●水中の妖精を倒せ!
「エンドブレイカーの戦い、お疲れ様です。引き続き、次の戦いについてお話しします」
集まった猟兵に向けて口を開くのはグリモア猟兵のムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)だ。
「次なる戦いの舞台は無限の水を湛える巨大な水瓶を中心に発達した、運河とゴンドラの都市国家『水神祭都アクエリオ』です」
ここでは、エリクシル配下のゴンドラ海賊が暴れ回っており、都市国家の守護神である「水神アクエリオ」を旗印にして、現地の勇猛な冒険者やゴンドラ乗り達が水上の戦いを繰り広げているようだ。
「そんな中、水中活動に特化した「水棲型エリクシル」が、アクエリオの運河を遡上し、都市国家を破壊しようとしているそうです」
現れたエリクシルは『タイニー・エリクシル』。不幸を与えて不幸な事故を発生させたり、その場が静寂であることを求めて、違反者を赤い結晶に閉じ込めたり、星の粒を射出して攻撃したりしてくるらしい。
そんな相手と水中戦を求められる。猟兵の中にも水中戦が可能な要員もいるだろうが、そうでない者も少なくないだろう。
「そこで、水神アクエリオは私達、猟兵に強力な「水神の加護」を与えてくれるそうです」
これにより、猟兵は「水上を自在に移動でき、任意に運河の水を凍らせ、水中に潜む敵を強制的に引きずり出すことが可能になる」ようだ。
「極めて強力な加護ですから、有効に使ってくださいね」
使うには特別な条件はなく、ただ使いたいと思えば使えるようだ。
「説明すべきことは以上です。『アクエリオ』の都市国家を破壊させないように頑張りましょう!」
そう締めくくると、ムゲンはグリモアの光を纏った仕込み杖をスラリと抜き放つ。
その切先に合わせて空間が裂けるように転送ゲートが出現した。
メリーさんのアモル
『エンドブレイカーの戦い』、三つ目のシナリオです。こんばんは、メリーさんのアモルでございます。
●第一章
ボス敵。『タイニー・エリクシル』との戦闘です。
敵は水中を移動しております。何かしらの対処をしないとまともに戦闘するのも難しいでしょう。
また、今回の戦いでは「水神の加護」を利用出来ます。
水神の加護の内容は「水上を自在に移動することが可能になる」、「任意に運河の水を凍らせる事が可能になる」、「水中に潜む敵を強制的に引きずり出すことが可能になる」の三つで、好きなものを好きなタイミングで使用出来ます。
上手く使えばプレイングボーナスが得られるので、積極的に狙ってみてください。
それでは、『エンドブレイカーの戦い』、頑張っていきましょう!
第1章 ボス戦
『タイニー・エリクシル』
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POW : 蜜の味
【額の宝石】を解放し、戦場の敵全員の【勝機】を奪って不幸を与え、自身に「奪った総量に応じた幸運」を付与する。
SPD : 真の願いは内に秘め
戦場内に「ルール:【静寂】」を宣言し、違反者を【赤い結晶の檻】に閉じ込める。敵味方に公平なルールなら威力強化。
WIZ : 星の砂子
【エリクシルの翅】からレベル個の【星の粒】を射出する。射出後も個々の威力を【光度】で調節でき、低威力ほど視認困難。
イラスト:すずや
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠仲佐・衣吹」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
クローネ・マックローネ
絡みOK、アドリブ歓迎
【WIZ判定】
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
今回は真剣口調で話すよ。
ちょっと可愛い外見だけど、放置はできないね。
確実に倒さないと。
「水神の加護」で運河を凍らせてもらって、敵を引きずり出したところを攻撃するね。
UCは「ワタシの最強ドラゴンちゃん」を使用。
その爪と炎で、タイニーちゃんをやっつけてもらうね。
ドラゴンちゃんは霊体だから、星の粒が命中する事はない…はず。
「ちょっと可愛い外見だけど、放置はできないね。確実に倒さないと」
潜水しながら運河を遡上する『タイニー・エリクシル』を眺めて呟くのは漆黒の髪と漆黒の肌に赤い瞳が目立つブラックタールのクローネ・マックローネ(快楽至上主義な死霊術士・f05148)だ。
そして、水神の加護が発動する。運河が凍結し、そして『タイニー・エリクシル』が水上に引きずり出される。
「なっ、これはユーベルコード? 違う、まさか、水神の加護なの?」
突然凍った運河の水上に引き摺り出された『タイニー・エリクシル』が困惑したように周囲をキョロキョロと警戒している。
その様子は最初にクローネが言った通り、可愛らしい様子に見えるが、しかし、警戒を決して怠る様子はない。
「さあ来て、ワタシの最強ドラゴンちゃん!」
そして、本命のユーベルコードが発動し、巨大なデウスエクス『ドラゴン』の霊が召喚される。
召喚された巨大なデウスエクス『ドラゴン』は凍結された運河に足を下ろし、『タイニー・エリクシル』に向けて、グルルと威嚇の声を上げる。
「猟兵! やる気なのね!」
『タイニー・エリクシル』が背中に生えているエリクシルの翅から、星の粒で攻撃する。
それは手加減なしの最大光度。即ち最も威力が高い星の粒。
しかし、その全てが、『ドラゴン』に迫り、そして、全てがすり抜けた。
霊体故、物理的な攻撃が効かないのだ。
「効いてない!?」
直後、『ドラゴン』が強烈な炎のブレスを放ち、『タイニー・エリクシル』を飲み込む。
怯んだ隙を逃さず、牙と爪による追撃が『タイニー・エリクシル』に突き刺さる。
「ぐうっ。どこかに霊体を召喚してる召喚者がいるはず……。どこ?」
『タイニー・エリクシル』も愚かではない。ただ目の前に攻撃が効かない敵がいるだけとは考えず、クローネの存在を探す『タイニー・エリクシル』。
しかし、それより早く、『ドラゴン』が次々と連撃を加えていく。
結局、『タイニー・エリクシル』はクローネを見つける事が出来ず、ひたすら、終始『ドラゴン』に蹂躙される事になったのであった。
大成功
🔵🔵🔵
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友
第二『静かなる者』霊力使いの武士
一人称:私 冷静沈着
武器:灰遠雷
水や氷雪だと、私なのですよね。純粋に興味がありますし。
水上を自在に移動できるのはありがたいことです。
先制攻撃の要領でUCを使っておきまして。
さて、引きずり出されて運河を凍らせたのなら。当分帰れないでしょうし、攻撃はこちらに来ますでしょうが。
その攻撃は全て無駄。私にとって、強化にしかならないのですよ。
何故、灰遠雷なのかといえば…こちらの方が生命力吸収の呪詛を込めて撃ちやすいからですよ。
(白雪林は破魔なので、実は不向き)
砕けなさいな。
「水や氷雪だと、私なのですよね。純粋に興味がありますし。水上を自在に移動できるのはありがたいことです」
そう言いながら加護の力で水上を走るのは四人で一人の複合悪霊、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)だ。
持っている武器は『灰遠雷』なので出ている人格を武器から推定することは出来ないが、どうやら、出ている人格は『静かなる者』 梓奥武・孝透であるようだ。
接敵前にユーベルコードを発動。絶え間なく全身を再構築しつつ、『四悪霊の呪詛』で覆っていく。
そうして辿り着くのは、先の猟兵が運河を凍らせた場所。
「また現れたのね、猟兵!」
『タイニー・エリクシル』が接近してくる義透に気付き、振り向く。
先手必勝とばかりに、 『タイニー・エリクシル』が背中に生えているエリクシルの翅から、星の粒を出現させ、義透に向けて突撃させる。
「その攻撃は全て無駄。私にとって、強化にしかならないのですよ」
最大威力の攻撃が無数に義透に着弾する。痛いはずで、大きなダメージを負わせたはずだ。
にも関わらず、義透はそんな風に冷静だ。
全ては先に発動しているユーベルコード『四悪霊・|『回』《マワル》』によるもの。
絶え間なく全身を再構築しているため、あらゆる攻撃は痛みにはなってもダメージにはならない。
そして、それらの攻撃は却って『四悪霊の呪詛』を活性化させ、戦闘力を上昇させていく。
飛んでくる眩い星の粒をただ邪魔な視界妨害程度に涼しい顔して無視しつつ、強弓『灰遠雷』に霊力の矢を番える義透。
そこに乗るのは『四悪霊の呪詛』によりもたらされる生命力吸収効果。
そう、『静かなる者』 梓奥武・孝透が本来の得物とする『白雪林』も弓であるにも関わらず、『灰遠雷』を使っているのは、『白雪林』は呪詛を弾く破魔の能力を有しているため、『四悪霊の呪詛』による強化をも弾いてしまうためであった。
「砕けなさいな」
そうして、無数の星の粒をただただ強化として使われた『タイニー・エリクシル』は、放たれた『灰遠雷』の霊力の矢によって、負傷を負う結果となったのであった。
成功
🔵🔵🔴
ロイ・ベイロード
エリクシルどもめ、盛大に出たものだ。
ならば、水神の加護とかいうその力、大いに使わせていただく。
水上を鎧付きで動けるのはこちらとしても大いにアドバンテージ取れるのでな。
雷の魔力を集め、その魔力を持って敵を感知、敵に接近するところで通行止めする形で周囲を海底まで凍らす。
そして、その次に敵がいるところを凍らせ、一気に引き釣り出す。
「出たな、怪物!!
だが、これで終わりだ!!
次元を引き裂く力を喰らえ!!」(UC使用)
悪しき者よ、消えるがいい!!
…とはいえ、あの魔王がオブリビオンになったから、下手すると…いや、これはすべて終わってから考えた方がいいか。
「エリクシルどもめ、盛大に出たものだ」
そう言いながら運河沿いに降り立つのは『アックス&ウィザーズ』にて存在する勇者を輩出することで有名なベイロード家の一人、ロイ・ベイロード(剣聖・f18208)だ。
「ならば、水神の加護とかいうその力、大いに使わせていただく。水上を鎧付きで動けるのはこちらとしても大いにアドバンテージ取れるのでな」
素早く水神の加護を受け、運河の上に降り立ち、駆け出すロイ。
『タイニー・エリクシル』は既に再び運河の中に戻り、遡上を再開している。
そこで、ロイは微弱な雷の魔力を放ち、その反応を見て、『タイニー・エリクシル』の位置を測定、一気に『タイニー・エリクシル』に接近する。
発動するは再び水神の加護。
敵の進路を塞ぐ形で、運河を水底まで完全に凍結させる。
慌てて進路を変更する『タイニー・エリクシル』。しかし、その動きはロイに完全に捕捉されている。
『タイニー・エリクシル』のいる場所が凍結され、水面まで一気に引き摺り出された。
「っ! やっぱりまた猟兵なの!?」
ユーベルコードを発動しようとする『タイニー・エリクシル』。
しかし、それより事前に準備していたロイの方が早い。
「出たな、怪物!! だが、これで終わりだ!! 次元を引き裂く力を喰らえ!!」
オリハルコン製の『ブレイブソード』を構え、次元ごと切り裂く力で一気に『タイニー・エリクシル』を切り裂いた。
それは発動前後が無防備になる欠点があるが、虚を突かれて釣り上げられた『タイニー・エリクシル』の動きは鈍く、問題にならない。
その攻撃は超高速にして超威力。
『タイニー・エリクシル』はその攻撃をもろに食らってしまい、大きな負傷を負った。
大成功
🔵🔵🔵
結月・志愛美
やろう…サヴェ姉!
まずは水上を自在に移動する加護を使用してから敵の位置を〘気配感知〙と〘心眼〙で探る
『まずは引きずり出しなぁ、シャミ!』
背中に背負っている剣であるサヴェイジ・オーラが話かけて来た
当然、引きずり出す加護を使用
よし…行くよ!
敵を引きずり出した後に運河を凍らせて逃げられなくしたのと同時に指定UC
を発動して現象を操る能力で不幸無視必中属性攻撃の〘衝撃波〙を放ち攻撃する
『さあ!決めてやりな!シャミ!』
うん、分かったよ
〘気功法〙で呼吸を整えてから銃からエネルギー弾を放ち敵を怯ませながら刀から斬撃波を放ち攻撃した
この時、〘気配感知〙と〘足場習熟〙で周りを警戒しながら油断しないように立ち回るよ
「やろう…サヴェ姉!」
水神の加護を受け水上を走りながら、背中に背負った『災害魔剣・サヴェイジ・オーラ』に声をかけるのは結月・志愛美(時空を超えた龍神少女『シャミ』と次元災害の剣・f40401)だ。
再び運河を遡上しつつある『タイニー・エリクシル』を志愛美は水上から心眼と気配を感知する力で捕捉し、近づく。
『まずは引きずり出しなぁ、シャミ!』
『サヴェイジ・オーラ』の助言に志愛美は頷き、水神の加護を発動。『タイニー・エリクシル』を水上に引きずり出し、それと同時に水面を凍結させて、水中に逃げるのを阻害する。
「くぅ、本当にしつこいわね、猟兵!」
何度目かわからぬやり口に怒りを露わにする『タイニー・エリクシル』。
「よし……行くよ!」
同時、ユーベルコードを発動。衝撃波を放って攻撃する。
だが、『タイニー・エリクシル』も同じ手は二度食わない。額の宝石を解放し、志愛美の勝機を奪う。
結果、衝撃波を放った直後に、凍った地面に足を取られ、志愛美は転倒してしまった。
とはいえ、そのわずかなダメージで攻撃を終わりになるわけではない。
『大丈夫かい? さあ! 決めてやりな! シャミ!』
「うん、分かったよ」
立ち上がり、気功法で呼吸を整える。
志愛美もまた、同じ手は二度食わない。気配感知と足場習熟技術でしっかりと警戒しつつ、エネルギー弾を放って敵を怯ませつつ、再び斬撃波を放って攻撃し、敵に十分な負傷を与えた。
成功
🔵🔵🔴
ゼーレ・ユスティーツ
やってやるわ…!
加護の力で水面を走る私は水中にいる敵を見つめる
ここからは余り喋らないわ
戦闘準備
まずは気功法で呼吸を整えるわ
その後加護で敵を水中にいる敵を引きずり出す!
指定UCの効果でUC量子連撃跳弾を発動(この時に視力で敵の動きをよく見てクイックドロウの要領で素早く放つ)
次元の壁を利用して跳弾にする事で敵に攻撃する(銃弾を放つのと同時に水面を凍らせて逃げられなくするわ)
その後敵のUC対策だけど宣言された地点では静かにする
檻に閉じ込められた場合は消滅属性攻撃の斬撃波で結晶を消滅させて脱出する
蝶の様に散れ…!スタールイーファントム!
静かに行動しながら攻撃を躱しつつ敵に近づき指定UC発動して攻撃した
「やってやるわ……!」
水神の加護で水面を走りながら、水中の『タイニー・エリクシル』を見据えるのはゼーレ・ユスティーツ(彷徨う『黒蝶の死神』・f41108)だ。
(ここからは余り喋らないわ)
『タイニー・エリクシル』のユーベルコードを警戒し、喋らないように意識しつつ、まずは呼吸を整え、戦闘準備。
ゼーレが十分『タイニー・エリクシル』に近づいたら、水神の加護を発動し、水中の『タイニー・エリクシル』を引きずり出す。
「しつこいわね、猟兵!」
同時、ユーベルコード『量子連撃跳弾』が発動する。
ゼーレの得物たる黒い蝶の模様があるガンナイフ『黒蝶刃銃』から量子連撃跳弾が放たれる。
それは周囲に次元の壁をも生成し、無数に跳弾して、『タイニー・エリクシル』を蹂躙する。
「くっ、何よこれ……!」
けれど、『タイニー・エリクシル』も無防備ではない。反抗としてユーベルコードを発動。
戦場内にルール:【静寂】を宣言する。
(蝶の様に散れ! スタールイーファントム!)
音を立てないように気を遣いながら、ゼーレは本命のユーベルコード『還り蝶『スタールイーファントム』』を発動。
斬滅撃を放って、『タイニー・エリクシル』に迫る。
(っ! 避けられな——)
『タイニー・エリクシル』に斬滅撃が命中し、背中の結晶の翼ごと、粉々に砕け散った。
かくして、遡上していた水棲エリクシルの脅威はひとまず取り除かれたのであった。
成功
🔵🔵🔴