エンドブレイカーの戦い④〜追い出すために火を
●火の中で笑う影一つ
高さ数千mを誇る巨大樹木群を基に形成された森の都市国家。
長命のエルフが住むエルフヘイムが、今や火に包まれて炎上していた。
「あはははは、逃げ惑いなさい! 恐れなさい!」
そんな炎の中、大きな赤い鋏を持った網タイツ姿のエリクシルが一人。
「そうして、新たな新天地へ旅立つの! 旅に出たいなら私がその願望を叶えてあげる!」
●エルフヘイムの森を救え
「『エンドブレイカーの戦い』が始まりましたね。私も微力ながら予知をさせて頂きます」
そう猟兵達に話しかけるのはグリモア猟兵のムゲン・ワールド(愛に生きたナイトメア適合者・f36307)だ。
万能の魔神エリクシル達を創造した『11の怪物』、その残る8柱が一斉にエンドブレイカー世界へと押し寄せ、眠れる『大地母神』を殺害する事で、世界と猟兵達のつながりを絶とうとしている。彼らから『大地母神』を守り、彼らを退ける為の戦いが、『エンドブレイカーの戦い』である。
「今回、戦いの舞台になるのは、『永遠の森エルフヘイム』。高さ数千mを誇る巨大樹木群を基に形成された、古く美しき森の都市国家だそうです」
その名の通り住民の多くは長命のエルフらしく、各地の自警団が故郷に襲い来るエリクシルの迎撃を行っているらしい。
「そこでエリクシルは森に火をつけ、町や村を炎に包むことで戦いを有利に進めようとしています」
自警団達も消化にあたっているが、元凶のエリクシルは強敵で猟兵でもなければ倒せそうもない様子です、とムゲンは説明を続ける。
「ですので、我々の任務は元凶のエリクシルと戦い、これを撃破することです」
敵はエリクシル『異界への案内人』。旅に出たい、家を出たいといった旅立ちたい願望を歪めて叶えるエリクシルで、もし、火をつけるのも、この村を出たいという欲望を誘発させたいからであるらしい。
恐ろしい鋏で異なる世界へのゲートを開き、転移させてしまう恐ろしい相手のようだ。
異世界に追放されても時間をかければグリモア猟兵が助けられるが、当然戦闘続行は不可能。対策して挑む必要があるだろう。
「ですが、鋏以外にも気をつけなければならないものが一つ」
それは周囲の炎だ、とムゲンは言う。
「森を焼いている炎は猟兵をも蝕みます。対処する、火を消し止める、方法はお任せしますが、何かしらの作戦は必要でしょうね」
つまり、異世界への追放と、炎、この二つに対策することが求められるようだ。
炎に関しては物理的なダメージに過ぎないので、無視をしても構わないだろうが、有利に進めるなら対策したいところである。
「私からの説明は以上です。それでは、『エンドブレイカーの戦い』、頑張っていきましょう!」
そう締めくくると、ムゲンはグリモアの光を纏った仕込み杖をスラリと抜き放つ。
その切先に合わせて空間が裂けるように転送ゲートが出現した。
メリーさんのアモル
『エンドブレイカーの戦い』、始まりましたね。こんばんは、メリーさんのアモルでございます。
●第一章
ボス敵。『異界への案内人』との戦闘です。
敵対者を異世界に追放する厄介な相手ですが、うまく対処しましょう。異世界に追放されても死ぬことはありませんが、戦闘続行は難しくなります。(もちろん、追放された後に効果を発する何かしらのユーベルコードを使うのはアリです)
また、戦場は炎に包まれており、この炎の対策をすると「プレイングボーナス」を得られます。
炎のダメージを無効化する、うまく炎を避ける、炎を消化するなど、様々な方法が考えられると思います。
それでは、『エンドブレイカーの戦い』、頑張っていきましょう!
第1章 ボス戦
『異界への案内人』
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POW : さぁ…旅立ちなさい
【禍々しい鋏】による近接攻撃の軌跡上に【時間さえ異なる異世界に繋がる次元の扉】を発生させ、レベルm半径内に存在する任意の全対象を引き寄せる。
SPD : この狭い世界から解放してあげます
レベル×100km/hで飛翔しながら、自身の【禍々しい鋏】から【無数の異世界へと繋がる次元断層】を放つ。
WIZ : もっと広い世界を見たいと思いませんか?
【旅人の神】に変身する。隠密力・速度・【禍々しい鋏】の攻撃力が上昇し、自身を目撃した全員に【遥か遠くの世界に旅立ちたい衝動】の感情を与える。
イラスト:かすみ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「アルジェン・カーム」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
荒谷・ひかる
なるほど、炎の脅威と戦場からの排除、両方に対処しなければいけないと。
となると……あの子にお願いするのが一番手っ取り早いですね。
【精霊さんの加護】発動
炎属性の加護を纏うことで火災を軒並み吸収、鎮火し無効化すると同時にパワーアップ
あとは限界ギリギリまで自分自身を「鼓舞」して衝動を抑え込みつつ、鋏のリーチに踏み込まれないよう距離を取っての銃撃戦を仕掛けます
弾丸は加護の力と親和性の高い火炎弾、もし外れて森に延焼しても吸収できるので問題ありませんね!
(マッチポンプとか言わない)
燃え盛る森の中、逃げ惑い、あるいは、対処に奔走するエルフの人々を眺めながら高笑いする 『異界への案内人』。
その眼前に姿を晒す少女が一人。
「なるほど、炎の脅威と戦場からの排除、両方に対処しなければいけないと。となると……あの子にお願いするのが一番手っ取り早いですね」
森羅万象を構築する九つの精霊たちと心を通わせる少女、荒谷・ひかる(|精霊寵姫《Elemental Princess》・f07833)だ。
「あら、現れたのね、猟兵とやら」
その様子に鋏を向ける『異界への案内人』。
「我が盟友にして、生命育む惑星の化身たる精霊達よ。願わくば、この苦難を共に乗り越える力を、我が身に授けたまえ――」
対するひかるも素早くユーベルコードを発動。全身が絆を結んだ短気で陽気な炎の精霊の加護で覆われ、周囲の炎がみるみるうちに吸収されていく。
絆を結んだ精霊達の一人から加護を得るひかるのユーベルコード『|精霊さんの加護《エレメンタル・ブレッシング》』だ。
それに比例し、みるみるひかるの戦闘力が上がっていく。
周囲の炎は多い。ひかるの戦闘力上昇は天井知らずだ。
「まさか、この状況を利用している? ……させません。もっと広い世界を見たいと思わせて差し上げます」
その様子に驚愕した『異界への案内人』は長期戦は不利だと悟り、即効で戦闘を決着させようと、別の姿へと変身し、自身を強化する。
その姿は見るものに遥か遠くの世界に旅立ちたい衝動を与える、旅人の神の姿。
ひかるは必死で自分を鼓舞し衝動を抑えつつ、星獣の外殻をふんだんに使用した精霊銃『THE EARTH』を取り出し、銃撃戦を仕掛ける。
そこから放たれるのは、得ている加護と相性抜群の火炎弾。
しかし、『異界への案内人』も侮れない。強化による速度が大幅に強化された『異界への案内人』は素早く弾丸による射撃を回避し、ひかるに迫る。
「どうしました? 却って森林火災を拡大させていますよ?」
『異界への案内人』の言葉の通り、外れた火炎弾は却って、森林火災を拡大させるが……。
「もし外れて森に延焼しても吸収できるので問題ありませんね!」
その言葉の通り、その炎は素早くひかるによる吸収され、よりひかるを強化する。
「どんどん強くなるのか……」
それはマッチポンプではないかと思われるかもしれないが、結果的にひかるはどんどん強くなっている。
それはつまり、『異界への案内人』の速度に匹敵する戦闘力を得られるというわけで。
かくして、戦いは十分な強化をつかさが得られるか、『異界への案内人』がそれより早く短期決戦で決着をつけるかという構図と化した。
そして、今この時点で決着がついていない時点で結果は見えている。結果は『異界への案内人』の短期決戦の失敗だ。
やがて来るつかさの銃撃の嵐を、『異界への案内人』は回避しきれず、無視できない負傷を負う結果となったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
暗都・魎夜
【心情】
たしかに旅立ちの時に故郷を焼かれる展開ってのは見かけるけどな
けど、目の前で村焼かれてたら、最低限消防車位呼ぶ世界から来てるんだ、こっちは
「悪いけど旅に行きたきゃ、一人で行ってくれ。いくぜ、イグニッション!」
【戦闘】
その鋏を使って異次元へ『旅立たせる』ってのがやり方ってわけか
多少いろんなものは見てきたつもりだが、中々ぶっ飛んだ力もってやがる
「天候操作」のUCで優しい雨を降らせて消火する
嵐の王を前にして火事起こそうなんて、どだい無理な話だぜ?
「見切り」で次元断層を回避
万色の稲妻による「電撃」と「斬撃波」で攻撃
「俺は通りすがりの能力者さ、覚えておきな!」
(たしかに旅立ちの時に故郷を焼かれる展開ってのは見かけるけどな……)
そう考えながらも燃え盛る村に降り立つ猟兵が一人。
(けど、目の前で村焼かれてたら、最低限消防車位呼ぶ世界から来てるんだ、こっちは)
シルバーレイン世界の銀誓館学園出身の能力者、暗都・魎夜(全てを壊し全てを繋ぐ・f35256)だ。
「また次が来ましたか、猟兵。今度こそ、旅に送って差し上げましょう」
「悪いけど旅に行きたきゃ、一人で行ってくれ。いくぜ、|起動《イグニッション》!」
先程の猟兵には先手を取られて苦戦する羽目になった。『異界への案内人』は次はこちらが先に動くことを選んだ。
ふわりと空に飛び上がり、禍々しい鋏から次元断層を生み出し、攻撃する。
しかし、魎夜も歴戦の能力者にして歴戦の猟兵。先手を打つことだけを重視した単純な攻撃程度は簡単に見切れる。
「その鋏を使って異次元へ『旅立たせる』ってのがやり方ってわけか。多少いろんなものは見てきたつもりだが、中々ぶっ飛んだ力もってやがる」
「誰もが旅に出たいという願いを持っている。私はそれをこの力で後押しして差し上げるだけです」
勝手な言い分だ。
直後、周囲一帯に|銀色の雨《シルバーレイン》が降り注ぐ。
魎夜が発動したユーベルコードは『ヘヴンリィ・シルバー・ストーム』。降り注ぐシルバーレインをその身に受け戦い続ける「嵐をもたらす者」、ストームブリンガーたる魎夜の本領といったところか。
発生した銀色の雨は優しい雨となって周囲の炎に降り注ぎ、これを鎮火させていく。
「嵐の王を前にして火事起こそうなんて、どだい無理な話だぜ?」
そう言って次々と飛んでくる次元断層を回避しつつ、魎夜は得物の七支刀を構える。その炎を模した姿の魔剣の名は『滅びの業火』。
それは周囲で優しい雨の前に消えゆく炎よりも眩く輝いて見えた。
「近接戦闘ではそちらが不利ではないですか?」
『異界への案内人』はそう言いながら、高速で飛翔しつつ、次元断層を発生させる。
直線的な攻撃であるそれは、放つ直前さえ見極めれば魎夜にとって回避は容易い。
だが、それも距離を取って回避に専念すればの話。
近接武器で接近戦を仕掛けるのはやや不利に思える。
一方で、次元断層はすぐには消えないため、魎夜の移動可能エリアを徐々に阻害しつつあるのも事実だった。
だが、魎夜は決して怯まない。
直後、銀色の雨が魎夜の意志に答え、万色の稲妻が発生する。
それは、空中を飛翔する『異界への案内人』に命中し、その動きを静止させた。
「バカな、高速で飛ぶ私の動きを捉えた!?」
驚愕する『異界への案内人』に、魎夜は炎を模した姿の魔剣を振るう。それは斬撃波となって『異界への案内人』に迫り、その体に確実な傷を与えていく。
「あなた、一体何者……」
「俺は通りすがりの能力者さ、覚えておきな!」
『異界への案内人』に魎夜の鋭い一撃が突き刺さった。
成功
🔵🔵🔴
リンカ・ディアベルスター
さて…ビハインドの身であるが助太刀は出来る筈だよね…!
私は指定UCを発動して戦闘態勢を取る
炎を消しながら攻撃だよ!これぞ効率的!
炎対策はクイックドロウで水属性攻撃の矢弾の雨を放ちながら敵に攻撃する
これには吸い込まれたくないな〜
UC対策は視力で敵の攻撃を見ながら次元断層を回避する(『知恵』の力の効果で次元移動する)
駄目なら概念干渉魔法のエネルギー弾で相殺する
そろそろ反撃させて貰おうか!
指定UCの効果で『狩猟』の星神翠嵐を発動して概念無限消滅撃の衝撃波を放ち敵を攻撃
この時に敵のUCが当たらないように警戒しておく
終わらせようか、お疲れ様〜!
私は衝撃波を纏った矢弾の雨を放ち敵に攻撃した
油断はしないよ?
「さて…ビハインドの身であるが助太刀は出来る筈だよね……!」
そう呟くのは銀髪のビハインド、リンカ・ディアベルスター(星神伝説を知る開拓者・f41254)だ。
素早くユーベルコードが発動する。ただし、それによって目に見えた変化はほとんどない。左眼が機械の眼のような模様へと変じたが、それがなんだというのか。勿論、『異界への案内人』もリンカがユーベルコードを使ったなどと気付きもしない。
だが使ったのだ。発動しているユーベルコード『|『知恵』の星神《アステリオーン》 ミスティ』。彼女に彼女曰く獣人戦線に存在した神であるという|星神《アステリオーン》の持つ『知恵』の力を与えるものだ。
「炎を消しながら攻撃だよ! これぞ効率的!」
先手を取ったのはリンカ。
ともかくユーベルコードの発動から間髪入れず、リンカは手を動かす。
それは雨属性の矢弾の雨となり、周囲の炎を消しながら、同時に『異界への案内人』へも攻撃する。
だが、『異界への案内人』もただ棒立ちではいない。
即座にユーベルコードを発動し、ふわりと浮き上がり、高速で移動して水矢の雨を回避しながら、鋏を振るって次元断層を放って攻撃する。
「これには吸い込まれたくないな〜」
先ほども見せた遠距離攻撃で当たれば一発アウト、それも周囲に残留し動きも封じるという恐ろしい攻撃。
だが、リンカは得た『知恵』の力を借りて、概念を超越し万物に干渉する魔法を放って、次元断層を相殺してみせた。
「なっ、私の旅を……止めた!?」
「そろそろ反撃させて貰おうか!」
続いて左眼が今度は藍色に変化する。ユーベルコード『|『狩猟』の星神《アステリオーン》 |翠嵐《スイラン》』。により、今度は『狩猟』の力を得たのだ。
その力は、『異界への案内人』の速度を上回り、概念無限消滅撃を叩き込んだ。
「終わらせようか、お疲れ様〜!」
概念消滅撃という名前ではあるが、今のリンカの状態ではいつでもそれが十全に働くとは限らない。故に。
「油断はしないよ?」
リンカは決して油断せず、衝撃波による攻撃で追撃し、反撃に備えて距離を取った。
とはいえ、リンカの出番はこんなものだろう、一人の猟兵が担うのに十分なダメージを与えたはずだ。
成功
🔵🔵🔴
アリス・フェアリィハート
アドリブ連携歓迎
【WIZ】
貴女が
異界の案内人さん…
エルフへイムの森を
燃やすなんて…!
『こんな願望の叶え方…間違ってます…!』
自身の翼で飛翔
【空中機動】【空中浮遊】等
【空中戦】も行い
立体的に立回り
UCで
自身に氷晶のドレスを纏い
クイーンオブハートキーを手に
【ハートのA】達も展開
【凍結攻撃】での
【範囲攻撃】や【誘導弾】の
【一斉発射】や
UCの氷雪魔法で
炎を凍結・消火し
異界の案内人さんを攻撃
敵UCの衝動は
【呪詛耐性】で耐え
UCの氷晶の実で
状態異常消去
敵の攻撃等は
【第六感】【心眼】【残像】
【火炎耐性】【結界術】【オーラ防御】で
防御・回避
『エルフへイムの森と…住人さん達に、これ以上ひどい事はさせません…!』
「貴女が異界の案内人さん……。エルフへイムの森を、燃やすなんて……!」
燃え盛る森に降り立ち、敵に怒りを露わにするのはオラトリオの女神姫にして次元時空の花嫁、アリス・フェアリィハート(不思議の国の天司姫アリス・f01939)だ。
アリスはオラトリオの翼を広げ、空中に飛び上がる。
「ほう、空中戦ですか……」
『異界への案内人』は楽しげに笑う。
先ほどまでに示された通り、『異界への案内人』もまだユーベルコードで空を飛べる。
だが、『異界への案内人』は何を思ったかそれは選ばず、地上のままで、旅人の神へとその姿を変えることを選んだ。
「ほら、あなたも旅に出たくなってきたのでは?」
『こんな願望の叶え方……間違ってます……!』
だが、アリスはその言葉だけで、旅人の神と化した『異界への案内人』から来る、遥か遠くの世界に旅立ちたい衝動を一時的に振り払う。
とはいえ、木々の高さは高く、空中戦をしていても、火の影響から免れるのは難しそうだ。
「私にも……あの方の様に、素敵なドレス……創れるかな……」
そこで、アリスはユーベルコードを発動する。髪色が女王を思わせる氷雪の髪色に変化し、髪にスノードロップの花が咲き誇る。
そして、ドレスは太古の氷魔力で作られたものへと変わり、そこから晶槍と氷晶の実を生らす。
アリスが氷河期女王に学んだ魔法だ。
そして、状態異常回復効果のある氷晶の実を齧り、衝動を無効化しながら、構える武器はハート細工の長大な金の鍵『クイーンオブハートキー』。
その周囲にはジュエルのハート、【ハートの|A《アリス》】も展開していく。
「これは……ちょっと嫌な予感がしますね」
『異界への案内人』は防御の姿勢を取るが、あまりに遅い。
一斉に放たれるは氷雪魔法。
それは周囲の炎を鎮火しつつ、『異界への案内人』を飲み込んでいく。
『エルフへイムの森と……住人さん達に、これ以上ひどい事はさせません……!』
その言葉を向けられた『異界への案内人』はもはやへとへとの状態。
あと一歩で、アリスの言葉は現実となることだろう。
大成功
🔵🔵🔵
花咲・月華
まずは炎を消さないとね…!
私は(蟲使いと水属性攻撃)蟲達を呼び出して水属性の矢弾の雨を放ち炎を消している
次は貴女だよ!
私は指定UCを発動して鬼の姫に変身して対峙する
私は旅は好きだけど今は駄目!
敵が次元断層を放って来たので視力と気配感知で敵の動きを見ながら時空崩壊の焔矢を放ち次元断層を消滅させる
『任せろ、月華!』
朱雀は次元消滅属性攻撃の呪殺弾を放ち攻撃
朱雀が作ってくれたチャンス…逃さない!
私は朱雀が作ってくれた隙を逃さない為に私は推力移動でマシンガンソードの射程範囲に近づきクイックドロウの要領で矢弾の雨を放つ
まずは貴女を倒す!
私は焔の槍を敵に突き刺した
気配感知で敵の攻撃の気配は感じながら攻撃する
「まずは炎を消さないとね……!」
降り立つなり、『異界への案内人』を無視して、消化活動を始めるのはカクリヨファンタズムのとある国のお姫様、花咲・月華(『野望』を抱く?花咲の鬼姫・f39328)だ。
蟲達を使役して一通り、周囲を消化した後は。
「次は貴女だよ!」
そう言って、姿を変化させていく。髪は長く伸び、服は焔の妖力を纏った鎧へと。
「くぅ、猟兵。本当に次から次へと……。旅立たせて差し上げます!」
『異界への案内人』は高く飛び上がり、次元断層を飛ばして攻撃を開始する。
「私は旅は好きだけど今は駄目!」
対する月華が放つのは時空崩壊の焔矢。次元を断層にしようが、時空が崩壊するなら、意味はない。
まさに相性抜群のユーベルコードと言えるだろう。
「また、相殺してきた!?」
敵の虚をついた。その隙を逃さず、赤い鳳凰の姿をしたキャバリア『朱雀』が呪殺弾を放って、動きを封じる。
(朱雀が作ってくれたチャンス……逃さない!)
月華は一気に『異界への案内人』に向けてマシンガンソードを連射しながら、突っ込み、肉薄する。
「まずは貴女を倒す!」
もはや二人の間を妨げるものは何もない。この世の条理を超えて行く焔の槍が『異界への案内人』を貫き、そして、撃破した。
大成功
🔵🔵🔵