バトル・オブ・オリンピア⑬〜これこそが至高のプロレス!
●プロレスリング
「グロロロロ、強い、強いな猟兵共よ!!」
リングの上で復活したプロレス・フォーミュラ『デスリング総統』 がマイクを手に呼びかける。
「ワガハイの相手に相応しい強敵手と認めよう!! ならばこそ! 貴様らを打ち砕き『プロレスによる世界征服』を成し遂げてみせる!!!」
ピンチの時こそ大逆転のチャンスと、デスリング総統はまだ諦めずに闘志を燃え上がらせる!
「貴様らの技は覚えた。プロレスラーは攻撃を食らうほど強くなるのだ!! さあ、何度でもかかってくるがいい! グロロロロロロロロ……!!!」
デスリング総統は何度でも攻撃を受け止め、最後には勝利してみせると拳を突き上げた!!
●グリモアベース
「『新生フィールド・オブ・ナイン』であるデスリング総統との決戦がバトリンピア遺跡で続いている」
バルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)がデスリング総統との激闘が繰り広げられていることを伝える。
「自信のプロレスに絶対的な自信を持ち、ユーベルコードだろうと攻撃を受けきってから四次元殺法で「攻撃を喰らった者を骸の海に放り出す」という恐ろしい反撃を行うようだ」
フォーミュラというだけあり、恐ろしい能力を持っている。食らえば一発退場となってしまう。
「殺し合いでも死なないほど頑丈だが、倒されれば潔く敗北を認めるだろう。幾つもの戦場で倒し続ければ猟兵の下に就くことも認めるだろう」
死なない程タフだが、負けを認める度量はある。
「プロレス・フォーミュラであるデスリング総統に負けを認めさせ、真の意味で勝利する為にはやはり「プロレス勝負」が必要だろう」
プロレスという相手の土俵で勝利することが真の勝利と言えるだろう。
「戦いの舞台となるバトリンピア遺跡には特殊な変形機構を持つプロレスリングが現れている。そこにはプロレスで使われるあらゆる凶器とギミックがランダムで現れるようだ。全ての試合を再現できるような集大成のリングということだな」
プロレスには反則技もまた試合を魅せるものとして登場する。プロレスには普通のスポーツと違いそういったおおらかさがあり、それが魅力でもある。
「プロレスという相手の得意とする戦いではあるが、数多の戦いを勝ち抜いてきた諸君ならば問題はないだろう。デスリング総統に敗北を納得させる、そんな至高のプロレスを興行せよ!」
バルモアが気合を入れるように檄を飛ばし、猟兵達はプロレスをしにリングに向かう――。
天木一
こんにちは天木一です。
プロレス・フォーミュラ『デスリング総統』とのプロレス試合です!
デスリング総統は必ず猟兵からの攻撃を先に受け止めます。
リングには変形ギミックがあり、プロレスにあるあらゆる状況を再現します。ロープに電流が流れたり、金網に囲まれたり、パイプ椅子やバットに蛍光灯といった凶器といった感じで、その時々で現れるギミックが変化します。
プロレス技でデスリング総統を上回る/リングのギミックを利用し、華麗な試合をするとプレイングボーナスを得られます。
複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページかタグにて。
ダークレスラーのトップであるデスリング総統を、プロレスで打ち破りましょう!
第1章 ボス戦
『デスリング総統』
|
POW : デスリングスープレックス
掴んだ対象を【四次元】属性の【骸の海送りのデスリングスープレックス】で投げ飛ばす。敵の攻撃時等、いかなる状態でも掴めば発動可能。
SPD : デスリングスイング
自身の【四本腕で相手の体を掴んで】から極大威力の【骸の海送りのジャイアントスイング】を放つ。使用後は【マイクパフォーマンス】状態となり、一定時間行動できない。
WIZ : デスリングラリアット
【四本腕を伸ばしての高速回転】からレベルmまでの直線上に「神殺しの【骸の海送りの四次元竜巻】」を放つ。自身よりレベルが高い敵には2倍ダメージ。
イラスト:雲間陽子
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
キャッチ・アズ・キャッチ・キャンなグラウンドレスリングを仕掛けましょう。無論、ただのサブミッションなら通用はしないだろう。だが、量子的可能性からの同時攻撃であればどうか?
|四本腕と両足を同時に極めて封じることも不可能ではないでしょう《多重詠唱禁呪封印術》。
まぁ、スープレックスで骸の海送りにされても|量子的可能性から送られなかった可能性へ収斂《継戦能力》させればまだ戦える。量子的に重なるレベル人の自身の可能性はそのまま残機にもなるのだ。まぁ、投げられた分可能性は減っていくけど。
技を食らってカウント内にリングインはプロレス的にきっと盛り上がるでしょう。
●至高のプロレスを!
「グロロロロロロ!!!」
可変するリングの上でデスリング総統がマイクを手に咆える。
「ワガハイは何度でも立ち上がる! そこにリングがある限り!! さあ、猟兵よ! 何度でもかかってくるがいい!!」
復活したデスリング総統は挑戦者を求めて声を上げた!
「キャッチ・アズ・キャッチ・キャンなグラウンドレスリングを仕掛けましょう。無論、ただのサブミッションなら通用はしないだろう。だが、量子的可能性からの同時攻撃であればどうか?」
アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)はプロレスの源流であるサブミッションを仕掛けることにする。
「|四本腕と両足を同時に極めて封じることも不可能ではないでしょう《多重詠唱禁呪封印術》」
ユーベルコード『|多重結界術『遍在性不可思議群体収斂相』《ワンダーワンマンアーミー》』を発動し、量子的に重なる自身の可能性からの同時攻撃を行い、最良の結果に収斂して敵の腕を掴み飛び掛かって相手を倒し、腕ひしぎ十字固めを極めた。
「ぬぅっ!!」
腕一本の関節を極められたデスリング総統は苦痛に顔を歪めるが、サブミッションを極められたままゆっくりと立ち上がり、アリスの身体を持ち上げる。
「冴えた動きだが、この程度ではワガハイをギブアップなどさせられぬ!!」
引き剥がすと背後に回りデスリングスープレックスを決めて次元を曲げて骸の海へとアリスを投げ飛ばした。
「グロロロ! さらばだ!!」
勝ったとデスリング総統が拳を上げる。だがその背後にまるで何もなかったようにアリスが立っていた。
「まぁ、スープレックスで骸の海送りにされても|量子的可能性から送られなかった可能性へ収斂《継戦能力》させればまだ戦える。量子的に重なるレベル人の自身の可能性はそのまま残機にもなるのだ」
後ろから飛び掛かると引き倒してスリーパーホールドに持ち込む。
「なにぃっ!? もう戻って来たというのか!!」
デスリング総統が強引に引き剥がして骸の海へと投げ飛ばす。
「まぁ、投げられた分可能性は減っていくけど」
だがすぐに新たなアリスが現れてまた違うサブミッションを仕掛けた。
「何度でも投げ飛ばしてくれるわ!!」
(技を食らってカウント内にリングインはプロレス的にきっと盛り上がるでしょう)
延々と技を掛けては投げられるを繰り返し、デスリング総統の体力を奪っていった……。
大成功
🔵🔵🔵
川村・育代
マジカル・チェンジでピンク色の魔法少女に変身して試合に挑むわ。
プロレスならテレビでよく見てたから。
身の軽さを駆使して見かけだけ派手なアクロバティックな攻撃を仕掛けてあえてデスリングスイングを誘ってジャイアントスイングで飛ばされた反動を生かしてドロップキック(人間ロケットならぬマジカル・ロケット)を食らわせるわ。(カウンターと呪殺弾を応用してあたし自身をロケット弾のように弾丸に変えるわ)
こちらも相手の攻撃は全て受けてさらにそれ以上の技を返す。
プロレススタイルで勝負するわね。
『これがプリンセス・フォーチュン(リングネーム)のマジカル・ロケットよ!!』
「はぁふぅ……グロロロ、時間が掛かったがワガハイはまだまだ戦えるぞ!!」
持久戦に疲労しながらも、深呼吸一つでやる気を漲らせたデスリング総統が呼びかける。
「次はあたしが相手するわ! マジカル・チェンジ!!」
川村・育代(模範的児童・f28016)がユーベルコード『|変身《マジカル・チェンジ》』を発動し、光を纏いピンク色の魔法少女に変身するとリングの上に飛び込む。
「プリンセス・フォーチュン参上!!」
リングネームを名乗り、ポーズを決めて魔法少女らしく登場する!
「ほう、どのような技を使うのか楽しみだ!!」
デスリング総統は堂々とその身で攻撃を受け止めてみせると両腕を広げ微動だにしない。
「プロレスならテレビでよく見てたから、それをまねしていくわ!」
身の軽さを駆使してリングを走り回り、ロープの反動を使って側転やバク転と派手でアクロバティックな動きから蹴りやチョップを放っていく。
「なんだ? 軽い、軽すぎる!! 見た目の派手さだけではプロレスラーは倒せんぞ!! 真のレスラーの技を見せてやろう!!」
撫でるような攻撃にデスリング総統は腹を立て、見本を見せてやると動き回る育代を四本腕で捕まえ、足を掴むと凄まじい勢いで独楽のように回転を始め、ジャイアントスイングを決める。
「これぞデスリングスイングだ! 骸の海まで飛んでいけ!!!」
デスリング総統が育代を放り投げ、空間が歪み骸の海へと繋がる。
「この時を待ってたわ!」
育代は身体を捻って軌道を変え、ロープに突っ込むと限界まで伸びて反動で戻り、加速して砲弾のように舞い戻る。
「なんだとっ!!」
「こちらも相手の攻撃は全て受けてさらにそれ以上の技を返す。それがプロレスでしょ!!」
ドロップキックの態勢に入ってデスリング総統に向かって突っ込む。それは人間ロケットならぬマジカル・ロケット!
「これがプリンセス・フォーチュンのマジカル・ロケットよ!!」
「受け止めてみせるっ!! ぬぅううおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ロケットの如きドロップキックをデスリング総統は胸で受け止め、気合を入れて押し留める。
「んぎぃいいいいいいいい!!!!」
「全力で、貫くわっ!!!」
負けじと育代も力を込めて押し込み、拮抗を破ってドロップキックがデスリング総統を押し、爆発したように吹っ飛んで場外へと飛び出した。
「ぐぅおおおおおおおぉぉぉぉ………」
デスリング総統は壁にぶつかって大きく跳ね返り倒れる。
「……やるな。まさかワガハイの技を破って反撃とは! グロロロロロ!」
それでもデスリング総統は立ち上がり、楽しそうの笑って咆えるとリングに戻った。
大成功
🔵🔵🔵
霧島・絶奈
◆心情
先程は私の土俵での勝負でしたので…
今度は其方のリングに上がるとしましょう
引き続き愉しみましょう
この『逢瀬』を
◆行動
この世界にて戦った「空中殺法」を用います
他者の得意技を受け継ぐのもプロレスの浪漫でしょう?
【空中浮遊】を活用したフライングボディプレス…
と見せかけて【罠使い】として持ち込んだ「魔法で敵を識別するサーメート」を複数投下
更に【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】
別に私はベビーフェイスではありません
自分色に染めて活用させて頂きました
更に至近距離から『涅槃寂静』を行使
「毒」属性の「霧」を吹き掛け【範囲攻撃】
負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復
「先程は私の土俵での勝負でしたので……今度は其方のリングに上がるとしましょう」
霧島・絶奈(暗き獣・f20096)は相手の流儀に合わせてリングに上がる。
「引き続き愉しみましょう。この『逢瀬』を」
まだこの熱い闘争を愉しめるのだと、微笑んでデスリング総統と対峙する。
「むぅ、先ほどは不覚を取ったが、今度はそうはいかぬぞ!!」
デスリング総統がどんな攻撃にも耐えてみせると全身に力を込めた。
「この世界にて戦った「空中殺法」を用いましょう。他者の得意技を受け継ぐのもプロレスの浪漫でしょう?」
「プロレスでくるか!!」
絶奈は空中浮遊を活用して体重を感じさせない空中機動をし、フライングボディプレス……と見せかけて持ち込んだサーメートを次々と投下する。
「フェイント!!!」
爆発が起こりデスリング総統が炎に呑み込まれる。
「ぐぬぅおおおおおおおおおおおお!!!」
炎の中で咆え、それでも立ったまま耐え続ける。そこへ絶奈は衝撃波を叩き込み耐えきれなくなったデスリング総統がよろめきコーナーに背を預けた。
「やはりプロレス技ではなかったか!」
「別に私はベビーフェイスではありません。自分色に染めて活用させて頂きました」
絶奈はプロレスを自分なりに解釈して、応用した技を繰り出す。
「これもまたその一つです」
ユーベルコード『|涅槃寂静《ヨクト》』を発動し、毒属性の「霧」を吹き掛けた。
「ぐあっ!! 目がッ!!!!」
デスリング総統が顔を押さえると、さらに絶奈は衝撃波を浴びせサーメートを起爆する。
「おのれぇええええ!! これ以上好き勝手できると思うな!!」
リングが変形し、パイプ椅子がせり出すとそれを手にしたデスリング総統が投げつけて反撃する。
「其方もヒール役の方がよく似合っていますよ」
絶奈はそれを衝撃波で叩き落とす。だがその間にリングは高い金網によって覆われ逃げ場を塞いでいた。
「これでワガハイの技からは逃げられなくなった! デスリングラリアットをたっぷり味わえ!!」
リング中央でデスリング総統が四本腕を伸ばして高速回転し、四次元竜巻を巻き起こして金網により出られなくなったリング上を覆い尽くした。
「リングのギミックを使って逃げ道を塞ぐ。使い慣れた追い込みなのでしょうが、冷静になればその穴を見つけられます」
絶奈は落ち着いて敵の技を観察し、敵の真上――竜巻の中心へと移動した。
「そして脱出口も用意しておきましょう」
竜巻によって金網へと飛ばされたサーメートを起爆し、金網を吹き飛ばす。
「逃がさん!!」
「愉しい『逢瀬』でした」
デスリング総統が竜巻の角度を変えて頭上を巻き込む。だが絶奈は笑みを見せて暴風を利用するように飛んで退避した。
大成功
🔵🔵🔵
リカルド・マスケラス
一般アスリートの体を借りて参加
「それじゃ、行かせてもらうっすよ!」
【視力】を込めた【鏡魔眼の術】を使用することで、自滅……何故か自分自身が自分の技を受ける体勢へとなってしまっている。側から見れば、技をかける方とかけられる方が逆転してしまったようにも見える
「その威力、自身でとくと味わうっすよ!」
それだけで倒せるとは思っていないっすけどね
あとはリングロープによる【ロープワーク】や【空中戦】で華麗にジャンプしながら空中技を放つルチャ・リブレスタイルをメインで戦う
相手のUCで投げられてもリングロープを掴んだりして堪え、ロープの戻る反動で突撃して反撃。相手が再び投げようとした所でまたUCで投げ返すっす
「さあ、次は誰だ! ワガハイを倒そうという者はいないのか!!」
もう倒れてもおかしくないダメージと疲労を負いながらも、デスリング総統がマイクを手に猟兵を呼ぶ。
「それじゃ、行かせてもらうっすよ!」
一般アスリートの体を借りたリカルド・マスケラス(希望の|仮面《マスカレイド》・f12160)がリングに上がる。
「全力でかかってこい!!」
「遠慮なく行くっす!」
無防備に両腕を広げたデスリング総統に、リカルドはフライングラリアットやジャンピングニーバットと華麗な空中技を放つルチャ・リブレスタイルで魅せる。
「動きのキレはあるが、力が足りんな! それではワガハイの鍛え抜かれたボディは破れぬ!!」
デスリング総統が反撃に出て、リカルドを掴みデスリングスープレックスを放とうとする。
「行き先は骸の海だ!!」
「これを待ってたっす!」
リカルドは笑みを浮かべ、ユーベルコード『忍法・鏡魔眼の術』を発動して至近距離から敵をじっと見つめる。すると敵意を反射して立場が入れ替わり、デスリング総統の身体がリカルドに持ち上げられ、デスリングスープレックスを何故か自分自身が受けて飛んでいく。
「その威力、自身でとくと味わうっすよ!」
「馬鹿な!!?」
側から見れば、技をかける方とかけられる方が逆転してしまったようにも見える――そんな自滅させる忍法によってデスリング総統は骸の海へと投げ込まれた。
「おのれっ! ワガハイの技を返すとは!!」
すぐに次元を破りデスリング総統がリング中央へと舞い戻り、疲労したように片膝をついた。
「それだけで倒せるとは思っていなかったっすよ」
そこへリングロープを使い反動で加速したリカルドがドロップキックを叩き込み、ダウンさせるとコーナーに立ち、高々と跳躍してムーンサルトプレスを浴びせた!
「ぐはっ! ここまでワガハイを追い込むとは! だが終わらぬ!!」
デスリング総統が倒れたままリカルドを掴み強引に投げに持ち込む。
「何度でも投げ返すっす!」
リカルドは再び技を反射しようと凝視する。デスリング総統と立場が入れ替わりバックドロップの態勢に入る。
「一度見た技がプロレスラーに通じると思うな!!」
だがデスリング総統は四本腕を後ろに回してリカルドを掴み、体勢を崩してマットに押し潰した。
「うぐっ! しまったっす!」
デスリング総統はそのままリカルドを持ち上げて掲げ、走り出すと場外へとリフトアップスラムで投げ飛ばした。
大成功
🔵🔵🔵
アッティラ・ドラゴンロード
プロレス勝負で勝つか。
相手はプロレスの王、難しいが……相変わらず先手はこちらに譲るか。
ならばやってみよう。
【竜王の逆鱗】を発動。
『竜王闘気』を限界突破で高めて爆砕ドロップキック!
狙うは敵SPDUCの発動に阻害が生じる個所を戦闘演算×勝負勘で見極めて。
反撃に移る総統を待ち構え、四本腕が私の体を掴んだ瞬間、継続している【竜王の逆鱗】で四腕を爆破!
悪いな。触るだけで発動するんだ。
さあ、今度はこちらのフィニッシュ・ホールドだ!
相手の必殺技を潰したらすぐさま後ろに回り込んで羽交い絞め、そのまま上空に飛翔、錐揉み回転しながら総統を脳天から真っ逆さまに落下爆砕!
(ドラゴンローリングクラッシュ!)
「ワガハイこそ最強のプロレスラーだ!!! どんな攻撃だろうと受け止めてやろう!!」
デスリング総統は自身の胸をドンと拳で叩き、鋼のような筋肉を誇示する。疲労してダメージが蓄積しているはずなのに、それをおくびにも出さない。
「プロレス勝負で勝つか。相手はプロレスの王、難しいが……相変わらず先手はこちらに譲るか」
アッティラ・ドラゴンロード(邪竜山脈の主・f41821)は先手が取れるならやるようはあると勝ち筋を見出す。
「ならばやってみよう」
ユーベルコード『竜王の逆鱗』を発動し、全身に【竜王闘気】を纏い限界を超えて高める――。
「良い闘気だ!!!」
吹き荒れる嵐のような闘気を浴びてもデスリング総統は一歩も動かず受け止める体勢を取った。
「狙うは――右肩、爆砕ドロップキックを食らえ」
アッティラは敵のジャイアントスイングの阻害を狙い、二本の右腕の肩の中心を狙い爆砕ドロップキックを放つ!
「こいっ!!!」
それをデスリング総統が受けると、足が当たった瞬間に高めていた竜王闘気が注ぎ込まれ内部から爆発を起こして肉が裂け血が撒き散らされた。
「なにっ、ワガハイの肉体を破壊するほどの威力だと!!」
デスリング総統がよろめき、ロープに背を預けて驚く顔を見せた。
「だがプロレスラーは追い込まれてからが本当の勝負!! 今度はこちらからいくのである!!」
デスリング総統がロープの反動を使って駆け出し、アッティラを四本腕で掴む。だが竜王の逆鱗の効果はまだ継続され、触れた瞬間に竜王闘気が流れ込んで手が爆発を起こす。
「ぐぉおおおおおっ!!!」
「悪いな。触るだけで発動するんだ。さあ、今度はこちらのフィニッシュ・ホールドだ!」
思わず手が離れた隙に、アッティラが後ろに回り込んで羽交い絞め、竜の翼を羽ばたかせて上空に飛翔し、逆さになると錐揉み回転しながらマットに落下しドラゴンローリングクラッシュで爆砕する!
「ぬぐぉおおおおおおおおっ!!!!!」
アッティラがふわりと飛び退くと、マットに頭が突き刺さったデスリング総統がゆっくりと倒れる……。
「普通なら即死する程のダメージが出たはずだが……ボス格相手ではそう簡単にはいかないか」
アッティラの前でデスリング総統が頭から血を流しながら立ち上がる。
「なんという一撃か……ぐ、ワガハイの脚が震えるなど……」
何とか立ったものの、その脚は力が入らず震えていた。
「しかし、それでも立つのがプロレスラーである!!」
自らの脚を叩いて一喝し、跳躍するとアッティラの脚を左腕二本で掴み、完全ではないジャイアントスイングで振り回し場外へと放り投げた。
大成功
🔵🔵🔵
アーデルハイド・ルナアーラ
【エメちゃんと】
プロレス・フォーミュラ! 相手にとって不足なし! 勝負よ!
エメちゃんと二人【2000万イェーガーズ】として勝負を挑むわ。
エメちゃんからタッチを受けて交代!
私は溢れる知性とパワーで戦うパワータイプのウィザード覆面レスラーよ。身体強化魔術で肉体を強化し、ラリアットやジャイアントスイングで戦うわ。敵の体力が弱ってきたらユーベルコードを発動し、エメちゃんとツープラトン発動!
いっけぇぇぇ! 電撃ダブルシュート!!
エメ・パラディール
【アーデルハイド・ルナアーラさんと参加】
「私の名前はエメ・パラディール!二人で挑むけど許してね!いざ尋常に、勝負!」
口上を正面から受け止めてくれそうな敵は初めてかも!
まずは私から挑戦だ!
獣の瞬発力とパワーで戦うぞ!
ユーベルコードのスカイステッパーを使用、速い動きで敵をかく乱しつつ、延髄切りなど、キック&キック&キック!
途中でエーデルさんとタッチして交代!
リングから降りて、エーデルさんを応援だ!
エーデルさんに呼ばれたら、空に跳んで一緒に!
「電撃ダブルシュート」
「はぁはぁ……プロレスラーに疲労など関係ない。リングに立っていられるということは、プロレスができるということ!!」
大ダメージを負っても気力を漲らせてデスリング総統がリングに立つ。
「プロレス・フォーミュラ! 相手にとって不足なし! 勝負よ!」
「私の名前はエメ・パラディール! 二人で挑むけど許してね! いざ尋常に、勝負!」
覆面をしたアーデルハイド・ルナアーラ(獣の魔女・f12623)とエメ・パラディール(キマイラのパラディン・f06803)の二人がタッグを組み、リングに立って【2000万イェーガーズ】として勝負を挑む。
「タッグか、構わん!! 何人だろうとワガハイが勝つ!!!」
デスリング総統は堂々とした態度で、その挑戦を受けて立った。
「口上を正面から受け止めてくれた敵は初めてかも!」
エメは全ての攻撃を受け止めようとする敵にテンションを上げて尻尾を振り、一番手は自分がとアーデルハイドに視線を向けた。
「エメちゃんがんばってね!」
頷いたアーデルハイドはロープの外に出て応援する。
「まずは私から挑戦だ!」
正面を向いたエメは獣の瞬発力とパワーで一気に接近すると、ユーベルコード『スカイステッパー』を発動して空中を自在に蹴って移動して敵を翻弄する。
「速いッ!!」
デスリング総統が視界に捉えきれなくなったところで後頭部に衝撃を感じる。
エメが延髄切りを浴びせ、前屈みになったところでジャンピングニーを浮ぎ込んで今度は仰向けにする。そしてロープに向かって走り反動を受けて加速するとドロップキックを叩き込んで吹っ飛ばした。
「ぬぐぅぉおおおっ!!!」
「まだまだいくよ!」
デスリング総統がロープに跳ね返ったところで、勢いの止まらないエメはキック&キック&キックを叩き込む!
「グロロロロ!!! やるな! これほどの素早く鋭いコンビネーションは初めてだぞ!!」
ダメージを受けながらも嬉しそうにデスリング総統は笑い、放たれる蹴りを二本腕で受け止めると同時に、もう二本の腕が足を掴んだ。
「次はワガハイの番だ!!」
そのままハンマー投げのように回転を始めジャイアントスイングに入る。
「骸の海に送り出してやろう!!」
そして場外に出来た次元に亀裂に向かって放り投げた。
「タッグならもちろんカットもありよね!」
アーデルハイドがロープを踏んで飛び上がり、飛んで来たエメをキャッチして受け止め骸の海送りを阻止した。
「エーデルさん!」
「任せて!」
エメがタッチしてアーデルハイドと交代して、ロープの内と外で入れ替わってリングに着地する。
「エーデルさん、ファイトー!」
「次は私の番よ! パワーで勝負!」
「全力をワガハイにぶつけてみせろ!!」
エメの応援を受け、溢れる知性とパワーで戦うパワータイプのウィザード覆面レスラーであるアーデルハイドは、身体強化魔術で肉体を強化しロープの反動を使って加速するとラリアットを浴びせてデスリング総統をマットに叩きつける。
「ぬぉあっ!!」
「エメちゃんにやったジャイアントスイングをお返しするわ!」
そして足を持つとブンブン振り回しジャイアントスイングでコーナーに放り投げた。
「ぐふっ! がはっ、ぐくぅっ!!! まだだ………まだ戦えるぞ!!」
コーナーに頭から突っ込み、普通なら死んでいるようなダメージでも、意識を失わずにデスリング総統は立ち上がり、自然とファイティングポーズを取った。
「エメちゃん、勝負を決めるわ!」
「やろう、エーデルさん!」
そこへアーデルハイドがユーベルコード『|超雷弾《ボール・ライトニング》』を発動しながら呼びかけると、エメが返事を返してロープに足を掛けて飛び出す。
アーデルハイドとエメが同時に空に跳ぶと、宙に生み出した雷球に一緒にオーバーヘッドキックを決める!
「「いっけぇぇぇ! 電撃ダブルシュート!!!!」」
ツープラトンによって放った雷球は凄まじい轟音を上げながら飛翔し、デスリング総統に叩き込まれた!
「ぬぅううううおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
それを受け止めたデスリング総統は咆哮を上げて押さえ込もうとする。だが雷球はバチバチと放電しながら激しく暴れて四本腕を弾き、身体を持ち上げて天に昇るように押し上げ眩い太陽のように爆発した。
「がぁああああああああああああああ!!!!」
デスリング総統の身体が吹っ飛び、マットの上に墜落する――。
「ぐぬ……動けん、か…………」
その身体は全てを出し切り、最早指一本動かなくなっていた。
「ワガハイの負けである。見事だ猟兵共……」
負けを認めながらも満足そうな顔でデスリング総統は笑い、終了のゴングが鳴り響き猟兵の勝利を称えた。
「エメちゃん、私たち【2000万イェーガーズ】の勝利よ!」
「やりましたねエーデルさん!」
二人はハイタッチをして喜び合い、共に戦った他の猟兵達とも集まって喜びを分かち合った……。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵