【OF】巨大鍛冶場《ハン・シャロ》建造計画!
●ついにこの時が来た
「うーん、やっぱり必要やな」
そう紙を広げて悩んでいるのは濱城・優茂(サバイバルおじさん・f32495)。どうやら持っている紙は必要な物のリストのようだ。
「対魔獣用の道具、開拓に必要な道具、漁具、もしもの時の防具……全部足りひんのや! 特に『溶かして固めるアレ』が無いねん」
鍛冶場という事だろうか。優茂が懐から取り出した古文書には、大きな鍛冶場の設計図が描いてあった。
「やっぱ、《ハン・シャロ》やな――」
――そう、イニシエの鍛冶知識が詰め込まれた巨大鍛冶場、ハン・シャロである。これならば型と金属さえあれば量産可能だ。だが、必要な物はハン・シャロを作る為の資材だけではない。
「場所……どこにするか悩むわ……」
という訳で招集された貴方達に優茂は詳細を告げる。
「今回決めて欲しいんは立地や。平らな場所、10平方メートルぐらいの立方体が収まりそうな場所、崩れたりしない安全な場所。この全部を満たした地形を探したけど無いねん! 人手が必要やと思ってな。まぁあらかた見当はついてるさかい、地点を絞って探索して欲しいんや」
地点というのは、『海岸』、『丘』、『拠点付近』の三つだ。海岸は岩場が多い。逆に言えば岩場を整備さえすれば建設可能だ。丘は見晴らしが良いが傾斜のある場所が殆どで、平らな地点はそこまで無いだろう。拠点付近は既に開拓者が占有している場所が多いので、中々巨大鍛冶場ハン・シャロを入れるスペースが無い……との事だ。
「まぁ、もしかしたら海岸を均せるかもしれんし、平らな丘があるかもしれんし、拠点の近くにぴったり入るかもしれん……一番良さそうな場所を建設予定地にしようと思う。あ、スキルで建設した場所っていう手もありやな。建設物が消えなければやけど」
ユーベルコード――オーシャンフロンティアではスキルと呼ばれるそれを使って建設してしまうのもありだろう。だが、それでも一番の問題は立地かもしれない。利便性も重要だ。
「それじゃあ、お願い出来るやろか」
果たして、ハン・シャロ建設予定地は見つかるのか――。
椿油
オーシャンフロンティア運営マスターの椿油です。
ついに来てしまいました、ハン・シャロ建造計画――。漢字表記にしてくれ? オーシャンフロンティアの『それ』はカタカナなので漢字表記は無いです。
大まかにまとめると、海岸は障害物が多く、丘は平地が少なく、拠点付近はスペースが足りない……というのが現状になります。例えば海岸の岩を大幅に退かしてしまっても構いません(下が平らならば)!
スキル(ユーベルコード)で場所を確保するのもありですが、最終的に消えない物、つまり召喚物ではない物をお勧めします。
なお地形の詳細は載せる事が難しいですが、道のりで言うと拠点⇔丘と拠点⇔海岸はほぼ同じ距離です。プレイングの参考にどうぞ。
皆様のアツいプレイング、お待ちしております!
第1章 日常
『プレイング』
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POW : 肉体や気合で挑戦できる行動
SPD : 速さや技量で挑戦できる行動
WIZ : 魔力や賢さで挑戦できる行動
👑11
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
中津・水穂
「イニシエの知識が詰め込まれたハン・シャロ……聞いたことがあります!
あれですね、太陽の光を一点に反射させることで、あらゆる敵を消滅させる究極の光学兵器!」
えっ、違うんですか!?
濱城さんに懇切丁寧に教えていただき、赤面します。
「と、とにかく!
そのハン・シャロを作る場所を確保すればいいのですよね!
任せてください!」
私は海岸の方に建設できる場所がないか、探しにいきましょう。
あ、水場に行くなら、拠点でフリルのワンピース水着に着替えてから海岸に向かいますね。
転んでびしょ濡れになる|未来《お約束》が見えてますので……
海岸についたら【トリニティ・エンハンス】で水を操って、岩場を整備しましょう。
「イニシエの知識が詰め込まれたハン・シャロ……聞いたことがあります!」
水穂は壮大な『何か』を頭の中に思い浮かべる。
「あれですね、太陽の光を一点に反射させることで、あらゆる敵を消滅させる究極の光学兵器!」
「……ごめん、そういう物やないねん」
優茂から設計図を手渡された水穂。
「えっ、違うんですか!? 確かに太陽の光を集めるパーツも兵器っぽさも無いような……」
「簡単に言えば『炉』なんや。鉄を溶かして新しい道具を作ったりするねん」
「なるほど……!」
ちょっと赤面しながら、水穂は胸に手を当てる。
「と、とにかく! そのハン・シャロを作る場所を確保すればいいのですよね! 任せてください!」
●海岸
|転ぶ事《お約束》が予想される為、フリルのワンピース水着にあらかじめ拠点で着替えてから現地に向かった水穂。現場は大きな岩がゴロゴロとあった。《トリニティ・エンハンス》を発動する事によって、水の魔力を強化して岩場を綺麗に片づけていく。
「こんな感じ……でしょうか?」
額の汗を拭う水穂。
岩場の下は平らな地面があった。10平方メートルに及ぶかはもう少し退かしてみるべきだろうか。引き続き作業を続けて岩を水で退かすと、端の方は多少の傾斜があったものの、下り坂だ。埋め立てるなり、ハン・シャロ本体以外の物を設置する分には問題ないだろう――例えば、道具の型を置いておくとか、燃料の鉄を(錆びないように保護しながら)置いておくとか。
「だいたい8平方メートルぐらいは平らみたいですね! 報告しにもど――きゃっ!?」
やはり水場で転んだ水穂であった。
●拠点にて
「成程なぁ、埋め立てれば使える感じやな」
優茂は手元の手帳にメモをしていく。
「そういえば、本体|自体《●●》のサイズはどれくらいなんですか?」
「んーと、7.5~8メートルぐらいやろか。付随する物含めて10mやで。って事は本体だけなら問題なく建設出来そうやな! おおきに!」
★調査:海岸の使える土地は8m程でした。本体だけなら入りそうです。
大成功
🔵🔵🔵
トール・テスカコアトル
「トールは地道に足で探そうかな」
丘の方に行くトール
ハン……シャロ?
は聞いてもよく分かんなかったけどとりあえず平らな土地が要るんだな。
「見晴らしはいいけど、軽く見てどれくらい平たいか分かるほど優秀な領主じゃないんだ」
ここは傾いてる
ここは谷間になってる
気が少ないだけでほとんど山みたいなものなのでは?
なんか見どころがあるところでも何処かしら癖があって完璧なところなんて見つからない
「……均すか」
最後には力技に頼るトールです
とはいえ得意の勇気はそこそこ平たい広い土地は使えないから
「えい……えい……」
広げた手で土を掘る
強靭な尻尾を叩きつける
持って生まれた恵まれた肉体で大地と格闘する
……ちょっと楽しい
●丘
「トールは地道に足で探そうかな」
ハン・シャロは聞いてもよく分からなかったがとりあえず、平らな場所が必要だという事は理解した。トールは丘を歩く。
「見晴らしはいいけど、軽く見てどれくらい平たいか分かるほど優秀な領主じゃないんだ」
領主だからといって完璧な訳ではない。そしてここは傾斜があるし、そこは谷間になっているし……と、見渡す限り平らな場所は無かった。丘の先っぽだとそれなりに平らだし眺めはいいが重みで崩れるかもしれない。かといってふもと過ぎると木々が増える。木が無いだけでほぼ山のような丘に、トールが施した対処は。
「……均すか」
《グラウンドクラッシャー》の力を以て対処とする。手を使って掘り、尻尾を叩きつけて均し。
「えい……えい……」
少し楽しくなってきた。
日が暮れる頃になると、気づけば結構な広い土地が確保出来ていた。無我夢中で掘っては均していた事に気付いたトール。
「……もういいかな」
●視察
優茂が見に来ると、一人でやったとは思えない作業量に感激していた。
「こんな広い土地確保出来たんか!」
つい土だらけになりながら作業していたトールは照れつつ土を落とした。
「勿論ハン・シャロも置けそうやし、候補から外れたとしても『日当たりが良くないと育たない植物』とか、育てられそうやな」
トールが施した場所は、まさかの再利用可能な候補地になったのだった。
★調査:平らな場所は殆どありませんでしたが、均せば使えそうです。10平方メートルの均した土地が生まれました。
大成功
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バルタン・ノーヴェ
SPD アドリブ連携歓迎
救援を聞きつけ参りマシタ!
通りすがりのメイドデース!
ハン・シャロの建造でありますか……未経験デスガ、何とでもなるはずデース!
ふむふむ、まずは立地の模索と。
それでは、水穂殿が見定めた海岸付近で、資材置き場や作業現場に使えそうなスペースを確保しマショー!
という訳で、ミニ・バルタン(非UC)たちを動員して《究極塹壕線》!
大砲穴は通気口に、鉄条網は棘を除去して鉄線に、地雷は……どうしようもないので優茂殿にプレゼントするとして。
睡眠不要で作業に没頭できる塹壕を作業場として整えておきマース!
飲食がご入用になれば出張キッチンを展開して提供いたしマスゆえ、ご安心くだサーイ!
●海岸付近
「ハン・シャロの建造でありますか……未経験デスガ、何とでもなるはずデース!」
バルタンは資材置き場や作業現場になり得る土地を確保し始めた。
「バルー!」
「バルバルー!」
【ミニ・バルタン】と共に《究極塹壕線》を発動し、塹壕を掘り進める。|大砲穴《トーチカ》は通気口に、鉄条網は棘を除去して鉄線に。もしかしたら『番線』にもなるかもしれない。対戦車地雷はどうしようもないので、後で優茂にプレゼントだ。
「バルーッ!」
「バルバルバルーッ!!」
わっせわっせと掘り進めて10分。ミニ・バルタンの力もあって、こんなに早く完成した。
これで睡眠不要で作業に没頭できる作業場が出来上がった。今のバルタンなら141メートルは掘れるが、流石に海岸沿いにそんなにあっても困るので作業に必要そうな分と資材が置き切れそうな分だけ提供しつつ。
●視察
優茂が見に来ると、地雷をプレゼントされながら出来上がった塹壕を見て驚いていた。
「こら凄いわー……地雷は要らんから解体させてもらうけど」
地雷を除去ではなく解体出来る50代のおじさんも中々に凄い。
「飲食がご入用になれば出張キッチンを展開して提供いたしマスゆえ、ご安心くだサーイ!」
「お、それは有難いわ。おおきに!」
★開拓:資材置き場を兼ねた作業現場が海岸付近に完成しました。
★そろそろ建設場所を確定させても良さそうです。
大成功
🔵🔵🔵
キノ・コバルトリュフ
マーツータケ、キノコセラピーはいかがかな?
かぐわしいキノコは香りマツタケ、味シメジ!!
美味しそうなキノコ香りはみんなを元気にさせちゃうよ!
ナメコ!?なんだか、目が血走ってるね。
キノは食べても……おいしいけど食べちゃダメだからー。
●海岸作業BA
海岸に作業場が出来た事により、開拓者が集まり始めていた。睡眠不要で夜通し作業が出来るとあっては人気も高まる、つまりハン・シャロ計画も大いに進むに違いない。
「マーツータケ、キノコセラピーはいかがかな?」
キノが《ベルベットパフューム》のかぐわしい香りで開拓者達を癒しては元気になり興奮させて、徐々に場所の確保は進んでいく。
「かぐわしいキノコは香りマツタケ、味シメジ!! 美味しそうなキノコ香りはみんなを元気にさせちゃうよ!」
「あぁいい匂いだ……」
「そういやお腹空いたなぁ……」
バルタンが出張して用意してくれる事になっているので、食料面も不足はない。
「それじゃあ、ここに建設ってことで決まりなのかなー?」
キノが、現場に集まって至福の表情で匂いを頂く開拓者達に問う。
「そうだなぁ」
優茂も現場の盛り上がりを見て確信した。
「――うん、整備も進んどるし海岸付近のここに建設決定でええやろ!」
開拓者達の手によって番線も大量に得た。更にいざとなったら埋め立て工事を行ったり、足場の用意も容易いだろう。|ここ《海岸》はやはり本家の反射r……もとい世界的建造物ハン・シャロの建造に相応しい場所だったのかもしれない。
「ほな、ここをハン・シャロ建設予定地とする!」
優茂の一声で、建設予定地が決まった。その頃キノは。
「キノは食べても……おいしいけど食べちゃダメだからー!」
美味しい匂いに釣られた開拓者達に追いかけられていたのだった。
★開拓:番線を手に入れ、海岸の資材置き場に置かれました。
★建設予定地は海岸付近で確定しました。
大成功
🔵🔵🔵