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エンドブレイカーの戦い⑤〜ゴンドラ海賊爆走レース!

#エンドブレイカー! #エンドブレイカーの戦い #水神祭都アクエリオ

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●水神祭都アクエリオの爆走ゴンドラ
 ゴンドラがゆったりと都市中に張り巡らされた水神祭都アクエリオ。普段は陽気な声が聞こえる穏やかな運河に、今は怒号と荒い波が立っていた。
「オラオラ!! どきやがれ!!」
「ヒャッハー! 俺達が最速だぜーー!」
 都市中に張り巡らされた運河を全速力で駆け抜けるゴンドラの群れが爆走していた。
「危ない!」
「逃げろゴンドラ海賊だ!! 衝突されるぞ!!」
 日常的にゴンドラで移動している人々は爆走に巻き込まれないように逃げ散っていく。
「この運河は今日から俺たちのもんだ!!」
 ゴンドラ海賊『徒ら者ども』はそう宣言して我が物顔でゴンドラを操り、自分達以外のゴンドラは不要だと動いていないものや、弱そうな人の乗っているものを狙い破壊していく。
「そうはさせるか! この運河は皆のものだ!」
「奴らを止めるぞ!!」
「「おおおーーーーーー!!!!」」
 それを阻止せんと冒険者やゴンドラ乗り達が集まり、ゴンドラを走らせて海賊を追い水上の|レース《バトル》が始まった。

●グリモアベース
「水神祭都アクエリオの運河にエリクシル配下の「ゴンドラ海賊」が現れたよ!」
 ラフィロワ・ベルシルト(幸せ運ぶ星のうた・f04751)が運河とゴンドラの都市国家アクエリオでの事件を伝える。
「ゴンドラ海賊は運河を暴力で支配しようと自分たち以外のゴンドラを破壊してるんだけど、それに対抗して都市の人々も戦ってるんだ。でもゴンドラ海賊の方が優勢でこのままだと負けちゃうんだよ。だからみんなには都市の人々に加勢してゴンドラ海賊をやっつけてほしいんだ!」
 ゴンドラ海賊は停泊していたり、武装した人の乗っていないゴンドラを見れば狙って破壊していく。そして戦えるものが乗っているゴンドラからは逃げる。そうして運河での機動力を自分達だけのものとしているのだ。

「ゴンドラ海賊は『徒ら者ども』っていうマスカレイドの集団で、ゴンドラを自在に操って運河を移動してるよ。こっちが武装してたり強そうだと思ったら逃げるんだって。だからこっちもゴンドラを操って海賊を追いかけたり防衛したりしないと上手く戦えないよ」
 運河の構造を知ったり、流れを味方にしてゴンドラを上手く操ることが戦いを有利にするだろう。
「ゴンドラで戦う冒険者やゴンドラ乗りの人たちも味方だから、一緒に戦ったりするといいかも」
 こちらには味方もいる。連携すれば追い込むのも容易くなる。

「ゴンドラって観光とかで楽しいもののはずなのに、それを自分たちだけで独占して、運河を支配しようなんて許せないよね。みんなの力でゴンドラ海賊をやっつけて、アクエリオに平和を取り戻そう!」
 ラフィロワは海賊が暴れ回るアクエリオへと道を繋げた。


天木一
 こんにちは天木一です。
 水神祭都アクエリオで爆走する海賊とゴンドラレースを繰り広げます。

 ゴンドラを操り、ゴンドラ海賊を追跡するとプレイングボーナスを得られます。

 複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
 プレイングの締め切り日などは決まり次第マスターページかタグにて。
 それでは夏らしいゴンドラ水上バトルに勝利しましょう!
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第1章 集団戦 『徒ら者ども』

POW   :    ≪爪≫
自身の【腕】を【赫きエリクシルの獣爪】化して攻撃し、ダメージと【止血不能・激痛】の状態異常を与える。
SPD   :    ≪尾≫
【マゼンタピンクの猛毒滴るドラゴンの尾】の横薙ぎで、近接範囲内の全員を攻撃する。近接攻撃を仕掛けてきた敵には先制攻撃可能。
WIZ   :    ≪牙≫
【マゼンタピンクの猛毒滲む牙】で対象の【急所】を攻撃する。自身が対象に抱く【憎悪や敵意】の感情が強い程、[急所]への命中率が上昇する。

イラスト:Eめる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

栗花落・澪
要は自分達より弱い相手狙いって事だよね
卑怯だなぁ…

この見た目だし、敢えて翼を消して武器も持たず
無防備な様子でゴンドラに乗せてもらう
それで少しでも油断を誘えれば

逆にもし出来れば武装した人達に別ルートから追い込んでもらって
逃げ道を塞いでもらえると助かるかも

聞き耳で水や風の音を聞き
運河を囲う壁の形状から水の流れを推測
高速詠唱で風魔法を発動し追い風で加速させつつ
ゴンドラ乗りの人達に状況を共有して連携

牙攻撃対策として接近し過ぎず
ゴンドラごとオーラ防御
敵を見つけたら瞬時に取り出した杖を伸ばして遠距離から物理でどつき
その隙に指定UC

こういうのは、静かに楽しむものだよ

炎の鳥達を突撃させ破魔による浄化で攻撃


クローネ・マックローネ
絡みOK、アドリブ歓迎
【SPD判定】
真剣口調で話すよ。

ゴンドラで移動しながらゴンドラ海賊ちゃん達を追うよ。
軽率にゴンドラ乗りになって自信げに振舞うよ。
…ゴンドラが通常の【運転】技能でどうにかなる乗り物だといいんだけど。(ボソッ)

UCは「ワタシの空飛ぶドラゴニアンちゃん達」を使用。
上空からドラゴンブレスや射撃武器で攻撃すれば、反撃は容易にできないよね?
その自慢の尾が、上空を飛んでいるあの子達に届くかな?
仮に逃げたとしても、600km/hを超える速度で飛行できるドラゴニアンちゃん達から逃げ切れるとは、到底思えないね。



●ゴンドラバトル
「要は自分達より弱い相手狙いって事だよね。卑怯だなぁ……」
 それならこちらは囮になろうと栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は自らの弱そうな見た目を利用し、敢えて翼を消して武器も持たず、無防備な様子でゴンドラに乗せてもらった。ゴンドラ乗りもまた武装はせずに船を漕いで敵の接近を待った……。

「こっちもゴンドラでゴンドラ海賊ちゃん達を追うよ」
 クローネ・マックローネ(快楽至上主義な死霊術士・f05148)は軽い気持ちでゴンドラ乗りになってオールを操り自信げに振舞う。
「……ゴンドラが通常の【運転】技能でどうにかなる乗り物だといいんだけど」
 ボソッと不安になることを呟き、徒ら者どもを追いかけた。
「あ、意外となんとかなりそう」
 オールで水を押すようにして船を進ませ、技量が足りないのは高い身体能力で誤魔化し相手との距離を詰めた。
「追いかけてくる奴がいるぜ!」
「ヒャッハー! 一人乗りだぜ! 返り討ちにしてやるぁ!!」
 徒ら者どもは与し易しと見て迎撃しようとゴンドラを近づけた。そしてドラゴンの尾でゴンドラを叩き潰そうとする。
「そっちから近づいてくれるなら助かるよ」
 そこへ笑顔のクローネがユーベルコード『|ワタシの空飛ぶドラゴニアンちゃん達《ブラック・ドラゴニアン・トルーパー》』を発動し、漆黒の肌を持つ人派の女性ドラゴニアンの軍勢を召喚し、空から構えた銃を発砲して徒ら者どもをゴンドラもろとも穴だらけにして沈めた。
「なっ!!!」
「やべぇ! 数が多いぞ!!」
 100体を超えるドラゴニアンに囲まれ、慌てて徒ら者どもが逃げ出す。
「仮に逃げたとしても、600km/hを超える速度で飛行できるドラゴニアンちゃん達から逃げ切れるとは、到底思えないね」
 クローネが指示を出すと漆黒のドラゴニアン達が飛んで追いかけ、上から銃弾やドラゴンブレスを浴びせて沈没させる。
「ちくしょうが!」
「叩き落としてやる!!」
 徒ら者どもはドラゴンの尾でドラゴニアンに反撃しようとするが、ドラゴニアンは高く飛んで距離を取る。
「その自慢の尾が、上空を飛んでいるあの子達に届くかな?」
「ダメだ!! 逃げろ逃げろ!!」
 敵わないと判断するとすぐに逃げる事に専念して、徒ら者どもは狭い水路に入ってなんとか追跡を撒こうとする。
「無駄だと思うけどがんばってね」
 クローネは余裕をもってゴンドラを漕いで後を追った。

「撒いたか?」
「あそこに船があるぞ!」
「乗ってるのは……女客一人か? へへ、カモだぜ!」
 下卑た笑みを浮かべた徒ら者どもが荒々しく水を掻いて、澪の乗るゴンドラへと近づいていく。
「油断してるね……じゃあ仕掛けようか」
 じっと聞き耳を立てて敵の様子を窺っていた澪は、敵を視界に入れると瞬時に杖【Staff of Maria】を取り出して敵に向けて伸ばし頭を突いた。
「がっ!?」
 油断していた徒ら者どもが思わず漕ぐ手を止めてしまう。その隙にユーベルコード『|浄化と祝福《ピュリフィカシオン・エト・ベネディクション》』を発動し、破魔の炎で生み出された炎の鳥の群れを放った。
「はぁっ?」
「熱っ!!! あぎゃあああああ!!!!」
 呆気にとられた顔で徒ら者どもが呑み込まれ、燃え上がって水路に落ちていった。
「抵抗しやがるのか!」
「ゴンドラを壊しちまえ!!」
 徒ら者どもが泳いでゴンドラを破壊しようとするが、牙の一撃はオーラで受け止められた。
「なんだぁ!?」
「牙が通らねぇ!!」
 徒ら者どもが驚いた顔で水面から顔を出すと、澪は杖を振り下ろして頭をどついた。
「ぎゃっ!!」
 意識を失った徒ら者どもがぶくぶくと沈んでいく。
「見た目と違ってやべぇ奴だぞ!」
「逃げろ逃げろ!!」
 それを見た徒ら者どもがゴンドラの向きを変え、尻尾を巻いて逃げ出した。
「こういうのは、静かに楽しむものだよ」
 澪は風魔法を発動して追い風で加速し敵を追った。

「追って来るっ!」
「逃げ――」
「追いついたよ」
 方向を変えて逃げようとする徒ら者どもの前にドラゴニアンを率いるクローネが姿を見せて道を塞いだ。
「げぇっ!!!!!」
「これで終わりだね」
 そして澪も迫り、挟み撃ちにしてその場にいた徒ら者どもを一人残らず燃やして川に沈めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

夜刀神・鏡介
どの世界でも乗り物で暴走する奴は出てくるんだな……
それが正式な競争ならともかく、こういうのは見過ごせないな

まずは運河の構造を教えてもらう
確認中に海賊と距離ができるのは厄介だが、闇雲に追いかけても仕方ない
他のゴンドラ乗りには追いかけてもらいながらの誘導を、俺はそこに先回りをする形で。挟撃して追い込もう

追い込んだなら、逃げられる前に一気に行く。自分のゴンドラからジャンプで他のゴンドラ等々を跳び移る事で敵のゴンドラに乗り込んで
利剣を引き抜き、澪式・肆の型【玉輪】。後の先を取って相手の攻撃を弾いて体勢を崩す事で、ゴンドラから叩き落してやる
こうなれば他のゴンドラ乗りに任せられるだろうから、俺は次に向かう



「どの世界でも乗り物で暴走する奴は出てくるんだな……それが正式な競争ならともかく、こういうのは見過ごせないな」
 夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)はまずは運河の構造を教えてもらい、地図を見ながら大まかなルートを考える。
「なるほど、なら挟み撃ちにしよう」
 鏡介は冒険者を同乗させたゴンドラ乗り達に追う役目を頼み、自分は先回りして挟撃する作戦を立てた。
「わかった! 任せてくれ!」
「追い込んでやる!」
 ゴンドラ乗りは勢いよく水路を進み、暴走ゴンドラの背中を見つける。
「追手だ!」
「ん、冒険者か……よーしスピード上げるぞ!」
「逃げるぞ! 追え追え!!」
 徒ら者どもはゴンドラのスピードを速めて距離を取る。だが追うゴンドラ乗りも巧みに相手を誘導するようにルートを塞いでいった。

「……来たな」
 細い水路をゴンドラで塞ぐようにして、鏡介が現れた敵の前に立ち塞がる。
「ああん?」
「誘い込まれたか? だが関係ねぇ! 一隻ならぶっ壊して進むだけだ!」
 構わず徒ら者どもがゴンドラごとブチ壊してやるとドラゴンの尾を構えて突撃する。
「ここは行き止まりだ」
 鏡介はぶつかられる前に自ら跳躍し、相手のゴンドラに飛び乗りながら利剣【清祓】を引き抜き、ユーベルコード『澪式・肆の型【玉輪】』の構えを取る。
「乗り込んできやがった!」
「へっ、ちょうどいい、ぶっ潰してやる!」
 ドラゴンの尾を叩き込む。だが鏡介は尾を巻き取るように刀を回転させ、敵を吹き飛ばして同乗している他の敵にぶつけ水路に落とした。
「ぐあっ!!」
「ごほっ、この野郎!!」
 自ら顔を上げた徒ら者どもがわめくが、無視して次の敵のゴンドラに飛び移り同じように叩き落としていく。
「ゴンドラがなければこっちのもんだ!」
「仕留めるぞ!」
 そこへ追い付いた冒険者達がゴンドラの上から槍を突き入れ徒ら者どもを倒していく。
「この調子で海賊どもを全て倒そう」
 鏡介はゴンドラ乗りと連携し、暴れる海賊どもを減らしていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フォルク・リア
周囲に詳しいゴンドラ乗りを探して協力を頼む。
「奴らは戦えない者と見ると襲って来る様だ。
それを利用させてもらおう。」

ゴンドラ乗りにはあえて武装せずにゴンドラに乗ってもらい
自身も武装を隠して乗船。
逃げながら敵を逃げ場のない水路に誘き寄せてもらい
追い詰められた振りをして、敵が襲いかかろうとした瞬間を
見逃さずに真羅天掌を発動し、
逃げ道を塞ぐように敵の後方に引き込み属性の渦潮を発生させる。
その後は隠していたデモニックロッドを取り出して
闇の魔弾を撃ち出して攻撃。
敵をゴンドラごと引き込む様に渦潮を拡大しながら
挟み撃ちにする。
「既に逃げ場はない、お前達が悪の道を歩んだ時からな。
諦めて沈んで行け。」



「奴らは戦えない者と見ると襲って来る様だ。それを利用させてもらおう」
 フォルク・リア(黄泉への導・f05375)はゴンドラ乗りに協力を頼んで、非武装でゴンドラを操ってもらい、自身も武装を隠して乗り込んだ。
「それじゃあ行きますぜ」
「ああ、行ってくれ」
 フォルクが頷くとゴンドラ乗りが船を動かし、すいすいと目立つ大きな水路を進んだ。
「おい、見ろよ」
「武装もせずにいるとはなぁ。沈めてやらぁ!!」
 ニィっと厭らしく嗤った徒ら者どもがゴンドラを接近させる。すると逃げ惑うゴンドラは行き止まりで立ち往生してしまう。

「ハハッ! マヌケめ!」
「もう逃げられないぞぉ!!」
 追い詰めたと徒ら者どもがゆっくりと近づいてくる。
「ああ、追い詰めた――こちらがな」
 フォルクがユーベルコード『真羅天掌』を発動し、敵の後方に渦潮を発生させる。
「なっ!!」
「こんなところに渦潮だとぉお!?」
 慌ててゴンドラを操ろうとするが、あっという間に渦に飲み込まれコントロールを失う。
 その間にフォルクは【デモニックロッド】を取り出し、魔力を集めて闇の魔弾を放つ。それが敵とゴンドラを撃ち抜いて渦に沈めた。
「まさかこれは罠か!」
「ちくしょーー がばがごっ!!!」
 次々とゴンドラが壊れ、水中に落ちた徒ら者どもは流されて水路の底で溺死する。
「逃げるんだ! ここを離れろ!」
「渦から出られれば!」
 徒ら者どもは何とかゴンドラを漕いで離れようとするが、そこに魔弾が撃ち込まれゴンドラに穴が空いた。
「うあああああっ!」
「吸い込まれ――」
 徒ら者どもは船が沈むとそのまま引き寄せる渦に飲み込まれて水中に消えていった。
「既に逃げ場はない、お前達が悪の道を歩んだ時からな。諦めて沈んで行け」
 容赦なくフォルクは罠に嵌った敵を沈め、ゴンドラ海賊どもを水路に沈めた……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

霧島・絶奈
◆心情
自身が優位に立つまでは逃げに徹する…
破壊工作と言う面で見れば効果的ですね
尤も、其れが成就すればの話ですが…

◆行動
ゴンドラに乗って移動

移動しつつ【罠使い】の技を活かし複数の「魔法で敵を識別する機雷」を各運河に設置
撤退の早さは生きる上では良き判断と言えるでしょう
しかし乍ら、追われた先に待つは死地です

ゴンドラ付近にも仕掛ければ迂闊に近づかないでしょう

数が多いなら『涅槃寂静』にて「死」属性の「結氷」を行使し【範囲攻撃】
水面だけでなく、ゴンドラ諸共徒ら者どもを凍て付かせます

更に【範囲攻撃】する【マヒ攻撃】の【衝撃波】で【二回攻撃】し追撃

負傷は【各種耐性】と【オーラ防御】で軽減し【生命力吸収】で回復



「自身が優位に立つまでは逃げに徹する……破壊工作と言う面で見れば効果的ですね。尤も、其れが成就すればの話ですが……」
 霧島・絶奈(暗き獣・f20096)はその思惑を粉砕しようとゴンドラに乗って水路を進む。そしてあちらこちらに機雷を仕掛けていった。
「撤退の早さは生きる上では良き判断と言えるでしょう。しかし乍ら、追われた先に待つは死地です」
 罠が仕掛け終わると、冒険者やゴンドラ乗りが動き出す。
「誘導するぞ!」
「海賊どもめ、ここで倒してやる!」
 自分達の住まう街を守ろうと意気込む人々が海賊を追う。
「来やがった!」
「チッ、逃げるぞ!」
 迷わず徒ら者どもが逃げ出す。だがその先は死地となっていた。機雷が爆発しゴンドラが吹き飛び乗っていた徒ら者どもが投げ出される。
「ぐあっ!!」
「爆弾だと!!」
 止まろうとするが、間に合わず突っ込んでさらにゴンドラが爆発に沈む。
「ぶはっ!」
「あっちにゴンドラがある! それに乗れ!」
 ゴンドラを失った徒ら者どもが係留されているゴンドラに近付くが、そこでも機雷が爆発し今度は身体が吹き飛んだ。
「残念ですが、其れは貴方方のゴンドラではありません」
 絶奈が姿を見せ、ユーベルコード『|涅槃寂静《ヨクト》』を発動して水路を結氷させ、水面だけでなくゴンドラもろとも凍結させた。
「船が動かねぇ!」
「水路が凍るだとぉ!!!」
 驚きに動きを止めると、そこへ冒険者達が仕掛ける。
「やるぞ!」
「「おおおおーーー!!!!」」
 武器を手にした冒険者がゴンドラに飛び乗り、次々と徒ら者どもを切り裂いていった。
「クソッ! もうダメだ!」
「違うところで船を奪えばいい! 逃げるぞ!」
 凍って動かぬゴンドラから陸地に飛び移り徒ら者どもはその場から逃げようとする。
「ゴンドラの機動力が在ってこその海賊でしょう。足を失ってしまえば何の脅威もありません」
 そこに待ち構えていた絶奈が黒剣と白槍を振るって衝撃波を飛ばし、凍える水路に徒ら者どもを叩き込んだ。
「冷っ!!」
「身体が……動か………」
 凍結した徒ら者どもは沈んで消えていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シアン・マグノリア
いやあ、何処にでも迷惑な輩はいるものですねえ
本当にエリクシルは碌な事をしないと言いますか…
…でも、何だか皆さん心なしか楽しそうな顔してますね?
え、気のせい?

ゴンドラ、乗るの久しぶりですね
過去に水神祭に参加した時以来でしょうか
まあ、何とかなるでしょう!

【属性攻撃】と【凍結攻撃】を併用して、相手のゴンドラの進路を妨害しましょう
急な障害物に対処出来ますかー?
ゴンドラごと【結界術】で覆って、相手の攻撃は防御します
追いかける人々に攻撃が当たりそうならば、相手の尻尾を【捕縛】で身体に縛り付けてしまいましょう

さあ、おいたは此処までです!お仕置きの時間ですよ!
空に【勇騎士ジョナの紋章】を描いて一層します



「いやあ、何処にでも迷惑な輩はいるものですねえ。本当にエリクシルは碌な事をしないと言いますか……」
 シアン・マグノリア(天空に紡ぐ詩・f38998)はいつも迷惑ばかりかけていると呆れた視線をゴンドラ海賊に向ける。
「……でも、何だか皆さん心なしか楽しそうな顔してますね? え、気のせい?」
 ゴンドラの上で戦う猟兵達がどことなしか楽しそうに見えていた。
「ゴンドラ、乗るの久しぶりですね。過去に水神祭に参加した時以来でしょうか。まあ、何とかなるでしょう!」
 自分も少しはしゃいでいると自覚しながらゴンドラに乗ると、オールを手に漕いで水路を進む。

「あっちにいったぞ!」
「逃がすな! 街は俺達が守るんだ!」
 冒険者を乗せたゴンドラが水路を走って海賊を追う。
「けっ! 調子に乗りやがって!」
「だが強いヤツがいる! 気をつけろ!」
 猟兵によって数を減らした徒ら者どもは、苛立ちながらも警戒して逃げていく。
「逃げるつもりみたいですね。進路を妨害しましょう!」
 そこへ向けてシアンが【穹風の花】を一閃し、冷たい冷気を飛ばし水面を凍らせて大きな氷塊を浮かべた。
「急な障害物に対処出来ますかー?」
「なんだぁ!?」
「避けろ!!」
 大慌てで徒ら者どもはゴンドラの進路を変えるが、間に合わずに氷塊にぶつかりゴンドラに穴が空いた。そして急な方向転換をしたゴンドラが邪魔になり後続も速度を緩める。
「テメェの仕業か!」
「ぶっ殺してやらぁ!!」
 徒ら者どもはシアンに向けて突っ込み仕掛けるが、シアンは結界でゴンドラごと覆いドラゴンの尾による攻撃を受け止めた。
「いたぞ!」
「逃がすものか!」
 そこへ冒険者のゴンドラが近づき、矢を放って徒ら者どもとゴンドラに傷を与える。
「いってぇ! 倍返しにしてやる!」
「舐めやがって!!」
 反撃しようと徒ら者どもが船を反転させようとする。
「さあ、おいたは此処までです! お仕置きの時間ですよ!」
 その隙にシアンがユーベルコード『勇騎士ジョナの紋章』を空に描き、光の斬撃が放たれて徒ら者どもをゴンドラもろとも切断した。
「あっ?」
「いギャアアアアアア!!!!」
 血を噴き出しながら徒ら者どもが水路に沈み、水が赤く濁っていった……。

「やったのか?」
「ああ、もう海賊どもはいないぞ!」
 ゴンドラ乗りや冒険者達が辺りのゴンドラ海賊を一掃できたと喜び合う。
「やっぱりゴンドラは楽しく乗るのが一番ですね」
 シアンはまた水神祭に参加したいと思いながら、同じように海賊退治を成功させた猟兵達と合流し、ゴンドラを漕いで人々の感謝の言葉を受けながら帰還した。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年09月08日


挿絵イラスト