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【中国戦線】人民租界洞穴封鎖作戦

#獣人戦線 #封神武侠界 #人民租界 #中国戦線 #初心者歓迎

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 ――獣人戦線、中国大陸。
 突如として中国大陸の長閑な農村の里山に『封神武侠界に遍在する、人界と仙界を繋ぐ洞穴』に酷似した洞穴が出現した。
 それを機に、穴からは毎日大量の|僵尸《キョンシー》達が漏れ出し、農村へ被害が出始めていた……。
「キレイでしょう、アタシの爪。もっともっと紅くあかぁく染めたいの」
「お前の血肉でもっと、もぉっと紅く染めさせて!」
「さあ! お前の赤を寄越せぇ!」
 迫りくる黒衣の|僵尸《キョンシー》達は、長い爪だけを毒々しい赤で染めながら農村の人々を追い回してゆく。

「今回の任務は、この洞穴の封鎖とこの穴の奥の調査だよっ!」
 グリモア猟兵の蛇塚・レモン(白鱗蛇神憑きのシャーマンクイーン・f05152)は、招集に応じてくれた猟兵達へ今回の任務内容を伝達してゆく。
「まず、みんなは転送された直後に問題の農村で暴れる|僵尸《キョンシー》達を退治してほしいなっ!」
 幸い、死傷者はまだ出ていないらしいが、封神武侠界からやってきたと思しきオブリビオンの群れが村の田畑をめちゃめちゃに荒らしている。このままでは農村の生活基盤が破壊されてしまう。村に居座る僵尸を掃討した後、洞穴の中へ調査に向かってほしい、とのことだ。
「どうやら、あたいの予知によればこの事件は『人民租界』軍が関わってるっぽい! もしかしたら兵力補充のために洞穴を出現させて、封神武侠界の僵尸を手駒にしようと画策しているのかもっ?」
 もしレモンの見立てが正しいのならば、人民租界軍の軍拡を阻止するためにも早期全滅を急がねばなるまい。
「それじゃ、準備が出来た人から転送してゆくよっ! みんなの力で農家さん達を守ってあげてっ!」
 自身も農家であるレモンは、任務に赴く猟兵達へ必勝と農家への想いを託しつつ、グリモアを輝かせて転送の準備を開始したのだった。


七転 十五起
 農家は国の財産。その財産を壊す真似は許さねぇ!
 今回は獣人戦線と封神武侠界のコラボシナリオです。
 なぎてん はねおきです。

●概要
 第1章集団戦、封神武侠界に繋がっていると思しき洞穴から、絶え間なく|僵尸《キョンシー》の群れが現れ、近くの農村の田畑に被害が出ています。幸い、死傷者は未だ出ていませんが、猟兵達が討伐に手間取ってしまうと被害が出てしまいかねないというギリギリの状況です。
 ここで戦う|僵尸《キョンシー》は『肉を斬り裂き血で爪を染める』衝動に突き動かされているため、この習性を上手く利用することで農村民への被害を食い止められるでしょう。

 第2章集団戦、農村で|僵尸《キョンシー》を殲滅すると、いよいよ洞穴の中を調査するべく突入します。
 しかし、洞穴の中にも|僵尸《キョンシー》で溢れ返っているようです。
 よく見てみると、なにやら敵の一部が|機械化義体《サイバーザナドゥ》化されています。
 人民租界軍の手先となった|僵尸《キョンシー》は、身体能力や頑丈さが向上しているため油断は禁物です。

 第3章ボス戦、洞穴を抜けた先に広がる驚愕の光景を猟兵達は目の当たりにします。
 そして今回の事件の首謀者である人民租界軍の将校にして邪悪な仙術の使い手であるオブリビオン獣人と激突します。
 将校は邪法によって、第1章で戦った|僵尸《キョンシー》軍団を引き連れて襲い掛かってきます。
 一糸乱れぬ統率が取れた|僵尸《キョンシー》軍団の猛攻を交わしながら、人民租界軍の将校を撃破してください!

 それでは、皆様のご参加をお待ちしております!
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第1章 集団戦 『闇紅娘々』

POW   :    貴方の皮膚の下を流れる紅をちょうだい
レベルm半径内に【切られてもすぐ復元する血に染まった爪】を放ち、命中した敵から【血液】を奪う。範囲内が暗闇なら威力3倍。
SPD   :    もっと紅く綺麗に染めさせて
【すぐに再生する、犠牲者の血に塗れた鋭い爪】で攻撃する。また、攻撃が命中した敵の【血液の味や温度、匂い】を覚え、同じ敵に攻撃する際の命中力と威力を増強する。
WIZ   :    紅き血潮を、一滴残らず
【相手の血を一滴残らず搾り取りたいという己】の主張を込めて歌う事で、レベルm半径内の敵全てに【恐怖と麻痺】の状態異常を与える。

イラスト:バスター

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

メアリー・ベスレム
招かれざるお客様ってところかしら
ま、オブリビオンなんてだいたいいつもそうだけれど!

あら、あなた達、血が欲しいの?
ふぅん? |人喰いども《ヴァンパイアやオウガ》とはちょっと違うみたいだけれど……
いいわ、だったらアリスはお気に召すかしら?
美味しそうな血肉には自信があるの(なにせオウガのお墨付だもの!)

のろまなあなた達に捕まえられれば、だけれど!
そうわざとらしく嘲笑いながら【挑発】し
自慢のお尻を魅せつけるように【唆る肉体】で【誘惑】すれば
農民たちには目もくれず、アリスに夢中になるかしら?
わざと小さく傷つけられて血を流す、そういうサービスもしてあげる
だって、ただ見せるだけよりその方が、きっともっと唆るでしょう?
痛みには【激痛耐性】耐えながら
引き離すように【軽業】と【逃げ足】活かして立ち回り
【無防備を装う】隙だらけな【演技】をしてみせて
襲い掛かってきたところを【騙し討ち】で返り討ち!
残念でしたと【首狩り】ではい、お終い!


鳳凰院・ひりょ
農村へも農民にもこれ以上、被害は出させないぞ!
相手の習性上、こちらが流血している姿を見れば挑発に乗って来るだろうか?
とりあえず、相手の注目を俺に引き付ける事で他への被害を防ぎたい所だ

いいだろう、本来は魔法攻撃が得意な俺だが接近戦だって出来る事、証明してやる!
相手の攻撃は回避を選択
第六感を信じつつ見切り回避

衝動に駆られている状態なら動きも単調になっていればいいが…
必殺の一撃を放つタイミングを計りつつ、刀へ破魔と(暗闇への対策も兼ねた)光の属性を付与

相手の動きに慣れたら、一気に間合いを詰めUCを発動
貫通・部位破壊により敵の腕ごと切り伏せる
その自慢の爪も、腕がなければ振るいようがないだろう?



 メアリー・ベスレム(WONDERLAND L/REAPER・f24749)と鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)は、現場へ転送されるやいなや、村中に溢れ返る『闇紅娘々』達を見て顔をしかめた。
「招かれざるお客様ってところかしら。ま、オブリビオンなんてだいたいいつもそうだけれど!」
 メアリーは肉切り包丁をぶんっと振り回し、キョンシー達の放つ赤い爪を断ち斬りながら突っ込んでいく。
 それにひりょが慌ててサポートに徹した。
「そんな露出の高い服で突っ込んだら狙われるよ! 俺は仲間にも農村へも農民にもこれ以上、被害は出させないぞ!」
 すかさずユーベルコード『灰燼一閃』を発動させ、腰に差した破魔刀を抜いて超至近距離戦闘を開始した。
「これは射程がすごく短いし、俺は本来は魔法攻撃が得意な俺だが……接近戦だって出来る事、証明してやる!」
 メアリーが突撃する先をひりょは読み解き、素早い身のこなしで放たれる爪を焼き払ってみせる。
「俺が君を守る! だから君は敵の殲滅を!」
「まあ、いい男ね? でもこの格好は作戦に織り込み済みなの」
 メアリーは真正面から突き出された真っ赤な爪ごと敵の首を、帽子に隠した暗器『血滴子』で刈り取ってゆく。
 彼女の柔肌に惹かれてか、キョンシー達は血肉を求めてどんどん集まってくる。気付けば、敢えて爪の一撃を掠めて、敵へ自身の血の味を味合わせて誘い出してもいた。
「ふぅん? |人喰いども《ヴァンパイアやオウガ》とはちょっと違うみたいだけれど……いいわ、だったらアリスはお気に召すかしら? 美味しそうな血肉には自信があるの」
 なにせアリスラビリンスのオウガやダークセイヴァーのヴァンパイアが彼女の血肉に魅了されたくらいだとか。
「これは……あの子が敵の注意を惹いているのか!」
 ひりょは敵を引き付けるべく自傷もいとわない覚悟だったが、メアリーの言動から鑑みて自身はお得意のサポートに回るべきだと判断した。
「衝動に駆られている状態なら動きも単調になっていればいいが……暗闇があると威力が増すんだったか? なら、光の疑似精霊達! この一帯を聖なる光で明るく照らしてくれ!」
 ひりょは聖者である。そして彼が使役する疑似精霊達が聖なる輝きをはすれば、キョンシー達は目がくらんで足を止めてしまう。
「のろまなあなた達が、更にのろまになったわね!」
 豪快に振り下ろした肉切り包丁が、キョンシー達の胴体を八つ裂きにしてゆく。
 同時にメアリーはユーベルコード『|唆る肉体《ヤミーフレッシュ》』を発動させ、自身の身体への誘惑をキョンシー達へ振り撒いてみせた。
「ほら、美味しそうでしょう? 自慢のお尻をごらんなさいな。かぶりつきたくなるんじゃないかしら? よかったらひっかいてみる? だって、ただ見せるだけよりその方が、きっともっと唆るでしょう?」
 挑発的な言動に、キョンシー達は衝動の赴くままメアリーへ飛び付いてゆく。
 しかし、彼女は地を這うように身体を前へ弾ませると、ぐるんっと身体を捻るように反転させて肉切り包丁をぶん回した!
「でも、タダであげるわけないじゃないの。このボディに触れ集ったら、命という名のチップを支払わなきゃね? あっはは!」
 まるで血飛沫と鉄の台風だ。山嵐めいた素早い身のこなしのメアリーの攻撃に、キョンシー達はたちまち小間切れ肉に成り果てていった。
「……どうやら、もうサポートは必要ないようだ。だったら俺も攻める! その自慢の爪も、腕がなければ振るいようがないだろう?」
 ひりょも爆発するような加速力で敵に肉薄すると、光焔の刃でキョンシー達の腕を削ぎ落して無力化してゆくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

皇・絶華
うむ!カシムがアポロン(?)のコアを譲ってくれたぞ!
「依頼報酬の半分を暫く彼奴に譲らなければいけねぇけどなぁ!?あのクソ野郎…主様を騙しやがってぇ…!こんなのどうすんだよぉ!?」
勿論更生だ!
「このアホを!?」
「どうせ朕なんか…戦う事もできないゴミ以下ロボよ…(しくしく…コア強奪の理由も酷くて泣いたどん底着ぐるみ幼女)」

【戦闘知識】
敵陣の動きと周辺状況把握
更に敵が田畑を襲撃するのを妨害しやすい立ち位置を把握
「ってロクシアスも配置!?肉壁か!?まぁそれもありだろうが…?」
【二回攻撃・貫通攻撃・見切り】
コロニス
「…(ああ…怪物が迫る…だが良い…それで朕が殺されるなら…)」
神機の主発動
「…へ?」(反射的にコークスクリューブロー叩き込み!
「こ、これは…!?」
うむ、ころちゃん…我が魔力を与えた…その間ならお前は力を取り戻す事が出来るぞ?
「ぁ…ぁぁあああ!(大号泣しながら暴れ肝臓打ちや心臓打ちで暴れ)」
サ「これは…俺の力も高まってる!?」
うむ!では殲滅するぞ!(UC発動
「「ふぎゃぁ!?」」
大蹂躙開始!


カシム・ディーン
疾駆する神常時
くっそー…ロクシー君のコアを水之江にあげて素敵お礼を貰う予定だったのによー…
「残念だったねー☆でもアーレス大陸に神機シリーズはやっぱり危ないぞ☆」
ま…ぜっちゃんに売れたからよしとするか!
「依頼報酬の半分を暫く貰うってばご主人サマってばえげつないぞ☆」
神機なんだからそれぐらいは貰ってもばちはあたらねーだろ

それはそれとして…やれやれ…僕としては赤いのより別のを求めてほしかったんだがなぁ?

今回は水着スタイル
忌々しいが奴らの衝動を利用するにはこうするしかねぇか(苦渋

【情報収集・視力・戦闘知識】
敵共の動きと田畑の位置…敵の侵攻を妨害する立ち位置を把握

誘導出来た処で
UC発動
驚かせ力強化

ビビらせられるのがてめーらだけと思うなよ?

【属性攻撃・念動力・空中戦・弾幕】
念動光弾と太陽属性の弾丸を打ち込む
下手に火炎弾とかだと田畑が燃えちまうからな
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み・電撃】
鎌剣と打刀による連続斬撃から電撃を流し込んで始末
金目の物は根こそぎ強奪!

っていってもそんなにいい物持ってなさそうか



「うむ! カシムがアポロンのコアを譲ってくれたぞ!」
 皇・絶華(影月・f40792)はご満悦そうに笑みを浮かべている。
 対してカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は渋い顔をしていた。
「くっそー……ロクシー君のコアを水之江にあげて素敵お礼を貰う予定だったのによー」
「残念だったねー☆ でもアーレス大陸に神機シリーズはやっぱり危ないぞ☆」
 相棒のメルシーの言葉にカシムは溜息を吐いた。
「ま……ぜっちゃんに売れたからよしとするか!」
「依頼報酬の半分を暫く貰うってば、ご主人サマってばえげつないぞ☆」
「腐っても神機なんだから、それぐらいは貰ってもばちはあたらねーだろ」
 これに絶華の下僕たるサートゥルヌスが声を荒げた。
「依頼報酬の半分を譲らなければいけねぇとか横暴だけどなぁ!? こんのクソ野郎……主様を騙しやがってぇ……! つか、この幼女どうすんだよぉ!?」
 サートゥルヌスは後ろでいじけている幼女……色々と不憫な目に合った元神機ロクシアスがめそめそと三角座りで落胆していた。
「どうせ朕なんか……戦う事も死ぬこともできないゴミ以下の存在よ……」
 無駄に太陽神の影響を受けているためか、ライオンの着ぐるみ以外の着衣はすべて焼失してしまうのだ。
「だぁクソが! 主様! どうせこいつは死ねぇんだ、キョンシー達に食わせて囮にしようぜ!」
「だめだぞ、さっちゃん? 私がアポロンを連れてきたのは、構成させるためだからな!」
「はぁぁ!? ロクシアスが更生なんてするもんかよ!」
 ぎゃーぎゃー幸いでいる間に、カシムとメルシーは水着姿になってキョンシー達を惹き付けていた。

「ったく……やれやれ…僕としては赤いのより別のを求めてほしかったんだがなぁ? 忌々しいが奴らの衝動を利用するにはこうするしかねぇか」
「春先の水着は肌寒いぞ☆」
 すぐさまカシムはユーベルコードの“|紋章『竜王騎士』3形態《ドラゴンナイトトライモード》”を発動。
 驚かせ力が増加する黒鱗尻尾付き幻影竜鎧騎士の姿へ変身した。
「ビビらせられるのがてめーらだけと思うなよ?」
 カシムが奇襲を仕掛けてキョンシー達の爪の猛攻を怯ませたところへ、メルシーが魔砲カドゥケウスで太陽光弾を連射!
「キョンシー達は太陽の光に弱いはずだぞ☆」
 その予測通り、聖なる太陽の輝きの前にキョンシー達の肉体は、一瞬で灰へ帰っていった。
「よし! そのまま蹴散らすぞメルシー!」
「ラジャったよ☆」
 カシムは電撃迸る打刀を振るい、メルシーはそのまま太陽光弾の弾幕でオブリビオンの群れを一掃していった。

 一方、絶華はロクシアスの頭部をむんずと掴むと、鼻の穴から特濃カカオ汁を流してみせる。
「パワーを授ける! さあ征けアポロン!」
「おえぇぇぇぇ!」
 あまりの不味さにその場で嘔吐するロクシアス。
 そこへ迫るキョンシー達の赤い爪!
(ああ、これでよい……朕を早く殺してくれ……)
 自暴自棄になったロクシアスは無抵抗のまま赤い爪に身体を晒してみせた。
 だが次の瞬間、幼女の身体が疾風のように駆け抜け、キョンシー達の胴体を立て続けに粉砕してみせたではないか!
「こ、これが、パワーなのか!?」
「ハハハハ! 我がチョコがあれば無力化したアポロンでも一時的に戦えるのだ! すごいだろう!」
「あ、ああ……朕は、まだ戦えるのか……!」
 感情がぐちゃぐちゃになったロクシアスは、闘争本能のまま身体が勝手にキョンシー達を拳ひとつで見事に粉砕してゆくのだった。
「おいおい主様のチョコは相変わらずチートだな……!」
 サートゥルヌスは唖然としていると、絶華は当然の如くサートゥルヌスの口元へカカオ汁を流し込んだ。
「さあ! さっちゃんもカカオのパワーを感じるんだ!」
「オボロロロロロロォ!?」
 こうしてサートゥルヌスも一時的にゴリラみたいなパワーを獲得し、キョンシー達を素手で木っ端微塵にしていく。
 絶華はこの光景に腕を組んで、力強く頷いた。
「うむ! やはり幼女の情操教育にはチョコレートだな!」
 驚くべきことに、サートゥルヌスも幼女扱いされていた……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アレフ・フール
此処が獣人戦線か…

…大地の恵みを穢す行為…見逃すわけにはいかぬ
中々良い身体をしているようだが…死者を抱く趣味もない故な

不本意だが一応肌はある程度露出するぞ
此奴らは肉を裂き血を求めるようだからな

【戦闘知識】
敵の動きと攻撃の癖を把握
後は田畑から離れた位置を陣取り

では…抗うと…む!?(UC起動!出現する憤怒の愚者

…な…き、貴様は…!?
まさか…今度こそわしを殺しに…!?
「……」(しかし僵尸に向けて紅蓮の炎を放ち焼き払い

…!?

「恐れるな…このワシはお前に使役される身にすぎぬよア…(デウスエクス時代の名)…いや…コ…(アレフの過去の名)と呼ぶべきか?」
…何故貴様がわしの過去の名を知っておる!?…だが今のわしは愚者…アレフよ
「(乾いた笑い声)そうか…なればこのワシと一緒か。良い…ならば|アレフ《愚者》よ…存分にワシを使え。この場では我が力役立つであろう…後耳栓を忘れるな。我が炎は傷は癒せども呪詛は防ぎきれぬ」

…ちぃ!今は人手が足りぬ!なら存分に使い潰してくれる!
耳栓で歌を防ぎ連携の猛攻で敵を焼き払う!



「此処が獣人戦線か……」
 アレフ・フール(愚者・f40806)は初めての獣人戦線の世界に警戒心を露にする。
 闘争の匂いが憤怒の業を背負う彼をそうさせているのだろう。
「……大地の恵みを穢す行為……見逃すわけにはいかぬ」
 アレフは周囲に跋扈するキョンシー達を睨みつけると、青白い炎を纏わせた魔剣『力の叫び』を正眼に構えてみせた。
「ふむ、どうやら貴様等は中々良い身体をしているようだが……生憎、わしには死者を抱く趣味もない故な。その爪ごと叩き斬ってくれるわ」
 アレフは不本意だが肌をある程度露出させ、自身へキョンシー達の注目を惹き付けてみせる。
「此奴らは肉を裂き、血を求めるようだからな……到底御免こうむるが、わしの血肉を求めて参るがよい!」
 こうしてアレフは果敢にキョンシー達の集団へ飛び込んでいった。
 瞬時に敵の動きと攻撃の癖を把握すると、極力田畑から離れて敵を惹き付けてゆく。
(いくら敵を殲滅したところで、田畑が荒れては農民達に申しわけがないからのう……)
 戦闘後の事も考慮しながらアレフはキョンシー達の麻痺と恐怖を催す呪いの歌声に抗い続けていた。
「ふん、この程度の呪歌など、わしの抵抗力で跳ね除けてくれ……うっ……!」
 しかし、アレフは突如、心臓が焼け焦げるように熱くなっていき、意識が朦朧になってゆく。
(……な……!? き、貴様は……? よもや、このタイミングで……だと……!?)
 アレフの身体の中から肉体が作り変えられるような激痛と熱量に、彼の自我が遠のいてゆく。
 代わりに意識の表層に出てきたのは、憤怒の獄炎を放つオブビリオン『憤怒の愚者』……アレフの中に眠っていた、もうひとりの自分である。
(おのれ愚者め……! まさか……今度こそ、わしを殺すべく心身を乗っ取ったのか……!?)
 愚者は今までもアレフの身体をわがものにしようと狙い続けていた。
 この窮地で自我を奪ったのは、アレフの魂を今度こそ消しにかかった……彼はそう確信していた。
 しかし、心身の主導権を握った愚者は、キョンシー達に向けて憤怒の紅蓮炎を放ち、周囲一帯を一瞬で焼き払ってみせたではないか!
(なんじゃと……!?)
 今ここで一度死ねば、オブリビオンである愚者はアレフの肉体を完全に奪取できたはずだ。キョンシー達の殲滅はそれからでもいいはず。
 なのにまるでアレフを守るかのように愚者は顕現し、敵を打ち払ったのだ。
「勘違いしているようだが、ワシを恐れる必要などない……」
 愚者は意識の内側にいるアレフへ語りかけた。
「もはや今ではこのワシの存在、お前に使役される身にすぎぬよ……■■■よ。いや●●●と呼ぶべきか?」
 愚者はかつてのアレフの|名前《こしょう》を口にしてみせた。
 ふたりにしかわからない言語ゆえか周囲に認識されることはできないが、アレフはだからこそ愚者の反応に驚愕した。
(…何故、貴様がわしの過去の名を知っておる!? いや……今はそれどころではないな)
 アレフの意識が魔剣に宿ると、その刃はより一層の輝きを放ち始めた。
(わしの名は『|愚者《フール》』……アレフ・フールである)
「カカカカ! そうか……ワシと一緒か」
 乾いた笑い声の後、愚者は真紅の炎を熱く滾らせて周囲を焼き焦がしてみせる。
「良い……ならば|アレフ《愚者》よ……存分にワシに力を貸せ。この場では我が力が役立つであろう……歌など気にするな。一刻も早く殺してしまえば、あの木偶人形の口などつぐめるであろう?」
(……ちぃ! わしの身体を使っておいて言うてくれるな! だが今は人手が足りぬ! なら存分に使い潰してくれるわ! わしと交代しろ! 愚者!)
「カカカカ! ワシを使いこなしてみよ!」
 アレフは愚者から心身の主導権を奪い返すと、愚者の魂を代わりに宿した。
 爆熱を放つ大剣の一振りは、凄まじい爆発音と灼熱の炎を撒き散らす。
 キョンシー達の歌声など容易く掻き消され、青白い彼女達の骨肉は一瞬で灰燼に帰すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『僵尸戦闘員』

POW   :    屍身超越【邪術】
【施された仙術の発動で半オブリビオンモード】に変身する。隠密力・速度・【徒手空拳】の攻撃力が上昇し、自身を目撃した全員に【恐怖】の感情を与える。
SPD   :    僵尸功夫
戦場の地形や壁、元から置かれた物品や建造物を利用して戦うと、【戦場で拾った棒や椅子、看板等】の威力と攻撃回数が3倍になる。
WIZ   :    強化邪術発動
自身と装備を【赤黒い稲妻】で覆い、攻撃・防御をX倍、命中・回避・移動をX分の1にする。

イラスト:もりさわともひろ

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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 村に蔓延るオブリビオン軍団を殲滅した猟兵達は、いよいよ謎の洞穴の中の調査を開始する。
 この奥から大量のオブリビオン軍団が湧き出てきたのだから、恐らくまだ大量のオブリビオン軍団が洞穴の奥に火h変えている事は明白であった。
 猟兵達は警戒を怠らずに、その中へと足を踏み入れていった。

 暫くすると、洞穴の中が自然の岩肌から明らかに人工物である鉄パイプや機械類が周囲に点在し始めている事に気が付く。
 それはサイバーザナドゥ世界で見るような義体化技術によく似たものばかりである。
 何か因果関係があるのでは?と猟兵達が調査しようとしたその時だった。

 洞穴の横穴から、わらわらと肉体が機械化された獣人キョンシー軍団が猟兵達へと押し寄せてきていた!
 閉所での集団戦闘では、一気に殺到されると猟兵といえども推し留めるのは至難の技であろう。
 こうなったら、集まってこられる前に、こちらから押し退けて先へ進むしかない!
 戦え、猟兵達! 君達といえども包囲されれば、死が待っている……!
鳳凰院・ひりょ
ここは迅速な行動が重要になってきそうだ
周囲の物を手に取ろうとしている・もしくは何か物を携帯している敵が視認出来たら、駄菓子兵器で素早く遠距離から攻撃
粘着力で敵の動きを封じる

相手が無手の状態ならば、UCによる攻撃を行う
UCの光には貫通攻撃と吹き飛ばしの効果を乗せ、相手を前進させずむしろ後方へ吹き飛ばす事で後退させるように対処していく

駄菓子兵器の粘着力も合わされば、相手が地面に倒れて動けない状況も作り出せるかもしれない
閉所での敵による包囲を避けるため、可能な限り完全撃破よりもその場を突破する事を最優先に行動

万一粘着状態から回復しそうな敵が進路上に居たら、オーラを纏わせた蹴りによる部位破壊で足止め



 洞穴内に突如として湧き出したサイバーキョンシー達を相手に、鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)の思考はめまぐるしく回転し始めた。
(ここは迅速な行動が重要になってきそうだ……!)
 直感的にひりょは周囲に飛び出た鉄パイプに手を掛けたキョンシー達を警戒する。
 すかさず100倍ヨーグルとりもち(チョコレート味)を解き放って、キョンシー達をベタベタネバネバ状態にして身動きを止めた。
「敵はカンフーみたいな体術で攻撃してくるのか。周囲の鉄パイプをあの怪力で手折られたら、それこそ即席のぶきになりかねないな」
 接近戦は不利だと判断したひりょは、遠距離攻撃主体の戦術に切り替える。
「打ち据えろ聖なる光、聖光乱舞!」
 朱色の破魔刀を構える動作から、幾多の聖なる光を放って視界の先の敵を纏めて掻き消していくひりょ。
「駄菓子兵器の粘着力も合わされば、相手が地面に倒れて動けない状況も作り出せる。でも全部を相手していたら包囲されるのも時間の問題だ……」
 故に、ひりょが弾き出した結論は……。
「だったら、このまま奥へとひたすら聖なる光を放ち続ける! そこをどけ!」
 ヨーグルとりもちで動きを封じてからの光の洪水というコンボで着実に前へ血路を切り拓いてゆくひりょ。
 時々、左右や背後から強襲されることもあるが、歴戦の猟兵であるひりょは咄嗟の近接戦闘も可能である。
「各個撃破なら近接戦闘の方が大歓迎だ!」
 脚部にオーラを纏わせ、鋭い蹴りを放つひりょ。
 暗闇の中で光の螺旋を描くような痛烈な蹴りの前に、吹っ飛んだサイバーキョンシー達は見事に壁へ叩きつけられてゆくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メアリー・ベスレム
あら、さっきの子達とはずいぶん違うのね
まるでお人形さんみたいじゃない?
ふぅん……これじゃあまり楽しめないかしら

まあ、いいわ
だったら、メアリの方もこういう趣向でどうかしら?
擺弄符・魂で魂を吸い出し【肉体改造】僵尸になって
ほら、捕まえてごらんなさい「ご同輩」?
【軽業】【逃げ足】洞穴の中を逃げ回り
数が多いなら【ジャンプ】【踏みつけ】足場に跳び越えて
逃げながら擺弄符を貼り付け【附身器化】
鉄パイプやら機械類に魂宿し
敵が利用しようと近付いてきたところを【騙し討ち】!
鉄パイプやら機械類を肉体の一部のように動かして攻撃を

もちろん、それだけで全員倒せはしないでしょうけれど?
そうやってメアリに囲まれて、隙を見せてくれるだけで充分ね
敵が立ち直る前にこちらから攻撃に移り【首狩り】を!

あーあ、もうちょっと驚いたり、悔しがったりしてくれればいいのに
僵尸って操られるとみんな|こう《・・》なっちゃうのかしら



 メアリー・ベスレム(WONDERLAND L/REAPER・f24749)は洞穴内に現れたサイバーキョンシー達を一瞥する。
「あら、さっきの子達とはずいぶん違うのね。まるでお人形さんみたいじゃない?」
 小手調べに、メアリーは周囲に何故か散らばっている機械の残骸の一部……歯車のついた鉄パイプを広い上げると、壁を蹴ってレンチで殴り掛かってきたキョンシーをあっさり返り討ちにしてみせた。
 力任せに頭部を破壊しただけで、悲鳴を上げることなく敵は事切れてしまった。
「ふぅん……これじゃあまり楽しめないかしら」
 もっと悲鳴や怨嗟の感情が得られると期待していただけに、メアリーは少し肩を落としてしまう。
「まあ、いいわ。だったら、メアリの方もこういう趣向でどうかしら?」
 すかさず彼女はユーベルコード『|附身器化《フーシェンチーファ》』を発動させた。
 まず擺弄符・魂で自身の魂を吸い出すと、残った身体に肉体改造を施す。
 魂が宿ったお札を額に張り付ければ、メアリーもキョンシーの仲間入りだ。
「ほら、捕まえてごらんなさい、『ご同輩』?」
 腕を前に突き出したまま、メアリーがぴょんぴょんと飛び跳ねてみせる。
 サイバーキョンシー達も狭い洞穴内の壁や落ちている狂気を活用して、果敢にメアリーへ攻め立ててゆく。
 しかし、ユーベルコードの効果でメアリーの魂はお札から鉄パイプへ、鉄パイプから丸鋸の刃へと次々に移り変わり、それらを自在に操って敵を攻撃してみせた。
「動きは単調、自我もない。ただメアリの『肉体』へ突っ込んでくるだけ。本当にお人形ね。つまらないわ」
 丸鋸の刃が空を飛び回り、サイバーキョンシー達の脚を切断して動きを封じてゆく。
 あとはキョンシー化した自分の肉体で飛び跳ね、敵を踏み潰したり飛び蹴りしたりと縦横無尽に暴れ回ってもらうだけだ。自然とメアリの魂が操る凶器も周囲を取り囲み始めた。
「もちろん、それだけで全員倒せはしないでしょうけれど? でも、そうやってメアリに囲まれて、隙を見せてくれるだけで充分ね。それ! その首を狩ってあげるわ!」
 満を持してメアリーの身体が、携帯していた肉切り包丁でサイバーキョンシー達の首を次々と刎ね飛ばしてみせた。
 だがそこに苦痛や恐怖の感情は一切なく、ツルハシに宿っているメルシーの魂は何やら不服そうだ。
「あーあ、もうちょっと驚いたり、悔しがったりしてくれればいいのに」
 おおかた敵が片付いたのを確認すると、メアリーは自身の魂を肉体に戻してみせた。
「|僵尸《キョンシー》って操られるとみんな|こう《・・》なっちゃうのかしら」
 敵が動く肢体だった故か、返り血をさほど浴びることないまま済んでいた。
 メアリーはそのまま洞穴の奥へと歩を進めてゆく。
 きっと、この奥には素敵な『感情』をくれる敵が待っているはずだから……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カシム・ディーン
神機
「ぅへへへへへ♥」
さっちゃん吸い炸裂中機神!

てめーは何やってんだごらぁ!?

【情報収集・視力・戦闘知識】
洞窟の構造を分析
敵の動きと陣形を細かく把握

「ご主人サマー☆大量の敵には幼女祭」
いいわけねーだろ!洞窟で圧死するわぼけぇぇ!?
UC発動
物量蹂躙開始
【属性攻撃・迷彩】
光水属性を己達に付与
光学迷彩で存在を隠し水の障壁で音や匂いを隠蔽
【念動力・空中戦・弾幕】
散開し念動光弾を叩き込みんでは破壊

ってぜっちゃん…ころちゃんは素手のままか
「あー…ご主人サマ…ロクシー君も実は権能色々持っててね…特に…ロクシー君自体が凄く認めてなかったんだけど…」
何だよ…つまりどういうことだ?
「ロクシー君……素手の方が割とヤバいんだぞ☆大昔にブチ切れてマーズ君ぼっこぼこにしてたからね☆」
いやどうなってんだお前ら神機って!?

【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
それはそれとして機械類とか金目の物も色々あるし此奴らも体のいくつかは機械なら…
「売ればお金になるぞ☆」
という訳で容赦なく襲い掛かり金目の物は根こそぎ強奪祭りだー!!


皇・絶華
神機
神機の主発動中
「つ…つまり…貴様…いや…主様のお力があれば朕は嘗ての力を取り戻す事が出来る…と?」
無論だ
だがそれにはころちゃんが良い子でなければいけないぞ?
「畏まりましたぁぁぁ!!朕は良い子になります!寧ろ朕は主様の犬ですぅぅぅ!!わんわん!」(激即堕ち

「あ、これ…絶望の底から希望とか洗脳の一種だ…確か「赤ちゃん仔猫でも判る洗脳術」で見たことが…ってぐわぁぁやめろぉぉぉ!!」(さっちゃん吸いされ中

…平和だな!(そうか?

【戦闘知識】
敵の動きと周辺状況把握
「主様!朕のプラズマライフルは?」
当然木っ端微塵になったぞ!
コ「NOOO!?」
サ「…俺の武器は貸さねーからな?」
コ「朕に素手で戦えと!?」
私のカタール貸すか?
「…いや…短剣慣れておらぬから…仕方あるまい!」

【念動力・乱れ打ち・貫通攻撃・見切り・爆破・二回攻撃・切断】
UC発動
全員にチョコ振舞い
「「んぎゃぁぁぁ!?」」

お前達もパワーを得るがいい!(敵に真チョコ捻じ込み

さっちゃん
鎌剣で切り刻み
ころちゃん
ボクシングスタイルでボコる



「ぅへへへへへ♥ くんかくんかくんかくんかスーハースーハースーハー!」
「ゃ……っ! メルクリウス、やめろ……ぁん! エーテル漏れちゃう、漏れちゃうからぁ~!」
 カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)の相棒のメルクリウスことメルシーは、皇・絶華(影月・f40792)の下僕ことサートゥルヌスにセクハラを行っている。
「ぢゅふふふふ♥ 黒髪低身長美少女のさっちゃんはいい匂いがするぞ☆ エーテルも漏らしちゃえ❤」
「どこ触ってやがんだ、おい! って、ふにゃ~♥ そこはらめぇぇぇえ!」
「いやマジで何してんだおめーら!」
 カシムはメルシーへ飛び蹴りを放つと、そのままサイバーキョンシー達の中へ突っ込ませた。
「ほんぎゃー! ご主人サマの鬼畜外道ー! でもそこが好きー☆」
 赤黒い雷を纏ったサイバーキョンシー達の猛攻に、メルシーは歓喜しながらボコボコに殴られていた。
 むしろドMの性である!!
 一方、絶華は幼女ロクシアスことコロちゃんへ、自身の漢方薬チョコの素晴らしさを説いていた。
「――というわけで! 死者蘇生すらかのうにした我がチョコに不可能はないぞ!」
「つまり……貴様……いや、主様のお力があれば、朕はこの姿のままでも嘗ての力を取り戻す事が出来る、と?」
「無論だ! このチョコに不可能はないからな! だが、それにはコロちゃん……お前が良い子でなければいけないぞ? 悪い子はお尻ぺんぺんだ! 力が欲しいか……? なら模範的良い子ちゃんになってみせるんだ!」
 この言葉に、コロニスは目の輝きを取り戻した。
「畏まりましたぁぁぁ!! 朕は良い子になります! 寧ろ朕は主様の忠実な犬ですぅぅぅ!! わんわん! これから主様の固くて臭くて汚れた場所を朕がきれいに舐め取って、悪い膿を吸い上げて差しあげますわん! メルクリウスはそうやって相手後の機嫌を取っていたわん! 美少年の扱いは徳ですわん! へっへっへ……!」
 舌を出してペロペロするコロニス。
「あ~あ。堕ちたもんだな、黎明皇も……つか、ありゃ絶望の中で何でもいいから希望に縋ったときの洗脳された奴の目付きだ……南無南無……!」
 メルシーから解放されたサートゥルヌスは、大鎌剣を構えながらコロニスへ憐みの視線を投げかけていた。
「うむ! 今日も平和だな!」
「イヤどこがだよ! つかメルシー! まだそんな雑魚に構ってやがるのかよ!」
 こうして一連の通常運行が出来ているのも、メルシーがサイバーキョンシー達にボッコボコにされているおかげであった。
「でゅっふ……さすがにメルシー単体じゃ引き付けるだけで精一杯だよ、ご主人サマ! めっちゃ気持ちイイけど☆ ここはもう、幼女祭りで一気呵成に……」
「バッキャローが! 狭い洞穴で2000万人の大軍を召喚出来るかぼけぇ! こっちが圧死するわ!」
 カシムはメルシーの案を却下した代わりに、メルシーを151体のドラグナーガールモードの分身体として増殖させた。そしてその全てに光学迷彩魔術を施すと、不可視の即席軍隊としてサイバーキョンシー達を蹂躙しはじめた。
「きゃっはー☆ こっから先は通さないぞ☆」
「動くキョンシーは訓練されたキョンシーだぞ☆」
「撃って撃って撃ちまくるぞ☆」
 敵の大軍は姿が見えるカシムと絶華達へと迫るだけ。しかも赤黒い雷を纏った彼女達の歩みは、ユーベルコードのデメリットで非常に鈍い。
 故に遠距離攻撃の格好の的であった。
「ちょっとくらい硬くても?」
「こっちは151人いるからね☆」
「飽和火力砲撃で一網打尽DA☆」
「肉片や骨格は回収して、異世界で売り捌くぞ☆」
 数の暴力とは偉大だと思い知らされる。不可視のメルシー軍団が何も考えずに弾幕を張るだけで、サイバーキョンシー達は勝手に数を減らしてゆくのだから。
「ち、朕も活躍したいです、主様! ですのでバスターキャノンをお出しくださいませ!」
 コロニスも絶華の役に立ちたいがために、かつての自身の主武器を所望する。
 しかし、その主武器はクリスタルコアをいじくられた際に股間の性器と共に除去されてしまったのだ。
「そんなもの、私は持ってないぞ?」
「素手で戦えと言うのですか!?」
「いや、お前……さっき、主様のチョコ喰らって素手で敵をボコボコにしてたじゃねーか。あ、俺の武器は貸し出さねーぞ」
「そ、そんなぁ……であるならば! 主様! 朕にチョコをお授け下さいませえええええ!」
「よかろう! 我がチョコのパワーを授ける!」
 絶華は特濃漢方カカオ汁をコロニスの喉奥へ強引に流し込んだ!
「NOOOO! やはり地獄のような不味さ……! だが……! ぱぅわぁぁぁぁー!」
 幼女の身体が急に黄金色に輝き始めると、凄まじい敏捷性を発揮して敵へ肉薄!
「ふんふん! ふんふんふん!」
 なんと堂に入ったボクシングスタイルで、波のように押し寄せるキョンシー達を纏めてぶっ飛ばしてゆくコロニス!
 これにメルシーへの魔力供給に集中していたカシムが驚愕していた。
「うわ、幼女つよい! 素手であれかよ、やべえだろ……!」
「ロクシー君……素手の方が割とヤバいんだぞ☆ ロクシー君も実は権能色々持っててね? 特に……ロクシー君自体が凄く認めてなかったんだけど、大昔にブチ切れてマーズ君ぼっこぼこにしてたからね☆ それくらい拳闘には自信があるんだぞ☆」
「どうした急に。つか素手の方が強えぇってなんだよそのチート性能は!?」
 もはや幼女の独壇場と表現しても過言ではないほどの、コロニスの獅子奮迅ぶりにカシムとメルシーはドン引きしていた。
 そしてサートゥルヌスはコロニスに嫉妬していた。
「ぐぎぎ……! 主様! 俺も活躍したいです!」
「そうか、さっちゃん! 殊勝な心懸けだ! ならば喰らえ! 我がチョコを!」
「やっぱそうなるよなァァァァ!」
 このあと、味覚を破壊されたサートゥルヌスも、一騎当千の働きをみせたのだった。
「まっずぅぅぅ~い!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アレフ・フール
単独行動

UC継続
ええいふざけるなぁぁぁ!!(憤怒の獄炎引きはがしっ!

ってぇえええ!?(しかし剥がされた憤怒の獄炎が愚者の姿を形作る
「うむ…素晴らしき力の高まりだ|アレフ《愚者》よ!おかげでこうしてお前の身体を介せずとも現界できたぞ!」
…先程言った通り貴様はわしに使役されているのだな?ならば…存分に役に立ってもらうぞ!
「勿論だとも|アレフ《愚者》よ。我が憎悪…我が憤怒の炎…存分に使うが良い!そして…我が力を持ってすれば…|お前《愚者》の権能もまた…今こそ取り戻さん!」

全知・超克発動!
【戦闘知識】
敵の能力…力…戦いの癖…須らく解析!
こ…これは…失われた我が叡智…!
「ユーベルコードとは素晴らしいものだ…グラビティをも超えるあらゆる奇跡を現実と為すのだからな!」
【属性攻撃・重量攻撃・砲撃・呪詛】
炎を武装に付与
剣で焼き払い切刻
愚者
アームドフォートでの火炎弾での砲撃による蹂躙
「須らく我が怒りの炎で焼かれるが良い!」

…(考えてみれば奴はオブビリオン…ならばわしを殺した者とは…だが瓜二つ…どう言う事だ?



「ええい、ふざけるなぁぁぁ!!」
 アレフ・フール(愚者・f40806)は自身に纏わりつく蒼炎を『引き剥がす』!
「はぁ、はぁ……わし以外の者に肉体を操られるのはやはり好かぬ! ……って、えええ!?」
 自身の肉体から『引き剥がした』蒼炎は、みるみるうちに人型を象り、アレフと瓜二つの姿になったではないか!
『うむ……素晴らしき力の高まりだ、|アレフ《愚者》よ! おかげでこうしてお前の身体を介せずとも、わしは現界できたぞ!』
「はあっ!? なんて奴だ……! いよいよ……自分がわしより上だと言いたいのか……?」
 アレフは襲い掛かってくるキョンシー達を魔剣で薙ぎ払いながら、具現化したもうひとりの『愚者』へ悪態をつく。
 だが『愚者』は壁を蹴って殴り掛かるキョンシー達を獄炎で焼き払うと、ニヤリと笑みを浮かべた。
『それは無理な話だ……わしは貴様に使役されておる身なのでな。逆らう事は出来ぬよ』
「そいうえば先程もそう言っておったな……本当に貴様はわしに使役されているのだな? ならば……早速だが、存分に役に立ってもらうぞ!」
『勿論だとも|アレフ《愚者》よ。我が憎悪……我が憤怒の炎……存分に使うが良い!』
 刹那、ごうっと音を立てて燃え盛る愚者の青き獄炎!
『そして……我が力を持ってすれば……|お前《愚者》の権能もまた……再び取り戻さん!』
「なっ!? これは……っ!」
 愚者の蒼炎が燃え盛るほど、アレフへ逆流してくる熱いエネルギーを強く感じる!
「ユーベルコード『全知・超克』……というのか? なんだこれは! よもや、これこそが……失われた我が叡智だというのか……!」
『ユーベルコードとは素晴らしいものだ……グラビティをも超えるあらゆる奇跡を、現実へと為すのだからな!』
 今のアレフの全技能は普段の100倍まで超強化され、キョンシー達のトリッキーな動きなどスローモーションで見えていた!
「遅い……! はあぁぁぁっ!」
 青白い大剣に炎が纏うと、アレフは舞うようにそれを鮮烈に振り乱してみせた。
 一瞬で8体のサイバーキョンシー達を両断してみせたアレフは、成し遂げた自分自身が一番驚いていた。
「す、すごいぞ……かつてのわし以上の実力が発揮されておるではないか!」
『まさに本領発揮だな! ふん!』
 愚者も蒼炎を弾丸として至近距離から敵集団へぶっ放して一網打尽に!
『須らく我が怒りの炎で焼かれるが良い! ははははは!』
 こうして、蒼炎のコンビがサイバーキョンシー達を跡形もなく蹴散らしてみせたのだった。

 戦闘が終わり、アレフは愚者の姿をまじまじと見ていた。
(考えてみれば……奴はオブビリオンのはず……ならば、わしを殺した者とは……? だが、あまりにも瓜二つではないか……これは一体どう言う事だ?)
 アレフの疑念の視線に、愚者はそれに気付いてニタリともったいぶった笑みを浮かべるだけだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『レオニダス長官』

POW   :    獅子親衛隊
【獅子の獣人の配下たち】を召喚し、武器憑依・範囲治癒・魅了の踊り・眠り粉散布・針剣攻撃・話し相手のいずれかを行わせる。
SPD   :    非正規部隊
200G(万円)相当の【金銭】をx個消費し、ランダムな強さ・外見を持つ【獣人】族の【傭兵】をx体召喚する。
WIZ   :    ヘッドハンティング
指定した対象を【自身の配下】にする。対象が[自身の配下]でないならば、死角から【首切り兎の獣人】を召喚して対象に粘着させる。

イラスト:もりさわともひろ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠李・玉明です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達は押し寄せるキョンシー達の群れを蹴散らして洞穴の奥へ進むと、なんとそこは『封神武侠界』であった!
 獣人戦線の中国大陸と洞穴を介して繋がっていたとは……!
 いや、問題はそこではない。
 猟兵達が見たのは、封神武侠界の片隅で駐屯地を置いているオブリビオン軍団……『人民租界』軍がいることだ!
 このままでは獣人戦線から封神武侠界へオブリビオン軍団の侵略を許してしまう!
 危機感が募るまさにその時、猟兵達はけたたましい警報が周囲から鳴り響くのを聞いた!

『ごきげんよう猟兵諸君。まさかこの駐屯地の存在を目撃されてしまうとはね?』
 突如、空間に出現するホログラム映像! そこはライオン獣人の男が映し出されていた!
『私はレオニダス長官だ。雇われのオブリビオン軍人だが、今は人民租界軍で封神武侠界方面部隊の指揮を任されている。さて……早速だが、君達には死んでもらおう』
 突如、猟兵達を阻む大量の獣人兵達が周囲に召喚されたではないか!
『私は生憎とて後方指揮に特化しているのでね。直接の殴り合いはさほど得意ではない。故に、君達には私の部下の隊を向かわせた。私を倒したかったら彼らを相手してからにしてほしい』
 そういってホログラムは消えていった。
 なんたることだ! 無限に召喚されるであろう強力な部下達を蹴散らさなくては、ボスであるレオニダス長官へ辿り着けない!
 猟兵達よ! 敵の首魁は大軍が守る巨大な施設の中にいるはずだ!
 どうにか中央突破して、敵の喉元へ食らい付け……!
鳳凰院・ひりょ
相手は物量で押してくるつもり、かつ、前線へは出てくる気がない、と
これは、切り込んでいくしかないようだな
無事に攻め込めたら、強烈な一撃をぶち込んでやる!
覚悟しておけよ!

UCを発動させ長期戦にも耐えられるよう、回復も行いつつ切り込んでいく
特に闇の波動は自身の周囲へと張り巡らせ、死角からの奇襲に備える
闇の波動の射程範囲に入った敵を闇の波動で絡めとり、動きを封じる
動きの止まった敵を破魔を付与した刀で一閃
貫通攻撃で一刀のもとに切り捨てる
時間を掛けている暇はない、そこをどけっ!

俺を中心とした一定領域は敵にとっては死地、味方にとっては回復場所となるはず
連携取れるなら協力し、出来るだけ一気に攻め込みたい所だ



 目の前には絶望が広がっていた。
 おびただしい敵の物量を前に、並の戦士が単騎で挑むのは無謀と言えよう。
 しかし、猟兵である鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)は、この苦しい状況でも自らを奮い立たせて立ち向かってゆく。
「相手は物量で押してくるつもり、かつ、前線へは出てくる気がない、と。これは、切り込んでいくしかないようだな」
 すぐさまユーベルコード『絶対死守の誓い』で光と闇の疑似精霊を召喚してみせるひりょ。
「聞こえるか? 見ているんだろう、レオニダス! 無事に攻め込めたら、俺が強烈な一撃をぶち込んでやる! 覚悟しておけよ!」
 この言葉に、周囲に設置されたスピーカーから、レオニダスの意外な言葉が返ってきた。
『ほう。その気概やよし。私の下で働かないか? 冗談ではないぞ、私は本気だ』
「冗談でもお断りだ! ふたつの世界に跨って悪事を働くお前を看過できるわけがない!」
『なるほど、ますます気に入った。だからこそ、惜しいな』
 ひりょの拒絶がトリガーとなり、その周囲に首狩りウサギ部隊が召喚されてゆく!
『貴殿のような勇敢な戦士の首を狩らねばならないとはな。まぁ、死ねばオブリビオンとして向かい入れてやらんでもないが』
「それも断固拒否だ! いくぞ! 光と闇の疑似精霊、俺に力を貸してくれ!」
 すぐさま白と黒の輝きを放つ疑似精霊が、螺旋軌道を描きながら首狩りウサギ部隊へ斬り込んでいった。
「闇の疑似精霊の波動攻撃だ! これを喰らうと行動が一時的に阻害されるんだ!」
 ひりょの言葉通り、半径148m以内に留まる首狩りウサギ部隊は石像めいてピタリと動きが止まってしまった。
 これでは凶悪な攻撃力を誇る物量戦力も意味を成さない。
「そこへ俺の破魔刀で、逆にウサギ部隊の首を狩ってやる! せやぁー!」
 ひりょは朱色の鞘から刃を迸らせ、次から次へと敵を斬り伏せ、その首を刎ね飛ばしていった。
「時間を掛けている暇はない、そこをどけっ! うぐっ!」
 しかし、稀に攻撃を喰らってひりょも傷付いてゆく。
 そんな時は光の疑似精霊の出番だ。
 半径148m圏内にひりょがいる限り、彼は絶えず|自動回復《リジェネレーション》されてゆく。
「敵にとっては死地になり、俺にとっては無限の生命増幅の場になる! レオニダス! 今、行くぞ!」
『止せ! 来るな! 私は文官だぞ!? ぐおおおおおっ!?』
 ひりょは大きな施設の中へ単身飛び込んでゆくと、範囲攻撃を利用してレオニダスを苦しめてみせたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

皇・絶華
神機

神機達の王継続中
おお
再び異世界を渡るとは…獣人戦線は不思議な世界だな
「色々謎が多そうですね主様!ってか俺ももっと活躍したいんですけど!ロクシアスばかりにでかい顔させたくないです!」
「なんだ小娘貴様!先程から主様に対して不敬であるぞ!大体無駄にでかい堕肉を胸にぶらさげおって!美少年と見紛うスレンダーはおらんのか!?」
「え?あ、いやお前…若しかして気づいてない…!?」

私は割と豊かなお胸が良いとは思うがな(コホン)
さ「(てへ)…いやなんでもねー!」
こ「なんですとー!?」
【戦闘知識・念動力】
敵の陣形と長官の位置の捕捉
特に駐屯基地に一般人などが居ないかを把握

UC発動
【弾幕・乱れ打ち】
念動光弾や手裏剣を円環を通して光速で突撃させての蹂躙
衝撃波も利用してぶっ飛ばす

【二回攻撃・切断・貫通攻撃】
ではさっちゃんにころちゃんも更なる活躍の時だ

「俺もいくんですか!?」
「く…!朕もちょっと怖いぞ!?だが…此処で主様の力が借りれなくなるのは悪手…やってやるぞー!」
さっちゃんころちゃん光速で突撃!!


カシム・ディーン
神機
うっがぁぁぁぁ!!(大量の獣人達に絶望に崩れ落ちる

お前…お前ふざけんなよぉ…本当にふざけんなよぉ…こ、こんな物量かましたら…!
「勿論…あれの出番だね♥(ぐぇへへへへ」
【情報収集・視力・戦闘知識】
敵軍の陣形と動き
そしてレオニダスの居場所の捕捉

竜眼号に退避
絶望のUC発動
10師団は竜眼号の護衛
【属性攻撃・迷彩】
竜眼号と軍団全部に光水属性を付与
光学迷彩で存在を隠し水の障壁で匂いや音の隠蔽
【空中戦・弾幕・念動力・スナイパー・集団戦術】
残り半数が念動光弾を乱射して蹂躙し
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
残り半数が群がって鎌剣で切り刻み金目の物を強奪し

絶華のUCに便乗して超光速で無数の幼女が突撃!(地獄
破壊の限りを尽くしてレオニダスへのルートを確保!

本来なら圧倒的物量に対して凌ぎきるってのがレオニダスだろうが…自ら前線に立たず護る事を選択してないおめーに元から勝ち目なんぞねーよ

「物量で襲うなんてとっても酷いんだぞ☆」
「そんな悪い長官にはもうイロイロお仕置きだぞ☆」
「ライオンを猫にしちゃえ☆」



「おお、再び異世界を渡るとは……獣人戦線は不思議な世界だな」
 皇・絶華(影月・f40792)は洞穴から抜け出した先の景色に目を見張っていた。
 彼の奴隷のサートゥルヌスは、飛び掛かってくる敵の群れを鎌剣で薙ぎ払いながら、主へ言葉を返した。
「色々と謎が多そうですね、主様! ってか俺ももっと活躍したいんですけど! ロクシアスばかりにでかい顔させたくないです!」
「なんだ小娘貴様!先程から主様に対して不敬であるぞ!」
 先程の戦闘で活躍できたことで自身を取り戻した幼女コロニスは、すっかり絶華に心酔していた。
 そしてサートゥルヌスの胸元を指差して怒鳴った。
「大体、そこの女ァ! 無駄にでかい堕肉を胸にぶらさげおって! ここには美少年と見紛うスレンダーはおらんのか!?」
「え? あ、いやお前……もしかして気づいてない……!?」
 サートゥルヌス、コロニスが自身の正体に気が付いてない事に驚いていた。
「……私は割と豊かなお胸が良いとは思うがな」
 絶華の思わぬ言葉に、サートゥルヌスは思わず顔がにやけ、コロニスは自分の胸元をスカスカと撫でて愕然としていた。

 その一方でカシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は上空の飛行戦艦『竜眼号』に避難していた。
「うっがぁぁぁぁ!! お前……お前ふざけんなよぉ……本当にふざけんなよぉ……! こ、こんな物量かましたら……! う、出る……ッ!」
 カシムは横になったベッドの上でびくびくと痙攣していた。
 その姿を恍惚の笑みで見詰めているのは、カシムの相棒のメルシーであった。
「わぁ♥ 魔力いっぱい出たね、ご主人サマ♥ こんな時は勿論……あれの出番だね♥ ぐぇへへへへ!」
「ちくしょーめー!!」
 こうしてカシムは腹上死寸前まで魔力を搾り取られ、メルシーはつやつやになったお肌を輝かせながら地上へ降下していった。
「「ひゃっはー! 上空からなら敵部隊の分布が丸見えだぞ♥」」
 たちまち151師団まで増殖した幼女メルシー軍団は、一部が竜眼号に纏わりついて光学迷彩魔術を施した。
 そして他の部隊も光学迷彩魔術を纏うと、その半数が上空に留まって地上を魔砲カドゥケウスで爆撃し始めた!
「「ギャアアァァァアッ!」」
 カネで雇われた傭兵団と首狩りウサギ軍団がゴミのように吹き飛んでいく!
 その爆発の合間を縫って、60師団の幼女メルシー軍団が突撃してゆく!
「物量で襲うなんてとっても酷いんだぞ☆」
「そんな悪い長官にはもうイロイロお仕置きだぞ☆」
「ライオンを猫にしちゃえ☆」
 そのまま無尽蔵の敵部隊を食い破り、レオニダスのいる施設へ目掛けて突貫!
 この後ろを絶華チームが追走する。
「ではさっちゃんにころちゃん、今こそ更なる活躍の時だ」
「俺もいくんですか!? もうメルクリウスだけで十分じゃないですか!?」
 サートゥルヌスが驚くと、コロニスもすこし怯んだ様子を見せる。
「く……! 朕もちょっと怖いぞ……! だが、此処で主様の力が借りれなくなるのは悪手……! やってやるぞー!」
 コロニスは主のクソマズ漢方薬チョコを噛み砕いて飲み込むと、カッと目を血走らせて拳を振りかぶった。
「クロノスチャクラム全機展開……ターゲットロックオン……発射!」
 黄金のエネルギー奔流が輪っかとなって戦場へ飛び交う!
 そのまま施設の一部を切断し、崩壊させてみせた!
「クロノスチャクラム全機を直列連携させる事により、視認している対象を、円環を通過させた弾丸若しくは神機で超光速加速させて狙い撃つ! なんてユーベルコードなのですか!」
「くっそ! あいつ、とんでもねぇユーベルコードを貰いやがって!」
 サートゥルヌスが嫉妬していると、トコトコと幼女メルシー達がやってきた。
「メルシーも輪っかの中に入れば高速射出されるぞ☆」
「そのまま施設へ突撃DA!」
「乗るっきゃないね、このビッグウェーブに☆」
「ちょ、待て待て待てー!」
 コロニスが止める声も聞かずに、幼女メルシー軍団がマシンガンの弾幕めいてレオニダスのいる施設へ光速タックルを開始!
 こうしてレオニダスのいる施設はあっという間に半壊し、周囲の敵部隊はもれなくケツを掘られてみんなメスになってしまった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アレフ・フール
UC継続中

「…そうか…この世界は他の世界に繋がっておるのか…ならば何れ…「ワシ」はこの世界にも現れよう。」
…なんだと…ならば叩き潰さねばな…!
「お前が望むならばそれも善いだろう。我が力も存分に使うがいい」
いや貴様それでいいの!?
「既にお前に憑いた時点でワシの望みと目的は変質している。他の|ワシ《憤怒の愚者》と戦う事もお前に憑いた時点で覚悟はしておるとも。」
…まぁいい…それはそれとして…此奴らだ

全知・超克発動
【戦闘知識・世界知識】
敵の陣形と動き
そして世界の状況と地形構造からレオニダスの位置を捕捉
そしてどこを攻撃して効率的に長官へと向かう為のルートを解析

【属性攻撃】
憤怒の獄炎強化

【グラップル・砲撃・重量攻撃・呪詛】
「ではワシが支援を務めるとしよう!」
愚者が喧嘩をするもので呪詛を込めた獄炎の弾幕を乱射して焼き払い
突破するためのルートを確保
その間をアレフが突破しての突撃

力の叫びを巨大化させてレオニダス長官のいる空間毎薙ぎ払う!

レオニダスといえば300人で万の軍勢を防ぎ切った勇者らしいがなっ!



 アレフ・フール(愚者・f40806)は洞穴の先が封神武侠界だと知ると、具現化した『愚者』が彼へ囁き出した。
『……そうか……この世界は他の世界に繋がっておるのか……ならばいずれ……「ワシ」はこの世界にも現れよう』
「……なんだと……?」
 アレフは愚者の言葉に息を呑んだ。
「それはつまり、キサマと同じ本質を持ったオブリビオンがこの世界にも顕現すると……? ならばわしが手ずから叩き潰さねばな……!」
 息巻くアレフに、愚者はくっくとくぐもった笑いを漏らした。
『お前が望むならばそれも善いだろう。我が力も存分に使うがいい』
「あい分かった……いや待て、貴様はそれでいいのか……!? 貴様の分身だろう?」
 アレフの問いに愚者は再びくぐもった笑いをみせた。
『何を言うかと思えば。よいか……既にお前に憑いた時点で、ワシの望みと目的は変質している』
「そうだったのか……!?」
『然り……それつまり……他の|憤怒の愚者《ワシ》と戦う事も、お前に憑いた時点で覚悟はしておるとも」
 愚者の言葉に嘘の気配は感じられない。
 アレフは大きく溜息を吐いた後、周囲を見渡した。
「……まぁいい……それはそれとして……此奴らだ」
『完全に取り囲まれてしまっておるな……』
 周囲には敵将レオニダスが呼び寄せた傭兵団と首狩りウサギ達が、レオニダスの号令を今か今かと待ち望んでいた。
 そこへレオニダスが該当スピーカーを通してアレフと愚者へ語りかけてきた。
「素晴らしい、猟兵とはかくも猛者ばかりとは恐れ入った。どうだね? 私の下で働いてみる気はないか? この世界の条理を刷新するため、是非とも力を貸してほしい」
 なんとレオニダスはアレフと愚者を人民租界軍へスカウトしてきたのだ。
 だが、アレフはこれを即座に一蹴した。
「断る……! 弱者を虐げることが世界の条理の刷新とあらば……わしは貴様に『憤怒』を向けるだけだ……」
『よくぞ言ったぞ、アレフ……ワシも大型ネコの下でへこへこしたくはないのでな……犬派だし』
 ふたりの回答にレオニダスは冷徹に告げた。
『総員、対象を抹消せよ』
「「うおおおおおおお!」」
 一斉に突っ込んでくる無尽蔵の敵部隊!
 これにアレフはすかさずユーベルコードで全技能を超強化すると、さらに『愚者』へ呼び掛けた。
「……仕方ない……憤怒の愚者よ……その力を貸せ!」
『勿論だアレフよ……お前を脅かすものは、須らく焼き払ってくれるわ!』
 アレフの操る憤怒の獄炎が『愚者』に力を充填させると、双方は時速720lmの猛スピードで戦場を駆け巡り出した。
「わしが道を切り拓く……! どけ!! レオニダスに会わせろ……!」
『ではワシは支援に回ろう……!』
 獄炎の弾幕が戦場のあちこちで炸裂し、敵の軍隊が見事に何度も吹き飛んでいく。
 アレフは魔剣『力の叫び』に獄炎を纏わせ、死に物狂いで振り乱してひたすら前へ突き進んだ。
「レオニダスといえば300人で万の軍勢を防ぎ切った勇者らしいがなっ! 貴様は後方でのうのうと引き下がる臆病者だ……! 喰らえっ! 我が『憤怒』を……!」
 魔剣が天を衝くほどまでに伸長すると、それを大きく真一文字に空間を撫で斬った。
 すると、敵軍は腰元から上下真っ二つになり、遠くに見えるレオニダスのいる軍事拠点もまた上下真っ二つに斬り裂かれて崩壊するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メアリー・ベスレム
まあ、失礼しちゃう!
なんて臆病な|肉食獣《ライオン》かしら
これじゃ【誘惑】だってできやしない!
こんな美味しそうな|お肉《アリス》に一口齧りつこうともしないだなんて!
いいわ、だったら……無視なんてできないようにしてあげる

不思議なケーキを食べて【肉体改造】
【私を食べて】と大きくなって戦いを
それに駐屯地? だかなんだか知らないけれど
まとめてめちゃくちゃにしてあげる!

武器やお尻で【重量攻撃】叩きつけ
【ジャンプ】【踏みつけ】足蹴にし
召喚される獣人達を蹴散らすの
まるで玩具の兵隊さんね? ここってアリスラビリンスだったかしら

なんて遊んだところで楽しくもないけれど
ボスがいるっていう施設の方へと辿り着いたなら……
あら、困ったわ? これじゃ中に入れない
なんて、わざとらしく言ってみせ
建物ごと叩き潰せばいいかしら?
それとも無理やり引きずり出す?
せっかくなら最後は|肉食獣《ライオン》らしく、自分から喰らいに来てくれればいいのに
まあ、なんだっていいわ
どれにしたって逃がさずに、叩き潰してあげるんだから!



 メアリー・ベスレム(WONDERLAND L/REAPER・f24749)は激怒した。
 かのレオニダス長官の仕向けた大軍と彼の指針が気に食わなかったからだ。
「まあ、失礼しちゃう! なんて臆病な|肉食獣《ライオン》かしら。これじゃ誘惑だってできやしない! それに、こんな美味しそうな|お肉《アリス》に一口も齧りつこうともしないだなんて!」
 アリスラビリンス観点からの自己評価でレオニダスを萎えチン扱いするメアリーは、自分の美貌や尊厳を汚されたと感じたのだ。故に、意地でもレオニダスを戦場へ引きずり出すと腹に決めたのだった。
「いいわ、だったら……無視なんてできないようにしてあ・げ・る」
 そう言って取り出したるは不思議なケーキ。これを一気に食らい尽くしたメアリーの身体が、たちまちぐんぐんと身に着けている服と装備ごと巨大化してゆくではないか!
「さあ、|私を食べて《イートミー》! 小さくて臆病なライオンさん、こんなにたくさん食べ切れる?」
 ぶぅんっと低い風切り音が唸ったかと思えば、天空からメアリーの振り下ろした肉切り包丁(※ユーベルコードで巨大化中)が半径147m圏内の獣人傭兵団を薙ぎ払う!
 その一振りはまるでダウンバーストめいて地表に凄まじい豪風を吹き荒らす!
「「グワアアァァァーッ!」」
 ある者は衝撃波で粉々に全身を粉砕され、ある者は吹き飛ばされて岩や建物に激突死を余儀なくされ、またある者は恐れをなして駐屯地へ命からがら逃げてゆく!
 メアリーは雲の上からその様子を見下ろすと、|アリの行列《逃げる傭兵団》の頭上へ足を掲げる。
「今度は鬼ごっこかしら? 巨大化してると一歩が大きくて、|鬼《オーガ》役だと退屈ね?」
 退却中の敵部隊の大半は、踏み降ろされたメアリーの大きな足の裏で潰されて、大地に赤い染みを残すだけになった。
「あら、ごめんあそばせ。まるで玩具の兵隊さんね? ここってアリスラビリンスだったかしら」
 それでも僅かな傭兵団が駐屯地へ駆け込むと、他の猟兵達によって半壊した施設に呆然としながら、レオニダスのいる司令部へ駆け込んでいった。
 メアリーもその後を一歩ずつ轟音を鳴らしながら追いかけてゆく。
「って、あんなガラクタ達と遊んでもつまらないのだけれども。そしてあれが臆病なライオンさんの隠れてるお家ね。あら? そういえばこの姿だとドアから入れないじゃない」
 巨大化した今のメアリーにとって、駐屯地の司令部の建物など砂場の城同然のサイズ感である。
 なのでわざとらしく演技がかった台詞で、中にいるレオニダスを恐怖に慄かせているのだ!
「困ったわ。淑女としてはドアをノックして訪問したいのだけれど。爪先でノックしようかしら? いえ駄目ね、はしたないわ。だったら建物ごとノックしてみようかしら? でも力加減を間違えたら粉々になっちゃいそう。いっそ、手を突っ込んでライオンさんを掴んでご対面しようかしら?」
 思わせぶりな発言に、レオニダスは全財産を投げうって追加の傭兵団を出撃させる。
『撃て撃て撃てェ! 的はでかいぞ! どこ撃っても当たる! あの巨人を駆逐しろ!』
 レオニダスは相変わらず司令部に引きこもったまま外部スピーカーで指示を出すだけだ。
 放たれた自動小銃の弾幕を、メアリーは手懐けた合成肉生物(※巨大化中)を盾にして防ぐ。
「はぁ、興醒めね。せっかくなら最後は|肉食獣《ライオン》らしく、自分から喰らいに来てくれればいいのに。まあ、なんだっていいわ」
 メアリーは肉切り包丁を振りかぶると、腰の捻りを加えた痛烈なスイングを司令部の建物へ叩き込んだ!
「どれにしたって逃がさずに、叩き潰してあげるんだから!」
 凄まじい質量の暴力が、一振りで駐屯地の全てを更地に変えてゆく!
 更に衝撃波で発生した台風以上の風力は、あらゆる物質を弾き飛ばし、圧壊させ、影も形もなくなるまで粉砕!
 追加で召喚された獣人傭兵団はパズルのように四肢がバラバラに散りばめられ、建物はただの小石ほどまで磨り潰されてしまっていた。
 当然、レオニダスの遺体は鉄塊と暴風の脅威の前では原形を保つ事など不可能だ。
「ふん、だ。つまんないわね」
 巨大化したメアリーは、砂塵が舞う封神武侠界の一角にて、沈む夕日を仏頂面で眺めるだけであった……。

<了>

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年04月28日


挿絵イラスト