【サポート優先】鳥葬ニテ
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●
「生きたまま鳥に食べられて、その瞬間それが原因で死んだら、それは鳥葬になるのかな?」
怖い命題を提示しないで。
「にひひ。まあちょっとそんな感じで考えさせられるお仕事だよ」
そんなこと真剣に考えるのはあなたくらいのものだと思います。
なんて視線を向けられようとも知恵と知識の亡者たる月・英(白昼夢は月の夢・f40538)はどこ吹く風。
「いにしえの桃源郷の話はもう知ってるかな? これは自然消滅したわけじゃなくってね、オブリビオンの侵攻によって滅ぼされたものだったのだよ。ま、当時はオブリビオンじゃなかったんだろうけどもネ」
そのオブリビオンが生前に?
しかし、ならば何の為に。今、ここで考えても答えは出ない。
「その為に現地に向かうのが皆のお仕事! 勿論、オブリビオンもしっかり倒してね!」
では、肝心の敵はどのような手合なのだろうか。
「里によって違うんだけどさ、今回の相手は仙女から闇堕ちした鬼女と、その相棒の青い鳥だよ。よくある『死は救いである』みたいなヤツでね」
よくあるって言うな。
「鬼女は里の中に陣取ってるけど、それに従ってる蠱雕って言う角生えてる鳥が里に繋がる洞穴を埋め尽くしてるよ。でっかくてさ、人間なんてパクっと食べちゃうの」
ああ、だからあの開口一番の酷い命題。
鳥使いだから、付き従うオブリビオンも鳥型ということか。
「ただ、特に広くもない洞穴だからねえ。空を飛べるってアドバンテージは失われてるから、サクッとやっつけちゃってよ」
他人事だと思って。
「鬼女の方に関してはねえ、黒い霧を蔓延させて疫病を広めたり、青い鳥に精神攻撃させたりしてくるよ。ただ、そういう搦手が得意ってだけですっごい強いわけではないから、そんなギリギリの戦いにはならないんじゃないかな。長引いて霧に触れてる時間が凄いことにならなければ!」
だからいちいち一言怖いって。
ともあれ、持久戦は寧ろ相手に分がありそうだ。短期決戦を狙っていくのがいいかも知れない。
「じゃっ、そういうワケで頑張って! 鳥には気をつけるんですよ!」
絵琥れあ
お世話になっております、絵琥れあと申します。
ひっそりとサポート優先シナリオを運営させていただきます。
勿論、通常参加も望外の喜びですので歓迎いたします。
(但し通常参加はタイミングによっては流れる可能性があります。同章受付中の再送は歓迎です)
流れと詳細は以下の通りになります。
第1章:集団戦『蠱雕』
第2章:ボス戦『死に誘う穢悪鬼女と希望を食らう青い鳥』
第1章、第2章共に純戦。
地形に特筆すべき情報なし。
ギミック、意図的に秘匿する情報なし。
思いっ切り全力でぶつかっていただければ、幸いです。
サポート優先シナリオのため、調子や現行シナリオの進捗と相談しながら自分のペースで執筆していくことになるかと思います。
それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
第1章 集団戦
『蠱雕』
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POW : 人喰い
戦闘中に食べた【人肉】の量と質に応じて【さらに狂暴化し】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
SPD : 強襲
【角】か【牙】か【爪】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ : 飢餓増大
【飢餓】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
イラスト:滄。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
不破・静武(サポート)
年齢イコール彼女イナイ歴なので基本的な行動原理は「リア充爆発しろ」「リア充は死ね」です。オブリビオンは彼の中では全員リア充です。リア充に見えそうにないオブリビオンに対しては最初はやる気なさそうにしますが、状況を前進させる意思は一応あるので無理やり理屈をつけてリア充と決めつけます。一度敵とみなせば以降はもう容赦はしません。
オブリビオンに対しては基本的には『リア充ころし(焼却)』と『ガソリン』を併用して消毒という名の焼却を図ります。状況に応じて『リア充ころし(爆破)』や『リア充爆破スイッチ』等を併用して物理的にリア充爆発しろを実現させようとします。
見た目がやられ役なので逆襲くらう展開も可能です。
●
「…………………」
「…………………」
均衡。睨み合い。
と言うより現在、来たはいいが不破・静武(人間の非モテの味方・f37639)の中からやる気が削がれていた。
彼は非モテの味方、リア充の敵である。……こういうのにリア充も何もある?? とか一瞬思ってしまった。まあ鳥だしなあ。
(「いや待て」)
しかしその時、静武はふと思い至った。電流走る、或いは降りてくるかのように。
リア充、即ちリアルが充実している連中。アベックなどは筆頭ではあるが、別にアベックである必要性はないのだ。そう考えればこの鳥、敵とは言え美女に頼られその配下になっているではないか。
「よしりあじゅうころそう」
脳死判定。
静武からの殺気を感じ取ったのか、蠱雕が一斉に生きたまま彼を食い殺さんと翼を広げる。が、如何せんここは狭苦しい洞穴。どうしてももたつく。集団ともなれば尚更である。
「リア充は消毒だ~~!!」
そんなことやってるから憤怒と嫉妬で轟々と燃え上がる殺菌消毒の炎があっと言う間に蠱雕の群れを呑み込んでいった。密集していたものだから被害は更に拡大した。
譲れない思いがあれば、人ってどこまでも強くなれるんだね!(綺麗に締めようとして失敗した感)
成功
🔵🔵🔴
アニカ・エドフェルト(サポート)
「、」が、多めな感じで、しゃべります。
小柄ながらも、精いっぱい、がんばる、そんな、格闘家、です。
戦い方ですが、至近距離での、格闘戦を、挑みます。
ユーベルコードは、どれでもOK。
完封は、せずに(出来ずに)、相手の攻撃も、食らいながら、必死に、戦います。
ストーリー進行や、判定に、問題がないなら、個人としては、敗北でも、大丈夫です。
勝つも、負けるも、ぎりぎりな、感じ。
相手も、しっかり、立てられると、いいな、と。
あとはいろいろ、おまかせ、しますっ
●
「クルゥウウアアアア!!」
人の肉を食わせろ。
そう、言いたげに騒ぎ立てる蠱雕の群れ。その一話がアニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)の姿を認めると、もう我慢出来ないと言わんばかりに突進してきた。
子供、それも少女のやわらかそうな脇腹を狙って嘴が迫る。アニカは直撃こそ避けたが、結果として頭突きを喰らい弾き飛ばされてしまった。
「うぅ……っ!」
小さく呻き声を上げる。
痛い。鈍い痛みが思考を鈍らせそうになる。
だが、動きは読めた。
「クシャアアアアアア!!」
最早理性すら感じさせぬ突進で、再び迫り来る蠱雕。
「その攻撃……! 見切り、ましたっ!」
一度見た挙動だ。
今度こそ、ひらりと躱して。
「次は、こっちからっ!」
敵の脇へ抜けると、横合いから懐に潜り込み、地に手をついたまま真上に蹴り上げ鋭く鳩尾を突き刺す!
「はいっ!!」
「!? ク、ァ……!!」
蠱雕は何が起きたか解らず、その場にどうと倒れる。
立ち上がったアニカも、まだ痛みが引いたわけではなく、体勢は少し崩れているが、戦意はまだ潰えていない!
「さぁ、次……ですっ!」
成功
🔵🔵🔴
ロザリア・ムーンドロップ(サポート)
オブリビオンの脅威から戦後世界を守ることを主軸としてグリモア猟兵の活動をしているため、自らも機会があれば依頼に出向きたいと考えています。
「この事件を解決すれば、また一歩世界の平和に近づきますね!」
「せっかく取り戻した平和を脅かすなんて許せません!」
UCは全て設定しています。
技能・装備はご自由に。
基本的に頑張り屋。戦闘スタイルは魔法をメインに使いますが「困った時は殴ればOK」とも思ってます。
なので接近戦も案外こなすオールラウンダー。
ぷるぷるしたもの(スライムとか)はとても興味を示します。
葛藤しながらも事件解決のために我慢して攻撃するでしょう。
ただしエロ・グロ系はNGで。
●
(「いにしえの桃源郷については、私も何度か予知を受け取りましたし、自分自身でも調べてはいますが……」)
まだまだ解らないことだらけだ。特に最大の謎、なぜこれらの桃源郷は滅ぼされたのか。
結果こうして地道な調査が進められている。今回のこともその一助になればいいのだがと、ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)は考えずにいられなかった。
(「ともあれまずは目の前の敵、ですね」)
向き直る。
蠱雕の群れが、今にもロザリアに食いついてきそうだ。だが、食われるわけには行かない。
大勢の敵への対処は心得がある。それに戦場が狭く、特に大きな敵は回避に苦心しそうな状況も味方をしてくれている。そう、ロザリアは感じた。
ならば、迷うことはない!
「やられる前にやっちゃいましょう! 魔力全開!」
眼前に描かれた、月色の魔法陣。
そこから放たれる一条の――否、まるで砲撃の如く膨れ上がった月光が。
群がる蠱雕を、悉く灼いていく!
「クアアァァ!?」
「よし! 後は残った敵を片付けるだけですね!」
この一撃で消滅出来ていれば、まだよかったのだろう。
耐え抜いた――不幸にも、耐え抜いてしまった個体は、三日月の杖による殴打という追撃を受ける羽目になったのだから。
成功
🔵🔵🔴
キノ・コバルトリュフ
マーツータケ、キノコセラピーはいかがかな?
かぐわしいキノコは香りマツタケ、味シメジ!!
美味しそうなキノコ香りはみんなを元気にさせちゃうよ!
ナメコ!?なんだか、目が血走ってるね。
キノは食べても……おいしいけど食べちゃダメだからー。
●
(「キノキノ、鳥さん興奮してるみたいだね」)
ひょこん、と。
洞穴の壁の出っ張りに身を隠し、状況を窺っていたキノ・コバルトリュフ(|キノコつむり《🍄🍄🍄🍄🍄》の星霊術士・f39074)はそう判断する。
落ち着かせることが出来れば、味方の助けにならないだろうか。そう考えたキノは蠱雕の群れの前にその身を晒し。
「マーツータケ、キノコセラピーだよー」
「クルァ?」
突如、洞穴に充満する芳しい松茸の香り。
秋の味覚、高級食材。その香りがキノから絶えず漂ってきているのだ。
じゅるり。
「クルァ」
「えっ」
蠱雕の脳内はこうだ。
美味しそうなヒトガタの娘。
その娘から、更に食欲をそそる香りが漂ってくる。
ああ、もう我慢出来ない。いただきます!!
「キノ!? キノは食べちゃダメだよ!? 確かに美味しいけどね!?」
最後ちょっと気持ち誇らしげであったものの。
囲まれ追い詰められるキノ。絶体絶命……!
しかし――敵の背後は隙だらけだ!
大成功
🔵🔵🔵
ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
戦闘なら足と手数で勝負するけど、周りに合わせて臨機応変に動くわ。
見切ったり残像を残すように動いたりと、避けるのには多少の自信があるわよ。
集団戦なら死角を減らすために数を減らすのが先決、
あとは一緒に戦う人がいればその人次第かしら。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.味方の死角にいる敵を優先して片付ける。
2.範囲攻撃を行なえる味方がいなければ範囲攻撃優先。
3.数を減らすため、止めをさせそうな相手を狙っていく。
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
仲佐・衣吹(サポート)
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!
お相手するはアタシことネイル
美術好きな女性人格よ
口調はいわゆる女言葉かしら
身のこなしが一番軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ
お気に入り技はシーブズ・ギャンビット
よく使う手は
外套を投げつけて囮や目暗ましからの一撃
ルーンソードで戦ってる途中で手放して虚を突き、袖口から隠し武器としてダガー
光属性を付けたルーンカルテを落としといて、タイミングを見て目潰しフラッシュ
こんなところかしらね
アイテムやユーベルコードはお好きに選んでくれていいわ
使えるものは全部使って、華麗に美しく戦いましょ!
●
「行きましょう。あの子一人だけを危ない目に遭わせるワケには行かないわ!」
「そうね、さっさと倒して助け出しましょう」
味方の少女に群がる蠱雕の背後へと、|仲佐・衣吹《ネイル》(多重人格者のマジックナイト・f02831)とラムダ・ツァオ(影・f00001)が回り込む。
体を張って――結果論ではあるが――敵を引きつけた少女が倒されないよう片をつけたいところ。だが、隙を見せているとは言え、ただ背後から襲いかかるだけでは倒し切れなかった敵に少女が攻撃されてしまうかも知れない。
「戦いも常に美しく。スマートに行きましょ」
そう言って、ネイルが取り出したのはルーン文字の刻まれたカード。通称ルーンカルテだ。
その内、|光《ウンジョー》の文字が刻まれたルーンカルテを、ネイルは敢えて音を立てて敵の群れの近くに投げて落とす。
蠱雕の首が次々音に反応し振り返ったのを認めて、ネイルは少女にも聞こえるように声を上げた。
「目を瞑って!」
次の瞬間。
まるで爆発するかのように、ルーンカルテが強烈な光を放つ!
「クルァアア!?」
「これは……まともに見たら目が痛そうね」
咄嗟に目を瞑ったラムダもそう呟く。
その時既に、ネイルは最も近くの敵に肉薄しており。
袖に隠し持っていたダガーの一撃を、目にも留まらぬ速さで閃かせる!
「ギャアアアアッ」
それを合図に、ラムダも動いた。
「一網打尽にしてやりましょう。――刻め」
敵の意識が少女から、ネイルへと移るその一瞬の隙。
ラムダは逃すことなく、力を解放。黒き短剣、白き脇差、紅の短剣――所持する刃の全てが浮かび上がり、瞬く間に百を越えて増えて、並び。
残る全ての蠱雕へと、余すことなく殺到させる!
「ギッ」
「ギャアッ」
「クカ……ッ」
これには蠱雕とて一溜りもなく、それぞれに短い断末魔を上げて、どさどさと倒れていって。
「……これで最後かしら?」
洞穴の中には、静寂が訪れる。
だが、これで終わりではない。
目指すはこの暗がりの先――。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第2章 ボス戦
『死に誘う穢悪鬼女と希望を食らう青い鳥』
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POW : 「死は優しい。誰にでも平等に訪れる」
【全身から、死の具現である黒い霧】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD : 「飛んで。希望を食らう、死に至る病」
【青い鳥を高速で飛翔させること】で敵の間合いに踏み込み、【青い鳥が『希望を食らう悦びの鳴き声』】を放ちながら4回攻撃する。全て命中すると敵は死ぬ。
WIZ : 「どうして生きるの? 死ねば楽になるのに」
【生に対して前向きな、希望、活力、夢など】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【戦場を駆け抜ける死を誘う風】から、高命中力の【当たれば絶望やトラウマを呼び起こす陰の塊】を飛ばす。
イラスト:夏屋
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠秦・美芳」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
リカルド・マスケラス(サポート)
『正義のヒーローの登場っすよ~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
NPCに憑依(ダメージはリカルドが請け負う)して戦わせたりも可能
接近戦で戦う場合は鎖鎌や鎖分銅の【ロープワーク】による攻撃がメインだが、プロレスっぽい格闘技や忍者っぽい技もいける
遠距離戦では宇宙バイク内臓の武装による射撃攻撃やキャバリアによる【結界術】
その他状況によって魔術による【属性攻撃】や【破魔】等使用。
猟兵や戦闘力のあるNPCには【跳梁白狐】で無敵状態を付与できる。
基本的にチャラい上辺ですが、人々の笑顔のため、依頼自体には真面目に取り組みます
●
(「お、美人」)
洞穴を抜けたリカルド・マスケラス(希望の|仮面《マスカレイド》・f12160)の視線に真っ先に飛び込んできたのは、憂いを帯びた微笑みを浮かべる女だった。
青い鳥と戯れるかのような所作にも気品を感じさせる。今でこそ鬼と化してしまったようだが、元が仙女であっただけはある、なんて思いつつ。
ふと、鬼女がリカルドを見た。
「……貴方は、希望に満ち溢れているわね」
優しげな微笑みだ。
その感情に嘘はないのだろう。尤も、その優しさは残酷さも兼ね備えていて。
「けれど、辛いことも沢山あったでしょう。この先にも沢山あるわ。私は全ての命を、生の苦しみから解放したい……勿論、貴方もよ」
「成程っすねえ」
リカルドは、即座に否定はしなかった。
その彼を目掛けて風が吹く。風に乗って陰の気の塊がリカルドに付き刺さろうとしていた。
「ちょっと、力お借りするっすよ」
リカルドの――その装備者の姿が変わりゆく。
顔こそリカルド本体の姿で隠れているが、太陽の如く煌めく鮮やかな金の髪。鍛え上げられた立派な体躯。
名乗ることこそしないが、その姿は彼の世界の勇者――その再現。
嘗て彼の前にも、絶望は横たわっていた。
自らの望む|終焉《エンディング》を実現させる力を持つ、絶対不敗の大魔女。そんな相手に仲間達と戦いを挑んだのだ。人類は、初めから敗北していた。彼と仲間達の身もまた、死ぬか仮面の力に屈するか、未来はその二択しかなかった。
だが、彼は、決して絶望しなかった!
一時、その身を敵の支配下に落とそうとも、必ず未来に自分達を、そして大魔女を倒すことの出来る|終焉《エンディング》への道が切り開かれると信じて!
「それに比べたら……なんてことないっすね!」
その強靭な意志で絶望を跳ね除け――彼の持つ剣の複製の、圧倒的な一撃で陰気ごと、鬼女を一閃する!
成功
🔵🔵🔴
エダ・サルファー(サポート)
アックス&ウィザーズ出身の聖職者で冒険者です。
義侠心が強く直情的な傾向があります。
一方で、冒険者としての経験から割り切るのも切り替えるのも早いです。
自分の思想や信条、信仰を押し付けることはしません。
他人のそれも基本的に否定はしません。
聖職者っぽいことはたまにします。
難しいことを考えるのが苦手で、大抵のことは力と祈りで解決できると言って憚りません。
とはいえ、必要とあらば多少は頭を使う努力をします。
戦闘スタイルは格闘で、ユーベルコードは状況とノリで指定のものをどれでも使います。
ただ、ここぞでは必殺聖拳突きを使うことが多いです。
以上を基本の傾向として、状況に応じて適当に動かしていただければ幸いです。
●
「いたいた。お前が鬼女だな?」
エダ・サルファー(格闘聖職者・f05398)もまた、洞穴の先で鬼女と対峙する。
鬼、とは思えないほど儚げで優しげな容貌の女だ。だが、確かに纏う黒い霧は聖職者たるエダから見ても陰気で間違いない。
「貴女も、活き活きとしているわね。全身が生の喜びに満ち溢れている……けれど私は、そんな貴女がこの先、大きな絶望にぶつかって、その喜びが苦しみに変わる……そんな未来が来るのが耐えられないわ」
だからその前に、優しい死で解放してあげる。
そう鬼女が囁くと、纏う陰気がぶわりと膨れ上がる。じわじわと、エダの方に迫ってくる。
(「長時間この中にいるとまずそうだ」)
ならば、速攻で仕掛けて即時離脱する。
その為には、何よりも速さを。
神に祈りを捧げる。聖職者としてその加護を得る為に。
そして。
「お前の考えを根っから否定するつもりはないが……その考えが大勢の人を巻き込んで殺すなら、止めるしかないからな。こいつでぶっ飛べ!」
「え……」
繰り出されたのは亜音速のドロップキック。
その速度と神の加護がひとつとなった時、空気は圧縮され、熱を生む。そして直撃箇所がごうと燃え上がり、鬼女の身体を熱く焦がす!
「ああああああ!?」
反動でエダはその場から離脱。距離を稼ぎ、鬼女がのたうち回る間、急ぎ霧の範囲から脱出した。
「確かにいいことばかりが一生じゃない。けど、大抵のことは力と祈りで解決できる! 私は、そう思って生きている」
今までも……これからも。
成功
🔵🔵🔴
ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
相手が強いのなら、削れる機会は逃さず、相手に隙は見せず、
長期戦を覚悟して着実に狙うのがいいわね。
勿論、隙があれば見逃したくないけど。
見切ったり足には自信があるけど、過信せずに落ち着いて戦況を見極めるわ。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.囮役としてボスの注意を引き付け、味方の攻撃を当てやすくする。
2.ボスの移動手段→攻撃手段の優先順で奪っていく。
3.仕留められそうな場合は積極的に仕留めに行く。
(他に仕留めたい人がいればその手助け)
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
四条・眠斗(サポート)
ぅゅ……くぅ……あらぁ?
いつの間にか始まってましたかぁ?
さっさと事件を解決しないとぉ、安心してもうひと眠りできませんからねぇ。
ユーベルコードは出し惜しみしても仕方ありませんからぁ、
一気に片づけるつもりでやっちゃいましょう。
こう見えてもぉ、腕には少し自信があるのですよぉ。
それにぃ、様子を見てる間にまた眠くなっちゃっても困っちゃいますしぃ。
荒事じゃなくてぇ、楽しいことならめいっぱい楽しんじゃいましょう。
のんびりできるところとかぁ、動物さんがたくさんいるところなんか素敵ですよねぇ。
でもぉ、身体を動かすのも好きですよぉ。
お互いに納得の上で全力が出せると一番良いですよねぇ。
※アドリブ・絡み歓迎
●
「ラムダちゃん、大丈夫ですかぁ〜?」
「ええ、平気よ。このまま元凶も倒し切ってしまいましょう」
現場支援に駆けつけた四条・眠斗(白雪の眠り姫・f37257)が見知った顔――ラムダ・ツァオ(影・f00001)を見つけて駆け寄った。彼女は一足先に現地に来ており、洞穴を抜けてそのまま継戦する予定になっていた。
そのまま、二人で鬼女に挑むこととする。
「折角二人いるんだから、活かさないとね。私が先に仕掛けるわ」
「了解ですぅ〜」
ラムダが鬼女の前へ進み出る。
「あら……まだまだ来るのね。いいわ……皆、死なせてあげる。その為にここに来たのでしょう?」
「生憎だけど、全く逆なのよね」
「残念。でも……この子の歌を聴けば、死を受け入れられるようになるわ。大丈夫……怖くないから」
青い鳥が、悦びの歌と共にラムダへと向かう。その悦びは、ラムダの希望を食らえるという昏い歓喜だ。
だが、黙って食らわれるラムダではない。
「纏え」
ラムダが外套を脱ぎ捨てる。すると、それが溶けるように消えていくと同時、彼女の装いはがらりと変わった。
アスリートアースの陸上選手のような、セパレート型のユニフォーム。風の抵抗を極限まで減らしたデザイン――だが、それと同時に風にたなびくマントをもラムダは背負っていた。こちらは寧ろ風の影響を強く受けそうだ。そしてマントには、謎の二文字が刻まれている。
「成程ね」
それを見て、この衣装の『使い方』を瞬時に理解したラムダは――その瞬間、躊躇いもなく鳥へと背を向けた!
これ幸いとばかりにラムダの背後を狙う鳥だが、直後マントにばさりとその身を弾かれ、更にそこから巻き起こった強風に煽られる!
「な、何……?」
「これ、ルーン文字なのね。さっきのルーンカルテを見ていたからすぐに解ったわ」
マントに刻まれていたのはルーン文字だ。『|動き《エワズ》』と『|流れ《ラグズ》』……ならばこのマントは、恐らく。
「走り、翻せば風を起こせるマント!」
「っ……!」
そのまま、ラムダは鬼女へと肉薄し、しかしすぐに背を向けて離脱。自身は風の影響を受けず、鬼女の目の前の霧だけを晴らしていく。
直後、入れ替わるようにして飛び込んだのは眠斗だった。霧のない箇所を突けば、その影響を受けることはない!
そして、がしりと鬼女の足首を掴んだ。
「え……」
「暗い霧は晴らしてしまいましょうねぇ〜」
「きゃああああああ!?」
眠斗はそのまま、ジャイアントスイングの要領で鬼女をその場で振り回し、鬼女自身の身体で霧を晴らさせると。
「ちょっと可哀想ですがぁ、因果応報ですからねぇ〜。それぇ〜!」
頃合いを見計らって投げ飛ばし、荒れ果てた大地へと打ち付けたのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
クロト・ラトキエ(サポート)
基本、戦闘中は無口。
静かに、密やかに、確実に…
鋼糸やワイヤーを張り巡らせ、陸空構わず足場とし、武器として、
他に、毒にナイフ…と多彩な暗器で敵を討つ。
物心ついた時から戦場に在り、
仮令、相手が誰であっても、如何なる強者や数だろうと、
ふわり、いつも通りの微笑みを絶やさない、生粋の戦場傭兵。
かわいい小動物から猛獣まで、生き物には避けられがち。
かなしみ。
常に周囲を視。
敵の動きや特性を見切り、回避や攻撃へと繋げる、
距離・範囲拘らずの攻撃orサポートタイプ。
温かな癖に、凍れる感情。
特に色仕掛けは効かない。
状況に合わせ、動きやUCはご自由に。
物語にとって良い様に、上手いことサポートさせて頂ければ幸いです。
●
「……っ……」
投げ飛ばされて倒れた鬼女が、緩慢に起き上がる。
瞬間、ぱちりと目が合った。クロト・ラトキエ(TTX・f00472)の、底知れぬほど深い青の瞳と。
「……貴方は、感情が読めないわね」
ぽつりと、鬼女の唇から漏れた言葉は思わずといった風情で。それでも、続く言葉は優しげに、そして残酷に紡がれる。
「でも、解ることもあるわ。生きている以上、辛いことも沢山あったでしょう。そしてこれからも、生の苦しみは続く……貴方の苦しみを、ここで止めてあげる」
あくまでも、それがクロトにとっての最善であると断じて。
微笑みながら放たれた鳥は、希望という糧に歓喜の声を上げる。
希望が、失われていく。食われていく。
ああ、ああ、こんな感覚――、
(「戦場では、日常茶飯事だった」)
鋼の糸が、鳥を裂いた。
歓喜の声は、千切られたことも憶えぬままにぷつり途切れる。
「……え……」
鬼女の瞳が、驚愕に見開かれる。
痛みの記憶。別れの記憶。死の記憶。
確かにあった。けれどもそれは、常に隣合わせであったもの。
出会す度に、引き裂かれていては、打ち拉がれていては、戦場など歩いていられない。
(「次の手はもう使えない」)
信じ難い光景を前に、人は冷静さを失い、絶望する。
それは今、クロトではなく――鬼女の方だった。
次いで、彼女こそが絡め取られ、肌が裂ける。
成功
🔵🔵🔴
クレア・フォースフェンサー
大きな絶望にぶつかって、その喜びが苦しみに変わる……そんな未来が来るのが耐えられない、か。
なるほどのう。
ところでおぬしは今、わしら猟兵という絶望にぶつかっておるように見える。
全ての命を生の苦しみから解放するという希望が苦しみに変わっておるようじゃ。
わしがその苦しみからおぬしを解放してやろう。
よもや、拒んだりはせぬじゃろうな?
光剣を構え、敵が放つ青い鳥や黒い霧を動き見切る。
それらを光剣で切り裂きながら、敵との距離を詰めよう。
間合いに入ったなら、敵を斬り捨てようぞ。
おぬしが自らの死を受け入れられぬというのであれば、
おぬしに死を与えられた全ての者達も同じ気持ちであったろうよ。
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「ねえ」
「む? わしか?」
鬼女に声を掛けられたクレア・フォースフェンサー(光剣使い・f09175)は、ひとつ小首を傾げて見せた。
「貴女達は……どうして、抗うの? 生きていれば、苦しいことが沢山あると言うのに……」
「ふむ。大きな絶望にぶつかって、その喜びが苦しみに変わる……そんな未来が来るのが耐えられない、か。なるほどのう」
クレアは、味方の猟兵と鬼女の戦いを観察していた。
結論、鬼女の主張は一貫していた。生きていれば喜びもある、それは理解している。だがそれ以上に、生の苦しみは耐え難いものであろうと。そこから、人を救いたいと。
「ところでおぬしは今、わしら猟兵という絶望にぶつかっておるように見える。全ての命を生の苦しみから解放するという希望が苦しみに変わっておるようじゃ」
解放してあげたい。けれど、出来ない。
それは彼女にとって、耐え難い苦痛ではないだろうか。
ならば。
「わしがその苦しみからおぬしを解放してやろう。……よもや、拒んだりはせぬじゃろうな?」
それが全ての生命に対する救いであると、鬼女は信じていたのだから。
それを掲げた本人が、『救われ』たっていいだろう?
光の剣を掲げ、構える。そして、駆け出した。
黒い霧が、桃源郷の墓場を覆い尽くしても、躊躇わずに飛び込み、その流れを見切り、裂いていく。
進むことをやめはしない。まるで救いの手を差し伸べるが如く、クレアは前進を続けて迫った。
そして――間合い。
「おぬしは今、満たされておるか」
「え、」
返答は待たなかった。
閃いた軌跡はどこまでも真っ直ぐで。
輝ける一文字が、鬼女の身体を打ち据えた。
ゆっくりと傾ぐ身体が、やがてどうと音を立てる。青い鳥も地に墜ちた。もう、飛べない。
「私は……死ぬの?」
「然り。それがおぬしの語る『救い』じゃ」
「………………」
「おぬしが自らの死を受け入れられぬというのであれば、おぬしに死を与えられた全ての者達も同じ気持ちであったろうよ」
「……それでも、」
鬼女は言う。その苦しみからも救いたかった、と。
その思いは、確かに嘘偽りない鬼女の本心ではあるのだろう。だが、とクレアは頭を振って。
「相手が真に望んだと言えるのでなければ、単なる押し付けに過ぎぬ。それがたとえ善意であってもな」
それだけ告げて、クレアは踵を返す。
手向けの代わりに。
大成功
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