよ、駄目駄目――ネットロアっていうのは、もっと大人しくて、そしてもっと恐ろしくなくちゃあ」
 ザザッ。
 柳の周囲にノイズが走る。
「な、なに――」
「これが、本当の」
 恐怖ってやつ?
 コトリバコの悲鳴が轟いた。心底、相手に恐怖したような、そんな声。
 ノイズの向こうでなにが起きているやら――。
 
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成功 🔵​🔵​🔴​

ルドルフ・ヴァルザック(サポート)
「フゥーハハハ!(こ、この場は笑ってごまかすしか……)」
◆口調
・一人称は我輩、二人称はキサマ
・傲岸不遜にして大言壮語
◆性質・特技
・楽天家で虚栄心が強く、旗色次第で敵前逃亡も辞さない臆病な性格
・報復が怖いので他人を貶める発言は決してしない
◆行動傾向
・己の威信を世に広めるべく、無根拠の自信を頼りに戦地を渡り歩く無責任騎士(混沌/悪)
・何をやらせてもダメなヘタレ冒険者だが、類まれな「幸運」に恵まれている。矢が自ら彼を避け、剣先が届く前に毀れ、災難は紆余曲折で免れる
・臆病な性質も見方次第では生存本能と言えなくも……ないよね?
・コミックリリーフ役にお困りならば、彼が引き受けます(但し公序良俗の範囲内で)


グレナディン・サンライズ(サポート)
『ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?』
『こう見えても、まだまだ衰えちゃいないよ』
年齢3桁の婆。
スペースシップワールド出身の元宇宙海賊。
主な武装はフォースセイバーとブラスター。
戦闘スタイルは基本的には前衛遊撃。敵を翻弄するような戦いを好む。
グルメではない酒好き。
年齢なりの経験を積んでいるので、冷静さと余裕をなくすことはない。
口調(あたし、あんた、だね、だよ、~かい?)



「フゥーハハハ! コトリバコ、なかなかどうして良い相手と見た!」
 すでにボロボロのコトリバコを前に、ネットロア、都市伝説、ひいては森羅万象における超常現象の恐ろしさに内心震えながらもルドルフ・ヴァルザック(自称・竜を屠る者・f35115)は高笑いをしていた。手にしている『ランツェ・デル・フライハイト』を構え、コトリバコに向かって不敵な笑みを浮かべる。
「さぁ! さぁ! それではルドルフ・ヴァルザックの大立ち回り! 見てもらうぞ……!」
「ば、バコォ……! いかにも強そうバコ……! 厄介バコね……!」
 身構えるコトリバコを見ながら、隣に立つはグレナディン・サンライズ(永遠の挑戦者・f00626)だ。腕を組み、さてどうしたものかと相手を観察している――コトリバコは、その老女の姿を見逃さなかった。
「ふっふっふっ、そっちのおばあちゃんは見るからに狙い目バコね! 喰らえ、コトリバコアタッ……バコォ!?」
 攻撃をかまそうとしたコトリバコは、不意に銃声と共に衝撃を喰らい、のけぞった。
「年をとっているからって、舐めてもらっちゃあ困るねえ……」
 リボルバー銃を手にしたグレナディンはさらに銃を撃ち込む。咄嗟にコトリバコは小鳥の群れで防御するものの、銃の方向を変えて床や壁に向けて発射――跳弾がコトリバコに当たる。
「バコォ! つよ、強いバコォ……!」
「ようし、吾輩も負けていられないぞ!」
「フレンドリーファイアはないよ、安心して前に出な」
 そう言われて、ルドルフは駆け出す。手にした槍の使い方は実のところ良く分かっていないが――ともあれ、ここでグレナディンにすべてを任せてしまっては男が廃る、グレナディンの援護射撃を受けながら、大上段から槍を振りかぶり――コトリバコの頭上へ――!
「バコォォオオオオッ!」
 コトリバコの断末魔!
「決まった、な!」
 ……まあ、結構ラッキーだった気がするけれども!

 ●
 こうして、無事に『人食いコトリバコ』の噂は消え去った。コトリバコが何故謎のキャラ作りをしていたのか……それは本体が消えた今、知る由もないが――……。
「バコォ! キャラ付けができているほど噂が広まると思ったんだバコォォォッ!」
 ……という妙に説明的な断末魔が、あのあと続いたとかなんとか。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2024年07月27日


挿絵イラスト