大祭祀ハロウィン襲来~秘匿決戦装備『カボチャロボ』!
「みんな、予兆は見たかなっ!? ケルベロスディバイド世界が大変なことになってるよっ!」
グリモア猟兵の蛇塚・レモン(白き蛇神憑きのシャーマンクイーン・f05152)は、招集に応じてくれた猟兵達へ今回の任務の内容を伝達し始めた。
「ケルベロスディバイド世界のあちこちに多重分身した十二剣神『大祭祀ハロウィン』が、地球に『ハロウィンの楔』を打ち込み、この世界中を「ハロウィン化」させようとしているよっ!」
なんでも「ハロウィン化」の現象とは、簡単に言うと世界が「万物が存在する状態」へ変じてしまうこと。
突然、街中に溶岩が降り注ぎ吹雪が発生して地震が起きた後に落雷が地面から迸るようなカオスが待っているといえば、その脅威を理解してくれるはずだ。
「でもね、猟兵のみんなは「ハロウィン化」のカオスに耐え抜く手段がひとつだけ存在……仮装によって『あらゆる世界の概念が同時に存在する状況』を作り出すことで身を守れるよっ!」
つまり、猟兵はハロウィン仮装をするだけで世界のカオスから身を守れてしまうらしい。
なので、今回の任務の参加条件に仮装が必須条件である。
そして、今から転送する決戦都市には、対デウスエクス用に開発された超強力な『決戦装備』が秘匿されているのだという。
既にハロウィン配下の強力なデウスエクスがその決戦都市を占領してしまっているが、秘匿された『決戦装備』の存在には気づいていない。
なので、猟兵達はまずハロウィン配下の強力なデウスエクスを撃破し、決戦都市を解放してほしい。
そうすることで都市の偉い人達から秘匿された『決戦装備』の使用を許可してくれるそうだ。
「決戦装備の名前は……カボチャロボ『ジャックオランタン』! エンドブレイカー世界のメイガスみたいな形状で獣人戦線のパンツァーキャバリアみたいな性能のメカだよっ! 特殊なお菓子弾を発射することで対ハロウィン型デウスエクスへの特攻効果を持つ凄い装備なんだってっ!」
つまり首から下をすっぽり着込むようなメカを操縦して、お菓子弾を撃ちまくれるらしい。
トリックオアトリート(物理)である。
「ケルベロスディバイド世界の地球を「ハロウィン化」を許すわけにはいかないよっ! ハロウィン本番の日までにサクサクッとやっつけてきてほしいなっ! よろしくねっ!」
レモンはグリモアを輝かせ、ケルベロスディバイド世界への転送を開始する。
果たして、猟兵達は無事に十二剣神『大祭祀ハロウィン』の企みを阻止できるのだろうか?
七転 十五起
少し気が早いですがハッピーハロウィン!
このシナリオは10/31の朝までに成功を目指す、二章構成のシナリオです。
なぎてん はねおきです。
●概要
まず、必ず『ハロウィンの仮装』を行うことをプレイング内で明記をお願いします。
世界の「ハロウィン化」の影響を防ぐために必要な行動ですので、どうかお忘れなく。
第1章ボス戦は、ハロウィン配下の強力なデウスエクスが、ある決戦都市を占領しています!
既に「ハロウィン化」してしまったこの都市には、超強力な『決戦装備』が秘匿されてます。
配下のデウスエクスを撃破して、街を解放することで『決戦装備』を猟兵が使用可能になります。
第2章ボス戦は、親玉の十二剣神『大祭祀ハロウィン』との直接対決です!
相手はデウスエクスの大ボスの一人であるため、真っ向勝負では苦戦は必至です。
しかし、前章で使用可能になった『決戦装備』を活用すれば、敵を撃破するチャンスが掴めそうです!
(本シナリオの『決戦装備』は、メイガスのように着込んで操縦するタイプのカボチャロボです)
猟兵達の皆さんは、プレイングに『決戦装備』を使用して上手く戦うとプレイングボーナスが発生します。
対ハロウィン用の強力なお菓子弾を撃ちこんで怯ませてから、必殺のユーベルコードを叩き込みましょう!
それでは、皆様のご参加をお待ちしてます!
第1章 ボス戦
『『ハロウィンの魔草少女』橙山・南瓜』
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POW : ハロウィンボム
【ハロウィンの季節の魔力】から【作り出した特大のハロウィンボム】を放ち、敵及び周辺地形を爆発炎上させる。寿命を削ると、威力と範囲を増加可能。
SPD : ハロウィンキャレイジ
【南瓜の爆車】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【をハロウィンの魔力で満たし】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ : ハロウィンボムモドキ
偽物の【ハロウィンボムの夜空】を創造し、戦場上空に浮かべることで、【何度でも自爆できるハロウィンボムモドキ】による連続攻撃能力と超再生能力を得る。
イラスト:カノン
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠幻武・極」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
句坂・野乃
改変/アドリブ/連携可
仮装:光り輝く古代の神(ヒーローズアース的な女神様)
決戦配備:ジャマー(煙幕による視覚妨害)
ハロウィンや仮装ってそんなに凄いものでしたっけ…?
それはともかく、さあ行きましょうか『私』(UC発動)
無銘は煙幕で身を隠してだまし討ちからの盗み攻撃で敵の杖を奪います。ついでに【南瓜の爆車】も盗みます。
で、私はこれをこうして(改造スマートフォンでプログラム/マシン改造)逆に敵に命中させます。
本当魔力には困りませんね(魔力吸収)
その間無銘はずっと相手に恐怖を与えながら盗んだ杖で殴ってます。無言で無表情、私と同じ顔ながら恐ろしいです(軽く引きつつ)
ミア・ミュラー
楽しいハロウィンなら大歓迎だけど、こういうのでは、だめね。みんなでハロウィンを、心おきなく楽しめるようにわたしも、頑張るよ。
ハロウィンの仮装は、漢服。女官?のひとが着てた、らしい。適当に選んできたけど綺麗で、いい感じね。ちょっと走りづらいのは頑張って何とか、する。
まずはダッシュである程度広いところまで敵を誘導、するよ。向こうが爆車を走らせてきてもここなら、平気。【風斧】で斬って、爆風とか魔力もまとめて吹き飛ばして、あげよう。周りに味方がいればソリッドダイヤで攻撃から守ったりアーデントクラブをぶつけて援護、するね。いなければ風斧の連続攻撃で、やっつける。
そんなに危ないハロウィンは、いらないよ。
句坂・野乃(主婦兼アマチュア作家・f41457)は一見すると普通のアラフォー女性だが、能力に目覚めたばかりの猟兵である。今回のハロウィン討伐依頼が初仕事だ。
そんな匂坂は今、ヒーローズアース世界に居そうな光り輝く古代の女神っぽい仮装を身に纏っていた。
「ハロウィンや仮装ってそんなに凄いものでしたっけ……?」
既に占拠された都市は物理法則や生態系やらがごちゃごちゃのカオスに浸食されはじめていた。
しかし猟兵達はハロウィン仮装を纏うことで、カオスから身を守ることが出来る。
元一般人の匂坂からすれば、この事実自体がカオスなのであるが。
「それはともかく、さあ行きましょうか『私』」
匂坂は多重人格者である。
別人格『無銘』。暴力を良しとし、不貞を否とし、盗みと日和見とダブスタを肯定する、倫理観がおかしい性格。そして匂坂が重度のストレスを抱えると、自我の表層に出現しやすくなる。
匂坂はユーベルコード『オルタナティブ』で別人格『無名』を受肉させ、相棒として行動させることが出来る。
対して、『ハロウィンの魔草少女』橙山・|南瓜《なうり》は、赤毛のアラフォー女性のコンビを発見するやいなや、猟兵だと判別する。
「猟兵み~っけ! それじゃあ殺すね! いっけぇ~! ハロウィンキャレイジ!」
南瓜は南瓜の爆車を召喚し、乗り込んで匂坂コンビを轢き殺そうとアクセル全開で突撃してきた。
このままでは別人格もろとも激突して、匂坂はネギトロ死体になってしまう!
「やっぱり突っ込んでくるわよね!? でも、|決戦配備《ポジション》ジャマー発動!」
匂坂の合図によって、都市のあちこちから濃緑色のガス弾が戦場へ投下されてゆく。
立ち昇る緑の煙が、敵の視界を容赦なく奪ってゆく。
「ゲホゲホッ! 前が見えない~!」
爆車を運転する南瓜は障害物への衝突を恐れて停車せざるを得ない。
「でも、爆車が走った軌跡はハロウィンの魔力で満たされるから、あたしの魔力もパワーアップ! ということでバックしてっと……」
南瓜が車体を後退させようとすると、突如、前方から凄まじい風圧が襲い掛かってきたのだった。
少し時を遡ろう。
匂坂が煙幕弾を要請したちょうどその頃、ミア・ミュラー(アリスの恩返し・f20357)が占拠された決戦都市に現着。
ハロウィンの仮装は漢服。宮廷薬師のような服装を纏い、髪を後ろでひとつに纏めている。
「これ、毒です、なんてね。適当に選んできたけど綺麗で、いい感じね。ちょっと走りづらいのは頑張って何とか、する」
ミアは一瞬で状況を判断すると、彼女の次の行動は早かった。
煙幕で此方の動きは悟られていない。
本来はもっと大通りに誘い出す予定だったが、今ならノーリスクで先制攻撃を放つことが可能!
「楽しいハロウィンなら大歓迎だけど、こういうのでは、だめね。みんなでハロウィンを、心おきなく楽しめるようにわたしも、頑張るよ」
ミアは両手の中に魔法の風をそよがせる。
その風は1秒ごとに勢いを増し、たちまち大嵐となって武器の形へ変化していった。
ミアの手に、巨大な風の斧がユーベルコードで生成される!
「其は風……叩き斬り、荒れ狂え。|風斧《ゲイル・アックス》……」
最上段から風の大斧を全力で振りかぶるミア。
凄まじい風圧がバイオガスとハロウィンの魔力もろとも、爆車を真上から押し潰して吹き飛ばす!
「きゃああああぁぁっ!」
匂坂は街路樹にしがみついて、暴風に飛ばされないよう堪える。
バイオガスで煙幕を張って身を守れたはいいが、自分も視界が悪化して『無銘』へ攻撃を指示できずにいたのだ。
まだまだそのあたりは素人考え、ミアのような超常の能力には至っていない証左だ。
「って『私』がすっ飛んでいったんだけど!?」
一方、別人格『無銘』は虚無の表情のまま暴風に身体を持ってかれ、爆車の方向へ吹っ飛ばされていった。
まずい、半径100mを超えるとユーベルコード『オルタナティブ・ダブル』は強制解除されてしまう!
「ああもう! どうにでもなれ!」
匂坂は意を決して街路樹から手を放し、暴風に身を任せて吹っ飛ばされていった。
「きゃあああぁ! 飛んでる! 私、飛んでる! 助けて!」
悲鳴を上げる匂坂。
と、そこへダイヤのスート型のオーラが匂坂の身体を包み込んで身を守ってくれた。
「大丈夫? でも、これで安全、だよ」
ミアがフォローの後、風の斧で第二撃を前方へ叩きつけた。
今度はうねるようなつむじ風が刃となって、前方の物体を粉々に粉砕してゆく!
耳をつんざく破砕音、そこに紛れてハロウィンのデウスエクスこと南瓜の悲鳴が響く。
「ギャアアァァァア!?」
だが、その悲鳴は何処か異様だった。
ミアも異変に気付き、トドメの一撃を振り下ろすの野を躊躇った。
「あれは、猟兵かな? なんで、敵の爆車に乗って、魔女を引き回してるの?」
なんと、匂坂の別人格『無銘』が大破した爆車を強奪して、デウスエクスの南瓜を市中引き回しにしているではないか。
「吹っ飛ばされてる間に、もうひとりの『私』ってば何してんの……!?」
恐らく様々な幸運が重なった結果であろう。
運転席から投げ出された南瓜を吹っ飛んできた『無銘』がぶん殴り、運転席を奪い取って空中で南瓜を引き回していた結果だろう。
「そういえば、こんなカオスな映画があったような? 爆車で荒野を疾走するヒャッハーな感じの……」
『いやぁ、魔力が勝手に溢れるんで、吸収し放題ですね。ヒャッハー、南瓜は消毒です』
無表情のまま敵を街中で引きずり回す『無銘』に、匂坂が一番ハロウィンらしさを感じて恐怖するのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
箒星・仄々
ハロウィン化…
愉しげな響きですが
とんでもない現象ですね
絶対に阻止しましょう
まずは決戦都市を解放しますよ
☠️のマークの帽子を被ったり
海賊っぽい仮装で
勇壮にリートをかき鳴らして魔力を紡ぎ
矢として放ちます
矢の多くは
ボムの爆発で逸らされたり
南瓜さんの軽快な動き、魔力防御のため外れたりします
…そんな風に思ってくださると有り難いです
逸れた矢はカーブを描いて急上昇
そう、狙うは偽物の夜空
こちらが本命です
偽の夜空を朱蒼翠と彩りながら
夜闇を貫き
ずたずたに千切れさせます
力を失った南瓜さんへ矢を集中させ
炎水風の浄化の魔力でハロウィンのそれを打ち砕き
倒します
もう大丈夫です
ご安心くださいね
決戦装備をお貸しいただけますか?
箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)は決戦都市が某有名な絵画めいてグニャグニャにねじ曲がっていたり液体のように垂れ下がっている光景に、そのエメラルドグリーンの瞳を細めていた。
「ハロウィン化……愉しげな響きですが、実情を目の当たりにすると酷いです。とんでもない現象ですね。絶対に阻止しましょう。まずは決戦都市を解放しますよ」
箒星はドクロマークの海賊帽子を被り、服装も海賊船長風の船乗りをイメージした仮装を纏っている。
そんな黒猫海賊の箒星は、勇壮に竪琴を抱えて掻き鳴らし始めた。
すると音色に宿った魔力がユーベルコード『トリニティ・ブラスト』を発現させ、炎・水・風属性の魔法矢をそれぞれの属性で725本ずつ生成してみせる。
これに対抗する『ハロウィンの魔草少女』橙山・南瓜は、ユーベルコードで偽物のハロウィンボムの夜空を創造し、戦場上空に浮かべることで、何度でも自爆できるハロウィンボムモドキによる連続攻撃能力と超再生能力を得る。
「制空権はもらったよ! 粉々に吹っ飛んじゃえ!」
偽物とはいえ爆発物に変わりはない。それが上空から雨あられと降り注ぎ、箒星を爆死させようと迫ってくる。
しかし箒星もみすみす爆死を許すはずもなく、生成した魔法矢の属性を組み合わせながら迎撃を開始した。
「まずは南瓜爆弾さんを撃ち落とします」
風と水の複合属性で生み出された氷の魔法矢が地上から対空攻撃として次々と放たれる。
氷の矢で貫かれた南瓜爆弾は、偽物の夜空でたちまち誘爆して木っ端微塵になってみせた。
だが、一部の魔法矢は爆風に煽られて明後日の方向へ吹っ飛ばされてしまう。
「やーい、へたっぴー!」
ハロウィンのデウスエクスはそれを嘲笑うも、箒星は余裕の表情。
「いえ、わざと吹き飛ばされて油断を誘いました。本命は、その偽物の夜の方ですよ」
吹き飛ばされた魔法矢がぐるんっと迂回したかと思えば、地上から発射された炎の魔法矢と合体して無属性魔法矢へ変化する。
「純粋なる魔力の弾幕で、偽物の夜を破壊しましょう!」
宵闇のカーテンのような空間は、あっという間にズタボロの穴だらけになって消滅してみせた。
高純度の魔力攻撃を直接浴びたことで、ユーベルコードの維持が出来なくなったらしい。
それを最初から予測立てていた箒星の先見の明は、なんと素晴らしいのだろうか。
「そ、そんなのアリ~!?」
慌てるハロウィンのデウスエクスが逃げ出すが、箒星は残りの魔法矢を逃亡する敵の背中へ目掛けて全弾一斉射!
「逃がしませんよ?」
「いったたたたたー!」
背中に無属性魔法の矢をハリネズミのように突き刺さったデウスエクスは、悲鳴を上げながら都市の奥へと逃げていった。
箒星はビルの中に避難している一般人達の存在に気が付くと、彼等へ手を振って声を張り上げた。
「もう大丈夫です、ご安心くださいね。それとひとつお願いがあるのですが、私に決戦装備をお貸しいただけますか?」
こうして、一般人達はすぐに決戦都市の長に連絡を取り、円滑に猟兵達が決戦装備『カボチャロボ』を使用できるように取り計らってくれたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ティエル・ティエリエル
楽しいハロウィンの邪魔するなんて許さないぞ☆
ふふーん、ハロウィンのコスプレはダイスで決めるのが通なんだよ♪
それっ、運命のダイスロール☆
ふむふむっ、「37」だから「桜カラーのモダン和服」だ!
ようし、タイショー浪漫な恰好でいっちゃうぞ☆
南瓜の爆車を【スカイステッパー】でぴょんぴょん跳ねながら避けて、魔草少女をやっつけていくね♪
コスプレ衣装に似合うカタナっぽい武器で切り裂いていっちゃうぞ☆
どうだ!いっぱいやっつけたから、これで決戦配備を借りれるかな!かな!
※アドリブや他の方との連携も大歓迎です
フェアリーのティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)は楽しいことが大好きな女の子だ。
だが楽しいハロウィンを台無しにするデウスエクスに、彼女は心底怒っていた。
「楽しいハロウィンの邪魔するなんて許さないぞ☆ ボクがハロウィンを守るんだ☆」
そう意気込んで決戦都市に乗り込んだティエル。
ちなみに彼女の仮装は、グリモアベースでついさっき決定したものである。
「ふふーん、ハロウィンのコスプレはダイスで決めるのが通なんだよ♪ それっ、運命のダイスロール☆」
ころころころんっと赤と青のダイスが転がってゆけば……。
「ふむふむっ! 出目は『37』だから『桜カラーのモダン和服』だ! ようし、タイショー浪漫な恰好でいっちゃうぞ☆」
ということで、全身が薄紅色の対象モダンな女学生風袴姿のティエルのお披露目である。
これに『ハロウィンの魔草少女』橙山・|南瓜《なうり》も思わず目を輝かせた。
「うわ~! かわちぃ~! ちっちゃい妖精さんが袴と着物着てる~!」
「ふふーん! ボクも我ながら似合ってると思うよ☆ キミもハロウィンらしくて素敵だね!」
珍しく敵同士が互いの仮装を褒め合う珍事が発生した。
デウスエクスは散々ティエルの仮装を褒め称えると、ニコニコしながら告げた。
「かわちぃ仮装はまぁ、それはそれとして、猟兵は今から轢き殺すね!」
「うわ、物騒!」
デウスエクスは南瓜の爆車を召喚すると、それに乗り込んで猛スピードのままティエルへ突撃してきた。
しかし、いくら猛スピードとはいえ、もとより身体が小さいティエルに車で突っ込んでも簡単に逃げられてしまう。
「ボクはフェアリーだから空が飛べるよ☆ そうでなくても、ユーベルコードの『スカイステッパー』でぴょんぴょん跳び回りながらやっつけちゃうぞ!」
ふわりと上空へティエルの身体が浮き上がったかと思えば、途端に空気中を跳ね回り始めたではないか。
当然、爆車の突進なんて軽々と回避。
むしろ高速多段ジャンプでティエルが爆車に追いついて、車内へ乗り込んできたではないか!
「お邪魔しまーす♪ えいえいっ!」
愛用の風鳴りのレイピアとコスプレ用の模造刀で、ティエルは敵をチクチクボカボカと攻撃開始!
狭い運転席でティエルは多段ジャンプしながらかく乱することで、デウスエクスの運転を妨害してみせた。
その結果……。
「うわっ! 曲がり切れな――」
ティエルを追っ払おうとしてよそ見をしたデウスエクス、ハンドル操作を誤って爆車を横転させてしまう。
そのまま建物と爆車が激突し、車体が大破・炎上してしまった。
割と大惨事!
「あちゃー☆ よそ見運転するから事故を起こすんだぞ☆」
大事故になる直前にティエルは車内から脱出を果たし、燃え盛る爆車をニヤニヤしながら見詰めていた。
「お菓子をくれなかったから、いたずらしちゃったよ☆ どうだ! いっぱいやっつけたから、これで決戦配備を借りれるかな! かな!」
大成功
🔵🔵🔵
皇・絶華
…ああ…ハロウィン…素晴らしき宴…とても素晴らしい宴だ
嘗てのハロウィンでは我がチョコが活躍したものだ
「(記録確認)…ぬ、主様…これ思う存分主様の邪神植物が暴れてるじゃないですかやだー!?」(ふるふる
仮装
狼男とさっちゃんは白雪姫
「赤ずきんじゃないのか!?」
【戦闘知識】
魔法少女の動きと戦い方を分析
UC準備開始
【空中機動・念動力・弾幕・武器受け】
飛び回りながら念動光弾を乱射して動きを止める
敵のボムは弾幕で迎撃
【二回攻撃・切断】
連続斬撃で切り刻み
UC発動
お前には魔法少女としては足りないものがある!
そう!それはパワーだ!
だが安心するがいい…我がチョコを以てハロウィンに圧倒的なパワーを与えよう!
地獄発生
「……ああ……ハロウィン……! 素晴らしき宴……とても素晴らしい宴だ」
皇・絶華(影月・f40792)は狂喜の笑みを浮かべながら決戦都市を闊歩する。
仮装は狼男。だが雰囲気は完全に血に飢えた吸血鬼のそれであった。
「嘗ての世界でのハロウィンでは、我がチョコが活躍したものだ」
「うわ、くされやべぇな……」
絶華の下僕こと連環神機『サートゥルヌス』(黒髪翠眼の女性のすがた)が絶望の表情を讃える。
「ちなみに主様? どんな惨事を引き起こしたのです?」
下僕の質問に、絶華は誇らしげに答えた。
「ふむ、私への賛辞は溢れんばかりだった。なにせデウスエクスにカカオ濃度1万%の漢方チョコ邪神植物を解き放って、周囲のケルベロスはおろか報告官にも目を付けられたくらいだからな?」
「いやサンジってそういう事じゃねぇんだけど!?」
絶華の長所、それは凄まじい自己肯定力とポジティブ思考。
ケルベロスブレイド世界では、一部ケルベロスから「無差別テロ行為」「トラウマ量産機」と恐れられたカカオ濃度1万%の漢方チョコ邪神植物の大攻勢。
ある意味、絶華の伝説といっても差し支えないだろう。
「つか主様? なんで俺の仮装が白雪姫なんだよ? そこは赤ずきんちゃんだろうが!」
いつもの漆黒のワンピースローブではなく、純白のドレスを纏ったサートゥルヌスはどこか不満そうに文句を漏らした。
これに絶華は首を傾げた。
「ぜっちゃん? いつからそんな『女物の衣装』にこだわりをみせたのだ?」
「……はっ!?」
サートゥルヌスは大昔に、神々の戦争の最中に股間のイチモツを大鎌で削ぎ落された。
故に男神にもかかわらずヒトの姿は女性になってしまうのだ。
しかし今までは心は男神のままだったはず。
それがいつの間にか、女性の嗜好に合致するような言動が増えている日々である。
「お、俺はれっきとした男神だからな! ほら、とっととデウスエクスをぶっ潰すぞ主様?」
「ふふ……照れ隠しするぜっちゃんは可憐じゃないか。我慢せずとも、パワーで女の子になればいい!」
「どういう理屈!?」
「どさくさに紛れて特大ハロウィンボ~ム!」
絶華とサートゥルヌスの主従漫才に、デウスエクスが爆発物を投げつけてきた!
KABOOOOOOOOM!
「あっぶねぇ! 破壊の念動オーラでガードしておいてよかったぜ!」
サートゥルヌスの防御で爆発の大火炎から身を守ることが出来た。
絶華は奇襲された事に腹を立て、問答無用でユーベルコードを炸裂させる。
「奇襲などという卑怯な手を使わないとは情けないな! それでもハロウィンのデウスエクスなのか? お前には魔法少女としては足りないものがある! そう! それはパワーだ! パワーがないから奇襲などという手段に頼らざるを得ないのだ!」
「お兄さん、何を言ってるか全然わからなモゴォッ!!」
デウスエクスの口に、突然チョコまみれの植物の蔦がねじ込まれたではないか。
「だが安心するがいい……我がチョコを以てハロウィンに圧倒的なパワーを与えよう! 征け! カカオ濃度1万%の漢方チョコ邪神植物! この魔女もどきにハロウィンはチョコの日だと教えてやるのだ……!」
「もうそれってバレンタインデーじゃねぇか! あ、つまりバレンタインデーも主様無双……? うわあ……」
142体のカカオ濃度1万%の漢方チョコ邪神植物に蹂躙されるハロウィンのデウスエクス(とても倫理的にお見せ出来ない光景)を眺めるサートゥルヌスは、気付いてはいけない事実に気付いてしまい、今から恐怖に打ち震えるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
スイート・シュガーボックス
(キッチンカーを運転して戦場にエントリーするスイート(頭に南瓜を乗せてジャックオランタンの仮装)と助手席のディオニュソス(人間態・魔女の仮装))
お菓子で皆笑顔になるハロウィンの日を迎える為にハロウィン化なんてさせないぞッ!
って、夜空にいっぱいハロウィンボムがッ!?何とかしないとッ!
デュオちゃんッ!運転お願いッ!
「えっ、ちょっ!?ウチ車の運転とか初めてなんですけどッ!?」
大丈夫大丈夫、何とかなるなる。
『ケルベロスリボン』で器用にキッチンカーの上に乗って、出でよ、【苺眼の極上ケーキ竜】ッ!ハロウィンボムを破壊だッ!
後は、敵を……あ。
「わーッ!?何か轢いちゃったんだけどッ!?」
【アドリブ歓迎】
ゴキゲンなラッピングデコレーションされた、ハロウィン仕様のキッチンカーが決戦都市を爆走している。
運転席には頭に南瓜を乗せてジャックオランタンになり切っているお菓子の缶箱のミミック猟兵ことスイート・シュガーボックス(おかしなミミック・f41114)、助手席には先日ひょんなことから相棒の契りを交わした幻惑神機ディオニュソス(陽キャ系ギャルの男の娘のヒト型形態)が魔女の仮装で乗り込んでいた。
「お菓子で皆が笑顔になるハロウィンの日を迎える為に、この決戦都市をハロウィン化なんてさせないぞッ! ……って、夜空にいっぱいハロウィンボムがッ!? 何とかしないとッ!」
偽物の夜に浮かぶ無数のハロウィンボムは、熟れた柿のように次々と地上へ落下し始めた。
このままでは絨毯爆撃の巻き添えを喰らってしまう!
「こうなったら、デュオちゃんッ! 運転変わってッ! お願いッ!」
「えっ、ちょまっ!? ウチ、車の運転とか初めてなんですけどッ!?」
困惑するディオニュソスだが、そんなのお構いなしにスイートはキッチンカーの屋根の上へよじ登ってゆく。
「大丈夫大丈夫、何とかなるなるッ! それよりも爆弾を早く避けないと!」
「ああもう! でもワンチャン行ける気がするんじゃね!?」
ディオニュソスは運転席へ移ると、初めてとは思えないハンドルさばきで左右に蛇行運転を開始。
降り注ぐ南瓜爆弾を上手に回避しながらアスファルト舗装された道路を突き進む。
「いいぞ、ディオちゃんッ! 俺も頑張るぞッ! 出でよ、ストロベリーアイズデリシャスケーキドラゴンッ!」
ユーベルコードでスイートは、自身のお菓子の缶箱の中から苺眼の極上ケーキ竜を召喚する。
更にスイートはケルベロスリボンを振り乱し、落ちてくる南瓜爆弾うぉぺしぺし引っ叩いて軌道を逸らしまくってゆく。
「ストロベリーアイズデリシャスケーキドラゴンッ! レインボーバーストエクトプラズムブレスだ!」
ケーキ怪獣は偽物の夜空へ向かって虹色の光線を発射し続けると、強力な魔力の奔流が夜空を木っ端微塵に撃ち砕いてゆくではないか。
「やったぞッ! これで爆弾はもう落とせないねッ! あとはデウスエクス本体をやっつけ、うわッ!」
ここでドシン!と急に衝撃がキッチンカーに伝わった。
「大丈夫、ディオちゃん?」
運転席に声をかけるスイート。
対してディオニュソスは声が震えていた。
「スイート君……人を轢いちゃった!」
「ええ!? って、デウスエクスじゃないかッ! だったらヨシッ!」
衝き飛ばされたデウスエクスが無惨に倒れていた……。
大成功
🔵🔵🔵
アレフ・フール
仮装
そうさな…炎の巨人…スルトの仮装をするとしよう
…まさか十二剣神が攻めてくるとはな…未熟たるわしにどこまでやれるか…せめてやれる事を行うとしよう
恐るべき混沌だ…だが…そも混沌は滅びの巨人によって焼き尽くさん
決戦配備
ディフェンダー
隔壁を展開してハロウィンボムの爆発を妨げると同時に此方を捕捉させない
それでも防ぎきれないのは上空は火炎弾の砲撃で迎撃
…このアームドフォートも…あの愚者の持ち物だろうか…
正直不安があるが…UC発動
ぐ…なんだこの怒りは…!
確かに…目の前の奴は不条理をまき散らす存在…ならば許せぬよなぁ!
距離を詰めて【属性攻撃】で更に火力を強化した業炎剣で切り刻み焼き尽くす!!
「……まさか十二剣神が攻めてくるとはな……」
アレフ・フール(愚者・f40806)は自前の蒼き憤怒の獄炎を鉄塊剣に纏わせながら、炎の巨人スルトの仮装をして決戦都市へ転送されてきた。
「未熟たるわしにどこまでやれるか……せめて、やれる事を行うとしよう。とはいうものの……」
アレフは変わり果てた街並みに、思わず顔をしかめてしまう。
「恐るべき混沌だ……だが……そも混沌は滅びの巨人によって焼き尽くさん。今はわしがその巨人ぞ」
デウスエクスの所業に憤怒を滾らせるアレフ。
ハロウィン配下の敵を見つけるやいなや|砲撃兵装《アームドフォート》『喧嘩をする者』で先制砲撃を放った。
「きゃあああぁ! いきなり何するのよっ! もう怒ったよ!」
ハロウィンのデウスエクスはユーベルコードを発動、季節の魔力を使って南瓜爆弾を作成してアレフへ投げ付けた!
しかし、これはあらかじめ予測済みだったアレフは街中で大声を張り上げる。
「今だ! |決戦配備《ポジション》ディフェンダー発動せよ!」
彼の一言で決戦都市がたちまち躍動し始める。
道路から幾枚もの隔壁がせり上がり、南瓜爆弾を遮って爆発させてしまう。
デウスエクスは目の前で爆発した爆弾に巻き込まれて吹っ飛ぶ!
「きゃあああぁぁ!?」
そこへ追撃のアームドフォートの連続射撃!
KABOOOOOOOOM!
「……このアームドフォートも……あの愚者の持ち物だろうか……ええい、今は目の前に集中せねば……」
自身の身体に潜むオブリビオン『憤怒の愚者』の事はまだよく分かっていないアレフ。
だがいつまでも恐れてばかりではいられない。
この絶好のチャンスに、アレフはユーベルコード『憤怒の業炎剣』を発動させる
「正直不安があるが……ぐっ! なんだこの怒りは……!」
鉄塊剣に青白い憤怒の業炎をより多く纏わせた途端、アレフの精神は激しい憤怒に染まっていった。
「ああ……全てが許せぬ……確かに……目の前の奴は不条理をまき散らす存在……ならば許せぬよなぁ!」
隔壁を足場にして一気に前へ駆け抜けるアレフ。
吹っ飛んでいった敵へ肉薄すると、怒髪天を衝く鬼気迫る表情のまま大剣を振り下ろした。
「我が憤怒……我が激情……貴様らに叩きつけてやる!」
大剣から噴き出された周囲を焼き尽くす獄炎が、デウスエクスを容赦なく苦しめてみせたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
カシム・ディーン
メルシー…おめーは今は休んでろ
「えー!?やだー!!メルシーもいきたいー!」
バカヤロー
おめー…まだサイバーザナドゥのダメージ残ってるだろ?十二剣神との決戦も残ってるんだから今は回復に努めろ…寧ろ…決戦時に回復してなかったら…あ、丁度いいロボが決戦装備で在るみたいだな?
「!!やーだー!!今からメルシー全力回復するー!!」
…(ま、最悪回復仕切らなかったら撤退も考えるか(沈着冷静)
仮装
金の斧銀の斧の木こり
【情報収集・視力・戦闘知識】
やれやれ…南瓜魔法少女か
僕としては悪戯しまくりてーがな!
さて…今回は贅沢に仮装2段階だ!
UC発動
戦闘力強化
【情報収集・視力・戦闘知識】
敵の動きと攻撃の癖を把握
【属性攻撃・迷彩】
光水属性を己に付与
光学迷彩で存在を隠
水の障壁で熱源や音を隠蔽
【弾幕・空中戦・電撃】
飛び回りながら電撃を乱射して痺れさせ動きを止める
【二回攻撃・切断・盗み攻撃】
打刀による連続斬撃と共に武装強奪
お菓子を寄越しやがれー!!
やれやれ…もう少しハロウィンのノリでエロい事をしたかったんだがな!!
「メルシー、おめーは来るな。まだサイバーザナドゥでのダメージが抜けきってねーだろ、しっかり休んで癒しておけ」
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は相棒のメルシーを荒縄でふん縛ると、グリモアベースへ放り投げた。
じたばたしながらメルシーはカシムへ抗議の言葉を浴びせる。
「えー!? やだー!! メルシーもいきたいー!」
「バカヤローが……十二剣神との決戦も残ってるんだから今は回復に努めろ……寧ろ……決戦時に回復してなかったら……あ、丁度いいロボが決戦装備で在るみたいだな?」
「がーん! やーだー!? 今からメルシー全力回復するからー!」
メルシーはヒト型から白金スライム形態になって魔力を高め始めた。
賢者の石そのものとなったメルシーは、言葉通り自己修復へ全ての力を注ぎ始めたのだ。
これにカシムはそ知らぬふりで内心、冷静沈着に事を構えていた。
(……ま、最悪、回復仕切らなかったら撤退も考えるか)
こうして、今回は今のところカシム単独で任務へ出張ってゆく事になった。
現着したカシムは木こりの仮装をしていた。
「僕が池に落とした斧は金と銀と普通の斧全部だ!」
ただし、強欲な木こりであった。
「やれやれ……敵は南瓜魔法少女か。僕としては、お菓子よりもエロい悪戯しまくりてーがな、ふざけているばあいじゃねー! さて……今回は贅沢に仮装二段階式だ!」
カシムは『ハロウィンの魔草少女』橙山・|南瓜《なうり》を目にするやいなや、ユーベルコードを発動させる。
「帝竜眼よ……竜王の紋章よ……わが身に宿り竜としての力を示せ……!」
紋章|『竜王騎士』3形態《ドラゴンナイトトライモード》によって、漆黒の鱗に覆われた黒竜鎧騎士へ変身した。
「これが僕の仮装セカンドフォームだ! お菓子はやらねーから、悪戯できるもんならしてみろよ三下魔女が!」
「むっきーっ! 誰が三下魔女よ! 爆車で轢き殺してやるわ!」
南瓜はユーベルコードで高速走行する南瓜の爆車を召喚すると、中に乗り込んでカシムへ突撃してゆく。
「いっけぇ~!」
時速100km前後は出てるかと思しき猛スピードの物体がカシムに迫る。
しかし、カシムの姿がいきなり忽然と消えると、爆車は何の手応えもなく素通りしていってしまった。
「うそ!? 何処に消えたの!?」
爆車の通った軌跡がハロウィンの魔力で満たされてカオスが充満する。
だがそれすらカシムは事故の魔力として盗み、光学迷彩魔術を完璧なものとしつつ電撃魔法を空中から乱射し始めた。
「飛翔能力のある黒翼竜鎧騎士形態と光学迷彩魔術のコンボだ……これでてめーは僕の居場所を掴む事は出来ねーよな?」
「きゃあああぁ!」
感電して身体が硬直した南瓜は、ハンドル操作を誤って信号機へ爆車を激突させてしまう。
衝突事故を起こした南瓜が、車体から血塗れになって這い出てくる。
「いったぁ……! てか、身体が痺れて、動けない……」
「ほう? だったらもう姿を消さなくともいいよな?」
光学迷彩魔術を解除し、戦闘力が増す黒鱗黒竜尻尾付き黒竜鎧騎士形態へフォルムチェンジする。
そして自由が利かない南瓜の頭を踏みにじったまま、打刀 |魔禍祓霆裏《まかふっていうら》『|神雷《迅雷》』を逆手に持って振り上げた。
「トリックオアトリートだ……さあ、お菓子を寄越しやがれー!」
「だ、だれが、あんたなんかに……」
南瓜がカシムの要求を突っぱねた途端、迅雷の刃の切っ先が彼女の背中を貫いた。
「そいつは残念だな……やれやれ……もう少しハロウィンのノリでエロい事をしたかったんだがな!?」
カシムは敵の頭を踏み付けたまま、その背中に何度もザクザクと刀の切っ先を衝き下ろす。
心臓と肺と背骨をミンチにされた敵は、成す術なくあっという間に絶命してしまうのだった。
「ふう……強すぎるのも考え物ですね。これでは完全に弱い者イジメみてーじゃねーか」
カシムは上空を見上げて、|それ《・・》に同意を求めた。
「なぁ……? 十二剣神『大祭祀ハロウィン』?」
カシムの視線の先には、怒りと悔しさで打ち震えながら上空に漂う巨大な悪神……この騒動の元凶がいた。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『十二剣神『大祭祀ハロウィン』』
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POW : そして世界はハロウィンと化す
【ハロウィン化した世界】を見せた対象全員に「【オマエのハロウィンを見せてみろ!】」と命令する。見せている間、命令を破った対象は【ハロウィンによる肉体変化に抗う力】が半減する。
SPD : トリック・オア・ハロウィン
【食べた者をハロウィン化する毒菓子】を給仕している間、戦場にいる食べた者をハロウィン化する毒菓子を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。
WIZ : 真理を識る大祭祀ハロウィンの視線
視界内の対象1体の精神を【真実の部屋ハロウィン】に追放する。精神が帰還するまで、対象の肉体は動けないが無敵になる。
イラスト:key-chang
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「なんてことだ! オレサマの配下が簡単にやられただと!?」
|十二剣神《グラディウス・トゥエルヴ》『大祭祀ハロウィン』は猟兵達の戦闘力に目を見張っていた。
あっという間に決戦都市を奪還されてしまい、完全にハロウィンは計画がっくり始めている事に焦りを覚える。
「さすがは特務機関|DIVIDE《ディバイド》! そして六番目の猟兵達……! だが、ここからが本番だ!」
ハロウィンは更に濃密な魔力で周囲の風景を捻じ曲げ、カオスへ変容させてしまう。
「オレサマの目的は、地球に『ハロウィンの楔』を打ち込む事! ハロウィン当日までにそれが成功すればオレサマの勝ちだ! ヒャ〜ッハッハッハァァァァ!」
確かに、ハロウィンほどの強敵相手ならばまともに戦うと長期戦になりかねない。
状況は依然、猟兵達が不利と言えよう。
しかし、この都市には『秘匿された決戦装備』が存在していることを、ハロウィンは知らない。
今こそ、秘匿決戦装備『カボチャロボ』を操り、『大祭祀ハロウィン』を撃破せよ!
メイガスのように頭だけだしたまま着込んで操縦するタイプのカボチャロボは、まるで自分の身体のように自由が利くので、ダッシュや跳躍など身軽なアクションも思いのままだ。
パワーも優れているのでぶん殴っただけでも大打撃を与えられるはずだ!
さあ、猟兵達! ロボに乗り込んで世界の平和を守ろう!
ユーベルコードの高まりをかんじる……!
句坂・野乃
改変/アドリブ/連携可
仮装:前回と同じ
決戦配置:ディフェンダー(隔壁展開)
世界知識と戦闘知識で使えそうなお菓子武器を調べ、マシン改造と料理でカボチャロボに搭載。
「カオスには!カオスで対抗!」
カボチャロボごと段ボールにin(UC発動)なお段ボールには『パンドラの箱』とマジックで殴り書きしてある。
砲身だけ外に出している状態。あとカメラ接続した改造スマートフォンで外部の様子を確認できる。
「あ、思ってたよりおいしい」(毒菓子食べつつ)
敵の攻撃はカウンターで返す。回避?外から見ると段ボールが転がってるんだけど。
ヨーグルとりもち弾で動きを封じ、止めにハバネロ飴弾を上下の口(多分)にぶち込む。
皇・絶華
次は南瓜ロボに乗らねばならないのか
では行ってくるぞさっちゃん…ってさっちゃん?(なんか服の裾掴まれてむーむーしてる少女
「い、いや別に問題ねーし!主様が別に何に乗っても構わねーし!」
なら何故離さないのだ?
「やっぱりなんかやだ!」(駄々る
ふむ…南瓜ロボ…巨人用とかないかな?
という訳で南瓜合体機神降臨!
「うぐぅぅぅ!!」
カッコいいぞさっちゃん
「そ、そうか…?」
という訳で南瓜機神搭乗
【戦闘知識】
毒菓子もぐもぐ…既に私はハロウィンだ!
そして…素晴らしい
十二剣神…KB世界と違い不死身なる神の王…!認めよう…お前に溢れる圧倒的なパワーを!
その素晴らしきパワーを!
故に…その圧倒的なパワー…我がチョコの材料に相応しい!(とても純粋な澄んだ瞳
「…ぴぇぇぇ!!」(怖くて泣いちゃった
決戦配備
ジャマー
動きの封鎖と視界妨害
【二回攻撃・切断・念動力・弾幕・空中機動】
UC発動
超高速で飛び回りカカオ濃度10億倍チョコ弾を叩き込み!
うむ!我がチョコの祝福に喜んでいるな!
そして鎌剣と次元切断による連続斬撃で切り刻み
そして収穫
句坂・野乃(主婦兼アマチュア作家・f41457)は先程と同様にヒーローズアース世界に居そうな光り輝く古代の女神っぽい仮装のまま、決戦都市の道路のど真ん中から競り上がってきた決戦装備『カボチャロボ』に駆け寄っていく。
「なんかヤバいの出てきた! でもカオスには! カオスで対抗!」
南瓜のヘタに当たる部分に胴体をすっぽりと収めてロボを操縦する匂坂。
すると自然とロボの性能や操作方法が直接脳内に情報として流れ込んでくる。
「うわ、なんか色々と頭の中に情報が入ってくる! 怖っ!」
しかし、そのおかげで背部二門の『キャンディキャノン』や投擲型の『ケーキボム』、そして近接武装はロボの鉄拳だということが判明する。操作性も生身の時と変わらない。
「これならイケる気がする! という事で『絶対に出ない!』」
匂坂はユーベルコードで段ボールに包まると、スマホのカメラと砲身だけ外に出している状態で完全に引きこもり始めた。
一方、そんな猟兵がいるとは知らずに皇・絶華(影月・f40792)は十二剣神『大祭祀ハロウィン』を見るやいなや狂喜乱舞した。
「おお! あれを見ろ、さっちゃん! 喋る巨大なタマネギだ! 我がチョコの材料になるのではないか?」
狼男の仮装の絶華は、自作の激マズ漢方薬チョコの材料に十二剣神『大祭祀ハロウィン』を用いようと思い付いてしまったようだ。
「主様、あれって多分カボチャだと思うぞ? あとアレを混ぜたチョコなんて食ったら体の中がハロウィン化しちまわねぇか?」
白雪姫の仮装をする下僕こと連環神機『サートゥルヌス』(黒髪翠眼の女性のすがた)が、再び絶望で表情を曇らせた。
絶華はしばし逡巡すると、満面の笑みを浮かべた。
「つまり不治の病をハロウィン化の混沌で有耶無耶にして治療するわけだな! いい気付きだ、さっちゃん!」
「そういう事言ってんじゃねぇよ……つか、主様? その南瓜ロボにマジで乗るのかよ?」
不服そうにカボチャロボを睨むサートゥルヌス。
というのも、女性の姿は仮の姿であり、彼の本来の姿は神の名を冠するキャバリアなのだ。
「うむ、そうだな。彼奴と戦うには南瓜ロボに乗らねばならないのか。では行ってくるぞさっちゃん……ってさっちゃん? どうしたんだ、私の服の裾を掴んで。これでは乗れないだろう?」
「い、いや別に問題ねーし! 主様が別に何に乗っても構わねーし!」
その割にはガルルル……と主を警告するサートゥルヌスである。
「もしかして、ヤキモチを焼いているのか?」
「うっせぇ! でも主様が俺以外の機体に乗るのはダメだ! 嫌なもんは嫌なんだ!」
「はっはっはっは! さっちゃんはツンデレだな! ならば……昨今で流行のガッチャンコだ!」
「えっ?」
絶華はサートゥルヌスの口に漢方薬チョコを突っ込んで強制嚥下させる。
あまりの不味さと即効性のドーピング効果で自我が破壊されるサートゥルヌス!
「アーッ!」
「それ! 南瓜ロボとパワー融合だ!」
サートゥルヌスの頭を掴んで、絶華はカボチャロボにガッチャンコ!
するとサートゥルヌスの身体がカボチャロボの中へスポッと潜り込んでいってしまったではないか。
「それ、融合完了だな! すごいぞ! カッコいいぞ、さっちゃん!」
「うぐぐぐ、主様が言うから我慢してやるが……やっぱりクソだっせぇな、このロボ!」
強制融合をさせられたサートゥルヌスはヤケクソ気味にユーベルコードを解放させる。
「さっちゃん! お前の力を見せる時が来たぞ!」
「チクショーッ! こうなったらハロウィン! てめぇを俺の亜空間戦術級制圧機構『巨神の王』でズタズタにしてやるぜー!」
南瓜ロボ型サートゥルヌスが空中へ飛翔するやいなや、最高速度マッハ14で超音速機動を開始!
「なんだと! 速すぎる! だがオレサマのハロウィンは負けるはずがない! くらえ! トリック・オア・ハロウィン!」
ハロウィンは『食べた者をハロウィン化する毒菓子を給仕し始めた。
「さあ、召し上がれ! オレサマが休止をしている間、戦場にいるオマエラは毒菓子を楽しまないと全ての行動速度が5分の1になる! これで嬲り殺しに……」
「遅いぞ愚か者がーッ!」
「グワーッ!?」
絶華の南瓜ロボパンチが、ハロウィンのボディに勢い良く突き刺さる!
吹っ飛んでいゆくハロウィンの巨体がビルの中層に深々と突き刺さってしまう。
その光景を一部始終撮影していた匂坂、何も出来ずに虚無感に襲われていた。
「は? は? 何が起きてるの? 女児を連れ回しながらチョコがどうとか喚いていた頭のおかしい銀髪の人が物凄い速度で敵を殴ったけど? 速度5分の1の法則どこ行った????」
説明しよう!
絶華のユーベルコードの最高速度はマッハ14!
その5分の1はマッハ2.8!
戦闘機クラスの移動速度を誇る機動力から繰り出される運動エネルギーを直にぶつけられれば、デウスエクスの親玉だろうが粉砕されて吹っ飛ぶのは当たり前である!
更に付け加えれば、連環神機『サートゥルヌス』の権能である次元転移によって、始点と終点の間をバッサリとショートカット可能!
最大速度を最短距離でぶち込める、チート級性能を誇るのだ!
「というか、敵が気絶しているせいか、ユーベルコードの縛りがなくなってるし。今のうちにキャンディキャノンを奴にしこたまぶっぱしとくか……あとヨーグルトトリモチ弾で嫌がらせしちゃる。へばりついて動けなくしてやるわ」
匂坂は自分のカオスはまだまだちっぽけだなぁ……と痛感しつつも、あそこまでは振り切れないよねと絶華を横目でドン引きしながらハロウィンが埋もれているビルへ連続砲撃を開始した。
ちなみにユーベルコードのダンボールで包まっている間、匂坂の全能力は神にも等しいレベルまで超絶強化されるため、ただの砲撃も核兵器クラスの破壊力を誇るのだ。
つまり、ビルは敵ごと木っ端微塵に消し飛んでゆく!
そこへ、ようやく匂坂の存在に気が付いた絶華が、毒菓子を握り締めながら歩み寄ってきた。
「おお! 猟兵が既に駆け付けていたとは! 私は|皇《こう》・|絶華《ぜっか》! 最強のチョコを作ることを目標にしているパティシエだ!」
「いや主様は螺旋忍者だろうが……あ、俺は連環神機『サートゥルヌス』様だ! 今は南瓜ロボだが、本来は泣く子も黙る恐ろしい姿なんだぜってモゴォ!?」
「さっちゃん黙ってくれないか」
激マズ漢方薬チョコを溶かしたカカオ汁を機体内部へ流し込む絶華。
そのままロボハンドで握りしめられた毒菓子をなんと、自分の口の中へ押し込んだ。
「んんっ! これは! 美味い!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「……は?」
もう匂坂、目の前の人物の方がよっぽどもカオスで眩暈がしてきた。
「既に私はハロウィンだ! そして素晴らしい! 十二剣神! ケルベロスブレイド世界とは違い、不死身なる神の王……! 認めよう! お前に溢れる圧倒的なパワーを! その不死性を! ならば、その素晴らしきパワーを! 圧倒的パワーを! 我がチョコの材料に加えるに相応しいものと認めよう!」
「何言ってんだこいつ????」
匂坂はもはや宇宙の真理を理解できない猫のような表情を浮かべている。
「うへぇぇぇ……やばいよぉ……! デウスエクスがチョコになっちゃうよぉ……ぴえん……!」
サートゥルヌスに至っては、恐怖に慄いて動こうとしない。
「もうポジションの事などどうでもいい! ジャマー諸君! これは命令だ! カカオだ! カカオだ! カカオを持ってこい!」
「なんて?????????」
匂坂の目の前に、空輸で上空から大量のカカオ豆が落下してきて混乱してしまう。
「あ、じゃあ、ディフェンダーの皆さん、あの南瓜頭を隔壁でしばらく閉じ込めてもらえませんか? 目の前のやべぇ奴に今から説教するんで」
匂坂の指示も、もはやブレブレだ!
そして彼女は毒菓子を絶華から取り上げて凄んだ。
「おい、そこの銀髪のやべえ奴? まず敵の毒菓子を食うな。死ぬぞ?」
「お菓子だけにおかしなことを言うんだな? 私は死んでいないが?」
「そういう問題じゃねぇよタコ助野郎が。頭ハロウィンかよ? 大体、食べたら体の中がハロウィン化する毒菓子が美味いわけ……モゴォォ?」
匂坂の口の中に押し込まれる毒菓子!
「私が証人だ! 猟兵なら死ぬことはないぞ!」
「オゴーッ!」
猟兵とはいえ、つい最近まで一般人だった匂坂にとって、猟兵のヤバい常識など知ったこったないわけで。
だが、口の中に広がる味覚に、彼女は目を見開いた。
「うぅぅンまぁぁァァアいっ!?」
ようこそ……ネタキャラの世界へ……。
そんな天の声が聞こえた気がした。
「美味いっ! 美味いっ! 美味いっ! 美味いっ! 美味いっ! 美味いっ! 美味いっ! 美味いっ!」
どこぞの炎の呼吸の達人のような喰いっぷりで匂坂は毒菓子を完食!
「頭がハロウィンだああああああああああああああ!!!!! ハジケ祭りどぅるぁぁぁあ!」
匂坂、遂に覚醒……っ!
もう今回ばかりはネタに振り切って、キャラとかどうでもいい気がしてきたよ。
すべての元凶である絶華は、新たなネタ猟兵の爆誕に満面の笑みを湛えていた。
「いいぞ! ハロウィンはパワーだ! 今ならお前も私の漢方薬チョコを食してパワーを得る資格を得たはずだ! 試してみるかっ?」
「押忍! いただきます! オエッ! まずい! もう一枚!」
「バカな、鋼鉄並みの高度を誇るカカオ濃度1億%の板チョコを僅か3秒で完食だと!? さては期待の新人だな?」
「あざす! こうみえて自宅警備員なんで!」
もう何処から突っ込めばいいのかわからないよ……と、このやり取りに無言で泣いてるサートゥルヌス。
そして匂坂はチョコのパワーとハロウィンの南瓜の魔力との融合……つまりパンプ筋力で今、神となる!
「お残しは許さん!!!!!!!!! ハバネロでも飴食いなさい!!!!!!!!!!」
なんと匂坂は隔壁をワンパンで破壊すると、閉じ込められていたハロウィンを容赦なくボコボコに殴り掛かり、上下の口のような孔の中へ、カボチャロボに装備されたイタズラ用ハバネロ激辛キャンディ弾と絶華の漢方薬チョコを一気にぶち込んでみせた。
「ハッピー☆ハロウィン!」
「くっそマズウウウウウゥゥゥ!?」
十二剣神『大祭祀ハロウィン』……精神的にオーバーキル……ッ!
よもや十二剣神が多大な精神ダメージを被ってダウンするなんて、一体世界中の誰が想定しただろうか?
だが地獄は、目の前に存在していた……。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ミア・ミュラー
ん、このカボチャロボを貸してくれた街の人たちのためにも、負けないよ。
今日のわたしは、宮廷薬師。毒を取り除いてみんなをサポート、しよう。毒菓子を【プリンセス・スイート】で、できるだけ無害で美味しいお菓子に、変えちゃうよ。せっかくだから全力の魔法で、美味しいお菓子にしてみんなに食べて楽しんで、もらおう。邪魔をするならカボチャロボの、出番。お菓子弾を撃ち込んで、あげる。
ここからがこのロボの、本領発揮。決戦配備のスナイパーから遠距離攻撃で気を引いてもらってる間に、そよ風の腕輪で姿を隠してダッシュで近づいたら、その勢いでキックをお見舞いして、あげよう。ハロウィンを邪魔する悪いやつにはおしおき、だよ。
ティエル・ティエリエル
おっ、あれが十二剣神ってやつだね♪
なんか微妙にカボチャっぽい見た目をしているぞ?
それならこっちもカボチャで対抗だ!
れーっつ、はろうぃーんとカボチャロボに乗り込んじゃうぞ☆
毒菓子を配ってくるなら……カボチャロボのお菓子弾で迎撃するのを楽しんじゃうぞ☆
ふふーん、別に食べなくったってこうやって楽しんじゃえば行動速度は落ちないよね♪
うりゃうりゃうりゃーと毒菓子を迎撃しつつ、お菓子弾を本体にもぶつけて弱らせたら必殺の一撃だ☆
ダッシュで近寄ってカボチャロボパンチで仰け反らせたら、操縦席から飛び出して追撃の【妖精の一刺し】をお見舞いだ!
※アドリブや他の方との連携も大歓迎です
ミア・ミュラー(アリスの恩返し・f20357)は決戦都市に出現した決戦装備『カボチャロボ』に乗り込み、少しばかり動作確認を行っている。
「ん、このカボチャロボを貸してくれた街の人たちのためにも、負けないよ」
生身と同じく普段通りの挙動が出来ると判断したミアは、早速、十二剣神ハロウィンの給仕してきた毒菓子に挑んでゆく。
「ヒャ〜ッハッハッハァァァァ! オレサマのトリック・オア・ハロウィンを拒むヤツは、み~んな行動速度が5分の1になっちまえ! ただし毒菓子を食っても、オマエの身体がハロウィン化してグチャグチャになっちまうけどな!」
拒めば行動速度低下で一方的に攻撃され続け、受け入れれば人の姿を保っていられるかすら怪しい。
そんな退路を断たれた状況で、ミアは自身の仮装に意味を持たせる。
中国の官服風の仮装を纏ったミアは今、宮廷薬師だ。
「宮廷薬師は、毒味係と医師を兼ねる。だから、毒を取り除いてみんなをサポート、しよう」
ミアはハロウィンが押し付けてくる毒菓子の香りをかぐ素振りで手の中に毒菓子を包み込む。
「苦しい時には甘い、お菓子」
魔法の言葉を一言、毒菓子へ掛ける。
するとユーベルコード『プリンセス・スイート』が発動し、手のひらから毒や呪いをお菓子に変えて排出する魔法が放たれた。
と、そこへフェアリーのティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)がミアの顔の横へ飛んできた。
「あれあれ? なんだか美味しそうな香りがするぞ☆」
「はい、どうぞ。あのカボチャが、たくさんくれたお菓子、一緒に食べよう」
ミアから差し出されたジャック・オ・ランタンの形をしたクッキーを、ティエルは小さな両手で抱えてみせる。
「やったー! いただきま~す☆ モグモグ……美味しい♪」
「うん、よかった。わたしも、いただきます。……うん、美味しい」
ミアのユーベルコードはレベル回数分放つことが出来る。
つまり、最大136個の毒菓子を浄化して無害な美味しいお菓子へ帰ることが出来るため、ハロウィンの目からすれば『毒菓子を楽しんでいる』ように見えて行動速度阻害に引っかからないのだ。
「なんでオレサマの毒菓子を食べて平然としていられるんだ!? さっきの猟兵もバリバリ食ってて頭ハロウィンきゃっほーとか言ってやがったし! まさか、オレサマの毒菓子は猟兵に効かないのか!?」
なんだかよく分からない事を喚くハロウィンだが、事実、切り札であるユーベルコードが無効化されてしまったのは不利に働くアクシデントだ。
そして素早いティエルはこのチャンスを逃さず、即時に行動を開始した。
「おっ、あれが十二剣神ってやつだね♪ なんか微妙にカボチャっぽい見た目をしているぞ? それならこっちもカボチャで対抗だ! れーっつ、はろうぃーん☆」
街中に出現したカボチャロボにティエルが乗り込む。フェアリーサイズも用意されてるあたり、この決戦都市の技術者は異世界出身なのかもしれない。
「うりゃうりゃうりゃー☆ キャンディスティックを剣代わりにして攻撃だー☆」
目にも留まらぬ挙動で舗装道路を駆け回るティエルのカボチャロボは、ところどころに残像分身が残ってハロウィンを惑わせてゆく。
「くそ! あっちか? いやそっちだな!」
「ざんねーん! こっちだよーべろべろばー♪」
いつの間にかハロウィンの背後へ回り込んでいたティエルは、至近距離からロボに搭載されたキャンディキャノンを目の前の敵へぶっ放した。
「トリックオアトリート☆」
「グワーッ不意討ち!」
前のめりになってミアがいる方向へ吹っ飛んでゆくハロウィン。
待ち構えるミアもまた、キャンディキャノンの砲口をハロウィンへ向けていた。
「ここからがこのロボの、本領発揮。まずはお菓子弾を撃ち込んで、あげる」
「ぶへッ!?」
鋼鉄並みの固さを誇る飴玉弾がハロウィンの顔面に直撃!
「|決戦配備《ポジション》スナイパーから遠距離攻撃、開始。みんな、よろしくね」
ミアの合図を受けた決戦都市側が、街中の至る所から狙撃部隊がハロウィンへ十字砲火を浴びせてゆく。
その手数と弾幕がハロウィンの身動きを封じてみせた。
「お、おのれ六番目の猟兵め! オレサマの毒菓子を喰らえ!」
破れかぶれで投げ付ける毒菓子も、ティエルのキャンディキャノンで全て撃ち落とされてしまう。
「お見通しだよ♪ イタズラ大成功☆」
「おのれぇぇぇ!」
万策尽きたハロウィンへ、ふたりの猟兵が一気に左右から肉薄する。
「ハロウィンを邪魔する悪いやつにはおしおき、だよ」
ミアの持つそよ風の腕輪の効果で姿を消すと、翠色の宝石があしらわれた快走の首飾りに魔力を籠める。
すると脚に力が漲り、空気を裂くような猛ダッシュで敵の懐へ潜り込んだ。
同時に真反対からはティエルの乗るカボチャロボが突進してきた。
「いっくぞーーー!! これがボクの全力全開だよ☆」
キャンディスティックをレイピアに見立てて、全速力の体当たりで刺突を繰り出すティエル。
これを見てミアはカボチャロボに乗ったまま飛び出りを繰り出す。
「これがわたしの、|御仕置き《イタズラ》、だよ」
「チクショーッ!」
ハロウィンは左右からの挟撃で、刺突突撃とロボキックを浴びて大ダメージを被り、謎の爆発を起こして吹っ飛んでいってしまった。。
大成功
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スイート・シュガーボックス
大祭祀ハロウィンと決戦だッ!
早速首から下をすっぽり着込むメカ、カボチャロボ『ジャックオランタン』を装着だッ!
(ガンッ! ガッガッ ジタバタッ!)
…うん、頭と足だけの俺じゃ着れないなッ!
「ウチが着よっか?」
ディオちゃんお願いッ!
(カボチャロボに掴まれ足プラーンしてるミミック)
さあ、行こうディオちゃん。お菓子弾を連射だよッ!
むむっ、ハロウィンがお菓子を配ってきた。お菓子対決なら俺も負けられない…ッ!
行くぞ、大祭祀ハロウィン。【甘く香る極上のお菓子街】、トリック・オア・トリートッ!
敵の毒お菓子を食べてもお菓子街のお菓子を食べ回復。
お菓子の誘惑に加え、お菓子弾の雨あられだああッ!
【アドリブ歓迎】
スイート・シュガーボックス(おかしなミミック・f41114)は、相棒の幻惑神機ディオニュソス(ギャル系男の娘のすがた)と共に巨悪へ立ち向かう。
「いくよディオちゃん! 大祭祀ハロウィンと決戦だッ! 早速、首から下をすっぽり着込むメカ、カボチャロボ『ジャックオランタン』を装着だッ!」
スイートがロボ上部の穴に身体を押し込もうとするのだが……。
ガンッ! ガッガッ ジタバタッ!
「しまったッ! 俺のミミックボディが邪魔して、ロボが着れない!」
エクトプラズムの手足の長さでは、操縦できなかったのだ。
しかも四角のお菓子の缶箱ボディが穴に入らないという致命的欠陥がロボにはあったのだ。
「ウチが着よっか?」
見かねたディオニュソスがスイートを抱えてスポッとロボの中へ納まった。
「ありがとう! ディオちゃんお願いッ!」
そしてカボチャロボに掴まれたまま、足がプラーンしてるミミックが爆誕した。
「さあハロウィン! お菓子錬金術師の俺が来たからには、もう好き勝手させないぞッ!」
台詞と現在の姿が噛み合っていないのは目を逸らしてもらいたい。
「さあ、行こうディオちゃん。お菓子弾を連射だよッ!」
「任せて! 全装備一斉発射! ヒャッハー!」
最初っからフルバーストファイアで対抗するディオニュソス、一気にハロウィンを圧倒してゆく。
「ぐぬぬ、だったらオレサマの毒菓子を楽しみやがれ!」
ハロウィンが給仕している間、配られた毒菓子を楽しまなくては行動速度が5分の1に減退してしまう!
「むむっ、ハロウィンがお菓子を配ってきた。お菓子対決なら俺も負けられない…ッ!」
ハロウィンの主役はこの俺だと言いたげなスイートは、負けじとユーベルコードで対抗する。
「さあ、今からここは夢の街ッ! 顕現せよ、|甘く香る極上のお菓子街《ヘヴンリィ・スイーツタウン》ッ!」
突如、戦場全体が瞬く間にお菓子で出来た街へと変貌を遂げてゆく。
「刮目しろ、大祭祀ハロウィン。これが俺の、トリック・オア・トリートだッ!」
スイートは毒菓子と自分が生み出したお菓子を同時に喰らい始める。
「毒は俺のお菓子で中和する! どうだ、毒菓子を楽しんでるから行動速度が5分の1にならないぞッ!」
「マジか! んじゃウチも……あれ? 毒菓子、意外と美味くね? スイート君のお菓子の方が美味いけど!」
こうしてハロウィンのユーベルコードを打ち破った二人は、キャンディキャノンの遠距離攻撃でハロウィンをしこたま砲撃しまくってゆく。
「イデデデデ! だがなんて美味そうなお菓子の家なんだ! もっと食わせろ!」
砲撃を浴びながらも街中のお菓子に夢中になって、戦闘を放り出してしまうハロウィン。
これこそがスイートのユーベルコードのもひとつの効果なのだ。
「今こそチャンスだッ! ディオちゃん!」
「うっす! 神器『豊穣葡萄』! 高水圧ワインレーザーカッターでスパスパ斬っちゃうし!」
大小さまざまで色とりどりの宝珠が空中を彷徨えば、そこから生成されたワインが圧力で細いレーザーとなってハロウィンの身体を斬り裂いてゆく。
「やっぱスイート君とウチの友情パワーはパないっしょ?」
「大勝利だね、ディオちゃん!」
ハロウィンの巨悪を友情パワーが撃ち砕いた瞬間であった。
大成功
🔵🔵🔵
桃枝・重吾
アドリブ絡み歓迎
仮装は助手と探偵。
今回お休みの星降丸は安楽椅子(が)探偵
■心情
星降…
星降がこの前の爆発四散で二種のゴールドなくなったから…
更新が通常講習で暫くいないなんて…
大変だよ梵ちゃん、夜更かししてお菓子パーティーしても怒られないよ
『じゃ、今回俺は巨神モード…』
あ、それは梵ちゃんが二種合格してからね、
今回のも実務実績つくし
『俺や先輩というものがありながら他のロボに身体を許すなんて…
■ルタバガ
神器アブホランスウィールプレゼントして、宥めて梵ちゃんをロボに乗せて、
兵糧丸みたいな臭いがする街でワイヤートリックと菓子をぶち込むよ。
僕の精神が飛ばされても梵ちゃんがやってくれるから、ここに畑を作ろう!
「星降丸……星降丸がこの前の爆発四散で二種のゴールドなくなったから……更新のために通常講習で、暫く私の元からいないなんて……」
桃枝・重吾(|スペースデコトラ使い《XLスペース食べ歩き道中》・f14213)は戦場に到着してからしばらく呆けていた。
相棒であるスペースデコトラが大破して、復帰までに時間がかかっているのがショックらしい。
「大変だよ梵ちゃん、夜更かししてお菓子パーティーしても怒られないよ」
『心配するところそこですか……』
相模の巨神こと梵天丸が上司の重吾へツッコミを入れた。
『じゃ、今回俺は巨神モードで戦えるんですね、ようやく本懐を……』
「いや、それは梵ちゃんが二種合格してからね。今回のも実務実績つくし、研修ってことで」
『え? 俺や先輩というものがありながら、他のロボに身体を許すなんて……』
「梵ちゃんってもしや面倒くさい子?」
重吾はそんな事を言いつつ、カボチャロボへ乗り込んだ。
「神器アブホランスウィールをプレゼント!」
ユーベルコードでハロウィンをぶっ飛ばし、こちらの行動回数を無限に増やしてゆく重吾。
「ほら、へそ曲げないで梵ちゃんもロボに乗って?」
『アッハイ』
梵天丸もカボチャロボに乗ると、虚無の表情で敵を殴りまくってみせる。
兵糧丸みたいな臭いがする街でワイヤートリックと菓子をぶち込むと、重吾は叫んだ。
「僕の精神が飛ばされても梵ちゃんがやってくれるから、ここに畑を作ろう!」
『いや、ハロウィンが失神してますが?』
重吾、圧倒的勝利……!
大成功
🔵🔵🔵
箒星・仄々
ハロウィンさんを倒しましょう!
海賊帽子でカボチャロボに搭乗
対ハロウィン型装備とは凄いです
さすがのハロウィンさんもご存知なかったでしょう
目を瞑り
風の魔力を操作
風の動きや音の伝搬から
ハロウィンさんの行動や攻撃を察知
世界を見ていないので命令は効きませんよ
海賊っぽく派手にお菓子弾を連射
トリックオアトリート!
更に攻撃に炎の魔力も合わせて
飴弾やチョコ弾でベトベトにして動きを封じます
そして徐々に
弾丸に込めていた
枯槁の状態異常力が効果を発揮し
動きが鈍ってきましたらチャンスです
ロボで突撃して
ハロウィンさんの核を抜き去り
倒します
デウスエクスではありますが
お陰で賑やかなハロウィンとなりました
ハッピーハロウィン♪
「さあ、ハロウィンさんを倒しましょう!」
海賊帽子と海賊船長の仮装姿でカボチャロボに搭乗する箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)だ。
決戦都市の道路の中から出現したカボチャロボに、箒星はいたく驚愕している。
「対ハロウィン型装備とは凄いです。さすがのハロウィンさんもご存知なかったでしょう。チラッ」
わざとらしく十二剣神ハロウィンへ目線を送る箒星。
視線を向けられたハロウィンは、忌々し気に言葉を漏らした。
「くそ! そのロボ、何体用意されてやがるんだ! 聞いてないぞ!」
「やはりそうですか。では一気に畳みかけましょうか」
箒星は目を瞑り、ユーベルコードを発動。まずは風の魔力を操作する。
風の動きや音の伝搬からハロウィンさんの行動や攻撃を察知するためだ。
だがハロウィンはその真意を理解できないのか、ユーベルコードを発動させて命令する。
「さあ、オマエのハロウィンを見せてみろ!」
「いいえ、私はいま目を瞑っています。つまり世界を見ていないので命令は効きませんよ」
仮装の効果も相まって、箒星はハロウィン化が全く進んでいない。
これではハロウィンの目論見は成り立たない!
「もう終わりですか? では海賊っぽく派手にお菓子弾を連射しますよ。トリックオアトリート!」
カボチャロボに搭載されたキャンディキャノンを、ハロウィンへ向けて乱射してゆく箒星。
感覚的に武器使用を念じるだけで、あとは照準ロックオンなどはロボが勝手にやってくれるので非常に便利だ。
「更に攻撃に炎の魔力も合わせていきます。熱した飴弾やチョコ弾でベトベトにして動きを封じましょう」
「アヅヅヅヅ!」
命中すると熱々の飴玉弾やチョコ弾が炸裂し、ハロウィンの全身に浴びせかけてゆく。
そしてすぐにそれらは冷えて固まり、お菓子の拘束具となって敵をカチコチに固めてしまった。
「どうですか? 徐々に弾丸に込めていた枯槁の状態異常力が効果を発揮して動きが鈍ってきましたか?」
念には念をいれ、箒星は二重三重の策を仕掛けていたのだ。
これにはハロウィンも抵抗する余力が減退してしまう。
「今がチャンスです! ロボで突撃して連続パンチです!」
目を瞑ったまま箒星ロボの性能任せにオート攻撃を開始。
その結果、箒星は珍しい近接戦闘で敵をボコボコにしてみせたのだった。
「デウスエクス騒動ではありますが、お陰で賑やかなハロウィンとなりました。ハッピーハロウィン♪」
仕上げに強烈なアッパーカットでハロウィンの顎を突き上げて、その巨体を宙へ浮かせていった。
大成功
🔵🔵🔵
カシム・ディーン
…おめー…南瓜の塊なのか?
それなら美味しく頂きてー所だが…
残念ながらそうもいかねーようだな
仮装
引き続き強欲な木こり
【情報収集・視力・戦闘知識】
敵の動きと立ち回りを分析
対SPD
ハロウィンってのはいわば仮装を以て悪霊を払う儀式だったな
つまり…てめーが悪を名乗るなら…ハロウィンはてめーの力と同時にてめーを払う祭事でもあるってな
【属性攻撃】
生命属性を付与
活力を高め毒耐性を超強化
お菓子を食らい片翼展開
決戦配備
ディフェンダー
太刀で抵抗しながら隔壁を利用して回避に努め
「ご主人サマー!!」
機神降臨
南瓜ロボと融合!
「メルシーハロウィンモードだぞ☆」
おせーよボケが!そろそろ帰ってFa〇eサムライレム〇ントやろうと思ってた所だぞ!
機神搭乗
【念動力・空中戦・弾幕】
UC発動
超絶速度で飛び回り念動光弾を乱射しての蹂躙
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
随分と好き勝手やってくれたじゃねーかてめー
「ご主人サマ!南瓜は凄く栄養があって美味しいらしいよ!」
ほほぉ…なら…南瓜パーティだ!
容赦なく切り刻み素材強奪!
南瓜祭りだー!
アレフ・フール
仮装継続
(何故かキャバリアサイズの顔が南瓜な巨神南瓜ロボ
…曰く付きだと…?
今迄起動したことが無く…乗り手の生命やサイキックを奪うロボ…
わしの生命程度で使えるなら…あの十二剣神に抗うならば…!
躊躇わぬ!
例え倒れようともな!(慌てる憤怒の獄炎
ロボ搭乗
…ぐ…!(生命を吸われそれでも堪えれば
「…エネルギーチャージ…完了…生体認証登録…完了…自我AI…起動…」
動く…のか?
「…ぉおおお!!すげぇ!俺今動いてる!」
って喋ったー!?
「あんたがマスターか!俺はアーレ…いや…アレウスってんだ!正直こうして動けるとは思わなかったぜ!ありがとな!」
色々疑問はあるが…それどころではない!動くからには使わせて貰うぞ!
決戦配備
ディフェンダー
「勿論!」
南瓜弾を乱射して蹂躙
「なぁマスター!俺のとっておき使わねーか?」
あるのか!?出し惜しみしてる場合ではないぞ!
「OK!巨神の影とて…真体にはけして劣らねぇ!」
機神重撃拳発動!
怒涛の連撃と重力球を叩き込む!
「…あ」
そして…南瓜装備が崩壊して真の姿が
…なんか禍々しくないかお前?
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)は相棒不在のまま十二剣神ハロウィンへ挑む。
「なあ……おめー、南瓜の塊なのか? それなら美味しく頂きてー所だが……残念ながらそうもいかねーようだな」
強欲な木こりの仮装姿のカシムは、今までの猟兵達の戦闘を物陰から観察していた。
既に敵の行動パターンは完全に把握済み。
これから仕掛けてくるはずの給仕攻撃も、対策は万全だ。
「つーっても……かなり無茶はするがな? オーバーロードでどこまで耐えられるか……」
カシムの命を賭したお茶会が、今始まる。
一方、アレフ・フール(愚者・f40806)は決戦都市の地下から出現したカボチャロボの中で、一際禍々しいオーラを纏う期待を注視していた。
「なんだ、これは……?」
アレフが乗り込もうとした、その時だった。
なんと、カボチャロボがアレフへ話しかけてきたのだ。
『う、うぐ……どこだ、ここは……? おい……あんた? まさか、俺に乗り込む気か? やめておけ……!』
何故かアレフの搭乗を拒むカボチャロボ。
『俺は呪われてるぞ……曰く付きってやつだ。他の機体を素直に選べ……』
「……曰く付きだと……?」
アレフはますます興味を持ってカボチャロボに尋ねる。
どうやら今迄、一度も起動したことが無く、乗り手の生命やサイキックを奪う機体で封印されていたらしい。
しかも自我がある癖に記憶が曖昧なのだとか。
「面白い……お前が、わしの生命程度で動くなら……あの十二剣神に抗うならば……! 躊躇わぬ!」
『よ、よせ!』
「わしは戦って死ぬなら本望なのでな……! さあ、わしを喰らえ! 呪われしロボよ……!」
『うおおおおお! 力が、流れ込んでくる! な、んだ……この、記憶は……? ジャパ、ニア? 神機……? マーズ、にい、さ……ぐわああああぁあぁ!」
カボチャロボが突如、紅蓮の炎のオーラに包まれる!
アレフは全身の力が抜けていく感覚に耐えながらも、ロボの機能が徐々に回復してゆくのを理解していった。
『……エネルギーチャージ……完了。生体認証登録……完了。自我AI…復元プロトコル開始……記憶領域修復まで、30%……60%……85%……100%……完全復元、完了』
「な、なんだ此奴は? まるでわしが戦神になったかのような高揚感が込み上げてくるぞ……!」
アレフの興奮が機体に伝わったのか、ロボがはしゃぎ気味で話しかけてきた。
『あんたがマスターか! 俺はアーレ……いや、アレウスってんだ! 正直、こうして動けるとは思わなかったぜ! なにせさっきまで記憶領域が破壊されてたくらいにボロボロだったようだ! 恐らく、俺のコアと動力期間だけをこのロボに移植されたんだろうが……とにかく、ありがとな!』
気さくで明朗な青年男子の口調に、陰キャ属性寄りのアレフは気後れしてしまう。
「色々疑問はあるが……それどころではない! 動くからには使わせて貰うぞ!」
『ああ、勿論! とりあえずあのデカブツを殴ればいいんだな?』
「そうなのだが……幸い、まだわしらに彼奴は気付いていないようだ。ここはひとつ、|決戦配備《ポジション》ディフェンダーで彼奴を隔壁で閉じ込めてしまおう」
早速アレフは決戦都市側へ連絡を入れ、ハロウィンの周囲を頑丈な隔壁で四方を覆い尽くしてみせたのだった。
「なんだなんだ? オレサマの周りが壁で囲まれたぞ! これでは六番目の猟兵へトリックオアハロウィンが出来ないだろうが!」
ハロウィンはガンガンと隔壁を殴って破壊しようとするが、一向に打ち破る気配がないので諦めてしまう。
だが、別の方法でこれを対処し始める。
「この隔壁を『ハロウィン化』させてカオスに呑み込んでしまえば、壁などないのも同然だ! さあ、早くハロウィンに染まってしまえ!」
隔壁の一枚に手を添えたハロウィンが、渾身の魔力をそこへ注ぎ始める。
するとみるみるうちに鋼鉄の壁が七色の液体となって溶け出してゆくではないか。
このままでは壁に穴が開いて脱出できてしまう。
「所詮はこの程度か! さあ、改めてトリックオアハロウィ……?」
壁からまんまと抜け出した先は、カシムが乗り込んだカボチャロボが放つ弾幕で溢れ返っていた。
「出てきやがったな! 蜂の巣にしてやる……! メルシー!」
『メルシーのカボチャロボモードだぞ☆』
なんと先程までいなかった相棒メルシーがカボチャロボと融合して、魔砲カドゥケウスから念動光弾を乱射していたのだ。
『やっぱりご主人サマがメルシー以外のロボに乗るなんてNTRみたいで絶許案件だぞ☆』
「つか来るのおせーよ馬鹿! 運よく僕と同じことを考えてた猟兵がいたみてーだから時間が稼げたなコラァ!」
『メンゴメンゴ☆』
神機であるメルシーは賢者の石で出来ているためか、他のメカと融合できるのだ。
決戦装備カボチャロボと融合を果たしたメルシーは、カシムを乗せた状態で敵が隔壁から顔を出すのを待ち構えていたというわけである。
「グワーッ! おのれ猟兵め! オレサマの毒菓子を喰らえ!」
苦し紛れに投げ込まれるハロウィンの毒菓子がカシムの口の中へ放り込まれた!
『ご主人サマ! 早く吐き出して!』
「いや、駄目だ! 吐いたら行動速度が5分の1に減退しちまう! ここは……飲み込む!」
ごっくん、とカシムは毒菓子を嚥下してしまう。
ハロウィンはそれを見て勝ち誇った。
「ヒャ〜ッハッハッハァァァァ! 喰ったな? 喰ったよな? オマエは身体の中がハロウィン化してどろどろのカオスになるぞ!」
『ご主人サマ~!』
狼狽えるメルシーがカシムを案じる。
しかし、カシムは毒菓子を無効化するべくオーバーロード!
「……真の姿を晒して……僕がハロウィンになる!」
片翼の竜の翼を広げ、金の目で敵を睨むカシム。
「メルシー……殺るぞ」
『う、うん!(ご主人サマ、めっちゃキレてる!)』
メルシーはカシムの激情に突き動かされるようにユーベルコードを発動させると、一気にマッハ44の超音速飛行でハロウィンを何度もすれ違う。
「グワーッ!」
すれ違うたびにビーム大鎌剣ハルペーでハロウィンの肉体は刈り取られてズタズタに引き裂かれてゆく。
それをアレフが目撃すると、カボチャロボのアレウスが何やら慌て始めた。
『あ、あれは、まさか!』
「知っているのか? まぁ、ロボに乗っている奴は、わしも知った顔だが?」
『い、いや、俺はそいつが乗ってるロボを知ってる! ……俺の事を悟られないうちに倒すぞ、マスター!』
「ん……? まぁ、よいが……」
アレフは事情は知らないが、アレウスが会いたくない相手なのだろうと推察できた。
故に、目の前の超高速戦闘をヒントにアレフは今、ユーベルコードを模倣する。
「アレウスよ、あの高速移動は可能か?」
『任せろマスター! それは俺のとっておきだ! 全部ぶっ壊してやるぜ!』
「そうか! ならば出し惜しみしてる場合ではないぞ!」
『OK! 巨神の影とて……真体には決して劣らねぇ!』
次の瞬間、超重力を纏ったカボチャロボが弾丸のように前へ飛び出すと、ハロウィンの顔面に凄まじい重力パンチをお見舞いしてやった。
「グハァ!?」
隔壁から身体半分しか出ていないハロウィンにとって、超音速の近接連続攻撃はサンドバッグになるのと同じ意味合いを持つ。
突如加勢してきた別のハロウィンロボの存在に、メルシーはふと懐かしい気配を感じた。
『あれれー? その戦い方、もしかして……?』
『マスター、逃げるぞ!』
「お、おい! まだトドメを刺していないぞ!?」
『いいから逃げるんだっ!』
こうしてアレフとアレウスの即席コンビは戦場から風の如く撤退していった。
「なんだあいつ……? それよりもハロウィン……随分と好き勝手やってくれたじゃねーか? てめーは解体して剥ぎ取って、素材をヤバいチョコを作る自称パティシエのニンジャに売り飛ばしてやる……!」
「ヒィ! オマエ、アイツの知り合いか! ヤ、ヤメロー!」
『ご主人サマ! 南瓜は凄く栄養があって美味しいらしいよ!』
ここでメルシーが追い打ちを仕掛ける。
この場に例のチョコ狂いがいたら、涙を流して感謝の言葉を述べていただろう。
カシムも今日一番の邪悪な微笑みを浮かべている!
「ほほぉ……? なら、今から南瓜パーティだ! 容赦なく切り刻んで素材を強奪だ! ヒャッハー! 南瓜祭りだー!」
「ギャアアァァァアッ!」
こうして、十二剣神であるハロウィンは、賽の目斬りになって袋詰めされてしまうのだった。
その頃、アレフはカボチャロボから降りていた。
「世話になったな。それではな……」
『あ、待って! あれ?』
アレウスがアレフを呼び止めようとした時、ピシ、とカボチャロボの装甲に亀裂が入る。
そして、バリバリバリと音を立てて、中から禍々しい姿のサイキックキャバリアが出現したではないか。
『……おっと、俺のイケメンボディが顕現してしまったな?』
「いや……なんか、禍々しくないかお前?」
『そんな!?』
こうして、また新たな神機と猟兵の物語が始まるのであった……。
<了>
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵