ハロウィン列車、秋味紀行
椚・一叶
【38590】
友のトリス(f27131)と参加
いつもお世話になっております
是非、志稲MS様のハロウィンシナリオに遊びに行きたくて
ノベルをリクエストさせていただきました
不明部分・細かい部分はお任せ、アドリブ大歓迎です
宜しくお願いします
心情:特別な列車というのは、いつだって心惹かれる
ハロウィンの雰囲気楽しみつつ、いっぱい食うぞ
今宵の儂は狼男
いつもより多く食うかもしれない…?
仮装:狼男で合わせる
料理:ハイティー…?初めて聞く、夜のお茶か
夕食もついているなら、腹が満たされて良いな
トリスの説明聞いて、ふむふむ
紫芋の冷製スープ、色が面白いな
前菜から満足度高い、南瓜とサーモンとチーズは最強の組み合わせ
映え?そうだ写真に良い、これ…!
気付いた時には手毬寿司を一個食べてた
上手く誤魔化して撮ってみよう
トリス、ぴーすで隠してくれ
綺麗に撮れたら満足して食事再開
またこの味を思い出せる良い一枚になった
儂は秋の素材が入ったグラタンが好き
旬の物は裏切らない
薔薇のローストビーフはちょっと崩すのが勿体ないが
食べずにはいられない
どれも美味くて、確かにお代わりが欲しくなってしまうな
トリス一押しのハンバーグも、実に美味い
溢れる肉汁と絡むチーズに目が爛々と輝いてしまう
スイーツはモンブランから頂こう
儂は食いたいと思った直感に従って食う派
南瓜と紫芋のスコーンも良い…今日は何だか、色や味が良くて紫芋に嵌った
色々な味楽しめて、どれか選ばなくてはならない悩みがないの良い
飲み物はバンパイアカクテルとやらを飲んで余韻に浸ろう
血のように真っ赤で綺麗だ。しかし本当の血より美味い
ご馳走様、実に楽しい時間だった
景色:この列車から見る景色はどんなものか
駅弁食べ比べながら眺めようか
ハロウィンカラーの夜景はとても綺麗で
これは夢中になっているトリスの弁当から、そっと何かを盗んでもバレないのでは…?
ウッ天誅…いつもの口調で言う所が危険を感じる
景色も料理も大満足
まだまだ儂らの見ていない景色、食べていない物いっぱい
また行こう、トリス
いつだって幻朧桜が満開のサクラミラージュ。
でも今宵のこの世界は、桜色とはまた違った色に染まっている。
だって――。
(「今年もハロウィンの季節がやって来た……!」)
鳥栖・エンデ(悪喰・f27131)もそわりと心躍らせる、ハロウィンだから。
そしてふとアナウンスが聴こえれば。
『まもなく0番線に、レストラントレイン・ハロウィン号が参ります――』
ホームへと入って来たのはそう、ハロウィンカラーのおばけ専用列車。
でもそんなハロウィン号に乗れるのは、おばけだけなのだけれど。
今日のエンデは無問題。だって、ケモノ姿を隠したような青ずきんなのだから。
ということで!
(「気になってたけど乗りそびれてたような〜のハロウィン号で、景色に、美味しい料理に色々楽しんじゃおうっと」)
ハロウィン号で行く、楽し美味しいグルメ列車の旅に出発!
そして、そんな青ずきんなエンデと一緒に。
(「特別な列車というのは、いつだって心惹かれる。ハロウィンの雰囲気楽しみつつ、いっぱい食うぞ」)
椚・一叶(未熟者・f14515)も、わくわくハロウィン号に乗車して。
いつもより多く食うかもしれない……? なんて思うのは。
エンデの青ずきんに合わせた今の一叶が、はらぺこ狼男さんだから。
そんな、普段とは違った姿にお互い変身して。
いざハロウィン号に乗り込めば――早速向かうは、お目当てのダイニングカー。
「ちょっぴりお洒落な夜のハイティーなんて魅惑的な響き~」
そうエンデが弾むような声で紡げば、小さく首を傾げる一叶だけれど。
「ハイティー……? 初めて聞く、夜のお茶か」
よく聞くアフタヌンティーよりも、より食事がメインというハイティーを見てみれば。
「夕食もついているなら、腹が満たされて良いな」
「聞いた話だとコース料理みたいな順番で食べるらしいから……デザートは最後! これだけ守れば後は何とかなりそうな」
「ふむふむ、デザートは最後、だな」
ふたりで頷き合って再確認、デザートは最後! と。
ということで、まずは3段スタンドの一番上段のセイボリープレートから。
でも、これもただの前菜ではなくて。
「紫芋の冷製スープ、色が面白いな」
「前菜はスープにサラダに選り取りみどりだねぇ」
冷製スープもサラダ、手毬寿司やプティキッシュも、紫や橙。
そう、全部ハロウィン色!
それに勿論。
「南瓜とサーモンとチーズは最強の組み合わせ」
「ハロウィンな手毬寿司も、栗と胡桃の秋なキッシュも美味しい~」
前菜から、味だって満足度高い美味しさなのです!
そして思わず、はむりと口にしちゃったけれど。
「今更だけど後で思い出せるように、映える一枚も取っておこうか」
エンデがそう声を掛ければ、一叶は瞳を瞬かせてから。
「映え? そうだ写真に良い、これ……!」
名案に賛成した後、自分のプレートへと目を向けてみるも。
気付いた時には既に、ひとついなくなっている手毬寿司のおばけさん。
でも……上手く誤魔化して撮ってみよう、と。
「トリス、ぴーすで隠してくれ」
「少し食べかけだったりするのもご愛嬌で~」
食べちゃった部分は、ピースと愛嬌でカバーです!
そして一叶は、ぱしゃりとシャッターを切って、綺麗に撮れたことを確認すれば。
食事を再開しつつ、満足気――またこの味を思い出せる良い一枚になった、って。
それからふと、はらぺこ狼男に向けられるのは。
「イチカくん的にはメインディッシュはどれが好きー?」
青ずきんからのこんな質問。
それに……旬の物は裏切らない、と。
「儂は秋の素材が入ったグラタンが好き」
そう一叶が推すのは、ほくほく美味しい秋の味。
でも食いしん坊なのは、お互い様だから。
「薔薇のローストビーフはちょっと崩すのが勿体ないが、食べずにはいられない」
「ビーフシチューもソーセージパイも、旬の秋グラタンも美味しかったけど……ボクのイチオシはチーズハンバーグかなぁ」
「トリス一押しのハンバーグも、実に美味い」
青ずきん一押しのハンバーグも溢れる肉汁じゅわり、とろり絡むチーズもたまらなくて……思わず目が爛々と輝いてしまう狼男さん。
そしてはむりと口に運んでいきながらも、ふたりこんな同意見。
「もう一皿食べたいくらいで~。お代わりあったら良いのにねぇ」
「どれも美味くて、確かにお代わりが欲しくなってしまうな」
お代わり、とつい言いたくなるところだけれど。
上段、中段と制覇すれば――次の下段は、お待ちかねのスイーツプレート!
どーれから食べようかな……なんて。
わくわくきょろりとスイーツに瞳巡らせながらも。
「そういえば好きなものって、先に食べるヒトと後からのヒトがいるような」
エンデはそう言いつつ、何気に視線でロックオン。
「ちなみにボクは棺桶ショコラケーキと黒猫のブラウニーが気になってて~」
「儂は食いたいと思った直感に従って食う派」
そう返す一叶がまず手を伸ばしたのは、モンブラン。
それから次に、ハロウィン色のスコーンもぱくりと口にすれば。
「南瓜と紫芋のスコーンも良い……今日は何だか、色や味が良くて紫芋に嵌った」
新たなお気に入りも発見して。
「色々な味楽しめて、どれか選ばなくてはならない悩みがないの良い」
エンデもそんな一叶と一緒に、ぱくりと。
気になった色々な味を選びつつ、順に口へと運んでいくけれど。
ふと、気付くのだった。
「お腹の中に入ってしまうのなら、順番あまり関係なかったかもねぇ」
どの順番で食べても、どれも美味しく、お腹の中だって。
そしてスイーツのお供にと、エンデが揺らめかせるのは、ハロウィンみたいな不思議な夜の色。
「バタフライピーの妖しい月夜カクテルも楽しんじゃお」
「血のように真っ赤で綺麗だ。しかし本当の血より美味い」
一叶も、深紅に染まったバンパイアカクテルで余韻に浸って。
お互いのハロウィンな夜の色をかちりと重ねて――乾杯。
ノンアルコールのカクテルならば何杯でも行けそうなところだけれど。
「ご馳走様〜」
「ご馳走様、実に楽しい時間だった」
楽しく美味しく、大満足のご馳走様。
でも青ずきんと狼男は、食いしん坊で欲張りさん達だから。
「大きな窓から桜とハロウィンカラーの夜景が観られる展望カーも気になっていたんだ~」
「この列車から見る景色はどんなものか。駅弁食べ比べながら眺めようか」
食べ比べの駅弁を買い揃えて、今度は弁当も景色も贅沢にふたり占め。
そして窓の外のハロウィンカラーの夜景は、とても綺麗だから。
不意に、そろりとエンデを窺う一叶。
(「これは夢中になっているトリスの弁当から、そっと何かを盗んでもバレないのでは……?」)
でも、伸ばしかけた手をぴたりと止めたのは。
「シェアなら良いけど摘み食いには天誅が下るよぅ」
「ウッ天誅……」
……いつもの口調で言う所が危険を感じる。
そう直感が告げたから。
でも、分けあいっこなら大丈夫!
互いの駅弁の食べ比べを楽しみつつ、エンデはほわり。
「わいわい景色も料理も思い出も、楽しめるのが旅行の醍醐味だよねぇ」
「まだまだ儂らの見ていない景色、食べていない物いっぱい。また行こう、トリス」
景色も料理も大満足な一叶の言葉に、頷いて笑み返す。
「ふふ〜また色々なところに出掛けるとしようか」
まだまだ終点まで、ハロウィンを一緒に堪能しながら……そう、次の美味しいもの探しの約束を。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴