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仁田一族と六番目の猟兵

#アヤカシエンパイア #東国 #再送歓迎 #プレイング一時受付停止 #再開次第お知らせします

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●坂東武者は戦場を駆ける
 広い原野に20人から30人ほどの野武士が駆け回っている。彼らは『坂東武者』と呼ばれる戦闘集団だ。このアヤカシエンパイアにおいて、陰陽師たちと並んで妖と戦う能力を持ち合わせている彼らは、現在苦戦を強いられていた。
「くっ、刀が通じないだと!?」
 鬼のような姿の妖に刀を振るうも、刃は妖の肉体をすり抜けてしまう。それもそのはず、この妖の正体は怨念の集合体。物理攻撃が通るはずがないのだ。

 本陣では数人の坂東武者たちが策を練っていた。
「やはり北川殿の到着を待ってから赴くべきでしたね。」
「だが、それでは妖が村へと到達してしまう。」
 原野を抜けた先には人々が暮らす小さな村がある。自分たちの所領である以上、彼らにとっても村を見捨てる訳にはいかないのだ。
「父上、如何なさいましょう。」
 坂東武者の一人から『父上』と呼ばれた男――人間にはありえぬ黒曜石の角を頭から生やした、老境の人物は思案に暮れていた。引くべきか、留まるべきか。そこに一つの噂が蘇った。どこからともなく現れた『六番目の猟兵』なる凄腕の戦闘集団が、日夜妖と戦っていると。
「『六番目の猟兵』が助太刀に来てくれればいいんだがな。」

●いつもの
 グリモアベースに出現した黒板に教卓、とくれば句坂・野乃(主婦兼アマチュア作家・f41457)である。「またお前か」と言いたげな猟兵に「それはこちらも同じだ」と言いたげな顔をしてから、黒板に『坂東武者』と書きだした。
「はい注目。アヤカシエンパイアでかつて起きた戦争『禍津妖大戦』。これにより東国……こちらでいうところの関東から東北にかけては強力な妖が発生しやすくなっています。これは過去の激戦の記憶によるものだとされていますが、正確なところは分かっていません。
 現在は主に関東を拠点にしている坂東武者が討伐を行っていますが、今回この坂東武者の皆さんがピンチに陥っています。」
 毎度の如く黒板に地図が張り出される。今回は関東地方の地図だ。
 「北関東の山奥に『仁田』という羅刹の一族がいるのですが、彼らは坂東武者として人間に協力しています。どうもここの頭領が神隠しでサムライエンパイアから渡ってきたそうですが、その辺はまぁ当人から聞いてください。
 で、彼らの所領の近くに妖が出現したというので、早速一族で討伐に向かったのですが、この妖は頭も回るらしく、声で彼らを惑わそうとしています。」
 黒板に『誘う声』の文字が書かれる。

「現地では仁田一族の皆さんが『叢雲鬼』なる妖と戦っているので、加勢してください。この妖は怨念の集合体で物理攻撃が効きづらいです。なので何かしらの対策が必要です。除霊とかできるといいですね。
 で、こいつらを倒したら、近くの荒れ果てた屋敷を探索します。敵のボスはここにいるのですが、先ほども言ったように、声で惑わしてきます。例えば助けを求める声だったり、仲間の声だったり、はたまた死者の声だったり、そこは聞く人によって千差万別です。
 そして、声を突破した先に敵のボスがいます。多分声の正体がこれだと思うのですが、こればかりはどうにも予知に引っかからなかったようで、こちらでも詳しい事は不明です。」

 野乃がグリモアを起動した。
「ここで仁田一族の信頼を得ることが出来れば、今後アヤカシエンパイアでの依頼がやりやすくなるでしょう。それでは皆さんよろしくお願いします。」
 グリモアの光が一層強くなった。




第2章 冒険 『誘う声』

POW   :    誘いに乗ってギリギリまで近付く

SPD   :    声の聞こえる範囲を測ってみる

WIZ   :    間取りと照らし合わせて推測する

👑7
🔵​🔵​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●屋敷の呼ぶ声
 原野の中に怪しい屋敷を発見したという情報を得た猟兵たちは、偵察ドローンにてその外観を確認した。傍目から見ても朽ち果てそうなオンボロ屋敷であったが、最初に屋敷を発見したという別動隊の坂東武者たちは口々にこう語った。
「屋敷の中から我々を呼ぶ声がした。」
「懐かしいような、そうでもないような、助けを呼ぶような、美女が誘惑してくるような、何を言っているのか分からないがとにかく引き付けられる声だった。」
 本陣にて別動隊と猟兵の話を聞いた義富は、この戦いに参戦していた一族の者を集め、屋敷への突入を決めた。
「猟兵殿の話を聞くに、敵の総大将がその屋敷に陣取っているらしい。ならば屋敷に踏み込みその首を討ち取るのが筋だろう。」
 猟兵たちもまた、協力を申し出た。いずれにせよ屋敷の妖――オブリビオンを倒さねば同じことが繰り返されるのだから。
木元・祭莉(サポート)
「なになに? ドコ行こっかー♪」

人狼少年。
前衛肉弾派で、先頭に立って積極的に行動します。
まだまだ未熟なアホの子です。

いつも深く考えず、場合に応じて反射的に、楽しそうにテンション高く対応します。
どどーん、ばばーん、ひゅいーんなど、擬態語を多用します。

ユーベルコードは、地味な使い方をすることが多いです。
アイテムも地味ですが、時に妙な使い道を閃きます。
テキトーに、ヘンな使い方をしても大丈夫です!

いつも笑顔で、後先考えず。でもちょっとビビリ。
鳥類全般がちょっとコワくて、わんこが大好き。

冒険中は、野性の勘を信じてポジティブに動きます。
罠に嵌まってもニコニコ。怪我をしてもニコニコ。

あとはおまかせ!



●夜明けの叫び声と、君に
 先陣を切り、屋敷に突入したのは木元・祭莉(WINNER、たまこ。・f16554)であった。
「んー、何もないかな?」
 普通の廃屋であれば、過去の生活の痕跡が何かしら残されているはずだ。しかしこの打ち捨てられたような屋敷にはそのようなものが何一つとして存在しなかった。人の手が入らないのであれば積み重なるはずの埃すら存在していないのだ。

「――りん。」
 屋敷の奥から、聞き馴染みのある声がかすかに聞こえた。祭莉は改めて耳を澄ませる。
「――まつりん?どこ?どこにいるの?」
 間違いない、双子の妹である杏の声だ。しかし杏が何故こんな所にいるのだろうか?疑問に思った祭莉は屋敷の奥へと進もうとした。しかし、後から追いかけてきた坂東武者の青年が彼を引き留める。
「お待ち下され、この先に罠が仕掛けられているやもしれません。」
 それもそうだ、と納得した祭莉が足を止めた。そもそもグリモア猟兵も『敵のボスは声で惑わしてくる』と言っていたではないか。しかし奥に潜むであろう声の正体も気になる。
「そうだ、おいら以外の誰かを送り込めばいいんだ!」
 目の前に白炎が上がり、その中から額に『1』と数字が刻まれたニワトリのような物の群れが出現した。
「おお、鶏型の式神ですか。」
 青年が驚嘆の声を上げる。ニワトリ型ロボに限らず、ドローンのことも式神扱いするなど、どうやら仁田一族に『メカ』の概念は無いらしい。アヤカシエンパイアの民ならば仕方ないのだろう。
「突撃だー!!」
 ニワトリ型ロボの群れはとんでもない勢いで屋敷の奥へと向かっていく。そしてその姿が見えなくなったころ、奥から金切り声とニワトリの鳴き声が響いた。

「何か見つけたんだろうな、きっと。」
「でしょうね。」
 納得した2人は改めて屋敷の奥へと向かうのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​