バトル・オブ・オリンピア⑪〜ダーク王位は誰の手に?
●ダーク王位決定戦!
「『バトル・オブ・オリンピア』の開催に伴い、『天空要塞デスリング』が地上に降下した。ここで行われる『ダーク王位決定戦』に勝利して、ダークレスラーを正気に戻すのだ!」
グリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)は、集まった猟兵達に説明を開始する。
「この天空要塞デスリングというのは、ダークレスラーたちの本拠地だ。そのため競技ルールは基本的には『超人プロレス』となるぞ」
しかし、デスリングの最終決闘法「ダーク王位決定戦」で行われるため、基本ルールから若干の変更と追加があるようだ。
「猟兵とダークレスラーが互いに最大10人の選手を選抜して順番に戦い、敵を全て倒せば勝利だ。よって、選手交代は決着がついたタイミングのみで、乱入は無しだ。また選んだポジションによって、リング上で有利な効果を得られるぞ」
これを纏めると、ルールは以下のようになる。
・時間無制限、リング上では1対1。
・ユーベルコードの使用は自由だが、武器使用やリング内への乱入は反則(5カウント内にやめれば不問)。
・フォール、ノックアウト、ギブアップ、リングアウト、反則負け等で決着。選抜した選手が全滅すると敗北。
・以下のポジションのどれかを選択、ポジションによってそれぞれ有利な効果を得られる。
①先鋒:機動力2倍。②次鋒:攻撃回数1.5倍。③中堅:一撃目が必ず命中する。④副将:全ての能力1.2倍。⑤大将:耐久力10倍+ギブアップできない。
「対戦相手は、『竹元ボブ子』というダークレスラーだな。すぐキレて反則上等の行為にでたり、回避のユーベルコードも持っているが……そこまでの強敵ではないだろう」
冷静に戦えば問題なく勝てるはずだと、百々は猟兵達に語る。
「間もなくプロレス・フォーミュラへの道が開くはずだ。故に、このデスリングの制圧は急務だ。頑張ってほしい」
猟兵達を激励した百々は、猟兵達を送り出していく。
夢幻
●マスターの夢幻です。
●戦争シナリオのため、1章で完結となります。
●このシナリオのプレイングボーナスは、『ポジションを選び、それにふさわしい戦法で戦う』です。
●1対1の1戦分を描写予定です。
第1章 集団戦
『竹元ボブ子』
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POW : 釘バット乱舞
自身の【バット】に【大量の釘】を宿し、攻撃力と吹き飛ばし力を最大9倍まで強化する(敗北や死の危機に比例する)。
SPD : そうはならんやろ
戦場内の味方の、10秒以内の【失点につながるミス】を無効化する。ただし、自身の幸福な記憶ひとつを心的外傷に改竄する。
WIZ : 完全に理解した
【まるですべてを理解したように】対象の攻撃を予想し、回避する。
イラスト:瓜瓜の狭間
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
李・玉明
POW アドリブ連携歓迎
ポジションは中堅を希望
ダーク王位決定戦!
プロレスなら、老君の出番なのじゃ!
妾はセコンドに立って応援するのじゃ! いけー、老君!
『オオオオ!(ユイミンに勝利を届けてみせようぞ!)』
※自立式キャバリア(巨人型宝貝)である老君(生き物)を選手としてエントリー。玉明は応援に回ります。
限られたリングの上なら大きな老君のパワーは活かし放題!
老君はもともとこぶしで戦うタイプ、武器を用いなくても強いのじゃ!
ボブ子が反則覚悟でバットを使っても、頑張って耐えるのじゃ!
『オオオオ!(ユイミンの声援が儂に力をくれるぅ!)』
今じゃ! 老君、パンチなのじゃ!
『ウオオオオ!(吹き飛べぃ!)』
「ダーク王位決定戦とな!? プロレスなら、老君の出番なのじゃ! いけー、老君!」
このダーク王位決定戦に、李・玉明(豪華絢爛西欧天女・f32791)は自らのキャバリアをエントリーした。そして8mもの巨人型宝貝『ビッグ・ザ・老君』が、堂々とリングインだ!
『オオオオ!(ユイミンに勝利を届けてみせようぞ!)』
「は? レフェリー! これ反則だろ!?」
この暴挙に、対戦相手の『竹元ボブ子』からはレフェリーに文句がでる。リングでの武器の使用は紛れもない反則である。しかし、競技の結果、玉明がセコンドとして直接戦闘に加担しないのであれば、自立式の老君は生き物として参加者扱いが認められた。
「……マジふざけんな!」
とんでもない相手と戦うことになった竹元ボブ子は、開始の合図とともいきなりブチ切れて『釘バット』で老君に殴りかかってきた。こちらも完全に反則ではあるが、それは5カウント取られることが条件だ。竹元ボブ子は激怒しつつも、4カウントごとに釘バットを投げ捨てることで、きっちり反則は回避する狡猾さを持っていた。
「老君、頑張って耐えるのじゃ!」
『オオオオ!(ユイミンの声援が儂に力をくれるぅ!)』
流石にユーベルコードを用いた攻撃、しかも次鋒の効果で攻撃回数がアップしている乱舞を受けては、老君も押されていた。しかし、老君は玉明の応援を力にそれを耐えきる。そして竹元ボブ子が隠し持っていた釘バットをすべて使いきったところで、逆転の時は訪れる。
「今じゃ! 老君、パンチなのじゃ!」
『ウオオオオ!(吹き飛べぃ!)』
中堅の効果で、『巨人騎士拳』は初撃必中だ。竹元ボブ子はあえなく吹っ飛ばされ、リングアウトの上にKOされた!
大成功
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メンカル・プルモーサ
ポジションは中堅
ふむ…なるほど…体を動かすのはそこまで得意では無いけど…まあやりようはあるね…
…【投じられしは空裂く巨岩】を発動…これは触れた物体を投げ飛ばすユーベルコード…
…そして物体は当然人体を含む…ボブ子に触れて『下』に投げ飛ばすとしよう…
…そのままフォールに行ければ良いけど…フォールを完全回避される可能性はある…
…その時は相手からの攻撃が体に「触れた」瞬間に今度は場外へと射出するとしよう…別に手で触れる必要も無いからね…
…これがプロレスかと問われればちょっと自信ないけど…まあ反則はしていない…と言う事で…
「ふむ……なるほど……そういうルールか
体を動かすのはそこまで得意では無いけど……まあやりようはあるね……」
続いてはメンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)が、このダーク王位決定戦に参戦だ。基本は肉弾戦となる超人プロレスだが、それは絶対という訳ではない。彼女は上手くルールを利用した策を思いついたようだ。
「こんなもやし相手なら余裕だなー。大将の私が、倒されるはずがないし」
どうやらこの『竹元ボブ子』は大将のポジションのようだ。メンカルの見た目から彼女を舐め切っている。
「……そうかな。……倒さなくても、勝つ手段はいろいろとある……
……そして、私のユーベルコードには、中堅の効果の方が相性がいい……」
「ぬおっ!?」
竹元ボブ子に中堅の初手必中を利用してメンカルが触れれば、竹元ボブ子は強烈にリングに押し付けられる羽目になった。メンカルは『投じられしは空裂く巨岩』を利用して、相手を下に射出したのだ。このままフォールに持ち込もうとするメンカルだが……
「そーゆー狙いね。『完全に理解した』」
「……ッ! ……これで終わるなら簡単だったんだけどね……」
竹元ボブ子はユーベルコードを使って、メンカルのフォールから逃れてみせた。そして、体勢を立て直した彼女は、反撃として強烈なチョップを見舞ってきた。
「よくもやってくれたな!」
これが直撃すれば、メンカルもただでは済まない。しかし、竹元ボブ子はメンカルのユーベルコードの詳細までは理解していなかった。
「……まあ、プロレスなら接触する機会はいくらでもあるからね……」
「は? ああああああっ!」
チョップがメンカルに当たった瞬間、再び発動されたユーベルコードによって、竹元ボブ子は場外へ向けて射出された。これには大将の耐久力アップも意味がなく、竹元ボブ子はあえなくリングアウトで敗北となったのである。
「……これがプロレスかと問われればちょっと自信ないけど……まあ反則はしていない……と言う事で……」
大成功
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プレゼナ・ハイデッカー
此度はプロレスの戦いですね。
我が流派は実戦本位の格闘術でこそあれど、魅せる戦いも充分に可能と考えます。
上手く場を盛り上げた上で勝ちたい処ですね。
ポジションは先鋒にて。
機動力が二倍という事ですゆえ、ロープで反動をつけてのラリアットやポストに飛び乗ってからのボディプレス等、リングを駆け回り跳び回るロープワークや空中殺法を主体に戦っていきましょう。
一瞬たりとも足を止めないつもりで参ります。
充分に相手を撹乱できたと見たら、蓮月流怒龍拳奥義「獣」でノックアウトを狙います。
流石に命までは取りませんが。
続いてリングに上がったのは、プレゼナ・ハイデッカー(ロストエクシード・フェアリーテイル・f32851)だ。
「我が流派は実戦本位の格闘術でこそあれど、魅せる戦いも充分に可能と考えます。
上手く場を盛り上げた上で勝ちたい処ですね」
正々堂々とプロレスの流儀に乗っ取って戦おうというプレゼナだが、相手の『竹元ボブ子』は中指を立てて彼女を挑発してきた。
「古臭い拳法家に、ダークレスラーの戦い方をきっちり教えてやるよ」
もっとも、そんな安い挑発に乗るようなプレゼナではない。彼女は冷静に、先鋒としての機動力を生かした立ち回りで竹元ボブ子を攻め立てる。しかし、ロープで反動をつけてのラリアットや、ポストに飛び乗ってからのボディプレスをうけても、竹元ボブ子はけろりとしていた。
「攻撃を受け止めてこそプロレス! 大将の私にそんなへなちょこ技が効くもんか!」
10倍となった耐久力で、竹元ボブ子は軽々とプレゼナの攻撃を受け止めていた。とはいえ、反撃をしても華麗なロープワークでリングを駆け回り跳び回るプレゼナにはひらりと避けられ当たっていない。このまま続ければダメージは蓄積し、いずれプレゼナが勝利することだろう。しかし、それはあまりに華がない。
そこでプレゼナは敵を十分に攪乱したところで、背後から一気に飛びかかっていった。
「今です! ……オオオアアアアアア!!」
「ごはっ!? ぎゃっ! ぐはあっ!」
蓮月流怒龍拳奥義『獣』、雄叫びを放ちながらプレゼナが放った3連撃は、上昇している耐久力をもろともせずに竹元ボブ子をノックアウトした。一気に倒されては、『そうはならんやろ』とミスを帳消しにして逃れることもできない。
この華々しい決着に、観客たちはプレゼナに大歓声を送る。殺さずに済ますために最後の一撃まで当てないところまで、完璧な『プロレスの勝利』であった。
大成功
🔵🔵🔵
ユーフィ・バウム
⑤大将
ダークレスラー相手であればやはりこれですわね
《蒼翼の闘魂》を発動
真の姿:蒼き鷹としてリングに立ち勝負ですわ!
敗北や死の危機に強くなる相手なのでしょう?
であればやはり採るべき戦法はレスラーらしく!
先に攻めさせ、受けきった上で勝ちます!
釘バットで殴られれば悲鳴こそ上げますが
効いていないとアピール
そのくらいの反則技で私を倒すことはできませんわ?
切れて攻撃を苛烈に行う相手を冷静に見切り
そろそろ私の番ですわね?
隙を突き、功夫を生かした膝蹴りを叩き込み動きを止め
ロープに振って戻ってきたところにラリアットで粉砕しますわっ
投げ技でダウンを奪った後で、ダメ押しのヒップドロップで決着ですっ
これにて、失礼っ♪
「ダークレスラー相手であれば、やはりこれですわね
さあ、この『蒼き鷹』と勝負ですわ!」
『蒼翼の闘魂』を発動したユーフィ・バウム(セイヴァー・f14574)は、堂々とリングの上に立ち試合に臨む。その相手となるのは『竹元ボブ子』、猟兵達に次々と倒され、これが最後の一人である。そのポジションは副将、バランスの良い強化を優先したようだ。
「あーあ、こんなに追い詰めて。もう容赦しないから」
あくどい笑みを浮かべる竹元ボブ子は、試合開始と共にいきなり『釘バット』を取り出して殴りかかってきた。いきなりの凶器攻撃だ!
「オラッ、これでも喰らえっ!」
「きゃっ!?」
釘バットの乱打を受けて、ユーフィは悲鳴を上げる。とはいえ、元々彼女の方針はレスラーらしく相手の攻撃を受けきって勝つことだ。大将の耐久力アップに加えて、巧みに打点をズラしたりと、ダメージを抑えるように立ち回る。そして反則負けを取られないように、5カウント手前で竹元ボブ子がいったん釘バットを捨てたところで、ユーフィは彼女に効いていないとアピールだ。
「そのくらいの反則技で私を倒すことはできませんわ?」
「ああん?」
そうして煽られた竹元ボブ子はブチ切れて2本目の釘バットを取り出すと、更に苛烈に攻め立ててきた。
「死ね死ね死ね死ね死ねっ!」
攻撃の勢いは激しくなっても、激怒した分隙は増えている。そして、攻撃の切れ目がいつになるかはわかり切っている。4カウントの時点で、そのタイミングを狙いすましていたユーフィが動いた。
「そろそろ私の番ですわね?」
「げふっ!」
ユーフィの功夫を生かした膝蹴りが竹元ボブ子に突き刺さる。ユーフィはそれで動きを止めた相手をロープに振って、戻ってきたところに強烈なラリアットで粉砕する。そしてふらついてダウンした竹元ボブ子に、ダメ押しのヒップドロップで決着だ!
「これにて、失礼っ♪」
「ぎゅむっ!」
これで最後の竹元ボブ子もノックアウト、メンバー全滅でダーク王位決定戦は猟兵達の勝利だ!
大成功
🔵🔵🔵