闇の救済者戦争⑳〜度し難きモノ
「「……鮮血の大地に潜り、猟兵達を迎え撃つ……」」
五卿六眼『祈りの双子』の「生贄を捧げる祈り」により鮮血の中から超常存在が召喚されていく。
「「……この大地は、これまでこの世界で流された『全ての血液』……」」
それは、謙虚な姿勢を装いながらも他者すべてを見下す傲慢なるモノ。
「「……『腐敗の王』が生と死の循環を断った為、全てはここに蓄えられている……」」
それは、忍耐強くしかし虎視眈々と嫉妬を晴らす機会を窺うモノ。
「「……そして、わたしたちが操るは『生贄魔術』……」」
それは、慈悲深くされど拒否するモノには鮮烈な憤怒を顕にするモノ。
「「……無限の鮮血を贄としたとき、わたしたちは最強……」」
それは、勤勉でありながら、されど他の手段を模索しない怠惰なるモノ。
「「……つまり、これでようやく猟兵と五分……」」
それは、すべてに手を伸ばす献身でもって、すべてに手を入れんとする強欲なるモノ。
「「……わたしたちは最も古き『はじまりのフォーミュラ』として……」」
それは、自らのモノは大事に使う節制さの傍ら、他者のモノは遍く使い倒し喰らい尽くす暴食なるモノ。
「「……ライトブリンガー、かつてあなた達と戦った時のように……」」
それは、何者にも愛を振りまく淫蕩なるモノ。
「「……六番目の猟兵達との戦いに、死力を尽くしましょう……」」
美徳を装いながら大罪を体現する度し難き獣達が牙を剥く。
●グリモアベース
アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の混沌魔術師ケイオト艶魔少女・f05202)が予知した内容を魔術で空中に投影していた。
「いよいよ闇の救済者戦争も佳境ね。フォーミュラたる五卿六眼が一柱『祈りの双子』への道が開かれたわ。他の五卿六眼とかまぁ色々気になる連中もいるけど、ひとまずは彼女達を倒せばこの戦争は私達の勝ち、よ。
彼女達の「欠落」は見つかってないけど、無敵能力はないようだから制圧すればそのまま滅ぼせるみたいだから安心して挑んできてちょうだい。
で、彼女達が『生贄魔術』に使う戦場に溢れる鮮血だけど、これは猟兵側も利用できるわ。つまり、この溢れる鮮血を生贄として、超常存在に対抗しうる「恐るべき存在」を召喚できるってこと。むしろ、これを積極的に活用しないと厳しい戦いになると思うわ。
まぁ、あなた達なら成し遂げられると信じているわ。それではいってらっしゃい」
アリスは説明を終えるとゲートを開くのであった。
蒼汁の人
|魂猫保《ごにゃーぽ》|月猫野《むにゃーの》ごきげんよう。
『ネタに逝きネタに死す』|蒼汁の人《ごにゃーぽさん》でございます。
まぁ、いつものは難しそうなので出す予定はなかったのですが、リクエストもらったのでなんとかオープニングをひねり出しました。一応は純戦になるかと思います。まぁ、がんばればいつものでもなんとかはなるでしょう、プレ次第です。汝が為したいように為すがよい。
このシナリオには以下の特別なプレボがあります。
☆=============================☆
プレイングボーナス……周囲に溢れる鮮血を生贄として、超常存在に対抗しうる「恐るべき存在」を召喚する。
☆=============================☆
●
明確な締切がないと書けない性質ですのでオーバーロードは非推奨です。頂いた場合は、戦争中なので月をまたいで仕上がらなければ|却下《ギブアップ》いたします。それでもいいよという方のみお使いください。
以下のコマンドを使用の場合、特殊な判定を行います。このコマンドは字数節約のためのものですので、使わない場合は無記入でOKです。
🎲:オープンダイス判定。誰でも確認できる場所で判定のダイスを振ります。
☆:お任せ。サポートに準ずる判定。
†:負けロール。オープンダイスでプレボなしで1回だけ判定し苦戦以下の場合、負けロール描写を行います。成功以上は普通に描写。
†🎲:成功以上でも負けロール。判定はプレボなしで1回だけ。そんなコマンドで大丈夫か?
☆🎲:お任せ。判定はオープンダイス。
アドリブ強度は数字で表してください。1ならプレの方向性やキャラ性は保持。10までイクとキャラ崩壊すらばっちこいとなります。11以上だと吟遊金ドブ上等な感じですが選ぶ人いないよね?
*吟遊とは、プレイング無視のメアリー・スーのことです。いや、面倒だから基本的にはプレに沿いますけどね?
第1章 ボス戦
『五卿六眼『祈りの双子』』
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POW : 化身の祈り
自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を代償に、1〜12体の【血管獣】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
SPD : 鮮血の祈り
あらゆる行動に成功する。ただし、自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を困難さに応じた量だけ代償にできなければ失敗する。
WIZ : 双刃の祈り
自身の【支配するダークセイヴァーに溢れる鮮血】を代償に【血戦兵装】を創造する。[血戦兵装]の効果や威力は、代償により自身が負うリスクに比例する。
イラスト:ちゃろ
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
サク・ベルンカステル
アドリブ5
恨むなら恨め、、、だがこの世界で流された数多の血よ、不条理を振り撒く化物共に復讐しようぞ!
UC剣鬼顕現を使用する
常であれば体内の闇の血を暴走させて身に纏うUC
だが、今、この時であれば
周囲に溢れる鮮血を生贄として体内の闇の血をより活性化させ生贄とした血も纏うことにより禍々しい左右三本の腕を持ち闇のオーラを纏う悪鬼羅刹のごとき剣鬼へ変じる
「倒ス、貴様ラ化物ハ一匹残ラズ倒ス!!!」
黒剣だけでなく増えた腕に随行大剣4本全てを握り召喚獣及び双子に怒声をあげ突撃する。
負傷をしても周囲の鮮血を生贄に取り込むことで即座に装甲を修復しダメージにかまわず圧倒的な力と闇のオーラを纏った5本の刃を叩きつける
「恨むなら恨め……だがこの世界で流された数多の血よ、不条理を振り撒く化物共に復讐しようぞ!!」
サク・ベルンカステル(幾本もの刃を背負いし剣鬼・f40103) は周囲に溢れる鮮血を生贄に己の中の闇の血を活性化させた。活性化した闇の血は生贄とした鮮血と混じり合い超硬度に固まった装甲としてサクの身を包んでいく。
そうして、そこには三対六腕を持ち闇のオーラを纏った悪鬼羅刹のごとき剣鬼が誕生した。
「倒ス、貴様ラ化物ハ一匹残ラズ倒ス!!!」
有に5mを超える巨体が、同じ位に巨大な5本の大剣を振り回す。
異端の血を啜る呪われた剣が度し難き獣達を喰らう。
刃紋が暗く紅く輝く漆黒の片刃の剣が度し難き達を切り裂く。
吸血鬼により失われた恋人達の怨念が絡みつくように宿った大剣が度し難き獣達を引き裂いていく。
鞭のようにしなる大剣が蛇のように度し難き獣達に牙を剥いた。
紫に妖しく輝く波紋を抱く神喰らいの大剣が度し難き獣達を屠っていく。
怒声を上げ駆け抜けるその様はまさに暴風雨、その進路上にいた者は為すすべなく巻き込まれ血の雨を降らしていった。そして、その5本の刃は祈りの双子に深い深い傷を刻んだのであった。
大成功
🔵🔵🔵
涼風・穹
♥×無限大
……どんなものでも召喚できる、と…?
つまり架空のキャラでのハーレムさえも作り出せるという事だな!
妄想力の勝負なら任せろ
今までにプレイしてきた数々のギャルゲーや視聴したアニメ(主に成人向け)に登場した(性的な意味でも)魅力的な女の子達を次々に召喚していきます
中には異様に戦闘能力の高い女の子もそれなりにいます
そして主に戦闘能力が高い女の子達を中心に攻撃を仕掛けると猟兵も顔負けの戦いを始めます
作品によっては突拍子もない設定だったり、二次創作で妙な能力を追加されたりというのは結構あるからな…
そんな訳で鮮血を浪費するという大義名分の元、次々に美少女達を召喚し続けては纏めて性的に美味しく頂きます
「……どんなものでも召喚できる、と……?」
涼風・穹(人間の探索者・f02404)のピンクに染まった脳が高速回転する。そして、導きだした答えは、
「つまり架空のキャラでのハーレムさえも作り出せるという事だな! 妄想力の勝負なら任せろ」
『『おまえはいったい何を言っているんだ』』
煩悩にまみれたモノであった。これにはさしもの祈りの双子もツッコミを入れる。だが、穹と言えどもただ煩悩を満たそうとしているわけではない。
「作品によっては突拍子もない設定だったり、二次創作で妙な能力を追加されたりというのは結構あるからな……」
今までにプレイしてきた数々のギャルゲーや視聴したアニメ(主に成人向け)に登場した(性的な意味でも)魅力的な女の子達、そういった作品の中には戦闘が主体となっているものもあり異様に戦闘能力の高い女の子もそれなりに存在するのである。そして、この状況で召喚したのならそれは猟兵やオブリビオン顔負けの力を発揮するだろう。
女性剣士が剣を振り下ろせば光の奔流が度し難き獣を呑み込み、戦国の魔王らしき女武者の銃が度し難き獣達を屠っていく。騎馬兵が眼帯ゴスロリ少女が勇者が聖女が、それぞれが無双していく。
「ようし、活躍した子にはご褒美だぞ」
「「「ああん❤ 穹さん、もっと中に出してぇ❤」」」
『『戦場でいったいナニをしておるのだ!! まてなんで私達までいる』』
「ん? ああ、アリスの薄い本か仕事がはやいな。TSものもあるな」
『『やめろやめろやめろ、変なものを見せないでくれ!!』』
そうして、鮮血を浪費するという大義名分の元、穹は次々に美少女達を召喚し続けては纏めて性的に美味しくいただいてイクのであった。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・フォーサイス
超常存在に対抗しうる「恐るべき存在」か。なら、あれを召喚するしかないね。薄い本で見た、名状しがたい、触手のようなものを!
獣の群れも触手はすべてからめとっていくよ。
特にきれいなお姉さんを優先的に襲う習性はあるけどね。ちなみに幼女は襲わない。いろいろ問題があるから。
どんな兵装も触手の前では無力。
卑怯なんて言わないでね。キミたちと同じことをしただけなんだから。
「超常存在に対抗しうる「恐るべき存在」か。なら、あれを召喚するしかないね。薄い本で見た、名状しがたい、触手のようなものを!」
『『貴様もか!!』』
アリス・フォーサイス(好奇心豊かな情報妖精・f01022)の言葉に祈り双子のキャラが崩壊する。こんな無垢な笑顔を浮かべた幼女から出たまさかの内容である。先程似たようなことでひどい目にあったばかりでもあり、それはキャラも崩壊しようというものだ。
「度し難き獣ってあれでしょ。|黙示録《666》の獣、つまり人間だよね。人間には触手が特攻なんだよ」
『『まてまてまて、他にもなんかこうあるだろう』』
アリスが指摘した通り度し難き獣達はすべて人型であった。その度し難き獣達に触手は絡みついてイく。
「特にきれいなお姉さんを優先的に襲う習性はあるけどね。ちなみに幼女は襲わない。いろいろ問題があるから」
『『またこのパターンか!!』』
度し難き獣達が非人道兵器を繰り出すも触手は即座に再生し絡みついてイク。それはとうとう祈りの双子も囚えた。
「どんな兵装も触手の前では無力。卑怯なんて言わないでね。キミたちと同じことをしただけなんだから」
祈り双子は抵抗しようとするも、アリスに向けられた無垢な笑顔を見るとこのままヤられてもいいかなという気がしてくる。
『『いや、やっぱ気持ちが悪おほぉ❤』』
すぐに正気に戻るもその一瞬が命取りであった。フォーミュラといえども触手には敵わなかったようである。
大成功
🔵🔵🔵
ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘×
POW
9
彼女達が祈りの双子……
最古のオブリビオンフォーミュラ……
必ず救済してみせるわ
彼女達の召喚する超常存在に
こちらも恐るべき存在を召喚して対抗すればいいのね。
いるわよ。信じたくない程に恐ろしい存在が
シルバーレインの戦争でここあの記憶を覗いた時の怒りが蘇る。
私が召喚するのは……人間。
軍隊蟻をも超える際限なき物量、一体感、そして殺意。
どれだけ倒しても無限に湧いて現れる嗜虐心の権化
彼らが超常存在と戦ってる間に
守護霊の憑依【ドーピング】で戦闘力増強。
双子を【念動力】で引き寄せ【功夫・2回攻撃・早業】で
腕を痺れさせる【怪力・マヒ攻撃・武器落とし】
【高速詠唱】から『鳥籠の支配者』の
【多重詠唱・結界術】に私ごと閉じ込める。
これで武器を拾う事も
鮮血を代償に血管獣を召喚する事も不可能
第三層以下を鮮血に沈めさせる訳には参りません。
私の目的はオブリビオンの救済ですから
最弱のフォーミュラでは
今の私の【誘惑・催眠術・全力魔法】に抗えない。
双子の茶髪の方にも
【化術】で下半身を与え【慰め・生命力吸収・大食い】
「彼女達が祈りの双子……最古のオブリビオンフォーミュラ……必ず救済してみせるわ」
『『……救済だと? ならば大人しくわたしたちの糧になるがいい……」」
対峙したドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)の言葉に不快感も顕に祈りの双子が返す。なにせ先の二人の猟兵の行動がアレだったので警戒心は最高潮に達していた。
「彼女達の召喚する超常存在にこちらも恐るべき存在を召喚して対抗すればいいのね。いるわよ。信じたくない程に恐ろしい存在が」
『『……ほう? これは……』』
しかし、ドゥルールの召喚した存在を目の当たりにし祈りの双子の警戒レベルがさがった。それは奇しくも祈りの双子が召喚した度し難き獣、|黙示録《666》の獣たる人間である。
ドゥルールの胸に去来するのは怒り。思い起こされるのはシルバーレインでの戦いだ。かの戦場で垣間見たバビロンの獣ここあの記憶、その悍ましき人間の所業。軍隊蟻をも超える際限なき物量、一体感、そして殺意。どれだけ倒しても無限に湧いて現れる嗜虐心の権化、それがドゥルールが人間に抱くイメージである。
『『……そうよ、そうよな。このような場所に色欲目当てで来るものなどそうはいない。さぁ、お互いに死力を尽くしましょう』』
どこか安堵の表情を浮かべながら祈りの双子が見得を切る、それが開戦の合図であった。非人道兵器飛び交う戦争を傍目にドゥルールは己に守護霊を宿し強化する。そして、念動力を用いて祈りの双子を引き寄せた。
『『……なるほど、直接戦闘で雌雄を決しようというわけか。いいでしょう、受けて立ちます……』』
あえてそれを受け入れた祈りの双子とドゥルールの距離が近づきそのシルエットが重なる。ドゥルールは祈りの双子を抱き寄せるとその唇を奪った。真っ当な戦闘なると思いこんでいた祈りの双子はこの不意打ちに面食らう。そして、その一瞬が命取りであった。多層に重ねた結界が3人を取り囲む。
「第三層以下を鮮血に沈めさせる訳には参りません。私の目的はオブリビオンの救済ですから」
|鳥籠の支配者《アブソリューター》、この結界内ではドゥルールの技能はユーベルコードに匹敵する強化を得て、祈りの双子はその経験……とりわけ戦闘の経験を吸収されていく。こうなれば祈りの双子にドゥルールに抗う術はなかった。骨となった身に新たな肉体を与え、結界内を淫らな水音と嬌声が満たしてイク。
こうして、ドゥルールは祈りの双子を等しく愛し続けたのであった。
大成功
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