●ダスト・トゥ・ダスト
メカニカルな屠殺が繰り返し、繰り返し、行われていた。
所以に関しては、まったく、搾取される側には解せない事だが。
嗚呼――重要なのは其処に『ジャンク』が存在している、と、謂う事だ。
サイバーザナドゥ、最下層、ゴミ捨て山とも呼ばれる、ダストエリア。
此処にも巨大企業群、メガコーポ手はしっかりと這入っている。
――此処等一帯は我々『アミダインダストリー』が買い取った。
――貴様も、貴様も、貴様も、我が社の社員として雇ってやろう。
――有給休暇は三秒からだ、他のメガコーポとは違い、ホワイトだろう。
グルグルと、キリキリと、堂々と
目眩るような使い方だ。
……そこの
機械は特別待遇だ、給料を増やしてやろう。
ちゃかぽこちゃかぽこ働け働け、地獄のような日々にこそ楽園が降りてくる。
●グリモアベース
「貴様等、捨てる神あれば拾う神あり、と、諺に在るが、それがサイバーザナドゥで通用するとは思い難い。彼方は滓になっても搾り取るようなメガコーポの目白押しだ。洗脳するかの如くにサイボーグを雇用する会社も多数存在している。節操のない連中はダストエリアまでも『雇用』の範囲と見做したらしい、屑鉄もホームレスも人形みたいなもの、と、謂うワケだ。連中の支配をぶち壊す為、嗚呼、猟兵の出番なのだよ」
グリモア猟兵、ロバート・ブレイズは呵々とこぼした。
「さて、貴様等には先ずダストエリアの住民から情報を搾り取ってもらう。連中はメガコーポの、オブリビオンの言いなりになっている故、それ以上の脅しや暴力で『ヤバさ』を知らしめるのだ。情報を集めた後にメガコーポの根城へと吶喊する。嗚呼、勿論だが、メガコーポの配下とやらも出てくる。気を付け給えよ」
グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
鬼道。
第一章。
ダストエリアの住民から情報を搾り取ります。
幸福でも不幸でも、そうでなくとも。
暴力でもお薬でも何でも可、オブリビオンより猟兵の方がヤバい。
第二章。
根城へ向かう道中、オブリビオンの配下軍団が襲い掛かってきます。
蹴散らしてやりましょう。
第三章。
メガコーポの根城、強力なオブリビオンとの戦闘です。
宜しくお願い致します。
第1章 日常
『機械の世界は』
|
POW : 幸福
SPD : 不幸
WIZ : どちらでもない
|
ダストエリア――サイバーザナドゥの底辺、それに相応しい者共が蠢動していた。人とも機械とも言い難い、家無しの戯れが耳朶の奥へと這入ってくる。チャカポコと騒がしく、故にこそ問うべき、人間性の有無と謂うワケだ――彼等は幸福なのか不幸なのか、それは幸福に決まっている。メガコーポに雇用されたのだから。
莫迦な――その腐った脳味噌を機械仕掛けにされる前に、覚ましてやるといい。
イリスフィーナ・シェフィールド
サイバーザナドゥですか。
以前酷い目にあったような……記憶が曖昧ですが。
何はともあれ気を付けて参りましょう。
幸福か不幸かを決めるのは自分でしょう。
他所様がぐだぐだ言うものではありません。
ちなみわたくしはなんだかんだ幸福と思ってますわ。
さて教えてくださいませと言っても
すんなり教えてくれそうにありませんし。
教えてくれるならなんでも……というのは女神様に
自分以外にそういうの言っては駄目と言われましたし。
メガコーポについては頭の中に直接お聞きしましょうか。
大丈夫大丈夫痛くありませんからちょっと触るだけですわ。
痛いの嫌でしょうし大人しくしてくださいましね。
(抵抗するなら結局力ずくで聞き出し)
直接、指を突っ込んで撹拌したシナプス。
ほんの少しだけ気分がスッとした。
……根城とやらは近いらしい。
肌、骨、肉――臓腑、脳味噌、啓蒙活動に勤しんでいた頃を曖昧に想起して軽度のめまいを覚えた。睥睨されたのか、溺死したのか、何方にしても、あの時のオマエはカチカチだったのだ。此処は、そんな
心傷ひしめくサイバーザナドゥの最下層、ダスト・トゥ・ダストな人間に相応しい廃棄汚染ののたうち。ああ、酷い目に遭うような、筆舌出来ない想いに、思いに縛される。何はともあれ気を付けて参りましょう。旗を立てないように、建築しないように――それにしても。幸福か不幸かを決めるのは自分だと謂うのに、彼等はまったく問い掛けるのが大の好物らしい。他所様が、アウトサイダーが、愚痴愚痴愚堕愚堕とウットウシイ。ええ、そうですね。わたくしはなんだかんだ幸福と思っていますわ。つまり、あの弄りを、お戯れを、心底では楽しんでいると謂うワケか……? ジャンクの哄笑、嘲笑が頭蓋骨を叩いてくる。息がこぼれた……。
さて、教えてくださいませと謂っても、すんなり教えてくれる莫迦はいないでしょう。予想していた通りに鼻嗤いだ、キィキィと、古びたパーツの家無しが群がってくる。仕方がありません。教えてくだされば、わたくし、なんでも……。咽喉が詰まった。女神様の貌が横入りしてくる。そういうのは
女神様以外にはしないで、と、釘を刺されていた事を反芻する。じゃあ、手っ取り早くユーベルコードだ。僥倖にも彼等はわたくしに『ふれて』いる。狂人のフリをすれば真に狂人、大丈夫大丈夫、痛くありませんから……。
ぎゅう、と、腕を掴んでやった。
逃がさない、逃れる術など赦していない。
――大人しくしてくださいましね。
金、力、何方かを有していれば他人の記憶などパンでしかない。
ジャム、バター、マーガリン、何もかもが嘘偽りだ。
成功
🔵🔵🔴
テオドール・グランゼイ
住民からの情報収集か。いいね、そういうのちょっとばかし得意なんだよね、俺。
まずは猟兵らしく、友好的に情報を聞き出そう。
「やぁやぁ、そこのしみったれた人、聞きたい事があるんだけど──」
あぁ、逃げ出そうとしたり、こちらのほしい情報に関してあからさまに口をとざしたり暴言を吐いたりしたら、その脚に銃弾を叩き込もう。
「言動には気をつけなよ?逃げたり、黙ったり、余計な事を喋る度にその脚に銃弾が埋まることになる。別に情報を聞くだけなら君の代わりはいくらでもいるし、君がいなくなって悲しむ人もいないんだ……君を雇ったメガコーポの中にもね」
さぁ、情報収集を再開しようか。君か、他の誰かが必要な情報を話すまで。
完全に解放された人々の面構えは暗かった。いや、色が無かったと書き換えるべきか。彼方で突っ立っているオマエのフリした他人、ああ、新入社員……新入社員新入社員新入社員……
新入社員……。
役立ちそうな情報は正気な奴に訊ねるとしよう。
ウィップ・アーウィル、夜を翔ける
鷹の名をダスト・トゥ・ダストは知らない。痴れているジャンクに塗れつつも日々を過ごしている連中にとって『血の通ったもの』とは幻想でしかないのだ。それこそ、秘境、何処かに存在していると謂う夢物語が如くに。されど、血も涙もない獣と呼ばれる『もの』は其処かしこに潜んでいる。たとえば、それが英雄と称えられる、猟兵と讃えられる現実で在っても、だ。遭ったが末路、搾り取られる運命、破滅的な弄りがより一層破滅的になった程度だ。いいね、そういうのはちょっとばかし得意なんだよね、俺……友好的に笑顔でも魅せてやれば好い、最初で最後の握手として。
やぁやぁ、そこのしみったれた、油っこい
機械、聞きたい事があるんだけど。胡散臭さと同時に嫌な予感を感じ取った
お相手は逃げ出そうと試みた。見ざる聞かざる言わざる、その、三つの理を以て金を得ようとしたのだ。しかし、嗚呼、哀れな獲物は痛みを……バチバチと鳴く、己の足をようやく理解する。言動には気を付けなよ? 逃げたり黙ったり、余計な事を口にしたりするのはご法度だ。いや、まさか、君の脚も蜂の巣にはなりたくないだろう。まあ、別に? 情報源は君以外にも『ある』し、君がいなくなっても悲しむ人はいない。嗚呼、畜生、なんて運が悪いんだ。
君を雇ったメガコーポの中にも、蜘蛛の糸はないんだよ。
さぁ、情報収集を再開しようか。君か、他の誰かが必要な情報を話すまでね。え? 本当に何も知らないって? 頭がカタイと割るのにも一苦労だよ……。
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
僕は知っている
何事も暴力で解決するのが一番だ
そーゆー言葉があるとゆーことを
うん、悪くない言葉だね
悪くはないが…僕らに相応しい言葉なのだろうか?
いやいや、もっとぴったりなのがあるよね
何事もぐるぐるで解決するのが一番だ、ってね!
とゆーことで…人型の情報を掴み、反対の手には和傘を持つ
これがどーゆー意味を持つかわかるかい?
<傘回し>
ぐるぐると回れば自然と吐きたくなるってわけ
まぁ、吐くのは情報だけじゃないかもだけどね
賢者の石を発見し、手に入れ、加工する事は容易だった。正気と狂気の狭間を埋め尽くして、嗚呼、何もかもを狂気と見做す事で、新たな普通を生み出すが如くに楽々だったのだ。そう、僕は知っている。僕らは世の真理と謂うヤツを理解しているのだ。何事も暴力で解決するのが一番だ。まったく、メガコーポのお偉いさんも偶には良い事を口にするものだ。弱肉強食は自然的なもので、本当、無尽蔵が機械化したサイバーザナドゥにも残されたピラミッド構造。うん、悪くないね。悪くはないが……いや、よく考えたら違うのではないか。僕らにはもっと相応しい、素敵な素敵な、スレイブみたいな一言が必要なのではないか。ぴったりなのがあるよね。壊れかけのティーカップに注がれた啓蒙、妄々としてきた脳髄は歯車の色を撹拌してくれる。何事もぐるぐるで解決するのが一番だ。このジャンキーめ、この
熱狂者め、いつも有難う御座います、と、洗濯機が笑ってくれた。と、ゆーことで。誰かさんの
情報を引っ掴んで反対側に添えてみた和傘、それで、如何するのかって……? ユーベルコードの領域にまで至った回転だ、逃れる術は存在しない。
男の人も女の人もサイボーグも、ニンジャもヤクザもサラリーマンも、いつもより多く回されたのなら大惨事だ。つまり、
自然で嘔吐がしたくなるワケ。あ、勿論、情報も吐いてもらうっぽい! ところで、僕疑問に思ったんだけど、胎児の頃から機械仕掛けなら、浮いて動いてひっくり返る経験も出来ないよね。だったら、この、蒼白なマシンの具合は想像に難くない。ガタガタと軋んだレコードの成り損ない、吐きます、吐きそうです、だからお願い、とめて……。
オマエの予想していた通りの千鳥足だ、右なのか左なのか、もしくは前なのか。これでは棒を倒して道を決めるようなもの。まあ、治まるまで我慢我慢。
急がば回れ、そういう意味ではないのだが。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『アミダ・アーミーズ』
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POW : サイバネティック・ランページ
自身の【部下】ひとつを用いた行動・攻撃の威力を3分間3倍にする。終了後[部下]は【過労】により破壊される。
SPD : アンタッチャブル・アドミニストレータ
状態異常や行動制限を受けると自動的に【強制停止コード】が発動し、その効果を反射する。
WIZ : ハイ・アンド・ロー
常識的な行動を囁く【論理AI】と、非常識な行動を囁く【暴走AI】が現れる。[暴走AI]に従うと行動成功率が8倍になる。
👑11
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まったく解放的な場所ではないか、こんなにも自由だと狂っているものも直ってしまう。隣同士の貌は解せないが、判らなくても問題ない。何故ならば、我々はアミダインダストリー、要らない捻子まで使い尽くす、良心的な企業なのだ。
ダストエリアの住民と
おはなしを終え、オブリビオンの根城へと行く術を得たオマエ。昏々と、淡々と、歩んでいるのは勿論、オマエだけではなかったと謂う事だ。オマエが目玉をやった先には、メカメカしい、ディストピアに相応しい『集団』が在った。リーダーと思われる
女性が
部下に命令を出している。我が社の事を嗅ぎ回っている『いぬ』がいるらしい、いや、目の前にいる『あれ』だろう。片付けてこい。片付けてきたら
有給休暇をやる。永遠に、な。
――アリガトウゴザイマス。
――よろしい、実にホワイトだ。
塵は塵に、灰は灰に。
ジャンクはゴミ箱へ……。
イリスフィーナ・シェフィールド
わざわざお出迎えとはご丁寧な対応ですわ。
それにしてもちょっと元気が良すぎるかと思いますが。
全員捌くのは手間がかかりそうですわね……大人しく受けますか。
取り囲まれて蹴る殴るされる所でシルバリオン・アーマー発動。
全員が自壊して動けなくなるまで好き放題させておきます。
いやはや皆さん働きものですわ……労災申請はご自分でお願い致しますわね。
わたくしでは治して差し上げれませんので御免遊ばせ。
塵は塵に、灰は灰に、有限の理にいるなら誰もが平等で逃れられないものですわ。
というわけでお次はリーダーの貴方ですわ、大人しくなさってくださいね。
それとも自分からゴミ箱行き(自爆)でもなさるのかしら。
大きな声での朝礼だ、新人は一時間前からの掃除を義務付けられている。
黙々とした了解に付き従う機狂い、破棄せよ脳味噌。
死ぬまで働け、暗と謂われている事にすらも気付けず、嗚呼、哀れな歯車は回転するのみ。元気溌溂に蠢動するべく自販機で購入した啓蒙ドリンク、臓腑とも炉心とも考えられる部位が悦びに満ちていた。わざわざ出迎えとはご丁寧な対応ですわ。いや、しかし、お辞儀をしてくださるのは結構だが、ちょっと
眼球がキマッテいる。全員捌くのは手間がかかりそうだし、きっと面倒でしかない。いっそ、大人しく悉くを受けて終うのは如何か。今回もフラグ建築の匠――違う。選択したユーベルコードは完璧だ、文字通りの敵無しと描写する事が出来た。いやはや、皆さん働きものですわ、労災申請はご自分でお願い致しますわね。ようこそ、ナイト・プールの残滓、娯楽の『ご』の字もない頑固なシナプス。
銀色の
要塞に阻まれ、隔たれ、受け止められても尚、社会人は攻撃を止めなかった。叩き付けた拳も吐き散らかした鉛玉も、好き放題、やりたい放題、足蹴にされる。痛くも痒くもありませんわ、壊れたってわたくし、治して差し上げられませんので――御免遊ばせ。結局のところは上司からの命令、塵は塵に、灰は灰に、スチャラカとした人生に終止符……。
有限の理に在るならば
過去でも同じ事、本当、平等に朽ちて逝くのは神の慈悲か。と、いうわけで。お次は
上司ですわ、出来れば、大人しくしてくださると嬉しいのですけど……嗚々、アミダインダストリー、ナムアミダブツと唱えよう。
自分から
ゴミ箱行きでもなさるのかしら。
サヨウナラ、世の中にはかけがえのない病がある。
成功
🔵🔵🔴
露木・鬼燈
ホワイトなのか?
世間一般ではブラックって言わない?
君たちはそれでいいのか?
ああ…これはダメだね、残念なことに
これは解放して投げないとね…この世からっ!
敵は集団でその能力は割とシンプル
変に凝った能力は持っていない
こーゆー奴にはシンプルに対応するのが一番
とゆーことで…<制圧射撃>を開始するっぽい!
降りてきた啓蒙の数々に劣化を覚え、新たなドリンクを臓腑へと流し込む。
血管を流れていく
会社からの命令に彼女等は絶頂していた。
――ナムアミダブツ!
――実際、会社の為なら死んでもいい。
狂気的だ。いや、狂気である。
真っ黒な画用紙に真っ白いクレヨンを添えて、ぐちぐちと、塗りたくっていく。嗚呼、これで誰が視認しても、認識しても、この企業はホワイトだ。残業代もしっかりと出るし、何より、有給休暇も貰えている。きしむ身体はおそらく機械仕掛けの仕業なのだ。ブッダもサニドも目を逸らして頷いてくださっている。おお、寝ておられないのですか。それなら、ちゃんと、眼球をめいっぱい開いてください。いや、やっぱホワイトじゃないっぽい。世間一般でもサイバーザナドゥでもブラックな所業だ。……君たちはそれでいいのか? 社員一同、一丸となって、目の前の
敵に社訓咆哮。ああ……これはダメだね、頭のてっぺんから足の先までメガコーポに染まっている、残念なことに。最早、解放しての治療以外にないだろう、解道祭文機狂地獄にゃピッタリの投身法だ。この世からのサヨナラ、
俳句を読んでいる場合ではない――シンプルな莫迦にはシンプル火力だ、つまりは埒外性、顎をもたげて全力全開で放つっぽい!
回転式、
回転式。
状態異常でも行動制限でもない、只の、嵐めいた
空間振動弾だ。オマエこそが砲台となって歯車地獄を破壊していく。なんだか気分がスカッとするよね。途轍もない暴力にやられた連中、これにてお陀仏と謂うワケだ。
――戦争は数と力、揃えた方の勝ちなのだ。
成功
🔵🔵🔴

エクティア・クロンユナイールゥ
※アドリブ大歓迎
秘密設定も見てくれると嬉しいです。
部下を、仲間を軽々と犠牲にするのですね。敵とはいえ憐れでなりません。悪ですね、紛れもなく。ならばこそ、私が裁きましょう。せめてもの慈悲です。
蒼煌ギアを発動、非常に遅い世界よ中で戦闘演算と合わせて常に最適解を選択。
蒼煌の魂で無限に出力が上がった
蒼雷閃光翼を発動。
3対6枚の蒼き雷の翼を生やし雷翼の天使になり、蒼き雷閃の雷速で敵の攻撃を躱しつつチャージし続け、無限に攻撃対象数を増やし続け、敵の人数まで増えたら限界を突破した蒼き雷のホーミングレーザーで攻撃。
裁きの時間です。
レェーストインピーース!!
家族のぬくもりは知っている、胎の冷たさは知らなかった。
蹴っている、蹴るようにしている、踊ろうとは試みた。
生き物ではない――されど、悉くには魂が内包されて異る――その事に気付かず、いや、気付いて尚、お互いに傷つけ遭うサマを眺めてオマエは嘆息した。部下を、仲間を、何よりも自分自身を軽々と犠牲にする連中だ。神への祈りでもなく、只、莫迦みたいに投身する姿形は
生体の位置すらも見失っている様子だ。敵とはいえ憐れでなりません。これこそが真の『悪』と宣うべき『もの』だ、狂気が狂気を連れてきて裏返り、凄惨なほどの
理性を怪奇に孕んでいる。ええ、紛れもなく此処は地獄でしょう。機狂いの地獄なのでしょう。ならばこそ、私が、
蒼煌雷霆が裁きましょう。せめてもの慈悲です、せめてもの手向けです。列を為すマシンに
蒼眼をやってギアを回していく。
アカシック・レコードを探す必要は無い。円盤は此処に揃い、世界が発狂したかの如くに
遅延びていく。選択肢は最早ひとつだ。常に、確実に、最適解を手繰り寄せてエネルギーを蓄える。あとは無限だ、インフィニティだ、永久に留まったものを
塔へと放つのみだ。
蒼雷閃光翼、生じた三対六枚に彼女等は、彼等は、如何様な
楽園を視たのか、誰にも解せない。
熾天使は
塵を払い、
灰を拭う。全て、総てに狙いを定めた
矢は、嗚呼、決して逃す事はないと宣告していた。裁きの時間です、もう、頑張らなくてもいいのですよ。カメラ・アイは何も映さない、生身の目玉を持っていたならば、きっと、既に失明していた事だろう。
ご冥福をお祈りいたします!!!
骨も残らないと謂うのに、歯車すらも残さないと謂うのに、
いったい何を埋めるのだ。
成功
🔵🔵🔴
明月院・琳琅
「ふむ、これが猟兵の戦場とな」
故郷の仇討ちの最中、己が猟兵だと知らされてまだ幾許も経たぬ琳琅。そんな折、何やら「ホワイト」な上司と部下とが騒いでいると聞きつけ、力試しにはお誂え向きと飛び込んでみた。
まずは慣れた仙術でオーラを用いた防御結界を己に施すが流石に強敵揃い。あらぬ方向からの攻撃に咄嗟の一撃を薙刀で見舞うも、流石に肝が冷えた。
「ほう?ならばこれにはどう出る?」
短刀の鞘を払い、UC発動。この技に行動妨害の類の効果は無い。受ける反撃はそう苛烈では無かろうと踏んだ。
「成程、初陣としてはこんなものであろう」
まずは猟兵としての戦い方を知った。それだけでも己には充分な糧である。
※連携・アドリブ等歓迎
現こそが
黄金時代だ。
何もかもが新鮮、目に映ったものが華々しく思える。
されど――世界が世界だ、
骸の海に反吐がついた。
過去だ――脅威も、恐怖も、狂気も、
過去として出現する。ダスト・トゥ・ダスト、忌まわしいほどの臭気を漂わせる戦禍に、只、身体ひとつを置いたオマエは病的なまでの機械仕掛けを目撃する事となった。ふむ、これが……此処が、猟兵の戦場とな。まったく、仇討の為に出てきたと謂うのに、世界は彼方までも穴凹塗れではないか。己が猟兵だと知らされて幾許もない
琳琅は力試しのついでに最下層へと落ちてみたのだ。それで、先程から聞こえてくるのは「ホワイト」だの「ブラック」だの、そんなに白黒ハッキリさせたいので在れば、
刹那の内に攻めてくれば良いものを――其方がべちゃくちゃと喧しいのであれば、嗚呼、妾から仕掛けるのも一興か。柔らかな
桃を守るかの如くに
防御結界を巡らせ、肩慣らしに急接近――成程、やるではないか。多勢に無勢、咄嗟に見舞った薙刀が誰かの
腕を退ける。いや、流石に肝が冷えた。強敵ばかりではないか、震えてくる、そう、武者震いだ……。
紫が揺れた、運命はオマエの手中にあった。
ふわりと、踊るように、舞うように
霊力を帯び、素早く、されど確実に
敵の
弱点を狙い定める。
装甲を誇る彼等はおそらく躱す事を選択しない筈だ。重ねてこの
罪深き刃に行動を妨害する効果はない。苛烈な反撃など赦さない、違う、ミリの
針山みも喰らうつもりはない。初陣としてはこんなものであろう……? マシンを複数体斬り斃した、上々だ。
つまり、猟兵とは、妾たちは……埒外な在り方を期待されている。
知る事が出来たのだ。それだけでも己には十分な糧と謂えよう。
バチバチと嗤ってくる
死骸、虚を悦ぶ鞘のカタチ。
成功
🔵🔵🔴

ホロウ・リュヌ
※アドリブ大歓迎
部下を、仲間を使い潰して犠牲にして…悪、ですね。いいでしょう、悪滅一切慈悲は無し。まぁせめて楽に殺してあげましょう。全てを、滅ぼす。
我が手に持つは煌紅光刃…因果律、事象、次元、時空間すらも斬り裂く紅き刀。この世の森羅万象を断ち切る刀の具現。ユーベルコードは剣神斬殺、視界内全てまで刀身が延長した全てを斬る刀。さぁ覚悟するといい。例え建物、人物、事象、物質、非物質問わず斬り裂き無に還す魔剣の極致。
部下を犠牲にして強化するのなら、部下ごと纏めて斬り裂き尽くせばよいだけです。さぁ、いったい誰から始末しましょうか。
では参ります。
あぁ、私は母の領域に辿りつけるのでしょうか。
ゴミ捨て場に立った造り物、
空虚、ひっくり返って金色を垂らす。ぷらぷらと、幼子のように見つめているオマエ。
月がうつる。
アンラ・マンユの繭の中で、ブクブクと、悪が膨れ上がっていた。肥えに肥えて、愈々、身動きすらも取れなくなった連中に別の
悪が囁く。思考停止だ。何もかもを
嘔吐と見做し、付き従うサマは、無様は、成程、骸の海に侵されても可笑しくない輪郭と謂えよう。部下を、仲間を使い潰して犠牲にし、挙句の果てには自分すらも駒とする。此処までの
悪を視るのはいつ振りだろうか。エメラルド・ブルーを焼くように映った誰かさんの翼――いいでしょう、悪滅一切慈悲は無し。纏めて、悉くを、楽に殺してやるのがせめてもの
僥倖しさだ。全てを滅ぼす、総てを両断する。容易な事とは思えないが、それは、オマエが尋常で在ればの事――コトコトと罪を煮込むのは日常だ。
オマエのサイキック・エナジーは奈落のように深く、楽園の如くに眩しかった。煌々と戯れる紅は壁をするりと撫で、その彼方、因果・事象・次元・時空間すらも豆腐とする。ああ、この世、
森羅万象、刻み込まれた絶対すらも斬り裂く、莫迦げたほどの怪物性――さぁ、覚悟するといい。如何様に隠れても、如何様に防ごうとしても、この
剣神は「あなた」を無に還す……。
始末をつけろ、ポンコツな連中の『どれ』でもいい。
距離は知らない、いや、要らない。過労する前に、死ぬ前に、その
存在諸共に、
全、落とすのみ。では、参ります――届いた。届いて当たり前だ。この程度、オマエの母にとっては呼吸に等しい。
あぁ、私は母の領域に辿りつけるのでしょうか。
空洞めいた双眸でジャンクを睨める、水面の
月は応えてくれない。
成功
🔵🔵🔴
真梨木・言杷
大企業サマがわざわざゴミ漁りとは、ずいぶん仕事熱心なことだね。目的は捨て駒集めか。なるほど、これは確かに
ホワイト済みな社員達だよ。
まずは【ハッキング】で通信経路を乱し【陽動】。お生憎様、御社の社訓に興味は無いな。できるだけ多くの敵を引き付けてからR.U.D.Y.を発動する。敵の動きを全て遅延させて【捕縛】し、手製爆弾『ハンドメイド・EMPtIED』を貼り付けていく。シール貼りの内職を思い出すね。出荷先が浄土だといいけれど。
ユーベルコードはきっちり100秒で解除、同時に【爆破】。私は雇われだけどフリーランスでね、1秒だって残業はしないよ。
歪んだ。莫大な呪いに擁されて
事象が出遅れた。
如何しようもない、見ている事すらも認められない。
取引に関しては他言無用だ、天地がひっくり返っても口にしてはならない。言の葉にするのも憚られる、様式美な真っ黒さには辟易の二文字がお似合いだ。いや、大企業サマがわざわざゴミ漁りとは、ずいぶん仕事熱心なことだね。捨てる神あれば拾う神あり、そんなにも神様ごっこが大好きならばネオカダスにでも頭を垂れれば良いものを……。それもダメかな。目的はきっとお人形遊びだ、ジャンクにジャンクを重ねて新たな
仕事中毒者を孕む。なるほど、これは確かに
ホワイト済みな
社員達だよ。バチバチと嗤った機狂いにスチャラカ気分をお裾分けしてやると宜しい、きっと喜ばれる筈だ。手放しで
脳味噌を吐き散らかしてくれる筈だ。そのレコードへの干渉はお得意様へのお詩の如くに、深々、
通信を侵す。
お生憎様、御社の社訓に欠片も興味はございません。陽動策は大成功と謂ったところか。其処のマシンも彼方のドールも虚仮にされては
暴走う他にない。私は雇われだけどフリーランスでね、一秒だって残業はしないし、何より、休みはしっかりと貰っていくよ。多言不要と彼女等は咲うけれども、嗚呼、遅延に遅延を重ねた結果がこのハリツケだ。100カウントきっかり、出荷先は浄土で在れ、と。
爆発を背景にハンドメイド、内職していた記憶に指先を突っ込む。シールの捲れ易さに心を病みそうになったが、もう、清々しい気分か。
――私はあなたを罰します、煙に眩んだワードどもの無責任さ。
成功
🔵🔵🔴
ワタツミ・ラジアータ
キャバリアは使わず人型で
お勤めご苦労様ですわ。
情報収集はできなかったが、自身の店に奇妙な通知が来ていたのでやって来た
少し出遅れてしまいましたけれど、こちらは素材にできる物が多くて助かりますわ。
そこに転がっている物も、あなた達も。
どうやら反射の機能のお陰で皆さまを操る事は難しそうですわね。
操る事は控え、喰らった素材から造った砲にて敵の破壊を主軸にする
それで砕けた敵は普通に食べて自身への素材とする
ジャンクでも粗悪品でも平等に頂きますわ。
それが私という機海なのですから。
ご馳走のお礼は、する必要はありませんわね。
あちらもこちらも同じですし。
沈下していく
艦の影に呑まれた、幾多の
魚影に味など無かった。バイオ・スシの滑らかさは凄惨を極めており、聖餐、この煌々たる世界では屑のような物だ。お勤めご苦労様ですわ。情報収集は出来なかった。つまり、オマエも仕事で忙しなかったに違いない。されど、お店に流れてきた奇妙な通知、ポコチャカと生えた機狂いのお戯れ。こんな沙汰に、そんなザマに、如何して「私」が存在しないのか、本当に勿体ない事だろう。それこそ、
人間どもが万歳して脳味噌を叩き付ける想像、妄想、歯車の回転に近い――こちらは素材にできる物が、者が、多くて助かりますわ。そこに転がっている
脳味噌、
あなた達……反射の機能のお陰で皆さまを操る事は難しそうですわね。結局のところは装甲が邪魔と謂う程度の話だ、眩む為の目玉もこぼれてくる。
喰らえ、喰らえ、デウス・エクス・マキナの糞だ、オイルにまみれたゴミ山のお食事会だ。ガタガタと、グラグラと、寂しげに震えていたパーツが組み込まれて新たな顎を構築していく。ついでに破砕した
誰かは焼き網の上だ、餅を焦がすのには丁度良い。素材とやらを楽しんでからやりたい砲台、ジャンクでも粗悪品でも平等に頂きますわ。それが、私という
機海なのですから……。
――悪食だ。
――ソースはおそらく奴等の上司か。
ご馳走のお礼は、する必要がありませんわね。
カニバリズムの真似事だってサイバーザナドゥではノーマルだ。完全に解放された機狂のオツカレサマデシタ宣言、最早聞こえない、何せ、
声帯も失せている。あちらもこちらも同じですし。つつかれた胎盤、壊れている。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『侵略機海・ワタツミ』
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POW : Song of SteelBorne《鉄骨抄》
自身の【体、資産、在庫、店舗、売上のいずれか】を代償に、【万物を圧壊する重力属性】を籠めた一撃を放つ。自分にとって体、資産、在庫、店舗、売上のいずれかを失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD : Longing for a Dragon《屑龍》
【自身の店舗や倉庫】に封じた【スクラップから創ったドラゴン型大型兵器】と合体し、あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になる。ただし解除時にダメージを全て受ける。
WIZ : Planet Eater《侵略機海・星喰らい》
レベル×1体の【金魚型浮遊端末】を召喚する。[金魚型浮遊端末]は【重力及び有機生命体にとって有害な】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。
👑11
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神だ――
機械仕掛けの神だ。
解道祭文機狂地獄の
侵略行為だ。
墜落し、破損し、その結果が
最下層。
――
過去は、海神は、ジャンクを喰い混んでいる。
リサイクル業は合法的、事実だ、真実だ、されど、乗っかった企業がいけない。
アミダインダストリーのブラックさを神はミリとも考えなかったのだ。
……神は機械仕掛けの度合いによって優しさを変えていく。
かちりと嵌まったのだ、アーミーズの機械率が眼鏡に適ったのだ。
金魚は星を侵し、
龍が舞い踊り、
重力みが
顕現れる。
修復時に啜った骸の海のオイリーな具合、喜快だったのだ。
イリスフィーナ・シェフィールド
無限リサイクルが可能な夢の逸品っ……喜ぶのは蘇る自身だけですの。
過去の遺物が何度も墓穴から出てこられては迷惑ですわ、さっさとお帰り願いましょう。
コードで真の姿に(2枚目の淫魔姿)
ダメージ一時無効で攻撃を受けても涼しい顔で。
攻撃が放たれる度に遠くのどっかの社屋やら壊れる音が聞こえる……かもしれない。
企業といえば未来を見つめて活動しなければいけないでしょうに
過去の代表と結託して上手くいくと思ったのでしょうか。
今は平気でも後が痛くなるのでさっさと処しましょう。
攻撃後の隙に尻尾を巻き付け引き寄せて勢いよく叩き込み。
スクラップになるまで散らかして差し上げますわ、この姿になると優しくとはいきませんの。
赫々とした証明に頭が重くなる、抑制されていた感情が膨れ上がり、パチン。
お嬢様、お茶の時間です、ミルクは多めにしておきましょう。
金魚鉢に囚われた出目の如く、ぐるぐると、同じような歪の中で、反芻するかの如くに遊泳する。腐り欠けのテーマパークに取り残されたマスコット・キャラクターめいて、ギィギィと、ギリギリと、巡り廻るフリをする歯車の儚さ、懸命さ……。無限リサイクルが可能な夢の逸品、永久に貪る事が可能な反芻の理想論……。喜ぶのは蘇る自身だけですの。過去の遺物が、古びたパーツが、阿呆みたいに何度も何度も墓穴を嘲笑っている。早くても遅くてもダメなのは
彼女の沙汰の通りだ。ハッキリ謂って迷惑ですわ、さっさとお帰り願いましょう。傲慢さと強欲さのアンハッピーな商品だ、啓蒙が可愛らしく思える。さぁ、さぁ、楽しみましょう。わたくし、最近鬱憤に塗れていますので、情けも容赦もありませんわ。悪魔だ……
淫魔だ……脳髄を不要だと罵り、叩き付けた、絶対的な探偵サマですら、この展開は予想出来なかった。黑紋が這い、悶々を臭わせる。
スチャラカとしたガラガラ音に虚しさが落ちる頃、オマエ、圧壊に晒されたと謂うのに無傷とは如何様な埒外性か。機狂いは売り上げの事しか思惟出来ないクセしてリピートアフターミーが大好物らしい。ああ、企業といえば未来を見つめて活動しなければいけないでしょうに、過去の代表と結託して、上手くいくと思ったのでしょうか。そんなものは神頼みだ。愉快な事には、ダストエリアの支配者こそ、神だったと謂うオチなのだ。
――至上の歯車の回転に何故、身を捧げない。
それはアナタが、アナタ様が、レヴィアタンですので。
――さっさと処しましょう、
処理しましょう。
まさしくヒーローのスーパーパワーだ、巻き付けた尾の大きさを忘れそうになる。ぐるりと、引き寄せ、叩き付け、無慈悲なダークさを換装していく。スクラップだ、屑鉄よりも酷い状態にして吐き捨てると好い。この姿になると優しくとはいきませんの。
――地獄の門は平等だ、何れ、あの痛みも、傷みも、戻ってくる。
成功
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露木・鬼燈
アーミーズの残骸から銃器を調達
それを使用して呪法<緋華>を使うですよ
調達した銃器は量産品なんで威力はいまいち
そこをUCで補っていくですよ
豆鉄砲でも当たれば呪詛が発動するからね
爆薬へと変換して起爆してやれば十分な効果を発揮する
それに相手はなんだかんだで機械だからね
起爆信号の電磁パルスが良く刺さるっぽい!
呪いが引き起こした電磁パルスの厄災、人の作り出した悪意に、殺意に、造られた側は如何に思うのか。死神だ。死の神が骸の海を漂い、無理矢理、その魚影を回復している。最早、遅い。全てが敵で在る事の証明だ――スチャラカ唱えている暇はない。
塵山の大将を気取っている、あの、無様なハグルマの地獄に正気とやらを教えてやると好い。異文化交流が難しいと謂うのは見て、聞いて、知り尽くした通りで在り、最早、良好な関係を結ぶのは不可能だろう。そもそも、過去と現在と未来、ごった煮の進化論を解せない機械仕掛けだ、チック・タックの後ろに付けられた
人間、それは嫌がらせか何かか。がさごそ、何を思ったのかオマエはアーミーズの残骸をあさっている。もしかして貴方は同業者なのでしょうか。プカプカと笑った、嗤ったオブリビオンに向けた
銃火器、嗚呼、リサイクル万歳だ。ぐるぐると堂々巡りするノルマ様に万歳だ。下手な
量産品も数撃てば討てる? いいや、物足りない、補ってやれよ罪深き刃……。
鳩が喰らったのは豆だったのか百足だったのか、バラバラと放たれた糞溜まりの鉛の色。カラカラと、痛くも痒くもない筈だった『それ』が知らない悲鳴をこぼしていく。相手はなんだかんだで機械だからね。レヴィアタンのフリをしても、ベヒモスごっこに興味を失っても、アダムカドモンの根っこは変わらない――万物、拉げる前に、その傲慢を
起爆こして終え――よく刺さる、途轍もなく刺さるのだ、刺さって刺さって、砕けて往く。
何れかを選択する必要などない。
身体だ……身体だけが緋々と宙の色を呑んでいく。
成功
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朱鷺森・湖都(サポート)
ハイカラさんのパーラーメイド×シンフォニア、17歳の女の子です。
普段の口調は「女性的(わたし、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、心を許したら気さくに(わたし、~くん、~ちゃん、ね、よ、なの、なの?)です。
ユーベルコードは指定したものをどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
いつも明るくにこにこ。
楽天家で、滅多なことでは怒りません。
みんなと仲良くお喋りしたり、戦闘ではみんなをサポートして力になれたらいいなと思います。
よろしくお願いします。
迷える子羊の考えなし、知らず知らずの内に解体され、
たっぷりのスパイス風呂に浸かっている。
銀製のスプーンが刺さって、すくいようがない。
ブラック・コーヒーを嗜むのが当たり前だと宣っているクセに、隠れてホット・ミルクを混ぜるようなサマだ。友人に見つかって無様を晒すかの如くに、キィキィと、歯車が滑稽な回転を繰り返している。じっくりと、ジッと、緑色ふたつで眺めていると、ほんの少しだけ
眩暈りとするものだ。ああ、わたし、こんなにも騒がしい場所は初めてなのよ。背負わされた錘は二度と軽くはならないが、それでも尚、元気に明るく振る舞えるのにはコツがあった。いや、強い女と謂うのは勿論なのだが、何より、余計な事を考えない。ええ、塵も積もれば山となるって謂うものね。くよくよしている場合ではない、躓いたならば立ち上がれば良い、起き上がれば良い、何度眩んだって、暗んだって光り輝く事は出来るのだ。鎌首をもたげるスクラップ・ドラゴンの咆哮、それに合わせて衣装チェンジだ。パーラーメイドは戦えなければ仕事にならない。ご挨拶に必要なのはカーテシーその他か。
騎士様めいた勇気は要らない、要と視るべきは得物の軽さだった。踊るように、歌うように、
猟兵はくるりと
機関銃を揮う。バラバラと
無敵を後ろに
退がらせて、さあ、ダメージ・パーティと洒落込むが宜しい。あとは皆さまにお任せするわね。わたしはこれくらいでお暇しましょう。決して崩れない笑顔は
機械仕掛けの神を怯ませる。
――ライス・カレーの具材に脳味噌を選んだのは誰かしらね。
成功
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リコリス・ラジアータ
【ラジアータ姉妹】
質の悪い素材《骸の海》で修繕した後継機《量産機L型》と現地《クロムキャバリア》の低品質素材で修繕した後継機ですか。
さすがは簡素な量産型。現地改修もやり易そうですね。
(そんなことをほざく旧式に向けて2機から抗議が飛ぶ)
無駄な機能だらけの旧式とは言ってくれますね。
私の世界では縁は繋がりませんでしたが、この機会を逃す気はありません。嘗ての様に番犬《ケルベロス》として貴女を滅ぼしましょう。
言い忘れていましたが。父様《想像主》を殺したのも私です。
廃棄された試作機は『心』から笑う。嗤う。哂う。
骸の海に関連する商品、素材を選び、UCにて破砕焼却する
不本意ですけれど今の世界に不要な部分だけを壊す事にしますね。
餅を焼くより簡単ですし?
ニコイチ修理した妹に
貴女はどちらですか?
バグ《心》を受け入れた貴女は壊す必要もありませんし。
困ったことがあれば手伝いますけれど。
私が新しい貴女を壊すような事にならないのを願っておきますよ。
2体のワタツミからの扱いは悪いが姉妹機として互いに愛憎混じり
ワタツミ・ラジアータ
【ラジアータ姉妹】
気に入らない姉もいるので出力制御解除、真の姿となる
真の姿
金魚が回遊、赤いドレス、白銀の爪を持つ手足、ポニーテールも解ける
即ち敵と全く同じ姿
質の悪い素材《骸の海》で修繕した同型機《量産機W型》と理解不能な材質《地獄》で修繕した旧式《試作機L型》でございますか。
私以外まともに活動している機体はないようでございますね。
とはいえ、貴女も私も同じワタツミ。仕様も目的も同じであれば、やる事は変わりませんよね?
謳う。唄う。歌う。
自身への攻撃は相応に対応するが姉に対する攻撃は傍観
星を喰らい、支配管理する『侵略機海・ワタツミ』の本領発揮
土地も互いも何もかも喰らい合う
同じ設計、目的、仕様。修理に使った素材だけが違う
戦いと浸食が終わった後に残るのは一機の機神ワタツミ
私がどちらかなど些細な問題ですわ。
お姉様。この余計な素材《骸の海》はその焼却炉《地獄》で焼き捨ておいてくださいませ。
後々面倒な事になりそうなパーツや素材は廃棄してニコイチ修理
ジャンク屋・リサイクル稼業じゃよくあるお仕事
アドアレ歓迎
解道祭文『機狂地獄』――サァサ其方ノ皆サマ、オ立合イ、此方ハカラカラ動ク空々人形ノ外道唄、淋シク錆敷ク歯車囃子、廻レヤ廻レ、クルクル廻リテ狂々喰ラエ――おっと、申し訳ないねぇ、こんなところに
脳味噌があるじゃないか。考えてもいないクセに、この世は
歯車が絶対だと謂うのに、これじゃあ。何処かの探偵サマのように。
踏み付けるしかないじゃあないか……!
塵は塵に――
最下層の隅っこで、嗚呼、筆舌に尽くし難いほどの
彼岸花が咲いていた。嘲笑うかの如くに出遭った、いや、実際に嘲笑っているのは
一個体なのだが、ドングリの背比べが沸き立った。質の悪い素材で修繕したのか、低品質な素材で修繕したのか、ヤグサハまったく可愛くて可哀想な妹達ではないか。さすがは簡素な量産型、現地改修もやり易そうですね。ああ、ほざいてくれる。好かれる隙も与えてくれない虚の姉に、何が転覆したのかと謂えば金魚だ。ぷかぷかと、死の神の如くに、オブリビオンめいて小さなお馬も解けていく。おやおや、こっちの妹は随分と、これでは見分けがつかないのではないか。反吐だ、オイルが漏れた、赤いドレスに白銀を揃えて、莫迦みたいに音頭をとられる……。質の悪い素材で修繕した同型機と理解不能な材質で修繕した旧式でございますか。本当、こんな事は謂いたくありませんが「私以外まともに活動している機体はないようでございますね」――素晴らしい。美しいほどの姉妹愛ではないか、姉妹愛憎ではないか。とはいえ、そうですね、そこの旧式は置いておいて、貴女も私も同じワタツミ、使用も目的も同じであれば……。やる事は変わりませんよね? ええ、ええ、そうでしょうとも。謳う。唄う。歌う。何を口遊む……三つ巴のような結果だ、龍がめぐり万物を圧して往く――其処に詰め寄った機械仕掛けの神。
侵略機海・ワタツミの能力は『星を喰らい』『支配し』『管理する』事。まるで
地球を呑み込むかの如くに
龍と同化していく。土地も互いも何もかも結局のところは資源なのだ。修繕に使用した素材以外はおんなじ、仲良しこよし、万歳と共に
何処かが映り込んだ……。
私の世界では縁は繋がりませんでしたが、この機会を逃す気はありません。
嘗てのように、いつかのように、廃材置き場の真上から。
――
番犬として貴女を滅ぼしましょう。
ああ、喰い散らかすのは勝手ですが、謂い忘れていました。
父様を殺したのも私です……。
スチャラカとした笑いだ、ポコチャカとした嗤いだ、アンポンタンを睥睨するかの如き哂いだった。
心臓からの呵々大笑だ。ただの
一個と成り果てた
妹をいっぱいにひらいた眼の球で舐る。貴女はどちらですか?
バグを受け入れた貴女は壊す必要もありませんし、困ったことがあれば手伝いますけど……。どろどろとした胎児の出来損ないめいたオギャアの最中、告げてみる「些細な問題」。お姉様、この余計な
骸の海はその
焼却炉で焼き捨ておいてくださいませ。面倒なパーツはサッサと処分するのが定石だ、ジャンク屋・リサイクル稼業じゃよくあるお仕事。機械は夢など見ない、
機械は夢など知らない、情け容赦のない塵塚へのご案内か。私が新しい貴女を壊すような事にならないのを願っておきますよ……。
龍とも魚とも人とも思える、形容し難い
機械仕掛けの神が連結歯車に潰される。破砕されていくダストの悲鳴は、いや、骸の海のうねりに変わっていた。たらふくに喰った正月の頃を想起しつつ、ブサイクな再現性を此処に表現した。お姉様、ああ、お姉様、お姉様お姉様お姉様、お姉様……何故
私をスクラップに……。
どちらかと訊いたのですが、聞こえていますか?
聞いていますよお姉様、耳だけ
機狂いなので?
……時計を止めましょう、餅を焼くより簡単ですし?
不本意。
不要。
大成功
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最終結果:成功
完成日:2023年08月22日
宿敵
『侵略機海・ワタツミ』
を撃破!
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