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💗感度上昇中

作者：ピンク☆フラッシュ

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「もーマジ無理なんですけど。ちょっち猟兵くんたち助けてくんね？」
　ノベル・ライト（バグっちゃったかー、キャラ・f41953）は背後にあるクエストボードに今回の依頼のターゲットになるボスモンスターを貼り付けながらそういった。
「バグよバグ、守護のダンジョンっていうクエストがバグ塗れになっちゃってさー。しかもこれ、クランくんでいかないといけない奴……参加希望の一般プレイヤーも止めてらんないし萎え。」
　要するに、クランクエストにバグプロトコルが発生しているらしい。クランクエストとは結成したクランで突入できるタイプのクエストで、他のクランと協力するタイプや、クラン一つ一つで進行度を共有しない奴とかまあいろいろあると思うけど今回はクランで入りさえすれば中で色んな人と合流できるタイプのクエストだ。
「え、しかもさー。なんかこのバグ、身体機能の感覚を著しくアゲルっぽい。プレイヤーが痛みでショック死とかしちゃうかもしれん。知らんけど」
　と彼女は言っているがこのバグ、感度を上げるってヤツである。賢い猟兵くんたちなら実際どんな参上が待ち受けてるかはお分かりかと思う。
「もークエスト発生取り消せんし、しゃあねーから猟兵くんたちもここに交じってちょっぱやでバグ片づけてきてくんね？　わかんないことがあったらクエスト内容ＤＭで送っとくから。あ、一応ウチのギルドよく使ってくれる一般クラン君紹介しとくから猟兵同士でクラン汲む当てがない人はここ頼っといて」
　ライジング☆ブルースというクランに参加するか、猟兵同士でクランを組んで参加するかはご自由にどうぞ。

●クランクエスト～しゅごＥだんじょんのバグを消して～
　参加条件：同クラン所属メンバーのみで組んだ２名以上のパーティ。
　場所：しゅごＥダンジョン（守護のダンジョン）
　クリア条件：トラップだらけのダンジョンを抜け、フロアボスを倒して帰還する。
　注意事項：一定時間ごとに感度がランダム値上昇する。受けるダメージが上昇するほか、適切な状況対応に失敗すると色々不利になる。
　備考：レアドロップアイテム『守護のレオタード』が稀にドロップ。バグアイテム『しゅごＥレオタード』も稀にドロップ。

●ライジング☆ブルースについて。
　クール系ヒーラー団長、ぶっ飛んでる系魔女、むっつり系サムライ女、モテたい系目付き悪タンク男子の四人を筆頭にしたクラン。現在のメンバーは１０人くらい。

「伝えることはこんくらい？　まあとりまちょっぱやでクリアよろでーす」
　ノベルがスマホを操作するとクエストボードの隣にワープポータルが現れる。この上に立つと足元から落ちていくようにＧＧＯの世界にダイブできちゃうってワケ。

第1章 冒険 『トラップルームだ！』

POW   :    地雷や落とし穴！ SPD   :    釣り天井や虎挟み！ WIZ   :    混乱や視界不良！ 👑7 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●ライジングスター
「準備はいいか、お前ら」
「きゃはっ！　いつでも準備出来てるよー✨」
「も、もも、もんだい、ありません！」
「おう、いつでも行けるぜ！」
　リーダー、月穿士ランドの掛け声に答える魔女(黒聖者)イルラン、侍(霊鬼士)シオン、重戦士グレン。他のクランメンバーもこくりと頷く。
　ライジング☆ブルース初めての、全員揃ってのクランクエスト。気合は十分であった。
「今日はいつもお世話になっているギルド受付嬢の要請で特別なプレイヤーも受け入れることになっている。彼らは連携の達人だそうなので各々、気にせずいつもの動きをしていいとのことだった。どんなプレイヤーがきても過度な勧誘、また逆の行為もしないように」
「そうだぞお前ら～！　いいところだと思ってもらえたら勝手に入ってくれるんだからなー！」
「グレン、俺は特にお前にいってるんだが？」
「……へ？」
　何てやり取りもありつつ、彼らは猟兵たちと合流すべく未完成の拠点を出て、ギルドへ向かうのだった。

●しゅごＥダンジョンについて。
　しゅごいのおおおおっ！　んほおおおっ💕
　ってなるだんじょん。元は守護のダンジョンというダンジョンだった。数々の罠の一部はクランメンバーで協力することで解除することも可能だが現在はバグで解除スイッチを押すと気持ちよくなっちゃう電流が押した人間に流れる。


●がんばるシスターズ
　メディア・フィール（人間の姫おうじ武闘勇者・f37585）が同行するのは近接の募集をかけていたクラン『がんばるシスターズ』であった。
イ、チー、セン、シンの四人姉妹の身内ギルドだったが、試しに一人部外者を加えてみようという試みだった。だがこの四姉妹、非常にパーティバランスが悪く……。
　長女聖騎士（素手ビルド）、次女重騎士（盾のみビルド）、三女四女ともにダークメサイア（近接特化ビルド）で遠距離無し、全員武闘系ビルド。ダークメサイアに至っては吸収すらダメージに比例しない回復　♯とは　状態。そんなところに勇者（武闘家ビルド）のメディアが一人加わったところで……。
「あっ、はぁんっ❤」
「だめですぅ、お姉様、もう進めませんんっ❤」
「たえるのよ❤　もうちょっと、もうちょっと……あの部屋にたどり着けば……❤」
「だ、大丈夫だよ。皆、ボクがついてるから……！」
　罠に対して有効な突破手段は非常に限られたもので、ロープトラップの通路――ところどころに結び目でコブが作ってあるロープに跨りながら進まなければいけない通路で感度を上げられロープに股間を擦り付けながら探索しているうちに溜まり溜まって絶頂。あとはモンスターの慰み者になるしかなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●けもゆり
　ケモミミ～獣人けいキャラメイクのロリからお姉様で構成されたクラン『けもゆり』に参加させてもらったアリス・フェアリィハート（不思議の国の天司姫アリス・f01939）。
「まあ、羽生えてるしかわいいからギリギリオッケーかにゃ」
　とクラン長ニャルマーは少々冷たい感じではあったが世間知らずのアリスはそんな冷たさも読み取れず参加させてくださってありがとうございますと笑顔で礼儀正しく頭を下げる。
「わー、ハネっ娘とるの初めてじゃん」
「そうだにゃ。まあカテゴリ的に天使は人間側って考え何にゃけど、幼子をポイするのは気が引けたニャン」
「ニャルマーにも血って流れてたんだ……」
「どういう意味にゃティアっち。ってあれ、アリスどこ行ったにゃ？」
　早速突入したダンジョンでニャルマーが古参メンバーと話しているうちにアリスの姿は消えている。そこに、一緒に入団させてもらったアリスの分身メアリーアンがちょんちょんとニャルマーの足をつつく。
「アリスならあっちで悪魔系のお姉さんと一緒にあるいてるよ☆」
「はい！？」
　ニャルマーはそれを聞いて焦った。このクラン、爬虫類や天使悪魔はこれまで取ってこなかった獣美少女クラン。悪魔系などいるわけないのだ。慌ててメアリーアンの指さした方に走ると確かにそこには悪魔系のモンスターに手を握られ誘拐されるアリスの姿が……。
「アリス！　それ敵モンスターにゃ！」
　と叫ぶが時すでに遅し。アリスはダンジョンの一室に連れ込まれており、その部屋はトラップルームで入った瞬間入り口が締まるタイプのヤツ。
「あら？」
　と後ろを振り返った時にはもう逃げ場はなく、バグアイテム『ＴＮＫキノコ』をお股に付けられサキュバスお姉さんに愛撫されのしかかられ酷い目に合うのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ねえよんなもん
「錬『淫』術師のロベリア・アナスタシア（『媚薬』と『快楽』を愛する美魔嬢エルフ・f23913）よ、よろしくね」
「はい、よろしくお願いします！　すごい、初めて聞くクラスだ！　ユニークってやつですか？！」
　ロベリアの嘘を純真に信じるのはライジング☆ブルースの最年少アルク少年。
「おいこらロベリア。嘘教えんな。お前ユニークはユニークでも魔女だろ」
　流石にクラン長ランドからのツッコミが入る。基本ゲームジョブは第六猟兵に存在するものに準ずるからね、シカタナイネ。
「うふふ、まさか信じてくれるとは思わなかったのよ。ごめんなさいね」
「いえ、僕が無知なので気にしないでください！」
「……ねえ、パーティーを分けて攻略するのはいいけど、アルクの担当あの人で大丈夫なの？」
「大丈夫だ。俺の勘を信じろ」
　と、いうわけで効率よくボス部屋を探索するためにパーティーを分けることになったライジング☆ブルース。アルクのジョブは重戦士しかも攻撃捨て完全防御特化のため守ってれば事態をなんとでもしてくれるロベリアと相性は悪くない。
「私の勘がこっちだっていってるわ」
　二人の探索は基本的にロベリアの勘だより。
「だ、大丈夫でしょうか。このダンジョン、進むほどに、なんだか、くすぐったいというか、変な感じがするのですが！」
「うふふ、そうかしら？　このくらいまだ全然序の口だけど……確かに何かデバフめいたものを感じるわね♪」
　つまらない危険な罠にだけかからないように無計画に進むうち高まっていく感度だが、ロベリアにとってはまだまだ序の口である。無垢な少年には少々つらいようだが……。
「あの部屋で休みましょうか」
「はい、すみません。お気遣いありがとうございます」
　震えて中腰になってしまっている少年に優しく胸を押し付けながら微笑むロベリアに劣情を覚えてしまったアルクは内心とても申し訳ない気持ちになった。それがロベリアにとって好都合であるとも知らずに。
「一応罠がないか先にはいって確かめるわ。あなたはここで中の様子を見て、助けられそうだったら助けてくれるかしら？」
「はい、わかりました。本来なら僕の仕事ですが……うぅ。すみません」
「うふふ、謝りすぎはダメよボク♪」
　ちょっと小突いたら何か出してくれちゃいそうなアルクの頭をなで部屋に飛び込むロベリア。入室同時に発動する触手網エロトラップに待ってましたとばかりに両手を広げる。
「ロベリアさん！？」
「うふふ💕　大丈夫、大丈夫よ❤　たぶん時間経過で終わる奴だから、そこで見ててくれる？　んぉ❤」
　突然ロベリアが触手に縛られて慌てるアルクだったが、ロベリアに恍惚とした表情でそういわれては見惚れて呆然と立つことしかできない。
「あんっ❤　あぅ❤　やっとだわ。やっと物足りないのがおわる……ンンッ❤　あっ❤　ダメよ、私以外を狙っちゃ……♪」
　群がる触手がアルクの方に向かいそうになればその触手を鷲掴みして口にしゃぶり、レロレロと骨抜きにして自分だけを襲わせるロベリア。
「あ……あぁっ……ロ、ベリアさん……っ、大丈夫、です？」
「大丈夫だってばぁ❤　んふっ❤　ほら、視て？　私のココ、びしょびしょになってるでしょ？　これはね？　女が気持ちいい時になるのよ。暴れなければむしろ癒し効果をくれる罠みたい❤」
　なんて誤魔化す様に状況を説明しながらたっぷり触手攻めを楽しむロベリアの姿に、まだ性知識を十分に得てないアルクは訳も分からずチンチンイライラしながら淫らな魔嬢の悦ぶ様子を目に焼き付けることしかできなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ハズレドロップ『ショボＥレオタード』
「あ、あ、あ、あの！　よ、よろしく！　おねがいひまひゅ！！！」
「ええ、よろしく……」
　篁・綾（幽世の門に咲く桜・f02755）もライジング☆ブルースと共にダンジョンへ。足の速いシオンとツーマンセルで斥候を担当する。
「侍と忍者、ですね、ぐふふっ」
「ええ、そうですね。私が前に出るので、あなたはフォローでお願いします」
「ま、まかされましたっ！」
　人としゃべるのが苦手なのか好きなのか、噛み噛みでもしっかり受け答えしてくれる彼女になんとなく親しみを感じながら道の途中途中にある槍やガスの罠の発動スイッチを踏んではかわし、躱しては踏み進んでいく。
「さ、流石です。避けれるなら、踏んでおいた方が、後ろのメンバーが楽！　です、もんね！」
　シオンは綾が罠にかかるたびわざとやっているかのように勘違いして褒めてくれるので否定できず、ついその通りであることを肯定するかのように黙って頷いてしまう。しかもシオンは綾のお尻をまじまじと見てくるので振り返って今更首を横に振りなおすのもなんか、なんか出来ない。
　だからだろうか。罰が当たったようにモンスターハウスに突っ込んでしまい、トランポリンの罠でその部屋の中央までびよーんと跳んじゃってモンスターに囲まれた。
「くぅっ！」
　着地に失敗し手を付いたのは捕縛のトラップで頭上からロープが飛んできてその場で亀甲縛り状態になってしまう。腕も封じられ、ロープを敏感な場所に食い込ませた状態。
「あ、あ、綾さん！　大丈夫ですか！！！」
　二の舞にならぬよう部屋の外から呼びかけるシオンに綾は応答できずはぁはぁと息を乱し肉体の一部を濡らしながらもユーベルコード【夢桜遡流（ムオウソリュウ）】を発動し桜水晶を身に纏い捕食にて対処しようとするのだけれど、多勢に無勢、更に行動制限がかかってはどうすることもできず、大型モンスターの突進を喰らって落とし穴の罠に落ちる。
「あぷっ！」
　落とし穴は粘性液入り落とし穴で顔に水をかぶった綾は慌ててそこから口を出して呼吸をする。もがけなくて死ぬかと思ったが粘液は服ごとロープも溶かしてくれたのでなんとか溺死は免れた。結果的に彼女にモンスターが集中して注目していた為、他のライジング☆ブルースのメンバーが合流しモンスターハウスを駆逐。綾もやがて救助された。
「ほらほらー！　男どもは散った散った～✨」
　イルランのおかげで男性メンバーに痴態を見せずには済んだが、眼前には綾を心配しながらもちょっといやらしい視線の隠しきれないシオンの姿。
　そんな彼女が綾に差し出したのはレオタードだった。
「これ、さっきモンスタードロップで……なにも、ないよりは……ましだから」
「ありがとうございます」
　下心とやさしさの入り混じるそれを受け取り身に着けた綾。そういえばこのダンジョンでドロップするレオタードと言えば守護のレオタードじゃないだろうかと思ったが、着用した瞬間呪われそうなＢＧＭが綾の脳内に鳴り響いた。

●ショボＥレオタード
　割れ目のところがスケスケで服を着てるのになぜかそこだけ貫通されてしまう魔法（手品的な意味で）のレオタード。呪われているためダンジョン内では当然外せず、非戦闘地帯で規定回数の絶頂を迎えないと脱げない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●契約事故
「あれー、ウチってギルド提携切ってなかったっけー。ナイトくーん」
「やだなあヒメちゃん。ヒメちゃんがクランクエストの時もっと僕らと遊べるようにって臨時員募集してたじゃないかー」
　なぜかライジング☆ブルースではなく、手違いでプリンセス☆ロイヤルナイツを紹介されたイリスフィーナ・シェフィールド（女神様の巫女兼スーパーヒロイン承認欲求の塊・f39772）は女である故歓迎されていなかった。このクランマスターはナイトくん。彼と一緒にヒメちゃんを守ろうという一風変わったギルドで、ナイトくんは冗談半分のロールプレイだったが、ヒメちゃんは割とガチ目の自己顕示欲の塊だったのだ。あ、ヒメちゃんはサブマスターってやつだけど実質権力を握ってるのは彼女である。マスターやってるといろいろ管理しないといけないからナイトくんに押し付けているのだ。
「チッ、クランメンバーは男だけっつったのに……あ、ヒメです☆　このゲーム難しくて、あんまり得意じゃないんだけど、精一杯ヒールするからよろしくお願いしますね♪」
　一瞬ボソリと黒い本音が聞こえたが、それが嘘かと思えるほどにいっしゅんでかわい子ぶりっ子清楚気取って握手されたのでイリスフィーナはそのあまりの変貌ぶりに黒い部分を気のせいだったことにした。

「ね～え、ここ罠いっぱいなんでしょ？　ヒメこぁ～い❤」
「どんな罠が来ても僕たちがヒメちゃんを守るよ」
「そうだよ！　ヒメちゃん。それに、イリスフィーナって人は凄腕って聞いてるから罠だって何とかしてくれるよ」
　ヒメちゃんから離れたくないクランメンバーにさらっと罠解除を押し付けられそうになるイリスフィーナ。
「いえ、そんなことは……」
「ほんと！？　イリスちゃんも姫のコト守ってくれるの？」
　否定の言葉も遮られ、きょるんでキラキラっとしたうるうるアイに見つめられると、なぜだろう。ぜんぜんさげすむ感じじゃないのに不思議とＭ心的な奴が突き動かされてしまう。
「はい、おまかせくださいませ」
　そして素っ気なくも首を縦に振ってしまうのだ。まあ、それはセリフの中にやれやボケ。できんだろ？　出来ないとは言わせないわよ牝豚！！　という暗黒邪悪な圧が潜んでいるせいなのだが。
　この返事の所為で……。
「やぁん！　なんかドロドロの出てきた。イリスちゃん助けてぇ」
「お任せを！」
　と、罠の相手をさせられたり。
「やぁーー！　へんなガスが出てる！」
「きゃっ！　ひゃああああんっ❤」
　ヒメちゃんに後ろから押されてエッチなガスに突っ込まされ吸い込むことで罠の作動を止めたり……。
「イリスちゃん大丈夫？　今回復してあげるね？」
「はひっ、らいじょうぶですわ……っ❤　～～～っ❤」
「ふふ、イリスちゃん回復でびくびくしてる、変なの～」
「ヒメちゃんは天使だ……！」
　イリスフィーナを回復することで周りの株を上げるきっかけにされたり（ついでに回復魔法が感度上がってるせいで気持ちよすぎてあへっちゃったり）しながらなんとかボス部屋へと到達するのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●むっつり談義と膨らむ女性たち。
「なあ、ランド、俺は冷静さを欠こうとしている」
「……………………お前が冷静な事なんてあったか？」
「いや、わかるぜグレン、ここに入ってからなんだか胸がざわつくのにあれは目に毒だよな」
「キョウジ、お前もか」
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）と、ライジング☆ブルースのナンバーワン豊満女子セラの胸がなぜかこのダンジョンに入ってから膨らみボインボイン揺れながら歩いている様に、男たちは動揺を隠せないでいた。
　まあ、なぜかっていうか【豊乳女神の加護・徃結（チチガミサマノカゴ・イニシエムスビ）】によって出現した霊薬を飲んだから。
「その副作用なんですけど」
　とるこるが説明すると、なぜか「ふざけるな！　それは主作用だろ！！！」ってグレンに怒鳴られてしまった。理不尽であるがまあおおらかなるこるなので男の子だなぁくらいのテンションでそっとスルーした。
「確かにこれだと胸が膨らむ以外は楽になったわね。たすかるわ」
「ええ、効いてくださってよかったです。正直かかればいいなぁくらいの気持ちだったのですが」
　ちなみに真の主作用は感度の鈍化である。鈍くすることで鋭くなるのを相殺する寸法だ。重騎士顔負けの防御性能を持つるこるのバリアによってダメージ発生系の罠はほぼ遮断。ガスなどは注意が必要だが、月穿士のランドはシーフ系ビルドにも振ってるのでまあなんとかなるだろう……。とはいえ、彼もクールとはいえ枯れてはない男性なので……うん、魅惑のボディで一つ二つ見落としても許してあげて欲しいところである。
　まあ、そんな感じで、斥候や偵察に出たメンバー以外の面々……二人のボインちゃんを筆頭に、後衛＆鈍足組はダンジョンを進むのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●眼鏡の感度～腐った脳を持つ人間は無機物妄想余裕です～
「う、うそ……だろ？」
　佐藤・鏡太郎（寄生型兵器眼鏡・f41486）は驚愕していた。天使中心のかわいいもの大好きクラン『プリチー♪マーシー』に他の猟兵とともに参加させてもらって探索していたのだけれど……。眼鏡が、すごくメガネが曇るぜこのダンジョン！　さっきからガス系の罠踏みすぎだ！
「わぁ、佐藤君また眼鏡が曇ってるよ？　大丈夫？」
「え、うわっ！　とらないで」
「いいじゃんいいじゃん。壊さないからさ。はーっ」
「ひぅうううんっ❤」
　感度が上がって体温が上がった女の子に息を吹きかけられた佐藤（本体の眼鏡）から素っ頓狂な声が出る。
「こすこす……こすこす……」
「んぁ、まってくれ❤　俺の眼鏡ええ❤」
　さらに優しくメガネ拭きクロスできゅっきゅされたら出る！　俺の中の何かが出ちゃう！！！　ってなかんじで彼が寄生していた天使の肉体が無意識に遠隔でそうさされちいさくわたわたと暴れてしまう。
「あ、ごめんね？　ほんとに嫌だった？」
「あ、いや、そんなことは……アリガトウゴザイマス」
　そんな様子を見てまたちょんと天使の肉体に騎乗させられて耳まで真っ赤にしながらぎこちなくお礼を言う鏡太郎。
（眼鏡にも、ドライオーガズムってあるんだな）
　自分が絶頂してしまった。というのが過去のセイコウタイケンから確信できてしまいそんなくだらないことを考えてしまうが、それどころではない。
「あれ、佐藤君、顔、赤いね。もしかして、佐藤君も……なのかな？」
「え、なにが……なんの……（天使の肉体の顔が赤い？　今は俺の意思で操ってるから赤面とかないはず……いや、まて、なんだこの、天使が俺自身の身体みたいな感覚……ま、まずい。これは……リンク！？）……ひゃうっ！？　な、何をするんだ！？」
　少女に言われた言葉で脳内で思考を加速させる鏡太郎だったが、急に頬に手を触れられて動揺してしまう。そしてやはり、自分の身体と感覚が変だということを思い知るのだ。
「ねえ、佐藤君。私、変なガス吸っちゃったみたい、たすけて？」
「え、それってどういう……んっ❤」
　事態を飲み込みきれぬまま、鏡太郎の視界は少女で一杯になった。唇と唇が重なりあついキスが交わされる……。
　そこから先はもう、わかるね？　君たち、セックスしたんだろ！！！！

大成功 🔵​🔵​🔵​

●しゅごＥくない
　彩波・いちご（ないしょの土地神様・f00301）、維宙・乃恵美（奉雅駆の戦巫女・f41326）、舞兎・香耶（ティンクル・ラビット・f41016）の３名は【恋華荘】……すなわちもともと猟兵としていちごが作成していた旅団をそのままクランにしてダンジョンへ。
「きゃっ！」
「香耶さん……！」
　早速完全なる初陣である香耶が道中落とし穴の罠にかかり落ちそうになってしまったが、乃恵美が咄嗟にその手を引っ張り引き寄せることで穴に落ちるのを回避した……勢いと対格差でかわりに乃恵美が穴の中に落ちたが。
「乃恵美さーーん！！？」
　ダンジョンでの探索を楽にするべくユーベルコード【異界の顕現（コール・アウター）】を発動し変身中だったいちごが叫ぶ。そして完全に触手尻尾の生えた邪神の依り代スタイルになった後で穴の中に恐る恐る尻尾を入れた。
「大丈夫ですかー、乃恵美さん。大丈夫ならこれを掴んでくださーい」
　小さくても前衛職。まさかゲームオーバーということは無いだろうがとおもっていたら、ザプンという水音が聞こえて何かが触手を掴んだ。
「乃恵美さん、よかった！」
「乃恵美さん！　無事だったんですね！」
　それが人の手であることで乃恵美と確信し素早く自分の頭より少し上の高さまで引き上げるいちご。ただ、引き上げられた乃恵美は……。
「ひゃうんっ！　あ、ありがとういちごさん。下に水があってよかったよー。ちょっとドロドロで気持ちわ……あれ。なんか寒い……？」
「の、ノノノ乃恵美さん……服、服……っ！」
「へ？………………ひゃああああああっ！！！」
　落とし穴の下に溜まってた服だけ溶かすルカニン液で丸裸のすっぽんぽんになっていた。いちごの顔より高い位置まで引き上げられた乃恵美のおへそがちょうどいちごの眼前にあり、胸から股の割れ目までしっかりばっちりお丸見え状態であることが香耶の指摘によってわかり声を上げてしまう乃恵美。しかも、感度が上がっているので触手に巻き付かれてるだけなのにご丁寧に下の口から涎が垂れちゃってていくら過去に裸を見られたことがあっても恥ずかしいったらありゃしない。
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい！」
　と平謝りしながら乃恵美を下ろすいちご。
「乃恵美さん！　宝箱、宝箱があります！　罠じゃないなら何か装備出るかも！」
「え、それ危なくな……」
「えいっ！」
「うかつ！！！」
「あ、ほら、装備ですよ乃恵美さん」
「えーー。まあ、よかったです。それで何が出たんで？」
「これは……レオタードですね。ないよりましですよ！　私も着てますしお揃いです」
　何を隠そう新体操アスリートな香耶、本日は勝負服のレオタード着用である。
「よし、これ着ていきますか……って香耶さんまた！！！」
「へっ？」
　乃恵美にレオタードを渡そうとする香耶の背後から飛び出し槍の罠が迫る。
「アブナイ！」
　今度はいちごがとびだして手で香耶を引き寄せながら背中から地面に倒れた。
「……いたた、いちご先輩……すみませ……あっ❤」
「ううん、香耶さんが無事で……ぁ」
　とうぜん、感度が上がってるのはいちごも香耶も同じなわけでして。香耶にのしかかられたいちごは香耶が動いたら気持ちいいし、しかも自分の手がさっきの槍でレオタードがやぶれてぼろんした香耶のおぱーいをしっかりと握っているではないか！　しかもそれに気づいた香耶の乳首が勃っていやらしい声まで聞いてしまっては男もたたずにいられないって感じで……。
「ひゃ…あふ、ダメです…せ、先輩、胸がっ……！（それに、下半身も！！）」
　万年発情期の香耶はついついそのままいちごに自分の身体を擦り付けそうになったが、いちごがまた平謝りし始めたのと、乃恵美さんもいる手前攻略途中で攻略そっちのけで発情に身を任せてられなかったので何とか思いとどまり、いちごを宥めながら立ち上がってもう一着手に入れていたレオタードに着替えた。
「ところでお二人とも……どうして裸なんですか？」
「「いや、着てますけど？？？？」」

●シャバＥレオタード
　ＷＩＺ５００未満にしか見えないレオタード。いちごには丸見えである。あと普通に股の締め付けが気持ち強いので激しく動くと感じちゃう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●やさしいせかい
　天使大好きクラン『プリチー♪マーシー』に参加した約・契（スノーボーリング・f34943）は女子メンバーと共にダンジョンを探索していた。
「私みたいな格好でも受け入れてもらえてよかったわ」
「はいです。神器使いというジョブは初めて聞きましたが、聖騎士さんや魔物喰いの人たちは性質上高露出の装備も多いので……契さんのジョブもそうなんですか？」
「あー、そうね。まあそんなようなものよ」
　実際神器契約の代償のようなものなので嘘ではない。答えてくれた少女以外もみんな一様に格好については気にしてない様子で、先入観や偏見を持たず普通に接してくれる。いい人たちだ。

　そんな彼女たちを守るため、数分後に契は身を挺して罠にかかっていた。進めば進むほど疼く体。周囲の少女たちも心ここにあらずになっていき、一人が壁にもたれたところそこに突如穴が開き、怪しげな部屋に引き込まれそうになったのを引っ張って反動で代わりに入室してしまったのが『肉壁部屋』の罠。手足が肉の壁に埋まり、そして両壁が彼女を圧迫し潰そうとだんだん力強く迫ってくる部屋だ。
「契さん！」
「くっ……きちゃだめよ！」
「無理です、放っておけません！」
「私も！」
「私だって！」
　少女たちは結局全員部屋に入ってきてしまう。幸い罠の対象自体は一人に縛られるタイプの様なので他の少女たちは肉にとらわれることなく契のすぐそばまで来れた。だが引っ張っても壁を蹴っても何をしてもうんともすんとも、状況を変化させることは出来そうにない。
　本当はこんないい子たちにお願いするなんて申し訳なくて嫌なのだけれど……。
「契さん！　あきらめないで！」
　というエールに背に腹は代えられないと腹をくくる。
「わかったわ。なら……少し信じられないと思うけど、私を信じてやって欲しいことがあるの」
　暗転――。
「こう、ですか？」
「んっ❤　ごめんなさい、もっともっと、強くしてもらえるかしら？」
「こう？」
「んぉっ❤　いい、いいわ。もっと早く動かして❤」
「乳首、こんなに強くつまんじゃってへーき？　いたくない？」
「ほんとにお尻踏みつけていいの？」
「うん❤　大丈夫なのっ❤　だからぁ、そのまんま痛いのも強いのも頂戴っ❤」
　契が乞うたのは激しいＳ攻め。この状況を打開するために必要な事だった。彼女にはユーベルコード【救済契約（サルヴェイション）】がある。気絶すると安全な場所に移動できるスキル。だから気絶が必要なワケで……頑丈な所為で頭を殴られたんじゃエッチな事されるより時間がかかりそうだから苦渋の決断だった。
「んほおおおお！　もっとやって❤　もっと欲しいのぉ❤」
「うん！」
「いっぱい、頑張るね！」
「もう肉壁がヤバい感じになってるし！」
　少女たちの手で潮吹きしてイッちゃう契をみて本当に気持ちがいいのだとわかり遠慮がなくなっていく彼女らの攻めにやがて理想通りイって、イって、強く乳首をつねられ摘ままれて尻にヒールを食い込まれながらイキ果て気を失い。彼女たちは安全な場所に転移できるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●チートバグ利用クラン
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）が参加したのは『ダーク†オーカス』というアングラな雰囲気のクラン。クランでありながら自主性を重んじ単独行動も許される、普段ソロの斎にはおあつらえ向きのクランであった。
「それでは、私は斥候を担当します。ちゃんと定時連絡はしますので」
「おう、後でな」
　くっくと笑って見送るフードをかぶった妖しいクラン長にあいさつをして一人で先に進んでいく。感度が上がるバグのおかげか罠探知の感度も上がっているようで、難なく道は進んでいけるのだが、道を誤って行き止まりに差し掛かった時、背後から突き刺すような視線を感じた。
（振り向いたら……来ますね）
　精神を集中させ銃を抜きながら素早く振り返り照準を合わせる。
「おっと、随分な挨拶だな」
「あなたは……うっ！」
　引き金を引ききった瞬間に相手が誰であるかを理解した斎だったが、既に撃ってしまったものはもうどうにもならず、そして感度が上がっていた所為で銃をうった反動だけで自分も気絶してしまった。

　暗転――。
「ん……んぁ……っはっ！？！？　な、何を……！！」
　目覚めたのはそれからどれくらいたってからだろうか。意識が戻るとともに感じられたのは、確かな内部への違和感。そして視界が戻って最初に目に入ったのは、引き締まった男の腹筋と、自分の広げられた足であった。
「おや、やっとお目覚めかよ。おいマスター。斎ちゃん起きたぜー？」
「お、やっとかー。ってか起きるなら俺がヤってるときにしろよな」
「何をしてるんですかと聞いてるんです……！！」
　驚く自分を無視して男同士で会話を続けるダーク†オーカスの戦士とクラン長マスターを睨みつけながら再びこうなるに至った様々な疑問について漠然と答えを求めるが、彼らはゲラゲラと笑うばかり。
「ナニってそりゃ……お前の胎に聞いてみろよ」
「な……っ！　んぅ❤」
　おとこがどちゅんと肉棒を突き刺しながら下卑た笑みを浮かべると斎の胎の中でとぷんとなにか重たい水のようなものが跳ねるような感覚を覚える。それに、よく見るとお腹自体、満腹時のように膨らんでいるようであった。
　感度が上がってしまっており朦朧とした意識ではあったがそれだけの状況が整っていれば、ここに何が入っていて、自分が何されたのかがよくわかるというものだ。
「おいおい、そんなに睨むなよ。お前が俺を先に殺しかけたんだろ？　慰謝料だよ、慰謝料」
「あれだけ邪な気を発して近づいておいてよくもいえますね……！」
「えー、そんな証拠どこにあるのかな～？」
「くっ！」
「もういい、お前さっさとイって代われ。こいつを黙らせる」
「ケッ、五発も先に使っといてよく言うぜ。まあ俺は連発性能は微妙だからいいけど……」
「やめなさいっ❤　こんな、こと……❤　んおぉ゛っ❤」
「へへ、また感度が上がったみたいだな」
「こんな、タイミング、でぇ……はぁんっ❤」
「オラ！　加速するぜ！」
「あんっ❤　はぁん❤　この……んぁあっ❤」
　よく見ると戦士とマスター以外にもクランメンバーが何人か控えているようで、現状で抵抗しても逃げられる勝算はない。
　また、斎は知らないが、男たちはチートバグを利用してバグプロトコルの効果で感度を上げるとともに絶倫化しているため、この地獄は長く続くことになる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●天使とお戯れ。
　女の子だらけのクラン『プリチー♪マーシー』に参加することにしたクローネ・マックローネ（快楽至上主義な死霊術士・f05148）。猟兵の男性も参加してるみたいだけど、同行しないなら気にすることないね！　【ワタシのソロモンの悪魔変身（ブラック・ソロモン・デビル・メタモルフォーゼ）】でソロモンの悪魔になっちゃっていざ体験入クラン！
　それなりの大型クランだったので複数チームに分けて探索することになった。
「えへへ★　なんかこのダンジョン、歩いてるだけで胸がドキドキしちゃうね！」
「え、クローネちゃんも？　私もそう思ってたんだぁ。緊張してるのかと思ったけど、なにかフィールド効果が発生してるのかなぁ？」
「そうかも……私は緊張してないけど、胸がドキドキ……」
「これが共感性羞恥ってヤツかな★」
「クローネ……意味、間違ってる」
「うふふ、クローネちゃんおもしろーい！」
　持ち前の明るさとコミュ力で初対面だけど難なくメンバーたちの不安や未知のデバフへの恐怖を和らげながら絆を紡いでいく。
　クローネが得意なのは当然精神面のケアだけではない。
「おっと★」
　何かを察知し突然手を左右に少しあげて仲間の進行を制止するクローネ。
「どうしたのクローネちゃん？」
「ちょっと面倒な罠があるみたい。すぐ解除してくるからまっててくれる？」
「わかった」
　雷鳴電撃・物理攻撃無効の能力を悪魔変身で得ているクローネなら踏んだ瞬間地面からトゲが生えてくる罠もノーダメージで突破。感度が何倍になったところで、ゼロはゼロなのだ！
　罠地帯を超えればクローネちゃんの身の丈ほどの無駄に大きなオンオフ切り替えスイッチがあったのでしっかり密着してよいせっと切り替える。
「ぁ……んあああああああああ❤　しゅごいしゅごいっ★　きっもち～～～！」
　仲間がいる地点からは微妙に離れた位置なのと、死に直結しないタイプの電流だったので折角だからシャワー感覚で浴びてビンカンになった体に悦びをプレゼントフォーミー！
「クローネちゃん！　何か聞こえたけど、大丈夫ーー！？」
「おっと……うんー！　大丈夫大丈夫★　すぐ戻るねー！」
　大声で叫ぶ仲間の声で沸き立つ欲望を抑え、心配をかけない様時間短めでレバーから手を離し戻っていくクローネ。
「クローネ、ＨＰ減ってる」
　再合流した仲間にダメージを指摘され、ヒーラーの回復を受けまた気持ちよくなっちゃうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ちょっとしたピンチの後で。
「ふぅ、ふぅ…やっと全滅させる事が出来ました……」
　雫色・紡（英雄の狂愛者・f41748）はライジング☆ブルースの面々と共にモンスターハウスにかかってしまい皆で対処を終えたところであった。他の猟兵も一緒の為大きなダメージを受けるメンツはいなかったものの、当クランのメイン盾グレンはそこそこのダメージを負っていたので常にその傍で【英雄の為の楽園（パラダイス・フォウ・ヒーローズ）】を使いヒールに勤めていたのだが……。
「お疲れ、大丈夫か？」
「はうっ❤　は、はい、大丈夫です。ただ、私のヒールって、強力なんですけど……ちょっと、消費も激しくて……っ❤」
　ポンとグレンに激励のソフトタッチ（下心在り）を受けただけで少し甘い吐息が漏れてしまった。
「そっかそっか。俺の為にありがとうな」
「ひんっ❤　い、いえ、皆様の為なので……あ」
「おっと」
「ん❤」
「ハハッ、紡ちゃんかーわいい。俺に甘えたくなっちゃったの？」
「ち、ちが……うぅ❤　すみません、このダンジョンに入ってからなんだか変で」
「あーわかる。なんか変だよなこのダンジョン。俺も今二人きりだったら紡ちゃんのこと押し倒しちゃいそうなくらいなんか自制心がやられてるわ」
「バグの影響……でしょうね」
「ふふん、まあ紡ちゃん相手なら、生まれつきのバグ男のサガで押し倒しちゃうかもしんないけど……」
「おいこらグレン、いつまでやってんだ。いくぞ」
　もじもじしながら顔をそらす紡に構わずガンガンアピっちゃうグレンにたいしクランマスターランドが銃で小突いた。
「ぐへっ！　悪い悪い。行こうぜ！　……紡ちゃん、また回復ヨロシクな？」
「はい」
　いつものことなのかさっとナンパスイッチをオフにして仲間たちと前に進みだすグレンの背を見つめながら、自分も流されそうになっていたなと軽く咳払いして気持ちを引き締めなおし、その後ろを再びついていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●フラグを折ってくれる優しい仲間たち
　ライジング☆ブルースは前衛職を数名斥候にだしながら、後衛と足の遅い重騎士はゆっくりと比較的安全目な道を進んでいた。
　聖剣士のタダヒロ・タチバナ（盾防御縛りの人・f41787）も斥候の方に入ると思われたのだが、他の斥候メンツが四人中三人女性だったのと、一人のショタは女性猟兵と組むことになり……。
「えっと、俺は後衛組と一緒でお願いする」
　女性が苦手（恋愛的な意味では対象だよ！　ただ二人きりと過緊張とかいろいろ無理なだけだよ！）なタダヒロはこの本隊と共に進むことになった。
　タンク組が頼もしく、道中の戦闘面では大きく活躍できる場面もなかったので基本は月穿士のランドと共に罠探知に努める。
「なんか、このダンジョンにきてから探知の調子がいいな」
「お、タダヒロもそうか。俺もなんかそうなんだ」
「バフか？」
「いや、うちのメンツにはそういうのはいないな……だが、気づいてるだろ？　他にも身体がおかしいの」
　全年齢対象ゲームだというのに、股間を堂々と勃起させている青年に対し、タダヒロも実は半勃ちし、さらに歩くたび妙な快感のようなものも得ていた為苦笑する。
「……ああ」
「なら、これはバグだろ」
「支障がないうちはバフでしかないな」
　別に少し勃ったところでこんな場所で盛るわけでもなし、他のメンツもお互いの身体の異変にはセクハラにならない様はっきりしつこくは触れないようにしているので問題はない。
　ただ、この後電流の罠を踏んで女子メンツの喘ぐ姿を目撃したり、タンクの女性が猟兵女性と共にバグ体制を得るべく胸を副作用で膨らませながらボインボインとゆらして闊歩する様子を男全員ＩＱを低くしながら見たり、モンスターハウスに引っかかって敵を殴るたびに拳が震える感覚が感度強化によってなんか性的にも気持ちよく感じられたりとわりと慌ただしく先に進むことになるのだが……。仲間たちが優秀過ぎてヤバイフラグは踏まずにボス部屋へと到達するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●おっぱいに導かれしもの
　露木・鬼燈（竜喰・f01316）は天使大好き女性中心クラン『プリチー♪マーシー』に参加させてもらっていた。メンバーは少数の聖剣士、ごく少数の重騎士、半数ほどの月穿士とそれ以外もだいたい後衛けいビルドのジョブばかり。前衛が歓迎されるのは仕方のないことなのだ。
「需要に答えただけだから下心はないっぽい！」
　以上でいつもの建前フェーズを終了する。

　数分後――。
「あんっ❤　鬼燈さん、ソレ……なんか、キちゃいますぅ❤」
「大丈夫だよ。二人だけの秘密だから、思いっきり乱れて」
「んぅ、でも、恥ずかしい❤」
「じゃあ、キスして目を瞑っちゃおうよ」
「……はい❤」
　ん、ちゅ……と口づけを躱しながら、騎乗位で鬼燈に乗っかる女の子と下から腰を思いっきり突き上げてガンガン攻めちゃう鬼燈。
　ここは激しく乱れるセックスしないと出られない部屋。道中感度上昇からのエロトラップで集中力を削ったところへの致死性トラップという手痛いコンボを喰らい、死の危険を乗り越え生物の定めとして子孫を残したい感じになってたところにこのトラップルームにヒーラーの女の子と二人で入ってしまった鬼燈は、処女な彼女に手ほどきしながら外に出るためだからと男にしては低身長のかわいい見た目で優しく説得しコトに至る。
「鬼燈さん、なんか、くる、きちゃいますぅ❤」
「大丈夫、我慢しなくていいよ。僕ももう……イっちゃうっぽい！」
　きゅうきゅうとヴァギナの締まりがきつくなってきて少女を優しく抱き寄せ、密着したとこでさらに激しく腰を突き上げパンパンと肉体と肉体をぶつける鬼燈。少女の背中を撫でてやれば彼女も鬼燈の頭に手を回して後頭部を撫でながらトロ顔見せつけてあんあん喘ぐ。
「鬼燈さん、イっちゃう。私、初めてなのに……すごく、気持ちよくて……っ❤」
「それは……最高の、誉め言葉……っぽいっ！！！」
　たとえ感度上昇のバグのおかげで出た言葉だとしても、エロい表情でそんなコト言われて嬉しくないわけないだろ！　と劣情に身お任せどちゅんと最奥に強くペニスを突き付けて子宮口をぐりぐりしながら大量に吐精する鬼燈。そんな男の勢いある種まきに身もだえながら少女は潮吹きして淫らにイキ狂う。
　無事出られない部屋の出られる条件を満たした二人は、少女の願いで手をつなぎながら仲間と合流し、再びボス部屋を目指すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ゲームだからできる事
「【ステータスオープン！】」
　多倉・こころ（悪に堕ちた魔法少女にして動画配信者・f41182）が元気よく言い放つと、彼女の視線の先にいる天羽々斬・布都乃（未来視の力を持つ陰陽師・f40613）のステータス電脳ボードが目の前に現れる。それを自分のと並べて見比べた。
「にししー、あの黒髪の巫女の女の子、布都乃ちゃんっていうんだね☆　スリーサイズは……よし、胸は勝った！」
　オンラインゲームＧＧＯでは非公開に設定しない限りほぼすべての身体数値情報がステータス画面で公開されてしまいます（ピンク☆フラッシュ教団の依頼以外ではその限りではありません）のでそんな余計な情報で敗北続きの布都乃に対し初勝利を得るこころ。
「こころさん、何見てるんですか？」
「な、なんでもないよ！　ふんふふーん♪　あ、グループを分けて探索するみたい。私はあっちのグループに参加してくるね！　布都乃ちゃんはあの後衛系ビルドに固まっちゃってるところに参加したら喜ばれると思うよ！」
「え、あ……わかりました。ありがとうございます」
　二人が参加したのは魔喰者限定クラン『テンタクルズ』
　本来なら彼らがこころや布都乃を受け入れているのはこころが【過去改竄せし銀色の瞳】で精神干渉して、こころと布都乃を魔喰者だと思わせているから。かわいい魔法少女と寧ろ魔を狩りそうな布都乃だけどユーベルコードはどんな無理も通してしまうのだ。
　あ、でも永続効果じゃないから普通に変身が解けたら洗脳も解けるからね？　先に言っとくよ？
「いってらっしゃーい」
『親切な人がおってよかったのう、布都乃』
「はい、本当に。それでは皆さん、いきましょうか」
　これから自分がどんな目に合うかもしらないでのこのこと仲間と共に先に進みだす布都乃をそっとつけるこころ。
　こころは配信で忙しいので一番強そうなクランマスターと二人での行動だ。こころちゃんが配信するのは当たり前っていう知識も植えつけておいたから何の疑問もなく手伝ってくれる。
『布都乃よ、トラップだらけのダンジョンな上、トラップもバグでおかしくなっておるようじゃ』
「大丈夫です。――視えています」
　しかし布都乃、いつまでたっても罠にかかったり、モンスターに不利なエンカウントをしてくれる様子がない。未来を見通す目ですべてを見据えた布都乃は仲間たちが巻き込まれる前に罠のある場所に目印になる札を投げつけ、モンスターがこちらに気づく前に切り伏せる。見事、見事過ぎて『こころチャンネル』視聴者層には受けが悪い絵面が続いてしまう。
「って、ちょっと、なんで全部の罠を回避できちゃうの！？　これじゃチャンネル登録者数増えないじゃない！　……ってヤバッ」
　思わず溜まったフラストレーションを吐き出す様に叫んでしまった口を慌てて塞ぎ、すぐそばの部屋に隠れるこころ。
「あれ、いなり今何か言いました？」
『む？　わしは何も言っておらんぞ』
「私たちも何も言ってないよー」
「そうですか、空耳かもしれません、気にしないでください」
　一人だけこころの声が聞こえた布都乃だったが、あたりを見渡してもほかに人影はないし、仲間たちも違うというので気のせいかと考える。
「布都乃ちゃんがいるから探索が安全で助かるよ。なんかデバフっぽいの受けてるっぽいし、ちょっと不安だったんだけど」
「デバフ？」
「布都乃ちゃんってゲーム自体本当に初心者なんだね……デバフっていうのは自分にとって良くない影響のことだよ。防御下がったり」
「ああ、なるほど……ここにきてからソウさんのことをやけに思い出すのがそれなのでしょうか」
「ソウって誰！？　布都乃ちゃんの彼氏ー？？？」
「へ！？　あ、あーー。そ、そんな感じの人です」
「きゃー！　聞きたい聞きたい！　あ、でもここ危ないし後で良かったら聞かせて」
　こころの邪悪なたくらみなど全く知ることもなく仲間たちと思わぬ切り口で仲良くなっていきながら先へ進んだ。

　一方――こころは大変なことになっていた。
「ひゃああっ、だめぇっ、こころのえっちなところ映さないでぇっ！」
　こころがはいったのはエッチなモンスターハウスだったのだ。沢山のモンスターに囲まれて触られたり押し付けられたり擦り付けられたりしながら、おちんちんでブラを外されるブラホックチャレンジをされる様子やそのたえろえろなところが配信がめんに映されてしまうこころ。クランマスターはなぜかモンスター側に交じってこころをイジめちゃうし……もしかしてソレもバグ？
「だめ、だめだってばぁ❤」
　半泣きなのに許してもらうこともできず布都乃の活躍にエロシーンはよとか煽っていた視聴者を歓喜させることになってしまうのだった。
　コメント欄は『詫びエロ助かる』の弾幕で大いに盛り上がっていたのだとか。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

第2章 ボス戦 『セフィロト・エクス・マキナ』

POW   :    アイン・ソフ・オウル 【セフィロト型魔力回路】から、レベル×5mの直線上に【魔力の奔流】を放出する。【コアの耐久力】を消費し続ければ、放出を持続可能。 SPD   :    マキナ・セフィラ 【セフィロト型魔力回路】から無限に供給される【美しく輝く魔力の矢】を、レベル分間射撃し続ける。足を止めて撃つと攻撃速度3倍。 WIZ   :    スターリー・トライアングル 【セフィロト型魔力回路】から【三角形型の光】を放ち攻撃する。その後、着弾点からレベルｍ半径内が、レベル秒間【移動不能】状態になる。 イラスト：傘魚 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●クリティカルヒット
　紆余曲折在りながらボス部屋へと到達した猟兵と各クランメンバーたち。
　そこに現れたのはセフィロト・エクス・マキナとその分身体（クランの数だけいます）だった。感度上昇デバフの原因ともいえる本体は、君たちの昂る感度を認識することが出来、全ての攻撃で色んな意味で君たちの急所を捉えることが出来る。
　魔力放出を受けるとすんごく気持ちよくなっちゃうし、矢をうければ気絶するほどの痛みあるいは性癖によっては快楽が得られるし、三角形の光にあたったら動けなくなった挙句足をがくがくいわせながらその場に膝をつくことになってしまうだろう。
　セクシーでかわいくてかわいいだけじゃなくてかっこよさも持っている女の子が放出だしてくれる攻撃にイかされるなんて本望だね！






●一触即発！
「接敵、防衛――」
　セフィロト・エクス・マキナはその場から動かず六角形の集合体である円形のバリアを展開した。
「くぅ！　あの人、バリアとかあるんですか！？」
　維宙・乃恵美（奉雅駆の戦巫女・f41326）が妖刀から放つ斬撃波をガキーンピキーンというロボット物のバリア表現で聞く感じのＳＥを流しながら受け止めるそれ。固い。固いぞ！
　ちなみにデータベースに従って表現するならこのバリアはオーラ防御の類である。
「なら私が近接でこじ開けます。見ていてください先輩♪」
　舞兎・香耶（ティンクル・ラビット・f41016）が斬撃波に追従するように高速大開脚前転で距離を詰め、右手でくるくると回している武器、新体操リボンに精神と魅力が結実したオーラでキラキラ輝きを乗せながら美しく跳躍し両足でバリアの直前に着地して、すさまじい反動をつけたムーンサルトキックからの連続リボン打ち付け攻撃を放つ。
　【プラトニック・バニー恋心】全開の乙女のパワーで放たれる攻撃はマキナのオーラを歪ませ見事かち割った。
「香耶さん！」
「はいっ！」
　乃恵美の掛け声に合わせて柔軟な海老反りを決めると、彼女の胸の直上を横一閃の斬撃波が通りすぎマキナ本体に命中する。
「連携による防衛エラー……ダメージ無効不能と判断。軽減にプロトコルを再構築」
　乙女たちの猛攻の最中、クランマスター、彩波・いちご（ないしょの土地神様・f00301）はというと……。
「い、いいですよお二人とも、いい押しです！」
　両目を掌で覆い指の間から戦況をチラ見しながら応援に徹してしまっていた。
「いちごさんもそろそろ詠唱始めてください！」
「は、はい！　すみません！（そんなコト言われても、集中できないんだよなぁ。いやな予感がする）」
　なぜ彼が集中できないのかと言われれば、それは乃恵美と香耶の装備のせい。道中服を失い二人が着たシャバＥレオタードというドロップ品は、猟兵の強さの指標である三大能力値の一つ、ＷＩＺが５００以上あると見えない……賢い（この場合下肢恋の定義には必ずしも頭の良さを必要としないこととする）ものにだけ見えないレオタードだったのだ。
　敢えて例えるなら逆裸の王様状態。この三人の中で唯一優れたＷＩＺを持ついちごには刀を振るう乃恵美のヒップの揺れや太もものピクピクも、大股を開いた香耶のヴァギナの割れ目の御開帳っぷりも、海老反りしたときの香耶の胸の揺れや乳首のてっぺんがこちらを向く決定的瞬間も、全て肌色と桃色で丸見えだったのである。
　そんな状態で魔法を使うのが、召喚をするのがどれほど危険な事かはこれまでの経験からわかってる。わからないはずがないのだ。でも、でも……。
「ふんぐるいふんぐるい……、星海の館にて微睡む我が眷属よ！」
　言えない。ずっと二人のアソコやなんやらが丸見えですよなんて言えないよ。だから唱える。たとえ発動するのが【約束された混沌の眷セクスカリバー】だとしても……！

　そこから先は、うん、ご想像の通りであった。男には、引かねばならぬとわかっていても、抜かなければならないときがあるのだ。
「…えっ！触手！？きゃああっ！！？　ち、ちょ！？　何するんですか、いちごさんっ！」
「ワー、ショクシュガボウソウシテセイギョデキナイー」
　わかっていても、とぼけねばならないときがあるのだ。いつからかこの世の一部ではこんなことわざが出来上がっている。いちごの触手は無差別兵器――。
「ひゃん！？　先輩の触手なんですかぁ？　私もつかまっちゃいましたぁ。ってわぁ！　乃恵美さんが凄いことに……！」
　召喚された触手は乃恵美だけでなく香耶も捕まえてしまい、二人の身体に巻き付いていろんなところを刺激していく。
「ひゃあぅ、破いちゃダメですってば！　弄るのもダメです！　後生です、見ないで下さい！　このままじゃ、あたし……！」
　特に近くにいた乃恵美に関しては暴走が酷くシャバＥレオタードを破り千切られ、丸裸にされた挙句マン【自主規制ピー】のＧスポットからジュークボックスまで激しく弄繰り回されて性感帯も膀胱も大ダメージを受け、実はこの激しい戦いの中でもひっそり上がり続けていた感度のせいでレオタードの食い込みで既に濡れていたのをずっちょんばっちょんのぐっちょんぐっちょんにされてこみ上げるモノを抑えきれず……！？
（え、視ないでって言われてもずっと丸見えなんですけどって思ったけどもしかして今本当に裸！？）
　だとかよーーーーーーーーやく気が付いたいちごの眼前にヴァギナがくるように逆さにされ開脚させられた乃恵美が雌汁をブシャーしてしまう。
「いやぁあああっ……！！」
　盛大なる【黄金水の雨ゴールデンシャワー】の顔射！！！
「わぷっ！！！」
　当然これ以上集中力を切らすわけにはいかないから下手に動けないいちごに強烈にヒット。恥じらいゲージはマックス振り切って泣くしかない乃恵美。
「理解不能。物量、行動、意図不明――反撃開始」
　そこに実はちゃんと触手に襲われていたセフィロト・エクス・マキナの空気を読まない反撃開始。大量の矢が彼女の周辺の魔法陣から放出される。
「流石にこれはまずいと泣きわめく乃恵美を抱き寄せ触手のコントロールを気合で７割取り戻し乃恵美をかばいながら触手で矢を遮り香耶も守るいちご。
「ひぐ、ぐすっ、うぇええっ…！　もうお嫁にいけませんよぉ……」
　乃恵美も泣きながらも結界を張ったりしてきちんといちごを守る。
「あれ？縋られる先輩を見てると胸が痛い……」
　香耶も知り合いであろうと他の女に縋られる先輩を見てなぜか無自覚の恋心が加速して触手の波に乗る様にブレイクダンス新体操で矢を回避出来ちゃったりして、なんとかその後はなんだかんだでセフィロト・エクス・マキナを倒せるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●ヒメさまの言う通り
「きゃー！　エッチよ！　エッチな敵よ！」
「ヒメちゃん！　大丈夫だよ。エッチじゃないよ。ほら、ボクたち全然興奮してないから！」
「ホント？　でもみんな……すっごいエッチな目になってるよ？」
「そ、それは……ヒメちゃんが可愛すぎるからだよ……僕たちみんな、ヒメちゃんを守れる嬉しさと、ヒメちゃんのありがとうに興奮してる変態なんだ！」
　感度上昇による頬の赤らみ、とろんとした目。伸びた鼻の下。男たちの目はだれがどう見てもエッチだった。
（いや、それってどうなの……）
　それに対する苦しすぎるバカみたいな言い訳に呆れたような冷ややかな視線を送りながらしかし空気を読んで言葉には出さないイリスフィーナ・シェフィールド（女神様の巫女兼スーパーヒロイン承認欲求の塊・f39772）……賢明な判断である。
「きゃ！　うれしー！　みんな大好き。じゃあ、あんなエッチな女見ないで、私だけを見て？　あれはイリスちゃんが何とかしてくれるから！　ね！　イリスちゃん♪」
　しかし、存在感を殺してもヒメちゃんはイリスフィーナ虐めをやめてはくれない。とんでもない無茶ぶりだ。
「そ、それは流石にシェフィールドさん一人じゃ大変なんじゃないかな？」
「いやいや、だってあんなエッチなのに触れたら、ナイトくんたち魅了されちゃうかもしれないじゃん！」
　否定しきれないのか、ヒメの言葉を最後に訪れる沈黙。長い沈黙。三点リーダーで時間の経過を表すのであればたぶんそれだけでリプレイ最低必要文字数を埋め尽くすくらいの長い沈黙。
　男たちは申し訳なさそうにヒメの傍に付き、イリスフィーナを見る。しかしその股間は誰もかれもがわかりやすく膨らんでいた。
（ああ、逆ハーレムの女王にこき使われるニッチだけど確実に存在するシチュエーション。それを味わうときが今ですのね……）
　ヒメちゃんも興奮しているようでそんな男たちにそっと触れ、更に自分から離れられなくする。自分が選んで残している男たち全員がそそり立ちながら自分を囲う壁になっている現状は、さぞ気持ちいいことだろう。そんなことを思うと、それにゴミのように使われるドエムなイリスフィーナもまた、どうしようもなく興奮してしまうのだ。
「わかりました」
　結果、沈黙はイリスフィーナのこのセリフで収束する。
「さあ、わたくしはここですわ、かかってきなさいなっ！」
　イリスフィーナのむずむずするお腹の底から放たれる輝きはいつも以上に瞬いて、セフィロト・エクス・マキナの嗜虐欲をイリスフィーナに対して激しく増幅させる。
　男どもからの援護は最低限しかなく、ほぼ一対一の熱い戦いは他の猟兵たちが他のセフィロト・エクス・マキナ分体を倒し、救援に来てくれるまで続いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ケモゆりる
「メアリーアン！　可愛いにゃ。食べちゃいたいにゃぁ❤」
「あっ！　まってまってぇ♪　そんな大きいの、入らないよぉ❤」
　アリス・フェアリィハート（不思議の国の天司姫アリス・f01939）と彼女を率いるクラン『けもゆり』は到着早々セフィロト・エクス・マキナの魔力の矢を受け、過半数が痛みによって上昇感度によるショックで倒れ、一部のそれに快楽を覚えた上級者バカたちはクランメンバー同士で激しく抱き合い体を擦り付けあっていた。
　けもゆりのクラン長、ニャルマーはハイエナ獣人であり、オプションパーツとしてアレが生えている……。アリスの分身であるユーベルコード【【何者でもないメアリーアン】（シャドウ・サーヴァント・メアリーアン）】は自分たちを冷遇していたニャルマーが実はツンデレだったことを和姦でおもいしらされるハメになるのであった。
「やぁん☆　かんじゃらめぇ～～♪」

「目標、快楽反応上昇――」
「ふ、ふぇえ……」
　一方で、アリスの方はセフィロト・エクス・マキナを拘束する電子の線に酷似したモノ……その背後の魔法陣から出る魔力の糸に絡め取られその身に生えたバグ、ＴＮＫキノコを愛撫されていた。
「大量理力、該当部位へ集中……捕食します」
　ぱくっ
「はぅっ！！！」
　無感情に咥えこまれるＴＮＫＫＮＫ！　背中に衝撃的な寒気が走りのけ反ってはじめて、その寒気が快楽であったことに気が付く。
「あぅ、ああ……❤」
　背中が冷えるほどにお腹が熱くなり、加速した快楽からキノコ汁をぶっ放してしまうアリス。彼女の運命は――。うんちょっと無機質攻め百合の妄想ストックが切れたので続きは君の脳内で……チェケラッ！！！

大成功 🔵​🔵​🔵​

●プリチー♪マーシー女組
「く、もうあるくのもキツいわ……！　こんな状態で……アレと戦うの？」
　約・契（スノーボーリング・f34943）は弱気な声を上げた。三代欲求にすでに屈しそうな彼女の心は今かなりもろい。それでも戦意があるのは、彼女の矜持が屈しないことだから。
「大丈夫大丈夫♪　こっちには猟兵が４人もいるんだから他のクランよりきっと楽勝だよっ♪　さ、キラキラしてる子達を紹介するね♪　クローネちゃんのキラキラなお友達★ブラック・ヴァルキュリア・レギオン♪」
　クローネ・マックローネ（快楽至上主義な死霊術士・f05148）はそんな約を励ます様に言ってユーベルコードを発動した。召喚されたヴァルキュリアたちが一般クランメンバーたちを守る様に武器を構える。
「そ、そうよね。やって見せるわ。セフィロト・エクス・マキナ、あなたも契約なさい！」
　鼓舞され【共同名義契約（コミュナス）】を発動する契。このユーベルコードの発動時、フィールドにお互いのユーベルコードを使用可能にする契約書が現れるはずなのだが……。
「契約書が出ない！？」
「――無効なコンタクトを確認、強制切断」
「あー、防御されてるみたいだね★　任せて、弱らせればきっと成功するはずだよ！　●●モンみたいに！！！」
　クローネは状況を把握するとすぐにヴァルキュリアたちと前線に飛び出す。セフィロト・エクス・マキナが矢の弾幕を張ってくるが、素早くて硬いヴァルキュリアたちはそれを乗り越え槍を穿つ。ボスのＨＰは非常に多いためゲージの減りは軽微だが確実にダメージは入っているようだ。
「そういうものなの……！？」
「よくわかりませんが、わたくしたちも援護いたしますわ、クローネ様、契様！」
　天使な女の子たちも立ち上がり、次々と矢を放つ。マスター、サブマスいがいのクランメンバーはほぼ月穿士なのだ！
「相手の弾道に負けるな―！　次々うてー！！」
　困惑する契を置いてけぼりに進んでいく戦況。少女たちは矢を撃つたびに服が擦れてエッチな気持ちを高めていってしまう。まるで諸矢の弓（造語）である。
「えーい★　クローネちゃんのスペシャルアタックだー♪」
　セフィロト・エクス・マキナのＨＰが半分に近づいたところでクローネがヴァルキュリアたちと円形に陣を組みボスを包囲して一気に槍を、あるいはクローネの硬化した体の一部を突き刺す。クローネちゃんは気持ちよくなると楽しくなっちゃうからある程度の感度上昇はむしろバフである。
　瞬間、契約書がフィールドに現れ、セフィロト・エクス・マキナと契の身体がユーベルコードでつながった。これで契は【マキナ・セフィラ】を使うことが出来る……！
「あれ、でも私にはセフィロト型魔力回路なんてないけど？」
　新たな疑問、それに即座に答える淫紋。
「微妙に韻踏みはずしながら光るのやめてもらえます？」
　インだけにね！
「やかましいです！！」
「契さん？　どうしたんですか？」
「え、あ、いや今のは能力との会話って言いますか……ちょっと失礼しますわね」
　契が申し訳なさそうに股を広げ、自分のヴァギナをクパァすると快楽と共にソコから矢が放出されるではないか……！
「んひぃ❤　み、皆、今のうちにマキナを、攻撃してイかせてぇ！」
「え、ええ～～！？！？」
　驚愕するクランメンバー。なんてエッチな攻撃なのでしょうか。しかもこの矢、契が気持ちよくなればなるほど放出される矢が太く鋭く早くなっていって……。
「わぁ★　面白そう！　私ももう限界！　お手伝いするね♪」
　前線のクローネがヴァルキュリアに攻撃を任せて契に飛びつき後ろから羽交い絞めにして……？
「一緒に気持ちよくなって、セフィロト・エクス・マキナをたおそ★」
「ひぅ……は、はいぃ～～～～っ❤　き、気持ちいいいいい～～～！」
　Ｇｏ　Ｔｉｇｈｔ★　なショータイムで合体するような快楽の波に威力をマシマシにした矢でセフィロト・エクス・マキナのＨＰを削り切るのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●プリチー♪マーシー　男女組
「感度上昇中にはキツイ攻撃ばかり。これはなかなかのピンチなのです」
　露木・鬼燈（竜喰・f01316）は散々ヒーラーといたしたのに股間を大きく膨らませながら言い放つ。熟達の忍びに恥はないのだ！
「俺たちは、エッチな事したいだけなのに！！」
　道中意気投合した佐藤・鏡太郎（寄生型兵器眼鏡・f41486）はバグでリンクしてしまった天使の身体をこちらもビンビンにしながら言い放つ。
「まったくもってそれっぽいです！」
「ちょ、鬼燈さん！　二人だけの秘密じゃないんですか！？　ま、まあ……えへへ、まんざらでは……」
「もう、鏡太郎くんったら♪　また襲われたいのかな？」
　彼らとずぽずぽしたプリチー♪マーシーのおんにゃのこたちは照れ照れとしながらも喜んでいる。とんだメスたちだぜ。天使の顔して淫魔を心に飼ってやがる。
「僕が足止めしますので」
「おうよ、俺が思いっきりぶん投げてやるぜ！」
　本能性欲で結託した男は……強い！　合体攻撃（ダブルミーニング）だ！
　先ずは鬼燈が呪詛の誘導弾を打ち当て、【感覚同調之呪（チェイン・シンクロ）】を発動する。これで鬼燈の快楽とセフィロト・エクス・マキナの快楽は直結し、疑似セックス状態になる……！
「本来、女のオーガズムは男の１０倍と聞きます。しかし、感度３０００倍の僕なら……！　ヒラ子さん、僕と……もう一度気持ちよくなってくれますか？」
「は、はい……❤」
　鬼燈がボロンッと大きなイチモツを取り出すとヒラ子（仮名）がそれにむしゃぶりついた。
「目標、理解不能行動――。自己の精神に干渉――危険域」
「く～、なんてうらやましい攻撃……！　俺もやるぞ。バフ子。俺に魔法防御強化をかけてくれ！」
「ええ、いっちゃう、わよ？」
「くっ、なんで魔法防御が上がると……さらにちんぽが固くなるんだ！」
　邪魔なくらい大きくなったチンポを、片手でバフ子を抱きしめ押さえさせながら特攻。動きが鈍りながらもデタラメに矢を放ち続けるセフィロト・エクス・マキナに急接近しそのままセフィロト・エクス・マキナの背後にあるコードを空いた右手で掴み、快楽による死の危険から出る起死回生のパワーで思いっきりぶん投げる。
　コードと本体の接続が切れ、ブシャーっと暴れるホースの如く魔力がコードから噴き出して戦闘範囲にいるセフィロト・エクス・マキナ含む五人にぶっかかると、一気にバグ値が上がって鬼燈、ヒラ子、鏡太郎、バフ子の感度は９９９９倍のステージへ。
「鏡太郎くん、もう私、我慢できない～～！」
「わ、ちょ、ま……アッーーーーーー！！！　目、眼鏡を舐めるなぁああああ❤」
　再び犯される鏡太郎。
「うう～～！　ヒラ子さん、腰、止まらないっぽい」
「いいんですよ。私の中にすきなだけそそいでくらひゃいっ❤」
　セックスが加速する鬼燈。
「深刻なエローが発生。耐久値－９９，９８０，００１」
　そして鬼燈と快楽がリンクしていたセフィロト・エクス・マキナは感度９９９９倍の二乗となり鬼燈の吐精快楽に耐えられず消滅してしまった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●一意専心
　モンスターの慰み者となっていたメディア・フィールとがんばるシスターズのクランメンバー４姉妹イ、チー、セン、シン。
　ライジング☆ブルースとはぐれてしまいそれを救済した六十谷・蛍子（ピンクハートスタッフ“ホタル”・f41902）と合流しセフィロト・エクス・マキナと対峙していた。
　したのだが……。
「まあ、５人とも大丈夫かしら？」
「う、うぅ～～～。ごめんなさい、ひ弱で、ごめんなさいっ！」
「うぅー、動けません」
「お姉ちゃん、やだぁ！」
「シンと感覚がリンクして、ﾀﾞﾒぇ❤」
「ふ、がい、ない❤」
　ホタル以外の５名は三角形の光に早々に行動不能にされいた。行動を拘束されているだけなのに、感度急上昇の所為で気持ちがいい。足が震える。
「普通のジョブの人って、大変なのねぇ。まあ、私もまったく大丈夫ってわけじゃないけど。しょうがないわ……メディアちゃん、お互いに救助しあいましょう」
「そう、だね……僕だけならともなく、皆を、このままにしておくのは……！」
　一人だけなら救助しながら先に進むことが出来る。そう考えたホタルは猟兵であるメディアを三角の光から救い出し前に進む。ランダムに地面から現れる三角の光をたがいに声をかけあい躱していく当たっちゃってもそれが片方であれば救助して接近。
「くぅううう！」
「ホタルさん！」
「もう、目の前よ！　私はいいから、やっちゃって❤」
　鉄壁の防御力をもってしてももう快楽を抑えられない程に膨らんだ感度に嬌声で指示するホタルの言葉に従い、メディアの【氷炎魔拳（ヒョウエンマケン）】が発動しフィールドは冷たく輝く氷の炎に包まれた。
「「「「あっ❤　つ、つめたいいいい～～～！！」」」」
　四姉妹の嬌声も後方から聞こえてしまうが、まあ、許して欲しい。メディアはアドレナリンをドバドバ出して快楽に耐えながらセフィロト・エクス・マキナに強烈なパンチを叩き込む。
「衝撃、多大――！」
　そのパワーは冷気を纏ったことによって強化されており、セフィロト・エクス・マキナをコードとのリンクを断ち切りながら吹っ飛ばすには十分な威力であった。衝撃でこちらも吹き飛んでしまったが。
「あうっ！！！」
「あぁんっ❤」
　それによりホタルとぶつかり、自分が三角の光に囚われ、代わりにはじき出されたホタルが自由に。
「ふぅ、ふぅ……❤　とどめよ……っ！　アナタを逮捕しまぁす！」
　そしてホタルの放った【人権の檻（アカウントプリズン）】の言霊がセフィロト・エクス・マキナの耳に届く。
「拒否、拒否」
　否定を口にしたセフィロト・エクス・マキナは破壊と脱獄不能の檻に閉じ込められ、快楽の坩堝に落ちたまま光から救助されたがんばるシスターズとメディア、そしてホタルの反撃によって無事倒されるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●未来への
「テンタクルズの皆さん、気をつけてください！」
　天羽々斬・布都乃（未来視の力を持つ陰陽師・f40613）が未来を見据えながら警告する。
『敵は強力なデバフ効果のある攻撃をしてくるようじゃ！　絶対に当たるでないぞ！　特にテンタクルズのメンバーたち！』
　魔喰者クランテンタクルズのメンバーが布都乃に続いたいなりの言葉に従い武器を構え警戒を強めた。
「お、強そうなボスキャラだね☆　これならさすがの布都乃ちゃんも、ボスの攻撃を受けて感度マックス！　えっちな姿を生配信間違いなしだね！」
　一方後方彼氏面の立ち位置で構える多倉・こころ（悪に堕ちた魔法少女にして動画配信者・f41182）はカメラを再起動。先ほどはひどい目にあった。
『モンスターたちの白濁液でドロドロなこころが言ってもフラグにしか聞こえないにゃー』
「うるさいよ、ノワール！？」
　使い魔のノワールはさっきまで姿も見えなかったのに知れっとボス部屋で合流している。たぶん本能で一番安全そうな隊列に紛れてついてきていたのだろう。こころより何枚も上手の悪魔猫、その人生回避力は侮れない。
「にししー、さすがの布都乃ちゃんも、テンタクルズを守りながらじゃ、満足に戦えないよね♪　結界で守ってるだけじゃ、ボスの攻撃は防ぎきれないよ☆」
　どうやら布都乃はテンタクルズの防衛を第一に考えたようで、いなりの力を借りて放った札で結界を張っている。
『それはどうかにゃー。布都乃は日々成長してるからにゃー。侮れないニャ』
「何よ、随分と肩を持つじゃない」
『まあ、気の合う狐の宿主だからにゃ。いやっていうほどその強さは知ってるにゃ』
　ノワールは常々思っている。布都乃に考えなしに手を出したら返り討ちに会っていたいけな黒猫が人間にバターにゃんこにされる未来も来るのではないか、と。だからなるべくは接触しないのだ。触らぬ神に祟りなしって言うし。
「ふふーん。見て無さいって、今回は絶対……って、ええ！？」
　僅かな間こころがノワールに視線を移しているうちに、布都乃は結界から飛び出していた。
「私はこっちです！　さあ、こっちに撃ってきてください！」
　このままでは結界を破られ、味方もろとも快楽の渦にのまれてアレなことになる未来が見えて締まったからだ。自分に注目を集め、攻撃を集中させる。
『結局、ぼっちの布都乃にはソロの戦い方が一番合っとるの』
「悲しくなるので言い方には気を付けてください！」
『ふぉっふぉっふぉ、来るぞ』
「わかってます！　ここっ！！！」
　天羽々斬剣と布都御魂剣を抜き、自分を狙ってきた矢をコンマ数センチの最低限の横跳びで躱しながら全力前進してコードを一つ切り落とす。
『こういうのは自由にしたら下で暴走しそうじゃぞ』
「ええ、ですから……魔力の流れを――視ます！」
　コードが一つ斬られたことで不安定になるセフィロト・エクス・マキナの体内を流れる魔力の渦。その中核を見据え、そこに二の太刀を叩き込む。
「ひゃああああああんっ❤」
　……なぜか後方からかわいらしい女の子の喘ぎ声が聞こえた気がしたが、それにかまってる余裕もなかったので。
「テンタクルズの皆さん、集中砲撃お願いします！」
「おおーっ！！！」
　クランメンバーに指示を出し、最後は皆の力でセフィロト・エクス・マキナを無事討伐することが出来るのであった。

　ところで、先ほどの嬌声の主はというと……。
「はぁんっ❤　手が、手が止まらないよぉ❤」
『感度マックスになったこころが、カメラの前でひとりえっちを始めたのにゃー』
「やぁっ、だ、だめぇっ、こころの恥ずかしいところ、配信しちゃだめぇっ……！　ひゃあああんっ！」
　あまりにも昂る感情を抑えきれず、カメラをその場において地面に座り込んで、見せつける様に体が勝手に自慰行為を始めてしまった。
「大丈夫か、こいつ」
『大丈夫なのにゃ。まあ、一応武士の情けにゃ。マスターさんはそこにいてくれると助かるのにゃ』
「わかった」
　こころに利用されていたクランマスターは数多の魔物を喰ったことで大きくなったその肉体体積で、せめてここにいる面々にはこころちゃんのオナニーが見られないようにこころを囲ってくれていたという。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●チートの負け
「オラッオラッ！」
「あっ、あああ……っ❤」
「また、出るっ！」
「あ～～～～～～っ❤」
　どっぴゅぶるる、びゅるる、どぷんっ！
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）の体内にまたも熱い白濁が注がれる。これで何度目だろうか。体だけはすっかりと快楽にならされてしまった。
「この女、まだ抵抗しやがる。やめとけって、もう腰もたたねえだろ？」
「いや、だ……❤　私は、絶対に……っ！」
　それでもなお、肉棒を抜かせ、距離を取ろうと暴れる斎。このままでは本当に心まで快楽に堕ちてしまいそうだった。そんなとき。
「ぐわあああ！」
　空から降り注いだ三角の光が斎の上に乗っかった男に命中した。行動不能になった瞬間、気持ちいいところを縛られたような感覚に包まれ、いったばかりのナカに再びおい白濁を注ぎ込まれる。
「あ゛っ、おお゛っ！！！」
「～～～～～～っ❤❤❤」
　どろどろと流れ込んでくるそれにいっぱいのお腹を更にふくらまされて気が遠くなるほど気持ちよかったが歯をくいしばって耐える斎。
　しかし、上昇感度に耐えられなかった男たちは限界だったようで、チート能力をつかって強制転移。自分たちのクランのホームに還ったようだ。
「は、くぅ……っ❤」
　残された斎。分身体はその後、攻撃手段を魔力放出に切り替えて斎を痛めつける。オーバーキル級の痛みの奔流にのまれる斎。この時斎は無意識にダーク†オーカスに感謝した。真面な状態ではこの痛みに耐えられなかったからだ。
　けれど今は違う、痛みさえも気持ちがいい。それに甘んじたりは絶対しないが、利用できるのなら……！　斎は最後の力を振り絞り、意識を半分飛ばしながらユーベルコードを発動した。
　ほぼ勝手に発動したユーベルコードは【万能成功要素（オールマイティ）】――、彼女の意思はその瞬間に完全に消え、魂と同化したイカロスの翼が一時的に封印解除される。
【羽のＵＤＣ（メガリスゴースト・イカロス）】の発現。それの放つ突風はセフィロト・エクス・マキナの魔力の流れを狂わせ、カマイタチがセフィロト・エクス・マキナのコードを切り裂いて、その存在すらも骸の海の中へと吹き飛ばした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●期待の空回り
「目標駆逐――」
「くっ、うぅ……痛ッ！！！」
　セフィロト・エクス・マキナの放つ矢から守るためロベリア・アナスタシア（『媚薬』と『快楽』を愛する美魔嬢エルフ・f23913）の前に仁王立ちするライジング☆ブルース期待の新人アルク。その顔は苦悶に歪み、とても気持ちよさそうには見えなかった。さっきはあんなにかわいい顔だったのに、こんなに歪ませるなんて……。
「……えっただそれだけ痛みを得るなの？」
　快楽への期待を裏切られたことと、可愛いショタを傷つけられた怒りでロベリア、キレた。がっくりと項垂れてぼそりと呟く。
「……これはもうセフィロトちゃんで賄ってもらうしかない」
　アルクを少しでも早く痛みから救うため【魔嬢の即席調合術（クイック・フォーミュレイション）】を発動し爆薬を大量生産して的確に投げていく。
　どっかんちゅどーんと派手な音を立てながら損傷していくセフィロト・エクス・マキナ。そして矢の嵐は止み、大きな隙が出来た。
「アルクきゅん、少しだけ待っててね」
「は、はい！　ロベリアさん！！」
　痛いだろうに、必死に元気ぶって答える子犬の様なアルクに少し溜飲が下がるが、それはそれ、これはこれ、素早くセフィロト・エクス・マキナに近づく。
「さあ、アナタにはたっぷりアルクきゅんを虐めた代償を払ってもらうわよ♪」
「対象、行動原理不明――。危機感知」
「うふふ♪　わからないなら、たっぷり教えてア・ゲ・ル」
　こうして魔嬢はほぼ全裸のセフィロト・エクス・マキナを性的な発散相手としてたっぷり利用し、骸の海に還す。けれど、まだ、メインディッシュアルクが悩まし気な視線を自分に送っている。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●よく考えたらこのレオタードノンケじゃないと１２０％活かせなくない？？
「はすはす」
「あ、あの。見すぎでは？」
「み、みみ、見てません！　大丈夫です、見てませんよ！？！？」
　篁・綾（幽世の門に咲く桜・f02755）とシオンは他のクランメンバーより先にたどり着き二人でセフィロト・エクス・マキナと対峙していた。
　綾の服装は恥部が十円貫通マジックのように突き抜けちゃうレオタード『ショボＥレオタード』で、呪われていて外せない。しかも、このレオタードの部分だけ綾のユーベルコードの硬化を受け付けないのだ。結晶で囲むこともできず、今発動している【朧桜化身（ロウオウケシン）】によって自在に出せるはずの桜吹雪もレオタードの周辺からは出ない無防備状態。
　感度も上昇し続けるばかりで、正直いやらしい目を向けるシオンでこの体の火照りを何とかしたいと思わなくもなかったが、してしまったら止まれる自信もなかったので我慢。
「とりあえず、後ろが追いつくまで全力で参りましょう」
「ハイッ！！！」
　とにかくシオンには自分のフォローに回ってもらって、自分がアレを翻弄するしかない。動くたびに食い込むヒップライン、たぶんアソコに矢でも刺さったら全くの防御力もなく中に入ってしまう恐怖を感じながらも、桜吹雪を纏いセフィロト・エクス・マキナに飛び掛かる。
「ダメ、近づかない……あなたが攻撃を与えなさい、私が惹きつけに回ります！」
「り！」
　シオンのサポートをもってしても弾幕を越えられない状態だと判断した綾は、突破作戦から防衛惹きつけ作戦に行動を変更、武器を持って相手の魔力の奔流を薙ぎ払い応戦するが、その一撃一撃は重く、感度が上がった綾の身体にずしんと響く。
「あっ❤　くぅ……ッ！」
「ごめんなさいっ！ごめんなさいっ！　攻撃はあててるんですけど、威力が足りなくて！」
　当然だ。相手はボスキャラ。猟兵ならともかく、一般人一人なら攻略時間は１０分以上かかるものだ。それもこれはバグプロトコルなオブリビオン、難易度は極とかじゃなく絶ってところだ。
「いえ、このまま、耐えて見せます！」
　必死に踏ん張りそういう綾だったが、やがて一撃まともに食らってしまい、その瞬間に体中の感覚が鋭く反応して全く動けなくなってしまった。
「綾さん！　ああっ！！」
　綾が止まったのでシオンの方にも反撃がきて吹き飛び、気を失う。
　だがシステム上シオンはまだＨＰが０になったわけじゃない。彼女に追撃の手が行かない様綾は目を食いしばり生命力吸収とオーラ防御により、ダメージ自体はある程度抑えるものの、装備のせいで特定部位だけ直撃ダメージが入っているのもかまわず震える足で必死に逃れようとするが、セフィロト１０個分の魔力放出をぶち当てられ、白目を剥いて舌を突き出し、床の上で思い切りビクンビクンさせられる羽目になってしまった。
「お前ら、大丈夫か！」
　だが、どうやら役目は果たせたようだ……。気を失う綾の耳には、最後、追いついたクランメンバーの声が聞こえたのだから。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●終局
「さあ、倒れた仲間の為に、ガンガン行きましょう～」
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は自分とセラを強化したまま告げる。
「そうだな。グレン、お前は倒れたやつらを守れ。今回メインタンクはるこるとセラに任せる」
「了解だっ！　くやしいがしょうがねえ」
　男たちは正直パンツとチンコが擦れるだけでシコシコー回路がショート寸前だったので前に出てくれるるこるたちに甘える形に。しかししっかりと攻撃の役目は果たす。
　グレンは斥候に出ていた猟兵たちの倒れたのを救助、防衛。ランドは矢を撃ちまくる。
「セラさん、いけますか？」
「ええ、任せなさいな！」
　乳神の加護に適応できる一般プレイヤーセラとともに前進を開始。直線攻撃である【アイン・ソフ・オウル】の攻撃範囲を祭器で予測し、そこに予測の光を投影することで味方の回避を助ける。
「相手の狙いはこちらに集めますので、どんどん攻撃願いますぅ」
「対象散開、適正に攻撃を分散」
　さらには空へ浮き上がり、味方が攻撃に巻き込まれにくいようにする。セラがいてくれるから、仲間の方を狙われても対処が間に合う。
「こっちに来ても私が守り切るわ。だから、るこるさんは好きに動いちゃって！」
「そうだ、かませるこる！」
　頼もしいクランメンバーたちのエールを受けながら発動する【豊乳女神の加護・耀衣舞（チチガミサマノカゴ・カガヤクコロモノマイ）】――。
「よそ見は、危ないですよぉ～」
　光の結界を纏い、感度上昇を耐え続けた反動でぶくぶくと膨体成長したるこるの質量すべてをぶつける突進で、セフィロト・エクス・マキナの肉体は崩壊し、骸の海に還った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

第3章 日常 『ギルドで話そう』

POW   :    討伐モンスターの話をする SPD   :    新規実装アイテムの話をする WIZ   :    街の情勢の話をする イラスト：yakiNAShU 👑5 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●訪れた平和。
　バグプロトコルに侵された一つのクエストが正常化した。
　しかし、バグに侵された身体情報は直ぐには完治せず、君たちには後遺症が残っている。そんなことを忘れるため、あるいは溜め込んだものを発散するため、君たちはクランメンバーと共にクランの拠点、またはギルドの食堂にて一時を過ごす。
　それから、一部のメンバーがボスからドロップし入手したアレをどうするかについてとかも……ね。
　あ、お望みであればノベル・ライトも呼べます。また、今回のシナリオで利用したクランをピンク☆フラッシュシナリオで今後も使いやすいようデータ化しましたので興味のある人は確認してもいいだろう。
『　https://tw6.jp/club?club_id=1510　』

●しゅごＥレオタード
　バグプロトコルによってできてしまった装備。一度装備したら条件をはたさないと外れない。外すとデータが壊れて消える。
　このレオタードはＯセンターＴバックな丸出しレオタードでプライベート空間(クランハウスや一部ダンジョン内）以外では超修正データシールによって保護されている。
　外すにはあへがおダブルピースしながら気絶する必要がある。


●疲れマラ
　タダヒロ・タチバナ（盾防御縛りの人・f41787）は戻って早々ライジング☆ブルースと別れ、ぐったりとギルドのバーカウンター端の物陰になっている席で項垂れていた。
　攻略中はタイムアタッカー特有の集中力で上りゆく感度すら意識しない程クリアという目標にだけ意識を割けていたが、全てが終わった今、とてもしんどい。主に股間とか股間とか股間とか……。いたたまれなくて逃げてきたようなものだ。
「あれー、タダヒロくんじゃーん。おつ～」
　そんな彼の姿を見つけたのはノベル・ライト（バグっちゃったかー、キャラ・f41953）だった。欲情した顔の前に二つの大きな乳がぼいん……。正直もう少し落ち着いてから会いたかったものだが、向こうから会いに来てしまったからには仕方ない。
「なんすか」
　いかん、テンパりすぎて圧のある敬語もどきみたいな口調になってしまった。と内心焦るタダヒロだがノベルは一切気にする様子はない。
「んーん。皆から報告貰ったけど一人だけ姿見せんな―とおもって探しとったんよ。ってか何してんの～？　大じょぶそ？」
「は～～。大丈夫じゃねっす。なんだよあのダンジョン。体キツイんだけど」
　緊張を解きほぐすために深く息を吐いて伝える。
「あー。ぽいね」
　顔色を窺ったら、ノベルの視線は自分の下半身に向かっていた。
「……えっち」
　語彙力のないコミュ障、精一杯の一言を出来るだけ軽く伝える。
「いやー。見ろよとばかりに元気してるから。ってかそんな辛いなら手伝おうか？」
「……え？」

●
（なんでこうなったんだろう）
　気が付いたらタダヒロはノベルの個人用ハウスに招待されていた。ってかお姫様抱っこで連れ込まれていた。今日ほど自分の顔が髪で隠れててよかったと思ったことは無い。道中めちゃくちゃ恥ずかしかった。
「うわー。オタクくんでかすぎでしょ。かわいい顔して犯罪級ぢゃん」
「え、いや、その……そうなのか？」
「うんうん、おっきい❤」
　ノベルがタダヒロのモノに頬ずりしている。破壊力抜群の光景だった。
「直ぐ出るから、あんまり刺激しないで」
「りょーかい」
「あっ❤」
　タダヒロがなけなしの勇気で不甲斐ない自分の状態を情報公開すると、ノベルは直ぐにあたたかくてねっとりと下口の中にタダヒロのタダヒロを招待して白濁を飲み物感覚で吸い上げて呑み込んでしまった。もちろんその先のこともされたのだが……気持ちよすぎて覚えていない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●けもとゆり
　アリス・フェアリィハート（不思議の国の天司姫アリス・f01939）のＴＮＫキノコは未だ取れる気配がなかった。ぐったりとしたまま先にバグから解放されたクランメンバーにクランハウスに連れ込まれてしまった。
「あら❤　可愛いコが入ったのね……❤」
「アロコ。アンタ今回欠席だったわね。新入りのアリスとメアリーよ。あ、こっちは私の御手付きだニャ」
　ニャルマーはメアリーアン……アリスの分身体の方を抱きしめてべろべろとほっぺを舐める。
「あぅ～～❤」
「――まぁ、本当にニャルマーってば、懐に入れたら独占欲が強いのね。いいわ。じゃあ私はこの子にアイサツすればいいのね？」
「そゆことニャ。さ、メアリー……二人でお風呂しようニャ❤」
「う、うん……♪」
　こうして、アリスは分身と離れ離れになった。
「うふふ、カワイイ」
「もう出ちゃ……ふぁんっ❤」
「聞いたわよ。ダンジョンで凄い目にあったって。毒は抜けばなくなるわ❤……んんっ❤」
「あ、だめですぅ、そんな強く吸ったら……はぁ～～～～っ❤」
　どっぴゅどっぴゅとキノコの先から液体が出てしまい、そのままカプっと甘噛みされながら引きちぎられるように取れるＴＮＫキノコ。同時にとんでもない快楽がクリトリスに集中してしまい、アリスはこみ上げる悦に耐え切れずのけ反る。
「あっ、ああ……ぁっ……んぉ……は、あぁ～～❤」
　ぴゅしゃーーーっと潮を吹き散らすこと１０分強。ぐったりと地面に倒れ込むが、アリスが満足したら次はわたしね♪　と直ぐには離してもらえない。
「おい、アロコ。折角だから４Ｐしようニャ」
　そこにドアを蹴り開け部屋に突入してくるニャルマー。そしてハイエナニャルマーに貫かれてアヘアへいっちゃってるメアリーアン。その後はもう無茶苦茶で……。

　事後――。
「アリス、次から……も少し、入るクランは……考えよ？」
「…………うん」
　アリスとその分身はつゆだく放心状態で床に転がりながら、ニャルマーとアロコがタオルとかを取りに行ってる間に誓いあうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●大きくなっちゃう
「いやぁ、大変なことになりましたねぇ」
「ええ、大変なことになっちゃったわねー」
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）はセラと共にクランハウスの温泉に入っていた。温泉に浮かぶのは大きな浮袋が四つ……。お察しの通りるこるとセラの胸にくっついたものだ。
　感度上昇が止まった後も『余韻』で大きくなっちゃう二人の豊満ボディ――お尻や太ももに飛びつきたくなってしまう男たちの悲痛な叫びにより、二人はここに押し込まれ軟禁されてしまったのだ。
「まあ、ウチは女の子にも両方いける子が多いから目のやり場に困っちゃうのはわかるんだけどねぇ」
「そうなんですねぇ～」
　かぽーん。と温泉独特の音がその場に響き渡る。
「ちなみにセラさんは？」
「ふふ、私は膨らむのが好きだからね……下半身とかね。だから、今自分の身体が膨らんでびっくりだわ」
「あら、新しい扉、開いちゃったかしら……」
　クスクスとほほ笑む二人。平和なガールズトークである。
「ところで、これもしかしてだけど私たち」
「あ、やっぱりそう、ですよねぇ……」
　この何気ない時間に、感度が上昇した二人は温泉の気持ちよさでさらに膨らんでしまっていた。
　気づいたときにはセラの方は手遅れで、はち切れんばかりの水着を着て要所要所が魔の領域まで膨らんだ姿で男性陣に助けられることになってしまうのでした。
　まあ、セラさんセクシー系で自分をしっかり持った女性のようだったのでたぶん何かあっても何とかするでしょうと思いながら、その後はるこる一人で今度は寝室に軟禁され、今回のクエストで留守番だったクラフト系クランメンバーの作る料理を堪能して時間をつぶすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●気の回しすぎ
「え、ちょ、ちょっと待ってくださいよー！」
　彩波・いちご（ないしょの土地神様・f00301）は手を引かれるのをなんとか離してもらえないかと抵抗する。
「ダメです。もう今日はいっぱい私たちの恥ずかしいところを見たんですから、先輩には責任、取っていただきます」
「そんな～」
　も、虚しく、舞兎・香耶（ティンクル・ラビット・f41016）に風呂に引っ張り込まれてしまった。
　ここは【恋華荘】のクランハウス。クランハウスというのは個人でモテるハウジングのほかにもう一つもてるクランメンバー全員で共有できるハウスのことで……恋華荘といえば温泉！　ってな感じで温泉旅館風のハウジングを、とりあえずそれっぽく最低限整えた感じの場所である。
「ナイスです、香耶さん」
　風呂場にはすでに服を脱いでスタンバっている……というか盛大におもらしをしてしまったので体を早速洗っている維宙・乃恵美（奉雅駆の戦巫女・f41326）の姿があった。
「ええ、もう見られたからにはお互い見せあうのがよろしいでしょうと思いまして」
「ですね……！　見られたからには……あ、折角ですのでいちごさん、お背中流していただけます？」
「え、ええー……」
「不服なんですか？」
「いえ、そういうわけでは……もー。わかりました。やらせていただきます」
　不服とかじゃなくて普通に気恥ずかしいだけなのだが、いいからやってくださいというような態度で来られてはこちらも覚悟を決めるしかあるまい。しっかり見せてもらったのは事実だったし。
　いちごはスポンジを手に乃恵美の背後に立つ。彼女の背中にはΦを斜めに描いたようなやけどと刀傷の混合痕が残っている。いちごは女の子の身体のことを口にするのは失礼だと言葉にして質問はしなかったが、やはり大なり小なりきになっているのは乃恵美に背中のさわり加減で察されてしまったようだった。
「このデカい古傷ですか？　ケルベロスの戦でちょっと……」
　と一人語りのように教えてくれる。
「そうだったのですね」
「ふふ、優しく洗ってくださるんですね。そのやさしさ、女難の元ですよー？」
　愛しむように自分に触れるいちごに乃恵美はクスクスと笑いながら忠告して、背中を流してもらうと同時にバッと立ち上がっていちごと向き合った。
「他は巫女に相応しく穢れも翳りもない肌！　他の寮生さん達にも負けないかと♪」
　そしていちごの身体にもちもちしたドワーフボディをぴとりとくっつけた。
「あ、ずるいですよ乃恵美さん。次はわたしの背中を流してもらう番です」
「ふふー。そうですね、ここにいちごさんを引っ張ってきてくれたのは香耶さんなんですし」
「あうあう……わかりました」
　香耶の抗議を素直に乃恵美が受け入れると、いちごは次は香耶の背中をきれいに流していく。
「お痒いところはありませんか？」
「はい、とってもいい心地です」
　そうして香耶も乃恵美がかけてもらったのと同じくらいの時間をかけて背中をきれいに流され終わったのだ。
「さあ、勤めは果たしましたし私はこの辺で……」
「なにいってるんですか先輩、逃がしませんよ！」
「ですです、いちごさん。当然湯船もご一緒しましょうね」
「やっぱりそうなるんですかぁ！」
　その後は乃恵美を背後から抱くように入浴。
「ほら先輩、折角ですから私の体をじっくりと見てみて下さい。乃恵美さんほど愛らしくプニプニではないでしょうけど……新体操の為に肌や髪の色艶と筋肉脂肪のバランスは配慮してるんですよ」
　という香耶のアピール兼誘惑も受けちゃいながらもなんとか健全に、終始赤面しながら入浴の任を全うするのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●プリチー♪マーシー暗黒面
「あーあ、お姉さん気絶しちゃった」
「うふふ、どうする？」
「そりゃあもう、こんな墜ちちゃったお姉さんは、ねえ？　クラン長も言ってたじゃない？」
　約・契（スノーボーリング・f34943）は途切れた意識の中、可憐な少女たちのどこか怪しげな会話をとぎれとぎれに聞いていた。

（それで、なぜこのようなことに……？）
　それからしばらくして目が覚めると薄暗い部屋にいた。起き上がろうとするが、手足が全く動かない。動かないというか動きが遮られる。まるで何かに、いや、まるでじゃないな……。手足がしっかりと拘束されている。
　そして暗さに目が慣れたころ、自分の周囲を座って取り囲む三人の少女の姿も見えるようになった。　
「おはよう、お姉さん♪」
「今日は私たち、ちょっと堕天な気分なの」
「お姉さんが悪いんだからね？　天使の私たちに、あーんな事させて」
　堕天、というだけあって、プリチー♪マーシーのメンバー証感覚でみんながつけていた天使のブレスレットは悪魔めいたブレスレットに変わっている。
　言葉を発したいところだったが、お口もご丁寧に猿轡をつけられており自分に人語を喋る権利は与えられていないのだと理解する。
　少女たちは無垢に微笑みながらもダンジョンの中でそうしたように契の身体をまさぐり弄り、そして虐め始める。
「おねえさん、こういうのが良かったんだよね」
「いーっぱい強くされたいんだよね♪」
「こんなんで感じちゃうなんて、なっさけな～い❤」
　悪魔になっちゃった天使の少女たちにずっと身体を弄られ続け快感を与えられて、絶頂と共に気絶。そうしたらすぐに回復させられての繰り返し。
　精も魂も尽き果てて反応がなくなるまで少女たちの禁じられた遊びは終わることは無かった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●プリチー♪マーシー暗黒面２
「それで、あなた様はこれらのアイテムが欲しいとおっしゃるのですね？」
「うん♪　だってだって、バグったアイテムなんてクラン単位で持ってるものじゃないじゃん？　それに……しゅごＥレオタードを唯一使えそうなクラン長はとくに必要とはしてないんだよね？」
　クローネ・マックローネ（快楽至上主義な死霊術士・f05148）はプリチー♪マーシーのクランは椅子にある円卓の会議室でクランマスター天使長アリシエルと、クローネと共に進行していたクランメンバーとでアイテムの取り分について話し合っていた。
　残念ながらせっかく手に入れたバグアイテム『しゅごＥレオタード』はバグが治ったことで一度外すと消えちゃうようだが、猟兵なら『その存在をアイテムとして現世に固定する』ことも出来るわけで、でも外れたらなくなるってよさもあるからそれ自体もいっぱいできれば入手しておきたい感じで……。幸いプリチー♪マーシーと行動を共にした猟兵分……四着ドロップしたが（レアアイテムなのでこれでも出過ぎなくらいである）必要とするのは自分だけだったみたいなのでクランの人たちの了承さえ得ればこれはもう自分のものだ。
　そしてクラン唯一の聖剣士アリシエルはこんなもの必要としないくらい既に凄い露出である。
「いいでしょう。かなり助けていただきましたし、そちらと……バグアイテムの全ては貴方に差し上げるとしましょう。一応天使系クランですから、あまり物々しいものは持っておきたくないですしね」
「やったー★　話が分かるクラン長さんでよかったよー」
「その代わり、と言っては何ですが……」
「なになに～？　クローネちゃんすっごく機嫌がいいから何でも言ってよ♪」
「ここにいるわたくしたちのバグを……この火照りを鎮めるのを手伝ってくださる？」
　アリシエルがそういった瞬間、会議室のライトが蛍光色から妖しい紫色に変化し部屋が一気にムーディーになり、円卓は突如開いた地面の中に機械的に吸い込まれていき、代わりに大きな円形のウォーターベッドが現れた。
　そしてその一瞬の間にプリチー♪マーシーの天使たちが小悪魔な感じの見た目に変わっている。はや着替えってヤツ。ゲームの中だしマクロで簡単だね！
「わぁ★　それはとってもウィンウィンな申し出だね♪　もっちろん協力させてもらうね！」
　クローネはその申し出に喜んで飛びつき【クローネちゃんのできる子達★（ブラック・サキュバス・メイド）】を発動し、９人の『慰め』ちからに特化したクローネと同じ容姿のメイドを召喚する。
「さあ、アリシエルちゃんも、他の皆も、一緒にいーっぱい遊ぼうね♪」
「はぁ～～～んっ❤　す、すごい慰め力だわぁ～～～っ❤」
　指で、脚で、唇で驚異のテクニックを披露して皆を快楽の坩堝に堕としていくクローネのサービスは三日三晩にわたって続いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●フレンド登録
「鬼燈さーん、そっち行きましたー！」
「えーいっ！　っぽい！！！」
　露木・鬼燈（竜喰・f01316）はヒラ子ことミレディエルと一緒に狩に出ていた。
「助かりましたー。この素材、ＤＥＸが高くないとなかなか手に入らなくて……」
　防御と回復能力特化のミレディエルは素早さが絶望的に低く、なかなか手に入らない素材があるのだと鬼燈に相談していたのだ。もっともっとミレディエルと仲良くなりたかった鬼燈はちょうど素早さの高い忍者だったので協力を快諾。彼女とフレンド登録して名前も知ることが出来た。
「わ、もうこんなに時間たっちゃってますね。疲れましたし、クランハウスに行きませんか？」
「もちろんいいよ」
　クランハウスには個室がきちんとあり、自分の指定したメンバーだけを入れるようにすることもできる。ミレディエルに誘われるまま女の子の個室へ入っちゃったのだ。
「わー。西洋の温泉っぽい……」
　ミレディエルの個室は中央にベッドがあって、その周囲がテルマエ……ってかんじの石造りのお風呂になっていた。
「汗もかきましたし、お風呂入って少しゴロゴロしませんか？」
「積極的なのは……もちろんありがたいっぽい」
　鬼燈はばっちり据え膳は食べるタイプだったのでそのままミレディエルと楽しい大人の交流を繰り広げることになったっぽい。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●彼はキメ顔でそういった
「本当はバフ子なんて名前じゃないよね？俺には教えてくれても良いよな」
　佐藤・鏡太郎（寄生型兵器眼鏡・f41486）は散々ダンジョンの中で攻められちゃった女子、バフ子と二人きりになれるところで彼女に壁ドンをかましながらそういった。
　ユーベルコード【スキルクロス・チャームレスリング】を使い、そのまましっかりと組み敷く。説明しよう。スキルクロス・チャームレスリングとは誘惑とグラップルを組み合わせた大人のプロレス的な技能なのだ。
「えー、どうしようかなぁ～」
　まんざらでもない顔でもじもじするバフ子に勝利を確信する鏡太郎。しかし運命はどこまでも鏡太郎攻めに懐疑的だった。
　ポフンッ！　と突然天使の肉体が限界を迎えて送還されてしまい、佐藤少年の姿の『オーラボディ』に代わってしまう鏡太郎。
「わ、鏡太郎くんがショタになっちゃった♪」
「へ、あ、え、これは……うわっ！」
　結果、下にいたお姉さんに胸をぐっと押されてごろりと押し倒し返されてまた下になっちゃう鏡太郎。
「あっ❤　あっ❤　待って、バフ子さん、まってぇ～～～っ出るからああああ❤　――ア゛ッ❤」
「あーあ、情けない子♪　ほら、もうちょっと頑張って、あと３回お姉さんをイカせられたら、お名前教えてア・ゲ・ル」
　完全にマウントを取られ、男の娘エッチをさせられた上で彼女の愛弟としてプリチー♪マーシーに正式入団することになるのだった。
　ちなみにバフ子の名はソフィアである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●深まった絆
「「「「それじゃあ、乾杯～！」」」」
「か、乾杯……」
　メディア・フィール（人間の姫おうじ武闘勇者・f37585）はがんばるシスターズと共にギルドの食堂で打ち上げパーティーを行っていた。姉二人はエール、双子妹はリンゴの炭酸ジュースだ。メディアは双子妹と同じものを。
　机の上にはチキンやポテトサラダ、ピザにグラタン、ローストビーフ。パーティーのテーブルの上に並んでそうなものが一通りそろっている。
「今度は初心者向けのゴブリン退治に行こうよ。ほら、ここ、ゴブリンしかいないんだって。最強はカイザー・ゴブリンって書いてあるけど、ゴブリンだから初心者でも大丈夫だってさ！」
「大姐、ダンジョンでしたら、こちらの沈没船探索というのも面白そうですわ。触手系のモンスターが出るようですが、たいした強さでは無いようです。水着必須ですが……」
ただ、その内容はかなり怪しい。長女と次女、イとチーはすっかりとエッチな目にあうことにハマってしまったらしい。
「どうせ海に出るんだったら、この海賊退治をやろうよ！　これでも初心者用だって！」
「この女騎士団と挙動の護衛任務なんてどうです？　安全そうですよ？」
　あ、だめですね。セン、シンのほうは一見健全に見えるけどこう……同人誌な展開が見え隠れするワードが潜んでいます。このゲームは全年齢向けなのでバグが無いとお望みの展開は訪れませんよ？
　そう、バグが無ければ、ね――。
　この四人が叡智を求めるあまりバグを利用するプレイヤーにならないことを祈るばかりである。まあとにかく、５人は楽しく食事を楽しみましたとさ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●一人遊び
　篁・綾（幽世の門に咲く桜・f02755）が目を覚ましたのはライジング☆ブルースのクランハウス、その大広間だった。たくさんの座布団がしかれたその場所には綾と共に果ててしまったシオンの姿もある。
「あら、目が覚めましたか」
「ええ、どうも……」
　起き上がった自分に声をかけてきたのはダンジョンでは会わなかった御仁、留守番組が三人いると道中クランマスターが言っていたのでその一人だろう。
「少し風にあたりたいので失礼するわね」
「ええ、どうぞ」
　救護室の女神様に挨拶もそこそこに、綾はクランハウス内を彷徨った。まずは地下に行ってみたのだが、そこは思っていたような場所ではなかった。アングラな部分などなく、なんというか……。
「男の子の夢……って感じかしら？」
　地下指令室……そんなイメージ。開けていてとても隠れ場などない。一応シャワールームと小さな展示室みたいなのはあったが、男性クランメンバーがくつろいでる側でと言うのは……壁を隔てていてもなかなか勇気がいるものだ。
　そして綾は一回のくねくねした廊下の奥にある小さな資料室に辿り着いた。
(ここなら……大丈夫そう……)
　一階はエントランス以外は来客対応用の個室や倉庫ばかりで、こんな奥まで来る人がいるとは思えない、ましてや、今日は攻略を終えたばかりの日……。綾はようやく楽になれると羽織を脱ぎ、脱げないままのレオタード姿をさらけ出した。
「はぁ……んんっ…………ふぁ💕」
　立派に見えてもゲーム世界の電子家屋……防音性がどれ程のものかは未知数。念のため声を殺して何度も何度も割れ目を指で行き来する。そして何度も深く息を吐きながら悦に震えてイク綾。
　けれど、何度イッてもレオタードが脱げてくれる様子はない。無意識にイクのをセーブしてしまっているのだろうか……感度の上昇が落ち着いてしまったから物足りなくなってしまったのだろうか。考えられる原因はいくつもあったが、どうしようもないことばかり……。
「はぁ……っ！　ん、んんんんっ、んぅ💕」
　今出来るのは、出来るだけ激しく自分をいじめ慰めることだけ……。そうしてまた何度かイッたその何度目かの瞬間、資料室の扉は開いてしまった。
「きゃはっ☆　かくれんぼしてる子みーつけたっ！　こんなところにいたんだぁ綾ちん❤️」
　彼女の子とは覚えている。頭のネジが飛んでそうなテンションの黒聖者。たしかイルランと言ったか。
「……んぁっ！！？」
　イルランは部屋にはいってくるとすぐに扉を閉め、近くにおいてあった綾の刀を手に取ると、その柄を思い切り綾に押し当てる。
「まだ熱が抜けないんでしょ？　エッチな服着ちゃって……んふふ、だからアタシが手伝ったげる～♪」
「いえ、結構……ううううぅんっ💕💕💕💕💕」
　容赦無し、ライジング☆ブルースのサブマスターによるきつい攻めが綾をレオタードが脱げるほどへの昇天的絶頂へと導いていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ショタクライ
「ロベリアさん……っ💕　僕、もうおしっこ漏れそうです……っ！！　はぅ💕」
「んふふ……それは出していいおしっこなのよ……さぁ、お姉さんの中にぶちまけちゃいなさいな♪」
「や、ぁ……だめ！　漏れる！　漏れちゃう！　デッ……んああぁっ💕💕💕」
　ぴゅるる、びゅるっ、とぷん、どくんっ！　いたいけな少年のピュアなザーメンがロベリア・アナスタシア（『媚薬』と『快楽』を愛する美魔嬢エルフ・f23913）のナカに注がれる。
　瓢箪茄子のような可愛らしいのから出てるとは思えないほど濃厚で大量のミルクの熱、何かよくわからないものを吐き出す恐怖と快楽で必死に抱き締めてくる腕も、見た目から想像できなかったほど力強く男らしい。さすがは重戦士……小さくてもクランのタンク役を担うだけはある。
「○○卒業、おめでとう♪」
「おしっこじゃ、ない……止まらないです……っ💕」
「あんっ💕　とっても元気ね……ふふ、そうよ。これが吐精なのよ……♪」
「吐精……僕、もっと吐精したいです……」
「いいわ、好きなだけ吐精して？　いっぱい我慢してたんでしょ？」
「はい！　ロベリアさんにおちんちん入れるの、すごく気持ちよくて、吐精はさらに気持ちよくて……変になっちゃいそうです！」
　ショタみあるショタの眼差しを受けながら彼の素直な欲望を満たす喜び……！　それは不完全燃焼だったロベリアにとって素晴らしい感情であった。
「今度はお姉さんが動いてあげるわね💕」
　ショタにお姉さんマウントをとりながらリードするのもまた、おねしょたのよき王道である。
「あぅ、す、すごい……ロベリアさんにおちんちんのみこまれて……めちゃくちゃにされちゃってます……💕　これが、セックス……！！」
「一回目は余裕なかったものね、じっくり楽しみましょうね♪」
「はい、ロベリアさん……！」
(ショタの伸び代がまだまだある可愛いおちんちんを、自分の気持ちいいところに当てながら余裕で蹂躙するセックス……これよ、こういうのを求めてたのよ！)
「ロベリアさんのおっぱい、触ってもいいですか？」
「もちろん、赤ちゃんに戻ったみたいに、吸ったっていいのよ？」
「それは……恥ずかしいです」
　エチＥレオタードと言うしゅごＥのパチもんバグ装備の効果で情欲をブーストされ、まともな知識もないのに自分の上で上下する腰と共にたゆんたゆんと揺れる胸に強く惹かれるアルク。そのまま上体を起こし対面座位になって胸に頬をすりつけてしまう。
「ロベリアさんのおっぱい、やわらかいです……💕　う、また、また何かこみあげて……あ、あっ💕」
「いいっ、いいわね💕　好きなだけ、いっぱい、お姉さんの中に吐精して！」
「吐精します！　しちゃいます！　あーーーーっ💕💕💕」
　こんな風に、重戦士のタフネスでロベリアが満足できちゃうくらいにたくさんたくさん、二人はオネショタックスしました。若さ溢れるミルクで子宮からたっぷり栄養補給したロベリアの顔は、それはもう恍惚としていたそうな。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●
「まさか、本当にのこのこ来るとはな」
「くっ、離しなさい……！　アナタが無理やり、呼んだんでしょう……！」
　クランコーリング。ダーク†オーカスのギルドマスターが使えるチートバグ技の一つ。マスターが強制的にクランハウスに任意のメンバーを招集する技である。
　それによって呼び出された斎藤・斎（人間賛歌・f10919）を待ち受けていたのは、元仲間たちからの搾取であった。長く長くまだ感度が上がりすぎて挿入がうかつにできないメンバーたちにその肢体を弄繰り回され、嘗め回されてしばらく、クランマスター――ダーククリムゾンマスターの股間の準備が整ってしまった。
「ハハッ、ダンジョンから出てすぐに退団処置を行わないから悪いんだよっ！」
　悪徳業者の様な理論であるが確かのその通りで、斎の行動が彼よりも後手に回ってしまったのは事実。
「く、ぁああああっ❤」
「へへ、どうだ俺様のおチンポは。でかいだろ、気持ちいいだろ！」
「く、んんっ❤　そ、そんなことは……！」
「おっと、嘘ついたって無駄だぜ。赤子はおしゃぶりを吸うように夢中で締め付けてきやがる……！　このエロマンコがよぉ！！」
「～～～～っ❤」
　感度上昇のバグには、途中で逃げ出したクランメンバーより斎の方が長く汚染されている。当然斎の方はまだまだ全然感度が下がってくれなくて、こんな下劣な言葉攻め……いや、罵倒にさえ感じてしまう。きゅんきゅんと心臓が締め付けられるように、ヴァギナがこの男のモノを締めあげてしまう。
「ったく、強情な奴だな。まだそんな表情かおする元気があるとは、よっ！！！」
「はああああんっ❤」
　感じてしまいながらも反抗的な目で睨めつけると、どちゅんっと力強くマスターのお仕置きスパンキングが子宮にまで届いた。
「マスター、アッシたちももういけやすぜ」
「待て待て、何事も順番だ。こいつを壊すのは、全員にいきわたってからだ。そうだろう？」
「こんなことをして……ただでは、すみませんよ」
「ひゃっはっはー！　俺様たちが何年このゲームでこうやって生きてると思うんだ。やれるもんならやってみろ！」
　マスターは斎の両ひざをかかえ、種付けしやすい圧迫感で腰を打ち付け何度も斎の中に注ぐ。何度も、何度も、彼一人だけで長く長く、男たちが指をくわえても待たせることが出来るのこそ、彼の、闇の支配者の特権なのだ。
「はぁ、はぁ、私は、絶対に……屈したりは……❤」
「やるじゃねえか……おい、お前ら。待たせたな。好きなだけ輪姦まわせ」
「あいあいあさー！」
　男たちは我先にと斎の穴という穴に突っ込み、彼女の意識が人間の防衛本能によって記憶事吹き飛ぶまでしつこく酷く犯し続けるのだった。そして彼女の手に入れたダンジョンのドロップアイテムまで全て奪い、この依頼でのの出来事を、斎の中でなかったことにしてしまったのを確認してから街に見送った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●夢の終わり～ヒメの失墜～
「やるじゃないか」
「流石ギルドが紹介する人だ。凄い実力だったよ！」
　イリスフィーナ・シェフィールド（女神様の巫女兼スーパーヒロイン承認欲求の塊・f39772）はヒメを守っていたナイトくんとその他男たちから賞賛の言葉を浴びた。彼らも最初は共に戦ってくれるつもりだったのだし、そうでなくてもオブリビオンと一般人を戦わせるのは本意ではない、だからこの賞賛は素直に喜べるものだった。
「ありがとうございますわ。皆様のお役に立ててよかったです」
「ほんと、すごいすごーい♪　ヒメちゃんすっごく感動しちゃった。イリスちゃんって本当にすごいんだね」
　ヒメも大喜びでイリスフィーナの手を握る。しかし、その手は決してやさしいものではない。本当にか弱いヒメちゃんなのか？　ヒーラーなのか？　という位に、彼女の握力は攻撃的であった。数値で表すと握力８０くらい……。
（これは、嫌な予感がしますわね）
　散々と敗北、あるいは勝利からのバッドエンド的展開を経験してきたプロのドエムであるイリスフィーナは当然危機感を働かせ、この言葉にありがとうとお先に失礼します。基本フリーでいろいろなクランのお手伝いをさせていただくプレイスタイルですので抜けさせていただきますがまた何かあったら及び下さいねといって去ろうと決めた。しかし、自分が安全圏に逃げるよりも、ヒメがイリスフィーナを囲う結論に出るほうがはるかにはやかったようで。
「それでは――「あ、じゃあこの後打ち上げパーティーするからイリスフィーナちゃん場所取っといてくれる？　いいの？　ありがとー♪　じゃ、いこっか、ナイトくんたち」――いえ私未だ何も言ってな……ああ」
　力業で場所取りを命じられてしまった。

　さて、絶対に行ってはいけないと思う気持ちと、行ってどんな目にあうのか知りたい気持ちが胸の中でせめぎ合った結果――。
「こ、ここは……」
　イリスフィーナは手を上に吊り上げられて首と手首を拘束する木の板を嵌められて全裸で梁型つき三角木馬に座らされていた！
「うふふ、イリスちゃんお寝坊さんだぁ♪」
「あ、あなたは……ヒメ様！？」
　やっぱりか、と思いつつもお約束の驚愕した表情をせずにはいられないイリスフィーナ。
「アナタが悪いんだよ。私の素敵な場所をその汚い脚で汚したから……」
「ひっ――！」
　ヒメの圧に悲鳴を上げたが、この悲鳴も期待なのか絶望なのかと言われるともう……前者な気がする。
　三角木馬が動き出し張り型に犯されながら媚薬を乳頭に打たれればその顔はみるみる蕩けていく。
「あはっ！　イリスちゃん、敵には強いけど快楽には弱弱なのね……♪　えい、えいっ❤」
　続いて鞭を入れられれば外国のＡＶ女優の様な声の大きい喘ぎ声であはああああんっ❤　彼女のドＭはいともたやすくヒメに知られてしまった。
「淫乱なドマゾの牝豚がっ！　男に色目使ってんじゃないわよ！」
「ごめんなさいっ❤　んごめんなさい、ヒメさまぁ～～～！」
「人間の言葉をしゃべってんじゃないっ！」
「ぶ、ぶひぃ～～～～んっ❤」
　ヒートアップしていくヒメの攻めにすっかりと脳の髄まで悦び蕩かされて豚になるイリスフィーナ。先日犬になったばっかりだというのに。
　そんな様子を一部始終を録画されてさらには黙ってないと晒すからとアイテムを取り上げられ追い出されてしまった。
　そんなことがあって数日後、何となしにＧＧＯに行ってみると、あの日の映像はイリスフィーナにモザイクがかかった状態で『ヒメちゃんの本性露になってしまう』という号外記事で出回ってしまったらしい。

●おまけ、ヒメちゃんのその後
「まったく、わかってないよね。ヒメちゃんの魅力ってヤツがさ」
　真のクランマスター、ナイトくんが号外のデータをびりびりに破ってごみ箱に捨てる。
「ヒメちゃんは、僕たちに愛されようとこーんなに頑張ってるのに、ねぇ？」
　そして、ベッドでくつろいでいたヒメの頭をポンポンと撫でて優しくおでこにキスをした。
「ナイトくん……❤」
「そうだよ、僕たち、一生ヒメちゃんについていくよ！」
　ヒメに踏みつけられご満悦なもう一人の男もにっこりと笑った。
「セバスくん……❤」
　ここはヒメの王国。簡単にその牙城は崩れたりはしない。そもそも、この記事についてるコメントにも『最初からわかってただろ』『ご褒美じゃん』『ドン引きするけど同時に勃起してる自分がいて戸惑う』『かわれ』『信者乙。でも徹底してずっとこの人ヒメちゃんだったから天然なんじゃないかって錯覚し始めてたし、ちゃんと養殖で安心した』などのコメントが多く実際打撃は少なかった。
　ちなみにクランメンバーの一部のガチ恋勢はやめてしまったが、あの動画で目覚めてしまった同志が参加したりもして、メンバー収支も０だったとか……。
　クレイジーサイコヤンデレのナイトくんとヒメちゃんに死んでもぼろ雑巾にされたいセバス君。この二人がいる限り、このクランは平和そうだ……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●朝まで冷めない
「うう、まだバッドステータスが消えないよう」
『感度上昇デバフでこころが苦しんでるのにゃ』（🔴REC
「ちょっ、ノワール、勝手にカメラ向けないでっ！　あ、ああ！！！」
　多倉・こころ（悪に堕ちた魔法少女にして動画配信者・f41182）はこころのえっちな撮影を始めるノワールを止めようと激しく動いたことで上昇した感度によって股が擦れただけなのに嬌声を上げてしまった。しかも、その瞬間に【欲望解き放つ銀色の瞳（グリード・アイ）】が暴発してしまい、この場にいるノワール以外の全員に興奮作用を与えてしまう。
　ちなみにこの場所は『テンタクルズ』のマスターがクランハウスと別に持ってる個人ハウスで、この場にいる人間とはこころとテンタクルズマスターの二人だけである。
　あ、魔力暴走に耐え切れず魔法少女変身が解けちゃってマスターにかけてた【認識操作】が解け、こころのことをテンタクルズに入る資格のある女子だって思ってた記憶が消し飛んじゃった！　負の連鎖だ！！！
「お前、誰だ……いや、もう誰でもいい……抱かせろ」
「男の人っていつもそうですよね！！！」
『感度上昇が止まらないダンジョンをクリアした先で、私だけが収まらない。タイトルはこれでイクにゃ！』
「い～～～や～～～～っ！　んあぁっ❤　え、うそ、テクニシャン過ぎて……らめえええ！！！」
　多くの魔物を喰らいその能力を器用に操るマスターは、女の子の操縦テクもすごかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●しめくくりはコイバナで
「皆さん、大活躍でしたね。私一人では危ないところでした」
『うむ、ボス戦での立ち回りは見事じゃったぞ』
　天羽々斬・布都乃（未来視の力を持つ陰陽師・f40613）といなりの称賛に照れ照れと気を良くするテンタクルズのクランメンバーたち。マスターの姿が見えないが、どうやら同行していたメンバーの一人が激しく体調を崩したから介抱しているらしい。彼らはみな魔物喰だから見た目は少し怖いが、いい人たちばかりだ。
「それでは私はこれで……」
『いや待て待て待て布都乃！』
「な、なんですか。お役目終わっちゃったんですから……」
『そんなんじゃからボッチなんじゃよ！』
「ボッチじゃないもん！　彼氏いるもん！」
　即座に颯爽と立ち去ろうとする布都乃だが、折角仲間と呼べる相手が出来たのに交流を深めようとしない主に納得がいかない様子のいなり。このまま幼稚な口げんかになりそうとなったところで……。
「そうだよ、彼氏！　コイバナ聞きたい！」
「私も～！　ってかお腹すいたしウチのクランハウスでちょっとした祝勝会やろうよ。ＭＶＰの布都乃ちゃんは絶対参加ね！」
「え、い、いいんですか……！」
『ほれ、皆いい人じゃ。他人の幸せ話を聞こうとまで……さあ、行くぞ布都乃！』
「はい！！」
　こうして布都乃はテンタクルズのクランハウスにお邪魔し、楽しく食事をとりながらソウという人物と、布都乃の恋愛観について根掘り葉掘り聞かれたり、逆にメンバーのコイバナをきいたりと、ＪＣらしいひと時を過ごすのであった。

●
　さて、今回の依頼はこれにて終了したわけだが、バグはまだまだ湧いて出てくる、それこそ泡のように、現れては消え、またどこからか現れる。次はどのようなバグが発生してしまうのか……まだピンク☆フラッシュ教団では予知されていないようだが、どうやら、遠い先のことではないようだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2023年11月29日