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勇者は火山へ行った

#アックス&ウィザーズ #群竜大陸 #勇者 #勇者の伝説探索

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 アックス&ウィザーズのとある酒場。
 そこは疲れをいやす男達の憩いの場、今日も大勢の笑い声が響き渡る。
「なーなーなんか面白い話ねーのかよー」
 酒に酔った男が正面の男に絡む。
「ねーよそんなもん」
 絡まれた男はジョッキの酒を煽る、それを聞いていた店のマスターがコップを磨きながら声を掛ける。
「おいおい、あまり騒いでると勇者様に山に連れてかれちまうぞ」
 それを聞いた男達は思わず吹き出し。
「だーはっはっは!親父そりゃ子供ぐらいしかビビらねえよ、俺もガキの頃はお袋に早く寝ないと勇者様に山に連れていかれて置いてきぼりにされるって言われたもんだ!」
「ああ、勇者様がこの町の山の頂上に何かを捨ててそれが火山になってこの町が栄える源になったって伝説だろ?」
 マスターがため息をつく。
「それが何で子供への脅しに使われるようになっちまったのか、時間ってのは恐ろしいもんだな」

「皆さん。アックス&ウィザースの勇者の一行の伝説はご存じですか?」
 リリィエル・ロックウェル(クレヨンの勇者・f01438)が猟兵達に呼びかける。
「帝竜ヴァルギリオスを倒しに群竜大陸に渡った『勇者の一行』の伝説は沢山あるのです、しかしその群竜大陸の所在は未だつかめていないのです、そこで勇者の一行の痕跡から手がかりを探してほしいのです」
 リリィエルは説明を続ける。
「帝竜ヴァルギリオスがオブリビオン・フォーミュラだとすれば群竜大陸も復活していて、ヴェルギリオスはそこにいるはずなのです、だから皆さんには一刻も早く群竜大陸を見つけてほしいのです」
 リリィエルの表情が真剣なものに変わり。
「しかしこの勇者の伝説、勇者の数は数千人を超えているので伝説もいっぱいあるのです、しかしこの伝説を一つ一つ辿って行けばいつか群竜大陸へ繋がる予知が来るはずなのです」
 リリィエルは転移の準備を始める。
「まあ気長にやる話なのでまずは観光ついで程度で構わないのでゆっくり聞き込みしてくださいなのです、それじゃ行ってらっしゃいなのです」


忍P
 忍Pです。
 今回は大量にある勇者の伝説の痕跡を探す任務になります。
 なのでファンタジーらしく最初は酒場のシーンになります、酒を飲むなり喰うなりしてください、ついでに情報を聞くなりしてください。

 では良いプレイングをお待ちしています。
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第1章 日常 『打ち上げはいつもの酒場で』

POW   :    度数の高いものをぐいっと。数より質で差をつけろ

SPD   :    アルコールが回れば関係ない!アルコールはアルコールで誤魔化せる

WIZ   :    自分の分を隣の席の者にこっそり押し付ける

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ノイジー・ハムズ
懸命な私は知ってます!
こういう時は「よそ者はママにバブバブしてな!」とか言われるのがセオリーだと!まだ未成熟とはいえ、なめられてはいけません。ここは先手を打つべきです!

マスター!ミルク、ブラックで!

●聞き込み
いわゆる【情報収集】ですね
ついでに意味はありませんが【誘惑】しておきます

誘惑した酔っ払いは放っといて、とりあえず先ずはマスターに話しを伺います!素面ですしね☆

知的な私がきになることは!
勇者が捨てた物って何?です
知ってたら苦労しませんね!とりあえずお肉ください!

童話って時代を経てアレンジされていって、いろんな派生があったりしますよね
古い伝説とかはどうなってるのでしょうね? お肉おかわり!


テラ・ウィンディア
おれはまだお酒は飲めないぞ!
なのでご飯をもりもり食べる!(とてもエルフとは思えない食べっぷり。魔法も戦闘もお腹は空くんだ

あ、飲むのはバタービールだ
まだ寒いから暖かい奴を飲むぞ(ぐびぐびっ

やっぱり勇者にはしっかりと食べてしっかりと栄養を取って力を付けなきゃなれないよな

なーなー、この街にも勇者っていたんだろー
どんな凄い奴だったんだー?

不幸な終焉をぶっ壊したりしたのか?
それとも無限に成長するドラゴンとか無限に再生するドラゴンとかやっつけたのかな(おめめきらっきらさせてマスターに聞く十歳児

この街は勇者のお蔭で栄えたっていうからなっ
竜騎士にして勇者を目指すおれとしては偉大なる前身についても学びたいぞっ!



 ノイジー・ハムズ(あたまもかるい・f14307)とテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は酒場の扉を開ける。
「テラさん、私は知っています、こう言う酒場に余所者の子供が着た時は常連客に笑われて『よそ者はママにバブバブしてな!』って言われたりするんです!」
「そうか?俺達スルーされてる気がするんだけど?」
 ノイジーの言葉にテラは店を見渡すが特に自分たちに気を止める客は見当たらない。
「ここで舐められてはいけません!まずはびしっと先手を打つべきです!」
 ノイジーは椅子に座るがフェアリーの身長ではカウンターにも届かずマスターには見えない、止むを得ずカウンターの上に座り。
「マスター!ミルク、ブラックで!」

 これ以上ないほどのドヤ顔のノイジーを前に酒場のマスターは困惑した。
(ミルクの……ブラック?)
 これは試されているのか?こんな年端もいかないフェアリーの少女に自分の酒場の質を試されているのか?ここは自分の知識を技術、その答えを出さなくては。
 マスターが思案の末に出した物は。
「お待ちどうさま、口に合うといいんだが」
 黒砂糖を溶かしたミルクをノイジーの前に置く。
「おっちゃん俺にはバタービール、ホットな!それと肉!」
 テラは元気よく座りマスターに注文する。
「はいよ、それでお嬢さんたちこんな所に何しに来たんだい?」
「そうそう、そうだった」
 肉を砲張り、バタービールで流し込みシルがマスターに視線を合わせる。
「なーなー、この街にも勇者っていたんだろーどんな凄い奴だったんだー」
「ん?大昔の話だぞ、昔々、ここは土地も痩せて作物も育たない貧しい街だった、それを勇者様が近くの山に何かを捨てて山を火山に変えて、地質を変えて豊かにしてくれたって話だ」
「不幸な終焉をぶっ壊したりしたのか?」
「んーそんな話はうちの街じゃ聞いたこと無いな、他の伝説ならあるかもしれんが」
 ノイジーはテラとマスターの話を横目に酔っぱらいを誘惑しているがその誘惑した酔っぱらいは放置、マスターに振りむき直す。
「その何かを捨てたって何を捨てたんですか?」
「それが何なのかさっぱり分かんないんだよ、呪われて使えなかった武器だとか、一つの指輪だとか、人によって違うんだよなあ」
 首を傾げるマスターにやっぱり分からないかと頷くノイジー。
「まあ童話は長い時間を経てアレンジされるものですしね!私もお肉ください!」
 ノイジーもテラと共に肉を食べる。
「なあなあ、もっと勇者のこと聞かせてくれよおっちゃん!俺も勇者っての目指してんだ!」
「はっはっはっ、小さいのに立派なことだ」
 テラのキラキラした目にマスターも気を良くしたのか、この街の勇者の伝説にまつわる火山へのルートを教えてくれる。
「頂上の火口付近に行けばもしかしたら何かわかるかもしれんが、大人と一緒に付いて行ってもらえよ?子供だけで行くなよ危ないからな」
「ありがとうございます!行こう!テラさん!」
 ノイジーが立ちあがってテラの手を引く、テラも肉を咥えたままマスターに手を振って店を出た。
「だから子供だけで……行っちまった、大丈夫かなあの子たち」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

キギ・レインメーカー
伝説の勇者探しか、面白いね。とりあえず話を聞いて回ってこうかな
【行動方針】
ナミルちゃんは楽しく飲んでるみたいだから俺が情報を集めようか
「コミュ力」で勇者伝説の話を聞いて回ろうか、適当に話合わせたり一緒にお酒飲んだりしてね
アルコールも毒みたいなもんだし「毒耐性」ある俺には効かないはずだし、いくら飲んでも大丈夫だし。
勇者もいっぱいいるみたいだし、なるべく多くの人に話を聞けるといいかな
万が一山に連れてくような勇者が直接話を聞こうかな。もちろんナミルちゃんは連れてかせない方向でね
【行動方針】
ナミル(f00003)と同行。連携、アドリブ歓迎


ナミル・タグイール
・キギと同行
勇者の伝説っていうくらいなら伝説のお宝とかもきっと出てくるにゃ
探し出してナミルがいただくデスにゃ!

・行動
酒場に打ち解けるためにまずはお酒にゃ!
ナミルのおごりデスにゃ!皆で飲むにゃー!とジャラジャラ金貨を見せて大盤振る舞い
勿論ナミルもいっぱい飲むにゃ!強いのもってこいデスにゃ!
皆で気持ちよく酔っていっぱい騒ぐにゃ!
騒ぎまくれば勇者様が山に連れてってくれないかにゃー!(伝説を信じた猫
ダメそうでもお酒のんで楽しいからいいにゃ!

細かい情報収集は全部キギにお任せしてナミルは楽しく騒ぐデスにゃー!
奢るんだからキギもちゃんとお酒のめデスにゃ!

最後は酔い潰れ
動けないにゃ助けてにゃー…
なんでもお任せ



「ナミルのおごりデスにゃ!皆で飲むにゃー!」
 ナミル・タグイール(呪飾獣・f00003)が金貨をばら撒き、酒場から歓声が沸き上がる。
「あーもうナミルちゃんったら、しょうがない俺が話聞く方に回るとするか」
 キギ・レインメーカー(オラトリオの探索者・f02371)は適当な酒に手を付けようとするが。
「ギギも飲めにゃー子の強そうなやつ一気にいっとくにゃ!」
 ナミルはギギの口にボトルごと突っ込む。
「ん!ちょ、けほっ」
 ギギは噎せてせき込む、幸い酒には強く大して酔うことも無く呼吸を整えて周りの客に聞きこみを開始する。
「勇者の伝説ってやつを聞いてるんだけどさ、あの火山って勇者が作ったんだろ?」
「何だ?また勇者様の火山の話か、そう言うことになってるな、俺の爺さんのそのまた爺さんの、ずっと昔からの話だ」
 客は酒を飲みながらギギを見る。
「結局何を山に捨てたのかわかんなくってよ、それで悪い子供を捨てたなんて話まであったもんだから子供の頃はお袋に驚かされたもんだぜ」
(ふむ、山が火山になって村が潤ったというのが重要でどうしてそうなったかはそこまで重要ではないと言うわけか)
 ギギが話を聞いて思案していると客は酒を飲みほして次の酒をジョッキに入れつつ。
「あの火山いまでも活動中だからな、噴火はしないが危ないから火口には誰も近づかねえ、別に立ち入り禁止ってわけじゃねえけどよ」
「じゃあ火山に行くこと自体は別に禁止じゃないってことだな?」
「ああ」
 何があるかは火山に行ってみないと分からない。
「じゃあ行ってみるしかないな、行くぞナミルちゃん」
 ギギは立ち上がってナミルの手を引こうとするがやけに重い。
「んにゃ~もう飲めないにゃ~」
 ナミルは酔っぱらってあっという間に良い潰れて床に寝たまま酒瓶を抱えていた。
「そんなこと言ってないで、何が目的だったのか忘れたか?」
「え~なんだっけ~」
 酒瓶を抱えたままのナミルにギギは呆れかえりながらもそのままナミルを引きずって行く。
「勇者の痕跡を調査するのが目的!あ、皆さん好きに飲んでください、ナミルちゃんの奢りなんで」
 おごりと聞けばさらに歓声を上げる客たちを尻目にギギはナミルを引きづり酒場を後にした。
「あまり引きづらないでほしいにゃー毛並みが乱れるにゃー」
「だったら立って歩く、それといつまでも酒瓶抱えるのはやめろ」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

エダ・サルファー
なになに?酒場で飲んで情報収集すればいいの?
つまり普段通りのことすればいいんだな!
よっしゃ、飲むぞー!

私はこう見えて、どんだけでも飲めてしまうタイプなのだ。
ドワーフだからなのかね?
だからどんどん度数の高い酒を煽って、料理を食べて、そのついでに周りの連中やマスターに話を聞くよ。
いっぱい飲み食いして金払いが良ければ、マスターも饒舌になるでしょ。
周りの連中も奢るって言えばいろいろ教えてくれるだろうし。

……ところで、火山が近くにあるってことは、ひょっとしてこの近所に温泉とかあったりするのでは?
私はお酒も大好きだけど、温泉も大好きなのよ。
勇者と火山の話を聞いて回るついでに、温泉についても聞いとこうかな?


大豪傑・麗刃
せっかくなので飲むのだ!

(なんか普段飲まないような酒を飲んですっかり気分良くなったらしい)

……
あれ?なにしに来たんだっけ?まあいいのだ。

(んでもって素がいろいろおかしいところにアルコールが入ってブレーキが完全にきかなくなり、いろいろと蛮勇的な行動をとってしまうらしい)

わっはっはっはっは……
え?なに?わたしの行動がまさに勇者だって?

そういえば勇者とやらの話を聞きに来たような記憶があるようなないような。
なあ、みんな、勇者ってそもどういうものだっけ?
酒回りまくったわたしにもわかるように教えて欲しいのだ。



 大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)とエダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)は盛り上がっている酒場に入る。
「おお、これはどんちゃん騒ぎなのだ!麗ちゃんも混ざるのだ!」
 エダもそれに倣いジョッキを持つ。
「おっちゃんじゃんじゃん酒持ってきてね、それとつまみも!肉がいいね肉!」
 麗刃とエダは客と共に飲み、食べる。
「よーし!麗ちゃんここで一発芸!」
 麗刃はジョッキを上に放り投げて刀を抜く、そして適当に振り回し。
「あっぶねーな兄ちゃん!いきなり剣抜くなよ!」
 客が叫んだ瞬間ジョッキは短冊状に切られバラバラになる。
 湧き上がる拍手、笑う麗刃、そして。
「ジョッキ壊すな」
 後ろには怒りのマスター、麗人はマスターを手で制し。
「まま、ご主人落ち着くのだ」
 麗人は切れたジョッキを元通りに組み立てる。
「追い追い、酔っぱらって……いるからだろうな」
「ほらくっついた!麗ちゃんすごいじょ!天才だじょ!」
 一見くっついて元通りになったように見えるジョッキをマスターが持ちあげる。
「は?ホントだ!元通りになってるぞ!」
 コンコンとジョッキを叩いても崩れることは無く、新たに酒を注いでも一滴たりとも漏れることも無い。
 客からも驚きの声が上がる。
「すげえな、まるで勇者様みてーな話だぜ」
「え?勇者みたいな上にかっこいい?いやーそれ程でもあるのだ!所で勇者ってどんな人だったのだ?」
 麗刃は客に聞くが客は首を傾げる。
「どんな人かって聞かれてもなー何しろ数千人はいたって話だからなー」
「そうだよな、伝説ならここ意外にもいっぱいあるからどう考えても個人じゃ無理って話だよ」
「そーなのかー勇者っていっぱいいたんだなー」 
 麗人が勇者の話頷いている間にエダはマスターに話しかける。
「ねえねえ、火山で栄えたってことはさ、温泉とかもあるの?」
「温泉?まああることはあるがかなり山を登らなきゃいかんからなあ、割に合わんぞ?」
 マスターは山の中腹にあるが険しい道を登ってわざわざ行く地元民もいないがと一応道は教えてくれる。
「ま、物好きな冒険者ぐらいしか行かんところだからな、あまり期待はするなよ?」
「いいのいいの、私食べるのも好きだけど温泉も大好きだからさ、おっちゃんこの肉美味いねー」
 喧騒を背景に肉を食べ、そろそろ腹も膨れてきたところでエダは麗刃の首根っこを掴む。
「よっし、温泉行こう麗刃!」
「温泉!それはいいのだ、温泉行くのだ!」
 すっかり目的が変わった2人は意気揚々と酒場を後にする。
「あれ?エダちゃん、麗ちゃんたち温泉にいくのが目的だったっけ?」
「細かいことはいいの!勇者の何とかを探す!そして温泉!これで問題なし!」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

法月・志蓮
酒場についたら早速マスターや店員おすすめの酒とつまみを注文する。
酒は強くもなく弱くもなくという程度だし、情報を忘れそうなほど飲むのもよくないだろう。マイペースに頂こう。

伝説などの話に詳しそうなのはやはり吟遊詩人だろうか。それらしい人物がいれば一杯酒でも奢って伝説にまつわる詩を歌ってもらおう。ついでに詩になるほどでもない断片的な情報なんかも知らないか聞いてみるか。

「ちょっとリクエストいいかな。勇者の詩とかないか? ついでに勇者伝説についての噂話なんかも聞きたい。お代はチップに、酒を一杯。それでどうだ?」


セシリア・サヴェージ
情報収集といえば酒場、定番ですね。
店主の方に勇者の話を聞いてみたり、店内の客に勇者に詳しい者がいれば紹介してもらい話を聞きます。
もちろんタダで、とはいかないでしょうから酒を奢ったりで機嫌を取りましょう。【礼儀作法】

私は酒はほどほどに…。嫌いではないしむしろ好きなのですが、酔うと抑えがきかなくなるので、後に響かない程度にしましょう。やるべきことを忘れてはいけませんからね。



 客も粗方帰って静かになった酒場に法月・志蓮(スナイプ・シューター・f02407)とセシリア・サヴェージ(狂飆の暗黒騎士・f11836)の2人が入ってくる。
「情報収集といえば酒場、定番ですね」
 セシリアがカウンターの椅子に座る。
「マスター、酒とつまみを適当に」
 客も少なくなった店内は先ほどとは打って変わって静かな雰囲気で、2人は酒をゆっくりと嗜む。
「マスター我々は勇者の……」
「また勇者の話かい、今日は何だ?勇者様の日か?」
 マスターはグラスを身が来ながらまたかと言った表情を浮かべる、セシリアはそれを見て。
「なんだ、今日はそんなに勇者の話をしたのですか?」
「山を火山に変えた勇者様の話だろ?今日はなぜかその話を聞きたがる冒険者やら子供やらが多くてな、確かに今でも土壌改善やら温泉やらでこの街の産業の源ではあるが」
 酒を飲みほした志蓮がマスターを見る。
「勇者が何かを捨てたってのも、何かはわかんないのか?」
「ああ、俺はよく知らんな、なあ、あんたは知ってるか?」
 マスターがテーブルに腰かけていた吟遊詩人に声を掛けると吟遊詩人はリュートを片手に歌いだす。

「勇者が寒く土地は荒れ果て寂れた街を見て
 勇者は哀れみ聳え立つ山に向かう
 山の頂にて悪魔を倒し山に神が降り立ち
 大いなる炎の加護にて街を掬わん
 そののち勇者は群竜大陸に向かい底流とともに姿を消した
 されど炎の加護と勇者の名はいつまでも語りつぐ」

 吟遊詩人の歌が終わると志蓮が避けの入ったグラスをいっぱいテーブルの上に置く。
「ありがとう、これは俺のおごりだ、その歌は勇者の伝承の一つかい?」
 グラスを受け取った吟遊詩人はリュートを仕舞い。
「そうだよ、幾つかバリエーションは有るらしいけどね、俺が歌えるのはこれぐらいだな、ドラゴンと戦うやつもあるとか、山頂に剣を突きたてたってのもあるらしいけど」
 志蓮は吟遊詩人の話を聞くとカウンターに戻ってセシリアと話す。
「どう思う?セシリア」
「悪魔ってのが気になりますね、もしかしたら魔物との戦闘も考えられます」
 志蓮はソーセージと一口、そしてマスターに尋ねる。
「マスター最近この辺では魔物が暴れたりとかはあるかい?」
「んー街に来たことは無いけどさっきの歌で思いだしたよ、火山の上で悪魔が飛んでたとかこの前聞いたな、すぐに見えなくなったから見間違えかもしれんが」
 悪魔と聞いて2人の眉が上がり、席を立つ。
「ごちそうさま、お代は置いておきますね」
 セシリアがカウンターに金貨を置くと2人は酒場から立ち去る、外に出ると2人は顔を見合わせ。
「火山に魔物か、警戒はしておいた方がいいかもしれないな」
「そうですね、ただの観光ついでの任務、と言うわけにはいかなくなったようです」
 そして2人は火山を目指す、目標は山頂、そこに何があるのか、それはまだ誰にも分からない。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 冒険 『灼熱火山地帯』

POW   :    忍耐力こそパワー。熱さに耐えて行動する。

SPD   :    時間をかけずにダッシュで行動する。

WIZ   :    熱さ対策を施して乗り切る。

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 街を潤す火山。
 しかしその道は険しく、当然地熱が山を登るものの体力を奪う。
 猟兵達は町へ一晩を過ごし、翌朝万全の体制を整えて火山へ向かう。
 その山頂に有る何かを目指して。
小宮・あき
素敵ですね、これぞ冒険の醍醐味!
出遅れてしまいましたが、私もご一緒させてください!
(第2章から参加です。アドリブ・連携歓迎します)

●SPD

いきなりダッシュ…は怖いので。
【歌唱】で小鳥か小動物を【おびき寄せ】しましょう。
あ、もちろん、熱くない範囲で、です!

持前の【コミュ力】【礼儀作法】で【動物と話す】。
「この先に進みたいの。進みやすそうな道を知りませんか?」
お礼に持参した木の実をお渡しして、進んでいきましょう。

【ダッシュ】【ジャンプ】を駆使して【オーラ防御】も合わせてっと。
時折【医術】やUC【生まれながらの光】で回復しながら進みましょう。

こ、こういう時、オラトリオなら空が飛べるのかなあ。


ノイジー・ハムズ
暑いですね! ミルクを飲んでいた頃が懐かしいです
地面も岩も、全てが熱を持っていますから、これは逃げられませんね!
私は飛んで移動しているので、少しマシですけど!
歩いてる人たちは、応援してあげますね。頑張れー☆

勇者が登った時は、まだ火山じゃなかったんですよね?
言い換えれば、私達は勇者に苦しめられてるんですね
おのれ勇者、です!

そういえば、火山の前ってどういう土地だったんでしょう?
きっと、今よりびみょーな山だったんでしょうね!

●暑さ対策
暑くなったら、少しだけ頑張って高く飛んで、熱源から離れます!
風を浴びて、元気になったらまた下に戻ります!
下に戻る理由はありませんが、強いて言うなら冒険感を出すためです!


ナミル・タグイール
・キギと同行
飲みすぎたにゃ…まだフラフラにゃー。
何しに来たんだったかにゃ?…お宝探しだったにゃ!
ぐったりしてる場合じゃないにゃ!いっぱい水飲みながら頑張って登るマスにゃー!

・行動はパワーでゴリ押し 一応水だけ持ってくにゃ
伝説のお宝めざしてゴーゴーにゃ!
【野生の勘】で危険なものがないか警戒、危険なものがあったら【グラウンドクラッシャー】にゃー
力仕事は任せろにゃ!

…でも暑いにゃ!毛皮がむわむわするにゃ!金ピカが熱いにゃー!
キギー…なんとかしてにゃー…このままじゃ溶けちゃうにゃー…
暑いのどうにかしてくれないとキギにあつあつ毛皮のままくっついて道連れにゃーと脅迫
力仕事以外はキギに任せるにゃ!


エダ・サルファー
はい、私はすっかり温泉に行く気満々です。
とはいえ、仕事ほっぽらかして温泉に行っちゃうのはどうかと思うので。
まずは勇者の痕跡を探しに登頂を目指さないとね。

とりあえず麓の町で装備を整えて、山頂目指して登山開始だよ。
結構暑いみたいだけど、そのへんは気合いでカバーしながら登っていこう。
……ところで、温泉は中腹ってことだったよね?
……いやいや、仕事はするよ?ただひょっとしたら温泉にも何らかの痕跡があるんじゃないかなーと思っただけだよ?
せいぜい手で触って温度や泉質をチェックしたりするだけだよ?
流石に今入ったりしないよ?
……一応仕事が終わったあとに食べられるように、源泉近くに卵沈めておこう。


キギ・レインメーカー
勇者の情報もそうだけど、なんか面白いものが見つかるといいな
【行動方針】
とりあえず山頂を目指そうかな。ナミルちゃんに「山頂に勇者の隠した黄金があるんじゃない?」と適当なこと言ってやる気を出させる方向で
周囲の危険は大体ナミルちゃんがやってくれそうだし俺は暑さ対策ってことで「零れる雨」と「属性攻撃」で、熱「属性」を「攻撃」する雨を降らして周囲の温度を下げようか。似たようなことやったことあるから前より上手くいくかな?
【その他】
ナミルと同行。連携、アドリブ歓迎です。



「暑いですね!」
 ノイジー・ハムズ(あたまもかるい・f14307)がふわふわと浮きながら山を登る、標高を考えると空を飛んで登るには風がきつく、賛同を通らざるを得ない。
「されどこれぞ冒険の醍醐味!張り切って行きましょー」
 小宮・あき(人間の聖者・f03848)もノイジーの後ろを付いて山を登る。
「所で醍醐味ってどんな味なんでしょうね!」
「牛乳を加工した今で言うヨーグルトみたいなものらしいですよ!」
 ノイジーとあきの2人はそんな会話をしつつ山を登る。
 しかし暑い物は暑い、2人の額に汗が滲む。
「暑いですね!暑いですね!大事なことなので2回言いました!」
 ノイジーの汗が地面に落ちて蒸発し水蒸気と化す、なるべく地面から離れようと飛んで風を受けてまた地面に降りる、これを繰り返す。
「そうですね~やっぱり暑いですね~そこの小鳥さん~ちょっと来てください~」
 あきが急に歌いだす、すると小鳥があきの肩に止まる。
「この先に進みたいの。進みやすそうな道を知りませんか?」
 あきが小鳥に尋ねるとことりが別の山道に向かって飛んで行く。
「ありがとう小鳥さん、お礼にこれをどうぞ」
 あきの掌の木の実を小鳥が啄む。
「こ、こういう時、オラトリオなら空が飛べるのかなあ」
「できないことも無いですが飛ぶのも疲れますし、連れを置いて行くわけにもいきませんので」
 キギ・レインメーカー(オラトリオの探索者・f02371)はナミル・タグイール(呪飾獣・f00003)を肩に担いで山道を歩く。
「飲みすぎたにゃ…まだフラフラにゃー何しに来たんだったかにゃ?」
「もうナミルったらボケちゃって、勇者の黄金を探しに来たんですよ」
 黄金と聞いた途端にナミルの目が輝き立ちあがる。
「早く行くにゃ!黄金は待ってくれないにゃ!」
 ナミルは猛ダッシュで山道を駆け上がるが熱でアクセサリーが熱を帯びると今度は飛びあがる。
「熱いにゃー!ギギ何とかしろにゃー!何とかしないとあつあつ毛皮のままくっついて道連れにゃー!」
「もうしょうがないなあナミルは、まあ確かにこの暑さは対策を取らないとね」
 ギギはユーベルコードで自分たちの周囲に雨を降らせる。
 その雨は熱を攻撃することで気温を低下させ、涼しくしていった。
「おお、これはかなり楽になりましたね!これで温泉まで楽に行けそう!」
 エダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)が天からの雨に汗が流されてすっきりした表情で山を登る。
「おお、温泉があるんですか!」
 温泉と聞いてノイジーがエダの周りを飛び回りながら聞く。
「この山の中腹あたりにあるらしいよ、入るのは任務が終わった後にするけど」
「温泉、それもいいにゃーもしかして勇者が作った温泉だったり」
 ナミルも温泉と聞いて興味を示す。
「勇者が火山を作り、温泉ができる、副産物なのかこれが目的なのかは分からないけど地元住民しか知らないとなると秘湯と言うやつかな?」
 ギギも雨を降らせながら温泉と聞いて考え始める、そうしている内に全員異臭を感じ始め、ノイジーが顔をしかめる。
「た、卵が腐ったみたいな匂いです!これはもしかしてオブリビオンの攻撃!」
「落ち着いてノイジーさん、これは硫黄の匂いだよ」
 硫黄の匂いで慌てて警戒するノイジーをあきが抑える。
「火山ですし硫黄が産出されるのはおかしな話じゃないね、この世界ではまだ銃はそこまで発達しているわけではないから積極的に採掘は」
「けど今回はそんなことはどうでもいいんだ!重要じゃない!」
 ギギの考察を遮りエダは硫黄の匂いをたどって走りだす。
「硫黄ってことは硫黄泉!温泉が近いって事!」
 エダは走る、そして湯気を発見して嬉しそうな顔をし突撃しようとするが。
「ちょっと待って、俺はちょっとおかしい」
 ギギが静止する、湯気はドーム状に付き重なった石の出口から吹きだしていてほぼ密閉状態になっているのを見てギギは警戒する。
「多分、あの中に入ったら危ない、最悪死ぬよ」
「死ぬにゃ、ナミルの勘もビンビン感じるにゃ、あそこは危ないにゃ」
 ナミルの言葉を肯定するかのようにギギは首を縦に振る。
「硫黄の匂いは濃度が高くなると中毒を起こすんだ、あんな風に密閉された空間は特に危ない、ナミル、とりあえずあの岩壊してくれるかな?離れて攻撃してね、吹きだして溜まった硫黄の匂いでも危ないから」
「力仕事なら任せるにゃー!皆は離れてろにゃー!」
 ナミルは黄金のペンテュラムを振って岩を突く。
 温泉を覆っていた岩山を崩れ、中に溜まっていた湯気が一気に噴き出し濃厚な硫黄臭が立ち込め、それが晴れた時。
「温泉だー!」
 エダは温泉を前にして駆けだすがその手前で立ち止まる。
「入らないんですか?」
 あきはエダに聞くが枝は首を横に振って。
「入りたいけどあくまで目的は山頂だから、ちょっと調べるだけ、ちょっとだけ」
 エダは温泉に手を付けて温度を調べる、温度は人が入れる程度の温度、恐らく硫化硫黄泉。
「温度、船室は問題無いね、そんじゃちょっと失礼して」
 エダは源泉の方に卵を数個、ザルに入れる。
「これで帰るころには美味しい温泉卵になる」
 そして一行は再び山道を登る、その後ろの方でギギは考え事をしていた。
「エダ、ちょっといいかな?この温泉って地元の人は良く来るのか?」
「いや、物好きな冒険者ぐらいしか行かないって聞いたけど?」
 それを聞いてギギは頷く。
「そうか、じゃああんな岩で囲まれた状態になるのはやっぱり不自然だなあ」
「そう言われてみれば、自然にできた物じゃないよね、どう考えても」
 エダもそれを聞いて頷く、ギギも自分の考えに基づいて口を開いた。
「人為的に中毒の危険性がある構造にしてあった、この世界であれを作るのは位置的にも考えてかなりの労力が必要だろう、何者か、最悪オブリビオンが悪意を持って作った可能性がある、警戒は必要かもね」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

大豪傑・麗刃
とりあえず進撃するのだ!

んで暑さ対策か……

熱中症、脱水対策。水分は十分に用意。塩分入った奴。
あとは……
なんか体冷やせる冷たいもの用意!

あとは……
ん~。

結局根性?


テラ・ウィンディア
事前
火山についての情報と歴史について可能な限り詳しく聞いておく
偉大なる英雄は言っていたからな
準備は大事だって

かなり多めに水を用意

火山か!(真の姿発動!炎を纏った光の翼展開!
属性攻撃で全身に炎属性付与

とはいっても火山地帯なんだからやっぱり危ないだろうからな
見切りと第六感で周辺警戒
落石とか何らかの罠とかあったら早業で剣と槍を展開して粉砕だ!

勇者もこんな山を登っていったのかな!
だったらおれも勇者にならって制覇しなきゃだな!

道中も勇者の足跡や古い痕跡を探してみるぞ

ああ、おれは勇者の子孫でもなんでもないかもしれない
だけど…おれだって勇者になれるかもしれないからな!

必要時はこまめな水分補給を行う


法月・志蓮
「山での行動は慣れてるが……火山は初めてなんだよな。この辺りならともかく火口付近は銃が使いづらそうだが……ま、行ってみるしかないか」

懸念はあるが悪魔とやらは空を飛んでいるようだし、飛び道具を置いていく気にはなれない。冷却材等を用意して熱対策した装備を携えて登山する。
ナタ状に形状変化させた黒剣で藪を払いながら山道を進む。ちょっとした崖や亀裂などはアンカーワイヤーや『クライミング』『ジャンプ』等の技能で対処。
あとは悪魔というのも調べないといけないだろう。移動時は常に周囲に警戒を払いつつ動き、休憩時には『視力』を活かして索敵しておく。



「進撃進撃、進撃なのだ!熱中症、脱水対策もばっちり!進撃なのだ!」
 水に塩、井戸水で濡らした布を首に巻いた大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)が意気揚々と山道を登る。
 ものすごい勢いで登り。
「ぜーはー、つ、疲れたのだ、けどまだまだなのだー」
 あっという間にスタミナを切らし、休み、また進む、麗人の根性のなせる業だった。

「あいつ根性あるなー」
 テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)がその後ろで呟き、勇者の痕跡や足跡が無いか探しながら山を登る。
 流石に足跡も痕跡も遥か昔過ぎて見つから無いが、登頂自体は順調に進んでいた。
「テラ、そのメモ帳は一体なんだ?」
 法月・志蓮(スナイプ・シューター・f02407)が横からメモ帳を見る。
「これか?これは俺が調べておいた火山の情報とかが書いてあるんだ、偉大なる英雄は言っていたからな!準備は大事だって」
 テラは志蓮にメモ帳を見せる、火山の登頂ルート、標高、歴史に至るまで詳細に書かれたものだった。
「ふむ、よく調べてある、ちょっと見せてもらってもいいか?」
「いいぞ!」
 テラのメモ帳をを志蓮は一通り見終わった後。
「テラ、悪魔に関する情報は無かったか?」
「悪魔?俺が調べた限りじゃ……」
 2人が話し込んでいる間に麗刃は山を登り、かなり先まで登っていた。
「このまま山頂まで、む、殺気なのだ!上からくるぞ!気を付けろなのだ!」
 麗人は上空から殺気を感じ、上を見る、自分の頭上に落ちてくる岩へ刀を抜いて。
「のわーっ!」
 岩を一刀両断で真っ二つにする、しかし。
「ま、まだまだ降って来たのだ!」
 岩は爆撃の様に何個も降って来た。

「おい、アレ麗人の声じゃねーか?待ってろ!」
 テラは真の姿を解放し炎を纏って山を登り麗刃と合流する。
「どりゃあ!」
 テラの槍が降ってくる岩を粉砕する、テラは上を見上げると大型の羽が生えた悪魔の様な姿が数匹、
「あ、悪魔なのだ!」
 麗人も驚き、剣を構えるが悪魔は相手にせず飛び去って行こうとする、志蓮がライフルを構えるが。
「ちっ、射程外だな」
 志蓮はライフルを修める、悪魔は飛び去り山頂にその陰が隠れる。
「志蓮、さっき言ってた悪まったあれか?」
「ああ、最近見かけたって酒場で聞いたから警戒していたんだ」
 テラと志蓮の会話がいまいち理解できない麗人はポカーンとした表情を浮かべる。
「麗刃、分かりやすく説明しよう、アレは悪魔だ、俺たちを狙っている」
「つまり悪い奴なのだな!分かったのだ!」
 なんとなくだが理解した麗刃は胸を張って理解したというジェスチャーで答える。
「なあなあ、あの悪魔山頂に向かたんだろ?じゃあ早く山頂に行かないとややばそうじゃね?」
 テラの言葉に麗人も志蓮も頷く。
「そうなのだ!急がないといけないのだ!」
「そうだな、少し強引だがショートカットしよう、クライミングで直接崖を登る、テラ、麗刃、命綱はつけておくがクライミングの経験は?」
 志蓮はテラと麗刃に命綱を付ける。
「ないけどやるしかねーだろ!」
「きっとやればできるのだ!やらなきゃやれないから!」
「2人ともよく言ってくれた、ハードな登頂になるが付いて来れるな」
 こうして3人は時折クライミングで近道をし、出来る限りの最短ルートで山頂に進む。
 そして想定以上の速さで山頂に到着し、先行していた猟兵達とも合流を果たすことができた。 

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 集団戦 『レッサーデーモン』

POW   :    悪魔の三叉槍
【手にした三叉槍】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    金縛りの呪言
【手で複雑な印を結んで】から【呪いの言葉】を放ち、【相手を金縛り状態にさせる事】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    呪いの鎖
【投げつけた三叉槍】が命中した対象を爆破し、更に互いを【呪われた漆黒の鎖】で繋ぐ。

イラスト:純志

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 山頂の火口。
 その煮晴れっサーデーモンの集団が鎖を加工に投げ入れ、何かを引き上げている。
 それは巨大な文様の入った石、その意思が引きあげられるたびに火山の活動が少しづつ増していっているような気配を猟兵達は感じとる。
 あれが全て引き上げられたらこの火山の活動は制御不能になるかもしれない。
 猟兵達はそう予感した。
ノイジー・ハムズ
わあ、デーモンです! レッサーですけどね!
どうも、彼らにとってはあの石の方がとっても重要そうな感じですね
あの石の正体、そして文様が意味するものとは!? 次週をお楽しみに!

野次馬感覚で見てみたいですが、敵が邪魔です!

●戦闘
恨みは全くありませんが、洒落にならない悪さをしてるのは理解しました!滅っ!

敵の武器、フォークなんですね

奇しくも同じような技です
「トライデント・フォーク」!
私みたいに可愛い技でしょ☆
闇の魔力を込めて【属性攻撃】を強化して…放ちます!

【空中戦】を挑みつつ、【見切り】ながら避けていきます!
避けるたびにドヤ顔します
外しても爆発するのはずるいです! 禁止!

ちなみに、武器は剣です
ココ重要!


テラ・ウィンディア
真姿
炎を纏った光の翼展開

一人称
おれ(俺でもなくオレでもなくおれ

成程
勇者の痕跡を探すのはおれ達だけではなかったって事か

戦闘知識で悪魔達の陣形と効率的に殲滅できる位置の把握する為観察

属性攻撃
炎を剣と槍と脚に付与

そして密集した所にグラビティブラストで襲い掛

空中戦で飛びかかりメテオブラストで踏み付け粉砕しながら周囲の悪魔を槍で串刺
剣で切捨

敵の攻撃は見切りと第六感での回避を試みる

戦闘後
悪魔達が引き上げてた物を詳しく調べるぞ
石みたいだけどこれって一体何なのだろう
文様についても細々と調べるとしよう

多分だがこれこそ勇者に関係するものっぽいからな
持ち帰りたいが火山がおかしくなるよなこれ…しっかりメモして調べよう


小宮・あき
●アドリブ・連携歓迎
●後衛
●SPD対抗

UC【愛雨霰】で攻撃。
愛用のマスケット銃をレベル28本を宙に浮かせ【一斉発射】の【援護射撃】。
【フェイント】【だまし打ち】を仕掛けたかと思うと【零距離射撃】をしたり。
2本をクロスさせ【武器受け】【防御受け】の要領で敵の動きを止めるよう試みる。

その間、私は【早業】【高速詠唱】【全力魔法】でUC【神罰】を叩き込む!
半径レベルmの光の柱は【祈り】の力で威力が強くなる技。
聖職者の【祈り】で光に埋もれなさい!
(UC1種の場合は愛雨霰優先で通常攻撃)

【オーラ防御】【激痛耐性】【呪詛耐性】【視力】【聞き耳】【第六感】【野生の勘】【ダッシュ】【ジャンプ】【スライディング】


キギ・レインメーカー
勇者云々、というよりは魔族の儀式的な…?目的は一体…
【行動方針】
何はともあれレッサーデーモンの動きを止めないとね
「零れる雨」で邪魔しようか、「コミュ力」「挑発」でレッサーデーモンたちに声かけて俺のほうに集中させるよ
レッサーデーモンがこっちに攻撃仕掛けてくるようなら「逃げ足」で回避しながら「時間稼ぎ」しようか
「2回攻撃」「高速詠唱」で「零れる雨」は継続し続けるよ

戦闘あとにナミルちゃんは黄金みつからなくてがっかりしてそうだから「コミュ力」で適当になだめとこうか。まあそのうち見つかると思うよ。多分、おそらく、きっと…
【その他】
ナミルと同行。アドリブ、連携歓迎です


ナミル・タグイール
・キギと同行。真の姿を開放、呪いオーラ纏って装備の呪詛増し増し状態
お宝引っ張ってくれてるにゃ!横取りして奪うデスにゃ!
お宝はナミルのものデスにゃー!
・行動
こっちを見るデスにゃー!と挑発
呪いの黄金の斧を敵に見せて呪うにゃ【呪詛】にゃ。
呪いの黄金の輝きで魅了して石引っ張りより黄金(ナミルの装飾)優先させるようにするにゃ!惹き寄せるにゃー
敵が来てくれたら【堕獣の腕輪】で迎撃にゃー!ぶっとばすにゃ!

一掃したらお楽しみの引き上げタイムにゃー!
え?引き上げちゃ駄目にゃ?もうすぐゲットできそうにゃ?(一応キギや周りに確認をとって
うぐぐ…まああんまり金ぴかじゃないしにゃ。我慢にゃ…(不服)
・何でも歓迎


エダ・サルファー
むむ、なんだかよくわからないけど、良からぬことをしてるな?
ひょっとしてさっきの温泉にあったトラップっぽいのも、お前らの仕業かな?
何にせよ、こうして私らに見つかったのが運の尽き。
お前らの計画、ここで潰させてもらうぜ!

悪魔たちはどうも飛べるっぽいけど、あの槍で攻撃する際には近づいてくるはず。
ならまあ、普段通りに格闘戦を挑めるはずだな!
距離が近い奴に飛びかかり、掴んで倒して殴る!これだな!
飛んでるやつでも届きそうならジャンプして引きずり降ろすよ!
殴れる距離になったら聖拳突きをかましてやるぜ!
あ、火口付近での戦闘なんで、落ちないように気をつけながら戦うよ。
悪魔が落ちたら気にせず見送るけど。


法月・志蓮
「あれが勇者が捨てたっていう代物か……?でもそうだとするとむしろ引き上げる事で火山活動が収まりそうなもんだが……」

気になりはするが、調査も考察もまずは悪魔どもを蹴散らしてからか、と思考を切り替えて物陰で狙撃銃を構える。
技能『スナイパー』とUC【致命への道筋】を使い、まずは石を引き上げようとしている敵から狙撃していく。石を引き上げようとするのがいなくなれば時折移動して狙撃ポイントを変えながら味方の援護。翼を撃ち抜いてやれば少しは戦いやすくなるだろう。

戦闘が終わったら石を引き上げずとも出来る程度の調査を行う。
「流石にこの石を引き上げるのは不味そうだな……文様を写真で撮る程度にしておくか……」


大豪傑・麗刃
あのレッサーデーモンは勇者とやらとなんか関係あるのか?
まったく状況はわかってないのだ。
石とか文様とかについてはまったくわけがわからないので他の人に任せるとして。

まあ、とりあえずわけわからない時はシンプルに行くのだ。

斬ればいいのだ。

右手に刀、左手に脇差(と呼ぶにはちょっと大きすぎる剣)を装備してばっさばっさとやるのだ。
三叉槍?むこうは一本こっちは二本差し。1対2でこっちの勝ちなのだ。右手の刀で相手の槍をはじいて脇差(と呼ぶには略)で斬るのだ。あるいはいっそ槍そのものを斬っちゃうのだ。



「わあ、デーモンです! レッサーですけどね!」
 ノイジー・ハムズ(あたまもかるい・f14307)が悪魔たちに見えない様に岩陰に隠れてレッサーデーモンの群れを指さす。
「あの石の正体、そして文様が意味するものとは!? 次週をお楽しみに!」
「いや、次週まで待ってるほど暇じゃねーよ」
 ハイテンションなノイジーにテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は火口付近の熱で汗を額に滲ませながら悪魔たちの様子を観察していた。
 火口中央には文様の入った石、ゆっくりとではあるが引きあげられていく度にマグマの勢いが活発になっていく、そんな気がした。
「なあ、これはおれの仮説なんだが聞いてくれるか?」
「是非聞きたいね」
 キギ・レインメーカー(オラトリオの探索者・f02371)がテラの言葉に耳を貸そうとテラの方に顔を向ける。
「あの石は火山の活動を抑える為に勇者が火口に封印したもので、それが尾びれが付きまくって勇者が山に何かを捨てて火山になったってことになったんじゃないか?」
 テラの言葉にナミル・タグイール(呪飾獣・f00003)が顎が外れるかと言うほど大口を開けて。
「にゃーーーーーーーーー!!ってことはあれを横取りなんかしたら」
「火山が大噴火、麓の町も俺たちも一巻の終わり、ってことになるねテラさんの考えが正しければ」
 がっかりするナミルを宥めるギギを尻目に法月・志蓮(スナイプ・シューター・f02407)はテラに聞く。
「なぜそう思う?そう言えばこの山の歴史とか調べてたんだったよな?」
「ああ、資料漁っている時にな、実はこの山は元々死火山だったって説もあったんだ、もしそうなら勇者は死火山を復活させようとした魔物の陰謀を防ぐためにあの石を捨てて」
 テラはゴクリと息を飲む。
「火山の噴火を止め、麓に利益が出る程度の活動に抑えた、これがおれの考え、信じる信じないはお前ら次第だがな」
 志蓮はこくりと頷く。
「一生懸命調べて、導きだした答えだ、信じよう」
 少しづつ大きくなる火山活動、それを止めるべく志蓮はアサルトウェポンを構える。
「じゃああの悪魔は倒すってことでいいですね」
 小宮・あき(人間の聖者・f03848)がマスケット銃を宙に浮かべる、それを見た志蓮は素早く別のポジションへと移動を開始する。
「まずはこの一斉射撃でびっくりさせちゃいますよ」
 あきの28本のマスケット銃による一斉射撃。
 それに感づいて悪魔たちは上空に飛ぶが数匹は避けられずそのまま火口へと落ちていく。
 そして三又の槍を抱えて1匹のレッサーデーモンがあきに襲い掛かろうと急降下するが。
 全くの別方向から頭を撃ち抜かれ同じように火口に落ちる。
「ナイスです、志蓮さん」
 あきの言葉に志蓮は何も言わずにグッドサムのみで答えた。
「弾が切れたマスケット銃が何もできないなんて思ってます?ところがぎっちょん!」
 あきは更にマスケット銃を直接突撃させて銃口を向けて悪魔に銃身ごと突き刺す、悪魔が1匹叫び声を上げてマスケット銃ごと火口に沈んだ。
「意外とえぐいことしますね!私もぐさーっとしちゃいます!」
 ノイジーが大量のフォークを宙に浮かべる。
「貴方はどんな味、あまりおいしくは無さそうですね、ゲテモノです!」
 ノイジーのフォークが闇色に染まって悪魔たちに突き刺さる、叫び声をあげながら悪魔たちは火口から離れる。
 儀式も中断されたのか一旦石の浮上は止まった。
「石の浮上が止まったのだ!」
 大豪傑・麗刃(変態武人・f01156)が2本の刀を抜く、1本は普通の日本刀、もう1本は。
「日本刀とバスタードソードの二刀流か、すげーな!」
 珍しい組み合わせにテラが目を輝かせる。
「日本刀と!脇差し!武士は2本差しが基本なのだ!」
 バスタードソードを本人はあくまで脇差しと言い張る。
「火口から離れてくれて助かったのだ、火口の上にいられたら麗ちゃん手が出せなかったのだ!」
 火口から離れて山頂に降り立った悪魔たちに麗人は切りかかる。
 レッサーデーモンは日本刀を三又槍で受け止めるが。
「麗ちゃんスラッシュ!」
 バスタードソードがレッサーデーモンの胴体を真っ二つにする、それを脅威と見たか悪魔たちが麗人を取り囲み三又槍を突きつけようとする。
「麗人、アタシが助太刀するよ!」
 そこにエダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)が中段突きの構えをとる。
「くらえ必殺!聖拳突きぃっ!」
 エダの聖なる祈りが籠った聖拳突きはレッサーデーモンの1匹のボディに当たり、吹き飛んで岩に叩きつけられる。
 岩にめり込んだレッサーデーモンはそのまま動かなくなり、悪魔たちは2人への警戒を強める、2人に集中すればあきと志蓮の銃撃がそれを阻む、その間に麗人とエダは離脱して間合いを広げる。
「お前らこっちを見るにゃー!」
 ナミルが悪魔たちに向けて大声で叫ぶとナミルの黄金の腕輪の輝きが悪魔たちの目を奪う。
 その輝きに悪魔たちは吸い寄せられ、それを待ち構えていたかのようにギギのユーベルコードが炸裂する。
「いい誘導だナミル」
 ギギは悪魔たちの頭上に雨を降らせる、無論、ただの雨ではない。
 超高速、高水圧の雨、水の弾丸ともいえるほどの水圧の雨が悪魔たちを貫く。
「おかしいな、これだけの打撃を与えているのにあの悪魔たちかなり統率が取れている」
 ギギは猟兵達の猛攻撃にもかかわらず逃走する悪魔や、戦意を喪失している悪魔が1匹もいないことに違和感を覚える。
「何かが、何かがあの悪魔たちの士気を支えている」
 だがギギはユーベルコードの制御似ていっぱいでその何かを見つけることは困難、後ろの仲間に向かって言った。
「多分リーダー格がいるはずだ、そいつを叩いてくれ」

 テラはその間戦場を冷静に観察していた。
 ギギの言葉を聞いて悪魔たちの中に奇妙な動きをしている者を発見する。
「あいつ、さっきから戦闘に参加していないな」
 後方で待機しているレッサーデーモンが1匹いる、空を飛んで山頂から微妙な距離感で離れている1匹。
 悪魔の言葉は分から無いが何か頻繁に叫んでいる。
 姿形は変わらない故に集団に溶け込み、その存在を隠蔽し続けていたであろう悪魔をテラはついに見定める。
「見つけたぞ!お前だな!」
 テラは真の姿を解放、炎を纏った光の翼を展開、悪魔たちの群れの間を縫う様に突撃する。
 それを察知した2匹のレッサーデーモンが突進を防ごうと割って入る。
「邪魔だ!纏めて押しつぶす!!」
 テラが拳を突き出す。
「大地の力…存在の維持を司る力…星の力…我が手に集いて我が敵を滅せよ…グラビティ・ブラスト…往けぇ!!」
 グラビティ・ブラストの重力波砲が護衛の2匹、いや後ろのリーダー格の悪魔ごと巻きこむ。
 リーダー格のレッサーデーモンのみ辛うじて致命傷を避けたのか羽をボロボロにしながら空中に退避、不利と見て仲間を見捨てて逃げようとする。
「逃がすかぁ!」
 テラは飛びあがってその更に上空で右足を空高く掲げる。
「星よ…世界よ…流星の力を我が身に宿せ…!今こそ我が身、一筋の流星とならん…メテオ・ブラスト…受けろぉ!!!」
 テラの踵落としがレッサーデーモンの頭を直撃する。
 超高速で叩き落された悪魔は火山の岩肌を削りながら叩き落され、その跡は遠くから見てもくっきりと見えるほどの道ができる。
 当然、悪魔は消滅。
 その後、リーダー格を失った悪魔たちは戦意を焼失、猟兵達の一方的な戦いとなり、全滅した。

「やっぱり引きあげちゃダメにゃ?」
 ナミルは意思を見ながら他の猟兵達の方を振り向く。
「ダメ、黄金じゃないんだしあの石自体にはそんな金銭的価値は無さそうでしょ?いつかきっと黄金が見つかるさ、多分、きっと、メイビー」
「むむむ、今回は諦めるにゃーあまり金ぴかじゃないし」
 ぐずるナミルをギギが宥める。
「まあ流石にもう下手に触るわけにもいかなさそうだしな」
 石は少しづつ沈み、火山の活動も収まりつつある、志蓮は石が沈む前に写真を撮り、テラは文様をスケッチする。
「お待たせー、行く途中で入れといた温泉卵だよー」
 エダが人数分の温泉卵を持って山頂へと帰ってくる、頂上からテラメテオ・ブラストで作った道を見て。
「これ、町の人大騒ぎじゃないかな?」
「あーつい勢いでやっちまったからなー」
 テラは山頂から麓まで悪魔をふっ飛ばしてできた道を見る。
「火山に異常は無いみたいだし、きっと町の人も驚いたぐらいで大丈夫なのだ」
 麗刃はテラをフォローするかのように話しかける、テラは文様に付いてのメモをあらかた取り終わったのかメモを懐に入れて。
「もしかしたらだけどさ、俺のこういうのが案外伝説になるかもしれねえかもな」
 テラの言葉をノイジーが効いて一言呟く。
「伝説も蓋を開ければ勢いの産物!伝説を作るのは勇者だけじゃないですね!」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月13日


挿絵イラスト