【旅団・エースの祭典】あんな食材こんな食材!?
●注意
当依頼は、PBWアライアンス『コイネガウ』からのシナリオです。
PBWアライアンス『コイネガウ』の詳細を以下でご確認お願いします。
公式サイト:(https://koinegau.net/)
公式総合旅団:(https://tw6.jp/club?club_id=4737)
また、当依頼は『コイネガウ』の旅団シナリオです。
旅団「公式総合旅団」の団員だけが採用される全1章「日常」の構成です。
『第六猟兵』の旅団シナリオとは違いEXPとWPが貰えます。
旅団シナリオのハウスルール解説:(https://tw6.jp/club/thread?thread_id=117680&mode=last50)
●文化祭開始!
「みんなー! 文化祭や! 出店や! 食べ放題や!!」
やや興奮気味なのは有山・優音(あまはん・f39297)。
文化祭の準備が始まった今から美味しい食べ物の事ばかり考えているのにも、実は訳がある。
「実はな、出店に出とる食べ物屋に変っちゅうか面白いっちゅうか、異物? が混入しとるんよ」
具体的に言うと、ガジェッティア業者の提供する「うねうねする焼きそば」、猟理師業者の提供する「箱の中から悲鳴が聞こえる叉焼」、悪霊業者の提供する「食べると凍るかき氷」等。
「うねうねしとるのも変やし……実食なり調べるなりして実態確かめた方が良さそうやん。あと、叉焼屋の箱の中に何かいるからこっそり回収したって!」
加工前の食品が直接持って来られているとすると、まだ生きているのかもしれないその加工前の仔が可哀想だ。それに業者がその場で加工すると現場は血塗れスプラッタである。
ただ、箱の中をまるごと全部回収すると叉焼屋が営業できなくなるので、代替の物を用意するなど、何か話をつけておいた方が良いかもしれない。
「あと……キーンなら分かるけど、食べた人が凍るっちゅうのも変なかき氷やなぁ。こっちも出所確かめた方がいいかもしれんね。あ、無理に食べんでええよ!」
今回はこっそり調査して、まともな文化祭経営にしていくのが目的である。いざゆけ、委員会!
椿油
注:このシナリオは、【旅団・エースの祭典】の共通題名で括られる連動シリーズです。
文化祭依頼ではシナリオをクリアすると新しい「種族とジョブ」の報酬が出ます。
なお、各MSによるシナリオはどれも内容が独立している為、重複参加に制限はありません。
注2:依頼と報酬の一覧表は以下です。
椿油MS:「公式総合旅団」依頼担当。日常。「賢い動物」が報酬。
ヤタ・ガラスMS:「ルネ・カフェ」依頼担当。お色気。「軍令暗殺者」が報酬。
コイネガウに馴染んできましたMSの椿油です。今回は旅団用のシナリオを担当させて頂きます。
恐怖がそそられるような食材ばかりですので、何とか暴いて下さい(営業停止に持ち込む必要はないです)。
なお、「誰が提供しているか」を突くのも良いかもしれません。ヒントはOPの中に。
今シナリオの選択肢は以下のようになります。
POW:とにかく怖がらずにとことん食べ尽くす。
SPD:色んな店を寄ってまず全品買っていく。
WIZ:提供している品物の構造を徹底的に調べる。
皆様のアツいプレイング、お待ちしております!
第1章 日常
『プレイング』
|
POW : 肉体や気合で挑戦できる行動
SPD : 速さや技量で挑戦できる行動
WIZ : 魔力や賢さで挑戦できる行動
イラスト:YoNa
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
イリスフィーナ・シェフィールド
テロを阻止して文化祭が開催できたのはよろしいのですがまた問題が発生したようですわね。
裏の委員会の一員としてなんとかいたしましょう。
わたくしはかき氷屋を担当しようと思います。
凍るかき氷ってなんですか、悪霊の業者って問題ないのでしょうかと思いつつ注文してみます。
食べずに眺めておかしい所ないかと見つつ指定コード使用。
普通かき氷の記憶なんて覗けないでしょうけど普通のかき氷は食べても凍りませんからね。
駄目なら調理してる人か責任者っぽい方を大事なお話が
……と勘違いしそうな演技で裏手にお呼び出し。
抱きついて拘束しながら記憶を探って異常とか問題行為がないか探ります。
判明したなら御用か注意して改善させます。
「テロを阻止して文化祭が開催できたのはよろしいのですが、また問題が発生したようですわね」
無事に始まった委員会に混入する異物。それを止めるのが我々の仕事、とイリスフィーナはかき氷屋を目指した。
「(裏の委員会の一員としてなんとかいたしましょう)」
「いらっしゃいませぇぇ……」
明らかにおどろおどろしい悪霊の女性定員が迎える。うらめしや、とつい言いそうな青白い顔だ。
「(凍るかき氷ってなんですか、悪霊の業者って問題ないのでしょうか)」
とりあえずイチゴのフレーバーを一つ注文してみる。手際よくしゃり……しゃり……と小豆を研ぐように氷を削られ、まごころ込めたかき氷が届いた。見た感じでは、特におかしい所はない。少しひんやりし過ぎているんじゃないかと思う程度だ。
そしてイリスフィーナは《スティール・メモリー》を発動し、触れたかき氷の『記憶』を読み取る。普通だったら出来ないはずだが、種も仕掛けもあるかき氷からは記憶が何と読み取れた。
『たべて……はやく たべて……おぉぉぉ……』
かき氷の記憶から感じる何らかの念。これは異物混入と見て間違いなさそうだ。そして更に記憶を見ていくと、悪霊の店員に掴まれてかき氷の中にスッと入れられ、その前は『要冷凍・|冷魂《●●》保管箱』に入っていた事が分かった。
「冷魂……何ですのこのかき氷、背筋も身も凍る魂が入ってますわ!」
「うっ、どうしてそれを……冷えてもらおうと特別に仕入れて来た安全な魂なんですよぉ……しくしく……」
いくら安全と言われても、魂を食べさせるのは論理的にどうなのだろうか。魂は全て即回収、解放となった。
「元の主へおかえりなさいな」
ふよふよと飛んで行った魂は、どこの誰の魂だったのか。そこまで見るのは流石に怖い。
「じゃあ……今度から普通のかき氷提供しますね……ふふふ……」
「……そうして下さい」
こうして無事にかき氷屋は通常通りの営業を始めたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
シモーヌ・イルネージュ
文化祭だ、やっほー!
さすがは希島の文化祭。いろいろなものが出てくるね。
しかし、中にはウケ狙いで怪しげなものを出しているところもあるんだって?
そういうのは嫌いじゃないけど、委員会の手間を増やすのは勘弁してほしいな。
まずはうねうねするという焼きそばを試してみようか。
見た目はキモいな!
試食前にはサイバーアイで【情報収集】。
本当にヤバそうなものが入ってないかは確認しとこう。
ガジェッティア業者が提供しているということだから、かつおぶしが湯気でゆらゆらするのと原理的には同じなのかな?
ならば、見た目だけで味も問題はなさそうだけど……
売れるのか、これ?
一種の度胸試しだよな。
「文化祭だ、やっほー!」
賑わう文化祭、そしてたまに聞こえてくる悲鳴や驚愕の声。裏の委員会、シモーヌの出番だ。
「さすがは希島の文化祭。いろいろなものが出てくるね」
ウケ狙いで出しているのだろうか、このうねうねする焼きそば。かき氷のように何か混入しているのかもしれない。
「そういうのは嫌いじゃないけど、委員会の手間を増やすのは勘弁してほしいな」
「いらっしゃいませー」
調理工程は問題無さそうに見える、この焼きそば屋。味をつけながらひっくり返して混ぜて、パッケージに入れたら途端にうねうねする焼きそばの出来上がりである。
「……見た目はキモいな!」
念の為、【サイバーアイ】で情報を見ておく。焼きそば自体に特に怪しい情報はない。かき混ぜたら何か出て来るのだろうか。食べずにそっと箸でうねうね焼きそばを避けながら弄ってみる。
そして案の定、パッケージの底にファンの羽根がクルクル回る、扇風機を横向きにしたかのような細工が見つかった。
「何だよこれ?」
「あっそれですか、独自開発の『焼きそば揺れちゃう扇風機』ですよ! お客さんも涼しくなるし焼きそばも踊って見えるでしょう? これなら売れ行きナンバーワン間違いなしですよ!」
「それじゃ麺が冷めないか?」
「麺を冷まさずにお客さんだけ涼しくなる独自の製法で作ってます!」
トリックは分かった。つまりは扇風機の風で揺れていたらしい。お値段据え置き、食べ終わったパッケージは扇風機代わりに……ってそんな扇風機誰も使わないだろう、というツッコミはさておき。
「……売れるのか、これ?」
「そこそこ売れてます!」
副次作用で勝手にうねうねする焼きそばを食べるお客もまぁいるらしい。もしかすると、一種の度胸試しで買っているのかもしれない。そして、恐る恐る食べたシモーヌだったが味は問題なく美味しかった。
「あー、まぁ宣伝方法が良ければ売れるのかも……な」
かき氷のように霊魂が入っていたらどうしようかと思ったが、そんな事が無くて安心したシモーヌであった。
大成功
🔵🔵🔵
相沢・友子
【焼肉】
猟理師に捕まるとは、しくじったね。世は常に焼肉定食。食材フルコース待ったなし。
委員会の発見が早くてよかったよ。この店舗の何処かに居るらしい。
喋るチャーシューもとい豚さん。消費される前に助けに行くよ。
というわけで、これも人助けだよ。
銀治郎さんのおごりは、3倍うまい。(友子当社比)で、叉焼屋の焼肉食べ放題コースに。ごちになります。
店の隅々や裏手には、HCで、透明な寝ず見たちを忍ばせて、悲鳴が聞こえる箱が運び込まれたらすぐに知らせてくれる。
食材の回転率を上げるのは、しらみ潰しに探すより確実。隠されたり行き違いになったら元も子もないよ。
1匹あたりの少数部位は、豚耳軟骨。
悲鳴即救助!
西行寺・銀治郎
【焼肉】
「えっ!? 文化祭で食材問題が起きているって!?
そうか? 焼肉店舗が怪しいのか? 委員会、出動だ!」
文化祭も委員会を手伝う予定の俺。
友子ちゃんから連絡を受けてピンチで急行。
「で、友子ちゃん? 焼肉をフルコースで食べればいいのか?
……ん? 肝心の資金は? ぬぉ!? 俺の奢りだとぉ!?」
件の焼肉店舗にミステリショッパーの如く来店する俺達。
文化祭に向けて働いたバイト代が食べ放題でパーの無念。
「ほぉ、食材の回転率を上げる為に食べまくれと!?
寝ず見達、先に行け! この場は俺が任された!」
残念な大食い役であれば俺が引き受けるぞ。
カルビ、ロース、ハラミ、タン、ホルモン、一気食べだ!
――叉焼を提供する店の奥から、悲鳴が時たま聞こえてくるという。
「えっ!? 文化祭で食材問題が起きているって!?」
銀治郎は友子から連絡を受けて、叉焼屋の程近くまで来ていた。
「猟理師に捕まるとは、しくじったね。世は常に焼肉定食。食材フルコース待ったなし」
「そうか? 焼肉店舗が怪しいのか? 委員会、出動だ!」
「委員会の発見が早くてよかったよ。この店舗の何処かに居るらしい。喋るチャーシューもとい豚さん。消費される前に助けに行くよ」
というわけで――人助けの為に焼肉食べ放題コースを開始した。
「で、友子ちゃん? 焼肉をフルコースで食べればいいのか?」
「うん」
「……ん? 肝心の資金は?」
銀治郎の財布をじーっと見つめる友子。
「ぬぉ!? 俺の奢りだとぉ!?」
「ごちになります」
折角あくせく働いたバイト代が全て叉焼に注ぎ込まれたようだ。
「ほぉ、食材の回転率を上げる為に食べまくれと!?」
「食材の回転率を上げるのは、しらみ潰しに探すより確実。隠されたり行き違いになったら元も子もないよ」
銀治郎がメニューの片っ端から注文している間に、友子は《守護近衛隊》を発動させ、595匹の硝子の寝ず見が店の裏手へと回る。
「(――寝ず見達、先に行け! この場は俺が任された!)」
「そんなに食べて大丈夫かい?」
店主が叉焼を次々用意しながら少年少女の腹持ちを心配していた。
一方、くだんの箱の中では。
「もう鳴くのも疲れたぶぅ……このままオイラは叉焼になってしまう運命なのかぶぅ……」
どうやら鳴いていたのは賢い動物のようだ。その声も聞き逃さない硝子の寝ず見が近寄る音が聞こえてきて、つい身を縮める賢い豚。
「ひっ、終わりだぶぅ! おお神よ!」
ガタガタ震えていると、硝子の寝ず見達が箱のふたを開けて――。一筋の光が箱の中に差し込んだ。
「ああ……神様仏様……! オイラ助かったぶぅ!?」
彼は一体どこの信徒なのだろうか。こっそりと抜け出しているうちに、そろそろ本来叉焼にされる予定だった彼の箱に店主が差し迫る。
「友子ちゃん、流石にもう食べきれないかもしれない……ぐふっ」
「あ、見つけたみたい。救出作業手伝ってくるね」
「友子ちゃーん!?」
間一髪。店主がやや高齢なのも相まってか、猪突猛進の勢いで箱から逃げ出して友子と合流した賢い豚。
「怖かったぶぅぅぅぅ!!」
「おーよしよし、他に生きてる個体は居ないみたいだね」
友子の肩にぐてりと乗って、撫でられながらゆっくり話し始める賢い豚。
「生きてたのオイラだけだぶぅ……っていうかあの店主、偶然見つけたからってオイラを調理するつもりだったのかぶぅ……」
「お、見つかったのか! ……それは災難だったな!?」
「あれ? あの豚居なくなっちまったなぁ……まぁいいや、他の箱にまだ材料がっと」
生きた心地がしなかった豚の代わりに、既に刻まれている加工済みの豚肉を取り出す店主。現場で加工ショーは、勘弁してもらいたいものである――。
――ちなみに、かき氷業者は後程 色々な罪に問われて署へ任意同行になったとか……。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵