3
川下り、スタイリッシュ鷲獅子バスター!

#アックス&ウィザーズ

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アックス&ウィザーズ


0




「よーし、みんな集まってるね。それじゃあ早速話そうか」
 そう言って、グリモアベースに集まった猟兵たちに説明するのは、グリモア猟兵ステラ・ハシュマール。彼女はグリモアの力で事件を予知し、それを猟兵たちに説明し、現場へと送るのが仕事だ。今回も何か予知したらしく、猟兵たちを集めて説明するのであった。
「今回はアックス&ウィザーズ世界で、ある川の傍にある鷲獅子の巣の近くである無謀な悪魔教団が、鷲獅子に挑むのを止めてもらうのが仕事になるよ。何を思ったのか、その教団鷲獅子の首を生贄に何か召喚しようとしてるみたいでね。放っておくと何しでかすかわからないし、鷲獅子は現在繁殖期で気が立っているんだ。仮に失敗しても怒り狂った鷲獅子が何をするかわからない。だからこの際両方との撃破してしまおうってわけ」
 そう言って、背景をアックス&ウィザーズ世界に変える。綺麗で、同時に危険な急流がそこにはあった。最早それは滝といって遜色ない程角度もついていた。なぜこんなところに繋がった?猟兵の一人が疑問を述べる。
「それは、この急流を下ったところに鷲獅子の巣があるからだよ。ここしか行けるルートが無いんだ。危険だけど、やってくれるかい?」
 そう言ってハシュマールはテレポートを繋げる。川の水の匂いと、激流の音が響き渡る。
「川の下り方は各々に任せるよ。個別にボートがあるから、それで何とか下っていって。仮にもし転覆するようなことがあったら、その時は誰かに助けてもらってね」
 早々それからとハシュマールは呟き、続きを話す。なんでも教団の人間は全員非力で、配下に呼び出したレッサーデーモンを全滅させれば降伏するらしい。そして戦闘で鷲獅子が怒り、攻撃してくるようであれば撃破してくれとのことだ。
「急流下り楽しみつつ、しっかりと仕事をしてきてよ?それじゃあいってらっしゃい!」
 そう言って、ハシュマールはテレポートへとびこむ猟兵たちを見守るのであった。


しじる
 どうも知ってる人はこんにちは、初めての人は初めまして、しじると申します。
 今回のシナリオはスタイリッシュアクションを予定しております。判定はかなり甘いので、皆さん好きなように、自身がカッコいいと思うアクションを書いていってください!
 また、しじるはアドリブをそこそこ入れる者です。アドリブによる改変や追加の苦手、または嫌な方は【アドリブ不可】と記載していただけると幸いです。
 それでは皆様のプレイングお待ちしております!
56




第1章 冒険 『船で急流下り』

POW   :    持久力と力で勝負。どんな波も乗り越えてみせる。

SPD   :    オールや道具を使い最速ルートを駆け抜ける。

WIZ   :    地形、川の流れを観察し、確実な道を見出す。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

フィスト・フィズム
わ、鷲獅子の頭を生贄に…?よくわからん事をやる教団もいたものね。
(UCで呼び出す)私の友達と同じ鷲獅子を倒しちゃうのはちょっと抵抗わくけど…、今の時期に犠牲が出るのも困るか。

【行動:SPD】
主にオールを使い、【第六感】と【見切り】、【地形の利用】でスピーディーに進んでいくわよ!
誰か転覆していたら浮き輪的ななんかをロープに括り付けたものを投げて救助。
つつがなく救助が済んだら進むわ。
でもこうして下っていくのはほんと、スリルあって面白いわね!
よいーそろー!

…え?違う?まっ、いいでしょ!



 鷲獅子の頭を生贄にしようなどと、よくわからないことをしようとする教団がいたものだ。呆れながら、鷲獅子の暴走時のことを考えて真剣な表情になる【フィスト・フィズム】。流れる激流に逆らうことはせず、同化し、オールで一気に進んでいく。時には水底で牙をむく岩でさえ利用する。岩の上を、滑らす様にボートを走らせ宙で一回転し着水。ダイナミックな動きをしつつも、その手に持ったロープを岩に引っ掛け、地形を利用した疑似ドリフトを行ったりと、実にスリリングでクールな移動を行ってみせる。
「でもこうして下っていくのはほんと、スリルあって面白いわね!よいーそろー!」
 まるでジェットコースターである、そのオール捌きから生み出されるボートの航路は。しかしこれには誰もが突っ込むであろう。違う、そうじゃない。確かにカッコイイしスリリングだが、こんな急流下りが出来るのは猟兵たちだけであると。
「まっ、いいでしょ!」
 しかしそれはこの際関係ない。フィズムはその波に乗り、軽やかに急流を下っていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

スフィーエ・シエルフィート
※アドリブオールOK
なんで繁殖期の猛獣に手を出そうとするのかね
UDCでもそうだけど、邪教っていうのは本当に分からないね
だから邪教なんてやってるんだろうけど

さて急流下りをスタイリッシュにね
勿論、英雄譚に憧れた少女『殺陣』で華麗に変身

でも下る前によくルートを見ておこう
障害物の配置や、川の流れ、いざという時に引っ掛けられそうなモノとかね

ボートを立ちながら運転さ
最短ルートで障害物を避けながら突っ切る
でも途中で当たりそうになったら、銃を連射して強引でも軌道修正さ

万一ボートが壊れたら…鞭を引っ掛けられる場所に引っ掛けてロープワーク
途中で氷の精霊銃で強引に足場を作りながら駆け下りていこう
奇声が出たらご愛敬



「なんで繁殖期の猛獣に手を出そうとするのかね……」
 【スフィーエ・シエルフィート】は呆れながら呟いた。気の立ってる猛獣に手を出すなど愚の骨頂。そこまでして悪魔を呼び出したいと願う心は感心するべきだろうか?そう考えながらも、ユーベルコード【英雄譚に憧れた少女『殺陣』(フルブラスト・アクション)】を発動させて、その姿をスタイリッシュな少女へと変化させ、ボートを立ちながら操作していく。それはまさしく華麗。まるで踊るようにボートは岩を回避していく。波に巧みに乗れていると言う事であろう。しかし彼女は少しばかり運が弱かったようだ。乗っていたボートが老朽化していたのだろう。シエルフィートの操縦に耐えることが出来ずに崩壊。しかし焦ることは無い。愛銃の【焼き尽くすほどに愛すモノ】を抜き発砲、発射した反動で宙に飛び上がり、【“俯瞰の鞭”三十六計】が届きそうな所へ伸ばし絡ませ、まるでターザンの様に滑空して、別の人物のボートへと飛んでいく。
「イヤッホオオオオオオオオオ!!」
 テンションが上がってるのか、奇声を上げているが、そこはご愛敬。その後見事急流を下ることに成功するのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アステル・サダルスウド
『』:技能

友達の吾聞君(f00374)と連携

すごいね吾聞君!
僕、こんな急流を船で下るの初めてだよ!
うん、鷲獅子の巣まで一緒に行こう!

※SPD

メインの操縦は我が友に任せて、僕はサポート!
『世界知識』で得た情報を吾聞君に伝え
『見切り』で流れを読み、オールを操り『スナイパー』で確実に流れに乗る
吾聞君、君も落ちないよう気を付けて!

避けきれない障害物があったら、すぐさま吾聞君に知らせるよ!
気を付けて、ぶつかるかも!

衝撃に備え…って違う衝撃が走ったよ今!
船や障害物の上を飛び回る吾聞君…格好いい!
拍手喝采で彼の帰還を迎えるよ
距離が足りなければ僕が手を伸ばそう!
すごく楽しいねこれ!


影守・吾聞
『』:技能
【】:UC

友達のテル(f04598)と連携

すげー!こんな急流、俺も初めて!
これ絶対楽しいやつ!
テル、鷲獅子の巣まで一緒にがんばろ!

※SPD

俺はボートのメイン操縦担当
テルが掴んだ川の流れについての情報を頼りに
『騎乗』でしっかり乗りこなしてみせるよ

障害物は『野生の勘』も頼りに素早く察知
可能な限り避けられるよう、頑張ってみるよ
テル、落ちないように気をつけて!

どうしても障害物を避けられそうにない場合
ボートを蹴っとばして進路変更
俺は外へ飛び出しちゃうけど、そこで【某配管工の真似】を発動!
障害物の上を『ダッシュ』『ジャンプ』して
またボートまで戻るよ

テルの手を取って、無事帰還
いえーい、たーのしー!



「すごいね吾聞君!僕、こんな急流を船で下るの初めてだよ!」
「すげー!こんな急流、俺も初めて!これ絶対楽しいやつ!」
 そう答えるのは【アステル・サダルスウド】。そしてその言葉に同意し声を上げるのは【影守・吾聞】である。
「テル、鷲獅子の巣まで一緒にがんばろ!」
「うん、鷲獅子の巣まで一緒に行こう!」
 互いに鼓舞し合い、役目を分担する。サダルスウドが川の流れを見切り、影守が舵を担当する。互いに信用し合う友人同士だからできるのだ。
「テル、落ちないように気をつけて!」
 影守がそう注意し、一気に舵を切る。船は荒々しい波をかき分け一気に急流を滑っていく。サダルスウドの見切りは適切で、殆ど岩石などの障害物に触れることなく、ボートは進んでいく。それでも加速し続ける景色に、遂に視界が追いつかなくなった。一つ避けられない障害物が現れたのだ。
「気を付けて、ぶつかるかも!」
 サダルスウドが影守に注意し、来るべき衝撃に備える。しかしその必要はなかった。そうはさせないとばかりに影守がボートから飛び出し、蹴り飛ばすことで航路を強引に変えたのだ。これによりボートは障害物に当たることはなかった。しかしこのままでは影守が水の底に。
「吾聞君!」
「大丈夫!!」
 心配するサダルスウド、しかしそれは無用と笑顔で影守が答え、次の瞬間空へと影守が飛んだ。ユーベルコード【某配管工の真似(トレース・ジャンプマン)】だ。
「ヒア、ウィ、ゴー!」
 軽快な掛け声と共に飛び上がり、障害物を足場にして、次へ次へと軽やかにジャンプして、遂に先行くボートへと戻って来るのであった。その姿、まさしくスタイリッシュ。しかしちょっとだけ距離が足りないようだ。だが足りない距離は友情で補える。サダルスウドが腕を伸ばし、影守はそれを取る。ボートへと引き戻されて、二人は無事困難を乗り切るのであった。
「いえーい、たーのしー!」
「吾聞君…格好いい!凄かったよ!」
「テルだって、見切り凄かったぜ。サンキューな!」
 互いに健闘し合い、ボートは下流へ流れていく。二人は鷲獅子の巣へとたどり着くのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

草剪・ひかり
POW判定
お色気、即興連携、キャラ崩し描写歓迎

プロレスラーはリングの外でも超人なんだよ!
そんなわけで、まずは川下りを楽しみつつ目的地へ!

普段のトレーニングで鍛えた「怪力」が役に立つかな?
脂肪過多に見えるボディの下には半端ない筋肉が秘められているのだ!

激流に翻弄されつつも、持ち前のパワーと
「ジャンプ」を伴う「空中戦」で鍛えた平衡感覚、
水面を「スライディング」で滑るようなボディコントロール
それらの身体能力と経験を応用して激流下り!

慣れて余裕が出てきたら、周りの仲間に気を配ったり手を貸したりできるかな

水しぶきを浴びてべしゃ濡れになっちゃうと
いつも以上に煽情的な「水も滴るイイ女」の出来上がり、かな?



 プロレスラーとは、いかなる環境でも超人であるのだ。プロレスラー【草剪・ひかり】は荒れ狂う急流を、巧みなボート捌きで乗り越えていた。持ち前の怪力から生み出される爆発的な推進力が、オールごしにボートに伝わる。それはまるで一人だけモーターボートで来てるかの如く、凄まじい速度で駆け抜けていく。
「おっととと、だいぶ慣れてきたかな。そっちは大丈夫?」
 周辺の仲間たちに気を配りつつ、それでもじゃじゃ馬のような波を綺麗に超えていく。と、ここで船底が岩にでも当たったのか。大きくボートが空中へと放り出された。勢いが乗っていた故に起きたアクシデント。しかしこれでビビッて動けなくなるような草剪の胆力ではない。船は既に側転していて立て直し不可能に近いが、焦りはしない。すぐに足を底に付け、オールをひっつかみ、スライディングの要領で、ボートの側面を着用させる。それはさながらジェットスキー。ズァッと水を切って、美しく着水。正に魅せる一芸であった。
「ふぅ、危ない」
 そんなことを言いながら、濡れた髪をかき上げる草剪。その姿はまさに【水も滴るイイ女】。多くの男性の視線を釘付けにしたとかしないとか。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『レッサーデーモン』

POW   :    悪魔の三叉槍
【手にした三叉槍】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    金縛りの呪言
【手で複雑な印を結んで】から【呪いの言葉】を放ち、【相手を金縛り状態にさせる事】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    呪いの鎖
【投げつけた三叉槍】が命中した対象を爆破し、更に互いを【呪われた漆黒の鎖】で繋ぐ。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 急流を下り終わった猟兵たちが暫く川から進むと、そこには怪しげなローブを着た集団がいた。彼らが例の教団だろう。彼らは猟兵たちに気付くや否や驚きの声を上げる。
「ど、どうやってここに!?まさかあの急流を下って来たのか!」
「そんなバカな、人間の降りれる川じゃない!」
「我等もワープでここに来たというのに!」
 焦りどよめく教団、しかし時は待ってくれない。このままでは猟兵たちにお縄に付けられてしまう。それは勘弁願いたい。そう思った教団は全員一斉に呪文を唱える。すると不思議な魔法陣が無数に召喚され、そこからレッサーデーモンたちがうじゃうじゃ出てくる。
「数は力だ、行けレッサーデーモン!冒険者たちを返り討ちにするんだ!!」
 その言葉に従い、レッサーデーモンたちはいっせいに猟兵たちに襲い掛かる。しかしその動きは鈍い。これなら簡単に殲滅できるだろう。どうせ倒してしまうなら、カッコよく行こう。スタイリッシュアクションを始めてしまおう!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※青丸一つで十体撃破の計算で行きます。基本大成功になりますので、自分がカッコイイと思うスタイリッシュアクションを、存分にお書きください!
 それではプレイングお待ちしております!
草剪・ひかり
SPD判定
お色気、即興連携、キャラ崩し描写歓迎
但しJCの特性上、単独行動の方が望ましいかも?

「レッサー」とはいえ悪魔だからね
私みたいな体力バカにはなかなか骨の折れる相手だよ!

まずは他の猟兵たちの先鋒として突っ込んでいこう
当然、敵の攻撃は私に集中するだろうから、後方からの支援攻撃に期待

そして、攻撃されるとわかっていれば、十分に覚悟を決めてダメージに耐え、そして束縛を打ち破ることも出来る筈……!

「これだけの力があっても“レッサー”なんだね。アナタ達の“上位種”と闘うのが楽しみだよ!」

にやりと笑い大きく跳躍
敵中に踊り込み、嵐のように薙ぎ払う回し蹴り「スピニングワールウィンドキック」をお見舞いするよ!



 大量に召喚陣から這い出てくるレッサーデーモン。それに真っ先に立ち向かったものがいた。
「【レッサー】とはいえ悪魔だからね……私みたいな体力バカにはなかなか骨の折れる相手だよ!」
 【草剪・ひかり】は先陣を切ってレッサーデーモンへと飛び掛かる。もちろんデーモンたちも呆然と見ているだけではない。【金縛りの呪言】を使い、その力を封じ込めようとする。しかしそううまくはいかない。いくらタフな絶対王女でも耐えきることは不可能。ならば封じられる前につぶせばいいだけのこと。攻撃されるとわかっていれば、十分に覚悟を決めてダメージに耐えることはできる。束縛攻撃を封じられまいと他のデーモンたちが攻撃を仕掛けてくる。腹や胸にその重い拳を叩き込む。しかしそれで倒れるほどプロレスラーは甘くない。レスラーなめるな。
「これだけの力があっても“レッサー”なんだね。アナタ達の“上位種”と闘うのが楽しみだよ!」
 そう零して高く跳躍、どこからともなく実況が聞こえてきそうなほど高く。そして瞬間炸裂する蹴りの嵐。それは宙に咲く一輪の花火のように美しく輝かしい。ユーベルコード【スピニングワールウィンドキック】。その旋風のごとき回し蹴りの応酬は、デーモンたちの顔面や首元に炸裂して、次々となぎ倒していった。倒されたデーモンたちは灰となり土にかえる。掴みは上場、戦場の優位は猟兵にあった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フィスト・フィズム
あなた達が鷲獅子の首を生贄にしようとかいう連中ね!
ま、まずは痛い目に遭わせてあげるわ。…行くわよ、テラ!!

【行動:SPD】

UC『鷲獅子よ来たれ』でテラ(UCの鷲獅子)を召喚し【騎乗】。
ドラゴンランスを構えながらUC『トリニティ・エンハンス』で風の魔力を纏い攻撃力を強化したら、突貫。
呪いの言葉を使われる前にスピーディーに叩きのめしてあげる!
【空中戦】と【早業】で中空を駆け抜けるようにしながら【なぎ払い】で敵陣を飛ぶわ。
うちのテラはそこらへんの鷲獅子とは訳が違うってことも教えてあげないとね。



 ひかりの先制攻撃が上手く決まり、デーモンたちの陣形が大きく崩れた攻め込むチャンスが生まれ、続いて飛び出したのは【フィスト・フィズム】であった。鷲獅子を従者とする彼女からすれば、今回の騒動は許せないことであり、飛び出すのも無理はなかった。
「あなた達が鷲獅子の首を生贄にしようとかいう連中ね!ま、まずは痛い目に遭わせてあげるわ。…行くわよ、テラ!!」
 ユーベルコード【鷲獅子よ来たれ(グリフォンライド)】で呼び出した鷲獅子テラが、それに同意するように吠える。咆哮はあたり一帯に響き渡り、デーモンたちを怯ませる。そのテラの背に飛び乗り、ユーベルコード【トリニティ・エンハンス】をさらに重ねがける。【炎の魔力】【水の魔力】【風の魔力】で自身の攻撃力を強化し、敵陣へと滑空していく。
「うちのテラはそこらへんの鷲獅子とは訳が違うわ!」
 テラがデーモンたちの頭上すれすれを飛び、風圧で怯んだ奴らを、フィズムはドラゴンランスで串刺しにしていく。拘束しようと印を結ぼうとしたデーモンから仕留められ、封じる暇がない。まるで弾丸のようにバレットロールしながら突きを繰り出していく様は、まさに嵐のごとく。二人は暴風となってデーモンたちに致命的な打撃を与えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

影守・吾聞
『』:技能
【】:UC

友達のテル(f04598)と連携

(狼耳をぴこぴこ動かして川の水を弾きつつ)
うわぁ、見るからに怪しい集団だー
俺達を見て焦るってことは、悪いことしてる自覚あるのかな?
なら……手加減はいらないよね
テル、背中は任せたよ!

魔法剣で炎の『属性攻撃』『2回攻撃』をお見舞いするよ
敵の攻撃は『野生の勘』で察知
『ジャンプ』して回避したり
『武器受け』で防御して対処だ!

敵が印を結び始めてるのに気付いたら
空いた手を鉄砲の形に構えて、よーく狙って
指先から【悪魔の弾丸】を放って牽制だ!
テルと俺のコンビネーション、止めさせないよ!
二人一緒ならどんな敵にだって負けないからね!


アステル・サダルスウド
『』:技能
【】:UC

友達の吾聞君(f00374)と連携

(吾聞君の狼耳をチラチラ見てしまう動物好き)
ふわふわー…うん?おや本当だ、どう見ても怪しい集団だね
こちらを返り討ちにしたいようだし、迎え撃つしかないね
うむ、後ろは任せたまえ吾聞君!
僕も君に背中を預けるよ!

獣奏器の星奏で『鎧無視攻撃』『マヒ攻撃』を繰り出すよ!
敵からの攻撃は『見切り』と『フェイント』で避けよう

敵が印を結び始めたら『スナイパー』を活用して【綺羅星の舞】を発動
お相手願うよレッサーデーモン君
澱んだ空気も良からぬ企みも、この鈴の音で清めてみせよう!
僕と吾聞君の動きについてこれるかな?
悪いね、彼と一緒の時の僕は無敵なんだ!気持ち的に!



「うわぁ、見るからに怪しい集団だー」
「おや本当だ、どう見ても怪しい集団だね」
 【影守・吾聞】と【アステル・サダルスウド】の二人は、レッサーデーモンを召喚していく教団を見てそう呟いた。猟兵を見て慌てふためく教団をみて、悪いことしてる自覚あるのかなと思う影守。こちらを返り討ちにするためにレッサーデーモンを召喚するなら手加減はいらない。先に飛び出したのは影守。魔法で作った炎の剣を巧みに扱い、デーモンたちを踊る様にその刃で焼いていく。続いてサダルスウドが、影守の攻撃後の隙を埋めるように蹴りを繰り出していく。蹴りが繰り出されるたびに小さな鈴が幻想的な音を奏でて、戦場を彩っていく。二人のコンビネーションは、まさしく完成された一種の芸術。見る者を魅了する。
 しかしやられっぱなしのデーモンたちではない。その動きを呪縛しようと印を結び始める。だがそうはさせない。二人のユーベルコードが、【悪魔の弾丸(ガットショット)】と【綺羅星の舞(キラボシノダンス)】が炸裂する。
 影守の手が拳銃をかたどり、すると指先から無数の魔力の弾丸が打ち出され、それらは見事にデーモンたちの脳天を打ち抜いていく。
 それに対しサダルスウドも合わせるように自身の蒸気機関を活性化させ、目にもとまらぬ連続の蹴撃技を繰り出していく。本人にも途中で止めることができない苛烈なその攻撃は、次に、次へとデーモンたちをけり倒して、その肉体をあっという間にチリへと反していく。
「悪いね、彼と一緒の時の僕は無敵なんだ!気持ち的に!」
「二人一緒ならどんな敵にだって負けないからね!」
 そう宣言して、息をつく間もなく二人は残ったデーモンたちを殲滅していく。いつの間にか残されたデーモンたちの、両の手で数えられるほどに姿を減らしており、教団の戦力もあとわずかというところまで追いつめていた。
「おとなしく謝ったほうがいいんじゃない?」
「そうだそうだよ!」
 煽る様に二人が教団に告げるが、ムキになっているのか、教団は愚かにも継戦を宣言した。しかし終幕までもう僅かだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

スフィーエ・シエルフィート
馬鹿は感心しないが、にしてもこんなわらわらと
イイね、こういうの…暴れまくってやろう!!

引き続き英雄譚に憧れた少女『殺陣』で変身さ
「You Scared(ビビってるぅ)?」
大げさに肩を竦め挑発してから、クイックドロウ・早業・範囲攻撃で二丁拳銃を乱射!乱射!

頭をスナイパーで狙って落とし、接近してきたら銃を回転させて受けたり、逆に殴りつけてみよう
そして足払いで転ばせ、お腹を踏みつける!
そいつをキックボード代わりに滑りながら銃の乱れ撃ち

残った敵は蹴り上げてから、サーベルで疾走しつつ居合で決めよう
終わったら髪を後ろに撫でつけて決めポーズ!
「You are Not My Match(目じゃないよ)」



「馬鹿は感心しないが、にしてもこんなわらわらと」
 【スフィーエ・シエルフィート】は実に楽しそうに、恍惚とした表情でそう呟く。哀れなるデーモンたちは、愚かな教団にとってこれから自身に蹂躙されるのだから。
「イイね、こういうの…暴れまくってやろう!!」
 意気揚々と敵陣へと突っ込む。ユーベルコード【英雄譚に憧れた少女『殺陣』(フルブラスト・アクション)】で変身しつつ、手に持つ二挺の大型拳銃を乱射し、その頭をきれいに打ち抜いていく。流石にこれには怯んだ怯んだのか、デーモンたちの動きが鈍る。
「You Scared(ビビってるぅ)?」
 それを見て大げさに肩をすくめ挑発するシエルフィート、この様子には流石に悪魔のプライドが刺激されたか接近し、格闘戦を挑む。しかしそれでかなうわけなど無い。飛んでくる拳を、拳銃を回転させながら状態をそらしながら回避。生まれたすきに足払いで転ばし、こけたデーモンの背に乗る。そのままスケートボードにでも乗っているかと思わせるように、デーモンを地面に擦り付けながら回転しつつ乱射する。「ヤァホォ!!」
 機嫌のいい声と共に、下敷きになったデーモンを集団に吹き飛ばし、体制が崩れたその瞬間に抜刀、疾走居合が光る!
「Sweet dreams!(オネンネしてな)」
 一瞬の旋風のもとに、デーモンたちは砂となり、風によって消えていく。前髪を書き上げこう叫ぶ彼女は教団にはどう映っただろうか。それは彼らにしかわからない。
「You are Not My Match(目じゃないよ)」

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『氷雪の鷲獅子』

POW   :    極寒の風
【両翼】から【自身を中心に凍てつかせる風】を放ち、【耐性や対策のないものは氷結】により対象の動きを一時的に封じる。
SPD   :    爪による連撃
【飛翔してからの爪による攻撃】が命中した対象を切断する。
WIZ   :    凍てつく息吹
【氷の息吹】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を凍らせ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は宇冠・由です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 すみませんでしたと、一斉に土下座する教団。流石に力で勝てないと理解したのか、もう反抗する気はこれっぽちも残されていなかった。これにて一件落着と思われたが、物事そう上手くいかないのが現実というもの。
 刹那、空気を裂く怒りの咆哮。それはこの巣に住む鷲獅子そのものの声だった。タイミング悪く戻ってきてしまったようだ。完全にここにいる者全員がもはやかの鷲獅子にとっては打つべき外敵。だが猟兵からしてもこの鷲獅子はオブリビオン。いつか討たなばならない敵。運命の糸は闘争を求めるように絡み合った。
 さあ、最後の戦いの始まりだ。スタイリッシュに決めて見せよ、猟兵よ!
アステル・サダルスウド
『』:技能
【】:UC

友達の吾聞君(f00374)と連携

わー!吾聞君見て見て!鷲獅子だ!
格好いいね、綺麗だねぇ
うん、僕も見るのは初めてだよ!
空を飛ぶ姿は圧巻だね!

仲良くできたら素敵なのだけれど…仕方ないね、敵だもの
せめて正々堂々戦おうではないか!

敵の攻撃は『見切り』でかわし、『フェイント』で牽制
『スナイパー』『鎧無視攻撃』『マヒ攻撃』を活用して【姫桐草の詩】を発動するよ
君の氷をこの花びらで飾り付けてあげよう!
…と思ったけど割と容赦なく凍り付くね…
助けて吾聞君!

吾聞君の炎があれば百人力さ!
僕等の力、とくとお見せしよう
さあ炎と一緒に舞い踊れ、姫桐草の花びらよ!
凍てついた空気など忽ち溶かしてくれよう!


影守・吾聞
『』:技能
【】:UC

友達のテル(f04598)と連携

おー、鷲獅子、格好良いなぁ…
ゲームでなら見たことあるけど、本物は初めてだ
テルも見るのは初めて?

うん、残念だけどオブリビオンだものね
ここでしっかり倒さなきゃ
行こう、テル!

敵の攻撃は『野生の勘』で察知
可能なら『ダッシュ』や『ジャンプ』で回避
避けきれないなら魔法剣の『武器受け』で防御

なるほど…この鷲獅子、氷を操るんだね
それなら【悪魔の灯火】を発動だ!
テルのユーベルコードに重ねるように
炎の『属性攻撃』を放つよ

二人の力を合わせた炎の花びらを戦場に舞わせて
周りを温めちゃえば
氷の技は本領発揮できないんじゃないかな?
延焼しすぎないよう、火力調整には気を配るね



「わー!吾聞君見て見て!鷲獅子だ!格好いいね、綺麗だねぇ」
「おー、鷲獅子、格好良いなぁ…ゲームでなら見たことあるけど、本物は初めてだ」
 互いに本物の鷲獅子を見るのは初めて。【アステル・サダルスウド】と【影守・吾聞】はその圧巻の悠々とした姿に見とれた。それでも残念かな、この鷲獅子はオブリビオン、我ら猟兵の倒すべき敵なのだ。そのことに少し残念なものを思いながらも、二人は鷲獅子へと戦いを挑む。
「仲良くできたら素敵なのだけれど…仕方ないね、敵だもの。せめて正々堂々戦おうではないか!」
 自身の装備武器を姫桐草の花びらに変えて、打ち放つサダルスウド。彼の舞い散る花びらに合わせて青白い烈火が渦を巻いて飛んでいく。それは影守によるもの。
「ここでしっかり倒さなきゃ。行こう、テル!」
 ユーベルコード【姫桐草の詩(ストレプトカーパスノウタ)】と【悪魔の灯火(イグニス・ファトゥス)】。二つのユーベルコードによって巻き起こされた美しき花びらと蒼炎の渦は、鷲獅子の放った凍てつく息吹とぶつかり合い、戦場を鮮やかな蒼で染め上げていく。それは偉大なるある画家が迎えた様な荘厳なる青の時代のよう。相反するそれらはしばらくの間は均衡を保っていたが、やがて二人の少年、その思いの熱さに答えるように炎と花吹雪が勢いを増し、鷲獅子の肉体をついには覆い尽くした。鷲獅子の絶叫があたり一帯に響き渡り、その攻撃の威力を物語る。
 されど鷲獅子はこれで力尽きる様子ではない。鷲獅子は力のあるオブリビオン。そう簡単に倒されるほど弱くはないが、二人の攻撃は鷲獅子自慢の氷の力を封じ、疑似的な攻撃麻痺を生み出すことに成功していたのだ。これぞ二人の友情の生み出した蒼炎華舞。氷操る鷲獅子を封じる青き炎と花びらの舞である。
「よっしゃ!これで氷の技は本領発揮できないんじゃないかな?」
「吾聞君の炎があれば百人力さ!」
 そう二人は手を取り合い、互いの力を称賛し合うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

フィスト・フィズム
…とうとう、来てしまったのね。
でもごめんなさい。
野放しにはできないのよ!

【行動:SPD】
UC『鷲獅子よ来たれ』でテラ(UCの鷲獅子)を召喚し【騎乗】。
【空中戦】+【早業】で素早く立ち回りながら、【2回攻撃】でのヒットアンドアウェイを行うわ。
隙を見せたならUC『金焔の鎖』を【スナイパー】で使用。
狙う部位は鷲獅子の翼。
首尾よく翼を縛り上げたら地面に叩き落とすわ。
そのまま鎖の焔による【属性攻撃】で焼き続ける!

*連携&アドリブOKです



 あたりを美しく青の炎と花びらが照らしていく。鷲獅子が苦しく怒りの声を上げる。今回に限って言えば、鷲獅子は完全な被害者である。だからと言って放置していいわけではないのだ。怒りに狂った鷲獅子が、下流にある人里を襲うようなことがあれば、その被害は甚大なものになってしまう。故に【フィスト・フィズム】は心を鬼にして、鷲獅子を討つしかなかったのだ。
「ごめんなさい。あなたを野放しにはできないのよ!」
 友に同じ鷲獅子を持つゆえに抱く悲しみ。しかし逃がすという手段はとれない。ならば痛みが少ないうちに仕留めてあげるのが情けというものだろう。呼び出した鷲獅子の友テラに騎乗し、敵である鷲獅子目掛けて一気に迫っていく。時を同じくして、鷲獅子が炎の渦から脱出を成功させる。彼は眼の間に向かってくるテラとフィズムを確認すると、大きく威嚇の叫びをあげて、その鋭利な爪で引き裂いてしまおうと距離を詰める。しかし野生と飼われた鷲獅子では潜った修羅場の数が違った。
 すれ違うように爪を避けたテラとフィズムの二人は、即座にユーベルコード【金焔の鎖(フレイムバインド)】を発動させ、鷲獅子の翼を縛り上げ、一気に炎で焼いていく。氷を司る鷲獅子にとって炎は天敵そのもの。苦痛の声を上げ地面に落下、その動きを大きく封じられることとなった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

スフィーエ・シエルフィート
罪はないのだろうけど、骸の海には帰してやらないとね
さぁ…物語のクライマックスといこうじゃないか

引き続き英雄譚に憧れた少女『殺陣』を続行!
イキり立つ私の刃をブチ込んであげよう

折角だし空中戦でも挑んでみようか
翼持つ者同士だ、派手にイこう
敵が氷ならこっちは炎、熱くてゴツい炎の精霊銃で牽制
氷の息吹や極寒の風が来たら、サーベルから属性攻撃で風を起こし
炎の精霊銃の火炎を上乗せして熱風として防いであげよう

そしてダッシュで飛翔しつつ、接近して必殺の突き!
そこから切り上げ、連続斬り、踏みつけてジャンプからの精霊銃の連射!
最後にサーベルに地の重力を宿して重たい兜割でシメだ

あと生命力吸収で減った寿命を補っておこう



 地に縛り付けられ、だがそれでも拘束を何とか振り払い、上空に舞う鷲獅子。その前に立つは一人の女性。
「罪はないのだろうけど、骸の海には帰してやらないとね」
 【スフィーエ・シエルフィート】はそう告げ、ユーベルコード【英雄譚に憧れた少女『殺陣』(フルブラスト・アクション)】を発動させて、その体の能力を底上げさせる。
「さぁお楽しみの時間だよ諸君!! スタイリッシュ・アクションで物語の締めと行こうじゃあないか!!」
 その言葉通り、物語の終局が始まった。シエルフィートは宙へと跳躍して、鷲獅子をたたっ切ろうと迫る。しかしただやられるものかと、鷲獅子も凍てつく息吹を浴びせかけようとするが、そうは問屋が卸さない。精霊銃から燃え上がる炎の弾丸を撃ち放ち、合わせてサーベルから風を起こすことによって生まれた炎の壁。それで凍てつく息吹きを防ぎきって見せる。
 その風に乗り、勢いを増して繰り出すのは突き。渾身のソレは鷲獅子の眉間をたたき割り、鮮血の花を咲かせる。怯んだその瞬間に、顔面を踏みつけ上昇。自信をそのまま頭部を下にして、二挺の精霊銃を一気に乱射する。
「イヤッハー!!」
 弾丸の暴風雨が鷲獅子の顔面を削りとっていき、とどめにその大きなサーベルで強烈な兜割を叩き込むのであった。
「Be gone!(失せろ)」
 その言葉と共に、鷲獅子の頭部はきれいに縦に割れ、その命をついに散らすのであった。鮮血の雨の中佇む彼女の姿は、まさにスタイリッシュであったという。











 鷲獅子の首をいけにえにしようとした教団は、猟兵の活躍もあって冒険者たちに捕らえられた。また一つの世界に平和が訪れたのであった。しかしオブリビオンは、今も様々な世界で滅びを目指して悪事を働いている。すべてのオブリビオンが悪ではないのだろう、今回のように。それでも猟兵は猟兵である限り、戦わなければならないのである。がんばれ、僕らの猟兵たちよ。犠牲となった過去を背負って、明日へと羽ばたけ。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年03月07日


挿絵イラスト