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💗犬になってワンと哭け

作者：ピンク☆フラッシュ

●末っ子、舞台に上がる
　カオス・エクスタシア教団……約一年前からUDCアースで度々迷惑な催しを行っている宗教団体であるが、猟兵達の活躍により先日ついに長男が敗れその勢いを大きく削ぐことに成功した。
「三男が活動停止し、長男も居なくなった今、我が教団は窮地に陥っている」
「はい！　そして四男も現在行方不明です！」
「半分おらんやんけ！！！　まあそういうことで今この教団はカリスマ性がピンチになっている！」
「では……いよいよ」
「ああ、次男は性癖が沼なのですっ飛ばし、末っ子様の力を借りるしかない……！」
「ふふふ、お兄ちゃんたち情け無さすぎでしょ♪　僕の溢れる魅力で大人たちを跪かせてあげればいいんでしょ？　任せてよ」
　それでも往生際の悪い世界を混沌とした快楽で救いたい奴らは、カオス・エクスタシア教祖五兄弟の末っ子、絶頂・悟を担ぎ上げ、新たなるカオスを巻き起こす……！

●イヌ科オンリーイベント
　11月1日は犬の日である。
「そこで、この教団は『ワンワンパレードオフ🐶』と称して新たなる邪神召喚の儀式イベントを開くみたいや」
　もはやこじつけやな。とキアラ・フォックストロット（輝きは愛の中に・f12890）は呆れたように語る。ちなみにワンワンパレードオフといっても犬耳や狐耳、狸耳を装着したりするだけでケモノを使ったあれそれなやベー儀式ではないです。
「結構幅広い年齢層の教団員で儀式を行って邪神を召喚したみたいでなぁ、そのイベントを奴らの拠点のひとつに殴り込んで終わりにしてきて欲しいねん。相手の懐に飛び込むわけやから相手が有利な罠が色々あるかもしれへん……せやから、きちんと準備していかなひどい目に遭ってまうかも……！」
　逆に、きちんと準備すれば問題なく任務を遂行したり、むしろ相手の罠を逆手にとったり道具を奪って有利に進められるかもしれない。
「とりあえず分かってる罠やねんけど、これは結界みたいなやつで、ここに行くとなんかしらんけど犬催眠にかかって従順な犬にされて一方的になぶられる可能性があるみたいやからそういう目に遭いたくない人は特に気ぃつけてや！」
　今回は邪神討伐後、広めの中庭付き宿泊施設を貸しきってるようなので、そちらで犬になってしまった教団員たちのケアついでに猟兵である君たちにも楽しんでいただきたい。
「ほな、準備が出来た人から頑張ってきてや！」
　キアラは猟兵たちににっこり笑いかけると、両手の鈴をシャンシャン鳴らして光のゲートを開くのであった。

第1章 集団戦 『快感セラピスト『ヴィラーチェ』』

POW   :    ねぇ、ここ好きでしょう？ 【敏感な箇所を責め立てる触手】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。 SPD   :    気持ちいいことだけ、感じて……癒されていってね？ 小さな【快楽の兆し】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【快楽しか存在しない淫蕩の触手空間】で、いつでも外に出られる。 WIZ   :    快楽に身を委ねてしまいましょう？ 【感度３０００倍にする粘液】【性嗜好が歪むほど強力な媚薬】【身体も心も縛る快楽の触手】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。 イラスト：ヤマトイヌル 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●宗教の犬
「それでは登場していただきましょう！　第一のゲスト、快感セラピスト、ヴィラーチェ先生と彼女によって手塩にかけられ育てられた快感セラピストチームヘヴンの皆さんです！！」
　君たちが会場についた。そこは大きなハコ……サッカースタジアムというやつで、人工芝が敷き詰められた中央に特設された小さなステージの上にヴィラーチェが、その後ろにはズラリと男女混成快感セラピスト軍団が並んでいた。彼らはヴィラーチェ同様オブリビオンであり、ヴィラーチェと全く同じ技を使うテクニシャンたちだ。
「会場にお集まりの皆さん、観客席から降りて、今こそ自由に……それでいて従順になりましょう。そうすれば、あなたの信じる神はあなたたちを導いてくださいます！」
「「「うおおおおお！」」」
　ヴィラーチェの言葉に感銘を受けた教団員たちは観客席からフーリガンのごとくグラウンドに降りてきて、しかしお行儀よく芝の上にヨツンヴァインしてまた彼女の言葉を待つ。
「人のように吠えるのではありません、あなたはたちが今日、神のために使っていい言葉は全てワンです！　コンです！　ポンです！　人を脱ぎ捨て、神の犬になるのです！」
「「「わんわん！！」」」
「「「こーーん！！」」」
「「「ぽんぽこ！！」」」
　思い思いにイヌ科の動物の鳴き真似をする信者たち。うーん、カルトカルト……。
「いいでしょう、ではあなたたちに新しい快楽の扉を開いて差し上げましょう……チームヘヴン！」
「「「イエス！　マイマスター！」」」
　ヴィラーチェが天に手を掲げパチンと指を鳴らすと、チームヘヴンによる天国見せちゃう犬調教が始まる……。

●その時猟兵は……！
　君たちはこんな現場にたどり着いた。会場の入り口では犬耳と犬尻尾、あるいはイヌ科のあれそれと首輪を渡されており、それをつけることがドレスコードになっている。耳と尻尾は持参可能だが、首輪は必ずか以上でもらったものをつける必要があり、それが人々を犬にする特殊なアイテムだ。
　これをうまく装着しないで入場したとしても、カオス・エクスタシア教団お約束の邪神の因子入り各種ドリンク(自販機に売ってます)や、思考能力を低下させる特殊なヒーリングミュージックが場内の廊下に流れてるなど君たちの猟兵は知らないプレイヤー情報な罠がたくさん張り巡らされている。
　逆に、それら全てを掻い潜ったものは自分がご主人様側になってあれこれむふふできる展開が後々あるかもしれない……！

●補足
　これまでピンク☆フラッシュの取り扱ったシナリオで関わったUDCアースネームドモブを巻き込むことは可能です。なおそれが絶頂の家系であった場合のみ、そのキャラはこれら一切の効果を受けません。それ以外はあなたが対策してあげないとイヌになります。


●この教団ネタあと二年くらいこすります
「この教団もこりませんねぇ」
　言われるまでもなくいつでも準備万端、完全武装の歩く要塞夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は【豊乳女神の加護・晶翼袿（チチガミサマノカゴ・ショウヨクノウチカケ）】を発動し、羽衣を纏いて空より転移で舞い降りた。このサッカー場は屋根あるけどほぼガラスなので中の様子は空からなら丸見えなのだ。
　でも少し来るのが早かったみたい。
「あら、暗いなぁとは思いましたけど……もしかしてまだ準備中でした？」
　場内の明かりは落とされており、まだ一章冒頭のヴィラ―チェのスピーチは始まる前だった。
「アナタ……何者？　面白い子が紛れ込むかもとは聞いていたけど……」
　ヴィラ―チェはぎょっとしながらヘヴンズの一人に携帯で手元を照らさせ何かをがさごそと開く。
「――ああ、あったわ。なるほど、夢ヶ枝・るこる、ね……ふふ、アナタ賞金首になってるわよ」
　ヴィラ―チェは教団からもらったファイルを開き、その中のるこるがウインナーを食べているエロ顔写真が記載された手配書を見せた。そこには５０，０００，０００の数字が……。
「まあ、それって円ですかぁ？」
「いいえ、エクスタシーポイント……まあ、教団の中で使えるポイントね」
　｜インターネット商法《ア〇ウェイ》かな？
「まあ、お付き合いも長くなってきましたものねえ、この教団……」
「そうみたいね、でも今日が最後よ」
　ヴィラ―チェが一瞬でるこるの背後に跳び上がって彼女の肩をそっと取り、ふっと優しく耳に息を吹きかけると、次の瞬間にはるこるは異空間に飛ばされていた。
　おかしい、概念崩壊域を晶翼袿で放っている今、様々な罠やヒーリングミュージックを祭器が検知した時点でその概念を壊して無力化しているはず。こんなにあっさりと自分がつかまるなんて何かがおかしい。きっと大きな力の陰謀があるに違いない！

「……で、なんとなく、わかってきたことがあるんですけど」
　孤独なその場所で、るこるは耳を擦ってくすぐったいのを収めながら誰かに向かって吐露をする。
「今回早くつき過ぎたのって、この依頼が道中苦戦したり寄り道する羽目になる構成なのを、チートバグみたいなステージスキップしたせいですよね……ということはぁ、これ、もう邪神が出てくるまでここから出られない奴ですねぇ」
　メタい事情を鋭く推察する名探偵るこる。彼女の前には快楽しか存在しない淫蕩の触手空間がひろがっている。が、それらはるこるの祭器を恐れてか全く襲ってくる気配はない、ただただ、るこるがここから出るのだけを何とか阻止しようと頑張っているようだ。
「まあ、他にも猟兵さんがここにきてなかなか出られない状況になるのは目に見えてますし、タイミングを見て救出させていただきましょうか。そっちが何者かの本命の狙いでしょうし」
　乳神のなにがしは、この状況を創り出した神の心まで悟り始めたというのか……！
　すみませんが今回そういうこともあるかもしれないんでよろしくお願いいたします。
「ところで、５００万エクスタシーポイントって何ができるんでしょうか？」
　それは……この教団のエッチなお店なら一年毎日通えますね。食べ物はスケベより割高だけど三食ステーキいけるっす。
「普通に５００万円くらい……いえ、エッチなお店に使うだけならそれ以上の価値がありそうですねぇ……」

大成功 🔵​🔵​🔵​

●全部ふりだから
　メディア・フィール（人間の｜姫《おうじ》武闘勇者・f37585）は首輪の力に耐えていた。
「くぅう～～～ん！！」
　耐えて、いるんだ！　少なくとも彼女はそうだと思っている。片足を上げ、グラウンド脇のポールにおしっこしながらそう思っている。
「上手におしっこできて偉いね」
「くぅ～ん。あうぅ～ん、わんわんっ！」
「はいはい、ご褒美あげるよ」
　イケメンセラピストのテクニカルな撫でテクに目を細めるメディア。
「ほら、おいしいか？」
　指でつまんで渡された何やら怪しく濡れたクッキーを取って、さらにご主人様の指まで舐めてご奉仕するふり。
「はは、発情期か？　エロい顔して……こいつめ♪　じゃあ、こっちにおいで」
「あうぅ～ん💕」
　自分に命令しながら肉棒をご主人様の股間の膨らみが四つん這いだとどうしても目についてしまって、誘惑するふり。
「ほら、ここでいっぱい気持ちよくなろうな」
　快楽の触手部屋に入れられてご主人様に挿入されながら触手にいろんな穴を攻められ肉欲に溺れるふり。
「ハッ、ハッ！　あおお～～～～んっ❤」
「くぅ、締め付けすっげ……おら、ご主人様のチンポがイクぞ！　孕め雌犬！！！」
「あおーーーーーんっ💕」
　目をハートにしながら中田氏決められて涎を垂れ流しアクメきめ果てしないペット快楽に真っ逆さまに墜ちていくふり。

「はぁ、はぁ、もうお前は、俺の犬だぜ。牝っ気の少ない見た目してても、お前はちゃんと、可愛い女の子だもんな♪」
「わんっ❤」
　人間だったことを完全に忘れて犬として生きていくふり……もう自分では戻れないふり。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●ようこそ、混沌快楽神教
　先日、屈辱の始まりを倒しキラキラに輝いていたイリスフィーナ・シェフィールド（女神様の巫女兼｜スーパーヒロイン《承認欲求の塊》・f39772）は、芝生を舐めさせられていた。
「素直になりなさいよ。アナタ……戦うの別に好きじゃないんでしょう？」
　正面突撃した彼女の攻撃を躱し、言葉にて動揺を誘い地面に蹴り倒した快楽セラピスト『ヴィラ―チェ』はイリスフィーナの心の内をどんどんと暴いてくる。
　頭の上に乗ったヴィラ―チェの足に、ぐりぐりと力がこもり、イリスフィーナは苦痛の中にほんのひと匙の悦を含んだ溜息を吐く。
「ええ、そうですわ」
　そして認めた。どこかから聞こえるヒーリングミュージックが、イリスフィーナに嘘をつかせなかった、そして正面突破するために受け取りつけた犬の首輪もなんだか張り詰めたイリスフィーナの迷いや尊厳を消し去っていくようで……。
「誰かの役に立ちたい、そして誉められたい、それだけよね？」
「それだけというわけでは……でも、ええ、おおむね……」
「それに、男性とか触手相手に気持ち良くなる事も好きでしょう？」
　怪しく微笑むヴィラ―チェ。彼女がそういうとともに、何人かの男セラピストがヴィラ―チェの左右に配置される。
「それは……」
「素直になっていいのよ。彼らに身を委ねてもいいの」
　男たちがヴィラ―チェの意思を汲んでブーメランパンツ一枚だけになり、人々を優しく抱きしめ包み込むために鍛え上げた筋肉を露にする。
「分かってるから、本当は自由で自分で決めれる事よりも、誰かに従ってる方が楽で安心するって事も」
「……っ！」
　ヴィラ―チェの言葉があまりに的確で、イリスフィーナは彼女の足をどけ、顔を上げた。睨みつけたつもりだが、その目はまるで何かに縋るよう。
「だったら素直になって自分が気持ちよくて人の役に立てる方が良いと思わない？」
「……それは、でも」
「うふふ、変わるの怖いのよね、でも大丈夫ここに入れば新しい自分になれるわ」
「……はい」
「あら、あなた……賞金首ね。ふふ、でもいいの。心を入れ替えて、アナタは今日からカオス・エクスタシア教団員よ」
「……わんっ！！」
　イリスフィーナは服従するように声高に吠えると、ムキムキお兄さんたちに体を触られ触手空間に導かれてしまった。

「あぁ💕　すごいわん、気持ちいいわんっ❤」
「へへ、よくできた犬だね。かわいいからサービスしてあげる」
「俺たちと一緒にたっぷり気持ちよくなろうな」
　二人のヘヴンズの二穴攻めと乳首、項攻め、そして触手による体中の様々なツボ、性感帯への攻めによってイリスフィーナは甘い鳴声を上げながら心も体も、すっかり教団の犬にされてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●犬まっしぐら
「バウバウバウバウバウバウ！！」
　クペ・デトー（｜拳骨妖精《バカ》・f00292）は吠えまくった。とにかく吠えまくった。もう犬になってるじゃんとかそういうのはどうでもいい。だって仕方ないんだ。クペはバカだから簡単に犬になっちゃうんだ。
　でもそれは違う、それは嫌だと意思表示すべく、とにかくクペは吠えた。
「もう、さっきから困った子ね」
「どうしたんです？　ヴィラ―チェ様」
「それがね、この子、触手も媚薬も断固として拒否なのよ。犬になっても主張が激しいなんて、見上げたバカよね」
「なるほど、お前触手が嫌なのか」
「バウッ！！！」
「じゃあ、これは……？」
　ボロンッ！　どうしようもなく手の付けられない駄犬を前に触手ではなくチンポを取り出すヘヴンズの男。
「ウ―――バウ？」
　それに対してクペは拒絶ではなく首をかしげて見せた。クペはおチンポにはいい思い出も悪い思い出もあった。悪い思い出のトリガーとなったお薬や触手はともかく、その結果嵌め倒されたチンポは拒否するほどではなかったのだ……たぶん。
「まあ、贅沢犬だったのね。じゃ、この子は貴方に任せるわ」
「お任せください、ヴィラ―チェ様！　さあ、お前の名前は……クペか。お前何したんだ？　賞金首になってるじゃないか」
　かつてカオス・エクスタシア教団の基地に侵入したことがあるクペもまた賞金首であった。『逃げ出した実験体　クペ　５００Ex』と書かれた手配書を見せられる。
「あ、あうう～～～！！！」
　鳥かごに閉じ込められて酷い目にあったことを思い出しブルブルと震えるクペ。そんな彼女の様子を見てヘヴンズは手配書をしまい、彼女の頭を優しく撫でた。
「なんか、色々あったみたいだな。怖いことはしないからおいで」
「あう～ん」
　そしてクペは、ヘヴンズの男の偽りのやさしさにまんまと釣られてしまったのである。
「ハッ！？ボクはいったいなにして……バウバウバウバウバウバウバウバウ！！ギャン！？❤️❤️❤️」
「ったく、早く調教しちゃわないとヴィラ―チェ様に怒られるぜ」
　一瞬正気に戻ったクペはグラウンドではなく、彼の作り出した『快楽しか存在しない淫蕩の触手空間』にいた。
　膣をバックから肉棒で栓され、身に余る大きさで文字通り釘付けにされながら、体のいたるところを触手に攻められる。
「オ〜❤️　オォォッ❤️　ホッ……ホヒッ……❤️❤️　ヴオ゛オ゛ッ❤️❤️❤️」
「ほら、こっち向け……キスするぞ」
「オァッ❤　アウッ♪」
　更に顔を振り向かさせられてキスで媚薬を流し込まれ、完全に正気をうしまうクペ。
「ったく、何がそんなに嫌だったんだよ。こんなに良さそうにしてるくせに」
「オ゛ァッ❤　バウアッ❤　あうあお～～～～ん❤❤❤❤❤❤」
　それから触手と媚薬大好きになるまでどっぷりずっぷりチンポと触手で嬲られる躾にハマらされてしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●｜恋の方程式《邪魔者は消せ》
「ここが会場ですね」
『布都乃よ、正面から入るには、あの妖しい首輪を付けねばならんようじゃ』
「――あれをつけると危険な未来が視えます」
　サッカースタジアムの傍の茂みで、天羽々斬・布都乃（未来視の力を持つ陰陽師・f40613）が式神のいなりとこそこそ相談をしている。
『とはいえ、表も裏も結構な人の数、こっそり入るのは普通には無理じゃな』
「なら、術を使いましょう」
　布都乃はそういうと陰陽術を発動する。よくある札に書かれた奴で、自分に貼り付けている間自分が石ころに見える感じのやつだ。
　会場に入ると中はオモテほどスタッフの人がおらず、皆ホールの方にもう入っているのか通路はがらんとしていた。聞こえてくる心地よい音楽に、心が落ちつ……。
「いや、この音楽もダメな奴ですね」
　布都乃は追加の札をペイっといなりと自分に貼り付ける。ちなみに、札とはいえきちんと術者の念が効いたもの、物理的な攻撃で奪われたり斬られたりしなければ事故ではがれるようなこともあり得ない。
　石ころになっているとはいえさすがにドアを開けたら注目を浴びてオブリビオンにはバレそうなので布都乃は二階席から入りグラウンドを見下ろす。
「ここが会場――って、あれはソウさん！？」
『――完璧に犬になっておるな。あやつも霊能者。おそらくUDC組織から別口で依頼があったのじゃろうが、罠対策が不十分だったようじゃな』
「……見知らぬ女に尻尾を振っているソウさん――私、なんだか不愉快です」
　どこかのアニメヒロインみたいなこと言いながら天羽々斬剣と布都御魂剣を構えて飛び出した。降下した先はもちろん、ソウと｜その首の下に手を置く汚らわしい女の間である。
『布都乃よ、ソウ殿を斬るでないぞ！？』
「え、だめなんですか！？」
『（え、なにこのこ最近たまに怖い……）』
　一途なものは闇に落ちやすい。そんなヤンデレの頭角をしゅっとしまいながら、布都乃は快楽セラピストの部下、ヘヴンズの女の手を切り裂いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●悪落ち魔法少女アクメヲチ
「へー、邪教団のイベントかー。それはいい動画が撮れそうだね☆」
　視聴者獲得のためなら例え火の中水の中。多倉・こころ（悪に堕ちた魔法少女にして動画配信者・f41182）は玄関口で犬耳、尻尾、首輪をもらい、それをきちんと装着してもらって堂々入場する。
「どう？　似合ってる？」
　カメラに向かって犬耳少女となった自分の姿を披露し、満足行く反応で承認欲求を満たせばいざ観客席へ。そして間も無くヴィラーチェのスピーチが始まりこころは他の観客同様グラウンドへ降りていった。
「あれ？　今無意識だった？　この首輪ヤバイ？？？」
　なんかされた時に発動を助ける道具だとこころちゃんのどじで勘違いしていたが、このアーティファクト、つけた時点で対策をとってないとアウトである。
　ヴィラーチェの思いにしたがい自分が勝手に移動してしまっていたのに命令遂行がすんでから気づき、慌てて魔法少女変身をしようとするけれど……。
「待て」
「くうぅーーーん」
　怪しい挙動をこころから感じ取ったセラピストの一人に命令され、身体が勝手に硬直してしまえばどうにもできない。しかも……。
「初めてみる顔だが……今何かしようとしたな。例の危険人物たちの仲間かもしれんし、一応触手拘束しておくか」
　この教団は猟兵を警戒しているためか、こころがまだ正体を現していないのにその身体に触手を触れさせそっと臀部を撫でた。
(やばっ、変身できないと、こころはただの配信者……)
　と焦るもアフターフェスティバル。
「上手にマテができて偉いぞ。ヨシッ！」
　と言われればようやく動けるようになってその場にへろりと倒れこんだ上に相手にお腹を見せてわんと哭く。
「くぅーん💕(こんなことしたくない……したくないんだけど！？)」
　考えることとは裏腹に、甘い声がでてご主人様にお腹を撫でられこころの奥底からポカポカとした充足感が湧き出るこころ。
「いい子だね。お名前はなんて言うのかな？」
「こころは……こころだワン︎‪💕(もしかして、ホントは自分から発信するんじゃなくて、こころ、誰かに無条件に愛されたかったのかな……？)」
　とかポンコツなフィーリングが状況に流されていく。このまま従順な犬になっておとなしくしてようかと考えたそのとき、ご主人様セラピストの男狼な部分が牙を剥く。
「ひゃうっ！？」
「こころがかわいいから、もっと撫でてあげるね♪」
　お腹を撫でていた手が、その指がいつの間にかこころのスカートをめくってショーツをずり下ろしていて、クリを摘まんだり押していじめながら触手を割れ目の中に潜り込ませてくる。
「うそっ！？　やだやだ……！」
「大丈夫、すぐによくなるよ」
「ちが、だめぇ！　今カメラまわってるからぁ！　こんなところ、とられちゃうのやぁっ！！！」
　自分が配信中なのを思いだし、ドローンのカメラに出来るだけ自分の生肌のところが映らないように身をよじるけど、カメラの存在を知ったご主人様にイジワルな命令をされて、おて、おすわり、おちんちん！　いろんなポーズをとらされ全部みられることに成るこころちゃんなのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●悪落ち魔法少女アクメヲチ
「へー、邪教団のイベントかー。それはいい動画が撮れそうだね☆」
　視聴者獲得のためなら例え火の中水の中。多倉・こころ（悪に堕ちた魔法少女にして動画配信者・f41182）は玄関口で犬耳、尻尾、首輪をもらい、それをきちんと装着してもらって堂々入場する。
「どう？　似合ってる？」
　カメラに向かって犬耳少女となった自分の姿を披露し、満足行く反応で承認欲求を満たせばいざ観客席へ。そして間も無くヴィラーチェのスピーチが始まりこころは他の観客同様グラウンドへ降りていった。
「あれ？　今無意識だった？　この首輪ヤバイ？？？」
　なんかされた時に発動を助ける道具だとこころちゃんのどじで勘違いしていたが、このアーティファクト、つけた時点で対策をとってないとアウトである。
　ヴィラーチェの思いにしたがい自分が勝手に移動してしまっていたのに命令遂行がすんでから気づき、慌てて魔法少女変身をしようとするけれど……。
「待て」
「くうぅーーーん」
　怪しい挙動をこころから感じ取ったセラピストの一人に命令され、身体が勝手に硬直してしまえばどうにもできない。しかも……。
「初めてみる顔だが……今何かしようとしたな。例の危険人物たちの仲間かもしれんし、一応触手拘束しておくか」
　この教団は猟兵を警戒しているためか、こころがまだ正体を現していないのにその身体に触手を触れさせそっと臀部を撫でた。
(やばっ、変身できないと、こころはただの配信者……)
　と焦るもアフターフェスティバル。
「上手にマテができて偉いぞ。ヨシッ！」
　と言われればようやく動けるようになってその場にへろりと倒れこんだ上に相手にお腹を見せてわんと哭く。
「くぅーん💕(こんなことしたくない……したくないんだけど！？)」
　考えることとは裏腹に、甘い声がでてご主人様にお腹を撫でられこころの奥底からポカポカとした充足感が湧き出るこころ。
「いい子だね。お名前はなんて言うのかな？」
「こころは……こころだワン︎‪💕(もしかして、ホントは自分から発信するんじゃなくて、こころ、誰かに無条件に愛されたかったのかな……？)」
　とかポンコツなフィーリングが状況に流されていく。このまま従順な犬になっておとなしくしてようかと考えたそのとき、｜ご主人様《セラピスト》の｜男《狼》な部分が牙を剥く。
「ひゃうっ！？」
「こころがかわいいから、もっと撫でてあげるね♪」
　お腹を撫でていた手が、その指がいつの間にかこころのスカートをめくってショーツをずり下ろしていて、クリを摘まんだり押していじめながら触手を割れ目の中に潜り込ませてくる。
「うそっ！？　やだやだ……！」
「大丈夫、すぐによくなるよ」
「ちが、だめぇ！　今カメラまわってるからぁ！　こんなところ、とられちゃうのやぁっ！！！」
　自分が配信中なのを思いだし、ドローンのカメラに出来るだけ自分の生肌のところが映らないように身をよじるけど、カメラの存在を知ったご主人様にイジワルな命令をされて、おて、おすわり、おちんちん！　いろんなポーズをとらされ全部みられることに成るこころちゃんなのでした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●熟達のテイマー
「犬になど……僕はなれない！！！」
　露木・鬼燈（竜喰・f01316）は熟達の忍であり、熟達の遊び人でもあり、そして熟達のテイマーでもあった。
　しかし、彼は今、地面に手を付いて“おすわり”をしている。自由を奪われたのだ。
「はっ！　なんでこんなポーズを……不本意っぽい」
　なんでかって言うと首輪はつけちゃったからじゃないですかね。犬催眠にかかりはじめた鬼燈、このままペットにされてしまうのか……。
「なーんて、ただでは倒れてやらないですよ！」
　いや、それはない。熟達の忍はいつだって不測の事態に備えておくものなのだ！
　ユーベルコード【無想演舞（ムソウエンブ）】はあらかじめ発動していた鬼燈は自由を奪われることで犬になるのとは違うあらかじめ決めていた動きを始める。
　それは自分が熟達の忍になるために続けてきた鍛錬の結果、積み重ねのカタチ。流れるような瞬歩、そして懐に隠した武器をさばいて踊る大立ち回りで彼を犬にして服従させようとしてくるすべてのオブリビオンを蹴散らしていくスタイルっぽい！

大成功 🔵​🔵​🔵​

●８６０フェスの原稿
　風尾・腐黒（触手型忍者お姉さま┐・f39719）は悩んでいた。もうすぐホモォな界隈の同人の祭典、８６０フェスがあるというのに原稿が出来ないのだ。
「このあいだ書いたのはこのフェス向けの激しいジャンルじゃないのよね……何か、何かいい手は……そうだわ、こういう時は依頼を受けましょう。何かエキサイティングな奴……。
　そして彼女が出会ったのは、犬にされちゃって蹂躙されるというとっても８６０フェスむけのアブナイ依頼だった……。彼女は見てしまったのだ。絶頂向という固定カプがいながら、一人でこの依頼に挑もうとしている推し、黒辺・颯汰（ニンジャなのにお人好し好青年・f37205）の姿を……！
「――と、いうわけなのよ。でも颯汰くんの自主性は大事にしたいし……どう？　一緒に行ってくれるなら、発売する同人誌一冊、そしてあなたのかわいい私の推しの幼少期エピソードを「ノッた！」――そう、決断が速いのはいいことよ」
　向を買収するのは簡単だった。

●一方なにもしらない颯汰
「うぅ、なぜ僕はこの依頼を受けてしまったのでしょうか」
　大好きで大好きで大好きな向という存在がいながら、颯汰は昔の自分を捨てきれなかった。向の過去に無意識に嫉妬した分際で、彼もまた淫乱の罪を隠している。
「あ、これをつけたらいいんですね、わかりました」
　妖狐の本能の赴くままに、いろんな人に奉仕してきた過去。この依頼にある様々なキーワードが自分をこの場に誘っていた。そんな自分に動揺していた颯汰は渡されるままに首輪を装着し、客席に潜み事が起こり次第事態に対処することにした。
　なのに……。
「あう～ん💕」
　気が付けば颯汰はかわいいやんちゃな男調教師の足に頬ずりして甘えていた。耳をぴくぴくさせ、尻尾を振っている。
「うわ、この子人懐っこくていいなぁ。あはは、僕と一緒に遊びたいの？」
「あう～～、わんわんっ！」
　その目には迷いはなかった。彼に喜んでほしい、その思いを胸に颯汰は元気よく肯定の鳴き声を上げる。
「じゃあ、こっちにおいで♪」
　少年に誘われるまま快楽の触手部屋に入りそうになったその時、背後から思いっきり肩を掴まれ後ろにほおり投げられる。
「あうっ！？」
「うわ、おまえなんだよ！　なにす……グハァ！！！」
　自分をぶん投げた人影は、そのまま少年をぶん殴って容赦なくぶっとばすと、グルんと振り返ってズカズカ大股歩きで近づき颯汰の胸ぐらをつかんだ。その時、実は会場のヒーリングミュージックで意識が曇っていた颯汰の頭がすっきりとして、目の前で怒りをあらわにする男の正体が誰か理解した。
「え、むかうさ……」
「お前は……もう俺のだろうがッッッ！！！！！」
　責任を取れ、と何度も責められた時よりも彼の顔は、気迫はすさまじかった。
「……もう、だめよ向くん。颯汰くんは操られてた感じなんだから、そんなに攻めちゃ」
「腐黒お姉さんまで！？」
　向をなだめながらしっかり向のセリフをメモに取る彼女の存在に気付くと颯汰はさらに驚いて完全に正気に戻る。
「ふふ、颯汰くんが何か悩みながらこの依頼に参加してるのみかけちゃって……連れてきちゃった」
「そ、そんなぁ……」
　目の前で怒りをぶつけてくる向をよそに大丈夫大丈夫って顔をする腐黒に困惑する颯汰。そんな颯汰をみて少し落ち着いた向は、正しくこの怒りを発散することにした。
「この首輪、ウチの教団のやつだな。見たことある……ここ、カオスエクスタシアの施設課か。サッカーってことは悟のやつだな……」
　颯汰の背後に回り、首輪の後ろ側をカチャカチャと何やら弄り始める向。
「あ、あの、ごめんなさい向さん……嫌いにならないで……」
「ならねえしなれねーしなりたくねーよ……ったく。俺の愛を思い知れ……よし、出来たぜ」
「今なにしてたの？　向くん」
「ああん？　お前もう壁になってみてろよ。こいつのコトめちゃくちゃに犯せば満足なんだろ？　いいもん見せてやるから」
「へっ！？」
「あらあら～」
　突然のセックス発言に素っ頓狂な声を上げる颯汰。そして腐黒はうふふと微笑みながらそっとグラウンドの端の方へ移動した。原稿がかかってるので同類アイを置いていってるが……。

「あの、向さん、何を……」
「｜Ｋｎｅｅｌ《跪け》」
「――ッ！？（体が、勝手に……ああ、でも）」
　向が突然外国語で命令すると、颯汰は向に振り返って跪いていた。
「｜Ａｔｔｒａｃｔ《誘え》」
「……はい、向さん……❤　えっと……えっと……これで、いいですか？」
　続いて颯汰は向が命令するときに自分に指してきた人差し指を舐め、その手を取って自分の頬に触れさせて頬ずりする。｜Ｍｏｒｅ《もっと》と言われるたびに舌を出して指の間を舐めたり、脚を出されながら要求されれば足もベロベロ舐めて、自分の身体も官能的に触れて、脱いで、向に対する誘惑はどんどんエスカレートしていき……。
「キャーーー！！　ＤｏｍＳｕｂよ！　ＤｏｍＳｕｂだわ！　独占欲からのＤｏｍＳｕｂ、これなら激しいのが賭けそうだわ！　ああ、そうよね、キャラなんて命令で壊しちゃえばいいのよ（興奮による錯乱）」
　腐黒の絶叫をよそに、颯汰は次々に出されるコマンドに忠実に犬らしく応えていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●ピンチも共有
　ラフィカ・ペーシェロッソ（｜金魚型飛空艇《ラフィカは優秀な船ですから》・f33979）にとって、潜入自体は難しいことではなかった。
　優秀な船たるもの、その中には常に様々な状況に対応するための秘密のアレやソレが搭載されているものである。
　ユーベルコード【船内活動用ユニット（リモートユニット）】を召喚したラフィカは、サッカースタジアム四つの出入口のうちの一つで不規則な怪しい動きをソレにとらせて、騒ぎを起こしその混乱に乗じて会場に入った。スタジアム内廊下に優しく響き渡る勝利のヒーリングミュージックが心地よい。
「……あれ？」
　心地よすぎて頭がボーッとしてきてしまうラフィカ……ふらりと力が抜けたところをヘヴンズに見つかり、捕まってしまった。

「あら、なにこれは……コスプレ？」
「わんわん！　わうんっ！！(違う！　ラフィカは優秀な船であり、コスプレではない)……わぅ！？(なに、言語機能に異常！？)」
　ヴィラーチェの前に差し出され、見た目をイロモノのように扱われたラフィカは反抗するように吠えるが、その吠えるは言葉通り人間の言語ではなく、なぜか犬語になってしまう。
「あら、そうなの？　そういえば、さっきこんなのを見つけたけど、これもあなたの？」
　ヴィラーチェがそういって取り出したのはラフィカのリモートユニット……ちなみにこれ、ラフィカと互換を共有しているので……。
「わん！　わんぅ！　ぐるるるっ！！　……くーんっ💕(やめろ！　尻を！　さわるな！！！……んぅ💕)」
　ユニットの背面をさわられるとお尻が感じてしまうのだ。
「あら、あなたから快感に溺れる波動を感じるわ……もしかして、これ、近未来的エッチなおもちゃなのかしら？」
「わぅんわんぅ！！　わんんぅ……うわぉーーんっ💕(違う違う！　なでるなぁ……身体がーーー💕)」
「ふふ、どうやらそうみたいね。じゃあ、少し遊んであげちゃおうかしら……触手でね💕」
　こうして、ラフィカはリモートユニットをいじり回され、その後本体もお尻を中心にさわられまくり、口とケツでエッチなセラピーを受けさせられてしまうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●鳴かぬなら、鳴くまで攻めようホトトイヌ
「う、うぅ～～～～～～っ！」
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）は苦痛に満ちた顔で低く唸り声をあげていた。場所はすでにグラウンド、セラピストの調教を受けているところだ。
　潜入にいつもコスプレ……じゃなかった、変装をしていた斎にとって、あいてが潜入用衣装を用意してくれているのはありがたいことだった。だから無警戒に装着してしまったのだ。それがこんなことになるなんて。
「どうしたんだ？　好きにしゃべっていいんだぞ？」
「うぅ、うぐるるう～～～！」
　怒りをあらわにすると望まぬ音が自分の口から出そうで下唇を噛む。いま彼女の話せる言葉は全て犬の鳴き声になっていた。体は完全に不自由ではないが、最低限の動きしかできない強度で触手に縛られ、ユーベルコードを封じられている。
（だめ、何かしゃべろうものなら、この男の思うつぼになってしまう……）
「ははは、いい顔だなぁ。反抗的なのもいいけどさぁ、もうそろそろ、楽になった方がいいんじゃない？　ほら、伏せ」
「ぐるぅっ！！！」
　斎は伏せなどしとうないのに超重力に押しつぶされるように体に圧がかかり地面にひれ伏してしまった。彼女が絶えることが出来るのは結局声だけ、あとはもう、どんなに抗ってもこの男の言いなりなのだ。
「強情だなぁ、声、出したくなるようにしたくなってきちゃったよ」
「ぐる……❤　んわぅ！！！」
　男の指が優しく斎の背中を撫で、そのまま突き出されたお尻の割れ目へと滑っていきズボンを下ろし、下着にくっきりとでた割れ目の線をぐっと押し込む。
「う、うう～～～っ！（しまった、反射的に吠えてしまった！）」
　悔やんでも後の祭り、男の口角がニタァとあがり、その憎たらしい表情が斎の目に焼き付く。
「ほ～ら、声出すの、気持ちいいだろ？」
「んぅ、うう～～～っ！　ぐううううう！！」
　かろうじて動かせる手を自分の眼前に持ってきて、手の甲に噛みついて声を殺すけれど、男はされるがままにしかできない斎の身体をその後もどんどん弄んでいく。
「んぐ……❤　ぁうッ……うぅッ！！」
　甘い声が出るたびに、自分の顔を殴ってでも正気を保ちたくなるが、いざそれをしようとすると犬が顔を洗う時のように握った拳で自分の頬を撫でてしまうだけ。
「ったく、本当に従順にならない犬だな。まあいい。それじゃあもっと犬らしくしてやろう」
　次に男はアナルビーズ付きの尻尾を取り出し、既に服についていたつけ尻尾をとっぱらってかわりにそれを挿入する。
「んんんんっ❤❤」
「へへ、ちょっとは可愛い声出るじゃん。褒美だ」
　そういって今度はペット用水差しを無理矢理咥えさせ、少し甘い水を斎の口の中に注入した。もちろんただの水ではない、媚薬だ。
「クゥ～～～～、ゥ、ウゥッ！！！」
　腰の力が抜けべたりとお腹をつけてうつ伏せに寝転がってしまいそうになるのを何とか耐える斎。そんなことをしたら完全に服従するみたいになってしまうじゃないかと自分を律する。
「へへ、どこまで耐えられるかな……」
　男が手を上げれば今度は触手の数が増えて彼女の身体を好き放題弄りだす、そして男は最大限斎の尊厳を折るために、本人の手で卑猥なことをせず、ただ頭やあごの下を撫でるだけだ。
　悔しい、本当に悔しいけれど、声の甘さがどんどん重くなっていき、彼女がワンと哭くのに、そう長い時間の猶予はなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●わんだふるっ！
「わん♪」
　クローネ・マックローネ（快楽至上主義な死霊術士・f05148）は従順で無邪気だった。
「まあ、この子とってもいいわね、気にいったわ」
　持ち前のノリの良さと可愛さと無邪気さで入り口でもらった首輪をあえてつけずに咥えヴィラ―チェのところまで走っていった。そして咥えた首輪をヴィラ―チェの足元に置き、ご主人様がつけてとオネダリするのだ。
「私につけさせようってナマイキなところ、嫌いじゃないわ」
「わぅ～～んっ！」
　ヴィラ―チェがこちらに手を伸ばすと、クローネは地面に置いた首輪をもう一度加え上げ、その手に首輪を差し出した。
「それに、ちゃんとわかってるのね、私の命令を……ふふ、そんなに快楽が欲しいの？」
「あぅん、わん～～～～♪」
　ヴィラーチェに頭をなでなでされてご満悦のクローネはご主人様の足にすりすりと頬を擦り付ける。一見バカになっているように見えるクローネであるが、実際のところ呪詛と狂気に耐性をもっているので頭空っぽになっちゃうミュージックも効いてないし媚薬を飲まされても正気を保てる。まだ飲んでないけど。
「わんわん♪」
「じゃあ、あげるわね」
　ヴィラーチェが触手を伸ばしクローネに優しく絡みつかせようとする、が！
「わうん♪」
　クローネ、これをまさかの華麗に回避。
「わんわんわんー♪（お仕事はちゃんとするよー）」
　先ほどまでの従順そうな犬はどこへやら。
「あら、どうしたのかしら急に。ほら、ほら、お望みの快楽よ？」
「わんわん！　わわわわんわわわわわーん♪（ごめんねー！　でもそれはちょっと困るんだ）」
　間違いかと思って追撃を仕掛けてくるヴィラ―チェの触手連撃も華麗に回避。
「ヴィラ―チェ様の寵愛を拒むな！」
　クローネちゃんのダンシング回避術をみた近くのヘヴンズも参戦しクローネを取り囲む。伸びてくる触手の数が増えるが、クローネは四つん這いのまま、飛んだり跳ねたりしてその包囲網の間を縫ってオブリビオンたちを翻弄する。
「わわんわーん♪　わんわわんわ、わわん！（螺旋忍軍ちゃん、エインヘリアルちゃん、やってしまって！）」
　そして発動するはユーベルコード【｜ワタシの忍者ちゃんとエインヘリアルちゃん《ブラック・ニンジャ・アンド・エインヘリアル》】――喚び出された黒装束の忍者集団ら仙人軍がその手裏剣で次々触手を地面に縫い付けにして、一緒に喚ばれた黒鎧の騎士エインヘリアルがばっさばっさとそれを切り裂いていく。
「わーわんわ、わわんわ……っ、わおーーーん！（もうちょっと遊んでたかったけど……いっくよー！）」
　戦闘態勢に入ってしまえばもう撫でてくれそうにないオブリビオンたちを骸の海に還していくのだった。
「こんなところで……」
　そして、彼女の主従プレイに付き合ったヘヴンズのトップ、ヴィラーチェもまた例外ではなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●おおいなるかみ
「うおぉおおーーーーーーーーーんっ！」
　暴れる猟兵たちによって混沌とするグラウンドに、突如狼が現れる。
「あれは……犬の古代種！」
「誰が犬の古代種だ！　我は人間などに飼われるつもりはない」
　全長約２メートルの巨大なる狼、ロビ・シートン（狼王・f18227）はそういって早速一番近くにいたオブリビオンを鋭い爪で引き裂いた。何やら猟兵とお楽しみだったようだが知ったことは無い。
「茶番は終わりだ。コンコンとかぽんぽこポンとか、聞いてられぬわ！　そもそも、狼だって犬科だろうが！！」
　いやだって狼って飼いならせないじゃないですか、飼いならせない獣にするわけないじゃないですか。
「くそ、おれがこの狼を、家畜にして見せ……ぐわぁあっ！」
「バウ、グラゥッ！！」
　唸るような低い声を上げ自分に触手の鞭を向けてくるオブリビオンの攻撃を、周辺にいる猟兵の下に代わる代わる【天狼転移術（ワープ・ウィズ・ウルブス）】でテレポートしながら回避し、消えては現れ、現れては切ってまた消えるの淡々とした冷酷なる爪と牙でヘヴンズを地獄送りにするその姿、まさに野生のハンターであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

第2章 ボス戦 『『性癖邪神』フェチズム』

POW   :    性癖解放アイアンボール 自身の【頭上に性癖邪神の威光】が輝く間、【性癖を隠す心の壁を壊す鉄球】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。 SPD   :    性癖対応プロフェッショナル 【対象の性癖を読み取り性癖に応じたプレイを】【行う為に性癖邪神として対象の性癖に】【対応する為の姿に着替える事】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。 WIZ   :    性癖解放ラビリンス 戦場全体に、【性癖を思わず語りたくなる空間】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。 イラスト：如月マイカ 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●心の壁を壊し、性癖を押し付けるモノ。
「あらあら、あたしにバトンを渡す前に全員果ててしまったの？」
　猟兵たち暴れまわる戦場――。スタジアムのグラウンド全体がゴゴゴゴと動き出し、その中央がぱっかり開くと、地面にできた奈落から新たなるステージが現れる。
　その上で大きな鉄球に座る人物こそ、今回カオス・エクスタシア教団が呼び出した神『性癖邪神』フェチズムであった。
　彼女の声に耳を傾け、何人かの｜快楽セラピスト《ヘヴンズ》がよろよろと立ち上がる。
「あーよかった。まだ何人か生きてるようだ。さあ、遊んでないでちゃんと調教しなさいよ」
　そういう彼女の傍には一人のショタが寄り添っており、そのむっちり太腿を堪能している。
「お姉ちゃん、もういっちゃうの？」
「ふふ、悟、ちょっとおうちで待っててくれるかな？　お姉ちゃん、用事できちゃったから」
「やだやだ、僕お姉ちゃんの犬だもん、一緒にいたいよぉ」
「我がままいわないの。悟は賢い子でしょ？」
「……うん、わかった……」
　どうやらあれが絶頂悟らしい。身長１２８センチ、体重３０キロ、まごうことなきショタ。彼はフェチズムによしよししてもらうと猟兵にあっかんベーした後、爆速でどこかへ消えてしまった。
「ふふ、すまない、話の腰を折ったね……まあ、とにかくだ。君たちの相手はここから私がしてやろう、快楽セラピスト君たちも、ヴィラーチェがない今、新しい統制者が必要みたいだからね、面倒だけどさ」
　フェチズムは重い腰を上げ、パチリとウィンクする。
　瞬間――猟兵たちはみな巨大な迷宮の中にいた。

●メタ情報
　では今回もキャラクターが知ってたり知らなかったりするメタ情報をお伝えします。

①首輪をつけてる人は全員『隷属フェチ』『オネショタフェチ』『脚フェチ』『ケモミミフェチ』『ケモナー』『オニショタフェチ』の中から最低一つ発症し、それに伴った行動制限を受けます（複数選択可。プレイングに書いてなかった場合マスターが選択）

②この迷宮はフェチに準じた行動を快楽セラピストや猟兵同士、または邪神様にお願いしてとるか、心のままにフェチについて１００文字程度で語らないと行動が制約されます。ただし、イヌ科であれば制約はありません（邪神に健全な攻撃をするのは可能ですが性癖を叫ばずに成功させることは無理です。“失敗｜みたいな《・・・・》”処理になります）

③快楽の触手部屋にいた人もこの迷宮に飛ぶの？
　と思われる方もいるかもしれませんが快楽の触手部屋にいた人は全員夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）によって救助されグラウンドに戻っていたのでとびます。

④迷宮スタート地点は全員バラバラですが、出口は一つ、迷宮中心部にいる邪神の後ろにありますが当然邪神を倒さないと出られないロック的な奴がかかってます。
　性癖を叫んだり性癖の力で邪神を屈服させよう！


●揺れる性癖のペンデュラム
　この会場についたとき、彼女は確かに犬だった。
　バニースーツのウサギの部分を犬に変えて入場し、首輪の導きのままにヴィラーチェに服従の悦びを覚え込まされた奴隷犬。
　なのに、どうしてだろう。性癖の迷宮に舞台が代わり、主人を失ってしまった約・契（スノーボーリング・f34943）は今、誰かを服従させたいという欲が胸のうちから沸々と湧いてくるのを抑えきれないでいる。
「おやおや、とんでもない変態さんが現れたようだねぇ」
「うふふ……私の性癖にあてられたあなたも変態じゃない？」
　本当は認めたくない。神と契約し、その契約に乗っとるうちに誰かに凌辱されることを最近は手放しに受け入れつつあるのに、自分がする側にも……もうされるだけじゃ満足できないだなんて……っ！
　純情、気が強い、凛々しい。そんな娘達を辱めて私の契約奴隷に堕としたい。
　そんな願いは、迷宮の中央にたどり着いた彼女を出迎えたフェチズムの姿によって形に成る。
　フェチズムは彼女の前に犬耳、犬尻尾をつけ、首輪をぶら下げていた。
　さらにその両手、両足は拘束具に縛られ、両手をあげ、足はしゃがんだ状態でぱっかりひらいた卑猥なポージング。これは契のユーベルコード【庇護の契約（ブレッシング）】にフェチズムが応じたということだ。彼女が非戦闘行為に及ぶ間、二人は戦いを忘れてプレイに興じられる。それも安全に、邪魔されずに。
「ほら、やるなら早くやりなよ」
「生意気ね……先ずはどっちが飼い主か教えてあげないと……！」
　契に不遜な態度をとるフェチズムに高鳴る胸を揺らしながら近づき、ヴィラーチェにかけられ身体についたままだった粘液を邪神に塗り込もうとする。だが、そこで突如視界が揺らぎ、後頭部に鈍い痛みを覚えた。
　気がついたときには契が拘束具をきせられＭ字開脚で座らされ、肩を踏みつけにされていた。
「どういうこと……？」
「簡単なことさ、君はユーベルコードの判定に失敗したのさ。面白そうだから、少しだけ君の反応をみるためにのせられたふりをしたけどね……♪」
「悪趣味……！」
「君の趣味だって中々だろう？　ふふ、まあいいや。これから君が私にしたかったことを、私が君にしてあげるね……ああ、でもおしっこなんて私には実装されてない機能だから、それはそのまま君に出してもらおうかな？　寝てる間に水分補給は済ませておいてあげたからさ♪」
　そういって邪神は胸の谷間から空の緑茶のペットボトルをだし、ふりふりとふって見せる。契の肩においていた足をお腹におき直して、ぐっと上っ腹から下っ腹まで撫で下ろすようにしつこく押し込んだ。
「な、やめ……っ！(嘘、尿意が……！)」
「どっちが上か下か、思いしらないといけないよ？　君のご主人様に、マーキングしてごらん？」
「やああああぁはぁっ💕💕💕」
　契はフェチズムの足の親指と人差し指でバニースーツの股のところをつまみ上げられながら、粗相する。服に反射して広がりながらフェチズムの足を汚し、そしてその足を恍惚とした顔で気がつけば舐めて掃除してしまっていた。
「ふふ、夢中になって……かわいいわんちゃん。また遊んであげるね」
　フェチズムのその声を最後に、契は完全に意識を手放す。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●導きのダモクレスと二人の駄犬ちゃん
　クローネ・マックローネ（快楽至上主義な死霊術士・f05148）は考えた。罵られながら思い切り犬になって楽しく過ごしたい！
　けれど彼女が飛ばされた場所に、彼女はひとりぼっち……これはもう、自分から探しにいくしかないね！　ご主人様をっ！！！
　思い立ったらすぐ行動。クローネは【ワタシのダモクレスちゃん達（ブラック・ダモクレス・トルーパー）】を発動し、小型の人型ダモクレスを召喚！
「わん！　わわんわーん！！(さぁダモクレスちゃんたち！　私のご主人様を探して！)」
　そうして、欲望に忠実なのが一人迷宮探索に挑んだ頃……。

「うぅー……わぅーーん」
　メディア・フィール（人間の｜姫《おうじ》武闘勇者・f37585）もまた、ご主人様を求めて迷宮をさ迷っていた。彼女の中にずっと無意識的にあった、誰かに隷属したいというフェチズム……それがこの迷宮のせいでいやでも自覚させられる……。だけど、あーんなめやこーんなめにあったメディアはユーベルコードでお望みのご主人様を探す知恵が回るほどの脳のリソースも残っていなかった。そんな時、彼女の前に小さな黒い人影が現れる。
「わぅ？」
「……！！」
　人影はメディアと目が合うと手招きし、彼女を召喚者の元へと導いていく。

🚶‍♀️🚶‍♀️
「わぅーん︎‪💕　わぅわーん💕(お仲間だー︎‪💕　楽しく遊ぼうね💕)」
「うぅ……わぅ💕(えっと……はい💕)」
　こうして、二人の少女は共に｜ご主人様《セラピスト》の元で合流し、犬同士でじゃれながらご主人様に躾を乞うのだ。
「あらあら、二人も犬がいるわぁ」
「こっちも二人だし、ちょうどいいんじゃんねー？」
　のほほんお姉さまセラピストはクローネを。
「さぁ、おいで？　先ずはお姉さんの匂い、覚えましょうね？」
「あぅーん💕(わーい！　ご主人様だーいすきっ)」
　誰かに甘えたり、依存して満たされるクローネはその包容力に包まれにいっちゃって太股に顔をすり付けスーハーと匂いを嗅ぐ。
「お前はこっちだ。おら、こい！　ご主人様が匂いをつけてやる」
「わぅ！？　わわーんっ！　わぅ！　くぅーん……(ちょ！　ひっぱらないで！　やだ！　やぁーっ！)」
　一方お兄さんはドSなご主人様。メディアの首輪を引っ張って無理矢理膝の上にのせて服を全部剥ぎ取ります。
「うふふ、クローネちゃんみて？　あっちのワンコちゃん恥ずかしがっちゃって可愛いわね」
「わんわん！(ご主人様の言う通り！)」
「わぅ、あぅーん💕(みぃ、みないでぇ💕)」
「おら、ご主人様を満足させてみな」
「あわぁんっ💕(あぁぁぁっ💕)」
　クローネとお姉さんが見守るなか、メディアの中にお兄さんの肉棒がぶちこまれた。さんざん好き勝手された後の穴は前技不要でお兄さんのを簡単に受け入れ、すぐにその形を覚えてフィッティングさせてしまう。
「うふふ、乱れてるわ……クローネちゃん。あのこの結合してるとこ舐めて手伝ってあげてくれる？」
「わぅ💕(わかった)」
　クローネは全てご主人様の仰せのままに。メディアに近づいてお兄さんのちんちんとメディアのオマンコを一緒にペロペロ舐める。
「うふふ、いいこね……そのまま続けてね。クローネちゃんはお姉さんが気持ちよくしてあげるから♪」
　そしてメディアと彼女のご主人様に奉仕するクローネの割れ目と頭をクローネのご主人様が優しく愛撫していく。クローネはそれが嬉しくてついつい夢中で他人のセックスのお手伝いをしてしまった。
「わぅ、わわん、わん、わおーーーんっ💕(はぁぁあん、こ、こんなことをしても、全然、無駄なんだからなぁ……)」
　言葉とは裏腹にとろけていくメディアの表情。その後何度も中にだされ、すっかり落ちてしまったメディアはご主人様だけでなくクローネとキスさせられたりご主人様のスワッピングをしたり、四人でたっぷり主従プレイに溺れるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●黒葉とクロノス
『どうやらクロノスは、さっきので霊力を使い果たしてしまったみたいだにゃー』
「なら、今が反撃のチャンスだね！　ノワールもクロノスもお仕置きしてあげるんだから！」
　迷宮に飛ばされて自由を取り戻した高千穂・黒葉（黒猫ノワールと契約した近接格闘型魔法少女・f39170）は魔法少女真拳をお見舞いすべく、異能力者クロノスに拳を握ってかかんに飛び掛かった。
「うそっ、攻撃できない！？」
　しかし、その拳は振り上げたまま前に進めることが出来ず、クロノスに腰を抱かれて引き寄せられてしまう。
「おいたはダメだぜ、子猫ちゃん♪」
「な、なんでーー！？」
『今の黒葉は隷属フェチ！ご主人さまのボクやクロノスには逆らえないのにゃ。さて、ボクはもう一人を相手するから、黒葉のことはクロノスに任せたのにゃ』
「ちょ、なんですって！？　待ちなさいよノワール！　あんたがご主人様ってどういうことよ！　ご主人様は私でしょー！？」
　え、そこ？　という謎の黒葉の怒りの叫びは無視してノワールはどこかへ行ってしまう。
「オイオイ、暴れるなよ黒葉」
「はぁ！？　……あぅっ！！」
　余裕綽々偉そうに黒葉をたしなめるクロノスを睨むが、次の瞬間なぜか彼の言う通り、体はぴたりと止まってしまった。それどころか……クロノスが背後に薔薇を背負って見えるのだ。
（こいつ、顔だけはいいのよね……）
「おとなしくなって偉いな。やっぱり黒葉は素直な時が一番かわいいぜ」
「な、何言ってんのよ……ちょ、あんた、そのカード……」
「へへ、さっきノワールに貰ったんだけど、お前、これが何かわかるんだな」
　黒葉を口説きながらクロノスが胸元から取り出した【シチュエーション・ワールド】のカード、その効果が発動し、黒葉はクロノスおにいちゃんがすきすきだーいすきっ❤　という制約をかけられる。
「――クロノスおにいちゃん。黒葉のこと、好きにしていいよ？（はぁ！？　私何言っちゃってんの！？）」
「えー、本当？　後で殴らない？」
「もうやだなぁ、お兄ちゃんってば、黒葉がお兄ちゃんにそんなことするわけないじゃん……❤（殴るに決まってるでしょー！　なんであんたの好き勝手にされないといけないのよ）」
　カードの効果で従順になった黒葉はクロノスの頬を撫でながらそっと体を離し、自分の服をはらりと脱いでいく。
「おにいちゃん、黒葉をどうぞ召し上がれ？（ちがーう！　こんなこと思ってなーい！）」
「いいぜ、素直な黒葉に免じて、今日はいつもより最高に気持ちよくしてやるよ」
「うれしい❤　黒葉、おにいちゃんにいっぱい愛されたいよぉ💕（いつもよりってなにされるわけ！？　もう、信じられない！！）」
　こうして黒葉は和姦で蕩けるほどにクロノスに不覚にも心から気持ちよくされてしまうことになる……。

●そして多倉・こころ（悪に堕ちた魔法少女にして動画配信者・f41182）は
「げ、ノワール……このタイミングでこっちにくるって絶対碌でもないこと考えてるよね！？　こころちゃんだってそれくらいわかるんだよ！？」
『こころ、さあ、ボクとクロノスに従順に従うのにゃ』
「あー、やっぱり。そんなことして、ただで済むと思わないでよ！？」
　自分は常に狩る側、狩られるのはドジった時だけ。そう考えていたこころはものの見事にノワールに裏切られることになる。
『ふふふ、あきらめて闇のカードを渡すのにゃ』
「そんなの……渡すわけ……はい、仰せのままに……ないでしょ！　ってあれー！？」
　こころは自分でも知らぬ間にユーベルコード【闇魔法コンボ（ダーク・マジック・コンボ）】の効果で作り上げた魔法のカードをノワールに渡してしまっていた。
『にゅふふ、誰にも服従しない自由奔放が信条のこころが素直に屈服してるにゃー。ほら、みるにゃ。【こころチャンネル】のカードの生配信の視聴者も、新鮮なこころに大喜び。登録者も増えてるにゃ』
「え、うそ……ほ、ほんとだぁ……♪　って、でもでも私は撮る専！　自分がそんな目に合うなんて……」
『えいにゃっ！』
「きゃああああ」
　ノワールが有無を言わせず肉体変異のカードをかざして自分の半身を触手に変化させる。そしてそのままこころを拘束し、その体を弄り始めた。
「やっ、狭いところからナカに入ってこないで！」
『いい調子にゃ。コメントも盛り上がってるにゃ。こころのファンが増えて、他人のセックスで金儲けしてるなんてもうこれで言われることもないニャ』
「そんなアンチのコメントどうでもいい……っ❤　やだ、やだってばぁ❤　こんなところ撮影しないでっ！」
『後で記憶消しておくから大丈夫にゃ』
「大丈夫じゃ、なぁああああいっ💕💕💕」
　こころは異議を叫びながら触手に生かされ豪快にカメラに向かって潮吹きをしてしまう。視聴者の盛り上がりはとどまることを知らず、少女の痴態はねっとりと無事ネットの海に晒されるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●異種交配
　ラフィカ・ペーシェロッソ（|金魚型飛空艇《ラフィカは優秀な船ですから》・f33979）は迷宮に変わってようやく、セラピストから解放された。
　周囲には同じように解放された教団の犬たちがいる。全員男だ。
　野生化した犬たちは物足りなさから近くにいたラフィカに群がった。それはフェチズムの力で種付けフェチを発症したためだ。
「わんわんっ、わふぅ（やっと解放されたのに……、わふぅっ）」
　ラフィカは地面に押さえつけられ、腰を突き出した状態でうつ伏せにされた。犬になった男たちは犬らしくお尻を掴んでラフィカの穴に侵入する。
「わわーーーんっ❤」
　幸い、ラフィカの膣の方には貞操体のような役割を果たしているシール装甲帯があるためお尻に挿入されるですんだ。とはいえ、先ほどまでセラピストに好き勝手されていた穴、すっかりおチンポを受け入れる体制になっていて、頭がくらくらする。ラフィカの方は隷属フェチとケモミミフェチを発症していたので、犬となっている教団員たちには逆らえずにいた。
　ただ、彼女自身の前穴は無事でも、彼女と一緒にセラピストに弄ばれていたリモートユニットはそうではない。
「バウワウ！　あおーーーん！　おん！（おい、こっちにまだ入れれる穴があるぞ）」
「わぅ、わぅわーんっ❤（待って、それは、だめぇ）」
「おっ゛　おぉーーーん゛ッ❤」
「あうあーーーーんっ❤」
　リモートユニットとラフィカは五感がつながっている、そちらの前穴を貫かれれば、疑似的にセックスしているのも同然。彼女は二穴攻めの感覚に頭をくらくらさせながら、獣のように無我夢中で腰を振り続ける男たちの肉棒の慰め役として次々に使われることになってしまうのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●アルゴフィリア
(苦しい、苦しい、苦しい)
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）の苦悩は未だ終わらず。迷宮に入っても尚、彼女はセラピストと繋がったままだった。
　地面に両手をつき、両足を付け根から抱えあげられ浮かされてまるで組体操のように結合する肉棒と膣。もう一人の男が斎の首輪につけたリードを引っ張り顔を引き上げながらその口に肉棒に突っ込む。その様はハードプレイといって差し支えない。
「……ぐぅ……いい、かげんに……💕」
　彼女が解放された苦しみがあるとしたら、犬の鳴き真似と触手攻めだ。犬の格好には代わり無いが、こころのあり方として犬であることより隷属フェチ、そして度重なる日々の苦痛、屈しないと思えば思うほどに強く胸に刻まれたそれが今、フェチズムのせいで彼女の性癖として完成してしまったことで声を我慢するより、苦痛を、苦言を吐き出すという行為をとりやすいように彼女の状態が変わった。もちろん、斎はそんなことは露しらぬが、人語が戻ったことだけはわかっていた。
「はは、この犬、しゃべったと思ったらめっちゃ可愛い声してんじゃんっ」
「へへ、まじだ。すげーチンポに来るっ💕」
「んぉっ💕　くぅ……ｯ！　な、なにを……んムッ💕」
　だが、せっかく取り戻した人語も男たちを煽る興奮材に成るだけ。喉のおくまで肉棒を突っ込まれ首輪を引っ張られ呼吸が困難に陥る。そのせいで歯をたてることもできず、口をすぼめて口内面積を広げ、少しでも多く空気を取り込もうとする。　
　本当は反撃し、この状態を抜け出したい……けれど、隷属と苦痛への憧憬が、この状況から抜け出させてくれない。
(なぜ、なぜ身体が自由に動かないんだ……このままでは……ダメなのに……っ！)
「やべー。苦しめれば苦しめるほど喉から粘液でてくる……口んなかぐちょぐっちょですげー気持ちいい」
「マジか……こっちもなかぬるぬるでヤバイわ……なあワンコ、お前これが気持ちエエのか？」
「んーん💕……んんっ！！💕」
　必死に首を横にふるが、すぐに首輪を引かれ首をたてにふらされる斎。自分の中から沸き上がる欲望、渇望、安心感……今までで一番、堕ちてしまいそうな危機感。
「はは！　そうだろそうだろ！　暴れるくらい気持ちいいよなぁ！」
「それでこそ俺たちの犬……だぜっ！」
　ずんっ！　どちゅんっ！
「ンァウウウウウウウッ……ッンッッッ💕」
　上下の口の最奥まで肉棒で貫かれた斎は、苦痛に満ちた表情をしたまま、しかしその身体は快楽に濡れ散らかしてしまっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

「くっ、この迷宮、神剣の力でも破れません――」
『どうやら性癖を語らねば抜けられぬようじゃのう』
「性癖？」
　天羽々斬・布都乃（未来視の力を持つ陰陽師・f40613）
『おっと、布都乃にはフェチとか性癖という言葉は縁遠かったか』
「はっはっは、そういう奥ゆかしいところが布都乃嬢の素敵なところでござるよ」
　犬耳犬尻尾に首輪をつけたままのソウはそのリードを布都乃に握られたまま嬉々としていた。器の大きい男である。
「性質上のかたより。くせのことだよ。でも、ここでいう性癖っていうのはね、布都乃嬢が性的に好きな人や事のことなんだ」
　そしてそのまま満面の笑みで布都乃の耳元でセクシーな低い声色で性癖について辞書引用したような文章で性癖について伝えた後、補足として今回指すフェチズム的な意味も告げた。
「な、な、な……っ！」
『大丈夫じゃ、妾しかおらんし』
「ソウさんがいるじゃないですかー！」
「ん？　俺が布都乃嬢としたいこと全部上げ連ねて行けばいいのかい？」
「いやいやいやいや、それなら私自分が語ります！」
　布都乃は刀を構えなおし、ソウのリードを布都御魂剣の柄に括り付ける。
「あの……私、これまでソウさんの自由さに振り回されてたと思うのですよね。目を離すと別の女の子と遊んでいそうで、いつも気が気じゃなくて。だから、たまにはソウさんを独占してみたいなー、って。首輪付きですし」
　そう恥かしげに言いながら、果敢にソウを引きずりながら迷宮を進んでいく。
「俺変な性癖に目覚めそう」
『頑張るのじゃ、ソウ殿――』
　その切っ先は、やがてソウをモーニングスターにぶつけながらフェチズムの身体に届いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●オンリーマイゴッデス
　イリスフィーナ・シェフィールド（女神様の巫女兼スーパーヒロイン承認欲求の塊・f39772）は満身創痍ながらも、猟兵の助けを得て触手空間を抜け出し、ふらつきながらもフェチズムの下にたどり着いた。
　もうカオス・エクスタシア教団には自分の全てを知られてしまっている。
　開き直ったイリスフィーナはここにたどり着くまで、自分の性癖を声高々に叫んできた。
「やあ、きたね」
「ええ、参りましたとも……！」
　だから、彼女を迎えたフェチズムはイリスフィーナの性癖にのっとった格好……鞭を持った女王様スタイルであった。
「さあ、君の……ううん、アンタの欲望、みたしてア・ゲ・ル」
「そんなの……」
「口答え無用！　跪きなさい！！！」
　構えを取ろうとするイリスフィーナに容赦ない鞭の先制。隷属フェチとドエムという既に持っていた性癖が増幅され、それにあらがうことが出来ない。
「はぁあああんっ❤」
　一気に力が抜け、甘い声が上がってしまう。
「アハハハハ！　いい子にしなさい雌犬！　もっと鞭が欲しいの？」
「く、くぅ～～～んっ！」
　更にはフェチズムの命令に従いその場に跪き、甘えるような視線をフェチズムに送った。
「うっふふ、よくしつけられた犬ね。私好みに躾直してやるわ！」
「あんっ❤　わぉーんっ❤」
　鞭で叩かれながら、その叩きっぷりとテクニックに翻弄されその身を濡らしていくイリスフィーナ。
「どこまで耐えられるか、見ものね」
　その後もおもちゃを突っ込まれたり、リードを取られ引きずり回されたりしながら何度も絶頂を迎える。
「さあ、これからは私を女神さまとあがめるのよ！　だって私は性癖の女神なのだから！」
　しかし、調子に乗りに乗ったフェチズムは地雷を踏んでしまった。
「は？」
　突然声色が暗くなりすごむ雌犬。
「え、な、なんだい！？」
「女神？　あなたが？　アナタごときが？」
「な、失礼だな。私は女神だぞ！」
「ふふ、ふふふふふ……ふふふふふふ」
　その時、イリスフィーナを縛っていたすべての制約を引きつがないもう一人のイリスフィーナが出現した。ユーベルコード【シンメトリカル・ブランチ】の効果である。
「女神様じゃなくて女王様と呼べと言えばよろしかったのに……」
「え、そういう感じ！？」
　動ける方のイリスフィーナがフェチズムに殴りかかりながらイリスフィーナが力を解放した理由を匂わせるようなセリフを吐く。咄嗟にのけぞったフェチズムに攻撃は回避されるがその手から鞭を奪い取ることに成功し、もう一人のイリスフィーナの自由を取り戻す。
「げっ！」
「「……わたくしの女神様は後にも先にも一人だけですわ！」」
　イリスフィーナにとって、女神はたった一人、あのお方だけ。そんな怒りを込めた拳でフェチズムをぼっこぼこにするのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●オネショタの主導権をショタに握らせるな～ただし合法ショタは可とする～
「ぐ、ぐぬぬぬぬぬ！　ぐぬぬぬぬぬ！！！！」
　露木・鬼燈（竜喰・f01316）は犬耳犬尻尾を投げ捨て、狼耳と狼尻尾を甘んじて付けた。首輪は外すことが出来ず、脳内には『隷属フェチ』『ケモミミフェチ』の二文字が強く浮かび上がっている。
　このまま犬に甘んじていては、自分が隷属させられてしまうかもしれない。それは絶対に嫌だけど、ケモミミによる野生の発露でせめて屈服させる、なんてのなら……うん、そーゆーのもありな気がしてきたっぽい！
　だから狼耳。
「正直男のケモミミのどこがいいのかわかんないけど！　わかんないけど！」
　うるせー、いいものはいいんだよ。彼の脳内にそんな言葉が強く浮かんだ。

「お、好みとは違うけど、やーっとショタが来てくれたねえ」
　まあそんなこんなで仕込みを済ませて爆速で迷宮を抜けてきた鬼燈。
「銀髪巨乳ケモミミ女性は大変いいと思います！！！！」
「あはっ！　そういう性癖で駆け抜けてきたんだ。かわいい💕」
　ショタであることは否定しない、可愛いとか言われるのも悔しいが、お姉様の夢を壊さないのも隷属フェチの宿命なのだ。なんかむこうもケモミミつけてくれてるし。win-winってことで。
「素敵です、お姉様。凄いおっぱいで……触ってもいいですか？」
「いいよいいよ。埋もれにおいで❤」
　両手を広げるフェチズム、こんなに簡単に銀髪巨乳のエデンに包まれることが出来るのなら隷属も……いやいや、これは準備だよ。逆転への布石……！
　鬼燈はフェチズムのおっぱいを堪能した。すりすりして、挟まれていたらそのまま押し倒されて騎乗位に……。
「うわぁ、ここもうがちがちじゃん……お姉ちゃんが気持ちよくしてあげるね♪」
「お、おねがいします❤」
　フェチズムに優しくチャックを下ろされズボンを脱ぎ捨てられれば、すぐに彼女の割れ目が鬼燈のそこに押し付けられる。ぬるぬるとしたその中に挿入させられて窒息するくらいおっぱいを顔に押し当てられよしよしされてしまう鬼燈。
　しかし先ほどの説明は決して負けフラグじゃない。
　こちらも負けずにガッ！　とフェチズムの腰を持つと、目論見通り激しい突き上げスパンキングでフェチズムの余裕を奪っていく。
「ちょ、なに……あぁ💕　す、すごいねぇ❤　元気すぎぃ❤」
　蕩け顔になり腰を反るフェチズム。そのためおっぱいは顔から離れてしまったが、乳首は逃がさない。するに片方の乳に吸い付いての追撃。フェチズムに効果抜群だ！
「おっ❤　あぁ💕　きもちいい～～～！」
　これは、とったな、主導権！！！
　勝利の確信――。いいところを探ってそこにイイ感じにチンコをぶつけ続ける熟達の遊び人。そうして何度も吐精しながらお姉ちゃんって呼び方で彼女を自分から離れがたくさせて……って、ここまでは目論見通りだったのだが、邪神の性力は人間離れしすぎてたので持久戦で鬼燈はフェチズムの意識を奪うことが出来ずむしろ奪われてしまうのだった。
　まあ結構ＨＰもっていけたし、試合に勝って勝負に負けたってことで……！

大成功 🔵​🔵​🔵​

●オネショタの主導権をショタに握らせるな（過激派）
「いや、それは許さない！！！！」
　風尾・腐黒（触手型忍者お姉さま┐・f39719）が勢いのままショタオニについて語ろうとした矢先、邪神の声がそれを制止した。
「逆カプ地雷系の邪神が性癖の神を語っていいと思ってるの！？」
　あまりにも勢いある待ったの声に腐黒はこう反論する。
「いいのよ！　だって私が神だもの！　そもそも私はおちんちん大きい方が攻め派だ！」
　あ、一応言っときますけど天の声はそこまで過激派じゃないですよ。あ、ショタオニはショタ誘い受けオンリーなんですけどね。巨根受け自体は良きと思います。
「じゃあショタのちんちんを大きくすれば……」
「貴様は魔乳や爆乳の全てを受け入れられるのか！！！！」
「え！？　あーー。そうね、確かにアンバランスすぎるのは……」
「そうだろうそうだろう……。ではここに実例を用意しよう……」
「えっ」
　邪神がパチンと指を鳴らすと、向が小学生になってしまった。幼くなっても相変わらず目付きは悪いしなんなら身長も１５０センチはちゃんとある。
「おい」
　向はギロリと邪神と腐黒を睨みつけるが腐黒はこんなはずでは、あははーと笑うだけで邪神はふっふっふと偉そうに胸を張っている。
「さあ、論争を始めよう。この男は攻めか受けか……いやまって、ショタだよね？　お前ショタだよね？　なんなら悟の兄のはずだよね。なんでこんなかわいくないんだ？」
「ぼ、僕は可愛いと思いますよ！」
　ここまで突然の腐女子論争に案山子になっていた黒辺・颯汰（ニンジャなのにお人好し好青年・f37205）は全然フォローになってないフォローをするが、そんな颯汰の首輪をグイっと引っ張り、唇をかむように奪うと向はニタリと笑った。
「俺のどこがかわいいって？」
「……はひ、かっこいいでしゅ❤」
　子供になってもこわもてイケメンの破壊力は健在だった。颯汰はその場にへなへなと腰抜けになってしまう。
「ほら、ショタオニだっていいじゃない！　最高じゃない！！！」
「屈、なんということだ！　私ということがときめきを……う、嘘よ！　だめ、古来より偉い人は言っているわ。オネショタの主導権を、ショタオニの主導権をショタに握らせてはいけないんだ！！！」
　向よりも幼児のように駄々っ子をキメる邪神フェチズムに、今度は腐黒が胸をはりドヤ顔をかます。
「し、しかし健全シーンでは攻めが出来ても所詮はショタ、ベッドでは受けに違いない！！」
　とトンデモ理論を展開して形勢逆転を図る邪心。
「ふふ、邪神、アナタの敗因は、迷宮入りする前のの素晴らしい二人のやり取りを見てないから言えることよ！　さあ、向さん！　颯汰くんの涎寝顔ショタ写真を生贄に、やっておしまい！！」
「はー、しょうがねえなぁ！」
　言葉では仕方なしを装うが、腐黒の賄賂を受け取りご機嫌な声色で言い放つ向。未だ地面に腰砕けで座り込む颯汰の顎の下をクイッとつかみ殺し文句。
「小さくなった俺に抱かれるのは、嫌か？」
　ちなみにこういってるくせに向のちんぽ、実は成長期にあんまり成長しなかったのでショタ時ですでに１５センチ以上……つまり巨根である。突然縮んだので今の向の服はパンツ一丁にダボッとしたシャツのみ、そしてそのシャツにはくっきりといきりたったアレのシルエットがモッコリ浮かんでいる。
「う、うぅ……ずるいです。向さん。たとえ僕は、向さんのおちんちんが……大きくなくたって好きなのに、その見た目になってもそんなに大きいなんて」
「いつもより物足りねえとか言ったら承知しねえぞ？」
「い、いいません！　それは！　絶対！」
「はは、だろうな……じゃあ……｜Ｐｒｅｓｅｎｔ《捧げろ》」
　向から放たれる命令。首輪の効果でコマンドに逆らえない颯汰は、逆らう気もないのであっけなく自ら、しかも普段なら恥ずかしくて頼んでも上手にできない見せつけながら脱ぐという行為を、向をセクシーに煽るという行為を行うではないか。
「向さん……僕の全部、もらって……？」
　既に向のカタチを覚えたひくひくと開き閉じする蕾を、右手の人差し指と中指でクパァと尻の割れ目を広げて見せながら颯汰が左手で自分の前髪をかき上げ潤んだ目を露にすると、向は颯汰に飛びつきそのまま挿入し、颯汰が痛がる隙も無い一瞬に吐精。お尻の中にたっぷり潤滑油を注ぐ。
「若い体だからいつもより我慢聞かねえんだ。許せよ？」
「はひっ❤　好きなだけ、出してぇ💕」
「うひょーーーーーっ！！！」
　興奮して地面に四つ這いになり、床をどんどんと殴りまくる腐黒。唖然としながら鼻血を流し、新たな性の扉をこじ開けられるフェチズム。
「俺がちっさくなったから、いつもよりおっぱい吸いやすいな」
「んぉ゛💕　そんな、右バッカ吸わないでくださッ……あはぁんっ❤」
　ショタ相手に手も足も出ず快楽に震え続ける颯汰は、向とともに二人だけの世界へとリップしてしまった。
　ちなみに、邪神は興奮のあまり腐黒が無意識に発動していた【森羅牙道砲】による視えない衝撃波を腐黒が床バンする度に受け生命力を削られていたが、あまりにも向と颯汰のショタオニに夢中になっていた為、誰一人その事実に気づく者はいなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●迷宮解体
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は祭器のひとつから食料を取りだし、食べ歩きながら迷宮を進んだ。
　彼女のフェチズムは膨腹……食物や液体でお腹が膨らむ過程を愉しんだり、結果として巨きく膨れたお腹自体に魅力を感じる。
「つまり、私と大食い勝負するって……コト！？」
　迷宮の中心にたどり着いたとき、邪神は恐る恐るこちらを見ていた。彼女はエッチなものだけ口に入れられればいいって感じで召喚されていたので、超少食なのだ。
「いえいえ、結構ですよ。というか、私がここにたどり着いた時点で、もう、お開きですから……」
　ふふっ、と優雅に嗤うるこる。彼女の発動していた【豊乳女神の加護・㪅兏（チチガミサマノカゴ・スゲカエラレシシュサイ）】は無事目的である空間干渉系の能力の支配権の奪取をコンプリートしていた。
「まさか、絶対的領域だと過信して、こんなに干渉に無防備だとは思いませんでした」
　と射撃武装系祭器をフル展開する。
(近接だと、中々にあのモーニングスターは厄介そうですし……)
「く、なんだ……自由に体が動かない……！」
「ダメですよ？　もうここはあなたを浄化するための空間。邪神に優位はありません」
「そ、そんな……犬じゃなくて、豚にやられるって言うのか！　私が！」
「なんとでも……ああ、でもどっちかというと牛の方が抵抗感は無い気がしますねぇ……では、さようなら」
　フルブースト……ッ！　るこるの祭器から放たれるミサイルやらビームやからすべて邪神の腹部に終息し、その身を骸の海へと返す光の裁きとなった。
　余談ではあるが彼女の手配書の誤植と、お姉ちゃんを失った悟の悲しみから、彼女の手配額は五千万エクスタシーポイントになったのだという。

大成功 🔵​🔵​🔵​

第3章 日常 『犬の散歩』

POW   :    犬と走ってトレーニング SPD   :    犬とフリスビーやボールで遊ぶ WIZ   :    犬と優雅に街歩き 👑5 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●平和と非日常の避難所。
　温泉旅館『おいでませ』――。
　君たちと事件に巻き込まれたカオス・エクスタシア教団の一部の人間が時間解決後、手際よく正気を保った猟兵とＵＤＣ組織によって連れ込まれた巨大温泉施設である。
　君たちはここで自由に過ごすことが出来る。いわゆるご褒美なので。あ、選択肢の全部に犬とって書いてあるけどこれは同行してる犬じゃなくても偶然その場に犬（人間）がいるだけで犬（人間）と絡む必要は必ずしもありません。どの施設に行っても犬（人間）が半径２０メートル以内（ただし壁などを隔てていたりとにかく同じ空間にいない場合もある）だけだから。

●温泉
　個室、混浴、男湯、女湯あります。紅葉がきれいです。

●公園
　ドッグランと大きな芝生があります。周辺の紅葉がきれいです。

●遊歩道街
　温泉饅頭が売ってたり、茶店があったり、足湯につかれます。紅葉がきれいです。

●寝室
　それぞれに与えられてます。連れ込み、相部屋可。

　主に上記施設で楽しめます。なんか生やしてもいいです。犬の人は犬らしく楽しんでもいいんやで。キアラちゃんは呼べば来ます。
　犬になった教団員もいますのでそちらを助けてくれる（犬としてかわいがりながら邪神などと接触して狂ってしまった心を癒す）のも歓迎です。エッチな教団のメンバーだし多少、ね？　いいんだよ……？


●器も大事
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は折角温泉地に来たということで、ご当地の有名な品を買ってくる。黒豆、シイタケ、地鶏……これらを醤油で煮たらきっとおいしいだろう。
「大いなる豊饒の女神の使徒の名に於いて、偉大なる導きの恩寵を此処に」
　ユーベルコード【豊乳女神の加護・到爨（チチガミサマノカゴ・ジュウゼンタルメグミ）】はどんなに手のかかる料理も高速調理をお約束。種類より量ということで煮つけを１０秒で一つの一学年４クラスの中学校３学年を満足させられるだけの量作りあげる。何度も食べないとイヌ科が解けない人もいるだろうからと汁気は少なめに煮込んであるそれは日持ちも十分するだろう。
「よろしければ、持ち帰り用に缶詰にも詰めておいてくださいね」
「はい、ありがとうございます」
　ＵＤＣ職員にそれらを渡せば自分は温泉を愉しみにいく。向かうのは個室温泉だ。
「ふぅ、ちゃんと広い温泉でよかったですぅ」
　個室だからと言って一般家庭にあるようなサイズのヒノキぶろとかましてやゴエモン風呂なんてこともなく、４畳半の広い温泉を独り占め。相変わらず増量していく胸をぷかぷかと湯船に浮かせながら、秋の景色を堪能する。
「すっかり、葉が赤くなりましたねぇ……もう、冬が近いんですね」
　冬になればまたクリスマスに年始、バレンタインと、この手の依頼が出そうなイベントが毎月やってくる。そんな予感を確信しながら、今はただゆっくりと平穏なひと時を楽しんだ。

　風呂を上がった後、旅館の縁側を少し散歩してみると、秋の景色を残念に染め上げる人影……るこるの作った料理を犬用のさらに入れられて顔をそこに突っ込みがっつき食べるカオスエクスタシア教団員たちの姿が見えてしまった……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●お犬の躾
「わんっ❤　わうーん💕」
「ははは、困ったやつだなぁお前は……こら！　しゃぶるなら喉の奥まででしょ！」
　露木・鬼燈（竜喰・f01316）は首輪から解放され、ようやく念願の犬を飼う側に回っていた。カオスエクスタシア教団員の女を一匹連れた訓練の後、お風呂でその体を心行くまで揉んで解して洗ってやり、犬に自分の足を舐めさせていた矢先、犬の顔がどんどん妖しい位置に変わっていって、ついて鬼燈の鬼燈に口をつけてしまった場面。
「美味しいか？」
「んっ、わうーっ❤」
　金髪巨乳のロリ顔美少女が喉の直前まで鬼燈のを咥えたまま元気よくかわいらしく返事して、それを飲み込むようにさらに深く咥える。きゅうきゅうと締め付けてくる喉マンにちんぽを引くつかせながら、鬼燈は容赦なくその頭を掴み腰をゆすった。
「だったら、もっと喉汁で塗らしな？　上手にしゃぶれたら牝穴も使ってやるよ」
　厳しい訓練の結果鬼燈の忠犬になった彼女は、口をすぼめひょっとこ顔になりながらちゅうちゅうぢゅるぢゅると鬼燈のを夢中でしゃぶりまくる。
「へへ、だらしないエロ顔……そそるっぽい！」
　あまりにも気持ちよかったため、きつく頭を押さえつけながら胃に直接種をまくように白濁を食道に流し込む鬼燈。苦しみ涙を流しながらも眉を下げ、瞳を細目微笑む少女に全部飲ませたら、次はベッドで共寝の躾だ。飼い主と寝るという芸を、たっぷりと教え込んでやらなければならない。
　だって仕方がない、これは大切なペットとのスキンシップなのだから……！
（それに、多少はいいって言われてるしね）
　多少じゃないことからは全力で目をそらし、鬼燈はその夜、女と共に寝ながら、女を寝かせることも、乾かせることもなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●自己敗北
　イリスフィーナ・シェフィールド（女神様の巫女兼｜スーパーヒロイン《承認欲求の塊》・f39772）は確かに勝利を得た。あとは悠々と温泉でも楽しんで、日常に戻り……そうそう、頭に思い浮かべてしまった女神さまに会いに行くのもいいだろう。
　それでいい、それがいい。なのにどうしてこんなことになっているのか。
『だってその首輪、本人が犬として満足しないと外れないっていうんですもの、仕方ありませんわ』
　自分と同じ顔をした女がイリスフィーナの顎の下に手を添えてクスリとほほ笑む。
「ああ、そんな……はぁ、ふぅ……体が、熱い……わん」
　目隠しされ四肢を革ベルトでぎっちり拘束されながら、体は自らの分身に辱められる喜びで濡れていく。
『精魂つきるまで運動させれば満足いたしますでしょう、ついでに貴方のフェチも満たしてあげますわ』
「既に自慰の延長のような行為に｜屈辱《喜び》を感じていますわ……」
『結構……じゃあ、途中で萎えたりしないでくださいね』
「んぁ……ううん……あおーーーーんっ❤」
　穴に太いプラグを押しこまれ、鞭や蝋燭、大人のオモチャを使っていたぶられるイリスフィーナ。
『まだまだ、参りますわよ。本当に情けのない犬……こんなにはしたなくおもらししてしまって、うふふ……』
「あぅーん❤　わおわおーんっ❤」
　ドＳな分身に嬲られてこんなにも喜べちゃう自分のドＭ加減をいやというほど思い知らされながら、精魂尽き果てるまで運動させられながら、首輪が外れるまで何度も遠吠えをあげるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●じゅうかん！
「あぉ～～～んっ」
　ラフィカ・ペーシェロッソ（｜金魚型飛空艇《ラフィカは優秀な船ですから》・f33979）は心なしか上機嫌な声音でほえ面かきながら片足を上げ、公園にある立派な栗の木にお小水をぶちまけていた。
　それを見て発情する雄犬（人間）達もいたし、はしたない犬ねといいながらもいやらしい目をした人の目もあった。けれど、彼女に手を出したのは人間ではない。
「バウワウッ！！！！」
「んひゃっ！　あう？　あお～～ん！（な、何ですか突然）」
「バウワウワウワウワウ！！！（俺の縄張りにマーキングする生意気な牝めっ！　許せねえ！！！）」
　彼女を押さえつけるのはジャーマンシェパード、その中でも特に大きい個体だった。なわばりを荒らされた意識から乱暴にラフィカに馬乗りになりその頭をべしべしと叩く。しかし、そんな運動をしている矢先、彼の雄チンポがラフィカの中にずっぽりと入ってしまった。
「んん～～～！？　あうううううっ！！！！」
　あ、入ったとはいえ今回もお尻の穴である。咄嗟に防衛機構の働いたおしっこしてた方の穴は見事に貞操帯的な奴で塞がっている。
「バウッ！　バウッ！（最高！　最高！）」
　穴に入った犬は馬鹿みたいに腰を振り始めその気持ちよさに身を委ねる。自然界において交尾とは突然に始まり突然にハマる落とし穴のようなものなのだ。
「や、やめなさい。ラフィカがこんな犬なんかと！」
　あ、ちなみにこれが本当に犬なのか、ジャーマンシェパードのようにラフィカがイヌ科の呪いで見えてしまってるだけの人間なのかは定かではないが、彼の吐精は犬並みにしつこく、太く、長かった。
「んぁおおおおおおおんっ❤」

大成功 🔵​🔵​🔵​

●クローネちゃん、遊ぶ。
「わぅ～～～（ご主人様いなくなっちゃった。次のご主人様を探さないとっ！）」
　クローネ・マックローネ（快楽至上主義な死霊術士・f05148）は新たなるご主人さまとのマッチングを信じ、公園で自分の尻尾を追いかけ回して楽しく遊んでいた。
「お、バカ犬発見だぜ」
　そこに、一足先に自分は飼う側だと気が付いた元犬の男が現れこうしてトントン拍子に二人は主従となったのだ。豚じゃなくて、犬なんですけどね！

「わふーーーいっ★」
　クローネは駆け回った。ご主人様が投げるボールやフリスビーを追いかけてはアクロバティックな動きで四足歩行してそれに飛びつきご主人の元に戻す単純作業。
（あー、いま生きてるって感じがする❤）
　隷属フェチズムが色濃く残ったクローネの心情は扱いに大変満足している様子で、ご主人が飽きるまで遊びまわったら、お部屋にお持ち帰りされて今度はトリミング。
「おっぱい凝ってんな～」
「わぅわ～～ん💕（ご主人様の手つき、しゅきっ❤）」
　お風呂の中でいっぱい胸を揉みしだかれるクローネ。ご主人様のビンビンの雄が柔らかなお尻に挟まって突いてきてちょっと痛いくらい。
「あう～～んっ❤」
　あんまり押し付けてくるからお尻を振っておねだりしたらお風呂サイドにマットを敷かれてそこに四つん這いにされてソコを叩かれちゃうよ。
「誰に仕込まれたんだ淫乱な牝犬が！」
　うーん、失敗。ご主人様嫉妬してくれるタイプだったみたい！
「ぁぅ～ん。くぅ～～んっ❤」
　でも、一生懸命かわいく鳴いてお尻を振り続けたら叩くのをやめて鷲掴みにしてくれたよ。それでクローネのマンマンが濡れてるところを確認されちゃった。
「ったく、お仕置きでこんなに喜びやがって……救いようがねえな。でも、悪い気はしないぜ」
　ああ、ついにご主人様のがクローネの中に……。
「わわーーーんっ❤　あぅん❤　くぅううんっ❤」
　ずっぷり入れられて、ゴリゴリ押し付けられて吠えずにはいられない快感がお腹の中かが脳に上がってきちゃう。
「おら、ちん媚して子宮下ろせ！　種付けしてやる❤」
「わんっ、わぅーーーんっ❤（だして、いっぱーーーい❤）」
　クローネが甘い声を何度も上げるうちにご主人様のが中で膨らんで……。
　びゅるっ！　びゅるるるっ！　どびゅるるるっ！
　中に一杯注がれて腰ががくがく震えてしまう。ご主人様とはいえ元犬。犬としても立派に振っていただろう腰つきに体中が悦んでしまうクローネ。
「わんわんっ❤　きゃい～～んっ❤　わふうううう❤」
　歓喜の声を上げたっぷり注がれた後は、ご主人様の膝の上でご飯を食べて、そのあとまたベッドで盛っちゃいましたとさ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●犬の為の身体
「わん、あぅーん❤」
「ま、まちなさい……くぅ、力が入らな……っ❤」
　斎藤・斎（人間賛歌・f10919）の身体に女が群がる。きっと斎の身体にこびり付いた元ご主人様の香りに牝犬たちが発情しているのだろう。
「待ちなさいってば……っ❤」
　個室温泉を選ばず、普通に女湯に入ったのが間違いだった。その体に群がる女たちは斎の制止も効かずに胸も尻も、ヴァギナだってかまわず舐めて吸って、彼女の中にあるご主人様の残り香を堪能し、絡めとり、奪ってくる。
「わぅーん！　わんわん！」
　斎の中からご主人様の体液を奪い終わった女たちは今度はシャワーノズルを斎の顔を除いた穴という穴に押し当てぶち込み中まで洗浄していく。カオスエクスタシア教団員の使う人間用洗剤をぶっかけられ、泡立てられ、中も外も泡塗れにされて……。
「おい、ちょっと……もう、ダメだってぇ❤」
　女相手に強気に出れず、気が付くと戦場済みの紙をお腹に貼られベンチに寝かされていた。

「ばう、あうあう！」
　そこに今度は男たちが群がりだす。
「ん……❤　ん……？　…………なっ！？！　っツゥ❤」
　女たちの責め苦に意識を飛ばしていた斎が正気に戻った時、既に彼女の周りは元気な雄犬人間たちでいっぱいだった。
　男たちは彼女の札をはがし、べろんべろんと思い思いに先ずその体を嘗め回す。足に跪きたいものは足を、手に撫でられたいものは手を、口に蹂躙されたいものは口をベロベロと舐めたり、頬ずりしていた。
「なんなんですか……くぅ❤　もう、やめなさいっ❤」
　そのくせ、斎の言うことなど微塵も聞く様子がない。もしかしたらこいつらはナントカジムのリーダーを倒してバッジを集めないということを聞かないタイプのモンスターなのかもしれない。
「やめっ……こら、いい加減、にっ……ああっ❤️」
　斎の身体はくたくたで、男一人にだって勝てる状態ではなく、そのまま男たちの餌に……。屋外ではあるが、男たちがまるで彼女を囲んで隠す様にして順番に犯してくるから、周りに気づかれることもない。妖しいとは思っても、何をしているのかはわからない。
「ふぐ……っんむーーーーっ❤」
　なぜなら斎の口は肉棒や口で塞がれ、周囲に叫びを響かせることも許されないから。
（なぜ、あごにも力が入らないのでしょうか……この、ままでは……❤）
　堕ちたくなんか無いのに、数の暴力に溺れさせられるように体は使われ続ける。そのまま彼女の部屋ではなく、男たちが使っていた大部屋に持ち帰られ正気を失う位にどっぷりと、その体をぼろ雑巾になるまで使いつぶされることになる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●キミのペット
「がうがう！　がうー♪」
　天羽々斬・布都乃（未来視の力を持つ陰陽師・f40613）の華奢な体に、犬状態のソウが抱きつく。
「ど、どうしましょう！？　ソウさんの呪いが進んで、精神が犬になりつつありますよ！？　なんか四足で歩いちゃってますし！」
『親しい者と触れ合うことで自然と犬化の呪いも解けるじゃろう。ソウ殿には精神が犬になっておる間の記憶は残らぬので、遠慮はいらぬぞ』
「そうなんですか？」
「がうっ♪」
　式神、いなりの適当で嘘八百な説明に首をかしげる布津乃に、ソウがブンブンと首をたてにふるとあからさまに嘘感が増してるのに素直で無垢な少女は信じてしまった。

「それっ！」
「がうーっ！」
　先ずは運動。犬としての欲求を存分に満たすために布津乃はいなりが差し出したフリスビーを投げ、それをソウに取ってこさせる。四足歩行なのをもろともせず、彼は素晴らしい脚力でフリスビーが地に落ちる前に飛び付いて口でキャッチしてくる。
「なんだか……楽しくなってきました」
　正気を失う度に女王性を表に出してきた少女のエスな部分が顔を出してエスカレートしていく命令に、スパダリソウ君はさらりと答えていって気がついたら昼前だったのに空は公園を舞う紅葉と同じ色にそまり黄昏時を迎えていた。
『さて、運動して汗をかいたようじゃし、ソウ殿を風呂に入れてやるのじゃ』
「……ま、まあ、犬のお世話ですから仕方ないですね。ソウさんの記憶に残らないなら、バスタオルなしでもいいですよね？」
　もはや虐待と言っても差し支えないほどヘロヘロになるまで振り回したソウを引きずるように混浴に入り、丸裸で彼の体を洗い始める布津乃。その手には柔らかスポンジ。
「あぅーーーん」
　と弱々しい声を上げる男の上半身をなんなく洗い上げ、その手は下半身に。ソウのシックスパックに胸を知らず押し付けながら口許で尻をふりながらおちんちんを優しく洗う布津乃。最初は疲れてて意識朦朧としていたソウもさすがにこのエッチさに目を見開き驚き勃ちあがって立ち上がりまだ泡だらけの体で暴れる。
「あっ、こら、なんで逃げようとするんですか！　お風呂嫌いはダメですよっ！」
「あうあうっ！　がおーーんっ！！」
　顔を赤くして首を左右にふりながら抵抗するソウの体を押さえつける布津乃、それもすべてケツを向けてる所為で顔色を見れてないから！
『くふふ、布都乃のやつ。これがソウ殿の記憶に残るとは露知らず、大胆なものじゃのう』
　湯船に浸かりニタニタ嗤ういなりの言葉など耳に届かず、布津乃は暴れる肉竿も腰も胸で押さえつけにしソウをおとなしくさせ、体の隅々までぴかぴかにしてしまった。その間、ソウはずっと脳内で般若心経を唱えながら吐精せぬよう耐え続けていたとは後の話……。いなりが天羽々斬神社の木が禿げるまでの間、ソウからも布都乃からもいなり寿司の供給を断絶されたのはまた別の話。

大成功 🔵​🔵​🔵​

●間に合った原稿
「いやー、良いのが書けたわ……」
　同人誌『跪いてワンと哭け』の完成。この一週間、宿泊延長して缶詰めになった甲斐があった。それもこれも全ては推しカップルのお陰である。
「そういえば、二人はもう帰ったのかしら？」
　風尾・腐黒（触手型忍者お姉さま┐・f39719）が黒辺・颯汰（ニンジャなのにお人好し好青年・f37205）と絶頂・向の逢瀬を拝見していたのは最初の二日だけ。あとは原稿に集中したかったし十二分に濃厚なシーンを目に焼き付けられたので遠慮していた。まさかDomSubユニバースの続きをしてくれるとは思わなかったが、颯太の向にたいする好き好き攻撃は本当に良かった。向の颯太を試すような喉フェラや首絞めセックス、足こきとそこにぶちまけられた颯太の汁を颯太自身に掃除させるシーンとか……８６０フェスに出す本のネタとしても文句なしのインパクト……。
「気になるけれど、印刷所待たせてるしそこは後日颯太くんから聞いてみましょうか……」
　推しの生エロシーンを反芻して高鳴る胸を押さえ、ほくほくとした顔で腐黒は帰路に着いた。

●意趣返し
「ほら、なんか｜命令《おねだり》してみろよ……」
「そ、そんな……僕が向さんにそんな……えっと……じゃあ、僕のをしゃぶってください……？」
　首輪を着けて一週間。颯汰の手首や膝回りは縛りあとだらけになっていた。向に全てを捧げ、アブノーマルなプレイに浸りきったのは最初の五日間。そのあと二日はゆっくりのんびり、二人くっついて健全に過ごした。まあ、すっかり向のチンポの虜になってた颯汰はズボンを穿いた向の内腿で、雄の匂いをスンスン嗅がせてもらいながらナデナデされ発情はしていたのだけど。颯汰が搾り取りすぎて向の肉棒も少し擦れていたくなってたし、颯汰の尻の蕾も薔薇が咲いていたためお預けとなったのだ。
　ちゃんとStayができたご褒美に聞いてもらえたリクエストで向にもケモミミと尻尾を着けてもらったところ、颯汰も俺にわがまま言ってみろと言う話になり今に至る。
「ほら、これでいいか？」
「あぅ……んぁぁっ💕」
　自分の股の間にイケメンがいる破壊力。眼光鋭い狼さんが情欲を波乱だ目で上目遣いに睨み付けてくるドキドキ……そしてノンケだった向は颯汰の出したのを嘗めてくれることはあっても、おチンポを嘗めてくれることは殆ど無かったのでなれない刺激への幸福感もあって、颯汰は瞳をとろけさせ、息を荒くする。
「つるつるチンポ可愛いな……旨い。颯汰のならいくらでも嘗めてやるよ」
　ハロウィン前にパイパンになったのを見られてからやけに体を見つめられる時間が増えたなと思ってたけど……。
「向さん、つるつる好きなんですか？」
「いや？　だったら狐のお前にハマらねえだろ？　あー、でも、尻尾の肌触りとすべすべな肌の触り心地のギャップは好きだな……」
「ひんっ💕　尻尾コキながら、嘗めるのは……っ！」
「“リタイア”か？」
「ぅ……っ💕　も、“もっと”……💕」
　DomSubを続けるに辺り二人で決めたセーフワード。颯汰が殆ど口にしないタイプの｜横文字《リタイア》が本当にやめて欲しいの合図で、颯汰が殆ど口にできないタイプの｜おねだり《もっと》が本当にやめて欲しいわけじゃないの合図。
「上等だ……」
「あぅ、ひ、ぅんっ︎‪💕　向しゃんっ💕　向しゃんっ💕　でちゃいますぅ～ッ！！！」
　吐精感が高まり、キンタマが上がる颯汰。先走りがぬるぬるの向の口のなかをねっちょり汚す。離して欲しいと思うけれど、向は尻尾コキを強めて口をすぼめしゃぶりすすってくるので制止の言葉を吐く間も無く吐精した。
「あ゛ッーーーー！　でてるッ！　出ちゃってますっ💕」
　自分の精を口で受け止めきり、ちゅうちゅうしながら口を離し飲み込み、まだピクピクと震える肉竿をベロベロ嘗めてセクシーな視線を再び送る向に見蕩れる颯汰。
「次は俺に何をさせてくれるんだ？」
　と囁かれれば、犬のように腰をふる向さんがみたいと告げ、うつ伏せになり尻をつきだす。
　颯汰のまだ少しだけ腫れた蕾に執拗にローションとジェルを塗りつけたあと、向は仰せのままに、わんわんガウガウノリよく喚きながら尻をつかんで夢中で腰を振っては押し付け続ける。
「向ひゃん、しゅきっ、しゅきぃっ💕」
「俺もだ颯汰ッ！　愛してる……！　好きだッ！　出すッ！　俺の、全部、なかにぃッッッ！！！❤️　お゛あ゛～～～！　出てる、ぐっ！　がうっ！！！」
「あひっ、はぁ、んっ！　あっ～～～～💕💕💕」
　注入したローションを全部追い出すくらいの勢いと量の吐精に溺れて、結局この日も二人は旅館で一夜を過ごすことになったのだ。

まあ、そんないろんな人たちのいろんなわんわんプレイがあって、皆それを癖として消化し、邪神に侵された心は幾ばくか癒えて日常に戻っていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2023年11月11日