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Sunburn Mark×!!!

#アスリートアース #ノベル #猟兵達の夏休み2023

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#猟兵達の夏休み2023


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菫宮・理緒
リクメールが来てなかったので、ミスしたかもです。
念のためもっかいリクするね!

重複してたらごめんなさい!


【サージェさんと】

サージェさん、ナイアルテさんと海へ遊びに行きます。

せっかくの海。もちろんみんな水着だよね。
わたしは、2023水着コンテストの水着で行くよ!

ナイアルテさんあーそびまーしょー!!(サージェさんとシンクロ)

あっ、サージェさんが飛んでく。

さ、さすがにそれは……趣味の人にその行為はそうなるよね。
でもわたし的には、パンチ後のたゆんを見られたのでよし!
サージェさんの犠牲は無駄じゃなかったよ!(もちろん動画撮影済)

うん。海に行きたいのはほんとだから、いっしょいこうよー♪
え? 拒否権? もちろんないよ♪(本気で嫌なら控えるけど、ねー(ぼそっ)

迷ってるくらいなら、サージェさんと左右から挟んで、がっちり腕組んで海へごー!

シーズンギリギリだね。来られて良かった!
って、サージェさん、また青少年の性癖が歪むような水着を……。
ナイアルテさんのはさわやかセクシーだね!
いいよ、いいよー! 来年の7月8月のカレンダーはこれで決まり!(激写)

せっかくの海辺だし、わたしはキャンプの準備するね。
ごはんと休憩は任せて! 逆に泳ぎは任せないで!

サージェさんとナイアルテさんが海で泳いでいる間は、
【ネレイス】で2人を追いかけながら、海と2人を撮影。

サージェさん|あんなこと《えっちさかわらないとか》言ってたけど、
あとで映像見たら、ぜったいダイイングメッセージものだよね。
実際、今、わたしが危ないし!(鼻押さえ)

海から上がってきたら、タオルとココアでお出迎え……って。
ひゃにゃぁぁぁあ!! つーめーたーいー!?

波打ち際とか浜辺で遊ぶときはもちろん参戦!
それでも、まぁ、運動音痴には違いないんだけど、溺れないだけセーフだよね。

あ、ごはんはもちろんBBQ。
テントも用意していくから、ノリがよければ泊まっちゃってもおっけーだよ!

マシュマロって焼きすぎると溶けるよね!
マシュマロチョコパイできちゃうよね!


サージェ・ライト
理緒さんとナイアルテさんと海へ遊びに行きます
ええ、水着回ってやつですよ!
はい、全員水着!確定!
私だけ普段着でもいいですか?露出度を見るとこっちの方が圧倒的に高いのですが
アッハイ『スク水』デイキマス
というわけで

お呼びとあらば参じましょう
私はクノイチ、ナイアルテさんあーそびまーしょー!!
なお、出てこない場合は
昨夜良い感じのところで中断&乾かしているプラクトをフライング公開の刑に処します
さぁ早く出てきてくだぎにゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!(パンチで吹っ飛んだ)
た、たゆらせたいその胸(がくっ)

まぁ冗談抜きで海に行きませんか?
せっかくの夏!今年新調した水着!
まだタンスに仕舞い込むには早いはずです!
いやよいやよもすきのうち! な気配を感じたならば
理緒さんと左右を抱えて海まで連行しますねー

わーい海辺ー!
綺麗ですねカニとか可愛いですね早くナイアルテさんを濡れアルテさんにしたいですアッハイパラソルタテマス
理緒さんが全力で撮影している気がしますがまぁ菜医愛流帝ファンクラブ的には活動大事ですよね

そういえばナイアルテさん、泳ぎは得意なのでしょうか?
せっかく理緒さんがああいってくれている事だし
海の中で全力で遊ぶには泳ぎスキル大事
……えっと、水着がガチ競泳仕様ですね??私たち、海で遊ぶのに競泳仕様ですね??
いけませんこれはいけません
もっと世の中にチョコ肌たゆん……アッハイダマリマス
えーでも前々から透けすぎているので濡れたところでえっちさは変わらなくないですか?
いや、そうでもないようです
あっち(理緒さんを指さす)
なんか悶えているので水をぶっかけにいきましょう
はい、ナイアルテさんバケツの準備!
一気にいきますよーそれー!
しかし理緒さんは海に入ると真面目に生命の危機があるので
あのガジェットが傍に無い時は海にいれてはいけません
というかあのガジェットなに!?

ひと通り海で出来ることで遊んだら後はご飯です!
理緒さんがBBQしてくれているそうなので
私はマシュマロ焼いてますね
今日のこの状況ではチョコ無理そうなのでマシュマロで許してください

後は流れでゆるゆるっと



●水着回
 なにそれって思われるかも知れないが、世界にはお約束というものがある。
 それは守られなければならないものであると同時にノルマでもある。どんなシリアスな展開にも、一辺倒であったのならば、それは一本調子。
 一本調子の芝居を見たところで楽しいと思うものは稀であろうし、そう思わせる事のできる脚本というのは素晴らしいものだ。
 だがしかし、緊張と緩和が人の心に起伏を生み出すというのならば、やはりシリアスとは程遠い水着回というほのぼのした雰囲気は必要なのである。

 一体全体何が言いたいのかと言うと、戦いばかりの猟兵の日々にも潤いといものは必要なのである。
 ほんとほんと。ほんとうのはなし。
「いえ、それは嘘だと思うのですが」
 グリモア猟兵、ナイアルテ・ブーゾヴァ(神月円明・f25860)はとても訝しんだ。
 それはそれはもう大変に訝しんだ。
 どう考えたって今眼の前に居る二人の視線に首を傾げるしかないのである。
「なんで? 折角の海だよ? 勿論水着だよね? 私もほら、水着!」
「そうですよ、水着確定! あ、私だけ普段着でもいいですか? 露出度を見るとこっちのほうが圧倒的に高いのですが」
「意味分かんないこと言ってないで」
「アッハイ」
 二人の――菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)とサージェ・ライト(バーチャルクノイチ・f24264)のやり取りを見て仲いいな、とナイアルテは思った。
 でも、それとこれとは話が別である。
 
 海。
 それは確かに水着が必要である。
 燦然と輝く太陽に、波の音。潮風擽る浜辺は、それはそれは水着が似合う場所であろう。
 しかしである。
「いいじゃないですか、ナイアルテさん。あーそびまーしょー!!」
 ゴンゴンゴンゴンとナイアルテの私室の扉をゴンゴンゴン。あそれ、もう一つゴン。
「ナイアルテさんあーそびまーしょー!!」
 近所迷惑も甚だしいあれである。 
「わかりました。わかりましたからっ! ゴンゴンしないでください!」
「早く出てきてくださらないと、この昨夜良い感じで中断して洗浄してある『プラクト』をフライング公開の刑に処します。さぁ、早く出て来てくださ」
「なんでそれがそこに!!」
 ナイアルテが飛び出してくる。
 彼女が手を伸ばしたのはサージェの手元にある、とある男性素体を使ったプラスチックモデルであった。
 へー、こういうのが好きなんだ、っていう理緒の顔の横を疾風が駆け抜ける。

 それは見事なフィニッシュブローであった。
 風切る拳。
 いや、なんか猫さんグローブしているので、こう痛みはないのだろうが、サージェの体は見事に吹っ飛んでいた。
「ぎにゃぁぁぁぁぁ!!」
 いつも白猫又にバリィってやられているせいか、猫さんグローブにぶっ飛ばされるサージェは見事な伝統芸みたくなっていた。
「あっ、サージェさんが飛んでいく……」
「ふーっ! ふーっ! 返して下さいッ!!」
 顔が真っ赤である。
 あーこれは、やっぱりねーと理緒は頷く。
 ホビーを人質に取れば、それはそうなるもんである。だがしかし、理緒はサージェの心配をするより、しっかりと揺れる二つの果実をガン見していた。
 目に焼き付けるだけじゃあない。
 しっかり動画撮影している所があれである。
 部屋着であろうナイアルテの少し緩んだ姿も眼福であった。

「いつもより、うすぎ……た、たゆらせたい、その胸」
 がく、じゃないが。
 サージェは血文字を描くように床に指を走らせる。無論、血は出てないのでエアダイイング・メッセージである。
「う、海に行くのは良いのですが! そ、そのっ! これはっ! 違うのです! 違いますからッ!!」
 何をそんなにムキになっているのかわからないが、ナイアルテはサージェからプラスチックモデルを取り戻して部屋に戻って言って、ぱたぱたバックを手にして部屋の扉を後手で締める。
 しっかり施錠した上でナイアルテは二人を前に咳払いをして頷く。

「海ですね!」
「うん、海だよっ!」
「そうです、折角の夏! 今年新調した水着! まだタンスに仕舞い込むには早いはずですから!」
 あ、それ、とサージェと理緒はナイアルテの両脇をガッチリホールドして海まで連行するのだ。ナイアルテはなんだかこう、捕獲された宇宙人みたくなっていたが、それはそれである。
「歩けます! 行きますから! ちゃんと行きますから――!」

●浜辺の猟兵達
 白浜は言ってしまえば三人のステージであった。
 三人が訪れた砂浜。太陽が照りつける様は、シーズンギリギリとは言え、夏の気配を色濃く遺していたことだろう。
 理緒の水着はスポーティーなイメージ。イエローの水着は彼女の活発さ、明るさというものを示していたし、腰に巻いたホルダーは彼女がメカニックである証左であろう。
 ゴーグルの偏光カラーがかっこいい。
 そして、サージェはすごかった。
 スクール水着である。なんで?
「サージェさん……また青少年の性癖が歪むような水着を……」
「えっ、学校指定の水着がどうして性癖を……」
 確かに。
 いやらしさのかけらとてないはずのスクール水着である。それを邪な眼差しで見るほうが問題なのではないだろうか。
 そういう所を社会に問題提起していくべきなのではないだろうか。たぶん。
 だが、サージェたちにとって大切なのはそこではない。

 眼の前に居るのはナイアルテ。
 彼女はセーラー服を組み合わせたような水着であった。
「爽やかセクシーだね! いいよ、いいよー! 来年の夏季カレンダーはこれで決まりだね!」
 手にしていたガジェットで激写しまくっている理緒。
 サージェはどうにかしてナイアルテを濡れ鼠にできないかと考えを巡らせていた。
「夏季カレンダーとは……」
「ファンクラブの!」
 そう。非公認であるが、何故か二人はナイアルテのファンクラブを設立しているのだ。

「え、えぇ……」
「さ、二人は泳いで来ちゃってよ! わたしはキャンプの準備するからね! ごはんと休憩は任せて! 逆に泳ぎは任せないで!」
「海に来てるんですよ!?」
「理緒さん泳げないんですよ。ナイアルテさんは泳げます? 得意だったりします?」
「一通りは……程度ですが」
 ナイアルテは理緒とサージェの言葉に言いくるめられている。だがしかし、呼んでいるのだ、海が!
 こっちにおいで! 楽しいよ! と。
 自然を愛するナイアルテである。我慢できようはずもない。

「さ、ナイアルテさん! 一緒に泳ぎましょう!」
 その言葉を受けてナイアルテが黄色いセーラー服のタイに備わったボタンを押す。
 すると一瞬でセーラー服部分が首元に収納され、競泳水着という本気仕様に変貌を遂げるのだ。その一瞬の変化にクノイチであるサージェもびっくりである。
 一方、理緒はシャッターチャンスを逃さなかった。
 砂浜を駆けていくナイアルテをサージェは追う。
 飛び込んだ海の波間にあっというまに彼女は消えていったのだ。
「ほんきすぎません!?」
 慌てて後を追うのだが、どうにもナイアルテの背しか見えない。

 あっ、でも、これ後ろからのアングル的には大変。ええ、大変。
「いけませんこれはいけません」
 サージェ的には大変合法。
 合法?
「うん、これは絶対ダイイング・メッセージものだよね」
 理緒はサージェとガジェットから送られてくる海中での映像美に鼻頭を抑える。抑えてないと鼻血があれであった。あれったらあれである。
「ぷはっ! ふふ、サージェさんも流石に追いついてこれないようですね」
 ナイアルテは海の波間に見え隠れする岩場に取り付いて顔を出して空を見上げる。
 陽射しが心地よい。
 海中は思った以上に体が冷える。
 陽射しだけでも暖かく、彼女の表情は柔らかなものだった。まあ、それもシャッターチャンスなので、理緒は見逃さなかった。

「は、早いですね、ナイアルテさん……うーん、前から透けすぎているので……と思っていましたが」
 同じく岩場に取り付いたサージェがナイアルテを見やり、これはこれは、大変結構なお点前で、みたいな顔になる。
 じとっとした視線がサージェに刺さるものだから、思わず彼女は浜辺の理緒を指差す。
「あっち、なんか悶えています」
 犯人はあの人です、みたいな言い方であった。
「まったく……私なんかを撮るより、お二人のほうが余程ですのに」
「まあまあ、それはそれで。悶えてる理緒さんに水ぶっかけにいきましょう」
 サージェはニヤリとガジェットが付近にいないことを確認して笑む。悪戯娘の顔であった――。

●浜辺の女神
 理緒は浜辺でBBQの準備をしていた。
 無論、ガジェットで二人の様子を確認しながら、である。いやまあ、大変刺激的な映像に血が上ってしまったが、それはそれである。
 そんな彼女の前に二人がにこやかに立っている。
「あ、おかえ……」
「理緒さん」
 にこり、とナイアルテが笑む。
 そう、彼女だけこんな裏方に回すなんてするわけがないのである。折角海に来たのだ。
 海を堪能しないで何が海水浴か。
 お天道様が許すのだとしても、このナイアルテが許すわけなかった。
 ナイアルテの合図と共に理緒にサージェがバケツで海水をぶちまける。
「ひゃにゃぁぁぁあ!! つーめーたーいー!?」
 海水がぶちまけられ、頭から塗れてしまう理緒。だが、それだけで終わらない。
 理緒を抱えるナイアルテ。
 彼女もまた悪戯娘の顔をしていた。
 そう、夏は始まったばかり。

 抱えた理緒と共にナイアルテはサージェと共に海に飛び込む。
 マリンブルーの海中は、三人を涼やかに迎え入れてくれる。
 理緒の運動音痴なんて関係ない。
 三人でいれば、溺れる心配はないからだ。楽しい思い出は共に居る友人たちと共有しなければならない。
 泳げない?
 そんなの理由になってない、と言わんばかりにナイアルテは自分を誘ってくれた二人を力強く海水を蹴って、一時の海中散歩へと誘うのだった――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2023年08月29日


挿絵イラスト