エンドブレイカーの戦い⑨~我は神なり!
●エンドブレイカー!
「なんだ、あれは……!」
「俺達の攻撃が効かない……だと!?」
「そ、そんな訳がない! 突撃ィィィィィィィ!」
騎士道と娯楽の両面が発達した華やかな都市国家が、『実験都市オペレッタグラン』で創造された危険な『超生物エリクシル』を始めとする軍勢の襲撃を受け、未曽有の危機に陥っていた。
それに対応するため、女王ジョナ一世の指揮のもと、都市国家中の騎士達が一丸となって戦いに赴いたものの、まったくダメージを与える事が出来ず、返り討ちに遭っていた。
『我は神なり! 汝等が、どんなに足搔こうとも、その先に待っているのは、絶望のみ』
戒律騎士スフィクスが、白馬に乗った騎士を蹴散らし、そのまま勢いをつけて、ランスブルグの街に攻め込んだ。
「な、何故だ!」
「何故、傷つける事が出来ない!」
「間違いなく、攻撃が当たっているはずなのに……」
だが、騎士団が、どんなに頑張っても、戒律騎士スフィクスを傷つける事が出来なかった。
『絶望しろ、絶望しろ、絶望しろ! 我は神なり! 我は無敵なり! 我は不死身なりィィィィィィィィィィィィィ!』
何故なら、戒律騎士スフィクスは、万能の魔神エリクシルを素体とし、おぞましい改造を施されたため、ほぼ……無敵!
ただし、改造の反動で時間経過と共に肉体が崩壊していき、最終的には自滅に至るため、市街地から引き離し、相手が自滅するまで攻撃を耐え忍ぶ事さえ出来れば、作戦成功のようである。
ゆうきつかさ
基本的には、自由なので、キャラクターらしく行動して構いません。
ノリと勢いで何とかなります。
第1章 ボス戦
『戒律騎士スフィクス』
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POW : シールドコンボ
【盾を構えての突撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【盾表面からのビーム】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 葬送乱舞
【大鎌を用いた乱舞攻撃】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : スフィクスの血統
自身の分身を1体召喚する。分身は自身より【調査能力】に優れ、【処刑能力】に劣る。
イラスト:黒葉ケイ
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
和泉・広光
ゆうきつかさマスターにおまかせします。かっこいい和泉・広光をお願いします!
デッドマンの懲罰騎士×霊媒士、46歳の男です。
普段の口調は「男性的(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)
戦闘中は事務的(私、相手の名前、言い捨て)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
馬県・義透
サポートによる戦争支援になります。
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友
第一『疾き者』唯一忍者
一人称:私 のほほん
武器:漆黒風
困っているところに手を貸すのは、当たり前ですからねー。
忍びとして、出陣いたしましょう。
ああ、怪我とかは気にしませんよー。傷ついたとして、私は進むだけですから。
ですから、(後述の制約あれど)好きにどうぞ、ですー。
※
この人が使う専用ユーベルコードには『風』『鬼』がついています。
『陰』『雷』『兵』【四悪霊・『(かい、と読める漢字)』】となっているのものは、誰でも使えます。
『虹』は、陰海月が光って踊ります。
よろしくお願いします。
大宝寺・朱毘
連携歓迎。
公序良俗に反する行動、利敵行為、過剰に性的な描写はNG。
アイドルでありロッカー。
ロック(漢気があるとほぼ同義)な様を好み、「ロックだ」と感じれば味方はもちろん敵でも賞賛することがある。
民間人への被害を嫌い、救助活動などには全力を尽くす。
使用武器は黒いボディに炎の模様が入ったギター『スコーチャー』
演奏によって音の爆弾や衝撃波を生み出してぶつけるという戦法を好む。
必要なら演奏を続けつつ蹴りなども行う。
冒険では、魔力任せに障害を吹き飛ばすといった行動が得意。ただし地頭が悪いわけでもないので、搦め手が必要ならその都度考える。
台詞例
「いいね、ロックじゃん」
「こっちゃ世界の命運背負ってんだよ!」
瑠璃・やどり
戦争のサポートに来たよー!
人狼の白虎拳士 × 降魔拳伝承者
普段の口調は「快活(私、~君、なの、よ、なんだね、なの?)」
考えるより行動するタイプ。
元気に戦場を駆け回り、ハンマー「双喜」を振り回して攻撃。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。アドリブ・連携歓迎。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●神の言葉
『我を恐れよ! 我を崇めよ! 我は神なり! 我の言葉は、絶対ッ! 我に逆らう者には、死を!』
『戒律騎士スフィクス』がケモノの如く叫びながら、次々と騎士達を蹴散らしていった。
「あなたが神……ですか。どうみても、紛い物の神にしか見えませんが……」
和泉・広光(デッドマンの懲罰騎士・f41286)が、戒律騎士スフィクスの前に陣取った。
それでも、まわりにいた騎士達が戦おうとしていたものの、身体の方が悲鳴を上げ、為す術もなく崩れ落ちた。
『我が……紛い物……だと!? 何も分かっていないようだなっ! 我こそ、唯一無二の存在! 我を崇めよっ! 我を崇めよ! 我を崇めよ!』
戒律騎士スフィクスが、呪文の如くブツブツと呟いた。
「えーっと、これで、いいですか? 何か、ご利益がありますかねー?」
そんな中、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)が賽銭箱をドンと置き、チャリーンと御金を入れた。
『いや、それは……。違うとは言えないが、何か……違う。そもそも、素直に喜んでいいのか、これは……』
戒律騎士スフィクスが、気まずい様子で汗を流した。
確かに、崇められているものの、戒律騎士スフィクスが、求めていたものとは、明らかに異なっていた。
しかし、義透がとてもイイ笑顔を浮かべているため、無下にする事も出来なかった。
「なんだ、その反応は! まったくロックじゃないな!」
大宝寺・朱毘(スウィートロッカー・f02172)が、ビシィッと指差した。
『・ならば、答えよ、ロックとは、何だ! 我は、どうするべきなんだ!』
戒律騎士スフィクスが動揺した様子で、朱毘の両腕を掴む勢いで迫ってきた。
「少なくとも、それは……ロックじゃない!」
朱毘が呆れた様子で、キッパリと言い放った。
「……と言うか、隙だらけだよ」
その間に、瑠璃・やどり(チャイナウルフガール・f03550)が一気に距離を縮め、大きなハンマー(双喜)を振り下ろした。
『ぐ、ぐぬっ! 確かに……そうだったな。我とした事が……。だが、もう容赦はしない! 汝らに恐怖と絶望と後悔を与えてやろう……!』
戒律騎士スフィクスがハンマーの一撃を喰らい、刃物の如く鋭い殺気を向けた。
「それじゃ、見せてやるか。あたしのロックを!」
それに合わせて、朱毘が【ザ・ライブ】を発動させ、まわりにあるモノを使って、ライブ会場を作り上げ、自分と仲間達の戦闘力を強化した。
『これが……ロックか。す、素晴らしい……! ロックとは、素晴らしいモノだな』
戒律騎士スフィクスが、感動した様子で魂を震わせた。
「……」
その隙をつくようにして、義透が【四更・風(シコウ・フウ)】を発動させ、目にも止まらぬ速さで、漆黒風(棒手裏剣)を放った。
『ハッハッハッ! 無駄だ、無駄! 我は無敵! 例え、どんな攻撃であっても、我には効かん!』
戒律騎士スフィクスが、漆黒風を喰らいながら、大鎌をブンブンと振り回した。
そのたび、身体のあちこちが、ボロボロと音を立て、少しずつ崩れていった。
「例え、あなたが不死身であると豪語しても、私達が諦める事はありません」
すぐさま、広光が【ゴーストイグニッション】で地縛霊と合体し、断末魔の瞳で攻撃力を増加させて雑霊弾を解き放った。
『ぐぬ、ぐぬぬぬぬっ! こんな事をしても、無駄だと言う事が……何故、分からない……!』
その攻撃をモロに食らった戒律騎士スフィクスが、バランスを崩してフラついた。
それと同時に、身体らヒビが入ったものの、戒律騎士スフィクスはまったく気づいていなかった。
「いっくよー!」
次の瞬間、やどりが【跳!打!壊!散!(チョウダカイサン)】を発動させ、打出の小槌型のハンマーのスイングで、戒律騎士スフィクスを殴り飛ばした。
「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお!」
その一撃を喰らった戒律騎士スフィクスが、受け身を取る事さえ出来ず、宙を舞うのであった。
大成功
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アリシア・ウォレス
連携・アドリブ歓迎
ついにエリクシルが全力で来たようだけど、|生まれついてのエンドブレイカー《イノセント》としては、絶対に負けられないね♪
神様でも何でも、銃を向ければ同じ的なんだよ!
(今回は敵の自滅まで粘るけどね☆)
銃を構えて適度に撃ちつつ、【バレットタイム】で緩やかになった認識上の時の流れと|天性の勘《勝負勘》で敵の攻撃動作を先んじて見極め|軽やかな身のこなし《軽業》で躱し、市街地から引き離すように少しずつ後退することで敵を誘い出す。
敵の攻撃が止んだら、一時集中を解き敵を挑発。
「キミ、そんなに鎌をぶんぶん振り回して……もしかして、風車の神様なのかな?」
「なかなか当たらないけど、頑張れ神様♪ 頑張れ神様♪」
弾切れになった銃は、もう一丁の銃を反対の手で構えつつ耐熱ジェルを塗った|《火炎耐性》胸の谷間に突っ込み、|賢者の石が創造し手元に現れる銃弾《錬金術・継戦能力》を|迅速に込め《早業》てから|抜き放ち構える《クイックドロウ》事で、(【バレットタイム】が発動する)銃を構えた状態を常に継続する。
●神の最後
『うぐぐ、まさか、ここまで不届きな奴がいるとは……』
戒律騎士スフィクスがムックリと起き上がり、恨めしそうに言葉を吐き捨てた。
だが、身体は、既にズタボロ。
表向きは平気なように見せているものの、いつ倒れてもおかしくないほど、深い傷を負っていた。
「愚かなのは、そっちだよ。本当は虫の息なのに、強がっているんだから……」
アリシア・ウォレス(イノセントのガンスリンガー・f41063)が両手にリボルバー銃を構え、攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
『我が……強がっている……だと!? 寝言は寝てから、言ってもらおうか!』
戒律騎士スフィクスが怒り狂った様子で、ケモノの如く吠えた。
その拍子に、肉体が悲鳴をあげて、身体の一部がボロッと崩れた。
「……と言うか、神様でも何でも、銃を向ければ同じ的なんだよ!」
アリシアが戒律騎士スフィクスに狙いを定め、何度も銃弾を撃ち込んだ。
『効かぬ、と言っているだろうがァァァァァァァァァァァァ!』
次の瞬間、戒律騎士スフィクスが大鎌を振り回し、目にも止まらぬ速さで乱舞攻撃を繰り出した。
「キミ、そんなに鎌をぶんぶん振り回して……もしかして、風車の神様なのかな?」
すぐさま、アリシアが【バレットタイム】を発動させ、時間の流れが119分の1になったかのように周囲を知覚し、天性の勘で戒律騎士スフィクスの攻撃動作を先んじて見極め、市街地から引き離すようにして後退していった。
『ふ、ふ、ふざけるなァァァァァァァァァァ!』
その挑発に乗った戒律騎士スフィクスが烈火の如く怒り狂い、アリシアに誘われるがまま一気に距離を縮めていった。
「なかなか当たらないけど、頑張れ神様♪ 頑張れ神様♪」
アリシアが戒律騎士スフィクスを煽りながら、賢者の石が創造し、手元に現れる銃弾を迅速に込め、再び引き金を引いた。
『ば、馬鹿なっ! あ、あり得ん! 神である我が……!』
それと同時に、アリシアが放った弾丸が、戒律騎士スフィクスが脳天を貫き、身体が塵になって消し飛んだ。
大成功
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