【サポート優先】1・2・3でジャスティスキック!
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●正義は堂々と名乗るべき
「良い子のみんな、シェハシェハ~。腐ったメガコーポにジャスティスキック! ウルトラ可愛いジャスティスガール、シェリンちゃんの生配信、はっじまっるよー♪」
カメラに向かってVサイン、テンション爆上げのMAXスタイルで画面に飛び出してきたのが、只今人気急上昇中のライブストリーマー、シェリンなる人物だ。ある日颯爽とライバー世界にやってきた彼女は正義の名の下に、メガコーポの悪事を蹴って蹴って蹴り飛ばしまくるという過激配信を繰り広げていた。それが特定の視聴者層には凄まじく痛快に感じられてファン層が出来上がり、界隈でも名の知れたライブストリーマーへと押し上げていたのである。
ただ、当然ながらそれは裏社会の恨みを買う行為でもあり、魔の手は確実に彼女へと迫っていた。自分の身は自分で守る、と信条を掲げていた彼女ではあったが、それにも限界があり――。
「――灰になれ」
ついに、オブリビオンの凶弾に倒れる日が訪れるのだった。
●守れジャスティス!
「人々を助けるのに、やりすぎ、ということはないと思うんです。困っている人がいるならば、何処にだって駆けつけるのが私達の使命、とも言えるかもしれませんね」
ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)が描くのは理想像なのかもしれないが、手が届く限り差し伸べるのが心構えとして大事であると訴えている。
「さて、サイバーザナドゥに、そんな正義を有言実行しているライブストリーマーさんがいらっしゃいまして。名前はシェリンさんという方なんですが、やはりメガコーポを敵に回すというのは非常に危険な行為でもありまして……とあるメガコーポが送り込んだ刺客、即ちオブリビオンによって命を奪われることが分かりました」
何故、命の危険を冒してまでメガコーポに反旗を翻す配信を行っているのかは、彼女の口から明確には語られていない。それでも彼女の配信は娯楽として成立しているから、あるいはメガコーポの所業に苦しんでいる当事者の視点で見た時に、世界の有り様を少しでも変えてくれるかもしれないから――付け狙われる程には支持があったようである。
「今更言うことでもないかとは思いますが……分かったということは、私達はそれを変えられる、ということでもあります。これは訪れてはいけない未来だと思いますから、シェリンさんを救いに行きましょう!」
力強く言い放つ。ロザリアは何度だって言ってきたことだ。
「で、実際にどう対処するか、という部分ですが……メガコーポに真正面から喧嘩を売っている彼女です。身辺警護なんかを申し出ても一蹴されることでしょう。なのでライブストリーマーにはライブストリーマー的な方法で……つまり、コラボ配信です! 自然に彼女の周囲に居るためには、配信の出演者になってしまうのが手っ取り早い、ということですね」
経験は問わず、意欲ある者が参加してくれるなら有難いとロザリアは言う。だがやはり、意欲は実際に示さなければならないとも。
「しかしながら、彼女とて初対面の相手を易々と信用するはずもなく、皆さんがコラボ配信をするに値する人物かどうかを確かめようとするでしょう。一介のライブストリーマーでは到底無理そうな、かつ彼女の信条に合致した難題かと思います。簡単に言えば、メガコーポの悪行を懲らしめるような感じでしょうね。その様子を皆さんが配信して、彼女のお眼鏡に適うようならコラボ配信も受けてくれるはずです! そうしたら後は刺客のオブリビオン――『アッシュ・クイーン』を返り討ちにするだけですから、頑張っていきましょう! それではよろしくお願いします!」
沙雪海都
沙雪海都(さゆきかいと)です。
たまには三章シナリオも良いかなっていう気分転換です。
●フラグメント詳細
第1章:『悪質ドライバーを追え』
ライブストリーマー、シェリンから皆さんに与えられるお題は「悪質ドライバー退治」です。
魔改造された車両が暴れ回っている一帯を鎮圧することで、一帯の安全を確保すると共にその車両の出所であるメガコーポに打撃を与えようという感じですので、まあ手加減せずやっちゃってください。
第2章:『アッシュ・クイーン』
コラボ配信が実現する現場にアッシュ・クイーンは現れます。視聴者数を稼ぐ絶好のチャンスですので、存分に暴れましょう。
第3章:『サイバネご飯』
コラボ配信大成功! となりましたらその後は定番の打ち上げです。
サイバーなお食事をお楽しみください。
第1章 冒険
『悪質ドライバーを追え』
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POW : 体当たりなど物理的に停止させる
SPD : 銃撃やミサイルなど飛び道具で迎撃
WIZ : 魔法などでドライバーそのものを攻撃
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ティエル・ティエリエル(サポート)
◆キャラ特徴
ボクっ娘で天真爛漫、お転婆なフェアリーのお姫様です。
王家に伝わる細身のレイピアを使った空中からのヒット&アウェイで戦うのが得意な女の子です。
・冒険大好きお姫様
・珍しいものにも興味津々
・ノブレス・オブリージュの精神で弱者を放っておけないよ
・ドヤ顔がよく似合う
・困ったら動物さんに協力を!
◆戦闘方法
・背中の翅で羽ばたいて「空中戦」や「空中浮遊」で空から攻撃するよ
・レイピアに風を纏わせて「属性攻撃」でチクチクするよ
・対空攻撃が激しそうなら【ライオンライド】
・レイピアでの攻撃が効かない敵には【お姫様ビーム】でどかーんと攻撃
アトシュ・スカーレット(サポート)
性格
悪ガキから少し成長したが、やっぱり戦うのは好き
大人に見られるように見た目的にも精神的にも背伸びしている
目の前で助けられる人がいるなら積極的に救おうとする
口調は「〜だな。」など男性的
戦闘
【呪詛(腐敗)】と「棘」を組み合わせ、万物を強引に腐敗させる方法をついに編み出した
前衛も後衛もやれる万能型だが、前衛の方が好き
複数の武器を同時に操ることも可能
高速戦闘も力任せの戦闘も状況に応じて使い分ける
(装備していれば)キャバリアにも対応可
光や聖属性は使えません
非戦闘
聞き耳などを駆使した情報収集を中心とする
化術で動物に化けて偵察することも
六島・風音(サポート)
ガレオノイドのスターライダーです。
スピードなら誰にも負けません。
基本的に人の話を聞かず、スピード勝負に持ち込みます。
そんなことより駆けっこです。
普通に駆けるか、天使核ロケットエンジン搭載の宇宙バイクで駆けるか、ガレオン船形態で駆けるかは状況によります。
ユーベルコードは使えそうなものはどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
エジィルビーナ・ライアドノルト(サポート)
私はエジィルビーナ、エジィでもルビーでも好きに呼んでくれていいよ。
困ってる人がいるなら助けたいし、倒さなきゃいけない強い敵がいるなら全力で立ち向かわなきゃ。全力で頑張るからね!
実は近接戦闘以外はあんまり得意じゃないんだけど……あっ、畑仕事ならチェリから教えてもらったから、少しはわかるよ!
力仕事はそんなに得意じゃないけど、足りない分は気合と根性でカバーするから任せといて!
☆
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●暴走地帯からお送りします
制限速度など形だけ。魔改造を施されてモンスターマシーンと化したスポーツカーやデコトラがぎゅおんぎゅおんとエンジンを唸らせ暴走する。一帯は悪質の中でも悪質な、超悪質ドライバーに占拠されたも同然で近隣では避難者が出るほど。
「大きな車がたくさんあったよー。あいつらを退治して、その様子を配信すればいいんだよね?」
建物の陰からこっそり視察していたティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)が、アトシュ・スカーレット(神擬の人擬・f00811)、六島・風音(スピードなら誰にも負けません・f34152)、エジィルビーナ・ライアドノルト(シールドスピアの天誓騎士・f39095)の集まる作戦拠点に戻ってきた。
「ありがとうございます。まあ、それが与えられたコラボ条件ですから、さっさと終わらせてしまいましょう。それで方針ですが」
「何様か知らねぇが気に入らねぇぜ……正面から叩き潰す、それでいいんじゃねぇの?」
「配信っていうんだから、インパクトあったほうがいいのかな? 私はそれで賛成ー」
相手は過激派集団。遠慮はいらないとばかりにアトシュ、エジィルビーナから好戦的な意見が飛び出ると、風音は首肯しティエルは飛び回って全身で賛成の意を示す。
「では、そのように。タイトルコールや配信説明なんかはティエルちゃんが適任かと思います。お願いできますか?」
「オッケー! 任せてよ!」
配役が決まったところで風音は配信用に貸与されたドローンを打ち上げる。遠隔操作で配信開始ボタンを押せば即座に配信が世界中に届くという親切設計で初心者にも有難かった。
「世界の悪をたたっきれー! 猟兵世直しゲリラライブ! 今日はサイバーザナドゥで暴れ回ってる悪質ドライバーをやっつけちゃうぞ☆」
ティエルのどアップ映像から始まったゲリラライブ配信は、配信タイトルに猟兵の名を冠したこともあって開始直後から接続数が跳ね上がっていく。それだけ猟兵という存在が世界から注目されていることだ。
「今日の出演者は~このボク! ティエル・ティエリア・ティエリエルとー……なんかもう始まっちゃってるね! じゃあ映しながら紹介しちゃうぞー♪」
悪質ドライバーが幅を利かせる目の前でちんたらオープニングトークなどやっていられず、他の三人はすでに悪質ドライバーの対処に向かっていた。
「まずはアトシュ・スカーレットだー! 長髪ロングだけど間違えるな! この『お兄さん』は|カッコいいけど危険だぞ《so cool and so dangerous》!」
「天翔る雷よ、この身を喰らいて全てを引き裂け!」
暴走車には暴走的な速度を当てる。アトシュが纏う雷の魔力は少々身を削ることにもなるが、構わず使用し暴走車を抜き去っていた。突然、閃光を放つ何者かが脇から前に躍り出て悪質ドライバーは目を見開いたであろうが、更に度肝を抜かれたのはその者が進路正面に陣取り剣を構えてきたことだ。
暴走車は止まりようもなくアトシュに突っ込んでいた。それをアトシュが魔剣「Tyrfing」で受け止めにいく。大事故は避けられない構図、配信の視聴者達から悲鳴のコメントが上がったのも一瞬の出来事だった。正面衝突は瞬く間も無く起こって視聴者達は――目を疑った。
暴走車は暴走に耐え得る装甲を持っていた故に魔剣と互角の勝負を繰り広げ、数十メートル押し込んだがアトシュが踏み止まって止めきったのである。アトシュが負けることなく暴走車を止めたというのも度肝を抜くような状況で、悪質ドライバーは運転席で気が抜けたように茫然としている。
「さて、お次は六島風音だー! 速さなら誰にも負けないと豪語するビューティースピードスター! かけっこで勝てる暴走車は存在するのかー!?」
「負けるつもりは……ありませんし」
風音は次々と、暴走車と並走しては一気に突き放し抜き去っていく。この並走が見所ポイントで、視聴者にも悪質ドライバーにも、果たしてそんなことができるのかという疑念を植え付けた上でそれを一気に刈り取っていく爽快な走りを見せた。
視聴者達は沸くのだが、気に入らないのは悪質ドライバー達だ。力尽くで抑え込まれるわけでもなく、ただただ車も感情も翻弄されて終わる。まるで子供のようにあしらわれた様な気分を覚えて沸々と怒りが込み上げてきて、意地でも抜き返そうとアクセルを全開にしていくのだが。
一度抜いた相手などもう風音の眼中には無い。目の前に出てきた暴走車を抜いていくという一心で、それが後方に暴走車を引き連れる結果になった。悪質ドライバー達は躍起になるが、曲がる際にハンドル操作を誤ってドガシャンと事故りコースアウト。そうなればもう再起する気力は起こらない。
「そしてエジィルビーナ・ライアドノルト! 困ってる人は放っておけないハートフルレディーは、どんな活躍を見せてくれるのかー!?」
「――解き放て」
その手には慣れ親しんだ一振りの盾槍がある。打ち直しながら苦楽を共にしてきた「紅玉」を解放形態に変形させることでエジィルビーナもまた暴走車に勝るとも劣らない加速力を生み出していた。
「止まれ――って言って、止まったら苦労しないよねっ!」
射程を犠牲にしての形態変化だが、エジィルビーナの頭には零距離の超接近戦しかなかった。攻防一体の盾槍で暴走車の側面から激しくぶつかり火花を散らす。悪質ドライバーもハンドルを切って押し返す、それでデッドヒートが続いたが。
「『チームワーク』がなってないよっ!」
あたかも自らの体であるかのように、自在に操っていたのはエジィルビーナのほうだった。裏ルートで流れてきた暴走車を何の愛着も無く乗り回すだけの相手には絶対に負けられないと、押し引きのバランスが僅かに乱れたところを逃さずエジィルビーナは盾槍を突き出し暴走車の足元を乱れさせた。コントロールを失えばハンドルが暴れて悪質ドライバーは為す術無く、スリップから大横転して逆さまに潰れる。
「こんな感じのメンバーだぞー! ……え? 何? ボクが何もしてないって? 仕方ないなー」
視聴者達のコメントも見つつ司会進行を務めるティエル。その言葉はノリと勢いに溢れていて自らも悪質ドライバーの対処に乗り出していく。その相手はデコトラだ。大きさの差は歴然だが、進路上に飛び出していったティエルは決して退かない。
「行くぞー! 見てろよー! うーー、どっかーん!」
レイピアに溜まった気合が輝く。それをシュバッと突き出すと同時に鮮やかなビームが放たれた。それは雷のようでありながら複雑に絡み合ってビームの形を成し、デコトラの正面部を直撃してズドンと爆発。煙で前が見えなくなった悪質ドライバーは訳も分からずハンドルを切ってしまいずしゃりと横転、滑ってくるところをティエルはひらりと浮上して眼下に見送った。
「これがボクの本気だー!」
視聴者目線で一番危うそうに見えたのをティエルがひっくり返したことで配信は大盛り上がり。それからは一気の制圧劇で、無事にコラボ配信のノルマは達成されたのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
第2章 ボス戦
『アッシュ・クイーン』
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POW : 灰になれ
自身の【|熱線銃《ブラスター》】から極大威力の【|原子崩壊熱線《アトミックバーナー》】を放つ。使用後は【触れた相手の構成物質が灰】状態となり、一定時間行動できない。
SPD : 下僕になれ
レベルm半径内に【姿を隠した無数の軍用鳥型ドローン】を放ち、命中した敵から【戦意と敵意と自我】を奪う。範囲内が暗闇なら威力3倍。
WIZ : 道を開けろ
自身が装備する【アミターバ超鋼製の義足】から【心すら貫く|踵の炸裂杭《パイルバンカー》】を放ち、レベルm半径内の敵全員にダメージと【魅了と恐怖】の状態異常を与える。
イラスト:もりさわともひろ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠カルマ・ヴィローシャナ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●特大コラボに灰の女王
「良い子のみんな、シェハシェハ~。腐ったメガコーポにジャスティスキック! ウルトラ可愛いジャスティスガール、シェリンちゃんの生配信、はっじまっるよー♪ 今日は、な、な、なんと! 超実力派ストリーマー集団とのコラボ配信! 誰が出てくるのか乞うご期待!」
オープニングトークには存分な楽しみを込めて。普段から彼女の配信を見ている視聴者達も只ならぬ熱狂を見せながら待っている。
それは――アッシュ・クイーンも同じであった。今日の標的であったメガコーポの前、何の警戒も無いように振舞っていたシェリンだが、そのコラボ相手である猟兵達は張り詰めた緊張感の中でアッシュ・クイーンの登場を待っていたのだった。
夜奏・光花(サポート)
ダンピール/聖者×人形遣い
普段の口調「明るく丁寧に!/わたし、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?」
覚醒「静かで丁寧に/私、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?」
『行動』
・優先して怪我人の治療や救助活動など後方支援をします。
必要なら野戦病院などを設営して戦闘から外れる事も。
・戦闘では前線では基本は器用に大鎌の使用を、それ以外なら人形や魔法を中心に戦います。
UCや技能はどれでも使用し、怪我に気をつけながら行動します。
他の人に迷惑をかけたり、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。
《アドリブ連携大歓迎》
●視聴者歓喜のドッキリ配信
段取りは決めてある。アッシュ・クイーンなるオブリビオンが現れ次第、コラボ配信は猟兵達とオブリビオンの戦闘を実況生中継する特別配信に切り替わるのだ。それで夜奏・光花(闇に咲く光・f13758)もまた気を張って待っていたが――ふっと差す影が現れて、その上空に飛来したことを光花が察知するや配信画面にはテロップが差し込まれていた。
「道を開けろ!」
アッシュ・クイーンの細足はアミターバ超鋼なる特殊鋼で作られており、それは心すら貫くとされる。錐揉み状態で繰り出されてきた|踵の炸裂杭《パイルバンカー》が頭上に襲い来るのを光花は刃で対抗した。
『浄化します!』
その身より溢れる光を刃とする。聖なる光は無数の花弁状の刃となって光花の頭上に集結し盾となった。そこへアッシュ・クイーンの鋭い刺突が突き刺さって幻想的な光の火花を散らす。軽いように見えて花弁状の刃は厚く、アッシュ・クイーンの攻撃にも持ちこたえている。
「――はあぁっ!!」
だが、均衡はやがて崩された。一点に力を集中させての突破を図っていたアッシュ・クイーンが刃の盾をついに貫いたのだ。そしてアッシュ・クイーンは地上の光花までも貫いていく算段だったが、光の先に光花の姿は――無かった。
刃の盾は辺りを真白に染め上げんばかりの閃光でもあった。それで光花は光に紛れて白銀のデスサイズを手にアッシュ・クイーンの射線上から逸れていた。それに気付かぬのは光花の目立たなさ故で、踵落としが不発で地上に落ちた後、アッシュ・クイーンは即座に周りを見渡し光花を探そうとしたがそれに勝る勢いで光花がアッシュ・クイーンの背後に迫った。
「やあぁぁっ!!」
気合を高めての一閃、それは配信の見栄えも考慮してのことだ。やや大振りにした大鎌も隙を突いた今なら捉えきれると踏んで力強く振り抜いた。斬撃が振り返り様のアッシュ・クイーンの左腕を裂き、圧でそのまま細身を弾き飛ばしていく。
「ぐぅぅっ!?」
吹き飛ばされた空中でもバランスは器用に保って無様に転がり落ちるのは避けたが。両足が地面を削って火花を散らしながら後退する様は光花が先手を取ったことを意味しており、視聴者達は大いに盛り上がっていた。
成功
🔵🔵🔴
日下・彼方(サポート)
人間のUDCエージェント × 月のエアライダーの女です
戦闘での役割はレガリアスシューズを使っての空中戦、
影の狼を使役して斥候・偵察ができます
武器は通常大型ナイフを使用しますが
強敵には太刀・槍を持ち出す事もあります
普段は(私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?)
機嫌が悪いと (私、~様、です、ます、でしょう、ですか?)
性格は受けた仕事はキッチリこなす仕事人のような感じです
仕事から抜けると一転惚けた風になります
ユーベルコードは必要に応じて、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか
太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ
正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像やフェイントで目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな
それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ
●滅ぶ姿は蜜である
戦場にどこか異様さを感じていたアッシュ・クイーン。見た目には分からぬが、感知できないところで何かが起きている。それは見られる側の立場にもあった日下・彼方(舞う灰の追跡者・f14654)と水心子・真峰(ヤドリガミの剣豪・f05970)の振舞いが悟らせたという一因もあっただろうか。
「一目、彼女も仕事のできる者のようだが、相手が悪かったと――後悔することになるだろうな」
「しかし衆目を集める身だ、万が一にも足元を掬われぬことの無いよう……いざ!」
真峰がキッと見据えた先のアッシュ・クイーンは銃を乱撃するかのように振り回していた。弾丸は飛び立たず、しかし見えない無数の軍用鳥型ドローンという脅威が彼方と真峰の二人を襲う。
アッシュ・クイーンの行動は見た目には不可解、故に二人は気配を感じ取るに至り彼方は宙を駆け上がる。追う者在り、しかしそれを凌駕する勢いで空に跳び続ければ構わぬとの意図。
真峰は己が器物を空中に複製して良からぬ気配に斬撃を飛ばしていた。見えずとも在る、心許ない頼りながら複製した数に物を言わせて真峰は刀で斬って斬って斬り飛ばす。
ボゴンと爆音、火は見えないが密集した一帯では爆ぜた残骸が誘爆を引き起こして彼方に追い縋る者達をも巻き込む。眼下にはアッシュ・クイーンの姿、顔色を変えぬよう努めていたようだったが不可視の攻撃を破られているという状況、表情は険しく映る。
アッシュ・クイーンは再び銃を振り回すやも、それで彼方は試製蝕槍『Skoll』を携え急降下していた。ターンと言う概念は有るか、それならば武器を振るうべきは彼方であり真峰。彼方の動きを察知して真峰が刀を従え地を駆ける。一点集中、アッシュ・クイーンを薙ぐべくあらゆる角度からの斬撃を繰り出していた。
アッシュ・クイーンが対抗するにはやはり軍用鳥型ドローンしかない。二人の攻撃に割り込むように放とうとする――だがそれは風前の灯火の如き儚さで真峰の刃の露となり、次いでしなやかなアッシュ・クイーンの細身を斬りつける。
「――っうっ!?」
防御の上からでも問答無用で叩きつけてきたような斬撃だ。両腕を斬り裂かれ、胴体にも傷を負う。そして天誅と言わんばかりの彼方の刺突が降ってきて防御を完全に割り、刃は砕くようにアッシュ・クイーンの体を弾き飛ばした。
団子状に折れ曲がって地を一度、二度と跳ねていく。乱れた髪と痛々しく浮かぶ痣が激しさを物語り、それを猟兵達の華麗なる活躍として見る視聴者達は歓喜に湧き上がるのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
リカルド・マスケラス(サポート)
『正義のヒーローの登場っすよ~』
装着者の外見 オレンジの瞳 藍色の髪
基本は宇宙バイクに乗ったお面だが、現地のNPCから身体を借りることもある
NPCに憑依(ダメージはリカルドが請け負う)して戦わせたりも可能
接近戦で戦う場合は鎖鎌や鎖分銅の【ロープワーク】による攻撃がメインだが、プロレスっぽい格闘技や忍者っぽい技もいける
遠距離戦では宇宙バイク内臓の武装による射撃攻撃やキャバリアによる【結界術】
その他状況によって魔術による【属性攻撃】や【破魔】等使用。
猟兵や戦闘力のあるNPCには【跳梁白狐】で無敵状態を付与できる。
基本的にチャラい上辺ですが、人々の笑顔のため、依頼自体には真面目に取り組みます
ティエル・ティエリエル(サポート)
◆キャラ特徴
ボクっ娘で天真爛漫、お転婆なフェアリーのお姫様です。
王家に伝わる細身のレイピアを使った空中からのヒット&アウェイで戦うのが得意な女の子です。
・冒険大好きお姫様
・珍しいものにも興味津々
・ノブレス・オブリージュの精神で弱者を放っておけないよ
・ドヤ顔がよく似合う
・困ったら動物さんに協力を!
◆戦闘方法
・背中の翅で羽ばたいて「空中戦」や「空中浮遊」で空から攻撃するよ
・レイピアに風を纏わせて「属性攻撃」でチクチクするよ
・対空攻撃が激しそうなら【ライオンライド】
・レイピアでの攻撃が効かない敵には【お姫様ビーム】でどかーんと攻撃
アスハ・ゾート(サポート)
ラスボスの魔女×UDCエージェント、28歳の女です。
普段の口調は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、だね、だよ、だよね、なのかな? )」、時々「神のような(私、あなた、呼び捨て、だね、だよ、だよね、なのかな? )」です。
普段の口調の時は全ての台詞をひらがな表記にしてください。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
絡みOK、NGなしです。
あとはおまかせします。よろしくおねがいします!
●クイーンの名に恥じぬ様
与えられた名には往々にして由来があるものだ。特に、アッシュ・クイーンとはさも称号のようであるからして彼女を象徴する何かしらがあるはず。
この戦闘を観戦している視聴者のうちの何割かは気にしていたかもしれない。そしてアッシュ・クイーンは図らずもその期待に応えることになる。彼女が構える熱線銃の銃口が煌々と輝き始めて猟兵達の在る場所へ向く。
「わわっ、なんか見るからに危なそうだー!」
「おぉ、これはヒーローも大ピンチっすか?」
「んんぅ……だいじょうぶだよー、どこでもねれる、このわたし……」
視聴者の目があることを念頭に置いて大仰なリアクションを取るティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)とリカルド・マスケラス(ロープ際の魔術師・f12160)。リカルドは現地で幼気さを演じられる少女の体を借り受けており、如何にも窮地らしい窮地を演出していた。
そこに、同じく登場していたのがアスハ・ゾート(万物知らぬ有害なる魔女・f34478)だが、アスハはラスボス故の巨体でのそのそと這ってティエルとリカルドの前に立ち塞がって、そして動かなくなる。
「……Zzz…………」
「寝てるよ!? この子は大物だー!?」
それは戦場でさえも。アスハは言い残したことが二言三言あったのかもしれないが、それらを置き去りにして夢の中に飛んでいってしまっていた。
「灰になれ」
そうしてアッシュ・クイーンが手にした熱線銃からは無慈悲な火力の|原子崩壊熱線《アトミックバーナー》が放たれて三人に襲い掛かる。ティエルとリカルドはアスハの陰になっているがそれはアスハがまず無事でなければならず、運を天に任せたかのような面持ちで熱線の輝きの中に居た。
摩訶不思議な光景。まるで宇宙船でタイムスリップでもしているかのような光の奔流がチューブ状に二人の周囲を走っていく。アスハの体の大きさの分だけ安全地帯が生じており、二人は光が消えゆくまでを見届けてアスハの様子を窺った。
「……Zzz…………」
アスハは変わらず眠っていた。紛う事無き「変わらず」だ。焼け焦げることも、煤の一筋さえつくことなく。
「……っ!?」
それで苦虫を噛み潰したような表情を見せたのがアッシュ・クイーンだ。敵を滅することが叶わなければ原子崩壊熱線の反動は極めて強力に彼女を蝕む。
「おっと、反撃のターンが回ってきたっすか?」
小さい体ながらに素早い足取り、リカルドは即座にアッシュ・クイーンの行動不能を見破って加速した。真正面に突っ込んでいっても動こうとしないアッシュ・クイーン、確信に至りながら体を存分に跳ねさせてアッシュ・クイーンの腹部へ強烈な突き上げを打ち込む。
「ぁが!?」
まるで重力に拒絶されたかのような衝撃でアッシュ・クイーンの体は高々上がる。決めるはフィニッシュホールド、だがその前に一仕事残るティエルが回り込むように飛び込んできてレイピアを喉元にぶすりと。
今度は突き下ろしの一撃だ。打ち上がったエネルギーにティエルの力を融合させて超高速で落下するアッシュ・クイーンの体、それをリカルドが空中でキャッチしてがっちり固め、
「これが自分のフィニッシュホールドっす!」
ずどん、と爆心地の如く。アッシュ・クイーンに決め技を食らわせたリカルドの周囲に円形の衝撃波が広がる。カウント無用、アッシュ・クイーンは再び地を踏むことなく、まさに灰となり消え失せたのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第3章 日常
『サイバネご飯』
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POW : 材料がよく分からない串焼きを食する
SPD : 二つで充分らしいヌードルを食する
WIZ : スシと呼ばれるスシのような何かを食する
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
※トミーウォーカーからのお知らせ
ここからはトミーウォーカーの「猫目みなも」が代筆します。完成までハイペースで執筆しますので、どうぞご参加をお願いします!
水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか
太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ
正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像で目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな
それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ
さてコラボ配信が無事に大成功となれば、勿論後は街に繰り出して盛大な打ち上げの時間だ。シェリンおすすめだというサイバネ飯屋のテーブル席に通された水心子・真峰(ヤドリガミの剣豪・f05970)は、ホログラム表示のメニューに連ねられた文字列に目を通していき――はた、とその途中で視線を止めた。
「ほう、寿司もあるのか」
未だ慣れぬ言葉の多い品書きの中にあって、ひとつなじみ深い料理の名は殊更に彼女の興味を惹いたらしい。無論ここはサイバーザナドゥである以上、見慣れたそれと異なる『進化』を遂げたものであることは承知の上で、真峰はレプリカントの店員に注文を告げる。程なくして運ばれてきたプレート上のそれは、醤油の代わりに明るい緑色のとろみあるソースが添えられている以外は一見して新鮮な赤身魚の握り寿司に見えた。が、躊躇いなくそれを口に運べば、シャリ部分のスポンジじみたやけにふんわりとした食感がまず舌の上で強烈な自己主張を始める。
「む……うむ。味はなかなか……この珍妙な色合いの甘辛いそーすとも意外に合っている。だが、この食感は何だ……?」
予想外の感触に首を捻りつつ、それでも律儀に行儀よく真峰はスシを名乗る何かを食べ進めていく。実際、奇妙な食感にさえ目を瞑れば合成食料理としてはなかなかの味だ。近くに座るシェリンの方をちらと見れば、彼女は「大衆店の割にはかなりイケるでしょ?」と真峰にウィンクをひとつ投げてきた。
成功
🔵🔵🔴
メル・メドレイサ(サポート)
時計ウサギのマジックナイト×パーラーメイド、15歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、演技時は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
戦闘スタイルは多種の属性を扱う魔法使い
武器に魔法をかけ戦うこともできます
依頼にちなんだ品を給仕することを好み、味方には有効なもの、敵には嫌がらせ用のものを渡します
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
居酒屋スタイルの店内でせわしなく立ち働いている美少女レプリカントたちをメル・メドレイサ(蕩けるウサメイド・f25476)が熱心に見つめているのは、メイドとして彼女たちの働きぶりに何か参考になるものを見出そうとしているのか、それとも。ともあれ彼女の視線に気付いた店員の一人が、注文を取りに歩み寄って来る。
「ご注文はお決まりですか?」
「そうですねぇ、せっかくですから今回の打ち上げにふさわしく……『ジャスティスキック』を連想するようなおすすめ、何かありますか?」
「それでしたら……」
そうして待つ事しばし、やがてメルの目の前には大量の串焼きが積み上げられていた。おそらく合成肉にタレをかけて焼き上げたと思しきそれは、さながら焚火の薪のような様相でテーブル上に鎮座している。
なるほど、シェアもしやすく具材のバラエティにも富む串焼きは確かに多人数での打ち上げの席において最適解のひとつと言えよう。ではそのお味は、と早速一本手に取って口に含めば、豪快に焼き上げられた謎の肉……らしき固形物の中から、合成食品とは思えぬほどの『肉汁』が溢れ出す!
「なるほど……!」
火傷しそうにまだ熱い液体はほどよい脂のうまみを含み、軽く焦がされたタレ自体に仕込まれた香辛料の痺れるような辛味と混ざり合ってまさしくガツンと蹴りつけるような衝撃を舌に与えてくる。存分にその風味を楽しんで、メルはソフトドリンクのグラスを愉しげに傾けた。
成功
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風雷堂・顕吉(サポート)
アドリブ連携可
約100年前、ダークセイヴァーの人類敗北以来、ヴァンパイアとの死闘を細々と繰り広げてきたダンピール、それが俺だ。
ヴァンパイアを狩るため、あるいは次に狩るべきヴァンパイアの手掛かりを得るためにここにいる。
【世界知識】ダークセイヴァー世界の大抵のヴァンパイア相手ならそれがどのような血族かは知っているし、知らなくとも【情報収集】の伝手はある。
それ以外の世界については物珍しそうに振る舞うことになる。すぐに慣れるだろう。
ダークセイヴァーとスペースシップワールド以外の世界は日差しが強すぎるので、サングラスを着用する。
戦闘は剣士の動きだ。
次に参加する猟兵が戦いやすい状況を作ることも多い。
「……賑やかな場所だな」
なんやかんやあって打ち上げの誘いにあずかった風雷堂・顕吉(|吸血鬼《ヴァンパイア》|狩人《ハンター》・f03119)は、それを無碍に断るのも悪かろうと賑やかしい店の片隅に陣取ってグラスを手にしていた。幾度か冒険に訪れた経験はある為、ネオン輝くサイバーザナドゥの日常にも少しは慣れたつもりでいたが、しかしこうして現地の食事を口にするというのは未だどこか新鮮な気もする。グラスを満たす赤い合成酒に口を付ければ、意外に濃い酒気とほのかな苦味が喉を焼きながら滑り落ちて行った。その隣にひょいとシェリンが腰を下ろし、流れるように顕吉のグラスに自分のグラスをぶつけてから楽しげに笑って。
「はいはーい、お兄さんもお初だよね? どう、飲み食いしてる?」
「それなりには」
「それなりかよーぅ。せっかくの打ち上げなんだから、ほら食べて食べて!」
「あ、ああ……」
硬派でともすればとっつきづらさすら一部の人間には与えそうな風貌の顕吉にすらグイグイ絡んでくるあたりは、流石人気配信者と言うべきか。勧められるがままに丼に盛られた謎のヌードルを啜り、しばし沈黙した後、顕吉は僅かにサングラスのフレームに指を添えた。
「……ああ。悪くない」
成功
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