桃枝・重吾
詳細お任せアドリブ歓迎、
重吾の一人称は、虚勢を張るとき、俺
仕事中、私
モノローグ、僕。
重吾以外の家族は皆、虎系かライオン系キマイラ
トンデモ系ＳＦ星系出身
【無人島】
折角もぎ取った長期休み、
実家も今年は家族総出で海浜惑星でキャンプだって言ってたから高級｜◼️◼️◼️◼️《発音不明》おみあげにいきなり合流してビックリさせよう！
ちょっと星降丸に内緒で燃料費まで使い込んじゃったから近道しなきゃだけど(フラグ)
(無事に？サルガッ荘的な場所に落ちました、
星降丸が重力圏から抜け出すだけの燃料を太陽光発電等の補助電源でチャージ出来たら普通に脱出出来ます。
その間、
重吾は星降丸を怒らせたので閉め出されてサバイバル生活の夏休みとなります)
大柄なライガー系キマイラの桃枝・重吾、職業は宇宙運輸業者である。
業務内容は惑星間を相棒のスペースデコトラ『星降丸』を法定速度遵守で走らせながらの物資の運搬。
当然、長距離航行をほぼ毎日強いられるため、相棒のスペースデコトラは重吾の居住空間でもある。
休日なんて概念すらない運輸業のドライバーにとって、夏休みなんて福利厚生制度なんて都市伝説レベルの代物だ。自社倉庫から配送先の往復で12時間拘束なんて当たり前の業界が、マスコミに「我が社はコンプライアンスを徹底してます！」とか言ってホワイト体制を謳う欺瞞さよ。
そんなブラックな業界の中で、重吾は先月から業務量を他人の２倍をこなす超過密スケジュールを強行した結果、奇跡的にスペースお盆期間の前の10日間だけ夏休みをもぎ取ることが出来たのだ！
「き、奇跡が起きた～！ スケジュールを詰め込んできたのはこの長期休暇のために！ 折角だし、実家も今年は家族総出で海浜惑星でキャンプだって言ってたから、高級｜■■■■《発音不明》をお土産に、いきなり合流してビックリさせよう！」
重吾は久々の里帰り兼サプライズ合流に胸が高鳴る。
早速、彼は『星降丸』の運転席に乗り込むと、法定速度を守りながら海浜惑星の座標をセット。
しかし、AIが示す通常航路を大きく逸れていた。
「……そういや燃料費使い込んじゃったんだ、高速ワープゲートの料金払えないな。最短距離で突っ切ろう」
重吾が選んだルートは目的地座標の最短距離。
しかし、燃料費を使い込んだせいでエネルギー不足になり、更に航路中に異常重力場があるとは知らず、星降丸ごと重吾は星の地図にも載っていない超辺境の小惑星に墜落してしまった。
「いや、あのさ星降丸？ お怒りなのはもっともだけどさ、私を締め出すのは止めてくれないか？」
星降丸が重力圏から抜け出すだけの燃料を、太陽光発電等の補助電源でチャージしている現在、重吾は宇宙服を着たまま何もない小惑星で途方に暮れていた。
星降丸AIが重吾の燃料費の使い込みを先程知り、激怒した結果がこれだ。
宇宙服ひとつで放り出された重吾は今、飢えと後悔で荒涼とした岩の大地に立ち尽くす。
「私の宇宙服の酸素量が尽きるか、星降丸の燃料の補充完了が先か……もう着服しないから中に入れて～！」
こうして重吾は、このあと飲まず食わずで３日耐え凌ぐ羽目になり、貴重な休暇を無駄にしてしまった……。
成功
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