バトル・オブ・オリンピア⑩〜開始前のトレーニング
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「あけましておめでとう、と言いたいところ突然だが戦争だ!!」
新年の挨拶もそこそこに、木々水・サライ(|白黒猫使い人形《モノクローム・ドール》・f28416)が今回の仕事についての説明を開始する。
今回の舞台はアスリートアース。本来ここはダークリーガーによって支配されるアスリート達を解放していくのが猟兵達の仕事になる。
しかし、少々厄介なことに7thKING WARで倒した筈の『魔王ガチデビル』が生きていたために、そのデビルパワーでダークリーガー達の首魁を目覚めさせてしまった。
だが今回、ガチデビルが目覚めさせた首魁――新生フィールド・オブ・ナイン達は戦争ではなく、古代バトリンピア時代の祭典である『バトル・オブ・オリンピア』の復興に使用した。
これにはガチデビルもツッコミを入れるほど。何してんだお前と。
「まあ、放っといたらいいって言うわけにも行かないんだよな。ガチデビルを放っておく訳にはいかないし、かといってダークリーガーの暴走を止めないわけにも行かないしで」
そういうわけで、この特大スポーツの祭典『バトル・オブ・オリンピア』に参加する羽目になった猟兵達。
サライが見た予知では戦争サバイバルの真っ只中。気づけばスポーンしている大量のアイテムを使用するバトルロワイヤルが垣間見えたそうだ。
それ以外は至って普通の、普段通りのバトロワルール。武器を使って戦う方式のスポーツだ。
「今回のサバイバルはかなり面倒でな。数をこなしていかなきゃならないから、手伝いに行ってくれると助かる」
サライ曰く、今回の戦争は長期化する可能性が高い。
故に、さっさとサバイバルの加勢に向かって攻略を楽にする必要があるそうだ。
戦争開始。
さて、まずは軽いトレーニングから始めよう!
御影イズミ
閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
アスリートアースは予想外なんじゃわ。
でも楽しければOK!
初めての方はMSページを読んで頂ければと思います。
●採用について
「シナリオの成功数に到達する🔵の確保が確定した時点」で締め切ります。
採用についてですが、現時点では全員採用を目標にしています。
ただし、人数や内容によっては採用の確約が出来ません。
また採用が難しいと判断したプレイングはお返し致しますのでご了承ください。
●場所:バトロワフィールド
アスリートアースのバトロワフィールドでの戦いになります。
木々や岩などの障害物を使い、バンバン敵を倒していく場所。
キャバリア・飛行共に可能。
ただし今回はフィールド上に様々なアイテムが落ちています。
回復アイテムから一撃必殺アイテム、連射力上昇アイテムから攻撃力上昇アイテムなどなど。
プレイングに記載があればそのアイテムが落ちていることになります。
●プレイングボーナス:配置されたアイテムを利用する。
配置されたアイテムを組み合わせたユーベルコードは威力が2倍となります。
アイテムはプレイング次第。そのため、ご自身のユーベルコードからアイテムを考えるのが良いかもしれません。
皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
第1章 集団戦
『玩具遊戯能力者』
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POW : 愛機との友情「シンクロバースト」
全身を【黄金のオーラ】で覆い、自身の【操作・所持する玩具とのシンクロ】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD : リミットブレイク
【自身が操作する玩具】で攻撃する。[自身が操作する玩具]に施された【リミットパーツ】の封印を解除する毎に威力が増加するが、解除度に応じた寿命を削る。
WIZ : 俺が玩具で、玩具が俺だ!
【黄金】のオーラを纏い、自身の【玩具を使った】競技力と【玩具の動きを真似した場合の】競技力を2〜8倍にする(競技が限定的である程強い)。
イラスト:小日向 マキナ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ダーティ・ゲイズコレクター
私はダーティ!ダーティ・ゲイズコレクター!
凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ダーティとは私のことです!
ガチデビルさんのせいでアスリートアースが大変なことになってしまいました!
同郷の者としての責任と、世界の滅亡なんて超極ワルの成功を邪魔するためにも
必ずこのバトル・オブ・オリンピアを制しなくてはいけません!
(撮影カメラに向かって手を振りながらアピールをする)
しまった!カメラに視線を向けている隙にアイテムのほとんどをダークリーガーの皆さんに
回収されてしまいました!
しかし甘いですね!この撮影した映像を空中に表示するカメラを放置するとは!
視線の力を思い知らしてさしあげます!
(UC【強悪!妖光堕澱醜穢閃】発動)
●視線も配置されてると言えば配置されてるのでセーフ
「ガチデビルさんのせいでアスリートアースが大変なことになってしまいましたー!」
同じデビルキングワールド出身の悪魔、ダーティ・ゲイズコレクター(Look at me・f31927)。彼女は同郷の者としての責任、そして世界の滅亡なんて超極ワルの成功を阻止するためにこのバトル・オブ・オリンピアに参加した。
勝利はすべての視線を集める事ができる最高の手法。それをよく知っているダーティは戦場に向けられたカメラに向かってアピールをし、優勝宣言まで乗せておいた。
しかしそんな事をしている合間にも、玩具遊戯能力者達は次々に配置されたアイテム――水鉄砲やプラスチックの玩具等を確保に回っていた。
それらを武器とすることでシンクロし、玩具遊戯能力者達の戦闘力が増強されてしまう。これにはダーティもびっくりである。
「わー!? 殆どを回収されてしまいましたー!?」
ブンブン振り回しながら飛びかかってくる玩具遊戯能力者。それを華麗に避けながらも、ダーティはどうしたものかと考えてはこれはダメ、あれはダメと作を練り直し続ける。
……だが、不意にダーティは気づいた。玩具遊戯能力者達はあるものを回収していないと!
「ふっふっふっ……ダークリーガーの皆さん、甘いですね! これを回収しなかったのが皆さんの運の尽きというものです!」
そう、ダーティが使うアイテムは……先程自分がアピールを向けたカメラ。
彼女は視線誘導の悪魔。向けられた視線を源に、様々な力を生み出す者。故に彼女はカメラからの視線を使い、ユーベルコード『強悪!妖光堕澱醜穢閃』を発動。太陽のような強烈な光を放つ赤紫色の光輪を顕現させる。
まばゆい光が辺りを包み、命令を下す。『目を逸らすな』というただ一つの命令を。
だがこれは戦いだ。バトロワだ。大量の障害物がある中を視線を逸らさずに動くことなど難しい。
移動のために玩具遊戯能力者が視線をそらした瞬間、ダーティから放たれる矢印のオーラがその身体を貫く。回避できそうなものだったのに、その回避能力が一気に低減してしまっているのだ。
「さあ、さあ! 視線の力を思い知らせて差し上げます!」
カメラを回収しなかったのが、ダークリーガーの敗因だと告げるように。
赤紫の光はバトロワフィールドを包み、ダークリーガーを逃すことはなかった。
大成功
🔵🔵🔵
月夜・玲
流石アスリートアース
ガチデビルも困惑だぜ!
ええ…何やってんの…
何ていうかこう、悪い奴等じゃないんだよなダークリーガー…
まあ、放置して良い奴でも無いんだけど…
バトロワなら気持ちよく、暴れるだけで良いから楽!
先ずは良さげな武器の確保からいこう
フィールドを駆け、手に合う武器を探そう
剣だ、剣
剣っぽい物無いかー!
最悪棒でもいいや、銃器じゃなけりゃ何とでもなる!
真に重要なのは、斬る意思と斬れるというイメージ
剣っぽけりゃそれで十分、二本拾ってさっさと斬る!
【剣技・蒼嵐剣】起動
斬撃と風の刃の2段攻撃、更に残された竜巻で仕留めそこなった敵を巻き込んで『吹き飛ばし』
吹き飛んだ敵を更に『斬撃波』で狙い斬り!
●嵐を巻き起こせ!
「流石アスリートアース! あのガチデビルも困惑だぜ! …………いや、ええ……何やってんの……?」
突然褒めたかと思えば、突然自分も困惑する月夜・玲(頂の探究者・f01605)。アスリートアースは基本スポーツで勝敗をつける世界なので、死のやり取りが起きないのだが……それはそれで、スポーツ脳とは凄いなというものでもある。
「いやでも、なんていうか……こう、悪い奴らじゃないのは確かなんだよな、ダークリーガー……」
ダークリーガー達も殺し合いなどをすることもなければ、ただただスポーツの勝負に準じるだけの者達だ。オブリビオンとは大きく違って、お弁当を一緒に食べたりする場面だってある。
しかしだからといって放置していいかと言われたら、そうでもない。現にこのバトル・オブ・オリンピアでベースボール・フォーミュラ『Mr.ホームラン』が残ったままに勇者リリリリ(?)を討伐すると、地獄の特訓が始まるというのだからそれは避けたいところなのだ。
「……地獄の特訓かあ……」
嫌な想像をしつつも、玲はそのままバトロワフィールドへと突入する。
何も考えず、スカッとふっ飛ばしに行ける。それだけがこの戦場の救いかもしれない。
なお、数分も経つと玲の悲鳴が上がる。
「剣ッ、剣どこだー!? 最悪棒でもいいー!」
配置されたアイテムはランダムなもので、必ずしも自分の欲しい物があるわけではない。なので玩具遊戯能力者達がアイテムを回収して玩具と組み合わせた攻撃をする合間にも、玲はうまく回避行動を取りながら剣っぽいものを探していた。
「あったー!!」
ようやく見つけた剣は刃のついていない模造刀が2つ。だが、玲には刃があるかどうかは関係ない。真に重要なのは、己が『斬る』という意志のみだ。
両手に携えた模造刀を構え、ユーベルコード『|剣技・蒼嵐剣《プログラム・ストームソード》』を発動。速度マッハ5.0以上の斬撃が玩具遊戯能力者達を斬り裂き、ダウンを取る!
更に風の刃で遠くから攻撃してくる玩具遊戯能力者達を叩き落し、軌跡に残った蒼き竜巻に巻き込むように動き回って玩具遊戯能力者達を連続でダウンさせていく。
バトロワフィールドに残る蒼の竜巻は暫くの間残り、玲を守る盾となり、刃となる。
それに近づくのも大変そうな玩具遊戯能力者達はアイテム回収に走ったが、それさえも許さぬ剣が襲いかかる。
大成功
🔵🔵🔵
栗花落・澪
アイテム要素が増えるだけで
普通に戦えばいいだけならまだ気楽な方かな
翼の【空中戦】を主軸に
宙を地を駆けて飛んで
自走する体力は不足してるとはいえ
100m程度の距離だったらむしろ速さには自信ある方だから
小柄な体型も活かした身軽な動きと障害物の配置も利用して翻弄
一応自身に【オーラ防御】は纏いつつ
自然の障害物を盾や隠れ蓑にして
指定UC発動
花弁で目眩し兼斬攻撃を仕掛けつつ
連射力アップのアイテムを拾い
【高速詠唱】で氷魔法の【属性攻撃、範囲攻撃】
敵の保有玩具ごと凍結、封じる足止め兼攻撃で
まとめて戦闘不能を狙いたいかな
正々堂々とした運動は体質的に苦手だから
多少の搦手も一つの戦法ってことで、ゆるしてね♡
●搦手も立派な戦法の1つ
「ふむふむ。アイテム要素が増えるだけで、あとは普通に戦えばいいだけならまだ気楽な方かな?」
バトロワフィールドの地を蹴って軽く飛ぶように走り、地上に配置されたアイテムを眺めて栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は呟く。
本来であればアスリートアースはスポーツによって勝敗を決めるのが主だ。そのため、サッカーやテニス等のスポーツでは戦いが起こることはない。
だがバトロワもスポーツの1つと認定されているならば、ここは普段通りの戦闘行為を行えば良い。ただ、ちょっとアイテムが転がり落ちてるだけであとは特別変わりはないわけで。
「でもちょっと、この中を走るのは厳しいかなー……」
木々や岩と言った障害物がいくつも飛び出ている中、澪は眉を寄せて難しい顔をする。走り続けなければ危険であることは承知の上だが、じゃあ、その体力が持つかと問われればそれも少し不足しがちで難しい。
小柄な体型がぴょんぴょんと飛び回る故に、玩具遊戯能力者も玩具を使っての攻撃でなんとか澪を捉えようとするが、玩具はしょせん玩具。飛距離も伸びなければ、威力も弱いものだ。
「わっ!?」
とは言え狙いは的確。何度澪の身体を掠めそうになったかなんて覚えていない。
ギリギリを回避した澪はとっさに近くの岩陰に隠れ、少しだけ呼吸を整えていく。玩具遊戯能力者達がどんな玩具を持って動いているかをこっそりと確認し、どう動くかを計算していく。
「……あ」
ふと、澪の目に映ったのは連射力が上がるアイテム。玩具遊戯能力者達はそのアイテムに気づいていないようで、今なら澪だけが独占できる状態だ。
――このまま、一気に決める。
そう決意した澪は素早く岩陰を飛び出すと、ユーベルコード『マジカル☆つゆりんプリンセスフォーム』を使い、豪華絢爛なドレス姿へと変身。辺りに花びらを舞い散らせ、視界を奪いながら花びらの斬撃で足止めをしたその瞬間にアイテムを確保。
「これなら……!」
連射力アップアイテムを天に掲げれば、花びらの枚数が増えていよいよ視界が猛吹雪と同じ状態となる。
更に氷魔法の範囲攻撃を組み合わせることで玩具遊戯能力者達の玩具もろとも凍らせ、使えない状態にしてから花びらの嵐で玩具遊戯能力者達を殲滅していった。
「正々堂々とした運動は苦手だから……ここは搦手も一つの戦法ってことでゆるしてね!」
可愛らしく謝罪の言葉を述べた澪。
その言葉に対して文句を言う者は、誰もいない……。
大成功
🔵🔵🔵
ツキカ・アシュヴィン
銃使て撃ち合うヤツやったら得意分野や!
それが現地調達アイテム使ての戦いやったら尚更や!
っちゅうコトでこの勝負、ウチが貰たでー☆
っても油断はせず、周りに敵がおらんか警戒は怠らんようにしとくで。
最初は戦いは避けて、アイテム集めるコトを優先してこかと。
使うUCは「凶星、死を告げる」。
敵に気付かれんように攻撃できれば必中必殺のUCやから、射程アップや隠密力アップ、あと索敵能力をアップできるアイテムが手に入れば好都合やね。
そないなアイテムが一通り揃ったら、見通しのええ高台あたりで身を潜めて敵を探し、見つけたヤツの頭とかの急所をUC併用の狙撃で撃ち抜いてくで。
ある程度撃ったらポイント変えて繰り返し。
●得意分野を存分に
「銃使て撃ち合うヤツ! それやったらめっちゃ得意分野や!!」
バトロワフィールドでの戦いに嬉々とした声を上げるツキカ・アシュヴィン(星追いの渡り鳥・f24375)。銃で撃ち合うだけの戦いならば、サバイバルガンナーとしての腕を十分に発揮できるためだ。
とは言え今回のバトロワには追加ルールが存在している。フィールド各地には急にスポーンするアイテムが置いてあり、様々な効果をプレイヤーにもたらす。
現に今回の相手、玩具遊戯能力者は落ちていたアイテムを組み合わせて新たな玩具を作り出し、それを使ってツキカを狙っている。もともとは玩具だった武器もアイテムと組み合わせることで強力な武器に変貌していた。
「はえー、ホンマにいろいろあるなぁ」
敵から身を隠しつつ、ササッとアイテムを回収に走ったツキカ。主に射程アップや隠密力アップのアイテムを確保して回っており、隠密力アップのお陰である程度音を立てても玩具遊戯能力者達にスルーされるようになった。
「お、索敵アイテムめっけ」
索敵能力を上げるアイテムを見つけた後、一度辺りを見渡す。身を隠せそうで、それでいて見晴らしのいい高台があればと思って状況確認ついでにルートを確保。CR-WA96AR3/CSTを片手に高台へと登った。
「……よしよし。よう見えるな」
スコープを覗かなくとも、十分に見える敵の姿。射程アップのアイテムをCR-WA96AR3/CSTに込め、ユーベルコード『|凶星、死を告げる《アルゴル・アサシネイト》』を使い、半径115m以内にいる玩具遊戯能力者の頭を狙撃で撃ち抜いていく。
様々なカスタマイズを施したCR-WA96AR3/CSTはもちろんサイレンサーだって実装済み。敵に気づかれることなく、1発、また1発とヘッドショットでぶち抜いていく。
「っと、流石に射線に気づかれてしもたか」
何発も打ち込めば銃弾の軌跡から敵の位置の把握することは造作もない。
故に、スナイパーには鉄則がある。『その場に居続けない』と。
「ほな、さいならー☆」
自分がいた痕跡をしっかりと消し去って、ツキカは狙撃ポイントを切り替える。
得意分野を活かして戦うバトロワ、ここでヘマは許されない!
大成功
🔵🔵🔵
空桐・清導
SPD
アドリブや連携も大歓迎だ
「アスリートアースでの戦争、いや、オリンピアだって!?
しかも、ガチデビル復活だと!?
何から何まで想定外だが、やることは変わらねえ!
ヒーローは何処でだって世界のために戦うぜ!」
元気いっぱいにバトロワフィールドに参上
マスクはしまって真紅の鎧にハチマキ締めて仁王立ち
「いくぞ!まずは武器!」
障害物の木をへし折って丸太を装備
「次はパワーアップだ!」
≪筋力UP!≫≪筋力UP!≫≪筋力UP!≫≪伸縮!≫
戦場のアイテムを確保
UCで丸太に炎を纏わせる
ムッキムキになった筋肉で自在に伸縮する丸太を振り回す
ダークリーガー達をなぎ倒していく
「丸太と筋肉、そして炎。この組み合わせは最高だ!」
●丸太も配置され……配置?
「アスリートアースで戦争、いやオリンピアだって!? しかもガチデビル復活だと!?」
あまりの情報量の多さに驚きの表情を見せる空桐・清導(ブレイザイン・f28542)。想定外に想定外が重なっての今回のバトル・オブ・オリンピアだが、ヒーローにとってやることに変わり無し。
いつも通りの、元気ハツラツな様子でバトロワフィールドに降り立ち……せっかくの運動会っぽいイベントだし、と今日はマスクは外し、素顔のまま白いハチマキを締めて気合を入れた。
「よし、行くぞ! まずは……武器調達ッ!!」
清導が目につけたのは障害物となっている木々。一応配置されているという点では間違ってないので、ルール上はセーフ。
大木は清導が蹴りを入れるだけで簡単に折れるため、丁度いい長さになるように調節しつつ装備。重量はそこそこあるが、ヒーローたるものこの程度を持ち上げられないなんてことはない。
「えーと、アイテムはー……」
キョロキョロと辺りを見渡して、何が配置されているかをチェック。
能力上昇系のアイテムや敵能力値下降アイテム等様々なアイテムが落ちているが、その中でも清導は能力上昇系――主に筋力アップと武器伸縮アイテムの確保に回った。
筋力アップを行えば、どんな大きさの丸太も軽々と振り回せる。更にそこに武器伸縮のアイテムを注ぎ込むことで丸太の大きさを自由に変貌させ、人の大きさの数倍の丸太を作ることが出来るようになった。
「そして更に、コイツで超強化だ!!」
ユーベルコード『フレイム・フルカウル』を使い、触れた物体、つまりめちゃくちゃデカくなった丸太に性能を上昇させる火焔を憑依させることでとんでもない武装へと変貌。
玩具遊戯能力者達の前に現れた清導の姿は、たぶん、きっと、トラウマになりかねない姿だったかもしれない。
ムッキムキの青年がクソデケェ燃焼丸太を持ってぶん回してくる光景。それを玩具で対抗しろという極めてヤバいレベルの状況。無理ゲーの極み。
「丸太と筋肉、そして炎。この組み合わせは最高だな!!」
いい笑顔のままに燃焼丸太をぶん回し、玩具遊戯能力者をなぎ倒していく清導。
ヒーローだって、リミッターを解除することは、ある。
大成功
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犬巻・隼斗
●POW
何とも新年早々はた迷惑な話でありますが、目覚めたダークリーガー達の首魁が殺戮に走らなかっただけでも良しと思うべきであります
ここは自分のミニ戦車「チハタン」で蹂躙し一気に戦局を…でありますが、想像以上に敵方が操作する玩具の連携が苛烈であります
主砲の威力をバトロワレギュレーションにまで落としたチハタンだけでは…おや?
これはドローンと呼ばれる玩具でありますね
そうであります!
小隊長殿の座学で覚えました電撃戦をこの場で実践するであります!
ドローンには自分が丹精込めて作った『スーパーライフベリー』の種子を搭載し、敵陣地の土めがけて落下
急成長した攻勢植物で混乱している隙にチハタンを突撃であります!
●戦車、参戦ッ!
「何とも新年早々はた迷惑な話でありますが、目覚めたダークリーガー達の首魁が殺戮に走らなかっただけでも良しと思うべきであります」
ミニ戦車『チハタン』に乗り込み、バトロワフィールドを駆け巡る犬巻・隼斗(ここ掘れワンワン・f39980)。スポーツでの戦いで決着を決めるアスリートアースが血塗れにならなくてよかったのは、まさに僥倖とも言える。
……が、その代わりにアスリートアースの主要なスポーツにフォーミュラが現れてしまったので、その対処を間違わないように動きたいところだ。
主砲の威力をバトロワ専用レギュレーションにまで落とし込んだチハタンで玩具遊戯能力者達を撃ち抜いていく隼斗。威力を落としたと言っても戦車砲の威力はそこそこあるため、集まった玩具遊戯能力者を一斉に吹き飛ばすのは簡単だ。
だが玩具遊戯能力者も負けてはいない。全身を黄金のオーラで覆い、自分達の持つ様々な玩具とシンクロさせて戦闘力を増強させ、飛翔能力で隼斗を翻弄している。
「くっ……!」
旋回が難しい戦車の周りをビュンビュン飛び回って撹乱させていく玩具遊戯能力者。玩具の一撃はチハタンにはさほど痛くはないが、連携を取っての連続攻撃は正直耐え難い。
「どうにか対抗策を……おや?」
ふと、隼斗が視線を向けた先にはアイテム:ドローンが配置されていた。玩具遊戯能力者達は自分達が飛べる、遠距離攻撃もあることからドローンを拾う様子はないのがわかる。
そこに突然隼斗の脳裏を小隊長が通り過ぎていく。そういえば、小隊長の座学の時に何を教わったか……。
「……そうであります!」
閃きを得た隼斗は素早くドローンを回収し、ユーベルコード『スーパーライフベリー』を使用。希少植物スーパーライフベリーの種子をドローンに搭載させると、玩具遊具能力者達の陣地まで飛ばす。
空を飛ぶ者達はそのドローンが何をしているのかはわからない。急ぎ、隼斗を倒さねばと再び攻撃を開始するのだが……それこそが、隼斗の狙い。
スーパーライフベリーは本来なら回復用に使用されるものだ。しかし、土に植えると10秒で攻勢植物へと変異して隼斗が敵だと認識した者を攻撃する性質がある。
突然現れた攻勢植物に混乱を招かれた玩具遊具能力者達は植物の方に手を焼いてしまい、チハタンの攻撃を逃れられなくなってしまった。
「これこそが、小隊長殿より教わりし電撃作戦! この調子で突撃であります!」
上官から賜った知識を存分に発揮し、フィールドを蹂躙する隼斗。
暫くの間、バトロワフィールドは攻勢植物がうねうねとうごめいていた。
大成功
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