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バトル・オブ・オリンピア⑱〜地下迷宮でサバキャン

作者：ピンク☆フラッシュ

●サバキャン△
「いっしょにキャンプしようよ〜僕の中に入ってきて〜」
　キャンプフォーミュラキャンピーくんが元気にあなたたちに語り掛けます。彼はただ、皆と一緒にキャンプがしたいだけなのです。
　のんびりのほほん、楽しいキャンプができたらいいね！　ってな感じで飛ばされた先はアルダワ魔法学園地下迷宮『ずぶぬれスプラッシュミラーホール』鏡の様な水晶がキラキラ綺麗な洞窟だ。水はそのへんから小さな滝や間欠泉が出てて無料でいくらでも入手できるし、うっすらと暗いけど明かりいらずで過ごすことが出来る。食べ物はダンジョンキノコや魚を現地調達してもいいし自前で色々持ち込んでもいい。
　魔物は存在するが強力な「どこでもキャンプ（ユーベルコード）」を常時発動しており、周囲では全ての戦闘行為が無効化されるので安心安全だよ！
　しかも猟兵達がめいっぱいキャンプを楽しんでくれたら、キャンピーくんは満足していなくなります。

「これって素晴らしい戦争じゃない？　無血で勝利だけをプレゼントしてくれる。じゃあもうキャンプするっきゃないよね？」
　アニムス・ルードゥス（月飼い・f13301）は猟兵達に微笑みかける。
「まあでも、どうしてもオブリビオンの中に入るのは抵抗あるって人は僕が直接キャンプ場に転移させるから」
　キャラクターの思想的にオブリビオンとの距離感を縮めたくない人などはこちらをご利用ください。
　ちなみにキャンピーくんを早く満足させるにはキャンピーくんも巻き込んで楽しむのがいいみたいですよ。
「それじゃあみんな、ハメを外しすぎないように楽しんできてね」
　アニムスはそういうと月の杖を掲げ、キャンピーくんの元へ、あるいはキャンピーくんのとんだ先へ続くゲートを開いた。

第1章 ボス戦 『キャンピーくん』

POW   :    ここをキャンプ地にするよ〜 レベルm半径内を【キャンプ地】とする。敵味方全て、範囲内にいる間は【ダメージを伴わない全ての行動】が強化され、【ダメージを与える全ての行動】が弱体化される。 SPD   :    ここをキャンプ地にするよ〜 レベルm半径内を【キャンプ地】とする。敵味方全て、範囲内にいる間は【ダメージを伴わない全ての行動】が強化され、【ダメージを与える全ての行動】が弱体化される。 WIZ   :    ここをキャンプ地にするよ〜 レベルm半径内を【キャンプ地】とする。敵味方全て、範囲内にいる間は【ダメージを伴わない全ての行動】が強化され、【ダメージを与える全ての行動】が弱体化される。 イラスト：まめのきなこ 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●あ、エッチＯＫなやつです。
　水は時折あなたたちをずぶぬれに̪する。
　鏡の水晶は時に魔力によってあなたの大切な人の偽物を出現させあなたを惑わす。
　キノコの中には触手生物が混じっている。
　スライムは戦闘行為は行わないが服だけを捕食しに来る。
　オークは戦闘行為は行わないがどうやら発情期の個体もいるようだ。
　――ここはアルダワ魔法学園地下迷宮。たくさんのエロトラップダンジョンを保有する世界。

「さあ、キャンプを楽しもう～！」
　のほほんと言ってるキャンピーくんの声も、この場所だとちょっとＢ級ホラーのマスコット感ある。
　ちなみにユーベルコードキャンプ地にする奴は常時発動なので発動する前にあれやこれやとかは無理です❤　もちろんキャンピーくんの指定したキャンプ地点は取っても安全なので探索したりしなければ酷い目には合わないしのほほんもギャグも出来るよ！




●下流で遊泳キャンプ
「今日はよろしくね！　シャミ！　キャンピー君！」
　花咲・月華（『野望』を抱く？花咲の鬼姫・f39328）はニコニコと結月・志愛美（時空を超えた龍神少女『シャミ』と次元災害の剣・f40401）とキャンピーくんにご挨拶。
「うん、一緒にキャンプを楽しも～！」
　キャンピーくんはノリノリな月華に大喜びでうなずいた。
『いい場所じゃないかい！』
「うん、とってもきれいな場所！」
　キラキラの水晶のおかげで暗くない美しい洞窟。空気のおいしさだけは外に一歩劣るが、マイナスイオンはいっぱいだ。シャミのユーベルコードで召喚された【災害の神・サヴェイジ・オーラ（サイガイノカミ・サヴェイジ・オーラ）】は機嫌よさそうに竜に変身しミストを浴びてくつろぐ。
「じゃあ、まずはごはんにしよ～！」
　キャンピーくんの提案にうなずくシャミ。キャンピーくんが用意してくれた野菜をてきぱきと切っていく。
「あはは…料理は初めてなのでお手柔らかに……」
　一方月華は不慣れなのでたどたどしい包丁さばきだ。自分の指を切っちゃわないように慎重に切っていく。肉は難しいのでシャミに任せて、本当に危ない時はキャンピー運のアドバイスを受けて手の置き位置なんかをかえたりしてやがて美味しいカレーを作った。
「カレーを待ってる間に魚も焼いておいたよ！」
「シャミすごい！　ありがとう」
「えへへ」
　月華に褒められればシャミもご満悦である。
「ふふ、仲良しだねー。じゃあ、美味しく頂きまーす」
「ありがとう…二人の教え方が上手だからだよ！いただきます！」
「いただきます……！」
『あら、美味しそうにできたじゃない。そういえばアンタ弁当屋の娘だったねぇ…』
「忘れないで？！たまに帰って来ているでしょ？！」
　キャンピーくんがたいてくれておいた飯盒炊爨のお米にカレーをかけて食事を始める二人と二匹。先生もよかったので不味いはずもなくお腹いっぱい食べてしまった。
「いっぱい食べたねー」
「うん……美味しかったな〜キャンピー君！ちょっと食後の運動してくるよ〜」
「わかったよー。離れすぎないようにね」
　キャンピーくんに一声かけシャミを連れ出す月華。
「さあ泳ごう！シャミ！」
「月華……うん」
　シャミはユーベルコードの力で小さな泉を作り、そこで全裸になって月華と食後の水浴び遊びをするのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●ほのぼの初対面三人とキャンピーくんのキャンプ
「これでご納得頂けるなら、お互いに良いのでしょうねぇ。お付き合い致しますぅ」
「僕もいくですよ。熟達の忍びはキャンプも完璧です」
「ＧＧＯの世界の外は初めてだわ。よかったらご一緒させて頂戴」
「よーし、じゃあこの四人で目いっぱい楽しも～」
　キャンピーくんは夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）、露木・鬼燈（竜喰・f01316）、竜珠・アルベルチーヌ（リュージュの守護獣アルル・f42188）を伴ってアルダワダンジョンへとんだ。
「まあ、キラキラ……ＧＧＯでもなかなかないタイプのダンジョンね！」
　ゲームの世界でもここまでごった煮なダンジョンは見る機会がなく、ましてや全年齢ゲームですからこんな卑猥なダンジョンバグでもないと遭遇しないわけで未知の世界にはしゃぐアルベルチーヌ。
「あからさまなのは判別できるけど、自然の罠は判別がつかないからきをつけるのがいいっぽい」
「ふふ、着替えやタオルは持ってきていますので～。必要だったら言ってくださいねぇ」
「先輩たちがいてありがたいわ！　頼りにさせてもらうわね」
　初対面ではあったが優しさあふれるメンツだったためアルベルチーヌの道への不安や緊張は解け、期待と興味ばかりが膨らんでいく。
「牛肉はもってきてるっぽいけど、持ち込んだだけだとサバキャンの楽しみがないから僕はキノコを採ってくるっぽい」
「私は釣りをしますぅ～。大型のスモーカーも用意しておきますねぇ」
「サバイバル食材調達ね！　ゲームでも採取はあるから大丈夫よ」
「ああ、でもここ特有のアブナイあれこれがあるから、だったら僕と一緒に行くのがいいっぽい」
　るこるがキャンピーくんと拠点周辺で釣り、鬼燈とアルベルチーヌが周辺採取に向かう。とはいえそんなに遠く離れるわけでもないので、るこるがキャンピーくんとのどかですねぇなんて言いながら釣りをする背後で……。
「きゃああんっ！　鬼燈様がキノコにつかまって……な、なんと破廉恥な」
「ひっ！　これは男の尊厳が色々ピンチじゃん！　だが、熟達の忍びはこんなアクシデントで色々失うわけにはいかないっぽい！」
　などという賑やかな会話の後に激しい斬撃音が聞こえたり……。
「あぁんっ！　この卑猥生物なんなのよ服が解けちゃうー！」
「ちょ、暴れないで。今とるから！！！」
　などという賑やかな会話の後に激しい斬撃音が聞こえたり……。
「あの豚さんは食べられるの？」
「食べられるはず……え、食べたいの？」
「ええ、食べられるなら是非！」
「……ゲームじゃないから豚肉がドロップするわけじゃなくて自分でさばかないといけないけど大丈夫？」
「あ………………。…………先輩、お願いできます？」
　という会話の後激しい斬撃音が聞こえたりするわけだが、そんな賑やかさもＢＧＭのように楽しみながらつつがなく色々準備が整い。
「おかえりなさいですぅ。さあ、バーベキューにいたしましょうかぁ」
「え、めっちゃ釣ってない！？」
「ごめんるこるさん。タオルもらってもいい？」
「はい、じゃあお二人が身体を拭いたりしてる間に火を起こしておきますね」
　戻って来た鬼燈とアルベルチーヌは若干ボロボロになっていたのでるこるは優しく大きなタオルを渡し、無事バーベキューは開催された。

「そうだわ。私お菓子も持ってきてるの。皆、コーヒーと一緒にいかが？」
「わぁ、それは素敵だね。キャンピーくんももらっていいのー？」
「もちろん！」
「ところでるこるさん、そんなに大きかったっけ？」
「ふふ、さあ、どうでしたでしょう～？」
　食後にはアルベルチーヌの用意したチョコやクッキーと共にコーヒーを楽しみ、優雅なキャンプ飯を楽しみつくす四人であった。
　多めに持ってきたつもりのお菓子であったが、三人が残した分はるこるのお腹の中に吸い込まれるように消えていったという。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●ソロキャン△
「キャンプですか、懐かしいですねー。昔、幼い頃、お父様とお母様や、いなりと一緒に山にこもって修行したことを思い出しますね」
『そうじゃな、子供のころからそんな生活をしておるから、世間知らずでコミュ障な娘に育ってしまったのじゃよな……』
　昔を懐かしみほのぼのした気持ちになる天羽々斬・布都乃（未来視の力を持つ陰陽師・f40613）をよそに、いなりはぼそぼそと悲しい現状を口にした。
　布都乃には友達がいない。なぜならぼっちとは待っていても向こうから声をかけられることはないからボッチだからである。
「さて、まずは食事です。川で魚が採れるらしいですから、魚を採りましょう」
『うむ、そうじゃな、そうしよう』
　布都乃に先ほどの嘆きの声は聞こえていなかったようなのでいなりはこれ以上嫌味を言うのはやめにして折角来たのでキャンプでのんびりすることに気持ちを切り替えた。
「視えました、魚の動き――！」
『無駄に未来視を使った魚採りをしておるっ！？』
「さらに、天羽々斬剣と布都御魂剣で三枚おろしです！」
『天羽々斬神社の神宝がっ！？』
　今までの修行の成果を遺憾なく発揮する布都乃にいろんな意味で驚かされるいなり。順調に食料調達はすみ、キャンピーくんが持ち込んでくれていた枝木で焚火の準備を済ませる。
「じっくり焼いて味わいましょう」
『布都乃よ、友人作ったほうがよいぞ？』
「……善処します！！！」
　結局今日も誰にも声をかけれなかった布都乃はいなりの正論パンチに目の端から涙が出そうになりながら焼き魚にかぶりつき、いなりはポンポンと背中を撫でて彼女の未来にエールを送るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●それでも戦闘行為だけは行えないので安心です
　どうしたって敵を信用するというのは難しいもの。斎藤・斎（人間賛歌・f10919）はオブリビオン全てを無差別に憎んでいるというわけではなかったが、これまでの経験から慎重になっておりグリモア猟兵による転移でアルダワ魔法学園のダンジョンへと転移した。
　問題なくキャンピーくんと他の猟兵たちがキャンプを楽しむ声が聞こえる圏内には飛べた斎。だがオブリビオンと同じくらい信用ならないのがピンク☆フラッシュ教団メンバーであるグリモア猟兵の転移である。これまでも何度も変な場所に転移していろいろな猟兵をエッチな目に合わせてきたその転移先は、今回もしっかりそういう展開への導入として仕事をしてしまっていた。
「皆さんはあちらですｋ……っ！？！？！？」
　転移早々偶然天井から落ちてきたスライムが口をふさぐように斎の顔に着顔。その重さと突然の出来事に尻もちをついてしまった振動で近くの触手キノコが反応して斎の身体をがんじがらめにしてしまった。
　暴れることで直ぐにキノコは千切れてしまいそれ以上のことをされることはなくなったがさらに不運は続く。
　偶然通りかかったオークに発見され、そのまま巣穴に連れていかれてしまったのだ。
「～～～～～～！！！　～～～～～～～～～～～～！！！！」
　洞窟内ではキャンピーくんのユーベルコードの範囲内になっており、自身のユーベルコードなどで攻撃的にその場を切り抜けることなどできず、また助けを求めようにもスライムが自分の発する声全てを吸収する吸音材の様な役割もしており誰にも声が届かない。
「ブヒブヒ、ブヒヒブヒ！」
「「「ぶひーーーー！！！」」」
　巣穴に連れていかれた斎は彼らの種穴になることが何やら話し合いの結果決定したようで盛り上がっているが、長い通路を抜けた横穴になっているのでここまで来てしまえばもう猟兵たちにその声が届くことも無いだろう。
　まずリーダーらしきものにズボンだけ剥ぎ取られて強引に挿入され、激しく腰を振られ、早漏気味に吐き出されてしまった後、他のオークたちにも前と後ろの穴を乱暴に犯しつくされてしまうのであった。
「～～～～～っ❤！！！　～～～～～っ❤❤」
　声にならない声で喘ぐしかできない斎は、それでも心が快楽に負けて折れてしまわぬように必死に体をこわばらせ歯をくいしばって耐えるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●えっちな毒きのこ
「他の人たちもカレーを作ってるみたいですね。いい匂いです。混ぜてもらうのもいいですが、折角なので自分で集めた材料でとっておきのカレーを作ってキャンピーくんにおすそ分けしましょう！」
　ということで狗鬼灯・ミツ江（ハイカラさんのパーラーメイド・f23501）は洞窟内キノコ狩りを開始した。
「まあ、これは立派なキノコです」
　流石に光るキノコをぶち込むのは勇気がいるので、比較的知ってるキノコに近い形状で光ってないものを集めていく。グリモア猟兵の追加情報によると命に別状があったり死なないけど気が狂いまくるみたいなのはないとのことなので安心して籠の中へ。
「まあ、これなんて、ハートマークみたいでかわいいです。どんな味がするのかしら？」
　――まあ、形状的には怪しいものもあるようだが本人は気に入ったようでそれを持って戻ってレッツ調理。
「さあ、出来ましたです！」
　しかしメイドさんは出来たものをすぐにお客様に出したりはしません。キノコ沢山カレーはしっかりと味見してからキャンピーくんにお渡ししようと小さめの紙皿にミニカレーを作って自分で実食。
「……あれ？なんだか体が熱くなってきましたねぇ♥」
　そしてどうやら命に別状はない異常がありましたようでミツ江は岩陰に隠れ自身の安全を確立するユーベルコード【ハイカラさんは止まらない】を発動させ洞窟の水晶やキノコと同等の光を発しながら自らの興奮してしまう下半身をお慰めする行為にふけってしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●エロトラップからの脱出
（……こういうのもあるのか）
　エル・ヴィエント（ドラゴニアンのアーチャー・f42420）はキャンピーくんの誘いを受け楽しいキャンプに訪れていた。
　だが、採取の途中天然落とし穴に引っかかってしまい、腰から下がずっぽりとはまってしまう。
「ん……っ！」
　しかも、その下には何やらぬるぬるとした触手的生物が自生していたようで体を弄られているのだ。知識欲からついついどんな風にされるのかを確認するためおとなしくしてしまうが、おおかた習性がわかれば自力で羽をはばたかせ、尻尾で穴を広げる様に暴れて何とか抜け出したときには触手の所為でなんだかよくわからないけどへんな気持ちに。
　だがそのトラップの類に興味は尽きずその後もいろんなエロトラップに引っかかりに行くエル。
（ご飯はもう、いいや）
　知識欲が満ちるほどキャンプ地周辺を探索し終えたエルは、ユーベルコードで自分が作ったテントにこもり、その後は一人エッチに夢中になってしまうのだった。
「はぁ、はぁ……（違う、さっきのはもっとこう……こんな感じで……）――んっ❤」
　エロトラップで得た知識を自分で再現できるかなんてしたりしていたら、朝を迎えていたそうな……。

●いろいろあったけど。
　キャンピーくんは猟兵達のキャンプを楽しむ心にすっかり満足し、その場にいた猟兵をよく昼には全員強制送還させ消えてしまうのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2024年01月14日