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【サポート優先】高難易度レイドクエスト【聖剣士の頂き】

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●死へと至る高難易度レイドクエスト
 高難易度レイドクエスト【聖剣士の頂き】。
 それは聖剣士を極める者であれば避けては通れないクエストである。バトルフィールドは紫黒の貴族聖剣士・ネーベルが住まう広大な屋敷。
 クエスト内容は至極明快。門番たるドレイクメイデンを倒して挑戦権を手に入れ、行く手を阻むメイド達を倒して屋敷の奥に居るネーベルの元に辿り着き彼を倒す事。
 高難易度レイドクエストと謳っているだけありレイドボスであるネーベルは強敵だが彼を倒せば聖剣士の装備一式と強化素材がドロップするのだ。
 廃人プレイヤーは勿論、聖剣士を極めようとする者。果てはネーベルのファンであるプレイヤーもそれなりに参加している。
 そんなオンラインゲームに良くある高難易度レイドクエストに異変が起きようとしていた。

「バグプロトコルによって高難易度レイドクエスト【聖剣士の頂き】は生存確率0%の超凶悪なクエストに変貌いたしましたの。幸いにも犠牲者は出ておりませんがクエストの性質上、いつ犠牲者が出るか分かりませんわ」
 集まった猟兵達に開いていた扇子を畳んでニィクス・デケムベル(純粋な雪片・f42316)は説明を始める。
 高難易度レイドクエスト【聖剣士の頂き】は聖剣士の最強装備一式と強化素材を落とすエンドコンテンツだ。
 ストーリーもクリアし、Lvもカンスト、各職業も育てに育てた廃人プレイヤーが更なる高みを登らんと日々挑んでいる。
 通常でもクリアするのは難しいクエストなのにバグプロトコルによって変貌してからはキャラクターの死亡=プレイヤーの死。と言うデスゲームと成り果てたのだ。
「皆様にして頂きたいのはボスであるネーベルを倒す事と参加しているキャラクターを死なせない事ですの。とても難しい要求だと思いますわ」
 ボスであるネーベルはバグプロトコルのせいでクエストクリアをさせる気が無い強敵となっている。彼を倒す為には猟兵達の力では足りずクエストに同時参加している世界中の廃人プレイヤー達の協力が必須だ。
 プレイヤー達の協力を得ずに無理してネーベルを倒そうとすれば犠牲が出るだろう。そうなればプレイヤー達は遺伝子番号を焼却されてしまう。これでは本末転倒だ。つまり猟兵達に求められるのは誰一人として死なせない立ち回りである。
「防御に回復に攻撃と、皆様に求められる行動は多いでしょう。それでも皆様であれば犠牲を出さずにやり遂げる事が出来ると信じております。どうか皆様も十分にお気を付けくださいませ」
 そう締めくくってニュクスはゲートを開いた。




第3章 ボス戦 『紫黒の貴族聖剣士・ネーベル』

POW   :    聖剣士の技を見切れるか!
【神速のレイピア突き】が命中した敵を【神速のカウンター】で追撃する。また、敵のあらゆる攻撃を[神速のカウンター]で受け止め[神速のレイピア突き]で反撃する。
SPD   :    私の剣技に見惚れるかい?
自身が装備する【レイピア】から【紫の衝撃波と剣撃】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【麻痺や毒や魅力】の状態異常を与える。
WIZ   :    我ら聖剣士の力を見よ!
【レベル×5のNPC聖剣士達を召喚し剣】で装甲を破り、【NPC聖剣士達の連携】でダウンさせ、【NPC聖剣士達とネーベルが連携しレイピア】でとどめを刺す連続攻撃を行う。
👑11

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は推葉・リアです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●そして頂へ
 最初の関門である門番を退け、道中に現れるバグに侵されたメイドNPC達を搔い潜った先には見事な細工の施された扉が有り、その前には無事に辿り着いた歴戦の勇士達が来たるネーベル戦に向けて準備をしていた。
 緊張に顔を強張らせながら装備を確認する者。
 楽しそうに仲間とネーベルについて語らいながら作戦のチェックをする者。
 黙々とスキル構成を見直す者。
 各々、己の持ち得る最高のパフォーマンスでネーベルへと挑むべく最終チェックに余念がない。
 そうして戦いの時が来た――。

 パイプオルガンから流れる重厚な音楽。
 床は大理石で出来ており、ベルベットの絨毯が敷かれている。
 壁に嵌められた大きな窓から光が差し込み室内を照らし出していた。
 部屋の中央には片膝をついたネーベルが瞳を閉じて静かに頭を垂れており、その姿はまるで謙虚な信者のようで何処か侵しがたい雰囲気が部屋中に満ちていた。
「ようこそ、皆様」
 静かな声色で口を開き、挑戦者達に出迎えの言葉を告げたネーベルは閉じていた瞳を開いて立ち上がり挑戦者達へと振り返る。
「ここまで辿り着いた皆様に言葉は要りませんね」
 穏やかな微笑みが浮かぶ表情とは裏腹にネーベルは鈍く光を反射する剣を鞘から抜いて構えた。
「さぁ、皆様の実力。私に見せて下さい」
 パイプオルガンが奏でる旋律が変わる。ネーベルの言葉により戦いの幕は開かれた。