【サポート優先】奈落探訪
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●
グリモアベースを訪れた猟兵達を、アメリア・バーナード(量産型キャバリア乗り・f14050)が出迎えた。
「みんな、集まってくれてありがとう。キマイラフューチャーの奥深くには、システム・フラワーズっていう巨大な存在があるのは知っているわね? あの一部が剥がれ落ちて、奥から謎の廃墟が姿を現したの」
キマイラフューチャーにはかつて人類が存在したらしい。
ならば廃墟は人類が滅亡前に築いた文明跡とも思えるが、本当のところはわからない。
確かなのは、廃墟の出現と同時に、決まって怪人達が姿を現す事。
そして、怪人達はそこを『人類遺跡』と呼んでいる事だ。
「まずは彼らを倒す必要があるでしょうね。そのあとにゆっくり探索しましょ」
怪人達は実のところオブリビオンですらない。
「怪人のCGね。でもなんだかすごい技術が使われていて、触れるし戦えるの」
人類遺跡の周辺通路をうろつく彼等は、まるで話題性と評価のみを重視する余り過激さを押し進めたカートゥーンキャラクターのような、おどろおどろしい姿をしている。
もしかすると、そうした動画投稿者の成れの果てなのかも知れない。
知性に乏しく性格も凶暴で、近づいたものを襲う。門番と言うよりはモンスターだ。
「辺りの通路も赤や紫に光っていて、なんだかホラーな感じね。でも強化されてるわけじゃないから、いつも通り戦えば大丈夫だと思うわ」
CG怪人達を倒せば、いよいよ人類遺跡の探索だ。
だがそこは『致死性の白い雪』が降り注ぎ続ける死の世界と化している。
「長く雪を浴び続けると『覚めない死の眠り』に誘われてしまうの」
遺跡内は出現時に軽い崩落を起こしているのか、柱や瓦礫が道を塞いでいる場所が多い。
そのぶん雪から身を隠せる場所も見つけやすいが、先に進むためには、いずれ対処を強いられるだろう。
「まだまだあの世界には謎が多いけど、地道な調査を繰り返していけば、きっと解き明かせると思うわ。キマイラ達の安全を守るためにも、まずは討伐、よろしく頼むわね」
最後にそう言って、アメリアは転送の準備を始めるのだった。
白妙
●サポート優先依頼
これはサポート優先依頼です。
マイペースにサポートプレイングを採用していく予定です。
通常プレイングもご自由にどうぞ。
●第1章【集団戦】
システム・フラワーズの回廊で、『トラウマメイカー』のCGを討伐します。
●第2章【冒険】
遺跡内で調査を行います。
常に「致死性の白い雪」が降り続けているため、注意が必要です。
●プレイング受付
受付開始は1章は承認直後、2章は断章投下後となります。
通常プレイングも受け付けています。
途中から、あるいはこの章だけ、といった感じでも歓迎です。お気軽にどうぞ!
それでは宜しくお願い致します!
第1章 集団戦
『トラウマメイカー』
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POW : 突然のマイナーチェンジ
自身が戦闘で瀕死になると【作画が違う本人】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD : 崩壊した作画のままでオンエア
自身の身体部位ひとつを【濁ったインクの怪物】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ : 脈絡のないファニーファニーフレンズ
戦闘用の、自身と同じ強さの【可愛いガールフレンド】と【オッチョコチョイな友人】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
イラスト:まつもとけーた
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
バルタン・ノーヴェ(サポート)
「バトルの時間デース!」
雇われメイド、バルタン! 参上デース!
アドリブ連携歓迎デース!
普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)
戦闘スタイルは物理系!
遠距離ならば、銃火器類の一斉発射が有効デース!
近距離ならば、武器を展開して白兵戦を挑みマース!
敵の数が多いor護衛対象がいるならば、バルタンズの使用もお勧めしマース!
状況に応じて行動して、他の猟兵のサポートに回っても大丈夫デス!
迎撃、防衛、襲撃、撤退戦。どのような戦場でも参戦OKデース!
指定ユーベルコードが使いづらいなら、公開している他のものを使用しても問題はありマセーン!
勝利のために頑張りマース!
ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
銃撃音と共に舞い散る薔薇片の間を、武骨な一閃が抜けていく。
『×××――』
弾丸と斬撃を同時に受け、倒れ伏した『トラウマメイカー』の向こう側には、崩れた壁と、そこから露出した遺跡の入り口のようなものがあった。
「人類遺跡、発見デース!」
「ようやくですわね! バルタンさん、無理はしないでくださいまし!」
「HAHAHA! これくらい平気デース!」
システムフラワーズへの侵入を開始した猟兵達。
その先駆けであるバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)とローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)。
二人はこれまで多くのCG怪人達を返り討ちにしつつ、文字通り血路を切り開いて来た。
「にしても、まったく数が減りませんわね!」
ローズの言う通り、進めば進むほど強まる敵の抵抗は二人の進軍を押し留めている。とはいえ敵の数が増えている訳ではない。
後方から迫る新手だけが、明らかに強いのだ。
「瀕死をトリガーにした召喚と言うやつデショー! 今すぐ対処すべきデース!」
すぐさま敵中孤立の不利を悟ったバルタンがローズを振り返れば、彼女は前を向く余裕も無く、ひっきりなしに魔法銃『プリンセス・ローズ』を後方へと咆哮させている。
ルビーの如く輝く魔力の弾幕はしかし、ゆらゆらと道を埋めながら迫る怪人達の追跡を止めるには未だ至っていない。
「これ以上、やらせはしませんわ!」
「しばしお待ち下サーイ!」
バルタン、自身のメイド服に滲んだ鮮血を、サムライソードの武骨な刀身に擦り付ける。
それを全身を使って投擲すれば、宙で回転する白刃は地に落ちる前に、二人の少女の姿と化した。
かの闇の世界で対峙した存在、祈りの双子だ。
「骸式兵装展開、祈の番! 前衛、頼みマシタよ!」
バルタンの声援。二人の獣人が描く血戦兵装の斬閃が、トラウマメイカー達の戦列を押し返し始める。
未だ数では不利。にも拘らず好転を予感させる味方への鼓舞の気配に、ローズの手にある精霊銃がきらりと光を反射した。
「立ち上がる感情を我が手に宿して放ちたる弾の雨! 派手に行きますわよ!」
サイドステップで離れる双子。二人の間に開けた道を、瞬く間に光の粒子が埋め尽くした。
駆け抜ける光の散弾がCG怪人の戦列に大穴を開ける。そこへバルタンがグレネードランチャーを撃ち込めば、連続する爆発が敵を総崩れへと追い込む。
「一転、掃討戦ですわね!」
「オーライ! このまま友軍と合流デース!」
前衛の双子、そして後衛のバルタンとローズ。
巧みな役割分担と連携が、包囲を突破する。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ヴィクトル・サリヴァン
地面の中のさらに底、舞台とかの奈落みたいだねー。
ホラー風味は夏っぽいけど雪が降ってるなら中の季節は永遠の冬なのかもだけども!
それはさておき謎があるのなら挑戦するのがロマン。
何もない、という事を確認するのも重要だから探索にれっつごー。
邪魔者は突破してかないとね!
友人とか召喚したら高速詠唱でUC起動!
氷属性と竜巻合成して範囲拡大しつつ敵の本体にぶつけちゃおう。
傷を負えばいなくなるなら本体一点狙いって事で。
飛びかかってくるなら銛でいなしたり投げ銛でぶち抜いたりしてカウンター喰らわせるよ。
この割と訳の分からないシステム・フラワーズの更に中、どんなものがあるのか楽しみだねー。
※アドリブ絡み等お任せ
キマイラフューチャーの地下通路のそのまた底。
最深部へと降りていくにつれ、周囲には禍々しい光景が広がり始める。
赤や黒、紫に明滅する通路。そして、ゆらゆらと揺れる、ぬいぐるみのような怪物の群れ。
まるで舞台や劇に出て来る奈落のワンシーンのようだと、ヴィクトル・サリヴァン(星見の術士・f06661)は独り言つ。
「正直、ホラーの季節じゃないと思うんだけど、あの中は永遠の冬なんだよねー」
怪物の近くでは壁の一部が裂け、そこに入れそうな亀裂が露出している。
人類遺跡だ。これまで十数度に渡り、同じような探索を続けて来たヴィクトルには、内部の様子は概ね予想がつく。
とはいえ新たな謎が無いとも限らない。仮に何も無かったとしても、確認は重要だ。
「というわけで、探索にれっつごー」
『××××――』
詠唱を開始しつつヴィクトルは通路の真ん中へと進み出る。
ゆらりと向き直るトラウマメーカー達。
同時に、何処からともなく現れた子供達が、ヴィクトルの方へとにじり寄って来た。
ひたひたと迫る足音。ヴィクトルの詠唱――先に途絶えたのは、後者だった。
「……邪魔者は突破していかないとね!」
刹那、ヴィクトルを中心に、大量の氷片が拡散した。
氷の竜巻だ。術者に制御されたそれは『友人』の脇を抜け、本体であるCG怪人達を中心に荒れ狂う。
『××――』
『××××××××――』
響く悲鳴を背に、すぅ、と全てのファニーフレンズ達が消滅する。
それは範囲を重視した竜巻からは逃れる事叶わず、本体達が残らず被弾した証拠だ。ヴィクトルの選択は正しかった。
「まぁでも、全滅とはいかないよね。よっこらしょ、っと」
吹き荒ぶ竜巻の中、蠢く気配に向けて、ヴィクトルは、ずっしりとした銛を肩に担いで構える。
刹那、白い風の壁を抜け、一体の怪人が、ヴィクトルに向けて殺到した。
「えい」
ぶん、と風鳴り音。
放たれたのはカウンターの投げ銛。
鍛え抜かれた三又の穂先が、限界まで開かれたウサギの口を貫通し、そのまま壁へと縫い付け、消滅させた。
「この割と訳の分からないシステム・フラワーズの更に中、どんなものがあるのか楽しみだねー」
多くの戦いを経てなお、謎は尽きない。
その一端を解明すべく、ヴィクトルは壁から銛を抜くと、次なる敵へと狙いを定め直すのだった。
大成功
🔵🔵🔵
全会原・タイガ(サポート)
『やってやらぁ!』
人間のゴッドハンド×バーバリアン
口調:ぶっきらぼう(オレ、アンタ、だ、だぜ、だな、だよな?)
呪いで女性の体になった不良男子です。荒々しい性格ですが曲がったことが嫌いで困っている人がいれば迷わず助け悪には怯まず立ち向かいます。
豊満な自分の体型を気にしており、からかわれたりすると怒ります。
戦闘は武器を持たず自らの肉体と呪いの力で発動するユーベルコードで戦います。
呪いの力によって発動する一部のUCは本人の意思とは無関係に発動してしまうことが多く、追い詰められてヤケクソになった時を除き肉体に変化が起きたら驚いたり恥ずかしがったりします。
シリアス、ギャグ、お色気、アドリブ連携何でもOK
裏拳一閃。可憐な腕からは想像も出来ない破壊力をまともに受け、『トラウマメイカー』がその体を爆ぜさせる。
「ん、ヤバいな……」
敵が崩れ落ちた後も、全会原・タイガ(男は度胸!女でも度胸!・f23916)はファイティングスタイルを崩そうとしない。
彼女の視線は赤と紫に染め上げられた通路の奥に向けられていた。
するとそこから、新たな敵が姿を現す。
『×××――』
「うおっ!?」
一気に肉薄してきたウサギの巨大な噛み付きを、タイガは横払いの手刀で外し、続くフックで無理やり引き離す。
どすどす、と綿入り人形を叩くような軽い手応え。まるて効いていない、とせせら笑うかのように、怪物はその身を波打たせる。
「ちっ、こいつ、強化されてんのか……?」
カートゥーン調――ちょうどタイガを蝕む呪いの一形態にもある、特殊な容姿へと変化したその存在からは、先程よりも強い殺気が伝わって来る。
おそらくは瀕死がトリガーとなり召喚されたのだろう。
コミカルな表情に似合わぬ牙をぎらつかせ、じりじりとタイガを追い詰めにかかる『トラウマメーカー』。
だが、意志とは無関係の変化をその身に抱えるのは彼だけではない。
「くっ、嘘だろ!? こんな時に……!!」
突然、巨大な音が、タイガの男子制服の下から響いた。
それは、腹の虫の音だった。タイガがその身を侵す呪いの一つ、暴食化――その現れ、反愚理威毘異須斗の発動だった。
増幅された食欲が驚くタイガの意思を半ば支配し、その手を学生鞄へと伸ばさせる。
「やめられない! とまらない~~!!」
その中に詰まった大量のお菓子を掴み上げては、凄まじい速度で食べ始めるタイガ。
瞬く間に鞄を空にし、それでも足りずにデビルグミに手を伸ばしたタイミングで。
『××××××――』
彼女を喰らうべく、その身を躍らせるCG怪人。だが。
(「――見えるっ!!」)
その動きは大きく戦闘力を増幅させたタイガにとって、まるで遅いものであった。
相手の噛み付きに合わせて繰り出したのは拳槌。
先程を上回る破壊力が着ぐるみの頭を大きくへこませ、勢いのままに地へと叩きつける。
「……危なかったぜ。助かったのが呪いのお陰とは言えよ」
今度こそ動かなくなり、データの断片と化して消えていく怪人を見下ろし、タイガは胸を撫で下ろすのだった――。
成功
🔵🔵🔴
藤堂・こずゑ(サポート)
あまり見た目妖狐っぽくないけど、妖狐なの
右目を何とか見せない、見ない様に生きてるわ
妖狐な部分は出したくないから…
依頼に拘りは無いわ
誰とでも連携し、どんなのでも遂行してみせるわよ
日常パートはアンニュイな感じでクールに過ごすわ
一応喜怒哀楽はあるつもり
戦闘パートは古流剣術で挑むけど…
流派は忘れちゃった
マイナーだから廃れちゃったみたい
振るう刀は宵桜(ヨイザクラ)ね
可愛いでしょ
大気の流れを読んで攻撃したり避けたり、後の先を得意とするわ
UCはどれでも使用し、攻撃するUCばかりだけど…
他の猟兵との連携などで避けて敵を引き付ける必要がある時は『流水の動き』を使ってね
後はマスター様にお任せするわ
宜しくね
「なかなか厄介ね……」
真っ赤に明滅する通路。地獄を思わせるその光景の中で蠢く、ぬいぐるみの頭部を重ねたような怪物達。
彼等の死角にあたる曲がり角の隙間で、藤堂・こずゑ(一閃・f23510)は戦況を窺っていた。
「戦況はこちらに有利のようだけど……」
既に数人の猟兵はシステム・フラワーズに侵入し、人類遺跡への道を開こうと奮戦している。
だがそれでも一気に押し込むには至らない――敵の動きを観察する事に専念していたこずゑは、その理由をすぐさま看破した。
(「……あれね」)
とある一体のCG怪人が味方に重傷を負わされ、倒れた瞬間。
戦場の端に忽然と、ラフ画を思わせる別の怪人が出現した。
どうやら進軍を阻む強個体の出現は、怪人の瀕死がトリガーとなっているようだ。
ならば、と腰を沈め、鯉口を切る。
藤堂・こずゑは古流剣術の使い手。戦場で有効な抜刀術も得手だ。
『××××――』
こずゑが息を潜めているのに気づかず、ゆらゆらと一体の怪人が、彼女の目の前を通過しようとした瞬間。
「……行きます……」
すぅ、と息を吐き、『宵桜』を一閃。
描かれる一文字の斬線の輝きが、怪物の胴にあたる犬の頭を豆腐が如く両断した。
綺麗な切り口を見せ、データの断片と化して消えていくトラウマメイカー。
こずゑは息を整えて納刀し、周囲を窺う。
新たな個体の出現は――無い。
「……よし」
うん、と頷く。瀕死ではなく、即死させれば良い。
こずゑならば、それが可能だ。
成功
🔵🔵🔴
シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!
人柄
普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します
心情
仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています
基本行動
味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します
一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします
またUC【贖罪】により楽には死ねません
ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います
戦闘
味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用
戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます
凄まじい早撃ちと同時、十字の発射炎が幾度も瞬く。
ぬいぐるみの頭を繋げたような体を波打たせながら迫る『トラウマメイカー』達に向けて、シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)は、躊躇うことなく二丁の聖銃を咆哮させていた。
「人類遺跡の攻略……もうすぐですね」
このエリアに侵入した味方の猟兵の助けとなるべく、シホは多くの敵を引きつけるように動いていた。
後退と銃撃を繰り返すこと数度。今や道を埋める程に数を増したCG怪人達に逃げ場は無く、至近距離から放たれる銃撃は遺憾なくその威力を発揮していた。
だがその射線を、突如現れた『壁』が阻む。
『キャハハ』
『アハハ』
現れたのは、可愛らしい女の子と男の子の集団。
シホに向かって手を伸ばし、たたた、と迫ろうとする彼等の表情には、満面の笑みと共に、何やら凄絶な感情が浮かび上がっているようにも見える。
――CGに過ぎないとはいえ、彼等もまた、過去に確かに存在した者達の一端と言えよう。
(「……安らかに」)
鎮魂の祈りに遅すぎる事はあるまい。
唇を結び、再度連射。だがその軌道は先程とは大きく違っていた。
色とりどりの魔弾はぎゅるりと旋回し、トラウマメイカー達の死角に潜り込む。
それらは幾何学模様を描いて飛翔し、見る者の心を奪う大輪の花火を思わせる複雑な紋様を、システム・フラワーズの地上に描き出した。
「……あなたの魂に救いあれ」
驟雨の如く降り注ぐ弾は敵軍を纏めて打ち据え、瞬く間に召喚獣の壁を消滅させる。
戦いの終わりは、間近に迫っていた。
成功
🔵🔵🔴
ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。
口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。
食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆
※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。
霧崎・天音(サポート)
普段はどこかのんびりと穏やかな感じだけど
戦闘時には荒々しく戦う。
主に集団の敵相手であれば速やかな攻撃で
敵を多く倒すことを優先する。
主な台詞
「これ以上やらせない…」
「私は負けないから…頑張る。」
札神・遊狐(サポート)
妖狐のカードデュエリスト×パーラーメイド、23歳の女じゃ。
普段の口調は「老齢の妖狐っぽい口調(わらわ、お前さん、じゃ、のう、じゃろう、じゃろうか?)」、
演技時は「カワイコぶる(わたしぃ、~様、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」じゃ。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用する。
多少の怪我は厭わず積極的に行動するぞ。
他の猟兵に迷惑をかける行為はせんな。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はせん。
後はMS様におまかせするわ。
よろしくおねがいするのう!
『×××――』
『××××××――』
『トラウマメイカー』達はキマイラフューチャーの怪人達を象ったCGだという。
だが彼等の様子には人間らしい個性が欠片も感じられない。
システム・フラワーズに侵入した猟兵達を認めて狂い回るその姿は、異形の獣そのものだ。
「にゃにゃにゃ、にゃんでこいつら、こんなに強いのにゃ!?」
「何体か復帰してきてるわね……気を付けて」
先駆けの猟兵を支援する後続の一隊。
その先頭で霧崎・天音(異世界のラストドラゴンスレイヤー・f40814)が獄炎を纏う『雷火』を振るえば、舞い散る火の粉に飛び込むようにして、マシンウォーカーに騎乗したミーヤ・ロロルド(にゃんにゃん元気っ娘・f13185)が味方の戦列へと後退する。
「復帰って、どういうことにゃ!?」
跳躍しつつ、牽制の銃撃を放つミーヤ。蒸気銃から流れる煙が彼女の姿を完全に覆い隠した刹那、本命の二発目が一体の敵の頭部……クマの頭を貫いた。
ぐらりと体を揺らすトラウマメイカー。だが倒れる寸前、その体の平衡を保ったのは、瞬く間に漆黒の怪物と化した、中央の犬頭だった。
「!」
防御する天音。だが噛み付き攻撃が襲い掛かる寸前、札神・遊狐(妖狐のカードデュエリスト・f41463)が、偵察に向かわせていた自身の召喚獣を呼び返す。
「自らを生贄にした依代という訳じゃよ――来い、大天狗!」
召喚カード『大天狗』。
超速を乗せた足裏の蹴りが敵の背中を反り返らせた瞬間、咄嗟に天音も自身の鉄塊刀を振り下ろしていた。
袈裟に両断されたCG怪人の体が、データの切れ端となって消えていく。
「ありがと……」
「うむ」
同時に周囲を窺うと、天音と遊狐は頷き合う。
遊狐の情報は正しい。依代を作る余裕すら与えず――確実にトドメを刺してしまえば、新たに強力な召喚獣は発生しない。
残り僅かと呼べるまでに敵の数が減った今、3人にはそれがはっきりとわかる。
「あと少し、ちょっとだけ、時間を稼いで欲しいのにゃ!」
「行け! 『大天狗』!」
ミーヤの宣言と同時、マシンウォーカーに搭載されたレーザー砲に、蒼い光が収束し始めた。
10秒のチャージ時間を稼ぎ出すため、遊狐は大天狗を突撃させた。
ぶわ、と敵陣を切り裂く突風。あちらこちらで放たれる斬撃。搔き乱される敵群に、次瞬、天音もまた肉薄を果たしていた。
「噛み裂け……地獄の刃……!」
『××××――』
繰り出したのは鉄塊剣――ではなく、燃え盛る右足を用いた蹴り上げだ。
まるで鋭利な刃物を思わせる鋭い蹴撃は、目前のトラウマメイカーを音も無く両断し、亡骸すらも燃え盛る地獄の炎で包み込んだ。
さらに踏み込み、二の太刀、三の太刀を繰り出す天音。その荒々しい連撃が敵の連携を完全に崩した瞬間、ミーヤもまた砲の蓄力を完了させる。
「チャージ完了、今にゃ! いっけえにゃー!!」
次の瞬間、膨大なエネルギーが極太のビームと化し、広い道幅を埋めて駆け抜ける。
そして光が収まった時、射線上の怪人達は纏めて消し飛ばされていた。
後に残ったのは、散り散りとなった数体のトラウマメイカー達だけだ。
「敵は総崩れじゃ、一掃するぞ!」
「残らず仕留める……」
かくして、人類遺跡の前に巣食ったCG怪人達は、猟兵達の手で残らず討ち果たされたのだった――。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第2章 冒険
『人類遺跡探索』
|
POW : 瓦礫をどかし、遺構を探す
SPD : 雪を防ぎながら迅速に移動する
WIZ : 遺跡の構造や特徴をスケッチに残す
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
CG怪人を討ち果たした猟兵達は、改めて目的地の前に立つ。
システム・フラワーズの崩れた壁から覗くのは、明らかに人工物と思われる遺構があった。
人類遺跡の入り口だ。
穴の内部では軽い崩落が起きているらしく、崩れたものが折り重なっているのが見える。
柱、壁、瓦礫。複雑に絡み合うそれらは、さらに奥の闇にちらつく『致死性の白い雪』をほとんど防ぎ止めているものの、探索を困難にもするだろう。
そうした地点が、ところどころにあるようだ。
危険は多い。だが、ようやくここまで辿り着いたのだ。
死の雪を避け、探索を進めよう。
ウルスラ・ロザーノ(サポート)
いつもテンション高いとは言われるなー、確かに誰に対してもフレンドリーな対応しようと心掛けとる
といっても銀誓館の学生時代から能力者をしてきたんでな
救えるもんはできるだけ救う、でも倒すべき敵は必ず討伐すべしっちゅー方針や
戦法はヒット&アウェイ型、戦場全体を広く利用して戦うで
基本は中距離
レーザービット射撃やナイフの蹴り込みで牽制しつつ、
エアシューズで、地上は高速で駆け回り、空中も地形とか足掛かりに利用して軽業のように跳ね回るよ
敵からの攻撃は、すべて見切って受け流したりの回避で凌ぐよ
攻め込む機会を見つけたら奇襲を仕掛けるで
一気に接近して、蹴撃やその斬撃波を叩き込む!
サッカーボールのシュートは必殺技や!
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならなくてもいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
基本は底抜けに明るいというよりおばか入っている。
「……ちょっと裏に来るに゛ゃ。」
基本はとにかく騒ぐ。そりゃもうハイテンションで。
でも存外気が短いので割とキレやすいとか。
自分ではツッコミだと思っているボケ体質かもしれない。
なわけなので事件の際にはとにかく突撃する。
あんまり考えるのは得意ではないらしい。
「何に゛ゃって?失礼に゛ゃ。」
『せーとーはなれでぃー』を気取っているのでスマートかつエレガントを目指す……つもりではいる。
ラムダ・ツァオ(サポート)
ラムダよ、よろしく。
内容にもよるけど、行動指針となる確実な情報を得るのが有意義だと思うわ。
着替えるなり変装するなり色仕掛けなり、手段は状況に寄りけりかしら。
それとどんなときも落ち着いて行動ね。
あと、物証とか何かを集める必要があればうまく詰め込んで、
効率よく運びたいわね。
行動指針としては以下の3通りが主。
1.潜入・変装・誘惑等で確実な情報一つの入手を試みる
(または情報の裏を取る)
2.斥候・探索役として周囲を探り、情報収集を行う。
3.戦闘にて囮役または攻撃補助に徹する。
台詞回しや立ち位置などは無理のない範囲でご随意に。
ユーベルコードは状況に応じて使い分けます。
アドリブ・連携歓迎
アニカ・エドフェルト(サポート)
『よろしく、おねがいします。』
オラトリオのサウンドソルジャー×聖者、6歳の女です。
普段の口調は「読点やや多め(わたし、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、あわてた時は「読点少なめ(わたし、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
厳しい戦いの末、猟兵達は遂に人類遺跡の内部へと突入した……のだが。
「あ、アカン。もうダメや」
「行き止まり……ですね」
入り口にごく近い場所。そこで早速ウルスラ・ロザーノ(鈴振り燕・f35438)と、アニカ・エドフェルト(小さな小さな拳闘士見習い・f04762)は、障害にぶち当たった。
遺跡が出現した際の崩落の影響か、幾本もの柱が斜めに倒れており、その間を崩れた瓦礫が埋めている。
それにより形成された壁は、おそらくは主道にあたる遺跡の通路を、完全に塞いでいた。
「こっちは無理だにゃ」
「アイクルさん、ラムダさん。お疲れ様です」
そこへ、別のルートを探していたアイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)とラムダ・ツァオ(影・f00001)が合流する。
「完全に塞がれていてね。その代わり、ほら」
ラムダが取り出したのは、木片で出来たおもちゃだった。
「……あーなるほどな。はいはい」
しきりに納得するウルスラ。彼女は既に人類遺跡に踏み込み、その先に存在する者達を見届けている。
「ウルスラさんの言う、ゼラチン状の生物たちが使っていたのでしょうか……」
「多分そうだにゃ」
ラムダの手にある品を凝視する四人。それほど鋭くなさそうな刃物で加工した痕のあるそれは、何かの動物を象った手作りのようだ。
「そのあたりの木片を使って作ったのかしら。質素な暮らしぶりが窺えるわね」
「報告書では読んだことがありますが、いざ目の当たりにしてみると、なんだか不思議ですね」
つまり、とウルスラがタンバリンを叩く。
「この遺跡にも『おる』のは確実っちゅうこっちゃ!」
激しいダンスムーブを始めるウルスラ。鳴り響くタンバリンが高揚感を高めていく中、残る三人もウルスラの意図を察知した。
「踊って踊ってコンボを決めるで♪」
「ああ……荒事になるのね」
ラウンド型のサングラスの奥でラムダが苦笑する。相手が動かないのであれば、連撃を全て当てる事など容易い。
元より先を目指すという目的は変わらない。壁を破壊しなければ、それは達成し得ないのだ。
「……ちょっと待つにゃ。壊し易くしてやるにゃ」
「アイクル、頼むで!」
巨大なバトルアックスを振り上げたアイクルが壁へと突進すれば、刹那、ズン、と轟音が響いた。
吹き飛ぶ瓦礫。広がる粉塵。地を揺らすドワーフの一撃、グラウンドクラッシャーだ。
「わ、わたしも」
「無理はしないで、アニカさん」
崩れかけた壁の前に立ったアニカは、身の丈の半分ほどもある、巨大な石の塊を両手で掴む。
刹那――それを軽々と、胸の高さまで持ち上げた。
「これで、おしまい、ですっ」
、そのまま高さを活かして叩き下ろされたのは、渾身のパワーボム、撃地天使。
破壊の力を宿した一撃を前に、再びガラガラと崩れる壁。既に半分が吹き飛ばされ、その奥の闇を覗かせている。
「向こう側には雪がちらついていません。まだ先を探索できます」
「よっしゃ! 行くでラムダ!」
「お待たせ」
ウルスラが助走代わりの一回転を決めたと同時、ばさり、と黒いマントが翻る。
ラムダの服装は一変していた。流行に敏感なキマイラ達も思わず振り返るような、流行の最先端を取り入れたファッション――キマイラファッション。
これから始まる神速の技を活かすためのものだ。
「行くわよ!」
「ハチドリのダンス、甘く見たらアカンで!!」
駆けるラムダとウルスラ――刹那、三度目の衝撃が壁を揺らした。
叩き込まれる無数の拳撃と蹴撃。その只中で、ウルスラは情熱的なダンスを、ラムダは華麗な連撃を披露する。
それまで蓄積したダメージに、さらに息をつかせぬ連続攻撃が重ねられ、遂に壁が軋み始めた。
「二人とも、がんばって……!」
「もう少しだにゃ!」
アニカとアイクルが見守る中、ウルスラとラムダはぐるりと旋転。
刹那、同時に放たれたラストの蹴撃が、瓦礫の壁を完全に穿つ。
ドゴン、と衝撃。生じた穴からガラガラと壁は崩落し、瞬く間に消失した。
人類遺跡の探索の道、その端緒は、ここに拓かれたのだった――。
成功
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リカルド・マスケラス(サポート)
『さーて、どう調べるっすかね~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
得意なのはサポートで、非戦闘時はコミュ力や宇宙バイクの機動力で情報収集をしたりなどが可能。ある程度のその世界の知識や常識なども世界知識でわきまえていたりもする
色々な世界を渡って学んだことで魔術や機械の操縦など何でもござれ
また、仮面単体の時のサイズを利用すれば、念動力と組み合わせて、狭い場所を通ったり潜入調査を行うこともできる
基本的には真面目に仕事はしますが、きれいなお姉さんと一緒に行動できる選択肢があれば、迷わずそちらを選ぶチャラいキツネさんです
しんしんと降る雪は遺跡内の至る所に降り注ぎ、侵入者を静かな死の危険へと陥れようとしている。
だがリカルド・マスケラス(希望の|仮面《マスカレイド》・f12160)の場合は違っていた。
「おっかない場所っすね~」
ある時は忍者、またある時はライダー。そんなリカルドの正体は、念動力を以てふわふわと浮遊する、たった一枚の白い狐面に過ぎない。
彼にとって、ひとり崩落の隙間を縫って先へ進む事など、造作の無い事であった。
「にしても、そんなに先には進め無さそうっすね」
小さな体を横にして、すい、と柱と瓦礫の間をすり抜け、リカルドは呟く。
この崩落の跡はいつか途絶える。先を目指すには、『死の雪』が降り注ぐエリアを越えていかなければならない。
だが実のところ、その必要はない。ただでさえ行動範囲が常人よりも広いリカルドだ。
移動できるエリアをマッピングするだけでも、かなりの貢献が出来るに違いない。
「ま、仕事はきっちりやらせて貰うっす」
キマイラフューチャーの全ての存在が笑顔で暮らせるように。
そんな願いを胸に、リカルドは、慎重に先へと進む。
成功
🔵🔵🔴
中村・裕美(サポート)
副人格・シルヴァーナ
『さてと、よろしくお願いいたしますわ』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
裕美のもう一つの人格で社交性と近接戦闘特化。柔らかな物腰や【優雅なるご令嬢】で対人系は得意な方。楽しいこと大好き。
【情報収集】も得意です。基本的にお嬢様然とし態度は崩しません
探索系であれば、ドラゴンランスを竜形態に変えて偵察に出したりなども可能。
シルヴァーナは電脳魔術が使えないので裕美のハッキング能力等が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します。裕美は頼れていじりがいのある妹みたいな存在
あと、虫が苦手
CG怪人を倒し、平穏を取り戻した人類遺跡の入り口。
そこから少し離れた場所にある通路の袋小路から、ふわり、と紅茶の香りが漂う。
純白のクロスがかかった小さな丸テーブルには、椅子が一つだけ。
そこに背筋を伸ばして腰掛けた白髪の女性が、かちゃ、と紅茶のカップをソーサーに置いた。
「……うん、上出来ですわね」
白いドレスを纏い、ふふ、と微笑むのは、シルヴァーナ。
彼女の性質は、元人格である中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)とは正反対と言って良い。
社交的で、立ち振る舞いは優雅そのもの。まさに名家の令嬢と言うに相応しい。
だがそれらは彼女の実行力を支えてもいる。
たった今行使した『|優雅なる一時《グラツィオーザ・ルーティン》』などは、その現れの一つと言えるだろう。
(「いついかなる時も、慌てず、優雅に、ですわ」)
心を落ち着け、紅茶の温かみを口の中で転がすうちに、徐々に頭が冴えていくのを感じる。
さて、とシルヴァーナは立ち上がると、テーブルに立てかけたイーゼルとスケッチブックを手に、人類遺跡の入り口へと歩いていく。
最初に目に入ったのは、半ば崩落し、道を塞いでいる柱と瓦礫。
シルヴァーナは椅子に座るとその詳細をさらさらとスケッチしていく。
「ふふ、よく見るとなかなか優美な装飾が施されていますわね」
柱に施された意匠は決して新しいものではない。少なくとも、地上の近未来都市に見られるものとはかけ離れている。
真っ先にその点に注目し得たのは、ユーベルコードの効果と、シルヴァーナの審美眼によるものだろう。
あっという間に出来上がったスケッチを手に、シルヴァーナは立ち上がると、さらなる調査を行うべく、遺跡の奥へと向かうのだった――。
成功
🔵🔵🔴
ヴィクトル・サリヴァン
さあわくわく人類遺跡の調査頑張ろー。
廃墟が雪よけになってそうだけど油断は禁物、マッピングの道具を準備して丁寧に調査。
照明代わりは光の魔法でやわらかく照らし、崩れそうな地形は避けつつ頑丈そうな場所を飛び移ったり。
可能ならUC起動し空シャチ一頭に合体させて探索の手伝いをお願いする。
雪には絶対触らないよう注意ねー。
音波を放ってその反響で周囲の地形を把握、探索の参考に。
なんか広い空間があるならそっちを見に行くのもいいかな。
空シャチの背に乗って飛んで行くのも案の一つとして。
もし何か生き物の気配感知したらそっち優先、言葉通じるなら友好的に接触して穏便に世間話ししてまたねーとお別れを。
※アドリブ絡み等お任せ
「さあわくわく人類遺跡の調査頑張ろー」
よいしょ、と入り口の瓦礫を踏みつけ、人類遺跡へと足を踏み入れたヴィクトル・サリヴァン。
照明代わりに光魔法を発動すれば、さっそく淡い光が周囲の状況を照らし出した。
「そこそこ崩れちゃってるねー」
ヴィクトルに応えるように、1匹の空シャチが、キュイ、と足元で鳴いた。
入り口から少し歩くだけで、倒れた柱が複雑に絡み合い、壁となって道を塞ぐ光景が、あちこちに見られる。
おそらくは崩落の影響だろう。ならば、とヴィクトルが試しに音波を放って辺りを探れば、僅かに瓦礫が飛び散っているだけの地点を幾つも発見した。
「崩れそうな場所を避けながらいこー」
マッピングのための記録書を手に、ヴィクトルはそちらへと向かう。
通れない場所。そうでなくとも危険な場所。
再びこの地を訪れた時のために記録する事は多い。
「雪には絶対触らないよう注意ねー」
遺跡内に降り注ぐ雪は猟兵にすら影響を与える危険な存在だ。先行する空シャチに、ヴィクトルはそう言い聞かせる。
ふと見上げれば、倒れかけた柱が骨となり、そこに瓦礫や他の柱が絡まる事で、即席の屋根を作り上げていた。
ヴィクトルが雪を防ぐそれらの真下を選び、そろそろと進んでいた時。
「ん?」
生命感知の魔力が何かを捉える。
ヴィクトルはそちらへ方向転換。崩れやすそうな場所を思い切って飛び越し、ズン、と着地した時、目の前でシャチが警告の声を上げた。
数歩前に、飛び越す事の出来ない、巨大な亀裂が口を開けていた。
「じゃ、よろしくね」
空シャチに飛び乗ったヴィクトルの体が、亀裂を飛び越し、対岸へと降り立つ。
すると、ちょうどそのタイミングで、向こう側にある通路の奥から、一人の女性らしき存在が姿を現した。
「あら? 大丈夫?」
ゼラチン質の透明な体の持ち主は、かつてヴィクトルが会った存在と同じ種族らしい。
「向こうで急に崩落が起こったみたいだけど、あなた、見ない顔ね……?」
ここへ来る顛末を語ったヴィクトルに、相手も友好的な態度を示す。
世間話に花を咲かせた後、またねー、と手を振り、ヴィクトルは女性と暫し別れるのだった。
大成功
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