0
【楽しいひな祭り】ひな祭りカフェへようこそ!
桜塚特務部隊の会議室にて、それは始まった。
「ひなまつり、したい!」
仮面をきらーんと光らせて、エンディカは言う。
「もう、さっきからこう言ってて、梃子でも動かないのよ」
キサラの話によると、迎賓館の図書館でひな祭りの本を読んだようだ。
「おひなさまーおひなさまに……なりたい!!」
「飾るんじゃなくって!?」
キサラの突っ込みも追いつかない。
「可愛いお雛様になって、並びたい」
どうやら見てしまったのは、人がお雛様に仮装した……お祭りの資料だったようだ。
「そういうわけですので、せっかくですから、仮装カフェでもいかがかと思った次第なのです。既に、晴美様の甘味処とは相談の上、借りられることになりました」
そういって、リズは詳しい説明をする。
リズの話によると、晴美の甘味処の三分の一を、仮装エリアとして解放し、他のエリアが通常のカフェエリアとなる。
「甘味処の皆様もこの話を聞いて張り切っているらしく、ひな祭りっぽいメニューを考案中だそうです。この時期にピッタリのスイーツを用意するそうですよ」
考案を手伝ったりすると、とても助かるそうだ。もちろん、当日の手伝いも大歓迎だそう。
「衣装もお雛様をメインに、いろいろな衣装を用意する予定です。仮装しながら、カフェのスイーツを楽しむのも良いかと思うのです」
戦いや調査ばかりでは、疲れてしまう……そんな労いのためのイベントのようだ。
「もしよろしければ、皆様、お誘いあわせの上、晴美様の甘味処まで来ていただけないでしょうか?」
そう締めくくりながら、リズはひな祭りカフェのチラシを配るのであった。
柚葵チハヤ
どうも、こんにちは! 柚葵チハヤです。
今回のアナリフは、ひな祭り! ただそれだけでは、楽しくないと思いまして「お雛様仮装カフェ」としました!
もしよろしければ、たくさんの方にお越しいただけると幸いです。
また、制限もありませんので、気楽に参加していただければと思います♪
今回の選択肢は以下の通りです。
(1)ひな祭りカフェを楽しむ!
仮装エリアでは、写真も撮ることが出来ます。大正時代にあるレトロなカメラはもちろん、皆さんが持ち込んだ機器での撮影も大歓迎です。スイーツの種類に関しては、後ほど、断章にてご案内しますので、そちらをご確認ください。
(2)誰かとカフェを楽しむ!
こちらは、相手やグループで楽しむものとなります。できれば、こちらを選ぶ方は、可能でしたらオーバーロードを使用してくださると助かります。参加する方は、必ずお相手の名前やグループ名等をお忘れなく。
もちろん、当方のグリモア猟兵やアナリフNPCを指定することも可能です。こちらもぜひどうぞ。
(3)メニュー開発!
甘味処の皆さんと一緒に、今回のイベントで出すメニューを開発します。こちらの選択肢は、できれば早めにお願いします。そうすることで、たくさんの方に食べてもらえるかと思いますので! こちらの選択肢は優先的に早めにリプレイお返ししたいと思います。
(4)甘味処のお手伝い!
イベントのお手伝いを行います。ウェイトレスや厨房係、撮影係と陰でイベントを支える方の選択肢となります。縁の下の力持ち、ですね!
(5)自分で楽しむ!
こちらは、上記以外の選択肢で参加する場合となります。できるだけ、詳細を書いて下さると助かります。
以上となります。
皆さんと一緒にひな祭りカフェを、楽しく盛り上げていきましょう! 皆さんの参加をお待ちしています!!
第1章 日常
『プレイング』
|
POW : 肉体や気合で挑戦できる行動
SPD : 速さや技量で挑戦できる行動
WIZ : 魔力や賢さで挑戦できる行動
|
種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ムゲン・ワールド
(1)or(2)
柚葵チハヤマスターにおまかせします。エンディカと仲良くするムゲン・ワールドをお願いします!
表向きの口調(私、~君、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)
敵には 本来の口調(俺、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
独り言やモノローグも本来の口調です
前回前々回と楽しいリプレイをありがとうございました。
今回もお任せしてしまっても構わないでしょうか?
「エンディカさんが女雛をやるのであれば、私は、男雛の仮装をします!
是非ツーショットで写真を撮りましょう!」
普通にツーショットを撮っても良いですし、どうせなら、エンディカさんとお揃いの仮面を用意してみたりして。(仮面集めも趣味なので恐らく似たデザインのものを持っている事でしょう)
この世界のレトロな(というと失礼になるでしょうか)カメラでも撮りますし、出来たら、私のスマートフォンでも二枚撮って頂きたいですね、
写真撮影が終わったら、後はのんびりスイーツでも楽しみます。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
◆仮面のお内裏様とお雛様
甘味処でひな祭りカフェをやると聞いて、思わずやってきたのは、ムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)。
気になるのは、あの時会った、仮面の巫女、エンディカだ。
「あ、ムゲンだ」
「こんにちは、エンディカさん。お元気でしたか?」
いつも通りに挨拶を返すムゲンに。
「お雛様やるの。でも相手、いない」
「……そういえば、いつもご一緒しているキサラさんはいないようですね……?」
いつもならば、エンディカを一人にしないだろうが……。
「我々がいるから……でしょうか?」
「調べたいことがあるって言ってた。あと、タイムマシンキューブの調子が良くないって、メンテしに」
「タイムマシン?」
耳慣れぬ言葉にムゲンは首を傾げた。
「この世界に来るのに、必要だったもの。帰るときに必要」
「では、エンディカさんとキサラさんにとっても大事なものなのですね……そうですか、それはきちんとメンテしないと……」
と、言った無限の手をそっとエンディカが掴む。
「エンディカさん?」
「お内裏様、やろ?」
「あーえっと……実はそのつもりで来ました。エンディカさんが女雛をやるのであれば、私は、男雛の仮装をしましょう」
そうムゲンが告げると。
「嬉しい! 写真も撮ろ!」
仮面で隠れてもわかる。そのエンディカの口元は喜びに溢れていた。
というわけで、二人はさっそく仮装エリアにある着替え室で着替えることにした。
ちなみに、エンディカの着付けには、得意な婦人がしてくれたようだ。
「とっても綺麗ですよ、エンディカさん」
「ありがと。それに、ムゲンも仮面付けてる」
その言葉通り、ムゲンは実は家にある仮面コレクションから、エンディカのつけている物に似た仮面を持ってきていたのだ。
「せっかくですから、お揃いにした方がいいかと思いま……」
「嬉しい!」
ぎゅむっと抱き着いて来た。
「え、エンディカ……さん?」
「おそろい、おそろい、一緒……嬉しい!!」
とはしゃぐエンディカに、着付け担当の婦人がぺちんと、エンディカを叩いた。
「興奮するのは良いですが、帯が緩んでしまいましたよ。ほら、もう一度、直しますよ」
「……はーい」
怒られてしょぼん。でも、エンディカは着替え室に向かう際に、ムゲンに手を振ってくれた。
「是非ツーショットで写真を撮りましょう!」
「うんっ!!」
と、そこにまたぱしんと、小気味よい音が響いた。
「では、しばらく動かないようにしてください」
大型のカメラ。ムゲンにとって、かなり年代物のカメラのように映る。けれど、それが今、きちんと有効活用しているのを見ると、感慨深いものを感じるようだ。
「……あの、終わりましたら、こちらも撮っていただけますか?」
「あーっ、それ、未来の物ですよね? 壊してしまったら恐れ多くて……」
カメラ撮影を担当していた者が丁寧に断ると。
「それなら、私が撮りましょうか?」
「……カレン」
そこに現れたのは、カレン・キサラギ。紅に染まるくせ毛を長く揺らしている、女性の未来人である。もっともキサラ達の世界よりはやや過去にはなるが、そのテクノロジーはUDCアースよりも上だと聞き及んでいる。もっとも、キサラ達の未来の方がそれよりも発展しているらしい話も聞いているが……。
少し、キサラと似ている雰囲気を感じるのは、気のせいだろうか?
「ちょっと休憩しに来たのです。写真を撮るには、このボタンでいいのかしら?」
「あ、はい」
カレンの登場に、ムゲンは驚きながらも、彼のカメラでも写真を収めることが出来た。
「きれいに映っていると思うけど……どうですか?」
「あ、はい。ありがとうございます。えっとカレンさんは……」
「私の時代とこの時代を繋ぐゲートを管理しています。それと、ゾンビに関係する研究も行っています」
噂によれば、英雄の一人と結婚して幸せな時を過ごしているとも聞いている。
「私よりも、そこにいるお嬢さんの事、見てあげた方がいいのではなくって?」
「あっ!!」
好奇心が止められずに暴走してしまい、エンディカの事をすっかり忘れていた。
「むーーーー」
ちょっとご立腹な様子。
「す、すみません、その、綺麗に撮れましたから、後でプリントアウトして、お渡ししますね」
「足りない」
「えっと……ここの美味しいスイーツをおごりますので、機嫌を直してくれませんか?」
「じゃあ、ひとつじゃなくて、二つ!」
こうして、ムゲンは、機嫌の直ったエンディカと共に、美味しい新作スイーツを食べたのであった(エンディカはケーキとパフェを食べた)。
全て、ムゲンの驕りで……。
※アイテム「エンディカとの写真」を獲得しました。後ほど、獲得リストをご確認ください。
また、リストには表示されませんが、エンディカとの好感度もアップしましたので、お伝えいたします。
大成功
🔵🔵🔵
御薬袋・彩葉
3.メニュー開発ひゃっほい!
とうとう私に相応しい任務が舞い込んできたようですね…
この、モガでスタァで淑女な飯炊き女が!ひな祭りに相応しいメニュー開発をしてみせますとも!
とりあえずパッと思いつくのは
・甘酒
・菱餅
・桜餅
・蛤のお吸い物
・ちらし寿司or手毬寿司
ですかね
食べやすさを優先するならちらし寿司とかよりかは手毬寿司の方が食べやすいですかね
本当は雛あられも入れたい所
ただ、喫茶で出すメニューとしてはこれ微妙な気もしますよねぇ…
あとは和食が苦手な人に洋食も置いておきたいところ
桃の節句ですから
桃のパフェやケーキなんかどうですかね(洋食それしか知らない)
作り方は私にお任せあれ!
やってみせようホトトギスです
◆ひな祭りカフェの新しいメニュー!
「とうとう、私に相応しい任務が舞い込んできたようですね!」
とっても生き生きしているのは、やはりおご飯に関する依頼だからだろうか。
御薬袋・彩葉(自称『モガ』・f39642)は、意気揚々と、甘味処の厨房にやってきた。
「この、モガでスタァで淑女な飯炊き女が! ひな祭りに相応しい、メニュー開発をしてみせますとも!」
ずぎゃあああん!! ……と、背中に背負いながら、彩葉はいつになく、良い顔を見せていた。可愛らしいドヤ顔だ。びしっと空へと指を指して。
「おおお!! お料理をお願いしたら、右に出る者はいない、いーちゃんだ!!」
出迎えてくれたのは、晴美だ。
「はい、飯炊きなら、右に出る者はいないのです!」
ふんすと自慢げに息を吐くのは、彩葉。
「ではでは、いーちゃん。さっそく、ここでいっぱい作っていってね!」
「もちのロンですよっ!!」
こうして、熱のある彩葉と晴美の二人が出会い、新たな伝説が生まれようとしていた。……あれ?
「では、いーちゃん! 君が考えてるメニューを発表だ!!」
「合点承知の助です!」
と、最初に取り出したのは。
「ひな祭りと言えは、まずはこれですね! 『甘酒』!」
「おお!」
どんと美味しそうな甘酒が出てきた。いや、一つだけではない。
「後はこれとこれ、『菱餅』と『桜餅』!!」
「お馴染みだねー」
そう言われると思ってか、彩葉のモノを取り出す手は止まらない。
「『|蛤《はまぐり》のお吸い物』に、『ちらし寿司』と『手毬寿司』!!」
どんどんと並べられるが……あれ? これって喫茶店にはちょっと合わなさそう?
「……ですかね! 食べやすさを優先するなら、ちらし寿司とかよりかは手毬寿司の方が食べやすいかもですね。こっちの方が可愛らしいですし」
「ふむふむ……」
晴美は彩葉の案をきちんとメモして、考え始めているようだ。
「本当は雛あられも入れたい所なんですけどね。ただ、喫茶で出すメニューとしてはこれ微妙な気もしますよねぇ……」
「一応、案としてはもらっておくよ」
その晴美の言葉に思わず、彩葉は笑みを浮かべる。
「あとは和食が苦手な人に、洋食も置いておきたいところですね。桃の節句ですから……桃のパフェやケーキなんかどうでしょう?」
「桃を使う、パフェやケーキ……いいね、それ!!」
そこで現れた使えそうな甘味の登場に、晴美は思わず目を輝かせている。
「作り方は私にお任せあれ! やってみせよう、ホトトギスです」
「じゃあじゃあ、作って作って、全部作って見せて!!」
「え、全部!?」
というわけで、全部作って……。
「うっわー、意外と手毬寿司、いいかも!」
キラキラな目で晴美は、目の前に出来上がったメニューを見つめていた。その横でぐったりしている彩葉がいる。
「……で、そのメニューを……採用……するんだべ?」
ちょっと素が出ている気がするが仕方ない。先ほど挙げたものを、甘味処風にアレンジしながら、作り直したのだから。
「うん、全部採用!!」
「よか……た……がく」
「えっ、いーちゃん!?」
真っ白に燃え尽きた彩葉は、満足げな笑みを浮かべながら、ばったり倒れたのだった。
こうして、彩葉の考案したメニューも注文できるようになったのである。
やったねっ!!
※称号「ひな祭りカフェ限定メニュー考案者」を獲得しました。後ほど、獲得リストをご確認ください。
また、今回生み出されたメニューも、以降から発注可能です。
食べてみたい方は、ぜひ、お試しください! どれも美味しいですよ!!
大成功
🔵🔵🔵
クレセント・ブライト
柚葵チハヤマスターに(4)甘味処のお手伝い!でおまかせします。かわいいクレセント・ブライトをお願いします!
『歌はいいよね。』
ヤドリガミの聖者×サウンドソルジャー、17歳の少年です。
普段の口調は「不思議君(おいら、~さん、だねぇ、だよ、だよねぇ、なのかい?)」、時々「生真面目(俺、あなた、~さん、だ、だな、だろう、なのか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
◆楽しいカフェのお手伝い!
からんからんと、甘味処のベルが鳴った。
「こんにちはー、お手伝いにきま……」
クレセント・ブライト(たぶん魔剣・f06868)が元気よく挨拶が終える前に。
「よく来てくれたようっ!! 君のような子を待ってたよっ!!」
なんだか疲れた晴美がやってきた。
「……え、えっと?」
「もう、聞いてよ……途中でメニューが増えるし、期間も長くなったから、訪れる人も多くって、ホント、マジで忙しいんだよね……」
それでも何とか数日、休みをもらったが、それでもすごい賑わいな様子。
「と、とにかく、おいらが来たから、後はゆっくり休んでて! いっぱいお手伝いするね!」
「本当に本当にありがとうぅぅ!!」
かなり晴美に感謝されながら、クレセントはさっそく甘味処のお手伝いを始めるのであった。
エプロンを借りて、さっそくお客様の注文を取りに行く。
「えっと、この手毬寿司をひとつ」
「私は、桃パフェをお願いします!」
「はーい、手毬寿司ひとつと、桃パフェ一つですね。少々お待ちください!」
厨房に戻って、クレセントは、先ほどの注文を手渡し、厨房に料理を作ってもらう。
……というのが、昼から夕方の遅くまで続いた。
「……晴美ちゃん、こんなに頑張ってたんだね……」
忙しい甘味処を切り盛りしている晴美の凄さを、改めてクレセントは感じた。
「でも、今日はクレちゃんがいたから、とっても助かったよ!」
「本当に役に立てれたかな?」
ちょっともたついたりして、迷惑をかけた気がするのだが、そんな晴美は嬉しそうに笑みを浮かべていた。
「とっても助かったよ! あたしも楽しかったし!」
「そうかな……?」
「あたしが言うんだから、いいのっ!!」
というわけでと、晴美はお疲れのクレセントの前にまかないのちらし寿司と|蛤《はまぐり》のお吸い物を出してくれた。
「これって……」
「お疲れ様! 今日はここで店じまいだから、よかったら食べてね! ……って、実は余りものなんだけど」
そういって、晴美は店の暖簾を仕舞いに向かった。
「……いただきます!」
手を合わせてから、クレセントは出してくれたちらし寿司をお吸い物を口に含む。
「んっ!! とっても美味しいよ!!」
そう大声を出すクレセントに晴美は。
「クレちゃんにそう言ってもらえると、あたしも嬉しいよ!」
飛び切りの笑顔で喜んでくれたのだった。
※あだ名「クレちゃん」、称号「ひな祭りカフェのお手伝いさん」を獲得しました。後ほど、獲得リストをご確認ください。
大成功
🔵🔵🔵