【サポート優先】裏切りの毒牙
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
――その均衡は、唐突に崩された。
常に戦いの中にある、獣人戦線の世界。
その中にも、戦火を逃れた小国も点在していた。『ゼクサグ』と呼ばれる小国も、その一つだ。
獣人が武器を製造し、納品することで火花から逃れることを許された独立国。
――のはず、だった。
ゼクサグの国へ、砲弾が飛んでくる。
何の前触れもない攻撃に、国民はパニックを起こした。
昨日まで平和だった。
今日だって昨日と変わらない日々がまっていると思ったのに。
「父ちゃん! 父ちゃん!!」
襲撃された武器の製造拠点。半壊し、瓦礫の下敷きとなった男へ、子供が必死に声をかける。
「父ちゃん……誰か、誰か手を貸してよ!」
「そんなこと言ってる場合か! 次の砲弾が飛んでくる前にお前も逃げろ!」
「裏切りだ……国が裏切られたんだ!」
縋りつく子供をつき飛ばし。大人たちが自分の家族だけでもと必死に逃げ惑う。
使われた砲撃は、確かにこの国が作った最新鋭の兵器だ。
それを使う相手は、誰か。その答えは誰もが知っていた。
人々が逃げる反対側から、響いてくるキャタピラー音。
更にはネズミの高笑いまで聞こえてきた。
「チュチュチュ! 武器の納期停滞、および敵国への武器提供行為! この国は現時点より敵国に認定するものである!」
言いがかりだ。
誰もそんなことはしていない。
「チュチュ! 問答無用! 何より――新兵器の実験にちょうどいい国を見逃チュ手はなーい!」
見下すネズミ型の獣人、オブリビオンの顔には、下種な笑顔が張り付いていた。
つまり。
オブリビオン側の勝手な都合で裏切られたというわけだ。
逃げる人々にさらなる無慈悲な攻撃が飛ぶ。
どこへ逃げようにも、ワルシャワ条約機構の空には不気味な監視の目が浮いていた。
●グリモアベースより
「獣人戦線の世界で、小さな独立国がオブリビオンに襲われる事件が起きました。皆さんの手でオブリビオンを撃退し、救助してあげてください」
語るレティ・ライトニング(雷光の鎧装騎兵・f41118)が悲しげな瞳を一度伏せると、今度は力強い視線で皆を見た。
「向かうの先はロシア戦線です。敵はワルシャワ条約機構ですね。『オブリビオン戦車隊』を率いた『告死の生物科学兵』が小国を襲撃するようです」
ロシア戦線は猟兵たちの活躍により最近攻略可能となったエリアだ。小国と言っても規模は大きな街程度。武器の製造を糧とする技術士たちの街だという。
ワルシャワ条約機構で裏切りは日常茶飯事だ。
オブリビオン達自体は、自国を単なる「一時的な軍事同盟」と捉えており、昨日決めた事を今日覆すなどよくあること。
出し抜き、騙しあい、下剋上。
その小国もまた、それに巻き込まれたわけだ。
「まずは、街に向かい、食料をふるまってあげてください。国の人たちは食べ物が少ない生活を強いられていましたから、皆さんに心を開いてくださると思います」
そして、敵が裏切り攻めてくることを伝えれば、国の一般人はみんなの支援をしてくれるという。
「国の一般人を説得後、襲いに来たオブリビオンを返り討ちにしてください」
特にボス――生物化学兵と呼ばれるネズミのオブリビオンは、 |生物化学兵器《告死病》 と呼ばれる兵器で国民を殺害することで無数のオブリビオンを生み出そうとたくらんでいる。これはどうしても阻止してほしいとレティは力説した。
「極寒の土地での戦いですから、大変かもしれません。それでも皆さんの活躍を、期待しております!」
そう言って皆を送り出すレティ。
転送先の雪国は、白い雪を屋根に積もらせて、複数ある煙突から黙々と煙を吹く……穏やかな町だった。
滝谷
こんにちは。滝谷です。
こちらはサポート優先シナリオとなります。
第1章 日常
『乾杯!』
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POW : 勢いで楽しく盃を交わす
SPD : 周囲に気を配りつつ丁寧に盃を交わす
WIZ : 礼儀正しく盃を交わす
👑5
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
杉崎・まなみ(サポート)
まなみは正当派後衛職のヒロインタイプです
聖職者教育を受講中の学生ですが、特に依頼に縛りは無く、どのような依頼も受けられます
但し人並みに気持ち悪いモノ、怖いもの等は苦手で遭遇した際は多少なりとも嫌がる仕草が欲しいです
甘いモノ、可愛いモノが好きで少し天然な所があります
初対面の人でもあまり物怖じせず、状況を理解して連携を取る動きが出来ます
シリアス2~3:ギャグ7~8割くらいのノリが好みです
ただシリアスもやれますよー
UCは状況に応じて、MS様が好きなのを使ってください
その他、細かい部分はMS様にお任せします
仲佐・衣吹(サポート)
キレイなもの、カワイイもの、ぶち壊そうなんて許さないんだから
バトルだって芸術よ。美しく戦いなさい!
お相手するはアタシことネイル
美術好きな女性人格よ
口調はいわゆる女言葉かしら
身のこなしが一番軽いみたいで
接近戦より距離をとってダガーで戦うのが好きよ
お気に入り技はシーブズ・ギャンビット
よく使う手は
外套を投げつけて囮や目暗ましからの一撃
ルーンソードで戦ってる途中で手放して虚を突き、袖口から隠し武器としてダガー
光属性を付けたルーンカルテを落としといて、タイミングを見て目潰しフラッシュ
こんなところかしらね
アイテムやユーベルコードはお好きに選んでくれていいわ
使えるものは全部使って、華麗に美しく戦いましょ!
●ロシアの地へ
ここは獣人戦線の世界。
ワルシャワ条約機構の領地であり、独立国の一つだ。
独立国と言っても街程度の小ささで、食料にも困る貧困の国でもあった。
頑丈な家の扉が音を立てて開く。
姿を現したのは子熊の手を引く杉崎・まなみ(村娘・f00136)と仲佐・衣吹(多重人格者のマジックナイト・f02831)、そして大人のクマの獣人だ。
「子供たちもお連れ致しました。これで、みなさんお揃いでしょうか」
「それにしても、すっごい雪ね。夏でこんなに積もったら、食糧難になるのもわかる気がするわ」
「何もかもありがとうなぁ」
二人の肩には雪が積もっていた。扉の向こうはまだ冬のような世界なのだ。
温かな家の中には既に他の獣人たちもおり、猟兵へ口々にお礼を言って見せる。
衣吹は、今はお姉さんの人格らしい。体を冷やすのはよくないわ、とクマやまなみについた雪を払う。そして子供たちの様子に笑みを零した。
子供の獣人たちは目を輝かせていたからだ。
たくさんの料理が用意されたテーブルの元へと駆けてゆく。その姿はさながら動くテディベアのようだ。
「ありがとうのぅ、猟兵さん。お陰でいたせりつくせりじゃよ」
代わりに進み出たのはご年配のクマの獣人だ。この国のリーダーなのだろう。深々と礼をする姿に、まなみは丁寧に礼を返す。
「いいえ、喜んでいただけて良かったです」
安堵した様子で語るまなみ。会ったばかりの獣人は瘦せた者が多く、心配していたのだ。食事を通して元気を取り戻す様子に、胸をなでおろす。
「日持ちするような食材も持ってきたの。あとで頂いてね」
「何から何まですまないのぅ」
衣吹にも頭を下げるリーダーに、彼も丁寧に接する。
この辺りは不毛に加え、最近協力関係にあった他の国が何者かに襲撃を受け、食料の配給が途絶えていたのだと説明してくれた。
「それは……」
「……なるほどね」
――もしかして、オブリビオンが独立国を狙う事件と関係があるのだろうか。
二人の脳裏に推測がよぎる。しかし、その言葉を今は胸に秘めて笑顔を作った。
「今日はゆっくり食事してくださいね」
「えぇ、そうさせてもらおうかの。猟兵さんも一緒にいかがじゃろうか」
リーダーが言えば、子供たちが「一緒に食べよー」と手を振るのが見える。
「ええ、よろこんで」
「ありがとうございます」
まなみと衣吹も獣人と共に食事の席につく。
戦いの前に、まずは幸せなひと時を。と、ホットレモネードの入ったカップで歓迎の乾杯をするのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
赤星・緋色(サポート)
なんやかんやで事件を解決に導こうとします
フリーダムかつアグレッシブなアドリブも可
合わせ等も自由にどうぞ
月杜・屠(サポート)
大人びていて飄々としたタイプのくの一
臨機応変な柔軟さが信条ね
仕方ないわね、といいつつの面倒見のよさ有り
他の猟兵のフォローなども進んで行うわ
身体能力が非常に高く、忍びならではの身軽さや体捌きを重視しているわ
生業のせいか、人の生き死にに対しては割り切っていて非情な態度を取ることが多いわね
とはいえ、無益な殺生は好まず不要な争いは避ける傾向で、その辺りの搦手は、くの一的な手法を取ったりもするわ
スキルとUCは使い時には使用をためらないタイプよ
NGなし、基本お任せとアドリブは大歓迎
エジィルビーナ・ライアドノルト(サポート)
私はエジィルビーナ、エジィでもルビーでも好きに呼んでくれていいよ。
困ってる人がいるなら助けたいし、倒さなきゃいけない強い敵がいるなら全力で立ち向かわなきゃ。全力で頑張るからね!
実は近接戦闘以外はあんまり得意じゃないんだけど……あっ、畑仕事ならチェリから教えてもらったから、少しはわかるよ!
力仕事はそんなに得意じゃないけど、足りない分は気合と根性でカバーするから任せといて!
☆
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●ひと時の平穏
「乾杯!」
と掛け声とともに、レモネードの入ったコップが軽快な音を立てる。
赤星・緋色(サンプルキャラクター・f03675)たち猟兵がグラスを交えるのはクマの獣人たちだ。
猟兵と獣人の集まる酒場の穏やかな空気は、ここがロシア――戦争の日々を送る獣人戦線の世界だとは思えないほどおおらかだった。
獣人戦線、ワルシャワ条約機構。
オブリビオンたちが手を組む、闇に覆われた世界。その中で逞しく生きる独立国の一つをみんなは訪れていた。
目的は食料提供と説得――オブリビオンがこの国を狙っていることを伝えることだった。
「何をするにも、まずは腹ごしらえね」
「ここは食糧難の国だって聞いたから、沢山食べ物を持ってきたんだよ」
月杜・屠(滅殺くノ一・f01931)がエジィルビーナ・ライアドノルト(シールドスピアの天誓騎士・f39095)と共に、獣人たちに持ち込んだ料理を振る舞えば、わぁわぁと歓喜の声が聞こえてくる。
木製のテーブルを囲む獣人は誰もが腹を空かせているのは、目に見てわかるほどだった。
「ほ、本当に食べていいのか!?」
巨体を前のめりにし確認する獣人。そんなクマたちへ緋色が頷いて見せた。
「もちろんだよ」
「おお、ありがたい!」
わっ、と食事をし出すクマたちに微笑む。
緋色と屠、エジィルビーナも一緒に食事をしようと誘われ獣人たちと一緒に食事を始めた。
猟兵が持ち込んだ料理は野菜から果物、ステーキまで見た目こそ様々だが、どれも|糧食《レーション》を加工して作られたものだ。
獣人戦線の世界では|肉食《ともぐい》は禁止されている。なのでそれに沿った料理を提供したのだ。
「それにしても、猟兵さんたちの話には驚いたな。|奴ら《オブリビオン》 がここを狙っているなんて」
大柄なクマの一人がステーキに食らいつきながら話し出す。
うん、と頷いてから、屠は食べるのを止めて言葉を返した。
「確認するけど、ここの国はワルシャワ条約機構と仲が良いのよね?」
「いやいや! 誰があんな奴らと!」
答えたのは他のクマだ。仲が良い、というよりは物資提供という一時的な同盟関係に過ぎない。それも日に日に無茶な注文を押し付けてくるようになってしまい、頭を抱えていたのだという。
注文に答えなければ敵認定されて命が危うい。だから無理をしてでも注文には答えてきた……と苦悩を語る。
その様子に、屠は落ち着きながら「なるほどね」と考えるように頷いた。獣人が嘘をついているようには見えない。
やはりオブリビオンが裏切ったんだね、と|裏社会《忍者の世界》を知る屠は結論付ける。
「うん、この国を襲う計画を立ててるオブリビオンが一方的に悪そうよ。この国の獣人を葬り、オブリビオン化して手札に加えるつもりなんだね」
「だね。この国の獣人たちは悪者には思えないんだよ」
同意するエジィルビーナ。澄んだ瞳で獣人たちを見ていて、彼女は誠実さを感じ取っていた。
「私たちもこの国を守るよ! みんなで頑張ればきっと大丈夫だね」
鼓舞すれば不安がっていたクマたちから、おぉ、と声が上がる。
エジィルビーナの隣で緋色がピロシキを食べ終えると立ち上がった。周囲を見渡してコップを手に持つと掲げる。
「その通りだよ。だからまずは、沢山食べて戦いに備えるべきだよね」
食べて、闘い、生き延びる。
そして新しい一歩をこの国が踏み出すきっかけになればいい。
「この戦いの勝利を目指して――まずは乾杯!」
「乾杯っ!」
緋色が再びコップを掲げて、獣人たちが続く。
勝てるかもしれない。そう盛り上がっていく空気を感じながらエジィルビーナは戦いに向け、気を引き締めるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第2章 集団戦
『オブリビオン戦車隊』
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POW : タンクキャノン
【戦車砲】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD : 超大国の改造成果
自身の【車体】を【長距離砲撃形態】に変形する。変形中は攻撃力・射程が3倍、移動力は0になる。
WIZ : タンクデサント
X体の【随伴歩兵】を召喚する。召喚された個体の能力値・戦闘力・技能は自身のX分の1。
イラスト:aQご飯
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
キノ・コバルトリュフ(サポート)
キノキノ、キノが来たから
もう、大丈夫だよ。
キノノ?キノだけじゃ心配だって?
マツタケ!キノには星霊の仲間がいるから大丈夫!!
トリュフ!!キノ達の活躍を見せてあげるよ。
シメジ?キノが苦戦はありえないけど、その時は一発逆転を狙っていくよ。
キノキノ、みんなよろしくね。
シェリー・クサナギ(サポート)
「美しくない世界なんて、生きるに値しないわ」
◆口調
・一人称はワタシ、二人称はアナタ
・女性的な口調
◆性質・特技
・血液の形状を自在に操作する能力を保有する
・可愛いものには目がない
◆行動傾向
・暴力と砂嵐が支配する狂気の世界において、美しいものと可愛いものこそが人の心を救うと信じ、それらを護るために戦ってきた歴戦の奪還者です。社会通念や秩序に囚われることなく、独自の価値観を重んじます(混沌/中庸)
・彼にとって『美しさ』は外見だけでなく、義侠心や献身的な姿勢、逞しく生きようとする精神の高貴さも含まれます。これを持つものは敵であっても尊重します(が、世界を脅かす存在は『美しくない』ので結局戦います)
ティモシー・レンツ(サポート)
基本は『ポンコツ占い師』または『本体を偽るヤドリガミ』です。
カミヤドリも魔法のカードも、「Lv依存の枚数」でしか出ません。(基本的に数え間違えて、実際より少なく宣言します)
戦闘についてはそれなりですが、戦闘以外は若干ポンコツ風味です。(本体はLv組で出せない、UCの枚数宣言や集団戦は数え間違える、UCを使わない占いは言わずもがな)
ヤドリガミの「本体が無事なら再生する」特性を忘れて、なるべく負傷を避けつつ戦います。
オブリビオン(最後の一体)に止めを刺すためであれば、猟兵としての責任感が勝り、相討ち覚悟で突撃します。
でも負傷やフレンドファイヤ、代償は避けたいお年頃。
ティエル・ティエリエル(サポート)
◆キャラ特徴
ボクっ娘で天真爛漫、お転婆なフェアリーのお姫様です。
王家に伝わる細身のレイピアを使った空中からのヒット&アウェイで戦うのが得意な女の子です。
・冒険大好きお姫様
・珍しいものにも興味津々
・ノブレス・オブリージュの精神で弱者を放っておけないよ
・ドヤ顔がよく似合う
・困ったら動物さんに協力を!
◆戦闘方法
・背中の翅で羽ばたいて「空中戦」や「空中浮遊」で空から攻撃するよ
・レイピアに風を纏わせて「属性攻撃」でチクチクするよ
・対空攻撃が激しそうなら【ライオンライド】
・レイピアでの攻撃が効かない敵には【お姫様ビーム】でどかーんと攻撃
菖蒲・白菊(サポート)
ラスボスの寵姫×戦巫女、18歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、尊敬する人には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
人間のマジックナイト×電脳魔術士、女の子です。
普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●襲撃を阻止せよ
ふりゆく雪の中を進軍する、不吉な影があった。
ワルシャワ条約機構から派遣された、『オブリビオン戦車隊』。普段はオブリビオン同士の戦いを得意とする奴らだ。
天候の悪さを良いことに、七台の戦車とそれを護る歩兵は列をなし、響くはずのキャタピラー音は雪に吸収させながら前進する。顔には、愉快そうな悪人の表情が張り付いていた。
「しかし、|獣人狩り《ひとごろし》 を行え、なんてリーダーも悪い奴だよな」
「何言ってやがる。逃げ惑うやつを撃ち殺すのは楽しいぜ。早く始まんねーかな」
「雪が止んだら奇襲開始だとよ。攻撃して一網打尽だ」
企む下種な笑み。命をもてあそぶ愚かなオブリビオン戦車隊達だが、道中の人影に足を止めた。
「人の命を踏みねじるなんて、アナタ達は美しくないのよ。生きるに値しないわ」
「キノキノ、キノが来たからもう大丈夫だよ」
「オブリビオン戦車隊――この先に行きたければ、まずわらわ達を倒してゆく事ですわね」
悪に立ちはだかるのは、シェリー・クサナギ(荒野に咲く一輪の花・f35117)とキノ・コバルトリュフ(|キノコつむり《🍄🍄🍄🍄🍄》の星霊術士・f39074)、菖蒲・白菊
(ラスボスの寵姫・f40290)の三名だ。
白菊の赤い瞳に、オブリビオン戦車隊は一瞬たじろいだ。しかし、魅惑の視線だと気づくとすぐ態度を翻す。
「お前ら、猟兵だなっ。たった三人で何ができる!? 何なら俺らの仲間に加えてやってもいいんだぜ」
「お断りだわ。趣味じゃないもの」
髪を耳にかけながら即答するシェリーの対応に仲間がふふっと笑みを零す。
敵の反応は計算済みものだったからだ。
次第に雪が止む。視界がクリアになった。そして敵が銃を構えだしより先に、皆は動きだす。
「お前ら、一斉にかか――え?」
「それはこちらの台詞ですわ! さぁ、楽しませてくださいますわよね」
それは突如、空から現れた。戦車隊の台詞をかき消すローズ・ベルシュタイン(夕焼けの薔薇騎士・f04715)の自信にあふれた声。
天を裂くように急降下するドラゴンが舞う。ローズはその背に乗っていた。突如現れた銀色のドラゴンに、最前列の戦車が引き裂かれ、炎に飲まれた!
ローズの『聖なる薔薇の銀竜』が吐き出す火炎は鋼鉄のはずの戦車のボディを紙切れ相手みたいに燃やしてゆく。一拍遅れて壊れた戦車からオブリビオンの悲鳴が聞こえた。
「私が空にいると気づかないとは、油断大敵ですわね」
空からのローズの奇襲に驚くオブリビオン戦車隊。その隙にドラゴンから飛び降りたティモシー・レンツ(ヤドリガミのポンコツ占い師・f15854)とティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)が戦場を駆け抜ける。
「空からの奇襲なんて卑怯だぞ!」
「それは皆さんが言えた台詞じゃないでしょう」
ティモシーは空中ステップで軌道を変えながら、急接近。
「だね! さぁどんどん倒していくよ!」
敵を挟む位置で素早く飛ぶティエルも、レイピアを引き抜くと果敢に攻める。ノブレス・オブリージュの精神を持つ彼女は凛としていた。
炎を宿すルーンソードと風を纏うレイピア。二人が駆け抜けざまに戦車と戦車兵に斬撃を与えてゆく。
即席の挟み撃ち。ティモシーとティエルの素早く的確な攻撃は止まらない。
走り抜けた後には砲台ごと叩き切られた鉄破片と赤い花びらが残されていた。
「何をしている! 早く体勢を立て直せ!」
オブリビオン戦車隊もやられっぱなしではない。
戦車隊の後方から怒鳴る、甲高い声をティエルは聞き逃さなかった。女隊長の号令で戦車隊が慌てて動きだす。
次々と変形を始めた戦車。隊列を組み遠距離砲撃形態へと姿を変えた。
「まずドラゴンを打ち落とせ! 対空攻撃、開始!」
振り始める砲弾の嵐。
その嵐の中を勇猛と攻めるのは白菊だ。
「わらわ達もいることを、お忘れではございませんこと?」
ラスボスとしての巨体を生かし、なぎなたを振るう。切りそろえた髪が揺れるたび、歩兵からは悲鳴が上がった。
更にキノの生成する超絶猛毒胞子が追撃となる。砲撃の爆風と彼女が使う扇で、キノ笠から容赦なく胞子が飛んでくるのだ。
「ぎゃぁあああ!」
「な、なんなんだお前らは!」
かかれ、反撃しろ、と敵が挑むが、二人の前では勢いがそがれていた。やけ気味に突っ込んできたオブリビオン戦車隊の一人を、また白菊がなぎ倒して紅く染める。
「キノノ? まだ気づかないのかな?」
微笑むキノが肩を揺らした。戦場にふわりと巻かれるかぐわしい香り。香りに含まれるのは、猛毒だけではない。
キノが戦場に放つ『ベルベットパヒューム』。
白菊が使っている魅惑の視線は『寵姫の瞳』。
精神に影響を与えるユーベルコードが、敵の心をかき乱す。興奮したり、猟兵を友好的に思ったり、そして油断や躊躇いを生み出したりとオブリビオン戦車隊の足並みを乱す。
そこへシェリーも加勢して自動小銃から弾丸を放つ。
敵がやられた分の歩兵を召喚し、補充を試みる。だが猟兵の猛攻に押され、どんどん数を減らしていった。
戦車の破壊も相次いだ。
残り三台となったところで、敵隊長の号令も途切れる。
「ようし、服の中からこちょこちょしちゃうぞー☆」
「ちょ……あはは! 何するのよ!」
ティエルの『妖精姫のいたずら』だ。
服の下へともぐりこみ、くすぐることで隊長の動きを封じにかかる。ティエルの読み通り、指示を受けられずに敵兵の混乱はますます大きくなった。
なんとかそれでも兵を召喚してくるが、ティエルは隊長の服の中にいるのだ。盾にされては手出しができない。
隊長の身がよじって笑い転げているうちに、ティモシーの『薔薇の剣戟』とローズのドラゴン『聖なる薔薇の銀竜』がまた一台ずつ戦車を破壊する。
剣に纏う炎で高温となった剣が車体へ大きくダメージを与えたティモシーが、そのまま連続攻撃を繰り出してゆく。振るうたびに舞い散るバラの花。
バラに視界をさえぎられた敵へ、急接近するドラゴンとローズ。攻撃力をお互いに補い合っている彼女達から繰り出される灼熱の炎も、また強烈だ。たとえ強力な戦車を持つオブリビオン戦車隊でも、戦車を炎で融解されればたまったものではない。
「残るはあと一台、ですね!」
「降伏するなら今のうちですのよ」
残された一台の戦車は、とうとう後退を始めた。
「く、くそっ。撤退だ! 残る歩兵も下がれ! 情報をもって本部に合流を――」
やっとの思いでティエルを追い払った隊長が、息も絶え絶えに叫ぶ。歩兵など、殆ど猟兵に叩きのめされて数えるほどしか残っていない。
それでも攻撃だけはやめなかった。高威力の砲弾を猟兵にお見舞いし、その煙が絶えぬうちにバック。次の砲弾を装填する。
だが。
「撤退なんてさせないわ。ノックもせずに失礼。さっそくお邪魔するわヨ~♥」
シェリーが放つナノマシン溶出性銃弾。戦車の砲台の中へと吸い込まれるように消えてゆく。
着弾先に弾頭から流し込まれる名のマシン入りの鮮血。
「は、砲弾の起爆を狙ったつもりか! その程度で暴発できると思ったら大間違いだ」
「それはどうかしら?」
吠える敵に、シェリーが銃身から出る煙を吹く仕草をした。
刹那、『血弾注入』の爆破効果によって大音を立てて、最後の戦車が爆発した。傍にいた歩兵を巻き込んで、轟々と火が燃え雪を解かす。
猟兵の活躍によって、オブリビオン戦車隊は壊滅した。
残る敵は、ボスのみ。卑怯な顔つきのオブリビオンが、爆破した戦車の陰からヌッと姿を現したのだった。
成功
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第3章 ボス戦
『告死の生物科学兵』
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POW : 告死病菌核弾頭装填!!!
レベルm半径内の対象全員を、装備した【告死病菌を搭載した兵器】で自動的に攻撃し続ける。装備部位を他の目的に使うと解除。
SPD : 告死病爆弾射出!
【感染すると肉体が壊死し黒く変色し】【やがて腐り落ちる告死病菌を】【周囲に無差別にばら撒く爆弾レベル×10個】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ : 告死病ミサイルランチャー発射!!
攻撃が命中した対象に【告死病菌による黒い病傷】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【次々と周囲に感染する告死病】による追加攻撃を与え続ける。
イラスト:nitaka
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠銀山・昭平」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
鮮血に染まった雪を踏みしめるのは、猟兵達だけではなかった。
「チュチュチュ! なるほど。吾輩の配下を倒すとは……噂には聞いていたが、キサマが猟兵か!」
高笑いするネズミの声が、ロシア戦線の戦場に響く。
敵は小柄で小学生くらいの背丈のネズミの亜人だった。しかし、軍服に身をくるみガスマスクをした姿は、いかに敵が異質なオブリビオンだということを物語る。
さぁ、この敵をどう倒すか。普通に戦ってもいいが、猛毒を使うだろう相手には何か工夫も必要だ。
それぞれの戦略を頭の中に描きながら、猟兵たちは動き出した。
バジル・サラザール(サポート)
『毒を盛って毒で制す、なんてね』
『大丈夫!?』
『あまり無理はしないでね』
年齢 32歳 女 7月25日生まれ
外見 167.6cm 青い瞳 緑髪 普通の肌
特徴 手足が長い 長髪 面倒見がいい 爬虫類が好き 胸が小さい
口調 女性的 私、相手の名前+ちゃん、ね、よ、なの、かしら?
下半身が蛇とのキマイラな闇医者×UDCエージェント
いわゆるラミア
バジリスク型UDCを宿しているらしい
表の顔は薬剤師、本人曰く薬剤師が本業
その割には大抵変な薬を作っている
毒の扱いに長け、毒を扱う戦闘を得意とする
医術の心得で簡単な治療も可能
マッドサイエンティストだが、怪我した人をほおっておけない一面も
アドリブ、連携歓迎
城田・紗希(サポート)
基本的には考えるより行動するタイプ。
でもウィザードミサイルや斬撃の軌跡ぐらいは考える。…脳筋じゃナイデスヨ?
暗器は隠しすぎたので、UC発動時にどこから何が出てくるか、術者も把握していない。
逆恨みで怒ってる?…気のせいデスヨ。UCの逆恨みじゃアルマイシ。
ちゃんと説明は聞いてマシタヨ?(地の文と目を合わせない)
戦闘は、範囲系ユーベルコードなら集中砲火、単体攻撃なら可能な限りの連続使用。
必要に応じて、カウンターでタイミングをずらしたり、鎧破壊で次の人を有利にしておく。
……防御?なんかこう、勘で!(第六感)
耐性……は、なんか色々!(覚えてない)
●毒を乗り越えろ
ロシア戦線の世界で、猟兵とオブリビオンが衝突する。
「チュチュっ! なら国民より先に貴様らを排除する。吾輩の新兵器の生贄となるのだ!」
曇り空の下で、無数の爆弾が宙を舞う。ネズミ型のオブリビオン『告死の生物科学兵』がガスマスク越しのくぐもった声で笑って見せた。
「そんなのお断りです!」
即答したのは城田・紗希(人間の探索者・f01927)だ。
目を光らせるバジル・サラザール(猛毒系女史・f01544)と走り出し、大きく迂回する形で爆弾を避ける。
積もった雪で動きづらかったが、そんなことなど言ってはいられなかった。
あの爆弾は、全てが猛毒で出来ているのだから。
爆弾が積雪を吹き飛ばし、毒で周囲を黒く染める。
「毒の正体は病菌よ! 動物以外なら利きにくいはずだわ」
「それならこれです。出てこい、私のキャバリア!」
叫ぶバジルに答え、紗希が『キャバリア召喚』で鋼鉄の騎士を呼び寄せる。杖で魔力を操れば、光の中からキャバリアが姿を現した。
「チュ?! 猟兵の中にも科学に詳しいものがいるのだな?!」
「観念するなら今のうちです!」
怪訝な声をだした『告死の生物科学兵』へ、紗希の操るキャバリアが攻撃を繰り出す。
巨体を生かした範囲攻撃に加え、重い一撃がのしかかった。
敵が一歩後退する。ふらついた足で踏ん張り首を横に振った。
「くそ、吾輩の科学を馬鹿にチュるな!」
怒った様子で反撃の手榴弾を投下する。
百は越えようという爆撃。とっさに紗希がキャバリアを盾に耐える。
その隙間を縫って、使い魔を放つのはバジルだ。
闇医者であり薬剤師でもある彼女は、毒の怖さを誰よりも知っている。故に。
「毒の専門家はオブリビオンだけじゃないわ。毒を盛って毒で制す、なんてね!」
「なに?! 毒だと?!」
封印が説かれた使い魔『にょろざーる』が蛇のようにうねり、『告死の生物科学兵』に絡みつく。
暴れ出す敵。しかし『バジリスク・ブラッド』で猛毒を得たにょろざーるは、容赦なく敵へと攻撃を放った。
ドクンと毒が流し込まれる感覚に敵が体を震わせる。
「ぎゃぁあああ!」
沸き上がる悲鳴。大げさじゃないかとバジルは思ったが、油断はできないと気を引きしめた。
「一般人の命は私たちが守るわ」
再び紗希のキャバリアが動き出す。バジルも銃を構えると敵を確実に追い詰めていった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
中村・裕美(サポート)
副人格のシルヴァーナで行動します
『すぐに終わってしまってはもったいないですわね』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)
裕美のもう一つの人格で近接戦闘特化。性格は享楽的な戦闘狂
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】を【早業】で繰り出す
ドラゴンランスを使うことがあれば、相手を【串刺し】にするか、竜に変えて【ブレス攻撃】
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー
電脳魔術が使えないので裕美の能力が必要な場合は【オルタナティブ・ダブル】で呼び出します
あと、虫が苦手
エリカ・グランドール(サポート)
サイボーグのシャーマン×電脳魔術士のエリカ・グランドールです。
戦闘はあまり得意ではありませんが、周囲の状況を観察して違和感のある箇所を発見したり、敵の弱点を推測して隙を作り出すといった行動で皆さんをサポートしたいです。
※セリフ例
「今、何か光りました。ここに何かあるのでは……」
「あの敵の動きには規則性があるわ。うまく狙う事が出来れば……」
冷静沈着と言う程ではありませんが、ビックリする事はあまりありません。
あと、笑いのツボが良くわかっておらず「今の、どこがおもしろかったのでしょうか?」と、真面目に聞き返す事もあるようです。
ユーベルコードは、エレクトロレギオンを好んで使います。
アトシュ・スカーレット(サポート)
性格
悪ガキから少し成長したが、やっぱり戦うのは好き
大人に見られるように見た目的にも精神的にも背伸びしている
目の前で助けられる人がいるなら積極的に救おうとする
口調は「〜だな。」など男性的
戦闘
【呪詛(腐敗)】と「棘」を組み合わせ、万物を強引に腐敗させる方法をついに編み出した
前衛も後衛もやれる万能型だが、前衛の方が好き
複数の武器を同時に操ることも可能
高速戦闘も力任せの戦闘も状況に応じて使い分ける
(装備していれば)キャバリアにも対応可
光や聖属性は使えません
非戦闘
聞き耳などを駆使した情報収集を中心とする
化術で動物に化けて偵察することも
クロエ・ボーヴォワール(サポート)
「カネならありますわよ~!」
◆口調
・一人称はわたくし、二人称はあなた様。典型的なお嬢様風
◆性質・特技
・好奇心旺盛にして仕事熱心
・実はゲテモノ料理好き
◆行動傾向
・ボーヴォワール社の持て余した圧倒的カネの力にモノを言わせ、万事解決を目指す
・法すらカネで買い取る自由奔放すぎる性格であるが、ノブレスオブリージュの精神に則り他者の為ならば才と財を惜しまない(混沌/善)
・猟兵としての活動は異世界を股にかけたボーヴォワール社の販路開拓と考えており隙あらば自社製品を宣伝し、「実演販売」に抜かりはない
・教養として体得したシンフォニアとしての技術をビジネス話術にも応用する
・細かい仕事は老執事セバスチャンに一任
ティモシー・レンツ(サポート)
基本は『ポンコツ占い師』または『本体を偽るヤドリガミ』です。
カミヤドリも魔法のカードも、「Lv依存の枚数」でしか出ません。(基本的に数え間違えて、実際より少なく宣言します)
戦闘についてはそれなりですが、戦闘以外は若干ポンコツ風味です。(本体はLv組で出せない、UCの枚数宣言や集団戦は数え間違える、UCを使わない占いは言わずもがな)
ヤドリガミの「本体が無事なら再生する」特性を忘れて、なるべく負傷を避けつつ戦います。
オブリビオンに止めを刺すためであれば、猟兵としての責任感が勝り、相討ち覚悟で突撃します。
でも負傷やフレンドファイヤ、代償は避けたいお年頃。
●VS ワルシャワ条約機構
戦場を毒が染め上げる。
極寒の地、ロシアでの戦いはまだ続いていた。オブリビオン『告死の生物科学兵』が攻撃を放つたび、白く積もっていた雪が黒く浸食されて異臭を放つ。
その中を中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)は素早く駆け抜けた。脳が切り替わる感覚。黒い長髪は白く染まり、別人格シルヴァーナが好戦的な声を上げた。
「残るはあなた一人です。それでもまだ戦うのですね!」
喜ぶようなセリフで、閃く惨殺ナイフ『 Zanne di squalo』で一撃を放つ。華麗に敵の肩を切り裂いて、裕美がバックステップで距離をとると、入れ替わりにティモシー・レンツ(ヤドリガミのポンコツ占い師・f15854)とクロエ・ボーヴォワール(ボーヴォワール財閥総裁令嬢・f35113)も攻撃に加わった。
「この先は行かせません。一般人の命は僕らが守ります」
「降参するなら今のうちですわ!」
炎を宿すルーンソードとフックショットが敵を襲う。
「チュチュチュ! 猟兵など吾輩一人で十分! 新兵器の実験台として死ぬことを喜ぶがいい! 告死病菌核弾頭装填!!!」
生物化学兵もすぐに応戦する。ガスマスクの中からくぐもった高笑いが響いた。
まるで長方形の金属箱が変形し、複数の銃口が現れる。自動小銃が攻撃を開始すると、毒を含んだ弾丸は、猟兵たちへ雨のように降り注いだ。
「敵の攻撃が全て毒というのは厄介だな」
仲間と共に防御しながら、アトシュ・スカーレット(神擬の人擬・f00811)の呟きに、エリカ・グランドール(サイボーグのシャーマン・f02103)が頷いた。
アトシュが蒸気ライフルで援護射撃を行う。弾を次々と装填しながら、仲間の間を縫うように鋭く敵を狙い撃つ。
今は猟兵が優勢だ。しかし、ここは毒が舞う戦場。
「長引くと厄介だよな……」
とアトシュが目を細めて前線を見る。
隣ではエリカが無言で思考を巡らせる度、高速演算デバイスのサーバーアイがカチカチと光った。
(「敵の動きには規則性があるわ。それに先ほどから……炎を避けている?」)
仲間の動きを視線で追い、エリカが思索する。
集まる情報の波。巡る思考。
パチンッと頭の中でパズルが組みあがると、仲間へ向かって声を上げた。
「みなさん、『告死の生物科学兵』の弱点は、火とガスマスクよ!」
毒を、燃やして!
「!」
エリカの言葉に弾かれたように、猟兵たちが動き出す。
「チュチュ!? そこにも猟兵がいたのか!」
慌ててミサイルランチャーを放とうとする生物化学兵に、エリカが呼び出した古代の戦士の霊『サモニング・ガイスト』が炎の槍を向ける。炎が告死病の毒ごとミサイルを燃やしつくせば、敵が動揺したがわかった。
「そういう事なら――原初の鼓動、我が手の内に! 起源たる力にてこじ開けろ!」
アトシュの声と共に、周囲を炎の竜巻が包み込む。『暴走術式・気候学式』で発生させた竜巻が火柱の如く燃え盛る!
生物化学兵を炎が焦がす。溶けた雪は蒸発し、毒は灰と化してゆく。
「燃やせば毒も広がらないみたいだな」
生物兵器――つまり毒の正体は細菌やウイルスだ。燃やし尽くしてしまえば細菌も死に至る。
ただの道具では難しくとも、そこは猟兵のユーベルコード。瞬く間に毒を焼き、吹き飛ばしてゆく。
あえて暴走させたアトシュの竜巻が、フィールドを塗り替える。轟々と燃え盛る炎の勢いは止まらない。
敵からは怒りの声が聞こえてきた。
「くそっ、よくも吾輩の|作品《どく》を燃やしてくれたな! だが、既に体内に入った毒までは燃やせまい!」
「そんなことはございませんわ! わたくしめのボーヴォワール社に不可能はありませんものっ」
反論するクロエの金髪が熱風になびく。戦うだけがユーベルコードではないのだと強気に笑って見せた。
ヴェイパーウェイヴァー《ヤーデⅢ》を手に彼女が歌い出す。リズミカルなクロエの歌声が響くたびに、周囲の仲間たちが活力を取り戻した。
クロエの『ボーヴォワール蒸気魔法技術社歌独唱』が、傷や毒を治癒してゆくのだ。
「ボーヴォワール、ボーヴォワール、ボーヴォワール! おお、ボーヴォワール・マギテック!」
「ええぃ、治療などさせ――」
「あら、よそ見ですの? すぐに終わってしまってはもったいないですわね」
くすり。零れた笑みは再び急接近していた裕美のもの。炎をかき分け煌めくナイフが、瞬きを許さぬ速さで振るわれる。
「うーさぎうさぎ、何見て刎ねる♪」
子供が歌うかのように、楽しげで残忍な声。
裕美の『ヴォーパルスラッシュ』で、立て続けに敵の顔を切り裂いた。
切断された敵のガスマスクが、地面に音を立てて落ちる。
同時に顔面から血が噴き出す生物化学兵。悲鳴と苦痛に顔を歪ませる姿に、裕美が笑みを残して姿をくらませた。
「くそ! たかが猟兵ごときが! これでは新兵器の実験が……!」
「そうして周囲を傷つけてばかりでは、そのまま自分に帰ってくるよ?」
手で顔をさえながら暴れる敵には、もうティモシーが持つカードも見えていないことだろう。
だからこそ、ティモシーも『占い結果は模倣による反撃』を静かに放った。カードに転写していたのは、敵の使っていた『告死病ミサイルランチャー』だ。
「それにガスマスクは自分を守るために着けていたのでしょう? 自分も毒に感染すると、知っていたから」
無数の死を招くウイルスを搭載したミサイルが、ティモシーカードから出現し生物化学兵を襲う。
敵に身を護るガスマスクはない。ワクチンだってクロエがちゃっかりフックショットで巻き取っている。
逃亡は許さない。アトシュのライフル『Rauch』とエリカの戦士『サモニング・ガイスト』が退路を塞いでる。
「吾輩が、こんなところで! こんなところで――!」
ティモシーのミサイルで爆発が起きた。
黒い煙の中、とうとう敵が絶命する。漆黒に染まった体がひび割れ、粉々になって砕け散るのを裕美たちは目にしていた。
やがて残った毒も炎で燃やし尽くされると、しばしの静寂が戻る。
そして誰が喜びの声を上げると、猟兵たちにどっと笑みがこぼれたのだった。
ロシアの地を襲うオブリビオンはこうして退治された。
皆の活躍によって守られた小さな国の獣人たちも、しばらくは平和な時間が訪れてくれることだろう。
成功
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