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【サポート優先】かえりみち

#UDCアース #【Q】 #UDC-P

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#UDCアース
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#【Q】
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#UDC-P


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 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。


「ねぇ、みんな。ちょっといい? UDCアースの『組織』が、手助けを欲しがってるみたい」
 そう言いつつ、グリモアベースを訪れた猟兵達に、ててて、と近づいたのは闇月・心愛(アンサラー・f16155)。
「聞いたコトあるよね。『UDC-P』。PはPeaceって意味みたい」
 何らかの異常により、UDC怪物。つまりオプリビオンとしての「破壊の意志」を持たずに生まれた存在の呼び名である。
 以前はシャーマンズゴーストもこの括りに含まれていたそうだが、近年は他の存在も確認されるようになった。

「都内の……秘境駅ってゆーのかな。そこがUDC怪物の溜まり場になっているみたい」
 この時期、桜の枝に看板が隠れてしまうその駅は、アクセスのしにくさもあり、滅多に人が寄りつかない。
 工事現場に偽装された階段から地下へと降りれば、そこには閑散とした空間と、長い無人の通路が広がっている。
「まだ犠牲者はいないけど……予知によると、やっぱりUDC怪物達は、人間に敵対的みたいだね」
 そんな中にあって、群れの中に紛れた、たった1体の『UDC-P』は、同じ少女の姿形を持つ怪物達の凶行には加わらず、恐怖に怯えていたそうだ。
「なんとか『UDC-P』だけ救助して、組織に連れ帰って欲しいの」
 猟兵であれば『UDC-P』の個体を即座に見分けることができる。他の個体から庇いながら戦う芸当は、猟兵にしか出来ないだろう。

「現場の後処理とかは組織がやってくれるよー。あ、でもね。助けた後に一つだけ仕事があるんだって」
 それは『UDC-P対処マニュアル』の作成。
 救助された個体は猟兵に協力的だが、同時に怪物故の難点を持ち合わせている事も否めない。
 そのため組織に引き渡す前に、正確な対処マニュアルを作成して欲しい、との事。
「……あ! UDC-Pの扱いは心配しなくていーよ。組織も私達とコトを構えたくは無いだろうし、ね」
 UDC-P自身の感情にも配慮しつつも、人道的な範囲で研究を行い、その成果を役立ててくれるだろう。
「……こんなトコかな。みんななら『UDC-P』を無事に連れ帰ってくれるはず。じゃ、よろしくね!」
 最後にそう言って、心愛は転送の準備を始めるのだった。


白妙
 これはサポート優先依頼です。
 マイペースにサポートプレイングを採用していく予定です。
 通常プレイングもご自由にどうぞ。

●第1章【冒険】
 無人の地下鉄に踏み込み、UDC怪物の群れが潜む場所へと行軍します。

●第2章【集団戦】
 UDC怪物との戦闘です。
 1体だけUDC-Pが居るので、庇って戦う必要があります。

●第3章【日常】
 組織にUDC-Pを引き渡すに当たり、可能な限り正確な「UDC-P対処マニュアル」を作成しましょう。

●他
 プレイング受付開始については、第1章は承認後、第2章以降は断章投下後となります。
 宜しくお願い致します。
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第1章 冒険 『地下鉄の駅の中に』

POW   :    足で探す、とにかく駅の中を歩き回る。

SPD   :    通気口などに潜り込み、普段は人が利用しない場所から探す。

WIZ   :    構造上の不自然な空間や途切れた通路など怪しい場所がないかを調べる。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

夜鳥・藍(サポート)
生まれも育ちもサクラミラージュ。誰かの願いで転生した元影朧。そのため影朧には同情しがち。
それなりの良家の出で言葉遣いは丁寧。だが両親とは違う種族で生まれたのを悩み高等部(高校短大相当)卒業を機に家を出ている。現在は帝都で占い師。

もふもふ大好き。
実家ではいろいろ我慢してたのもあって、飼えなくとも一人暮らし&猟兵となったことで爆発しがち。
猟兵になっていろいろ経験し悩みを乗り越えた。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭いません。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動は絶対にしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「ここ……ですね」
 通路を抜けた夜鳥・藍(宙の瞳・f32891)が足を止めれば、首元で銀の水晶と無色のサファイアが、ちゃり、と音を立てた。
 辺りは静寂。
 広大な都内の地下鉄駅は、『組織』の人払いにより、完全な無人と化していた。
(「行きましょう」)
 辺りを見回しつつ、藍は探索を始める。
 少し暗い照明。
 黄味がかった天井やタイル。
 丸い柱を囲むように並んだ、プラスチックのベンチ。
 広さや設備は間違いなく都心の地下鉄のそれ……とはいえ、開発から取り残されたとの情報を裏付けるように、管理が行き届いていない点も節々に見受けられる。
 だがそれだけではない。確かにこの場所は、時空がズレたような、がらんとした不思議な空気感を漂わせてもいた。
 探索を始めて暫く。
「……やっぱり、この先、ですよね」
 こつ、こつ、こつ、と藍の歩速が早まる。
 やがて立ち止まったのは、階下へと続くエスカレーターだった。
 動かない昇降口の前には、工事中の看板が立っている。
 その先を満たすのは――暗渠。
「……」
 すう、と深呼吸。
 一歩、また一歩。
 藍は、己が身を地下へと運んでいった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ネッド・アロナックス(サポート)
めずらしい そざいはある?
なければ じょうほうを しいれて かえろうかな!
(※セリフはひらがな+カタカナ+空白で話します)

探し物や調べ物は楽しくて得意だよ
"くらげほうき"や"ゆきソリ"で空を飛んだり泳いだりしてヒトや物も運ぶよ

戦闘はサポートに回ることが多いかな
手強い敵は基本隠れながら隙を作って逃げる!
"クリーピングコイン"で物をひっかけて飛ばしたり
"しろくじら"の歌で余所見をさせたりね

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
よろしくおねがいします!



 ぺた、ぺた、ぺた。
 柔らかいゴム底が地面を踏む音が、地下鉄の道路に反響する。
 階段を降りたネッド・アロナックス(ガムゴム人の冒険商人・f41694)を迎えたのは、直線通路だった。
(「なにも ないね」)
 無人の連絡通路は目的地である駅へと続いており、歩いても歩いても先が見えない。
 天井の両脇に規則的に並んだ蛍光灯の白い灯りを、これまた白く均一な壁と、光沢を備えた床のタイルが虚しく反射する。
 そんな、どこまでも無機質な光景の中を、ネッドはひたすらに進む。
 ふと壁に目をやれば、そこには張り紙。

『感動をもう一度』
『駆け込み乗車はやめましょう』

(「いつの ポスターだろう」)
 色褪せた写真の数々を、歩きながらも目で追っていくネッドが。
 不意に、ぺたり、と。
 一枚のポスターの前で、足を止めた。
(「これだけ あたらしい」)
 内容は……人探し。

『探しています ◼️◼️ゆかりちゃん』

 ぱ、と紙の端を彩ったのは、紅蓮。
 一気に燃え上がるポスター。

「!」
 ――ネッドが我に帰った時、目の前のポスターは全く別のものに変わっていた。
「いまのは」
 立ち尽くすネッド。
 何処かから、笑い声が響いた。そんな気がした。

成功 🔵​🔵​🔴​

諏訪野・啓太郎(サポート)
『唯のろくでなしの旅烏ですよ。』
 スペースノイドのスターライダー×電脳魔術士、32歳の男です。
 普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、負傷した仲間には「元気に(俺、~くん、~さん、だね、だよ、~かい?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


陽環・柳火(サポート)
 東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。
 普段の口調は「チンピラ(俺、てめぇ、ぜ、だぜ、じゃん、じゃねぇの? )」

悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
冒険等では割と力業を好みますが、護符衣装を分解して作った護符などを操作したりなどの小技も使えます。戦巫女なので、破魔・浄化系統も得意。
護符を足場にしたり、猫車を使ったり機動力もある

 ユーベルコードは指定した物を使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。お触りなしのお色気までが許容範囲。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「四番ホーム……か」
 狭い階段を慎重に歩いて降り、地下鉄のホームへと足を踏み入れた諏訪野・啓太郎(さすらいのライダー・f20403)は、看板を眺め、そう呟く。
 彼のすぐ脇を、たたた、と駆け下り、マタタビ丸を、ばっ、と構えて周囲を警戒するのは、陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)だ。
「……異常無し。ったく、UDC怪物なんだから、シンプルに出てくりゃ良いのによ
 そしたらブッ倒せるのに。と呟いた柳火を、そう言うな、と啓太郎は嗜めるように苦笑する。
 がらんとした地下鉄のホーム。
 都心の駅だけあって外装や設備は、一見したところ綺麗だ。だが最新のものとまでは呼べない。中には年季を感じる点も散見される。
 プラスチックの椅子。円柱状の柱。足下の薄暗闇に浮かぶ線路。それら全てが閑散とした空気の中に佇む光景は、控えめに言って不気味だ。
「誰も居ねぇな」
「あぁ。通電していて明るいのは助かるが」
 おまけに駅全体が無人。探索にはもってこいの状況だ。
 だがそれは地上で待つUDC職員の協力あってこそ。万が一自分達が仕損じれば、彼等もまた危険に晒される事は想像に難くない。
 見逃しはあってはならない。柳火と啓太郎の脳裏に等しくちらついたそんな考えは。
「!!」
 次の瞬間、不意に響いた警笛に、呆気なく裏切られた。
『四番線に、列車が参ります。危険ですから――』
 アナウンス。それに続いて、線路の闇の中に、二つの電灯が浮かび上がる。
「……おい、マジかよ」
 容赦無く迫る音と光。柳火と啓太郎がほぼ同時に戦闘体勢を取る。
「列車も組織が止めている筈だ……来るぞ」
 駆け過ぎる暴風。
 ごう、目の前で轟音を巻き起こしつつも、巨大な鉄塊が徐々に速度を落とし、最後に、キィ、と停車した。
「来やがったな!!」
 気勢を上げる火柳。列車のドアを見つめる啓太郎。
 二人の前でブザー音。続いて、がらり、と両開きのドアが開けば、その車内には。
『……おかあさん』
 顔を紙に置き換えられた、少女にも似た異形の存在が、幾人も佇んでいた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

六島・風音(サポート)
ガレオノイドのスターライダーです。
スピードなら誰にも負けません。

基本的に人の話を聞かず、スピード勝負に持ち込みます。
そんなことより駆けっこです。
普通に駆けるか、天使核ロケットエンジン搭載の宇宙バイクで駆けるか、ガレオン船形態で駆けるかは状況によります。

ユーベルコードは使えそうなものはどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 組織の協力により無人となった地下鉄駅。
 その開きっぱなしの改札を、風を纏うホワイトブロンドのウェーブヘアがあっという間に抜けていく。
「それにしても、意外と広いですね〜」
 六島・風音(スピードなら誰にも負けません・f34152)は、その健脚で先行した猟兵達に追い付こうとしていた。
「間に合うと良いんですけど」
 駆けつつも赤茶色の瞳をきょろきょろとさせ、うさ耳をぴょこぴょこと揺らす。
 硬い床をブーツ裏が叩くたび、こつこつと規則的な小気味良い音が、がらんとした空間を反響していた。
「あ!」
 その時、風音が叫び声を上げる。
 遥か前方。閑散とした広間の先にある幅の広い階段。
 その階下に消えて行く人影は、きっと味方の猟兵だ
「かけっこしましょう! 負けませんよ!」
 そう声を掛け、歩速を早めて数歩を刻んだ……その瞬間。
「!?」
 キキィッ、と風音がブレーキをかける。
(「……ランドセル?」)
 どうやら目の前の人影は制服を着た女子小学生らしい。
 だが彼女が纏うのは年相応の雰囲気などでは無く……違和感。
 湧き出す警戒心に風音が、秀麗な目元とうさ尻尾を同時に吊り上げた、その瞬間。
『……』
 くるり、と少女が振り返った。
 そこには顔が無かった。
 帽子の下から、人探しのポスターだけが覗いていた。
「っ!!」
 我に返り、ふるふると首を振る風音。
 もう少女は居ない。だが先程の気配は確かに残滓となり、今も階段に蟠っている。
「急がないと……!」
 たん、と風音は床を一蹴り。
 まさに風の如く、数歩飛ばしで階段を駆け下りるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

バジル・サラザール(サポート)
『毒を盛って毒で制す、なんてね』
『大丈夫!?』
『あまり無理はしないでね』

年齢 32歳 女 7月25日生まれ
外見 167.6cm 青い瞳 緑髪 普通の肌
特徴 手足が長い 長髪 面倒見がいい 爬虫類が好き 胸が小さい
口調 女性的 私、相手の名前+ちゃん、ね、よ、なの、かしら?

下半身が蛇とのキマイラな闇医者×UDCエージェント
いわゆるラミア
バジリスク型UDCを宿しているらしい
表の顔は薬剤師、本人曰く薬剤師が本業
その割には大抵変な薬を作っている
毒の扱いに長け、毒を扱う戦闘を得意とする
医術の心得で簡単な治療も可能
マッドサイエンティストだが、怪我した人をほおっておけない一面も

アドリブ、連携歓迎



 長い長い連絡通路を抜けた、バジル・サラザール(猛毒系女史・f01544)。
 彼女を迎えたのは、がらんとした駅の構内だった。
(「薬局とか売店があって、そこに人が取り残されてないと良いんだけど」)
 周りを見渡すバジル。
 閑散とした広い空間を彩る設備は、都内の駅らしく、どれも比較的新しい。
 だが静寂は勿論のこと。一切の気配が存在しない事が、辺りに漂う不気味な雰囲気を却って強調しているようでもある。
「あれは……」
 呟き、バジルが近寄ったのは、フロアの隅にあった、小さな薬局跡だ。
 既に移転したのか照明が落とされている。店員も居ない。
(「こういう所で胃薬とか売ってると、助かると思うんだけど、ね」)
 改めてここが秘境駅なのだと思い知った。
 その時。
「!」
 列車の到着を示す、けたたましい警笛。
 同時にそれまで消えていた電光掲示板の一つが、急に動き出す。
 すぅ、と淀み無く流れて来たのは――『ただいま』の四文字。
「四番乗り場ね……急がないと!」
 先行したであろう他の猟兵に追い付くべく、バジルは階下を目指すのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『ゆかりちゃん』

POW   :    「ただいま」「おかあさん、おとうさん」
戦闘用の、自身と同じ強さの【母親の様な物体 】と【父親の様な物体】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
SPD   :    「どうしてそんなへんなかおでわたしをみるの?」
【炎上し始める捜索願いからの飛び火 】が命中した対象を燃やす。放たれた【無慈悲な】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。
WIZ   :    「ひどいよ、ひどいよ、ひどいよ」
【嗚咽を零した後、劈く様な叫声 】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。

イラスト:暮野

👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 猟兵達と手を組んで動く『組織』。彼等の手により乗客や駅員は全て人払いされ、のみならず列車のダイヤからも一時的に外された筈の無人駅。 その4番ホームに、一台の列車が止まる。
 待ち受けていた猟兵達の目の前で両開きのドアが開けば、車内にはUDC怪物の群れが蠢いていた。
 今や捜索願いと化した不気味な頭を、こちらに向ける少女達。
 だが目敏い一人の猟兵が窓越しに確認する。入り口に詰めかける敵の軍勢とは別に、一人だけ席に座ったままの少女が居る事を。
 彼女を守りつつ、この駅を再び無人と化すのだ。
冷泉院・卯月(サポート)
勿論お仕事は大事ですけどぉ、折角なら珍しい物や新しい物も見つけたいですよねぇ~。
あ、ご一緒される方がいらっしゃればぁ、一緒に頑張りましょうねぇ~。

あまり戦闘は得意ではないですけどぉ、ぶちくんとたれちゃんの力も借りてぇ、頑張っちゃいますよぉ~。
遠距離なら二人に短杖になってもらって魔法弾を撃ったりぃ、
接近戦なら二人で力を合わせて杵になってもらって頑張っちゃいますぅ~。
パラドクスは状況に応じて臨機応変に使いましょうかぁ~。

戦闘以外なら運転なんかも得意なのでぇ、何処へでもお届けしちゃいますよぉ~。
道中も楽しいことが見つかるといいですよねぇ~。


夜城・さくら(サポート)
キャバリアでの戦闘をメインに。
『オーバーフレーム換装』では、装甲を犠牲に攻撃力か射程を上げて仲間を援護するように攻撃します。【スナイパー】技能使用。
手数が必要な時は『無限射撃地獄』です。敵がビット攻撃してきた際には相殺するように展開することも。

キャバリア以外では、『ギタギタ血まみれの外科手術』で仲間の治癒と戦闘力増強に励みます。
「ちょっと痛いですよ? でも大丈夫。すぐに元気すぎるくらいになりますからね」
笑顔でノコギリを振るいます。大丈夫怖くない怖くない。



「――確保完了」
 ズン、と鉄の足音が車体を揺らす。
 一斉に振り返る少女型のUDC怪物達。
 その先では既に緑色の量産型キャバリアが、80ミリの長距離用ライフルを向けていた。
 場所は列車の最後尾。目的は敵の殲滅。
 夜城・さくら(不思議ちゃんの量産型キャバリア・f30006)が最初に得たのは、数で勝る敵にも背後を取られない、壁際の利だった。
『……』
 ぼ、と少女達の顔が燃え始める。
 抗戦の意思。だがその時、不意に窓の外が闇に覆われ、入り口から光が差し込む。
「お邪魔しますぅ〜」
 そこから車内に踏み込んだ存在が、間延びした声を上げると同時に、ぎゅん、と、独楽のように一回転。
 その刹那、ドォン!! と凄まじい衝撃を受け、先頭のUDC怪物が、遥か後方へと吹き飛ばされた。
「あらあら〜」
 フルムーンブレイクにより創造された満月の光を受け、冷泉院・卯月(壱七八あーる・f40880)は動揺する怪物達を観察する。
 狂月化した獣の手足に握られているのは、『ぶちくん』と『たれちゃん』が変身した杵だ。
『ひ』
 突き飛ばされて倒れた一人の少女から嗚咽が漏れる。
 だが。
「遅い」
 それが劈く様な叫声に変わる寸前、さくらがライフルの撃鉄を引いていた。
『!』
 銃声。
 巨大な弾丸に胴を吹き飛ばされ、そのまま影となって虚空へ消えていく少女。
 威力は勿論、正確さも普段とは段違い。前衛として現れた卯月の存在が、さくらの『アドバンテージ・アンサー』を盤石なものとしているのだろう。
「支援、よろしくお願いしますねぇ〜」
「ん、わかった」
 ば、と速度を纏い卯月は突進。再生力に任せて纏わり付く火の粉を突っ切り、嵐のような勢いで杵を振るって怪物達を打ち倒していく。
 どすん、ばたん、と。次々と壁に叩きつけられる少女達。その間隙を抜いて、轟音と共にさくらの銃撃が送り込まれていく。
 二人の猛攻は、最後尾の車両を埋め尽くしていたUDC怪物達を、完全に沈黙させるに十分なものだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。

口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。

食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆

※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。



 とん、と靴音を立ててミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)が単身、列車内に踊り込んだ途端、焦げるような匂いが鼻を擽る。
「にゃ?」
 遥か後方では他の猟兵達がUDC-Pを守りながら戦っているものの、その戦火はミーヤの居る先頭車両までは届かない筈だ。
 ならば原因は此処にある。
 車両を埋め、あたかも鬱蒼とした森に立つ朽木のように不気味な雰囲気を纏い、ミーヤを眺めている少女達……UDC怪物だ。
(「くっ、どこだにゃ……!?」)
 元より目的は『UDC-P』の保護だけではない。
 この場で他の敵を残らず消滅させる。
 その目的の為に、必死で周囲を探るミーヤの視界の端で……ちらり、と紅炎が瞬いた。
「!!」
 瞠目するミーヤ。座席に腰掛けた一人の少女。その捜索願いを模した顔が、ゆらゆらと燃え始めている。
『どうしてそんなへんなかおでわたしをみるの?』
 は、と、嫌な予感に息を吸い込むミーヤ。途端に少女の顔面が火勢を増し、ぼん! と音を立てて一気に燃え上がった。
 だが、次の瞬間。
「うにゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁああっ!!!!」
 タッチの差で喉から絞り出されたミーヤの咆哮が、その場に居た全ての者を直撃した。
 凄まじい衝撃にびりびりと揺れる巨大な車体。その中で少女達は踏ん張るような動作をしていたものの、やがて一人、また一人と崩れ落ちて行き、遂には影となって消滅していく。
「あ、危なかったにゃ……」
 ミーヤが息を吐き切った時、先頭車両は無人と化していた。
 禍々しい気配の去った車内。
 近くの座席に腰を下ろしながら、ミーヤは安堵の溜息を漏らすのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

御門・ななお(サポート)
 猫の魔喰者(モンスターイーター)×力持ち、10歳の男です。
 普段の口調は「男性的(俺、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」、年上には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。

悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
正面からのぶつかり合いを好みますが、護符を化け術で変化させて操作したりなどの小技も使えます。
全力魔法使用後の魔力枯渇はにゃんジュール等の補給で補います
名刀『マタタビ丸』は量産品なので、もしも壊れても予備があります。

 ユーベルコードは指定した物を使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


レイカ・ヴァンスタイン(サポート)
フェアリーの聖者×プリンセス、11歳の女です。

戦闘は苦手で援護や救助、支援など中心です。
武器は人間大の人形(銃火器持)ですので、運搬作業も可能です。
普段は悪戯(許せる範囲)で遊ぶ※戦闘とは別です。

普段の口調は「マイペース(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」
苦しい時は「愛想笑い(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」です
難しい漢字は使わずに喋ってます。

・ユーベルコードは必要に応じて、多少の怪我は厭わず積極的に行動(支援中心)します。
・他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。公序良俗に反する行動はしません。悪戯も笑って許される範囲までです。
・あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


夕闇霧・空音(サポート)
『私の可愛い妹のため…ここはさっさと終わらせるわよ』
 サイボーグの咎人殺し×竜騎士。
 普段の口調は「クール(私、あなた、~さん、ね、よ、なの、かしら?)」、覚醒時は「残虐(俺、お前、呼び捨て、だ、だぜ、だな、だよな?)」です。

UDCアース出身で改造された少女。

基本クールだが、妹のことになると色々見境がなくなる。妹ラブ。戦闘時にも強気で戦います。
冷気属性で戦う。
苦戦バトルもOK
真の姿に発動可能であれば使用可。
真の姿発動時は口調が荒くなり、一人称が「俺」になる。
妹の天音はある意味弱点になる。
真の姿発動はお好きに判断してください。



『ありがとう、おかあさん。きてくれたんだね』
『またあえてうれしいよ。おとうさん』
 列車の入り口に詰めかけたUDC怪物の群れが口々にそう言うと、同時に、車内に無数の存在が生み出され始める。
 朧げな、しかし大人の男性と女性を模ったようなその存在は、今の『彼女達』にとっては紛れも無く父と母なのだろう。
 そう最初に勘付き、紫銀の瞳を伏した夕闇霧・空音(凶風・f00424)の手元で、愛妹を模ったロボが素早く槍へと姿を変える。
「やりにくい相手ね……でも」
「やるしかないの」
 車内から伸ばされる呪詛に塗れた手を避け、入り口から飛び退いたレイカ・ヴァンスタイン(銀光精・f00419)は、最後にくるりと身を翻すと、窓越しに車内を一瞥。
 敵の群れから少し離れて一人だけ。座席に座ったままの少女の姿がある。間違いない。UDC-Pだ。
「多分、あの子……で良いのかしら」
「待ってて下さいね〜。今行きますの〜」
 その時、するり、と空音とレイカの足元を駆け、さらに少女達の足元すらも抜き、何者かが列車内へと踊り込んだ。次の瞬間。
「うにゃっ!」
 絞り出すような鳴き声に合わせ、ドゴン!! と凄まじい衝撃が車体を揺らし、入り口周りの少女達を、存在ごと一掃する。
 単純にして強力。御門・ななお(くいしんぼうばんざい・f41883)の『じごくのねこぱんち』が炸裂するや、今度は陽環・柳火が乗り込んでいく。
「オラァッ!! 喰らいやがれってんだ! 折角の大盤振る舞いなんだからよ!」
 叫びと共に放たれたのは、炎を纏った横薙ぎ。
 悲鳴を上げてUDC怪物達が纏めて薙ぎ払われ、火の粉が車内に充満する。
 量産品とはいえ使い手の霊験は灼か。妖刀オーバーロードにより威力を増したマタタビ丸を手に、柳火はさらに車内の奥へと斬り込んでいく。
 後退する敵影。開かれる戦端。
 柳火に追い縋ろうとする敵の動きに合わせて、空音が列車に乗り込みながら槍を繰り出せば、その巨大な杭打ち機にも似た穂先が、一体の『父』を反対側のドアへ、ドゴォ! と縫い付ける。
「今よ、レイカさん」
「任せてくださいなの〜」
 槍撃に次いで離れる召喚ドラゴンの一撃。再びぐらりと揺れる車体。つんのめったUDC怪物の顔面にななおが飛び付き、滅茶苦茶に引っ掻く。
「うにゃにゃにゃにゃ〜!」
 見た目には可愛らしい猫引っ掻きだが、幾度も刻まれる三条の爪痕が、炎を纏った顔の紙を、バリバリと引き裂いていく。
 その意外なまでのパワーに為す術もなく、怪物が黒い影となって虚空へ掻き消えていく。
 おず、と後退する他のUDC達。その隙を逃さず一人の白い和装を纏った少女が車内に突入し、頭を抱えたままの少女の目の前で止まった。
『……!』
 和装の少女が首をこてんと横に倒し、手を差し出す。おずおずと手を取る少女。
 すると、ぼんっ、と、少し離れたところで、炎の壁が燃え上がった。
 全員が振り返れば、倒れ込むUDCの人垣を掻き分け、此方へと駆けて来る柳火の姿。
 今や刀身を赤熱させ、最後の輝きを見せようとするマタタビ丸に応えるべく、渾身の一撃を放ったのだ。
「だいぶ減らした! だが長くは持たねえぞ!」
「にゃーん!!」
 いつもの笑顔はそのままに、ななおが魔装部位を逆立て威嚇すれば、開けた道を急ぎ二人の少女が座席から電車外へと転がり出た。
「UDC-P、確保しましたの〜」
 駅のホームで待ち受ける和装人形の群れは、レイカの脳波コントロールによって動く存在。少女を助け出したのはそのうちの一体『翠』だ。
「お疲れ様! 柳火さん、ななおさん、一度退くわよ!」
「にゃん」
「おっしゃー!!」
 空音の号令に従い、ななおが、追って火柳が車内から駅のホームへと飛び出せば。
「今ですの〜」
 すぐさま飛ぶレイカの指示。それに従い、人形達が一斉に銃火器を構える。
「こいつは置き土産だ!」
 追い縋る怪物の手に斬りつけた火柳の手元で、パキィ、と真っ二つに折れるマタタビ丸の刀身。だが、それがコンクリートに弾む乾いた音は、刹那、けたたましい銃声に掻き消された。
「茜」を中心にした飽和弾幕だ。一直線へとドアへと殺到する鉄の嵐は、車線上に存在する勇み足の怪物達と不気味な影を、纏めて切り裂いた。
「これで終わりよ!」
 銃声を締め括ったのは空音の繰り出す鋭い槍撃。追い縋る数体が貫かれ、消滅していく。
「ありがとな、マタタビ丸」
 折れた刀身を眺める火柳。単身飛び込み、UDC怪物の数を大きく減らした彼女の働きは大きい。
「大丈夫?」
「ええ、ちゃんと息をしてるの〜」
 一方……空音が『UDC-P』に優しく声を掛ければ、その少女は、うん、と返事をし、同時にこくりと頷いた。
 側ではレイカが飛び回り、治療を始めている。
 確保完了――だがまだ終わっていない。
 ホームの地べたに座り、茶と白の尻尾を燻らすななおの細い瞳は、車内で蠢く手負いの怪物達の動きを観察していた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

六島・風音(サポート)
ガレオノイドのスターライダーです。
スピードなら誰にも負けません。

基本的に人の話を聞かず、スピード勝負に持ち込みます。
そんなことより駆けっこです。
普通に駆けるか、天使核ロケットエンジン搭載の宇宙バイクで駆けるか、ガレオン船形態で駆けるかは状況によります。

ユーベルコードは使えそうなものはどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 戦闘が続くうち、列車から地下鉄のホームへと、UDC怪物の群れが、一気に雪崩混む。
『おうちにかえらなきゃ』
『あなたもいっしょにかえろう?』
 瘴気を撒き散らしながら、ひたひたと歩く彼女達が手を伸ばす先には、座席で耳を塞ぐ自分達と瓜二つの少女。
 他の猟兵達によって救出されたUDC-Pだ。
『い、いやっ……いやっ!』
 だが、その時、少女の手を引き風の如く駆け抜けた影がひとつ。
「かけっこしたいんですか? 負けませんよ?」
『!?』
 ホームの出口へ向かってひた走る六島・風音。
 彼女が手を離した後も、UDC-Pの少女はつられる形で付いてくる。
『ええっと……』
「駅の出口までです! 走れますか?」
 炎を放つ怪物達。だがそれらは風音のユーベルコードに阻まれ、その間も二人はぐんぐんと相手との距離を離していく。
「この階段を登り切るまでです! そこまで行ったら余裕が出来ますよ!」
『う、うん』
 カンカンと響く二つの足音が、階上に消えていく。

成功 🔵​🔵​🔴​

ネッド・アロナックス(サポート)
めずらしい そざいはある?
なければ じょうほうを しいれて かえろうかな!
(※セリフはひらがな+カタカナ+空白で話します)

探し物や調べ物は楽しくて得意だよ
"くらげほうき"や"ゆきソリ"で空を飛んだり泳いだりしてヒトや物も運ぶよ

戦闘はサポートに回ることが多いかな
手強い敵は基本隠れながら隙を作って逃げる!
"クリーピングコイン"で物をひっかけて飛ばしたり
"しろくじら"の歌で余所見をさせたりね

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
よろしくおねがいします!



『あっ!』
 足がもつれた瞬間。それまで駅の出口目がけてひた走っていたUDC-Pが、ずさーっと派手に転倒する。
 すぐ後ろから迫るのは彼女と瓜二つの姿をした少女達。
『いっしょにかえろう』
『もどろう』
『さあ』
 両親を模したような不気味な物体が生み出され、今にも少女を包囲しようとした――まさにその時。
『!!』
 辺りに広がる輝きが、全員の足をその場に縫い止める。
 ――星座の重力。
 困惑する敵群。包囲を破るには十分な数秒。
 咄嗟に少女だけが立ち上がれば、地面に擦った肘の痛みは綺麗に消えていた。
 少女の擦り傷を全快させたのは、守護星座の光だ。
 だ、と相手を振り切り、走り出した少女。その時、視界の端に止まったのは。
(「あとすこし きをつけて」)
 人目につかない薬局の陰から、微笑と共に手を振るネッド・アロナックスの姿だった。
『……!』
 一際大きく揺れ、離れていく赤いランドセル。
 その行方を、ネッドは慎重に見守っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウルスラ・ロザーノ(サポート)
いつもテンション高いとは言われるなー、確かに誰に対してもフレンドリーな対応しようと心掛けとる
といっても銀誓館の学生時代から能力者をしてきたんでな
救えるもんはできるだけ救う、でも倒すべき敵は必ず討伐すべしっちゅー方針や

戦法はヒット&アウェイ型、戦場全体を広く利用して戦うで
基本は中距離
レーザービット射撃やナイフの蹴り込みで牽制しつつ、
エアシューズで、地上は高速で駆け回り、空中も地形とか足掛かりに利用して軽業のように跳ね回るよ
敵からの攻撃は、すべて見切って受け流したりの回避で凌ぐよ

攻め込む機会を見つけたら奇襲を仕掛けるで
一気に接近して、蹴撃やその斬撃波を叩き込む!
サッカーボールのシュートは必殺技や!



 先程まで閑散としていた駅の構内は、今、火の海と化していた。
「よっ……と」
 飛び散る炎の塊を、身を翻して避けるウルスラ・ロザーノ(鈴振り燕・f35438)。
 ぼしゅ、と追って地を疾る火焔の筋を、タイミングを合わせステップで回避。
 一連の動きをくるりと回って締め括れば、同時に蹴り込んだナイフが、音も無く少女の胸に吸い込まれた。
 消滅する味方に、ただ一人残ったUDC怪物が。感情に任せて顔の捜索願いを燃え上がらせる。
『きらい! きらい!』
「悪い子はおねんねの時間やで!」
 一人として逃すわけにはいかない。
 エアシューズの力も借りてウルスラは跳躍し――そのまま着地せず、駅の天井ギリギリまで上り詰めた。
『!!』
『El Camino de Santiago』で作った不可視の道を一気に駆け上がったウルスラは、相手の真上で、するり、と道を外れて落下を開始。
 急から緩への転換。生じる幻惑。一連の動きを見上げたままのUDC怪物。
 その頭部へ向けて、ウルスラはすれ違いざまの蹴り上げを見舞った。
 サンッ、と衝撃波が紙を裂き、火の粉が、ぱぁ、と辺りに舞い散る。
「……これで終いやな」
 途端に消え去る火の手。
 すたり、とウルスラは着地すると、戦いの余韻を背に地上を目指すのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 日常 『UDC-P対処マニュアル』

POW   :    UDC-Pの危険な難点に体力や気合、ユーベルコードで耐えながら対処法のヒントを探す

SPD   :    超高速演算や鋭い観察眼によって、UDC-Pへの特性を導き出す

WIZ   :    UDC-Pと出来得る限りのコミュニケーションを図り、情報を集積する

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



『みんな、助けてくれてありがとう』
 地下鉄から助け出された少女……『UDC-P』は、ぺこりと頭を下げた。
 とはいえ。
「……少し熱いな」
 ひとりのUDC職員が呟けば、とある猟兵も頷く。
 ぐるりと少女を取り巻きつつも、人々が少しだけ距離を取っている理由。
 それは、彼女の顔と素肌から、微かに立ち上る高温の炎にある。
「まだ気が立ってるのかしら」
 かぶりを振る少女。だがその言葉とは裏腹に、背負っているランドセルの中身が、ぼん、と燃え上がる。
 どうやらこの個体は発火しやすいようだ。
 組織に引き渡す前に、可能な限り正確な『UDC-P対処マニュアル』を作る必要があるだろう――。
早乙女・カリン(サポート)
私がアスリートアースのプロバトロワシューター早乙女カリンよ👾

バトロワシューターらしく基本は銃火器を使った中遠距離戦闘を得意とするわ!!

少し本気になった時は体内に蓄積された電気でビリビリ痺れさせちゃうぞ⚡️👾⚡️

戦闘以外でもカリンはゲーム実況なんかで活躍してる人気ストリーマー様ですのでー👾
どんな依頼や案件もNG無しでいっぱい参加出来ちゃいます👾💕

今ならお好きなユーベルコードも使いたい放題だから、プロの力が必要になったらいつでも声かけてね!



 救出現場から程近い、とある街のゲームセンターにて。
 照明を落とされ真っ暗な店内に、UDC組織の計らいで稼働した幾つかのゲームの筐体だけが、せわしなく瞬いている。そんな中。
「へへー、またまたハイスコア更新でーす」
 早乙女・カリン(PREDATOR Ⅵ・f37832)の快哉が響き渡る。
 閉店時間を過ぎた真夜中。この場に居るのは、カリンとUDC-P。そして一応の監視役を兼ねた、数人のUDC職員だけだ。
「深夜のゲーセンってなんだかドキドキするよねー。あ、呼び方はゆかりちゃんでいーんだっけ?」
『う、うん。良いと思う』
 に、と笑みを送るカリンに、UDC-Pも捜索願いで出来た顔を向ける。
 隣同士に座ってゲーム画面を覗き込むその様子は、面倒見の良いお姉さんと、小学生の妹のようにも見える。
「ゆかりちゃんもやってみない? たのしーよー?」
『え、あ、えと』
 銃型コントローラー(2PC)をUDC-Pに握らせ、自分も並んで構えて、コイン投入。ゲームスタート。
「来た! 回避して、こーすんの!」
 カリンがゾンビの体力をギリギリまで削り、攻撃を避けたところで、少女が引き金を引いてトドメを刺す。
『わぁ……!』
「一緒に遊ぶのたのしーねー。そーいえばゆかりちゃん、体燃えないね?」
『あ、うん。ほんとだね』
 まーいーや。とカリン。
「今夜は眠くなるまでお姉さんといっぱい遊んじゃおー!」
『うん!!』
 それから何度となく、ゲーセン内に二人の笑い声が響くのだった――。

『《嬉しさ》とか《楽しさ》とか、ポジティブな感情なら興奮しても体が燃えないみたい👾
理由はわからないけど報告書にそう書いとくので、後はよろしくお願いしまーす👾📄』

成功 🔵​🔵​🔴​

エレクトゥス・レヴィン(サポート)
『たまにはこういう日があってもいいよな』
『コレ、一応休みって扱いになるのかね?』
『履行、完了ってな』

機械化された両足と右腕を酷使して戦うサイボーグ。
大雑把な性格で、口も悪いが、人並みの正義感は持ち合わせている。
機械類を装備している関係上、最低限の手先の器用さは持ち合わせている。

休暇のお出かけ、知り合いからの誘い、成り行きなどで参加する。
ゆっくりシチュエーションを満喫したり、力仕事を手伝ったり、他愛ない雑談に興じる等の活動を行う。

移動手段はバイク。
得意料理は戦場糧食や炊き出し。
冷たい食べ物が好き。
ツッコミ七割ボケ三割、アドリブ等々大歓迎。

24歳、男。
口調:男性的、一人称:オレ、二人称:呼び捨て。



 清流の音がさらさらと、陽だまりの中を流れていく。
「よっし、焼けたぜ!」
『わぁ』
 エレクトゥス・レヴィン(誓兵・f11060) がUDC-Pと共にバイクで訪れたのは、自然豊かな渓流だった。
 とはいえ平日の昼間だ。河原に人はおらず、一応の付き添いである職員が数人、エレクトゥスと一緒に、金網でバーベキューを焼いている。
(「コレ、一応休みって扱いになるのかね?」)
 焼けたばかりの肉と野菜を、エレクトゥスはUDC-Pの小皿に取り分ける。
 おずおずとUDC-Pが口に運べば、ぱぁ、と表情が明るくなったかのような雰囲気。
 暫し談笑の後、職員たちが見回りを兼ねて離れた時、エレクトゥスと少女は大きな石に腰を下ろした。
『あのね』
 エレクトゥスに気を許したのか、少女はぽつぽつと口を開き始める。
 気付けば電車の中に居た事。記憶が無い事。そして、他のUDC達が犠牲者に向ける敵意が、自分には理解できなかった事、などだ。
「ふーん……」
『あと、怒ったりすると、体から熱くなって、火が出るの。燃えやすい、のかな』
 噴き出す高熱は組織に引き渡す際の難点ともなる。とはいえ。
(「ま、オレと似たようなモンか」)
 自らの力に敢えて制限をかける事で、エレクトゥスは人として道を歩む事が出来ている。
 願わくばこの少女も、そのような道を辿る事が出来れば……と。
「よし、行っか!!」
『うん!!』
 二人は立ち上がり、川辺へと駆けていく。

『記憶は無いそうだが、用意したモノは食えるし、箸も使える。おまけに反応も素直と来た。優しく扱ってやれば、収容は問題ないだろ。……火に関しちゃ、耐熱性の手袋でも作って渡すしか無いんじゃないかね』

成功 🔵​🔵​🔴​

天日・叶恵(サポート)
子供の頃に小さな村の神社に住み着いていた過去がある妖狐です
今はさすがにもう住み着いてはいませんが、『お狐さま』としてささやかなお願い事を叶えるのは日課みたいになっています
(探しものを見つけたり、忘れ物をこっそり届けたり、道をこっそり綺麗にしたり、など)

もちろんオブリビオン退治にも力を入れますー
戦闘は補助や妨害といった動きが得意です
例えば、術扇で妖力を込めたマヒ効果の衝撃波を出したりでしょうか?

ランダムで決まるユーベルコードは使っても使わなくてもどちらでも構いません

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行為はしません。



 UDC組織の管轄下にある、とある保健施設にて。
「はい、終わりましたよー」
 青緑の患者衣を着込んだUDC-P。
 彼女がドアから出てきたところを、天日・叶恵(小さな神社のお狐様・f35376)が出迎える。
 本来は危険な筈のUDCに対する健康診断だが、医療スタッフの技量の高さ故か、すんなりと終わってしまった。
「注射とかなかったでしょう? それとも、お医者さんが親切でびっくりしましたか?」
『う、うん……普通の健康診断だったね』
 各分野のプロが集うUDC組織を信頼していない訳では無いが、それでも事前に少女を刺激しないように、と伝えていた叶恵は、密かに胸を撫で下ろす。
 自分は専門外の事はできないから、と叶恵は一応の付き添いに徹していた。だがそれが功を奏したのか、少女も叶恵に気を許したように思える。
「それで、診断結果なのですが」
『?』
 少し悩ましい表情で、叶恵は少女に一枚の紙を見せた。
 レントゲン写真。ただし、少女の体内は真っ黒になっている。
『……よくわからないんだね、私の事』
「ええ。最初は機器の故障かも知れないと、お医者さんは言っていたのですけど、他のものを使っても」
 でも、と明るい表情を見せる叶恵。
「お医者さんが見る限り、健康体らしいです。ええ、すごく!」
 身長や体重をはじめ、少女のカルテには色々なデータが書き込まれている。
「この組織はゆかりちゃんの事を理解しようと努めています。なのでゆかりちゃんも、少しずつ自分を、知っていきましょう」
 ほわ、と笑みを浮かべる叶恵に、少女は、こくりと頷いたのだった――。

『とはいえ、『健康』のメカニズムがわからない以上、安心は出来ないんですよね。とにかく炎の暴発を防ぐには、気を許せるスタッフを配置して、地道なコミュニケーションを続ける事。血液採取その他諸々は、その後です』

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2024年06月02日


挿絵イラスト