闇の救済者戦争⑳〜社長女王大統領 オールトンチキ総進撃
●猟兵が恐れるもの
「「……鮮血の大地に潜り、猟兵達を迎え撃つ……」」
「「……この大地は、これまでこの世界で流された『全ての血液』……」」
「「……『腐敗の王』が生と死の循環を断った為、全てはここに蓄えられている……」」
「「……そして、わたしたちが操るは『生贄魔術』……」」
「「……無限の鮮血を贄としたとき、わたしたちは最強……」」
五卿六眼の一角、「祈りの双子」は猟兵たちとの決戦を行うべく、ついに生贄魔術の行使に踏み切った。第二層の大地に遍く鮮血を贄に捧げ、強大な存在をここに顕現させることが可能となるのだ。
そして、彼女たちは決意する。猟兵たちを最も苦しめた存在を呼び出そうと。
すでに数多の戦闘記録が残されている。その中でも特に猟兵たちを追い詰めた存在を読み取り、顕現させるのが第一義であった。
「「……ふむ。例えばこれなんかは良さそうです……」」
鮮血の中から流れ着いた報告書を拾い上げる。題して「総天然色空想科学特撮シナリオ シン・アイスエイジ」。アリスラビリンスに出現した巨大不明生物相手に猟兵もオブリビオンも逃げ惑った狂乱の戦い。
「「……あとはこれですか……」」
続いて流れ着いてきた報告書は「第二次聖杯戦争⑮〜やべぇUAI社長秘書が息してねぇ!!」。11人のプレジデントという威容を前に、なんとグリモアベースにいた猟兵が1人、「ブリーフィング直後に」七孔噴血して死ぬという最速撃破記録を達成してしまった戦いである。
さらに、ふたつの報告書が流れ着く。「殲神封神大戦⑰〜キミは暁に輝く社長魂を見たか」「バレンタイン自由の女神像沈没事件」。前者は一人の秘書が胃を6回くらい消し飛ばしながらハリセン片手に上司をしばき回した話。後者は猟兵が引き起こし、事態収集に赴いた猟兵達が数多の屍山血河を築き上げたUDCアースアメリカにおける大惨事。
「「……猟兵たちにとって恐るべき存在がついに見えました……」」
これらの報告書を祭壇に据えて触媒とした上で血を贄とし、強大な存在が呼び起こされようとしていた。それは世にも凄まじい姿……南六条・ヴィクトリア三世(株式会社UAI最高経営責任者(現職)・f30664)、アイスエイジクイーン、プレジデントのドヤ顔が真正面を向いた状態でラシュモア山の彫刻の如く並んで合体ロボの体を成している恐ろしいなにかであった。加えて、その頭頂部に据え付けられたコクピットには。
「この鮮血を全てチャーハンに変えてくれるわ!! オールハイルチャーハン!!」
なんと特別ゲストとして出現したUDCアース東京の東条大学工学部産業物理学科准教授、神田・レイが邪悪な笑みを浮かべていた。そう、いつの間にか触媒となる報告書は1枚追加されていたのだ。それこそが「フェルマーの最終炒飯~レシピを書くには余白が狭すぎる~」──ジャグランツとの戦いを知る全てのエンドブレイカーが揃って困惑した事件の当事者であった。
「「……完璧です。猟兵たちは揃ってギャフンと言うことでしょう……」」
\デスワァァァァァァァァ!!/
\チャーハン!!/
\How do you like me nooooooooooooow!!/
\オーッホッホッホッホッホッホ!!/
4つの咆哮が木霊する。そう、かつての様々な記録をもとに、猟兵たちにとっての悪夢が今ここに顕現してしまったのである。祈りの双子はその威容を見て満足気に笑みを浮かべていたのだが、ふとその笑みが凍りついた。
「「……あの、なんであれは我々を狙っているのでしょう……」」
次の瞬間、ヴィクトリアの顔より発せられたビームとアイスエイジクイーンの顔より発せられたビームが祈りの双子を飲み込んでいた──。
●トンチキの集大成
「おぉ……」
「今度ばかりは猟兵の皆さんも勝てないでしょう……」
「こればかりはもうどうしようもあるまい……」
グリモアベースにて、予知をキャッチしたヴィクトリアは例によってビデオチャットを寄越してきたアイスエイジクイーン、そしてプレジデントの電脳再現体と共に震え上がっていた。そしてこれを見せられた猟兵たちは、ある者は頭を抱え、ある者は顔を覆い、ある者は宇宙を背負い、ある者は眼のハイライトを静かに消していた。これまで猟兵達のメンタルをゴリゴリ削ってきたトンチキ要員どもがついにここへ来て趣味の悪いゲテモノロボになりやがったのである。しかも当の祈りの双子がどっかいった。この世にも恐ろしいトンチキの集大成を生み出すという罪深い所業の代わりに滅ぼされたのである。
「「……生きてます……えっちょっまっやめっアッ──」」
映像の片隅でよれよれになりながらも立ち上がろうとしているところへ再び念入りに社長ビームの照射を食らっている祈りの双子らしき何かが見えたが猟兵たちは無視することにした。もう事態はオブリビオン・フォーミュラどころの騒ぎではないのだ。こんなのが出てきたらシリアスさんが仕事してたダークセイヴァーという世界がたちまちトンチキワンダーランドに塗り替えられてしまうことは間違いない。魂人は輪廻転生の枠から開放されたかと思いきや今度は「ギャグ時空と化した世界の住人のため何やっても死なないけど常識人であればあるほど偏頭痛に苦しめられたり胃腸が消し飛んだりSAN値がもりもり削れたりSpace Neko-changと化したりする」という別の意味でかわいそうな存在に成り果てることは疑いようがないのである。
おぉ、見よ。ロボと共に行軍しているのは絶滅悪魔軍と炒飯ジャグランツの混成部隊である。さらに11人のプレジデントも再び現れてボクシングスタイルを取っている。さらにはそこかしこから突き立つ量産型株式会社UAI本社社屋。そしてそこから放たれる本社ビームと鳴り響く株式会社UAI社歌とアメリカ国歌『星条旗よ永遠なれ』と『勇敢なるスコットランド』。唸りを上げるバグパイプと共に地表を爆走するパンジャンドラム。ダークセイヴァー第二層はすでにカオスな空間になっていた。あらゆるトンチキが解き放たれ、魑魅魍魎が跋扈する地獄変。これぞ末法の世の具現化であった。
「つまり、我々はこのカオスな空間の中であのロボを倒さねばならないのですわ!」
「でも大丈夫だ、これまで幾度となく困難な事態を切り抜けた諸君らならば必ずや今回の戦いも勝利するだろうと我々は確信している!」
「Do it, Now!!」
つまり頑張れということらしい。あ、なんかまだ儀式に使った魔法陣生きているみたいなんで対処するためのトンチキな事物を呼び出すのもアリでしょう。……魑魅魍魎が今更一匹二匹増えたところでバレへんバレへん。
使い方は簡単。過去のトンチキな依頼の報告書を置いて祈りを捧げるとお望みの胡乱な存在が召喚されるという非常にお手軽な手順である。これでお望みのやべーやつを色々出してこのカオスに彩りを持たせるも良し、ひたすらツッコみ倒して真面目に事態の収拾を行うも良し。
かくして。
猟兵たちは大量の胃薬と頭痛薬、そして過去のトンチキ依頼の報告書、そして伝家の宝刀「ハリセン」を武器にカオス空間へと乗り込んでいく。全てに決着をつけるときだ。
バートレット
どうも、バートレットです。
※WARNING※
このシナリオはトンチキシナリオの集大成です。
深く考えると脳がばくはつします。
頭を空っぽにしてご参加ください。
おかしい。
なんで私はこの戦争期間中トンチキシナリオを量産しているんだろう。
トンチキランキングがあれば多分私がトップという自信がある。ダークセイヴァーってそういう世界じゃなかったよね? 大丈夫? 関係各所から怒られない?
という疑問を抱きつつ今回もいつものアレ行ってみましょう。
=============================
プレイングボーナス……周囲に溢れる鮮血を生贄として、超常存在に対抗しうる「恐るべき存在」を召喚する。
=============================
ということで、「恐るべき存在」として過去に皆様が参加・予知したトンチキシナリオの胡乱存在をこのさいまとめて顕現させましょうというシナリオでございます。
皆!! 最強のトンチキ存在が何なのか、いい機会だからこの場で決めようぜ!!
ということで、最強のトンチキ存在をこの場に呼び出して大惨事を引き起こすも良し、真正面からツッコミ倒すもよし、泣き叫びながら無様に右往左往して徹頭徹尾被害者として振る舞うも良し!!
場は用意した、存分に暴れるが良い!!
あ、ちなみに双子さんですがすでに虫の息です。放っておけばそのままコロっと逝きますが慈悲としてトドメを刺すかどうかはお任せします。さらなるトンチキに巻き込む? そんな非道な真似をするんですか皆さん!?(前フリ)
OP公開と同時にプレイング募集を開始します。プレイング締切は「システム的に締まるまで」となりますが、募集状況の最新状況はタグにてご確認頂ければ幸いです。また、諸注意をMSページに記載しておりますので併せてご確認ください。
それでは──
奇跡のカーニバル
開 幕 だ
第1章 ボス戦
『五卿六眼『祈りの双子』』
|
POW : 化身の祈り
自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を代償に、1〜12体の【血管獣】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
SPD : 鮮血の祈り
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
WIZ : 双刃の祈り
自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を代償に【血戦兵装】を創造する。[血戦兵装]の効果や威力は、代償により自身が負うリスクに比例する。
イラスト:ちゃろ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
神代・凶津
ダークセイヴァーの戦争も最終局面だ、相棒ッ!
はじまりのフォーミュラと言われた「祈りの双子」の召喚したあの邪悪の具現を倒さなければ、世界に未来はねえぜッ!
「……帰っていいですか?」
せっかく俺が何とかシリアスに軌道修正しようとしてるのにそりゃないぜ、相棒ッ!?
俺だってあんなトンチキロボなんか放って帰りてぇけど無視も出来ねぇんだよッ!?
いくぜ、相棒ッ!雷神霊装だッ!
「…はぁ~…転身。」
引き上げたスピードと反応速度を駆使して、破魔の雷撃を纏わせた「ハリセン」でトンチキ軍団をしばき倒していくぜッ!
俺達の戦いはこれからだあああッ!!
後、腹いせに双子にもついでにハリセンで顔面スパーンしとく。
【アドリブ歓迎】
ユキト・エルクード
(アドリブ・連携・絡み歓迎)
えっ?なに?別の世界ってこれが平常運転なの?
地獄かな?ってここそのまんま地獄みたいなとこだったな。
誰かツッコミに回らないとずっと話進まないし、しょうがないから俺がやってやるよ。
でもグロッキーになってる双子ちゃんには自分が作ったモンを責任もって処分させてやるぞ。嫌だって言っても絶対やらせるぞ。 製造責任だぞ。
汚い血の流れに乗って漂流してるアホ二人を影魔人君のおててで引っ張り上げた後、お世辞やら励ましやらで何とかおだててひったたせて何とかさせるぞ。
収拾がつかなくなったら双子ちゃんが使い捨てた魔法陣使ってサプライズトンチキ忍者を召喚して何とかさせるぞ。
…何とかなるよな?
●|最終決戦《打ち上げ会場》
今回の戦争は多かれ少なかれ、猟兵たちに負担を強いるものであった。多くは自分の心と向き合い、また残酷な状況を目の当たりにして、それでも一歩一歩前進していた。その闇の救済者戦争もついに終わりを迎える。
「ダークセイヴァーの戦争も最終局面だ、相棒ッ! はじまりのフォーミュラと言われた『祈りの双子』の召喚したあの邪悪の具現を倒さなければ、世界に未来はねえぜッ!」
意思持つ鬼面、神代・凶津(謎の仮面と旅する巫女・f11808)とその持ち主の巫女、神代・桜もまたこの最終決戦に赴く者たちであった。凶津の戦意は旺盛、威勢の良い言葉を吐いて桜や周囲の猟兵を鼓舞しようとする。
「……帰っていいですか?」
「せっかく俺が何とかシリアスに軌道修正しようとしてるのにそりゃないぜ、相棒ッ!? 俺だってあんなトンチキロボなんか放って帰りてぇけど無視も出来ねぇんだよッ!?」
だが、その試みはものの見事に空振った。当然である。最終決戦と言いつつ眼の前で繰り広げられているのは混沌の極みであるのだから。アレな見た目の巨大ロボが闊歩しその周囲をこれでもかと魑魅魍魎が取り囲む別の意味での地獄絵図。
「えっ? なに? 別の世界ってこれが平常運転なの? 地獄かな? ってここそのまんま地獄みたいなとこだったな。問題は地獄のベクトルが明後日の方向に間違ってることだと思うんだけど」
「えーと、まぁ、一部の世界では平常運転と言いますか、あの3人が関わりだすと途端に平常運転になると言いますか」
目を白黒させるユキト・エルクード(亡霊夜警・f38900)に対して、桜は渋い顔を作って解説する。ユキトはそれでも釈然としない様子だったが、でもひとまずは、とたまたま足元に流れ着いてすでに半死半生状態の「祈りの双子」の首根っこを掴んで起こしてやる。桜と凶津が今回の一件に関する腹いせも籠めてハリセンで思いっきり顔面をスパーンと殴ると、我に返ったように双子たちは胡乱な表情で猟兵たちを見た。
「「……あー、来ちゃいましたか……」」
「……とりあえず、な。自分が作ったモンは責任もって処分しろよ」
「「……拒否権は……」」
「あるわけ無いだろ? いいから片付けろ」
「「ウッス」」
イイ笑顔でユキトが告げると、双子は怯えたように揃ってコクコクと頷いた。正直こればっかりは双子としても不本意と言うかここまでの事態は流石に想定外だった。鮮血の洪水とか起こす以前に色々とヤバい。ユキトが督戦隊として呼び出したサプライズトンチキ忍者が殺人カラテを構えて睨みを効かせる中、ひとまず双子はそこらへんを走り回っているパンジャンドラムの爆破処理を始めた。目のハイライトは消えて久しい。
「俺たちもしばき倒すぞ、あのトンチキ軍団を! 雷神霊装だ相棒ッ!!」
「はぁ……転身」
無理矢理気合を入れ直して半ばヤケクソ気味の凶津に促され、同じく目のハイライトを消して投げやり状態の桜は転身を宣言。雷撃纏う霊装姿へと身を変じ、絶滅悪魔軍や炒飯ジャグランツといったトンチキ集団めがけてハリセンを振るい地に沈めていく。
「チクショウどうして無駄に数が多いんだ……!!」
「帰りたい……」
「やっぱ地獄だなここ。いやベクトルがおかしいんだけど」
どうやらこの最終局面、猟兵たちも相応に(精神的に)出血を強いられることは間違いなさそうである。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
双子は、禁忌に触れてしまったのですねぇ。
『FPS』により件の『トンチキロボ』の情報を入手、『FVS』の再現能力と【纓貙】を核に魔法陣を発動、『複製トンチキロボ』を召喚しましょう。
この『複製トンチキロボ』に騎乗し融合することで『ロボ』の持つ『身体サイズ』『各能力(トンチキ含む)』を得ることが出来ますぅ。
これに『祭礼の女神紋』を用いれば全『祭器』も『サイズ』の影響を受けられますので、後は駆け抜けつつ片っ端から轢き潰し、また『祭器』の[砲撃]や[爆撃]を繰返しましょう。
途中、元凶の双子を見つけた場合は特に容赦無用で。
あ、この状態を『FPS』に記録、再現可能にしておきますねぇ。
ウィルヘルム・スマラクトヴァルト
何ですか、この空間は……まぁ、いいです。
早速ルシファー召喚です(ここがトンチキ空間内で、
かつ4度目の召喚であるため、鮮血を生贄にする嫌悪感は薄れている)。
え? ルシファーはシリアスな存在では?
甘く見てもらっては困りますね。
私が召喚するのは、ルシファーはルシファーでも
『闇の救済者戦争⑳〜悲嘆する祈りの双子はバズれるか』の
関西弁をしゃべりドツキ漫才のツッコミを担当するルシファーです!
さあ、ルシファーよ。ここに居るトンチキ共に、
|ドツキ《ツッコミ》を入れて回るのです!
ズパーン!(ルシファーのツッコミで頭はたかれて鮮血の大地の中まで突っ伏す)
ルシファー「いや、アンタ何を全部人任せにしてんねん!」
尾守・夜野
…核となっているのは大統領とアイスエイジだろう
社長?起爆剤かなんかだろ
って事でデビキンの報告書タワー、ついでにカクリヨ的なカタストロフぱぅわ(報告書)を元に普通にUCで
「全力で悪戯していい奴らいるけど来るか?」
と呼び出しをかける
二宮金次郎像とか婆さんとか親分とか追加のアイスエイジクイーンとかオールスターが来るんでねぇかな
多分こないメンツも液晶(文字書いた空間)の向こうでポテチとコーラ片手に観戦&隙あらば参戦しようとするんでね?
カタストロフ的なサムシングのせいで年齢下がったり何か降ってきたりするかもしれんが、ここはカクリヨじゃねぇから爆発か何かするだけですむんでねぇかな
爆発オチなんてさいてー
●カオスは連鎖する
「双子は、禁忌に触れてしまったのですねぇ」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)はしみじみと口にしながら辺りを見回す。この混沌たる状況を収拾するのは骨が折れるだろう。半死半生ですでに満身創痍の双子は重い体を引きずりながら絶滅悪魔軍をなんとかしようと頑張っているのだが、
「「……これで……5体目……ちょっ本社ビーム飛んできtギャアアアアアアアアアア」」
先は長そうである。
「なんですか、この空間は……まぁ、召喚しろということはわかりました。ルシファー、お願いします」
同様にこの混沌たる空間を見回してげんなりとため息をつくウィルヘルム・スマラクトヴァルト(緑の騎士・f15865)は、早速ユーベルコードを行使する構えに入った……が、同時に1枚の報告書を魔法陣に投げ込む。そのタイトルは「闇の救済者戦争⑳〜悲嘆する祈りの双子はバズれるか」。別の戦場で行われていた祈りの双子との決戦だったが、こちらでは「バズり」が要求される仕様となってしまった。その際に彼が呼び出したのが……。
「さあ、ルシファーよ。ここに居るトンチキ共に、ドツキツッコミを入れて回るのでsへブゥ!?」
「いや、アンタ何を全部人任せにしてんねん!」
スパーン、という快音と共にハリセンをウィルヘルムの後頭部目掛けて振り抜く悪魔ルシファー。そう、ツッコミの名手と化したルシファーだったのである。最初のターゲットとなったウィルヘルムは勢い余って鮮血の大地の中にうつ伏せで倒れる。
「ナイスツッコミ……その調子でお願いしますよ」
「だーから働け言うとるんよ! アンタそこで半泣きになりながらお片付けしてる双子ちゃん見て何も思わへんの?」
「……えっアレ祈りの双子なの? なんか悲惨な顔してるからてっきり同業者かと」
「気づいとらんかったんかい!」
あぁ、なんと即興で漫才が始まってしまった。もう収拾がつかない中で暗い笑みを浮かべながら報告書タワーを持ち込んだやつが出現する。尾守・夜野(|墓守《うせものさがし》・f05352)である。
「……あのトンチキロボの核となっているのは大統領とアイスエイジだろう。社長? 起爆剤かなんかだろうが……まぁアレだ、余計な仕事増やしやがったからにはこっちも相応の覚悟ってのがあるんだからな……」
カクリヨファンタズムとデビルキングワールドで夜野が直面したトンチキな事態の数々が記された報告書を魔法陣のど真ん中に山のように積み上げる。果たしてさらなる混沌がこの場に現出した。
出現したのは大量の妖怪である。呪具で書いた呪いのメッセージを通して「祭りの会場はここだ」と告げる。ユーベルコードを通して呼びかけに応じたカクリヨファンタズムの妖怪やデビルキングワールドの悪魔たちが次々と押し寄せる。
「ヒーッヒッヒッヒ! 若いのに負けるわけにはいかんのじゃて!」
「わーいあたらしいおもちゃだー!!」
「存分にいたずらしていいと聞いて!」
「薪を背負って鍛えたこの身体ァ!! 今こそ使い所ォ!!」
「オーッホッホッホッホ!! 8thKINGのフォーミュラであるこのわたくしがフォーミュラ戦に参加しないわけにはいきませんわね!!」
出てくる悪魔や妖怪たちを満足気に見ていたがふと聞き捨てならない高笑いとセリフを発したのが約1名いたので肩をひっつかむ。
「おうコラクイーン。何お前しれっと出てきてんだ」
「……よ、良いではありませんのせっかく呼ばれたのですから」
今回の元凶のひとり、アイスエイジクイーンも夜野の召喚に何故か応じてしまったひとりであった。そう言えば報告書の中に8thKING WAR事件に関するものがあったなぁと探す。「8thKING WAR①?~アイスエイジ・フォーミュラ」の報告書が混入していた。
「いやヒロコの方出てくると思うだろ! お前かよ!!」
「せっかくですから絶滅悪魔軍に絶滅悪魔軍をぶつけますわよー!! 行きなさい量産型絶晶トリ(ry」
どさくさに紛れて後ろからぶっ叩いてやろうかなと思いつつ、夜野はひとまずこの場に集まった妖怪や悪魔たちを率いて眼前のトンチキ軍団にぶつける。最悪色々とカオスになったこの空間でカタストロフが発生するだろうがおそらくカクリヨよりは空間的にもしっかりしているし、万が一の際には「爆発オチなんてサイテー!!」と一声叫べば良かろうなのだ。
「なんかカオス増えてませんかぁ? ……ま、まぁとりあえず……」
るこるは猟兵達がだんだん自重を捨て始めたなぁと感じ、自分も「このぐらいやってもバチは当たらへんやろー」の精神で行動することを決意する。祭器『FPS』によってカオスの中心で暴れているトンチキな合体ロボの情報をスキャン。『FVS』の再現能力をもとに擬似的な「報告書」を作成して魔法陣を起動する。
すなわち、トンチキロボのコピーである。
果たして2体のトンチキロボがビームをぶつけ合い、パンチを相殺するさらなる混沌がここに顕現した。ロボが取っ組み合いを行うたびに大地は揺れ、空気が震える。
もはや、この空間は混沌が加速していく一方であった。ダークセイヴァー第二層はこの瞬間、キマイラフューチャーやデビルキングワールドなどを遥かに凌駕するただならぬトンチキ空間と化し始めていたのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【POW】
※トンチキ歓迎
※愛機搭乗
最強は|誰にも分からない《わかりたくない》さ
でも『抗体』なら…
◆恐るべき抗体
長く秘書を勤めるベルゼさん
一番耐性ある猟兵は彼女さ
・『粗忽者たちの狂想曲』の複製経緯諸元
・『秘書のコメント「うるせぇ」』コメ欄等
・《医術》による労災診断書
コレら報告書で無慈悲に産まれ出でよ
『シン・ベルゼリオン』っ
※基礎はベルゼさんの模造巨女
※能力挙動一任、類似ネタ合流可
◆行動
パワハラ対策も兼ねて半ばギミックな彼女を
DA57号【インヴォーク】で掌握強化
能力&度胸は哪吒に匹敵さっ
後は暴れる彼女を横目に愛機の火器で直掩部隊掃討
更に双子ちゃんを看取るついでで徹底解析
必要なら診察や調剤もヤるよ?
アルテミシア・アガメムノン
【魔王国】アドリブ歓迎
これが噂のトンチキ時空!
この様な空間では容易く惑星を破壊できる宇宙の帝王でも地球の派出所のお巡りさんに勝てないと伝え聞きます。
フカヒレさんは面白い召喚をされましたわね。
それではわたくしもこの場に相応しい「恐るべき存在」を召喚致しましょうか。
……そうですわね、二足歩行の声の甲高いネ○ミ、超巨大な○○○ーマウスなんていかがでしょうか?
ミ○○ーマ○スを嗾けた後は知らん顔をしましょう。
魔王国は一切関りありませんので悪しからず。
あっ、祈りの双子さん、まだ生きてらっしゃったのね。
丁度いいですわね。もしも問題になったら責任を取って下さいな。
召喚は全て貴女達の責任という事で行きましょう!
フカヒレ・フォルネウス
【魔王国】アドリブ歓迎!
フッ。召喚術を得手とする僕には相応しい戦場。
トンチキであることを考慮しても、十分勝機はありますとも。
魔王国の悪魔の恐ろしさ、知らしめて差し上げましょう。
TCPのお三方に匹敵する恐るべき存在、それを僕は知っている!
という訳で(鮮血に鮫のエキスを混ぜつつ)召喚しますはこの御方。
株式会社UAIの社長秘書、ベルゼ・アール(f32590)さんです!
胃痛ですか? ささ、この《白燐鮫》をお使いください。
大丈夫、不幸はあちらさんが持っていきますよ。
さて。
|サンバ化《問題児共》の生み出したトンチキの後始末はベルゼさんに任せて、双子に責任を押し付けますかね。
貴方たちが祈った結果ですからね?
数宮・多喜
【アドリブ改変・連携・ギャグ堕ちその他諸々大歓迎】
オイちょっと待て!?
もうちょい考えろやバランスって奴をバランスを!
ここはホラもっとシリアスな奴を呼び出して中和したりとか!
例えばL様ことライトブリンガーとかをさぁ……え?趣旨と違う?そもそもネタを使い回すな?そうだね。
ともかくあのサイズに振り回されるのは分が悪すぎらぁ、鉤爪の男も厄介な元ネタを残しやがって!
どうせなら九竜神火罩まで引っ張ってきて…いやアレも迎撃されてたな。
宇宙規模じゃないと無理か……あ。
やべ。イメージしちまった。
もう知らねー!【|宙穿つ穴《爆発オチ》】の座標をセットして逃げ出しながら叫ぶ!
クエーサービーストが降ってくるぞーっ!!
●救世主
「これが噂のトンチキ時空! この様な空間では容易く惑星を破壊できる宇宙の帝王でも地球の派出所のお巡りさんに勝てないと伝え聞きます」
当代デビルキングにして魔王国の女帝、アルテミシア・アガメムノン(黄金の女帝・f31382)はすでにデビルキングワールドを凌駕するカオスな状況に目を丸くする。これは相応のものを出して事態の収拾を図るべきか。
「トリニティ・セレブリティ・パーティのお三方に匹敵する恐るべき存在、それを僕は知っている!」
「お、その報告書! 奇遇だね、同じこと考えてた」
アルテミシアに帯同して魔王国より来ていたフカヒレ・フォルネウス(鮫の悪魔の四天王・f31596)が手にした1枚の報告書を見て、闇医者リーゼロッテ・ローデンヴァルト(|KKS《かわいくかしこくセクシーなリリー先生》・f30386)が声をかけてきた。ならば共に召喚しよう、と。
そう、グリモア猟兵、アイスエイジクイーン、プレジデントの巻き起こす大騒動に最も間近で巻き込まれてきた者が存在するのである。その者こそ──。
「──社長ォォォォ!! とクイーンとプレジデントォォォォォォ!! 今日という今日は始末書書かせてやるから覚悟しろォォォォォォ!!」
株式会社UAI社長秘書の翼の悪魔であった。ただし、術式にリーゼロッテが干渉した結果巨大ロボとして顕現している。元々彼女はレプリカントの血を引いているからこそできた芸当だ。
「この事態を収拾するのは彼女こそふさわしい」
「まぁ本人を召喚するのは医師的にドクターストップをかけざるを得ないからね、普段の診断データとかレントゲンとかを元に機械部分マシマシで巨大ガイノイドとして顕現させたよ」
2人は彼女の名を揃って叫ぶ。
「「行けぇ!! シン・ベルゼリオン!!」」
「即興でつけるにしてもさぁ!! もっとマシな名前無かったの!?」
切れ味鋭いツッコミ。流石社長秘書だと満足そうにフカヒレとリーゼロッテは頷く。
「フカヒレさんは面白い召喚をされましたわね。それではわたくしもこの場に相応しい『恐るべき存在』を召喚致しましょうか」
アルテミシアも懐から報告書を──否、あれは報告書ではない! よく見るとあれはアニメ絵本だ!! しかも「蒸気船」が描かれている!! そう、蒸気船が出てくる世界的に有名なアニメ、即ち──。
「いでよアメリカクロネズミ!! ニホンデンキネズミが現れようとも!! 頂点は未だ一人です!!」
アルテミシアが壮絶な笑みを浮かべて叫ぶとともに出現するのは……巨大なモザイクに包まれたネズミのような何かであった!
※モザイクは自主判断により付与させていただきました※
「ハハッ! ヤァ、ボクミッ」
「ア、ア、アルテミシアあんたなんちゅうもんを呼び出してんのよ!!」
甲高い声で独特の笑い声と自己紹介を始めるモザイクネズミを見てベルゼリオン(仮称)はツッコミを入れる。だがアルテミシアは口笛を吹いてそっぽを向いた。なんかいつの間にか生えてきた蒸気船の舵輪を回しながら千葉県浦安市あたりで売ってるネズミの耳のカチューシャをつけて口笛で軽快なメロディを奏でているあたりこの人確信犯である。
「魔王国は本件については一切関知しませんので悪しからず」
「見ましたか皆さん!! これが7thKINGのやり口なんですよ!! えげつなさすぎる!!」
「コマギレニシテヤルッ♪」
甲高い声で物騒なことを言いながらパンジャンドラムを蹴散らし、量産型本社をなぎ倒し、巨大ロボ目掛けて突っ込んでいくアメリカモザイククロネズミ。ベルゼリオン(仮称)もハリセン型巨大実体ブレードを手にツッコミをかけに行く。
「あぁもうなんでこんな目に!! 行くわよアメリカクロネズミ!」
「ダカラボクハミッ」
「名乗らなくて良い!!」
トンチキロボをハリセンでしばき倒しているベルゼリオン(仮称)となんか鍵みたいな剣を取り出して滅多打ちにしているアメリカモザイククロネズミを他所に、アルテミシアとフカヒレ、そしてリーゼロッテはすでに呆けたように状況を見守る半死半生の祈りの双子のもとへとやってくる。
「「……どうしてこんなことに……」」
「そもそも今回の事態は貴方たちが祈った結果ですからね? 世の中には禁忌というものがあるのです」
「丁度いいですわね。もしも問題になったら責任を取って下さいな。召喚は全て貴女達の責任という事で行きましょう!」
「「……返す言葉もございません……」」
ド正論を前に小さくなる祈りの双子。そんな中リーゼロッテはせめて楽に看取ってやろうと胃薬を差し出す。
「ま、安楽死の手伝いくらいはするよ」
「「……えぇ、その、せめて楽に死なせてください……」」
リーゼロッテも思わずほろりとするほど今回は凄まじいトンチキであった。何しろトリニティ・セレブリティ・パーティによって悲惨な目に遭ったオブリビオンは彼女たちだけではないのだから。
と、その時遅れてやってきた猟兵が状況を見て全力のツッコミを入れる。数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)である。
「オイちょっと待て!? もうちょい考えろやバランスって奴を! なんだこれ!?」
アメリカモザイククロネズミとベルゼリオン(仮称)がトンチキロボをしばき回し、別のトンチキロボは絶滅悪魔軍やパンジャンドラムに対して破壊の限りを尽くしている。加えてカクリヨファンタズムの妖怪やデビルキングワールドの悪魔たちまで現れてトンチキの限りを尽くしている状況。もはや収拾はついていないに等しい。
「ともかくあのサイズに振り回されるのは分が悪すぎらぁ、鉤爪の男も厄介な元ネタを残しやがって! どうせなら九竜神火罩まで引っ張ってきて……いやアレも迎撃されてたな。もうこれは宇宙的スケールの何かを呼び出すしか……」
「ちょっ、多喜さんストップ!! ストップです!!」
「ひ、避難を!!」
「まずいっ逃げるよ『祈りの双子』!!」
その瞬間全てを察したフカヒレ、アルテミシア、リーゼロッテは顔色を変えてその場にいた味方戦力を全力で撤収させる。ベルゼリオン(仮称)もアメリカモザイククロネズミも例外ではなく、急いでその場を離れた。
「あ……やっべ、想像しちまった……もう知らねー!!」
多喜は投げやりにユーベルコードをセットして自らも逃げる。どうせ自分の責任じゃない、と全て投げ出してその場を速攻で離れる彼女を誰が責められようか。それだけ今回の事態はわけがわからなさすぎるのだから。
「クエーサービーストが降ってくるぞー!!!」
ダークセイヴァー第二層上空より突然飛び込んできたマインドミナBVA。桁違いの巨体が鮮血の大地に突き刺さり、逃げ遅れた絶滅悪魔軍や炒飯ジャグランツを巻き込み、量産型株式会社UAI本社ビルがドミノ倒しの容量で倒壊し、パンジャンドラムの連鎖爆発を引き起こす。
その大惨事を遠巻きに見ていた猟兵側戦力の誰かがついに呟いた。
「ば、爆発オチなんてサイテー!!」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ミリィ・ライジング
【ライジング兄妹】アドリブ歓迎
ちょっと待てぃ!!
|先月末《札幌オフ》くらいに「ええ、正直すまんかったですわ」って言っといて、これ!?
フォーミュラ側にも非はあるけど、十中八九あなた達のせいだからね!?
ねぇ、お兄ちゃんどうするの!?
あんな|化け物《トンチキ》に対抗できる手段、私達持ってないよ?
『ここは真正面からツッコミまくって対処するべきでは?』
『いっその事、こっちも|化け物《トンチキ》呼んじゃえば?』
ヴァルヘイム、それ採用!何もしないよりはマシだから!
私達も伊達にトンチキ依頼をこなしていない。
その依頼にヴィクトリアさんもいたし、
アイスエイジクイーンもプレジデントも元はオブリビオン・フォーミュラだった!
こっちも元オブリビオン・フォーミュラを呼べばいい!
新し親分『バズリトレンディ』さん、お願いします!
ティオレンシア・シーディア
※NGナシ完全一任
あー…うん、理解したわぁ。したくなかったけど。
――これ理解したらダメなやつだわ。
もーここまでしっちゃかめっちゃかのぐっちゃぐちゃになっちゃったら、トンチキにトンチキを加算乗算違法増築して「なんとかなぁれ」って自壊御破算願うしかないかしらねえ…
あたしの経験した中でこの状況をさらにカオスのずんどこにできるのってなると…アレかなぁ…
…ってことで、召喚「地の文」(シナリオid=9029)。
「口に出さないと攻撃できない」とか。「地の文に干渉して事象捻じ曲げる」とか。けっこー好き放題な事できるのよねぇ。
まーとりあえず、○結界術と●要殺で意識外の攻撃だけ警戒しておきましょ。モノ自体はただの紙だから脆いし。
んで敵のイロイロはなんやかんやで自爆した「ことにする」なりネジ曲がっていい感じになった「ことにする」なりでどーにかしましょ。
…結果として双子サンがことごとく巻き込まれててもコラテラルダメージよねぇ?
こんなの呼んだ責任としてせいぜい面白おかしくやられなさいな(強めの私怨)。
ミーガン・クイン
私の中で最もトンチキだった存在、それは…。
『エキシビジョンマッチ~巨大なわたくしがお相手ですわ!』古塔MS
巨大化したアイスエイジクイーンね。
シンじゃなくてね。 っていうか気付いてたら参加してたのにぃ。
最終的に異世界の魔王『ゼルデギロス』を超える程の大きさになってたけど、ハリボテみたいな巨大化だったから自壊してたわねぇ。
私の魔法で倒せたわけじゃないから、ずっと心に残っていたのよねぇ。
召喚♡
あの時から私も成長してるしぃ、より洗練された拡大魔法で巨大アイスエイジクイーンよりも大きくなってみせるわ。
巨大化合戦、再び始めましょうか♪
え? 祈りの双子? ゲテモノロボ? 私たちの足元にいたら巻き込まれて自然と倒せてるんじゃない?
ビリー・ライジング
【ライジング兄妹】アドリブ歓迎
ちょっと待てぃ!!
|報告書《シナリオ》の内容を読んで、なんでそっと置かなかった!?
もはや|混沌《カオス》通り越して、ただの百鬼夜行じゃねぇか!
あー……予知見た段階で頭痛がしたが、生で見るともっと酷いな。
頭痛や胃痛は【薬品調合・激痛耐性】、精神的苦痛は【狂気耐性】だ。
辛いかもしれんが、俺だって辛いんだ。
ミリィは何か考えがあるらしいから、「俺達」はロボの周囲の露払いだ。
どつく為のハリセンは持ったか……イクゾー!
作戦内容?
ハリセンに各々得意とする【属性攻撃】を込めて、
|魑魅魍魎《トンチキ》軍団をハリセンでどつく。以上。
後は|分身体《お前ら》に任せる。
どつく為のハリセンには持てる限りの攻撃技能を込める。
【先制攻撃・2回攻撃・範囲攻撃・鎧無視攻撃・貫通攻撃】
バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎!
お待たせしマシタ!
準備に時間はかかりマシタガ、もう大丈夫デース!
何故って? ワタシたちが参上デース!
まずは新血親分バズリブラッディを添えマシテ、と。
「扱い雑ぅ!」
この戦争で得た祈りの双子との交戦記録からデータを抽出!
「骸式兵装展開、祈の番!」
ワタシのチェーンソードを変身させて、二人は五卿六眼であります!
そして、アナタたちが挙げていない報告書の……トンチキをこちらに召喚しマース!
オペレーション・スペキュラムのアーカイブに接続!
魑魅魍魎には魑魅魍魎!
出張ありがとうございマース、電車バトラーの妖怪殿!
RYOKO! SAORI! AKKO!
遠くオオサカから再登場! オバタ●アンの皆様であります!
キャラが多い? HAHAHA!
これが培った絆の力というもの!
そもそもシン・アイスエイジに11人プレジデント、自由の女神に合体ロボ、炒飯狂のジャグランツと相手も大勢であります!
不足はありマセンネ!
レッツゴー! バズリブラッディ! 関西のオバちゃん! カップウーメン!
一斉攻撃デース!
カシム・ディーン
「酷い…酷いよ双子ちゃん!なんでメルシーとご主人サマを呼んでくれなかったの!!」
おめーは何いってるんだーー!!??
つか更に訳の分からねーのもいるんだが…炒飯ってなんだよ!?
「ピラフで対抗だ☆」
何言ってんだー!?
「そしてご主人サマー☆もうあれの出番だぞ♥」
嘘だろお前ぇぇぇぇえ!!??
絶望と惨劇のUC発動
(カシムの安全は確実に確保つか竜眼号に乗り込む!)
恐るべき存在
鮮血を可能な限り消費して
春の幼女祭り×無限(は?
わー…メルシーがお空を埋め尽くしてるー(棒
以後地獄の軍団の暴虐
対炒飯
「ピラフで対抗だぞ☆」
ピラフを作って対抗(意外にも料理は得意
パンジャンドラムは乗っ取り悪魔軍はしっちゃかめっちゃか
プレジデントは一緒にダンス
合体ロボ
「「ひゃっはー☆」」
今回は無敵ではないようなので正面激突!
念動光弾による超絶物量攻撃から直接群がって襲い掛かる!
神田レイの口に美味しいピラフを捻じ込み
デスワーには激辛インドカレーを流し込み
大統領には落選通知を捻じ込み
ヴィクトリアにはストレートパーマ?
あと序に双子を弄る
アルジェン・カーム
機神搭乗
……なんでUDCアースのあの炒飯の人があんな事になってるんですか
後なんですこれ…新しい次元移動存在ですか???
何より…ヴィクトリアさんの顔があのロボット生えてるんですが
それより…オブビリオンフォーミュラ…猟兵の大いなる敵を倒しに来たはずなんですが…過去の記録を見ましたがどれも途轍もなく恐ろしい存在ですし何よりこの世界は元より闇の種族も極めて危険な存在だったはず…あのロボに乗って…るのは炒飯でしたね
「ええとアルジェン…フォーミュラの双子はあそこでボロボロになってるよ…?」(鴉立体映像
…何でですか!?
このロボオブビリオンでも何でもないんですか!?
恐るべき存在?
……白婦人さん!もう責任取って何とかしてください!(強制召喚!鬼アルジェンであった
ほら!貴女の産んだ可愛い子供達ですよ!今こそ魔女の誇りを取り戻す時です!
尚アルジェンの堪忍袋の緒が切れた時
(ぶちっ)…もういいです
「あ、アルジェン…?」
皆様全員反省会です!!
UC超発動
破壊の波動を暴走させ超絶大爆発!!!
「爆発落ちなんてさいてー!」
●トンチキカーニバル
もはや別の意味で地獄絵図と化しているダークセイヴァー第2層。パンドラの箱は開かれ、魑魅魍魎は跋扈し、混沌そのものと化したこの状況を前にしてある猟兵たちは立ち尽くし、別の猟兵たちはカオスをさらに叩き込む暴挙に出ていた。もはやこの場で起こったことはきっと|可能性の一つ《なんかパラレル的なソレ》で処理しないとやってられないレベルと言える。
「ちょっと待てぃ!!」
「もはや|混沌《カオス》通り越して、ただの百鬼夜行じゃねぇか! 報告書シナリオの内容を読んで、なんでそっと置かなかった!?」
「フォーミュラ側にも非はあるけど、十中八九あなた達のせいだからね!?」
ミリィ・ライジング(煌めく白銀・f05963)とビリー・ライジング(輝く黄金・f05930)の兄妹が揃って息のあったツッコミをグリモア猟兵とフォーミュラにそれぞれ叩き込む。これがラストバトルなんですのよ奥様。
「もーここまでしっちゃかめっちゃかのぐっちゃぐちゃになっちゃったら、トンチキにトンチキを加算乗算違法増築して『なんとかなぁれ』って自壊御破算願うしかないかしらねえ……」
「オブビリオンフォーミュラ……猟兵の大いなる敵を倒しに来たはずなんですが……過去の記録を見ましたがどれも途轍もなく恐ろしい存在ですし何よりこの世界は元より闇の種族も極めて危険な存在だったはず……」
そう、これは最終決戦なのである。まかり間違っても「奇祭」の打ち上げ花火会場ではないのだ。そのことを頭に入れたはずのティオレンシア・シーディア(イエロー・パロット・f04145)とアルジェン・カーム(銀牙狼・f38896)はいざ目の前の光景を直視してすぐにでも帰りたいという思考に走ることとなった。アルジェンにとっては悪いことに、エンドブレイカーとして赴いた戦いで猟兵の流儀「トンチキはつよい」を叩き込まれたUDCアースの物理学の教授の顔が見えたことでついに膝をついて崩れ落ちる。だめだ勝てねぇ。
「……なんでUDCアースのあの炒飯の人があんな事になってるんですか」
だが、ツッコミがいれば当然ボケもいる。
「お待たせしマシタ! 準備に時間はかかりマシタガ、もう大丈夫デース! 何故って? ワタシたちが参上デース!」
トンチキあるところにこのサイボーグメイドあり。大馬鹿野郎第1号、技のバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。
「巨大化したアイスエイジクイーンね。シンじゃなくてね。っていうか気付いてたら参加してたのにぃ。いいわ、ここでリベンジマッチよ!」
やはりサイズ。サイズの暴力は全てを解決する。大馬鹿野郎第2号、力のミーガン・クイン(規格外の魔女・f36759)。
「酷い…酷いよ双子ちゃん!なんでメルシーとご主人サマを呼んでくれなかったの!!」
「おめーは何いってるんだーー!!??」
物量に物を言わせた力技とトンデモねぇ悪知恵のマリアージュ。大馬鹿野郎第3号、力と技の機神メルシー&カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)。
「待って!? これ僕も大馬鹿野郎にカウントされてる!? 否! 否!! 断じて否!!!」
「認めて楽になろうよご主人サマ!! ここまで来た以上ご主人サマも同罪だよ!!」
「イエース! カシム殿は我らが立派な仲間デース! レッツゴートンチキ!!」
「うんうん、仲間は一人でも多いほうがいいもんねー」
あぁ無情。地の文にツッコミを入れようとしたカシムはしかし、メルシー・バルタン・ミーガンの3名に抵抗虚しく大馬鹿野郎の仲間に引きずり込まれていく。かくてここに4号は誕生し状況は完成したのである。
さてここでひとつ重要なことを改めて説明しておかねばなるまい。今回の戦争、本来であればオブリビオン・フォーミュラを討つべきであるのだが。問題が一つあった。
オブリビオン・フォーミュラであるところの『祈りの双子』、実はすでに虫の息でそのへんにボロ雑巾のように横たわっている。そして目の前で暴れているトンチキ合体ロボはそもそも「オブリビオンですら無い何か」である。
つまりこの時点で「猟兵としての勝利条件」はもう達成しているのだが、問題はこの第2層を地獄絵図に変えているのが目の前のトンチキ合体ロボとその周辺のトンチキ百鬼夜行。そう、「ダークセイヴァーの危機」という意味では何も解決していない。もう一度言おう。
オブリビオン・フォーミュラを倒したところでダークセイヴァーの危機が迫っているのである!!
「……何でですか!? このロボオブビリオンでも何でもないんですか!?」
頭を抱えてのたうち回るアルジェン。ティオレンシアもその横で引きつった笑みを浮かべている。
「あー…うん、理解したわぁ。したくなかったけど。――これ理解したらダメなやつだわ」
「でしょうよ!!」
カシムが投げやりに叫ぶ。そう、つまり言ってしまえばこれは「オブリビオン・フォーミュラを相手取るよりもなんか面倒くさい状況」なのである。しかもそこで倒れている祈りの双子が制御できていない以上、単純な力関係から行っても「オブリビオン・フォーミュラを凌駕する」ことを意味していた。そう、ギャグ漫画の住人は基本的にバトル漫画の最強の敵ですら通用しない理外の存在であるという故事が、よりにもよってこの場で証明されてしまったのであった。
『ここは真正面からツッコミまくって対処するべきでは?』
『いっその事、こっちも|化け物《トンチキ》呼んじゃえば?』
「ヴァルヘイム、それ採用! 何もしないよりはマシだから!」
その時、ライジング兄妹の妹の方、ミリィがついに動く。そう、バケモンを以てバケモンを制すしかない。理外の存在には理外の存在をぶつけるしかないのだ。
「『俺達』はロボの周囲の露払いだ。どつく為のハリセンは持ったか……イクゾー!」
\デッデッデデデデッ/ \カーン/
ビリーは分身体を召喚しロボの周辺に跳梁跋扈する魑魅魍魎たちの露払いだ。もちろん対トンチキ最終兵器たるハリセンによって片っ端からツッコミを入れていく。スパーンスパーンと小気味いい音が鳴り響きながら、炒飯ジャグランツや絶滅悪魔軍などのトンチキ存在を片っ端から叩きのめしていった。
だが流石にこれは防げまい、と襲いかかるのはバグパイプの音色も高らかに爆走するパンジャンドラムである。恐ろしいことにこのパンジャンドラム、なんと側面を向けたかと思うと火炎放射を始めた。
「あっづづ!! いやおかしい!! パンジャンドラムがなんで側面から火を吹くんだ!?」
「あれもしかしてこの星のパンジャンドラムではないのでは?」
服に火が付き慌てて消しにかかるビリーを横目に、ティオレンシアは恐ろしい可能性を口にした。
「どこの世界に側面向けてドリフトしながら火炎放射するパンジャンドラムがいるんだよ!?」
「あー、それが最近どこかの宇宙で発生したらしいデスネー」
カシムが呆然と眼の前を走り抜けるパンジャンドラムを見送っていると、バルタンがさらに恐ろしい事実を口にする。そう、このへんなパンジャンドラムは、今も世界の何処かにいるのです。たぶん。
「こうなったら……いい、ここから先はいよいよ本気で世界が歪むわよ!?」
ティオレンシアはついに禁じ手を繰り出した。それ即ち、「地の文」の行使である。
サムライエンパイアに伝わる兵法書のひとつなのだが、なんとこの兵法書、効力が及ぶ範囲に対して「宣言」を行うことで事象を起こすことができる。逆に言えば宣言しなければ何も出来ない。つまり、したい行動をそれこそ「地の文」や「ト書き」の如く宣言しなければならないという、非常に難儀な代物なのだ。だが、逆にこれを巧みに利用すれば埒外の現象も容易く起こせる。故にティオレンシアは言った。「世界が歪む」と。
『パンジャンドラムは全部その場で自爆する!!』
地の文を広げながらティオレンシアは宣言する。果たして、行く手を阻む火炎放射パンジャンドラムたちは次々とその場で自爆し、自爆に煽られた他のパンジャンドラムも誘爆を始めていった。
「させるかぁ!!」
「我らが理想の炒飯を実現するため、我ら炒飯ジャグランツは邁進するッ!! オールハイルチャーハン!!」
「オールハイルチャーハン!!」
次に猟兵たちの進撃を妨げるのは炒飯ジャグランツの軍勢である。理想の炒飯を追い求めることをライフワークとする炒飯の申し子たちだ。ジャグランツの王たるギルバニアも草葉の陰で泣いてるんじゃないだろうか。
「……白婦人さん! もう責任取って何とかしてください! ほら! 貴女の産んだ可愛い子供達ですよ! 今こそ魔女の誇りを取り戻す時です!」
アルジェン、ついに自分の中の何かが切れたらしい。この場の血液を使用して彼が呼び出したのは白婦人。ジャグランツを生み出していたマスカレイドである。つまりジャグランツの母体に問題児共の後始末を押し付ける格好である。酷い話だとアルジェン自身思うのだが正直こうでもしないと事態の打開はできない。
「鬼ですか貴方は」
「鬼だろうが悪魔だろうがなんとでも罵るが良いのです!! 子供をしつけるのは親の役目でしょうが!! 育て方ミスった責任はしっかり取ってください!!」
「私のせいですか!? そもそもあんなの産んだ覚えがないんですが!?」
「認知してください!! ジャグランツを生み出せるのは貴方くらいのもんなんですから!!」
「んな横暴な!?」
白婦人とアルジェンが口論するも、正直この場をなんとかできるのは白婦人しかいないのも事実なのだ。げんなりとため息をついた白婦人、ついに重い腰を上げてジャグランツたちを制御しようと試みる。
「ちゃ、炒飯なんてくだらんこと言っとらんで、人様の世界に迷惑かけるのはやめてください!!」
「何を言うか!?」
「炒飯がくだらんことと言うのは聞き捨てならん!! その言葉、宣戦布告とみなすがよろしいか!?」
失敗である。というか完全に言うことを聞いていない。炒飯ジャグランツはもはや白婦人に対して敵意を向けていた。彼らの判断基準は「炒飯に人生を捧げるか否か」なのであった。やっぱりギルバニアは草葉の陰で泣いていいと思う。
「無理ですよエンドブレイカー! こんなのどうしろって言うんですか!!」
「えぇい貴方の口から泣き言なんぞ聞きとうなかった!!」
その一方でミリィもまた準備を整えていた。この状況を収拾できるのは奴しかいない、そう判断しての人選。いや、収拾というよりはむしろこの状況に身を任せるための選択というべきか……ともかく、賽は投げられたのである。
「新し親分『バズリトレンディ』さん、お願いします!」
そう、これまでの戦争の幹部級の敵がゴロゴロいるのであれば、それに見合った存在を呼べばいい。そこでミリィが選んだのは新し親分のバズリトレンディだった……のだが。
「はーい、呼んだー? どうもー、バズリ|ブラッディ《・・・・・》ですー!」
「バズリトレンd……え、ブラッディ!?」
現れたのは似て非なる存在、バズリブラッディ。そう、この場にバルタンがいたことで彼女の呼び出そうとしたそれと混線して現れたらしい。
「オー、現れましたネ新血親分バズリブラッディ! まま、とりあえずはこのお方は脇に添えマシテ」
「せっかく呼ばれたのに扱い雑ぅ!」
ミリィの呼び出したバズリブラッディは、バルタンがこれから呼び出す大混沌の呼び水となるのである。その意味では間違いなくミリィは乾坤一擲の一手を打ったと言えるだろう。何しろこれから始まるのは猟兵側のさらなるトンチキでこの場のトンチキを上書きしようと試みる物なのだから。
「骸式兵装展開、祈の番! ということで祈りの双子の力を利用してオペレーション・スペキュラムのアーカイブに接続!」
「おいオペレーション・スペキュラムってお前まさか!!」
カシムが白目をむく。大祓百鬼夜行の最終局面で好き放題やらかしたあのカオスがもう一度顕現されるのである。
かくして空間に突如次元断裂が発生、その中からダークセイヴァー世界においては場違いな物体が突如として飛び出してきた。即ち、「東海道新幹線0系」である。
「出張ありがとうございマース、電車バトラーの妖怪殿!」
運転席から親指を立てる妖怪はカクリヨファンタズムきってのスピード競技、電車バトルに興じているナイスガイ。彼が連れてきたのはこれまた魑魅魍魎であった。
「RYOKO! SAORI! AKKO! 遠くオオサカから再登場! オバタ●アンの皆様であります!」
色んな意味で最強のカップウーメンの先導で、誰も敵わないとされる伝説の浪速のオバ●リアンの皆様が大挙して0系新幹線から降り立ち戦場になだれ込む。その地響きはプレジデント複製体をして戦慄せしめるものであった、とこの場から辛うじて正気を保って戻ってきた猟兵はのちに語っていた。
「じゃ、私はせっかくだし……召喚♡」
巨大化の魔法陣を書き終えた彼女が呼び出したのは巨大化アイスエイジクイーン、だがこの場に集った猟兵たちの共通認識が鑑賞したことで出現したのは……!
\デスワァァァァァァァァァァ!!!/
そう、巨大化は巨大化でも例のアイスエイジクイーンの姿したシンのバケモンの方であった。ちなみにあのトンチキロボにもシンのバケモンは合体しているというわけで、即ち。
\\デスワァァァァァァァァァァァァ!!!//
咆哮が倍になる。ついでに冷凍ビームも倍になる。日本政府の内閣はともかくホワイトハウスも凍りそうだが、あいにくホワイトハウスの主はシンのバケモンの方と合体していたり増えていたりであちらの味方であった。流石は自由の国である。
「巨大化合戦、再び始めましょうか♪」
バルタン率いるカップウィメンズにオバ●リアン軍団が発生させている地響きにも負けないほどの振動を発生させながら、ミーガンとシンのバケモンはレスリングを開始した。時間無制限の一本勝負である。バケモンが延髄斬りを早速叩き込めば、ミーガンはこれをいなしてジャイアントスイングで投げ飛ばしにかかろうとする。倒れ込んだバケモンにミーガンが関節を極めようとしたところ、お返しとばかりにバケモンが咆哮と共に放つのは毒霧代わりの冷凍ビーム。
「炒飯にはピラフで対抗だ☆ そしてご主人サマー☆ もうあれの出番だぞ♥」
「嘘だろお前ぇぇぇぇえ!!??」
そしてメルシー、ついに地獄の釜の蓋を開けるに等しい宣言。その言葉を聞くや否やカシムは速攻で竜眼号に乗り込み避難を開始。そう、メルシーの奇祭「幼女祭り」がついにこの局面で挙行される運びとなったのである。このカオスにカオスを叩き込む所業にカシムは戦慄した。まだ足りねぇのかお前、と。
「「「ヒャッハー☆」」」
かくして始まる地獄絵図。すでに物量という意味では十分すぎるほどのオバ●リアンに加えてさらなる幼女が地平線の向こうから大挙して押し寄せる。はっきりと言おう。確実にこのままだとダークセイヴァーが壊れる。なんとか安全地帯を確保しようと、ティオレンシアは地の文をこれ以上無いほどに酷使していた。
「ええと……半径15mの空間は私を除いて何人たりとも接近はできない。そしてトンチキなロボはそろそろ関節が金属疲労とかで擱座したところに東海道新幹線0系を膝に食らう……」
カオスさを増していく状況に追随しようとティオレンシアは望む状況を口にしているが、平常心でこんなことを口走っている自分が恐ろしくなった。なんだ膝に東海道新幹線を食らうって。意味がわからない。
もはや誰も止められないのか。いや、この状況にはやはり最後に定番のオチが相応しいだろう。即ち。
「……もういいです」
「あ、アルジェン……?」
「あ、あの、何を」
「皆様全員反省会です!!」
ぷっちーん、という嫌な音が聞こえたような気がした。その主はアルジェンである。ぷっさんこと神機プルートーと白婦人が制止するがそれを振り切り、アルジェンはついに限界までエネルギーを溜め込んだ破壊の波動を炸裂させる。そのエネルギーは戦場全体を瞬く間に飲み込み、その場にいたすべてを天高くふっ飛ばしたのである。
当然、余波を食らった祈りの双子も巻き添えを喰らい、彼女たちはついに骸の海へと送還される。今際の際に彼女たちは色々なもののついでのように処される己が身の運命に涙すると共に悟った。
「我々は学びました、過ぎたる力は容易に人を破滅に向かわせるのだと──それと、爆発オチなんてサイテーだということを──」
かくして。
ダークセイヴァーには平穏が戻った。数多のトンチキは綺麗さっぱり吹き飛ばされ、猟兵たちは爆発の余波で天を舞い全員きれいにポータルに吸い込まれてグリモアベースへと帰還した。もちろん呼び出した諸々も全部後片付けはつつがなく終わった状態である。
だが。忘れないで欲しい。トンチキとは忘れた頃にまた復活するのだということを。そして猟兵が埒外の力を持つ限り、トンチキな事態もまた起こり続けるのだということを。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵