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エンドブレイカーの戦い⑬〜歴戦のハンマー女、再び

#エンドブレイカー! #エンドブレイカーの戦い #ウガルルム・ザ・グランギニョール #グラン・ギニョール #実験都市オペレッタグラン

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「歴戦のババアってカッコいいっすよね」
 何かのゲームのキャラでも思い浮かべているのか。若干うっとりした様子で言う雨月・雨莉(は何もしない・f03581)は、急にハッとした。
「……ってアレ!? なんで歴戦のババアなんて単語が出てきたんだろ、いくら『老女の声で喋るハンマー』を操る女が相手だからって……」
 老女の声で喋るハンマーと、それを操る女。その組み合わせには覚えがある。もしや、と思った猟兵が尋ねると、雨莉は確りと頷いた。
「ええ、そのまさかです。かつて『アルダワ魔王戦争』にも参戦していたオブリビオン『グラン・ギニョール』。そいつが、11の怪物の1柱、『ウガルルム』と融合して蘇りました」
 融合し、今や『ウガルルム・ザ・グランギニョール』となった彼女は、自らの手で「実験都市オペレッタグラン」を建造し、根城としている。そこで何をやっているかといえば。
「性懲りもなく、当時開発していた宝石災魔をはじめとして、グリモアベース攻撃に特化した研究を進めているようです」
 もしもその研究が完成してしまったら大変なことになる。早急に倒す必要があるだろう。だが、一筋縄ではいかない。
「グラン・ギニョールは、36世界に並ぶ者のない程の暗殺能力を持っているにも関わらず慎重で。ウガルルムの放つ『世界破壊の灼熱』に紛れ、敵対者の五感を完全に潰した上で襲い掛かってきます」
 本人曰く、「「光も闇も、そんなに違いはないだろうよ!」」とのことで。しかも、五感を潰すのみならず、手にした「老女の声で喋るハンマー」を自在に「超重量・超破壊力のハンマー」と「無数に分裂し、無限に弾丸を放つ拳銃」の二つの形態に切り替えて、遠近共に隙の無い攻撃を繰り出してくる。この武器の形態変化に対応できない限りは、ウガルルム・ザ・グランギニョールに勝つことはおろか、傷一つを与えることすら困難だろう。
「え~、つまり、皆さんには、『世界破壊の灼熱』による五感の喪失に対処しつつ、敵の武器の形態変化に対応して戦ってもらわないといけないわけですね……割と無理ゲーじゃね?」
 雨莉が肩をすくめる。しかし、猟兵達はこれまで数多の困難を乗り越えてきた。今回だってきっとやれるはずだ。俺が信じなきゃダメっすね、と雨莉はしゃんと背を伸ばし、ハート型のグリモアを煌めかせた。


ライ麦
 ライ麦です。パラベラムハンマー久しぶり~! 書きたかった~!! パラベラムばあさん好きだった……。

 というわけで、パラベラムハンマーことグラン・ギニョールこと『ウガルルム・ザ・グランギニョール』との戦いです。
 グラン・ギニョールは36世界に並ぶ者のない程の暗殺能力を有しているにも関わらず、ウガルルムの放つ「世界破壊の灼熱」に紛れ、敵対者の五感を完全に潰した上で慎重に襲いかかってくる上、手にした「老女の声で喋るハンマー」を自在に「超重量・超破壊力のハンマー」と「無数に分裂し、無限に弾丸を放つ拳銃」の二つの形態に切り替え、遠近共に隙のない攻撃を繰り出してくる強敵です。「世界破壊の灼熱」による五感の喪失に対処しつつ、敵の武器の形態変化に対応して戦わなければなりません。これらの行動を行うとプレイングボーナスがつきます。
 それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております!
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第1章 ボス戦 『ウガルルム・ザ・グランギニョール』

POW   :    ウガルルム・リコシェ
【無数の拳銃】から発射した【致死量の「世界破壊の灼熱」を封入した銃弾】を、レベル回まで跳弾できる。跳弾回数に比例して命中率・致死率が向上。
SPD   :    ウガルルム殺戮劇場
【無数の拳銃の弾丸、または超重ハンマー】が近接範囲の対象に絶対命中する。元々の命中率が低いと威力減。
WIZ   :    ウガルルム・ハンマーインフェルノ
高速で旋回する【「世界破壊の灼熱」の渦】を召喚する。極めて強大な焼却攻撃だが、常に【ハンマーの回転】を捧げていないと制御不能に陥る。

イラスト:片吟ペン太

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

白石・明日香
お前達の目的は叶えさせんよデカ乳様よぉ!
五感なくなるのは厄介極まりないな。見えんし聞こえんし匂いも辿れん・・・こうなったら奴との戦闘知識を元にして第六感で奴の動きを読むしかない。
ハンマーの一撃は仕掛けるタイミングを読んで残像で撹乱しながら狙いを定めさせずにダッシュで接近し間合いを詰めて銃弾の嵐は先制攻撃、範囲攻撃、鎧無視攻撃で弾丸諸共奴を吹き飛ばす!
間に合わない場合はオーラ防御、激痛耐性で耐えてやっぱり吹き飛ばす!
まぁあれだ。運がなかったのさ諦めなデカ乳様。



「お前達の目的は叶えさせんよデカ乳様よぉ!」
 吠える白石・明日香(|欠片が集う《十字卿シュラウド》・f00254)に、ウガルルム・ザ・グランギニョールは笑う。
「やっぱり来たな猟兵! 喰らいやがれ!」
 次の瞬間、明日香の視界は真っ白に染まった。何も見えない、聞こえない。匂いも感じないし、手を伸ばしても、何かに触れたのか触れていないのかも分からない。おそらく味も感じられないだろう。これが、世界破壊の灼熱。まるで世界が終わったかのようだ。聞いてはいたが厄介だと思う。これではウガルルム・ザ・グランギニョールの位置を探ることすらできない。頼れるのは、以前グラン・ギニョールと戦った時の戦闘知識と、己の第六感だけだ。明日香は目を閉じて、精神を集中させた。見えない、だが、読める気がする。咄嗟に残像を残し、ダッシュしたのは正解だった。
「ちぃっ、残像か!」
 叩き潰した明日香の残像を見、グランギニョールが舌打ちする。
『やられたね。やはり一筋縄ではいかない相手のようだ』
「ああ、でも……残像ごと、全部撃ち抜いちまえば関係ねぇよなぁ!」
 ニヤリと口角を上げ、グランギニョールは老女の声で喋るハンマーを無数の拳銃に分裂させる。
「『世界破壊の灼熱』もたっぷり込めといたぜ! さあ、どこまで耐えられるかな!」
 無数の拳銃から銃弾が一斉に放たれ、跳弾を繰り返しながら明日香に迫る。無論、彼女にグランギニョールの声は届いていない。だが、先ほどハンマーの一撃が明日香の残像を叩き潰したことは気配で読めている。であれば、言葉を聞かなくても次は無数の拳銃で来ることぐらい予想できる。格上の相手だ。先制攻撃はおそらく間に合わないだろうと明日香は全身にオーラを漲らせ、少しでもダメージを抑えようと試みた。跳弾を繰り返し、威力を増した弾丸が彼女の体を貫く。激痛耐性で痛みには耐えられても、世界破壊の灼熱の込められた銃弾に、たまらず明日香は血反吐を吐いた。オーラ防御をしていなければ命すら危うかっただろう。……だが。
 口の端から血を流しながら、明日香は見えない瞳で敵を睨み、叫んだ。
「纏めて吹っ飛べぇ!!」
 刹那の後、ウガルルム・ザ・グランギニョールの真下から衝撃波が噴き出す。
「な……なにぃ!?」
 さすがに真下からの攻撃は避けられない。鎧すら無視する一撃が、銃弾の嵐ごと彼女達を吹き飛ばす。よろよろと立ち上がり、血を拭いながら、明日香は呟いた。
「まぁあれだ。運がなかったのさ諦めなデカ乳様」

大成功 🔵​🔵​🔵​

雪・兼光
●SPD/アドリブとかお任せ

へぇ…可変武器使いか
お互い楽しめそうだ

開幕早々、相手からのユーベルコードの防御のためにオーラ防御と元々の命中率を下げるために第六感を利用して、回避行動を取るのを忘れずに盾受けでキャリーバッグを盾代わりに使う

五感を封じられるので、第六感を使いつつ相手の攻撃にパターンがないか情報収集しそれを元に見切る

後は、正直第六感と見切りたより

相手がハンマー状態で来たら第六感と見切りのユーベルコードで零距離射撃斬撃波をつけて武器ごと攻撃、ユーベルコード解除して2回攻撃利用の呪殺弾乱れ撃ち

無数の銃弾で来るなら、誘導弾と範囲攻撃、嫌がらせの呪殺弾と乱れ撃ちと2回攻撃



「へぇ……可変武器使いか。お互い楽しめそうだ」
 雪・兼光(ブラスターガンナー・f14765)の言葉に、ウガルルム・ザ・グランギニョールは笑ってハンマーを振り上げた。
「ああ、楽しもうぜぇ!」
 兼光に知覚できたのはそこまでだ。次の瞬間にはもう、何も見えず、聞こえず、触れられず、匂いも感じられなくなっていた。咄嗟にオーラを張り巡らせ、第六感を駆使して飛び退く。盾代わりに前に出したキャリーバックがぐしゃりとひしゃげた。五感を封じられた彼にはそれすら見えないが。数々の防御行動をとったことにより、元々の命中率は下がっているはずなのに、伝わってくる衝撃から威力の高さは推し量れた。覚悟を決めて目を閉じ、第六感を研ぎ澄ませて相手の攻撃を読む。無数の拳銃から放たれる弾丸の雨、超重ハンマーの一撃が次々に彼を襲う。オーラ防御、それに第六感による見切りでどうにかダメージを軽減しつつ、兼光は必死で相手のパターンを読んだ。いくら五感を封じられていても、今のがハンマーの一撃なのか、無数の拳銃からの弾丸なのかくらいはなんとなく判別がつく。そして、おおむねそれらを交互に切り替えて攻撃していることも。読めた、と兼光は見えない目を見開いた。直後、超重ハンマーが彼の脳天目掛けて振り下ろされる。知覚はできずとも、咄嗟にキャリーバックを掲げて防御した兼光は、反撃のブラスターを構えた。今のがハンマー、なら次は弾丸の雨だ。ならばと誘導弾、それに嫌がらせの呪殺弾を乱れ撃つ。
「ちっ、こっちも弾の雨でくるのかよ」
 乱れ撃ちをくらったグランギニョールが舌打ちする。
『まあ、弾の乱れ撃ちはあたしらの専売特許ってワケでもないからね。じゃあ、次はこっちだね』
「ああ、頼むぜババア!」
 再び超重ハンマーに姿を変えた得物を手に、グランギニョールが飛び掛かる。しかし、その攻撃は読めている。
「……とっておきだ。切り裂けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!!!!」
 変形した|熱線銃《ブラスター》の斬撃が、ハンマーごと彼女を斬り裂く。可変武器だってグランギニョールの専売特許ではない。零距離で放たれた一撃に、勢いを失った彼女がへたり込む。間髪入れず兼光は、ユーベルコードを解除したブラスターで再び呪殺弾を叩き込んだのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

百海・胡麦
元気な娘御と渋い御声…ははっ!得物が喋るのかい?!
銃か知人にいるよ正確さと思い切りの要るやつだ
ふたりもさぞかし強いだろね…
遣り合おか

アタシゃ焔…祓いのね
轟々と「息名」の焔焚きて来たる“熱”を呑む
穴だらけ…無理やり息名で塞ぐ
息乱れる
ちっ五感が無いんじゃ痛みも無いか
己の生き物らしいとこなのに。ヤなもんだ
だが
たっぷり渦に魔力で触れたよ

UC発動
弾は遠い。喰らいて
狙うは大槌、焔を拡げ抱き留めよう

自ずと絡み付けば回転の渦に呑まるるだろ
風が吹くね
どんどんと

吹き荒ぶ息吹は焔の味方
手放さないの?
貴女等が好きになりそ
如何に変わろうと心強き戦友だ
貴女に戻る

妖火も味わうておくれ
強く高温で槌を
焔を渦巻く刃として刻み包む



『あたしらも強くなってるが、向こうも腕を上げてきてるようだね。どうする? 一旦退くかい?』
「やなこった! こんなところで中途半端に終われるかよ!」
『まあ、そうだろうね。せいぜい、足掻くとしようか』
 ――そんなハンマーと女の会話を、百海・胡麦(遺失物取扱・f31137)は聞いていた。
「元気な娘御と渋い御声……ははっ! 得物が喋るのかい?!」
 愉快そうに笑う胡麦を、ウガルルム・ザ・グランギニョールと化した女は睨む。
「なんだよ、そんな珍しいもんじゃないだろ?」
「まあ、そうさね」
 軽く肩をすくめる胡麦の前で、ただまあ、とグランギニョールは手にしたハンマーを無数の拳銃に分裂させる。
「ハンマーが拳銃になるってのは、ちっとばかし珍しいかもしれねぇなぁ!」
 ニィッと口角を上げ、無数の銃口を胡麦に向ける。胡麦は静かに頷いた。
「銃か。知人にいるよ、正確さと思い切りの要るやつだ。ふたりもさぞかし強いだろね……遣り合おか」
「ああ!」
 ウガルルム・ザ・グランギニョールが一斉に引き金を引く。途端に、胡麦の世界は色を失った。何も感じない、感じられない。それでも、自らの体が穴だらけになったことだけはなんとなく分かる。無理やり息名で塞ぎつつ、息は乱れる。
「ちっ五感が無いんじゃ痛みも無いか。己の生き物らしいとこなのに。ヤなもんだ」
 顔をしかめて呟く胡麦を、グランギニョールは物珍しそうな瞳で見ていた。
『へえ、炎で傷を塞ぐか。面白いことをするやつがいるもんだね』
「世界は広い、ってか? ま、その炎ごと焼き尽くしたら……どうなるか見物だなあ!」
 無数の拳銃を収束させ、再びハンマーに形態変化させたそれを、グランギニョールは頭上で旋回させる。その回転に呼応するように、『世界破壊の灼熱』の渦が現れた。高速で旋回する渦は、凄まじい熱を帯びて胡麦に迫る。その熱すら感じられないはず、しかし己の本質的に、何かを感じ取ったのか。胡麦は轟々と「息名」の焔を焚き、来たる“熱”を呑む。
「アタシゃ焔……祓いのね」
 ふぅと息を吐き、胡麦は見えない瞳でグランギニョールを見やる。たっぷり渦には魔力で触れた。なら。
「――如何かね?」
 宣言と共に放つは唸化生(テンゲショウ)。焔を渦巻く刃とし、狙うは大槌。焔を拡げ抱き留める。自ずと絡み付けば回転の渦に呑まれる。どんどんと風が吹く。吹き荒ぶ息吹は焔の味方。それでも。
「手放さないの?」
 そっと尋ねる。荒い息を吐きながら、グランギニョールは焔絡みつく大槌を必死で回転させていた。手放さない、というか、手放せない。「世界破壊の灼熱」の渦は、常にハンマーの回転を捧げていないと、制御不能に陥ってしまう。それを知ってか知らずか、胡麦は焔の中で微笑んだ。
「貴女等が好きになりそ」
 如何に変わろうと心強き戦友だ。妖火も味わうておくれ、と強く高温で槌を焼き、焔を渦巻く刃として刻み包み込んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カタリナ・エスペランサ
36世界随一か
|過去《オブリビオン》混じりの|神紛い《エリクシル》には勿体ない看板だね

五感を閉ざす分《第六感》を研ぎ澄ませ《情報収集》して敵の動きを《見切り》
纏う《オーラ防御》で持ち前の|速度《SPD》と《空中戦》の機動力確保、
攻撃回避&敵UC威力抑制に活かすよ

基本は爆風宿す羽の《吹き飛ばし+属性攻撃+蹂躙+爆撃+弾幕》、
敵の無限弾丸の上から攻め立てる

接近してくればハンマーは【閃風の庇護者】で迎撃
《武器に魔法を纏う》要領でダガーとシューズに装備[第六神権]の空間破壊能力を宿し
UC強化された《見切り+早業》で《ジャストガード+受け流し》を成功させ
《属性攻撃+怪力》の《カウンター》連撃を叩き込もう



「36世界随一か。|過去《オブリビオン》混じりの|神紛い《エリクシル》には勿体ない看板だね」
 カタリナ・エスペランサ(閃風の舞手・f21100)の言葉に、ウガルルム・ザ・グランギニョールはハンマーを床に叩きつける。
「その看板が本当に勿体ないかどうか……その身で確かめてみな!」
 瞬間、カタリナの世界は暗黒に染まった。五感を閉ざされた世界で、頼れるのは己の第六感だけだ。感覚を研ぎ澄ませ、纏うオーラで防御と持ち前の速度と機動力を確保しつつ、咄嗟に飛び退く。超重ハンマーがカタリナの体をかすめた。第六感による情報収集でどうにか見切ったものの、敵の攻撃はこれにとどまらない。次いで無数の拳銃の弾丸が襲い掛かる。第六感を駆使した見切りで、容赦なく命中する弾丸の嵐の威力をどうにか下げつつ、カタリナもお返しとばかりに無数の羽を飛ばす。弾幕の如く、無限弾丸の上から攻め立ててくる羽に、グランギニョールは舌打ちした。
「これじゃ埒が明かねぇな」
『仕方ないね。なら、トンカチにしとくかね』
「相変わらずババアな言い方だなw」
 軽口を叩き合いつつ、グランギニョールはハンマーに変えた得物を大きく振りかぶり、カタリナに肉薄する。そのハンマーを、彼女は【閃風の庇護者】の力で見切っていた。すかさずカタリナはレガリアスシューズとダガーでガードし、受け流し、ハンマーの勢いを逆に利用したカウンターで怪力の連撃を叩き込む。グランギニョールが苦し気に腰を折り曲げた。これまでの猟兵達との戦いで、如何な暗殺者にもダメージは蓄積している。終わりだ、とカタリナは強化したダガーをその身に突き立てた。女が血反吐を吐く。
「はっ……ざまあねぇな。今度こそは、って思ったんだが」
『11の怪物と合体しても駄目とは。相手が悪かったね』
「ああ、さすがに疲れたぜ……」
 ウガルルム・ザ・グランギニョールが倒れ込む。いつか、とどちらともなく呟いた言葉の続きは、崩れゆく体にかき消されて聞こえなかった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2023年09月17日


挿絵イラスト