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#UDCアース #第三章プレイングは3月10日(日)朝まで受付



 そのビュッフェレストランの特徴はふたつ。

 ひとつは、とにかく肉料理を推していること。
 ステーキ、焼肉、唐揚げやトンカツも。いたるところで肉の芳香が漂い、肉好きの客たちは舌鼓を打つ。

 もうひとつは、子ども食堂を運営していること。
 近隣の小中学校に無料券を配り、チケットを持っていれば誰でも無料で料理を好きなだけ楽しめるのだ。


「っつー感じの、いい店なんだけどよ」
 参考資料として提示された肉料理に腹を鳴らしつつ、グリモア猟兵・タハニは説明を始める。
「邪教集団が、変なバイトを出してんだ」

 バイトの内容は、そのレストランで食事をすること、だという。
「報酬もすごいんだぜ? 近くの店と比べると、三倍近い時給らしいんだ」
 なるべく大量の肉料理を食べることがバイトの内容らしい。

「UDC組織が調べたところによると、どうやらUDCが絡んでるらしい」
 おそらく、この店に関わりがあるUDCは腹ぺこ少女『保科・美紀』。
 小学生の姿をする彼女は、何にでも食らいつくランドセルを背負っている。
 彼女が食らうのは、人……それも、この店でたくさんの肉料理を食べた人間なのだ。

「そこで、やって欲しいことがある」
 言って、タハニは順番に説明を開始。
「まず、皆にはその変なバイト……闇バイトっていうのか? それに参加してもらう」
 バイト内容は、昼の間に、店が提供する肉料理を食べること。
 無口なスタッフたちが黙々と料理をし続けているので、それを遠慮なく食べ続けるだけで良い。
「米とかサラダとか、肉以外の料理もあるんだが、なるべく肉を多めに食ってほしいんだ」
 肉が好き、または大食いの猟兵なら、この上なく活躍できることだろう。

 猟兵がたくさん来れば闇バイトの枠は埋まるから、闇バイトに参加する一般人の数は減る……その後の彼らの避難誘導等が容易になるだろう、とタハニ。
「おそらく、UDCは肉料理をたくさん食ったやつを優先して狙う。だから、なるべくここで肉をたくさん食ってほしいんだ」
 この店は子ども食堂も兼ねており、夕方になればお腹をすかせた子どもたちがやってくる。
 子どもたちがUDCの被害を受けないように、彼らよりもたくさん肉料理を食べておく必要がありそうだ。
「食べ足りなければ、ここでもっと食べてもいいと思うぜ!」
 また、子どもたちは子ども食堂に何度も来ているのだから、UDCにつながる手がかりを持っているはず。
 子どもたちと打ち解けることができれば、そうした戦いのヒントも見つかるかもしれない。

「ここまでうまく行っていれば、おそらくUDCは現れる」
 腹ぺこ少女『保科・美紀』は幼い少女の姿をしているが、飢えた怨霊を操る存在。
 戦いに際して、決して油断はできない。

「ま、いっぱい肉食ってればたぶん大丈夫だろ。気をつけて行ってこいよ!」


遠藤にんし
遠藤にんしと申します。
最近チキンカツの美味しさに目覚めました。

●目的:腹ぺこ少女『保科・美紀』の撃破

●第一章
闇バイトで、お肉をたくさん食べていただきます!
時刻は昼間、場所は肉料理がたくさんあるビュッフェレストランです。
その場で焼いてくれるステーキ、席で焼ける焼肉、からあげやトンカツ、その他なんでも、思いつく肉料理はだいたい全部ありそうです。
その他、米、パン、サラダ、お酒やジュース、デザートなども、種類は控えめですがビュッフェにありそうなものは大体揃っています。
持ち込みの食品等を食べたり、その場で多少調理をしても、特に問題はなさそうです。

●第二章
夕方になり、学校帰りの小中学生が子ども食堂を利用しに来ます。
彼らはUDCについて「弱点」「居場所」「特性」などを知っているようですが、内緒にしているようです。
彼らと打ち解け合えば、今後の戦いが有利になる情報を引き出せるかもしれません。
※第一章に引き続き、食事をすることが可能です!

●第三章
夕方、または夜になり出現した腹ぺこ少女『保科・美紀』との戦闘です。
一般人の闇バイト参加者や二章で出会った子どもたちの有無といった状況等、第二章までの内容によって変わります。気を引き締めて戦いましょう!

皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています!
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第1章 日常 『おいしく楽しく』

POW   :    とにかくたくさん食べる!

SPD   :    ゆっくりと味わって食べる!

WIZ   :    おしゃべりを楽しむ!

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
狛日・壱景(サポート)
「よしゃ!助太刀するぜ!」
口調:元気な大型犬(俺、~くん、~ちゃん、だ、だぜ、だな、だよな?)

楽観的で義理人情に厚い男です。子どもの前では近所でよく遊んでくれるにーちゃんみたいになります。あとおバカです。ギャグ要員でも何でもござれ。

戦闘では脳筋プレイを好みます。大剣を「相棒」と呼び、基本的に【エンジン重撃】で加速し【アクセルコンボ】で戦います。攻撃は【武器受け】し、そのまま突進することも。

共に戦う者はみんな大切な仲間と捉えて連携を重視します。救助対象の話は親身に聞き、安心してもらえるように接します。

UCは全て使用し、積極的に行動。他者への迷惑行為や公序良俗に反する行動はしません。あとはお任せ!



「っしゃあ! 食うぜ!」
 目の前に並ぶ料理を前に、狛日・壱景(双焔竜のコマさん・f41911)は気合十分。
 店内は見渡す限りに肉料理が並ぶ……ほかほかと湯気を立てるそれらから漂う芳香に、壱景のお腹もペコペコだ。
「なるべく肉料理を食えばいいんだよな?」
 ひとまず壱景は、目についたミートボールを山盛りに更に取り始める。
「いや、これだけだと飽きちまうな……そうだ!」
 その隣にあったハンバーグを取って、ついでにミートソースのスパゲティも。
 ハンバーグソースはいくつも用意されているから、複数のソースをあいがけすれば、壱景の最初の一皿は完成だ。
「食うだけで良いなんて、楽なバイトだよな!」
 もちろん、その裏には邪神教団やUDCが糸を引いているわけだが……そんなことも言いつつ、壱景は手を合わせて。
「いただきます!」
 張り切ってミートボールを口に放り込めば、甘酸っぱいタレが絡んだミートボールはふわっとした口当たり。
「旨い! ハンバーグはどうだ!?」
 デミグラスでこってりと、あるいは大根おろしを添えてさっぱりと。
 ソースによって表情を変えるハンバーグは表面がカリッと焼けていて、飛び出る肉汁もまた絶品だ。
「スパゲッティも良いな!」
 ミートソースの赤が目に楽しいスパゲティは、タバスコも粉チーズもよく合うだろう。
「まだまだ食えるぜ!」
 あっという間に一皿平らげた壱景は、次の料理を取りに立ち上がる。
 ……ひと皿目が全て挽肉料理で被っていたことは、どうやら気付いていないらしい……。

成功 🔵​🔵​🔴​

札神・遊狐(サポート)
妖狐のカードデュエリスト×パーラーメイド、23歳の女じゃ。
普段の口調は「老齢の妖狐っぽい口調(わらわ、お前さん、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?)」、
演技時は「カワイコぶる(わたしぃ、~様、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」じゃ。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用する。
多少の怪我は厭わず積極的に行動するぞ。
他の猟兵に迷惑をかける行為はせんな。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はせん。
後はMS様におまかせするわ。
よろしくおねがいするのう!


グレナディン・サンライズ(サポート)
『ここはこの年寄りに任せてもらおうかね?』
『こう見えても、まだまだ衰えちゃいないよ』
年齢3桁の婆。
スペースシップワールド出身の元宇宙海賊。
主な武装はフォースセイバーとブラスター。
戦闘スタイルは基本的には前衛遊撃。敵を翻弄するような戦いを好む。
グルメではない酒好き。
年齢なりの経験を積んでいるので、冷静さと余裕をなくすことはない。
口調(あたし、あんた、だね、だよ、~かい?)



「ふむ、どのようなデッキを組むか考えものじゃのう」
 たくさんの肉料理に囲まれて、札神・遊狐(妖狐のカードデュエリスト・f41463)は思案顔。
 ビュッフェレストランも、カードデュエルも、選択ピックが重要な点はよく似ている。
 いかに美味しく、なるべく多く食べるか――そんな命題に取り組む遊狐の隣、グレナディン・サンライズ(永遠の挑戦者・f00626)の出す結論はいたってシンプル。
「酒のアテになりゃ、何だって良いさ」
 ドリンクコーナーには、安めの焼酎ボトルの設置されている。
 グレナディンは迷うことなく焼酎をグラスいっぱいに注ぎ、くっと一息にグラスの中身を干した。
「お前さんは飲酒デッキじゃな。わらわは……うーむ……」
 言って、遊狐は料理を見て思案顔。
 八岐大蛇ヤマタノオロチを喚んでグレナディンと共に酒を飲ませてやるのも良いかと思ったが、今回は肉料理を食べることが重視される模様。
「となると……」
 早くも二杯目を飲み終えたグレナディンの隣、遊狐は召喚サモンカード『狐耳の使用人ケモミミメイド』を発動。
「上手くやるんじゃぞ? お前さん達」
 現れた女性妖狐たちは、メイド服の裾を翻して食べ物の元へ。
 世界知識を蓄えた彼女たちは、おのおのの食の好みに合わせた献立デッキを作成。
「うーむ」
 和風、洋風、こってり系にさっぱり系。
 色々な軸で取り揃えられた料理群デッキはどれも美味しそうで、遊狐はやっぱり目移りしてしまう。
「何だいこれ、貰っても良いのかい?」
 思い悩む遊狐の前を通りがかったグレナディンは、何杯目かの焼酎を手に尋ねる。
「そうじゃな。わらわ一人では食べきれない量じゃ」
「そんじゃ、適当にツマミで貰ってくよ」
 食べ物を貰ってはグラスを開け、貰ってはグラスを開けとグレナディンの飲酒ペースは驚異的。
 景気の良い飲みっぷりに、遊狐も食欲を掻き立てられ。
「わらわも食べるとするかのう!」
 いただきます、と妖狐たちと手を合わせて。
 賑やかな食卓を囲めば、瞬く間にお皿は空になる。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

風雷堂・顕吉(サポート)
アドリブ連携可

約100年前、ダークセイヴァーの人類敗北以来、ヴァンパイアとの死闘を細々と繰り広げてきたダンピール、それが俺だ。
ヴァンパイアを狩るため、あるいは次に狩るべきヴァンパイアの手掛かりを得るためにここにいる。
【世界知識】ダークセイヴァー世界の大抵のヴァンパイア相手ならそれがどのような血族かは知っているし、知らなくとも【情報収集】の伝手はある。
それ以外の世界については物珍しそうに振る舞うことになる。すぐに慣れるだろう。
ダークセイヴァーとスペースシップワールド以外の世界は日差しが強すぎるので、サングラスを着用する。

戦闘は剣士の動きだ。
次に参加する猟兵が戦いやすい状況を作ることも多い。


レイカ・ヴァンスタイン(サポート)
フェアリーの聖者×プリンセス、11歳の女です。

戦闘は苦手で援護や救助、支援など中心です。
武器は人間大の人形(銃火器持)ですので、運搬作業も可能です。
普段は悪戯(許せる範囲)で遊ぶ※戦闘とは別です。

普段の口調は「マイペース(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」
苦しい時は「愛想笑い(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」です
難しい漢字は使わずに喋ってます。

・ユーベルコードは必要に応じて、多少の怪我は厭わず積極的に行動(支援中心)します。
・他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。公序良俗に反する行動はしません。悪戯も笑って許される範囲までです。
・あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「ほう、これがビュッフェ会場か」
 風雷堂・顕吉(吸血鬼ヴァンパイア狩人ハンター・f03119)は、立ち並ぶ料理を物珍しげに見つめる。
 三桁もの年月を生きてきた顕吉だが、UDCアースのビュッフェレストランは未体験。
 美味しそうに湯気を立てている肉料理を眺めていると、赤々とした肉の断面が目に留まった。
「これは……ローストビーフという料理か」
 肉の赤色の鮮やかさは、ある種顕吉にとっては見慣れたもの。
 興味も手伝って顕吉はローストビーフを何枚か皿に取り、食べてみることにした。
「……む、これは……」
 薄切りの一枚を口にして、顕吉は赤い瞳を閉じてじっくりと味わう。
 カットが薄いからこそ、肉の柔らかさがよく分かる。
 筋感は薄く、ソースの塩気が口の中で混然一体となり……要するに美味。
 味を知るために数枚取ってみたが、これならもっと食べても良さそうだ。
「はろはろ、ローストビーフっておいしいよね~」
 そんな顕吉の元に姿を見せたのは、レイカ・ヴァンスタイン(銀光精・f00419)。
 にっこりと人懐っこい笑顔を浮かべるレイカは、レストランの端にある炊飯器を指さして。
「ローストビーフは、ごはんのうえにのせてもおいしいよっ!」
「そうなのか」
「わさびものっけちゃお!」
 悪戯っ子の顔を覗かせて、そんな風にけしかけるレイカ。
「このくらいか?」
 レイカの言葉に乗って、丼椀にごはんをよそい、ローストビーフを乗せ、その上にわさびを乗せてみる顕吉。
「うんうん!」
 一応、ローストビーフ丼が台無しになる量ではない……ただ、この世界に疎い顕吉はわさびも未体験のはず。
 ならば、常識的な量でも驚くだろう――そんな悪戯心で、レイカは顕吉の正面に座り。
「たべてみてっ」
 レイカの言葉に、顕吉はわさびを乗せたローストビーフ丼をひと口。
 もぐ……と咀嚼する顕吉を、藍色の瞳を煌めかせてレイカは見上げ。
「美味しいな」
 わさびも物ともせずに顕吉は言って、そうだ、と席を立つ。
「お前も食べると良い。このわさび……というものは、多くても良いかもしれないな」
 言いつつ、顕吉はレイカのためのローストビーフ丼をよそいだす。
 ローストビーフ丼の上に乗るわさびの量は……顕吉のそれよりも遥かにたっぷりで。
「ま、まってーっ!!」
 そんな顕吉のローストビーフ丼を前に、レイカは大慌てで制止するのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

東雲・深耶
さて、肉を食べるか……
私はすき焼きを食べる事にするか

卵を割り、そのまますき焼きの肉を絡めて食べていく
序に『非公認事件担当部』の者にも手伝わせるか
UCの効果で『六番目の猟兵』の眷属状態となっている今、彼らはオブリビオン――UDCに対抗できる
故に彼らにも肉料理を食べさせて、肉料理を空にするぞ
序に、避難誘導は彼らに準備させるか
武装警察の猟兵を侮らないでもらおうか

優雅にすき焼きを食べた後、しゃぶしゃぶもゴマダレで食べながら粛々とUDC討伐の準備を部下に進めさせていく――



「さて、肉を食べるか……」
 すき焼き肉を山と積んで、東雲・深耶(時空間切断剣術・空閃人奉流流祖・f23717)は皿に卵を割り入れる。
 テーブルには熱源があり、焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶなどが楽しめる作り。
 まずはすき焼きの準備をしつつ、深耶は非公認事件担当部を喚ぶ。
「非公認事件の発生を確認。これより非公認事件担当部を招集する」
 声に応じて、どこからともなくエージェントたちが参上。
「さあ、君たちも食べるといい」
 言って、深耶は肉を焼いては彼らの前にある皿にどんどんよそっていく。
 ……もちろん、深耶の皿にある肉は彼らの倍以上。
 焼いて、よそって、食べてと手は休まることがなく、小さな頬はもぐもぐもぐもぐと肉の咀嚼を止めない。
「ぅぷ……避難誘導に移ります……」
 エージェントらは深耶ほどの健啖家ではないが、数はある。
 お腹いっぱいになったエージェントは席を立って避難誘導の準備を進め、また別のエージェントが席につく。

「ふむ、すき焼きはこんなものだろう」
 口元を拭って深耶は言うが、それは食事の終わりを意味しない。
「次はしゃぶしゃぶと行こうではないか」
 ふつふつと沸いた鍋にしゃぶしゃぶ肉をサッとくぐらせ、薄く色づいたところをゴマダレに浸す。
 もくもくと食べる深耶の傍ら、部下のエージェントらは粛々と準備を進めていた――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

山路・紅葉
🐰お仕事でお肉っ!?わーい、おなかいっぱい食べるよっ
🐺本来ならこんなおかしい仕事受けるなって言う所だけれど…出元も理由も分かっているのよね…
それに大食いなのはワタシのせいだし…止めづらいわね…

🐰色々あって目移りしちゃうよ
うぅ…でも孤児院の皆には悪いかなぁ…今回、お土産も無理そうだし…
さすがに連れてくるわけにもいかないから…このお仕事のお給料で、何か買っていこっと…
でも今は…これもお仕事、お仕事
この後の事も考えて今だけは一杯食べなきゃ
おいしくいただきますっ!



 今回の依頼の内容を聞いて、山路・紅葉(白い兎と黒い犬・f14466)は浮かれ気分。
「お仕事でお肉っ!? わーい、おなかいっぱい食べるよっ」
 赤い瞳をキラキラ輝かせ、浮かれ気分の紅葉。
 そんな紅葉の左腕、ゆらりと立ち上る黒犬の影は織子。
「本来ならこんなおかしい仕事受けるなって言う所だけれど……出元も理由も分かっているのよね……」
 憂えるように影を揺らめかせながら、織子はグリモア猟兵の説明を思い出す。
 アルバイト内容は、肉料理を食べるだけ。
 それで時給はよそより高いのだから、怪しいことこの上ない。
 猟兵たちへの依頼でなければ、織子はこんなアルバイトを絶対止めたことだろう。
「それに大食いなのはワタシのせいだし……止めづらいわね……」
 ぼやく織子を引き連れて、紅葉は意気揚々とビュッフェレストランに入店。

「わぁ……!」
 うずたかく積まれ、並ぶ肉料理をキョロキョロ見回す紅葉。
 肉料理は量も種類も豊富で、どれを食べようか迷ってしまう……贅沢な悩みを抱える紅葉は、ふと孤児院の子どもたちのことを思い出す。
「うぅ……今回、お土産も無理そうだし……」
 子どもたちを差し置いて、自分だけがこんな素晴らしい場所にいる。
 そう考えると、なんだか罪悪感が湧いて。
「……このお仕事のお給料で、何か買っていこっと……」
 これからUDCとの戦いも控えているのだから、彼らを連れてくることは出来ない。
 ならばせめて――と考えてから、紅葉は改めて食べ物と向き合い、目についた料理を片っ端から取っていく。
「これもお仕事、お仕事」
 お仕事なのだから遠慮する必要はないと、お皿の上はお肉でいっぱい。
「おいしくいただきますっ!」
 言って、紅葉はこれから始まる戦いに備えて英気を養うのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

雪・兼光
●アドリブとかお任せ

へぇ、UDCをおびき寄せるためとは言え「好きなだけ肉を食え」か

いいね。ちょうど肉を喰らいたいと思ってたんだ。

とは言えだ

一人で食べるのも味気ねーし
あいつも呼んでおくか

(ユーベルコードでアガレスを呼び出して、一緒にビュッフェに望みます)

後は好きなように肉を喰らうか

その場でステーキを焼いてもらっていろんなソース試したり、そのまま食べたり

肉ばっかり食べないで胃もたれしないようにキャベツたべたり

眼の前でアガレスの腹の中へ消えていく肉の山を見て、うわぁ…ってなりそう

あ、ちゃんと野菜も食べさせないと

好き嫌いするなよ? 
食べ過ぎにも注意しないとな本番前に動けなるのは嫌だしな



「いいね。ちょうど肉を喰らいたいと思ってたんだ」
 雪・兼光(ブラスターガンナー・f14765)は言って席に着き、手の中の熱線銃ブラスターをクルリともてあそぶ。
(あいつも喚んでおくか)
 思って兼光は、Call Agaresを発動。
「よんだぁ……?」
 姿を見せるのは、黒髪の少女・アガレス。
「肉喰うぞ」
「は~い」
 そして、二人はビュッフェに臨む。

 勢いよく爆ぜる脂が、ステーキをミディアムレアに焼き上げる。
「色んなソースがあるな。どれにすっかな」
「塩コショウにするー……」
 いくら食べても良い、ということで、手にした200グラムステーキは一人三枚。
「あとはキャベツだな」
 一度ステーキを席に置いてから、キャベツのサラダを取って兼光は席に戻る。
 アガレスは先に食べていたのだろう、ステーキはすでに一枚を食べ終え、二枚目がまたたく間に消えていく。
「野菜も食べろよ?」
「え~……?」
 物憂げに言いながら、三枚目のステーキも完食するアガレス。
 おかわりを取って戻ってきたアガレスの皿は見事に茶一色。
 そんな様子にむ、と眉を寄せて、兼光は取ってきたキャベツサラダをアガレスの方にも押しやる。
「肉ばっかり食べるな。胃もたれするぞ」
 言っている間にも大量の肉はアガレスの胃に消えていき、兼光は若干引きながら。
 それはそうと、美味しい肉料理に舌鼓を打つのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

建依・莉々
「お肉食べ放題! とってもよい! 食べる! 闇バイトさいこー!」
 お肉は何でも何処でも大好物。表情は変わらないけど、その食べっぷりからご機嫌っぷりが垣間見えます。手と口増やしてしまいそうになるくらい。まずメニューの端から端まで制覇。メインは血も滴るレアステーキのお替わり攻勢で挑みます。いっそ潔く肉のみで。水すら邪道! 喉は肉汁で潤します。
 しかし、大食らいもないJSですので言うほど食べられそうにありません。そこでブラックタール+化け術のコラボ「がらんどうなJS」に化け、とにかくお肉を詰め込みます。肉の山にJSの皮が被っている状態?
「お中一杯でもう食べられないよ〜♪」 次回までには消化します。



 黒々とした建依・莉々(ブラックタールのどろんバケラー・f42718)の瞳には、いつも通り感情はなく。
(お肉食べ放題! とってもよい! 食べる! 闇バイトさいこー!)
 しかし、内心はウキウキで莉々はメニューの端から端まで、肉料理の全てを食べ始める。
 その中でも莉々のお気に入りは血も滴るレアステーキ。
 おかわりを重ねれば、皿の中には血と肉汁が溜まる――喉が乾いた頃合いにはそれをグッといき、水すら飲まずに肉だけを摂取するさまはいっそ潔い。

 とはいえ、莉々は特別大食いというわけではなく。
「うーん、お腹いっぱい……そうだ」
 つぶやくと同時に、莉々の全身を構成するブラックタールがぐにゃりと形を変える。
 再構成した肉体は、先程までの姿と同じ。
 だが、その中身はがらんどうで、いくらでも肉を食べることができるのだ。

 それからは食べ、食べ、食べ続けた。
 メニューを制覇し、気に入った料理は何回もおかわり。
 ステーキはもはや主食かのように平らげて、肉汁が口を潤すここはオアシス。
「お腹一杯でもう食べられないよ~♪」
 ようやく満足して、莉々はお腹をさする。
 ――それでもきっと、もうしばらくすれば消化は完了するのだろうから恐ろしいものである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。



自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
                      プロデューサーより


ニコリネ・ユーリカ(サポート)
あらあら、盛り上がってるわねぇ
お忙しい所、お邪魔しまーす!
新しい販路を求めてやってきた花屋です
宜しくお願いしまーす(ぺこりんこ)

~なの、~なのねぇ、~かしら? そっかぁ
時々語尾がユルくなる柔かい口調
商魂たくましく、がめつい

セリフ例:
まぁ綺麗なところ
折角ご縁を頂戴したんだもの、寄っていっても良いかしら?
えっこれ何……ひゃっ!
んンッ、おーいしー!
頂いたご縁に感謝しましょ

瞳に映るもの全てに頬笑み
日常の景色を視て、触れて、遊んで、楽しみます
情景の説明役、褒め役として使って頂ければ幸いです


風薙・澪(サポート)
穏やかで柔和な少女
だるい、めんどくさいと言いつつも、オブリビオン討伐には顔を出す
ただひとたびやると決めると、行動は早く無駄も少ない
物腰は柔らかで、だらけていなければ優等生に見える

調査や探索は、自身の人当たりのよさそうな容姿を生かして、聞き込みにまわることが多い。
UDC出身だがアックス&ウィザーズにいる精霊を扱う人間に師事しており、
状況が許せば「精霊に聞く」ようなことも行う

戦闘は剣、ポンプアクション散弾銃、魔法を主に使って戦う。
近距離は剣、中距離は銃、遠距離は魔法が主な攻撃手段だが、
状況に応じて距離に拘らず扱う時もある。


ヴィリヤ・カヤラ(サポート)
手伝いなら料理とか出来る事をするし、
楽しんで良いなら思いっきり楽しんじゃうよ。
買い物や何か食べるなら甘いものが良いな。
苦いものと酸っぱいものは苦手だから
極力食べないようにするよ。



「うーん、すごい量のお肉ねー」
 レストラン内の商品を見渡して、風薙・澪(ウィザードウォーリア・f17869)は思わずこぼす。
 ここにあるのは肉料理だらけ。人によっては見ているだけで胃もたれしそうな光景だが、それでもニコリネ・ユーリカ(花屋・f02123)はふわりと笑みを浮かべて。
「すっごくたくさんのお料理ね。原価はどのくらいなのかしら?」
 料理を取りつつ、商人としての顔も覗かせるニコリネである。
 澪とニコリネが取った肉料理は大量で、とても二人で食べ切れる量ではない……それらはカメラが設置されたテーブルに座る音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)の前に置かれ。
「うぅ……大食い企画なんて……」
 青白い顔を皿に青くして、鬱詐偽は助けを求めるようにヴィリヤ・カヤラ(甘味日和・f02681)に視線を送る。
 今回の依頼は、肉をたくさん食べる必要があるらしい……だが、ヴィリヤの前にあるのは、ビュッフェ会場の隅に追いやられていたケーキである。
「うん、ちょっとならお手伝いするよ。ちょっとならね」
「私達も食べるから、頑張りましょう」
 微笑みかける澪も、協力すると微笑みかける。
「うう、番組の為だからって、こんな……」
 プロデューサーを恨みながら、やむなしと鬱詐偽はカメラに向けていつもの口上を述べる。
「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん――ただいま参上」
「それじゃあ、いただきますっ!」
 ニコリネも手を合わせて、四人は肉料理を崩しにかかる。
「甘酢かけって酸っぱいよね? 何もかかってない唐揚げを食べようかな」
 ヴィリヤは唐揚げをいくつか食べて、それからデザートのゼリーに取り掛かる。
「も、もっと食べてくれても……」
 そんなヴィリヤに、弱々しく助力を頼む鬱詐偽。
「ちょっと口をリセットしたいから、その後また食べようかな」
 そんな風に言いつつ、肉よりスイーツを食べている時間の方が長いヴィリヤである。
「うん、チキン南蛮も良い味だわ」
 ゆっくり味わう澪は、口に広がるチキンの旨味を堪能。
 目を閉じてうなずくたび、黒髪をまとめる赤いリボンがゆらゆら揺れる。
「んンッ、おーいしー!」
 スペアリブにかじりついたニコリネは紫の瞳を大きく開いて、こってりと来い味付けのスペアリブに舌鼓。
 ハーブの香りが効いているのが実にニコリネ好みの味付けで、香ばしい焼き色も目に楽しい。
「……いただきます……」
 鬱詐偽もどんよりしつつ、生姜焼きを一口。
「……美味しい」
 思わず漏れた一言を、ウサギマイクは拾い上げている。
「すっごく美味しいわよね! スペアリブもどうかしら?」
 ニコリネは皆にもスペアリブを振る舞いつつ、ハーブティーを飲んで満足そう。
「ん、確かに美味しいね。蜂蜜かな? 甘みがあるのがいいね」
 ヴィリヤもスペアリブを一口貰って美味しさに笑みを浮かべる。
 おしゃべりしながら食べていれば、あれだけあったはずの肉料理も、どんどん数を減らして。
「あれ? もう残り、これだけかしら?」
 ふと澪が気付いた時には、皿の上には僅かな料理しか残っていなかった。
「美味しいから、なんだかんだで食べちゃったね」
 ヴィリヤの言葉に、澪はうなずく。
「そうね、おかわりがあってもいいくらいかも?」
「ええ! 無理のない量で、おかわりを持って来ましょうか!」
 ニコリネは言って、緑のワンピースをの裾を翻しておかわりを取りに行く。
「……思ったより普通で、良かった……」
 そんなふうに胸を撫で下ろしかける鬱詐偽の前に、ドンッッとステーキが何枚も置かれ。
「……え?」
「番組のプロデューサーさん? から、1ポンドステーキのご注文がありまして」
 そんなふうに店員は言って、そのまま即座に立ち去ってしまう。
「……」
 ほかほか湯気を立てるステーキは、美味しそうには美味しそうで。
 しかし、今の鬱詐偽には、乗り越えられない壁となって立ちはだかるのであった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

四十物・寧々(サポート)
※サポートプレイング

多少の怪我や失敗は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

その上で現在の状況に対応できる人格で行動します。
シナリオ進行に必要な言動など青丸稼ぎに役立てて下さい。

使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。

アイテムもご自由にお使い下さい。
服装系は提案の一例としてアイテムの最後尾から装備としております。

あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。


日下・彼方(サポート)
人間のUDCエージェント × 月のエアライダーの女です

戦闘での役割はレガリアスシューズを使っての空中戦、
影の狼を使役して斥候・偵察ができます
武器は通常大型ナイフを使用しますが
強敵には太刀・槍を持ち出す事もあります

普段は(私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
機嫌が悪いと (私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)

性格は受けた仕事はキッチリこなす仕事人のような感じです
仕事から抜けると一転惚けた風になります

ユーベルコードは必要に応じて、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!

皆で楽しむのであれば、妾に任せておくがよい!
皆を巻き込んで、率先して存分に遊ぶとしよう
行動は常に生中継+後で編集して動画配信をしておるのでな
映像として見た時に、いかに楽しんでいるかという意味で、さりげなく演技も交えつつな

しかし一番大切なのは、この場に集った皆が楽い思いをすることだと思うぞ
中心になって楽しんでも良いが、裏方に回って引き立て役に徹するのもまたアリだ!
はっはっは、盛り上げマスターの妾にかかれば、すべての者が笑顔になり、素敵な思い出を作れること間違いなしだ!



「ほほう、何とも旨そうではないか!」
 うずたかく積まれた肉料理を前に。御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)は高笑い。
 そんな姿も生配信で視聴者たちに届けつつ、菘は皆の前にもローストビーフを取り分ける。
「お主らも食べるが良い! 何、これだけ旨そうな料理は皆で分けるに限るからな!」
「ああ、ありがとう」
 返事をして適正量のオニオンソースをかける日下・彼方(舞う灰の追跡者・f14654)は、取ってきた油淋鶏を見つつ呟く。
「こんなに割の良いバイトがあってもいいのか?」
 怪しいアルバイトをこなして日々の糧としている彼方からすれば、食べるだけで良いアルバイトというのは警戒したくなるほどの好条件。
「色々な依頼があるんですね。ラフテーもあるなんて……まーそうやいびーん」
 四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)は微笑みながら、そんな風に。
 沖縄名物・ラフテーを前にした寧々――『ご当地寧々ちゃん』は、思わず沖縄弁を操る人格に交代。
「さっそく頂こう」
 彼方が言うと、一同はさっそく肉料理を食べ始める。
「んむ! とろけるようだ!」
 ローストビーフを一口食べた菘は目を見開き、肉質の柔らかさに驚嘆する。
「わさび醤油もあったな、想像しただけで腹が空くぞ! 次はそれも行くとしよう!」
 美味しいローストビーフに大きくうなずき、さっそく次の料理について考え始める菘。
「これも、サクサクしているな」
 油淋鶏を食べた彼方も、軽い歯ごたえに声を漏らす。
 香り高いソースを絡めればまさに絶品……それを楽しみつつ、彼方の目はレストランの隅にあるデザートコーナーにも向けられて。
「しぷからさん……ええと、しょっぱいものを食べると、甘いものが恋しくなりますよね」
 沖縄弁から標準語に直して、寧々は言いつつラフテーを平らげる。
 手元には烏龍茶。脂乗りの良いラフテーの後に烏龍茶を飲めば、口の中はさっぱりリセットされていくらでも食べられそうだ。
「む、もう無くなってしまったようだな……おかわりを持ってくるとしよう!」
 菘は張り切って、今度はわさび醤油のローストビーフとホルモン炒めを。
 ローストビーフは一人前にしては多いが、それは仲間たちの分も考えてのこと。
「お主も一緒に食べるであろう」
 菘に笑いかけられて、うなずく彼方と寧々。
「肉も良いが、箸休めをしたいものだな」
 油淋鶏でしょっぱくなった口をリセットするべく、彼方が選び取ったのは甘いジュースとケーキ。
 肉料理を食べることがメインとはいえ、甘党の彼方はスイーツに興味津々。選ばない手はないと、少なめの種類のケーキをまずは二つずつ皿に乗せる。
「無理しない範囲で食べましょう」
 寧々も甘いミルクティーを作りつつ、レタスのサラダを皿によそう。
 サラダにはほぐされたササミ肉が配されて、さっぱりしつつもボリュームがある。
 紫蘇ドレッシングの香りは高く、盛り付けている時から食べるのが楽しみで、寧々の唇には薄く笑みが浮かぶ。
 一度目のおかわりではあるものの、四人がけテーブルの上は美味しそうな料理でいっぱい。
「さて、頂くとするかのう!」
 思い思いの料理を前に、ワクワクと手を合わせる菘。
「ああ、楽しみだ」
 彼方もそれに倣って。
「では、早速ですがローストビーフを」
 寧々は、手早く料理を取り分ける。
 ――楽しい食事の時間は、まだまだ続きそうだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

沖浦・小夜子
とても肉肉しいお話ね。
食欲とか、フードファイトレベルとか言うのかしら?
そういうのは標準的だと思う。

えーと、何だっけ、いわゆるアレ。
まんが肉とかもあるのかしら。
バンディット、山賊というか、バーバリアンとかが食べてそうな。
えっあるの?

ちょっと美食家ぶってみて
「むう…この私を試そうというのか…」

なるべく上品に、お上品に食べる事を心がけます。
はい。自らに肝に銘じて。

うーん。まったりとしてもっちりとして
トレビアンであり…
あからさまに語彙力の拙さが感じられます。


ヴィクトリア・ノウェム
本当に食べてるだけでいいです?後からやっぱりとんでもない高額を請求されたりしないです?
……それならいいです。もし騙してるんだとしても、強行突破するだけです。

【はらぺこ天使のごはんタイム】、です
奢り…というかタダなんだからは遠慮はなし、です。次はいつ食べられるか分かったもんじゃないです。だから、全部です。上から下までありったけ。内容は問わないです。というかどれもほとんど食べたことない料理です。

そうしたら出てきたそばから《大食い・早食い》で片づけていくです。
だいじょぶです。その辺の野草だって食べてきた、です。このぐらいでお腹は壊さない、です


陽向・理玖
仕事だ
分かってる

でも肉食い放題とは…
何て素晴らしい……
よーし食って食って食いまくるぞー!

まずは勿論ステーキ!
後唐揚げと米貰って席で焼肉だー
ふおおおお
ステーキめっちゃ旨!
唐揚げもジューシー!
あっカルビ焼けてる
カルビ旨い…最高
ロースもハラミも旨い
気分を変えてトントロに豚バラ
豚肉の脂もいい
やっぱ焼肉には米だな
肉肉肉米位な感じで
野菜気にせず肉食えるとか…マジで最高か

あっ網替えて貰っていい?
その間に米のおかわりと
ローストビーフてんこ盛りで
ローストビーフ丼
柔らかくて何枚でも行けるな
口直しでさっぱりしたところに
分厚い牛タン
くぅ~…旨
至福だわ

っと
もっかいステーキ食お
食べ比べないとな
ハンバーグとも食べ比べだぜ


大丸・満月
アドリブ可
戦う時に身体の活性化にカロリー使うからその前に食べまくって良いと言うなら正直助かる。ただなぁ、UDC由来の物を喰うとその前に活性化で痩せるからなぁ。前に関わった仕事がUDCダイナー関連なのもあってやや警戒気味。

まあ一般人に何かあっても困るし、肉系の全種類を少しずつ【大食い】で食っていくか。それで痩せたらそういうの由来って事でそれをメインに食っていく。悔しいがちゃんと美味いのもここの連中のやりたい事が分かっていると微妙に腹が立つが。

痩せたら服が脱げないようにベルトを絞って由来じゃない物も食べてカロリー補給、後痩せても痩せなくても【影の追跡者の召喚】で内部を危険のない程度で調べてみるか。



「とても肉肉しいお話ね」
 依頼概要を聞いた沖浦・小夜子(囚虜・f01751)は、そんな風に感想を述べる。
「本当に食べてるだけでいいです? 後からやっぱりとんでもない高額を請求されたりしないです?」
「多分、大丈夫だろう」
 不安そうにきょろきょろするヴィクトリア・ノウェム(はらぺこ空戦天使・f33941)に、たぷんと顎肉を揺らして大丸・満月(人間のグールドライバー・f42686)はうなずく。
「仕事だ、分かってる」
 自分に言い聞かせるように呟く陽向・理玖(夏疾風・f22773)だが、目の前に広がる肉の楽園を前にすると、思わず口元を緩ませる。
「肉食い放題とは……何て素晴らしい……」
 呟く理玖は思わずガッツポーズで、意気揚々とビュッフェ会場へ繰り出す。
「よーし食って食って食いまくるぞー!」
 ステーキコーナーへ向かう理玖に対し、小夜子は何かを探すように会場を見渡して。
「えーと、何だっけ、いわゆるアレ……まんが肉とかもあるのかしら」
 現実はあまりお目にかかれない、ぶっとい骨にでっかい肉がついたアレをダメ元で探すが。
 頭の中に浮かぶのは、バンディットや山賊、バーバリアンとかがアレを食べている図。
 そんなものを想像する小夜子の横で、満月はビュッフェコーナーの一角を指差し。
「あれじゃないか?」
「えっあるの?」
 ホカホカと漫画チックな湯気を立てる肉の存在に、思わず虚を突かれたような表情の小夜子である。
 一方、ヴィクトリアと満月は全メニューの制覇に取り掛かる。
(見た目は普通か……まぁ、食べてみれば分かる)
 前にUDCダイナー関連の仕事に関わった満月の瞳には、警戒の色が浮かんでいる。
 もっとも、UDC由来の食べ物を食べれば痩せる体質の満月からすれば、この大量の食べ物の正体は食べれば分かること。
 ヴィクトリアも警戒を滲ませるが、どちらかといえばタダ飯かどうかが気になっている様子。
「……いいです。もし騙してるんだとしても、強行突破するだけです」
 タダなら遠慮はなしとばかりに、何もかもを皿によそっていくヴィクトリア。
 貧しい暮らしをするヴィクトリアからすれば、ほとんどの食べ物が見たことも聞いたこともないもの。
 でも、食べられるなら何でもいいとばかりに、ヴィクトリアの皿は茶色と赤の山が積み上がる。

 ――そうして取った料理を前にすれば、誰からともなくお腹が鳴る。
「……いただきます、です……!」
 言ってヴィクトリアははらぺこ天使のごはんタイムを発動、大食いと早食いの力で、出てきたそばから料理を平らげていく。
「ふおおおお……ステーキめっちゃ旨! 唐揚げもジューシー!」
 肉と肉の合間に肉を食べるといった様子の理玖だが、どれも絶品なのだから飽きることはない。
 満月は腹肉をさすりながら肉を食べ進めていくが、その豊かなボディから肉が減ることはなく。
「食べ物自体はUDC由来ではないのか? ……悔しいがちゃんと美味いな」
 邪教集団どもの考えが分かっているからこそ美味しさに腹を立てつつ、満月もヴィクトリアと同じくらいのハイペースで食べ進める。
「むう……この私を試そうというのか……」
 美食家ぶった呟き共に、小夜子はマンガ肉と相対する。
 骨付き肉は素手で食べるもの――だが小夜子は、ナイフとフォークで切り分ける。
(ええ、お上品に。……何もなければ、このくらい出来るのよ)
 何らかの屈辱の記憶を思い起こしつつ、あの時とは大違いの優雅さで食事を進める小夜子。
 そうして口に運んだ肉は、表面はカリッと、中はジューシーでもあり、とにかく美味しい。
「うーん。まったりとしてもっちりとしてトレビアンであり……えーと……」
 上品な所作に似合う品評をしようとする小夜子だが、語彙が追いついておらず。
「あっカルビ焼けてる! カルビ旨い……最高」
 理玖はシンプルな言葉ながらも美味しさをじっくり堪能して、ロース、ハラミ、気分を替えてトントロに豚バラと、牛と豚、それぞれの美味しさを楽しむ。
「やっぱ焼肉には米だな」
 そして、そんな脂身が染み込んだ米をかきこむ喜びは強い。
 当然のように、テーブルには野菜がない……栄養バランスを完全無視して肉肉肉たまに米を食らうのは、まさに夢のよう。
「あっ網替えて貰っていい?」
 店員に呼びかけつつ、米のおかわりに急ぐ理玖。
「こっちも網替えを頼む」
 満月は言って店員を呼び寄せ、影の追跡者の召喚を発動。
 肉をもぐもぐ咀嚼しつつも、店員をはじめとした店内の調査も始める……茶色い瞳は、店の様子も肉の焼け具合にもくまなく目を光らせている。
「お肉、美味しいです。もっともっと食べるです」
 ヴィクトリアのおかわりは果たして何回目だろうか?
 おかわりだとは考えられないほど山積みの肉料理は、次はいつ食べられるか分からないという飢餓感からも来ている。
 てんこ盛りにした端から胃の中に収め、それでもなお足りないと皿を手に立ち上がる……せわしなく肉を食べるヴィクトリアの手と口は、止まる気配がない。
 肉を食べ続ける彼らを止める者は一人もいない。
 ゆえに、理玖が米と肉のバランスがおかしいローストビーフ丼を作っても咎める者はおらず、理玖は柔らかい肉を口いっぱいに頬張る。
「さて、口直しでさっぱりしたところに……」
 何枚でも行けそうなローストビーフの後には、じっくり焼き上げた分厚い牛タン。
「くぅ~……旨っ。至福だわ」
「ええ、至福の……幸福の……満腹の……」
 うなずき、言葉を迷走させつつもまんが肉の骨についた肉まで削ぎ取る小夜子。
 骨に近い部分は旨味がぎゅっと詰まっていて、言葉にも表せない美味しさなのだ。
「ハンバーグソースも全種試したが、やはりUDC由来ではないのか」
 ソースの種類まで制覇を終えて考えつつ、満月はハンバーグを口にする。
「あ、俺もハンバーグ食べ比べする! っと、もっかいステーキ食お」
「私も、まだまだ食べる……です」
 気に入ったものは何度でも食べつつ、気分転換に違う肉も食べつつ。
 肉の宴は、いつまでも続きそうであった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『小さな提供者』

POW   :    強引に聞き出す。あるいは力強さをアピールして子供心を掴み聞き出す

SPD   :    子供の携帯を盗む。手品やかけっこなどで子供心を掴み聞き出す

WIZ   :    説得して聞き出す。あるいは絵本の読み聞かせなどで子供心を掴み聞き出す

👑7
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 ――肉料理を食べるうちに時は過ぎ、夕方に差し掛かる。
「こんにちは~!」
 そんな中、姿を見せたのはチケットを握りしめた小中学生たち。
 彼らは子ども食堂の利用者で、チケットを持っていれば無料で食事ができる……彼らはめいめい席に着いて、給食だけでは満たせないお腹を満たしていくのだ。

 何人もの小中学生がいるが、情報を知っていそうな子どもは三組。

「えと……お肉を食べれば、きっと……」
「うん……それで、……」
 こそこそと話し合う、大人しそうな女子二人組。

「うお~ッ! 肉肉肉ぅっ!!」
「ここの肉、食っても食っても腹減るんだよな~!」
 元気いっぱい、食欲旺盛な中学生男子たち。

「むふっ! 今日こそ、美味しい組み合わせを開発ですよ!」
「お姉ちゃん、食べ物で遊んじゃダメだよ……? おばけが出るんだよ……?」
 やる気満々な中学生の姉と、おどおどとした弟の姉弟コンビ。

 どんな情報が聞き出せるかは、猟兵たちの腕にかかっている。
鳥居・祐介(サポート)
『ユウ・ウインドルーラーです、よ、よろしくです』
 人間のマジックナイト×竜騎士、14歳の男です。
 普段の口調は「男性的(ボク、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)」、家族には「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



●手がかり1 オカルト噂を追う女子小学生

「ええと、情報を聞き取る……んですよね」
 年下の子どもたちを前に、鳥居・祐介(「風魔神に憑かれし者・f05359)はグリモア猟兵の言葉を思い出す。
 この食堂を何度も利用している子どもたちは、UDCにつながる情報を持っているかもしれない。
「でも、聞いてすぐに答えてくれるとは限りませんから……」
 彼らと仲良くなったほうが、聞き取りの精度は上がりそうだ。
 そう考えて、祐介は食事を取りに行きつつ、子どもたちの様子を伺うことにした。

「お肉……食べたら、ほんとに来るのかな……」
「でも、噂……ほんとだったら……」
 大人しそうな女子小学生の二人組は、興味津々に呟きながらサラダチキンを盛り付ける。
「来るって、何がかな」
「!」
 祐介が尋ねると少女はびっくりした表情で、それでも小声で囁く。
「あのね……学校の噂で、あ、言っちゃダメなんだった……」
 慌てて口を塞ぎつつ、席に急ぐ少女。
「……でも、こんなに食べられるかな……?」
 遠ざかった彼女たちから、そんな声が聞こえてくる。
 盛り付けられたサラダチキンは、多めの一人前といったところか。
 だが、彼女たちは小柄で細身。
(もしかして、少食なのかな)
 祐介は、そんな可能性に思い当たる。
 少食で、お肉が得意ではないのかもしれない……それでも、何らかの噂を確かめたくて、頑張ってお肉を食べようとしているのなら。
(お肉を食べるのを手伝ってあげれば、仲良くなれる……かも)
 そんな手がかりを、祐介は猟兵たちへ伝えに行くのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

レイカ・ヴァンスタイン(サポート)
フェアリーの聖者×プリンセス、11歳の女です。

戦闘は苦手で援護や救助、支援など中心です。
武器は人間大の人形(銃火器持)ですので、運搬作業も可能です。
普段は悪戯(許せる範囲)で遊ぶ※戦闘とは別です。

普段の口調は「マイペース(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」
苦しい時は「愛想笑い(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」です
難しい漢字は使わずに喋ってます。

・ユーベルコードは必要に応じて、多少の怪我は厭わず積極的に行動(支援中心)します。
・他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。公序良俗に反する行動はしません。悪戯も笑って許される範囲までです。
・あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



●手がかり2 大食い中学生集団

「うおおおッ! 肉喰うぜ肉ッ!!」
 元気いっぱいな中学生集団の前に並ぶのは、おそろしいほど大量の肉料理。
「わーっ、すっごいおにく! ぜんぶたべれる?」
 こてんと首を傾げて尋ねれば、男子中学生たちは力強くうなずく。
「おうよ! 俺たち大食いだからな!」
「何なら、料理を持ってくる時間も惜しいくらいだぜ!」
「それに、ここで飯を食ってると不思議と腹が減ってくるっす!」
「んー?」
 ご飯を食べるほど腹が減る、という気になる言葉が気になるレイカ。
「おい、それは言っちゃダメだろ!」
 だが、その発言をした者を一人が諌め。
「やべっ! ……何でもないっすよ、何でも!」
 慌てて打ち消すが、態度は明らかに怪しい。
「気になるなー。なんだろうっ?」
 ニコニコ笑顔で尋ねるレイカだが、彼らはそれ以上は答えてくれない様子。

 仕方ないので彼らから離れて、レイカは手がかりを考え始める。
「うーんと、なんて言ってたかな?」
 彼らは自分の大食いに自信がある模様。
 もしかしたら、自分より大食い、または早食いの者を見ると、彼らの尊敬を集めて仲良くなれるかもしれない。
「それか、お肉をはこんであげるとか?」
 料理を取ってくる時間も惜しいと言っていたんだから、彼らの大食いのお手伝いをしてあげるのも手だろう。
 たくさん食べられなくても、彼らと仲良くなる道はありそうだ。
「なかよくなったら、ふしぎがわかるかもっ!」
 食べれば食べるほどお腹が空く――どうしてそれを秘密にしているのかが暴ければ、裏にいるUDCの弱点が分かりそうだ。

「みんなにもおしえちゃうよっ!」
 張り切って、レイカは猟兵たちに情報を教えに行くのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

胡・玲花(サポート)
種族等:NPCの組合員(ギルドスタッフ)×電脳拳伝承者
口調:弟子「私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?」

クールで穏やかな印象の受付嬢で、NPCという立場を重視して黒子に徹するように行動することが多いです。物事に対してAI的な判断や言動をする一面もあります(困ってる→策を提案する、自身を第三者目線で見ているような発言等)。

戦闘では、闘気や戦場で拾ったモノを使った中国拳法(カンフー)で戦い、武術家なので怪我は厭わず積極的に行動します。日常や冒険では、風景や会話を楽しんだりします。

※UCは何でも使用し、猟兵への迷惑行為や公序良俗に反する行動はしません。後はお任せします。



●手がかり3 好奇心旺盛な姉とおどおど弟

「むふっ! 唐揚げにチョコソースはどうでしょう!?」
「お、お姉ちゃん……!」
 そんな声を聞きつけて、胡・玲花(幻月の狐・f42059)はその姉弟の元へ向かう。
「こんにちは、何かお手伝い出来ることはありますか?」
 まさにAI然とした言葉に、姉の方は待ってましたとばかりに目を輝かせる。
「あのですね! わたしは料理を研究中なのですっ! 美味しい組み合わせを開発してるのですよっ!」
 キラッキラの目で語る姉に、小学生の弟はため息をついて。
「食べ物であそんじゃダメなのに……」
「確かに、唐揚げとチョコソースは相性が悪そうですね。お勧めできません」
 玲花は言いつつ、彼らの情報を頭でまとめる。

 姉の方は美味しい料理の組み合わせを模索しているが、センスがいまいちで、あまり美味しい料理が作れていない。
 弟はそんな姉を諌めている……食べ物を粗末にしてはいけない、と言っているから、食べ物の美味しさを引き出すアレンジがあれば、弟は喜びそうだ。

(つまり、美味しい料理のアレンジを教えてあげることが、仲良くなるポイントと推測されます)
 冷静に状況を分析しつつ、玲花は彼らに尋ねてみる。
「この施設について、何か噂を知りませんか?」
「むふっ! わが研究に協力してくれたら、最近噂の『あの子』がどこにいるのか、教えてあげても――むぐ!?」
「おねえちゃん! ……すみません、何でもないんですっ!」
 慌てて姉の口を塞いで、明らかに何かをごまかす弟。
「そうですか、では失礼します」
 ぺこっと頭を下げた玲花は、赤い髪を揺らして踵を返す。

 彼らが知っているのは、UDCの居場所。
 それを知るためには――。
「美味しいアレンジ料理を検索しましょう」
 そう呟く玲花は、猟兵たちにも情報を共有することに決めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

太目・乃子(サポート)
 サキュバスの戦場傭兵×戦闘猟兵、10歳の女です。
 普段の口調は「無口(私、あなた、呼び捨て、言い捨て)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


中村・裕美(サポート)
副人格・シルヴァーナ
『さてと、よろしくお願いいたしますわ』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

裕美のもう一つの人格で社交性と近接戦闘特化。柔らかな物腰や【優雅なるご令嬢】で対人系は得意な方。楽しいこと大好き。
【情報収集】も得意です。基本的にお嬢様然とし態度は崩しません
探索系であれば、ドラゴンランスを竜形態に変えて偵察に出したりなども可能。
シルヴァーナは電脳魔術が使えないので裕美のハッキング能力等が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します。裕美は頼れていじりがいのある妹みたいな存在

あと、虫が苦手


小宮・あき(サポート)
お困りの方がいる、と聞いて参りました。
スポット参戦のような形でフラリと。



◆性格・人柄

敬虔な聖職者として猟兵に目覚めた、人間の聖者。
です・ます口調の礼儀正しい女性。
ピンクの髪に、透き通る水色の瞳が特徴的。
ふふ、と微笑み、愛らしい見た目で佇んでいますが、
本業は商人。ホテル経営者。冷静で非情な心も持ち合わせています。
また敬虔な聖職者故、邪教徒や魔女に寛容さが無く、苛烈な面も持ちます。

既婚者。
神と夫に報告できない行動は、絶対に取りません。



◆戦闘
ユーベルコードは指定したもので臨機応変に。
基本は後衛の魔法職。

・範囲魔法(神罰)
・回復(コルセオ)
・拘束(光の鎖)
・人手が必要な作業(戦場のハレム) 等


バルタン・ノーヴェ
全員リクエストによる、各シナリオへの救援プレイングです。
長らく滞っていたり人手が足りてない時など、ご自由にご利用ください。
台詞のアレンジ、行動のアドリブ、他猟兵との連携歓迎。自作PBWも採用歓迎です。
ユーベルコードも指定外の、公開中から適当なものを使用してもらって構いません。

HAHAHA!
グリモア猟兵殿の要請に応じて参上デース!
お困りのようデスネー? ドントウォーリー! ワタシが手伝いマスヨー!
アタック、ディフェンス、他の方への支援! おまかせくだサーイ!

白兵戦、射撃戦、集団戦もボス戦もオーライ!
冒険の踏破や日常への奉仕活動も得意であります!
臨機応変に対処可能デース、よろしくお願いしマース!



「HEY! お困りデスかー!?」
 女子小学生二人組に、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)は元気いっぱい声をかける。
「え、えと……」
 おどおどとした女子小学生たちは、急に話しかけられてびっくりした模様。
 そんな少女たちへ、中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)はシルヴァーナの人格を表に出して。
「美味しそうなお料理ですわね。でも、少し多すぎるのかもしれないわ」
「……はい、実はそうなんです……」
 物腰柔らかな裕美シルヴァーナに言われ、彼女たちはどこか安心した表情でうなずく。
「お困りでしょうか、であれば……」
 しばし思案顔となった小宮・あき(人間の聖者・f03848)は、思いついたことにふわっと笑みを浮かべて荷物を探る。
 あきが取り出したのは、菊花茶だ。
「……それ、何?」
 太目・乃子(サキュバスの欠食児童・f40815)も興味津々で、あきの手元を覗き込む。
「これは、甘みをつけて飲むお茶で……」
 あきによれば、これは食用の菊の花を乾燥させた茶葉。
 砂糖や蜂蜜を加えて飲めばほっこりと温まる味わい。
「きっと、少しは食べやすくなると思います」
「美味しいお茶があれば、食事も進むものよね?」
 白い髪をかき上げつつ、優美に微笑む裕美シルヴァーナ
「OK! それでは、料理開始デース!」
 バルタンはコンバットメイド服の裾を大きく翻して宣言し、格納型キッチンを展開――バルタン・クッキングを開始する。
「これ、いいの?」
 目の前で温められ、準備されるお茶の様子をじっと見つめつつ、乃子は気になってボソリと呟く。
 いちおう、ここはビュッフェレストラン。
 周囲にスタッフもいて、持ち込みは歓迎されているわけではないようだが……。
「大丈夫ですわ、わたくしに任せてくださいませ」
 楚々と微笑む裕美シルヴァーナは、スタッフの一人に近づいて何やら耳打ち。
「少し事情がありますの、『配慮』いただいてもよろしいかしら?」
 決して嘘はついていないそんな言葉で言って、裕美シルヴァーナは持ち込みの食材を使う許可を取り付ける。
「万事好調! speedyに行くデース!!」
 張り切るバルタンは口調こそ賑やかだが、その手つきは丁重そのもの。
「カップも温めておいたわ」
 言ってあきは湯気を立てるカップをバルタンの前に差し出して、カップには透き通ったお茶が注がれる。
「いい匂いだ……」
 辺りに広がった菊花茶の香りに乃子がすんすん鼻を動かせば、乃子の前にもカップが置かれて。
「いいの?」
「ええ、もちろん。皆で飲みましょう」
 乃子に見上げられたあきはうなずいて、裕美シルヴァーナはお茶請けのマカダミアナッツチョコも用意。
「食べ終わったら、デザートもありますわ。頑張って食べてみましょう?」
 優雅なる一時グラツィオーザ・ルーティンを発動して言えば、肉料理まみれのビュッフェ会場はどこか優雅さすら漂って見えるから不思議なもの。
「う、うん……頑張る、ね」
 彼女たちに囲まれて、小学生の二人はおずおずとサラダチキンを食べ始める。
 一口ひと口は小さくて、それでも一生懸命食べ進めていて。
「無理はしないでくださいね」
「はい。……お茶、いただきます……」
 あきの言葉にうなずきつつ、合間にはお茶を飲む。
「どうデス!? 美味しいでショウ!?」
 感想を聞くのが楽しみだとばかりに緑の瞳を輝かせて、バルタンはその様子を見守る。
「ん……いい匂いで、甘くて……」
「とっても、美味しい、です……」
「やったー!」
 大きく腕を上げて大喜びするバルタンのそば、彼女らとお茶を飲むのは乃子だ。
 こくこく喉を鳴らして飲めば、口いっぱいに広がる花の香りが嬉しい。
「美味しいですわね」
「イエスっ!」
「うん」
 裕美シルヴァーナの言葉に、バルタンと乃子の声が重なる。
 思わず二人は顔を見合わせて、笑みを浮かべ合うのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

建依・莉々
さて、一息ついたしJS二人組に接触しましょう。ふふふ、オカルト好きなわたしには分かるのです。怪異見たさにきたのでしょう? 実はわたしもです。「誰にも話しちゃいけない」? 大丈夫、わたしは「知っています」からノーカンですよ?
見たところ食べるのに苦労している様子ですので、代わりと言ってはなんですが、ガンガン食べ続けましょう。そうですね、保科美紀さんに合わせて、「赤いランドセルを背負った女JS」の姿のままでいましょう。そのほうが雰囲気でるでしょう?



 お腹を落ち着けてから、建依・莉々(ブラックタールのどろんバケラー・f42718)も動き出す。
 今の莉々は、赤いランドセルを背負った小学生の姿。
 グリモア猟兵から共有された資料によれば、UDC・保科美紀も似たような恰好らしい――おかっぱ髪の美紀に対して莉々はウェーブのあるロングヘアだが、雰囲気は近づいたことだろう。
「ふふふ、オカルト好きなわたしには分かるのです」
 小学生二人組に近づいて、莉々は囁きかける。
「怪異見たさにきたのでしょう?」
「!」
「え、な、なんで……」
 莉々の言葉に驚く女子小学生のそば、莉々は彼女たちの許可を得てサラダチキンを受け取り食べ始める。
 彼女たちがあれほど苦労して食べていたサラダチキンがみるみるうちに消えていく……その姿に仰天しつつ、彼女らはあわてて首を振り。
「だ、誰にも話しちゃ、いけない……から……」
「大丈夫、わたしは「知っています」からノーカンですよ?」
「!」
 そうかも、と目を見開く彼女たち。

「あのね……お腹が空いてるんだって……」
 そして、二人は噂――UDC・保科美紀の情報を口にする。
「ぺこぺこだから……お腹いっぱいの人がうらやましくて……襲うの……」

 ぽそぽそと彼女たちが語ったところによれば、保科美紀は飢えている様子。
 多く肉を食べた人間や満腹の人間を羨み、妬み、襲う――そんな怪異なのだろう。

「この情報を利用すれば、敵の狙いをコントロールしやすいわね」
 多く食べた人、満腹の人が狙われるのだから、そうした人々は守りを固め。
 逆に、狙いを逸らしたい時は空腹になれば、攻撃をあまり受けずに済むかもしれない。
「戦いの準備もしなきゃいけないわね」
 言いながら、莉々はサラダチキンにかじりつくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

大丸・満月
アドリブ可
喰っても腹が減る?
そんな変な物はなかったはず…未成年向けか?
【大食い】は出来るが今の俺が食っても尊敬を得れるとは思えんからなぁ
渋々トイレに入って【混合血液】を呑み
【フェロモンモード】発動した痩せた姿になって戻る。
巨漢の大食いよりイケメンの大食いのが尊敬しやすくなんだろ。

中学生集団の側で同じ量位の肉を持ってきて美味しそうに
【誘惑】しながら【大食い】をしていく。
接種カロリーをフェロモンに転嫁してるからまた腹はリセットできるしな。

【コミュ力】で上手く近づけたらフードファイターと名乗り、
親切なお兄さんの演技で大食いの手ほどきしながら情報を聞いていくか。
普段子供に懐かれんしな、優しくしとくか。


東雲・深耶
さて、運命の糸症候群を使ってと…
中学生ぐらいの姿(この頃から巨乳)になり、食欲旺盛そうな中学生達に話しかける
彼らの年齢は、大人よりも同年代か年下に心を開きやすいものだ
それに加えてこの肉体…男子には効果覿面だろう

君達、少し良いかな?
どうもここで料理を食べると、更に食欲が湧く様に思えるのだが…
そんなふうに呟きながら未来属性ホワイトディアブロを使い未来を測定
如何にしたら彼等の信用を勝ち取れるかを把握しながら言葉を選んでいく

しかし、ここの肉料理は絶品だな
そう言って彼らが被害に合わないようもりもり肉を食べていく


陽向・理玖
やっぱ肉だよな
中学生とかめちゃくちゃ腹減るもんな分かるぜ
唐揚げを山盛りにした唐揚げカレーを持ち
中学生集団の席へ
雑談しながら彼らより肉を食って仲良くなる

良く来てんのか?
ここの肉美味いよな
さっきもめっちゃ食ったけどいくらでも食えるっつーか
カレーと一緒だと尚更食えるぜ
カレーは飲み物って言う人もいる位だしな
ハンバーグカレー食いつつ

ちなみにお勧めの肉は?
勧められたらそれを彼らの分も持ってきつつ自分も食い

てか
家帰ってからも食うの?
食い過ぎて帰ってもう食えねぇとか言って怒られたりしねぇ?
ローストビーフカレー食い

〆は牛丼かな
甘いからスイーツだろ
っとその前にすき焼き丼行っとこ


山路・紅葉
🐰子供達からお話が聞けるようにすればいいんだよね?
孤児院でよくお世話してるしそっちの心配はないんだけど…
ちょっと気になるお話をしている子達が…
🐺沢山どこから出て来るのは疑問だったけれども、やっぱり普通の肉じゃないのコレ?
とはいえ食べ終えてるから変なものじゃない事を祈るしかないわね…

🐰お肉をいっぱい持って行ってあげる方向で動くよー
"怪力"だからいっぱい運べるしね
沢山食べるのも得意だからそっちでもいいんだけど…どうしよう?
🐺あ、ワタシはさすがに子供たちの前に出る訳にはいかないから引っ込むわよ


ヴィクトリア・ノウェム
む。中学生男子とやら、その勝負、受けて立つ、です
引き続き【はらぺこ天使のごはんタイム】です、まだまだいけるです。どんどん持ってくるです
仮にUC無しでも大食い技能はあるです、全然へーき、です
いっそ生でだって問題ないです(※毒耐性)
……これが、年季(※ちょっと年上)と運動量(空飛んだり)と普段の食生活(貧相)の差、です…!

という訳で、知ってることをしゃべってもらうです、けど、食べるほどお腹減るとか、気付かなかったけどそんなのがあったです?
(※基本食べてもちっとも大きくならないタイプ。特に専用飛空艇を稼働させると食べた分のエネルギーも稼働時の消費してしまうので余計に)


沖浦・小夜子
WIZかな。

あら。子どもたちが来たわね。
みんな凄く元気そう。

スゴイ野趣溢れるまんが肉を差し出します。
食べやすいようにフォークとナイフで切り分けて。

食べものはいい加減に扱ってはいけないわね。
おばけが出るかもしれないもの。
でも、そういう事をすれば、おばけは出るのかしら_
おばけ? まさかオブ…

それにしてもみんな食欲ハツラツね。
お肉を食べながらいろいろお話します。

意外と、私、胃袋、あるかもしれない。。



「あら。子どもたちが来たわね」
 一気に賑やかになった店内に、小夜子はそう漏らす。
「みんな凄く元気そう」
 特に店の一角を占める男子中学生らの元気っぷりは、もはや尋常ではない域に達しており。

「肉食うぜ肉! 分厚いステーキのナイスガイ!」
「うおぉぉぉぉっ!!」

 元気いっぱい――というにはパワフルすぎるきらいもある彼らの様子を見て、紅葉はヴィクトリアに問いかける。
「子供達からお話が聞けるようにすればいいんだよね?」
「はい、いっぱい食べる、です」
 こくんとうなずいた時、彼らの方からこんな言葉が飛び出す。

「うおーっ! 肉食ったから腹減った! もっとだぁ!!」

 彼らの言葉に、満月はピクリと眉を動かす。
「そんな変な物はなかったはず……未成年向けか?」
「ちょっと気になるお話をしている子達が……」
 紅葉もそれを聞きつけて、心配そうに眉を下げる。
 食べ物は次々に補充されている。
 メニューが変わった様子はないが、メニューはそのままで食べ物が変わっている可能性はあるだろう。
「やっぱり普通の肉じゃないのコレ?」
 紅葉の左腕の黒犬、織子も言うが、それに満月は首を振り。
「それはない。UDC由来のものなら、俺には分かるはずだ」
 体質上、満月はUDC由来のものを食べれば痩せていく。
 だが、今の満月は名前通りの脂肪を蓄えたまま。少なくとも、猟兵たちが食べたぶんについては、普通の食べ物と考えて良さそうだ。

「うむ、少し準備をして臨んだ方が良さそうだな」
 呟く深耶が運命の糸症候群を使えば、肉体のかたちは変わっていく。
 スラリとした肢体が全体的に縮んで、凛とした眼差しはそのままに幼さを帯びる。
「そんな変な物はなかったはず……未成年向けか?」
 考えつつ、満月も準備のためにトイレへ。
 渋々ながら混合血液を飲んでフェロモンモードを発動すれば、満月の身体はみるみる脂肪が落ちていき。
 覆われていた腹筋があらわになり、まんまるだった顎もシャープに形を変える。

 ――二人が支度をしている間、理玖はさっそく唐揚げカレーを手に彼らの元へ。
「やっぱ肉だよな! 中学生とかめちゃくちゃ腹減るもんな分かるぜ」
 もはやカレーが見えないレベルで山盛りの唐揚げを食べながら言う理玖の言葉に、おおっと中学生らは目を輝かせ。
「ッスよね! 肉! 肉がねーと始まんないッスよ!」
 理玖に負けじと唐揚げをがっつき始める中学生たち。
「唐揚げかな? たくさんあるよ、どうぞ」
 中学生らの前の皿が空になったところで、紅葉はすかさずおかわりを提供。
「ヴィクトリアちゃんもたくさん食べてね」
「ありがとう、です。食べる……です!」
 席に着いているヴィクトリアも、紅葉から唐揚げを貰ってもりもり食べる。
「すげっ、女の子なのにめっちゃ食うじゃん!」
「うおーっ、俺も負けてらんねー!」
 大盛り上がりで唐揚げを食べつくした直後、彼らに差し出されるのは巨大なまんが肉。
「このままだと食べにくいわよね、少し待っていて」
 言うと、小夜子はナイフとフォークを繰って切り分ける。

 そうする間に、準備を済ませた深耶と満月も登場。
「お二人もどうぞ、特盛り唐揚げだよ!」
 紅葉が怪力の限りを尽くして運んできた唐揚げがテーブルを茶色く埋め尽くす――かと思えば、あっという間にそれを平らげて、深耶は彼らに声をかける。
「君達、少し良いかな?」
「えっ!」
 声を掛けられた中学生たちは、先ほどまでのバカ騒ぎから一転、ちょっとしおらしい雰囲気に。
 今の深耶は彼らと同世代の見た目。
 それでいて豊かな胸元は、食欲以外も旺盛なお年頃には大ダメージだ。
(男子には効果覿面だろう)
 狙い通りの反応を示す彼らに、深耶は尋ねる。
「どうもここで料理を食べると、更に食欲が湧く様に思えるのだが……」
 顔を見合わせてドギマギする彼らに声をかける深耶の横、満月もフェロモンを発散して彼らを引き付けつつ食事を開始。
 食べたカロリーをフェロモンに換えているから、ほとんど永久機関の様相だ。
「痩せの大食いじゃん……かっけぇ……」
「む。私もまだまだいけるです。どんどん持ってくるです」
「俺も俺も! ちなみに皆のお勧めの肉は?」
「ハンバーグ!」「ステーキ!」「プルドポーク!」
「マニアックなの来たな!」
 中学生らに対抗心を燃やして大食い勝負に挑むヴィクトリア、彼らお勧めの肉に舌鼓を打ちつつ何杯目かのハンバーグカレーを食べる理玖。
「ここの肉美味いよな!さっきもめっちゃ食ったけどいくらでも食えるっつーか、カレーと一緒だと尚更食えるぜ」
 カレーは飲み物だって言う人もいる位だしな――と喋りつつも食べ、理玖は同時に猟兵を含む仲間たちの様子にも目を配る。
「フードファイターとして言わせてもらうと、揚げ物だけを食べ続けると飽きる。合間にカレーを挟むんだ」
「すげぇ! プロの技じゃん!」
 親切なさすらいのフードファイターの演技で、満月は彼らにそんなアドバイスも。
 普段は子どもに懐かれない満月としては、この状況は新鮮なもの。
(優しくしとくか)
 思いつつ、唐揚げのカリカリに揚がった皮のいちばんおいしい部分を彼らに贈る満月である。
「良く来てんのか? ここの肉美味いよな」
「おうよ! ほんと最高っす~!」
 フードファイターとしてアドバイスしつつ交流を深める満月、中学生の輪に馴染んで盛り上がる理玖。
 深耶は未来属性ホワイトディアブロの力で未来を測り、彼らの信用を勝ち取る言葉を選びながら会話を進めていく。

「うおおおっ! ヴィクトリアさん超つええ!」
 一方、ヴィクトリアと大食いバトルに挑む中学生は、ヴィクトリアの食事量に驚嘆の声を上げる。
 元が大食いなうえ、はらぺこ天使のごはんタイムまで発動したヴィクトリアの胃袋は無尽蔵。彼らが箸を止めても食べ続ける姿に、中学生らは尊敬のまなざしを向ける。
「……これが、年季と運動量と普段の食生活の差、です……!」
 年齢的にはちょっと上くらいのヴィクトリアは、そんな風に貧相な食事ばかりの日々を誇りつつ。
「という訳で、知ってることをしゃべってもらうです」
「え……本当は魚肉ソーセージが一番好きです」
「そうじゃない、です……!」
 言いつつ、ヴィクトリアは気になる彼らの言葉を思い起こし。
「食べるほどお腹減るとか、気付かなかったけどそんなのがあったです?」
「俺らはあるんですよ。一瞬は食った! って感じになるんだけど、誰かに取られたみたいに腹が減るっつーか」
「『取られたみたい』、です……?」
 気になる言葉に、むむ、と呟きつつ唐揚げを頬張るヴィクトリア。
「それにしてもみんな食欲ハツラツね」
 小夜子は大食いバトルは傍観しつつ、なんやかんやとまんが肉は食べ進めている。
 スゴイ野趣溢れるまんが肉も、切り分けてしまえばお上品な風合い。
 そうしてキコキコとナイフを動かしてまんが肉を食べ進める小夜子は、ちらとフードファイト中の彼らに。
「食べものはいい加減に扱ってはいけないわね。おばけが出るかもしれないもの」
「お、おばけ?」
 急なワードに面食らう彼に、小夜子は神妙な顔でうなずく。
「ええ、おばけ。……でも、そういう事をすれば、おばけは出るのかしら」
「おばけか分かんないっすけど、怪奇現象なら聞くっすよ、この店」
「え? まさかオブ……」
 言いかけてた言葉をごまかすように、切り分けたまんが肉を口に突っ込む小夜子。
「っもごもご……何でもないわ」
 強引なごまかし方ではあったが、ひとまず何とかなったらしい……そんな風に安心する小夜子のそば、紅葉は自分用の皿をテーブルに置いて。
「怪奇現象って、どんなものかな?」
 大食いバトルも一段落ついて、配膳に回っていた紅葉も席に着く。
 紅葉が彼らとあっという間に打ち解けられたのは、配膳や大食いの能力だけでなく、孤児院でのお世話の経験もあってこそのものだろう。
「食ってるのに腹が減って動けなくなったり、腹八分目だと思って店出たら急に腹いっぱいで動けなくなったりとか」
「そうなんだ……」
 相槌を打ちつつ、紅葉は考える。
 織子は、食べ物がおかしいのではないかと考えていたようだが――。
(食べ物より、このお店自体がおかしいのかも)
 深耶や理玖をはじめとして、彼らと共に肉料理を食べ進めた猟兵たちも、体に異常は出ていない。
「ここの肉料理は絶品だな」
 一通りを食べ終えた深耶も、紅葉と同じ結論のよう。
「てか、家帰ってからも食うの? 食い過ぎて帰ってもう食えねぇとか言って怒られたりしねぇ?」
 答え合わせをするように、理玖がそんな風に水を向けると。
「やー、ここにいる間は無限に食える気がするんすけど……店出ると、急に腹いっぱいになるんすよね」
「それでも食いますけどね、夕飯! 俺ら運動部なんで、胃袋無限ですよ!」
 そんな言葉に、理玖はローストビーフカレーを食べつつうなずく。
(店自体に力が掛かってんのかな)

 この店にいる間は、どれだけ食べてもお腹いっぱいにはならない。
 満たされたと感じる瞬間はあっても、誰かに取られたように飢えを覚える。
 加えて、店を出れば満腹感が押し寄せるのだから――。

(うむ、食べ物は安全だな)
 判断して、深耶は何度目かの唐揚げをおかわりに立つ。
「あ、俺も行こっと。〆は牛丼かな」
 独りごちる理玖の声に、小夜子は思わず顔を上げ。
「牛丼が〆?」
「甘いからスイーツだろ……っと、その前にすき焼き丼行っとこ」
 いそいそとビュッフェコーナーに向かう理玖を唖然と見送って、小夜子ははたと自分の前の皿を見る。
 まんが肉は骨を残して食べきった。彼らが来る前にも食べた量を考えれば、かなりの量を食べたことになるが。
「意外と、私、胃袋、あるかもしれない……」
 思わず小夜子は呟いて。
 理玖は上機嫌で、丼いっぱいのすき焼き丼を手に戻ってくるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

諏訪野・みすず(サポート)
「先制攻撃、だね」数の暴力で引っ掻き回すことをします。「みすずちゃんは負けないのだ」アドリブ、共闘歓迎です。


御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!

バトルや行動は常に生中継+後で編集しての動画配信(視聴者が直視しては危ない系は除く!)
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先よ
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNGだぞ?

戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!


アンガンチュール・アルヴィトル(サポート)
えっと…エンジェルのバロックメイカー×死霊術士、28歳の女です。
普段の口調は「僕っ娘(僕、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」。
大切な人には「少女(わたし、あなた、~さん、ね、よ、なの、なの?)」です。
吃音気味です。

…自分で言うのもなんですが、基本的に怖がりで、慎重に動く事を好みます。
自分で何かしようとすると高確率で失敗すると思っているので、可能な限り召喚したバロックレギオンにやらせたがります。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
絡みOK、NGなし。
あとはおまかせします。よろしくおねがいします…。



 唐揚げにチョコソースをかけようとしている姉と、それを必死に止める弟。
 その二人組に近づいて、諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)はにっこりと声をかける。
「新しい食べ方を探してるのかな?」
 華やかな笑みを浮かべたみすずの言葉に、弟は顔を染めつつ頭を下げる。
「ごっ、ごめんなさい、お姉ちゃんがうるさくして……」
 だが、そんな言葉に菘はかぶりを振り。
「問題はなかろう! どれ、妾も試してみようか!」
 そう言って、みすずと菘は料理の組み合わせを色々と試してみることに。
「甘いものを入れると旨くなりそうだが、甘すぎても良くないものだな」
「こうやって試してると、普通のソースって美味しいんだなって分かるね」
 試行錯誤を繰り返し、頭を悩ませる二人。
 動画映えも考えて見た目の美しさも追求したい菘に、手持ちのスペシャルハンバーガーにもマッチする味わいを考えるみすず。
「むふん……なかなか難しいのですっ!」
 特に成果は出ていないものの、姉の方は楽しそうである。
「あ……あの……」
 そんな彼女らの様子をチラチラ伺っていたアンガンチュール・アルヴィトル(ブロウクンハート・エンジェル・f34491)は、意を決して彼女たちに呼びかける。
「うん? どうしたの?」
 ツインテールを揺らしたみすずに尋ねられて、アンガンチュールは金の瞳を不安そうにさまよわせて。
「これ……僕はいいと思う、んだけど……」
 言って、アンガンチュールが差し出したのは『酔わずの美酒』の瓶。
「これは、酒であるか?」
 言いつつ、クンクンと香りを嗅ぐ菘。
「お酒……みたいだけど……お酒じゃなくて……」
 控えめな口調でアンガンチュールが説明したところによれば、これは限りなくお酒に近い非アルコール飲料。
 名前の通り決して酔いが回らない、しかし美酒のごとき味の飲み物だ。
「素敵な香りだね。混ぜたら美味しそうかも」
 みすずはそう言って、手近なバーベキューソースの中に垂らしてみる。
 くるくるとソースを混ぜて、試しにひと口。
「……ん! 美味しいよ!」
「ほう!」
「むふっ!」
 パッと顔を輝かせたみすずに、菘と少女も続く。
「ほうほう、香りが段違いではないか! お主は素晴らしいものを持ってきてくれた!」
「え……あ、ありがとう……ございます……」
 菘のまっすぐな賞賛の声に、返って縮こまるアンガンチュール。
 しかし、アンガンチュールの色の濃い肌の上には赤みが差して、落ち着かない様子ではあっても居心地が悪いわけではない模様。
「これなら……何にでも、合うから……」
 とつとつと説明するアンガンチュールの頭の中にあるのは、家族と過ごした失われた日々。
 在りし日の食卓に上った美味しい料理を食べた経験があったからこそ、アンガンチュールはこうして仲間たちとアイデアを共有できたのだ。
(よ、良かった……)
 このソースをどんな風に使うかで大盛り上がりする彼女たちを見つめて、アンガンチュールは微かに唇を緩めるのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

雪・兼光
●アドリブとかお任せ

俺の腹ごしらえは済んだかな
次は情報収集をするとしよう

数少ないコミュ力を利用して、子供から情報を聞くとしよう

なるべく子供扱いせずにな、笑顔を忘れずに

他愛もない話から、欲しい情報を得るようにうまく誘導することを心がける

肉が好きなのかい?
から好きな肉料理はないだい?とか会話を進めて、ここに来る皆は肉が好きなのかい?

とか話したあと

『みんなして意識して肉を食べようとしているけど何故?』とかそんな感じに聞きたいことを聞くとしよう

…おい、アガレス
読んでもないのに勝手に出てくるな
はぁ?もっと肉をよこせだぁ?



「次は情報収集をするとしよう」
 満足するまで肉を食べてから、兼光は姉弟の方へ向かう。
「肉が好きなのかい?」
「むふっ? もちろんです!」
 兼光の言葉に、くるっと振り向いたのは姉の方。
 鋭い瞳の印象を和らげるように笑顔を浮かべる兼光は、数少ないコミュ力を動員して。
「好きな肉料理はなんだい?」
「うーん、ハンバーグです!」
「僕は、餃子……かな」
「ハンバーグも餃子も美味しいよな」
「ですよねっ!」
 弟の方は引っ込み思案らしく返答の声も小さいが、ひとまずコミュニケーションは取れる様子。
「ここに来る皆は肉が好きなのかい?」
「お肉はみんな好きですよっ!」
 勢い込んだ返事をする姉の方。
 それからもいくつか言葉を交わせば、姉の方はすっかり打ち解けた様子。
「ですから! お母さんがいない時も、おいしい料理を作りたいんですっ!」
 料理の組み合わせを追求する理由なんかも聞きつつ、兼光は核心に踏み込む。
「みんなして意識して肉を食べようとしているけど何故?」
「それはですねぇ……」

 少女が何か言いかけた時。

「ねぇ、肉……」

 アガレスが顔を出して、兼光に言う。
「……おい、アガレス」
 慌てて後ろ手にアガレスを隠して、兼光はひそひそ声。
「呼んでもないのに勝手に出てくるな」
「もっと肉……」
「はぁ?」

「むふんっ!」
 そうしてゴチャゴチャやる二人を、少女は鼻息荒く見つめる。
「分かりますっ、分かりますよ! その子は秘密の子なんですね!」
 全然分かっていなさそうな口調でふんふんうなずいて、少女は満面の笑み。
「い、いやこれは……」
 にこやかな笑顔を顔に張り付けつつどう説明しようかと迷う兼光に、少女は高らかに言う。
「大丈夫ですっ、私も、最近噂の『あの子』が地下にいるって秘密にしてるんですから!」
「地下?」
「はいっ! この建物の地下、食べ物の貯蔵庫なんですよっ!」

(そこにいるってのか)
 冷静に考えながら、アガレスは笑みを保って。
「そうだったんだな、教えてくれてありがとう」
 そう言って、彼女らと手を振って別れるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『腹ぺこ少女『保科・美紀』』

POW   :    このお肉美味しいよ、もっとあるよね?
戦闘中に食べた【人間を含む、動物の肉】の量と質に応じて【背負ったランドセルがさらに食べ物を求め】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD   :    逃げないでよ、美味しく食べてあげるから
自身の【背負ったランドセル】から【長年の飢餓に苦しみ抜いて死んだ怨霊の群れ】を放出し、戦場内全ての【生き物の足へと怨霊が食らいつき、その足】を無力化する。ただし1日にレベル秒以上使用すると死ぬ。
WIZ   :    ……美味しいね
【ランドセルである飢えた怨霊を解き放つ事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【牙を生やしたランドセルの喰らい付き】で攻撃する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

 分かったことはいくつかある。

 ひとつは、腹ぺこ少女『保科・美紀』は空腹だということ。
 飢えているから、お腹いっぱいの人を羨んで襲う。
 つまり、肉を食べた量や満腹の度合いによって、攻撃を受ける対象は変わりそうだ。

 ふたつ目は、腹ぺこ少女『保科・美紀』の影響は店舗に及んでいること。
 料理に異常性はなく、料理を味わうこの店自体に異常が及んでいる……やはり、食べ物をどうにかするのではなく、腹ぺこ少女『保科・美紀』自体に対処しなければ、事件の終結は難しい。

 そして、腹ぺこ少女『保科・美紀』は地下にいるということ。
 調味料などが保管された地下の広さは、店舗と同じ。

「おなか……すいたぁ……」

 手に入れた情報を共有する猟兵たちの耳に、そんな声が届く。
 声は真下の地下室から。
 地下室へ続く廊下は厨房にある。猟兵たちが言えば、スタッフらも道を開けてくれるだろう。

 地下室へ行き、腹ぺこ少女『保科・美紀』に先制攻撃を仕掛けるか。
 あるいは地上に留まり、腹ぺこ少女『保科・美紀』と戦う準備を整えるか。

 それは、集まった猟兵たちが決めることだ。
紫洲川・珠璃(サポート)
キャラの雰囲気は落ち着いたお姉さんの感じです
口数はどちらかというと少なく物静か

戦闘は果敢に攻め入り、
足は止めず常に動き回り、奇策より正攻法を好みます
武器は主に一振りの刀(虚鐵)を両手持ちで使い、たまに脇差として所持している二本目を抜きます

ボスのような大物相手ではまず相手の機動力を削いでから有効打を狙いにかかるので特に序盤は機動部位(主に足)を手数を多くして攻撃し、
中~終盤は基幹部位(頭や胴体など)を高威力の一撃で狙います

ユーベルコードは以下の順で制御しやすい(と彼女が思っている)ので利用しますが、
状況に応じて適切なものを利用します

【使いやすい】⇔【使いづらい】
炎狐=妖剣解放<黒狐召喚<神狐召喚


クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
普段の口調の時は頻繁に★や♪を語尾に付けるよ♪

基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
他の猟兵に迷惑はかけないよ♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系はばっちこい★状態変化もばっちこい♪
絡みOK、NG無しだよ★

UCは状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★

後はMS様におまかせするね♪
よろしくおねがいします★


御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!

バトルや行動は常に生中継+後で編集しての動画配信(視聴者が直視しては危ない系は除く!)
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先よ
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNGだぞ?

戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!



 ドゥッ――! と音を立てて、地下室に土埃が舞う。
 舞い上がった土埃が収まるのもじれったいとばかりに蛇の尾が振るわれ、菘の黄金の瞳が敵・腹ぺこ少女『保科・美紀』を見据える。
「はっはっは、妾、推っ参!」
 高らかな宣言とともに、水晶の煌めきが周囲に広がる。
「よーっし★ 頑張っちゃうよ♪」
 黒い瞳いっぱいに笑顔を浮かべたクローネ・マックローネ(快楽至上主義な死霊術士・f05148)が発動したワタシの屍王ちゃんブラック・ノーライフキング・クリスタル・ストームの煌めきが、周囲の猟兵たちを包み込む。

「わ、キラキラだぁ……」
 美紀の瞳は、少女のものとは思えないほどドロリと濁っている。
 その濁りを一閃すべく、床を蹴ったのは紫洲川・珠璃(夜を追う者・f00262)。
 銀髪を広げて美紀との距離を縮める珠璃の唇は、炎狐エンコの詠唱を刻んでいた。
「我、此処に求むるは、火軍の尖兵」
 声に、珠璃の周囲を紅蓮が取り囲む。
「我が喚び声に応えて赤熱の森より姿現せ」
 炎は、次々に狐の形を取り。
「――焔纏いし我が眷属」
 詠唱の完成とともに、それらは美紀の元に殺到する。
 子どもなりの美紀の小さな身体が炎に飲まれた――かと思えば、美紀のランドセルからは怨霊どもが放たれる。
「怨霊だと!?」
 警戒の声を上げて身を低める菘。
 だが、怨霊たちは菘らを襲わない。ふわふわと浮遊する彼らは行き場がなく、むしろ――
「珠璃ちゃんっ、気をつけて!」
 呼びかけつつ、クローネは珠璃の元へ。
 漆黒の残像が見えそうなほどの勢いで珠璃の元へ駆けたクローネは、伸びやかな肢体をひねって美紀めがけて後ろ蹴り。
「っあ……!」
 弾かれた美紀がたたらを踏んだ直後、ガキンッ、と硬質なものが勢いよくぶつかる音が響く。
「噛み付いちゃうランドセルみたい、気をつけようっ★」
 珠璃に笑いかけるクローネの表情は、普段通り明るいもの。
「そうね、ありがとう」
 うなずく珠璃は、ランドセルによる噛みつきを警戒して影刃「虚鐵」を手に後退。
「はっはっは! まだまだここからよ!」
 代わりに飛び出したのは菘だ。
 ランドセルの中から飛び出た怨霊、そして美紀の瞳は恨めしそうに亮平たちを見つめている――ならばと、菘は手を天へ掲げ。
「真にバトルに必要なのは何たるか、解さぬならば花に散れ!」
 声とともに地下室を魔法陣が照らし、直後、花弁が吹き荒れる。
「わーっ♪ すっごくキレイ★」
「そうであろうそうであろう!」
 歓声を上げるクローネに、満足そうにうなずく菘。
 パラパラと降り注ぐ花びらをぼうと見上げた幹は、口を開けると体躯の割に長い舌を伸ばし。

 ばくんっ

「わっ! 花びら、食べちゃった!?」
 驚きに目を瞬かせるクローネの前、美紀はどこか粗暴な所作で舌なめずり。
 彼女が背負うランドセルもまた、ダラリと伸びた舌を蠢かせ。
「お花じゃなくてぇ……お肉がいいなぁ……」
 飢えきった瞳を猟兵らに向け、再び襲いかかる――!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

山路・紅葉
い、意外と近い所にいたね
つまりここで倒さないと被害が酷い事に…頑張らなきゃ
でもちょっと場所が狭いよぉ…

私、意外と食べてる方だとは思うけど…
うん、追加せずにすぐに向かうね
準備してくる人が来るまでは私が引き付けてそのあと交代する感じで
それまでは私が相手の動きを"見切り"、UCを使った二丁銃で留めて追撃しておくね
その後は味方に攻撃をさせない様に中断させつつ"援護射撃"するよ
もうここから先へは行かせないっ!

※協力・アドリブ歓迎


沖浦・小夜子
…発見した。
地下室のほうね。ちょっと躊躇してしまうわね。
準備してからにしましょうか。
このままでは厨房も危険かもしれない。
なんとなく離れたり逃げたほうがいいということを示唆します。

右手に武器を、左手にまんが肉を持ちます。
でも正直に言うと普通のお肉は
いくら用意しても一瞬でなくなるような気もします。
一瞬とは言え気を引けるかしら?

くっ!なんという圧倒的食欲!
かくも肉肉しい子!
あっまんが肉が…
肉を切らせたけど骨まで断たれた!

グラビティーショックで戦います。


ヴィクトリア・ノウェム
むむ……地上でも地下でもどっちにしろ屋内、です
エル・セプスでは入れるとは限らないし、入れても上手く動けなさそうです

でも、だからって勇士が飛空艇無しでは何もできない訳じゃないって事、見せてやるです、食べた分は働くです
『エル・セプス』なしでも、このぐらいはできるです……【ダミーフリート】、です!
…お腹いっぱいに食べた分、魔力製の「飛空艇もどき」を大きさを普段より絞って大量生成、全機から弾幕で攻撃させるです。
別に食いつくなら好きにすればいいです、魔力の塊だし。
でも、それなら覚悟するです、これは食いついたら爆発する、です……!

そして手にした天使核リボルバー『パッフェルベル』での早撃ちで攻撃するです…!


ツォーナ・ロチェアーダ
よーし、新しいガジェット『ショベルキー』と、それを活用したユーベルコード『ディメンションロック』も無事に完成しました!
折角ですのでどこかに試しに行きたいですね…グリモア猟兵さん、どこかいい所ないですか?

※備考
二人称:ファーストネーム+さん
他人に迷惑をかけたり、公序良俗に反しない範囲でお任せします



「……発見した」
 ここまでの情報から、腹ぺこ少女『保科・美紀』の居場所を割り出した小夜子は、呟く。
「い、意外と近い所にいたね」
 驚き顔の紅葉は場所の狭さが気になりつつも、ここで倒さなければと気合を入れて、ハンドキャノン『スコル』と『ハティ』を手にする。
「ボクも頑張りますっ!」
 ツォーナ・ロチェアーダ(世界を渡る大海の剣・f01913)はショベルキーを手にしてやる気満々。
 緑色の瞳を瞬かせたツォーナは、思案顔のヴィクトリアに気が付いて。
「ヴィクトリアさん、どうしましたか?」
 問われたヴィクトリアの頭の中にあるのは、小型飛空艇エル・セプス。
「むむ……上手く動けなさそうです」
 地上か地下、いずれで戦うにせよ、戦場は屋内だ。
 一人用の小型飛空艇と言えど、店内で取り回すには難しいだろう……しばし考えた後、むんっとうなずいて。
「でも、だからって勇士が飛空艇無しでは何もできない訳じゃないって事、見せてやるです」
 気合十分に地下へ向かう彼らを見送って、小夜子は厨房に目を向ける。
(このままでは危ないわね)
 思って、小夜子は厨房のスタッフたちに呼びかける。
「ねえ、何か変なにおいがしないかしら?」
「におい……ですか?」
「そう、におい。換気と、外のガスの様子を見たほうがいいかもしれないわ」
 戦場になるこの場所の危険を匂わせる言葉に、スタッフたちはうなずいて。
「そうか? ……とにかく外を見てみるよ」
 ゾロゾロと立ち去る彼らを見送って、小夜子も仲間たちの後を追った。

 ――その頃、地下室では。

「お肉食べたのぉ……? いいなぁ……」
 ゆらりと小さな身体を揺らして、美紀が紅葉をじっと見つめる。
 美紀が赤く濡れた口元をべろっと舐めると、ランドセルいっぱいに詰め込まれた怨霊が禍々しいオーラを纏いだすが、
「その行動は許さない!」
 紅葉は織子と声を重ね、銃口を美紀に向ける。
 乾いた銃声が何発も上がり、弾丸が纏う黒犬のオーラが怨霊に噛みつく。
「ひどぉい……」
 そんな紅葉の攻撃にうらめしげな目を向ける美紀は、怨霊らが攻撃を受けるのもお構いなしに紅葉の元へ駆け出そうとするが。
「えいっ!」
 ツォーナが中空でショベルキーを回せば空間は歪曲。
 美紀の足元にぽっかりと穴が空いて、落下した美紀は空間の歪みを通り、床から天井へとあべこべに落下する。
「ぁ……」
 床から天井へ落ち、重力に従って今度は床へ。
 二度も衝撃を受けて動けずにいる美紀へ、すかさずヴィクトリアは駆け寄って。
「全機行くです……!」
 声とともに、ダミーフリートを発動。
 召喚された飛空艇もどきは、群れをなして美紀に殺到。
「邪魔ぁ……!」
 鬱陶しげに言った美紀はぐわっと口を開けて、飛空艇にまで食らいつく。
「飛空艇を、食べてるっ!?」
 仰天したツォーナが声を上げるが、ヴィクトリアは焦る様子もなく。
「好きにすればいいです、でも――」
 直後、飛空艇は美紀の口の中でスパーク。
「これは食いついたら爆発する、です……!」
「わーっ! すごいです!」
 そんな様子に、思わず歓声を上げるツォーナ。
 ダメージを受けた美紀が飛空艇と格闘する間に地下へ姿を見せた小夜子は、右手にルーンソード、左手にまんが肉を持っていて。
「おにくっ!」
 勢いよく反応した美紀は即座にまんが肉に飛びついた。
「くっ! なんという圧倒的食欲!」
 飛空艇をあれだけ食べておいて、なお美紀の食欲は旺盛。
「背中ががら空き、です……!」
 ガツガツとまんが肉を貪る美紀の背中に、ヴィクトリアはパッフェルベルの弾丸を浴びせかける。
「ボクも行きますっ!」
 長いブロンドヘアを揺らすツォーナも飛びかかる間、小夜子は腕に力を入れてまんが肉を取り落とされないよう必死。
「かくも肉肉しい子! あっ……」
「もっとお肉ぅ……」
 肉を食べきってなお物足りないと、骨にまでガジガジ噛みつく美紀。
「肉を切らせたけど骨まで断たれた!」
「おねぇさんのお肉もぉ……食べたいなぁ……」
 じゅるり、よだれを垂らしながら迫る美紀にグラビティーショックを向け、なんとか攻撃を退ける小夜子。
「任せてくださいっ!」
 衝撃に吹き飛んだ美紀を追いかけて駆けるツォーナは、地面を転がる美紀の首元にショベルキーを突きつけて。
「今ですっ! お願いします!」
 ショベルキーを払って立ち上がろうとする美紀へ、紅葉は追撃を繰り返して動きを止めさせ。
「行かせないっ!」
「食べた分は働く、です……!」
 紅葉とヴィクトリア、二人の弾丸が雨あられと降り注ぐ。
「ボクたちは、絶対に負けないよ!」
 激しい銃声にも負けないようにと、ツォーナは声を張り上げて。
「まだまだここからっ!」
 始まったばかりの戦いに気合を入れ直し、ショベルキーを振りかぶった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ウィルヘルム・スマラクトヴァルト(サポート)
『緑の騎士の名にかけて、世界も人々も護りましょう』
エメラルドのクリスタリアンの騎士、25歳の男。
騎士として脅威に立ち向かい、人々を、ひいては世界を護るのが自身の在り方。

普段は物腰柔らかく穏健。口調は「丁寧(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」。
敵には勇猛果敢かつ荒々しく挑む。口調は「勇猛(私、貴様、だ、だな、だろう、なのか?)」。

戦闘スタイルは斧槍と盾による白兵戦。キャバリア戦も可。
UCは状況に合う物ならどれでも使用し、死の危険さえも厭わない。
窮地にある味方や人々を、身を挺して盾となり庇うこと多々。

NG:一般人への加害、お色気系依頼、他の猟兵に迷惑をかける、公序良俗に反する


赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可

合わせ等も自由にどうぞ


徳川・家光(サポート)
『将軍なんだから、戦わなきゃね』
『この家光、悪は決して許せぬ!』
『一か八か……嫌いな言葉じゃありません!』
サムライエンパイアの将軍ですが、普通の猟兵として描写戴けると嬉しいです。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、全般的に「悪事を許せない」直情的な傾向と、「負傷を厭わない」捨て身の戦法を得意とします。
嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。
よく使う武器は「大天狗正宗・千子村正権現・鎚曇斬剣」です。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせです!



 地下室を降りた猟兵たちは、おのおのの得物を手にしていた。
「それでは、戦いを始めましょう」
 柔和な表情に真剣さを滲ませて、徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)は千子村正権現を構える。
「よーし、やっちゃおーっ」
 赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)がやる気十分。
 腕をぶんぶん振り回しながらに家光の隣に並んだ姿を見て、美紀はじゅるりと舌なめずり。
「赤い……赤くて、おいしそう……」
 家光と緋色、二人の髪色に肉でも連想したのか。
 つぶらと呼ぶには禍々しさが勝る眼差しが二人に向けられた瞬間、ランドセルから放たれた怨霊が一斉に飛びかかる。
「危ないなー」
 どこか間の抜けた声で言いつつ、緋色はミニさんを構えて斉射。
 ダダダッと勢いよく吐き出される属性弾が怨霊たちを次々撃ち抜いていく。
「いてて」
 とはいえ、全ての怨霊を撃ち抜けるわけではない。
 弾幕をすり抜けた怨霊たちは家光や緋色に噛み付いてくるが、その時、ウィルヘルム・スマラクトヴァルト(緑の騎士・f15865)の発する緑の輝きが戦場を包む。
「エメラルドに宿りし癒やしの力、今ここに解き放ちます!」
 途端に溢れるエメラルド色の光――輝きに包まれて、緋色の怪我はすぐさま癒える。
「ありがとっ」
「いえ、騎士として当然のことです」
 礼儀正しく微笑むウィルヘルムは、緑に塗装した斧槍ハルバードを手に美紀を警戒している。
「僕も、ウィルヘルムさんに負けていられませんね」
 呟いた家光は、手にした刀に指を這わせる。
 微かな刃鳴りが、美紀の脳を揺らす――白目がちな瞳がぼうっと焦点を揺らがせ、美紀の小さな身体はドサリとくずおれる。
「おっ?」
「眠ってしまったようですね」
 呟くウィルヘルムの耳には、すやすやと穏やかな美紀の寝息が届いている。
「むにゃぁ……もっと食べたいよぉ……」
「もう食べられない、ではないのですね……」
 思わずそんな風に呟きつつ、ウィルヘルムはいまだランドセルから溢れてくる怨霊立ちをハルバードで払い除ける。
「可哀想な気もしますが、今のうちに攻撃を!」
「そうだねー」
 家光の言葉にうなずいた緋色の属性弾が発射されると同時に、美紀はむくっと起き上がり。
「ひどぉい……寝てるのに攻撃したぁ……」
 陰湿な口調で言いつつ、美紀は再び怨霊たちを猟兵に差し向ける。
「キリがないですね……!」
 何度もハルバードを振るうウィルヘルムは、思わずそんな言葉を漏らしてしまう。
 ランドセルの中にどれほどの怨霊が詰め込まれていたのか、怨霊は何度も湧いて出る。
「ペラペラですから、たくさん入るのかもしれませんね」
 家光はそんな風に言いつつ、ウィルヘルムと並んで怨霊を斬り伏せ。
「霊の収納ってどんな感じ?」
 素朴な疑問を口にしつつ、緋色も弾丸の雨で美紀の動きを食い止める。

 ――怨霊が湧き出るほどに、美紀は飢えた瞳をギラつかせる。
 戦いは、まだまだ続きそうだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

小宮・あき(サポート)
お困りの方がいる、と聞いて参りました。
スポット参戦のような形でフラリと。



◆性格・人柄

敬虔な聖職者として猟兵に目覚めた、人間の聖者。
です・ます口調の礼儀正しい女性。
ピンクの髪に、透き通る水色の瞳が特徴的。
ふふ、と微笑み、愛らしい見た目で佇んでいますが、
本業は商人。ホテル経営者。冷静で非情な心も持ち合わせています。
また敬虔な聖職者故、邪教徒や魔女に寛容さが無く、苛烈な面も持ちます。

既婚者。
神と夫に報告できない行動は、絶対に取りません。



◆戦闘
ユーベルコードは指定したもので臨機応変に。
基本は後衛の魔法職。

・範囲魔法(神罰)
・回復(コルセオ)
・拘束(光の鎖)
・人手が必要な作業(戦場のハレム) 等


四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう。
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ。
でもぉ、身体を動かすのも好きですよぉ。
お互いに納得の上で全力が出せると一番良いですよねぇ。
※アドリブ・絡み歓迎


ヴィリヤ・カヤラ(サポート)
次に繋げる場合にできる限り有利になるように頑張るね!
武器は月輪や他の武器も状況次第で使っていくね。
攻撃を受けたらカウンターで月輪を使ったりしてみるよ。

連携時はタイミングを合わせて、
危ない時にはフォローに入れるように気をつけておくね。



 縦横無尽に飛び交う怨霊たちのそば、四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)はむにゃむにゃと口を曲げる。
「ぅゅ……?」
 目を開けると、そこは戦いの真っ最中である。
「どんどん湧いてくるね……っ!」
 月輪によるカウンター攻撃を仕掛けるヴィリヤ・カヤラ(甘味日和・f02681)だが、払ったそばから怨霊は近寄ってくる。
「困りましたね、これでは近づけません……」
 小宮・あき(人間の聖者・f03848)は、ホワイトリリーが刺繍されたショールを揺らしつつ怨霊たちの攻撃を避けるが、全てを避けきることは困難だ。
「んん~……さっさと解決しないとぉ、安心して眠れませんねぇ」
 眠斗の銀眸にはまだ眠気が残っているが、戦況を把握する目は確か。
 幸いにも、ヴィリヤとあきが攻撃を引き受けてくれているおかげで、眠斗はほとんど攻撃を受けずに済んでいる。
 ならばと、眠斗は倉庫の隅で細雪の薄絹を身体に巻き付けて。
「んゅ……」
 目を閉じれば、すぐさま眠気が訪れて。
「皆さんもぉ~、ゆっくりしましょう~……」
 眠斗が健やかな安眠に就くと同時に、雪だるまの妖精さんが姿を見せる。
 白くて透けるような姿の妖精さんは、怨霊だらけの禍々しい空間に、安らぎの気配を送り届ける。
「ん……あ、傷、良くなったみたい」
 攻撃に血を使い、ダメージを追っては軽く血を流していたヴィリヤは足取りがしっかりするのを感じ取る。
「良かったです」
 逃げ回っていたあきは姿勢を反転。
 ナイフ・黒曜石の守人を手にして、一気に怨霊の大群の中に飛び込んだ。
「あきさん!?」
 突然の行為にびっくりして声を上げるヴィリヤは、月輪を繰ってあきの後を追う。
「どうしたのぉ……? 負けたいのぉ……?」
 暗い美紀の声はどこか嬉しそうに、敵地に飛び込んだ猟兵たちを歓迎する。
「く……っ!」
 群がる怨霊にダメージを受けながらも、あきは進み出て、美紀との距離を詰める。
「怨霊は任せて!」
 ヴィリヤは言うと、月輪を横薙ぎに振って怨霊たちを退ける。
「むにゃ……がんばってぇ……」
 それは寝言だからこそ、眠斗の偽らざる本心だ。
 眠斗が安らかに眠るほどに姿を見せる雪だるまの妖精さんの力を借りて、ヴィリヤとあきが負った傷は回復していく。
 どれだけ怨霊に蝕まれても、眠斗のサポートがあるから倒れることはない――そして、あきは美紀の目前に迫り。
「今、お願いっ!」
 怨霊の抑えに回るヴィリヤの声にうなずいて、あきはナイフを翻す。
「これで、改心してください――!」
 言葉とともに美紀にナイフを突き立てて、強制改心刀が発動。
「うぐっ……!」
 とたんに美紀が苦しみだして、美紀の心情の変化を悟ってか怨霊はバタバタとランドセルから飛び立ってしまう。
 怨霊がどこかに消えれば、薄暗い地下室の中は不思議と澄んだ空気で満たされる。
「これなら、もっと楽に戦えそう!」
「そうね、頑張りましょう!」
「すぅ……」
 攻撃に乗り出す二人に、眠斗は寝息でお返事するのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

大丸・満月
アドリブ連携可
地下に向かうか、秘密保持の関係上もあるが被害者減らすのが仕事ってな。

そんなに腹減ってるならと【特製カロリーバー】をぶん投げる。
肉じゃねえが俺以外には胸やけ必須のカロリーの塊。秒は満足するかもな、それが誰かを助ける隙になれば。

そして一般人に見られない事を利用して【UDCモード】発動、
喰らいつくのが得意なのはお前だけじゃねぇんだぞとランドセルは【フック付きロープ】で【捕縛】を狙いつつ腕の刃で切って喰っていく。本体には怨嗟の呪弾を放って両方にダメージを狙う。

ったく、餓鬼供養なら最初からそう言って欲しいぜと言いながらモード解除して上に戻るか。組織の奴と一緒に教団の店員をシメないとだし。


陽向・理玖
何か腹ぺこなのは可哀想な気もするが…
人が襲われるのは見過ごせねぇからな

変に地上で迎え撃つより地下の方がスタッフとか客とか巻き込みにくそうだな
滅茶苦茶食ったし
囮には十分だろ

暗殺で気配消しダッシュで一気に間合い詰め
死角からグラップル
拳で殴ると見せかけて
足払いでなぎ払い

その隙に変身し
衝撃波撒き散らしつつ追撃し蹴り
ランドセルとこの子どっちが本体なんだ?
まいいや
切り離せるか?
持ち手狙い手刀でなぎ払い

UC起動し加速しヒット&アウェイ
確かにランドセルって普通に凶器になりそうだもんな
重いそうだし
蓋の部分ぺちってなったら痛そうだし
動き見切り避ける

そろそろおいたはおしまいだ
限界突破し更に加速
一気に懐へ
拳の乱れ撃ち


東雲・深耶
地下室に赴き、UDCと交戦
地下室の特性を活かしてUCを発動

虚空から現れる『空間に刻まれた斬撃』を放ち、命中したUDCから『過去の鍛錬の経験』と『過去の戦闘の経験』を奪っていく
更に範囲内が暗闇なら威力3倍となる事から…
敵の過去を刻み、それを威力3倍にする
そこから過去の戦闘の経験と過去の鍛錬の記憶を奪い戦闘不能状態に
さぁ、たらふく肉料理を食べた私がいるぞ!
そうして誘導しながら斬撃の範囲内へとUDCを誘い出し、そのまま刻み込むと同時に過去の経験を奪うのを繰り返していくぞ
こうすればいつかはすり潰せるだろう


雪・兼光
●SPD/アドリブとかお任せ

『秘密の子』っていうのはアンタであってるかい?

なるほど、どっちが本体なんてどうでもいいな
これ以上、被害を出さないために此処で討たせてもらう

放たれた怨霊ごと、範囲攻撃と2回攻撃、乱れ撃ちのユーベルコードで一掃を狙う
怨霊だから浄化も忘れずに

相手がランドセルの口を大きく開けたら、麻痺攻撃と2回攻撃と体勢を崩すのユーベルコードで部位破壊で壊せるか試す

無理なら引き続きユーベルコードで攻撃を忘れずに足元についた怨霊どもは、オーラ防御と浄化を使ったキャリーバッグを片手で使って払う

ランドセルの口に噛ませて、隙を使って乱れ打ちと零距離射撃のユーベルコードを打ち込むのも良いかも



「『秘密の子』っていうのはアンタであってるかい?」
「……?」
 兼光の問いかけに、こてんと首を傾げる美紀。
 その仕草だけは年相応に愛らしいが、顔の真ん中で輝く瞳のぎらつきが、彼女は見た目通りの存在ではないことを告げている。
 背負ったランドセルは勝手に蓋を開き、怨霊たちがチラチラ顔を覗かせる。
「ふふ……おにく、たべたぁ……?」
 怪しげな雰囲気を纏って尋ねる美紀に、深耶は一歩進み出て。
「ああ、たらふく肉料理を食べた私がいるぞ!」
 宣言に、美紀の瞳がギラっと光る。
「食べたんだぁ……!」
 途端にランドセルの内側から、ドッと怨霊たちが溢れ出る。
 禍々しいオーラを放つ怨霊は、起こっているようにも、悲しんでいるようにも思えて、理玖は青い瞳をわずかに伏せ。
(腹ぺこなのは可哀想な気もするが……)
 だが、倒さなくてはいけない。
 思って駆け出す理玖は、あっという間に美紀の背後に回り込む。
「! そこにもいるのぉ?」
 気配を消した理玖の存在に気づいた美紀が振り向けば、理玖の拳が迫りくる。
「あはぁ……!」
 のけぞって避ける美紀はニマリと笑うが、それはフェイント。
「そこだっ!」
 声とともに足払いを仕掛けると、美紀は大きく姿勢を崩す。
「おなか、すいてるのにぃ……」
 ヨロヨロ身を起こした美紀は怨霊どもを立ち上らせるが、兼光は熱線銃ブラスターの射撃を重ね、的確に怨霊を潰していく。
「お肉、ずるぅい……!!」
 恨めしそうな声とともに、怨霊たちは暗いオーラを強める――。
(このままだとまずいな)
 判断した満月は、特製カロリーバーを取り出して。
「そんなに腹減ってるなら、くれてやる」
 ぽいっと投げれば、美紀はカロリーバーの元へダッシュ。
 カロリーを詰め込む工夫が為されたカロリーバーは、満月でもなければ胸焼けする代物。
 バーを貪る無防備な背中めがけて、深耶は黒後痕奪を放つ。
 虚空、音もなく出現するのは、空間に刻まれた斬撃。
「ぁ……?」
 カロリーバーのかすで口周りを汚す美紀はハッと顔を上げるが、
「カロリーを取りすぎて身体が重いだろう」
 満月の言葉通り、とっさには動けない。
「――UDCモードッ!」
 言葉とともに腕に金属質の刃を生やした満月は、フック付きロープでランドセルの口をがっちり固定。
「追撃するぜ」
 その隙を狙って兼光はランドセルの口奥に銃口を突っ込んで、麻痺弾をブチ込む。
 ランドセルの口内でくぐもった銃撃が響き渡ると、へにゃりとランドセル全体が奇妙に緩む。
「ランドセルとこの子どっちが本体なんだ?」
 ふと理玖はそんな疑問を口にするが、
「どっちが本体なんてどうでもいいな」
「確かに、まいいや」
 兼光の返事を受けてあっさりうなずくと、理玖は七色に輝く眩い龍のオーラで身を包み。
「フォームチェンジ! ライジングドラグーン!」
 龍神翔ライジングドラグーンで速度を上げて拳を見舞い、美紀とランドセルと引き剥がそうと試みる。
 拳の合間、深耶は天井めがけて手を上げては斬撃を殺到させる。
「この場とは相性が良いな」
 暗闇では威力が三倍となるこの攻撃は、過去を刻み、鍛錬と戦闘の経験を奪うもの。
「ぁ……あぁ……」
 斬撃を受けるたびに美紀は、あるいは怨霊は記憶を失い、戦う力を奪われてしまう。
 このままいけば、美紀の自我はすり潰され、やがて消失する――だが深耶は油断せず、仲間たちへ声を張り上げる。
「今が好機だ。畳み掛けるぞ!」
「ああ、任せろ」
 うなずく満月は、怨嗟の呪弾は美紀へ、腕の刃はランドセルへ。
 鋭い牙と刃が交錯して火花が散る。
 一拍遅れて床に転がったのは、ランドセルから生える牙の方だった。
「ほう、まだ抵抗するか」
 捕縛され、牙を失ってなお蓋をばたつかせるランドセルに、深耶は思わず呟く。
「確かにランドセルって普通に凶器になりそうだもんな」
 重く、蓋のところがべちっとなったら痛そうだ――なんて想像しつつ、蓋の攻撃は余裕でかわしてみせる理玖。
「そろそろおいたはおしまいだ」
 声に、理玖を包む虹色の輝きは一層強くなり。
「ああ、終わらせよう!」
 深耶は気迫の声を上げて、妖刀・紫雨を携えて美紀に肉薄。
 拳の猛撃と斬撃の雨が美紀を打ちのめす中、兼光は背負っていたキャリーバッグをぶん回して怨霊たちを浄化。
「さあ、続け!」
 深耶の声を受け、勢いをつけて美紀の前に飛び出すと、
「だめぇぇ……!」
 美紀は最後の力を振り絞ってランドセルの捕縛を解き、ところどころ牙が抜けたランドセルの口を兼光に向けさせ――
「終わりだ」

 ――噛みつくより早く。
 兼光は、ランドセルの中心と美紀の体を穿ち。

 それが、戦いの最後だった。

「無事に終わったな」
 額の汗をぬぐって呟く深耶に、理玖は安心したような笑みを浮かべる。
 兼光は美紀を撃ち抜いた熱線銃ブラスターの様子を検分し、満月はふうと溜息をひとつ。
「ったく、餓鬼供養なら最初からそう言って欲しいぜ」
 言いつUDCモードを解除して、元に戻った腕を握ったり開いたりして体の様子を確かめる。
「組織の奴とシメないとな」
 教団の関係者が知っていることは洗いざらい吐かせてやろうと思いながら、満月は地上に続く階段を登る。

 見せかけだけでない平和を取り戻し。
 店は、きっと明日も静かに営業を続けるのだろう――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年03月11日


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#UDCアース
#第三章プレイングは3月10日(日)朝まで受付


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠風間・ビヤーキーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト