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闇に覆われた閉鎖都市を解放せよ

#獣人戦線 #ダークセイヴァー上層 #ワルシャワ条約機構 #ロシア戦線 #閉鎖都市

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●|閉鎖都市《ザトー》
「よし、準備は整った。決起は深夜、敵が眠ってからだ」
 ワルシャワ条約機構に占拠されているロシアの街。その一角で体制に逆らうべく住民によるレジスタンスが組織されていた。だが突如として昼間だというのに街から光が消え去る――。
「なんだ!?」
「太陽の光が消えた……!」
「何も見えない!」
「明かりを灯せ!」
 慌てて人々は家を出てランタンや松明で辺りを照らした。思ったよりも光が届く範囲が狭い。目を細めて見通そうとすると、街を囲むように血管のような樹が生えているのに気付く。
「何だあれは……?」
「樹……なのか?」
 その不気味な樹を見ていると、明かりが近づいてくる……それはワルシャワ条約機構の兵『火炎放射兵』だった。
「この街に反乱分子がいることが判明した!」
「よってこの街を|閉鎖都市《ザトー》に指定する!」
 一方的に兵士達は決定事項を言い放つ。
「そんなっ!!」
「まさか、決起がばれていたのか……」
 屈強なクマ獣人を中心とした男達が反攻作戦が知られていることに顔を歪める。
「今この時よりここは存在しない街となった!! お前達に人権はない!」
「さあ、そこの反乱分子ども大人しく拘束されろ!!」
「もし逆らうなら〜」
 火炎放射器の銃口が近くの女子供へと向けられた。兵士達は住民を追い込むことを楽しむように、嗜虐的な顔で投降を呼びかけた。
「いやぁっ!!」
「女子供は関係ない!」
「ダメだねぇ〜!」
「女だろうが子供だろうが老人だろうが、誰一人逃すなという命令なんでな〜!」
 嬉々として兵士達は住民を蹴り飛ばす。
「待ってくれ!」
 そこでネズミ獣人が兵士達の前に飛び出す。
「俺はちゃんと情報を流したんだから助けてくれ!」
「トピアス!? お前が裏切ったのか!!」
「そうだよ! 反乱なんて上手くいくわけないだろっ!! 俺は死にたくないんだ!!」
 ネズミ獣人がそう言って兵士達に助けを求める。
「ああ、密告者か。よくやってくれた。お前のお蔭でこの街に反乱分子がいることがわかった」
「じゃあ助けてくれるよな!」
「ダメだね〜!」
「え!?」
 兵士が首を横に振ると、ネズミ獣人が驚いて動きを止める。
「言っただろう? 誰一人逃すなって命令だ〜!」
 楽しそうに兵士はネズミ獣人を蹴り飛ばした。
「この街は閉ざされた! 逃げられると思うなよ〜!」
「まずは反乱を企んだヤツとその関係者は全員火炙りにしてやるぜ〜!!」
 兵士達は反乱分子を拘束し、残虐に火刑で殺そうとしていた。

●グリモアベース
「『ワルシャワ条約機構』が支配するロシアの東ヨーロッパに近い街の一つで、レジスタンスが反乱を起こそうとしていたが、それが発覚してしまったようだ」
 バルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)が獣人戦線で起きる事件を告げる。
「街は封印指定の「|閉鎖都市《ザトー》」に指定され、生い茂る血管樹が闇を吐き出して都市を覆い尽くし、地図にも載らない「存在しない扱いの街」に変えられてしまった。街は閉ざされ獣人達の全てが火刑となり虐殺される。諸君にはテレポートで街に乗り込み、悲劇を止めてもらいたい」
 閉ざされた街には通常の方法では入り込めない。救助に向かえるのは猟兵だけだ。

「街は『ワルシャワ条約機構』の支配下にある。敵の防衛を突破しながら捕らえられているレジスタンスを解放することになるが、街中は「完全な闇」に覆われている。普通の闇夜よりも深い闇のようだ。闇を見通す術か、敵に気付かれる覚悟で明かりを灯すか、何かしらの手段が必要になるだろう」
 上手く闇を利用するのか、派手に敵を引き付けるのか、方法は各自で考えレジスタンスを救助することになる。

「レジスタンスを救助したなら、協力して街を支配するワルシャワ条約機構軍への反攻作戦を実行することになる。獣人達の戦闘力は高くないが、街を熟知しているので、協力すれば有利に戦えるだろう。敵は『火炎放射兵』の部隊だ。闇の中でも炎を使った目立つ攻撃をしてくる。闇を上手く利用すれば不意打も可能だろう」
 獣人と協力し地形や状況を上手く使えれば、圧倒することも可能になるだろう。

「兵を倒せば、ワルシャワ条約機構軍の最高戦力「殲滅大公」のひとり、『感情喰らいのハイドラ』が姿を現す。その正体はこの世界の獣人ではなく強大な「闇の種族」だ。強大な力を持っているが、獣人と協力し勝機を見出せば闇の種族とて討てるはずだ」
 ダークセイヴァー上層の存在であるはずの闇の種族が殲滅大公を名乗り、閉鎖都市の完全虐殺を行おうとする。これを討たねば人々を助けられない。
「ハイドラは人の心を弄び、喰らい、収集する。愉悦、恨み、憎しみといった悪感情のみで動く性質があるようだ。そういった性質も利用し、勝利をその手に掴め!」
 闇の種族は強敵だが、それでも猟兵なら勝てると信じ、バルモアは|閉鎖都市《ザトー》へとゲートを開いた。


天木一
 こんにちは天木一です。
 ロシアの閉鎖都市解放作戦となります。

 第1章は敵兵が支配する真っ暗な街を突き進み、中央広場に捕らわれ火刑にされようとしているレジスタンスを救助します。
 敵兵は銃器で武装し、明かりを持ってあちこちで哨戒しています。
 街を覆う「完全な闇」に対処するとプレイングボーナスが得られます。

 第2章は『火炎放射兵』との戦闘です。レジスタンスとの共闘となります。
 レジスタンスと協力したり、街を覆う「完全な闇」に対処するとプレイングボーナスが得られます。

 第3章では闇の種族『感情喰らいのハイドラ』との戦闘になります。
 ゲル状の身体に無数の首が伸び、首一つ一つに対応した感情の仮面をつけた強力な敵です。
 悪感情を刺激して誘導すれば、プレイングボーナスを得られます。

 複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
 プレイングの締め切り日などは決まり次第タグにて。
 それでは、ワルシャワ条約機構軍を撃退し、閉鎖都市を解放しましょう!
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第1章 冒険 『血と泥、灰色の空、黒い雲、そして鉄の雨』

POW   :    敵陣目掛けて己の足で戦場を駆け抜ける

SPD   :    物陰に隠れて敵を排除しつつ敵陣を目指す

WIZ   :    敵陣の死角から突撃を仕掛ける

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルク・フッシー
そんな、ひどい事を…やめさせます!ボク、行きます!

視界を奪う完全な闇、でも地形や人々の魔力を見れば、照らさずに進むこともできそうです
完全な闇が魔力を含むかどうかは実際に見ないとわかりませんが、どうあれ闇以外のモノやヒトとは差異があるでしょう

敵を見つけたら…描き出すのは、闇に紛れる漆黒の触手たち。足元を這い進み、敵兵たちに絡みつき、操ります
そして、自らの銃で(うっ…)|自決《・・》させます

…この兵士たちはみんなオブリビオンで、人を殺して、何もかも奪って、それだけの存在で…
…だから、ボク、大丈夫です。このまま攻撃を続けます…

とにかくできる事をやります。
そのための魔法です。



●闇に包まれた街
「頼む! 家族だけは助けてくれ!」
「ダメだね〜! 反乱分子の家族〜そりゃもういつ反乱するかわかんねぇだろ!」
「そうそう! 全員皆殺しだ!」
 ワルシャワ条約機構の兵達は情け容赦なく反乱分子とその家族や関係者を捕らえ、広場へと集め縛り付けて火炙りにしようと準備を整えていた……。

「そんな、ひどい事を……やめさせます! ボク、行きます!」
 捕まった人々が酷い目に遭うと聞いたルク・フッシー(ドラゴニアンのゴッドペインター・f14346)は、戦いへの恐怖を怒りで抑え込み、勇気を胸に真っ暗な闇に包まれた世界へ足を踏み出す。
「良かった……完全な闇といっても、魔力は含んでいないようです」
 ルクは闇に視界を塞がれるが、辺りを見回して大地といった自然や人に宿る魔力の光を視認することができた。
「視界を奪う完全な闇、でも地形や人々の魔力を見れば、光を照らさずに進むこともできそうです」
 仄かな魔力の光を頼りに、闇以外のモノやヒトとの差異を見極め闇の中を歩き出す――。

「ここにも反乱分子の関係者がいるという情報だったな」
 ライトを照らした兵士が家のドアを蹴破る。
「ひっ!?」
「だ、誰ですか!」
 暗闇の中で家人が兵士を見て怯える。
「お前らの知り合いが反乱分子として捕縛された! 関係者は連帯責任だ!」
「そんな! 私は関係ありません!!」
「それはこちらが決める!」
 兵士達は問答無用で家の中に居た人々を連れ出し、広場へと連行しようとしていた。
(そんなこと、絶対にさせません)
 その様子を目にしたルクがユーベルコード『|触手描画《ワームドロー》』を発動し、闇に紛れる漆黒の触手を描いて実体化させ、闇に紛れて足元を這い進み敵兵に絡みついてその身体を操る。
「なっ! 身体が!?」
 兵士の意思に反して身体が動き、銃を自らの口に銜えて引金を引いた。
「ぐぎゃっ!」
 頭が吹っ飛び兵士が絶命し崩れ落ちる。
「おいっ! なにがっ?」
 驚く近くの兵士達にも触手が絡み、操って|自決《・・》させていく。
(うっ……)
 自ら死んでいく兵士を見てルクは気分を悪くする。
(……この兵士たちはみんなオブリビオンで、人を殺して、何もかも奪って、それだけの存在で………だから、ボク、大丈夫です。このまま攻撃を続けます……)
 ルクは自分に強く言い聞かせるように意思を保ち、人々を救う為にできる事をやるのだと、兵士を始末すると広場に向かって前進を再開する。
「そのための魔法です」
 呟きは闇に消え、ルクは暗闇に溶け込むように忍び寄り、街を支配する兵士達を闇に呑み込んだ……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

霧島・絶奈
◆心情
闇の種族ですか…
最早オブリビオンの見本市ですね
この世界は枝葉で言うなら幹に近い位置にある世界なのかもしれませんね

◆行動
【暗視】で闇を見通し、【聞き耳】を立て索敵
更に闇や物陰に紛れ【目立たない】様に進攻
敵の注意が地上のみに向くなら【空中浮遊】も活用します

移動中は【罠使い】の技を活かし「魔法で敵を識別するサーメート」と「時限式のサーメート」を其々複数設置

更に『暗キ獣』を使用し【集団戦術】を行使
軍勢には派手に立ち回って貰い、時限式のサーメートと併せて敵を陽動

接敵した場合のみ【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】し鏖殺

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復



「闇の種族ですか……最早オブリビオンの見本市ですね」
 霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は闇に包まれた街に入ると、ダークセイヴァー世界を連想する。
「この世界は枝葉で言うなら幹に近い位置にある世界なのかもしれませんね」
 暗視で闇を見通し、耳を澄ませて動く者を見逃さなうように索敵を開始する。
「おい、貴様! 止まれ!」
「どこに行くつもりだった!」
 離れた場所からライトを灯した兵士達の怒鳴り声が聞こえてきた。
「急に暗くなったので、家に帰るところです!」
 市民はとまどいながらも答えると、調べられて足止めを食らう。
「どうやらあちこちに検問があるようですね」
 見れば家の外に出ていた人々を捕え、反乱分子かどうかを尋問しているようだった。
「しかし、この闇で見えないのは相手も同じ。では闇夜に紛れて進むとしましょう」
 絶奈は足音をさせないようにふわりと少し浮かび、兵達の明かりに入らないように物陰を通りながら広場を目指す。
(空は警戒されているようですので、地上を進むとしましょう)
 上を見れば強力なライトで照らされている。飛べるスズメ獣人を警戒しているのだろう。
(そうですね、少しばかり罠も仕掛けておきましょうか)
 そして進みながら誰も居ない場所に罠を設置していく。そこでルクが敵兵を自決させた銃声が響く。
「向こうで銃声がしたぞ!」
「反乱分子が他にもいたか! 警戒レベルを上げろ!! 誰も広場には通すな!」
 兵士達が緊張感を高めて銃を構えて道を塞ぐ。
(仲間が動いたようですね。では此方も派手に始めるとしましょう)
 絶奈はユーベルコード『|暗キ獣《ソラト》』を発動し、屍の軍勢を呼び出してワルシャワ条約機構の兵達に襲い掛からせる。
「なんだっ!?」
「化け物兵士だと!! どこから現れた!!」
 ライトに照らされた屍兵達が槍を持って襲い掛かると、兵達は銃弾を見舞って応戦する。さらにはあちこちに仕掛けていたサーメートが起爆して爆発を起こし、闇を明るく照らしていった。
「なにごとか!!」
「爆発物のようです!!」
「くそっ! 反乱分子がまだいたか! 確認に行くぞ!」
 街中に散っていた兵達が爆発の起きた方へと集まり始める。
「上手く陽動できたようです。今のうちに進むとしましょう」
 絶奈はその混乱に紛れて広場へと向かった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

佐藤・和鏡子
暗闇も夜間レース用の強化型ヘッドライトの前には真昼も同然。
制止のユーベルコードを使って敵兵の動きを止めて処刑を止めさせます。
具体的には救急車のヘッドライトや敵兵自身の明かりを頼りに敵兵目掛けてフルスピードの救急車(超加速した武器)で突っ込みます。
逃げても運転技術を駆使して追いかけて轢きます。
銃撃は車体で防いだり運転技術で躱します。(銃などの飛び道具で武装した相手を轢くのは慣れてますから)
さすがにフルスピードで車が突っ込んできてボーリングピンばりにストライクされたら処刑どころでは無くなりますから。



「暗闇も夜間レース用の強化型ヘッドライトの前には真昼も同然です」
 年代物のアメ車の救急車に乗り込んだ佐藤・和鏡子(リトルナース・f12005)は、ヘッドライトから眩い光を放って深い闇を照らす。
「それでは広場目指して出発進行です」
 アクセルを踏んで大通りを広場に向かって前進する。仲間達が騒ぎを起こしているお蔭で、かなりの距離を何事もなく進むことができた。
「なんだ、あの光は!」
「車? おい! 止まれ!!!」
 広場の近くで検問している兵士達が和鏡子の操る救急車に気付いて制止の声をかける。
「止まりません。突っ込みます」
「止まらないぞ! うわぁあああっ!」
「逃げ――ぐげぇえええ!!」
 和鏡子がアクセルべた踏みで加速すると、兵士達を撥ね飛ばして突破し広場へと突っ込んだ。

「何!?」
「車が突っ込んできたぞ!」
 広場の兵士達が慌ててそちらに視線を向ける。
「だ、誰か助けにきてくれたのか?」
「こっちだ!!」
 一人の兵士が松明を持ち、縛られて辺りに藁や薪を置かれ、今にも火炙りにされそうになっているレジスタンスやその家族が助けを求めて声を上げる。
「捕まっている人は……あそこですね」
 広場に救急車を乗り込ませた和鏡子は、ヘッドライトで照らして状況を把握した。
「処刑なんてさせません」
 和鏡子はユーベルコード『|停止《ピットマニューバ》』を発動し、救急車を超加速させて松明を持っていた兵士を撥ね飛ばす!
「ギャアアアアアアッ!」
 松明ごと吹っ飛んで地面を勢いよく転がっていく。
「撃て撃て!!」
 仲間がやられると兵士達は銃を放つ。
「ボロですが頑丈さは折り紙つきです」
 古くから乗られているだけあって頑丈な救急車を右に左にと振って銃弾を避け、当たっても致命的なダメージにならないようにコントロールして敵集団へと突撃する。
「こっちに来る!」
「タイヤを撃ち抜け!!」
 兵士達がタイヤを狙うが時すでに遅く、フルスピードで突っ込んで来る救急車にボーリングピンばりに吹っ飛ばされ、ストライクを決められて全員が薙ぎ倒された。
「もう大丈夫です」
 車から降りた和鏡子がレジスタンスに声をかけ、混乱に乗じて広場に入ってきたルクや絶奈と協力して縛られた人々を解放する。

「ありがとう! 助かったよ!」
「ありがとうございます。なんとお礼を言ったらいいか」
 人々が安堵の笑みを見せて猟兵達に感謝を伝える。
「だが街が閉鎖されてて逃げられない。このままじゃまた捕まるだけだ! 次に捕まったら確実に殺される!」
「戦うしかない。閉鎖された都市がどうなるか、噂は聞いたことがあるだろう!」
「誰一人……居なくなる………」
 閉鎖された都市は地図から消え、そしてそこに住まう住人も誰一人連絡が取れないまま消えてしまう。そこから連想されるのは最悪の未来だ。
 人々は絶望に抗おうと勇気を奮い立たせ、武器を手にした。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『火炎放射兵』

POW   :    ステーキになりやがれ〜!
【火炎放射器】から【燃え盛る炎】を放ち、敵及び周辺地形を爆発炎上させる。寿命を削ると、威力と範囲を増加可能。
SPD   :    10秒後が楽しみだぜ〜!
敵を狙う時間に比例して、攻撃力・命中率・必殺率が上昇する【火炎】を武器に充填し続ける。攻擊すると解除。
WIZ   :    吠え面かかせてやるぜ〜!
【火炎放射器】を使って「どのように攻撃するか」を予想できなかった対象1体に、【火炎放射】の一撃が必ず命中する。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●決起
「決起するぞ! 隠していた武器を手に取れ!」
「今こそ反攻の時だ!! 広場に通じる大通りにはバリケードを張るんだ!」
 レジスタンスは倒れた兵達のライトを奪い、深い闇を照らして各所に隠していた銃器などの武装を手にし、資材をバリケードにして道を塞いでいった。
「こちらの方が戦力では劣る! 一カ所に留まっていては撃破されるだけだ! 予定通り路地を通って移動しながらゲリラ戦を行う! 地の利を活かすんだ!!」
 作戦を練っていたレジスタンスはアクシデントはあったが、予定通りに戦おうと行動を起こす。
「お、俺も助けてくれよ!」
 動こうとしたところで悲鳴のような声が上がる。レジスタンスのことを密告したネズミ獣人のトピアスだけは縛られたままだった。
「また俺達のことを売ろうってのか!」
「もうしない! 絶対に! だから助けて!!」
 情けなくも泣き顔のトピアスが命乞いをする。
「……一度だけチャンスをやろう」
「ヤーコブさん! 甘いですよ!」
 レジスタンスのリーダーであるクマ獣人のヤーコブの言葉に、他のメンバーが声を荒げる。
「今は一人でも多くの戦力が欲しい。だがトピアス。次に裏切ったなら俺が自らお前を殺す。裏切らないと証明したいならワルシャワ兵を一人でも多く倒せ。いいな!」
「わ、わかったよヤーコブさん」
 怯えながらもトピアスが頷くと、縄を切られて解放される。
「今は一丸となって抗うときだ。失敗すればこの街の住人は皆殺しにされる!! 自らの手で生き残り自由を手にするんだ!!!」
「「おおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」
 レジスタンスは自由を手に入れようと恐怖を打ち消すように咆哮を上げ、ゲリラ戦を開始した――。

「ちっ、こっちが他の獲物を探してる間に、捕まえた反乱分子どもが逃げやがった!!」
「だがどうせこの閉鎖都市からは逃げられね〜! 全員炙り出してやるぜ〜!」
 ワルシャワ条約機構軍の『火炎放射兵』が盛大に炎を噴射しながら、バリケードを燃やし広場へと突き進んでいった。

 ゲリラ作戦であっても「殲滅大公」が背後に居る限りレジスタンスだけでは勝利は不可能だ。猟兵は人々を護ろうと行動を共にしてワルシャワ条約機構軍を迎撃する。
ルク・フッシー
す、凄い勢いです!ボクも頑張って生き残らないと!おおーっ…!

相手の兵士は頭が良くない…?火炎放射は危険ですが、それに頼り切りに見えます
魔力が見えるボクなら、先に相手を見つけられます。絵筆を絵具の花びらに変えて、敵兵の顔面に貼り付けます
光の魔力を宿した絵具は相手の顔面を光らせて、居場所を丸わかりにします
敵兵は前が見えず、レジスタンスは攻撃しやすいでしょう

素早く仕留めて、闇の種族との戦いまでに戦力を温存しないと…



●闇夜の戦闘
「す、凄い勢いです! ボクも頑張って生き残らないと! おおーっ……!」
 ルクもレジスタンスに合わせて拳を突き上げ、気合を入れて敵兵を迎え撃つ。
「ヒャッハ〜! 燃やせ燃やせ〜!!」
 暗闇を照らすように『火炎放射兵』が火炎放射器から火を放ち、ご機嫌にバリケードを破って迫って来る。
「炎の元に敵が居る! 撃て撃て!!」
 そちらに向けてレジスタンスが発砲して弾丸を見舞う。
「痛っ! この野郎、よくもやりやがったな〜!」
 被弾した火炎放射兵が怒鳴りつけながら炎を放って反撃する。
「うわっ!」
「下がれっ! 炎の範囲に入るな!!」
 真っ暗な中に放たれる戦列な炎の光がレジスタンス達の目を眩ませた。

「相手の兵士は頭が良くない……? 火炎放射は危険ですが、それに頼り切りに見えます」
 見るからに頭の悪そうな敵兵に、それなら付け入る隙はあるとルクは暗闇に紛れて動く。
(魔力が見えるボクなら、先に相手を見つけられます)
 暗闇の中でも敵の放つ魔力が良く見える。それを頼りにユーベルコード『|花宴描画《フラワーズ・ドロー》』を発動し、愛用の特大絵筆を絵具のカラフルな花びらに変え、ふわりと飛ばすと敵兵の顔面にぺたりと貼り付けた。
「光の魔力を宿した絵具で居場所は丸わかりです」
 敵兵に塗られた塗料が闇に浮かび上がるように光を放つ。
「おい、お前の頬が光ってるぞ?」
「ああ? お前こそデコが光ってるじゃねぇか!」
 火炎放射兵が互いの顔を見て笑い合う。
「光を狙ってください!」
「マーキングか! 光を狙え!!」
 ルクが声を上げると、リーダー「ヤーコブ」が指示を出して光を狙って発砲を始め、頭部を撃ち抜かれた火炎放射兵が血を流して倒れた。
「クソッ! こっちが見えてやがるのか! ぐぇっ!!」
 顔にマーキングされた兵は顔面に弾丸を貰い悲鳴を上げてのたうち回る。
「やったぞ!」
「油断するな!! まだまだ敵はいるぞ!」
 離れた場所からライトを照らし敵兵が広場に集まって来るのが見えた。
「一斉射したら後退する!」
「了解!!」
 レジスタンス達は銃撃しながら後退し、広場から路地へと戦場を移していった……。

「素早く仕留めて、闇の種族との戦いまでに戦力を温存しないと……」
 ルクは近付く敵に花びらの塗料を貼り付けてレジスタンスをフォローし、この後に来る本命の戦いに備えて味方に被害が出ないように周囲を警戒しながら路地を進んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

佐藤・和鏡子
生身のレジスタンスには火炎放射器はかなりの脅威なので、救急車を前面に出して彼らを守るようにします。
ただ、向こうも生身なので、こちらも火炎放射救急車で対抗します。
具体的な方法ですが、ガジェットショータイムで作った車載型火炎放射器とトレーラー型燃料タンクを取り付けた火炎放射器で攻撃します。
車載型なら敵の背負い型火炎放射器よりも強力な炎をより長時間放射できますし、敵めがけて突っ込んで轢きながら火炎放射など、救急車の特性を生かした使い方もできますから。



「ここを進むぞ!」
 リーダーのヤーコブが先頭に立ち、知り尽くした路地をぐんぐん進んでいく。
「待ちやがれ〜!!」
 それを追って火炎放射しながら兵士達が路地に入ってくる。だがレジスタンスは巧みに入り組んだ道を使い、直線で戦わないようにしていた。

「生身のレジスタンスには火炎放射器はかなりの脅威ですね。救急車を盾にしてください」
 ハンドルを握る和鏡子はアクセルを踏んで敵を轢き殺しながら救急車をギリギリの道幅に突っ込ませ、背後を護るように敵との間に割り込ませた。
「救急車だぁ?」
「燃やして爆散させてやれ〜!」
 火炎放射兵が救急車を燃やしてしまおうと炎を放つ。
「向こうも生身なので、こちらも火炎放射救急車で対抗します」
 和鏡子はユーベルコード『ガジェットショータイム』を発動し、一瞬にして車載型火炎放射器とトレーラー型燃料タンクを取り付け、後方に向かって火炎放射器を放った!
「グギャアアアアアアッ! あぢぃっ!!!!」
「火がぁ! アアアッ! 引火しちまう!!!」
 火炎放射兵は自らの武器を爆発させ、炎に巻かれて倒れていった。
「チャンスだ! 追撃する!!」
 そこへレジスタンスも弾丸や手榴弾をお見舞いして敵兵を薙ぎ倒す。
「この野郎!」
「車載型なら敵の背負い型火炎放射器よりも強力な炎をより長時間放射できます」
 被弾しながらも兵士が炎を放つが、和鏡子は相手よりも火炎放射を持続し、一方的に攻め立てる。
「ひっ火が! ウギャアアアア!!!」
 炎に包まれた兵士が黒焦げになって倒れ伏す。
「この反乱分子ごときが好き放題に!」
「ぜってぇ許さね〜! 10秒時間を稼ぎやがれ〜!!」
 火炎放射兵が怒り狂って炎をばら撒き辺りを燃やし始め、その間に一体が放射器をチャージして威力を高める。
「チャージ式ですか。10秒も時間を与えません」
 わざわざ宣言してくれた敵に向け、和鏡子は車を突っ込ませる!
「あ? 待て! まだチャージが――アギャッ!!」
 救急車に轢かれて火炎放射兵が短い悲鳴を上げて動かなくなった。

「よし、場所を移す!」
 囲まれないようにヤーコブが指示を出し、路地を移動してゲリラ戦によって敵戦力を減らしていく。
「この調子なら兵士相手には被害を出さずに勝てそうです」
 和鏡子はレジスタンスを護りながら、炎を放って敵を退けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ネッド・アロナックス(サポート)
めずらしい そざいはある?
なければ じょうほうを しいれて かえろうかな!
(※セリフはひらがな+カタカナ+空白で話します)

探し物や調べ物は楽しくて得意だよ
"くらげほうき"や"ゆきソリ"で空を飛んだり泳いだりしてヒトや物も運ぶよ

戦闘はサポートに回ることが多いかな
手強い敵は基本隠れながら隙を作って逃げる!
"クリーピングコイン"で物をひっかけて飛ばしたり
"しろくじら"の歌で余所見をさせたりね

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し多少の怪我は厭わず積極的に行動します
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
また例え依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
あとはおまかせ
よろしくおねがいします!



「逃がすかよ〜!」
「囲め〜!! まとめて燃やしちまえ〜!」
 散開した火炎放射兵が逃げ道を塞ぐように現れ、暗闇の中から火炎放射器から炎を放つ。
「敵も散ってきた! 暗闇に潜んでいる敵に気を付けろ!」
 レジスタンスは慌てて後退し、銃撃を叩き込んで接近を抑える。

「こまってるようだね かくれるのはとくいだよ!」
 暗闇に紛れてネッド・アロナックス(ガムゴム人の冒険商人・f41694)がすっと現れ、逃げる手助けをしようと、真っ暗な闇に包まれた街を見渡す。
「にげみちをさがすよ」
 ネッドはユーベルコード『ジャスティス・ペイン』を発動し、敢えて何も見えない闇に進む不利な行動で身体能力を高め、研ぎ澄ました感覚で闇の中の音を拾う――。
「もうすぐこの道を来るぞ〜!」
「へへっ、焼き殺してやるぜ〜!!」
 闇の中から声が聞こえる。火炎放射兵が闇に隠れてレジスタンスが通るのを待っているのだ。
「こっちはだめだね むこうにいこう」
 ネッドが先頭を進むレジスタンスのリーダー「ヤーコブ」に声をかけた。
「わかった。道を変える! 続け!!」
 頷いたヤーコブがすぐに決断し、逃げ道を変えてさらに細い道へ入っていく。
「おい、来ねえぞ?」
「ああ? くそ、気付かれたか〜?」
 慌てて隠れていた火炎放射兵が出て、辺りを照らし誰も来ていないことに気付いて追いかけ始めた。
「おいかけてきてるね きをつけて」
「来るとわかってれば対処は出来る! そこの角で迎え撃つぞ!」
 ネッドが敵の接近に気付いて報せると、立ち止まったレジスタンスが隊列を組んで銃を構えた。
「どこに行きやがった〜?」
 火炎放射兵がライトを照らしたそこには、待ち構えるレジスタンスの姿がった。
「あ?」
「撃て!!」
 一斉射に兵達は蜂の巣になって倒れた。
「こっちこっち」
「行くぞ!」
 その場に止まらずレジスタンスはネッドに案内されてゲリラ戦を継続する――。

成功 🔵​🔵​🔴​

霧島・絶奈
◆心情
さあ、反攻の刻です
共に愉しみましょう
この『逢瀬』を

◆行動
【暗視】で闇を見通し、【聞き耳】を立て索敵

レジスタンス達と共同し【目立たない】様に敵を強襲

移動中は【罠使い】の技を活かし「魔法で敵を識別するサーメート」を複数設置
炎を鬻ぐのですから、自らもまた荼毘に付される覚悟はお持ちでしょう?

『暗キ獣』を使用
レジスタンスと共に【集団戦術】を行使し敵を鏖殺

…トピアスさん
裏切者の末路は悲惨なものです
だからこそ敵をもっと知るべきでしたね
皆で生き残る方が『その後』も生きやすい筈です

接敵したら【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復



「反乱分子がこっちに来るようだぜ〜!」
「待ち伏せして燃やしてやら〜!!」
 火炎放射兵が闇に紛れて通路の曲がり角で待ち構えていた。
「さあ、反攻の刻です。共に愉しみましょう。この『逢瀬』を」
 絶奈は暗視で敵の姿を薄っすらと闇の中に捉え、騒がしい音で動きを把握する。
「次の通路の角に敵が潜んでいるようです」
 その情報を先頭を進むレジスタンスのリーダー「ヤーコブ」に伝えた。
「わかった。おいっ手榴弾を」
 レジスタンスが離れた位置から手榴弾を曲がり角に向かって放り投げる。すると爆発が起こり悲鳴が聞こえた。
「ギャアアアアッ!!」
「いでぇええっ!!! 爆発しやがったっ!!!」
 燃料に引火し燃え上がった火炎放射兵が火達磨となって飛び出し、壁にぶつかり地面を転がる。
「撃て!!」
 そこへレジスタンスが容赦なく銃撃を浴びせて止めを刺した。
「ばれてやがる!」
「こうなったら突撃だ〜!」
 見つかった火炎放射兵が突進し炎を巻き散らす。
「後退する!」
 まともにやり合わず、すぐにレジスタンスが下がって違う路地へと入っていく。
「逃がすかよ〜!」
 それを追って火炎放射兵が駆け出す。だがその足が何かのスイッチを踏んだ。
「あ?」
 足元には絶奈が逃げながら仕掛けておいたサーメートがあった。爆発炎上して火炎放射兵が吹っ飛ぶ。
「炎を鬻ぐのですから、自らもまた荼毘に付される覚悟はお持ちでしょう?」
 絶奈は敵を罠に嵌めて微笑み、炎で周辺を照らした。

「か、勝ってる? それなら兵士を撃たないと……」
 裏切り者のトピアスが不安そうに震える手で銃を握る。だが兵士達も火炎放射で猛烈に迎撃し腰が引けてしまう。
「……トピアスさん。裏切者の末路は悲惨なものです。だからこそ敵をもっと知るべきでしたね」
 その背後から絶奈が話かけると、ビクッと肩を震わせた。
「皆で生き残る方が『その後』も生きやすい筈です」
 そう言って絶奈はユーベルコード『|暗キ獣《ソラト》』を発動し、召喚した屍の軍勢を敵兵にぶつけて数で押していく。
「死人が動いてる……こ、ここでやらなきゃ、もう後がないっ!!」
 自分もそうなるかもと怯え、覚悟を決めてトピアスは引金を引き敵兵を撃った。その様子を見てヤーコブが頷く。
「もう少しで勝てる! 一気に押し返すぞ!」
「「おおおおお!!!」」
 敵兵が少なくなると、レジスタンスは猟兵と共に攻勢に出て、前衛の屍兵が盾となり残った兵士達を撃破していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『感情喰らいのハイドラ』

POW   :    味付け
【各仮面の感情のこもった声や叫び】を披露した指定の全対象に【心が保てないほどの喜怒哀楽、どれかの】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
SPD   :    感情喰らい
自分の体を【霧状に周囲に霧散】させる攻撃で、近接範囲内の全員にダメージと【霧に触れた者の心を奪い、戦闘終了まで廃人】の状態異常を与える。
WIZ   :    調理
【無数の仮面】から、戦場全体に「敵味方を識別する【ことが出来なくなるほど心を搔き乱す瘴気】」を放ち、ダメージと【錯乱、または発狂】の状態異常を与える。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はフィーナ・ステラガーデンです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●殲滅大公
「そんなバカな。反乱分子なんかに……」
 最後の火炎放射兵が倒れてワルシャワ条約機構軍の主力が失われた。
「やったのか?」
「ああ、だがまだ全ての兵士が居なくなったわけではない。この闇が消えるまでは――」
 勝利を喜ぶ仲間に、リーダーのヤーコブが気を引き締めるように言おうとしたところで異変が起こる。
「なんだ? 闇が薄くなって……」
 闇が薄れ代わりに霧が広がり都市を包み込む。
「絶望せよ――」
「隣人を憎め――」
「怒りのままに拳を振るえ――」
 どこからともなく心に侵食するような声が響く。それに合わせてゲル状の物体が地面に広がってうねり、幾つも長い首が伸びあがると先端にさまざまな喜怒哀楽の表情を象った仮面をつける。
「なんだあれはっ!!」
「ひぃっ! 地獄が溢れたような化物だっ!!!」
 世界が違うような異形の怪物。それを見て勝利に勢いづいていたはずのレジスタンスが怯えて恐怖に身体を震わせた。
「全てに死を――」
「死に至る心を喰らわん――」
 ワルシャワ条約機構軍の最高戦力「殲滅大公」のひとり、人の心を弄び、喰らい、収集する『感情喰らいのハイドラ』が姿を現した――。

 圧倒的な力を持つ闇の種族に勝てるのは猟兵だけだ。レジスタンスを、この都市を護ろうと殲滅大公に戦いを挑む!
霧島・絶奈
◆心情
愉しみましょう
この『逢瀬』を

◆行動
戦場の狂騒も嫌いではありませんが…
強者では無い者を斃しても興醒めするだけです
…そういう機微を解さぬ貴方は、只々悪趣味なだけです

故にレジスタンスの皆様
安全地帯へ離脱して下さい

【罠使い】の技を活かし、レジスタンスの退路に「魔法で敵を識別するサーメート」を複数設置
己が愉悦の為、貴方はきっと追うでしょうから…
心を持たぬ道具故、瘴気も効きませんよ

『涅槃寂静』にて「死」属性の「暴風」を行使し【範囲攻撃】
自らの瘴気に巻かれるのはどんなお気持ちですか?

更に【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復



●闇を払う
「戦場の狂騒も嫌いではありませんが……強者では無い者を斃しても興醒めするだけです」
 絶奈は街中の住人を発狂させるように悪感情を呼び起こす『感情喰らいのハイドラ』に冷めた視線を向ける
「……そういう機微を解さぬ貴方は、只々悪趣味なだけです」
 ただ一方的に弱者を虐殺するだけの敵をこき下ろす。
「故に――レジスタンスの皆様。安全地帯へ離脱して下さい」
 絶奈は驚くレジスタンスに逃げるように指示を出す。
「あ、ああっ! おい! この場から逃げるぞ!」
「お、おおう!!!」
 我に返ったレジスタンス達が逃げ出していく。その後に絶奈は罠を仕掛けた。
「己が愉悦の為、貴方はきっと追うでしょうから……心を持たぬ道具故、瘴気も効きませんよ」
 敵の動きを予想してサーメートを幾つも設置していく。
「怯え、逃げ惑え――」
「追われる恐怖を味わえ――」
 白い仮面たちはその後を追う。だがサーメートが起爆して仮面を吹き飛ばしていった。
「狂え――」
「壊れてしまえ――」
 無数の仮面から心を搔き乱す瘴気が放たれる。
「壊れるのは何方でしょうか」
 絶奈はユーベルコード『|涅槃寂静《ヨクト》』を発動し、死を内包した黒き風を巻き起こし、暴風となって瘴気を押し戻した。
「狂狂狂狂狂くr――」
「aああああっもっと感情を――」
 狂ったように仮面が叫び始め、命を吸われるように仮面がぼろぼろになっていく。
「自らの瘴気に巻かれるのはどんなお気持ちですか?」
 微笑む絶奈は仮面に向けて黒剣と白槍を振り、衝撃波を飛ばして叩き割り、砕けて風に乗り塵となった。
「叫べ――」
「泣け――」
「絶望しろ――」
 仮面が次々と絶奈へと襲い掛かる。
「愉しみましょう。この『逢瀬』を」
 ここからは強者同士の戦いだと、絶奈は笑みを浮かべてふわりと浮かび、包み込もうとする瘴気を身体を球状に覆うオーラで防ぐと、衝撃波を叩きつけて仮面を叩き伏せていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

佐藤・和鏡子
殺意は悪感情に入るか分かりませんが、明確な殺意に裏打ちされた純粋な暴力が有効か試してみます。
上手く行けばこちらに向かってきてくれますから。
(どのみち動く物にはダッシュで一気に距離を詰めて無差別に攻撃しますが)
具体的には惨殺のユーベルコードで出力を最大にし、重量攻撃と捨て身の一撃でさらに威力を上乗せした状態の消防斧で斬りかかります。
レジスタンスには事前に動く物は全て無差別で攻撃目標になるから絶対に近づかないように警告します。
排除サブルーチン起動。危険です。退避してください。
……kill.töten.tuer.uccisione.matar.убить.죽이다.杀…殺す。



「アハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」
 白い仮面が突然笑い出し、その狂ったような声が周囲の人々にも伝播して無理矢理笑わせる。
「あ、あは? アハハッ、なんで笑って……ゥアハハッ!」
「ひひっあーひゃっひゃっひゃ!! なん、止めヒャーハハハ!!!!」
 人々が笑いたくもないのに笑い続け、身体と心に負荷が掛かっていく。

「殺意は悪感情に入るか分かりませんが、明確な殺意に裏打ちされた純粋な暴力が有効か試してみます。上手く行けばこちらに向かってきてくれますから」
 和鏡子は殺意を向けることで、敵の注意を一般人からこちらに向けさせようと考えた。
(どのみち動く物にはダッシュで一気に距離を詰めて無差別に攻撃しますが)
 無差別攻撃に移る前に周囲にレジスタンスに強く警告する。
「これから動く物は全て無差別で攻撃目標になる攻撃を行います。絶対に私に近付かないでください!」
「わ、わかった! 距離を取るぞ!」
 レジスタンスが離れるのを確認してから和鏡子はユーベルコード『|惨殺《キルムーブ》』を発動する。
「では始めます。排除サブルーチン起動。危険です。退避してください……kill.töten.tuer.uccisione.matar.убить.죽이다.杀……殺す」
 最大出力で殺意を漲らせると、それに反応して仮面が近づいてくる。そこへ飛び掛かり、消防斧を叩き込んで真っ二つにゲル状の身体ごと斬り裂いた。
「殺意――」
「殺せ殺せ殺せ――」
「殺戮せよ――」
 一部分が殺されても構いなく、悪感情を喰らおうと感情喰らいのハイドラの仮面がさらに感情を煽る。すると和鏡子はさらに猛って斧を振り回し、周囲の建物や大地ごと次々と仮面を粉砕していった。
「凄いことになってる……!」
「絶対に向こうには近づくな!」
 建物が崩れ和鏡子らしき人影が飛び回るのを窓から見て、レジスタンスは息を殺すように離れた建物に隠れ潜んだ。
「殺す………殺す……殺す…殺す殺す殺す」
 和鏡子は淡々と作業のようにハイドラの身体を刻みバラバラにして減らしていった。
「危険――」
「力が失われる――」
 その危険性を感じ取ったハイドラは仮面を引かせようとするが、その動きが和鏡子を刺激し、暴風のように斧が振り回されて仮面が粉砕されていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、可能なら末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。

正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。

基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」



「にゃ! なんかよくわからにゃいけど、街がピンチみたいにゃ!!」
 手伝おうと街に現れたアイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)が、闇の種族に支配されている街を見て驚く。
「狂え――」
「叫べ――」
「恐怖しろ――」
 感情喰らいのハイドラの仮面たちが瘴気を放ち、人々の心を蝕み湧き上がる悪感情を愉しむように弄ぶ。
「ひぃっ! 助けてくれ!!」
「人が襲われてるにゃ! 気持ち悪い仮面にゃんか壊してやるにゃ!!」
 そこへアイクルが駆けつけ、ユーベルコード『|全力拒否《オマエノソレハムチャクチャキニイラナイ》』を発動する。
「ぶっ殺おおおおおおす! ●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
 放送禁止用語を叫びながら、魂を込めた全力の拳で殴りつけて瘴気を消し飛ばした!
「その不気味な仮面も殴ってやるにゃ!!」
 その勢いのままアイクルは仮面も殴って粉砕した。
「敵――」
「抗う者――」
「狂わせろ――」
 周囲に次々と仮面が現れ、呪詛のように瘴気を放つ。
「うるさいにゃ!! そんな臭い息を吐いたらめーわくにゃ!!!」
 アイクルは拳を連打して瘴気を払い、突っ込んで仮面をぶち破る。しかし仮面はすぐに補充され、やがて瘴気がアイクルに届く。
「にゃ!? うぅ、気分が悪いにゃ……」
 心乱されたアイクルが、ふにゃーとテンションを下げていく。
「こっちだ!」
「ふにゃー……」
 建物に隠れているレジスタンスが呼びかけるとアイクルはひとまず瘴気から逃れようと飛び込んだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ルク・フッシー
ひいい…嫌あ…(誰よりも怯えている)
うう…こんなんじゃ、逆に狙われるって、わかってる、けど…
でも、狙われるから、誰よりも、戦わないと…!

誰よりも眼前の敵を恐れているからこそ、その恐怖の感情は強固。だから簡単には|震えない《・・・・》
それ故に「この恐怖を誰かが味わうのはいやだ」という想いが、無意識の勇気を育てる
だから恐怖したまま立ち向かう

怖い…負けそう…全力でやっても、死ぬだけかも…そういう気持ちが溢れてるけど
だからこそ、戦うんです…

とにかく魔力を、ありったけを筆に詰め込み、そして叩きつけます
金と銀の、星月夜の輝きを。宵闇を貫く光を。

ボクの魔法よ、温かな星であれ。
流星…描画!



「ひぃあぁああああアアアあああっ!!」
 白い仮面が叫び声を上げ、恐怖の感情を周囲に与える。
「うぅうああああっ!!」
「やめてくれぇ! 助けてぇ!!」
 人々は顔を引きつらせ恐怖して頭を抱えて蹲ってしまった。

「ひいい……嫌あ……」
 そんな中、ルクは誰よりも怯えて青ざめていた。
「うう……こんなんじゃ、逆に狙われるって、わかってる、けど……」
 悪夢が現実になったような光景が広がり、恐怖するルクの元へと禍々しい白い仮面が近づいてくる。
「でも、狙われるから、誰よりも、戦わないと……!」
 誰よりも眼前の敵を恐れているからこそ、その恐怖の感情は強固であり。簡単には|震えない《・・・・》。
 それ故に「この恐怖を誰かが味わうのはいやだ」という想いが、無意識の勇気を育て、恐怖したまま立ち向かう力を湧き上がらせていた。
「いぎゃああああああアアッ!!!!」
 目の前で白い仮面が叫ぶ。恐怖が心を染めようとするがそれに抗ってルクは仮面を見返す。
「怖い……負けそう……全力でやっても、死ぬだけかも……そういう気持ちが溢れてるけど。だからこそ、戦うんです……」
 手に馴染む絵筆にありったけの魔力と想いを詰め込み、ユーベルコード『|流星描画《ミーティア・ドロー》』を発動する。
「ボクの魔法よ、温かな星であれ。流星……描画!」
 金と銀の、星月夜の輝きが筆に宿り――一振りすると宵闇を貫く光が放たれ、直撃した仮面をゲル状の身体ごと消し飛ばした!
「恐怖が消え――」
「光が――闇を照らし――」
 身体に繋がる仮面たちが表情を失って消えていった。
 猟兵の反攻によるダメージが蓄積し、とうとうハイドラはその存在を維持できなくなり消滅していく……。
「闇が消えるっ!」
「ああ、温かい光だ……」
 恐怖していた人々がその光を見上げて正気に戻る。
「ボクの魔法は……みんなを、どんな深い闇の中でも照らすよ……」
 光が消えると街を囲んでいた血管のような樹が消え去り、|閉鎖都市《ザトー》が解放された……。

「終わったのか……あの不気味な仮面が消えているぞ!」
「封鎖も解かれている!」
 レジスタンスが姿を見せ、喜び合って笑顔を見せる。
「ありがとう。あんたたちのお蔭で助かった。あんたらこそ真のレジスタンスだ!」
 リーダーのヤーコブが猟兵に感謝を伝えその活躍を称える。
「お、俺、これからは仲間の為に、戦うよっ」
 裏切り者だったトピアスが、魔法の光に希望を見たように目を輝かせていた。
「恐怖を乗り越えたら……そこには、希望があるんです……!」
 そんな人々を見て、ルクはようやく緊張が解けて笑顔を見せた。
 ワルシャワ条約機構の邪悪な企みを阻止することに成功し、レジスタンスと共に猟兵達は勝利を喜んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年03月07日


挿絵イラスト