#ダークセイヴァー
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ヴァンパイアに支配され、希望を失いつつある世界。
苦痛に喘ぎ、ほんの小さな安らぎでもいい、何か助けをと求む人々の耳へ聞こえる、森の奥より響き渡ったかすかな音色。
耳を澄ませばそれは竪琴、聞く者の生気を奪い、強烈な睡魔とともに安寧たる眠りへ誘う悪夢の音色。
一人、また一人と音色に誘われ村の人々は櫛の歯を欠く様に眠りに堕ち、日常生活、それを営む労力確保すらままならない。
あの音色は何なんだ、と疑念を抱いた若者たちが武器もち森の奥へと進んでいったが、誰一人戻る事無く時間だけが過ぎていく。
原因を探ることもできず、眠りに堕ちた人々を起こすことも出来ず、焦燥だけが募る日々。
解決手段のないままに、村人の3割が眠り続けるその時、大きな変化が訪れていた。
「ウゥウウウ、アァアアアア!」
雄叫び上げてなだれ込む、武具に身包み血を流す、異形と化した悪夢の軍勢。
外れた兜、そこから見えた顔つきは先日森へと分け入った若者そのものであった。
「なっ、どうしてお前が……ぐわぁ!?」
人で無くなり、別のナニカ、へ姿を変えた友人を前に驚愕する青年、それを前にまったく動じず、手にしたハンマーで打ち据えた異形の戦士。
村を見遣れば、各所よりなだれ込んだ兵士がいまだ眠らぬ人々を追い掛け回し、抵抗しようとした者や身体能力に優れた若者を中心に武器振るい、その身を打ち据え絶望を振りまいてく。
村中で巻き起こされた惨劇、突如訪れた脅威になすすべなく逃げ惑い、追い詰められる人々の耳に聞こえる竪琴の音色。
絶望的な状況に似つかわしくない、安らぎもたらすその音色は緊張の極みにあった人々の心を揺さぶり、一人、また一人と眠りに堕ちる。
一刻もせぬうちに全ての村人は意識を手放し、後に動くものは何も残っていなかった。
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「ダークセイヴァー世界にて一つの村が滅びる未来が予知されました。
皆様にはその惨劇を引き起こすオブリビオン、その撃破をお願いしたく」
一つの村が完全に滅ぼされる、惨劇を前にしても眉一つ動かさず。クアド・ペントヘキシウム(バーチャルキャラクターの人形遣い・f09688)は淡々と状況説明を開始していた。
「今回は北、西、東の三方を森に囲まれ、南側が開けて耕作地となっている村が惨劇の舞台となります。
森の奥から時折響く竪琴の音色、それを聞いて心を奪われた人々が意識を失い眠ったまま目覚めぬ状況。しかしその顔は幸せそうだといいます。
原因を探ろうと森に何名かの若者が入っていったようですが誰一人として戻らず、そして数日後、村が襲撃されます。
襲撃犯の中には森の調査に向かった若者も含まれていたようで、恐らく竪琴を鳴らしていた何者かの手によって姿を変えられ、使役されているのでしょう」
労働力を失い、調査に向かった者たちまで変化させられた村。
ダメ押しとばかりに異形となった若者を含む戦力で蹂躙され、そして最後に響く竪琴の音色で残った住人は全て眠りへ堕ちていくという。
「異形の戦士によって追い立てられ、人々は一箇所に集まってそのまま全員眠り二度と目覚めることはありません。
寝顔を見るにとても心地よい、幸せそうな夢を見てそのまま果てる、ということでしょうが偽りの安らぎに意味はあるのか。
現実の苦痛、苦悩などない幸せな思い、夢を見たまま死ねるならそれはそれで本人にとっては幸福かもしれませんが、このような行為をそのままにしておけば希望を持って生き続ける人々の前にも現れ、その未来を奪うことにもなるでしょう。
流石に放置は出来ません、現況となる存在を倒す必要があるでしょうね。
皆様が駆けつけるのは森から戦士たちが出現、村人を襲撃し始めるその直前。
人々を守りつつ殲滅すれば、この騒ぎの張本人、竪琴鳴らす何者かが自ら抵抗勢力を根絶やしにすべく姿を見せるでしょう。
そこで逃がさず、確実に始末してください」
村に起こる惨劇と介入できるタイミング、目的を説明するクアド。
少々状況が不利ではあるが、それを跳ね除けてこそ絶望に支配された人々の心へ小さな希望、その火を灯す事になるだろう。
「状況については以上となります。それと、今回襲撃者を撃退したとしても数日間、労働力を欠いていた事と。
これまでの支配によって消耗しきった村の状況を見て、何らかの助力は必要でしょう。敵を殲滅した後は村の復興に力を貸して頂きたく思います。
場合によっては幸せな夢から目を覚ました、現実逃避をしていたかった村人から恨み言を言われるやも知れません。
しかし、皆様が行った事は偽りの安息砕き、未来を目指す人々を救った事に変わりはありません。
堂々と胸をはり、自身の思いを伝えていっても問題ないかと思われます」
戦闘、その後の復興支援とやるべき事は多々ある状況。
眠り続けた人によっては、幸福な死に誘う眠りから、苦しくとも生き続ける現実へと引き戻された、その事への恨み節があるかも知れぬが無視しても構わない、何か伝えたいのならば伝えても良いとの事。
脅威の排除だけでなく、少々面倒なことがあるかも知れぬと断りつつも、それでも猟兵の力が無ければ村が、そしてそのまま近隣の村々が同じように滅びていくと彼女は伝え、それを阻止するべくゲートを開放。
様々な思いを抱いた猟兵達を、現場へと転送するのであった。
紅葉茉莉
こんにちは、紅葉茉莉です。
今回はダークセイヴァー世界にての物語、人々を安らぎへと導きそのまま死へと誘う音色を止め、元凶となる存在と配下を倒し、村を復興へ導く。
そんなお話となっております。
戦場となる村は北、東、西が森に囲まれ、森から多数の戦士がなだれ込む所からスタートとなります。
村は家々や簡易な農具小屋、また数箇所に点在する畑や家畜小屋などがあり、中央の広場が開けて見通しがよく、村全体の状況を確認できるポイントとなっています。
障害物は家々や小屋程度、強度は低いでしょう。
破損させないよう注意して戦っても良いですし、破損も覚悟、徹底利用して敵を迎え撃つのも選択肢、ご自由に戦って下さい。
戦闘後は復興支援、様々な手段にて疲弊しきった村を立て直す助力をお願いします。
また、この際に幸福な夢に逃げていたかった人々が喚く事も考えられます。
何か言いたいことがあれば伝えても良いですし、弱者の泣き言と切り捨て淡々と復興に手を貸すだけでも構いません。
皆様の思うとおりの行動をとって頂ければと思います。
3章では必要でありプレイングにて何らかのアクションがあればクアドを手伝いなり村人への対話なりで手伝いに参加させることが可能です。
プレイングに記載なければ適当に日常生活を送るための、資材の確保なり破損箇所の修理なりを行っていると思います。
それでは、ここまで長文をご覧いただきありがとうございました。
ご縁がありましたら、よろしくお願いします。
第1章 集団戦
『朱殷の隷属戦士』
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POW : 慟哭のフレイル
【闇の力と血が染付いたフレイル】が命中した対象に対し、高威力高命中の【血から滲み出る、心に直接響く犠牲者の慟哭】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 血濡れの盾刃
【表面に棘を備えた盾を前面に構えての突進】による素早い一撃を放つ。また、【盾以外の武器を捨てる】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ : 裏切りの弾丸
【マスケット銃より放った魔を封じる銀の弾丸】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
イラスト:麻風
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
緋翠・華乃音
永遠の眠りというのが全くの救済ではない、とは残念ながら言い切れない。
前を向く、明日を目指す、真っ当に生きる……或いはそれらに背を向ける。
……何を選ぶにせよ、そこには強制が在ってはならないんだよ。
戦場を広く見渡せる箇所(可能な限り遠距離且つ高所が望ましい)に目立たぬように潜伏。
優れた視力・聴力・直感を全て活用し、状況を広範囲に渡って把握。
見切りと先読み、予測、予知を常時行いつつ、苦戦している味方や後方の敵に狙撃にて援護射撃を行う。
適宜ユーベルコードを使用し、唯一防具で覆われていない目を狙撃する。
……この世界では何処かで見た悲惨な光景が幾度も繰り返される。
――だが、暴虐に対する反逆も、また同じく。
村を囲む森、それより漂う不穏な空気。
ざわつく木々が招かれざる来訪者の到来告げて、木の葉を散らし血濡れの鎧を纏った朱殷の隷属戦士が姿を見せた。
「うわぁ、な、なんだこいつは!?」
疲弊しきった村人が戦士を前に、情けない叫びを上げる。
それを打ち消すようにして戦士がフレイル振り上げて、鎖の音をもち返事とするが同時に響いた発砲音。
雷鳴の如きその轟きが鳴り響けば、戦士の持ったフレイルが虚空を舞い戦士は手に走った衝撃に目を見開いていた。
「俺の眼からは逃れられない。それが安らぎだったとして、未来を強制的に決めさせるわけにはいかないな」
排莢と同時に狙撃銃【to be alone.】の銃口下ろし、村の中央付近にて家屋の屋根に陣取る緋翠・華乃音(prelude finale.・f03169)が言葉を紡ぐ。
聴力、視力、第六感。
それらを駆使し戦場全体見渡しながら異変を探る彼にとっては慟哭のままに人々を襲う戦士の動き、把握するは容易きこと。
「……この世界では何処かで見た悲惨な光景が幾度も繰り返される」
人々追いたて銃を構えた戦士を見遣って華乃音が呟けば、その視線は戦士の頭部、暗き光を湛えた眼に注がれる。
「――だが、暴虐に対する反逆も、また同じく」
惨劇前に小さく、それでいて強き意思と共に言葉を紡ぎ引き金引けば、放たれた銃弾は狙い違わず戦士の瞳、そして頭部を撃ち貫く。
ぐおえええ、と空気が抜けるような悲鳴を上げて戦士が大の字に倒れれば、その隙に襲われた住人はほうほうの体で旧知を脱していたのである。
「うおおああああああ!」
直後に聞こえた腹の底より放たれた獣じみた叫び声。
数度の銃撃、それを持って村の中央、そこに陣取る狙撃手たる華乃音に気付いた戦士が盾構えその攻撃を阻止すべく突撃を敢行してきたのだ。
だがしかし、もとより周囲に警戒強いていた彼にとってはこの状況も織り込み済み。
フレイル、マスケット銃まで投げ捨て速度を増して突撃する戦士に対し冷静に狙いを定め、屋根を目掛けて飛び上がり軌道修正ができぬ状況、それを待ってのカウンター。
両者の距離が1メートルにも満たぬ中で響いた轟音、それと同時に屋根を蹴って飛び出す華乃音。
数秒の後、家屋を挟んで戦士が無残に地面に落ちると対照的に、音もなく地面に降り立ち銃口下げる華乃音。
空薬莢を排出しつつ、此度の敵が仕掛けてきた永遠の眠り。
残念ながらそれが全くの救済では無い、と言い切れない状況。
「前を向く、明日を目指す、真っ当に生きる……或いはそれらに背を向ける。
……何を選ぶにせよ、そこには強制が在ってはならないんだよ」
それでも尚、人々は未来を選べる。その権利がある中で道筋を強制的に決めることはできないと彼は強き意思示し、それを行動として表すべく別の家屋の屋根へと跳躍。
新たな敵、そして仲間の援護を継続するのであった。
大成功
🔵🔵🔵
リーヴァルディ・カーライル
…ん。こんな世界だからこそ、夢に逃げたい気持ちはわかる。
だけど、それは全てが終わってから望むもの。
彼らのように、永遠の眠りすら望めなくなってから…ね。
防具を改造して自身の存在感を消す呪詛を付与
小石のように目立たない存在になり、UCを発動するまでの時間を稼ぐ
攻撃の気配を見切るか、第六感が危険を感じたら回避優先で行動
村の広場で【限定解放・血の教義】を二重発動(2回攻撃)
自身の生命力を吸収して魔力を溜めた“闇の雷雲”を展開した後、
死者を操る呪いを追跡し喰らう“雷の雨”を村の三方向に降らし、
鎧の傷口を抉る雷の誘導弾で敵をなぎ払う
…これ以上、貴方達に罪を冒させたりしない。眠りなさい、安らかに…。
ボアネル・ゼブダイ
罪無き命を弄び、そして死した後も辱めるか…
この外道を許すわけにはいかんな
まずは操られているこの哀れな魂達を救わなければ
従順たる悪意を発動
周囲を破壊しないよう、こちらに銃口を向けている敵を優先して襲うように指示する
その隙に黒剣グルーラングで攻撃
生命力吸収で攻撃しながら即座に相手を倒すようにする
裏切りの弾丸を撃たれたら見切ってカウンターで攻撃するが
もし受けた場合は撃った敵に刀身を伸ばしたコ・イ・ヌールで攻撃
素早く封じられた状態を解除する
お前達の怒りも苦しみも、全て我々が引き継ごう
この行いの報いは必ず受けさせる
だから、安心して眠れ…
他の猟兵とも積極的に連携をとり、村への被害は最小限にするよう行動する
中央部での狙撃、その轟音に紛れつつ行動を開始していた者がいた。
羽織った外套に呪詛を施し、存在感を薄れさせ影に潜んだリーヴァルディ・カーライル(ダンピールの黒騎士・f01841)である。
「戦うことしか、従うことしかできない、のね」
ガチャガチャと鎧を鳴らし、村人を威嚇し追い立てようとする朱殷の隷属戦士を見遣り、リーヴァルディが小さく呟く。
未来も希望も望めぬ世界、故に夢へと逃げ込みたいという思い。
理解できるがそれは全てが終わってから望むもの。
命と自我を失い、命令従う操り人形となってしまった戦士たち。
「永遠の眠りすら望めなくなってから……ね」
そんな戦士たちの悲劇を思いつつ、彼女は言葉を紡いでいた。
既に村の各所に戦士は出現、抵抗する力なき村人を追い立てようと動き出すがそれを是とせず。
潜む事にて魔力を高める時間を捻出、村の中央付近に突如生じた黒き雷雲。
闇の力が高まったその存在に、複数の戦士が気付くも最早手遅れ。
「……限定解放。テンカウント。吸血鬼のオドと精霊のマナ。それを今、一つに……!」
雲の下にてリーヴァルティが詠唱すれば、雷雲が村全体を見下ろすまでに大きく広がる。
直後、雷雲より数多の放電。
黒き闇属性を受けた落雷が、己が闇属性に近しき存在。操られし死者という闇に近い存在たる戦士目掛け降り注ぐ。
不意の一撃、それに撃たれ倒れ伏す者、盾にて受けるもまったく無意味、防御の意味なく倒れる者。
複数の戦士が倒れる中で盾を虚空へ投げ捨て、身代わりとして一撃を凌いだ者や身を伏せかわした者も居り、術者を認め村の中央に突き進むもそれを阻止する影一つ。
「これ以上、罪を犯す事もない。操られた哀れな魂、ここで救ってみせる」
飛び込んだのはボアネル・ゼブダイ(Livin' on a prayer・f07146)
手にした黒剣グルーラングを構えたまま戦士達へ肉薄、駆け抜けざまに振りぬけば戦士の持ったフレイルが宙を舞い、同時に斬られた痛みで戦士の動きが鈍っていく。
その機を逃さず、続けざまにてリーヴァルディの放つ落雷が戦士を捉え、初撃を切り抜けた者も二度目の落雷にて動きを止めていた。
「流石の威力だ、詠唱するまでの時間は稼がせてもらう」
「……ん、助かるわ」
「よし、まずは銃撃を止める。暗く深き闇に蠢く邪悪で矮小なる者共よ、我が元に集い、我が意に従え!」
落雷見届け、詠唱の邪魔はさせぬとボアネルが伝えればそれに応じるリーヴァルディ。
再度魔力を高める様子を見遣りつつ、ボアネルは鎧兜を身に着けた小型のインプを多数召喚、此方を睨み進軍始めた戦士の中で、銃を構えた相手への迎撃命じ自身は接近戦を狙う戦士への対応へ。
「ウウ、アアァア」
何かを訴えるような、そんな感情を掻き立てるようなうめき声。
苦しさを押し殺し無理矢理戦う、そんな風に見える戦士が銃弾放ち、武器を振るって襲い来る。
「罪無き命を弄び、そして死した後も辱めるか……お前たちをこうした外道を許すわけにはいかんな」
戦士とされた者達の無念、苦しみ。
それを思えばボアネルの心は怒りに震え、剣を握る手にも力が入る。
飛び回るインプが戦士を牽制、闇雲に振るわれたフレイルを受けて消滅するもボアネルが飛び込む時間を稼ぐには十分すぎた。
懐切り込み鎧の継ぎ目、胴部と左肩の繋ぎ目へ黒剣突き立てる強烈な一撃を。
痛み、突進による衝撃にて戦士は左手のマスケット銃を取り落とし、よろめき後退していくがそれを逃さず引き抜いた黒剣にて再度の刺突。
二度目の攻撃は右太ももを刺し貫き、立っていられず戦士は尻餅。
そのまま一気に倒しきる、そのつもりで攻めるボアネルであったが急に感じた薄ら寒さ、第六感が伝える異変。
咄嗟に振り向き視線を上げれば離れた場所にて戦士が一人。
インプの妨害潜り抜け、マスケット銃を構えボアネルを撃ち抜こうと画策し引き金へと指をかける姿が見えた。
「なるほど、だがっ!」
銃口の向きから弾道把握、相手の狙いを見切って発砲よりも素早くその場を飛びのけば、ほんの一瞬。
反応、殺気の感知がほんの僅かに遅れていれば、今だ自身が立っていた場所を撃ち抜かれていたであろう弾丸が虚空を飛翔し家屋の壁を砕いていれば、それと同時にボアネルが左手にて引き抜いたフォースセイバー【コ・イ・ヌール】の輝く刀身が飛ぶように伸び、銃を構える戦士を打ち据えていた。
ギリギリのタイミングでのカウンター、それをもろに受けた戦士はマスケット銃への銃弾再装填の時間もないままにインプの大群に押し寄せられ、遠距離攻撃の機会を永久に消失。
直後に響いた激しき雷鳴、それはリーヴァルディが魔力を高め終わった合図。
戦士達へ再び落雷降り注ぎ、幾人もの敵がその一撃にて動きを止めていたのである。
「……これ以上、貴方達に罪を冒させたりしない。眠りなさい、安らかに……」
「お前達の怒りも苦しみも、全て我々が引き継ごう。この行いの報いは必ず受けさせる。だから、安心して眠れ……」
動きを止めた戦士を前に、リーヴァルティとボアネルが追悼の言葉を述べる。
だが二人が魂の安らぎ祈る時間を与えぬと新たな戦士が村へと姿を見せ、戦いはより激しさを増していた。
大成功
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小読・灯
うん、なかなか厳しいわね
地上には私よりも大きな戦士が大勢、そして注意を村の人からそらしながら戦わなきゃいけないなんて。けど、諦めてなんてあげないわ
地上の敵に嫌がらせをしつつ、逃げ回らないとね
【属性攻撃】で最低火力まで威力を落とした【バーニングチェイン】を使って足場を確保して戦いましょう
動き回るたびに炎の鎖を出して建物や石像、敵の戦士をつないで、その鎖の上を駆け巡りながら、【炎の小瓶】の中のオイルを撒いて、鎖を張り巡らせましょう。
鎖で相手を引っ張ってぶつけたりして、相手を引っ掻き回して注目を集めるの。
油が地面に行き渡って敵が集まったら仕上げ。
周りに張り巡らせた炎の鎖の火力を全開にして焼き尽くすわ
四季乃・瑠璃
【ダブル】で分身
二人で周囲の敵に【2回攻撃、鎧無視】K100で鎧の隙間を狙って連射して足を止め、こちらに注意を惹いて集める。敵を集めたら敵を予め【罠使い、範囲攻撃、鎧無視】遠隔式ジェノサイドボム(以下ボム)を設置しておいた地点へ誘導し起爆。まとめて吹き飛ばすと同時に手加減無しの【範囲攻撃、鎧無視、鎧砕き、2回攻撃、早業】接触式ボムで追撃を仕掛け周囲ごと爆破する勢いで爆砕。
敵の攻撃は【見切り、残像】で回避。まだ生き残ってる相手はK100か【毒使い】猛毒ダガーで鎧の隙間を狙ってトドメ刺すよ
緋瑪「こういう相手はわたし達の得意分野だね♪」
瑠璃「元は人間だったみたいだけど…遠慮はしないよ」
※アドリブ歓迎
「だ、誰か助けて……」
恐怖に怯え、四つんばいになりつつ逃げる村人、その対象は新手の戦士と迎撃に移る猟兵たち。
遠雷の如く轟く銃声、上空の暗雲より降り注ぐ落雷が多くの戦士を屠ってはいるが力無き村人にとっては、自分たちを救う猟兵の戦いも恐怖の対象そのものか。
そんな村人を狙い、森より現れた戦士がマスケット銃の狙いを定めるもそれより早く、燃え上がる鎖が飛来。
「逃がさないから」
冷たく、しかしその奥底に強く燃え盛る炎のような怒りを込めて小読・灯(灯火・f01972)が伸ばした鎖が戦士の銃を腕ごと絡め取る。
意図的に火力を落としたその鎖、見れば既に農具小屋と繋がっており鎖を介して戦士は小屋と接続状態。
忌々しげに灯を睨み戦士が盾を前面に押し立て突撃、そのまま突進かフレイルの一撃見舞おうと試みるもそれを阻止する二つの銃声。
「こういう相手はわたし達の得意分野だね♪」
「元は人間だったみたいだけど……遠慮はしないよ」
鏡に映った虚像の如く、自身の分身たる緋瑪をユーベルコードにて生み出した四季乃・瑠璃("2人で1人"の殺人姫・f09675)
瑠璃と緋瑪、共に手にしたオートマチックの拳銃たるUDC-K100カスタムを更に連射。
被弾の衝撃で一瞬脚を止めた戦士は盾にてその攻撃を受け止めるが、それだけ時間を稼いでしまえば灯が次なる罠を仕掛けるには十分すぎる時間となる。
「なかなか厳しいと思ったけど、二人のおかげで何とかなるわね。さ、鬼さんこちらよ」
挑発しつつ別方向より迫る戦士へ鎖を飛ばし、既に家屋や立ち木、岩などに数本張り巡らせた鎖の上へと自身は跳躍。
手にした小瓶を軽く揺らして余裕を見せれば村人を追い立てる役目を忘れ、激昂した戦士が叫びながら突進。
その突撃を鎖の上を飛び回りながらあしらいつつ、灯は小瓶の中身、樫の木と同一な香を放つ油を撒き散らし、次々と伸ばす鎖で戦士たちの耳目を自身へ引き寄せていた。
「あっちも何か仕掛けてるみたいだね、瑠璃♪」
自分に注目集める灯の行動眺めつつ発砲、近づく戦士を足止めしつつ緋瑪が瑠璃へと言葉をかける。
「そうだね、緋瑪。ならこっちもこっちで派手にやっちゃおうか」
応じる瑠璃、同じく手にした拳銃より銃弾を放ちつつ、村人狙いの戦士を見つけ其方へ発砲。
倒しきる事はできないが、かといって無視すれば村人追い立てる役目を果たせぬ、そんな攻撃。
見た目に派手、更には拘束という分かりやすい方法で敵の注意を引いた灯とは別方向からのアプローチ。
脚を止める程度の攻撃重ね、目的達成に邪魔でしかない、そして然程攻撃力が高くないなら排除しようと思わせる立ち回り。
結果としてこちらも何名もの戦士が下がる二人に釣られるように、村人から引き離されていた。
「あちらもしっかり、敵を引き寄せてるわね。それじゃ、仕上げに入るわよ」
瑠璃と緋瑪が戦士をひきつけ、村人の安全を確保する様を見ながら灯が鎖より跳躍、地面に降り立ちながら鎖を引けば、縛り上げられた戦士が別の戦士を引っ掛けながら引き寄せられる。
引き寄せられた先、そこを見ればいつの間にやら張り巡らされた鎖の中へ複数の戦士が引き込まれ、地面はまき散らかされた油が多量に広がる状況に。
「村人が全員、死んだように眠る結末。そんな結末は放っておけない、だから諦めてなんてあげないわ」
手にしたマッチを擦れば、その小さな体からは想像出来ぬほど大きな炎が燃え上がる。
それと同時に敵を引き込み、逃さぬようにと張り巡らされた鎖が一気に炎上。
意図的に落としていた火力を最大にまで上げたが故に地面に広がる油にも燃え移り、周囲一帯が火の海へと姿を変える。
「ギァアアアアア! アア、ウアァアアアア!」
意味ある言葉を紡ぐ事無く多くの戦士が燃え上がり、また油に脚を取られ、鎖によって逃走を阻まれ、多くの戦士が炎の中へと消えていった。
「ねえねえ、瑠璃、見た? すっごく派手だったね!」
興奮気味に緋瑪が瑠璃へと声をかければ、同意するよう瑠璃も頷く。
「緋瑪、こっちも負けずに派手にやろうか」
不敵に笑って応じる瑠璃、そんな二人の前には既に5名の戦士が迫りすぐにでも血祭りに上げてやる、そんな鬼気迫る勢いを見せていた。
だがしかし、敵を引き寄せるのはただ単に村人狙いから目を逸らすだけの目的ではない。
灯が鎖で空間を仕切り、また油で状況を作ったように。
二人もまた、既に仕掛けた罠の中へと敵を引き込む目的で攻撃と後退を行っていたのだから。
「それじゃ、ここまで来たんで歓迎の!」
「ジェノサイド!」
「「ボーム♪」」
息のあった二人の掛け声、それと同時に飛びのけば戦士たちの足元が派手に爆発、多量の土砂が巻き上がる中、それを彩る少量の赤い霧。
鎧を砕かれ、肉体より鮮血吹き上げ爆風で舞い散る中に、更なる追い討ち。
先の一撃、中心部に居なかった事で即死を免れた戦士を倒す為、瑠璃と緋瑪が別方向から接触式の爆弾にてよろける戦士を追加で爆破。
盾ごと鎧を吹き飛ばされ、倒れながらも何とか立ち上がろうともがく戦士であったが背後より近づく瑠璃が手にしたダガーを突き立てれば、すぐに動きを止めていた。
業火と爆発、二つの広域攻撃によって村の一角を攻め立てた戦士は壊滅。
この近辺の安全は確保され、戦士の多くも倒れる中戦いは終わりへ向けて動いていく。
大成功
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ノワール・コルネイユ
生まれたその日から絶望の沼に肩まで浸っている世界だ
打ちのめされ続けた人間が絶望に打ち勝てず、逃避を望むのも当然の帰結だろうよ
比較的手薄なところに加勢するとしよう
そも、守り手が居なくては始まらん
相手取る人数は可能な限り多く
建物は不意打ちの為の潜伏場所程度に
必要以上に周囲に被害を拡散はさせず
【見切り】【第六感】を頼りに
対複数の隙を突き、囲まれる前に回避運動
数が多い時は一撃離脱を繰り返す
UCは攻撃力重視
複数は【範囲攻撃】で薙ぎ
単体は【二回攻撃】で畳み掛ける
人が皆、絶望と向き合えるほど強い訳では無い
だがそれと同時に、目の前の惨劇から目を逸らすほど私は弱くはない
だから私は抗い続けさせて貰うさ。勝手にな
多くの戦士が広域への攻撃で打ち倒されるも、幾名かの戦士が与えられた役割果たすべく疾駆する。
だがしかし、それを許さぬとばかりに切り込む人影、ノワール・コルネイユ(Le Chasseur・f11323)が振るう二筋の剣閃が煌けば戦士の鎧、その右腕と胴部に深い傷が刻まれる。
「ぐおああああああ!?」
大振りかつ銀の刀身持つ鉄塊剣【Ithildin】にて胴部に、小振りな白銀たるダガー【Mistarille】が右腕へ縦に刻んだ深き剣戟。
激痛にさいなまれ、叫びを上げる戦士を前にノワールは眉一つ動かさず。
続けざまに踏み込んで、防御ごと打ち砕く渾身の二連撃。
「捉えた獲物を逃しはしない……!」
一度食いついた相手には容赦なく、喉笛断ち切り仕留めるまで攻撃を続ける肉食獣の如く振るう一撃。
上段に掲げられ重力乗せた振り下ろし、優美な銀の刀身が命断ち切る狂気を孕むIthildinが血を持って償えと風切り音と共に迫れば構えた盾をへし折りつつ戦士へと食い込む。
片手に伝わる鈍い感覚、肉断ち骨砕いた感触から更に一撃、よろめく戦士の首筋、鎧の隙間へ吸い込まれるMistarilleが戦士の命を刈り取っていた。
「生まれたその日から絶望の沼に肩まで浸っている世界だ。
打ちのめされ続けた人間が絶望に打ち勝てず、逃避を望むのも当然の帰結だろうよ」
誰に対してのものか、忌々しげに呟きつつ得物を振るいこびり付いた血糊を払う。
そのまま駆ければ次なる戦士に斬りかかり、一撃見舞えば即座に飛びのき次の戦士へ。
多数を相手に気を引きながら村人狙って進むことを許さない。
「人が皆、絶望と向き合えるほど強い訳では無い。
だがそれと同時に、目の前の惨劇から目を逸らすほど私は弱くはない」
反撃に振るわれたフレイルの振り下ろし、その一撃を巨大なIthildinにて受け止めれば虚空に光る小さな火花。
直後に響いた犠牲者の慟哭がノワールの体を突きぬけ、強力な衝撃を彼女は受けるも一歩も引かず、逆に踏み込み距離を詰め。
「だから私は抗い続けさせて貰うさ。勝手にな」
最早組み付き、頭突きが入る至近距離。
其処まで踏み込むノワールの左腕に光る、小振りなMistarilleが戦士の右わき腹を貫けばそれが致命の一撃へ。
押し付けられる惨劇、悲劇を受けてもなお抗う、その姿勢を体を持って証明し。
次なる戦士を倒すべく、彼女は再び戦場を駆け抜ける。
大成功
🔵🔵🔵
西院鬼・織久
世に苦痛と嘆きは満ちている
故に我等の怨念は尽きず
貴様等の苦痛、嘆き、血肉も悉く喰らってくれよう
その全てが怨念の糧となる
【戦闘】
【POW】
「視力」「暗視」「聞き耳」と五感で戦場を把握
「第六感」で不測の事態にも備え包囲されないようにする
敵の攻撃は「武器受け」か回避か
「カウンター」しやすい方を「見切り」選択して対処
「先制攻撃」は「殺意の炎」の「範囲攻撃」で周辺ごと焼く
炎から突出してきた敵一体に「影面」
「怪力」で引き寄せ「百貌」の「串刺し」で「鎧砕き」
後続は「闇焔」の「なぎ払い」による「範囲攻撃」で牽制
隙が出来た一体に「ダッシュ」で「串刺し」の「鎧砕き」で接敵
周辺の敵を「なぎ払い」「二回攻撃」で一掃
村の各所で戦士が倒れ、戦いの喧騒が収まりつつある中。
抵抗続ける残存戦力掃討行う西院鬼・織久(西院鬼一門・f10350)が大鎌、闇焔を掲げ死神の如く戦士の命を刈り取っていく。
「貴様等の苦痛、嘆き、血肉も悉く喰らってくれよう。その全てが怨念の糧となる」
盾を掲げた戦士に接近、振り下ろした鎌の刃は盾も戦士も越えてその後背、地面へ切っ先突き立てる。
外したか? と戦士が一瞬戸惑うが直後背中に走った鋭い痛み。
それは引き寄せられた鎌の刃が背中を引き裂く強烈な一撃、普通の武器とは違い相手の後背、側面に刃を回し死角から引き裂くトリッキーな戦い方。
背部に大きな傷背負い、よろめく戦士を援護しようと別の戦士がフレイル掲げて織久に飛び掛るが、鉄球が当たる直前、彼の体より噴出す炎が武器ごと数名の戦士の体を飲み込んでいた。
「我等が怨念尽きる事なし」
世に苦痛と嘆きは満ちている、故に虐げられた者たちの。
そして殺意と狂気、個でなく群となった織久の怨念宿した黒き炎は瞬く間に戦士たちを包み込み、全身を焼き上げる。
獣じみた叫びとともに暴れ狂う戦士たちを手にした闇焔でなぎ払えば、刃に突き刺された者、柄に打たれ弾き飛ばされる者。
リーチの長さを生かし、後続が飛び込む隙を与えずに。
ならばとマスケット銃を構えた戦士が反撃に発砲、迫る銃弾。
体を捻って回避をすれば、揺れる黒髪、幾本かだけを奪い取った銃弾は空しく飛翔。
即座に反撃、影より伸びた黒き腕。
影の腕に掴まれた戦士はそのまま織久目掛け引き寄せられ、彼が手にした赤黒き槍、百貌に胸を突かれその動きを止めていた。
既に力の差は圧倒的、しかしながら戦士たちは与えられた役割を果たすべく無謀な戦いを継続。
それを前にて織久は数多の暗器を繰り出し、攻撃をいなしていけば銃撃、落雷、灼熱、爆破と仲間の猟兵の攻撃が残存戦力を同じように狩り立てる。
数分の後に朱殷の隷属戦士は全てが打ち倒され、後に残るは恐怖に震える村人と、無残に倒れた幾つもの戦士の亡骸だけであった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『『幻惑の演奏者』アストラル子爵』
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POW : サイレントステップ・アーベント―緋靴の為の夜会―
【永遠に踊り続けたい狂気を宿した魔の緋き靴】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
SPD : ドリーム・ロンド―夢現の輪舞曲―
【最も幸福な時期の夢へ誘おうとする竪琴の音】が命中した対象に対し、高威力高命中の【猛烈な眠気と頭に響く目覚めへの否定の声】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ : ヘル・マスカレイド―死霊の為の仮面舞踏会―
戦闘用の、自身と同じ強さの【演奏者を護る様舞う仮面を被る踊り手達の霊】と【踊り手を癒し鼓舞する曲を奏でる演奏者の霊】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
イラスト:ひゃく
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「モリオン・ヴァレー」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
「おやおや、なんとも酷い。貴方たちは安らぎを否定されるのですか?」
戦い終えた村の中、やけに透き通った声が響き渡っていた。
何処からだと視線を動かし、村中を見遣れば村の北、森の中より聞こえる竪琴の音色と共にオブリビオンが姿を現す。
「う、この音は……なんだか、とても、気持ち、いいなぁ……」
「もう、何も考えたく、ない……」
響く音色が近づけばそれに伴い、眠りへ落ちる村人が現れ始める。
その顔は、恐怖も苦しみもない安らぎそのもの、全てを忘れただ安寧に身を任せた物であった。
「御覧なさい、この顔を。悩みも苦しみもない、幸福に満ちた顔。
生きていても辛いだけの現実、ならば夢の中にて安らぎを求めるものでしょう?
それを無理矢理起こして、現実に引き戻す貴方たちの方がよっぽど非情ではないですか?」
丁寧な口調にて、自分の行いはあくまで村人を助けるもの、眠りを妨げ目覚めさせる方が悪と説く。
オブリビオンの主張を前に、幾人かの村人も苦しみからの解放、安らぎといういう言葉に惹かれ始める。
されどその安らぎ、安寧は偽りの物に過ぎない。
虚偽の幸せに何の意味があるのだろうか。
オブリビオンの詭弁を打ち砕くべく、そして新たな犠牲者を出さぬ為。
猟兵達は手にした得物に力を込め、オブリビオンと対峙する。
緋翠・華乃音
……そうだな。その考えには確かに一理ある。
例え偽りであろうと安らぎを求めてしまう気持ちは全く分からない訳でもない。
だが、俺はお前を許容する事は出来ないな。
――その竪琴の音色も、オルフェウスには遠く及ばない。
基本的な戦術は先の戦闘と同様。
竪琴の音色に対してはヘッドフォンを装着する事で対抗。
視力や直感を生かしつつ相手の挙動から予測を立て、時にポジションを変えて狙撃にて援護する。
……とはいえそれだけでは芸が無いというもの。
少しは瑠璃の蝶にも活躍して貰おうか。
――その竪琴の音色はもう飽きた。
四季乃・瑠璃
緋瑪「わたし達に安寧なんていらないよ!」
瑠璃「特にそんな偽物の安らぎはね」
【ダブル】で分身
敵の直接攻撃は【見切り、残像】で回避。敵が召喚した霊や琴の音は【範囲攻撃】接触式ジェノサイドボム(以下ボム)による攻撃の爆風と爆音で敵諸共吹き飛ばす様にして防ぎ、緋靴はステップでこちらのボムを回避していると思わせて回避方向を限定し、感知式ボムをばら撒いた地雷原へ誘導。
回避や身動きを制限すると共に二人掛かりで一気に接触式ボムを大量投下。地雷原のボムも誘爆させ爆破させる事で、地形が変わる程の大火力で一気に殲滅させる
瑠璃「これで終わり。貴方はここで仕留める」
緋瑪「強引な眠りの代価、払って貰うよ!」
※アドリブ歓迎
ボアネル・ゼブダイ
黙れ、外道が
どれだけ上辺の言葉を飾ろうとも貴様が行っている事は生者を蹂躙し、死者を冒涜する愚挙にすぎん
人工血液セットから吸血し血呪解放を発動
上昇させるのは防御力だ
奴の緋靴の為の夜会に対抗する
永遠に踊り続ける?面白い、私も付き合おう
こちらも相手の攻撃をオーラ防御等で受けつつ、蓄積したダメージは黒剣グルーラングによる生命力吸収等で補い相手にダメージを与える
馬鹿正直に奴に付き合うだけではなく、相手の攻撃を誘い味方に攻撃のチャンスを作らせる狙いもある
私もチャンスがあれば積極的に切り込んでいく
貴様に弄ばれた者達の怒りと痛みをその身体に深く刻み込み
己の罪深さを知れ
貴様こそが、この世界を侵す苦しみそのものだ
「黙れ、外道が。
どれだけ上辺の言葉を飾ろうとも貴様が行っている事は生者を蹂躙し、死者を冒涜する愚挙にすぎん」
怒りの感情隠しもせずに、取り出したアルミパックをかじって流れ出る血液を啜るボアネル。
身の守りを高めた彼が真っ先に躍り出れば、その動きに呼応し『幻惑の演奏者』アストラル子爵もユーベルコードを発動、召喚せしめた緋色の靴が永遠に踊ろうと、アストラル子爵。
「外道、とは心外ですねえ。上辺だけでなく、望むように幸せを与えているというのに」
大仰に肩をすくめたアストラルが踊るような足捌き、広げた翼を武器にしてボアネル目掛け飛び掛る。
強烈な鈍器の如き、激しい衝撃を生み出す翼の一撃。
咄嗟に構えた黒剣と全身を巡るオーラを守りに、そして先の吸血にて高めた守りで踏みとどまったボアネルを一気に葬ろうと飛翔したアストラルだが、その追撃を許さぬと言わんばかりの爆音が戦場に鳴り響く。
「わたし達に安寧なんていらないよ!」
「特にそんな偽物の安らぎはね」
両サイドから具現化させたジェノサイドボムを投擲、接触と同時に爆発させて軌道をそらせばボアネルを狙った翼の一撃は地面をえぐる。
誰がやったと視線を移せば、そこには分身、緋瑪と瑠璃、瓜二つの見た目、2人で立ち回る少女の姿が。
続けざまに放つ爆弾、しかしその攻撃を悉く、軽やかに舞いながらアストラルは回避。
服についた埃や土を払いのけつつ呆れながら言葉を紡ぐ。
「やれやれ、なんとも騒がしいお嬢さんたちだ。眠っている者も多い、静かにしてくれないかね?」
心底迷惑そうにしながら余裕を崩さぬアストラル。
右側、緋瑪が正面に周り投げてきた爆弾をバックステップ、瑠璃が左側面のまま投げた物を右斜め後方へ飛びのくことで回避。
ならばと緋瑪が大きく迂回、右側面に向かうもそれより早く後方へ。
そのような攻撃など無意味とばかりに踊るアストラルであったが、彼は気付くことができなかった。
2人の攻撃が連携というにはあまりに稚拙だった事。
そして、一方向へと進むように爆破されていた事に。
「いい加減、騒音は止めにしてもらい……なっ!?」
ようやく意図に気付いた時は手遅れ、周囲を見遣れば地表には至る所に不自然に隆起した何か。
そして急に動きを変えた二人が多量の爆弾を一斉投擲。
一つ目が起爆すればそれに呼応するかのように、アストラルが誘い込まれた地点に仕掛けられた地雷が誘爆を始めるが、それだけに留まらず瑠璃と緋瑪は更なる爆弾を追加で投擲。
「これで終わり。貴方はここで仕留める」
「強引な眠りの代価、払って貰うよ!」
逃げることは許さぬと瑠璃が駆け、数多の爆弾を投げ込み離脱。
入れ替わる形で緋瑪も爆弾投げ込めば、先の爆発に加わり新たな爆風、そして巻き上がる多量の土砂。
地面が抉れ地形が変わる事も厭わない、ここで確実に仕留めると強き意思もつ一斉爆破。
だが流石にオブリビオン、この攻撃だけで倒れる事無く、巻き上がる煙の中から飛び出せばそのまま反撃とばかりに緋瑪目掛けて飛び掛る。
「うわっ、ちょっ!」
攻めの姿勢に反撃を。
アストラルが強引に戦況を打破しようと動き、回避も間に合わず咄嗟に腕を掲げて防御の姿勢。
だが、彼女に対して痛みは来ず。
代わりに響いた銃声と虚空にて姿勢を崩し、攻撃取りやめ着地したアストラルの姿がそこにはあった。
「緋瑪、大丈夫!?」
「うん、ちょっと危なかったけどね」
即座にカバーへ入った瑠璃、そんな彼女が視線を移せば、遠方に見えるは狙撃銃【to be alone.】を構えた華乃音の姿があった。
「……お前の考え、確かに一理ある。
例え偽りであろうと安らぎを求めてしまう気持ちは全く分からない訳でもない」
空薬莢を排出しつつ歩を進め、されど狙いは外さずに。
「だが、俺はお前を許容する事は出来ないな。
――その竪琴の音色も、オルフェウスには遠く及ばない」
再び引かれた引き金と響く轟音。
遠方より飛来した銃弾はアストラルの胴部へ銃創を刻み込み、先の爆発にて生じた服の綻びも相まって優雅に、そして紳士然とした装いを崩し始めていた。
「理解する、という割には……邪魔立てするよう、ですがねっ!」
先の爆発にて受けたダメージ、そして汚れた自身の姿。
猟兵相手に圧倒できぬ、そんな状況に苛立ったか余裕が失われつつあるアストラルが口調を荒げて返答し、更には竪琴の音色が劣ると言われた事に怒りを燃やす。
「なら、存分に聞かせてあげましょう、私の音色をね!」
爪弾く弦が優しげに、幸福感を与える音色を奏でていくがそれに抗するためにヘッドフォン。
全く別の、激しき音楽大音量にて聞くことで竪琴の音色が持った魅力に抗い、遮蔽物に隠れつつ発砲、そして徐々に距離つめる。 飛来する銃弾を翼で受けたアストラルは銃撃に怯まず演奏を続けるが、それを許さぬとボアネルが剣を掲げて一気に切り込む。
「貴様に弄ばれた者達の怒りと痛みをその身体に深く刻み込み、己の罪深さを知れ」
強き怒りを身に宿し、自らのエゴを押し付けたアストラルに対して黒剣グルーラングを突き立てる。
そのまま一気に生命力を、剣を介して奪い取れば苦痛に顔を歪めたアストラルが、思わず演奏取りやめてボアネルを突き飛ばす。
「丁度いい、その竪琴の音色はもう飽きた。
――瑠璃の蝶よ、静かに灼き尽くせ」
その間に接近していた華乃音が生み出すは瑠璃色、闇に支配された世界を彩る儚き星の光の如き蝶の群れ。
だがその蝶は標的となった存在を焼き尽くす、凶悪なる篝火か。
アストラルに取り付けば即座に炎上、衣服を焦がすその様見遣り狙撃だけの芸の無さ、は瑠璃の蝶にて回避出来たかと華乃音が思えばこの炎に重なるようにボアネルが追撃を。
肉薄、強く蹈鞴を踏んで袈裟懸けに切りつければ衣服を大きく引き裂いて鮮血がほとばしる。
「貴様こそが、この世界を侵す苦しみそのものだ。身を焦がす炎、そして刻まれた傷、虐げた者の苦しみのほんの一部と知れ」
炎と血糊、二つの赤が彩る中で悲鳴を上げつつアストラルが後退すればその様を見遣ってボアネルが言葉を紡いでいた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リーヴァルディ・カーライル
…お前の言う通り、この世界は苦しみに満ちている。
安息は遠く、幸福なんて遥か彼方…。
それでも私は戦うと誓った。
闇と夜から世界を開放すると…。
改造した防具の呪いを反転して存在感を強化
敵の視線を引き寄せる誘惑の呪詛を自身に付与
村人を護る囮になり敵を誘導する
両目に魔力を溜め暗視能力を強化し、
攻撃の気配や殺気を視覚化し敵の攻撃を見切り、
怪力任せに大鎌をなぎ払うカウンターを狙う
殺気が読み辛いと思ったら、その靴のせいだったのね…。
第六感が敵の隙を感知したら【限定解放・血の聖槍】を二重発動(2回攻撃)
生命力を吸収する掌打で敵を掴んだ後、吸血魔杭を連続で放ち傷口を抉る
…偽りの安寧は不要よ。消えなさい過去の幻影。
西院鬼・織久
我等の安寧は我等が怨念を満たす事にあり
安寧を口にするなら死合うがいい
その血肉と苦痛こそ我等を満たす糧となる
【戦闘】
【POW】
常に五感と第六感を働かせる
敵の行動と戦況を「見切り」攻撃の機会を逃さない
物理的に対処できる攻撃は常に「カウンター」狙い
回避か「武器受け」返し易い方を「見切り」実行
「先制攻撃」の「影面」で拘束
「怪力」で引き寄せて足を浮かせ「なぎ払い」「二回攻撃」の連撃
足が浮かなければ引き寄せると同時に「ダッシュ」
勢いを加えた「串刺し」で傷を作り「殺意の炎」で「傷口をえぐる」
竪琴の音には西院鬼の怨念(「呪詛」と「殺気」)で対抗
殺意と狂気に満ちた精神の毒を以て毒を制す理論で「呪詛耐性」とする
小読・灯
ふうん、確かにアナタの言う通り、眠っていれば今は幸せかもしれないわね。夢だけ見ていればいい、死ぬ瞬間まで、だって現実は恐ろしいオブリビオンに脅かされているから。そういうことね
おあいにく様。そんな幕切れ好みじゃないの。私ならその原因のアナタ達と戦って、もっと長生きする方を選ぶわ
だから、アナタが子守歌を奏で続けるというのなら、私はその夢を破るファンファーレを奏でるわ。
【Fire・Fanfare】でトランペットを作り出して、炎で作り出した火花の音とともに大音量で響かせるわ。そしてアストラル子爵の楽曲に混ぜるように演奏して違う楽曲に変えて、その威力を減じましょう。
あら、不協和音だなんて失礼しちゃうわ。
「えぇい、やってくれますねぇ忌々しい。ここは一つ、仕切り直しとしましょうか」
斬撃、銃撃、爆発と多用な攻撃受けながら後退したアストラル。
なんとか落ち着き取り戻そうと呼吸を整え竪琴を奏でれば、仮面をつけた数多の踊り手、そしてそれらの踊り手たちを鼓舞し癒しをもたらす楽器の演奏者達の霊が姿を見せる。
ここから自分の手番だと言わんばかりの、数に任せた反撃に。
だがそれを良しとせず、演奏を邪魔立てする存在がすぐに動きを始めていた。
「ふうん、確かにアナタの言う通り、眠っていれば今は幸せかもしれないわね。
夢だけ見ていればいい、死ぬ瞬間まで、だって現実は恐ろしいオブリビオンに脅かされているから。そういうことね」
ふわりと揺れた、カールの入った金の巻き毛。
手にしたマッチにまだ火は点けず、生み出された霊を前に灯が語る。
「ええ、そういうことです。ですが君のお仲間はそれが許せないようですが」
自身の考え、行動を理解した灯に対しアストラルが言葉を返す。
人々の幸せ願うならばこそ、悲劇であろうと幸福感じ果ててしまうのが最良の結末と続けるが灯が返すは明確な拒絶であった。
「おあいにく様。そんな幕切れ好みじゃないの。私ならその原因のアナタ達と戦って、もっと長生きする方を選ぶわ」
「やれやれ、あなたもですか、残念ですね」
交渉の決裂、それと同時に踊り手達が舞い踊りながら距離を詰め、手にした短刀振りかざす。
血塗られた仮面舞踏会、それを彩る竪琴の演奏が鳴り響く中でも笑みは崩さず、短刀の一撃をいなしながら飛びのいた灯。
いつの間にやらマッチを持った左手に加え、右手には輝くトランペットが姿を見せ反撃の準備は万端。
「ライトや衣装の準備は良い? じゃあ、こちらの演奏も始めましょうか!」
かき鳴らされた竪琴の音色と共に、響き渡ったトランペットのファンファーレ。
同時に手にしたマッチに火がつけば、生まれた多量の火花が激しく光り輝いてその演奏へと派手な演出付け加える。
竪琴のソロパート、そんな楽曲許さぬと割り込まれた大音量にて演奏内容は強制変更。
「まったく、騒々しいお嬢さんだ。演奏を静かに聴くこともできないのか。此れではただの不協和音だ」
「あら、不協和音だなんて失礼しちゃうわ。
これもれっきとした楽曲、アナタの奏で続ける子守唄が見せた夢破るファンファーレよ?」
支援行う楽曲が狂わされ、動きに精彩欠きはじめた踊り手を認識、原因たる演奏者へクレーム告げるアストラル。
だがその苦情に耳を貸す事などなく、平然と言い放った灯。
マッチを燃やし新たな火花。それを用いて迫る踊り手迎撃しながら後退すれば、別の猟兵が攻撃に転じていた。
「我等の安寧は我等が怨念を満たす事にあり。安寧を口にするなら死合うがいい。
その血肉と苦痛こそ我等を満たす糧となる」
生み出した霊たちを用いる事、そして灯とのやり取りに気をとられたアストラル、その隙逃さず黒き影を伸ばした織久。
地面を伸びる影は腕の形を形成し、獰猛な獣の顎の如く手を広げ足元より喰らい付く。
飛び上がる事も間に合わず、影の手はアストラルを握り締めたまま爆発。後には細き一本の腕と変化した影がアストラルの右手を
掴み、伸びる影の先は織久の左腕へと繋がっていた。
「不協和音に演奏妨害、まったく無粋な人たち、ですねぇ」
被弾したことで操っていた霊たちが消滅、不利な戦況に思わず片目を閉じつつアストラルが呟けば、凄まじき膂力を持って織久が影を引き繋がれたアストラルを自身目掛け引き寄せる。
これまでの戦闘での消耗、更には織久自身の怪力も相まって一瞬踏ん張るもすぐに力負け、間合いに寄せられたアストラルが翼を広げて抗するがそれより早く、織久の斬撃が。
「我等が怨念、その身へ刻め」
重量重視、巨大な大剣たる闇器が一つ黒椿。
質量任せのなぎ払いがアストラルの翼を捕らえ骨砕き、その機能を奪い取れば即座に闇器の形状変更。
赤黒き槍へと姿を転じれば薙ぎ払いの衝撃にて吹き飛ぶアストラルを追撃すべく地を蹴って穂先を突き出す。
ゾブリ、と手に来る感触、腹部を貫かれたアストラルが苦悶の表情浮かべるもすぐに生じた炎に全身を蝕まれ、その顔が覆い隠される。
このままでは不味いと緋色の靴が勝手に地を蹴り、その勢いで強引に槍を引き抜くアストラル。
骨格歪み飛行はできぬ翼であるが炎を払う事はできると羽ばたきながら全身巡る炎を飛ばすが既に劣勢は明らか。
恐らく、竪琴の音色での誘惑すら殺意と狂気に塗り固められた織久に届けるのは難しいと考え、状況打開の方法を逡巡したその間が完全な命取り。
「殺気が読み辛いと思ったら、その靴のせいだったのね……」
スッと何もなかった空間から姿を表すリーヴァルディ。
呪詛を反転、存在感を消していた彼女の存在感を逆に高める形に変更。
それ故に、行動せず見に徹していた彼女が突如、何もない空間から現れたように見えたのだ。
そして彼女が見抜いたのは靴が動きをコントロール、アストラルは演奏と召喚に徹することで二種の独立した運動系統を持つことで殺気の出所を読みづらくしていたという事を。
「やれやれ、動きまで身抜かれては万事休す、といった所でしょうか」
敗北悟るも、最後まで足掻いてやろうと緋色の靴に操られるまま、地を蹴り飛び上がったアストラル。
手にした竪琴鳴らしつつ、誘惑の音色を奏でるもそれすら存在感を高め、自身を狙わせ戦いの中で村人が更に誘惑、眠りに落ちぬように考えていた彼女にとっては好都合。
体の奥から湧き上がる多幸感、そして押し寄せる睡魔。
「……お前の言う通り、この世界は苦しみに満ちている。安息は遠く、幸福なんて遥か彼方……」
自身の体に起こった変化、それを感じつつリーヴァルディが言葉を紡ぐが、その中にまどろみなどまるで無く。
「それでも私は戦うと誓った。闇と夜から世界を開放すると……」
逆に込められた強き意志、自らの誓いを持ってその誘惑を撥ね退けたリーヴァルディが飛び込むアストラルを迎え撃つ形で跳躍する。
「……限定解放」
ほんの一瞬、闇に蕩けるが如き揺らめくローブ姿の少女が吸血鬼へと転じ。
「……刺し貫け、血の聖槍……!」
翼の殴打を右手で弾き、左手でアストラルの胸部に掌打。
そのまま衣服を掴んで離さず、落下しながら右手を広げ、掌をアストラルの腹部へ押し当てる。
ほんの一瞬の変身は即座に解除、それと同時にリーヴァルディの体内に満ち溢れた魔力が圧縮され杭の形を形成し、過剰な魔力が逃げ場を求めて両の掌へと集まればその勢いにて杭が放出。
心臓、肝臓を射ち貫けばおびただしい量の血が撒き散らされ、地に落ちたアストラルは動く事無く竪琴投げ出し、仰向けに倒れ込む。
「ゴフッ、完敗と……いうわけ、ですね。ですが、私を殺し、夢から覚めた人々がどうなるか。
あなた方が、すぐに後悔するのは……わかりきった事、ですがね」
完敗、それに対しての負け惜しみか、目覚めた人々にとっては猟兵の行動こそが悪だと言葉を返すアストラル。
されどその答えはすぐに出ると見つめる紫色の瞳。
「……偽りの安寧は不要よ。消えなさい過去の幻影」
そう冷たくリーヴァルディが呟けば、瞳を閉じると同時にアストラルの姿は消滅、後には何も残らなかった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 日常
『日常を続けるために』
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POW : 巻き割りや耕作など、日々の仕事を請け負って村人の負担を減らす。
SPD : 近くの森や川で狩猟採集を行い、当面の食糧事情を改善する。
WIZ : 料理や芸事で村人を元気づけ、活力を養ってもらう。
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
眠りへ誘う音色が消えるも、戦いの余波で破損した家や小屋が残る村。
これまでの支配に加えて眠りに落ちた人々の為、労働力不足に陥っていた村にはやるべきことが多すぎた。
だが、それよりも厄介なのは眠りから目覚めた人々の変わり様であった。
「うぁ、あ……なんで、なんで起きちまったんだよ」
「ねぇねぇ、ぼくのごはんは? たべきれないぐらいあったんだよ?」
目覚めた事に絶望する者、夢と現実の区別がつかなくなった子供。
だが、これらはまだマシな方だと言えるだろう。
「どうして、どうしてよ! 起こしてくれなんて頼んでないじゃない!」
夢の中で逃げ続けたかった村人が、現実に引き戻された事に対して逆に猟兵達を責める場面も見られたのだから。
だが、批判しあった所で何も解決する事は無い。
それに加えて、全ての目覚めた人々がこうであったわけでもない。
「ありがとう、本当にありがとう。子供の事を置いたまま自分だけ幸せな気分のまま、死ぬ所だったよ」
「お父さんが起きてくれたの、みんなのおかげよ、ありがとう!」
都合のいい夢の中、家族のことすら都合よく改変していた父親が言葉を紡ぎ、目覚めた親を見て娘が安堵を。
他にも、都合良すぎた夢へ逆に辟易している者や、現実逃避を嘲笑われていたなんて、と憤慨する者もいたのだから。
混沌とした状況ではあるが村の中に成すべき事は多数ある、耳を傾けず復興に邁進するも手。
人々に対し、優しき慰めか強き言葉か叱責か。
必要と思う言葉を紡ぐも良し。
選択肢は、無数にあるのだから……
四季乃・瑠璃
【ダブル】で分身
瑠璃が長い間眠ってて肉体が衰弱してる人や子供達にUDCアースから持ち込んだ水とチョコレートバー(高栄養食品)を食べさせ、村の人達全員に衰弱した人達がまた働ける様になるまでの数日分の食糧と簡易燃料等を提供。
一方で緋瑪が起こした事を責める大人に「なら殺してあげようか?どうせ起きなければ数日後には衰弱死してたんだから、同じ事だしね。今度は二度と起きない様に連れてってあげるよ?」と笑顔で対応。
「子供はともかく、大の大人が情けないねー…自分だけ夢の世界に逃げて楽になろうなんて、残した家族や村の仲間の事、考えなよ」と起きた事を喜んでる家族等を見ながらお説教。
※アドリブ等歓迎
戦いの喧騒収まり、戦いの余波にて発生した破損箇所を修復していく猟兵たち。
その中で眠りから覚め、酷く衰弱した者や時間は短くとも元々の体力が低い子供や病人を優先的に、瑠璃が介抱していた。
「おねえちゃん、ありがとー!」
「あぁ、こんなうまいものを食べたのは何時ぶりだろう……本当に助かったよ」
親子に持ち込んだ水と高栄養のチョコレートバーを振舞いつつ、ニコリと微笑む瑠璃。
「うん、見た目はこんなんだけど気に入ってもらえて何よりだね。他の食べ物もあるし、動けるようになるまでは何とかなるかな」
夢の中にて見た、数多の食品より見た目は劣ろうとも現実に腹の膨れる、そしてこの世界に存在しない甘味とあればその効果は大きく、多くの人々が休息を得ていた。
また、持ち込んだ物品はそれだけでなく燃料にて暖も確保、暫しの期間ならば無理に薪などを集めに回る必要も無くなった。
同刻、目覚めた人々の中にて不満を言う面々もいたのもまた事実。
「ううう、辛いぃ、ひもじい……眠ったままなら楽しいだけだったのに」
「またあいつらに怯えて繰らすのかよぉ……」
そんな夢にしがみ付く人々に対し分身である緋瑪が、飴と鞭の対応でいうならば鞭に当てはまる厳しいお言葉。
「なら殺してあげようか?どうせ起きなければ数日後には衰弱死してたんだから、同じ事だしね。
今度は二度と起きない様に連れてってあげるよ?」
分かりやすい恐怖、凶器となるナイフを手の中で弄び屈託のない笑顔を見せる。
人々を癒していた瑠璃と瓜二つ、されど向ける意識の違いにハッとした人々へ更に畳み掛ける緋瑪。
「子供はともかく、大の大人が情けないねー……。
自分だけ夢の世界に逃げて楽になろうなんて、残した家族や村の仲間の事、考えなよ」
ひたすら現実逃避に走った情けない大人たち。
不甲斐なさを突きつけあえて足りぬ所を指摘する事で人々の反骨心を煽り、また残された人々の悲しみや目覚めたことに対しての喜びを伝え、逃げるのではなく前へ進むように促していたのだ。
ぐうの音も出ず沈黙する人々、何か言いたそうにする者などもいるが指摘されたことは事実。
立ち直って歩みだすには時間が必要だろうが、その切欠は確かに与えられていた。
成功
🔵🔵🔴
ボアネル・ゼブダイ
では、聖者の勤めを果たそうか
まずは私の食糧袋から村人達に食事を施そう
出すのは食べやすく温かい豚肉と味噌の仙台風芋煮だ
他の猟兵が食糧を持ってきたのならば料理も手伝おう
「まずは腹を満たせ、空腹のままでは夢を見る事も叶わんだろう?」
あらかた食事が終わったならば、オブリビオンに殺された人々のために招き入れる歌声で精霊達による鎮魂歌を歌わせて、周囲を癒しながら無念の内に散っていったであろう死者達のために祈りを捧げる
「慈しみ深き神の愛が、彼の者達に安らぎを与え、その魂を守り導かんことを…」
今を生きる人々に必要なのは夢に耽る事ではなく、目を開けて前に進む事だ
この祈りが、少しでもそのための力になれば良いのだが
「では、聖者の務めを果たそうか」
切欠があるならば次は実際に行動へ。繋がる標があれば良い。
人々を癒す姿を見て何かを感じ、夢に耽る事ではなく、目を開けて前に進む事を思えば良いとボアネルが広場にて火を起こし、鍋にて炊き出しを行っていた。
「まずは腹を満たせ、空腹のままでは夢を見る事も叶わんだろう?」
用意されたのは豚肉メイン、味噌にて旨みを味わえる、日本の仙台風芋煮。
持ち込み食料だけでなく、村にあった煮物に入れても問題なき食材も混ぜ自分たちも作るのに加担したと実感させて、次々に配っていく。
人々が眠りへ落ち、活力失いその日の食事も冷たく、陰鬱な物だった村の人々にとって皆が目覚めそして温かい、五臓六腑に染み渡る食事は何時振りだったか。
涙を流し喜ぶ者も幾人か見られ、一度の食事ではあるものの生きる気力を与える事はできたと言える。
「十字架の血に救いあれば、 来たれ。十字架の血にて、清めたまえ。弱き我も御力を得て、 この身の汚れを皆、拭われん」
食事の終わりを見届けて十字を切ったボアネル。
それと同時に光り輝く精霊が姿を現し、此れまでの圧制で苦しみぬいて果てた者、此度の騒動で森へ入り、命を失った若者達。
無念の内に散っていった命を思い奏でられる鎮魂歌、犠牲者の魂を慰める歌声が村の中へと響き渡る。
「慈しみ深き神の愛が、彼の者達に安らぎを与え、その魂を守り導かんことを……」
精霊の歌声、それと共に紡がれたボアネルの祈り。
一人で、そして小さき村での癒しはこの苦しみ満ちた世界においてはほんの小さな物かもしれない。
しかし、幾つもの雫が集まり、川の流れを作るが如く。
数多の猟兵の戦いと、圧制苦しむ人々が集まれば、小さき雫も大河へと変わるはず。
その先駆けとしてこの戦いがあるように……。
大成功
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