Plamotion Willingness Actor
ガイ・レックウ
五月雨模型店で夏休みを使ってプラクト用の新作プラモを作るぜ!
新作と…創作意欲の赴くままに趣味全開のやつを作り上げてやる!
新作はリ・ビルドスターインパルス!ビルドスターインパルスを今の技術で改修、耐熱プラスチックなどで強化してみたぜ!
あとすーぱー☆ないあるて(ビキニメイド&逆バニーばーじょん)も作り上げるぜ。…本人にバレたらやばそうだが軟質素材でふにふにぷにぷにに仕上げてみた!
あ、一緒にドジっ子☆ふぃーあ(うさ耳ミニスカメイド)も作ったぜ!
(つまり?)
五月雨模型店で強化した新作模型と趣味全開のちょっとえっちな美少女プラモを作るはっちゃけガイの夏休みです(笑)
●プラクト・オン・ウィリングネス
創作意欲というものは大切なことである。
それがなければ、人は何かを作り上げることはできないだろう。それがナイーヴな考え方であることは重々承知の上であるが、しかして人を突き動かすのもまたそうしたものであることは言うまでもない。
何が言いたいかと言うと、結局のところ。
「趣味ってのはいいもんだぜ」
ガイ・レックウ(明日切り開く流浪人・f01997)はアスリートアースのとある商店街に看板掲げる『五月雨模型店』の制作スペースで一人満足気に頷いていた。
目の前の濃緑のカッティングマットの上に立つのは威風堂々たる漆黒の人型ロボット『リ・ビルドスターインパルス』。
己が駆るキャバリアを『プラクト』――『プラモーション・アクト』用にプラモデルで作り上げたものである。
これまで多くのプラモデルを作り、また『ビルドスターインパルス』を改修してきた技術でガイはさらに耐熱プラスチックなどを用いて頑強なるプラスチックホビーを作り上げたのだ。
「かっけーな、おい! よく耐熱プラスチックなんか使おうと思ったよな!」
「え、ええ、すごいです」
この模型店の常連であり『プラクト』アスリートでもある少女『アイン』と『フィーア』もガイの完成した機体に称賛を送る。
だが、彼女達の目は、その隣にある美少女プラモに移る。
「こっちは……?」
「ん? ビキニメイドと逆バニーバージョンだが? こっちはうさ耳ミニスカメイドだ」
ガイはこともなげに『リ・ビルドスターインパルス』の横に並ぶ美少女プラモを見て頷く。何もおかしいところなど無い、という顔であるが問題ありありである。
「肖像権とかは!? っていうか、こっちは『フィーア』をモデルにしてるじゃねーか!」
「ふ、そういう需要ってヤツだな」
「趣味に走りすぎじゃね!?」
「こういうのを男のロマンって言うんだぜ。覚えておくんだな!」
「な、なななんで、わ、わわたしなんですか~!?」
ガイは動揺している『フィーア』に親指を立てて見せる。
「興が乗ったってやつさ!」
「走りすぎだろ! 情熱のかけ方がいちいち明後日の方向じゃねーの!?」
『アイン』の言葉にガイはそれはそれ、これはこれ、と笑う。
確かに本人にバレたら鉄拳制裁ものであろう。
「たまには趣味全開で遊ぶのもいいもんだ。息抜きだよ息抜き」
その言葉に『アイン』たちは息抜きすぎだろ! と思わず突っ込むのだった――。
成功
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