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怪人グッズの流行を阻止せよ!

#キマイラフューチャー

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#キマイラフューチャー


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●怪人グッズが大人気!?
「さぁよってらっしゃい見てらっしゃい!怪人図鑑に一番人気の可愛い怪人人形、怪人タオルケットや怪人の姿がプリントされた怪人クッキーなどなどが取り揃う怪人グッズだらけの専門店が大通りに登場だよー!ぜひぜひ一度、見ていって下さい!」
 そう言ってキマイラフューチャーのとある大通りにある怪人の絵が描かれた大きな看板の店の前でイソギンチャク頭の怪人が必死に客寄せをしていた。
 明らかに店員が怪人だったりと『こんな店に誰が入るものか』と普通なら思う様な店なのだがキマイラ達は何に惹かれたのか。店内がギュウギュウになる程店に押し寄せ、そして自動販売機の様にも見える謎の装置から大量の怪人グッズを購入しているではないか。
 それも老若男女問わず。
 そして店の中でも客引きをしていた怪人と同じ沢山のイソギンチャク頭の怪人に加え機関車頭の怪人が忙しそうに働いていた。
 もうお気づきだろうが、やはりこれもキマイラ達から旧人類の支持を集める為のもの。
 こうして怪人達の恐ろしい計画が完遂されようとした…その時だった。
「うわー!なんかいっぱい出てきてるぞー!」

●いっぱい出てきてなんだか大変そうだ
「あー!なんかいっぱい出てきてるよー!うわーっ!」
 そう一見して意味不明な言葉を叫んだのはグリモア傭兵である柏木・美々子(魔法少女マジカル☆みみこ・f00370)。大丈夫かコイツ。
「ご、ごめん!わけ分かんないよね!けどみみこも本当にわけ分かんないんだってば!」
 グリモア傭兵がこんなので大丈夫なのだろうか。
「えっとね、まずキマイラフューチャーで事件が起きたんだよね、それでこの事件は怪人が怪人グッズを売って怪人ブームを巻き起こし、キマイラ達の支持を得ようとする…っていう事件になる筈だったんだ。そう、筈だったんだよね…」
 そう語る美々子は少し笑いを堪えて…いや、もう堪えきれずに笑っていた。
「はっ、販売用の機械がねっ…?そのっ…壊れて…なっ、なんかね、
 怪人グッズとあとなんかがどんどん機械から溢れ出してるの…!…ちょ、ちょっと待っててね。」
 それから美々子の笑いが止まるまで数秒立って。
「えっとね、さっき言ったとおりその怪人グッズの販売用の機械が壊れて中からどんどん怪人グッズとあと何かよくわからないものが溢れ出てきちゃってるんだ…これ、グッズの生産も同時にやってるみたいだから止まりそうにもないしこのまま放置したら街が怪人グッズで埋もれちゃうし、キマイラしゃん達は好奇心旺盛だからグッズとか何かをきっと持ち帰っちゃったりとかもする可能性があるの。それにその何かが悪影響を及ぼすものの可能性もあるし…とにかく放っておくと悪い事だらけだから収集がつかなくなる前になんとかしてその機械を直すか止めてほしいんだ!その…なんか、叩いたりとかで。そしてキマイラしゃん達の事なんだけどこのグッズと何かだらけで溢れかえってるこの状況の方に今は気を取られて楽しんでるみたいだし…多分この機械を直したり止めたりすれば飽きて帰ってくと思うんだ。あとは二度とこういう事が起こらないよーに怪人をやっつける!それだけ!
 そういう訳でじゃ、あとは頑張ってね!」


咎人アリス
 こんにちは、シナリオマスターの咎人アリスです。
 今回はなんかいっぱい出てくるシナリオです。
 なんかいっぱい出てくるのは1章のみではないのでご安心ください。…ご安心くださいとは言ったものの何を不安がり、何を安心するのだろうか、これは。
 という事でまだまだミスの多い初心者マスターではありますが、どうぞよろしくお願いします。
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第1章 冒険 『なんかいっぱい出てきてる!?』

POW   :    装置を力任せに叩いたり、これ以上物を出さないように塞いだりする。

SPD   :    装置を斜め45度に叩いたり、異常のありそうな部品を直したりする。

WIZ   :    装置を優しく叩いたり、装置を調べて故障した原因を探したりする。

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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ジェラルド・マドック
(ぐっ…正直こういうグッズ嫌いではない…むしろ気になる…!でも依頼だし一旦我慢か…)
材料が何かは知らないけど、材料の供給が途絶えれば生産は落ち着くんじゃないか?原因に心当り無いか聞くのを含めて供給ストップを怪人に説得しよう。え、このままグッズ溢れたら大損じゃないのかい?これからの活動資金にも関わるんじゃ…と心配してる風に装うよ。
あと溢れたグッズの持ち帰り防止に「お金を払わずに持ち帰るのは犯罪でーす。ちゃんとお金を払ってくださーい」と誘導してレジで足止めが出来れば良いんだけどな。レジが終わった子達にはどんなグッズ買ったの?って声をかけて購入したグッズの良さを語り合ってもらって時間稼ぎをしよう。



現場では機械から怪人グッズと何かよくわからない物が溢れ出て、キマイラ達がそれで遊びだしたりグッズや何かを持ち帰ったりなど案の定大変な事になっていた。
(ぐっ…正直こういうグッズ嫌いではない…むしろ気になる…!でも依頼だし一旦我慢か…)
ジェラルド・マドック(しがない演奏家・f01674)。
猟兵である彼は依頼の為怪人グッズが溢れ出る光景を目の前に必死に我慢をしていた。
しかし一体どうしたら機械を止められるものか。
故障しグッズと何かを排出し続ける眼の前機械。それを見てジェラルドは気づいた。
この機械はグッズの生産と販売を行う機械。
ならば材料が何だか知らないが、取り敢えず材料の供給が落ち着けばグッズの生産は落ち着くのではないか、と。
という訳で取り敢えず店員の怪人に聞いてみる事に。
「すみません、あのグッズが溢れ出てるのってどうにかならないのか?それと故障の原因に心当たりは無いのかい?」
「あぁ、あれかぁー…すんませんお客様ー、あればかりはどうしようもないんスわぁー。完全に原因不明なんでー。」
ジェラルドからの質問に軽い口調で適当に返答をする店員のイソギンチャク怪人は、機械が故障しようが余り気にする様な事ではないという様な様子。
「え、このままグッズ溢れたら大損じゃないのかい?これからの活動資金にも関わるんじゃ…」
と言って、心配している様に装うジェラルド。
「あぁ、これ材料とかなくても何故か生産出来る感じの機械なんスよ。それにこういう事件とか起きてくれた方が認知度も広がりまくりだし売り上げとかはそこまで重要じゃないし、このままでも別に困らないしなぁ。」
ジェラルドの予想とは裏腹に、この機械は仕組みは謎だが材料が何も無くとも何故か生産が出来るという様な機械だった。その上怪人は止める気すらない様子。
しかし、その予想が外れただけでまだやれる事はある。
そう、先程から周りでグッズや何かを無断で持ち帰ろうとしたりそれらで遊んだり、グッズの山に埋まって食べ物関係のグッズを食べてしまっているキマイラ達の対処だ。
「お金を払わずに持ち帰るのは犯罪でーす。ちゃんとお金を払ってくださーい」
グッズの持ち帰り防止にそう言いながらキマイラ達をレジに誘導し、足止めをするジェラルド。
そしてレジを済ませたキマイラ達には「どんなグッズを買ったの?」と声をかけ、購入したグッズの良さを語り合ってもらい時間稼ぎを。
先程まで無断で持ち帰ろうとしたりなどをしていた周りのキマイラ達はジェラルドの言う事を案外すんなりと聞き入れ、レジへ並び話をしてくれた。

成功 🔵​🔵​🔴​

鳥渡・璃瑠
器械の事ならお任せなのだわ!
って、調べたいのだけどその前に近づくのにも苦労するのだわー!?ちょっとそこの怪人!近づく手伝いしてほしいのだわー!?
というかそもそもの構造も知らないから部品足りるかも分からないのだわ…

こ、こうなったらお嬢様力でなんとかするしかないのだわ!
見てるのだわ!
斜め45度からお嬢様アターック(メテオドリル)なのだわー!!
ふふん!どう?止まったですの?

(アドリブ歓迎・他の人との絡みも歓迎)



「機械の事ならお任せなのだわ!
って、調べたいのだけどその前に近づくのにも苦労するのだわー!?」
…という風に色々とドリルドリルしい縦ドリルロール娘、鳥渡・璃瑠(ドリ子おじょうさま・f00142)は溢れ出る大量の怪人グッズと何かの山を目の前に立ち往生していた。
「ちょっとそこの怪人!近づく手伝いしてほしいのだわー!?」
「ちょ、ままま、待ってくだせーよ、み、道今開けるんで、なんとか開けるんで」
鳥渡に揺さぶられながらも何とか返事をし、
イソギンチャク怪人は急いで道を開けてくれた。…のは良いとして。
「というかそもそもの構造も知らないから部品足りるかも分からないのだわ…」
普通に考えて構造とか分かる筈が無かった。
そこで鳥渡はこの場を打開するアイデアを、
「こ、こうなったらお嬢様力でなんとかするしかないのだわ!
見てるのだわ!
斜め45度からお嬢様アターック(メテオドリル)なのだわー!!」
…思いつく筈もなく、そのままお嬢様アタックと叫びながらドリルの様に全身を回転させながら機械に強烈な蹴りをお見舞いした。
何という脳筋…お嬢様思考。
「ふふん!どう?止まったですの?」
そう自信げに鳥渡は言う。
勿論これだけで止まりはしなかったが、機械に鳥渡は大きな打撃を与える事に成功した様で、機械は蹴られてへこんだ部分から煙を出していた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

オルク・オセアン
「怪人がグッズを出すなんて……」
内心私のグッズもいつか出るといいな、と考えるのは新人アイドルのオルク。
しかしすぐにそんなこと考える場合じゃないと首を横に降る。
とりあえず【WIS】装置を優しく触って故障した原因を探ることにした。


ラビ・ラビィ
オルク(f00431)から電波を受信して参戦ラビ
もう書き終わってたら無視してくれラビ

◆POWの予定だったラビ
物が出て来なくなっても誰も命に関わらないラビ?
じゃあ遠慮なく物理的破壊を試みるラビ
調査して直すのは時間がかかるラビ
スピードゆうせ…ラビ?

「……オルク、何してるラビ?」
じゃあやるかー、と構えたところに装置のそばにいる知り合いを発見
これでは攻撃できない…
仕方ないにゃー
そんな顔を液晶に浮かべる

◆予定変更
【WIZ】
「…予定変更ラビ、優しく直してやるラビ」
シンフォニック・キュアを使用
自分だって機械、相手だって機械
伝わればきっと直るラビ
まあ、それは無理でも周囲のけが人の手当にはなるラビ



「怪人がグッズを出すなんて……」
大量の怪人グッズを前にして内心私のグッズもいつか出るといいな、
などと考えているのは新人アイドルのオルク・オセアン(電子の少年・f00431)。
しかし直ぐにそんなことを考えている場合じゃない、とオルクが首を横に振り
機械を優しく触り故障の原因を探り始めた一方その頃。
怪人グッズが出て来なくとも誰も命に関わらないから、と考え遠慮なく機械を破壊しようと考えているラビ・ラビィ(らびびうむ・f00825)の姿がそこにあった。
「調査して直すのは時間がかかるラビ
スピードゆうせ…ラビ?
……オルク、何してるラビ?」
ラビが破壊しようと武器を構えたその時、装置を優しく触り原因を探っているラビの知り合い、オルクの姿を発見した。
不足の自体に予定変更。
オルクが近くにいては攻撃が出来ないからと武器を下ろすラビの顔……というか液晶には『しかたないにゃー』とでも言いたげな表情が映し出されていた。
「…予定変更ラビ、優しく直してやるラビ」
そう言ってオルクの隣でラビはまぁ、それは無理でも周囲の怪我人の手当にはなるだろう、と考えながらシンフォニック・キュアを発動し機械を直し始めた。
シンフォニック・キュアは歌声を聞いて共感した対象を治療する、というユーベルコードだ。それならば機械も直せる筈。
自分だって機械、相手だって機械。
そのラビの歌声は機械へ届き、相手に共感の心があったのか
機械のグッズの放出が少し緩まった様に感じた。
そして一方先程から機械を触り故障の原因を探っていたオルク側。
機械の所々を触っていたが外見からはヘコみを除き特に目立った外傷なども見つからず故障の原因は見つからなかった。
しかし逆に考えれば外部に故障の原因と思わしき物が無いのならば、内部に故障の原因があるという事。
それで内部にも故障の原因が見つからなかった場合はもう完全に修理による怪人グッズと何かよくわからない物の放出の抑制は見込めないが。
それでもそれはもしもの話。
オルクの見つけた証拠は機械を止める為の進展になっただろう。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

清水谷・柳牙
《POW》
「グッズとかはよく分かんねぇけど。とりあえず、こいつは壊せばいいんだな?」
 こういうの好きな奴らには悪いが、こいつは一旦壊してでも止めないとな。安心しろって。原因とか突き止めて一旦解決すれば、また生産されるかもしれないしな。
 しかし、これだけ色々尽くしても止まらないって、丈夫な機械なんだろうよ。その技術欲しいな。
 まずはサブマシンガンで装置を撃ってみる。それでもダメならマスケット銃で破壊を試みる。それでもどうにもならなければ、スナイパーライフルで狙撃だな。
 ……。それでもダメだって?それならば、ガトリングガンを持ち出してフルバースト。とにかく手数で勝負して。破壊できるように尽力する。



機械を止めるのにはあと少しというところ。
「グッズとかはよく分かんねぇけど。とりあえず、こいつは壊せばいいんだな?」
こういうものが好きな人には悪いな、ここまで色々尽くして止まらない丈夫な機械の技術が欲しいななど考えつつも一旦壊してでも止めなければと現れたのは清水谷・柳牙(柳牙ゴリラ・f00466)。
そういう事でまずはサブマシンガンで装置を何回か撃ってみる事に。
…が、やはりかなりの頑丈さの様で攻撃は機械に効いていない様子。
それならばとマスケット銃を取り出し、再び機械に向かって発砲
破壊を試みるもやはりそれでもどうにもならなかった。
さらに今度はスナイパーライフルを持ち出し、機械に向かって撃った。
だが今までの分も含め何回も撃っていたのに機械にはやはり表面に少し傷が付く程度で
まだ銃の威力が足りない模様。
そうとなれば最終手段と清水谷は今度はガトリングガンを持ち出し、フルバーストで攻撃し始めた。
威力が足りないのならば手数で攻める。
その様な考えでガトリングガンを持ち出した事は正解だった様で、機械はガトリングガンの攻撃を受けかなりのダメージを負った。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

六代目・松座衛門
【SPD】を選択

「この怪人人形、素晴らしい出来だ! それも材料の供給なしで生産し続けているだと!! ・・・って感心している場合じゃないな。」

軽いカルチャーショックを受けつつ、販売用機械に注目する。
他の猟兵からの話だと、どうも機械内部に原因があるらしい。

「機械に詳しいわけじゃないが、原因は案外単純なことかもな。【掃除】してみたらどうだ?」

【七つ道具】で機械を分解して、異常がありそうな場所を【掃除】してみます。



「この怪人人形、素晴らしい出来だ! それも材料の供給なしで生産し続けているだと!! ・・・って感心している場合じゃないな。」
と最初怪人人形の出来等に軽いカルチャーショックを受けつつも六代目・松座衛門(とある人形操術の亡霊・f02931)は販売用の機械に注目する。
他の猟兵からの話によると機械の内部に異常がある可能性が高いとの事。
…しかしよくよく考えてみるとこの機械、攻撃される前から結構薄汚れていたりなどぱっと見あまり整備が行き届いていない様に見える。
まぁそれでもキマイラ達は気にせず購入していた様だが…
とにかくいつ故障してもおかしくない状態だったのは確かだ。
「機械に詳しいわけじゃないが、原因は案外単純なことかもな。【掃除】してみたらどうだ?」
そこで思い浮かんだのは単純だが今まで誰も触れる事のなかった機械の汚れ。
それを掃除してしまえばもしかしたらそれだけで機械が直る可能性もあり得るのだ。
そこで機械を【七つ道具】で掃除の為分解していく…とやはり内部には汚れがかなり溜まっている様だった。故障の原因はこの汚れだろう。
とにかくそうと分かれば異常のありそうな部分などを徹底的に【掃除】していく。
そして再び機械を元に戻した…するとやはり、機械の故障は止まっていた。
機械から出ていた何かよく分からないもの…汚れも出てこなくなり、正常に販売が出来る用になっていた。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『イソギンチャク怪人』

POW   :    テンタクル・テンペスト
予め【触手を振り回しておく】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
SPD   :    ウネウネ・アネモネ
自身の肉体を【ウネウネモード】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ   :    ポイゾナス・ポリプ
【頭部】から【毒針のついた触手】を放ち、【麻痺毒】により対象の動きを一時的に封じる。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


※トミーウォーカーからのお知らせ
 ここからはトミーウォーカーの「真壁真人」が代筆します。完成までハイペースで執筆しますので、どうぞご参加をお願いします!
 猟兵達の活躍によって、怪人グッズを無尽蔵に生産し続けていた機械は停止された。
 ついでに怪人グッズと一緒に溢れ出していた汚れも止まった。その様子に、まずは一段落だと猟兵達は安堵の息をつく。

 一方で泡てたのは怪人グッズの配付を行っていたイソギンチャク怪人達だった。
「ちょ、おま、何してくれてんですかねぇ!?」
「グッズがなかったらブームどころじゃないぞ……!!」
 そんな言葉を交わしつつ、機械の元へ集まって来るイソギンチャク怪人達。
 彼らは心中の動揺を示すように、ウネウネと触手を蠢かせる──。
 彼らが冷静さを取り戻す前に撃破し、ブームを広めようとする動きを止めるのだ!
富井・亮平
【心情】
出たなッ! イソギンチャク怪人ッ!
このイェーガーレッドが相手になるぞッ!
覚悟しろッ!

【行動】
「発進せよッ! イェェェエガァァァッッッ!! ロボッッッッッ!!!」
力なきキマイラのみなさんを守るため、巨大ロボを呼び出して乗り込むぞッ!
今日の巨大ロボは、超かっこいいイェーガーレンジャーグッズで身を固めた特別仕様だッ!
コイツで悪夢のような怪人グッズ騒ぎなど吹き飛ばしてやるッ!
ロボキックッ! ロボパンチッ!

むッ!?
麻痺毒で反撃するつもりかッ!
しかし、このロボはロボなので麻痺なんかしないッ!

仮に不思議な力で麻痺しても、その時は皆さんの応援で復活するぞッ!
守るべき者がいる限り、正義は不滅なのだッ!



「発進せよッ! イェェェエガァァァッッッ!! ロボッッッッッ!!!」
 富井・亮平の呼び声と共に、キマイラフューチャーの街を駆け抜け現れたのは巨大なロボット『イェーガーロボ』。
 その全身は、超かっこいいイェーガーレンジャーグッズで身を固めた特別仕様だ。
 怪人達が唖然としている間にロボに飛び乗った亮平は、そのコクピットから声を放つ。
「さあ、イソギンチャク怪人ッ! このイェーガーレッドが相手になるぞッ!!」
「え……ロボ!? ロボ!? マジ!?」
 突然の巨大ロボの襲来に、さらに動揺を深めるイソギンチャク怪人達。
 その隙を見逃さず、イェーガーロボは行動を開始した。
「ロボキックッ!」
 巨大な鋼の一蹴りに、集まっていた怪人達が文字通りに蹴散らされた。
 その派手な活躍ぶりに、観戦していたキマイラ達の歓声が上がる。
「応援ありがとうッ!! イェーガーレンジャーグッズもよろしくッ!!」
「ちょ、巨大戦でロボットでいきなり踏むのはレンジャー的にアリなのか……!?」
 宣伝するイェーガーレッドに、怪人からの抗議が飛ぶ。
「精神攻撃のつもりか? だが応援がある限り……イェーガーロボは無敵だッ!!」
 住人達の応援を受け、その装甲(とグッズ)を輝かせるイェーガーロボ。
 怪人達の抗議は頭部から放つ触手共々、その装甲の表面で空しく弾かれた。
「その触手……どうやら毒を帯びているのかッ! だが、このロボにそんなものは通用しないッ!」
 なぜなら、ロボだから!
 イェーガーレッドの断言と共に、振り下ろされるロボパンチ。
 断罪の一撃が、怪人達にさらなる打撃を与えていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アルファ・ユニ
…あのさぁ。これほんとに流行ると思ってたわけ
悪趣味
一瞬のブームにはなっても長続きはしなかっただろうね
まぁ、これから消えるんだし市場戦略とかそういう話しても無駄か

トンファーで応戦
機械を心配して群がってる奴らを後ろから殴り伏せる
あんたらの事情とか知らないから
ヘイトが向いてこっちの攻撃に敵が対抗してくるようになったらUCを上手く使って攻撃の回避、背後に回り込んだりして一体ずつ確実に仕留めていこう
大きく触手振り回してる奴ら優先に。強化される前に叩く



 アルファ・ユニは、静かに建物の影から飛び出すと、怪人達の後方から奇襲を仕掛けた。
 振るったトンファーが、イソギンチャク怪人の背をしたたかに打ち据える。
「な、こっちにもいるっすか!!」
 怪人達が伸ばしてくる触手をトンファーで捌き切ったアルファは、ふと足元に機械から零れ落ちていた怪人グッズがあるのに気付き、それを拾い上げた。
 しげしげと怪人グッズを眺め、触手を蠢かせる怪人達へと問い掛ける。
「……あのさぁ。これほんとに流行ると思ってたわけ?」
「え? でもキマイラ達は受け入れてくれたっすよ……」
「彼らの流行の移り変わりの速さを知らないの? 一瞬のブームにはなっても長続きはしなかっただろうね。……悪趣味だし」
「「ガーン!」」
 アルファの指摘に、イソギンチャク怪人達は声に出してショックを表した。
 怒りか悲しみにか、ぷるぷると触手が震える。
「イソギンチャクは悪趣味なんかじゃないっすよォ!!」
「それは失敬。まあ、どのみちこれから消えるんだし、市場戦略とかそういう話をしても無駄か」
「海洋生物の素晴らしさを教えてやるっすよぉー!!」
 触手を振り回していたイソギンチャク怪人達が一斉にアルファへと躍りかかって来る。だが、アルファはそれに冷静に対処を図る。
「この重み、耐えられる?」
 瞬間、アルファを中心として強烈な重低音が放たれた。
 音を浴びた怪人達の動きが、急激に遅くなっていく。
 アルファは怪人達の間を悠々と潜り抜け、攻撃を回避しきるとトンファーを打ち込んでいく。トンファーが振るわれるたび、地に倒れ伏す怪人の数は増えていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

フィロメーラ・アステール
「怪人が集まってるなら好都合だな!」
ここで一気にやっつけてしまおう!
じゃんじゃん飛ばしていくぞ!

【星界式瞬間加速法】を発動する!
空中を蹴ることで急速な方向転換を行いつつ【空中戦】だ!
敵はウネウネしてくるだろ?
みんなが集まってる状態でな!

つまり非常に絡み合いやすい!
【ジャンプ】【ダッシュ】【スライディング】を駆使して敵の合間をすり抜け、解けなくなるまでうろちょろするぞ!
相手が警戒し始めても【念動力】で【敵を盾にする】方法を使えばもうちょっと巻き込めるかな?

動けなくなる所まで持ち込めたら、攻撃だ!
【気合い】を込めた【踏みつけ】アタック!
および、その【衝撃波】で一気にドーンと片付けるぞ!



「集まってるなら、好都合だな!」
 フィロメーラ・アステールは、怪人達の頭上へと飛んだ。
「おーい、こっちだこっち!!」
「あのちっこいのも猟兵っすか!」
 フィロメーラに気付いた怪人が伸ばして来る触手を、彼女はひらりとかわしてのける。
「よっと。へへん、そんなのろまな当たらないぜ?」
「お、おのれー!!」
 逆上した怪人達が、飛び回るフィロメーラを目掛け、ウネウネと触手を伸ばして来る。だが、フィロメーラはその小さな足で空中を蹴りつけて方向転換。時に急停止し、あるいは怪人と怪人の間をすり抜け、ひたすらに飛び回り続ける。
 空中を蹴るたびに加速するフィロメーラを捉え切れぬまま、怪人達は触手をひたすら伸ばしていく。そして気付いたときには、怪人達の触手と触手は絡まり合い始めていた。
「ちょ、何やってんすか!」
「お前こそ触手引っ込めろよ!」
 揉め始めるイソギンチャク怪人の触手をフィロメーラは念動力で動かし、さらなる混乱へと叩き込んでいく。触手と触手で雁字搦めになった怪人の一体が、愕然として呟く。
「まさか、あの猟兵これを狙って……!?」
「ようやく気付いたか! でももう遅いぜ!」
 フィロメーラは、46回目の蹴りを放った。
 最大限に加速した妖精は、流れ星のように急降下。
 真下にいたイソギンチャク怪人をそのままの勢いで踏みつける。触手と触手で結ばれたイソギンチャク怪人達に、それを逃れる術は無い。広がる衝撃波と共に、怪人達はバタバタと倒れていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アララギ・イチイ
ふーん、イソギンチャクの怪人ねぇ
そういえば少し前の料理本でイソギンチャクの料理ってのが載ってたのよぉ
……貴方は食えるのかしらぁ?

【追加武装コンテナ・アララギ~】を発射するわぁ
敵の密集地点(怪人グッズも巻き込む様に)を狙い、超高温高圧の【範囲攻撃】で加熱調理を試みるわぁ
私は後方で上記のUCを連続使用して【時間稼ぎ】ねぇ

前衛は戦闘人形のフギンとムニンに任せましょうかぁ
フギンはチャーンソーで【なぎ払い】、衝角付きシールドで【串刺し】、ムニンは機関砲の弾幕射撃で、フギンを【援護射撃】よぉ

フギンがチャーンソーでカットした怪人を味見してみようかしらぁ?
どんな味(MSの想像上の味でOK)なのかしらねぇ?



「ふーん、イソギンチャクの怪人ねぇ……」
 アララギ・イチイは怪人達の姿に、ふと少し前に読んだ料理本に掲載されていた『イソギンチャクの料理』のことを思い出した。
 UDCアースなどでも、珍味としてイソギンチャクを食べる地域はあるらしい。
「……貴方は、食べられるのかしら?」
「食べ……ッ!? 食用イソギンチャクじゃないっすよ!!」
「そう。……じゃあ試してみないとね」
 食への探求心と共に見つめられていることに気付き、イソギンチャク怪人の体が震えた。
 イソギンチャク怪人が逃れるよりも早く、その往く手を2体の女性型人形が遮る。
 アララギが放った壱号型戦闘人形フギン、弐号型戦闘人形ムニンだ。
「前衛は任せたわよ」
 アララギの言に従い、2体の人形達はそれぞれチェーンソーと機関砲を振り回し始める。人形達が攻撃を阻む間に、アララギは武装コンテナを召喚した。
「確か見たレシピは煮込み料理とかだったような……圧力鍋みたいにすればイケる?」
 レシピを思い返すアララギの前でコンテナが開き、現れるのは円盤型兵器『アララギリーダー』だ。
 頭上へと飛んだ円盤から放たれる超高熱に、悲鳴をあげてイソギンチャク怪人達が干からびていく。フギンのチェーンソーに巻き込まれ、その身を引き裂かれたイソギンチャク怪人の切れ端が飛んで来たのを、アララギは受け止めた。円盤の余熱で殺菌すると、軽く噛んでみる。
「……ほとんど味しないわね。調理していない珍味なんて、こんなものかしら」
 アララギは顔をしかめると、ポイと切れ端を放り投げる。
 そうするうちに、グッズ配付を行っていた怪人達は、粗方片付け終わっていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『機関車怪人』

POW   :    トレイン・フリーク
【時刻表】【鉄道模型】【鉄道写真】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    出発進行!
自身の身長の2倍の【蒸気機関車】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ   :    アクシデントクラッシュ
対象の攻撃を軽減する【高速走行モード】に変身しつつ、【煙を噴き上げながらの体当たり】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑17
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 猟兵達は怪人グッズを広めていたイソギンチャク怪人達に勝利を収めた。だがその時、汽笛の音も高く怪人グッズショップ(跡地)に現れたのは新たな怪人だった!
「怪人グッズショップが……!? これはどうしたことだ! この『機関車怪人』が計画した、旧人類の素晴らしさを知らしめる計画が台無しではないか!!」
 怒りを示すように、『機関車怪人』の体から朦々と煙が噴出する。
「これも猟兵の仕業か! こうなれば我輩自ら猟兵どもを倒し、そのシーンをグッズにしてさらに流行を広げてくれよう!!」
 怪気炎を上げる怪人グッズ計画の首謀者、機関車怪人。
 この怪人を倒さない限り、事件に終わりは訪れないようだ!
館野・敬輔
【SPD】
アドリブ連携歓迎

旧人類の素晴らしさ、か…
とりあえずグッズに賭ける情熱はよくわかった

だが、僕らが倒されるところをグッズにされるのは御免だな
格好悪いのもあるけど、そもそも需要あるのか? それ

というわけで機関車怪人にはここで倒れてもらおうか

しかし蒸気機関車を召喚されるのは厄介だな
先に倒してしまうか

「地形の利用、ダッシュ、ジャンプ、目立たない」で身を隠しながら背後から接近
「先制攻撃、2回攻撃、怪力、なぎ払い」+【憎悪と闘争のダンス・マカブル】で召喚した蒸気機関車だけを狙い黒剣で徹底的に斬り刻む
(※味方は攻撃しないので寿命が減ります)

倒せなかったら「見切り、オーラ防御、武器受け」でダメージ軽減



「往くぞ、我輩の機関車で、貴様らを引き潰してくれよう!!」
 偉そうに言いながら機関車怪人が警笛を鳴らす。
 どこからともなく汽笛の音が響いたかと思うと、走って来たのは蒸気機関車だった。
 レールが無くとも走る機関車。
 違和感の塊のような代物だが、その存在は脅威に他なるまい。
 怪人が蒸気機関車に飛び乗り、猟兵達を引き潰すべく疾走を開始させようとした瞬間、機関車の後方から連続する衝撃音が鳴り響いた。
「何ッ……!?」
 振り向いた機関車怪人は、そこに館野・敬輔の姿を見た。

 怪人の出現そして召喚された機関車の存在を目にした敬輔の行動は迅速だった。
 彼は怪人が動き出すよりも早く、建物から跳躍すると機関車後方に取りついたのだ。
「怒りと憎悪、そして闘争心を力に替えて……斬り刻む!!」
 そして、敬輔の手にした黒剣による鋭い斬撃が、金属の塊を後方から徐々に解体していく。
 機関車全てを破壊する必要はない。蒸気機関からの動力を伝える部分だけ切断してしまえば、蒸気機関車は動けなくなる。
「貴様ぁっ! 我輩の機関車をッ!?」
 敬輔の行動に気付いた機関車怪人が驚愕の叫びをあげる。その声を受けながら、敬輔は黒剣を大きく振るった。機関車の車軸が渾身の一撃を受け、真っ二つに切断される。
「僕らが倒されるところをグッズにされるのは御免だからな」
 わなわなと震える機関車怪人に黒剣を突き付け、牽制しながら敬輔はふと疑問に思ったことを問うた。
「……というか、格好悪いのもあるけど、そもそも需要あるのか……?」
「きょ、供給が需要を生むこともある!」
「そうかな……まあグッズに賭ける情熱はよく分かった」
 情熱以外は破綻している気がするが。内心でそう思いつつ、敬輔は激昂する怪人の攻撃をいなしていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

雷田・水果
【雷田姉妹】で参加、アレンジ・他猟兵との絡み歓迎
【WIZ】

「今日が私の猟兵活動スタートです。気合を入れて頑張ります(威光)」
雷田・水果は当初独りで参加するつもりだったのだが、力を貸してくれる姉である雷田・龍子の気持ちを素直に受け入れることにした

「平伏してください(威光)」
龍子が上空に移動する時間を稼ぐために、機関車怪人の動きをユーベルコード「Majestic Aura(マジェスティックオーラ)」で一時的に封じようと試みる

龍子のユーベルコードが放たれるタイミングで距離を置く


雷田・龍子
【雷田姉妹】で参加、アレンジ・他猟兵との絡み歓迎
【WIZ】

雷田・龍子は妹である雷田・水果の猟兵活動開始のために力を貸すことにした

「機関車怪人!ブームとは一過性のもの。そんな計画は何の意味もないぞ!」
そう言い放つと安全圏確保のため上空高く飛び上がる

上空2㎞ほどで振り返るとユーベルコード「ドラゴンガン」を放つ
「弩螺魂砲!」

レベルの二乗mまで届く、レベル×1本の雷で機関車怪人を攻撃しようと試みる



 破壊された機関車から降り立った機関車怪人の前に進み出たのは赤髪の大剣使い雷田・龍子と、その年の離れた妹、鞭を手にした雷田・水果。サンダーブレードを構え、猟兵としての活動をこの戦いで始めようという妹の前に出た龍子は叫ぶ。
「機関車怪人! ブームとは一過性のもの。お前の計画は何の意味もないぞ!」
「一過性のブームが終わろうとも残るものは残る……怪人ブームを定番としてくれよう!」
 そんな夢物語を叫んだ機関車怪人の全身から煙が噴き上がった。
 地面を蹴った機関車怪人が、急激に加速しながら猟兵姉妹へと迫る。
「こっちは任せる!」
「うん、わかった」
 雷田姉妹は、短く言葉を交わした。
 龍子の背にした翼が広がった。
「飛ぶ気か、そうはさせんぞ!」
 上空高く飛び立たんとする龍子を目掛け、まさしく機関車を思わせる速度で怪人が突っ込んで来る。だが、その往く手を遮るように、水果はゆっくりとも言える速度で進み出、制止する。
「お待ちなさい」
「愚かな、列車は急に止まれないことなど世界の常識! 人身事故で犠牲者は女性2人だ!!」
 怪人の頭から轟然と煙が噴き上がり、水果ごと龍子を引き潰さんと猛加速。
 だが、水果に迫らった機関車怪人の体は、彼女にぶつかる前に盛大に前向きにつんのめった。
 そのまま平伏する姿勢になった怪人は、その勢いのままスライディング土下座で滑っていき、ガードレールに激突した。物損事故だった。
「…………!?」
「今日が私の猟兵活動スタートです。気合を入れていきましょう」
 銀髪の少女が気合を入れると共に、全身から放たれる威光。
 それを受けた機関車怪人が、立ち上がろうとした姿勢を解き、再び平伏する。
「……ははーっ!! な、なんだ!? 何故に我輩はっ!?」
「オブリビオンさんは、私に平伏していてください」
 気合を入れ、油断なく機関車怪人を見つめる水果。
 平伏を解くことが出来ない機関車怪人は、寿命が減るのを嫌い、その高速走行モードを解除する。
 上空に舞い上がった龍子は、翼を一打ちして振り返ると、地上の怪人と近くにいる妹を見下ろしていた。
「弩螺魂砲(ドラゴンガン)!!」
 巻き込まれぬよう水果が怪人から距離を取った瞬間、龍子の叫びが天に響いた。
 天と地を貫くように、四十本の雷が次々に怪人へと降り注いでいく。
 芥子粒ほどの大きさにしか見えないような距離だが、平伏し、龍子の動きにすら気付いていない怪人には避けようもない。
「うおお……ッ!?」
 怪人があげる悲鳴すらかき消して、雷鳴はキマイラ達の街に轟いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ユーフィ・バウム
この怪人を倒せば事件解決ですよね
それでは、ちゃちゃっと片付けますよ
戦士として真向勝負です!

基本は《グラップル》を駆使しての肉弾戦
殴りっこ、負けませんからね!
打ち込む際は渾身の力で《鎧砕き》で硬い体も打ち砕く!
相手に自己強化の機会を与えず、絶えず打ち込みましょう
共に戦う仲間がいれば、連携も意識します

敵の攻撃は《見切り》、致命打を避けたうえで
《オーラ防御》で耐え凌ぐ
この自然が育てた体には効きませんから!

さぁお返しです!
《力溜め》て《ダッシュ》で寄り、《空中戦》からの
【トランスクラッシュ】!
闘気纏うヒップアタックを浴びせますよ
自慢の鍛えた肉体で、ぺっちゃんこ!

他、《野生の勘》に閃くことあれば従い行動



 ユーフィ・バウムは真っ向から機関車怪人へと突っ込んだ。
「殴りっこなら負けません!」
 無手のユーフィだが、その一撃は強烈だ。
 振り抜いた拳が、機関車怪人の鋼を帯びた体を打ち砕かんばかりの勢いで叩く。立て続けに打ち込まれる連撃は、怪人に鉄道グッズによるパワーアップの機を見出させない。
「パワーアップなんてさせませんよ!!」
「なんの! この我輩の力を持ってすれば!!」
 だが、怪人も黙ってやられてはいなかった。
 長い腕が鋭く振るわれ、すくいあげるような一撃が、ユーフィを大きくかちあげる。
 だが、宙に飛ばされたユーフィは、しかしダメージを最小限に抑えていた。
「この自然が育てた体には効きませんよ!!」
「自然など! 鉄道のために破壊してくれる!!」
 猫のようにふわりと着地したユーフィへと、追撃を仕掛けようと突っ込んで来る怪人。その眼前でユーフィは渾身の力で地面を蹴りつけ、跳躍した。
「お返しです!!」
 空中で身をよじったユーフィの鍛え上げられた肉体が闘気を帯びる。
 強烈な勢いで突っ込んで来るユーフィのヒップアタックを受け止めた瞬間、弾けた闘気が周辺の地形すら破壊した。
「さあ、ちゃちゃっと片付けて事件解決といきましょう!」
「ま、まだだッ!!」
 頭を振り、破壊された地面から起き上がる機関車怪人。だがその体は、ユーフィの一撃の威力を示すように大きくひしゃげていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

六代目・松座衛門
「来たな! 機関車怪人!」
強襲形態に変形した人形「暁闇」へ自身の武器装備を組付け、戦闘に参加する!

「速さ勝負なら、演目「黒雨」!」
自分はUCで空中に張り巡らされた糸を足場に、戦場を俯瞰しつつ、敵の【高速走行モード】に人形を並走させる!
そして、人形の口から銃口を覗かせた大型銃「玲瓏」と手首に取り付けた連弩「狂惑」による射撃をしつつ、すれ違いざまに副腕となった多節棍「双爪丸」による連続切りを行う。

「空中では、身動きできないだろう!? 喰らえ!」
最後は人形に『機関車怪人』の体当たりを受け止めさせ、遊園地の『バイキング』の如く自分を中心に縦方向へ振り回し、地面へ叩きつける!
アドリブ、連携歓迎


アララギ・イチイ
ふむ、蒸気機関車かぁ
UCで新幹線でも召喚が出来れば面白い戦いが出来たのだけど、生憎そんな便利なUCは用意してないのよねぇ

敵は蒸気機関車に騎乗して行動するのねぇ
【製造術・ユーベル~】を使用、製造する物体は鉄道用のレール(相手の蒸気機関車の軌間に合わせる)だわぁ
相手の移動経路上に【早業】でレールを製造し続け、移動を妨害してしまいましょうぉ
機関車は鉄道のレールに従って走る乗り物、目の前のレールを無視して走る機関車など、機関車失格だと思わないかしらぁ?なんてのたまってみるわぁ

とりあえずそんな事をして移動妨害しておる間に、装備品の射撃武器でチマチマと攻撃、他の猟兵が上手く撃破してくれるでしょぉ(他力本願


フィロメーラ・アステール
「昔の機関車って宇宙を飛んだりするんだっけ?」
って違う世界の話かな?
この世界は未来度高いし、空くらい飛ぶだろ!

飛ばない? 頑張ればイケる!
【紲星満ちて集いし灯光】だ!
光精達の力で超かっこいいシーンを演出するぞ!
猟兵を倒すよりウケる! グッズ化必至!

まず高速の体当たりなら、直進してくるはず!
一部の光精で【オーラ防御】バリアを何枚か展開!
進路上に弱く展開して、バリア破り【パフォーマンス】を披露!

景気のいい流れで敵が【鼓舞】されて勢いに乗ったら!
あたしが【全力魔法】で強化バリアを斜めに配置!
即席ジャンプ台だー!

ジャンプ後は残りの光精で包み【空中浮遊】させるぞ!
【残像】の域まで加速してシュゥゥーーッ!


火土金水・明
「機関車?。この世界だとあの姿が標準なんでしょうか?。」「D51形とかC62形の蒸気機関車グッズだったら、欲しいと思ったのですが。」
【WIZ】で攻撃です。攻撃は【フェイント】を掛けつつ【先制攻撃】で【高速詠唱】した【属性攻撃】の【全力魔法】の【コキュートス・ブリザード】を【範囲攻撃】にして、『機関車怪人』がどこに移動しても巻き込めるようにして纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「ともかく、キマイラフューチャーの平和を守るためにも倒させてもらいますね。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。



「ふむ、蒸気機関車かぁ」
 アララギ・イチイは、大きく損傷した機関車怪人の姿をしげしげと眺めた。
「新幹線でも召喚できれば面白いことになったかしらねぇ」
「機関車、ですか……?」
 火土金水・明は、機関車怪人の姿に首を傾げる。
「この世界だと、機関車はあの姿が標準なんでしょうか?」
「どうなのかしら?」
 アララギも首を傾げる。探せばそういう場所もあるのかも知れないが、あの形の機関車はキマイラフューチャーでも既に随分と時代の違う代物だろう。
「D51形とかC62形の蒸気機関車グッズだったら、欲しいと思ったのですが」
「ああ、そういう機関車って宇宙を飛んだりするんだっけ?」
 それは別の世界だっけ? と小首を傾げるフィロメーラ・アステール。
「まあ、この世界は未来度高いし、機関車も空ぐらい飛ぶよね?」
 確認するように、機関車怪人へと言葉を向ける。
 猟兵達からの注目を受け、機関車怪人はたじろぐように答えた。
「いや……機関車が飛んだら飛行機だし宇宙を走るのは宇宙船なのでは」
「そんなこと無いって!! 頑張ればイケるイケる!!」
 突然怪人に声援を向けだしたフィロメーラに、六代目・松座衛門はぎょっとしたような視線を向けた。
「おいおい……」
「いーからいーから、任せといて」
「何か考えがあるのか?」
 こそこそと言葉を交わすフィロメーラと松座衛門。
 その様子に、既に大きなダメージを受けている機関車怪人の全身から、煙が噴出し始める。
「何を企んでるのか知らないが、我輩の突撃で全て吹き飛ばしてくれる!!」
「だったら、それを超かっこよく演出してあげる!! 光輝の縁を知るもの、集まれー!」
『紲星満ちて集いし灯光』を発動させたフィロメーラの周囲に、光精達が集まって来る。
 次の瞬間、猟兵達を道連れにせんと怪人は高速突進を開始した。
 フィロメーラが光精達に展開させた薄いバリアが、次々と破られていく。飛び散るバリアの輝きが、機関車怪人の突進を美しく彩った。
「我輩にかかれば、この程度のバリアなど!!」
「きゃー、すごーい!! グッズ化必至!!」
「ははぁん……今回造るのは、これで良さそうねぇ」
 怪人を煽るフィロメーラの考えを察したか、アララギは素早く製造術・ユーベルクラフトを発動。現れるのは、機関車怪人に合わせるようにあつらえられた金属のレールだ。アララギはそれを、直進する機関車怪人の前方へと展開した。猟兵達へと突っ込んで来ようとしていた怪人の軌道が、レールに沿うようにして逸れる。
「う、うおおっ?」
「目の前のレールを無視して走るなんて、機関車失格よねぇ?」
 そう釘を刺しつつ、次々とレールを展開するアララギ。まずい、とレールを逃れることを機関車怪人が考え出した直後、その横に現れたのは松座衛門が駆る人形「暁闇」だった。
「演目『黒雨』!」
 強襲形態へと変形した『暁闇』の口が音を立てて開く。
 そこから覗く大型銃「玲瓏」、さらには手首の連弩「狂惑」から、立て続けの射撃が怪人を追い立てるように発射された。レールの上から逃れられず、速度も落とせない怪人の前方に光精が集結する。フィロメーラの声を共に完成するのは、
「光の即席ジャンプ台だーっ!!」
 その危険性を察した怪人は慌てたような声を上げる。
「──非常ブレーキ作動ォォッ!?」
 被弾もやむなしと、停止にかかる機関車怪人。だが、それを見つめる明のかざした手の前に、氷の矢が次々と現れる。
「我、求めるは、冷たき力」
 二百を数える氷の矢は、明の合図と共に一斉に飛び立った。
 機関車怪人を後押しするように激突し、一部はレールを凍結させ、その停止を許さない。
「ともかく、キマイラフューチャーの平和を守るためにも倒させてもらいますね」
「はい、ジャーンプ、と」
 アララギが言ったのと同時に、機関車怪人は自らの速度に乗って宙へと飛んだ。暁闇が最後に引っ掛けた伸縮自在の多節棍『双爪丸』が、それを追うように伸びていく。
 明の操る氷の矢が、アララギの人形からの射撃が、次々に怪人の背へと突き刺さった。足が地から離れた怪人は、空中で防御態勢を取り、着地の衝撃を抑えようとする。
 だが、もはやその命運は断たれていた。
「やはり空中では身動きできないようだな! 喰らえ!!」
 松座衛門の命令に従い、暁闇は強く多節棍『双爪丸』を振るった。
 上から、下。空中から地面へ。
 さらに加速して地面へと叩き付けられた機関車怪人を、光精達が彩る。
「一件落着っと!」
 輝きの中で消滅していく怪人を見届け、フィロメーラは快哉をあげた。

 こうして、街を騒がせた怪人グッズと、その首謀者たる怪人は潰えた。
 代わりにこの地域では、戦いの様子を撮影していたキマイラ達の撮った動画や、それを元にした猟兵グッズが一時流行したそうである。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年07月12日


挿絵イラスト