バトル・オブ・オリンピア⑦〜ポコスカ大合戦!
海上に特設された、伝統あるその他スポーツ「ウレタンポカポカ大海戦」のフィールド。
ここでは、頭にトマトをつけた選手同士がウレタンの剣を手にポカポカチャンバラして、水落ちしたりトマトを潰されるとアウトとなる。制限時間内に生き残った選手の人数が、そのままチームの得点になるのだが。
猟兵が参加しているという話が広まって見つかると集中的に狙われるらしく、ものすごい数のダークリーガーがフィールド上に大集合して猟兵を水落ちさせようと襲ってくるらしい。パワーで押し返すなりカウンターで相手のトマトを叩き潰すなりして、返り討ちからの大逆転を狙うしかない!
「この時期に海とかねえ……とは思うんだけど、そんなに寒く無いんだって」
不思議だねえ、と首を傾げるルカ・クルオーレ(Falce vestita di nero・f18732)が話を続ける。
「とにかく自分が倒れる事無く、出来るだけ相手のトマトをつぶすなり水に落とすなり……勝てばいいんだけどねえ、相手の数がねえ」
そりゃもうかなりの数が集合しているらしい。
「まあ、ある意味ではチャンスかもしれないよねえ。こっちに集中していて貰えば、チームとしては勝てそうな気もするし」
この会場に行くには水着必須。いや、普段の服装で行って絶対に落ちずに頑張るというなら、それでも良いかもしれないが濡れたりすると動き難いだろう。
「ユーベルコードは制限無しだそうだから、ばーっと落としちゃえば勝てるんじゃない? まあ、大丈夫だと思うから一寸頑張って来てね」
ひらりと手を振り、転移の扉が開かれる。その向こうからは、海の匂いがした。
真空。
見て頂き有難う御座います、真空。(まそら)です。
こういうの好きなんですよねえ、参加したら真っ先に落ちる自信がありますが。
プレイングボーナスは【数の暴力に対処する/自身がアウトにならないよう立ち回る】です。
1章完結戦争シナリオのため、公開後即受付し、少数採用となるかと思われます。
同行者がいる場合は【相手の名前(呼称も)とID】のご記入お願い致します。
今回のシナリオの構成上、大人数は厳しいかと思います。
皆様の参加、心よりお待ちしております。
第1章 集団戦
『ビーチアスリート』
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POW : 爆裂、ジャイアントビーチスマッシュ!
【ビーチボール】を巨大化し、自身からレベルm半径内の敵全員を攻撃する。敵味方の区別をしないなら3回攻撃できる。
SPD : 多機能型水鉄砲
【高水圧砲】【ウォーターカッター】【粘着弾】を組み合わせた、レベル回の連続攻撃を放つ。一撃は軽いが手数が多い。
WIZ : 変換、ビーチフィールド!
【真夏の砂浜の砂】を降らせる事で、戦場全体が【真夏の砂浜】と同じ環境に変化する。[真夏の砂浜]に適応した者の行動成功率が上昇する。
イラスト:椿
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
栗花落・澪
今年の水着で参加
ダンスの要領でバランス良くステージ上を動き回り翻弄しながら
ひとまず回避と防御を重視し
隙を狙って確実にトマトを狙う戦法
死角も気配感知と聞き耳で補って
前後左右どこから仕掛けられても対応出来るように
だけど数が多いのは困ったなぁ
僕チャンバラ自体慣れてないんでぇ、手加減してくれません?
言葉に催眠術を乗せて思考力を奪いつつ
無意識に発動した指定UCで誘惑の重ねがけ
自ら失格になってくれたら嬉しいけど、抵抗されても足止め出来れば充分
その隙にえいえいっとトマトを割ったり
ごめんねーと言いつつまとめて水落ち狙い
動きやすい服だから砂浜にされても大丈夫だと思うけど(最悪浮けるし)
埋まらないように気を付ける
「潰されると汚れちゃう」
ゆらゆらと動くフィールドの上で、ウレタンの剣を手に栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は頭に乗せたトマトにちょんと指先を触れさせる。海のモチーフあちこちにあしらった、白のセーラー服イメージの水着がひらりと風に触れた。
「ちょっと動きにくそうだなぁ」
足場は海上に浮いているため、走ったりすると少し揺れる。相手が大人数で動き始めたら逃げにくいかもなあと思いつつ、出来るだけ端に行き過ぎないようにして開始の合図まで待機。
『ウレタンポカポカ大海戦、スタート!』
ぱぁん、とピストルが鳴らされる。途端、ウレタン剣を構えたビーチアスリート達が澪目掛けて殺到した。
「わ、来ちゃった」
振り下ろされるウレタン剣を、ダンスの要領で躱し逃げ回る。細かく動きながら、攻撃の後の隙を狙っては一人ずつトマトを叩き、着実に相手の数を減らしていった。
「後ろはダメっ」
死角からの攻撃も気配で察知しくるんと回ってウレタン剣をぶつけて防ぐ。前後左右、どこから来られても聞き耳を立てて上手に避け続ける。
最初は調子よく進めていた澪だったが、次第に連携を取り始めたビーチアスリート達がじわじわと澪を追い詰め始めた。
『変換、ビーチフィールド!』
更に、戦場全体が真夏の砂浜へと変わってしまい砂に埋もれる足が機動性を削っていく。
「動きにくさもだけど、数が多いのは困ったなぁ」
数に押し負け、端っこに追い詰められかけてしまった澪。
「僕チャンバラ自体慣れてないんでぇ、手加減してくれません?」
剣を抱え胸の前で手を組んでじっとビーチアスリート達を見つめる。澪から放たれる催眠術を乗せた言葉と、無意識の誘惑に囚われたビーチアスリート達は、互いにじっと顔を見合わせ。
『どうする?』
『お願いされてるしなあ』
戸惑って動きを止めている間に、澪がするりと囲みから抜け出して。
「ごめんねー」
内側の端にいるビーチアスリートの足を払い、バランスを崩させれば転倒の連鎖が起きてぼしゃばしゃと音を立て水に落ちていく。
「どうにか残れそうかも」
かなり数を減らしたビーチアスリート達に向かって走りながら、澪はウレタン剣を全力で振るい続けた。
大成功
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メリヲ・テフルヴイ
おー、こりゃーなかなか不安定な床だねぇ。
その上敵がいっぱい来るとなったら…纏めておびき寄せて吹っ飛ばすのが一番かな?
ってコトで、試合が始まったらボクは猟兵だとアピールして敵を引き付けつつ、チームの仲間がいるならボクから離れるよう呼びかけ。
敵の攻撃を【残像】で撹乱したり【見切り】で躱して凌ぎつつ、敵をできるだけ引き付けて。
ギリギリまで引き付けたところで激熱の聖剣発動、巨大化したウレタン剣で三連撃を繰り出して全員纏めて吹っ飛ばすよ!
うーん、爽快♪
後は足場に気をつけながら、残った敵の排除へ。
初撃で剣を弾いて二撃目でトマトを狙う【二回攻撃】で潰して回ろうかと。
「おー、こりゃーなかなか不安定な床だねぇ」
とんとん、とジャンプすると僅かに床が揺れる。滑ることはなさそうだけれど、と床の材質を確かめつつメリヲ・テフルヴイ(フリヰダムスヲウド・f22520)は顔を上げ周りを見ると、ずらりと並ぶビーチアスリートたちが嫌でも目に入る。
(その上敵がいっぱい来るとなったら……纏めておびき寄せて吹っ飛ばすのが一番かな?)
ほかにもアスリート達がいるとはいえ、事前情報から考えると真っ先に狙われるのは自分だろう。さて、どう立ち回るか。
その時、試合開始のピストルが鳴った。予測通り、自分の方に向かってくる数が一番多い。
「ほらほら、猟兵がこっちにいますよー」
端の方を駆けつつ敵を引き付け走る。味方側のアスリート達から敵チームの視線が離れた事を確認して、繰り出される攻撃を見切り、残像を使って躱して、派手に動く事で更に注目を集めていく。
「そのまま深く飲み込んで、熱く滾るボクの想いっ!」
ぎりぎりまで引き付けたところで、メリヲの持つウレタン剣が赤く光った。
|激熱の聖剣《オーバーヒート・エクスカリバー》が発動し、巨大化した剣がビーチアスリート達を薙ぎ払っていく。海に払い落とすように二撃、三撃と追い打ちをかけると、メリヲの周囲からはビーチアスリートの姿は消えていた。
「うーん、爽快♪」
メリヲの攻撃が届かなかった反対側の端で、味方アスリート達が戦っているのが見える。
トマトの潰し合いをしている所に、足元に気を付けつつに向かうと、飛んでくるのは多機能型水鉄砲の攻撃。ウォーターカッターや粘着弾の混じった水を気合を込めたウレタン剣で払い、相手が焦った所に踏み込んで体勢を立て直される前にトマトを潰す。
仲間と連携を散りつつトマトを潰して回っていると、試合終了の合図が聞こえた。
残っている数は圧倒的にこちら側の方が多い、この勝負はもらったようだ。
大成功
🔵🔵🔵
紫・藍
あや~!
真冬の海が真夏の砂浜にー!?
すごいのでっす、すごいのでっす!
これはもうライブするしか無いのでっす!
何せ今の藍ちゃんくんは2023水着な渚の天使!
砂浜に麦わら白ワンピとこれ以上なく適応しちゃってるのでっしてー。
藍ちゃんくんでっすよー!
皆々様、藍ちゃんくんビーチライブにようこそなのでっす!
押し寄せてくる皆々様を藍ちゃんくんのライブでファンにしちゃうのでっす!
するとどうでしょう!
藍ちゃんくんの歌と演奏をもっと聞きたい、ダンスパフォーマンスをもっと見ていたいと自然と味方になってくださるのです!
数で向かってくるのならその数をファンにしちゃえば良いのでっす!
海ぽちゃしないようライブ続行です!
試合開始の合図と共に、ビーチアスリートがその力を開放する。
『変換、ビーチフィールド!』
その声に合わせ砂が降り注ぎ、ウレタンポカポカ大海戦のフィールドが砂浜へと変わっていった。そして、砂が途切れると降り注ぐ日差しにも変化が起きていて。
「あや~! 真冬の海が真夏の砂浜にー!?」
紫・藍(変革を歌い、終焉に笑え、愚か姫・f01052)が大きな声を上げた。しかし、嫌だという事ではないらしく、その目は輝いている。
「すごいのでっす、すごいのでっす! これはもうライブするしか無いのでっす!」
大きなリボンを飾った麦藁帽。長い髪にリボンを編み込み、羽織った白ワンピースのフリルを靡かせた藍の姿は余りにも可憐かつ夏の砂浜と化した、この場に似合うといっても良い。翼の形をしたアクセサリーが日差しに煌めいた。
「藍ちゃんくんでっすよー! 皆々様、藍ちゃんくんビーチライブにようこそなのでっす! 押し寄せてくる皆々様を藍ちゃんくんのライブでファンにしちゃうのでっす!」
全ての世界、全ての人に愛と歌を届ける渚の天使は歌に合わせてダンスのステップを踏み、目が合えば手を差し伸べファンサを届ける。
すると、藍の声を聴いてしまった、そのダンスに目を奪われてしまったビーチアスリート達は藍の味方となり、攻撃を仕掛けてくる仲間達のトマトを叩き潰し始めた。まさかの裏切りに、混乱を極めるビーチアスリート達。
『何をしている!?』
『うるさい、藍ちゃんくんの歌が聞こえなくなるじゃないか!』
仲間割れの様子を見つつ、藍は歌を続ける。間奏に入り、びしっとポーズを決めれば周囲から大きな歓声が上がった。
「数で向かってくるのならその数をファンにしちゃえば良いのでっす!」
その後も海ぽちゃしないようライブ続行、最後には味方となっていたビーチアスリート達が自発的に海へと飛び込み藍達の勝利となった。
大成功
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大宝寺・風蘭
「ウレタン剣で叩きゃいいんだろ? 剣ならいつも使ってるもんね。やってやろうじゃん!」
まずは水着。
派手に動き回ることを考えると、動きやすさは大事……だがそれ以上に思い切り動いても『事故』が起きないのが一番。というわけで、競泳水着をチョイス。黒地に青のラインが入ったクールなデザインのやつを着ていく。
戦法は至ってシンプル。ウレタン剣を構えての【独楽】の高速攻撃で、周囲の敵を薙ぎ払うというもの。精密に相手のトマトを狙うというより、勢いで押して水に落とすという戦い方。
己のトマトを狙って高水圧砲やらウォーターカッターが飛んでくるだろうが、それも高速回転の剣撃で叩いて防ぐ。
勝っても負けても、明るく楽しく。
「ウレタン剣で叩きゃいいんだろ? 剣ならいつも使ってるもんね。やってやろうじゃん!」
大宝寺・風蘭(狂拳猫・f19776)はまっすぐに立ち、ビーチアスリート達と向かい合う。選んだ水着は、動きやすさと思い切り動いても『事故』が起きないだろうと思われる競泳水着をチョイス。黒字に青のラインが入ったクールかつシンプルな水着は、きりっとした風蘭の印象を強めている。
試合開始の合図が鳴り、どうなるかと敵の出方を見ていると、風蘭の方を見た数人のビーチアスリートが声を上げる。
『あいつ猟兵じゃないか?』
『よし、先に潰せ!』
仲間の声を合図に集まったビーチアスリート達に囲まれそうになった風蘭は、ウレタン剣を横に構えると、意識を集中させえて。
「|GO!《逝けぇー!》 |DIE!《死ねぇー!》」
独楽のようにスピンしつつの突撃で、ビーチアスリート達を海へと落としていく。一つずつトマトを狙うよりも、勢いで押せるほうが良いだろうという判断だ。
勿論、風蘭のトマトを狙って高水圧砲やらウォーターカッターが飛んでくるが、それも高速回転の剣撃の高さを変え、叩いて防ぐ。
ぐるぐると回りながら移動し、端に逃げるビーチアスリートを追い詰めては海へと落とす。風蘭の突撃を避ければ、味方のアスリートが隙を狙い後ろからトマトを叩いて潰す。
(勝っても負けても、明るく楽しく)
スポーツなのだから、まず楽しまなければ。風蘭の気持ちが伝わったのだろうか、この試合は落とす方も落とされる方も、やり切った笑顔が覗いていた。
試合終了のホイッスルが鳴る。気が付けば、ビーチアスリート達は大きく数を減らし、猟兵達の勝ちとなった。
しかし、まだこの試合で勝利しただけ。まだまだ戦いは続く。これからの試合も、明るく楽しく。全力を出し切って戦っていこう。
大成功
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