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宇宙遊泳ところによりオブリビオン

#スペースシップワールド #戦後

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#スペースシップワールド
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#戦後


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●銀河帝国残党掃討戦
「イエス、イェーガー。依頼の時間です」
 アリシエル・フィフスガーディ(五天の守護機・f09139)がグリモアベースに集まった猟兵たちに告げる。
 猟兵たちに向き直りながら、彼女は自らのグリモアを顕現させ、くるくる、とそれを回す。
「と言っても相手は残党です。中々尻尾を出しません」
 なので、こちらから油断しているところを襲わせます。
 アリシエル・フィフスガーディがそう告げる。
「居場所は予知出来てはいます」
 なのでそこへ行って遊んできて下さい。
 なんでも宇宙遊泳を楽しめるスポットが近くにあるそうだ。
 そこで宇宙遊泳を楽しみながら、油断していると見せかけ残党をおびき寄せ撃破する。
「それが今回の作戦となります」
 淡々と告げながらグリモアをくるくる、と回す機械少女。
 その後、彼女はまた視線を猟兵に戻す。
「遭難の危機はありません」
 救助ロボットが待機しており、そう言った安全性にも考慮されている。
 だが本当に安全なのか、と問われるとアリシエルは迷った。
「宇宙クラゲ……出るんですよね」
 その区域では極稀に宇宙クラゲが出るらしい。
 あまりにも低い確率なので、ロボットたちはその可能性を排除しているようだが。
 そのあたりの融通が効かないのもロボットらしい。
「宇宙クラゲが出た場合、それも排除しておいた方がいいでしょう」
 最も、最優先目的は残党たるオブリビオンの撃破ですが、と付け加え告げる。
「おびき寄せるのが目的なので最初は思い切り遊んでもいいかと思います」
 そう告げながら彼女たちは君たちに向き直り、無機質な眼差しを送る。
「イェーガーたちならば問題なくこの予知の打破を完遂出来ると信じています。健闘と武運を祈ります」


虎河豚天
 虎河豚の天ぷら、略して虎河豚天でございます。食べないで。
 SSWのシナリオ出す前にSSWが終わっていたぜ。
 だが残党が残っている、こいつを生かしちゃおけねぇ。
 ところでこの残党ほっといたら数年単位で戦争起こしませんか?
 最終的に隕石要塞を惑星にぶつけようとしたりしませんか?
 人の光を見せなきゃならないんだろ……!!
 温かい……こんな光を放つ人間が星を壊すのだ……それがわからんのか……?!
 ゆーびろんぐとぅゆー。
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第1章 日常 『大宇宙を泳ぐ』

POW   :    細かいことは考えず宇宙遊泳を楽しむ

SPD   :    いかに早く遊泳できるか挑戦する

WIZ   :    独自の機械や魔法での遊泳を試みる

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

アネモイ・エンドア
《アドリブ協力可》
SPDで判定

宇宙遊泳か…
人間体で宇宙を彷徨うとはこのような感覚であったか
本体で航行するのとは違って中々楽しいのである
せっかくの機会であるし、ここは本体のデータベース内にあった対帝国軍同盟式宇宙泳法を試してみるのである

フハハハ!見るがよい!これぞ対帝国軍同盟式宇宙泳法奥義!弾丸式回転泳法である!

弾丸の如く高速回転しながら一直線に宇宙空間を渡る泳法!この速さとブレのなさに追いつける者はいまい!

まぁ回転するせいで髪の毛が纏わりつくのと進行方向の確認ができぬのが欠点あるが、まぁ大丈夫であろう!

例え宇宙クラゲが出たとしても「激痛耐性」「電撃耐性」「毒耐性」があるので多少は問題なかろう


神羅・アマミ
残党をほっとくと欠陥のある惑星破壊兵器を欠陥のあるまま更にデカくして侵略を企むかもしれんので、それはそれでほっとけばいいと思うんじゃが、残党狩りじゃぜー!

なるほど、敵をおびき寄せるためにわざと目立つ行動をしろというわけじゃな!
盾キャラの妾に相応しい任務じゃぜー!
見よ、この華麗な空中遊泳!
いや、遊んどりゃせんよ?
何しろこれは重要任務じゃからな!
じゃが、その最中にうっかり新種の宇宙クラゲを歴史的発見して、どっかの権威ある人から表彰されてしまうかもしれんのー!
へへへ、うひゃはー!

そんなこと言ってると、いつの間にか救助ロボットのレーダーにも引っかからないまま作戦圏外へ行方不明になっているかもしれない。


リミティア・スカイクラッド
海を泳いだことはありますが、宇宙遊泳は初体験ですね
この世界の人間にはそちらのほうが珍しいのでしょうか

ぷかぷかと無重力に身を任せてのんびり宇宙遊泳を楽しみつつ
影の追跡者を召喚し、宇宙クラゲの捜索をさせておきましょう
瞬く星々を数えたりして、ゆったりリラックス
ぼうっとしているうちに、だんだん眠くなってきたりするかもしれません

もし敵襲があったり宇宙クラゲを発見すれば即座に跳ね起き
「……寝てません。リムは寝てませんよ」
敵ならば戦闘体制を、宇宙クラゲならばエレメンタル・ファンタジアの「星」属性の「雨」で駆逐を
ちょっとした流星群です



●宇宙をさまよう弾丸
「宇宙遊泳か……」
 アネモイ・エンドア(エンドア級戦艦13番艦・f00797)はふよふよ、と浮かんでいた。
 エンドア級戦艦13番艦である彼女にとって、宇宙とは即ち本体で征く場所。
 このような形で彷徨うのは初めてであった。
「せっかくの機会であるし……ここは一つ、本体のデータベース内にあった対帝国軍同盟式宇宙泳法を試してみるのである!!」
 とん、と言う音と共に彼女の体が宇宙を舞い……。
 刹那、その身をぐるり、と回転させる。
 錐揉み式に回転すれば、これぞ対帝国同盟式宇宙泳法の奥義!!
 弾丸式回転泳法である!!
 ジャイロ効果によってその推進軌道は安定し、速さとブレのなさを実現!!
 その速度、まさに弾丸の如く!!
 錐揉み回転効果で髪の毛がまとわりつく事、そして、回転しているせいで進行方向の視認が出来ないと言う欠点!!
「まぁ大丈夫であろう!!」
 ふはははは、と笑いながらアネモイ・エンドアは回転し疾駆する。
 その先にはふよふよ、と漂いながらリラックスしているリミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)がいた。
 瞬く星を数えながらぼうっとしているうちにじょじょに、魔法少女のまぶたが落ちてくる。
「……寝てません。……リムは……寝てませんよ……」
 ねむい……とても……ねむい……。
「ふははははははははッ!!」
 おっとアネモイ・エンドアがやってきたぞ☆
 そのまま寝落ち仕掛けていたリミティア・スカイクラッドのボディに激突!!
「ふごぉッ?!」
 その威力、まさに弾丸の如く!!
 宇宙を彷徨う弾丸は見事に少女のボディを貫いたのである。
 その威力に負けて吹き飛んだリミティア・スカイクラッド。
 思わぬ障害物に頭をぶつけ頭を抱えるアネモイ・エンドア。
「ふふふ、盾キャラの妾に相応しい任務じゃぜ」
 宇宙空間を漂いながら高笑いしている少女がいた。
 神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)である。
 彼女は何故笑っているのか。
「見よ!! この華麗な空中遊泳!!」
 お美事です!!
 そんな声が響きそうな華麗な遊泳を見せつける。
 無邪気に楽しそうに遊んでいる少女にも見えた。
「……いや、遊んどりゃせんよ? 何しろこれは重要な任務じゃからな?」
 ふと目についた救助ロボットに話しかけながら告げる。
 残党はほっとくと欠陥のある惑星破壊兵器を欠陥のあるままに更にでかくして侵略を企んだ挙げ句、死の星とか名付けちゃうかもしれない。
 それはそれでほっといてもいいのだが、猟兵の仕事はオブリビオンの駆逐だからね!!
「じゃが、その最中にうっかり新種の宇宙クラゲを歴史的発見して、どっかの権威ある人から表彰されてしまうかもしれんじゃろ?」
 なかなかに小難しい夢を語り始めた。
 へへへ、うひゃはー!! と夢あふれる未来に妄想をはせていたその時。
「んごぉ!?」
 盾キャラに物凄い衝撃が走った。
 吹っ飛んできたリミティア・スカイクラッドである。
 衝撃が発生し、反作用。次に吹っ飛ぶは神羅・アマミ。
「おわーーーーーーーーーーーッ?!」
 アマミ、星となる。
 そんな様子を眺めていたのは救助ロボット。
 はっ、呆けてる場合ではない?!
 急いで吹き飛んだ彼女を救助に向かうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

マックス・アーキボルト
【POW】
高性能宇宙服(有効期限とかあるよね…?)でオブリビオンが出てくるまで力を抜いて流れに身を任せよう。
「こんな風にだらけてるの、戦争が始まってから久しぶりかも…。」

水に浮かぶみたいに遊泳していても、ここでの戦争のこといろいろ考える。
戦争に勝って助けることができた人たちのこと、無限にも思える帝国軍の軍勢。
クローンやウォーマシン。不死のオブリビオンを命と呼べないかもしれない、だとしても

この戦争でどれだけの数の命が亡くなったんだろう?

…宇宙服に身を包んでても感じる気がする。それを通り抜けてくる、凍り付くような背筋の寒さを。
「もうこの世界で、大きな戦いは起こさせない…!」


ダビング・レコーズ
任務了解です
銀河帝国残党撃滅の第一手段として陽動作戦を開始します

【SPD】

SF-2エウロスに騎乗
周辺宙域の無作為的巡航を行います
遠方からは非武装民間人が遊覧飛行をしていると見せかけるため低速を維持
加えて全推進装置を極低出力に設定し常時起動
バーニア類の発光が目立てば誘引効果は尚増加するでしょう

宇宙クラゲとの遭遇確率は極めて低いとの事ですが、詳細なデータが無い以上油断は出来ません
攻撃性の有無等も不明ですが少なくとも不意を突かれないよう留意しておくべきです


目面・真
オレにとっての宇宙空間は戦場であって、くつろげる場所ではナイのだが。
一種の囮ともなれば、遊んでいるフリでもやってみせなければならないか。

かなり大きめな、骨董品の光学望遠鏡を持って宇宙空間へ出てみよう。
この辺の恒星系の観測をしているような体でな。船内でも出来る事をわざわざ船外に出てまでやるというのは贅沢なコトだよ。
変わった現象が観測できるかも知れない。電脳ゴーグルに一旦データを集めて、星々と戯れてみようか。

飛び回るのは戦闘中を含めていつだってできるが、観測は今しかできない。
そう割り切りながらも、浮遊しながら警戒を怠らぬように。


神元・眞白
【WIZ】
一面の星空。綺麗……。
少し前までは忙しかったけど、ゆっくり見れる機会があるのは良い事。
こうして静かにふわふわしているだけでも十分頑張った見返り。

最近ずっと忙しかったし、飛威と符雨にも休んでもらわなきゃ。
もう少ししたら残党の件も始まるし、今少しだけゆっくり。



●光る宙に思いを馳せる
 高性能スペーススーツを纏い、マックス・アーキボルト("ブラス・ハート"マクスウェル・f10252)は宙を漂う。
 いくつもの瞬く星を眺めながら、全身の力を抜いてリラックス。
「……こんな風にだらけているの、戦争が始まってから久しぶりかも……」
 大きな戦いがあった。
 世界の存亡をかける戦いだった。
 幾万、幾十万、幾百万、幾千万、幾億万――――。
 世界一つの命を賭けた争いに彼らは勝利した。
 多くの人を助けた。
 無限にも思える帝国の船を沈めた。
 それらはクローンやウォーマシンやあるいは過去の残滓であるオブリビオンであった。
 それらを命とは呼べないかもしれない。
 けれど、同じような出自で今もなお、懸命に生きている"人たち"がいる。
 ミレナリィドールである彼とて、そうなのだ。
 なれば、それもまた命なのだ。
 そうして命に思いを馳せる度に思う。
 
 ――――この戦争でどれだけの命が亡くなったんだろう?
 
 幾つもの命が、この闇の宙で散っていった。
 それをこの宙でさまよっていると強く思う。
 この闇の中、今も彼らは彷徨っているのだろうか?
 帰るべきよりべたる星を無くした彼らは、寄りべを持たない彼らは。
 導く光のないこの闇の中を今も彷徨い続けているのだろうか?
 背筋に寒気が走る。
 スペーススーツに異常はない。
 けれど、感じるのだ。
 凍りつくような寒さを。
 それを実感したマックス・アーキボルトは闇の宙に誓う。
「……もう、この世界で大きな戦いは起こさせない……!!」

●白銀の流星
「任務了解です」
 ――――銀河帝国残党撃滅の第一手段として陽動作戦を開始します。
 出力安定、各種システムスキャン。
 FCS、正常稼働、各種スラスター、推進剤投入完了。
 全システム、オールグリーン。
「当機はこれより、陽動作戦を開始します」
 SF-2エウロスを展開。
 ドッキングベイ展開、ドッキングを開始。
 ドッキングタイミング、今。
 ドッキング完了。システムに異常なし。
「ダビング・レコーズ、発艦、今」
 SF-2エウロスに光が灯る。
 そして、青い軌跡を残し、ダビング・レコーズは出撃する。
「――――マップ、スキャニング開始」
 周辺マップのダウンロード、インストール。
 スキャニング開始、航路設定。
 白銀機は宙を征く。
 周辺宙域の無作為的巡航を開始。
 速度域、低速を維持。
 これにより、非武装民間人が遊覧飛行をしていると偽装。
 全推進装置、極低出力に設定、常時機動。
 バーニアの推進光をあえて目立たせるように航行する。
 ダビング・レコーズは征く。
 銀河帝国残党を撃滅する為に。
 あの戦乱に終止符を撃つために。
「システム、スキャン――――現在、反応無し」
 彼は成すべきを成す為に征く。
 白銀の装甲は、闇の宙に輝いた。

●恒星観察
「オレにとっての宇宙空間は戦場であって、くつろげる場所ではナイのだが」
 そんな事を言いながら、骨董品の光学望遠鏡を持って目面・真(たてよみマジメちゃん・f02854)は船外に立つ。
「……一種の囮ともなれば、遊んでいるフリでもやってみせなければならないか」
 ため息を一つつけば、望遠鏡の設置を開始する。
 船内でも出来る事をわざわざ船外でやる。
 大層なご趣味だ。
 こんなことを出来るのはよっぽどの趣味人ぐらいだろう。
 わざわざそれっぽく見せる為に骨董品とも言えるこんな望遠鏡すら持ち出した。
 彼にとっての宙は戦うための場所。
 オブリビオンを駆逐するのが猟兵たる役目。
 なれば、それを牽引するのに必要とあらば、そういうのだってこなしてみせる。
 それに――――もしかしたら変わったことも起こるかもしれない。
 それならばそれで、それを報告すればまた一財産ともなるやもしれない。
 電脳ゴーグルも並行起動。
 星々の瞬きを観測しながら、並列起動で周囲のスキャニングも行う。
 闇の宙を漂いながら、そらを見張る。
 この宙を飛び回る事は戦闘を含めいつだって出来る。
 だが――――こうやって観測にじっくりと時間を取れるのは今しかない。今しか出来ないのだから。
 割り切りも大切だ、仕事も大切だが。
 周囲の状況を常時観測しながら、彼は宙を見る。
 宙の神秘に思いを馳せる。

 ――――このどこか遠くに煌めく星に、帰るべき寄り辺があるのだろうか?
 
 あの戦乱で得た力が、人々の希望になる事を祈りながら。

●星空の瞬き
 神元・眞白(真白のキャンパス・f00949)は一面に瞬く星を眺めていた。
「……綺麗……」
 つい最近まで、大きな戦いがあり、幾つもの船が沈み、多くの命が失われた。
 その闇の宙は今は静けさと瞬きを持って彼女を迎えていた。
 静かに宙を漂いながら、周りに視線を巡らせる。
 星がまた一つ瞬いた。
 あの星の光は一体どのぐらい先にあるのだろう?
 星がまた一つ瞬いた。
 あの星の光は一体どのぐらい過去のものなのだろう?
 星が一つ流れていく。
 その一つ一つが幻想的で、美しかった。
 その一つ一つが、彼女たちへの報酬であった。
「飛威、符雨」
 彼女に侍る人形を開放する。
 彼女たちとずっと戦ってきた。
 けれど、今はそのわずかであっても休める時。
 だから、今は少しだけ、ゆっくりと。
 三人の少女は宙を漂う。
 静かに、ゆっくりと、安らかに。
 また一つ、星が輝いた。
 彼女たちの休息を見守るように。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

クネウス・ウィギンシティ
全世界サイボーグ連盟で参加
アドリブ&絡み歓迎

「エンジニアに不可能は有りません」

【POW】:細かいことは考えず宇宙遊泳を楽しむ

「各種装置オールグリーン、発艦シークエンス開始。1番から256番まで正常稼働。アマテラス『発艦』!」

旅団:全世界サイボーグ連盟の予備拠点である機動戦艦『アマテラス』で宇宙遊泳を楽しみます。

【メカニック27】としてリビルドした、装甲が真新しい基地サイズの小型戦艦。襲ってくれと言っているようなものですね。

自前の宇宙戦艦で楽しみつつ、襲ってくれるのを待ちます。

「主砲、副砲、館内設備に異常なし。後は敵が来るのを優雅に待つだけですね」


河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟の皆と参加】(アドリブ・絡み歓迎)

「全世界サイボーグ連盟、宇宙を征く」
悪くないわねぇ。

UCで呼び出した25機の浮遊ドローン群を、
「魚のスイミー」のように組み合わせ、目の部分に修羅雪姫が収まる。

右旋回! 左旋回! 上昇! 下降!
宇宙の海をわが物の様に、宇宙戦闘機を乗り回すように飛翔する。

クネウスさんの機動戦艦「アマテラス」の周囲をグルグル飛び回る。
「機動戦艦(バトルクルーザー)でクルージング、とても良いわねぇ!」

勿論周囲の警戒は怠らないわぁ。
「お仕事」ですもの(苦笑)


霧島・カイト
宙域戦闘の訓練か、備える事は大事だと認識している。
そういう話では無いと?……今の俺には解らんな。

【WIZ】にて。
俺の装甲には生憎普段から空中戦に対応出来るような機能が無いのでな。
実地試験と行こうか。
無重力空間となると話も変わってきそうだが……魔導ブースター各種を試し、機動性に問題の無い物を採用するとしよう。
コントロールに問題があっては戦闘に支障が出……

……おい、何処に流れようとしているんだ、たいやき。
それは星明かりだ。金平糖では断じて無い。

【※無感動キャラなのでアドリブの際は注意。困ったらドラゴンランスの『たいやき』を動かして下さい】



●デンドンデンドンデンドンデンドン
「エンジニアに不可能はありません!!」
 クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は断言した。
 エンジニアに不可能はない。そうだ、エンジニアは技術者なのだ。
 故に不可能を可能にする、それこそがエンジニア魂である!!
「各種装置オールグリーン、発艦シークエンスを開始!!」
 1番から256番バイパス接続。
 エネルギー流入開始、流入確認、全て異常なし。
 チャンバー加圧開始、正常加圧。
 動力炉、稼働率100%、全て異常なし。
「アマテラス!! 発艦!!」
 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ、と言う音をあげ、小型戦艦が今、闇の宙に飛び立つ。
 新生した装甲が闇の宙で輝き光る。
 最早基地サイズとも言える小型戦艦が今!! ここに!! 現れたのだ!!
 ……ところで君、小型なのかね? コレ。 基地サイズあんだけど。
 デンドンデンドンデンドンデンドンデンドンパーパーパーパララーパー。
 なんかそんなBGMを響かせながら基地サイズの戦艦のカタパルトが展開する。
「全世界サイボーグ連盟、宇宙を征く!!」
 全世界サイボーグ連盟の御旗がなびきながら、河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)の登場だ!!
 ところで御旗はなんでなびいているんですか? ここ宇宙なんですけど。
 エンジニアに不可能はないからだ。あ、はい。わかりました。
「おいで、私の子供たち!!」
 浮遊ドローン群が展開され、修羅雪姫の宇宙戦闘機を中心に集まる。
 形成されたのは巨大魚、名をスイミー!!
 ところで宇宙に魚はいるんでしょうか? いるよ、宇宙マグロとか。
「右旋回!!」
 声に合わせドローンと共に宙間戦闘機も右に旋回する。
「左旋回!!」
 それに合わせ左に旋回する。
「上昇!!」
 上に昇る。
「下降!!」
 下に降りる。
「上にいくと見せかけて右と思わせておいて左!!」
 一瞬上に行きかけたドローンたちは即座に右に行こうとして切り替えされて慌てて左に追随した。
「機動戦艦でクルージング、とても良いわねぇ!!」
 バトルクルーザーの周りを飛び交いながら気持ちよさそうに修羅雪姫は声をあげる。
 それを眺めながら霧島・カイト(氷獄喪心の凍護機人・f14899)は首を傾げる。
「宙域戦闘の訓練か。備える事は大事だと認識している」
 そういう話ではありません。遊ぶのです。遊んで囮をするのです。
 そう言われても彼には理解は出来ない。わからない。わからない。
 彼の悩みは空中戦に対応できる機能がないことだ。
 ちょうどいいと託つけて実地試験である。
「無重力空間となると話も変わってきそうだが……」
 大気抵抗などがない宇宙用装備と空中用装備はまた話が違う。
 が、全部が全部適合できないわけではない。
 魔導ブースター点火、機動力のチェック。
 どうせじきオブリビオンと接触する。
 それまでに問題がないかを確認せねばならない。
 システム系に異常はない。
 現在のところ、戦闘に支障が出るような異常はない。
 ……ないのだが。
「……おい、何処に流れようとしているんだ、たいやき」
 ドラゴンランスに変形する小竜・たいやき。
 彼(?)は瞬く星を見て食おうと今飛び立とうとしていた。
 それは金平糖ではありません、星です。
 彗星かな、いや、でも彗星はもっとばぁーって光るもんな。
 たいやきの尻尾を掴みながら彼のチェックは続く。
「……全く……」
 尻尾を掴まれじたばたしているたいやきを見ながらため息が出た。
 そんな光景を尻目に、アマテラスの主砲・副砲がぐにんぐにん動く。
「主砲、副砲、艦内設備に異常なし。後は敵が来るのを優雅に待つだけですね」
 カタパルトデッキに佇む巨大人型決戦コタツを眺めながらクネウス・ウィギンシティは頷いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『宙海月』

POW   :    電撃
【体内に宿る電気】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    防衛本能
自身の肉体を【非情に肉厚な状態】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ   :    強力電磁波
【精密機械に限り、電磁波】が命中した対象を燃やす。放たれた【電磁波により、機器から発火した】炎は、延焼分も含め自身が任意に消去可能。

イラスト:井渡

👑7
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●宇宙クラゲ
 闇を切り裂きそれはやってくる。
 お腹をすかせてやってくる。
 あれはお星様かな?
 いいや、違う。あれは、そう、あれこそが!!
 宇宙クラゲである!!
 びりびりするぞ!! ちょっと人が死ぬぐらいの高電圧だけどな!!
 非常に肉厚で弾力性のある伸縮性があるぞ!!
 精密機械を焼き尽くす超強力な電磁波も放つぞ!!
 そう、これこそが、宇宙に適合し、進化した新たなるニュータイプ・クラゲである!!
「ピーガガー」
 救助ロボットたちが強力電磁波で焼かれているー!?
 ボッと言う音と共に燃え盛り爆散していく。
 彼らのやることはただ一つ。
 なんかいたから襲ってみた。
 それだけである。
神羅・アマミ
いやーあぶないあぶない。
妾、危うくお空の星の一つになるところじゃったぜ………って、あ、ああーッ!
命の恩人(救助ロボット)ーッッ!?
この腐れ外道どもがーッ!
てめぇらの血は何色だーッ!!

少なくとも赤ではないと思う。

咎なき人々(だからロボットだって)のために立ち上がった時、アマミの力は最大限に発揮される!
と、少なくとも彼女だけは思い込んでいる。
怒り心頭、コード『緞帳』を無意識に発動し、クラゲの群れへしゃにむに突っ込んでいく!
高電圧の攻撃や電子機器の破壊によって生命が危険に晒される度、かえって彼女の肉体は増強され、眼の前の敵全てを殲滅するまで止まらない狂戦士と化すのだ!

そんな効果ではなかった気がする。


リミティア・スカイクラッド
うとうとしていたらひどい目にあいました。あ、いえ、リムは寝てません
これが噂の宇宙クラゲですか。思ったよりも厄介そうですね
リムは目標を殲滅します

所持している精密機械はMagi-Phoneくらいなので手元から放り投げ、電磁波の避雷針代わりに使います
攻撃ではエレメンタル・ファンタジアを使用
「火」属性の「嵐」を起こし、クラゲの水分を抜きましょう
(※睡眠を邪魔されて機嫌が悪いので)
魔女の刻印の「封印を解く」ことで魔力を底上げした「全力魔法」の「属性攻撃」です
跡形も残さず蒸発させてやります


アネモイ・エンドア
《アドリブ連携可》

宇宙クラゲか……私が現役の時代から厄介な連中だったのである
特に鎮魂祭が過ぎた時期は宙域の至る所で目撃されて……一刻も早く駆除するのである

連中に近づくのは危険なのである。
だから安全な駆除方法は一つ、離れた所からの爆撃による宙間制圧である!
近接信管弾用意……全砲門一斉斉射!撃てー!!!

【制圧射撃】と共に複製艤装の「一斉斉射」による「範囲攻撃」の「2回攻撃」で宇宙クラゲを吹き飛ばす
ゆらゆらして直撃は難しいだろうが近接信管弾や「誘導弾」を使えば効果があるだろう
複製艤装から発火されるのは少々危険だが、発火したら破棄して再度複製すれば戦闘行動に支障はないな



●命の恩ロボ
「いやーあぶないあぶない」
 神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)、帰還。
 命の恩人(?)たる救助ロボットに引き連れられてのご帰還である。
「妾、危うくお空の星の一つになるところじゃったぜ…………」
 刹那、彼女の隣にいた命の恩ロボが発火しだした。
「なんじゃ?! パイロキネシストじゃったかお主?!」
「ピーガガー」
 爆☆発。
 エラー音を発しながら救助ロボット爆発!!
「あああーーーーーーッ?! 命の恩人ーーーーーッ?!」
 ボム、ボム、と次々と命の恩人(?)が爆発していく。
 その原因は一目瞭然、宇宙に漂う宇宙クラゲ!!
 連中、あろうことか無力な命の恩人に電磁波を照射しているではないか。
「この……腐れ外道どもがーッ!! てめぇらの血は何色だぁーッ!!」
 宇宙クラゲに一喝が入る。
 少なくとも赤ではないと思う。
 と言うかクラゲに心臓はないので血液は存在しない。
「全宇宙最強の矛たる妾が今こそ貴様ら悪鬼羅刹を討ち滅ぼし、無垢なる者たちを守護する盾の証としてくれようぞぉーッ!!」
 怒り心頭、咎無きロボットのために立ち上がった時、アマミの力は解き放たれる!!
 ユーベルコード・緞帳を発動させ、アマミは宇宙クラゲの群れの中に突撃した。
 そう、彼女はいつだって罪なき人々の為に立ち上がり、戦う時、その力を最大限発揮するのだ!!
 ――――多分彼女はそう思ってる。
 宇宙クラゲたちは遮二無に突撃を仕掛けてきたアマミに触手を差し伸ばした。
「死ねーーッ!!」
 鉄傘を振りかぶり、叩きつけた。
 ぶにょん。変な感触。
 同時、電撃がほとばしった。バリバリー!!
「ぎょわわわわわわわわ!!」
 高電圧がアマミの体を迸り焼いていく。
 だが、それによって彼女の生命が脅かされ、危険に晒される度に、彼女の肉体は増強される!!
 そう、その時不思議なことが起こり、目の前の敵を全て殲滅する狂戦士・アマミとなるのである!!
 ――――このユーベルコードにそんな効果はない。
 じゃあなんでそんな現象起こるのかって?
「おんどりゃ、死ねぇーーッ!!」
 ぶにょんぶにょんする宇宙クラゲを鉄傘でしばき続ける神羅・アマミ。
 多分本人の性格かなんかじゃないかな。多分。
 放電にあばばばばされてるアマミを尻目に先程彼女を星に仕掛けたリミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)はふよふよ、と宇宙を漂いながら思った。
「あ、いえ、リムは寝てませんにょ」
 確実に寝てたレベルで呂律がおかしかった。
 精密機械であるMagi-Phoneをそっと手放し、囮にする。
 Magi-Phoneがえ、オレ? と言った雰囲気をかもしだしたが気のせいだ。
 瞬時、電磁波を受けて爆発した。
「Magi-Phoneォォォォォォオオンッ!!」
 アマミがその壮絶な最期を見て慟哭する。
 刹那、宇宙の闇に魔法陣が走る。
 彼女の封印された魔女の刻印が解き放たれ、膨大な魔力が流れ込む。
 漆黒の闇宙にほむらが顕現する。
 炎の嵐が走り、クラゲをこんがり焼いていく。
 だが、それでは足りない。それではだめだ。
「目標を殲滅」
 言い捨てるように言い切った。
 彼女の機嫌は最悪だ、うとうと気持ち良いお昼寝を邪魔されたからである。
 寝てないんじゃなかったのか? それはそれ、これはこれ。
 火力がさらに増してこんがりクラゲは燃え尽きていく。
 だがまだまだいるよ宇宙クラゲ。
「宇宙クラゲか……私が現役の時代から厄介な連中だったのである」
 アネモイ・エンドア(エンドア級戦艦13番艦・f00797)は宙の闇に仁王立ちしていた。
 鎮魂祭が過ぎた頃あたりにやたら滅多に湧いて出る。
 それが宇宙クラゲである。しかも危険度割合高め。
「一刻も早く駆除するのである」
 その背後の空間が歪み、展開されるのは膨大な量の艦砲。
 それこそが、彼女の本体、エンドア級戦艦十三番に施された無数の艤装。
 彼女にとっては宇宙クラゲは天敵、故に。
「近接信管弾用意、FCS、ターゲットロック」
 重々しい音を響かせ、全砲門が開かれ、無数の宇宙クラゲを射程内に捉える。
「全砲門、一斉斉射ッ!! 撃てーッ!!」
 膨大な弾幕が展開され、宇宙クラゲに砲弾が降り注ぐ。
 だが、その柔軟な体は質量打撃には滅法強い。
 故にこそ、命中直前で信管が起動し、爆裂する。
 宇宙に無数の爆華が咲き乱れ、無数の宇宙クラゲが星と散った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ダビング・レコーズ
友軍の90%は回避され敵軍の10%は命中する
異なる世界で得たジンクスに関する情報ですが、極低確率とはいえ在り得ないという事は在り得ない
救助ロボット達の油断は人類的な表現では死亡フラグと言うべきでしょうか
あのようにならないよう引き続き警戒態勢を維持します

【SPD】
遠距離狙撃を開始
SRG-3アルテミス、スタンバイ
ユーベルコードを発動、スナイプモードへ移行します

目標が放つ電磁波はウォーマシンにとって特に脅威です
有効射程内に入らないよう十分以上に距離を取る事で対処します
ここは宇宙空間
移動範囲の制限は実質的に存在しません
機動力に優位性を持つ側が相対距離の決定権を握れるでしょう


神元・眞白
【wiz/絡みは自由に】
あれがクラゲ?ちょっとかわいいかも。
こっちに来るのも積極的じゃないなら、追い払うぐらいに。
飼えるぐらいの小さいのいないのか探してみよう。

攻撃は適度に。
逃げてくれるぐらいにして、それでも向かってくるなら対応。
飛威に誘導を任せて、後は死霊で行けるところまで引っ張って、こっちは離脱しても?
分かりやすくやる様に変装させておかないと。


目面・真
コレを回避する、という選択肢はなかったのだろうか?
オレ達がいなくなればイイだけのような気がしなくもナイが。
まあイイ。コレを倒せないで帝国軍の残党の掃討などムリな話だろうからな。
光学望遠鏡を船にしまって、迎撃に向かおうか。

アームドフォートの精密射撃で蜂の巣にしてやる。
一斉射撃で蜂の巣を風穴に変えるコトも出来るぞ。試してみようか?
伸びる触手は大太刀で真っ二つにしてやろう。
電脳ゴーグルでヤツの行動予測ができれば良かったんだが、攻撃手段が厄介だ。発火対策で電源オフにしておくか。

しかし、思った以上に数が多いな。範囲攻撃に切り替えて砲撃を行おうか。
面倒になれば、絶対零度の爆轟で全部凍らせる、ってトコロか。



●狙撃と捕獲と凍結
「目標捕捉、システム、戦闘モードに移行」
 ダビング・レコーズ(RS01・f12341)はその機能を切り替えていく。
 こちらの行動の成功率は90%でも外れる。
 相手の行動の成功率は10%でも命中する。
 そう、例え相手の命中率が0%でも、こちらの命中が100%でも。
 当たる時は当たり、外れる時は外れるのである!!
 ――――ちょっとこのマシンにそれ吹き込んだ奴出てこようか?
 救助ロボットの死亡フラグを尻目に白銀機はその機能をさらに切り替えていく。
 近・中距離戦闘より遠距離攻撃モードにFCSが切り替えられる。
 そも、宇宙クラゲの電磁波は精密機器にとっては致命的となる。
 この白銀のウォーマシンとてそれは例外ではない。
 故に十分、否、十二分以上に距離を取っての射撃こそが最適解である。
 闇の宙で戦うことを求められた白銀機にとって、むしろこの世界は十全に機能を発揮するための戦場である。
 スラスター点火、高機動開始。
 縦横無尽にその白き装甲は闇を切り裂いていく。
 トリガー、一筋の閃光が走り、宇宙クラゲを射抜く。
 それに反応して宇宙クラゲはふよふよ、とダビングを追尾する。
 だが圧倒的な速力の差がそれを許さない。
 トリガー、青い閃光がさらに宇宙クラゲを貫く。
 熱量によってその体が膨張し破裂する。
「引き続き戦闘行動を継続します」
 宙を切り裂き、白きウォーマシンは駆け抜けていく。
 そんな最中、光学望遠鏡を船にしまう影があった。
 目面・真(たてよみマジメちゃん・f02854)である。
「……コレを回避する、と言う選択肢はなかったのだろうか?」
 ここから彼らがいなくなればそれは解決できただろう。
 だが、この宙域に宇宙クラゲが存在し、敵性オブリビオンが存在する限りそれは許されない話である。
 どちらにせよ、この程度の連中を蹴散らせねば残党掃討などムリな話か、と納得させる。
 アームドフォートを展開し、精密な射撃による一斉射撃を敢行。
 しかし、ぶにょんぶにょん、と柔軟な体はもっぱら質量打撃に強かった。
 貫通弾なり斬裂弾なりじゃなければ厳しそうである。
 ぶにょんぶにょんと弾丸をいなしながら接近してきた宇宙クラゲ。
 されど手にした大太刀でそれは一閃され、真っ二つ。
 打撃には強けれど、斬撃にはいと弱し。
 射撃が有効ではなく、数が無数に多い。
 なれば最早やるべきは一つ。
「空隙拡散――――」
 距離を取り、弾殻セット、砲口が宇宙クラゲの群れに向けられる。
 相対座標よし、ターゲットロック。
「氷弾よ、大気を砕け!!」
 放たれたのはアブソリュート・ゼロ。
 絶対零度の破壊を撒き散らす破壊の冷気。
 それは氷の華を宇宙に咲かせた。
 範囲内にいる宇宙クラゲは問答無用で氷の華に閉じ込められ、その生命を費やした。
「あれがクラゲ? ……ちょっと可愛いかも」
 ふよふよと漂う宇宙クラゲを見て神元・眞白(真白のキャンパス・f00949)は呟いた。
 いや、見た目は可愛いかもしれないが性能そのものは凶悪だぞ☆
 だがそんなの彼女には関係ない。
 それに宇宙クラゲと言えど野生動物。
 驚異に感じればこちらから逃げるだろう。
 そう考え、死霊騎士と死霊蛇竜を召喚し、ぺちぺちと追い払うように攻撃する。
 逃げ惑い始めた宇宙クラゲを自らの手札でもある飛威がさらにぺちぺちと叩いて誘導していく。
 一部の宇宙クラゲはその誘導に引っ張り、死霊騎士たちでさらに引っ張る。
 そうして宇宙クラゲの一部は逃げる事に成功したのである。
 向かってくる宇宙クラゲはもれなくすぱーん、とメイド人形さん真っ二つ。
「……あら?」
 飛威がてのひらサイズの宇宙クラゲを差し出した。
 主の意向を汲むのがメイドの努め。
 ちっさな宇宙クラゲはぱりぱりと静電気程度の放電をそこでしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟の皆と参加】(アドリブ歓迎)

「宙海月、綺麗じゃない? でも早めに駆除しないと危険だし?」

宇宙服を着てクネウスさんの「機動戦艦アマテラス」の甲板上に仁王立ち。
遠距離にクラゲがいるうちは戦艦の主砲に射撃を任せる。
中距離以下になったら、自慢の巨銃【20mm口径リボルバー・フリークスハンター】の出番。
【特殊弾】(爆烈弾)でクラゲを吹き飛ばす。
「リボルバーはローテクだから、電磁波なんて怖くないわよ!」

電撃触手に絡まれないように【逃げ足】【ジャンプ】で距離を取り続ける。

クラゲが逃げ出すなら、UCで(なぜか)耐電防御された特製ガジェットドローン26機を召喚して攻撃。


佐之上・権左衛門
【全世界サイボーグ連盟の皆と参加】宇宙海月・・・旨いのかなぁ。酢の物とかにしたら食えるかなぁ? 見た目物理効きにくそうだし・・・となると爆発物で吹き飛ばすか。 とりあえず【空中戦】で移動しつつ、UC【あんぱん爆弾】を【範囲攻撃】に追加して広範囲に拡散させ、出来る限り爆発に巻き込ませよう。 これで幾らか数が減ってくれればいいんだけどなー。 倒しきれなかったら左手のスクリューウイップで【なぎ払い・二回攻撃・怪力・吹き飛ばし】でこちらにこれないように牽制、かな。 よくよく考えたらこいつ、ウチラサイボーグとの相性めっちゃ悪いやんけ。 攻撃されたら【激痛耐性・電撃耐性】で耐えつつ頑張る。


霧島・カイト
※【全世界サイボーグ連盟】で参加

海月か……どこに居ても厄介なものは厄介でしかないらしいが。
【高速詠唱】から【氷戒装法『破軍の執行者』】を起動。

遠距離時点では【属性攻撃】で強化した、凍てつく波動で海月をなるべく凍らせつつ進行。
中距離未満から攻撃軌道を演算しつつ【見切り】して
早めの排除も絡めて被害を減らしていく方向で。

味方への攻撃は【かばう】ことで軽減を活かしつつも
【見切り】つつの【早業】【高速詠唱】での氷壁の【盾受け】を怠らず、
俺自体へのダメージは【激痛耐性】で更に耐えきる方向で。

「精密機械が電磁波に弱いならば相性が良くないと?」
「――耐えきれば、良いだけの話だ」


クネウス・ウィギンシティ
全世界サイボーグ連盟で参加
アドリブ&絡み歓迎

「『アマテラス』、主砲、副砲装填。クラゲ達を船に取り付かせないようにしなければ」

【POW】

●戦闘:
『選択UC』を「攻撃力重視」にして艦を後退させて宙海月から距離を取りつつ主砲・副砲で他猟兵の【援護射撃】を行います。

「主砲、発射。続けて、副砲1番から6番、発射」

これだけでは倒しきれないはずなので、【メカニック】で船に取り付けた自分の武装も使用します。

(To:修羅雪姫)
「ブリッジの上でしたか」

「私も出ます」

●反撃対策
可能な限り敵から50m程距離を取る

●戦闘後
負傷している仲間がいれば【メカニック】【防具改造】で『補修』します。



●アマテラス
「宙海月、綺麗じゃない?」
 その泳ぐ姿はまるでひとつの宇宙のようで。
 河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)はそう思った。
 けれど、あいつらはだめだ。
 あいつらは全サ連にとっての天敵である。
「もうちょっと眺めていたかったけどぉ……早めに駆除しないと危険だし?」
 機動戦艦アマテラスの甲板で仁王立ちする修羅雪姫。
 デンドンデンデンドンデンドンパーパパーパララーパー。
「……宇宙クラゲ……旨いのかなぁ。酢の物とかにしたら食えるかな?」
 佐之上・権左衛門(見た目はおっさん、中身はもっとおっさん・f00239)は食う事を考えていた。
 ……え? 食えるのこいつら? マジで?
 背後にGONパンマンが佇む権左衛門も甲板上で仁王立ちしていた。
「……クラゲか……どこにいても厄介なものは厄介でしかないらしいが」
 なんで仁王立ちしているんだろう、と無感動に眺める霧島・カイト(氷獄喪心の凍護機人・f14899)。
 そうするのが礼儀なのだろうか?
 今の彼には理解できない。浪漫と言う感情はな。
 生身(?)の彼らの攻撃距離ではない。
 なれば今こそ、そう!! エンジニアの出番である!!
「お任せください、エンジニアの出番ですね」
 アマテラスの主砲、副砲がクラゲを射程内に捉える。
「アマテラス、主砲、副砲装填。船に取り付かせないように」
 主砲、副砲に弾頭が装填される。
 対空砲座も同時起動。
「主砲、発射。続けて副砲1番から6番、発射」
 砲座が火を噴いて無数の弾殻がクラゲに降り注ぐ。
 爆裂、ほむらの華が咲き乱れ、クラゲたちを焼き払う。
 されどその無数のクラゲはすいすいと漂いながら機動戦艦目掛けてやってくる。
 対空砲座が放たれ、無数のクラゲたちを撃ち抜いていく。
 しかし量が量だ、捉えきれない。
「左舷、弾幕薄いよ!! 何やってんの!!」
 思わずなんか権左衛門が叫んだ。
 GONパンマンが宇宙に飛び立つ。
 無数のあんぱんを引き連れて。
 謎の人型のなんか、GONパンマン。
 それは恐るべき怪力による拳のラッシュを繰り出していく。
 ぶにょんぶにょん、と言う音をあげ吹き飛んだ先にいらっしゃーいとあんぱんが殺到。
 爆裂、爆発、エクスプロージョン!!
 直接打撃系はあまり効かないが爆発は大ダメージ!!
「……よくよく考えたらこいつ、ウチらサイボーグとの相性めっちゃ悪いやんけ」
「精密機械が電磁波に弱いならば相性が良くないと?」
 権左衛門のつぶやきに心外だな、とでも言わんばかりにカイトが言う。
「――――耐えきれば、良いだけの話だ」
 根性論。
 権左衛門もせやな、と言わんばかりに頷いた。
 実際こいつら電撃耐性はともかく、激痛に対する耐性でどうにか乗り切るつもりである。
 精密機械に根性論は通じるのであろうか?
 通じるのである。それがイェーガーならな!!
 接近してくる宇宙クラゲが一瞬で凍りつく。
 それが霧島・カイトの持つ氷戒装法『破軍の執行者』である。
 氷の魔力がクラゲを凍てつかせ、氷漬けにし、破壊する。
 北天に座する7つの輝きが一つ『破軍』、その加護である。
 修羅雪姫や権左衛門に電撃が放たれるが、それをカイトが阻み、氷の壁で受け止める。
 電撃が迸り、氷壁は砕け散る――――されどその身は氷の化身。
 幾度となくでも阻んでやろう。
「リボルバーはローテクだから、電磁波なんて怖くないわよ!!」
 それは決して精密機器ではない。
 どちらかと言うとそのサイズ、その大きさはむしろ大雑把に近い。
 20mm口径のフリークスハンターが轟音をあげる。
 直接打撃の効果は薄い。故に宇宙クラゲにも銃撃と言う効果は非常に薄い。
 だが、それが普通の弾丸であればの話である。
 爆砕、爆華が咲き誇りクラゲがまた一つ消し飛んでいく。
 爆発。……あ、あんぱんが誘爆した。
 宇宙に散っていた無数のあんぱんが誘爆し、次々と巨大な爆炎があがる。
 さらには主砲、副砲の弾丸にも誘爆し、また不発だった宇宙を彷徨うだけの弾頭にも着火。
 大爆発が巻き起こり、大惨事と化す。
「……これがエンジニアの力です」
 物凄い大惨事爆発を尻目に、クネウスは眼鏡をクイ、とあげて告げた。
 エンジニアは関係ないだろう、エンジニアは。
 クラゲはびびって逃げ出し始めた。
 仕方ないよね、あんな爆発されたら。
 だがそんなの許しはしねぇ!!
 修羅雪姫がドローンを召喚し、射出する。
 電撃びりびり放電で迎撃するも何故か効かない。何故だ?!
「先の依頼で雷竜と戦うための対策がきいたわねぇ」
 偶然の合致である。
 耐電防御の施されたドローンを前に、宇宙クラゲは宇宙に散った……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『少佐専用の青の突撃騎士』

POW   :    見せてもらおうか、新しい相手の実力とやらを!
【全武装の一斉発射】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    …ついてこれるかな、蒼い稲妻と呼ばれたこの私に!
【新人類とも呼べる胸囲的な感応能力】に覚醒して【リミッターを解除した高機動モード】に変身し、戦闘能力が爆発的に増大する。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    これ以上はやらせんと言っている!
【自身の強い意志】から【感応波】を放ち、【戦慄するプレッシャー】により対象の動きを一時的に封じる。

イラスト:最古青

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は春日・釉乃です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●青い雷
 ――――ヴン。
 そんな音が響き、青いバイザーに光が灯る。
 システムが精査される。
 システム、オールグリーン。
 推進系に異常なし。
 推進剤の容量、問題なし。
 弾薬、十分。
 エネルギー量、ほぼMAX。
 任務の遂行に対し問題はなし。
 すべての規定条項の合致を確認。
 戦闘行動の許可を申請。
 ――。
 ――――。
 ――――――。
 返答なし。
 独自判断に切り替え。
 帝国軍法に則り行動を開始。
 全システム、戦闘モードに移行。
 任務、敵の全滅。
 独自判断による任務情報の作成。
 任務の受領、データダウンロード。
 報告としてデータアップロード。
 ――。
 ――――。
 ――――――。
 アップロード、失敗。
 司令部との通信が途絶。
 独自判断により戦闘行動を開始します。

 背部ブースターに青い光が灯り、宇宙に閃光が走る。
 闇宙を切り裂くは青い、蒼い装甲、そして、蒼い光。
『ターゲット、認識。帝国軍法に則り戦闘を開始します』
 蒼いバイザーが再度輝けば、それは闇の宙に飛び立つ。
 帝国の敵を破壊する為に。
 帝国の栄光の為に。
 最早崩壊し、存在しない国の為に。
 ――――嗚呼、戦うために産まれてきた彼ら。
 寄る辺を失ってもなお、戦い続ける理由。
 そんなものに理由も、意義も、意味もいらない。
 何故ならば、それこそが彼らの産まれてきた理由なのだから。
佐之上・権左衛門
【全世界サイボーグ連盟の皆と参加。今回はややシリアス気味でネタ分控えめ/アドリブ絡み歓迎】最早存在しない帝国の栄誉の為、か・・・それを知らないということは幸せなのか不幸なのか。/とりあえず手数増やして突っ込ませてみるか、とUC【オルタナティブ・レギオン】を使い攪乱・弾薬の消費を目的で戦わせ、その動きを観察。 ある程度消耗したと見たら【迷彩・目立たない・騙し討ち】を使って自分も戦闘に参加する為に接近し、愛用の斧で【早業・怪力・鎧砕き・二階攻撃】で接近戦を持ち込む。 距離を取られたら左手のガトリングシールドで他の仲間達に【援護射撃】を。 敵の攻撃は【残像・第六感・盾受け・激痛耐性】で堪える。


河原崎・修羅雪姫
【全世界サイボーグ連盟の皆と参加】(アドリブ歓迎)

●目的
『少佐専用の青の突撃騎士』の撃破

●心情
ん? 「少佐専用」ってことは、中に「少佐」が乗っているのかしらぁ?
雰囲気は無人戦闘ロボットだけど。
このまま放っておいてもいづれ動けなくなるかもだけど、
それまでに他のスターシップを襲ったらいけないし。
きっちり引導を渡してあげましょう。

●行動
UCで無線誘導攻撃型浮遊ドローン・修羅雪姫カスタムを、
レベル体召喚。
突撃騎士に〇ールレンジ攻撃を仕掛けるわぁ。
このドローンは元々ガジェットだから、
対象に有効な形状に進化するの。
マシンガン、レーザー砲などオーソドックスなものから、
ドリルや出刃包丁まで装備よぉ?


クネウス・ウィギンシティ
全世界サイボーグ連盟で参加
アドリブ&絡み歓迎

「戦う理由を喪っても振り上げた拳は収められぬと云うのですか………ならば」

【WIZ】

●ユーベル・コード
「CODE:DEUS EX MACHINA。機械仕掛けの神話、『アマテラス』強化開始」
依頼当初(第1章)から使っている機動戦艦『アマテラス』をUCによって改造(【メカニック】【武器改造】【防具改造】)し、
『AI・重力制御ユニット・増設用ブースター』を増設します。

●WIZ UC対策
「私の動きを封じても無駄です。この船には『AI』、全世界サイボーグ連盟 メカニック班が開発した『意志』が宿っているのですから」

「『アマテラス』、突撃!」


霧島・カイト
相手が機械であるならば……この方が早いか。
……折角なので内部構造なども観測(み)させて貰うが。

【氷戒装法『破軍の執行者』】を予め手早く準備。
相手の動き自体は先に【早業】【高速詠唱】【ハッキング】で
一時的にでも掌握し、情報を抜いた瞬間に味方や自分の攻撃を当てていく。
「中々の機体性能のようだ、データ『だけ』は活用させて貰う」

攻撃自体はなるべく【見切り】を活かして回避するが、
味方に被弾しそうな場合のみ【かばう】。
被弾時は【オーラ防御】【盾受け】【激痛耐性】で全力で盾となる方向で。

「彷徨うだけならば遺産は活用しよう。だがお前はここまでだ、眠れ」



●戦う理由、存在する意義
「最早存在しない帝国の栄誉の為、か……」
 佐之上・権左衛門(見た目はおっさん、中身はもっとおっさん・f00239)はぽつりと呟いた。
 それを知らないと言う事は幸せなのか、あるいは不幸なのか。
 ただ一つ言える事は、わかる事は。
 今もなお、蒼き雷は戦い続けると言う事のみ。
「このまま放っておいてもいづれ動けなくなるかもだけど、それまでに他のスターシップを襲ったらいけないし」
 闇の帳に青を刻むそれを見上げながら、河原崎・修羅雪姫(プリンセス・スノーブラッド・f00298)はドローンを展開する。
 それに応じるように権左衛門は己が分身を展開させる。
「戦う理由を喪っても振り上げた拳は収められぬと云うのですか……ならば」
 飛行甲板の上で戦う準備を始めた二人を見てクネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)は自らの持つ力を展開する。
 それは正に"エンジニア"の持つ"権能"である。
 CODE:DEUS EX MACHINA――――。
 ありとあらゆる物語を終端に導く為の権能。
 機械で作られた"かみさま"のお話。
 重力制御ユニットが搭載され、ブースターが増設される。
 その場しのぎの改造? 否、話が違う。
 これは――――現地改修であり、文字通りの"改造"である。
 取ってつけたようなものではない。
 増加装甲が搭載され、その防御力は格段に跳ね上がった。
 追加ウェポンベイが搭載され、その攻撃力は格段に跳ね上がった。
 AIが搭載され全システムに精査が走り、効率系が見直されエネルギー効率が飛躍的に上昇した。
 様々なものを搭載した故、機動力の低下が発生するもそれは増設されたブースターが補う。
 そして――――。
 青から放たれた高出力ビーム。
 それは機動戦艦・アマテラスを直撃するはずであった。
 しかし、戦艦としてはあまりにも異質な"超高速平行移動"によってそれは回避された。
 これが、"重力制御系"の搭載された最も大きな理由。
 物理法則の体系化にあって異常な機動を行えば艦体や搭乗員にかかるG。
 それを打ち消せるが故の超機動、これこそが慣性制御である。
 その能力は甲板上に立つ三人の猟兵たちに一切のブレを発生させぬ程の力。
 再度放たれた高出力ビーム。三点バースト。
 一つは超機動によって狙いを外した。
 一つはかすかにかすめたが増加装甲の前に露と散った。
 そして、一つは直撃コース。
 されど。
「中々の機体性能のようだ、データ『だけ』は活用させて貰う」
 闇の宙に氷の華が咲いた。
 咲いた華がビームを受け流し散らしていく。
 霧島・カイト(氷獄喪心の凍護機人・f14899)が纏う氷の魔力。
 北斗七星に連なるは破軍が一つ、その波動はあらゆる氷の力。
『ビーム兵器の無効化を確認。グレネード射出します』
 轟音を響かせ、実体弾が発射される。
 それは幾重にも煙の筋を引き修羅雪姫に、権左衛門に、アマテラスに、カイトに降り注ぐ。
 それを氷の華が防ぎ、氷の華が包み、防いでいく。
 青の背からコンテナブロックがパージされ、それが幾重にもミサイルが吐き出していく。
「アマテラス!!」
『対空迎撃を開始します』
 機動戦艦・アマテラスの対空砲座が火を吹き、対艦ミサイルを次々と射ち墜としていく。
 落としきれなかったものとて、カイトが氷の華と壁によって迎撃する。
「守りは十二分みたいねぇ」
 修羅雪姫は守りが十分と見れば、ドローンを放つ。
 ドローンは自律機動しながら、青を追い立てる。
 弾幕を展開し、青の逃げ道を塞いでいく。
 権左衛門の分身たちも同様に飛び立ち、包囲網を完成させる。
 ビームが乱れ撃たれ、ドローンや権左衛門の分身も破壊されていく。
 爆発、煙が巻き起こり、炎の華が開く。
『対象の脅威度を上昇修正……』
 その爆炎の中から、一人の男が大斧を持って距離を詰めていた。
 一閃、蒼い装甲に斬裂の一撃が走る。
 無数の権左衛門に紛れ、爆煙の中に紛れた怪力の一撃。
 鎧をも砕く一撃は青の装甲にひびを走らせる。
『対象の攻撃能力を再計算』
 距離を詰められたならば、その手に展開するのはプラズマブレード。
 ドローンたちが銃撃をし、青にダメージを蓄積させる。
 アマテラスが援護砲撃を行い、その行動範囲を縛る。
 放たれた射撃攻撃はキリトの氷がそれを阻む。
『司令部に通達……。応答なし……』
 独力でこの場の突破を強要された青は。
 それでも、なお、その破壊の力を振るう事をやめない。
 何故ならば――――戦うために生まれてきたから。
『戦闘を開始します』
 それしか――――彼らは生き方を知らないから。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

神羅・アマミ
戦闘のためだけに生み出されたマシン…その意味では妾たち猟兵もシンパシーを禁じえぬところはある。
だが、出会ってしまった以上は互いの存亡を賭け刃を交えるのみ!

注目すべき点、それは恐らく奴が帝国軍とのデータベースと繋がることで本来のスペックを発揮できることじゃろうな。
アップデートの切れたOSを自律プログラムでブン回しているなら、勝機は必ずある!

コード『見切』を発動し、とにかく出鱈目かつ無駄な動きによって敵を翻弄する。
奴のAIが精密であればあるほど、四則演算もまた膨大な量になりCPUには多大な負荷がかかるはずじゃ!
ほんの1秒、或いはそれ以下の刹那、奴の思考が途切れた一瞬に一撃を叩き込むチャンスは来る!


リミティア・スカイクラッド
少々のんびりしていましたが、気を引き締めなおす必要がありそうです
寄る辺なき騎士を骸の海に還しましょう。リムは目標を撃破します

意志の強さであればリムも劣るつもりはありません
魔女の一族の誇りに賭けて、オブリビオンを討つ使命を果たす覚悟
「勇気」と「祈り」をもって敵の感応波に対抗します

己の存在理由に殉ずるその有様に敬意を表しつつ
リムは全力であなたを葬ります
宝石剣の「封印を解く」ことで魔力解放
さらに【魔女の禁呪】で増幅した【魔女の火葬】を放ち
24の勿忘草色の炎が目標を追尾し、焼却します
「全力魔法」の「属性攻撃」です

これで終わりです。いえ、もう終わっていたのです
おやすみなさい、青の騎士


マックス・アーキボルト
来たね、青―!
大きな戦争が終わって、センチメンタルになりすぎてた!
本当のタスクはここからだ。

【加速魔法式:防性】発動。こっちもスピード勝負、高機動モードには時間加速で対処だ!
相手の攻撃を【見切り】で回避して、雷の【属性攻撃】で【マヒ攻撃】の状態異常も狙っていくよ。
他の人の助けになるよう、ヤツの動きを拘束するんだ!


「―そうだ、失くしたものばかりじゃない!この世界はこれから多くのものを作っていくんだ!」
それを邪魔するお前は、
「亡霊は、過去に帰れ―!」



●戦いしか知らぬ者、戦う以外も知る者
「戦闘の為だけに生み出されたマシン……その意味では妾たち猟兵もシンパシーを禁じ得ぬ所はある」
 ――――だが、出会ってしまった以上は互いの存亡を賭け刃を交えるのみ。
 神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)はどこまでも蒼き戦闘マシンの前に立ちはだかる。
 彼女が注目した点、それは一つ。
 銀河帝国が滅んだ今、青は自らの戦力を発揮できないであるだろう所。
 膨大なバックアップを受けてこそ、その全能を発揮できるであろう事だ。
 正にそのとおりだ、戦闘に直結しない様々な情報、それどころか戦闘に直結する情報の一部。
 それらを光速通信で常時共有し、別の回路系と共有。
 その演算能力を幾倍にも跳ね上げていたソレは、今は単独の回路での戦闘を強要されている。
 青が正確無比の射撃を行う。
 しかし、神羅・アマミには当たらない。
『対象の行動予測を修正』
 再度の三点バースト。
 しかし、それでもアマミには当たらない。
「クハハハッ!! どうだ、当たるまい!! 何故か、何故かわかるまい!?」
 何度も何度も行動予測を修正させても、彼女には当たらない。
 当然の事だ、彼女は出鱈目に、あてずっぽうに攻撃を回避しているのだから。
 幾度となく"予測"をした所で、次にはそれは外れているのだ。
 ランダム行動は大幅に演算に時間がかかり、その分負担となる。
 射撃の精度は下がり、行動にもタイムラグが発生し始めた。
「――――己の存在理由に殉ずるその姿」
 リミティア・スカイクラッド(人間の精霊術士・f08099)は敬意を表します。ですが――――。
「私たちとあなた達は相容れない存在」
 故に、全力のちからが解き放たれる。
 禁呪の力で魔力が増幅され、宝石剣の封印が解き放たれる。
「躯には火を、墓には花を」
 猟兵の敵対たる過去の躯のみを焼き払う勿忘草色の炎が生み出され得る。
 複合されたその炎がアマミの行動によって鈍った青に放たれる。
 刹那、瞬間的に膨れ上がった炎がその装甲を溶解させていく。
 青の装甲が赤熱し、赤く染まる。
 焼き尽くす炎から離脱した青目掛けて迫るはマックス・アーキボルト("ブラス・ハート"マクスウェル・f10252)
「――――そうだ、失くしたものばかりじゃない!! この世界はこれから多くのものを作っていくんだ!!」
 失われたものばかりを悲しむのではない。
 これから先、産まれていくもの、作られていくもの。
 それこそが未来と云う明日に続いていくもの。
 過去の残影であり、過去の残滓であるオブリビオンとは正反対の。
 未来と云う希望、過去と云う絶望。
 相反するソレの為に、マックスは自らの身を加速させる。
 紫電が迸る。
 背中から蒸気が吹き出されその身を加速する。
 グリーブから魔力が吹き出し、さらにその身は加速する。
 尋常ならざる速度で迫るマックスに、アマミの手で反応速度を落とされた青は追随する術はない。
「亡霊は――――過去に帰れッ!!」
 突き出されたアームキャノン、赤熱した装甲に突き立ち、破損させる。
 至近距離から放たれた雷撃の一撃は、回路系をショートさせる。
『――――回路系ショート。修理不能』
 即座にマックスの間合いから離脱する青。
 その身は最早朽ち果てる前。
 されどその身は退かない。退く事を知らない。
 戦う事しか知らないが故に。
 青は、前に進むしかない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ダビング・レコーズ
想定外の遭遇ですが問題はありません
依頼内容と最終命令履歴に基き迎撃行動に移ります
目標確認、排除開始

【SPD】

エンリル他各種スラスター類により空間高速戦闘に対応
この戦闘領域であれば持ち得る機動力を最大限に発揮できるでしょう

初動は蒼雷で牽制射
シールドブースターのエインセルによる防御とマニューバを駆使しながら中距離を維持
継続的に損耗を与え続け高機動形態化を誘起させます

敵の形態変化に合わせユーベルコードを発動
性能面での不利を補填した上で本格攻勢を開始

増強された反応速度と機体性能を以ってツムガリでの近接戦闘に移行
連撃の狭間に生じる隙を見切りメタルステークを射突
直前で防御されてもその装甲ごと撃ち貫きます



●蒼い彗星、白い流星
「想定外の遭遇ですが問題はありません」
 ――――システム、オールグリーン。
 依頼内容と最終命令履歴に基き迎撃坑道の移ります。
 ――――システム、戦闘モードに移行。
 目標確認、排除開始。
 白銀機はその背中のスラスター・エンリルに火を灯し、加速した。
 ダビング・レコーズ(RS01・f12341)は闇の宙に一筋の軌跡を描く。
 三次元マニューバ、的を絞らせぬように蒼き雷が放たれる。
『敵性存在を確認、迎撃を開始する』
 蒼き雷はそのシールドで放たれた荷電粒子を防ぎ、応じるように高出力ビームを放つ。
 エインセルでそれを捌き、受け流しながら、ダビングはマニューバを続ける。
 青と白が描く光の軌跡、それは輪舞曲のように闇を刻んでいく。
 放たれる光撃、されど青は他の猟兵たちの受けた傷が原因で、ダビングを捉えられない。
 蒼雷が青の盾を穿つ。
 即座に用を為さなく成った盾を放り投げ、青のビームライフルが放たれる。
 ダビングの蒼雷が撃ち抜かれる。
 赤熱した瞬間に即座にそれを投げ捨てた。
 メルトダウン、蒼雷が爆発する。
 自らの射撃兵装を失った故にダビングは片手実体刃、ツムカリを抜き放つ。
 マイクロミサイル、発射。
 幾重にも煙の筋を引きながら青に殺到する。
 立体機動で青はそれを回避しながら、自らに迫るミサイルを撃ち落とす。
「コードODG承認、全システム、リミッター解除。オーバードライブギア、スタンバイ」
 ダビングがリミッターを解除し、己の性能限界を超越する。
 それは、自らの生命を削る行い、されど彼にそれをためらう理由はない。
 戦うために産まれたもの、それが青と白、互いに共通した事だから。
 フレキシブルスラスター、レッグスラスター、エンリル、それらが蒼い炎から赤い炎へと切り替わる。
 宇宙に赤い軌跡を刻みながら、ダビングが一気に肉薄した。
 一閃、されど青も己の全反応速度を駆使し、それを防ぐ。
 されど防ぐ為に使われたビームライフルは破損した。
 使い物にならなくなったソレを投棄し、青もプラズマサーベルを展開する。
 リミッターを解除、青が赤熱したかのような真紅に染まる。
 互いが互いに、オーバーロードを起こしてもおかしくはない状態に移行する。
 青い軌跡と白い軌跡は今や互いに真紅の軌跡を宙に残していく。
 互いの剣と剣がぶつかり合い、火花を散らす。
 慣性が殺され切れず、互いの剣がぶつかった瞬間にくるくる、と回る。
 そうして慣性が殺された頃にまた離れ空に真紅を刻み、また互いにぶつかり合い、回る。
 互いが互いに踊るような傍目から見れば美しさを覚える舞踏曲。
 されど、それは熾烈な戦いであり、壮絶な戦いである。
 互いの生命を燃やし尽くす鮮烈なる戦い。
 されど勝利の女神が微笑んだのは――――。
「――――メタルステーク、レディ」
 ダビング・レコーズであった。
 度重なる激突に、耐えきれなかったのは青。
 マニピュレーターが破損し、プラズマブレードが手からこぼれ落ちる。
 その間隙をこの白い流星が逃すわけがなかった。
 撃ち放たれたステークは、青の胸部装甲に突き刺さる。
 打ち上げ気味に放たれた鉄杭は、胸部から頭部までを刺し貫く。
『メインエンジン……破損……思考系…………ビッ、ガガ』
 自らの破損状況、それらをどこにも届かぬ報告として残しながら。
 青はその動きを止めた。
 戦う為に産まれてきた。
 ――――そんな戦士は、何も言わぬ躯と化した。
 宇宙の屑として漂うだけの残骸。
 勝敗はここに決して、産まれた意味を全うした青は最早語らず。
 白い流星は流れゆく青を黙したまま見送った。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月08日


挿絵イラスト