バトル・オブ・オリンピア⑲〜未完成の無敵のオブリビオン
●5thKING『勇者リリリリ?』
「フォーミュラ増殖、四次元殺法、無制限世界移動、アルカディア・エフェクト、暗黒星雲、五輪書、二天一流、時間遡行……新生フィールド・オブ・ナインは常軌を逸した軍団だった。計画通りなら、私は奴等の『KING宝珠』を作るだけで、無敵のオブリビオンになれた筈だ。
なのに何故、こうも思い通りにならぬ!?」
5thKINGの体を乗っ取った1stKING『魔王ガチデビル』が頭を抱える。
「運と実力が足りなかったんじゃないの〜?
……………………あれ? あれれれれ???
な〜んか取り戻してきたかも! 自我取り戻してきたかも!
ほれこのように剣を振ることもできます(ぶんぶん)」
堕天使の勇者リリリリの意思が表に出てくると剣を素振りし始めた。
「やめろ、頼む、これ以上面倒事を増やすな……!
もう……私の許容範囲は……限界なんだ!!!」
魔王ガチデビルは頭痛が痛いと、もう考えるのが嫌になっていた……。
●グリモアベース
「かつてデビルキングワールドの『5thKING』として君臨していた堕天使の勇者……その肉体に貼り付いて乗っ取ることで『7th KING WAR』を生き延びた、『魔王ガチデビル』を討つ時が来た」
バルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)は元凶である魔王ガチデビルとの戦いを告げる。
「「倒した相手をダーク化させる」というダークリーガー達の能力に目を付け、彼らを『悪魔契約書』で他世界にバラ撒くことで多数の世界を侵略しようと企んでいたようだ。だがダークリーガー達はスポーツで勝つ事以外に興味がない。計画が狂い、仕方なく単身で猟兵に戦闘を挑んで来るようだ」
ガチの戦いによって何とか行き詰った状況を打破しようとしている。
「リリリリ(ガチデビル)は7つある「未完成KING宝珠」をひとつ取り出し、それによって有利な効果を得る能力を持っている。そして強化された状態で先制攻撃をしてくる。まずはこれに対処せねばならん」
宝珠の一つで強化された状態でユーベルコードによる先制攻撃を仕掛けてくる強敵だ。
「『5thKING』であるリリリリ自身も強敵だが、宝珠によってさらに強化されれば手に負えん。しかし一定時間ごとに発生する「リリリリが洗脳解除されているタイミング」もしくは「未完成KING宝珠に一定のダメージを与えた後」は、未完成KING宝珠が猟兵の味方となる。そうすれば相手の能力が下がり、こちらの能力が上がることになり一気に逆転できるだろう。上手く宝珠を利用して勝利を掴み取れ!」
宝珠をいかに利用できるかが勝利のカギとなる。
「もしガチデビルがこの戦いを生き残れば、またどこかで新たな騒動を起こすだろう。未来に災いの芽を残すことは阻止したい」
しぶとく生き残れば諦めずにまた違う場所で世界を狙う可能性が高い。
「もう戦いは残り僅かだ。諸君も限界が近いだろうが、ここが踏ん張りどころだ。魔王ガチデビルを討つべく全力でガチバトルを勝利せよ!」
バルモアは連戦連戦に疲労している猟兵達を見渡し、まだその目に闘志が宿っているのを見て戦場へと送り出した。
天木一
こんにちは天木一です。
『勇者リリリリ』を乗っ取った『魔王ガチデビル』との戦いです!
勇者リリリリは宝珠を一つ使用してユーベルコードによる先制攻撃をしてきます。
・『Mr.ホームラン』の未完成宝珠:所有者に従う「ダークリーガー軍団」が出現する。
・『デスリング総統』の未完成宝珠:所有者が素手で掴んだ部位を破壊する。
・『キャンピーくん』の未完成宝珠:所有者はおいしいコーヒーを出せる。
・『ウィリアム・ローグ』の未完成宝珠:所有者は虚空の翼を纏い、高速飛行能力を得る。
・『エル・ティグレ』の未完成宝珠:所有者は通常のユーベルコードに「暗黒星雲」を付与できるようになる。命中精度アップ・継続ダメージ追加。
・『宮本・武蔵』の未完成宝珠:宝珠が「命中した部位を切断する能力」を得る。所有者は意志力で宝珠を自在に操作できる。
・『時宮・朱鷺子』の未完成宝珠:所有者は、敵ユーベルコードへの反撃率が2倍になる。
どの宝珠に対処するかを選らんでください。
敵の先制攻撃に対処する/「未完成KING宝珠」を味方にするとプレイングボーナスを得られます。
複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
プレイングの締め切り日などは決まり次第タグにて。
それでは元凶である『魔王ガチデビル』が操る『勇者リリリリ』を打ち破りましょう!
第1章 ボス戦
『勇者リリリリ』
|
POW : 5thKINGブレイド
霊力を帯びた【斬霊刀 】で斬る。対象にこの斬撃を防ぐ装備や能力があれば、全て無効化し、更に威力を増大する。
SPD : 堕天シールド(ガチデビル形態)
【宝珠のついた盾 】から、斬撃・投擲・盾受けに使える【小さなガチデビルの顔がついた空飛ぶ小型盾】を具現化する。威力を減らせばレベル×1個まで具現化可能。
WIZ : 大罪魔法「六つの大罪」
戦場全体に【大罪を司る無数の祭壇 】を発生させる。レベル分後まで、敵は【祭壇より現れる『六大罪獣』】の攻撃を、味方は【祭壇より放たれる『闇色の炎』】の回復を受け続ける。
イラスト:hoi
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
トンチキスポーツとシリアスな邪悪じゃぁそりゃ相性悪いわよね。残念だけど|ガチな邪悪《シリアス》はトンチキに飲まれる運命なのよね。
というわけで、|本日の特別ゲスト、キャンピーくんです。《高速詠唱早業先制攻撃召喚術》Mr.との決戦の補充メンバー探してウロチョロしてるとこを確保したわ、この後ダッシュで戻りますあーいそがしいそがし。
|戦闘行為禁止のキャンピーくんのキャンプ場では『六大罪獣』とて愛玩動物も同然ね。《禁呪封印術、多重詠唱拠点構築キャンプ宴会お茶会結界術》
リリリリさんが洗脳解除したら私もどこでもキャンプを展開するわ。ガッチーを|脳破壊《部位破壊》よー
●ガチバトル?
「トンチキスポーツとシリアスな邪悪じゃぁそりゃ相性悪いわよね。残念だけど|ガチな邪悪《シリアス》はトンチキに飲まれる運命なのよね」
アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)は困惑している魔王ガチデビルこと勇者リリリリの前に立った。
「というわけで、|本日の特別ゲスト、キャンピーくんです。《高速詠唱早業先制攻撃召喚術》Mr.との決戦の補充メンバー探してウロチョロしてるとこを確保したわ、この後ダッシュで戻りますあーいそがしいそがし」
そう言ってキャンピーくんをぽいっと放りだす。
「キャンピーくんだと!? お、落ち着け……この程度の事態、落ち着けば乗り越えられる……」
さらに魔王ガチデビルが困惑し、心落ち着かせようと『キャンピーくん』の未完成宝珠からおいしいコーヒーを取り出して飲む。
「あちっ!」
だが魔王ガチデビルは火傷するような熱さに逆に慌てた。
「|戦闘行為禁止のキャンピーくんのキャンプ場では『六大罪獣』とて愛玩動物も同然ね。《禁呪封印術、多重詠唱拠点構築キャンプ宴会お茶会結界術》」
「そんな反則技を!!」
アリスは笑みを浮かべ、余裕の態度を見せると魔王ガチデビルが怒って大罪を司る無数の祭壇から六大罪獣を召喚するが、その攻撃はじゃれ合うような効果したもたらさない。
「可愛い子たちですね〜」
するとリリリリの意識が戻り六大罪獣の動きが止まる。
「リリリリさんが洗脳解除したら私もどこでもキャンプを展開するわ。ガッチーを|脳破壊《部位破壊》よー」
チャンスとアリスはユーベルコード『どこでもキャンプ』を発動し、キャンピーくんの力を借りてこの一帯をキャンプ地とする。
「キャンプ場になった? もう好きにしてくれ……」
ガチバトルの戦場が平和なキャンプ場に変えられ、魔王ガチデビルの戦意が大幅にダウンして精神を削られた……。
大成功
🔵🔵🔵
ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
可能なら他の猟兵と協力するわね。
私は『Mr.ホームラン』の未完成宝珠を相手にするわね。
敵数は増えるみたいだけど、同じ戦場にいるなら関係ないわね。
発煙筒、煙玉…とにかく相手の視界を封じつつ[迷彩]服で[目立たない]ように隠れるところから開始。
そして素早く弓矢を構えて空へ矢を撃ち放つ。
「降り注げ、友に癒しを、敵には滅びを!」
ユーベルコード【ヤヌスの矢】を発動して戦場全体への魔法の矢の雨のプレゼント。
こちらが気づかれる前に敵全てを掃射してあげるわ。
西条・霧華
「魔王ガチデビル、世を滅ぼさんとするあなたを止めます」
それが私の…守護者の【覚悟】です
宝珠は『エル・ティグレ』さんみたいですね
先制攻撃を含む敵の攻撃は高めた【集中力】と【視力】を以て【見切り】、【残像】と【フェイント】を交え回避
斬撃を防ぐわけではないので威力は増さない筈です
避け切れなかった時も【覚悟】を以て受け止めて見せます
何れの場合も【カウンター】を狙います
纏う【残像】と【フェイント】で眩惑しつつ【居合】と【斬撃波】で宝珠を攻撃
宝珠を味方にしたら【破魔】と【鎧砕き】の力を籠めた[籠釣瓶妙法村正]にて『君影之華』
斬るのはガチデビルという悪意です
支配が弱まれば勇者リリリリさんも動き易くなる筈です
「もうペースを惑わされんぞ!!」
勇者リリリリこと魔王ガチデビルがなんとかやる気を取り戻す。
「魔王ガチデビル、世を滅ぼさんとするあなたを止めます」
西条・霧華(幻想のリナリア・f03198)が魔王ガチデビルの前に立つ。
「それが私の……守護者の【覚悟】です」
この世界を護ってみせると、強い決意を胸に戦いを挑む。
「何もさせずに殺してやる!!」
『エル・ティグレ』の未完成宝珠を使い斬霊刀に「暗黒星雲」を付与し、大上段に構えた。
「宝珠は『エル・ティグレ』さんみたいですね」
それを見て霧華は身構え、集中力を高めて相手に一挙手一投足を見逃さない。
「ぶった斬る!!」
翼を羽ばたかせて接近すると霊力を帯びた刃を振り下ろす。
(避けてみせます――)
霧華は横に移動して初撃を避け、続く下からの切り上げを仰け反って躱す。フェイントで右に避けると見せかけて後退し、残像を残すことで敵を惑わしさらなる連撃を空振りさせた。
(斬撃を防ぐわけではないので威力は増さない筈です)
躱していけばこれ以上の攻撃は来ないと、霧華は集中力を維持して動きを見切り、カウンターを狙う。
「斬るのはガチデビルという悪意――」
ユーベルコード『|君影之華《コンヴァラリア》』を発動し、【籠釣瓶妙法村正】を居合抜刀術で抜き打つ。魔を断つ一撃は肉体を傷つけずに悪意だけを斬り裂く!
「支配が弱まれば勇者リリリリさんも動き易くなる筈です」
「ぐぅああああっ!!」
魔王ガチデビルが悲鳴を上げると、勇者リリリリの意識が戻る。
「あ! ちょっと動けるかも!!」
勇者リリリリがブンブンと剣を振り回す。
「やめろぉおおおお!!!」
魔王ガチデビルが叫んでなんとか事態を収拾しようと悪意を高め未完成宝珠を取り出す。
「未完成宝珠を上手く使う必要があるみたいね」
ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)は宝珠の力を使う魔王ガチデビルの前に出る。
「私は『Mr.ホームラン』の未完成宝珠を相手にするわね。敵数は増えるみたいだけど、同じ戦場にいるなら関係ないわね」
「次の猟兵が来たか! ならば数で押す!!」
魔王ガチデビルが未完成宝珠の力でダークリーガー軍団を召喚する。そして猟兵の力を警戒するように宝珠のついた盾を構え、小さなガチデビルの顔がついた空飛ぶ小型盾を無数に浮かべた。
「まずは相手の視界を封じるわ」
ヴィオレッタは発煙筒と煙玉をばら撒いもくもくと広がる煙で視界を封じつつ、迷彩服で目立たないように隠れる。
「隠れたって無駄だぁ!」
「すぐに見つけてやるぜぇ!」
ダークリーガー軍団が怒鳴って威嚇しながら辺りを探す。
「猟兵を探せ!!」
さらには魔王ガチデビルが小型盾を飛ばす。だがそれは煙の中でダークリーガー軍団にぶつかって吹っ飛ばした。
「あぎゃっ!!」
「いでぇ!!」
「ええい! お前らは邪魔しに来たのか!!」
魔王ガチデビルらが漫才のような真似をしている間に、ヴィオレッタが空に向けて矢を放つ!
「降り注げ、友に癒しを、敵には滅びを!」
ユーベルコード『|【ヤヌスの矢】《アロー・オブ・デュアルフェイス》』を発動し、戦場全体へ魔法の矢の雨をプレゼントする。
「うわあああっ!!」
「矢が雨のように降って来やがる!!」
バタバタとダークリーガー軍団が倒れていく。そして魔王ガチデビルにも降り注ぐ。
「クソッ! 役立たずどもめ!」
魔王ガチデビルは悪態を吐きながらも盾で防いでヴィオレッタの位置を探る。
「そろそろ選手交代で!!」
「うるさい! 出てくるな!!!」
魔王ガチデビルは勇者リリリリの意識が出て来るのを押さえ込む。
「この調子で悪意を削っていきましょう」
その隙に霧華は煙幕に紛れて縮地法で接近し、抜き打って魔王ガチデビルの悪意を断つ。
「ぐぅっ!! 鬱陶しい! バラバラに切り裂いてやる!!」
魔王ガチデビルが反撃に無数の小型盾を放つ。
「小型盾も全て掃射してあげるわ」
そこへヴィオレッタが魔法の矢の雨を降らせ、小型盾を次々と撃墜していった。
「私の盾が!!」
「切り裂かれるのはあなたの方です」
霧華が刀を一閃し、|魔王ガチデビル《悪意》を深く切り裂いた。
「グガアアアアアアッ!!!!」
己の存在が揺らぐようなダメージに魔王ガチデビルはよろめき、飛び下がって距離を取った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
霧島・絶奈
◆心情
所詮は借り物の力ですね
まあ、己の能力を活かす立ち回りはしていますか…
そう言う意味では、与えられただけの私よりは上等かもしれません
似た者同士、愉しみましょう
この『逢瀬』を
◆行動
『Mr.ホームラン』の宝珠と大罪魔法のシナジーは凶悪ですね
とは言え、対抗手段が無い訳ではありません
先制攻撃対策に【各種耐性】を【限界突破】する程高めた【オーラ防御】を展開
負傷を軽減しつつ【生命力吸収】で回復し、彼我の回復を拮抗
敵が多い程私の回復量が増えますから、差引は私の方が有利でしょうか?
つまり軍団は、制御がどちらに在ったとしても私を利する存在と言う訳です
尤も数が多いだけでは役不足です
【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】
更に【罠使い】として持ち込んだ複数の「魔法で敵を識別するサーモバリック爆薬」を【衝撃波】に乗せて投射
範囲攻撃で敵勢を攻撃しつつ宝珠を巻き込む事で味方となる機会も増える事でしょう
さて、反撃と行きましょう
<真の姿を開放>
『涅槃寂静』にて「死」属性の「極超新星」を行使し【範囲攻撃】
「所詮は借り物の力ですね。まあ、己の能力を活かす立ち回りはしていますか……そう言う意味では、与えられただけの私よりは上等かもしれません」
霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は自身と似ている部分もあると、魔王ガチデビルと比較する。
「似た者同士、愉しみましょう。この『逢瀬』を」
戦いを前に笑みを浮かべて敵の前に踏み出す。
「ダークリーガーよ! 猟兵を近づかせるな!!」
魔王ガチデビルが『Mr.ホームラン』の未完成宝珠を使いダークリーガー軍団を召喚した。
「燃えろ!!」
そして大罪を司る無数の祭壇を発生させ六大罪獣を召喚し味方を闇色の炎で回復させる。
「『Mr.ホームラン』の宝珠と大罪魔法のシナジーは凶悪ですね。とは言え、対抗手段が無い訳ではありません」
六大罪獣が絶奈に襲い掛かると、限界を超えた出力でオーラを展開して攻撃を受け止める。
「おらぁああ!!」
そこへダークリーガー軍団も加わり、それぞれの得物で攻撃し、オーラを砕くと六大罪獣が腕を一振りして下がる絶奈を爪で斬りつける。
「あんだ? 力が抜けるような?」
だが絶奈はダークリーガー軍団の生命力を吸い上げてダメージを回復し、ダークリーガーの生命力は闇色の炎によって回復して拮抗する。
「敵が多い程私の回復量が増えますから、差引は私の方が有利でしょうか? つまり軍団は、制御がどちらに在ったとしても私を利する存在と言う訳です」
サーモバリック爆薬を衝撃波に乗せて投射し、範囲攻撃でまとめて敵を薙ぎ払う。そこに宝珠も巻き込んでその支配権を奪いダークリーガー軍団を味方へと変えていった。
「勇者だか魔王だか知らねぇが! ぶっ飛ばしてやる!!」
「馬鹿な!! 薙ぎ払え!!」
ダークリーガー軍団が魔王ガチデビルに襲い掛かると、六大罪獣が迎撃して吹き飛ばした。
「尤も数が多いだけでは役不足です。さて、反撃と行きましょう」
その間に絶奈が真の姿を開放し、神の姿となって圧倒的な力を宿す。溢れ出る神気が世界にへと干渉し、ユーベルコード『|涅槃寂静《ヨクト》』を発動する。
「なんだ、鳥肌が!?」
ぞくぞくと広がる悪寒に魔王ガチデビルの体が震え、空が歪み死に満ちた極超新星が生み出された!
「馬鹿な!!!」
「ダークリーガー軍団も何もかもを飲み込んでしまいましょう」
絶奈が空に伸ばした手を振り下ろす。すると極超新星が広がり魔王ガチデビルとダークリーガー軍団を爆発的なエネルギーが包み込んだ。
「ぬぐぅううおおおおおおおおっ!!!!!」
「「うわあああああああっ!!!!」」
魔王ガチデビルは耐えようとするが、ダークリーガー軍団は飲み込まれてあっという間に吹っ飛んでいった。
「流石は1stKINGですね。ですが此れで終わりではありません」
絶奈が衝撃波を浴びせて魔王ガチデビルの体をよろめかせた。
「あれ? あれれれれ??? もしかして大ピンチ?」
「やめろ!!! こんな状況で出て来るなああああああああああああ!!!」
勇者リリリリが意識が表に出ると力が抜けた体が極超新星に呑み込まれ、魔王ガチデビルが絶叫して空へと打ち上げられ、星のように輝いて消えた。
「此れでバトル・オブ・オリンピアは終幕としましょう」
絶奈は空を見上げ、嵐が過ぎ去ると雲一つない清々しい晴天になったと微笑んだ……。
魔王ガチデビルの野望を阻止し、数々の|ダークリーガー《ライバル》を打ち破った猟兵の勝利で、バトル・オブ・オリンピアは華々しく終了した。
大成功
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