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💗天空樹の迷宮～伝説のアレを求めて～

作者：ピンク☆フラッシュ

●精霊の森にそれは眠る
「やあ、皆。集まってくれてありがとう。今日はアルダワ魔法学院じゃなくて、アルダワ世界にある精霊の森で見つかる予定の災魔の討伐を依頼するよ」
　アニムス・ルードゥス（月飼い・f13301）が一礼する。
　精霊の森――。その名の通り精霊の力が強い大森林。中央には天空樹とよばれる巨木があり、その木の中にはアルダワ地下迷宮のように迷宮がいくつもあったと言われている。そしてそれらはたまに見つかり、命知らずの冒険者たちが挑んでいるという。
「で、今回も伝説の迷宮が現れたんだけど、ここに災魔が住み着いているみたいなんだよね。だからと言って何物にも縛られない冒険者を止めることなんてできないし……君たちも探索クエストを受けて一般の冒険者たちが手に負えない事態になる前に災魔をかたずけてきて欲しいんだ」
　発見者によって名付けられたこの迷宮の名はアスノダンジョン。世界樹らしく木々に囲まれた森のダンジョンである。この迷宮の奥には何でも伝説のセイグなるものが封印されているらしい。かなり深いダンジョンのようだが、階層が開くにはいくつもの条件があるようで今回いけるのは災魔のいる第一階層のみ。まるでボスモンスターのようにその場に存在する触手モンスターだ。
「このダンジョンに現れる敵は背後を取るのが得意みたいだから、皆後ろには気を付けてね。頭隠して尻隠さずなんてことにならないようにしないと、大変な目に合うかもしれないから。それじゃあ、まとめるね」

●クエスト：多くのウォークを送り込まれるな！
　場所：天空樹の迷宮～アスノダンジョン。
　概要：背後を取るのが好きなモンスターのいるダンジョンだよ。ボスも触手系で背後から忍び寄るみたい。トラップもあるかも。
　備考：ドスケベな目にあうかもしれないから気を付けてね。まあ、触手だしさ。

「こんなところかな？　あと、君たちと同時に現地の一般冒険者も迷宮に入るみたいだから、気が向いたら同行してあげて欲しいな。そんな感じでよろしくね」
　アニムスが月の杖を空に掲げる。付属している星が輝きクルクルと回りだし、地面に転移魔法陣が展開された。
「君たちの冒険がよきものになりますように」

第1章 冒険 『恐怖！？触手スーツスライム迷宮』

POW   :    スライムなんて剥がしながら進めば絶対に負けない！ SPD   :    触手スーツなんて早脱ぎしまくれば絶対に負けない！ WIZ   :    スライムが触手スーツに変身する前に魔法で吹き飛ばせば絶対に負けない！ 👑7 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●ロリコン冒険者用トラップ
「ウワーッ！！！」
　安済・司奈（しなやすちゃん・f40987）がスライムに捕獲されるのにそう時間はかからなかった。無策でスピード解決☆作戦がもたらした結果はスピード捕獲で全身ドスケベフォルム化☆である。
　スライムスーツは1990年代UDCアース日本の魔法少女のレオタードスタイルのように司奈の服をビリビリに破いた挙げ句近くの木に触手のように伸びるリストバンドとブーツであっという間に木にくくりつけられた魔法少女の出来上がり❤️
「くっ、なんだこれ！！！なんだこれ！！！」
　思わず突っ込まずにいられないしなやすちゃんですが、これから突っ込まれるのはお前なんだぜぐへへ。
「お、おいあれ……」
　おっとちょうどいいところにロリコンおじさん冒険者が数人でやってきましたね！
「大丈夫かい？　嬢ちゃん」
「大丈夫じゃない！　助けろ！」
　おっとしなやすちゃんその態度、よくないなー。
「あん？　なまいきながきだな……うぉっ！」
　ちょっと気を悪くした冒険者のズボンのチャックを彼女から伸びるスライム触手が下ろしてボロンして愛撫し臨戦態勢をとらせる。これではまるで司奈が誘ってるみたいだ～！
「へへ、そういうことかよ。しょうがねぇ、助けてやるか」
「お、おれらもたすけてやるぜ！」
　ボロン！
「ひっ！！！」
　さすがエロトラップダンジョンに精通するアルダワ冒険者、話が早いぜ！
「あ、まっ、ちょ……あぁ～～～っ……あっ❤️」
　あわれしなやすちゃんはおじさんたちに輪姦されてしまうのでした……！

大成功 🔵​🔵​🔵​

●濡れ濡れチェイサー
　篁・綾（幽世の門に咲く桜・f02755）はその肢体をスライムに纏わりつかれ、蜜を女の花から滴り落としながら迷宮を駆け抜けていた。
　闇に紛れ、聞き耳を立てながら進んでいたつもりではあったが、豊満で瑞々しい牝妖狐の色気から出る気は隠せておらず、このダンジョンに巣食う厭らしい視線から逃れることはできていなかった。
　気づいた時にはゴブリンに飛び付かれ、それを一蹴するも脚をついた位置が悪く、トラップモンスターであるスライムに瞬く間に取り憑かれてしまっていた。
「なんてことなの！」
　そこからは現在の通り……元着ていた服は無情に破り裂かれ、かわりにレオタードのような姿を取ったスライムと武器だけを身に纏っている。
　粘性の強いその服は、彼女の筋肉の動きを感知し自在に強度を変え、彼女自身の手では斬ることも、破ることも出来はしない。
　更に、そのレオタードの内側は女性器の内側のごとくいくつもの“ひだ”があり、動く度に綾のイイトコロに当たったり擦れたりしてしまう。だから、逃げども逃げども蜜が溢れ、その痕跡と薫りにこのダンジョンのエロモンスターたちの下心に特化した嗅覚で位置がばれて行く道来た道、追跡者の手は増えていくばかり。
「く、あそこなら……っ！」
　そして追い詰められた綾は最悪の手を打ってしまう。
　逃げる途中に見つけた隠れやすそうな木のウロに飛び込み身を潜めてしまったのだ。当然視覚から隠れたところで、嗅覚からは身を隠せない彼女は……。
「ああ……っ！」
　あわれ、スライム服の刺激で身体がビクリと反応し気が抜けた一瞬にオークに背後からうなじを掴まれ地に押さえ込まれ捕まってしまった。でも、仕方ない。彼女には自分の牝の匂いなんてわかりようがないのだから。
「なんで……どうしてよ……！」
『オマエ、エロ、ニオイ、ムンムン……』
「はい！？」
　綾の疑問につたない言葉のオークが答えるが瞬時に理解できるものでもなく、その後はスライムを一部だけ剥ぎ取られ、そしてそれで口を塞がれて人も呼べない状況にされた挙げ句、オークやゴブリンたちにバックから嬲るように犯されてしまう。
「～～～っ！！　～～～～～っ❤️❤️」
　交代交代なんて順番が守れるほど知能があるはずもなく、奪い合い取り合い押し合い圧し合い、肉棒が抜けては他のがずちゅんとはいり、また勢いよく抜けてはずぷりと押し込まれ叩きつけられるセックスにもならない慰みものに堕ちていきそうになる。
「ん～～～～～～～っっッ❤️💕💕」
　そうして絶頂を迎えたとき、身体に白いものをぶっかけられながら命の危険を感じ高速回転した頭が綾にユーベルコードの存在を思い出させ、その身からキラキラと輝く桜水晶の粒を放出し周囲の醜悪な獣たちを無力化させなんとか脱出するのであった。
　ひとつ問題が残ったとすれば、スライムも無力化されその身体から剥がれてしまい、全裸になってしまったことくらいである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●クローネちゃんのご機嫌な旅
「はーい、大丈夫ですかー？」
　クローネ・マックローネ（快楽至上主義な死霊術士・f05148）は迷宮の中を進みながら、トラップに引っかかってかわいそうになっている男性二人組を華麗に救助した。
「うわぁ、スライムでどろどろになっちゃってる。大丈夫？」
「は、はひ、大丈夫です」
「どーも、すみませんでひたっ」
　彼らはお尻は死守したようだが前は酷い有様で、このダンジョンの危険さがありありと伝わってくる。伝わってきてなお、クローネはこういった。
「うわー、とっても楽しそう♪　二人とも気を堕とさないで。ちょっと休んだらまた頑張ってね！」
「「天使……！」」
　男たちはクローネの能天気さに救われ、賢者タイムが終わるまで死にたくならないように二人でクローネの言う通り休憩することにし、クローネとはすぐに分かれた。

「ふんふんふーん。いいことしたなぁ♪」
　一般人の救助が出来て足取りは更に軽くなる。罠があるらしいけど持ち前の第六感とか野生の勘が働いてだいじょーぶいっ！　って感じで、ずんずん森を進んでいくクローネだったが……。
「あれれ～。油断しちゃったつもりはないんだけどなぁ」
　えっちなダンジョンに興味津々だった彼女の第六感も野生の勘もエッチなトラップや敵に対して一切働かなかった。既に一般冒険者の通った道だったから災魔には出会わなかったけど、スライムには取りつかれてしまったのだ。
「えーっとぉ、それじゃあ凍らせてみようかな？　助けて、エルフちゃ～んっ♪」
　クローネはユーベルコード【クローネちゃんのヒエヒエなお友達★（ブラック・アイスエルフ・レギオン）】で助っ人アイスエルフを喚び出し、今にもクローネの服を破っちゃいそうなスライムスーツを凍らせてもらおうとする。
「いい感じいい感じ……んっ💕　スライムちゃんもいい感じだけどあんまり苛めないでね♡」
　軽いノリでスライムの攻めを受けながら氷っていくスライムをなだめる。けれど様子がおかしい。
「あれ？　つめたい……もしかして……私も凍ってる！？」
　気づいたときにはもう遅し、体のほとんどが氷になってしまうクローネ。
「おい、あれ……」
「さっきのお姉さん。大丈夫！？」
「あ、さっきの冒険者さんたち。ごめーん、体が凍っちゃって……何かあっためるもの持ってないかなぁ？」
「大丈夫、俺たちがあっためてあげるよ」
　男たちは一部だけ氷化していないクローネの身体、牝穴からスライムをはぎ取り自分の肉棒を押し当てる。
「あれ、あれれぇー？」
「よくわかんないけどここが凍ってないのはここがあったかいからだよね。ここから熱を広げれば大丈夫だと思うから」
　無駄に説得力がありそうな堂々とした語りをする冒険者。
「あ、そっか♪　って、うーん。いいのかな？」
　気楽に考えているクローネはその言葉にうっかり流さそうになり、もう一押しと思った冒険者に無理やり押し込まれてしまった。
「いいからいいから♪　さっきの御礼だよッ！」
「あぁんっ💕」
　こうしてやや強引に賢者モードが終わりむしろ興奮状態になってしまった男冒険者たちに恩を仇（？）で返される形でクローネの身体はエッチにあっためられ氷が解けるまで二人がかりでその体を弄ばれ続けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●デジャヴ
　黒辺・颯汰（ニンジャなのにお人好し好青年・f37205）はこの日の前日、プライベートで無茶をしていた。その結果意識がうすらぼやけており、集中力散漫に森を歩いていくうちに背後から忍び寄るスライムに気づかなかったのだ。
　なんで、なんで依頼の最中にイザユケボウケンジャーなんて言葉を頭の中で反芻していたのか……。
「ぁ、ちょ、ダメ……！　お尻ダメですって……！」
　昨日の名残で敏感になっている蕾をスライムのぬるぬるしたのが優しく嘗め回す様に這いずる。
「あ、うぅ……っ❤　誰か、助けてくださーい！」
　このままでは気持ちよさに意識を失ってしまうと確信した颯汰はスライムに服を破られ、噛み跡と内出血だらけの身体が顕になり、ビンビンの肉棒もスライムに纏わりつかれながらはみ出ているにも関わらず泣きそうな声で助けを求めた。
「なんだ、こっちから声が……って、な、何だオマエ！！！」
　その声に答え、茂みから現れた赤髪の男は、しかしスライムに犯されながら尻から白濁を出す淫猥な狐男の姿に固まる。
「え、嘘……ムカウさん！？」
　颯汰はそんな彼の方を振り返り、素っ頓狂な声を上げる。そこにいたのは確かにUDCアースでであったはずの愛する人、絶頂・向と同じ顔、同じ髪色をしていた。体格もそっくり同じで、違うことと言えば髪は知る人より長く、ぼさぼさしていて後ろで一つにくくっている。そして何よりその背中に生える翼と逞しい尻尾、そして雄々しい角……間違いない、人派ドラゴニアンである。
「なぜ俺の名を知っているんだ。なんなんだオマエは……こんな……こんな……」
　ドラゴニアン向はどうしようもなく惹かれるようにスライム姦される颯汰にわなわなと近づく。
「淫乱な獣に、興奮している……俺が？」
「へっ！？」
　向はそのまま颯汰のケツを鷲掴み、スライムを引っぺがすと、サイズも形もそっくりそのまま向に同じな巨大なる竜槍を股間から取り出し颯汰に押し付ける。
「や、まって……ダメです……アッーーー💕　だめって、いった、のにぃ💕」
「ウルサイ、獣風情が、俺を興奮させた責任を取れ！」
「う、この言い草間違いない……く、だめ、やぁん❤　向さん、向さんっ💕」
「く、なんだ、急に締め付けが……そうか、お前も俺に引かれているのか。貴様が｜運命の番《ファムファタル》なのだな！」
「あ、ひぅ……💕」
「俺の、俺の番！　やっと見つけた……！　会いたかった、ソウタ！！」
「あ、ちがっ💕　違わないけど……え、なんで……名前……あ、ひぁっ❤　あああっ💕」
　腰の振り方も、抱きしめ方も、ぜーんぶ一緒。名前まで呼ばれてはもう偶然とは思えなくて脳が痺れるほどの快楽に震える。
　そんな颯汰をよそにお尻から他の｜男《自分》の白濁が出ているというのに気にせずムカウは颯汰の身体を貪った。まるでそれを自分のものだと確信しているかのように。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●くちなわ
「おーっと、失礼しますわ！　冒険者様のお尻は取らせませんわよ！」
『ギャ――ッ！！！』
　ザシュッと参上、ミルフィ・クロノラヴィット（ストライダー｜白兎《ホワイトラビット》・f20031）の手によって、道行く人々のケツを狙う不届きなゴブリンオークは一刀両断！　諸行無常！！
「おーっとこっちにもいましたわー！」
「こっちもですわー！」
　ザシュ、バシュ、チュドーン！
　――さて、彼女、ミルフィが何をしているかというと、ユーベルコードによって呼び出した別々の感覚を持つ分身たちを顕現し、忍刀【隠微時舞流】インビジブルと『クナイ・ローズ』を使っての迷宮大掃除である。
　ちまちま助けるなんて煩わしい。後ろを取られる前にこちらが攻め切ればいいのだ。敵にも罠にもしっかり気を配って進めば一方的な攻勢の出来上がりってワケ！

　……と、考えていたのが数分前までの話。
「はなせ、離すのですわー！！！！」
　ミルフィ及び複数の分身ミルフィちゃんはゴブリンやオークを警戒するあまり（だってグリモア猟兵もゴブリンとかオークしかいってなかったし！　これは仕方ないのですわ！）他の災魔、特にレアな奴に目が行っておらず、その巣に入り込んでしまい返り討ちに会うようにつかまってしまった。
「あらあら、随分と元気がいいのがかかったわねぇ」
　その名はラミア。蛇の下半身を持つ麗しき女性災魔であり、ヒトを罠にかけるのが得意な種族でもある。
「わたくしとした事が……」
「ふふ、一本道だと思ったでしょう？　残念、蛇の巣には抜け穴がつきものよ」
　ニヤリと笑うラミア。ミルフィは背後から彼女の眷属に噛まれてしまい麻痺状態。満足に動けぬままラミアにのしかかられてしまった。
「げふぅ、な。何をするんですの！？」
「本来は男を屈服させる物だけど…こういう使い方も……たまにはしておきたくてねっ❤️」
　ミルフィとラミアの密着する身体と体の隙間に、突如硬い棒のようなものがめきめきと生えて擦り付けられる感覚がする。それを恥部に押し当てられれば、ミルフィも初心ではない、それがナニカを理解してしまった。しかも押し当てられてるのは膣の方じゃなくて……。
「お、お待ちになって、わたくしぃお尻は弱あぁんっ❤️……あっ💕　あっ💕」
「うふふ、そう、気に入ってもらえそうでよかったわ。あなたのお仲間も私の姉妹が同じようにしてあげるからね？」
　ずっちゅずっちゅとぬるぬるぬめぬめのラミアオティンポをアナルに捩じ込まれズルズルと這いずり回りながら起用に出し入れされる。
「う、そ、そんな……はあああんっ💕」
　こうしてミルフィは偶然通りかかった火を持った冒険者に助けられるまでとってもひどい目にあってしまうのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●エロ対策と未来視活用で修業効果二倍！
「迷宮攻略の任務ですか……」
『布都乃よ、能力の修行にちょうど良いのではないか？』
「確かにそうですね。いなりの力が増した分、より早く、未来を選べるはずです」
　天羽々斬・布都乃（未来視の力を持つ陰陽師・f40613）はいつも通り、相棒の式神狐いなりと共にいざ修行の旅へ！
　式神は名前の力を得たことでより術者の力をパッシブ的に強くして支える存在となった。
『布都乃、スライムが降ってくるぞ』
「――視えています」
　降ってくるスライムも、地面から湧きたつスライムも、全てはオミトオシ、その背後に隠れるゴブリンもオークもその他もろもろの災魔の位置もただ隠れていればいいものを、遅い来ようとするため未来視で全て位置が丸見え。【因果を断つ金色の瞳（ディスティニー・ストライク）】の力を以て、今日も布都乃は絶好調！

「うぉ、なんじゃこりゃ！！」
「あ、あれは――」
『布都乃、いけるな？』
「――はい！」
　行く先でスライムに襲われる一人の青年を見つけた布都乃は、一足飛びにそちらに向かって天羽々斬剣と布都御魂剣で切り裂いた。

●青年セイとの出会い
「いやー、助かったよ。ありがとうな」
　ニシシと笑う青年の名はセイ。精霊術士兼薬師の１８歳で銀髪の三白眼。薬師よりも盗賊に見える風貌をしている彼は、ここにはクスリの材料を取りに来たのだという。
「俺、２回に１回は調合に失敗するからすぐ素材無くなるんだよなー。やっぱダンジョンの素材って言いの多いしさー。あ、ちょっとケガしてるじゃん。俺の薬飲む？」
「いえ……失敗してるかもしれないのはちょっと」
『いや、布都乃。未来を見れば失敗した薬が判別できるのではないかの？』
「――その手がありましたか」
「え、鑑定スキル持ってる感じ？　助かるわー。そんじゃあどうぞ」
　そういってセイが差し出した薬で見えた未来は一方は傷が治る未来、そしてもう一方はセイを誘惑するフェロモンを出した挙句自分も幻覚でセイをソウと思い込みえちえちな目に合う未来……。
　これが、上手く使えば布都乃の恋路の助けにもなる新たなトラブルメイカーとの出会いであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●馬に蹴られて死ぬオーク
「あーら、ごめんあそばせ～……なのよね」
　天王寺・駿（動く災害・f41162）は背後から襲い来るオークに１０万馬力の後ろ蹴りをお見舞いした。流石シマウマ。ぱねえっす。
　草食動物に背後から近づいてはいけない。これ、自然の常識である。
「ふぅ、まったく、さっきから失礼しちゃうわね。紳士じゃないのよね」
　塩を撒く感覚で砂を後ろ足で蹴り地面に倒れ伏した災魔にかけてやる。ライオンも殺せる必殺のゼブラキック、ヒト型生物如きが耐えられるはずもなく、ヤツラが目を覚ますことは二度とは無かった。
「にしても、森、ね……まあ、狭くはないけど……草原の方がよかったのよね。まあいいけど……あ、アナタたち大丈夫だった？」
「あ、はい、どうもありがとうございます！」
　襲い来る敵を蹴り殺しては進み蹴り殺しては進んでるうちに一般の冒険者もいつの間にか救っていたので、ついでのように声をかける。立って歩けるならまだまだ自然界でやっていけるわねとそれ以上助けることはせず先に進もうとした矢先。
「スラーーーッ！！！」
　木々の影から突如スライムたちが駿目掛けて飛び掛かってくる。
「まぁ！」
　驚きつつも冷静にまた後ろ蹴りを食らわせるがぶにぶにスライムが物理耐性を持っているのは多くのファンタジー世界の王道。今回のも例外ではない。スライムはオシメのように駿のお尻に纏わりつこうとしてくるし、当然尻尾でも追い払えそうにない。まあ馬の尻尾って牛と違って鋭く動かせないし。
「やだ。もう、うっとうしいわね！」
　そこで駿はユーベルコード【エレメンタル・ファンタジア】を発動。終焉の物語の伝説の馬の幻獣の如く雷をその身に纏い電流を放出してスライムをビリビリ痺れさせて無事撃退する。
「って、アラ……」
　誤算があるとすれば、対象を選べない、選んでも暴走しやすいユーベルコードなので傍にいた一般人を巻き込んでしまったことである。
「これは……アタシがわるいし運んであげたほうがいいかしらね……？」

大成功 🔵​🔵​🔵​

●バックアタック無効
　☆〚〛←のカッコ内の会話は全て魔物語になります。

〚くそ、あんなのがクルなんて聞いてないぞ！〛
〚どうする、もう１０匹はなすすべもなくやられた！〛
〚だが、あのムチムチ豊満ボディを諦められるかよ！〛
　ざわめく災魔たち。その視線はアスノダンジョンを進むムチムチなるいろいろ大きい女神、夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）に向けられる。
〚アレに孕ませたい。本能だ！　発情期のゴブリンの本能なんだー！〛
〚い、いったーーーー！！〛
〚まて、戻れゴブリン三等兵――！！〛
　とある事情により指をくわえていた災魔であったが、一匹の蛮勇者が彼女に向かってこん棒片手に仕掛けていく。魔物語で大声で騒いでいるように見えるが実際には超小声で闇討ち的な襲撃である。
　るこるは気付いておらず、ゴブリンの魔の手がその艶めかしいお尻に迫る。だがしかし……。

　ジュッ！！！

　るこるの周囲にはユーベルコード【豊乳女神の加護・籠域（チチガミサマノカゴ・トジラレシセイイキ）】によって纏った触れたものを破壊する乳白色の球体バリアがある。三等兵レベルのゴブリンでは破壊を通り越して一瞬で焦げて蒸発する威力のソレを突破などできようはずがない。
「……あらぁ～？　なにかいましたでしょうか？」
　振り返るるこるの視界にはもはや何も残っていない、地面にわずかばかりゴブリン型の｜焦げ跡《遺灰》らしきものがあるだけだが、それも地面の草にまぎれて集中してみなければ見つけられないだろう。
「準備万全ですが、拍子抜けなくらい何もいませんねぇ……最初の大きなオークさんだけでしたかあ」
　ちなみにこのバリアで全身消えることなく彼女にあきらめずに攻撃を仕掛けても、るこるがもつ様々な武装『祭器』が彼女の骨に刻まれた神印の力で肉体と一体化していて、最適なものが飛び出し『粛清』されることになる。既にキング級のオークがその餌食に会っており、それを目撃し賜物たちは手をこまねいたということである。
　そんなわけで、準備万全の彼女に触れられる雑魚災魔などおらず、彼女はそのまま目的の第一階層の奥にたどり着くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●とられたらとりかえす！
「ぽいぽいぽーいっ！」
　露木・鬼燈（竜喰・f01316）のエコロケーション……まあ要するに超音波的なものが周囲に響き渡る。
「ぐえぇ！」
「ぴぎぃ！」
　と、彼の行く手で女冒険者のケツを狙うゴブリンたちに的確にダメージを与える周波数のそれにより、悪は気絶。
「からのー、えいっ！　でおわりっぽい！」
　あとはざしゅっと忍び刀で首落ちておしまい。
「あ、ありがとうございますー！」
「助かったよー！　お兄さんありがとッ♪」
「いやぁ、それほどでも～」
　助けられた女冒険者たちはまだ若い学生のようで、一方は真面目で誠実そうな委員長タイプ、もう一方はピンキッシュな金髪ギャルであり、ギャルの方が助けられたお礼とばかりに鬼燈の腕に抱きつきなかなかの乳を擦り付けてくれる。
　しかし、熟達の忍びはこんなことで隙は作らないのです。いや、彼女はそういう意図ではないのはわかってるけど。
「おっと、失礼……！」
　背後から迫る音波の聞かない生物……スライムの気配を感じて変わり身の術でそれを回避した鬼燈はシュシュッとそのスライムの背後に回って両断！
　あ、しっまったー！　斬ったスライムが女冒険者たちにそのまま飛んでいってしまった～！　熟達の忍びともあろうものが初歩的なミスだー(棒)
「きゃんっ！」
「ひゃああっ💕　とってぇ！！」
　瀕死とはいえうっかり急所をはずしてしまった鬼燈。スライムはうねうね動いて女たちの服を頑張って溶かしている。
「ごめんごめん、君たちなら避けられると思って……えい！」
　いい案配に溶けたところでスライムをひっぺがし止めを指す鬼燈。名前に恥じぬ鬼畜ッぷりだが全ては偶然、あるいは神のいたずらなのです。
　鬼燈は女冒険者たちを慰めるように抱き寄せ、彼女たちもそれに甘えて自分の素肌を鬼燈の身体で隠すように生肌を擦り付けながら甘えるのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●このスライムとフラワースライムはゴキブリと蝶々くらい別物だから！
「触手タイツ……か……」
　スターレイル・エストレジャ（星虹の超越者・f40527）は考えながら前へ進む。
「いや、声に出てるけど？？？」
　そんな彼女の背中を守るのはフラワースライムのアウラ。お互いが背中合わせに……というかスターレイルがアウラを背中に装着する感じでべちゃっとくっついてもらう状態になることでほぼ死角なしとなる。
　その死角も二人とも自分の身に触れる驚異の速度、威力を下げるオーラを放つことで不意打ちに備え、気を集中させて心眼を研ぎ澄ませることで視野を広げて潰してしまう。
「あとは罠だけ気を付けないとね。お姉さん」
「罠ってスライムだろう？　もしもの時は消滅させるが構わないのか？」
「もちろん！　同族だなんて思わなくていいよ。虫だってカブトムシとゴキブリなら似てても別物でしょ？」
「なるほど、なら遠慮する必要はないか……」
　本心かこちらに気を遣ってかはわからないが、アウラがいいというなら良いのだろう。
　スターレイルはその後現れたスライムについては容赦なくエネルギーの塊をぶち当てたり、星神の力を宿したオーラで浄化するように消し去った。
　アウラのほうも本当に容赦なく、必殺のプロキオンショットをおみまいしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●無茶しやがって……。
　【第523独立機甲大隊麾下歩兵第1小隊（ホヘイショウタイ）】は、春房・更（小さな指揮官・f40593）をマスコットキャラとする戦禍階梯の獣人歩兵の軍隊である。
『いや、ちょっと流石に狭くありやせんかい？』
　森の、とはいえ迷宮。道なき道は危険がいっぱいだしそもそも木々がみっちりで通り抜けられない場所もある。そしてその道は武器を持って振るうの前提で動くなら二列縦隊がベスト。
「なら二人一組で動くことにする。一般の冒険者の救助をしっかりと行いながら進め」
　部下の進言に耳を貸し、並んで歩くより死角をカバーし合いながらペアを決め、分かれ道ごとに兵を分け進むこととする更。きちんと下の物の意見も聞き入れられる。それもまた更が指揮官として部隊に慕われるゆえんなのだ。
「すまないな、戦闘能力の低い自分とペアにしてしまって」
『いえ、指揮官と共に行けて重畳であります！』
　そんな更とペアを組むのは戦闘力の高い熊獣人の女兵士である。体が大きい分どうしても死角は大きくなるので小回りの利く更がそれをカバーする采配であった。
「むむ、危ない……うをっ！？」
　一つ盲点があるとすれば咄嗟に体が動いても熊獣人をかばえるポテンシャルがあるかということであった。
「指揮官殿……んあっ！」
　熊獣人の尻に迫るスライムを見つけ、かばおうと飛び出したものの、スライムの体積に対して更が小さすぎて、更ごとスライムは熊獣人のお尻にぴたりと張り付いてしまう。
「この……！　出せっ……！」
　抵抗虚しく、更は熊獣人の蒸れたかほりに包まれながら、彼女のお腹の中に穴から押し込まれていく。
「んぁ、あぁんっ💕」
「くそ、奥に押し込むな……！　く、うぅ……誰かもう一組、傍に残すべきだったか……つぅっ！！！」
　全身を熊獣人のナカに搾り取られ、更の服もスライムの成分に溶けていく。そのまま更は女の中で果て自分の出したのに溺れそうになるも、そこまでの危機とつゆ知らず、熊獣人は悦にときめきながら、愛おし気にお腹を撫でているのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●アヤシイクエスト
「邪悪な災魔は魔法少女としてやっつけます！　行きましょう、黒葉」
「うん、一般冒険者に被害がでるまえに災魔をたおせばいいんだね！」
『そうだにゃ、魔法少女の二人なら楽勝だにゃ』
　使い魔ノワールが姉妹にもたらした新たなる依頼は天空樹の迷宮に挑む冒険者たちの補助であった。心から魔法少女としての義務を果たそうと動く姉、高千穂・ましろ（黒猫ノワールと契約した高火力型魔法少女・f29622）と、相変わらずノワールを疑い警戒を強める妹高千穂・黒葉（黒猫ノワールと契約した近接格闘型魔法少女・f39170）。まあこれまで黒猫にされたことを思えばどう考えても正常なのは妹の方なんだけど……。
「やっぱり……」
　そんな黒葉は迷宮を進むうち、彼女の持つ結界の力で周囲に潜む敵の存在を察知する。
「ましろおねえちゃん、ゴブリンやオークが背後から襲ってくるみたい。背後の警戒は任せて」
「ええっ！？　わ、わかりました。では正面に集中します！　見つけました。冒険者さんを襲う敵さん……皆さん、今助けますからね！　必殺魔法シャイニング・ブレイカー！」
　ましろの放つユーベルコードによって生まれる強大な魔法の光が視界にとらえた邪を一瞬にして消滅させてしまう。
『災魔の大群が一瞬で消滅したにゃ！？　災魔に襲われるましろを生配信する計画が水の泡だにゃ』
「やっぱり変なことを企んでいたのねノワール！　今回はそうはさせないわよ。お姉ちゃんが反動で動けない間は、私が守り抜いて見せるわ！」
　ましろの魔法は最大最強。その反動で魔法少女の変身が解け少しの間動けない状態になってしまう、しかし魔法少女真拳を操る黒葉の得意は接近戦。襲い来る敵であればだれであろうとぶちのめして見せると気合を入れ、単純で重い魔力を込めた拳の乱打で降りかかる火の粉を払う！
『ちっ、モンスターのことは黙ってたのに、黒葉は勘がいいにゃ。しかし、今回のボクも、そんなに甘くはにゃいにゃ！』
　完全なる勝利を確信した黒葉と、それを見守るましろに向けたカメラの録画ボタンを押すノワール。それにゴブリンは倒せてもまだオークとかいる……。
「でえええええええええいっ！！！」
　なんて考えてたらその幻想をぶち壊すとばかりに黒葉の強烈なジャンピングスマッシュがオークの頭蓋を捉え地面にたたきつけ、地面をバキバキに割りながら頭のみならず体ごとそこにオークをめり込ませる。
『地形が変わるくらいのパンチとか、黒葉、強すぎだにゃ！？』
「ゴブリンやオーク程度で私に勝てると思わないことだね！」
『ぐぬぬぬぬっ！　し、しかーし、今回は、今回は本当に一味違うのにゃ！』
「無駄よ、これ以上何をやったって……今回こそお姉ちゃんと無事に帰って見せる！」
　もはや敵は災魔にあらず。という勢いの空気になってきているがそんな黒葉の余裕はノワールの言う通り直ぐに消え去ることになる。

「わー、こころちゃん、災魔をワンパンとか、相変わらずえぐいなー。黒葉ちゃんもやるじゃん。感激しちゃった……でも、これならどうかな……」
「えっ！？」
　オークをひれ伏した土煙の向こうから、謎の女の声が聞こえたと思えば、煙が晴れた先には先ほど確かに倒したはずのオークとゴブリンたちが無傷で立ち上がっていた。
「そんな……」
「な、なんでー！！！？」
『にゃははっ！　だからいったのにゃー！　さあ、今回もおとなしく視聴者数の糧になるのにゃー！』
　驚くましろと黒葉。ここからはようやくお待ちかね、ノワールのターンである。

●こころCh.
「にししー。魔法少女二人が迷宮に挑むと聞いてやってきたよ♪　こころチャンネルで、魔法少女たちのえっちなシーンを生配信だよ☆」
　ましろと黒葉が迷宮に入るよりも前、もう一人のノワールと契約した魔法少女、多倉・こころ（悪に堕ちた魔法少女にして動画配信者・f41182）は一足先に迷宮を進んでいた。
「あはは、元気のいい魔物さんだけど、今日は私の番はおあずけなんだよねー。ごめんね☆」
　行く先々で自分を襲おうとする魔物たちの因果を支配し、精神に干渉することで、出会う災魔出会う災魔次々とその襲撃対象をましろ、黒葉にすり替え押し付けていく。
「さて、準備はこんなもんかな？　って……お、来た来た♪」
　こうしてすべての準備を整えたこころはやって来たましろたちの強さを十分に眺めた後、時間操作の魔法を使い黒葉とましろが消し去った災魔たちを全て復活させたのだ。
「さて、今日は顔合わせする気はないし、このまま眺めてようかなー。あ、冒険者さんたちにも協力してもらおーっと♪」

『にゃーっはっは！　さあ、先ずは黒葉にゃー！』
「いやあああああ！」
　遠くからそんな迷惑悪堕ち魔法少女がカメラ片手に見ていることも知らず、黒葉は原因不明のぶっ飛ばしてもぶっ飛ばしても無傷でゾンビアタック（？）を仕掛けてくるオークとゴブリンに早速心が折れかけていた。
『ふふ、黒葉はなんだかんだメンタルが弱くて助かるにゃー』
　ノワールの配信には泣いてる黒葉ちゃんかわいい。僕も黒葉ちゃんの笑顔を曇らせたい。と歪んだ欲望コメントが流れてきて盛り上がっている。
「もう、なんなのよー！　お姉ちゃんそろそろ動けない？　って、お姉ちゃん！？」
　泣きながらも反撃を繰り返す黒葉、後ろを振り返ると守る余裕をなくしてるうちにましろがスライムトラップにかかってしまっていた。
「ご、ごめん、黒葉ぁ……あんっ💕　つかまっちゃったぁ💕」
「お姉ちゃーん……！」
　そんな様子を眺めるこころは、にまにまとしながら次なる魔法を使用した。
「頑張るのはいいけど、そろそろ魔法少女真拳も見飽きたし……黒葉ちゃんもおとなしくなってもらおうかな？」
「く、絶対に負けたくな――！！！」
　パチンッ！
　こころが指を鳴らすと黒葉の動きが一瞬にして完全停止する。
「さて、これでよし……あとはゆっくり、ねっとりカメラワークで二人の様子をお届けするよ☆　みんな、下半身がお世話になったらチャンネル登録してね☆」

「くろ、は……？　黒葉……？　んっ💕　あれ、黒葉、動かない……どうしましょう……」
　突如止まった妹に困惑する姉、しかしましろも人のこと見てる余裕はない。スライムには完全に服を溶かされ丸裸、快楽に耐えるので精いっぱい。
「ましろたん……」
「ましろ……これが、ましろ……」
「かわいい……たべちゃいたい」
「へっ……？　ひっ！　や、やめてください」
　しかもそんなましろに忍び寄るのはさっき助けたはずの冒険者のおじさんたち。ましろの身体に四つん這いで這いより、三人のおじさんがその美しい肢体に手を伸ばして肌触りを堪能し始める。
「や、やぁ💕　今、敏感なんです……どうして……あぁ💕」
「さあ、魔力を使い果たした魔法少女が一般冒険者に凌辱されるシーンを大公開だよ♪」
『ああー！　鬼畜おじさんたちとの強姦４Pファックにゃー！　魔法少女陥落にゃー！』
　ましろの言葉など一切聞こえてない様子でましろを舐めたり擦ったりしだすおじさんたちはもう止まらず、ましろはそのままおじさんたちに犯されてしまうのだった。
「よーし、こっちも完ぺき。魔法の暴発もなし！　えへへ。黒葉ちゃん、後で驚くだろうなぁ」
　るんるんとカメラを向け続けるこころ。実はこころが冒険者たちにましろを襲いたくなるよう精神に悪意の種を植え付けていたのだ。

●
　黒葉が動きを取り戻したときにはすべてが終わっていた。
『黒葉の時間が停止してる間に災魔が群がって欲望を吐き出すにゃ……そして時は動き出すのにゃ』
「え……なに？　なんで……？　あぁ～～～～っ！！！」
　この感覚には覚えがあった。自分の意識が消し飛んで、空白の時間に弄ばれる感覚。そして、動き出すとともに襲い来る絶頂。
　すべてはかつてある男から受けた仕打ちと同じ、違うのは今自分を犯し中に注ぎ込んでいるのは人間ではなく繁殖力の強いゴブリンやオークということだけ。
「いやぁあああっ！」
　と叫びながらも時が動いてない間に体に焼き付いた感覚が黒葉の潮吹きを止めさせてくれない。後の祭り。黒葉は泣きながら潮が止まった後失禁までしてしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●アラサー冒険者、セックスを知る～伝説の剣を股間にぶら下げるおっさんは、ついにその鞘を見つける。メガマラスパンキングでガチアクメ淫乱女ゲットだぜ！～
　男の名はトライ・フォース。かつてはアルダワ魔法学院に通い、強き冒険者を目指して剣を振るい続けた。２メートルの巨躯に恵まれ、俊敏な足腰を持つトライは、自分はいつか勇者になるのだと信じて疑わなかった。
　しかし、凶悪なるスライム災魔に襲われ、性の喜びを知ってしまった彼は煩悩に取りつかれ、成功の願いはいつの間にか性交の願いへと変わった。だが、とある理由によりその願いは叶えられることは無いまま１０年以上の月日がたった。
　自分を堕落せしめたスライムに恨みを抱いたトライは、いつしかスライムスレイヤーと呼ばれる冒険者になっていた。彼の持つ剣『マスターＢソード』は猛る彼の情をその刀身に宿し巨大化する聖剣であり、それは軟体特攻をもっていたのだ。
　このまま熱き血潮を白濁として女の中に注げず果てるなら、この聖剣が満足し｜朽ち果て《テクノブレイクす》るまで剣の道に生きようとそう思い、この天空樹のダンジョンという探索が長期かかりそうなダンジョンの探索依頼を受けた。
　スライムスレイヤーという異名までもつ彼だが、そんな彼に同行し安全を得ようとする者はいない。スライムを狩る時の彼は、行き場のない情欲に取りつかれバーサーカーとなるというのもまた有名な話だったからだ。
「にしても、今日はなかなかエンカウントしないな……」
　あまりにも敵とエンカウントしないせいで正気に戻りそうになる心を抑えながらダンジョンを進むトライ。なんだがこのダンジョン、様子がおかしい。
　まあそれには数多くの猟兵の活躍が原因の一つとしてあるのだが、彼の行く道に関しては、また違った原因もあった。
「はあああああああああんっ💕」
　トライが森を進んでいると、ヒトが好んで入らないはずの道なき森の茂みの中から艶めかしい女の声がした。スライムハンターをしていると、そういう声もたまに聴いてしまうものだが、今回は特別様子が違う。
（なんだ、この声は……なんて、艶めかしくてオープンな鳴き声……まるで望んでそうされているかのような。嫌悪も戸惑いも一切見受けられない声……）
　トライが今まで救ってきた一般冒険者は、どんなに感じてもその声色には未知への恐怖などが籠っているものだった。しかしこの女の声は違う……股間に……ストレートにずしんとクる……！
　トライは迷わず、声のする方へ歩き出した。

●
「あんっ💕　丹念にねっちっこく撫で廻して捏ねて吸わないでぇ……❤」
　そこには、服を溶かされ触手化したスライムにお尻と膣を丹念に弄繰り回されのたうち回る一人の女がいた。
「いく、いっちゃう、イカされるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ❤」
　トライが驚き目を見開いた瞬間、その女は腰を浮き上がらせながらビクン、ビクンと激しく痙攣をはじめる。だがスライムはそんなことでは止まらない。
「いっでるのにぃぃぃぃ、そんなぐちゅぐちゅいやぁぁぁぁぁぁっ♥」
　イキ狂う女の陰核を執拗に刺激するように動き回るのだ。ああ、なのにやっぱり、女の声からは恐怖は感じない。確信する。この女は……今までのとは違う。　その証拠によく見れば彼女を襲うスライムには“つなぎ目”が見えた。すなわち、一匹ではないということだ。彼女は一人で複数のスライムをその身に受け入れさせられながら、喜んでいるのだ。そう確信した｜瞬間《トキ》男は唾をのんだ。そしてがさがさとわざと音を立て、女に近づく。
「と、通りすがりの方、助けてぇ❤」
　女は直ぐにトライに目を向けて潤んだ瞳で救いを求めた。本当に救いを求めているのか不安になるほどのまなざしで。
「助けて、いいんだな？」
「うぅ、助けてほしいのぉ💕　もう、スライムでぐちゅぐちゅ、いやぁあああ❤」
　そういう女の視線は、トライの顔で無く、トライの隠しようがない股間の膨らみを見て言っていた。すくなくともトライにはそう感じられた。
「わかった。助けてやろう」
「んぁああああっ❤　あり、がとうございま……」
「だが、お礼はもらうぞ……」
「えっ……はぁッ❤」
　トライはスライムをずるりと抜き取り剣で切り伏せると、ズボンのチャックを下ろした。女の恥部、濡れて漏らしてびっしょびしょのマンコに、まるで鈍器の如くズガン！　と肉の棒が叩きつけられる。熱くて、熱くて、熱い。脈打つその大きな男根はトライの、身長二メートルを超える男のへそよりも上に先端があった。そして、太く、固く、血管が浮き出ていて、さきからはぴゅっとカウパーが溢れて垂れている。陰嚢も種族人間とは思えないほど大きくて、カウパーの一滴がもうなんか今まであったどの男よりも多い。
「ひっ❤」
「はは……同意と見做す！」
「はあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん💕💕💕💕💕💕」
　一瞬怖気づくような声を上げた女、郁芽・瑞莉（陽炎の神和・f00305）の顔が、期待を孕んでいるのをトライは見逃さなかった。高揚が留まることを知らない――。
「くっ、うぅ……これが、マンコ……ずっと、ずっと求めていた……！　ようやく、ようやく……俺の聖剣が収まる器に出会えたっ！！！」
　トライは顔を歪ませ、イキそうになるのを必死に我慢する。ずっと求めていた温かな肉の挟まり。スライムでは決して味わえない血の通った脈動と、到達できる奥の二つ目の口……膣口を進んだ先にある新たなる階層への扉……子宮口！
「ぁぅ、でてりゅ、熱いのぉ、でてりゅううううう💕💕💕💕💕」
「まだ、、出て、、、、、ナイッ！！！」
　ずん、ずん、ぐぐんっ！　と押し込まれては引きまた押し込まれる聖剣。実際に吐精は我慢できているが、瑞莉が中田氏されてると錯覚するのも仕方のないことだった。それほどまでにぴゅるっと出る彼のカウパーは多い。
　瑞莉が初心者だと気づかないほど、イメージトレーニング完璧なトライの恵まれた体から繰り出される高速ピストンは的確に瑞莉のよわよわなところをコスコスずっちゅんしちゃってて……。
「く、ここが、最奥か。流石に全部は、入らないか、だが……ぬんっ！！！」
「おごっ♥　いきなり奥突いだらぁ……、イッッッッックぅぅぅうぅぅぅぅぅぅぅぅ♥」
　と瑞莉の方が先にきゅうきゅう膣を痙攣させイキ果てる。正直一緒にイキそうだったが、気持ちよすぎて逆にイキ損ねるトライ。やけくそで更に優位をとる。
「はは、俺のでイクか！　最高だ……！　もっと欲しいか！　もっと欲しいだろう！　ほら、辛いならスライムで楽にしてやる」
「ぁぅ、そんなぁ❤　あ、しゅご……せっかく取れたスライムが、またくっついて……！」
　トライの身体をよけながらまた触手服のカタチを取るスライム。現実でオブリビオン以外から受けられるとは思っていなかった特殊な快楽の連続に瑞莉は口の中もお尻も、穴という穴を唾液や蜜でぬちゃぬちゃぐちゃぐちゃにする。
「ああ、くそ、おっぱいもでけぇ……この体、俺の為にあるみたいだ……！」
「触手服だけでも気持ちいいのにぃぃぃぃぃっ♥　武骨な手の愛撫にぃっ♥　奥ズンズン突くのぎぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ♥」
「グっ――！」
「ほぇ、いぎなり止まってぇ……？」
　どびゅ！　びゅるる、びゅるるるるる！　びゅーーーーっ！　びゅくっ！　どぴゅ！　びゅるるっ！　どぴゅぅっ！　びゅるるるるるる！　ドボ、ドボッ……びゅっびゅっ！　どびゅっ！　びゅーーーーーーーっ！
「あっ♥　あああああああああああっ❤　熱々白濁液ぎだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ♥♥♥　トぶ……トんぢゃうヴウゥゥゥーーーーッ❤」
　規格外の吐精。ああ、今度こそ間違いなく吐精だと嫌でもわからされる勢いと量。
「これが、ナカダシ・……幸福感、すげえええええ！　お゛ォォォオオオオオオオ゛っッ！！！！」
　獣のような咆哮を二人上げながら、トライの童帝卒業式が、全ての巨根の｜救世主《メシア》――メガマラ愛好淫乱猟兵瑞莉によって今、終わりを告げた。
「はぁ、はぁ……悪い、キス、していいか？」
「はひっ❤　もちろん……っ❤　そのかわり……もっとしてくれる？　次は、スライムなしで……甘々のやつ❤」
「いいぜ、ただ……そういうの、したことないんだ（ほんとはセックス自体初めてだけど）……教えてくれるか？」
「うん……❤」
　そして果てなき二回戦が始まる……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●悦の棺桶
『びぎゃあああああ』
『ぐぇええええ』
　アスノダンジョンに爆発音とゴブリン、オークの悲鳴が響き渡る。シルヴィ・フォーアンサー（自由を求めた脱走者・f41427）はクロムキャバリア『ミドガルズ』に搭乗したまま迷宮を進んでいた。
　機体には魔術式の索敵レーダーが搭載されており、マナ的なものを持つ生物であれば身を隠すことは不可能に近い。迷宮は丈夫でめったなことでは壊れないと聞いたので振り返らずに攻撃できるミサイルポッドのおかげで歩を止めることなくまるで移動要塞状態。
「……ゴブリンとかオーク位キャバリアなら楽勝」
　なんて余裕を見せられるのも仕方ないことである。
『油断してると痛い目にあうぞ』
「平気でしょ」
　ミドガルズ専用成人男性型サポートAIユニット『ヨルムンガンド』ことヨルが忠告するが、シルヴィの心には響かず、とはいえやはり強力な兵器を前にその機体の肌に傷をつけられる脅威もない。
「……？　今、一瞬レーダーが……ヨル、異常ある？」
『いや、確認できない』
　そんな折、モニターの画面が不自然に揺れた気がした。けれど本当に一瞬のことで、ミサイルの爆風でノイズが走ったのだろうと判断するあ、これが間違いだった。

　ステルスライム……数多くいるスライム亜種の一種で、スライム系トラップには必ず紛れているといっていい存在。太古の昔、戦争の時にマッドなな科学者が作成し世に繁殖してしまった殺傷能力はないが取りついたものを無力化することに特化した存在である。
　これが彼女の機体に樹上から落ちて取りついていた。
　粘性が自由自在なそのスライムはほんの少しの隙間でもあれば容易に要塞にすら入る音ができる。移動要塞と例えたクロムキャバリアではあるが、実際のところ気体というものは内部の熱を放出するための隙間など無数にあり、侵入は容易だ。
「……んひっ！？！？！？」
　そんなスライムが突然、シルヴィアの尻に取り憑いた。
「え、な、なに！？」
『どうした、シルヴィア』
「わ、わかんない、何か、いる……んんっ❤」
　このスライムももちろんこのダンジョンの階層の生態系に盛れず、お尻大好き。
　シルヴィアのうら若き柔肌に吸い付いてその＊印の穴周辺で蠢きだす。
　パイロットスーツの中に侵入し、一部を破り同化、密着し嘗め回す様な動きに、シルヴィアの余裕はみるみる奪われていく。
「はぁ、はぁ……❤　く、このままじゃ、制御、出来ない……ヨル、お願い」
　身体が悦に痺れて動けなくなる前に、なんとかユーベルコードを活用して機体の操縦を脳波コントロールに切り替えるシルヴィア。ヨルのＡＩサポートもあって期待は直立と防衛機能のみ維持し、しかしもう手足に自由はなく、そのままスライムに胸もお尻も好き勝手されてしまう。
「進もう、早く、ボスを倒して帰らないと……はぁんっ！！！」
『了解した』
　目的を果たしここを離れなければ機体から降りるのも危険だと判断したシルヴィアは急ぎ足に階層の奥を目指す。その体にはすでにスライムが婬紋を刻み始めているとは知らずに……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●隠し広間の一人墜ち（いや、心は堕ちてないから！）
　様々な窮地を潜り抜けた斎藤・斎（人間賛歌・f10919）にとって、来るとわかっている奇襲など恐怖の対象ではなかった。警戒は怠ることはしないが、積極的に森の迷宮を探索する。
　森だけあって彼女のイメージする迷宮とは違い部屋のようなものはなかったが、隠し通路や行き止まりの広間などはあり、彼女は一般冒険者たちが酷い目に合わないようにそういうところもしっかりと探索して回っていた。
　子供サイズ以上の生物が接近すれば反応できるように意識を研ぎ澄ませ、後方警戒ソナーを腰に装着し稼働させる。銃の腕も名のある漫画キャラ達にも負けないほど磨かれており、接近戦を仕掛けられても負けることは無い。
「やはり大したことは無い、ですね」
　即抜き即撃ちでゴブリンもオークも眉間への的確なヘッドショットを決めれば、次第に数も減って来たのか周囲の生物の気配が薄れていくのを感じ取れる。ゾンビだらけの街で生き抜くガンナーとはこんな感覚なのだろうかなど考える余裕すらあった。

　そんな風にクリアリングを重ねて進んでいた斎だが、ある時一風変わった広間にたどり着く。今までは土の道に草が生えた道だったのに、その広間だけは石畳になっており、木々ではなく壁に囲まれている。
「ふむ、ここは探索の必要はなさそうですね」
　流石にこの場所じゃ隠れる場所も無いだろうと広間の中央まで行きぐるりと周囲を見渡したところできた道を戻ろうとする斎。しかしその体に突如電撃が走る。
「―――――ンッ！！！？」
　突如足者と石畳の一枚が消え、代わりに自分の身体にスライムが纏わりついていた。そして、周囲の石畳もうねうねと妖しい動きを見せ始める。
「しまった、擬態……！？」
　気づいたときにはもう遅く、ジーンズに纏わりついたスライムはまるで浸透するように服の内側に入り込む。突然の斎の性感帯への一撃により、武器も落としてしまい、その場に崩れ落ちる斎の身体にもう一匹、二匹とスライムが擬態を解いて飛び掛かる。
「はうぅ……っ❤」
　それはお尻とうなじに張り付いて、ベロベロと舐めるように滑った体を擦り付けてきた。
（まずい……っ❤　なんとか、しないとぉ💕）
　慌ててスライムをはぎ取ろうとしても、彼女が自分の意思で来ていた服は人間の力でかきむしった程度では傷もつかない強化繊維、スライムに直接触れることもできない。
「はぁあっ❤　……く、うぅぅんっ」
　しかも、スライムは服の中で触手を生やし、斎の前後の穴の中に入り込んでくるではないか。精神は高潔でも、体はすでに快楽を知った身、刻まれてしまった悦のツボを突かれては、勝手に反応してしまう。思わず出る声に必死に口元を抑え、耐えようとする斎。
「く、はぁ……な、お前たちは……ま、まて、待つのです……」
　だが気づけば周囲をゴブリンやオークに囲まれており彼らはまだ石畳に擬態するスライムをひっぺがし、斎の手を拘束し、並々ならぬ力で強化繊維を穴のある所だけ、ストッキングを引き裂くように破ってスライムスーツごと捩じ込むように彼女の身体を代わる代わる貫いた。
「く、つぅ……ッ！　～～～～～～～っ！！！」
　斎が何度もイカされ、快楽にその身が一時的になれるまで、隠し広間のこの場所に救援も来るはずはなく……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●背後のご執心！
　ラフィカ・ペーシェロッソ（｜金魚型飛空艇《ラフィカは優秀な船ですから》・f33979）はその名の通り飛空艇なガレオノイド。屋根無き天空樹の迷宮ではあったが、結界はあるようで高くは飛べずそれもどこがぶつかる場所かも見えないため、仕方なく人型徒歩で道を進む。
　ただでさえ彼女にとっては最適でない形態で、長尺武器を使うのは不利だと感じ、アームドフォートは出さず、近接戦闘装備を換装する。
「とはいえ、優秀なラフィカに苦手武器とかないんで」
　襲い来るゴブリンやオークは回転をきかせながら斬り捨ててちょっぴりドヤ顔。集団敵にもなれないモブの災魔など敵ではないと油断全開で進む。
　でも、油断するあまり｜不定形で静かな魔法生物《スライム》の襲撃に反応が遅れ、その身に取り憑かれてしまう。そうしてインナースーツは触手つき赤スクになってしまった。
「く、んんっ！　しまった……っ」
　スライム触手はラフィカの胸や膣に当たる部分の周囲に纏わりつき、その幼いボディを刺激する。
「やっぱり、この感覚、変……！」
　なれない刺激に体は自由に動かせなくなってしまい、その理由も理解できないまま後ろに控えていたオークの魔の手が彼女の下肢に伸びる。
「グオオオオ！」
「うぅ……！」
　そしてそのまま他の猟兵たちが他のオークにそうされたようにスライムスーツごとその身を貫き犯そうとしたのだが、偶然彼女に纏わりついたスライムは粘性が強く分厚い大きな個体であったためそれがかなわない。
「グ、グゥウウウ！」
「ひ、何……熱いのが……気持ち、悪い」
　ならばとオークはラフィカの太腿と太腿の間や、尻の谷間に大きくて臭い肉棒を擦り付けて減子へこと腰を振り始める。
「ぐぉ！　グォ！」
　聞き苦しい声を喚き散らし、ぬちょぬちょ、パンパンと肉体をぶつけ擦り付けてくる醜悪な肉の塊にラフィカは嫌悪感を覚えるが、スライムの攻めの前に相変わらず力は上手く入らず、ラブドールの如くおとなしく使われるしかない。
「グフォッ！！！」
　どっぴゅ、びゅるる、びゅくっ、どびゅう――。
　やがて彼女の身体には白濁としたねばねばの液体がまき散らされ、背部を紅白に染められる。当然一度では終わらず、何度も何度も熱を叩きつけられてはアメーバが全身を包み込むようになるまで使われ続けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●心無いものに改めるものはない。
　彩波・流江（不縛神フルエリュト・f25223）の背後より飛び出し、こん棒を振り下ろすゴブリン。しかし、事前情報で後ろからくるとわかっているものに対処するのは難しいことではない。
「背後からの奇襲…基本そう来ると分かっていればなんて事はありませんね〜」
　と余裕の表情で振り向きざまに【強制改心刀】による一閃を放つ。それは肉体を傷つけず、邪心のみを攻撃する退魔の一撃。まあ、心の在り方が違う邪そのものみたいな存在なので普通に消滅するんですけどね。
「あらら……殺すつもりはなかったのですが……」
　悪意ある生物と言えど安易な殺傷は彼女の本位とするところではない。まあでも、幽霊切ったようなもんだしあきらめてもらうしかないね。彼らはこの迷宮で生まれた純粋なる邪装置なのだ。
「邪心しかなかったということでしたら仕方ないですね。先を急ぎましょう」
　気を取り直して奥を目指す流江。仕方なく道中襲い来る敵は相変わらず肉体を傷つけないように切り払う。もしかしたら中には邪心以外も持ってる個体はいるかもしれないのでそこはあきらめない。だが、このダンジョンで彼女が人間以外に斬れないものは一種の生物を除いてはいなかった。
「う、嘘…すらいむ！？」
　それは突如ゴブリンたちに紛れて襲い掛かって来た。邪も善も、それどころかこころすら持たぬ罠スライムは改心刀では斬れず、流江の首から下の全身をあっという間に包み込み触手スーツへと変形する。
「ちょ、ダメ……っ！　ダメですよ！！」
　慌てて刀を離し、両手を使って引きはがそうとする流江だが、対してスライムはぶちゅぶちゅっと下品な水音を出しながらうねうね蠢きだし、流江の全身を一斉に攻め立て始める。
「んぐっ……！」
　突然の強い刺激に体が痺れるように震え力が抜ける流江。その触手は毛細血管の様なヒダで彼女の全身をいじめながら、ひときわ大きな触手を伸ばして少女の埋没した胸の先端に挿入し、ぬちゅぬちゅと舐めて吸うように嬲る。
「「っ……〜〜ッッ！？……ぁ、…ぁ゛ッ…なに、が…ヒッっ！」
　陥没がピンと立って乳房から頭を出したと同時に、下腹部にも走る衝撃……。スライムのものでもあって、スライムのものではない。
「オオオオォォォ……！」
「いや、ぁぁあっ゛💕」
　スライムスーツ事中に挿し込まれるのは肉の棒。聞こえるのは獣の呻くような嬌声。こんなの、コンドーム有のセックスと変わらない。
　気を狙っていた少しだけ他個体よりずる賢い邪心の塊が、刀を離し無力化された流江に襲い掛かるのは当然のことであった。
「ぁ…〜〜っ！？！？（せ、せめて、むねだけでも…ぉ゛っ、とまって…ぇ）」
　膨れた乳頭に赤子の如く吸い付かれ、挿しこまれた肉棒と共にナカに入ったスライムも苦しいのか暴れるように左右にうねうねと動き、望まぬ快楽に翻弄される流江。
　必死に離した刀に手を伸ばすが、力も入らない腰をがっしりとつかまれ肉棒の主の方に体を引き寄せられ続け、なかなかにその指先すら刀に届くことは無かった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

第2章 集団戦 『魅入られしモノ』

POW   :    絡みつき、持ち上げ、自由を奪う 【触手】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。 SPD   :    「それら」は愛でるには邪魔になる 【触手】から【衣類を溶かし体を敏感にする粘液】を放ち、【数倍に上がった感度】により対象の動きを一時的に封じる。 WIZ   :    それは進化した本能 自身の【対象のある部位に対する執着心】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。 イラスト：V-7 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

　一階層の最奥の広場は次階層への階段に続く扉に取り憑くように、あるいは周囲を囲うように妖しい色で蠢く触手であった。
　それらは君らを捕縛してお尻を中心に弄り回したり、触手を器用に使って君らを操り人形のように動かし力ずくで生物の営みを行わせ観察する。
　また、一部の個体はダンジョンに擬態できない色にも関わらず更に紫に光り輝き自らの存在感を高めヘイトを稼ぐことで驚異的な俊敏さと柔軟さを手に入れるモノもいる。そういうやつらは他の触手の行動がうまくいくように体力を奪うのを目的とした戦闘行動をとる。


●いずれ殲滅する猟兵
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は【豊乳女神の加護・餮囹（チチガミサマノカゴ・ドンヨクナルヒトヤ）】を発動した。大いなる豊饒の女神の使徒の名のもとに、彼女の放射する乳白色の波動に触れたものの攻撃全てと存在を全て吸収するすべてを包み込んで無に還す御業。
　見入られし者が光ろうが襲ってこようがなにしようが、全ては彼女に触れる前に彼女の中に一つになってしまう。
「とはいえ、全面を纏うオーラとはほんのり性質が違うものですし、自動選別には必ず予想外のバグのようなものはありますのでぇ……」
　彼女は攻撃と取れない行動などもすべて警戒し祭器による敵の動きの感知、検知と｜単純な暴力《武装祭器》による反撃準備もしっかりと備える。
「にしても、いつもながら皆さま、大変楽しそうですねぇ」
　お励みになっている他の猟兵たちの姿を眺めながら、それを巻き込まぬようにだけ注意しながら彼女は砲撃と斬撃を繰り出し始めた。
　まあ、何があってもこれで集団敵が倒せなかったということは無いだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●挟み撃ち
「今度こそ…片を付けますわ…！」
　ミルフィ・クロノラヴィット（ストライダー｜白兎《ホワイトラビット》・f20031）は意気揚々と槍を抜く。しかしこちらも抜かれたからには貴様で抜かねばすたるというもの。魅入られし者どもはそれぞれが敢えて連携を取らず好き勝手にミルフィに襲い掛かる。
「なんのぉ！」
　四方八方から迫る触手に元気よく飛び上がるミルフィと相変わらず展開されている分身ちゃんたちだが、そこに狙いすましていたかのように触手の粘液が飛んできて彼女たちの服をたちまち溶かしてしまった。
「服が溶け！？　か、身体も熱く……！」
　ミルフィの既にはだけて直し切れていなかった服装はもう直さなくていいよとばかりにどろどろに墜ちてさようなら。それでも何とか絶対領域だけは槍で守って着地するミルフィだが、まるで落とし穴の如く地面の色に擬態していたた触手に足をつかまれて自由を奪われてしまった。
　当然流れるようにその触手はお尻まで這い上がり、彼女の守った絶対領域をぶちぶちぃと破り取る。
「んあんっ❤️またお尻を…❤️は、激しいぃんっ❤️」
　分身たちも見る見るうちに触手に捕まっちゃって……。
「あらあら、楽しそうなことしてるじゃない。つけてきてみるものね」
　そこにはいよるは這いずるアサシンラミア様。
「先ほどの……あぁっ💕」
　ミルフィの本体をラミアの熱感知アイで見透かして捉え触手と一緒に絡みつくとそのまま前の穴にどちゅんっ☆
「おほあああ゛っ💕　な、なぜぇ💕」
「細かいことはいいのよ、楽しみましょう」
　とそのまま前はラミア、後ろは触手にずっちゅんばっちゅんされることになってしまった。周囲で同じように喘ぐ自分の分身の声に共鳴し深い樹海に沈んでいくように、彼女はしっぽりたっぷりとその体を悦に浸からされてしまうのでした。
「あっあっ❤️　前も後ろもそんな……壊れッ、ナカに溢れえぇ❤️❤️」

大成功 🔵​🔵​🔵​

●あの触手が絡みついてる石に生えてるコケ
「――が、欲しいんだよねぇ」
　この先は危ないので！　という天羽々斬・布都乃（未来視の力を持つ陰陽師・f40613）に対し、同行者となった薬師セイはゆるゆるふわりとそういった。
「は、はぁ、なら仕方ありませんね。私からあまり離れないでくださいね」
『布都乃、妾がしっかりセイ殿をサポートしておく』
「わかりました。では！」
　天羽々斬剣と布都御魂剣を構える布都乃。名を得て強さを増した今の式神を信じ、疾く触手の群れの一つに飛び込む。
　あっという間に２、３の魅入られしものを切り裂きバラバラにする布都乃。しかしただやられてくれる敵ではない。
「きゃあっ！」
　いつの間にか一部が擬態し、彼女の足元をつかんでいた。
『まずい、布都乃が危ないのじゃ！　セイどの、なんとかならんか』
「えー、自分にも成功化失敗かわからないんだけど……ええい、とにかくやったるかー！」
　適当にポーションを投げるセイのそれは偶然にも失敗作でちゅど―んという音を立てて小爆発を巻き起こし布都乃の足元の触手を消し散らす。
「ふ、普通人だったら私の足も吹っ飛ぶところでした。しかし、ありがとうございます……せいっ！」
　あとは未来をしっかり見据えて同じことが起こらぬようにうまく立ち回り、次々と一転攻勢で触手を排除する布都乃だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●僕のお尻を守るため
「なるほどなー」
　露木・鬼燈（竜喰・f01316）は男としての尊厳の危険を感じながら凄惨な光景を眺めていた。男女問わず冒険者や猟兵が（ちょっと一部ノリノリすぎて眼福っぽい）お尻を曝け出してあっはんうっふんな光景。鬼燈もああなるのは勘弁願いたいところ。
「とゆーことで……巫術、御霊降ろし！」
　じゃあもうなんていうか触手に触れる物質じゃなくなればいいっぽい。と発動するのは【建雷命之御霊降（タケミカヅチノミタマオロシ）】！　鬼燈の片田は稲妻の鬼神に成りて、物理攻撃を無力化し、通電物質内移動の能力を得る。
　幸い触手はゴム質っぽい。試しに猟兵のお姉さんに絡みつく触手に攻撃を仕掛けたけど通電することは無かった。でも、ただのゴム質なら熱で焼き千切ってしまえばそう関係ないね。ってことで、しっかり忍者らしく刀も使って次々に魅入られしものを成敗していくスタイル。
　おかげであへがおダブルピースのまま触手から切り離され地面に倒れ伏しちゃう冒険者が続出するわけですが。
（今の僕は稲妻で構成されてるからなー……うん、運び出すとかできないのです。すまない、ほんとーにすまない）

●おまけ
　すべての触手たちが他の猟兵にも破れ平和が戻った後、ついに普通の身体に戻った鬼燈は救助活動をしようとするんだけど。
「もぅ、もうちょっとで天国みれたのに……責任取ってよ！」
「へっ！？」
　何故か鬼燈を逆恨みするクソエロ淫乱ボディセクシービキニアーマー女戦士に連れていかれ、森の奥で別の救助活動をすることになるのでした。
「ちょ、まって、激しすぎるっぽい……くぅ！」
「あっはあああああんっ💕　すごいぃ～、ナカ、すごいのぉ～～～～💕」

大成功 🔵​🔵​🔵​

●捧げたもの（押し売り）
「駄目だ、私はお尻は御主人様の物だ」
『いや、その話は断ったけど？？？』
　スターレイル・エストレジャ（星虹の超越者・f40527）のとんでも発言にアウラはすかさずツッコミをいれる。しかもちょっと冷た目に。呆れ半分驚き半分であった。
　過去、別世界の依頼でアウラにお尻を弄ってもらいガチ堕ちして下僕になりたいとオネダリしたスターレイルだったがその申し出は普通に拒否したのだ。
「くぅ！　その冷たいまなざしも、イイッ！」
『おねーさん……ほら、遊んでないでやるよ』
「はい！　ご主人様！」
『ええ……』
　おふざけ満開であるがスターレイル、｜神の力を使う者《ゴッドハンド》としての力はすさまじい。
「規定速度は破る為にある……！　そのスピードで全部ぶっちぎるよ！」
　魅入られしものの攻撃はオーラ防御で接触を避けながら華麗に回避し、どうしてもぶつかってしまいそうなものはアウラの援護射撃で払い、【原初の神速星虹（オリジン・クイック・フォース）】を発動する。
　星虹神に変身した彼女は概念の破壊が可能な神速の力を得て、更にその力で動くキャバリア、プロトスターに搭乗。そこからは機体に巻き付く触手を速度だけで千切りながら本体へ近づき……。
「さあ、どんどん終わらせちゃおう！　吹き飛べ―ッ！」
　ユーベルコードのパワーを込めた星虹破壊銃で広範囲の敵を打ち抜いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●優秀なガレオノイドの船尾はおいしい。
　ラフィカ・ペーシェロッソ（｜金魚型飛空艇《ラフィカは優秀な船ですから》・f33979）はスライムスーツに纏わりつかれたまま、何とか広間へたどり着いていた。
「あ、うぅ……優秀な、ラフィカは……この程度…………」
　とふらふらで言われても説得力はなくカモネギ状態であっというまに魅入られしものに捕まってしまった。
「ひぃぅぅ……💕」
　ただでさえスライムスーツからお尻中心に弄り回されてるのに、その上に絡みつくように這いずり回り、あまつさえスーツと体の間に潜り込んで気持ち悪いぬめぬめを塗り込んでくる魅入られしもの。やがてスライムスーツすら魅入られしものに溶かされて、弱肉強食の戦いに勝った魅入られしものはラフィカの船尾に侵入♂侵入♂
「え、な、なに……侵入……んぉっ！！」
　規格外のサイズの船尾への侵入に自身で理解不能な声が漏れだすラフィカ。そして魅入られしものに負けたスライムスーツもまだ胸とか背中には残ってるわけで、許された生存権でラフィカのことをいたぶり続ける。
「あ、おぉっ💕……おおぉっ！！！」
　頭の中が真っ白になっていき、その姿は普段の無口で冷淡な姿からは想像できないほどに乱れたものになった。
「船尾に、大量の、液体……がぁっ❤」
　そして、お腹がいっぱいになってしまうほどの粘液を船尾に注がれるのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●この脳が溶けてしまう前に
　シルヴィ・フォーアンサー（自由を求めた脱走者・f41427）の｜悦《よ》き苦痛はずっと続いたまま。
　キャバリアを脳波コントロールとオートパイロットによるサポートでなんとか広場へとたどり着く。
「んんっ、ふ……はぁ💕　うぅぅ……ッ！」
　悶絶したいのを、逆に自分からシートに尻を擦り付けることで堪え忍ぶその身体に装着されていたはずのパイロットスーツは溶けて消え去り、今はもうすっかり皮膚の約70％をスライムに侵食されている。
「く、ぅ……指の間、レロレロしないでぇ……💕」
　重点的に狙われていたお尻や胸のような判りやすい性感帯はもちろんの事、普段はそこが性感帯になると忘れているところまでねちっこく責められてこのままではやがて意識も溶けて消え去るのだろうと確信する。そうなれば脳波コントロールもおしまいだ。いや、そうじゃない。
「ミドガル、ず……ヨルぅ……待機……っ！」
　このどうしようもない疼き、全てを投げ捨てて溶けてしまいたいほどの劣情。自分はもう終わっているのだ。
『コクピット解放……』
　不本意ではありながら、ヨルは守るべきパイロットの脳波を読み取り、従い、ハッチを解放し、底から零れすべるようにシルヴィが排出され、イキ震え痙攣しながらずるりずるりと魅入られしものに魅入られるように近づいて行く。そして顔を上げ、懇願するように言った。
「何でもするから、これ、とってぇ……っ❤」
　魅入られしものは答えるように体を怪しく発光させ、地面にうつ伏せで倒れこんだシルヴィをまるで風の谷の何某に出る虫が如く囲み触手で持ち上げ、そこから出る粘液に包み込む。間もなくしてスライムスーツは溶けていき、ただの丸裸になる彼女の中に、今度は触手たちが入り込んだ。
「んぉ゛っ……はぁッッッ……❤」
　蕩けていたのが研ぎ澄まされるような衝撃。覚醒する意識で自分の肉体の現状を見下ろすと、お尻に数多の触手たちがどうやって入ってるのか分からない数、太さ、激しさで入り込んでいた。そして、彼女のお腹には既にスライムに刻まれた婬紋が魅入られしものと同じ色で妖しく光り輝いていた。
「嘘ッ゛！　な、なんでぇ゛っ……！　変なのに、こんなの、おかしいのに……っ何でゴンな゛に気゛持ちぃ゛のぉほぉおおおっ︎‪💕︎‪💕︎‪💕」
　順番待ちの触手が彼女の胸も太股も犯して身体中どろどろになったところで、ようやく覚醒とまでは行かないがギリギリ脳波が正常値に収まるようになりミドガルズに救援要請を送った。
　数秒後に幾つものミサイルによって触手の根本を破壊。なんとか脱出することに成功する。

「はぁ、ふぅ……んんっ💕　むずむず、収まらないぃ～💕」
　しかし、シルヴィはコクピットに戻っても拭いきれぬ疼きを無視できず、一人自分を慰め続けるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●なんでも溶ける水
　そこに絶対領域があるのに布や謎の光が邪魔！　そんなふうに思ったこと、ありませんか？
　この魅入られしものの触手液ならどんな頑固な着衣もみるみるうちに、まるで描いたイラストの女の子の服のレイヤーを選んで全消去するくらいの勢いで消してみせます！
「ちっ！　ぞろぞろと……伐採してくれるわっ！」
　そんな強力粘液を刀で切り払い交戦するのは篁・綾（幽世の門に咲く桜・f02755）。ここに来るまでスライムに服を溶かされ、溶けては再生し、また罠にかかって溶かされては再生をしてみたのだがそしたらまた罠にかかって……と鼬ごっこだったため、今は服は諦めユーベルコードで纏った桜水晶体をまるでドレスのように着こなす。ユーベルコードは奇跡の力。罠スライムのような小者災魔に破れるようなものではないのだ。
　しかし相手がユーベルコードを使うなら話は別、これを浴びたら裸に逆戻りなのは自明の理。
「薙いでも薙いでも……！」
　数だけは無駄に多く、既にスライム攻めで体力、気力ともに消耗している今の綾では押し返すことが出来ず、包囲され追い詰められるのに時間はそうかからなかった。
　それに、彼女は今も快楽の余韻で股を濡らし魅入られしものたちを無意識に誘引してしまっている。スライムの時同様、隠れて形成を建て直すなど到底出きるものではなかった。
　桜水晶もじわじわと粘液で溶かされ、ボロボロになっていく身なり。
「くっ……まだまだぁ！」
　それでも気力だけはなんとか振り絞るが、震える脚はそれについてこず、パァンッ！！！　と激しい音が彼女の尻で鳴る。
「ひゃああッ！！！」
　魅入られしものの身体が鞭のようにしなって炸裂したのだ。
「いつのまに……丸出しになっていたの……？」
　自分の背中など合せ鏡無しに見えるはずもなく無防備なそこにぶちこまれた一撃に、じんじんという痛みだけでなく、なぜかむずむずとしたもどかしさと、物足りなさが脳裏をよぎる。
「ひぁぁあんっ💕」
　そこにまたパァンッ！！！　と別の魅入られしものの鞭が入れば今度は甘く声が漏れた。
(うそ……こんなのでッ❤️)
　よがってしまったのを自覚したらあとはもうなすがまま。力の抜けた手足を縛られ、ケツを百叩きにされながら穴に侵入され……。
「あっ、あっはぁっ❤️　ん、ほぁ……ッんぉ❤️　おほっッ❤️　んほっ❤️　おぁ゛❤️」
　叩かれる度にだらしない牝猿のような声をあげながらはしたなくイキ果て、膣から触手たちの栄養になる水を撒き散らし続けるのであった。
　綾の身に纏うユーベルコードには生命力吸収も含めた回復力などの向上効果もあったが、あまりに激しい攻めっぷりに、拮抗することはあっても回復が勝つこともなかったのだ……！

大成功 🔵​🔵​🔵​

●魔法少女たちの不毛な戦い
「うう、中に出されるなんてサイアク……時間止めたの、ノワールじゃないよね！？」
『ボクじゃないにゃー。濡れ衣だにゃー。（ボクと契約したこころが犯人だから、ボクのせいだけどにゃ）』
　高千穂・黒葉（黒猫ノワールと契約した近接格闘型魔法少女・f39170）の疑惑の目にならない口笛を吹いてごまかすノワール。完全に妖しい奴で黒葉はますますノワールの行動に注意する。でも大丈夫。今回はノワールはカメラを持っているだけで勝手に多倉・こころ（悪に堕ちた魔法少女にして動画配信者・f41182）が面白いことにしてくれる手筈になっているのだから！
「うう、本当に酷い目に遭いました……」
「お姉ちゃん、無事だったんだね！」
「はい、黒葉も……けがはなさそうですね」
　少し離れたところで心に精神を汚染された冒険者のおじさんたちに犯されていた高千穂・ましろ（黒猫ノワールと契約した高火力型魔法少女・f29622）も無事解放されて合流する。
「こんなところ、早く出よう！　そのためにもどんどん進むよお姉ちゃん！」
　確かにケガだけは無いので、むやみに姉を心配させないように強がってずんずん先に歩き出す黒葉を、ましろは深くその核心に踏み込んでしまわないようにお姉ちゃんらしく妹の意思を尊重する形で歩き出した。

『ましろ、黒葉、触手災魔だにゃ』
「ましろおねえちゃん……は、触手に捕まる未来しか見えないから、後方支援をおねがい！　わたしが前衛にでるよ！」
「わかりました、私は後方支援に徹しますね！」
　ドジレベルが高く運も悪く運動神経もいいとは言えない姉をあんな妖しくうねるいやらしい触手の群れになんてつっこませられない。黒葉はこぶしを握り締め、魔法少女真拳を繰り出しながら再び魔法少女へと変身する。
「｜朱雀残影爪《フェニックス・クロー》のスピードと反応速度なら、飛んでくる粘液なんか簡単に避けられるんだから！」
　極限まで高めた魔力で、魅入られしものも、それが飛ばしてくる粘液も回避しながら根本に飛び込み目にもとまらぬ連撃で切り裂く。
「黒葉のあの姿なら、この広範囲魔法も巻き込まれずに行けますよね……この一撃で吹き飛んでください……エクスプロージョン！！！」
　ましろは黒葉の動きを追いながらタイミングよく広範囲への大爆発魔法をぶっ放す。ド派手なエフェクトと共に発せられる強烈な衝撃波に四散していく魅入られしもの、ノワールは当然気が気でない。
『なにしてるにゃこころ……やっぱり、ましろと黒葉の連携は強力だにゃ。触手災魔ごときでは止められないのにゃ』

●
「はいはい、ノワールってば焦れちゃってるねー。にしし。黒葉ちゃん、触手災魔の攻撃を全部避けてるよ、すごい反射神経だねー♪　ましろおねーちゃんも魔法で触手災魔を吹き飛ばしてるし、やっぱりベテラン魔法少女コンビは強いよねー。わかる、わかるよぉ。じゃっ！　そろそろ再生数をさらに伸ばしに行きますか！」
　引き続き闇魔法少女として、【こころチャンネル】で生配信中のこころは望遠鏡でノワールたちの様子を見ていたずらに微笑む。
「では、魔法少女パワー。連続で見せちゃうよー☆」
　まずは【因果支配せし銀色の瞳（ディザスター・アイ）】。こころの左目は因果を支配して、望み通りの結果を引き寄せることができる。これによって先ずはましろと黒葉の変身を解いちゃう。
「いやぁッ！　また変身が解けちゃった……ヒッ、ダメ、やぁああんっ💕」
「え、黒葉！？　……って、嘘。私も……どうして……はああああんっ💕」
　黒葉とましろのいやらしい断末魔はダンジョンに響いてきちんとこころのところまで届く。
「いいねいいね。じゃあ次ー！」
　【魔法生物召喚（サモン・ダーク・マジカルクリーチャー）】で一風変わった触手を召喚。棒でかき混ぜるお菓子みたいにねばねばの触手さんに捕まって、あとは魅入られしものにおまかせ☆
「やぁんっ💕　な、なんかさっきまでと違うのがいる……何これぇ……！！！」
「んん～～～（口に張り疲れて何もしゃべれません～～～！！！）」
「って、あ、魅入られしものは倒されてるんだった。時間操作で無かったことにしてまた復活させてあげよう。えいっ☆」
「ひゃあああっ！　なんで倒したはずのがまた復活してるの？　もう……今日いつも以上に何か変だよぉ！！！　あ、あ、だめ……お尻に入ってきちゃだめぇえええっ💕💕💕💕」
「んん、んふぅ……ん～～～～っ💕　ふぅ、ふぅ……ンッッッ！！！！！💕」
　黒葉が触手たちに足をばたつかせて抵抗するもねばねば触手から逃げられずお尻の中に入られてしまい、ましろも同じようにお尻をいじくりまわされて抵抗することもなく快楽に反射的に墜ちて楽になるかのようにその身を痙攣させて潮を吹きだす。
「にししー、ましろおねーちゃんも黒葉ちゃんも、えっちな映像ありがとね☆　おかげで登録者数うなぎのぼりだよ♪」
　さっきのスライムと冒険者姦もよかったけど、今回の方が絶望感が凄くってどんどんチャンネルの視聴者と登録者が増えて行く手ごたえを感じるこころ。
『おっとー！　ここで魅入られしものがましろに冒険者をあてがったにゃ！　にゃはは、やはりボクの見立てに間違いはなかったにゃ』
　ノワールもこころの活躍に大満足。
「んんっ！　んん－－－－－！！」
「わ、わるい、お嬢ちゃん。触手が勝手に、お前の中に俺のチンポを……ぐぉ、何だ、この名器はッ！！！」
「んんんーーーーーー💕❤（今敏感になってるからだめええええ💕❤）」
　息も満足にできない中さらに立派な冒険者戦士チンポを咥えこまされたましろは半分白目をむきながらよがりまくってしまう。冒険者も喜ぶましろの身体の反応に搾り取られてびゅっくびゅっくと容赦ない中田氏を。でもしかたないのだ。冒険者も魅入られしものに縛られて操られているのだから。
「おおー、えぐいえぐい。精神操作いらずだね……って、あれ？」
　ところで、こころの現在地は決して魅入られしものの生息区域外ではなかったわけだが。
「嘘っ！　こころの変身も解けちゃった！？」
　はい、捕まえさせていただきました。では、たくさん悪戯しちゃう悪い子は、黒葉ちゃんよりしゅごいめにあわせちゃいますね。それがダンジョンの意思なので。
「え、待って待って、カメラに映っちゃうから……っ！　ああ～～～～～っ💕💕💕　やだぁっ、カメラ止めてぇ……ッ❤」
　少し離れた位置にいるこころを助けに来るものなどおらず、こころもめちゃくちゃのぐちゃぐちゃに魅入られしものにいじめられてしまう様を視聴者たちにお届けしてしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●窒息するほどエクスタシー
　春房・更（小さな指揮官・f40593）は今もなお、自身の召喚した熊獣人の女兵士のお腹の中にいた。
「ん、くっ……んあっ……」
　素肌が彼女の肉癖に擦られるのに耐えながらその中を匍匐で進むが、熊獣人たちは依然として移動中、中も締まりがきつくなったりするのでなかなか思うように外へ進めない。
「ばか、今動くなっ、うあぁぁ……！」
　外では今何が起こっているのでしょうか。

「全員！　構え！　触手野郎に後れを取るな―！」
　指揮官亡き（生きてます）今、【第523独立機甲大隊麾下歩兵第1小隊（ホヘイショウタイ）】は魅入られしもの相手に苦戦していた。周囲がうまく把握できず、擬態や逆に目立つ発光で意識を分散され、次々とお尻を取られてしまう。
「ダメです！　このままでは壊滅します！」
「ええい、ケツを、ケツを守るんだ……うおっ！！！　クソ、つかま……う、ぐぉお……」
「やっ、だめ、だめぇ💕」
　雄雌関係なく尻でわからされる歩兵たち。そしてそれは、熊獣人女兵士も例外ではなかった。
「せ、戦況は……？」
　ようやく熊獣人の中から顔を這い出す更。しかしそれに答えられるものはもうほとんどいない。みなそれどころではない。事態は混沌としていた。
（なんでこいつはよりによって前線に立ってるんだ……！？）
　熊獣人が想像以上に前に出てることに驚きながら、手を排出して尻タブに揉まれながら完全脱出を試みる。
（まずい、触手が……！）
　しかし、ようやく脱出成功というところで触手が熊獣人を捕まえ、更ごと熊獣人の中に入っていく。
「なあ、や、やめろおおお！」
「んっ💕　だ、だめ、そこには、そこはぁ💕」
　更がまた入っていくお腹を押さえながら、必死に許しを請う熊獣人。けれど、触手にそんなことは関係ない。魅入られしものはずんずんと彼女の中にずっぷり侵入していく。
「ま、まあ、そこにいたほうが踏まなくていいんじゃない？」
（お前ら―――――！）
　偶然、思い切り触手に熊と共に嬲られながら聞こえた隊員の言葉に反応したいがうまく呼吸もさせてもらえず、更はそのまましばらく魅入られしものとの生存戦争を熊獣人の身体の中で行うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●蕩けるような疲弊
「う、うぅ……」
　体が重かった。重いなんてものじゃない。まるで自分のものではなくなってしまったかのように、自分のコントロールから外れてしまった。ただ寝転んでいたかった。そういう意味では墜ちかけていた。
「しかし、そこで、堕ちたら、全部、堕ちてしまう……ぅ💕」
　歯を食いしばった。ここには自分だけじゃないことだけが救いだった。耐えれば好機が来る。来なくても誰かがいつかは終わらせてくれると思えるのは、これまでもそうだったから。
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）は悦に堕ちるのを嫌うあまり、怠堕ちそうになってしまっていた。気力を揮えば体力が持っていかれるのは仕方のないことだ。それでもまだ抵抗したふりが出来たのは振るった気力のおかげ。皮肉な話である。けれどふりでは自力で助かるなど奇跡が起きても無理な話、ふわりと重い体が宙に浮いてどこかへと運ばれていく。
「くぅ、どこに……っ！　ぁ❤」
　斎の中にたっぷりと溜まったオークやゴブリンの｜白濁《汚物》が振動で垂れ零れ落ちていく感覚は不快だった。
　――そうして辿り着いたのは壁一面に触手の生えた部屋。他に人はいないが、そこが奴隷部屋だというのは直ぐに分かった。
「くぅ、あああっ❤」
　オークは強引に斎を壁に押し付け、触手によって四肢を拘束する。
　触手服スライムはオークやゴブリンの性液と混じったまま膣内で蠢き、また襟元を伸ばして叫ぶ口の中に入って媚薬を分泌します。
「おぐっ、ふぅ……❤❤」
　これで立派な肉便器の完成。それでもなおオーク達を睨みつけるが、これで堕ちていないというのがもう到底無理な話である。彼女だけが自分は堕ちていないと信じて致し確信していた。それを半ば憐れむように下卑た笑いを浮かべるゴブリンたち。
　口の中に入ったスライムを噛みちぎりそうなほど強い意志を燃やす斎の意識が前方に全力で注がれたとき、追い打ちはまた背後からやって来た。
「んごっ❤❤」
　あわてて口を自分の両手でも塞ぎたくなるような声。ガッ！　と両手が顔の方に動こうとするが、とうぜん四肢は動かない。
　彼女の尻からは触手がに触手が侵入し、膣内のスライムと擦り合わせるように動いたり何度も出入りを繰り返すなど、執拗にお尻を責めたてる。
「んぅ、ん゛っ～～～～～～！！！！！！❤❤❤」
「ゲヘ、ゲヘッ」
「んふぉおおおおおおおおおっ💕」
　思わず反応した身体や表情から察したか、眼前で待機していたオーク達はスライムが中で暴れる膣内に挿入すると、お構いなしに腰を振っては精を吐き出した。
　それでも止まることなく腰を人外の力で掴んで奥まで攻められると、スライムと触手の刺激も乗って脳内に火花が散ったようになり、斎はついに、徐々に抵抗できなくなっていくのであった。力強く噛み締めた奥歯は、筋肉が痙攣してしまいいつしかガタガタと震えていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●Wish
「んほおおっ！　おぢんぼ、おぢんぽ気持ちよすぎるぅ～～～っ❤　凶悪すぎますぅ～～～❤」
　彩波・流江（不縛神フルエリュト・f25223）は両足をつかまれ、ゴブリンずに肉棒を擦り付けられながら両手を後ろ手にされオークに捕まれ結合し、組体操の様な珍妙な体制で父を揺らしながら広場へ連れてこられた。一歩歩くごとにずんずんずんずん擦り付けるように力強く撃ち振るわれる肉棒はワイルドでデラックス。解放されたいあまり淫らな言葉で懇願するようになってしまっていた。
「もうおぢんぽゆるぢでぇ❤　せーしあわだって、おなかふくらんで、くるぢいのほぉ❤」
　なんて正気ではいえないセリフである。そんな流江に答えたのか、ゴブリンたちが突然足を解放し、オークもつかむ場所を脇の下にかえてすっぽりと肉棒を抜いてくれる。
「ひぅぁっ❤」
　と入り口で引っかかるオークのカリクビに甘い声を漏らしながらも、流江は助かったと蛇口をひねったような白濁をまたから垂れ流しながらお腹を押さえ安堵した。しかし次の瞬間には上にぽいっと垂直に、しかし１８０度前後回転しながら投げられ宙に舞う。
「へっ！？　……んひぐぁはああああああああああああんっ❤」
　ズバチュンッ！　というなんやねんこのオノマトペみたいな音をたてながら堕ちた先は当然オークチンポの上。構えていたオークに綺麗に駅弁ドッキングして対面で抱きかかえられる流江の中には時速５０㎞くらいのスピードで抉りこむように挿入されたビッグコックがキレイにハマる。
「オマンゴごわれりゅううう～～～っ！！」
　じんじんとくる痛みと快楽に背中をのけ反らせる流江。しかしその背面にはいつのまにか魅入られしものがぬちょりとたたずんでいた。
「ひっ、だめ、そんな太くてうねうねしたの、だめ、だめ、だめなのおおおおおおおおっ！！！　おっほっ❤　はい、っだぁあああああっ❤」
　首を横にブンブン振るが触手には目耳口なんて存在しないので。見ざる聞かざる言わざるで流江のお尻の穴にじゅっぽりと侵入してくる魅入られしもの。スライム服はいつの間にか行儀よくお尻から胸に移動しているし、驚異の三点攻め（エクストリームハード）に思考回路はショート寸前！
　反撃のために力を練り上げなきゃいけないのに、もうそんな余裕もなくなってしまい気絶する瞬間……。
「やれやれ……ルエも追い詰められる前に呼び出してくれれば良いのにね〜」
　ユーベルコード発動。自由の神リュトに人格がいれかわり、戦闘能力が向上。一瞬にして自分の中に入ったものをお腹に力を込めて追い出し反撃が始まるのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ケセラセラ
　冒険者の恩返し（？）で無事解凍されたクローネ・マックローネ（快楽至上主義な死霊術士・f05148）は呑気に広場に歩いてきた。
「まだ髪の毛がちょっと凍ったまんまだね。ま、いっか♪」
　って具合に周囲が喘ぎ声だらけでも動じない。
「あ、いたいた～確かお尻大好きな触手ちゃんなんだっけ♪　そういえばクローネちゃんって、お尻メインではあんまりシた事ないなぁ♪」
　それどころか、魅入られしものを見つけて自分のお尻を撫で、イケルかなーとでも確かめる様子。
「さあ触手ちゃん達♪　クローネちゃんといっぱい気持ちよくなろうね～★」
　からの甘い誘惑。お尻の肉を左右の手でもって割れ目を広げる。むわぁ、とかほかほかっ❤みたいな文字が見えそうなくらい美味しそうなお尻の誘い、クローネが存在感をアピールするまでもない。吸引力が落ちないただ一つの掃除機に吸い込まれていく埃のように魅入られしものが彼女の身体に群がった。
「あはんっ❤　ヤサシクしてね♪　ふふ、変な感じ……ぁ❤　ちょっと、、いいカモ♪　そのまま、そのまま……ふぅ★」
　好意的に魅入られしものを次々受け入れていく魅惑のヒップ。どうやって入っているのかはなんかもうちょっとよくわかんないけどなんか本当にあり得ない数が入っている。
「いいよぉ、クローネちゃんの中でぇ、いっぱいホカホカしてね♪　うふふ、くすぐったぁい❤」
　ペットとじゃれ合うように魅入られしものの触手の一部をつかんでチュッとキス。
「あはっ！　ビクッてなった。触手ちゃんカーワイイ♪」
　反応する魅入られしものをめでて可愛がりながら、クローネの姿は見る見るうちに変化していく。黒い肌は益々黒い漆黒に、そして背には悪魔の翼と尻尾が現れ、頭に角が生える。
「えへへー★　じゃあ、かわいい触手ちゃんのコト、いーっぱいいーっぱい、吸ってあげるね」
　クローネの言葉がマジそのまま言葉通りだとは思わず、魅惑の響きを無い耳で感じ取る触手たちは、そのまま彼女の中を気持ちよくするべく一生懸命動き回る。
「ふふ、その調子で頑張れー♪」
　しかし、吸うというのはただお尻をヒクヒクして吸い付くことなどではない。淫魔になったクローネちゃんは吸精のちからで生命力も奪い取れちゃうのだ。
「やだなあ、奪ったりしないよ。『コウイ』でくれるだけだもんね❤　ねー？」
　お腹をなでなでしながら触手に全身を委ねるクローネ。あーんなことやこーんなことを不定形なからだとたっぷりお楽しみしながら、徐々に魅入られし者たちを干からびさせていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●颯汰（大きなモノ勃ててあなたの手を引いて荒れ狂う触手に揉まれ……）触手（今すぐ壁になりたい）
「うわぁあっ！」
「颯汰！　大丈夫か！！！」
「む、ムカウさん……（とぅんく）」
　黒辺・颯汰（ニンジャなのにお人好し好青年・f37205）の胸が高鳴る。【現身分身（キョゾウナラヌワケミ）】によって数を増やし数多くの魅入られしものをムカウと共に退治する颯汰だったが、全て実態を持つ代わりにダメージも共有となり、更に体力も共有のものとなるのでスタミナも削られ本体が吹っ飛ばされたところを、ムカウがキャッチして姫だきしてくれたところだった。
（トゥンク……！）
　触手の中の、あるはずのないココロも動いた。魅入られし者たちはそのゲキレツ尊みパワーで瞬く間にすべての分身颯汰を捉えてしまう。
「ふぇ、なっ！　や、やだぁ❤」
「颯汰……！？（トゥンク）」
　ムカウの胸もときめいた。触手に縛られた感覚が共有したのだろう。もぞもぞとする彼の困り顔に……下品なんですが、その……勃起！！！！　して、しまいました。
（……！！！）
　そして触手はその膨らみを見逃さない。だってムカウのが大きいから！　孤独なシルエット丸見えなんだもん！
「ぬおっ！！」
　直ぐにムカウの隙をつき足を取り一瞬のうちにズボンを脱がせながら地面にあおむけで倒れさせる。
「わっ！」
　そして絶対に離すもんかというロマンチックな力加減で抱かれていた颯汰も流石に手から離れてしまい宙に浮いたところをこちらも一瞬のうちに、折角、折角こんなこともあろうかとあらかじめ用意してスライム取り払えた後着替えて置いた狐の羽衣を破り捨てられちゃって、そのまま開脚しながらムカウの上に尻もちをつくことになってしまう。
「んひっ！！！！　はぁっ❤」
　そして颯汰の甘い嬌声が上がった。向の肉棒のカタチを覚えてしまっている身体は、まんまと触手の策略通りに簡単にムカウの者をその身に受け｜挿入《い》れてしまったのだ。
「颯汰……やべ、また颯汰にチンポ入れちまった……くっ！　悪い、颯汰……っ～～～～～～！！！！！！」
「はぇ！？　あ、あ～～～～～っ❤」
　自分の状態をようやく理解した颯汰の中に、拗らせ熟成ムカウチンポからの熱き血潮が再び注ぎ込まれる。この人は向さんではないはずなのに、どうしても体が｜彼《愛する人》だと認識してしまう。そして、そうだったらいいなと思ってしまう。だってこんなにも、イクときに自分を見つめる目が同じだ。
「颯汰、颯汰ぁ……っ！」
　びく、びゅく、びゅるるるっ！　と脈打つそれを見せつけられながら触手に肉棒を弄られる分身たちの感覚が颯汰に流れ込んでくる。
「（嘘、僕、自分とムカウさんのセックスをおかずにさせられてる！？）……あ、ひ……
あぁ～～～っ！！！」
　脳内で交差する、目の前のムカウと、交尾する自分とムカウさんの二つの視点に言いしれない興奮と快楽を覚え、さらにちょうど吐精中のムカウの肉棒が結腸に届いてしまって颯汰は潮吹きしてしまった。
　なぜムカウが向と重なるのかの謎は解けぬまま、そのまま触手の思い通りにムカウと交尾することになり、もう気持ちいい以外どうでもよくなってしまって……。

　とかヤってるうちに多くの猟兵の活躍で魅入られし者たちは全て取り除かれ、アスノダンジョンの一階層の探索は無事死者を出さずに終了するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2023年10月19日