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想いの強要、お断り

#UDCアース #闇バイト #プレイング受付中

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 お仕事内容はとっても簡単!
 皆様にはサクラとして婚活会場に集まって頂きます。集まって頂くだけです。
 服装やヘアセットもこちらでいたしますので、指定された日時に、会場へお越しください。
 勿論、このような仕事であることを口外することは禁止です。
 カップルを成立させる必要はありませんが、成立させた方には追加報酬もあります――――……。


「お願いがあるのだけれど、最後まで話は聞いてほしいの」
 メール・ラメール(砂糖と香辛料・f05874)は、苦い顔をしていた。
 なんだかすごく嫌な予感がするけれど、とりあえずは話を聞かねば進まないので、猟兵たちは話の続きを待つ。

「闇バイトって分かる? 簡単に言うとイケナイお仕事」
 種類は様々だが、だいたい法に片足を突っ込んでいる感じの、表沙汰にできないヤバいアルバイトの総称だ。
「UDC怪物に忠誠を誓う邪教教団が、犠牲者集めとして活用してるみたいなのよ」
 邪教教団が関与しているのだから、アルバイターとして集められた人々の結末は想像に容易い。
 犠牲者を集める方法としてはちょっと回りくどい気もするが、こんなバイトに手を出さなければならない人物は、きっと正常な判断が出来ないほどに追い詰められている。
 それに、例えアルバイターの身に何か起きたとしても、闇バイトなんてしていたのだから仕方ないと事件を知った人々は思うかもしれない。
 結果として、問題として取り沙汰される可能性も低いのだろう。そう、これはまさに、かんぺきなさくせん。――完璧か?

「それで、えーっとね、今回の事件現場なんだけどーぉ……」
 メールの言葉がなんとなく歯切れ悪くなった。
 もう覚悟はしたから、勿体ぶらなくていいんだよ。猟兵たちがそんな視線を送ったかは定かではないが、メールはこほんと咳払いをひとつしてから口を開いた。
「婚活会場。カップル成立しないと出られない。成立したらしたで挙式を上げるまで出られない」
 それヤバいの方向性違くない?
 いや、きっと、婚活会場のサクラだとか、結婚詐欺のようなものなのだろうけれど。それヤバいの方向性違うよね。
「幸せの絶頂から絶望する顔を見るのが好きだとかそういうのじゃないかしら!? アタシ知らないけど!!」
 知らないわりにはよく喋るじゃん。
 冷ややかな視線に耐えられなかったのか、メールは視線を逸らすとグリモアを展開した。
「邪教教団の狙いを阻止すれば、みんなしあわせ! やったね! それじゃあよろしくお願いします!!」
 あっ、こら待て話はまだ終わってな――――……。




第3章 ボス戦 『ホールケーキ・タワーディフェンスゴーレム』

POW   :    チョコレイト・ユニット
【チョコレイト騎士団 】の霊を召喚する。これは【チョコレート菓子の剣と盾】や【クッキーとパンケーキの篭手による格闘】で攻撃する能力を持つ。
SPD   :    チョコレイト・ターン
対象の周りにレベル×1体の【チョコレイト騎士団 】を召喚する。[チョコレイト騎士団 ]は対象の思念に従い忠実に戦うが、一撃で消滅する。
WIZ   :    チート・チョコレイト・ナイツ
自身の【生クリーム 】を代償に、1〜12体の【精鋭チョコレイト騎士団】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は火奈本・火花です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。



 猟兵たちに生贄を逃がされ、計画を挫かれた邪神が遂に姿を現す――!!
 結婚式場を貫くように、地面から現れたのは、『ホールケーキ・タワーディフェンスゴーレム』。
 てっぺんでつやつや輝く赤いイチゴ、ふんわり漂うクリームの甘い香り。
 可愛くない腕が2本付いてはいるけれど――……。

 ――――――うん。でっかいケーキだコレ。
六島・風音(サポート)
ガレオノイドのスターライダーです。
スピードなら誰にも負けません。

基本的に人の話を聞かず、スピード勝負に持ち込みます。
そんなことより駆けっこです。
普通に駆けるか、天使核ロケットエンジン搭載の宇宙バイクで駆けるか、ガレオン船形態で駆けるかは状況によります。

ユーベルコードは使えそうなものはどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!




「私には誰も追いつけないよ!」
 六島・風音(スピードなら誰にも負けません・f34152)の速度に、身体の大きいホールケーキは追いつけない。
 ホールケーキが腕を振り上げれば、手の届かない背後へ回る。
 大勢のチョコレイト騎士団を呼び出せば、ひらり身を翻して躱してみせた。
 騎士団は負けじと風音を捉えようとするが、風音に指先ひとつ届かない。
「かけっこしたいんですか? 負けませんよ?」
 ――言うが早いか、風音が駆ける。まるで空を飛ぶように跳ねていく。
 風音が走っている――非戦闘行為に没頭している間は、誰も彼も戦闘を続けることは出来ない。
 彼女の『かけっこ』は、そのような影響を及ぼすユーべルコードなのだ。

 無尽蔵に現れるチョコレイトの騎士団のなかを風音が駆けていく。
 次々に現れるチョコレイト騎士団も、戦うことが出来なければ意味がない。
 それに、彼らはチョコレイトで出来ているからだろうか。衝撃に弱かった。
「おっと、ごめんね!」
 駆け回る風音がちょっとぶつかっただけで、ぐずりと崩れて姿を消してしまうほどに。
 ――風音のおかげでチョコレイト騎士団が次々と消えていることに、走ることに夢中な彼女は気付かなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ヴィリヤ・カヤラ(サポート)
次に繋げる場合にできる限り有利になるように頑張るね!
武器は月輪や他の武器も状況次第で使っていくね。
攻撃を受けたらカウンターで月輪を使ったりしてみるよ。

連携時はタイミングを合わせて、
危ない時にはフォローに入れるように気をつけておくね。




「ケーキだね?」
 大きなホールケーキを見上げたヴィリヤ・カヤラ(甘味日和・f02681)が、ぽつりと呟いた。
 スイーツは好きだけれど――。これはあんまり美味しくなさそうだな、なんてこっそり思ったりする。
 あまりにもケーキの見た目をしているから、ちょっとだけそんなことを考えてしまうのは仕方のないことなのだ。
「次に繋げるときに、できる限り有利になるように頑張るね!」
 ちょっとだけ気が逸れてしまいそうになるけれど、ヴィリヤは気を取り直してホールケーキに向き直った。

 ゆっくりと動いたホールケーキがヴィリヤを見据えて。
 最上段にあるスポンジ部分に付いているたぶん口――から、咆哮の代わりに飛び出したのは、なんと生クリーム!
 自身の生クリームを代償に呼び出したのは、戦闘力の高い精鋭のチョコレイト騎士団たち。
 だけど、あれ? ホールケーキが一回りちいさくなったような――?
 より強いチョコレイト騎士団を呼び出すために支払わなければならない代償は、重かったようだ。
 それも精鋭チョコレイト騎士団の手によって、猟兵たちを始末できればその代償も帳消しになるのだろうが。
「そうはさせないよ」
 ヴィリヤの周りで、青い炎が燃えて揺らめいて――。
「炎よ熱き刃となって射抜け」
 刃の形を成したそれは、真っ直ぐと精鋭チョコレイト騎士団へ向かって飛んでいく。
 青い炎の刃は精鋭チョコレイト騎士団を貫き、ホールケーキの前に落ちるとそのまま爆ぜた。
 青き炎に溶かされたホールケーキは、もう一回りちいさくなってしまったのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​