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決戦！軍神・晴明クルセイダー！

作者：月天下の旅人

「｜魔空原城《まくうはらじょう》を根城とし、上空からサムライエンパイアを攻撃していた猟書家「クルセイダー」。しかし彼は、己の未熟さ故に、自らが憑装した「陰陽師『安倍晴明』」に肉体を奪われてしまったらしいわ」
　そう切り出すのはハルカ・ダーメット（神竜の巫女・f39858）。
　『彼女』は『終焉の竜』を封じる力を持つ者を探し、猟兵たちにその可能性を見出している。
　それ故にグリモア猟兵としての使命もしっかり果たしているのだ。
「自分で呼びだした存在に乗っ取られるなんて、随分と未熟ね」
　そんなわけで肉体を奪った安倍晴明は、自らを「晴明クルセイダー」と名乗り、自身の尖兵である「生殖型ゾンビ」に、魔軍将を憑装させるクルセイダーのユーベルコード「超・魔軍転生」を使用。
　魔軍将は自我無きゾンビの肉体を瞬く間に奪い、ここに「魔軍将ゾンビ」として復活を遂げたのである。
　そして今回復活を遂げたのは『上杉謙信』。
　『軍神』と呼ばれる力と叡智、それを取り戻した状態で戦えるのだ。
「12本の毘沙門刀を巧みに操る、強敵よ」
　しかも彼を倒した後に待ち受けるのはクルセイダーの肉体と霊体の晴明による「2回攻撃」を行える晴明。
　『私の憑装を試み、エンパイアを転覆に導かんとした蛮勇は見事でございましたよ、クルセイダー。その肉体とユーベルコードにて、これより私がその望みを叶えてご覧に入れましょう』
　と、いう態度でクルセイダーの身体を利用し、操れるのだ。
「というわけでよろしくね」
　そんなわけで、ハルカは転移の準備を始めるのだった。

第1章 集団戦 『義勇兵の亡霊』

POW   :    我が信念、この体に有り。 自身の【味方】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。 SPD   :    我が信念、この刃に有り。 自身に【敵に斃された仲間の怨念】をまとい、高速移動と【斬撃による衝撃波】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。 WIZ   :    我が信念、この矢に有り。 【弓】を向けた対象に、【上空から降り注ぐ無数の矢】でダメージを与える。命中率が高い。 イラスト：シルエットさくら 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん、ただいま参上」
音駆螺・鬱詐偽（帰ってきたネガティブアイドル・f25431）はどうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ、と思いながらも義勇兵の亡霊に立ち向かう。
「敵だ、敵が来たぞ！」
もはや『味方を守る』怨念しか残ってない亡霊は味方を守りながら戦う。
【我が信念、この体に有り。】の効果で身体能力が強化されるのもあるが、心理的に戦いにくいことこの上ない。
「まあだからといって負けてあげるわけにはいかないけどね」
そういって鬱詐偽は【グッドナイス・ブレイヴァー】を発動させる。
これは自身が活躍や苦戦をする度、【視聴者の応援】によって武器や防具がパワーアップするユーベルコードである。
つまり相手の能力で苦戦するたびにパワーアップするので、能力強化された亡霊兵とも対等にやりあえるのだ。
そうして亡霊兵を倒して行く鬱詐偽だったが、流石に疲弊したので次の猟兵にバトンを渡すのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「せめて楽にしてあげるよ」
そういう藍原・蒼夜（蒼き宝刀・f23131）に、ミルディア・ディスティン（UDCの不可思議メカニック・f04581）はいう。
「そうだな。相手はオブリビオン、躊躇する理由はない」
自己催眠でお人好しで好戦的な男性人格に切り替わるミルディア、といっても多重人格者というわけではないのである種の思い込みのような物ではあるが……
ともかく痛みを厭わない藍原とミルディアではあるが、下手に攻撃を受けない方がいいのが戦いの定石。
特にミルディアは痛みでエクスタシーするタイプだが、それを優先させて戦闘に支障が出ては本末転倒。
なので二人ともまずは敵の出方を伺っていたが、亡霊兵は【我が信念、この刃に有り】を発動させる。
これは自身に【敵に斃された仲間の怨念】をまとい、高速移動と【斬撃による衝撃波】の放射を行う。
既に死んでいるのに寿命を削るというのはどういうことなのか今一分からないが、
まあ要するにその身を削っているということなのだろう。
「私の中に眠る力よ、進化せよ！」
それを見た藍原は【『特製骨付き肉』を食べ】、それにより【全身の細胞を増強】させる【パワー・エヴォリューション】を発動。
これはレベル秒後に1分間の昏睡状態に陥るというデメリットを持つが、
それまでに多くの亡霊兵を蹴散らそうという算段のようだ。
「なら俺も援護するぜ！」
そういうとミルディアは【プログラムド・ジェノサイド】、【予め脳にプログラムしていた連続攻撃】を発動する。
高速移動してくる亡霊兵に対し、カウンター気味に連続攻撃することで回避されるリスクを減らしたその攻撃は亡霊兵を次々と蹴散らしていく。
だがその攻撃は終わるまで中断できないため、他の亡霊兵の攻撃を食らうことになる。
攻撃を喰らって興奮しているミルディアではあったが流石に攻撃を喰らい過ぎて行動不能になりかけたので、
昏睡状態に陥る寸前の藍原が回収し次の猟兵にバトンを渡すのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

「相手は亡霊兵ですか」
メイリン・コスモロード（飛竜の鉾・f13235）はそういうと、亡霊兵は仲間を庇いながら戦う。
結果として【我が信念、この体に有り。】の効果を発揮できるので、色んな意味で厄介この上ないのだが。
「せめて、楽にしてあげます」
メイリンは【飛竜の聖槍】を発動。
【竜のオーラを纏った聖なる力を持つ槍】で亡霊兵を攻撃。
相手の数が多いので攻撃回数を重視した物になっているが、
相手が亡霊ということもありかなり優位に戦えている。
「怯むな、やれー！」
しかし、亡霊兵も百戦錬磨。身体能力が強化されているということもあり、メイリンにダメージを与えていく。
「中々、やりますね」
多少のダメージは厭わないメイリンであったものの、流石に押され始めていた。
そもそもいくらダメージを厭わないとはいっても戦いにおいてはダメージを受けないことに越したことはないので、このままでは戦えない。
というわけで、メイリンは潔く次の猟兵にバトンを渡すのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「仲間を思う亡霊兵、中々難しい相手なの」
【優しい】性格のロラン・ヒュッテンブレナー（人狼の電脳魔術士・f04258）は若干尻込みしていた。
「大丈夫なのよね？もしやりずらいなら……」
そんなロランを見た政木・朱鞠（狐龍の姫忍・f00521）はそういうが、そんな彼女にロランはいう。
「だからこそ、せめて楽にしてあげなきゃいけないんだよ」
ロランは【勇気】を振り絞り、亡霊兵に立ち向かう。
「その意気なのよ」
政木はそういい、拷問具『荊野鎖』を武器に亡霊兵に立ち向かう。
亡霊兵は【我が信念、この刃に有り】を発動。
自身に【敵に斃された仲間の怨念】をまとい、高速移動と【斬撃による衝撃波】を放つ。
「我が身は枝垂れる柳葉…風の吹くままにそよぎ…向かう刃は我が身に届かぬ…」
政木は【柳風歩】を発動させると【相手のわずかに起こる衣擦れの風から】相手の攻撃を予想し、
衝撃波をかわしながら【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を生かし【傷口をえぐる】戦法で戦う。
相手は亡霊兵というだけあり古傷が身体に残っており、
傷口をえぐる戦法はかなり有効なのだ。
「中々やるなの」
政木の戦いを見ていたロランはそう呟きつつ、別の亡霊兵の相手をしていた。
「地を駆け天に舞う狼、月光の力を得て、顕現せよ。汝、……！」
【魔導剣技：天狼疾駆】を発動させ、【魔力による強化・巨大化した剣を構え全力の】突進を行う。
これは想い人なのかどうかは分からないがともかく特定の個人の協力があればより強力になる技である。
今はその条件を満たしていないがそれでもその突進は強力であり、亡霊兵は次々と蹴散らされていく。
そうして亡霊兵はもはや壊滅状態になり、
上杉謙信への道が開ける。
「まだ幾らか亡霊兵が残ってるなの？」
そんなロランに政木はいう。
「そうだとしても元凶を叩けば亡霊兵も成仏する。気になるなら後続の猟兵の出番なのよ」
そんなわけで、とりあえずは上杉謙信を倒しに行こうということになったのである。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

第2章 ボス戦 『軍神『上杉謙信』』

POW   :    毘沙門刀連斬 【12本の『毘沙門刀』】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。 SPD   :    毘沙門刀車懸かり 対象の攻撃を軽減する【回転する12本の『毘沙門刀』】に変身しつつ、【敵の弱点に応じた属性の『毘沙門刀』】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。 WIZ   :    毘沙門刀天変地異 「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。 イラスト：色 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん、ふたたび参上」
音駆螺・鬱詐偽（帰ってきたネガティブアイドル・f25431）はそういいながら上杉謙信と対峙していた。
「なんだか知らんが、刀で戦うのは不利そうだ」
上杉謙信はそういうと【毘沙門刀天変地異】を発動。
持ち前の不運もあり、鬱詐偽は炎の竜巻であっさり吹っ飛ぶ。
「たわいもない……ん？」
しかし鬱詐偽も自身の不運を理解していない訳ではない。
【グッドナイス・ブレイヴァー】でドローンを召喚し、【視聴者の応援】によって武器や防具がパワーアップするのだ。
「ここからが本番なのよ」
そうして謙信に食らい付く鬱詐偽だったが炎の竜巻のダメージが思った以上に大きく、
謙信にある程度のダメージを与えるのがやっとであった。
「まあこれは仕方がないことなのよ」
そうでなくても相手は上杉謙信。
少しでもダメージを与えたなら御の字と、
鬱詐偽は無理をせずに次の猟兵にバトンを渡すのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

四十物・寧々（あいもの・ねね・f28377）
「なるほど、上杉謙信ですか」
上杉謙信は様々な理由で女性説が出ている武将でもあり、
その容姿は男女どちらとも取れる物であった。
トンでも説の一つとして普通なら切り捨てられるところだが、その死因が婦人病ではないかといわれており今でも論争が絶えない。
「ウチの出番じゃけん！」
と、寧々は【ネイティブ・ダブル】を発動。
【任意の都道府県民の自分】を召喚し、協力して貰える技である。
それに対し謙信は【毘沙門刀車懸かり】を発動。
【回転する12本の『毘沙門刀』】に変身し、相手の弱点に対応した属性を纏う。
「なんだか分からんけど」
「まずいですね」
寧々はそんな一人芝居（まあ二人に増えているんだけど）をしつつポンポンヴァッフェで攻撃。
謙信にダメージを与えるが、カウンターの一撃を食らい召喚した自分はダウンしそのまま召喚が解除される。
寧々本体もダメージを負ったので、彼女は大人しく次の猟兵にバトンを渡すのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「まったく！カードゲームみたいにポンポン墓地から復活だなんて、性格の悪さが滲み出たような策だね…」
政木・朱鞠（狐龍の姫忍・f00521）はそういう。
墓地から何度でも蘇生復活を繰り返す無限ループとかそういうのもカードゲームではよくあることなので、
彼女の一言はかなりセンスがいい言い回しであった。
「でも、残念でした…貴方の性格のひん曲がった様な計略は私達が邪魔させて貰うよ」
それに…他人を巻き込んでも我を通す不粋な人が嫌いなのよね…、と朱鞠はいう。
「乱を起こして不安と厄災を撒き散らすことが望みなら邪な心ごと砕き折ってあげるんだよ！」
そんな彼女に、上杉謙信はこう返す。
「私はそういうタイプではないのだがな」
実際朱鞠もベースになった謙信公は良く知っている。
一瞬も侮れないやっかいな相手であり、命懸けで戦わなければならない。
幸い、というべきか。
相手は【毘沙門刀天変地異】を先制で使ってくることはない。
「ちょっとの間だけ、大人しくしていてくれるかな…なるべく痛くしないから…」
そういうと、朱鞠は【忍法・鋳薔薇姫】を発動。
１日におよそ二分程度が限度のこの技を使い接近。
『風狸ノ脛当』を【スライディング】技能でぶち当ててバランスを崩し、
すかさず四肢を思いっきり【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】のキックで攻撃する。
「くっ、やるな！」
それに対し謙信も武器を構える。
【毘沙門刀天変地異】を使うには相手が近すぎるので、こちらも鎧砕きを……しようとするが相手がそもそも鎧を纏っていないことに謙信は気付く。
機動力を重視したのかはたまた趣味か、朱鞠は軽装だったのだ。
「こうなったら！」
だが、転んでもただでは起きないのが謙信。
相手が命懸けで挑んできたのだからこちらも命懸けで天変地異を引き起こす、といわんばかりに炎の竜巻をぶち当てる。
「しまった！」
朱鞠は炎の竜巻をもろに喰らったため戦線離脱せざるを得なかったが、それでも謙信に多大なダメージを与えたのは確かだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シェーラ・ミレディ（金と正義と・f00296）は謙信に対峙していた。
「美しいものは愛でるべきだが、敵となるとな」
実際謙信は美しく、女性説が出てくるのも頷ける外見ではある。
それでもオブリビオン相手に私情は挟むべきではないと、複数の精霊銃をジャグリングのように駆使して戦う。
「なるほど、だけど」
ユーベルコードを発動しようとする謙信をシェーラは見据える。
「彼がお前の背の君だ」
【彩色銃技・尤雲殢雨】。【しな垂れかかる女の悪霊】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じるユーベルコード。
出来る限りは攻撃を受けたくないシェーラはこういう搦め手も使うのだ。
だが謙信も百戦錬磨であり、ユーベルコード抜きでもかなりの戦闘能力を持つ。
精霊銃を喰らいつつも、シェーラに対して攻撃を続ければかわしきることが難しくなっていき。
「流石にこれ以上は捌ききれないか！」
なので、シェーラは大人しく次の猟兵にバトンを渡すのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

謙信を見やりながら御門・儚（銀雪の梟(もりのふくろうちゃん)・f35472）はいう。
「目立つのは嫌だけど、まあやってやれない相手じゃない！」
と、相手が相手なので真剣な口調で対峙する。
「あんたらとはやっとれんわー！」
と先制で【電撃ツッコミ】を入れる辺りふざけているのでは？と思われそうだが、
このユーベルコードは【ビリビリむち】から【降り注ぐ雷】で攻撃し相手を【感電】させる効果を持つ。
「ぬっ……！」
感電により動きが鈍った謙信はそれでも【毘沙門刀天変地異】を使い儚を攻撃しようとするが、
早業を生かした野衾による攻撃が入る。
ならばと【毘沙門刀連斬】に切り替えて接近戦を仕掛けるが、
野衾はカウンターにも利用できるため儚は謙信の反撃を許さない。
「くっ、流石にダメージを受けすぎたのか！」
謙信も百戦錬磨、いくら儚の戦闘力が高いとはいえ普段ならここまで翻弄されることはない。
だが今まで受けたダメージの蓄積が今になって響いたのだ。
「それじゃあ、ここでお開きだ」
そうして、儚は謙信にトドメを刺すのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

第3章 ボス戦 『憑装猟書家『晴明クルセイダー』』

POW   :    十字槍「人間無骨」 【十字型の槍】が命中した対象に対し、高威力高命中の【体内の骨を溶かす光線】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。 SPD   :    憑装侵略蔵書「ぱらいそ預言書」 【預言書に書かれた未来の記述を読むことで】対象の攻撃を予想し、回避する。 WIZ   :    『魔軍転生』秀吉装 レベル×5体の、小型の戦闘用【豊臣秀吉(フェンフェンだけで意思疎通可)】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。 イラスト：kawa 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

「世界の転覆を望み、この世界を骸の海に沈めたがる執念ってホントに無粋でめんどくさいね…」
そういう政木・朱鞠（狐龍の姫忍・f00521）に対し、『晴明クルセイダー』はいう。
「出ませい、秀吉！」
そういうや否や、小型の秀吉を召喚する。
それを見た政木は『まあ…私も乱世に抗う術なき人たちを戦火に巻き込まないよう戦うだけなんだけどね』、
と敵の先手確定なのは痛いと感じながらも召喚された秀吉に対峙する。
「言霊にて煙火に暫しの魂魄を与えん…疾く攻めよ！」
『忍法・火煙写身の術』を使用して反撃のチャンスを狙う政木だったが、秀吉と分身はお互いに一撃で消滅するのでお互いにぶつかると同時に消えていた。
「信念に水を差すようで申し訳ないけど、理不尽に戦で世間を掻き混ぜるだけの小競り合いはさっさと終わらせて貰わないとね」
「そうはいきませんよ。こちらもおいそれと退く訳にはいきませぬ！」
『晴明クルセイダー』はまだ近くに居る秀吉を『フェンフェン』と呼び寄せる。
「その隙は見逃さないよ！」
政木も忍者手裏剣『鳳仙花』で近くに居る分身と共に鎧砕きや鎧無視攻撃で攻撃しつつ、
さらにその傷口をえぐっていく。
「再び乱世を望んだ咎はここで終幕だよ…お覚悟よろしくって？」
そんな政木に、『晴明クルセイダー』はいう。
「そう簡単にこの私は倒せませんよ！」
確かに彼はそういうだけあり卓越した戦闘能力を持っている。
とはいえ呼び寄せた秀吉は分身と相殺されており、着実にダメージが蓄積されていく。
「ですが、捉えましたよ！」
しかし、猟兵の継戦能力にも限界はある。
ついに政木は捉えられ、『晴明クルセイダー』の純粋な猛攻に晒される。
いくら傷を厭わない猟兵であっても、ここまでのダメージを受けたら流石に耐えきることは難しく。
「流石に潮時ね。でも、あれだけやったなら着実にダメージは受けてるはず」
そう確信した政木は次の猟兵の足を引っ張らないよう、素直にバトンを渡すことにしたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

「なるほど。あれがクルセイダーですか」
そんなカグヤ・モンデンキント（天体娘・f31348）に、
エルゴ・ルスツァイア（｜強化継承体《インヘリットクローン》・f40463）はいう。
「だが、私の敵ではない」
エルゴは何かよく分からない理屈でクローンに憑依した軍人だ。
男性的な口調なので憑依前は男性だったのではないかと見受けられるが、
実際のとこどうなのかは本人も覚えていない。
なので本人は元の性別など大したことではないと割りきっているようだ。
「出ませい、秀吉！」
と、クルセイダーは小型の秀吉を召喚する。
「ならばこちらは主砲を放ちますわ」
と、カグラは【ジャッジメント・クルセイド】を発動。
彼女曰くそのエネルギーは10の32乗ジュール、らしい。
それが本当ならエルゴもろとも戦場そのものを吹き飛ばしかねない威力だが、
カグラのレベルは高いのではったりと断言するには余りある威力である。
「なるほど、その威力は洒落になってませんね」
クルセイダーは思わず秀吉にガードさせた。
仲間が居るから加減したのか本当はそこまでの威力が出ないのか。
いずれにしろ余波でクルセイダーがダメージを受けることは無かった。
だがそれはクルセイダーを守る者が居なくなったことも意味していた。
「出力増強！」
エルゴは【兵装過出力強化】により、自身のライフルに【OP-L/EPU 過出力ユニット】を装備させる。
そしてそのあまりある威力は、そのままクルセイダーに襲いかかる。
「中々やりますね」
クルセイダーは着実にダメージを受けているとはいえ手練れでもある。
クルセイダーが反撃に入ると、猟兵は二人纏めて一方的に攻め立てられる。
クルセイダーに追加でダメージを与えようと二人の猟兵は奮戦するのだが、どう足掻いてもこれ以上はダメージを与えられそうになかった。
「これ以上は難しそうだね。戦術的撤退だ！」
エルゴがそういうとカグラ共々撤退し、大人しく次の猟兵にバトンを渡すのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

「ヴァンパイアではないが、クルセイダーとの戦いはヴァンパイアを倒すためのヒントになるだろう」
そんな風雷堂・顕吉（｜吸血鬼《ヴァンパイア》｜狩人《ハンター》・f03119）に対し、アス・ブリューゲルト（蒼銀の騎士・f13168）はいう。
「手が足りないなら、力を貸すぞ……」
そんな二人に対し、クルセイダーは【十字槍「人間無骨」】を放つ。
これは【十字型の槍】が命中した対象に対し、高威力高命中の【体内の骨を溶かす光線】を放つ。
先制行動で十字型の槍を放つクルセイダーなのだが、それに対し風雷堂は黒影剣を発動し自身と武装を【闇のオーラ】で覆う。
それは視聴嗅覚での感知を不可能にするユーベルコードであり、後だしでも十字槍に対抗することができるのだ。
「くっ、中々やりますね」
それを見たアスは、十字型の槍に当たらないよう距離を取る。
「力というものは、こういうときに使うんだろう？」
そして【コード：ドライブ・ザ・ヒドゥンパワー】を発動し、【フォースセイバーとブルーブラスター】」の効果・威力・射程を3倍に増やす。
そしてひたすら距離を取って戦うという、割とねちっこい戦いかたをする。
「ですがこの生命力を奪われる感覚……音も感じるのでこの辺りでしょう」
と、クルセイダーは十字槍を振り回す。
その攻撃は風雷堂にもろに当たるが、その隙にアスはひたすらクルセイダーを撃ち続ける。
しかしクルセイダーも伊達に強力なオブリビオンというわけではない。
風雷堂のことを気にする必要が無くなったクルセイダーは憑装侵略蔵書「ぱらいそ預言書」を発動し攻撃を回避。
そのまま接近するとアスに対し接近戦をしかける。
【十字槍「人間無骨」】の効果こそ無くなっているが、アスは未来予知による回避を対処することができず劣勢になっていた。
「そこだ！」
だが、まだ倒れていなかった風雷堂がクルセイダーの虚を突く。
流石のクルセイダーも倒れたと思った風雷堂の攻撃は予想外であり、
今まで蓄積してきたダメージもありついにクルセイダーは猟兵の前に破れ去ったのである。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

最終結果：成功 完成日:2023年08月06日