ケーキ戦隊フトルンジャー!~ご飯よりケーキがしゅき
#UDCアース
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●とある幼稚園、ランチタイム
「いっただっきまーす!」
子供達の可愛らしい声が響く、幼稚園のランチタイム。
だが、園児たちの前にあるテーブルの上に並ぶのは、栄養士さんが工夫をこらした給食でもなく、お母さんが心を込めて作ったお弁当でもない。
なんと、テーブル一杯に積み上げられた、山のようなケーキなのだ。
園児たちはもちろん甘いケーキに夢中でむさぼりついているが、本来ならば、
「だーめ。ケーキはご飯を食べてからよ!」
と注意するであろう保育士たちは……いない。
そしてそのあり得ない昼食を見守っている、というか、監視しているのは異形の3体であった。
3体の異形は、手づかみでケーキを貪る園児たちに、
「はっはっはっ、どんどん食え。そして太るのだ。お前らを我が教団の優秀な信者として英才教育してやる」
「子供ながら、ケーキが至高の食品であるとわかっているようだな」
「ケーキならいくらでも出してやるからな、なにせ我らは」
無意味にシャキーンとポーズを取り。
「ケーキ戦隊・フトルンジャー! なのだから!!」
そのたいして格好良くもないポーズに、園児たちはクリームまみれの顔で、無邪気な歓声と拍手を送るのであった。
●グリモアベース
「UDCで『ケーキ戦隊・フトルンジャー』とかいう、邪神教団の手先が暗躍してるんだよ」
いつになく暗鬱な顔で腕組みしているのはヤーリ・ハンナル(学食の母・f10606)。
ケーキ戦隊とやらは、本来ケーキを食べてはいけない場所や場面へ乗り込み、拠点とする活動を行っている。
ヤーリが今回察知したのは、拠点にされたての幼稚園だ。
「ケーキ戦隊は、保育士さんたちを拉致監禁し、ケーキを使って子供を手なずけ、幼稚園を拠点化しちゃったのさ。作戦が順調にいって油断してるから、急襲するなら今だよ」
ケーキ戦隊は、信者となる園児を積極的に傷つけるようなことはしないので、手早く避難させれば被害は出ないだろう。
ただ、園児たちは元々『ご飯よりケーキがしゅきなの~!』というポリシーを持つ人々なわけだから、避難には一工夫要るであろうが。例えば、ケーキ戦隊なんかより、断然格好良い戦隊ヒーローの扮装をしてみるとか。
ちなみに保育士たちは、園内の他の部屋に監禁されているだけで無事である。
「教団についてはまだ不明なんだ。でもケーキ戦隊を倒せば、きっと幹部が出張ってくるだろうし、その過程で色々判明するかもしれないね」
ケーキ戦隊は3体で構成されている。強さはそれなりだが、連携のとれた攻撃をしてくると予想される。
「ちょっとやっかいな場所で、妙な敵を相手にしてもらうわけだけど、園児の身体のためにも、早いとこ解決しておくれよね。幼少期の食生活は成長にとても大事だからさ」
と、学食のオバチャンは憂慮するが、
「ま、それはそれとして」
突然ニンマリすると。
「幼稚園と同じ市内にあるホテルの展望ラウンジで、ひな祭りやホワイトデーをイメージした『ケーキバイキング』をやってるんだってさ」
猟兵たちにチラシを配った。
「ケーキと戦ったら、どーしたって食べたくなるだろうし、戦闘が終わったらみんなで行ってみようよ!」
小鳥遊ちどり
猟兵の皆様、こんにちは。
このシナリオは 江戸川壱号MSと月月月MSとのゆるっと連携になっております。特に内容につながりはございませんので、お気軽にご参加ください。
●このシナリオの目的
ケーキ邪神教団の親玉を倒した後、ケーキバイキングを嗜む。
●1章の目的
ケーキ戦隊を倒す(園児の避難については成否に関係しません)。
本文の場面に介入できます。
●シナリオの構成
1章:ケーキ戦隊との集団戦
2章:教団幹部とのボス戦
3章:ケーキバイキング
●ホテルでのケーキバイキングについて
場所は、富士山の見える展望ラウンジ。
ひな祭りやホワイトデーをイメージした季節感のあるケーキが並んでいます。
もちろん飲み物(ノンアルコール)も料金に含まれております。
ヤーリもご用命があれば参加します(なくても全然構いません)
●お友達と連携をご希望される方は、お名前やID、旅団名など明記のこと。
失効日を揃えていただけると助かります。
戦争疲れを、ゆるっと甘いもので癒しませんか?
ってことで、どうぞよろしくお願いします!
第1章 集団戦
『ケーキ戦隊』
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POW : 甘い香りでパワーアップ!
【空腹を誘う甘い香り】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD : 自慢のケーキをご馳走しよう!
【食欲】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【伸縮自在のフォーク】から、高命中力の【様々なダメージを与えるケーキ】を飛ばす。
WIZ : ほらほら美味しそうだろう?
【心惹かれる美味しそうな香り】【目を奪う美味しそうな見た目】【とろける甘さと美味しさ】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
イラスト:笹にゃ うらら
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
スター・レイガン
的確にニーズをついていくそのスタイル、なかなかに面白おかしい相手のようだね
だが、おかしばかり食べさせようとするのはノーサンキューだ
まずは高い所から高笑いとともに現れ
「騙されるな良い子のみんな!彼らはヒーローを騙る悪者だ!」と言いながら登場だ
「彼らは先生達を捕まえている。このままでは先生達が居なくなってしまうし、お父さんお母さんに叱られてしまうよ」
「だからここは私に任せて悪い奴らから逃げるんだ」と園児に語りかけ
その後敵に
「幼児向けヒーローとは一つの大人像を子供に見せる者
教育に悪い君達にはご退場願おう」と言い
クイックドロウ(技能)でクイックドロウ(UC)を加速
穴だらけのスポンジケーキに変えてやろう
「的確にニーズをついていくそのスタイル、なかなかに面白おかしい相手のようだね」
おかしだけに。
初っ端からナイスなアメリカンジョーク(?)を口ずさんで登場したのはスター・レイガン(キャプテンレイガン・f02054)。
「だが、おかしばかり食べさせようとするのはノーサンキューだ……まずは私にやらせてみてくれたまえ」
スターは、まずは園児達がいる部屋の腰高窓を外から開けると、窓枠に軽やかに身を躍らせ。
「HAHAHAHAHAHA!」
高笑いを響かせた。笑い声が、エコーがかかっているかのようによく響く。
クリームやチョコにまみれた幼い顔が、呆然とスターを見上げた。
「騙されるな良い子のみんな! 彼らはヒーローを騙る悪者だ!」
スターは、ケーキ戦隊を指し、
「彼らは先生達を捕まえている。このままでは先生達が居なくなってしまうし、お父さんお母さんに叱られてしまうよ」
そういえば先生はどこ? と園児たちは騒ぎだす。ケーキに夢中で先生達が拉致されたことに気付かなかったらしい。急に心細くなったのか泣き出す子もいる。
その一方、男の子の中には、
「おじさん、あめこみひーろーのひと?」
興味津々で近づいてくるような園児もいる。
「ああ。そんなカンジの人さ、HAHAHA!」
すげース●パ●マンだー、違うよキャプテンア●●カ、アベ●●ャーズ等々園児たちの危険な台詞が飛び交う中。
シュタッ!
スターは窓枠から無駄に高々と跳躍して(天井に頭が掠ってゴツっと音がした)子供たちとケーキ戦隊の間に飛び下り、今度は廊下へと出る引き戸を指さした。
「さあ、良い子たち、ここは私に任せて、悪い奴らから逃げるんだ!」
きゃーーーーっと、切迫感のない悲鳴というよりは、歓声が響き渡り、2割程の園児たちが、鬼ごっこのノリで部屋を飛び出していった。
ケーキたちは忘れていたようだが、幼児というのは甘い物はもちろん好きだが、基本飽きっぽく、そしてすぐにお腹いっぱいになってしまう人々でもあるのだ。
「お、おい! 待て、お前らケーキは!?」
スターのアメリカンっぷりに圧倒されていたケーキ戦隊は、慌てて子供達を追いかけようとするが。
BAAAAAN!
「幼児向けヒーローとは一つの大人像を子供に見せる者。教育に悪い君達にはご退場願おう」
もちろん堂々とスターが立ちはだかる。
「こ、このアメコミもどき野郎、さては猟兵だな? そこをどけ! 大事な信者を逃してたまるか!!」
抹茶ケーキが詰め寄った。抹茶のよい香りをぷんぷん漂わせている。
「ほらほら美味しそうだろう?」
抹茶ケーキは、手に握りしめた巻きチョコレート棒でスターに殴りかかろうと……。
ZAAAAAAAAP!
巻きチョコが振り下ろされるより速く、クイックドロウの技能をのっけたクイックドロウ……つまり猛烈に速い抜き打ちで熱線銃の引き金が引かれた!
「ぎゃあっ!」
抹茶ケーキのスポンジは一瞬にして穴だらけとなった。
成功
🔵🔵🔴
城島・冬青
【アヤネさん(f00432)と一緒に行動】
子供達を避難させる為アヤネさんと共に
子供達の信頼を得やすい格好で幼稚園に潜入
具体的には日曜の朝にお馴染みな
戦う魔法ヒロイン的な…
アヤネさんはクール系ヒロイン
私は…こうポップな感じの!
恥ずかしいけど照れは捨てる😖
怪人の甘い言葉に騙されてはダメ
彼らの用意するケーキはたった一口食べるだけで豚さんになっちゃうの
子供達を[コミュ力][言いくるめ]で巧く誤魔化し逃す
戦闘ではケーキ怪人の姿に誘惑されつつ
武器で一体一体倒していきます
相手の攻撃は[武器受け]でダメージを軽減
みんな花髑髏のカロリーにしちゃいますよ
アレは悪のケーキなんで粗末にしてもきっと許してくれますよ…
アヤネ・ラグランジェ
【ソヨゴ(f00669)と一緒】
ソヨゴの提案でアニメヒロインに扮して子供達を救う!
僕は見たことないけどネ
衣装はソヨゴにまかせた
僕がクール系でソヨゴが熱血系
え?なぜソヨゴが恥ずかしがるの?
ダメだぞ。子供達のためにもっと堂々としないと!
コミュ力を使って子供達を説得する
お姉さんたちのようにカッコ良くなりたかったら
食べ物はバランス良く食べる!ケーキは最後のお楽しみ!
戦闘にはナイフとフォークが欲しくなるネ
まさに危険な香り
マスタードとケチャップぶっかけて台無しにしてあげられないのが残念
そんな妄想を抱きつつUCで叩き潰す
あー、食べ物を粗末にするなんておばあちゃんに怒られる
次に園児たちの前に姿を現したのは、城島・冬青(六百六十九番目の宿木・f00669)とアヤネ・ラグランジェ(颱風・f00432)であった。
2人はアニメの戦う魔法ヒロイン的な扮装をしている。日曜の朝にお馴染みな感じのアレだ。冬青は熱血系でポップ、アヤネはクールな感じにキメている。
この扮装を提案し、用意したのは冬青なのだが(ニューヨーク出身のアヤネは見たことがなかった)、
「み、みんな、今度はお姉さんたちのお話聞いてくれる?」
園児に語りかける冬青の声に張りがない。なんかもじもじしている。
バン、とアヤネが冬青の背中を叩いて気合いを入れた。
「なぜソヨゴが恥ずかしがるの? ダメだぞ。子供達のためにもっと堂々としないと!」
「う……そうですね、がんばります」
冬青は恥ずかしさを振り捨て【コミュ力】【言いくるめ】を発動して真摯に語りかける。
「みんなっ、あのケーキ戦隊はヒーローじゃないの。怪人なの、怪人の甘い言葉に騙されてはダメ。彼らの用意するケーキはたった一口食べるだけで豚さんになっちゃうの!」
豚さん、という言葉には園児にもインパクトがあったようで。
えー、ブタさんやだー、ふとりたくなーい、などという声が、特におしゃまそうな女の子たちから上がり始める。やはりこの扮装は、女の子には効果的なようだ。
アヤネもすかさず【コミュ力】を発動し、
「お姉さんたちのようにカッコ良くなりたかったら、食べ物はバランス良く食べる! ケーキは最後のお楽しみ!」
と、クールな衣装を見せつける。
「だから、みんな、豚さんにならないように、お庭で遊んできたらどう?」
そうする、そうしよっか、ぶらんこのろー、とまた3割ほどの園児たちが立ち上がり、はきだし窓から園庭へと飛び出して行った。
「ちょ、ちょっと待て、お前ら何してくれんねん!」
庭へ向かう園児を追いかけようとしたのはチョコレートケーキ。
もちろんこちらも2人の魔法ヒロインが立ちふさがる。
しかし魔法ヒロインたちはごくりと唾を飲んだ。
「くっ……美味しそう」
「戦闘にはナイフとフォークが欲しくなるネ。まさに危険な香り」
チョコレートの甘い香りが鼻孔をくすぐる。2人のお腹がぐぅと鳴った。
「どうだ、甘くていい香りだろう!」
チョコレートケーキ、どや顔。
「エエ、いっそマスタードとケチャップぶっかけて台無しにしてあげられないのが残念ネ!」
「は? マスタードとケチャップ? そりゃねえだろ」
チョコレートケーキが思わず首(?)を傾げたその瞬間こそ狙い目。アヤネがユーベルコード【謎を喰らう触手の群れ】を発動した。紫色の触手が伸び、ケーキにうねうねと絡みつく。
「ぎゃあ、なんだこりゃ気持ち悪い!」
「あー、食べ物を粗末にするなんておばあちゃんに怒られる」
「悪のケーキなんで粗末にしてもきっと許してくれますよ……」
微妙に悲しげなアヤネを宥め、冬青もユーベルコード【廃園の鬼】を発動した。
「花髑髏の本当の姿を見せますね……!」
刀鍔に花と髑髏の彫り模様が入った剣が漆黒に変化した。冬青はその剣でケーキカット……じゃなくて、チョコレートケーキに容赦なく斬りつけた。
「みんな花髑髏のカロリーにしちゃいますよ……!」
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
四方城・麻仁
…え?ケーキバイキング…?
いや、そこに惹かれたワケじゃないしマジで。
子ども達の将来がかかってるんだから…うんうん。
まずは子ども達の避難が優先だね。ぬいぐるみとかを【念動力】で動かして興味を惹かせれば出ていってくれたりしないかな。ここは危ないからお外いこうね。
戦いが始まったら少し離れたところで【情報収集】して弱点を調べるね。
美味しそうな香り?見た目?…大丈夫、さっきご飯食べてきたからお腹空いてないし…?
(しかしケーキバイキングは食べる気満々である)
隙が出来たらユーベルコードで攻撃。穴だらけにしてあげる。
ホール(穴)ケーキだけにね…!
……ごめん何でもない。
ここまで仲間たちの戦いぶりを部屋の外から観察し【情報収集】していたのは四方城・麻仁(サイキッカーJK・f14117)。
「そろそろ私の出番だね……とっとと片付けて、ケーキバイキングに……や、そこに惹かれたワケじゃないしマジで。子ども達の将来がかかってるんだから……うんうん」
麻仁は任務終了後のお楽しみを頭から振り払い、窓から室内を覗き込み、精神を集中させた。目標は、部屋の隅に座っている大きな熊さんのぬいぐるみ。
「……そらいけっ」
麻仁がぐっと念を込めると、ぬいぐるみはぴょんと立ち上がり、庭へ出られる窓の方にトコトコと歩いていく。
それに気付いた何人かの園児が、あ、くまさんがうごいてる! すごーい! 等といってケーキをほっぽり出して駆け寄ってきた。
麻仁は精一杯声色を作り、
『みんな、ケーキばっかり食べてないで、僕と遊ぼうよう。ここは危ないからお外いこうね』
ちょいちょい、と熊さんに誘う仕草をさせながら園庭へと誘う。
うん、いくー。くまさんと遊ぶー。
ここまでくれば思うツボ。麻仁は熊さんを園庭の向う側までダーッと走らせておきながら、自分はひょいっと窓を乗り越え、室内へと入った。
ぬいぐるみ作戦で、更に2割ほどの園児がこの部屋から退出してくれたようだ……が。
「お前も猟兵かーーーッ! 余計なことを!! 俺の甘い魅力でぶちのめしてくれよう!!」
転がるように詰め寄ってきたのは、ホールケーキ。
「うわ、美味しそう……」
ホールケーキは【目を奪う美味しそうな見た目】でパワーアップをしているようだ。イチゴがつやつやと目に眩しい。
だが麻仁は。
「でも、さっきご飯たべてきたから、お腹空いてないし!」
そうなのだ、ケーキ怪人のユーベルコードは、満腹時には効きが甘いものが多いのである!(ケーキは別腹という人もいるけど)
麻仁は躊躇泣くホールケーキに指先を向け、ユーベルコードを発動する。
「バンっ!」
「うがっ!?」
圧縮された空気の弾丸が、ホールケーキのどてっ腹に穴を空けた。
「穴だらけにしてあげる、ホール(穴)だけにね! ……ごめん何でもない」
成功
🔵🔵🔴
これで7割方の園児が部屋から退出していったことになる。
しかし猟兵たちがこれだけの手練手管を尽くしても、しかも間近で猟兵とケーキの戦いが行われているというのに、それでもこの場にとどまっている手ごわい子供たちを動かすにはどうすればいい……?
アイン・ローレンス
【SPD】
まあまあ、ケーキに夢中な園児たち…とても微笑ましい光景ですね!
しかしケーキだけでは栄養が偏ってしまいます
お母さんたちが愛情込めて作ったお弁当が泣いていますよ?
ケーキは程々に美味しいご飯を食べましょう!
「友の友」で赤・青・緑、色とりどりのスカーフを巻いたイタチを呼び出し、園児たちの避難を優先
危ないので鎖鎌はつみき、縄跳び等園児たちのおもちゃに変更
ケーキ戦隊よりも格好いいイタチ戦隊まいたけ軍の参上です!
(格好いいポーズのイタチたち)
格好いいでしょう、そうでしょう
さあ皆、この子たちと鬼ごっこしましょう!
鬼は皆、捕まえたらおもちゃで遊んでくれますよ
お腹いっぱい食べてきたのでケーキはいりません
その難しい場面に、にこやかに介入していったのは、アイン・ローレンス(気の向くままに・f01107)。
「まあまあ、ケーキに夢中な園児たち…とても微笑ましい光景ですね!」
彼女もお腹いっぱい食べてきたので、心と空腹度に余裕があるようだ。
「しかしケーキだけでは栄養が偏ってしまいます。お母さんたちが愛情込めて作ったお弁当が泣いていますよ? ケーキは程々に美味しいご飯を食べましょう!」
そう言ってユーべルコード【友の友】で彼女が呼び出したのは、赤・青・緑、色とりどりのスカーフを巻いたイタチであった。但し常用武器の鎖鎌は危険なので、縄跳びや積み木等、園児が好きそうなおもちゃに変えている。
「さあ、ケーキ戦隊よりも格好いいイタチ戦隊まいたけ軍の参上です!」
イタチたちはアインの掛け声に合わせ、ビシっとポーズをキメた。数も多いし、事前に練習してきたのだろう、組体操風で立体感もあり、ケーキ怪人たちより断然格好いい。
わあ、かっこいい! せんたいいっぱいいるー! と、残っていた子供たちの多くがイタチ戦隊の元へと駆け寄ってきた。
そう、残っていた子供の多くは戦隊ものファンだったのだ!
「格好いいでしょう、そうでしょう。さあ皆、この子たちと鬼ごっこしましょう!」
イタチ戦隊は、子供たちが十分自分たちに注目したタイミングを見計らって、愛想を振りまきながら、ぴゃーっと園庭へと飛び出した。
きゃーっ、待て待て~! と園児たちはケーキを放り出してイタチを追いかける。
「鬼はみなさんです、イタチを捕まえたらおもちゃで遊んでくれますよー!」
園児たちの背中にそう声をかけてから、アインは満足げに頷いた。
「戦隊ものが好きで、ケーキ戦隊から離れがたかった子供たちも、もっとかっこかわいい戦隊が現れれば、そちらに興味を移すのは当たり前のことです」
こうして彼女も、精霊の宿る杖を握りしめ、ケーキとの戦いへと身を投じたのであった。
成功
🔵🔵🔴
室内に残った園児は、あとひとり。部屋の隅っこに大量のケーキを抱えてうずくまり、もくもくと食べている体格のいい男の子……有り体に言ってしまえば、体重が平均よりかなりオーバーしていると見える子供だった。
鬼無里・宙風
……苺が乗った面妖な甘味と戦える……解決後には食えると聞いて!
桃色の求肥の苺大福を模した被り物で園児の心を掴む。
正義の味方・苺大福男、見参!
突っ込まれたら、
「ケーキそのものから手足が生えてるやつの方が悪いやつって相場が決まってんだよ」
絵本でもよく見るだろ、あぁいうワルモノ。
苺大福やるからあっちで大人しく食っててくれ。良いっていうまでこっちくんなよ!
避難の成否に関わらず園児を背に戦う。
仲間の猟兵との連携も心掛け。
エレメンタル・ファンタジアで暴風を起こして、香りを薄め見た目を崩しながら薙刀で薙ぎ払っていく。
甘味はどんなに美味くて甘くても、まず視覚に訴えられなければ意味がないからな。
その大変手ごわそうな子に挑んだのは、鬼無里・宙風(宙を謳う風・f15155)であった。
「……苺が乗った面妖な甘味と戦える……解決後には食えると聞いて!」
そういう宙風も、なかなか面妖な出で立ちである。
桃色の求肥の苺大福を模した被り物姿なのだ。
宙風は強敵の園児の前で、大真面目にポーズを取り。
「正義の味方・苺大福男、見参!」
正々堂々とした名乗りに園児はクリームやチョコまみれの顔を上げ、宙風……もとい苺大福男をぽかんと見つめた。
ケーキ邪教の優秀な信者候補であろう彼も、苺大福男のビジュアルには気をひかれずにはいられないようだ。だって、ピンク色の透明感のある求肥からあんこがうっすらと透けて見え、てっぺんにはイチゴがちょこんと顔を出していて、とっても美味しそうなんだもーん。
しかし、彼はこのカオスな戦場に最後まで残った根性の持ち主である。一筋縄でいくはずもない。
「せいぎのみかたって言うけど、おにいさんだってケーキせんたいとたいしてかわらないじゃん?」
なかなか賢い子供のようである。彼とてケーキ戦隊が善ではないということくらいは、もう気づいているのだろう、なかなか穿ったところを突いてくる。
しかしそのくらいのツッコミは想定内、苺大福男は園児の顔を手ぬぐいで拭いてやりながら、
「ケーキそのものから手足が生えてる方が悪いやつって相場が決まってんだよ。絵本でもよく見るだろ、あぁいうワルモノ」
園児は考えこみ……そういえばアニメでもそうかな、と頷いた。
「だろ? 苺大福やるからあっちで大人しく食っててくれ」
苺大福男は、苺大福を1パック園児の手に押し付けた。
「うん、いいよ、そろそろケーキもあきてきたとこだし、ボク、わがしもすきなんだ」
よっこらせ、と重そうに立ち上がった園児を、苺大福男は廊下に追い出し、
「良いっていうまでこっちくんなよ! オトモダチにも言っとけ!」
さあ、これで室内に園児はいなくなった。ケーキ戦隊は猟兵たちとの戦いに必死で、もう園児まで目が行き届いていない様子。
苺大福男は心置きなくユーベルコードを発動する。
「エレメンタル・ファンタジア!」
巻き起こった暴風が、室内に立ち込めたケーキの香りを薄め、更にクリームやトッピングを崩していく。
「甘味はどんなに美味くて甘くても、まず視覚に訴えられなければ意味がないからな!」
苺大福男は、ザアッ! と3体のケーキをなぎなたで薙ぎ払い、足をすくった。
「うわっ!」
猟兵たちの工夫を凝らした攻めで、いいかげんぼろぼろになっていたケーキたちは見事に足をすくわれ、ひっくり返った。
成功
🔵🔵🔴
城石・恵助
なるほど確かにいい香りがする
さぞや美味しいケーキなのだろうね
だ・が!
お前達はケーキ失格だ!!
その香りは何のためにある?
そのデコレーションは?
ただの飾りか? 違うだろ?
何のためにそこまで美味しいですアピールをしているんだ?
人間に美味しく食べて貰うためだろう!
そしてそれこそ、ケーキの存在意義に他ならない!
だというのに!
何故お前達は自身を食べさせようとしない!
何を呑気に他のケーキが食べられるのを見守っているんだ!
真にケーキであるのなら!
己こそが一番美味しいのだと!僕の顔をお食べよと!
自ら口に飛び込むべきじゃないのか!
これは情けだ
僕がお前達を【喰らいつく】してやろう
でっかいケーキだひゃほーう
〈大食い〉
そしてそのチャンスを逃す猟兵たちではない。
「今だ、崩しちまえ!」
全員で一斉に殴りかかり、あるいは射撃し、あるいは斬りつけ……。
その中には、城石・恵助(口裂けグラトニー・f13038)の姿があった。
「なるほど確かにいい香りがする……さぞや美味しいケーキなのだろうね」
劣勢が明かな中、それでも甘い香りを精一杯漂わせているケーキ戦隊に向けて恵助は言い放つ。
「だ・が! お前達はケーキ失格だ!!」
びしりと、仲間たちに袋だたきにされているケーキ戦隊を指して。
「その香りは何のためにある? そのデコレーションは? ただの飾りか? 違うだろ? 何のためにそこまで美味しいですアピールをしているんだ? 人間に美味しく食べて貰うためだろう! そしてそれこそ、ケーキの存在意義に他ならない!」
確かに、食べられないケーキなどケーキではない……かな?
「だというのに! 何故お前達は自身を食べさせようとしない!」
恵助は熱の籠もった口調でケーキ戦隊を糾弾する。
「何を呑気に他のケーキが食べられるのを見守っているんだ! 真にケーキであるのなら! 己こそが一番美味しいのだと!僕の顔をお食べよと! 自ら口に飛び込むべきじゃないのか!」
ケーキが自ら口に飛び込んできてくれるなんて、嬉しいじゃないか。
恵助は出刃包丁を聖火リレーのトーチのように振りかざした。
「これは情けだ。僕がお前達を【喰らいつく】してやろう……いただきまーす!」
ユーベルコードを発動した恵助は、演説の間に仲間たちが切り刻み、あるいは穴だらけにしていたケーキ戦隊に喰らいつき、大きな口で容赦なく食べていく。
「うんっ、なかなか美味しいよ!」
大食いタレントも真っ青の見事な食いっぷりで、抹茶ケーキ、チョコレートケーキをあっという間に片付けた恵助は、ついに、未だしぶとく苺の香りを漂わせているホールケーキにかぶりついた。
「でっかいケーキだひゃほーう!」
むっしゃむっしゃむっしゃ。
ホールケーキも、見る間にクリームとスポンジの断片でしかなくなってしまい……最期にこんな台詞を残して、恵助のお腹に消えた。
「……ぐぐぐ……我々戦隊が滅びようとも、きっとあの方が……」
――あの方、とは?
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『狂ったカガク者あるいは探究者』
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POW : 研究の副産物
自身の身体部位ひとつを【蠢くナニか】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
SPD : ビビットケミカルズ
【蛍光色の薬品が入った試験管】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【にぶちまけられ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
WIZ : 薬品大乱舞パーティー
自身が装備する【劇薬や毒物の入ったフラスコ】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
イラスト:つかさ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠鳥渡・璃瑠」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●2章
「あーあ、何てことしてくれたんです」
突然、子供の声が響いた。
まさか園児が戻ってきたのかと、猟兵たちが慌てて振り返ると……。
「ケーキをおとなしく食べてるはずの信者たちが騒いでるから、何事かと思って来てみれば……なるほど、猟兵が嗅ぎつけてきたのですか」
そこには園児たちよりは少し年嵩でだぶだぶの白衣を着た少年が、不機嫌そうに佇んでいた。手には試験管と何やら小難しそうな数字の並んだ資料を持っている。
「ちっ、こいつら、意外と弱かったのですね。子供を手なずけるには都合よかったのですが」
少年は、不機嫌そうに床に散らばったケーキ屑……ケーキ戦隊の残骸を見やった。
もうお分かりだろうが、この少年は、ケーキ戦隊のボスであり、この幼稚園を邪神教団拠点とした教団幹部である。
そして、この歳にそぐわぬ生意気な口調と、ボン=ボン・サヴァランというアルコール臭漂う名前からも分かるように、中身は立派な大人である。もっと言えば、マッドサイエンティスト系のオッサンである。
少年……サヴァラン博士は、剣呑な眼差しを上げて。
「大事な実験を邪魔した代償は払ってもらいますよ……覚悟しなさい!」
それはこっちの台詞である。
それに大事な実験って……園児たちにケーキを食べさせて、何をするつもりだったというのか。
見た目少年でも、中身は立派なオッサンである。容赦する理由はない。
とっとと倒して、ケーキバイキングに行こうではないか!
スター・レイガン
Hmm、実験か
過去から生まれるオブリビオンなのに未来志向だね。それ事態は嫌いではない
だが、被験者相手にちゃんとした説明もせずに実験をしようとしてたこと、その対象に保護者の許しも得ずに子供を選んだこと。その二点は私の故郷では大人として許されない、卑怯なことなのだよ
故に、オブリビオンという点を差し引いても君を全力で殴らせて貰う
余計な薬品を撒かれる前に攻撃するぞ
【ダッシュ】で加速、ジェットパックに点火し【空中戦】で加速、そして【捨て身の一撃】で私自身のダメージを省みずスピードを上げたままぶつかっていき【スターパンチ】だ
そして、攻撃を当てたら【2回攻撃】で拳を加速、当たりだよ。もう一発オマケをあげよう
「Hmm、実験か……」
スター・レイガンは、何となくアメリカンなカンジで腕組みをして唸った。
「過去から生まれるオブリビオンなのに未来志向だね。それ事態は嫌いではない。だが!」
これまたアメリカンなカンジで、銃口を突きつけるように人差し指でサヴァラン博士をビシリと指し、
「だが、被験者相手にちゃんとした説明もせずに実験をしようとしていたこと、その対象に保護者の許しも得ずに子供を選んだこと。その二点は私の故郷では大人として許されない、卑怯なことなのだよ」
そうだそうだ! と、仲間たちも同調する。全くもってヒーローらしい正論である。
「故に、オブリビオンという点を差し引いても君を全力で殴らせて貰う!」
スターは【ダッシュ】の技能を使い、ガッと床を蹴った。同時にジェットパックに点火し【空中戦】に移行する。勢い余って幼稚園の低い天井にまたガツッと頭をぶつけたが、ヒーローはそんなのキニシナイ!
サヴァラン博士も毒々しい蛍光色の薬品が入った試験管を手にスターの接近を待ち構えているが、ヒーローはそんなのもキニシナイのだ!
「スター・レイガンの必殺の拳を受けてみよ!」
輝く右腕が一層強い光を放ち、スターは拳を握って敵目がけて突っ込んで行く。
サヴァラン博士はその迫力におののいたようにわずかに後退ったが、それでも試験管の液体をスターにぶっかけた。シュウッと嫌な臭いと音がして、スターの皮膚が焼けただれていく……だが何度も言うが、捨て身を覚悟したヒーローは些細なダメージなど全くキニシナイのだ!
Bam!!
空中から突っ込んだ勢いそのまま、スターは敵の鳩尾を容赦なく殴りつけ、更に、
「もう一発オマケをあげよう!」
Clap!!!
目にも止まらぬ速さで頬をビンタして張り倒した。
相手の見た目が子供だけに、ビジュアル的にはかなりヒドイが、いいのだ。なにせ敵の実年齢と中身はオッサンなのだから。
成功
🔵🔵🔴
鬼無里・宙風
大事な実験……? ガキどもを太らせてやる実験って何だ?
まぁ、聞いてもどうせ答えないのだろう。
サヴァラン博士が【薬品大乱舞パーティー】を発動させてきたら愛刀を手に【二回攻撃】を駆使し、【巫覡載霊の舞】でフラスコを薙ぎ払って破壊(一回目)。
後、親玉の博士を渾身の力で薙ぐ(二回目)。
此処で此奴を倒さない限りガキ共がまた狙われるんだ。
二回攻撃で舞うのは寿命ガン減りだろうけど、こんなの屁でもねぇ!
子どもの健康や命より大事なものなんてあるかよ! その目論み、徹底的にぶっ潰してやる!
(とか撃破に燃えるその姿は、未だに苺大福男)
博士を撃破出来て安全確認が終わったら、ガキども呼んでこねぇと。
「おい」
ひっぱたかれて尻餅をついたサヴァラン博士を、鬼無里・宙風は、凄みのある目つきで見下ろした。
「大事な実験……? ガキどもを太らせてやる実験って何だ?」
「色々ですよ」
博士は叩かれた頬をさすったり、白衣の埃を払ったりしながら立ち上がった。
「ケーキばかり食べさせた子供の肉体的・心理学的発達の観察はもとより、更には太らせてから薬品などの人体実験に使うこともできます」
「難しいことはわかんねェが……」
宙風はギラリと愛刀を抜いた。
「おぞましいことを考えてやがるのは、確かなようだな!」
宙風はユーベルコード【巫覡載霊の舞】を発動し斬りかかった。
しかし、博士も同時に【薬品大乱舞パーティー】をかましてきた。
「やられるかァ!」
色とりどりの、しかしいかにも劇薬が入っていそうなフラスコや試験管が襲いかかってくる。それを、宙風は【二回攻撃】の技能を使って躊躇無く薙ぎ払った。
カッシャアアアン!
ガラスの割れる音が響きわたり、薬品が降り注ぐ。
しかし宙風は飛び散る薬品に灼かれるのにも構わず、更にグッと踏み込んで。
「此処で此奴を倒さない限りガキ共がまた狙われるんだ。二回攻撃で舞うのは寿命ガン減りだろうけど、こんなの屁でもねぇ!」
優雅な剣の舞いとも見えるその刀筋には、二撃目であっても渾身の力と覚悟が籠められている。
「子どもの健康や命より大事なものなんてあるかよ! その目論み、徹底的にぶっ潰してやる!」
すっぱりと斬られた華奢な胴から深紅の血が、それもまた怪しい薬品のように飛沫いた。
誠に華麗で見事なその一撃!
……しかし撃破に燃える猟兵の頭には、未だに苺大福の被り物が。
成功
🔵🔵🔴
四方城・麻仁
なんか生意気なのが出てきたな…
キミが幹部?…邪神教団って子どもを使うほど切羽詰まってるのかな。
うーん、子どもかぁ。でも何してくるか分からないし…。
ユーベルコード【精神感応(テレパシー)】を使ってしばらく避けに徹しよう。
そのために、ちょーっとだけ心を読ませてもら……中身おっさんじゃん!!心配して損したわ!
とはいえ幹部だし、甘く見てると足元すくわれるかも。
【念動力】で椅子や机といった周辺物を操って【2回攻撃】で投げ飛ばして攻撃。ユーベルコードで相手の攻撃を避けながら慎重に戦おう。あの蛍光色の液体、なんかヤバそうだし。
…さっさとぶっ飛ばしてケーキ食べよ。
「なんか生意気なのが出てきたな……コレが幹部?………邪神教団って子どもを使うほど切羽詰まってるのかな」
四方城・麻仁は、仲間たちが攻撃を仕掛けていく中、しばし新たな敵の観察に徹していた。
「うーん、子どもかぁ。子どもって、何してくるか分からないよね……そうだ」
更にユーベルコード【精神感応(テレパシー)】を発動してみる。テレパシーを使えば、行動を読んで攻撃を避けたり、パターンが読めたりするかもしれない。
「そのために、ちょーっとだけ心を読ませてもらお……あんたの頭へ“侵入”する!」
そうして侵入したサヴァラン博士の心の内とは。
『(痛い……まったくこの猟兵どもときたら、せっかくの拠点を台無しにしてくれて)』
『(ここまで築き上げた私の教団での地位も、地に落ちてしまうでしょうね。あーあ)』
『(この戦いをどうにか乗り切ったら、他の幹部に根回しをしなけば)』
『(それにはこの猟兵どもを絶対倒さねばなりません)』
等々、自己保身ばかり(あとはよく分らない数式とか化学式とか)。
「……なんだよ、中身おっさんじゃん!! 心配して損したわ!」
俄然戦意の沸いた麻仁である。
「とはいえ幹部だし、甘く見てると足元すくわれるかも。まずは」
麻仁は【念動力】と【2回攻撃】の技能を使うことにした。スウッと音もなく、周囲の机や椅子が持ち上がる。
そして、サヴァラン博士が腹の深手をかばいつつ【ビビットケミカルズ】をかましてこようとしたタイミングで、
「えいやっ!」
「うわっ!?」
机や椅子を一気に投げ飛ばした。
テレパシーを使っていたので、攻撃のタイミングが読めたのだ。
机や椅子は物理攻撃なので、少々のダメージしか与えられないが、なにせ敵は子どもの体格。大量の椅子や机に埋もれてしまった。
よしっ、と麻仁は小さくガッツポーズを作り、
「この調子で慎重に戦おう。あの蛍光色の液体、なんかヤバそうだし……さっさとぶっ飛ばしてケーキ食べたいしね」
成功
🔵🔵🔴
アイン・ローレンス
【WIZ】
はー、まいたけ軍もそれを追いかける園児たちもなんて可愛い…
ずっと眺めていたいですがそういう訳にもいきませんね。
無垢で愛らしい子供たちをターゲットにしたなんて許しませんよ!
覚悟しなさい。
ケーキバイキングの為に運動してお腹を空かせなくては…
フラスコは【第六感、聞き耳】で【見切り】
【範囲攻撃】「氷属性の吹雪」で液体ごと凍らせるよう行動
ついでに地形の蛍光色の薬品も洗い流しを狙う
【2回攻撃、全力魔法、属性攻撃、マヒ攻撃】
「マヒ属性の落雷」で敵本体の動きを封じるよう行動
幼稚園で何てもの振り回すんですか!
見た目と違ってやる事が可愛くないですね…ビリビリと痺れてて下さい!
アイン・ローレンスは。
「はー、まいたけ軍もそれを追いかける園児たちもなんて可愛い……」
園庭で無邪気に鬼ごっこに興じている、園児とイタチたちをうっとりと眺めていたが、
「ずっと眺めていたいですがそういう訳にもいきませんね! ケーキバイキングの為に、運動してお腹を空かせなくてはいけませんし」
ハッと我に返ると、ちょうど仲間が大量の椅子や机でサヴァラン博士を埋めてくれたところだった。
しかし、そこは小さくてもくさっても邪神教団幹部、
「全く猟兵ってヤツは、乱暴ですね!」
ぷりぷり怒りながら力業で備品の山から這いだしてきた。そしてまた、薬品を出現させ、猟兵たちに浴びせかけようとしている。
「無垢で愛らしい子供たちをターゲットにしたなんて許しませんよ! 覚悟しなさい!」
彼女が、ユーベルコード【エレメンタル・ファンタジア】を発動すると、まず吹き渡ったのは冷たい冷たい氷属性の吹雪。博士の武器である怪しい薬品を凍らせ、床に飛び散っている薬品をも洗い流してしまおうという狙いだ。
サヴァラン博士は中身が凍ってしまったフラスコ片手に吹雪に巻かれている。
「くっ……でも、この程度じゃ凝固点に至らない薬品だってあるんです! そら【薬品大乱舞パーティー】!」
「きゃ……!」
投げられたフラスコや試験管の幾つかがアインをかすった。だが、作戦が功を奏し、ダメージは少ない。
「幼稚園で何てもの振り回すんですか! 見た目と違ってやる事が可愛くないですね…ビリビリと痺れてて下さい!」
【2回攻撃】を持つ彼女には、更に打つべき技がある。
ガラピッシャーーーーン!
全力魔法を籠めた【マヒ属性の落雷】が、サヴァラン博士を直撃した。
成功
🔵🔵🔴
城島・冬青
【アヤネさん(f00432)と一緒に行動】
貴方が黒幕だね!
にしてもまさか怪人達を操っていたのがこんな子供だったなんて
いや、年齢詐欺なだけかもしれないから見た目で判断してはいけませんよね
さぁアヤネさん!ケーキバイキングが私たちを待ってます!頑張りましょう!!
【ダッシュ】で間合いを詰め
武器・花髑髏で素早く斬りつけます
何度か斬り合った後
相手の出方を見て
接近戦が不利だと感じた場合は【衝撃波】で
適度な距離を取りながら戦います
相手の攻撃は【武器受け】で対応、身体へのダメージを軽減します
てかめっちゃお腹すいてるんですよね!
(※UCの所為)
私とアヤネさんのケーキバイキングのためにさっさと倒されて下さーいっ!!
アヤネ・ラグランジェ
【ソヨゴ(f00669)と一緒】
嗅ぎつけた?ふふん、僕はケーキの匂いには敏感でネ
この子が邪神教団幹部だって?
あはは、子供が嘘言っちゃダメだネ
年齢詐称?
ふうん、まあどちらでもいいネ
UDC反応有
過去の亡霊には例外なく退去してもらうよ!
ソヨゴはもうケーキバイキングに気を取られているネ
まずは目の前の敵に集中しようか
銃で牽制しつつ状況判断
回復されるのは厄介だ
距離は離れた方が良さそうだネ
薬品大乱舞パーティーに対して
数が多い相手には、より多い数で!
押し切れればこのままやっつけてしまおう
食前のいい運動になったネ
雷に撃たれ、黒こげでぷすぷす言っているサヴァラン博士に、城島・冬青は真剣な表情で刀を突きつけたが、
「貴方が黒幕だね! にしてもまさか怪人達を操っていたのがこんな子供だったなんて」
相棒のアヤネ・ラグランジェは、
「この子が邪神教団幹部だって? あはは、子供が嘘言っちゃダメだネ」
軽く笑いとばした。
「いや、年齢詐欺なだけかもしれないから見た目で判断してはいけませんよ」
どうやらサヴァラン博士は研究に没頭しすぎたせいか、または怪しい研究の副作用なのか、変に若返ってしまったあげく、外見的には歳を取らなくなってしまったようなのである。先ほど仲間が精神感応してみても、中身は立派なオッサンだったし。
「年齢詐称? ふうん、まあどちらでもいいネ。UDCの反応がある限り、過去の亡霊には例外なく退去してもらうよ!」
「はい、アヤネさん! ケーキバイキングが私たちを待ってます! 頑張りましょう!!」
「冬青の心はすでにケーキバイキングに飛んでいっているようだネ」
とツッコミを入れつつ、アカネは目の前の敵に集中する。
まずは銃で牽制しつつ、ここまでの仲間たちの戦いぶりなどから状況を分析。
「こやつの得意な攻撃は薬品によるモノ……距離は離れた方が良さそうだネ」
アカネの援護射撃の中、早く片を付けたい冬青は【ダッシュ】で間合いを詰め(愛刀)花髑髏で斬りかかる。
しかし黒こげでヨロヨロになりながらもサヴァラン博士も、
「これも【研究の副産物】です!」
ユーベルコードを発動し、
「私の大事な実験を妨げた者は、ケーキに喰われるがよい!」
腕を大口とギザ歯のついたシュークリームという悪趣味なものに変化させた。
ガッション!
「うわっ」
危うく冬青はシュークリームに手首を喰われかけ【衝撃波】を使って飛び退いた。
「トラウマになりそうなシュークリームですね。早くやっつけたいんですけど……めっちゃお腹すいてるんです……」
アカネは冬青に哀れっぽい目で見つめられ。
「わかったわかった……じゃあ、いくヨ。発動、エレクトロレギオン!」
アカネのユーベルコードが召還したのは、100機をも越える数の戦闘用【機械兵器】。
折しもサヴァラン博士は【薬品大乱舞パーティー】を、距離を取った冬青に対してくらわそうとしていた。
「数が多い相手には、より多い数で!」
バリバリバリバリ!
ガシャン、カシャッ、ガシャ、ガッシャン!
展開した機械兵器が、フラスコや試験管を容赦なく撃ち落としていく。
「今だ、冬青、押し切ってしまえ!」
「ありがとうございますっ……更にお腹空いちゃいますけど」
今こそ好機、冬青は耐え難い空腹を堪え、ユーベルコード【廃園の鬼】を発動した。
食欲は、降り注ぐ怪しい薬品やガラス片をも凌駕する。
「私とアヤネさんのケーキバイキングのためにさっさと倒されて下さーいっ!!」
漆黒の吸血武器と化した美しい刀は、肩口から斜めに、小さな体に深々と食い込んだ。
致命傷を受けたサヴァラン博士は、今は見る影もない、あどけなかった顔を憎々しげに歪めて。
「……この拠点は滅んでも、ケーキは滅びることはないのです……」
「あったりまえじゃないですか!」
思わず言い返した冬青の目の前で、年齢不詳の敵は煙のように消え失せて、骸の海へと還っていった。微妙な捨てぜりふと、薬品臭を残して。
「ふー、戦いにくい敵でしたね……」
空腹のあまりへたりこんだ相棒の肩に、アカネがぽむ、と手を乗せた。
「食前のいい運動になったネ。さ、お楽しみのケーキバイキングにいこうじゃないか?」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 日常
『スイーツ・バイキング』
|
POW : とにかく色々たくさん食べる
SPD : スピードを生かして、人気スイーツを素早く奪取
WIZ : 一品一品うんちくを語りながら味わう
👑5
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●3章
猟兵たちがやってきたのは、シティホテルの高層ラウンジ。大きな窓からは、まだ雪を戴いている富士山がよく見える。
広いホールには座り心地の良さそうな椅子と、ほどよい大きさのテーブルが幾つも並んでいる。
そしてホールの真ん中の大きな台に並べられているのは、様々なケーキ! 数え切れないほどの種類だ。
ケーキバイキングの3月のテーマは『ひな祭り』と『ホワイトデー』。ひな祭にはちょっと遅いが、2つの春らしいイベントにちなんだケーキが幾つもある。
もちろん定番のケーキや、飲み物も充実している。
ひたすらケーキを食べるもよし、友達と楽しくおしゃべりするもよし、のんびり景色を楽しむもよし……。
さあ、ケーキバイキングを楽しもう!
●3章補足
基本的に好きなケーキを好きなだけ好きなように食べて頂いて構いません。
ただし、ぐぐってもなかなか出てこなそうなケーキや、オリジナルのものは、なるべく詳しくプレイングに書いておいて頂けると助かります。
飲み物はノンアルコールでお願いします。
ここからのご参加も歓迎です。
蓼科・雪鳥
【蓼級神社】で甘味食べ放題に馳せ参じよう。
杏月殿から、この舶来物の甘味が『けぇき』という名だと聞き、
「では、甘さ控えめのけぇきだと何方が推しか?」
と見繕っていただき人気のケーキを奪取したい
席に着いたら誕生日が近いという蘭世殿のお祝いを
「蘭世殿にはこれからも笑顔でいてほしい」
返ってきた笑顔に無意識の微笑む
宙風殿から事件の顛末を伺い
「皆で童たちを救い助けたのだな」
と健闘をたたえ、台に乗るけぇきをほうじ茶と共にいただく
甘味を食べながら語らうことが、これほど楽しいなんて
人の肉体を戴かなければ知ることがなかった感覚に、心地よさを覚える
宙風殿の足元に転がる苺大福の被り物は、見ない振りをした方がいいのか…?
更級・杏月
【蓼級神社】でケーキバイキングいやっほう!
よく景色の見える席を選んで、ランちゃん(蘭世)に席の番をお願いしてケーキを取りに行くよ
オレは何食べよっかなー。やっぱり、フルーツたっぷり系がいいなー
ケーキはセッカちゃんとヒロが言うところの、ハクライモノの甘味ね!
と二人に説明
セッカちゃんは甘くないのね、なら抹茶ケーキやモンブランがいいかも
ランちゃん、お誕生日近いんだったよね
と、彼女の分もケーキを取って持ってく
甘いのがいいかな。女の子だしチョコも好きそう
ヒロの活躍見たかったなぁー
カッコ良かったんだろうなぁー
とその活躍っぷりに想いを馳せながらケーキをもぐもぐ
お供は紅茶
楽しそうな3人を見てオレもにっこり
高峰・蘭世
【蓼級神社】
蘭世は窓際の綺麗な景色が見えるお席の番
まだ雪が残る遠くの山を眺めながら、3人が戻ってくるのを待つ
テーブルに色とりどりのケーキが並んでいくのを見て目をキラキラ輝かせ
テーブルに上に春がきたような、嬉しい気持ちに……♪
誕生日のお祝いははじめはきょとんとしてしまう
お祝いされたことがなかったから
でもみんなが笑顔だから、きっといいことなのだろうと笑顔を返す
みんなの話を聞きながら、甘いケーキとジュースを楽しみ…
素敵な時間でした
またみんな一緒にどこかに出かけたいと思う
床に置いてある苺大福の被り物に興味津々
何に使ったんだろうと首を傾げながら、ケーキもぐもぐ
鬼無里・宙風
【更級神社】の面々を誘ってきた
やっと甘味にありつける
腹がはちきれるまで食うぞ!
甘味は『けぇき』と言う名だと杏月から聞く
俺の狙いは苺の味のけぇき一択だ
だけど一種類とは限らない!
しょぉとけぇき、苺のむぅす…苺の甘味を選んで行く
チビ(蘭世)、誕生日近いのか
誕生日っていうのは目出度いんだぞ
チビが生まれてこなかったら、こうして一緒に…って俺は何を力説してるんだ…!
事件の顛末の話の後に褒められたら
べっ別に、ガキ共なんて。俺はこの甘味食い放題が目当てだったんだからなっ
とか言いつつ内心嬉しく、照れ
狙われたガキ共も今頃美味いもんでも食ってんのかな…
俺のこと覚えてねぇだろうなぁ。何せ苺大福男だったからなぁ…
【蓼級神社】の仲間たちに席番を頼まれた高峰・蘭世(sweet bitter sweet・f11807)は、窓際の椅子にちょこんと座り、ガラス越しに風景を眺めていた。
視線の先には、雪が残る遠くの山。それが富士山という名の山であることを、姫神として長く幽閉されていた彼女はまだ知らないが、それでもその凛とした姿に見とれずにはいられない。
ホール中央の台の周りでは、3人の仲間があれこれとケーキを選ぶのに忙しい。
「いやっほう、ケーキバイキング! これがケーキだよ、セッカちゃんとヒロが言うところの、ハクライモノの甘味ね!」
UDCに住む、更級・杏月(橙の月とヤミウサギ・f08404)は、目の前に並ぶ色とりどりのまばゆい甘味の解説に一生懸命だ。
「ほほう、けぇき、とな。では、甘さ控えめのけぇきだと何方が推しか?」
蓼科・雪鳥(f00402)が真面目な顔と口調で問うと、杏月が、
「セッカちゃんは甘くないのがいいのね、なら抹茶ケーキやモンブランがいいかも」
と、トングで大人っぽいケーキを選んで、まだ世界に慣れぬ友のトレイに載せてやる。
それから杏月は自分の分として、
「オレは何食べよっかなー。やっぱり、フルーツたっぷり系がいいなー」
楽しげにベリータルトやオレンジケーキ、フランボワジェにアップルパイと次々選んでいく。
「やっと甘味にありつける。腹がはちきれるまで食うぞ! 俺の狙いは苺の味のけぇき一択だ!」
と、気合いを漲らせ、最早トレイをいっぱいにしているのは鬼無里・宙風。
「一種類とは限らない! しょぉとけぇき、苺のむぅす、苺たると、苺だ、だぐわーず? 更にろぉるけぇきとな……むむ、乗せきれないぞ」
旬だけあって苺を使ったケーキはことのほか多く、宙風は2枚目のトレイを取る。
杏月も2枚目のトレイをとり、器用に片手に2枚持つと、
「ランちゃん、お誕生日近いんだったよね」
と蘭世の分のケーキも選びはじめる。
「甘いのがいいかな。女の子だしチョコも好きそう」
苺とチョコクリームが可愛らしくデコレーションされたガトー・ショコラと、まだ温かいフォンダン・ショコラを選んでやる。
「お待たせ!」
テーブルに色とりどりのケーキが並んでいくのを見て、蘭世は目をキラキラ輝かせた。
そんな彼女を囲んで、仲間達は口々に誕生祝いの言葉を述べる。
「チビ、誕生日近いのか」
皆の祝いの言葉にきょとんとしている蘭世に、宙風はぐっとフォークを握りしめて言い聞かせる。
「わかってないな、誕生日っていうのは目出度いんだぞ。チビが生まれてこなかったら、こうして一緒に……って俺は何を力説してるんだ……!」
赤くなってそっぽを向いた宙風に、
「あはは、ヒロ、いいこと言ってんだから照れないでよ」
杏月が笑い、蘭世もつられて微笑むと。
「蘭世殿にはこれからも笑顔でいてほしい」
雪鳥がやわらかに言葉をかける。
蘭世はこの上なく愛らしい笑顔を彼の方に向け――雪鳥も無意識のうちに微笑みを返した。
蘭世は、これもまた仲間が選んでくれたイチゴミルクを飲みながら、不思議な気持ちになった。
誕生日が、祝われるものだなんて知らなかった――だって、祝われたことなどなかったから。
でもみんなが笑顔だから、そしてテーブルの上に春がきたような、こんな嬉しい気持ちになれるのだから、きっととってもいいことなのだろう――。
その後は、今回の賑やか且つ珍妙な事件の顛末ついて、宙風が話をした。
「ふむ、それは重畳。皆で童たちを救い助けたのだな」
ほうじ茶を嗜みながら雪鳥が健闘をたたえれば、杏月は、
「ヒロの活躍見たかったなぁー。カッコ良かったんだろうなぁー」
ケーキをもぐもぐしながら友の活躍っぷりに思いを馳せる。彼の傍らには良い香りの紅茶がある。
褒められた宙風は、照れ隠しに苺ミルフィーユをぱりぱりむしゃむしゃごくんと一気に食べた。一気に食べても、生地のカスが殆ど落ちないのはさすがである。
「べっ別に、ガキ共なんて。俺はこの甘味食い放題が目当てだったんだからなっ」
とかなんとか言っているが、嬉しがっているのが見え見えだ。
雪鳥は思う。
甘味を食べながら語らうことが、これほど楽しいなんて。
これは正に、人の肉体を戴かなければ知ることがなかった感覚――何と、心地よいものか。
蘭世は思う。
みんなの話を聞きながら、甘いケーキとジュースを楽しんで――なんて素敵な時間。
またみんなと一緒にどこかに出かけたいな……。
宙風は思う。
ちょうどお八つの時間だからな、狙われたガキ共も今頃美味いもん食ってんのかな……。
あいつら、俺のこと覚えてねぇだろうなぁ。何せ苺大福男だったからなぁ……。
そんな【蓼級神社】の面々を、
「みんなと食べるケーキって、格別だよねぇ」
杏月がにこにこと見守り――そして窓越しに富士山も見守っている。
大きな窓から差し込む春の日差しも、4人を優しく包み込んでいる。
ところで、宙風の足下に未だ転がっている苺大福の被り物……先ほどから皆興味津々なのだが……ここは見ない振りをしてやるべきだろうか?
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
四方城・麻仁
待ちに待ったケーキバイキング!景色もいいけどケーキだよね…!【SPD】で人気スイーツをゲットするよ。
む…あれは…!
はちみつ入りのホワイトチョコのテリーヌに、クリームチーズをトッピング。とどめにイチゴを丸々乗せた…駅前の有名店販売、ホワイトデー1日限定ケーキ…!なぜここに…!?
あれはやばい。何がやばいってカロリーがやばい。
美味しそうだけど…。さっき体動かしたし…いいよね…?
他の人に取られる前に急いで確保。ついでに他のケーキも…!
最後にスマホで【撮影】してSNSに投稿っと。いただきまーす。
ところで食事代ってUDC組織が出してくれるんでしょ?
え?自腹?またまたご冗談を~。
「待ちに待ったケーキバイキング! 景色もいいけどケーキだよね……!」
四方城・麻仁がケーキバイキング会場に入るなり、富士山の眺めより先に目をつけたのは。
「む……あれは……! はちみつ入りのホワイトチョコのテリーヌに、クリームチーズをトッピング。とどめにイチゴを丸々乗せた……駅前の有名店販売、ホワイトデー1日限定ケーキ……! なぜここに……!?」
このケーキバイキングは有名パティスリーの何店かとも提携しているのだ。限定品が出品されているのは、ホワイトデーに向けての宣伝とかいう大人の事情ではないだろうか。
「あれはやばい。何がやばいってカロリーがやばい。美味しそうだけど……!」
一応悩んでみたが、理性が発動する前にシュッ、とトングが伸びていた。
「さ、さっき体動かしたし……いいよね……? 躊躇してたら、他の人に取られちゃうしさ。ついでに他のケーキも……!」
スピードを生かし、限定っぽいのを中心に次々とケーキをトレイに載せていく。
数種類のケーキをゲットして席についた朝仁は、まずは丁寧にスマホで【撮影】し、SNSに投稿した。
「さて、ケーキテロも仕掛けたし、いっただきまーす!」
ぱんっと元気に両手を合わせ、まずフォークを入れたのは、もちろん例のホワイトチョコレート・テリーヌ。
「くーーーーッ、このまったりクリーミーなテリーヌの舌触りと、苺のサッパリした甘酸っぱさのマリアージュがたまらない……!」
目を閉じて舌の上に広がるこくのある味わいを堪能していたが、ふと我に返り、ぱちりと瞼を開けて。
「ところで……食事代ってUDC組織が出してくれるんだよね? え? そういえば聞いてなかったかも……え、どっち!? やばくない!?」
慌ててグリモア猟兵の姿を探す麻仁なのであった。
大成功
🔵🔵🔵
城島・冬青
【アヤネさん(f00432)と一緒に行動】
ケーキバイキング!
リミッター解除!!(くわっ)
あ・気合の掛け声のようなものなので気になさらず
見晴らしも良いしこんな素敵なところでケーキとか最高!
沢山ありますよ!全制覇する勢いで食べましょう
苺と柑橘系のタルトは絶対食べなきゃだし
ひな祭りスイーツも今だけだから要チェックですよね
アヤネさんが好きなチーズケーキやチョコケーキもこんなに種類がありますよ!
(手当たり次第トレイに乗せていく)
…乗せすぎかな?いやこのくらい普通ですよね!
ぱくぱくと乗せたものは全て食べるけど
乗せすぎたかなぁ
もうお腹に入らないぃぃ…(うぷ)
えっ?!アヤネさんまだ食べるんですか?!
すごいぃ
アヤネ・ラグランジェ
【ソヨゴ(f00669)と一緒】
ソヨゴは気合いが入ってるネ
僕もたくさん食べられるかな?
眺めが良いのは好き。富士山が綺麗だネ。ニューヨークではあんな高い山は見たことがない
ケーキはずいぶん種類が多いネ
僕はあまりケーキは詳しくないので
ソヨゴのおすすめ通りに食べることにしよう
山盛りだネ
一度にそんなに食べるの?
一通り食べて、ソヨゴがお腹いっぱいになった後は、好物のチーズケーキとチョコレートケーキだけをゆっくりいつまでも食べます
たぶんソヨゴの倍くらいは
驚くソヨゴを横目に十分食べたら静かにフォークを置いてごちそうさま、と手を合わせます
「さあケーキバイキング! リミッター解除!!(くわっ)」
ケーキバイキング会場に入るなり、城島・冬青は表情を一変させて叫んだが、
「あ、気合の掛け声のようなものなので気になさらず」
同行のアヤネ・ラグランジェがくすくす笑ってるのに気付いて首をすくめた。
「ソヨゴは気合いが入ってるネ」
「だって、見晴らしも良いし、こんな素敵なところでケーキとか最高!」
「僕も、眺めが良いのは好きだヨ」
アヤネは手を額に当てて庇にし、景色を目を細めて眺めた。
「富士山が綺麗だネ。ニューヨークではあんな高い山は見たことがない。僕もたくさん食べられるかな?」
「せっかくですもん、食べなきゃ! 沢山ありますよ! 全制覇する勢いで食べましょう」
冬青はいそいそとトレイを2枚とり、1枚をアヤネに手渡した。
「まず苺と柑橘系のタルトは絶対食べなきゃだし、ひな祭りスイーツも今だけだから要チェックですよね。アヤネさんが好きなチーズケーキやチョコケーキもこんなに種類がありますよ!」
苺ショートケーキからはじまり、マシュマロ入りブラウニー、菱餅を模したベイクドチーズケーキに、抹茶レアチーズケーキと、冬青は手当たり次第にケーキを載せていく。
「ずいぶん種類が多いネ。僕はあまりケーキは詳しくないので、ソヨゴのおすすめ通りに食べることにしよう……それにしても、山盛りだネ、一度にそんなに食べるの?」
「……乗せすぎかな? いやこのくらい普通ですよ!」
山盛りのケーキを持って、2人も席についた。
「いただきます!」
冬青は片っ端からぱくぱくと食べ進めていく。
「んー、どれも美味しいですよ! ひなまつりのは和風テイストのもありますから、目先が変わっていいですね! 色んな種類があるから、全然飽きませんよ」
等と言いながら、はじめは快調に飛ばしていたのだが。
「の、乗せすぎたかなぁ……もうお腹に入らないぃぃ……(うぷ)」
とりあえず最初に持ってきた分は全部食べたが、さすがに物理的に全ての種類を制覇とはいかず悔しい冬青である。
一方のアヤネは一通りトレイの上を空にすると、スッと席を立った。そしてまた好物のチーズケーキとチョコレートケーキを持って戻ってきた。
「えっ?! アヤネさんまだ食べるんですか?!」
「ふふ、まだ食べていない種類のチーズケーキとチョコレートケーキがあったものでネ。クラシック・ショコラと、スフレ・チーズケーキっていうんだって」
アヤネはクールに微笑み、ゆっくりとではあるが着実におかわりのケーキを胃に収めていく。
「すごいぃ~、アヤネさん細いのに、どこに入ってるんです~?」
バケモノを見るような目のソヨゴを横目に、アヤネはそれからもマイペースでお代わりをし続けて……結局冬青の倍くらいも食べたところで。
「ごちそうさまでした」
静かにフォークを置いて、手を合わせたのであった。
大成功
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アイン・ローレンス
【SPD】
わー!なんて素敵な光景でしょうか!
色とりどりのケーキに甘い香り…そして窓の外には美しい富士山!
目も鼻もお腹も心も幸せいっぱいです。
ここは全種類…と言いたいところですが残念ながらそんなに食べられませんね。
季節物は何としても頂くとして、大好きなフルーツ系も欠かせません。
あとは…そういえば戦隊にいちごのケーキもいましたね。それにしましょう。
・ひな祭りのケーキ(オススメのもの)
・ホワイトチョコのケーキ
・フルーツロールケーキ
・フルーツタルト
・いちごのショートケーキ
温かいミルクティーも用意してと、ふふ完璧です!
やっぱり戦闘後の甘い物は格別ですね、幸せですー。
「わー! なんて素敵な光景でしょうか!」
会場に入るなり、アイン・ローレンス(f01107)は幸せそうな歓声を上げた。
「色とりどりのケーキに甘い香り……そして窓の外には美しい富士山! 目も鼻もお腹も心も幸せいっぱいです」
いそいそとケーキの並ぶブースへと歩み寄り、ぐるぐると台の周りを何周もしながらケーキを選ぶ。
「ここは全種類……と言いたいところですが残念ながらそんなに食べられませんね。季節物は何としても頂くとして、大好きなフルーツ系も欠かせません。あとは……そういえば戦隊にいちごのケーキもいましたね。それにしましょう」
楽しく悩みながら彼女が厳選したのは……。
まずは季節ものから、扇形のスポンジに真っ白にクリームを塗り、その上に桃の花型に苺クリームがデコレーションしてあるひな祭りケーキ。それから、ホワイトデーにぴったりな、ホワイトチョコレートのガトーショコラ。
大好きなフルーツ系として、オレンジにキウイに苺にとフルーツがたっぷり巻き込んであるロールケーキに、宝石のようなベリーが美しいフルーツタルト。
そして忘れちゃいけない、大きくて真っ赤な苺が乗ったショートケーキ!
それに温かいミルクティーを加え、窓際の席についた。
「ふふ完璧です!」
アインは、満足げにケーキ紅茶と、そして窓の外の富士山を眺めてから、いただきます、と手を合わせ。
ぱくり。
「うーん、やっぱり戦闘後の甘い物は格別ですね、幸せですー」
どのケーキも厳選しただけあってばっちり彼女好み。しかもお代わりもできるなんて!
花が咲いたような笑顔を見せるアインなのであった。
大成功
🔵🔵🔵
スター・レイガン
Hmm、無事に事件は解決したな。
私の役目は終わったが、せっかくだ、ケーキを食べて楽しんでいくのも有りか。
私はチョコレートケーキを少しとコーヒーをいただこう。
そして景色のよく見えるソファと丸テーブルの席に座り、ゆったりと此度の戦いのことを思い出して物思いに耽ろうか。
サヴァラン博士とやらはケーキに執着があったようだが何が狙いだったのだろう。ケーキを流行らせることでバタフライエフェクトのように大きな影響をいずれ与えたのであろうか。
そして、あの子供たちはどのような大人に成長するのであろうか。
もし声を掛けられたらいつもの調子で「HAHAHA、素晴らしい景色とケーキだね。楽しんでるかい?」と言っておこう。
ケーキバイキング会場に入ったところで、戦友たちに声をかけられたスター・レイガンは、
「HAHAHA、素晴らしい景色とケーキだね。楽しんでるかい?」
キラリンと白い歯を輝かせて爽やかに応じた。
アメリカン・ヒーローは、まず眺めの良いソファと丸テーブルの席にゆったりと座り、しばし窓の外の景色を眺めてから。
「Hmm、無事に事件は解決したな。私の役目は終わったが、せっかくだ、ケーキを食べて楽しんでいくのも有りだろう」
小さなオペラケーキと、ホットコーヒーをとってきた。ケーキのコーヒーとチョコレートの風味がドリンクと良くマッチし、疲れた身体を癒してくれる。いかにも大人な組み合わせだ。
また白い姿の富士山に目をやりながら、スターは此度の戦いのことを思い出して物思いに耽る。
「サヴァラン博士とやらは、ケーキに執着があったようだが何が狙いだったのだろう。ケーキを流行らせることでバタフライエフェクトのように大きな影響をいずれ与えたのであろうか」
サヴァラン博士はまだ食生活において判断力のない幼児にケーキばかりを与えることで、身体的・心理学的な実験を行おうとしているようだった。また、それにより太ってしまった子供達を使って人体実験をしたいというような、おぞましい構想についても漏らしていた。
阻止できてよかった、とスターは心から思い、ケーキを小さく切って口に入れ、コーヒーと共に味わった。染み渡る甘みと苦み。ヒーローといえども、カフェインと甘味を必要とする時はあるのだ。
スターはまた感慨にふけり、
「あの子供たちは、どのような大人に成長するのであろうか……」
自分の姿に目を輝かせてくれた子供達の顔をひとりひとり思い起こし、此度の事件が彼らのトラウマにならぬことを、そして健全に育ってくれることを祈るのであった。
大成功
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アリア・ヴェルフォード
【猟兵商業組合】で参加
スイーツバイキングって始めてくるんですよね
色々置いてあるみたいですし
とにかく色々食べてみましょうか
【POW】
とりあえず1週目は他の人の食べるものを見て同じものを取ってみましょう
それで食べてみて自分の好きなものを選んで2週目に入りましょうか
3週目以降はもう厳選して好きなものを取り放題食べ放題
ただ甘いものだけだと途中で飽きそうなので、
何か塩っけのある軽食?を挟みつつ食べていきたいところですね
オンカール・シン
【猟兵商業組合】で参加。POW。
「インドにもケーキなどのスイーツはありますが、日本のものはクオリティが違いますね」
インドのケーキは、装飾のために乗っている砂糖菓子のクオリティが低い上にマズいです。というわけで、ひたすら砂糖菓子の乗ったひな祭りにちなんだケーキを食べることにします。
砂糖菓子の乗ったケーキを沢山食べて満足した後は、チーズケーキです。良質のチーズの産地でもあるインド出身なので、インドの方が美味しいんじゃ、と思いつつ食べて、美味しさに驚くことになるでしょう。
エミリー・ローレライ
【猟兵商業組合】【POW】まずはチーズケーキとフルーツタルトを2つずつ持ってきて食べる。2週目からはおいてあるものをコンプリートする勢いでひたすら持ってきて満腹になるまで食べる…。「どれも美味しそう…選ぶのもめんど、大変だから全部食べれば…」(無言でひたすら食べる)
宙夢・拓未
【猟兵商業組合】で参加
POW
「日頃の感謝を込めて、今日は俺以外の四人の分も奢るぜ!」
普段、皆にはお世話になってるからな
ホワイトデーも兼ねて、恩返しだ
取り分けるのはレアチーズケーキに、ロールケーキ、ホワイトチョコのトルテ
紅茶と一緒に味わう至福
食べながら、タイミングを見て、各人に話しかける
(アリアに)「こういうところは初めてか? ちょっと意外だな」
(オンカールに)「インドには、こういうスイーツって何かあるのか?」
(ゴアゴアに)「お、シェアか、いいな。ブリュレとトルテ交換しようぜ!」
(エミリーに)「おー、良い食べっぷりだ。バッチリ元気な証拠だな!」
こういう何気ない日常が大切だって、本当にそう思うぜ
ゴアゴア・トゥエニワン
【猟兵商業組合】で参加
ゴアァ‼︎⦅31歳のヤロウがスイーツ好きで何が悪い‼︎⦆
何気に誰かとこういう所に来るのは初めてである、年甲斐もなく浮かれるであるな…それはそうとケーキ選ばねば‼︎
取り敢えずティラミスとクレームブリュレと季節のロールケーキ…後は他のメンツと被らないように色々取ってくであるか。
飲み物はカプチーノにするである。
髭が泡まみれになるであるが、好きなのである…ケーキがメインであるから砂糖は入れないのである。
拓未たちは何取ってきたであるか?良かったらシェアしながら食おうである。いろんなもの分けて食った方が楽しいであろう?
窓に映る富士山が、まるでたっぷりと生クリームを塗ったシフォンケーキのように見えてしまう、ケーキバイキング会場。
その入り口で、
「日頃の感謝を込めて、今日は俺の奢りだぜ! 普段、皆にはお世話になってるからな。ホワイトデーのお返しも兼ねて、な」
いなせに宣言したのは、宙夢・拓未(未知の運び手・f03032)。【猟兵商業組合】の仲間たちとやってきたのだ。
仲間たちは口々に拓未に礼を言い、目を輝かせてトレイを手にケーキを選び始める。
表情には出さないがエミリー・ローレライ(ミス・ビリオン・f05348)は、今回のバイキング、なかなか張り切ってやってきたようである。
「まずは、チーズケーキとフルーツタルトを2つずつ……と」
レアチーズケーキとベイクドチーズケーキ、苺タルトと柑橘系のタルトを取った。まずは好きなものを食べてから、他のケーキに挑戦する作戦らしく、最初っから飛ばしている。
オンカール・シン(平凡なインド人・f03871)は、日本のケーキの繊細さに目を見張っている。
「インドにもケーキなどのスイーツはありますが、日本のものはクオリティが違いますね」
インドのケーキはデコレーションの砂糖菓子のクオリティが低い上、あんまり美味しくないらしい。そういうわけで、彼はひたすら砂糖菓子付きのひな祭りケーキをチョイス。精巧なお内裏様とおひな様の乗ったものや、菱餅を模した上に桃の花の細工が乗っているもの、ピンクのムースに繊細な砂糖のラインの細工を施し、ぼんぼりのように見せているもの等々、どれも美しく可愛らしい。
スイーツ系のバイキングが初体験のアリア・ヴェルフォード(謎の剣士X・f10811)は、ちょっと戸惑っているようで、まずは仲間の様子をじっと見ている。
「スイーツバイキングって始めてくるんですよね」
「こういうところは初めてか? ちょっと意外だな」
拓未が驚いた顔を見せると、アリアは小さく頷いて。
「色々置いてあるみたいですし、とにかく色々食べてみますね」
とりあえず仲間たちが取っているものを真似してトレイに乗せてみる。それだけでもトレイが山盛りになってしまったが、食べる気は満々のようである。
一方、
「ゴアア!!(31歳のヤロウがスイーツ好きで何が悪い!!)」
と開き直っているのはゴアゴア・トゥエニワン(寛大なる元モフモフ団頭領-ドン・ゴアゴア・f13912)。
「何気に誰かとこういう所に来るのは初めてである、年甲斐もなく浮かれるであるな……それはそうとケーキ選ばねば!!」
取り敢えず、と、ティラミスとクレームブリュレと、季節ものとしてスポンジもピンク色の苺ロールケーキを選ぶ。できるだけ他のメンツと被らないようと気を配っているのは年の功というヤツであろう。
それぞれケーキを選んだ商業組合のメンバーは、会場の中でも一番大きなテーブルセットに陣取り、いよいよ、
「いただきます!」
声を揃えて食べ始めた。
レアチーズケーキに、メロンのロールケーキ、ホワイトチョコのトルテ、それに紅茶を合わせ、至福の表情の拓未は、
「オンカール、インドには、こういうスイーツって何かあるのか?」
問うと、オンカールは熱心に観察していた砂糖細工から顔を上げ、
「ケーキのような菓子は色々ありますよ。インドは良質のチーズの産地ですから、チーズケーキばかりは、インドの方が美味しいかもしれませんね。ここにも色々ありますから、食べ比べてみましょう」
応えると素早く席を立っていった。
その背中に【ゴアリンガル】装備のゴアゴアが。
「どうせなら、まだ取ってきていないのを、持ってきて欲しいのである。良かったらシェアしながら食おうである。いろんなもの分けて食った方が楽しいであろう?」
そうですね、とオンカールは笑顔で頷いてケーキブースの方に向かい、拓未は、
「お、シェアか、いいな。ブリュレとトルテ交換しようぜ!」
と、早速トルテの乗った皿を差し出した。
「それにしても、ゴアゴア、面白い顔になってるぞ」
「い、いいのである」
と言いながらもゴアゴアは髭についたカプチーノの泡を慌ててナフキンで拭いた。もふもふならではの苦労である。
「髭が泡まみれになるであるが、カプチーノ、好きなのである……」
ケーキがメインであるから、カプチーノに砂糖は入れないあたり、可愛い外見でもやはり大人である。
そうこうしている間に、アリアはあっという間に最初の数個をたべおわり、2周目のケーキを持ってきた。今度は自分の好きそうなものを見繕ってきている。すっかりスイーツバイキングに慣れたようだ。
「ただ……」
と、アリアはフォーク片手に首を傾げ。
「もう何周かいけそうですけど、甘いものだけだと途中で飽きそうなので、何か塩っけのある軽食を挟みつつ食べていきたいところですね」
ケーキスタンドに一口サイズの上品なサンドウィッチも乗っていたので、そのあたりが狙い目か。英国のアフタヌーンティー風に、きゅうりやチーズのサンドイッチがあったようだ。
ふと気付くとエミリーが2周目……いや3周目か? の山盛りのトレイを持って席に戻ってきた。無口だが仕事は早い。
「おー、良い食べっぷりだ。バッチリ元気な証拠だな!」
拓未が目を丸くしつつも褒めると、
「どれも美味しそうだから……選ぶのもめんど、大変だから全部食べれば……」
言葉少なに答えると、あとは無言でひたすら食べる。本気でコンプリートしそうな勢いだ。小さな身体のどこに入っていくんだろうと心配になってしまうレベルであるが、本人は大変美味しそうでなので、まあ大丈夫であろう。
オンカールも、チーズケーキを吟味して戻ってきた。ベイクドにレアにスフレに流行りのスティックタイプに……チーズケーキだけでもこんなに種類があるなんて、ケーキは誠に奥深い。
「さて、日本のチーズケーキはどうでしょうね」
おもむろにオンカールは一片を口に入れ……。
「お……美味しい。チーズケーキも日本の方が美味しいなんて」
軽くショックを受けている様子に、仲間たちは皆笑い、どれどれ、とフォークを伸ばす。
大きな窓からは、春らしく幾分霞んだ青空に、白い富士山。広い部屋にほどよい距離で並んだテーブルやソファセットには、猟兵仲間や一般の人々が幸せな表情でさんざめく。
ラウンジの中央に置かれた大きな台の上には、曇り一つなく磨き上げられた銀色のトレイ、やケーキプレート、華奢なカトラリー。そして宝石箱のように目映い、色とりどりのケーキが美しく並べられている。
美味しいケーキ――それは人を幸せにする。
よい景色を見ながら、仲間たちと味わえるのならなおのこと。
大切なのは、何気ない日常。身近な、何気ない幸せ。
子供達を救い、奇妙な敵を倒した猟兵たちは春の午後を、充実した、そして温かな気分で過ごしたのであった。
大成功
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