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エンドブレイカーの戦い④〜森って燃えるものでして

#エンドブレイカー! #エンドブレイカーの戦い #永遠の森エルフヘイム

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「戦争の始まり……って言うけど『やっぱり森は燃えるもんだよね』感が半端ないんだよなぁ! もぉ!」

 エンドブレイカーの戦いの惨状に木々水・サライ(|白黒猫使い人形《モノクローム・ドール》・f28416)がツッコミを入れつつ、猟兵達を招集。

 サライが予知として確認したのは、高さ数千メートルを誇る巨大樹木群を基に形成された森の都市国家エルフヘイムのとある村が現在エリクシルによって炎を撒かれ、燃え広がっている状態。
 エルフ達によって消火や救助活動が行われる中、元凶であるエリクシル『咎忍『草烏頭』』が次々に炎を撒き散らして毒を散布し、村人達を殺して配下にしようと試みている様子も見受けられた。

「現地の自警団は手練だから、救助活動等は彼らに任せてもいいが……エリクシルだけはどうしても、彼らの手には負えないんでな。俺らの出番ってわけだ」

 燃え盛る炎は魔力も何も使われていない、至って普通の炎。そのため炎だけならばエルフ達でも処理は簡単に出来る。
 しかし元凶の草烏頭だけはいかに手練なエルフ達でも対処が出来ないため、草烏頭の討伐だけは猟兵達に任されることとなった。

「とは言え燃え盛る村の中でどれだけ身動きが取れるか、だ。樹木で形成された都市は燃え広がるのも早いせいで消しても消しても広がっていく」
「ついでに奴さんの毒も散布されてるみたいだからなぁ。毒と炎に十分注意した上で戦ってくれ」

 準備ができた者から戦場へと送り届けるからと告げたサライ。

 ――さあ、戦争の始まりだ!


御影イズミ
 閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
 開幕焼かれる森の気持ちになってみろよ!! とツッコミを入れたのはきっと自分だけじゃない。

 初めての方はMSページを読んで頂ければと思います。
 またMS自身は過去作未履修なため、過去作に関するネタが出た場合はプレイングを流させていただきます。
 この点についてはご了承くださいませ。

●採用について
 「シナリオの成功数に到達する🔵の確保が確定した時点」で締め切ります。
 採用についてですが、現時点では全員採用を目標にしています。
 ただし、人数や内容によっては採用の確約が出来ません。
 また採用が難しいと判断したプレイングはお返し致しますのでご了承ください。

●場所:エルフヘイムのとある村
 巨大な樹木の端に成り立つ小さな村が燃えています。
 自警団によって少しずつ消し止められている状況ではありますが、次々にエリクシル『咎忍『草烏頭』』が炎を撒き散らしている状態です。
 村の中では飛行に関しては問題はありませんがキャバリアの使用は難しい形になっています。

●プレイングボーナス:燃え盛る森の危険に対処する/周囲の火を消し止める。
 次々に燃える村では焼け落ちた木や村の残骸がところどころで罠のように落ちており、大変危険な状態となっています。
 また火はリプレイ中には消し止められますが、次のリプレイではまた燃えてる状態になりますのでご注意ください。

 皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
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第1章 ボス戦 『咎忍『草烏頭』』

POW   :    忍法・傀儡毒
【投擲した針】が命中した部位に【猛毒】を流し込み、部位を爆破、もしくはレベル秒間操作する(抵抗は可能)。
SPD   :    忍法・身封じ毒
【麻痺毒】【腐食毒】【硬化毒】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    忍獣・附子山椒魚
フラスコ生命体「【附子山椒魚】」を外界に解き放つ。猛毒・爆発・捕食・俊敏・治癒・増殖の内ふたつの特性を持つ。

イラスト:純志

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は政木・朱鞠です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ウルザ・ルーナマリア
うえー炎は苦手なんだよな。
でも火が燃え広がったら大変だし…消し止めつつあの元凶をとっ捕まえてボコんねーとな!

まずは自警団と接触、どこが危険かを聞いてそっちの火の対処に向かう。
斧槍に水属性を纏わせつつ燃えている木々を薙ぎ払い消火、自警団のエルフが作業しやすいようにできるだけ散らかさずに集めとくぜ。
こうしてやってればエリクシルもおれを狙ってくる筈…感覚研ぎ澄ませて敵の気配を察知して、三叉銛を向けてUC起動!
向こうが投擲してきた針を弾きつつ冷気を放ち忍者を捕まえて氷の投網で引っ張ってやるぞ。
至近距離にまで引き付けたら氷属性纏わせた斧槍を思いっきりぶつけて大ダメージ叩き込むぞ!

※アドリブ絡み等お任せ



●氷は炎に弱いけれど……
「うえー……炎は苦手なんだよな……」
 苦々しい顔を見せたウルザ・ルーナマリア(月に泳ぐ白き獣・f39111)。毛に燃え移ったら嫌だし、怪我燃えたら向こう何年かチリチリになるしで、炎にいいことなんて1つもない。
 けれど、ここで炎を消し止めなければ火の粉が何処かへ飛んで別の町や村に被害が及ぶ可能性もあるわけで。
「仕方ない……消し止めつつ、あの元凶をとっ捕まえてボコんねーとな!」
 少しだけ勇気を出して一歩前へ出たウルザ。周囲を見渡し、自警団たちの動きを見やる。

 燃え広がる炎を前にまずは消火活動に専念している自警団の人々。
 まだ救助できていない村人もいるようで、燃え広がりを阻止しながらの救助活動になっているようだ。
「大丈夫か!」
 そこへやってきたウルザは自警団達に現在の危険箇所を尋ね、当該地域へと走る。事前に獣王斧槍『バンガイア』に水の力を纏わせ、道を切り開くように振り払って水の力で消火活動を行っていく。
 木々を纏めやすいように一箇所に集めることで、後ほどエルフ達が片付けやすいようにしておくのも忘れない。
「さて、これだけ消したら敵も新しい炎を撒かずにはいられないだろ!」
 ウルザの目的は消火活動を行うことで敵の位置を知ること。感覚を研ぎ澄まし、エルフ達とは違う動きをする気配を探り当てていく。
 だが敵もバカではない。消火活動の意味を知った上で、咎忍『草烏頭』は動き始めた。
「……っと! 危ねっ!」
 寸前でバンガイアを振り払ったウルザ。金属音が鳴り響いた直後、地面に突き刺さったのは草烏頭が投げ込んだ針。
 察知した気配が妙な動きをしたことから思わず振り払ったが、うまく攻撃を回避することに成功したようだ。
「おかげで場所がよーくわかったぜ! ――まずは止めてみるぜ!」
 草烏頭の位置を特定したウルザはユーベルコード『|足止めの一投《したごしらえ》』のために三叉銛の先端を向ける。
 放たれる凍てつく冷気は細い糸のように形を変形させ、やがては大きな網を作り出して空から降り注いだ。

「捕まえたぁ!」
 その網を思いっきり引っ張り上げ、草烏頭を引き寄せたウルザ。
 炎を凌駕する氷の一撃を、思いっきり叩き込む。

大成功 🔵​🔵​🔵​

月夜・玲
うーん、エルフと付くと森は燃えやすいんだろうか…
何かしら因果が…あったりなかったり…
ま、普通に燃えるだけならなんとでもなるか
早々に放火犯を倒すのが良し!

《RE》IncarnationとBlue Birdを抜刀
木の残骸とかを『斬撃波』で『吹き飛ばし』て道を作ろうと
吹き飛ばした木が他を燃やしたら意味ないから、『天候操作』
局所的に雨を降らせて消火消火
【蒼嵐大系】起動
竜巻を纏い、毒を風の流れで吹き飛ばして吸わないようにして接近
『なぎ払い』、『串刺し』と剣戟を叩き込んで…最後は竜巻を飛ばして攻撃しよう

やる事が放火ってのは何だかみみっちいんじゃないかな、エリクシル!
折角の景観なんだ全焼はさせないよ



●因果関係は不明だが燃えるものは燃える
「うーん、エルフと付くと森は燃えやすいんだろうか……。何かしらの因果関係が……あったり……なかったり……?」
 もやもやと何かを考える月夜・玲(頂の探究者・f01605)。エルフの森ってどうしてこんなに燃えやすいのと問われても、答えられる者は少数なのかもしれない。……なんて考えは置いといて。
「ま、普通に燃えるだけならなんとでもなるか。放火犯を倒すのが良し!」
 事前に受け取った情報では、この炎は特別なものではない普通の炎。放火犯をさっさと探し出し、倒してから消火活動を行えばすぐにでも消える代物だ。
 ともすれば、消火活動をしながら放火犯を倒したほうが良いのでは? そんな閃きを玲は得る。

 悲鳴と、怒号と、色々な声が入り混じった村の中。
 救助活動は炎によって阻まれ、消火活動は咎忍『草烏頭』によって阻まれる。
 そんな状態の村へ降り立った玲はすぐに《RE》IncarnationとBlue Birdを抜刀、辺りの消火が終わった木や家の残骸を斬撃波で吹き飛ばし、救助しやすく道を作り出す。
「っとと、燃え移ったらマズいから……」
 《RE》Incarnationを天へと掲げ、天候を操り始めた玲。
 炎が広がるならば局所的に大雨を降らせて炎を一気に消し去れば、エルフ達は救助活動に専念できるだろうと考えての行動に移す。
「……でも、これも読んでるだろうね!」
 素早くユーベルコード『|蒼嵐大系《ストーム・システム》』を発動させ、自分と武装を蒼き竜巻で覆い隠した玲。直後に降り注いだ3種の毒を軽々と竜巻の風で吹き飛ばしながら、草烏頭の位置を断定させた。

「やる事が放火ってのはなんだかみみっちいんじゃないかな、エリクシル!」
 辺りのエルフ達にも毒を吸わせないように竜巻をうまく操っていく玲。
 局所的な大雨の中、炎を起こさせないように大きな風を使って草烏頭を追い込んでいく。
「折角の景観なんだ、この村を全焼させはしないよ!」
 風の力を加えた薙ぎ払い、一点集中の串刺しを用いて草烏頭の身体に大ダメージを与えていく玲。

 最後、竜巻を操って草烏頭の身体を高く飛ばして地面へと叩きつけていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

荒珠・檬果
さて、まーやることがみみっちいというか。
効果的なのはそうなんですけど、というか。

消火と退治を同時にしたほうが良さそうなので…七色竜珠を合成、白日珠[ビーム竹簡形態]。そこからの先制攻撃によるUC【十二秘策・水】である。
敵には『放火』もいれましたので…水がかかれば、ねえ?
そして、エルフの方々と森林は味方なので、被害がないという。
さらに追撃として、この白日珠から自在に曲がるビーム発射ですよ!

あ、その毒は喰らうわけにはいきませんからね!
浄化による結界にて、喰らう前に毒を無毒化します!
なんかね、今回。張り切ってしまうのですよ。



●水がかかればどうなるか
「まーやることがみみっちいというか。いや、効果的なのはそうなんですけど」
 眉根を寄せてせっせと戦場へと降り立つ荒珠・檬果(アーケードに突っ伏す鳥・f02802)。未だ燃え広がる一部から火の粉が舞っているため、急ぎ消火活動をする必要があった。
 しかし元凶でもある咎忍『草烏頭』は縦横無尽に村の中を駆け回り、新たな炎を投下していく。このまま草烏頭を放置するわけにもいかないだろう。
「……あ、これ消火と退治同時にしたほうが良さげですかね?」
 ちまちまと消火活動をするよりは、大きな水でも流して足止めと同時に消火活動をすれば一石二鳥だと気づいた檬果。
 それならと、町の広場まで走って準備を始めた。

 七色竜珠を合成して白日珠をビーム竹簡形態へ変化。ユーベルコード『十二秘策・水』を使い、敵味方を識別する大量の冷たき水の流れを呼び寄せた。
「水がかかれば……ねえ? ということで、まずは水でしっかりと消火していきますよ!」
 この冷たき水の敵味方の判別方法は『火』。火そのもの、またはその火を与えた者が敵とみなされる。
 エルフ達、そして森林達は火を取り扱わず村を焼いていないので味方。火そのものとその火を放った草烏頭だけにしっかりと手傷を負わせる刃へと変貌していた。
 それでも草烏頭は負けじと、3つの毒をばらまく。麻痺、腐食、硬化の3種の毒を水の流れに任せれば、檬果だけではなく辺りに散らばっているエルフ達にも痛みを与えることが出来るだろうと考えたようだ。
「あ、その毒は食らうわけにはいかないし、見過ごせませんね!」
 広範囲に毒が広がってしまう前に、檬果は浄化の術を練り込んだ結界を張り巡らせて水の中の毒を除去。エルフ達への被害を抑え込み、草烏頭の企みを打ち消していく。

「……なんか、ね。今回、張り切ってしまうのですよ」
 攻防が繰り返される中、檬果の心が少しだけ妙な気持ちを掴んでいる。
 普段の戦いでも同じような全力を出すことが多かったが、今、こうして戦っていると……。

「守るって気持ちが普段より強いですよ、今の私は!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

政木・朱鞠
いきなり大詰めってのも悪くはないね…さっさと無粋な火遊びの幕引きと行きますか!
因縁浅からぬ仲…というか、大先輩には悪いけど抗う術のない人達を手にかけ不安撒き散らした咎はキッチリと清算してもらうよ。…覚悟よろしくって?

戦闘【WIZ】
なんて、啖呵切ったはいいけど…油断すれば被害が甚大になる気を抜けない戦闘、多種の毒を扱う相手って所が厄介だよね…避けきれなければ厳しめの状態異常を貰うリスクは覚悟しないとね。
初撃を封じるため完全なイニシアチブ取れないにしても『忍法・鋳薔薇姫』でほんの数秒だけでも動きを封じて隙を作りたいね。
武器はターゲットを逃がさぬよう拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使いつつ【傷口をえぐる】でダメージを与えたいね。

アドリブOK



●咎を負う者に裁きを
「いきなり大詰めってのも、悪くないね……!」
 燃え盛る森に放たれた咎忍『草烏頭』。相手として立ちはだかるは政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)。
 因縁浅からぬ仲――というよりは朱鞠の大先輩という立ち位置でもある草烏頭。
 元々は毒の研究者だった者。しかしその心はいつしか一滴で生命を奪うことが出来る毒に魅了され、処罰された後……こうして、歪な転生を迎えた。
「……大先輩には悪いけど、抗う術のない人たちを手にかけて不安を撒き散らした咎は、キッチリと清算してもらうよ」
 ――それがこの世界を守るための術。

 多種多様な毒を使う草烏頭。それは何も、己だけにあらず。
 懐から何かを落とし、距離を取り続けている草烏頭。落ちた何か――フラスコチャイルド生命体でもある附子山椒魚を使い、朱鞠を足止めしていく。
 附子山椒魚は放火用の爆発と、本体を支援する猛毒の特性を持った生命体。迂闊に近づけば辺り一面を木っ端微塵にし、毒を広範囲に広げてしまう。
「この毒は……!」
 朱鞠は思わず、足を止める。毒の効能がまさに、1度浴びれば一瞬にして死に至らせる毒だと気づいたからだ。
 歪な転生を迎えたことで、草烏頭は心から魅了されたその毒を操る術を手に入れたのだろう。附子山椒魚を辺り一面に撒き散らしている。
 しかし距離を取る際に落とす以外では使用が限定されているのか、あるいは効果の発揮まで時間がかかるのか。草烏頭が附子山椒魚に指示を与える様子は見当たらない。
「だったら……動きを止めてしまえば!」
 一か八か、ほんの数秒だけでもと。ユーベルコード『忍法・鋳薔薇姫』を使い、辺りに散らばる影を踏んで金属鎖を呼び起こし、草烏頭の動きを封じる。
 長くは封じ込められない、僅かな一瞬。けれどその僅かな一瞬は忍にとっては大きな隙となる。

「――覚悟はよろしくって?」
 忍はいかなる時でも、気を抜かない。
 一瞬でも気を抜いたその瞬間に、自分の生命が終わるから。
 それらを忘れ、毒に魅了された咎の忍には制裁を。

 拷問具『荊野鎖』が草烏頭の身体をえぐっていく。
 体内に潜めていた附子山椒魚もろとも、その身体に突き刺して。

 最後、草烏頭にとどめを刺したのは。
 草烏頭から荊野鎖に流れ込んだ、一滴の毒だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年09月02日
宿敵 『咎忍『草烏頭』』 を撃破!


挿絵イラスト