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睦事

#ダークセイヴァー #ノベル #猟兵達の秋祭り2023

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#猟兵達の秋祭り2023


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喰狼・シス




 ダークセイヴァーのある村。領主からの苦難から解放されたその村の復興作業に喰狼・シス(No."9"66・f25533)は参加していた。何を隠そう、ここは彼女が救った村だ。
 この村には働き盛りな若い男衆が多くないため、シスが手伝うのは自然と力仕事になっていた。この村で唯一の30代男性であるドルクが率いる男たちに交じって、村の畑の復興や、狩猟に出かける日々。
「シスさんはよぉく働いてくれるなぁ」
 ドルクは口数が少なく、彼と共に働くシスを労うのはいつも近所のおばあさん。ドルクをこの村に招き入れた御仁の奥方様だそうで、よく差し入れを持ってきてくれる。
「いえ、ドルクさんに助けられてるわ、それに、この村なんだか居心地がいいのよね」
 村の人口は50代と20代、そして10代が殆どで、30代40代はほとんどが領主に連れられて行き帰らぬ人に、シスが解放した時にはもう手遅れであった。
「まあ、こんな寂れた村にそんなお世辞まで言って……おいドルク、こんないい子逃したらアンタもうもらわれ手がないよ!」
 おばあさんが大声でまだ畑仕事をするドルクに向かって声を張り上げるも、ドルクはてでわかってるといわんばかりにシッシと手を邪険に振るだけだった。だが、シスはわかっていた、あのドルクが自分を時折厭らしい目で見つめていることを。

「おい、あんた。これ、貴重な食糧なんだから獣にとられる前に食べちまいなよ」
 おばあさんが帰った後、シスは握り飯とタオルをもってドルクに近づいた。ドルクは熊のような巨体をちいさく丸めて土を弄っていた手を止め、むくりとたちあがりシスを見下げる。またあの目だ。タレ目の三白眼で獣のようにシスの上から下まで、その体を見つめる視線は肉食獣に目をつけられているようでいつまでも慣れない。
「おお、ありがとう……」
 だが、ドルクはいつも手は出さず、シスからタオルを受け取り手袋を脱いで手を拭いて、おにぎりをとり口にほおばるだけ。視線はずっとシスのままで……。これではオカズにされているみたいだ。しかも、しっかりと服が膨らむサイズのものをおったてているからおちおち下も向けない。
「ねえあんた……今日はもう天気が悪くて暗くなってきたし、いつもより早いけど終わりにしましょう」
「……そうだな。そうしよう」
 背中から感じる視線を重く感じながら、飼ってる熊を引き連れる感じでドルクの家へと向かう。泊まるとかではなく道具を一度仕舞うためだったが、これは流石にそろそろ言った方がいいのではないかと感じ、家の前でおもむろに振り返りドルクを見上げる。
 鼻に一本の切り傷、小さな瞳で睨めば鋭いが、タレてて優しくも見える目、むすっとした唇、そのすべてが劣情を晒していた。鼻息が荒くなり、目が潤んで口元を舌で舐める。
「ドルク。その顔、どうにかならない? 正直ちょっと怖いわよ。胸とか凄く見てるよね?」
 シスは改めて指摘するのはちょっと複雑だな、と思いながらも襲ってこないのが不思議なくらいに欲情しきった男の有様を指摘する。
「な、なにを!?」
「それに、あの……勃起してるよね」
「うぐっ!?」
 未だ誤魔化せると思ってるのか動揺しながらも認めそうにない態度のドルクを追い詰める様に、指先で触れるか触れないかぎりぎりの位置まで人差し指を持っていきドルクの膨らんだところも指摘すると、ドルクはみるみる顔を赤くし、一歩後ろに跳びのいて距離を取った後その頭を床に叩きつける勢いで擦り付けた。
「す、すまん!!!!」
 100メートルは離れた隣の家まで届きそうな大声で勢いよくドルクが謝罪の声を上げる。
「その……領主に占領され、同世代がみな連れていかれてからは相手もおらず……オナニーも最近は出来ていなくて……シスがきれいだから、胸だけじゃなくて……全部、目が行ってしまうんだ」
 大男の情けない吐露。話をよく聞いてみると、領主に占領される前はドルクにも何人か遊びでお手付きをするような女性がいたようなのだが、ドルクと付き合いの長い同世代がみな死にその機会がなくなったこと、下の世代はあまり絡みもないしドルクの風貌の性で女日照りになってしまったこと、そうでなくてもほとんどの女性が既に下の世代ではカップルや夫婦として出来上がっていることなどを語った。おばあさんから聞いた話では、今は無口なこの男も、昔はそこそこのプレイボーイな戦士だったらしい。強い男に引かれる女が多い世界なのは納得だ。それが領主に隷属させられ牙をもがれてからは優しくて頼れるお兄さんくらいがいいところ。その評価が得られるのも彼を慕う男がおり、その妻であってこそということだろう。
「……まあ、あたしも無防備過ぎたのは悪かったわ。お詫びに……付き合ってあげても良いけど……?」
 すべてを聞いて話をかみ砕いたシスは、ほだされたように狭い一室しかない男の家の寝台に寝転がる。
「いいのか?」
「いいっていってるでしょ……ひゃぁっ」
 ドルクは一度だけ確認し、そして再度肯定の返事を受けると即座に彼女の太腿と太腿の間に顔を埋めた。汗ばんで蒸れたショーツの匂いがズボンの奥から漏れ出るのを堪能するように嗅ぎだすドルク。シスはシスで、寝転んでみた男の寝台のシーツからいつの間にか嗅ぎなれた男の汗の香りと寝るときに安眠用に使っているであろう香の香りが入り混じった匂いを感じ取り、少し興奮していた。
 すんすん、すんすん、すぅーーーっと、大げさに音を立て嗅がれる自分の匂いに、羞恥を感じないといえば嘘になる。
「あんた……匂いフェチなの?」
「ああ、そうだ。お前の匂いは、何より俺を興奮させる……」
 そういってドルクは寝台に上がってきて、シスの顔の上で四つ這いになりモッコリと膨らんだ下腹部を見せつけながらまた顔を股の方に埋める。びくん、びくんと大きく彼のイチモツが、シスの香りを嗅ぐたびに打ち震えるのがわかった。
「まったく、しょうがないな……」
 シスはそれをじっとりと見つめてから暴れるそれに手を伸ばす。この世界にチャックなどというぜいたく品は存在しない。男のモノに直接触れるにはズボンを脱がすしかなく、手にかけてそれをずらしてみれば、むわぁっと男臭い匂いがシスの顔に降ってくるようだった。大きくてぶらんと固くなっても垂れ下がるそれは布の拘束から解放されてシスの頬をべちべちと叩き、そちらが脱がせたならばこちらもよいだろうと訪ねることもなく、シスのズボンとショーツもおろされて、直接匂いを嗅がれ始める。汗ばんだ肌に、夕刻を超えたことで朝剃っていたのに伸び始めた男の青髭肌がじょりっと少し痛む感触をさせながらも押し付けられる。
「んぁ……ふふ、ひげが痛いわ」
「すまん。あまり擦り付けんようにする」
 シスが甘えるように指摘すると、男は言葉通り顔をぴたりとくっつけるのはやめ、舌を伸ばして陰核をつつきながら、淫猥な水音を楽しむようにその周囲、そして自分がひげを擦り付けてしまったあたりも慰めるように嘗め回した。
 男のイチモツは女を味わうたびにまたびくびくんと震えており、その先端からあふれるジュースがシスの頬を汚し始める。雄の匂いにあてられ立派で太く、なによりカリクビの大きなマラに見惚れるのをやめ、肉棒を鳥の羽が触れる様にそっと手に取り、対照的に押し付け吸い付くようにカリクビにキスをした。
「ん、ぉっ」
 久方ぶりという言葉に偽りはないようで、男は咥えこまれたとたんに情けない雄声を出し、シスを攻める口がとまった。
「かわいいところもあるのね」
「うぐっ、言うな……」
「なら、もっと口を動かして」
「……おう」
 シスの願いにまた肉棒をビクンとはね上げ、ドルクはジュースをたっぷり吐き出す割れ目を丁寧になぞるようにまた舐め始めた。
 シスは男の肉棒をぱくりと口の中に咥えこんでしまい、たっぷりと唾液をだしてぬるぬるにしながら愛撫していく。口の中で小刻みに震えたり、あからさまに大きく膨らんで自分の呼吸を不自由にし口内を征服しようとするのが溜まらなくて、シスはねっとり、じっくりと、しかし大柄で屈強な男が退屈しないように力強くその肉棒を吸ったり舌をひっかける様に舐め続ける。やがて男の肉棒が白濁を吐きだしたくなるのがわかった。
「なあ、シス……すっごく濃いのが出るんだが、こっちに出してもいいか?」
 口で飲んでくれるのももちろん素敵だけれど、シスの攻めにドルクはシスを孕ませたくなっており、一度シスの口から肉棒を取り上げて訪ねた。シスは少し悩んだ。彼女はすでに何人かの子供を孕んでいる身だ。ドルクは悪い男ではないが、シスが孕んできたのは人間ではなく、人外の子。過去にオークに孕み袋にされた経験があるのだ。そんな穢れた自分が、こんな村の慕われる男の子を孕んでもいいのだろうか、と。
「いいけど、私の話を聞いてくれる?」
 悩んでしまったから、シスは全てをそのままドルクに話すことにした。
「そう、か。それは何というか……ハードな過去を持っているんだな、シスも。それでも、俺はシスに種付けしたい。俺の子を産んでほしいと思う。一時の感情ではない。それに、子供がいるだろうことは体つきでわかっていた。キミの身体は母親のそれだ」
「ドルク……」
「俺は、オークにだって負けないチンポを持っているし、キミを満足させられると思う。俺のチンポがどれだけ君に夢中か、セックスしながら感じて、それで孕むかどうかは決めていいから」
 ドルクの真摯な言葉に迷いは消し飛ぶ。シスは再びベッドに寝転がり、自分で自分の膣を広げて微笑んだ。ドルクは嬉しがってそこに自分のイチモツを埋めた。
「んぁ、ぁああっ!」
「シス、シス……俺の、俺の女に成れ!」
 容赦のない種付けプレスからセックスが始まった。先ほどまですでに出かかっていた精が再び充填され、吐き出されるのにそう時間はかからなかった。部屋中に肉のぶつかる激しい音を速い速度で打ち立てながら一度目の吐精がおこなわれる。ドルクは母乳が出るというシスの乳の味を味わいながら、胸の谷間の蒸れた匂いも楽しみながら一発で妊娠確定のゼリーの様な白濁を巨大な注射器にため込んだ薬液を力ずくで注ぎ込むように吐き出した。子宮口をふさいでしまう太い亀頭に逃げ場を奪われたそれは、シスのお腹を膨らませながら、燃えるような熱量を叩きつけていく。
「ぁう、な、るぅ。なる~。ドルクの、女にしてぇ!」
 誰にでも、望めば孕んでしまう女だとも伝えた。だから、ドルク以外にもこの先身体を許す可能性はあることも、それでもいい、何人産んでも、その中西ストの子を認知しない男がいたら俺の子として育てようとまでドルクは言った。ただ村人の若い衆の中で自分だけが独り身で嫁の当てがないから出た言葉とは思えなかった。言葉数は少なかったが、確実にここ数日一緒にいる中でシスを見て、ちゃんと惚れてくれていたのだとわかると、子宮は簡単に下りてくるのがわかった。この男の子供を孕みたがってしょうがないのだと思い知った。
「はは、もう子作りはできてしまっただろうな」
 ぐりぐりと吐精の終えた肉の棒をシスの子宮口に激しくディープキスさせながらドルクが笑う。シスも苦しいはずなのに気持ちいいとしか感じられなくてつられて笑った。
「じゃあ、次は口で飲んでもいい?」
「もちろん、望むなら」
 シスの言葉にドルクは優しくキスを返して、衰えることのない硬いままのそれをまたゆっくりと動かし始める。そして精が泡立ち始めればまた激しく。にっちゅぬっちゅという淫猥な音を響かせながら互いをぶつけあい始める。
 乳首をつまみ、舐めて、齧って、シスも負けじとドルクの乳首をすったり腹筋を撫でて刺激して、そうやってお互いの身体を欲しがってまぐわって熱を上げていく。
「シス、出すぞ……口開けろ」
「うんっ……きて!」
 シスが大きく口を開けて蕩けた目で見つめるのを見つめ返しながら、ドルクがずんっ! と強く奥まで一突きした後慌てて抜いて立ち上がり、シスの顔の上でしゃがみ肉棒を口に向けて白濁だらけの竿を扱いで吐精する。一度出したとは思えないほど濃厚な白がシスの舌にかかると、そのままシスからも口を近づけて先っぽを口の中に抑え、出されるすべてを中で受け止めた。飲み込みながら出ないと収まらない量だから全部口にため込んで見せてあげることは出来ず、ごくり、ごくりとなんども喉を鳴らしながら受け止めきる。
「ぷはっ」
 すべて出された後、口に残ったいくばくかの白濁を見せつけ、舌なめずりをして飲み込み、こんどはドルクの手指や裏筋などに残った白濁を犬が水を舐める様に嘗め回していく。
「くっ、シス、サービス良すぎだ」
「足りないくらいよ。もっと飲みたいわ。もう一回、しゃぶっていい? 酷くしていいから……」
「酷くしていいといわれたら……仕方ないな」
 シスがドルクの手をきれいにした後、ドルクはまだまだ滾る肉棒をそのままシスの喉奥まで突っ込んだ。口の中で一瞬嗚咽したのを感じだが引き抜いたりはせず、そのまま埋める。
「んぅ、ふぅ……おぇっ……んふーー」
 一生懸命にシスの方も離さないようにしていていじらしく、ドルクはシスが自分の裏筋を左右に舌で撫で始めたのを合図に頭を掴み、腰を振り始めた。イラマチオなんて初めての経験だった。ドルクの肉棒は太いから、そもそもできる女などこれまであったこともなかったのだ。
「シスの喉、すげえどろどろで、マンコみたいだ……! ああ、牝の匂いが強くなった。喉を突かれて感じてるのか?」
「んぅ、んんっ、はぅ、ふぁ……っ」
 まともな返事はなかったが、ぴくぴくと耳が動き、振り返れば狼の尻尾が犬のように従順に左右に揺れている。ドルクはこんなことでさえ喜んでくれることがたまらなくなってますます腰が止められなくなった。シスの顎が外れるんじゃないかという位好き勝手に喉を使って、そして吐精するときは態と口の入り口まで引き抜いてたっぷり味わわせてやる。食堂にそのまま流し込むなんて、こんなにおいしそうな顔をしてくれるのにもったいない。と思うからだ。
「おいしかった?」
「ええ、悪くないわ。でも、今度はお腹が空いてきたわね」
「案ずるな、まだまだ注げるさ」
 ドルクはシスの体を起こし、対面座位になった、思い切り大事なものを抱え込むようにして抱きしめ、一番深いところでつながり続けられる体位。
「あんっ❤ すごい、すごいわドルク……貴方の、何度出しても、私に孕めって言ってくるみたい」
「いってるだろ……いっぱい孕め。一回で何人も産んだっていいんだ」
「うぅ、ドルク……それってすごく、素敵だわ❤」
 そこからはもう甘さしかない。たっぷりお互いの身体を抱き寄せ合った吐精の後は、そのままシスから子種を求める様に騎乗位になって、シスの手をドルクがつかんで絡めて恋人つなぎをしながらシスの全てを丸見えの状態で腰を振りまくってまた吐精させて……。
「そろそろ、お揃いの匂いに成ろうか」
「それもいいわね❤」
 シャワールームに移動し、二人同じソープで体を泡だらけにしながら、立ちバックで片足をドルクに捕まれながらおもいきりずんずん子宮をノックされてまた吐き出され泡と白濁で真白になって……。
「寝るときも繋がってたいわ、ドルク、いいでしょ?」
「もちろんだ。シス。今日は絶対に離したくない」
「もう……ドルクったら❤」
 などとチョコより甘ったるいセリフと共に、ドルクの肉棒を咥えこんだままドルクの上にシスが覆いかぶさる形で眠りにつく。
 眠りながら頭を撫でられるのは非常に心地よく、シスはこれが癖になるのではないかと思った。

「なあ、シス、俺はそんなことシスに教えてないよな?」
 目が覚めたドルクは、シスに肉棒を舐められていた。こういうので男が喜ぶというのを知っているのは、なんだかちょっと複雑だ。
「でも、嬉しいでしょ? それとも、嫉妬してるの?」
「正解だ。すごく嫉妬してる」
「ひゃんっ❤」
 つながったまま起きていたら嫉妬はせずに済んだのにと思いながら嬉しいのも確かで、起き上がり抱き上げたシスの中に再び自分の肉棒を埋めるドルク。
「あぁ、ドルクの、深い~❤」
「くそ、やっぱ痕もつけにゃ気が済まん」
「いいわよ、でも、私にもつけさせて?」
「好きにしろ」
 こうして二日目は痕つけ大会になった。幸い今日は村は収穫祭でお休み。村の他の家も今日は恋人たちで収穫ついでに自分たちの種まきをする日らしく、ベッドにこもるには好都合な日だった。
 シスがドルクをあまがみして、ドルクがシスの身体をあざだらけになるまでキスしていく。そんな一日。
 体がドルクのカタチを覚えてしまうように執拗に肉棒を子宮口ともディープキスさせた。それこそ痛いくらいにだ。
「ドルクが戦士って、本当なのね、傷がいっぱい……」
「全部上塗りするか?」
「いいかも。そうしてもいい?」
「あんまり深い傷はやめてくれよ?」
 お互いを傷つけながら愛を図る情事。そんなセックスは昨日も散々したというのに半日以上にわたって行われ、かろうじて一食だけ食事の時間は取れたものの、それ以外はずっとつながったままになった。

「もちろん、また来るよな?」
「ええ、妊娠したか、ここよりいい施設があるところに検査したいだけだし、よそに行く仕事がないうちはこの村に長くいることにするわ。ドルクも寂しがりだってわかったしね❤」
「まったく、頼むから、俺につけられた傷が治るまでに来てくれよ?」
「ええ、その時は、またフェラさせてね」
 ドルクがシスに口づけし、さらに太い指をその口に突っ込んで舌を弄ぶ。
「はは、ああ。この舌技でまたいっぱい出させてくれ」
「もぅ……❤ じゃあ、またね」
 セックス漬けの二日間から三日後。まあその三日も結局ほとんどの時間セックスをしていたのだが、一度シスは別世界に行くことになった。ダークセイヴァーでの出産は母体にもいろいろと無理が多い。せっかくできる子だ、自分が猟兵パワーで平気だとしても赤子には少しでもいい環境で生まれて欲しいので一度別世界に行くことにしたのだ。とはいえ十月十日こないのはドルクが不憫なのでまた定期的に顔を出すと思うし、安定期に入ったらセックスも不能ではないのでまたドルクと熱い夜がほしくなってというのもあると思うが、とりあえず、ずっとここにいたら妊娠した子が窒息するほど吐精大会になるのも間違いないのでお互い話し合って納得の上で決めたことだ。
「なあ、シス」
「なあに? ドルク」
「凄く今更で、恥ずかしいんだが……」
「なによ」
「……愛してる」
 そういえば、あんなにお互い求めあい、名前を呼び合ったのに、それはまだだったと思いだしたシスは、恥ずかしすぎてその言葉に上手に返すことが出来ず、またここに来た時には、ちゃんと言おうと決めることで、この場に未練を少しだけ残していった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2023年10月22日


挿絵イラスト